JP2005221028A - 密封装置 - Google Patents

密封装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005221028A
JP2005221028A JP2004030966A JP2004030966A JP2005221028A JP 2005221028 A JP2005221028 A JP 2005221028A JP 2004030966 A JP2004030966 A JP 2004030966A JP 2004030966 A JP2004030966 A JP 2004030966A JP 2005221028 A JP2005221028 A JP 2005221028A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sealing device
buckling
ring
bending
pedestal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004030966A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroaki Monma
弘明 門馬
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nok Corp
Original Assignee
Nok Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nok Corp filed Critical Nok Corp
Priority to JP2004030966A priority Critical patent/JP2005221028A/ja
Publication of JP2005221028A publication Critical patent/JP2005221028A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】 バックリングの台座部の屈曲を防止してクラックの発生及び摩耗を抑制する密封装置を提供する。
【解決手段】 バックリング3には、凸部3aの両側周面にバックアップリング4,5と当接する第1突起6,7が設けられると共に、台座部3bの両側周面に溝壁と当接する第2突起8,9が設けられ、第2突起8,9によってバックリング3の台座部3bが溝壁と接触し、バックリング3の台座部3bの屈曲が防止できるので、屈曲疲労によるクラックの発生及び屈曲による摺動での摩耗を抑制することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば建設機械用油圧シリンダなど油空圧シリンダに用いられる密封装置に関するものである。
一般に、建設機械用油圧シリンダのピストン用密封装置は図5に記載されたものが主流である(特許文献1参照)。図5の密封装置は、断面凸形状のバックリング3と、バックリング3の台座部3b上に凸部3aを挟んで位置する一対のバックアップリング4,5と、2つのバックアップリング4,5とバックリング3の凸部3aに囲まれた空所内に位置してシリンダチューブ12の内周と接触する環状のスリッパリング2と、から構成されていた。
上記構成の密封装置を装着溝13に装着した状態でピストン11を往復動すると、交番圧力の作用によって図6に示すようにバックリング3の凸部3aが首振り現象を生じ、バックリング3とスリッパリング2の接触部が摩耗し、バックリング3の凸部3aは図7のように摩耗する。
この凸部3aの首振りを防止するため、図8に示す特許文献2に記載されているようにバックリング3の凸部3aの両側周面にバックアップリング4,5に接触する第1突起6,7を設けることが提案されている。
実公平6−13424号公報 実公平5−43324号公報
しかしながら、特許文献2記載の図8の密封装置であっても、交番圧力の作用によって図9に示すようにバックリング3の台座部3bが屈曲する現象は防止できなかった。
このバックリング3の台座部3bの屈曲は、バックリング3の凸部3aの付け根の屈曲疲労を引き起こし、この位置に図10に示すようにクラックを生じさせてしまう。
また、バックリング3の台座部3bの屈曲は、装着溝13との摺動によりバックリング3を摩耗させるおそれもある。
本発明は上記課題を解決するためになされたもので、その目的とするところは、バックリングの台座部の屈曲を防止してクラックの発生及び摩耗を抑制する密封装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明にあっては、相対移動する2部材のうちの一方の部材に設けた環状の装着溝に装着され、他方の部材に摺動自在に密接する密封装置であって、前記他方の部材に摺動自在に接触する樹脂材製のシールリングと、該シールリングの溝底側に配置され、前記シールリングを支持する環状の凸部と該凸部より幅広な台座部からなる断面凸形状のゴム状弾性材製のバックリングと、前記シールリング及び前記バックリングの凸部を挟み込むように配置される一対の樹脂材製のバックアップリングと、を備え、前記バックリングには、前記凸部の両側周面に前記バックアップリングと当接する第1突起が設けられると共に、前記台座部の両側周面に溝壁と当接する第2突起が設けられたこ
とを特徴とする。
本発明によると、第2突起によってバックリングの台座部が溝壁と接触し、バックリングの台座部の屈曲が防止できるので、屈曲疲労によるクラックの発生及び屈曲による摺動での摩耗を抑制することができる。
図1〜図4を参照して、実施の形態について説明する。図1は実施の形態に係る密封装置の装着状態を示す半断面図である。図2は実施の形態に係る密封装置のバックリングを示す半断面図である。図3は実施の形態に係る密封装置の詳細図である。図4は実施の形態の他の例に係る密封装置のバックリングの詳細図である。
密封装置1は、相対移動するピストン11とシリンダチューブ12のうち、ピストン11の環状の装着溝13に装着され、シリンダチューブ12に摺動自在に密接し、ピストン11とシリンダチューブ12との間を密封する。
密封装置1は、シリンダチューブ12の内周に摺動自在に接触するスリッパリング2(シールリング)と、スリッパリング2の溝底側に配置され、スリッパリング2を支持する環状の凸部3aと凸部3aより幅広な台座部3bからなる断面凸形状のバックリング3と、スリッパリング2及びバックリング3の凸部3aを挟み込むように配置される一対のバックアップリング4,5と、を備える。
スリッパリング2は、断面矩形をした環状のリングであり、PTFE、PA等の樹脂材製である。
バックリング3は、図2、図3に示すようにスリッパリング2に接触する凸部3aと凸部3aよりも溝底側の台座部からなる断面凸形状をした環状のリングであり、NBR、HNBR、FKM等のゴム状弾性材製である。
このバックリング3には、凸部3aの両側周面にバックアップリング4,5と当接する第1突起6,7が設けられる。また、台座部3bの両側周面に装着溝13の溝壁と当接する第2突起8,9が設けられる。
この第1、第2突起6,7,8,9の形状は、同じR突起形状である。そして、第1、第2突起6,7,8,9は、バックリング3の周上に等配されており、バックリング3の周上で径方向の同等位置に位置する。なお、第1、第2突起6,7,8,9は、図4に示すように周上で一定の細長い円弧となっているフィッター形状でもよいし、角状等でもよく、特に限定されないものであり、また等配数も限定されない。
バックリング3の寸法は、図1、図2に示すように、H寸法を装着状態のh寸法に対して90%〜100%、H1寸法を装着状態のh1寸法に対して100%〜105%としている。また、第1突起6,7はT寸法の25%〜35%、第2突起8,9はT1寸法の65%〜75%としている。
2枚用いられるバックアップリング4,5は、断面矩形の環状のリングであり、PTFE、PA等の樹脂材製である。
以上の構成の密封装置1では、第1突起6,7によってバックリング3の凸部3aとバックアップリング4,5とのクリアランスが0〜0.4mmに管理することができ、バッ
クリング3の凸部3aの首振りが防止できる。この第1突起6,7によるクリアランスは、従来の図1の仕様に対して60%のクリアランスの低減となっている。
また、第2突起8,9によってバックリング3の台座部3bと装着溝13の溝壁とのクリアランスが−0.4〜0mmとクリアランスの無い状態に管理することができ、台座部3bと溝壁とが接触し、バックリング3の台座部3bの屈曲が防止できるので、凸部3aの付け根の屈曲疲労によるクラックの発生及び屈曲による摺動での摩耗を抑制することができる。この第2突起8,9によるクリアランス無しの状態は、従来の図1の仕様に対して90%のクリアランスの低減となっている。
実施の形態に係る密封装置を示す半断面図である。 実施の形態に係る密封装置のバックリングを示す半断面図である。 実施の形態に係る密封装置のバックリングを示す図である。 実施の形態の他の例に係る密封装置のバックリングを示す図である。 従来技術の密封装置を示す半断面図である。 従来技術の密封装置での首振り現象を示す図である。 従来技術の密封装置でのバックリングの摩耗状態を示す図である。 従来技術の首振りを防止した密封装置を示す半断面図である。 従来技術の密封装置でのバックリングの台座部の屈曲現象を示す図である。 従来技術の密封装置でのバックリングのクラック発生状態を示す図である。
符号の説明
1 密封装置
2 スリッパリング
3 バックリング
3a 凸部
3b 台座部
4,5 バックアップリング
6,7 第1突起
8,9 第2突起
11 ピストン
12 シリンダチューブ
13 装着溝

Claims (2)

  1. 相対移動する2部材のうちの一方の部材に設けた環状の装着溝に装着され、他方の部材に摺動自在に密接する密封装置であって、
    前記他方の部材に摺動自在に接触する樹脂材製のシールリングと、
    該シールリングの溝底側に配置され、前記シールリングを支持する環状の凸部と該凸部より幅広な台座部からなる断面凸形状のゴム状弾性材製のバックリングと、
    前記シールリング及び前記バックリングの凸部を挟み込むように配置される一対の樹脂材製のバックアップリングと、
    を備え、
    前記バックリングには、前記凸部の両側周面に前記バックアップリングと当接する第1突起が設けられると共に、前記台座部の両側周面に溝壁と当接する第2突起が設けられたことを特徴とする密封装置。
  2. 前記第1突起と前記第2突起は、前記バックリングの周上の同等位置に設けられたことを特徴とする請求項1に記載の密封装置。
JP2004030966A 2004-02-06 2004-02-06 密封装置 Pending JP2005221028A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030966A JP2005221028A (ja) 2004-02-06 2004-02-06 密封装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004030966A JP2005221028A (ja) 2004-02-06 2004-02-06 密封装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005221028A true JP2005221028A (ja) 2005-08-18

Family

ID=34996823

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004030966A Pending JP2005221028A (ja) 2004-02-06 2004-02-06 密封装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005221028A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043663A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Nok Corp 密封装置
CN102954222A (zh) * 2011-08-26 2013-03-06 优泰科(苏州)密封技术有限公司 一种活塞杆密封件
JP2015178890A (ja) * 2014-02-25 2015-10-08 Nok株式会社 密封装置
CN105736703A (zh) * 2014-12-24 2016-07-06 Nok株式会社 密封装置
KR20170093952A (ko) 2014-12-12 2017-08-16 엔오케이 가부시키가이샤 밀봉 장치
KR101814541B1 (ko) 2010-05-19 2018-01-04 에스엠시 가부시키가이샤 유체압 기기
CN113874642A (zh) * 2019-05-27 2021-12-31 Nok株式会社 密封装置

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546452U (ja) * 1977-06-10 1979-01-17
JPS569885Y2 (ja) * 1978-06-28 1981-03-05
JPS6424767U (ja) * 1987-08-03 1989-02-10
JPH0613424Y2 (ja) * 1988-09-30 1994-04-06 エヌオーケー株式会社 密封装置
JPH0628309U (ja) * 1992-09-09 1994-04-15 三菱電線工業株式会社 ロータリアクチュエータ用シール装置
JPH0671965U (ja) * 1993-03-19 1994-10-07 三菱電線工業株式会社 ロータリアクチュエータ用シール装置
JPH11325252A (ja) * 1998-05-14 1999-11-26 Nok Corp 密封装置

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS546452U (ja) * 1977-06-10 1979-01-17
JPS569885Y2 (ja) * 1978-06-28 1981-03-05
JPS6424767U (ja) * 1987-08-03 1989-02-10
JPH0613424Y2 (ja) * 1988-09-30 1994-04-06 エヌオーケー株式会社 密封装置
JPH0628309U (ja) * 1992-09-09 1994-04-15 三菱電線工業株式会社 ロータリアクチュエータ用シール装置
JPH0671965U (ja) * 1993-03-19 1994-10-07 三菱電線工業株式会社 ロータリアクチュエータ用シール装置
JPH11325252A (ja) * 1998-05-14 1999-11-26 Nok Corp 密封装置

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010043663A (ja) * 2008-08-11 2010-02-25 Nok Corp 密封装置
KR101814541B1 (ko) 2010-05-19 2018-01-04 에스엠시 가부시키가이샤 유체압 기기
CN102954222A (zh) * 2011-08-26 2013-03-06 优泰科(苏州)密封技术有限公司 一种活塞杆密封件
JP2015178890A (ja) * 2014-02-25 2015-10-08 Nok株式会社 密封装置
KR20170093952A (ko) 2014-12-12 2017-08-16 엔오케이 가부시키가이샤 밀봉 장치
US10215283B2 (en) 2014-12-12 2019-02-26 Nok Corporation Sealing device
CN105736703A (zh) * 2014-12-24 2016-07-06 Nok株式会社 密封装置
CN113874642A (zh) * 2019-05-27 2021-12-31 Nok株式会社 密封装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007071329A (ja) バックアップリング
JP2008144784A (ja) パッキン及びシーリングシステム
JP2008057756A (ja) 往復動用オイルシール
JP5547354B1 (ja) 密封装置
JP2010196751A (ja) 密封装置
JP5041896B2 (ja) 高圧シール装置
JP2005221028A (ja) 密封装置
JP5914682B2 (ja) 密封装置
WO2017199871A9 (ja) 分割シールリング
JP2006322528A (ja) 密封装置
JP2015081658A (ja) 密封装置
JP2009216150A (ja) ピストンシール構造
JP5164659B2 (ja) 組合せオイルリング
JP2007139055A (ja) 密封装置および密封構造
JP2012215188A (ja) 密封構造
JP2008121846A (ja) バックアップリング
JP2009270679A (ja) 密封構造及び密封装置
JP2009185865A (ja) ピストンリング、並びに、これを適用したピストン及びエンジン
JPH07269714A (ja) 軸封装置
JP2004332920A (ja) 密封構造及び端面シール
JP2007009931A (ja) 密封装置
JP5494329B2 (ja) 密封装置
JP2006233992A (ja) 密封装置
KR20160078236A (ko) 밀봉장치
JP2008045658A (ja) 密封装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20061025

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091023

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091027

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091222

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100209

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20100629