JP2004332920A - 密封構造及び端面シール - Google Patents

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学 平野
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Abstract

【課題】
摺動部における摩擦を低減しつつ安定したシール性能を発揮する密封構造及び端面シールを提供する。
【解決手段】 端面21を有するハウジング20と、端面21に垂直な軸を中心に回転し、端面21に対向する端面41を有する回転部品40と、端面41に形成された環状の装着溝43と、装着溝43に装着されて、ハウジング20と回転部品40との間に形成された平面隙間をシールする樹脂製の端面シール1と、を備え、前記軸の径方向の一方から作用する密封流体圧力をシールする密封構造であって、装着溝43は、加圧側から反加圧側に向かって装着溝43の溝深さが浅くなるように傾斜するテーパ面43bを備え、端面シール1は、前記密封流体圧力によりテーパ面43bに密接するテーパ面6と、装着溝43が形成されていない端面21に密接する端面4と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、密封流体を用いる油圧機器等の密封構造に関し、対向する2面間の隙間を封止する回転用の端面シールに関するものである。
従来、各種油圧機器において、図4に示すような回転用途の平面運動用シールのニーズがある(例えば、特許文献1参照)。図4は軸を中心に少なくとも一方が回転する2部材の端面同士の平面隙間をシール部材により密封している状態を説明するための概略断面図である。
図4に示すシール部材には、ゴム製のOリングが用いられており、該Oリングにかかる圧力は、Oリングの内周側からかかる内圧P1(P1’)及びOリングの外周側からかかる外圧P2の2通りが存在する。
しかし、主に平面固定用で用いられるゴム製のOリングを相対的に回転する2部材の端面同士の隙間に用いると、往復動用パッキンとは異なり、油膜が形成されにくい。そのため、摺動部の材料として耐摩耗性を重視した樹脂材料を選定することがある。
図7は従来のスリッパシールの概略断面図、図8は従来のシールリングの概略断面図である。
図7に示すスリッパシール100は、相対回転する一方の部材110と他方の部材120との対向面同士の隙間を密封する端面シールである。
スリッパシール100は、樹脂リング101とゴムリング102との組み合わせからなり、他方の部材120の端面120aに回転軸を中心にリング状に設けられた溝部120bにゴムリング102がはめ込まれ、樹脂リング101が一方の部材110の端面110aに摺動自在に接触している。
従って、上述のスリッパシール100は、摺動面に樹脂材料である樹脂リング101を選定することにより低摩擦・耐摩耗性に優れ、樹脂リング101及びゴムリング102のしめ代S1及びS2により端面110aと端面120aとの隙間のシール性を保持する。更には、バックリングに弾性を有したゴムリング102を用いているので、使用時においてもゴムの弾性力により密着性を得ることができる。
また、図8に示すシールリング200は、相対回転する一方の部材210と他方の部材220との対向面同士の隙間を密封する端面シールである。
シールリング200は、断面が長方形であるリング状の樹脂シールであり、他方の部材220の端面220aに回転軸を中心にリング状に設けられた溝部220bに装着される。
装着されたシールリング200は、油圧によりシールリング200の内周面200aが溝部220bの内周壁220b1と接触し、シールリング200の端面200bが一方の部材210の端面210aと摺動自在に接触することでシール性を保持する。更には、シールリング200は摺動面が樹脂のため、低摩擦・耐摩耗性にも優れている。
特開平11−082755号公報
しかしながら、上記のような従来技術の場合には、下記のような問題が生じていた。
すなわち、図7に示すスリッパシール100を端面用シールとして用いた場合、締め代を設けているため、シール性は優れているものの、回転速度の増加や摺動発熱により、摩耗が大きくなること及び高温によるゴムのヘタリが大きくなることで締め代が減り、シール性が低下する。
また、図8に示すシールリング200を端面用シールとして用いた場合、締め代を設けていないため、締め代の減少によるシール性の低下という問題は発生しない。しかし、締め代が発生しないように「溝深さの最小値≧シールリング高さの最大値」となるように寸法設定すると、「溝深さの最小値>シールリング高さの最大値」の場合、図9に示すように、スキマが発生し、油圧がスキマから吹き抜けシール性が低下してしまうことがある。
本発明は上記の従来技術の課題を鑑みなされたもので、その目的とするところは、摺動部における摩擦を低減しつつ安定したシール性能を発揮する密封構造及び端面シールを提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の密封構造にあっては、
第1の端面を有する一方の部材と、
前記第1の端面に垂直な軸を中心に回転し、前記第1の端面に対向する第2の端面を有する他方の部材と、
前記第1の端面又は前記第2の端面のいずれかに形成された環状の装着溝と、
前記装着溝に装着されて、前記一方の部材と前記他方の部材との間に形成された平面隙間をシールする樹脂製の端面シールと、を備え、
前記軸の径方向の一方から作用する密封流体圧力をシールする密封構造であって、
前記装着溝は、加圧側から反加圧側に向かって装着溝の溝深さが浅くなるように傾斜する傾斜面を備え、
前記端面シールは、前記密封流体圧力により前記傾斜面に密接する第1の密封面と、前記装着溝が形成されていない前記第1の端面又は前記第2の端面に密接する第2の密封面と、を備えることを特徴とする。
また、本発明の端面シールにあっては、
第1の端面を有する一方の部材と、前記第1の端面に垂直な軸を中心に回転し、前記第1の端面に対向する第2の端面を有する他方の部材と、の間に形成された平面隙間をシールするために、
前記第1の端面又は前記第2の端面のいずれかに形成され、加圧側から反加圧側に向かって溝深さが浅くなるように傾斜する傾斜面を備えた環状の装着溝に装着される樹脂製の端面シールであって、
前記密封流体圧力により前記傾斜面に密接する第1の密封面と、前記装着溝が形成されていない前記第1の端面又は前記第2の端面に密接する第2の密封面と、を備えることを特徴とする。
これにより、第1の密封面や第2の密封面が摩耗することで端面シールの締め代が減少した場合でも、傾斜面をスライドして溝深さが浅い位置まで変形することで安定したシール性能を発揮することができる。
前記端面シールは、前記軸方向の最大高さが、前記装着溝の最大深さよりも小さくかつ前記装着溝の最小深さよりも大きいことが好適である。
これにより、傾斜面に押し付けられる端面シールは、圧力の吹き抜けを防止するために装着時に締め代を持つように設定しても、傾斜面をスライドして締め代による抵抗を受けないように変形することで、締め代による摺動抵抗を低減しつつ安定したシール性能を発揮することができる。
前記端面シールは、前記装着溝において変位するように直径を変化させるための斜めカット部を有することが好適である。
これにより、簡易な構成で容易に端面シールの直径を変化させることができ、締め代による摺動抵抗が発生しない溝深さの位置に端面シールを保持することができ、締め代による摺動抵抗を低減しつつ安定したシール性能を発揮することができる。
また、本発明の密封構造にあっては
第1の端面を有する一方の部材と、
前記第1の端面に垂直な軸を中心に回転し、前記第1の端面に対向する第2の端面を有する他方の部材と、
前記第1の端面又は前記第2の端面のいずれかに形成された環状の装着溝と、
前記装着溝に装着されて、前記一方の部材と前記他方の部材との間に形成された平面隙間をシールする端面シールと、を備え、
前記軸の径方向の一方から作用する密封流体圧力をシールする密封構造であって、
前記端面シールは、
加圧側から反加圧側に向かって前記シールリングの前記軸の方向の高さが低くなるように傾斜する傾斜面を備えた、樹脂材料からなるシールリングと、
前記傾斜面に密着する、弾性材料からなるバックリングと、を有し、
前記密封流体圧力により前記バックリングが前記装着溝の周面及び溝底に密接すると共に、前記バックリングの復原力により前記シールリングが前記装着溝の形成されていない前記第1の端面又は前記第2の端面に密接することを特徴とする。
また、本発明の端面シールにあっては、
第1の端面を有する一方の部材と、前記第1の端面に垂直な軸を中心に回転し、前記第1の端面に対向する第2の端面を有する他方の部材と、の間に形成された平面隙間をシールするために、
前記第1の端面又は前記第2の端面のいずれかに形成された環状の装着溝に装着される端面シールであって、
加圧側から反加圧側に向かって前記シールリングの前記軸の方向の高さが低くなるように傾斜する傾斜面を備えた、樹脂材料からなるシールリングと、
前記傾斜面に密着する、弾性材料からなるバックリングと、を有し、
密封流体圧力により前記バックリングが前記装着溝の周面及び溝底に密接すると共に、前記バックリングの復原力により前記シールリングが前記装着溝の形成されていない前記第1の端面又は前記第2の端面に密接することを特徴とする。
これにより、シールリングがバックリングにより端面に押し付けられるので端面シールの締め代が減少した場合でも、安定したシール性能を発揮することができる。
前記装着溝の溝深さは、シールリングの外周面の高さより大きく、端面シールの高さより小さいことを特徴とする。
前記装着溝の溝深さは、シールリングの内周面の高さより大きく、端面シールの高さより小さいことを特徴とする。
前記装着溝の幅は、シールリングの幅より大きく、端面シールの幅より小さいことを特徴とする。
前記装着溝の内周面の直径は、バックリングの内径以上、シールリングの内周面の直径より小さいことを特徴とする。
前記装着溝の外周面の直径は、バックリングの外径以下、シールリングの外周面の直径より大きいことを特徴とする。
これにより、装着溝に端面シールを装着すると締め代が発生し、よりシール性能を向上することができる。
以上説明したように、本発明は、摺動部における摩擦を低減しつつ安定したシール性能を発揮することが可能となった。
以下に実施例及び図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置などは、特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。また、以下の説明で一度説明した部材についての材質、形状などは、特に改めて記載しない限り初めの説明と同様のものである。
図1、図2を参照して、実施例1に係る密封構造及び端面シールについて説明する。図1は実施例1に係る密封構造及び端面シールを説明するための概略断面図、図2は本願発明に係る密封装置を好適に採用できる油圧機器の一部を示した概略断面図である。
はじめに、本実施例に係る密封構造及び端面シールを好適に採用できる油圧機器の概略を説明する。
油圧機器50は、ハウジング20と、ハウジング20に設けられた取付孔にハウジング20と環状隙間を有して取り付けられた軸30と、軸30と連結され油圧により回転する回転部品40と、回転部品40とハウジング20との間をシールするリング状の端面シール1とから主に構成される。
ハウジング20の内周面には、軸30の径方向外側に向かって溝が円周状に設けられている。
回転部品40は、ハウジング20の端面21,22と平面隙間を有して前記溝に取り付けられている。
端面シール1は、回転部品40の端面41,42とハウジング20の端面21,22との平面隙間をシールすると共にハウジング20に対して回転可能に回転部品40を支持する。
回転部品40と軸30との間には回り止めが設けられ、回転部品40の外周に加えられ
た油圧による回転部品40の回転に連動して軸30が回転するよう構成されている。
次に実施例1に係る油圧機器に好適に採用できる密封構造及び端面シールについてより具体的に説明する。
図1は、実施例1に係る密封構造及び端面シールを説明するための概略断面図であり、図2に示した油圧機器の領域Aを拡大したものである。
図1(a)は、本実施例に係る回転用の端面シール1の半断面図である。図1(b)は本実施例に係る回転用の端面シール1の上面図である。
図1に示す端面シール1は、耐油性の高い樹脂材で構成される。より具体的には、PTFE(四ふっ化エチレン樹脂)やPA(ポリアミド樹脂)等の樹脂材料(剛性体)を用いることができる。
端面シール1は、内周面2、外周面3、リング状のほぼ平らな端面4,5、により囲まれ、内周面2の直径がD、外周面3の直径が(D+2T)のリング状のシールであり、内周面2の一部に設けられたテーパ面6により内周面2の高さH1が外周面3の高さH2より低くなっている。
また、端面シール1は、図1(b)に示すように斜めカット部7を有するため、内周面の高さH1に締め代を設けても、装着時に締め代を解消するように変形し、締め代による摺動抵抗への影響はない。
ここで、テーパ面6のテーパ角度θは、断面形状において、回転軸方向とテーパ面6とがなす角である。
次に、本実施例に係る端面シール1が装着される回転部品40に設けられた装着溝43について図1(c)を参照して説明する。
装着溝43は、回転部品40の端面41,42に環状に設けられている。なお、端面41,42に設けられた装着溝43はそれぞれ同一の構成をとるので、以下では、端面41に設けられた装着溝43についてのみ説明する。
装着溝43は、溝底43aとテーパ面43bと内周面43cと外周面43dとにより形成されている。
本実施例では、油圧が外周面側からかかるため、傾斜面であるテーパ面43bを、加圧側である外周面43dから反加圧側である内周面43cに向かって溝深さが浅くなるように内周面43cの一部に設けている。
内周面43cの直径dは、端面シール1の内周面2の直径Dより小さく、端面シール1を装着溝43に装着した場合に、端面シール1の内周面2と対向する装着溝43の内周面43cとの間に環状隙間が形成されている。これにより、端面シール1が装着溝において径方向に変位することができる。
溝底43aとテーパ面43bの径方向の長さとを加えた幅Wは、端面シール1の幅Tより大きく設定されている。これにより、端面シール1が装着溝43において径方向に変位することができる。
次に、装着溝43に端面シール1を装着した状態における密封構造について図1(d)を参照して説明する。
端面シール1の内周面2の高さH1を、装着溝43のテーパ面43bの一部の溝深さh1に対して締め代を持つように設定することで、従来のシールリング200と異なり、装着時における隙間は発生せず、圧力の吹き抜けを防止することができる。
なお、端面シール1は斜めカット部7を有するため、径方向への変形が可能となる。そして、端面シール1はテーパ面43bの溝深さがH1となる直径まで変形することで端面シール1の端面4とハウジング20の端面21との隙間及び端面シール1のテーパ面6と装着溝43のテーパ面43bとの隙間がゼロの状態で保持され、締め代による摺動抵抗への影響がなくなる。
すなわち、端面シール1は径方向外側に向かってシール高さが大きくなるテーパ面6と斜めカット部7を有するため、装着溝43に装着された際に締め代による抵抗がないように径方向に変形し、最適な直径で保持される。
そして、装着溝43の外周側からかかる油圧により、端面シール1が装着溝43の内周側に押され、端面シール1のテーパ面6(第1の密封面)が装着溝43のテーパ面43bに押し付けられることでテーパ部におけるシールが行われる。また、同時に端面シール1の端面4(第2の密封面)が装着溝43のテーパ面43bからの力を受けてハウジング20の端面21に押し付けられることで端面部におけるシールが行われる。
すなわち、油圧が発生している時に、端面部とテーパ部で圧力保持を行うことで、油圧機器の回転動作により端面部における摩耗や樹脂のヘタリによる締め代の減少が生じても端面シール1の直径が適宜小さくなることで、常にテーパ部と端面部における隙間がない状態となり、油圧の吹き抜けを生じない。
図3は、実施例2に係る密封構造及び端面シールを説明するための概略断面図である。
図3に示す端面シール11は、実施例1に示した端面シール1がテーパ面6を内周面2の一部に設けているのに対し、テーパ面16を外周面13の一部に設けている点が大きく異なる。
このような構成にしたのは、端面シール11が内周側からかかる油圧をシールする用途に使用するためである。
すなわち、装着溝53の内周側からかかる油圧により、端面シール11が装着溝53の外周側に押され、端面シール11のテーパ面16が装着溝53のテーパ面53bに押し付けられることでテーパ部におけるシールが行われる。また、同時に端面シール11の端面14が装着溝53のテーパ面53bからの力を受けてハウジング20の端面21に押し付けられることで端面部におけるシールが行われる。
すなわち、油圧が発生している時に、端面部とテーパ部で圧力保持を行うことで、油圧機器の回転動作により端面部における摩耗や樹脂のヘタリによる締め代の減少が生じても端面シール11の直径が適宜大きくなることで、常にテーパ部と端面部における隙間がない状態となり、油圧の吹き抜けを生じない。
図5は、実施例3に係る密封構造及び端面シールを説明するための概略断面図である。
図5(a)は、本実施例に係る回転用の端面シールの半断面図である。
図5(a)に示す端面シールとしてのスリッパシール31は、シールリング32と、バックリング33とからなる。
シールリング32は耐油性の高い樹脂材で構成されており、例えば、PTFE(四ふっ化エチレン樹脂)、PA(ポリアミド樹脂)等を好適に用いることができる。また、バックリング33は、NBR(ニトリルゴム)、HNBR(水素化ニトリルゴム)、UR(ポリウレタン)等を好適に用いることができる。
シールリング32は、内周面34、外周面35、リング状のほぼ平らな端面36,37により囲まれ、内周面34の直径がD1、外周面35の直径が(D1+2T1)のリング状のシールである。また、内周面34の一部に設けられたテーパ面38により、内周面34の高さH3が外周面35の高さH4より低くなっている。
バックリング33は、その断面が直径Lの円であり、内径がD2、外径が(D2+2L)のリングである。
スリッパシール31は、回転部品40に設けられた装着溝63に装着される。ここで、装着溝63は、回転部品40の端面41に環状に設けられている。また、装着溝63は、溝底63aと内周面63bと外周面63cとにより形成されている(図5(b)参照)。
そして、スリッパシール31を装着溝63に装着すると、バックリング33が変形し、その復原力により、シールリング32の端面37、外周面35が、それぞれハウジング20の端面21、装着溝63の外周面63cに押し付けられる。そのため、端面37と端面21との間、及び、外周面35と外周面63cとの間のスキマが0となり、圧力の吹き抜けを防止することができる(図5(c)参照)。
なお、装着溝63の溝深さh3は、シールリング32の外周面35の高さH4より大きく、スリッパシール31の高さH5より小さいとよい。ここで、溝深さとは、ハウジング20の端面21と溝底63aとの距離である。このようにすれば、スリッパシール31を装着溝63に装着した部品40をハウジング20に取り付けた際に締め代が発生する。そのため、スリッパシール31は確実に端面21及び溝底63aと接触しスキマが0になる。より詳しくは、シールリング32が端面21と接触し、バックリング33が溝底63aと接触する。
また、装着溝63の幅Wは、シールリング32の幅T1より大きく、スリッパシール31の幅T2より小さいとよい。このようにすれば、スリッパシール31を装着溝63に装着した際には締め代が発生する。そのため、スリッパシール31は確実に装着溝63の内周面63b、外周面63cと接触しスキマが0になる。より詳しくは、シールリング32が外周面63cと接触し、バックリング33が内周面63bと接触する。
また、装着溝63の内周面63bの直径d1は、バックリング33の内径D2以上、シールリング32の内周面34の直径D1より小さいとよい。このようにすれば、スリッパシール31を装着溝63に装着した際には締め代が発生する。そのため、バックリング33の内径部が装着溝63の内周面63bに押圧され変形する。そのため、その復原力によりバックリング33の内径部と内周面63bとが密着しスキマが0になる。
上述のような設定であるスリッパシール31を装着溝63に装着し、装着溝63の外周側から油圧をかけると、スリッパシール31は装着溝63の内周側に押される。より詳しくは、シールリング32のテーパ面38が装着溝63の内周側に移動し、バックリング33を変形させながら装着溝63の溝底63a及び内周面63bに押し付ける。その結果、バックリング33と、溝底63a及び内周面63bとの間がシールされる。一方、シールリング32はバックリング33の復原力により端面21に押し付けられ、シールリング32と端面21の間がシールされる(図5(d)参照)。
このように、スリッパシール31は、油圧等による加圧時であっても吹き抜けを防止することができる。また、油圧等による加圧のみによりシールを行う場合と比較して、バックリング33の復原力も利用してシールリング32を端面21に押し付けることで、よりシール性が向上する。更には、実施例1、2と比較して、装着溝63にテーパ形状を設ける必要がなく、部品40の加工がより容易となる。
また、装着溝63の外周側から油圧等がかからず、低圧若しくは無圧の場合では、スリッパシール31は装着溝63に対して締め代を有するので、スリッパシール31が溝底63a、内周面63b、外周面63c、端面21と密着しシールが行われる。より詳しくは、テーパ面38によりバックリング33が変形し、溝底63a、内周面63bに押し付けられることで、バックリング33と、溝底63a及び内周面63bとの間がシールされる。また、変形したバックリング33の復原力によりシールリング32が端面21、外周面63cに押し付けられることで、シールリング32と、端面21及び外周面63cとの間がシールされる(図5(e)参照)。
従って、加圧時だけでなく低圧又は無圧時であってもダスト等が装着溝63入り込むことがなくシール性を満足することができる。
なお、回転軸方向とテーパ面38とがなすテーパ角度θ’は45°であるとよい。このようにすれば、バックリング33の復原力が端面21と外周面63cに均等に伝わり、シール性が向上する。
上述のように本実施例では、油圧が発生している時には、シールリングとバックリングで圧力保持を行うことで、油圧機器の回転動作により端面部における摩耗や樹脂のヘタリによる締め代の減少が生じても、バックリングによりシールリングが常に端面に押し付けられるため、長期にわたり安定したシール性能を発揮することができ、油圧の吹き抜けを生じない。
図6は、実施例4に係る密封構造及び端面シールを説明するための概略断面図である。
図6(a)に示す端面シールとしてのスリッパシール71は、実施例3に示したシールリング32がテーパ面38を内周面34の一部に設けているのに対し、シールリング72のテーパ面78を外周面75に設けている点が大きく異なる。また、テーパ面78が外周面75に設けられているのに伴い、バックリング73はテーパ面78に対向するように配置されている。
このような構成にしたのは、スリッパシール71を内周側からかかる油圧をシールする用途に使用するためである。以下、実施例3と異なる点を主に説明する。
スリッパシール71は、シールリング72と、バックリング73とからなる。
シールリング72は、内周面74、外周面75、リング状のほぼ平らな端面76,77により囲まれ、内周面74の直径がD3、外周面75の直径が(D3+2T3)のリング状のシールである。また、外周面75の一部に設けられたテーパ面78により、内周面74の高さH6が外周面75の高さH7より高くなっている。
バックリング73は、その断面が直径Lの円であり、外径がD4、内径が(D4−2L)のリングである。
そして、スリッパシール71を装着溝63に装着すると、バックリング73が変形し、その復原力により、シールリング72の端面77、内周面74が、それぞれハウジング20の端面21、装着溝63の内周面63bに押し付けられる。そのため、端面77と端面21との間、及び、内周面74と内周面63bとの間のスキマが0となり、圧力の吹き抜けを防止することができる(図6(c)参照)。
なお、装着溝63の溝深さh4は、シールリング72の内周面74の高さH6より大きく、スリッパシール71の高さH8より小さいとよい。ここで、溝深さとは、ハウジング20の端面21と溝底63aとの距離である。このようにすれば、スリッパシール71を装着溝63に装着した部品40をハウジング20に取り付けた際に締め代が発生する。そのため、スリッパシール71は確実に端面21及び溝底63aと接触しスキマが0になる。より詳しくは、シールリング72が端面21と接触し、バックリング73が溝底63aと接触する。
また、装着溝63の幅Wは、シールリング72の幅T3より大きく、スリッパシール71の幅T4より小さいとよい。このようにすれば、スリッパシール71を装着溝63に装着した際には締め代が発生する。そのため、スリッパシール71は確実に装着溝63の内周面63b、外周面63cと接触しスキマが0になる。より詳しくは、シールリング72が内周面63bと接触し、バックリング73が外周面63cと接触する。
また、装着溝63の外周面63cの直径D1は、バックリング73の外径D5以下、シールリング72の外周面74の直径D2より大きいとよい。このようにすれば、スリッパシール71を装着溝63に装着した際には締め代が発生する。そのため、バックリング73の外径部が装着溝63の外周面63cに押圧され変形する。そのため、その復原力によりバックリング73の外径部と外周面63cとが密着しスキマが0になる。
上述のような設定であるスリッパシール71を装着溝63に装着し、装着溝63の内周側から油圧をかけると、スリッパシール71は装着溝63の外周側に押される。より詳しくは、シールリング72のテーパ面78が装着溝63の外周側に移動し、バックリング73を変形させながら装着溝63の溝底63a及び外周面63cに押し付ける。その結果、バックリング73と、溝底63a及び外周面63cとの間がシールされる。一方、シールリング72はバックリング73の復原力により端面21に押し付けられ、シールリング72と端面21の間がシールされる(図6(d)参照)。
このように、スリッパシール71は、油圧等による加圧時であっても吹き抜けを防止することができる。また、油圧等による加圧のみによりシールを行う場合と比較して、バックリング73の復原力も利用してシールリング72を端面21に押し付けることで、よりシール性が向上する。更には、実施例1、2と比較して、装着溝63にテーパ形状を設ける必要がなく、部品40の加工がより容易となる。
また、装着溝63の内周側から油圧等がかからず、低圧若しくは無圧の場合では、スリッパシール71は装着溝63に対して締め代を有するので、スリッパシール71が溝底6
3a、内周面63b、外周面63c、端面21と密着しシールが行われる。より詳しくは、テーパ面78によりバックリング73が変形し、溝底63a、外周面63cに押し付けられることで、バックリング73と、溝底63a及び外周面63cとの間がシールされる。また、変形したバックリング73の復原力によりシールリング72が端面21、内周面63bに押し付けられることで、シールリング72と、端面21及び内周面63bとの間がシールされる(図6(e)参照)。
従って、加圧時だけでなく低圧又は無圧時であってもダスト等が装着溝63内に入り込むことがなくシール性を満足することができる。
なお、回転軸方向とテーパ面78とがなすテーパ角度θ’は45°であるとよい。このようにすれば、バックリング73の復原力が端面21と内周面63bに均等に伝わり、シール性が向上する。
上述のように本実施例では、油圧が発生している時には、シールリングとバックリングで圧力保持を行うことで、油圧機器の回転動作により端面部における摩耗や樹脂のヘタリによる締め代の減少が生じても、バックリングによりシールリングが常に端面に押し付けられるため、長期にわたり安定したシール性能を発揮することができ、油圧の吹き抜けを生じない。
実施例1に係る密封構造及び端面シールを説明するための概略断面図である。 本願発明に係る密封装置を好適に採用できる油圧機器の一部を示した概略断面図である。 実施例2に係る密封構造及び端面シールを説明するための概略断面図である。 軸を中心に少なくとも一方が回転する2部材の端面同士の平面隙間をシール部材により密封している状態を説明するための概略断面図である。 実施例3に係る密封構造及び端面シールを説明するための概略断面図である。 実施例4に係る密封構造及び端面シールを説明するための概略断面図である。 従来のスリッパシールの概略断面図である。 従来のシールリングの概略断面図である。 油圧が吹き抜ける状態を説明するための概略断面図である。
符号の説明
1 端面シール
2 内周面
3 外周面
4,5 端面
6 テーパ面
7 カット部
11 端面シール
13 外周面
14 端面
16 テーパ面
20 ハウジング
21,22 端面
30 軸
31、71 スリッパシール
32、72 シールリング
33、73 バックリング
40 回転部品
41,42 端面
43 装着溝
43a 溝底
43b テーパ面
43c 内周面
43d 外周面
50 油圧機器
53 装着溝
53b テーパ面
100 スリッパシール
200 シールリング
θ テーパ角度

Claims (8)

  1. 第1の端面を有する一方の部材と、
    前記第1の端面に垂直な軸を中心に回転し、前記第1の端面に対向する第2の端面を有する他方の部材と、
    前記第1の端面又は前記第2の端面のいずれかに形成された環状の装着溝と、
    前記装着溝に装着されて、前記一方の部材と前記他方の部材との間に形成された平面隙間をシールする樹脂製の端面シールと、を備え、
    前記軸の径方向の一方から作用する密封流体圧力をシールする密封構造であって、
    前記装着溝は、加圧側から反加圧側に向かって装着溝の溝深さが浅くなるように傾斜する傾斜面を備え、
    前記端面シールは、前記密封流体圧力により前記傾斜面に密接する第1の密封面と、前記装着溝が形成されていない前記第1の端面又は前記第2の端面に密接する第2の密封面と、を備えることを特徴とする密封構造。
  2. 前記端面シールは、前記軸方向の最大高さが、前記装着溝の最大深さよりも小さくかつ前記装着溝の最小深さよりも大きいことを特徴とする請求項1に記載の密封構造。
  3. 前記端面シールは、前記装着溝において変位するように直径を変化させるための斜めカット部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の密封構造。
  4. 第1の端面を有する一方の部材と、前記第1の端面に垂直な軸を中心に回転し、前記第1の端面に対向する第2の端面を有する他方の部材と、の間に形成された平面隙間をシールするために、
    前記第1の端面又は前記第2の端面のいずれかに形成され、加圧側から反加圧側に向かって溝深さが浅くなるように傾斜する傾斜面を備えた環状の装着溝に装着される樹脂製の端面シールであって、
    前記密封流体圧力により前記傾斜面に密接する第1の密封面と、前記装着溝が形成されていない前記第1の端面又は前記第2の端面に密接する第2の密封面と、を備えることを特徴とする端面シール。
  5. 前記端面シールは、前記軸方向の最大高さが、前記装着溝の最大深さよりも小さくかつ前記装着溝の最小深さよりも大きいことを特徴とする請求項4に記載の端面シール。
  6. 前記端面シールは、前記装着溝において変位するように直径を変化させるための斜めカット部を有することを特徴とする請求項4又は5に記載の端面シール。
  7. 第1の端面を有する一方の部材と、
    前記第1の端面に垂直な軸を中心に回転し、前記第1の端面に対向する第2の端面を有する他方の部材と、
    前記第1の端面又は前記第2の端面のいずれかに形成された環状の装着溝と、
    前記装着溝に装着されて、前記一方の部材と前記他方の部材との間に形成された平面隙間をシールする端面シールと、を備え、
    前記軸の径方向の一方から作用する密封流体圧力をシールする密封構造であって、
    前記端面シールは、
    加圧側から反加圧側に向かって前記シールリングの前記軸の方向の高さが低くなるように傾斜する傾斜面を備えた、樹脂材料からなるシールリングと、
    前記傾斜面に密着する、弾性材料からなるバックリングと、を有し、
    前記密封流体圧力により前記バックリングが前記装着溝の周面及び溝底に密接すると共に、前記バックリングの復原力により前記シールリングが前記装着溝の形成されていない
    前記第1の端面又は前記第2の端面に密接することを特徴とする密封構造。
  8. 第1の端面を有する一方の部材と、前記第1の端面に垂直な軸を中心に回転し、前記第1の端面に対向する第2の端面を有する他方の部材と、の間に形成された平面隙間をシールするために、
    前記第1の端面又は前記第2の端面のいずれかに形成された環状の装着溝に装着される端面シールであって、
    加圧側から反加圧側に向かって前記シールリングの前記軸の方向の高さが低くなるように傾斜する傾斜面を備えた、樹脂材料からなるシールリングと、
    前記傾斜面に密着する、弾性材料からなるバックリングと、を有し、
    密封流体圧力により前記バックリングが前記装着溝の周面及び溝底に密接すると共に、前記バックリングの復原力により前記シールリングが前記装着溝の形成されていない前記第1の端面又は前記第2の端面に密接することを特徴とする端面シール。
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