JP2004353765A - 回転軸シール - Google Patents

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敬三 森本
Takeshi Baba
健 馬場
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Abstract

【課題】ゴム製シール部の回転軸に摺接する部位の接触面圧が過大となるのを抑制して、高圧ガス等の密封において、長寿命の回転軸シールを提供する。
【解決手段】アウタケース1は密封流体側Cの内端部に内鍔部2を有する。内鍔部2を含んだ軸心直交面P 上に、摺接部23を、配設する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、回転軸シールに係り、特に、ガス等の高圧流体を密封するのに用いられる回転軸シールに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、図8に示すような回転軸シール31が使用され(例えば、特許文献1参照)、回転軸32の表面に接触するゴム製リップ33の形状が、アウタケース34から密封流体側Cへ略L字状に延伸した断面形状であった。つまり、従来例を示す図8及び図2(B)と図3(B)に於て、回転軸32とケーシング35の間に介装されるこの回転シール31は、密封流体側Cの端部に内鍔36を有するアウタケース34を備え、ゴム部材37が、このアウタケース34の内鍔36を包囲して、かつ、アウタケース34の外周面を被覆するように、接着や焼付にて一体化されている。そして、横断面略L字状のサポート金具38が、ゴム製リップ33を、低圧側E及び内周面側から(背後から)、保持しており、リップ先端部33aは、アウタケース34の内鍔36を含む軸心直交面P よりも大きく密封流体側Cへ離れた軸心方向位置にあった。即ち、リップ先端部33aが回転軸32に接触する摺接部S は、内鍔36を含む軸心直交面P より大きく離れた軸心方向位置に存在し、ゴム製リップ33は、サポート金具38の円筒部38aにて保持される円筒状延伸部33cを有する形状であった。
【0003】
【特許文献1】
特開2003−97723号公報
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
密封流体室39に高圧が作用した高圧状態で、図3(B)に示す如く、ゴム製リップ33の円筒状延伸部33cが圧縮変形するが、サポート金具38が存在するので、ゴムは逃げ場を失って矢印F方向へゴムは流れ(移動し)、ゴム製リップ先端部33aは密封流体側Cからの圧力も受けるため、ゴムの内部応力が摺接部S 直上に集中しゴムが柔軟性を失う。接触面圧は内部応力が集中している領域のゴムを介して、回転軸32に押付けられて発生するため、図3(B)に示すような大きな圧力Pが、摺接部S に発生する。そして、密封流体(の中の潤滑油)が回転軸32と摺接部S との界面に浸入することが、前記の大きな圧力Pによって困難となって、リップ先端部33aの摺接部S の摩耗が促進することとなる。その後、この摺接部S は、えぐられるように摩耗が進行して、密封性(シール性)は急に悪化し、流体の外部漏洩を発生する。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、回転軸の表面に接触する摺接部を有するゴム製シール部と、該ゴム製シール部が一体状に固着保持された金属製アウタケースとを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケースは密封流体側内端部に内鍔部を有し、該内鍔部は上記ゴム製シール部にて被覆され、上記摺接部の軸心方向位置を、上記内鍔部を被覆した密封流体側ゴム被覆層の肉厚寸法を含んだアウタケースの軸心方向幅寸法内に、配設したものである。
また、回転軸の表面に接触する摺接部を有するゴム製シール部と、該ゴム製シール部が一体状に固着保持された金属製アウタケースとを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケースは密封流体側内端部に内鍔部を有し、該内鍔部を含む軸心直交面上乃至その近傍位置に、上記摺接部の軸心方向位置を、配設したものである。
また、上記ゴム製シール部は上記摺接部を内周端縁に有する軸心直交壁部を備え、さらに、該軸心直交壁部を低圧側から支持する軸心直交状サポート金具を付設したものである。そして、上記ゴム製シール部の上記軸心直交壁部が上記サポート金具に対応する背面側に凹溝を有し、受圧により圧縮されたゴムの内径方向への流れを該凹溝によって遮断及び/又は吸収するように構成したものである。
【0006】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施の形態に基づき、本発明を詳説する。
図1は本発明の実施の一形態を示し、この回転軸シールは、例えば、密封流体室21側に高圧の冷媒等の流体を密封するものであり、図1では、回転軸シールの断面の半分のみを示し、かつ、実線は自由状態───未装着状態───を示し、回転軸20とハウジング(ケーシン」
この回転軸20とハウンジング22の間に介装された装着状態では、各部は弾性変形する。
【0007】
図1に於て、1は内鍔部2,3を有する金属製アウタケースであり、このアウタケース1の円筒壁部4の外周面、及び、密封流体側C(密封流体室21側)の内鍔部2の前後両面に、接着・溶着・焼付け等にてゴム製シール部5が一体状に固着保持されている。また、このシール部5よりも反密封流体側(低圧側・大気側)Zに、螺旋溝6付きのシールエレメント7が設けられている。このシールエレメント7の材質はPTFE等フッ素系樹脂が好ましい。
【0008】
8は断面I字状のサポート金具である。つまり、円環平板状のサポート金具8が、その外周端縁部8aが、アウタケース1の円筒壁部4の内周面に接触するように嵌入されている。このサポート金具8、第1インナーケース9、第2インナーケース10、上記シールエレメント7、インナー部材11と順次重ね合うようにして、両内鍔部2,3間に保持固定されている。
【0009】
アウタケース1に一体状に固着されたゴム製シール部5は、ハウジング22内周面に弾発的に接して密封作用を成すための(自由状態では)凹凸波形に外周面が形成された円筒部被覆部5aと、内鍔部2の前後両面を被覆する断面U字形の内鍔被覆部を上部に有して内径方向に延伸すると共に摺接部23を内周端縁に有する軸心直交壁部5bとを、具備する。
【0010】
即ち、回転軸20(回転軸シール)の軸心Lに直交する軸心直交壁部5bを、ゴム製シール部5が備えており、この軸心直交壁部5bの内周端縁が丸味(アール部)を有する摺接部23を構成している。軸心Lに直交状の円環平板状のサポート金具8は、この軸心直交壁部5bを低圧側───反密封流体側Z───から支持(圧接)している。
しかも、ゴム製シール部5の軸心直交壁部5bがサポート金具8に対応(圧接)する背面側に円環状の凹溝24を有している。
【0011】
後述するように、この凹溝24は、軸心直交壁部5bが受圧により圧縮されたゴムが内径方向───径方向内方───へ流れるのを、吸収し、及び/又は、遮断する。
言い換えれば、アウタケース1は密封流体側Cの内端部に内鍔部2を有し、この内鍔部2を含む軸心直交面P 上に、摺接部23が配設されている。
即ち、内鍔部2には(小さな)厚みが存在するから、軸心直交面P もその(小さな)厚み分だけ、軸心方向に位置をずらせて、複数枚だけ存在するが、その内の少なくとも一つの直交面P 上に、摺接部23の軸心方向位置を配設する。なお、摺接部23の軸心方向位置とは、最大使用圧力時に、回転軸20に摺接する部位の接触圧力Pの重心位置G(図3A参照)を指すものと定義する。
【0012】
なお、図示省略するが、この摺接部23の軸心方向位置を、前記軸心直交面P の近傍位置に配設するも、好ましい(図示省略)。ここで、近傍とは、上記内鍔部2の厚みの5倍以下の偏在を言う。
あるいは、本発明では、摺接部23の軸心方向位置を、アウタケース1の軸心方向幅寸法M内に、配設したと、言い換えることも可能である。但し、本発明では、上記軸心方向幅寸法Mとは、内鍔部2を被覆した密封流体側Cのゴム被覆層17の肉厚寸法T17を含んだ(プラスした)寸法と定義する。このような構成により、摺接部23の受圧時の接触圧力P分布の重心位置Gの径方向外側には、密封流体側Cからの圧力が掛る部位が存在しないこととなる。図3(A)と、従来の図3(B)とを比較すれば、この点は明らかとなる。
【0013】
次に、図4は他の実施の形態を示す。この図4に於て、図1と同じ符号は同様の構成であるので、説明を省略するが、相違する点は、図4では、図1の凹溝24を省略している。(両者の作用上の相違は、図5と図6に於て後述する。)
【0014】
ところで、図1又は図4に於て、ゴム製シール部5の軸心直交壁部5bの形状について追加説明すると、自由状態(未装着状態)で、摺接部23は円弧凸状であって、サポート金具8への当接部までは、その円弧凸状のままで連続している。しかしながら、密封流体側Cへは、鳥の嘴状(三角山状)に突出形成された突出部13を有する。
言い換えると、軸心直交壁部5bの密封流体室21側の端面14の大半部分は平坦面(平面)であるが、摺接部23の近傍位置で、鳥の嘴状(三角山状)に突出した突出部13を有する。
【0015】
摺接部23が、回転軸20との摺動によって摩耗した際に、流体圧力を受けて、この突出部13から(新たに)ゴムが送られてくるように設けられている。即ち、上記摩耗した際にも、新たにゴムが突出部13から供給されて、回転軸20と常時摺接部23を摺接状態を保って、密封性を維持可能となる。
【0016】
図2と図3は、図1に示した実施の形態の要部と、図8に示した従来例の要部を、各々(A)と(B)として並べて示した図であって、図2は自由状態での比較、図3は流体圧力が作用した受圧(使用)状態での比較のための図である。
【0017】
この図2(A)(B)、図3(A)(B)からも明らかなように、本発明では(軸心Lに平行な)円筒状延伸部33c及び円筒部38aを全く有しておらず、CO ガス等の高圧ガス圧力が作用したとき(受圧時)、圧力の影響は摺接部23に直接及ばない(影響しない)。従って、図3(B)に示した接触面圧分布グラフ15のように従来のシールでは大きな面圧を生ずるのに対し、図3(A)に示した接触面圧分布グラフ15のように本発明のシールでは面圧が低減し、かつ、分布も緩やかとなる。なお、図3(A)(B)に於て、2点鎖線は自由状態を示し、実線は12MPaの流体圧力が作用した受圧時を示す。
【0018】
FEMを用いて接触面圧の解析を行ったところ、流体圧力6MPaの場合に、図3(B)の従来例では最大接触面圧が約11MPaに達したのに対し、本願発明の図3(A)では、約8MPaと約3MPaも低減できる。なお、図示省略したが、上記FEM解析でゴムの内部応力分布を解析したところ、高応力領域は凹溝24の周辺に集中しているが、摺接部23近傍は絶対値が小さく、かつ、広い領域に分散していることが、判明した。(これに対し、図3(B)の従来例では、摺接部S に高応力領域が集中している。)
【0019】
本発明に係るシールの作用(作動)は、一般的なOリングのような自封性効果によって接触面圧を得る点で、従来例(図3(B))とは、全く相違している。即ち、従来例では、密封流体側Cへ(大きく)延伸したリップ先端部33aに直接に径方向内側への流体圧力を作用して、かつ、矢印F方向のゴムの流れによる押圧力もプラスされて、摺接部S は接触面圧Pを高めていたが、本発明に係る回転軸シールでは、流体圧力は、まず、軸心直交壁部5bの端面14に作用するが、その作用の方向は軸心Lと平行な方向なので、背面側のサポート金具8に対して押圧される圧縮力として働くこととなり、ゴムは圧縮変形しつつ径方向内方へ移動し、摺接部23を───間接的に───押圧して、シール力(密封性)を発揮する。いわゆるOリングの自封効果に相当する作用(作動)を示す。このようにして、必要以上に強い押圧力が掛ることを防止し、図3(A)の接触面圧分布図15の如く、緩やかな山型の比較的低い面圧となって、好ましい耐久性の改善を図り得る。
【0020】
しかも、図1と図2(A)と図3(A)では、凹溝24を有することにより、径方向内側へ移動せんとするゴムを吸収し(2点鎖線から実線のように凹溝24が縮小している)、及び/又は、径方向内側への移動を遮断し、摺接面23への接触面圧増加への影響を低減している。
【0021】
この凹溝24の作用効果は、次の図5と図6で明らかである。図5と図6に於て、(A)は凹溝24の有る場合(図1に対応)、(B)は凹溝24の無い場合(図4に対応)であって、FEM解析を用いて接触面圧を解析して接触面圧グラフ15を描いた。図5は流体圧力零の場合、図6は6MPaの場合である。図5に於て、締め代 0.6mmのとき凹溝24の無い場合(同図(B)では、最大接触面圧Pは3MPa以上であるが、凹溝24を設ければ、同図(A)のように約2MPaとなって、約1MPaも低減している。そして、6MPaの流体圧力が作用したとき(圧力負荷状態)、図6(B)では最大接触面圧Pは 9.6MPaであるのに対し、図6(A)では 8.5MPaと約1MPaも低い。
【0022】
次に、図7は流体圧力(負荷圧力)を横軸にとり、最大接触面圧───回転軸との接触面圧の最大値───を縦軸にとって示した、“流体圧力−最大接触面圧”関係グラフ図であり、従来品は丸印で、本発明品は三角印で夫々示し、FEM解析によって解析したものであり、菱型印のOリングは実測値を示す。
【0023】
この図7から判るように、Oリングでは、流体圧力が6MPa時に、最大接触面圧が8MPaとなって十分なシール性(密封性)が得られるが、本発明の実施品(三角印)はこのOリングに極めて近い特性を示し、十分な密封性と耐久性が得られることが分る。これに対し、従来品(丸印)は、流体圧力6MPaで最大接触面圧が11MPaと過大となり、早期摩耗等の問題が予想される。
【0024】
なお、本発明は上述の実施の形態に限定されず、例えば、ゴム製リップ部を、ゴム製シール部5とは別に、低圧側に付設した構造としたり、シールエレメント7を2つ以上としたり、逆にシールエレメント7を省略したり、サポート金具8の形状、あるいは、インナーケース9,10やインナー部材11の個数の増減や形状は、変更可能である。
【0025】
【発明の効果】
本発明は、上述の構成により次のような著大な効果を奏する。
(請求項1,2によれば、)流体圧力による径方向内側への押圧力が摺接部23に働かないので、過大な接触面圧Pとなることを防止でき、適切な値の接触面圧Pを保ち、回転軸20との潤滑状態を良好に維持し、摩耗を抑制して、長期間にわたって良好なシール性(密封性)を発揮できる。特に高圧ガスの密封用として好適である。さらに、回転軸シールの軸心方向寸法を減小して、コンパクト化を図り得る。
【0026】
(請求項3によれば、)流体圧力による軸心Lと平行な方向の圧力を、サポート金具8が受け止めて、ゴムを径方向に移動させることによって、間接的に摺接部23に伝達するので、回転軸20に対する摺接部23の接触面圧Pを、過大とならないように確実に抑制可能となる。さらに、回転軸シール全体の軸心方向寸法を確実に減小して、コンパクト化を図り得る。
【0027】
(請求項4によれば、)摺接部23の回転軸20に対する接触面圧Pが適正値となるようにすることが容易となり、優れた密封性(シール性)を長期間にわたって維持できる(耐久性良好)。
特に、(摺接部23近傍ではなく)凹溝24の近傍に相当応力の高応力領域が集中するので、えぐられたような摩耗が摺接部23に発生せず(従来例では発生していた)、均一に摩耗が進行して、長期間にわたって密封性(シール性)を維持する。
また、回転軸20の軸心Lと、回転軸シール自体及びハウジング22の偏心に対応するために、ある程度の締め代を設けなければならないが、凹溝24を有することで、その締め代を有しつつも接触面圧Pを低減可能である。あるいは、凹溝24によって、フレキシビリティを有し、上記偏心に対する追従性も良好である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態を示す要部断面図である。
【図2】本発明の実施の一形態と従来例の形状の拡大対比説明図である。
【図3】本発明と従来例の形状比較及び作用比較のための説明図である。
【図4】他の実施の形態を示す要部断面図である。
【図5】本発明の異なる実施の形態を比較説明するための図である。
【図6】本発明の異なる実施の形態を比較説明するための図である。
【図7】本発明と従来例等の流体圧力に対する最大接触面圧の変化を示すグラフ図である。
【図8】従来例を示す要部断面図である。
【符号の説明】
1 アウタケース
2 内鍔部
5 ゴム製シール部
5b 軸心直交壁部
8 サポート金具
9 ー厚寸法
17 ゴム被覆層
20 回転軸
23 摺接部
24 凹溝
C 密封流体側
軸心直交面
M 軸心方向幅寸法
17 肉厚寸法

Claims (4)

  1. 回転軸の表面に接触する摺接部を有するゴム製シール部と、該ゴム製シール部が一体状に固着保持された金属製アウタケースとを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケースは密封流体側内端部に内鍔部を有し、該内鍔部は上記ゴム製シール部にて被覆され、上記摺接部の軸心方向位置を、上記内鍔部を被覆した密封流体側ゴム被覆層の肉厚寸法を含んだアウタケースの軸心方向幅寸法内に、配設したことを特徴とする回転軸シール。
  2. 回転軸の表面に接触する摺接部を有するゴム製シール部と、該ゴム製シール部が一体状に固着保持された金属製アウタケースとを、備えた回転軸シールに於て、上記アウタケースは密封流体側内端部に内鍔部を有し、該内鍔部を含む軸心直交面上乃至その近傍位置に、上記摺接部の軸心方向位置を、配設したことを特徴とする回転軸シール。
  3. 上記ゴム製シール部は上記摺接部を内周端縁に有する軸心直交壁部を備え、さらに、該軸心直交壁部を低圧側から支持する軸心直交状サポート金具を付設した請求項1又は2記載の回転軸シール。
  4. 上記ゴム製シール部は上記摺接部を内周端縁に有する軸心直交壁部を備え、さらに、該軸心直交壁部を低圧側から支持する軸心直交状サポート金具を付設し、かつ、上記ゴム製シール部の上記軸心直交壁部が上記サポート金具に対応する背面側に凹溝を有し、受圧により圧縮されたゴムの内径方向への流れを該凹溝によって遮断及び/又は吸収するように構成した請求項1又は2記載の回転軸シール。
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