JP4820636B2 - オブジェクト行動検知・通知システム及びコントローラ装置 - Google Patents

オブジェクト行動検知・通知システム及びコントローラ装置 Download PDF

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本発明は、対象となるオブジェクト、例えば学童の行動を検知し、ネットワークを介して保護者端末に通知するオブジェクト行動検知・通知システム、センター装置、コントローラ装置及びオブジェクト行動検知・通知方法並びにオブジェクト行動検知・通知プログラムに関するものである。
社会の治安が悪化しつつある昨今、子供に対する犯罪も増加の一途をたどっている。このような現状において、保護者は、子供が登下校の際等、自分の目の届かない場合に、子供の行動を把握する必要があるが、実際は困難であった。
近年の携帯電話の普及に伴い、保護者が子供の行動を把握するため、子供に携帯電話機を持たせて、学校あるいは塾への登下校の際に携帯電話機を使って保護者に連絡させることで、子供が何時に登校し、何時に下校するのかについての情報を保護者が入手できるようにすることもできるが、子供が登校下校の際にいちいち保護者に電話をするのは面倒であるし、仮に子供が学校へ行かないで他の場所に行って遊んでいても、電話による連絡だけでは本当の事はわからないという問題がある。
また、子供がまだ小学校の低学年などで小さい場合には、登校及び下校の際にいちいち保護者に電話連絡するのは負担が大きく、忘れる場合もある。
このような問題を解決するため、所定な時間帯に子供が学校あるいは塾に出席したかの情報を入手することができ、その情報を保護者に通知することができる出欠管理及び登下校通知システムがあった。この種のシステムとして、特許文献1に開示されたものがある。この出欠管理及び登下校通知システムは、生徒携帯用の情報記憶媒体を生徒に持たせて、学校あるいは塾などの教育施設の出入口付近にその情報記憶媒体に記憶された識別情報を読み取る情報記憶媒体読取装置を設置し、生徒が教育施設の出入口を通過する際に、情報記憶媒体読取装置が自動的に情報記憶媒体に記憶された情報を読み取って、通信回線を介してサーバ側に送信する。サーバは生徒が教育施設の出入口を通過した時間の情報を保護者側の携帯電話機等の通信端末に対してメール配信する。
特開2004−86394号公報
しかしながら、従来の出欠管理及び登下校通知システムにおいては、児童の所定位置の通過時刻は把握できたものの、そのときの現実の画像は確認できなかったという問題があった。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、オブジェクトの通過情報及び通過時の現実の画像を確認することのできるオブジェクト行動検知・通知システム及びオブジェクト行動検知・通知方法並びにオブジェクト行動検知・通知プログラムを提供することを目的とする。
本発明のオブジェクト行動検知・通知システムは、特定の複数箇所に設置され、検知対象となるオブジェクトの個体識別情報と該オブジェクトの通過情報と該検知に応じて撮像された画像を取得し送信するコントローラ装置と、該コントローラ装置とネットワークを介して接続され、前記個体識別情報と前記通過情報と前記画像を前記コントローラ装置より受信し、前記オブジェクトの個体識別情報、前記通過情報、前記画像を、ネットワークを介して接続された利用者端末へ送信するセンター装置と、を備え、前記コントローラ装置は、前記検知対象となるオブジェクトを特定するための前記個体識別情報が取得されると、前記通過情報と前記画像とを、前記個体識別情報に関連付けて前記センター装置に送信し、前記センター装置は、前記コントローラ装置から前記個体識別情報と、前記通過情報と、前記画像とを受信し、個体識別情報と関連付けた前記通過情報と、該個体識別情報と関連付けた前記画像とを、前記利用者端末に送信し、さらに前記コントローラ装置は、第1のタグを検知する第1の検知部と、通信可能距離が前記第1のタグと前記第1の検知部間の通信可能距離よりも小さい第2のタグを検知する第2の検知部とを有し、前記第1の検知部により前記第1のタグを検知すると、検知した前記第1のタグに応じて前記オブジェクトの前記個体識別情報と前記通過情報を取得し、前記第2の検知部により前記第2のタグを検知すると、検知した第2のタグに応じて前記個体識別情報と前記通過情報と前記画像を取得する。この構成により、システムの利用者がオブジェクトの通過履歴のみならず、通過時に撮像されたオブジェクトの画像も確認することが可能な画像を生成することができる。さらにこの構成により、オブジェクトがコントローラ装置近くを通過する際に、オブジェクトをうまく撮像することができる。
さらに、本発明のオブジェクト行動検知・通知システムでは、検知の対象となるオブジェクトは学童である。この構成により、保護者が学童の通過履歴のみならず、通過時の画像も確認することができる。
本発明のオブジェクト行動検知・通知システムでは、上記コントローラ装置は、外界の照度を検出する照度検出部を有し、該照度検出部より外界の照度が所定値より低下したと検出された場合、前記センター装置に警告信号を送信する。この構成により、日没後などのあまりに暗い時間(一定以下の照度)に、学童が暗い時間に歩いていることを、センター装置側に通知し、警告することができる。
本発明のオブジェクト行動検知・通知システムでは、上記コントローラ装置は、前記画像を保存する画像取得保存部を有し、当該画像取得保存部が揮発性メモリにより構成されている。この構成により、所定時間経過後又は所定操作の後、保存された画像を自動的に削除するようにすることができるため、個人情報保護が図られる。
本発明のオブジェクト行動検知・通知システムでは、上記センター装置は、前記検知対象となるオブジェクトが撮像された画像を変更する変更処理部を有し、該変更処理部は前記画像に対して、前記オブジェクトを識別できる特徴(オブジェクトが例えば学童の場合、例えばランドセル、帽子等)により前記オブジェクトを認識・識別し、オブジェクトに応じて前記画像内で視認度を低下させる。この構成により、検知対象となるオブジェクトかつまたは、該オブジェクトともに撮像された検知対象以外の人あるいは物のプライバシーを保護することができる。
本発明のオブジェクト行動検知・通知システムでは、上記センター装置は、前記オブジェクトの前記個体識別情報を、第2の個体識別情報(ニックネーム等)に変更する変更処理部を有し、該変更処理部は前記コントローラ装置から検知対象となる前記個体識別情報を受信すると、秘匿性のある第2の個体識別情報に変更する。この構成により、検知対象となるオブジェクトかつまたは該オブジェクトともに撮像された検知対象以外の人あるいは物のプライバシーを保護することができる。
本発明のオブジェクト行動検知・通知システムでは、上前記センター装置は、オブジェクトに付与された属性(グループIDなど)により、該属性を有する前記通過情報を抽出する通過情報抽出部を有し、該通過情報抽出部は前記検出部または前記第2の検出部で検知された通過情報から、指定された所定の前記属性を有する前記通過情報を選択し、前記選択した情報を地図上に前記検出部が配置されている該地図上の場所に応じて表示可能に抽出する。この構成により、管理者となる学校の先生は、学童個別の通学管理及び全ての学童の通学管理に活用できる。
本発明のオブジェクト行動検知・通知システムでは、上記センター装置は、前記オブジェクトがあらかじめ設定された条件と異なる動作をした時に、注意喚起する情報を送信する通知情報送信部を有し、前記通知情報送信部は、あらかじめ登録された該当オブジェクトの前記設定された条件と異なる通過情報があった場合に、注意喚起する情報を送信する。この構成により、学童があらかじめ登録しておいた経路と異なる経路で帰宅した場合や、下校時に正門等を通過した後に一定の時間経過後に履歴が存在しない場合に、保護者に通知することができる。
本発明のオブジェクト行動検知・通知システムでは、上記センター装置は、前記コントローラ装置で撮像された前記画像の有無を識別可能な画像存在標識(カメラアイコンなど)を生成し、当該画像存在標識を地図上に前記検出部が配置されている該地図上の場所に応じて示す画像存在標識生成部と、前記画像存在標識に応じて前記画像を抽出する画像抽出部を有する。この構成により、画像有無の情報を表示することができ、画像情報があるとき、画像存在標識をクリックすることで、容易に画像を確認することができる。
また、本発明のセンター装置は、特定の複数箇所に設置され、検知対象となるオブジェクトの個体識別情報と該オブジェクトの通過情報と該検知に応じて撮像された画像を取得し送信するコントローラ装置とネットワークを介して接続され、前記個体識別情報と前記通過情報と前記画像を前記コントローラ装置より受信し、前記オブジェクトの個体識別情報、前記通過情報、前記画像を、ネットワークを介して接続された利用者端末へ送信するセンター装置であって、当該センター装置は、前記コントローラ装置から前記個体識別情報と、前記通過情報と、前記画像とを受信し、個体識別情報と関連付けた前記通過情報と、該個体識別情報と関連付けた前記画像とを、前記利用者端末に送信する構成を有する。この構成により、システムの利用者がオブジェクトの通過履歴のみならず、通過時に撮像されたオブジェクトの画像を送信することができる。
また、本発明のセンター装置は、特定の複数箇所に設置され、検知対象となるオブジェクトの個体識別情報と該オブジェクトの通過情報と該検知に応じて撮像された画像を取得し送信するコントローラ装置とネットワークを介して接続され、前記個体識別情報と前記通過情報と前記画像を前記コントローラ装置より受信し、前記オブジェクトの個体識別情報、前記通過情報、前記画像を、ネットワークを介して接続された利用者端末へ送信するセンター装置であって、当該センター装置は、前記コントローラ装置から前記個体識別情報と、前記通過情報と、前記画像とを受信する受信部と、前記コントローラ装置で検知された通過情報から、指定された所定の属性を有するオブジェクトの通過情報を選択し、前記選択した通過情報が前記コントローラ装置の位置とともに地図上に表示された地図画像を生成する情報処理部と、前記個体識別情報と関連付けた前記画像と、該個体識別情報と関連づけた前記地図画像を前記利用者端末に送信する送信部と、を備える。この構成により、システムの利用者がオブジェクトの通過履歴を地図上において閲覧することができるとともに、必要に応じて通過時に撮像されたオブジェクトの画像も閲覧することができる。
また、本発明のコントローラ装置は、検知対象となるオブジェクトの個体識別情報と該オブジェクトの通過情報と該検知に応じて撮像された画像を受信するセンター装置とネットワークを介して接続されたコントローラ装置であって、当該コントローラ装置は、前記オブジェクトを特定するための前記個体識別情報が取得されると、前記通過情報と前記画像とを、前記個体識別情報に関連付けて前記センター装置に送信し、ここで当該コントローラ装置は、第1のタグを検知する第1の検知部と、通信可能距離が前記第1のタグと前記第1の検知部間の通信可能距離よりも小さい第2のタグを検知する第2の検知部とを有し、前記第1の検知部により前記第1のタグを検知すると、検知した前記第1のタグに応じて前記オブジェクトの前記個体識別情報と前記通過情報を取得し、前記第2の検知部により前記第2のタグを検知すると、検知した第2のタグに応じて前記個体識別情報と前記通過情報と前記画像を取得する構成を有する。この構成により、システムの利用者がオブジェクトの通過履歴のみならず、通過時に撮像されたオブジェクトの画像を送信することができる。さらにこの構成により、オブジェクトがコントローラ装置近くを通過する際に、オブジェクトをうまく撮像することができる。
さらに、本発明のコントローラ装置は、前記画像を保存する画像取得保存部を有し、当該画像取得保存部が揮発性メモリにより構成されている。この構成により、コントローラ装置が万一盗難に遭った場合などに、コントローラ装置の電源が断になると保存された画像が消去されるため、プライバシー保護が図られる。
本発明のオブジェクト行動検知・通知方法は、検知対象となるオブジェクトの個体識別情報に関連付けられた前記オブジェクトの通過情報を受信するステップと、前記通過情報に応じて撮像される前記個体識別情報に関連付けられた画像を受信するステップと、個体識別情報と関連付けた前記通過情報と、該個体識別情報と関連付けた前記画像とを送信するステップと、を有する。この構成により、システムの利用者がオブジェクトの通過履歴のみならず、通過時に撮像されたオブジェクトの画像も確認することが可能な画像を生成することができる。
さらに、本発明のオブジェクト行動検知・通知方法は、前記検知対象となるオブジェクトが撮像された画像に対して前記オブジェクトを識別できる特徴により前記オブジェクトを認識・識別するステップと、前記オブジェクトに応じて前記画像内で視認度を低下させるステップと、前記オブジェクトの個体識別情報を秘匿性のある第2の個体識別情報に変更するステップと、を有する。この構成により、検知対象となるオブジェクトかつまたは該オブジェクトともに撮像された検知対象以外の人あるいは物のプライバシーを保護することができる。
さらに、本発明のオブジェクト行動検知方法は、検知対象となるオブジェクトの個体識別情報と該オブジェクトの通過情報と該検知に応じて撮像された画像を取得するステップと、前記通過情報と前記画像とを、前記個体識別情報に関連付けて送信するステップと、を有する。この構成により、システムの利用者がオブジェクトの通過履歴のみならず、通過時に撮像されたオブジェクトの画像を送信することができる。
また、本発明のオブジェクト行動検知・通知方法は、特定の複数箇所に設置され、検知対象となるオブジェクトの個体識別情報と該オブジェクトの通過情報と該検知に応じて撮像された画像を取得し送信するコントローラ装置から、前記個体識別情報と、前記通過情報と、前記画像とを受信するステップと、前記通過情報と前記画像を送信する前記コントローラ装置で検知された前記通過情報から、指定された所定の属性を有するオブジェクトの前記通過情報を選択するステップと、前記選択した通過情報地図上に前記コントローラ装置が配置されている該地図上の場所に応じて表示地図画像を生成するステップと、前記個体識別情報と関連付けた前記画像と、該個体識別情報と関連づけた前記地図画像を利用者端末に送信するステップと、を備える。この構成により、システムの利用者がオブジェクトの通過履歴を地図上において閲覧することができるとともに、必要に応じて通過時に撮像されたオブジェクトの画像も閲覧することができる。
本発明のオブジェクト行動検知・通知プログラムは、コンピュータに、上記オブジェクト情報処理方法記載の各ステップを実行させるためのプログラムである。
本発明は、学童の所定位置の通過時刻及び通過時の現実の画像を確認することのできるという効果を有するオブジェクト行動検知・通知システム、センター装置、コントローラ装置及びオブジェクト行動検知・通知方法並びにオブジェクト行動検知・通知プログラムを提供することができるものである。
以下、本発明の実施形態のオブジェクト行動検知・通知システムについて、図面を用いて説明する。ここで、オブジェクトの例として、学童を用いて説明する。
図1は、本発明の実施形態のオブジェクト行動検知・通知システムを用いて学童101の行動を検知し、保護者端末に通知する動作を示す概念図である。
図1において、例えば、学童101の帽子などに、通信可能距離が大きいアクティブタグ102aと通信可能距離が比較的小さいパッシブタグ102bを含む学童タグ102を付けておく。学童タグ102の動きは、学童101自身の動きに連動することとなる。
学童101の通学路の途中の電柱、自動販売機などの見守りノード103にIPカメラ2と、アクティブタグ検知部(アクティブタグリーダ)5と、パッシブタグ検知部(パッシブタグリーダ)4と、コントローラ6を設置し、該コントローラ6には、画像取得部と、アクティブタグ検知信号受信部と、パッシブタグ検知信号受信部、及び通信部などが含まれている。IPカメラ2は、パッシブタグ検知部4とパッシブタグ102a間の通信可能距離内の範囲が撮像可能に、設置位置や画角などが調整され設置されている。
上記見守りノードと離れた場所にセンター装置7が設置され、該センター装置7はインターネットを介して見守りノード103に設置されたコントローラとの通信を行い、また、インターネットを介して保護者端末に学童101の行動に関する通知のメールを送信する。保護者端末はパソコンでもよいし、携帯端末でもよい。
学童101は、アクティブタグ102aとパッシブタグ102bを含む学童タグ102が付いているランドセルを背負って移動して、見守りノード103に接近し、アクティブタグ検知範囲内に入ると、アクティブタグ検知部がそのアクティブタグ102aを検知し、アクティブタグ102aに記憶されているオブジェクトの識別ID(Identification)を読み取り、アクティブタグ102aを検知した時刻(通過時刻)などを通信部を介してセンター装置7に送信する。
学童が引き続き移動するとともに学童タグ102が移動し、さらに見守りノードに接近し、パッシブタグ検知範囲内に入ると、パッシブタグ検知部が学童タグ102のパッシブタグ102bを検知し、パッシブタグ102bに記憶されているオブジェクトの識別IDを読み取り、パッシブタグ102bを検知した時刻(通過時刻)及び、通過時にIPカメラで撮像された画像などを、通信部を介してセンター装置7に送信する。
センター装置7はコントローラ6からの通過時刻及び通過時の画像などに基づいて通知のメールを作成し、保護者端末に送信する。ここで、学童101の通過履歴と通過時の画像をメールに含めることができる。画像の送信方法としては、画像を直接メールに含んで送信してもよいし、画像のURLをメールの正文に記入して送信してもよい。
保護者端末が通知のメールを受信すると、メールを閲覧した保護者は学童101の行動を確認する。画像を直接メールに含んで送信してきた場合は、保護者は直接メールで学童101の通過履歴と通過時の画像を確認し、画像のURLがメールの正文に記入された場合は、保護者はメールで学童101の通過履歴を確認し、正文に記入されたURLにアクセスことにより、通過時の画像を確認する。
学童101の帽子、ランドセルなどには、通信可能距離が比較的大きいアクティブタグ102aと通信可能距離が比較的小さいパッシブタグ102bを含む学童タグ102が予め取り付けられる。一般にアクティブタグ102aは電源を備えたタグであり、通信可能距離が大きく、比較的広い範囲において検知される。しかしながら、この性質が故に、その検知と同時にオブジェクトをうまく撮影できない可能性がある(例えば、遠距離からの撮影になってしまう可能性がある)。そこで、本実施形態では、電源を備えておらず、通信可能距離がより小さいパッシブタグ102bを併用し、パッシブタグ102bの検知を撮影のトリガにする。一般にパッシブタグ102bは電源を備えておらず、外部から到来する磁界のエネルギーを電気エネルギーに変換して必要な電力を確保するものであり、アクティブタグ102aに比べ通信可能距離が小さく、比較的狭い範囲において検知される。これにより、近距離でオブジェクト(学童)がうまく撮影されることが期待される。これによって、保護者が学童の通過履歴のみならず、通過時の画像も容易に確認することができる。
図2、図3は、本発明の実施形態のオブジェクト行動検知・通知システムを用いて学童の行動を検知し、保護者端末に通知する手順を示す図である。ここで、学童が自宅から学校に登校するとき、学童の通学途中に見守りノードが一つ設置され、校門でも見守りノードが設置された場合を示す。
まず、セキュリティ会社等のような、センター装置を管理する管理者により、管理者端末を通じてオブジェクト行動検知・通知システムのユーザ登録が行われる(ステップS201)。ここで、オブジェクト行動検知・通知システムを利用する前に、管理者端末を通じて、センター装置にオブジェクト(学童)の識別IDと、メールで通知する場合のメールアドレス及びオブジェクトの識別IDを、オブジェクトを容易に特定することができないような、秘匿性のあるオブジェクト名(ニックネーム等)が登録される。オブジェクト(学童)の識別IDとは、当該オブジェクトの個体識別情報、すなわち、各オブジェクトを特定、識別するための情報である。本実施形態では、各学童を特定するための識別IDが用いられるが、直接的には各学童タグに付与された識別IDである。
次に、検知対象となる学童が移動を開始し、すなわち学童タグの移動につれて、学童タグが段々と見守りノードに接近し(ステップS202)、学童と共に学童タグが、学童タグのアクティブタグの検知範囲に入ると、見守りノードに設置されたコントローラ1のアクティブタグリーダがそのアクティブタグを検知し(ステップS203)、すなわち、学童タグを検知する。コントローラ1は、アクティブタグから読み取ったアクティブタグに記憶された識別IDを取得し、コントローラ1からアクティブタグを検知した時刻(通過時刻)などを含む通過情報を識別IDと関連付けてセンター装置に送信する(ステップS204)。
センター装置はコントローラ1からの通過情報を受信し(ステップS205)、受信した通過情報を、対応する識別IDと関連付けた上で保存する(ステップS206)。
学童タグがさらに見守りノードに接近し(ステップS207)、学童タグのパッシブタグの検知範囲に入ると、見守りノードに設置されたコントローラ1のパッシブタグリーダがそのパッシブタグを検知し(ステップS208)、すなわち、学童タグがコントローラ1にさらに接近したことを検知する。コントローラ1は、この検知に応じてIPカメラ2は当該学童タグを有する学童が写された画像を撮像する。この後、コントローラ1は、パッシブタグから読み取ったパッシブタグに記憶された識別IDを取得する。なお、パッシブタグに記憶された識別IDは、アクティブタグに記憶された識別IDと同じ値であっても異なる値であってもよく、以下の説明では、単に両者を識別IDとして説明する。コントローラ1は、からパッシブタグを検知した時刻(通過時刻)などを含む通過情報及び前述した方法により取得された学童の通過時の画像を、識別IDと関連付けてセンター装置に送信する(ステップS209)。
センター装置はコントローラ1からの通過情報及び画像を受信し(ステップS210)、受信した通過情報及び画像を、対応する識別IDと関連付けた上で保存する(ステップS211)。
学童タグが引き続き学校に向いて移動し、校門に接近し(ステップS212)、アクティブタグの検知範囲に入ると、校門に設置されたコントローラ2のアクティブタグリーダがそのアクティブタグを検知し(ステップS213)、すなわち、学童タグを検知し、識別IDとともにコントローラ2から学童タグの通過時刻などを含む通過情報がセンター装置に送信される(ステップS214)。
センター装置はコントローラ2からの通過情報を受信し(ステップS215)、受信した通過情報を対応する識別IDと関連付けた上で保存する(ステップS216)。
一方、学童タグがさらに校門に接近し(ステップS217)、パッシブタグの検知範囲に入ると、校門に設置されたコントローラ2のパッシブタグリーダがそのパッシブタグを検知し(ステップS218)、すなわち、学童タグがコントローラ2にさらに接近したことを検知し、コントローラ2から学童タグの通過時刻などを含む通過情報及び通過時の画像が、センター装置に送信される(ステップS219)。
センター装置はコントローラ2からの通過情報及び画像を受信し(ステップS220)、受信した通過情報及び画像を、対応する識別IDと関連付けた上で保存する(ステップS221)。
センター装置は保存している学童タグが見守りノード及び校門を通過した時の通過情報及び画像を処理し(ステップS222)、保護者端末に送信する通知のメールを生成し(ステップS223)、保護者端末に送信する(ステップS224)。
保護者端末が通知のメールを受信すると(ステップS225)、保護者は受信したメールを閲覧し学童タグの通過情報及び通過時の画像を確認する(ステップS226)。
また、システム管理者は、管理者端末を通じて、常にオブジェクト行動検知・通知システムに対して維持管理を行う(ステップS227)。
学童が下校するときも、上記と同様に校門を通過する時と見守りノードを通過する時の学童タグの通過情報及び画像を保護者端末に送信することができる。
図4は、本発明の実施形態のオブジェクト行動検知・通知システムの構成を示すブロック図である。
図4において、オブジェクト行動検知・通知システム1は、IPカメラ2と、センサー3と、パッシブタグ検知部4と、アクティブタグ検知部5と、コントローラ6と、センター装置7とを有して構成される。オブジェクト行動検知・通知システム1の最低限の構成としてコントローラ6とセンター装置7が必要である。コントローラ6とセンター装置7とはネットワークとしてのインターネット9を介して情報の通信を行う。また、センター装置7はインターネット9を介して保護者端末8へ通知のメールを送信する。
IPカメラ2は、インターネットプロトコルによるネットワーク機能を有するカメラである。
センサー3は、外界状況を電気信号に変換して、状況変化検出信号を出力する照度検出部を構成するものであり、外界状況の変化が発生したとき電気信号も変化して、状況変化は所定値(閾値)より低下になった場合、検出信号を出力する。例えば、外界の照度を電気信号に変換して、外界の照度を検出し、検出した照度は所定値(閾値)より低下になった場合、警告信号をサーバ通信部65を介してセンター装置7に出力する。
パッシブタグ検知部(第2の検出部)4は、パッシブタグリーダであり、パッシブタグ(第2のタグ)がパッシブタグ検知部4の検知範囲内を通過すると、パッシブタグ検知部4がそのパッシブタグを検知し、検知信号を出力する。パッシブタグは電源を使用とせず、そのため、通信可能距離が比較的短く、検知範囲は比較的狭い。
アクティブタグ検知部(第1の検出部)5は、アクティブタグリーダであり、アクティブタグ(第1のタグ)がアクティブタグ検知部5の検知範囲内を通過すると、アクティブタグ検知部5がそのアクティブタグを検知し、検知信号を出力する。アクティブタグは自身に電池などの電源が搭載され、通信可能距離が比較的長く、検知範囲は比較的広い。
コントローラ6は、画像取得保存部61と、センサー信号受信部62と、検知信号受信部63と、検知信号受信部64と、サーバ通信部65と、制御部66とを有して構成される。
画像取得保存部61は、IPカメラ2からIPカメラ2により撮像された画像を取得し、一時保存する。画像取得保存部61は種々の記憶媒体で構成され得るが、盗難防止、個人情報保護などの観点から、たとえばDRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)などの揮発性メモリにより構成するのが望ましい。画像取得保存部61を揮発性メモリにより構成することにより、コントローラ6が万一盗難に遭った場合などに、コントローラ6の電源が断になると画像取得保存部61に保存された画像が消去されるため、個人情報保護が図られる。
センサー信号受信部62は、センサー3からの検知信号を受信し、サーバ通信部65に送信する。
検知信号受信部63は、パッシブタグ検知部4からの検知信号を受信し、サーバ通信部65に送信する。
検知信号受信部64は、アクティブタグ検知部5からの検知信号を受信し、サーバ通信部65に送信する。
サーバ通信部65は、制御部66の制御に従って、インターネットを介して、コントローラ6の起動時やタグ認識時にセンター装置7にデータを送信する送信部を構成する。具体的には、センサー信号受信部62からのセンサー検知信号を受信したときセンター装置7に警告信号を送信し、検知信号受信部64からのアクティブタグ検知信号を受信したときセンター装置7に識別IDと関連付けて通過情報を送信し、検知信号受信部63からのパッシブタグ検知信号を受信したとき画像取得保存部61からパッシブタグ検知時の画像を取得し、識別IDと関連付けて通過情報とともにセンター装置7に送信する。ここでの画像は、パッシブタグ検知信号によらずたとえば一定周期で常時撮像し画像取得保存部61に一時保存している画像をパッシブタグ検知信号の受信に応じて取り出したのであってもよく、パッシブタグ検知信号の受信によりIPカメラ2で撮像した画像であってもよい。
制御部66は、コントローラ6全体の動作を制御する。
センター装置7は、コントローラ通信部71と、画像認識部72と、情報デフォルメ制御部73と、学童情報データベース74と、画像情報データベース75と、メール生成部76と、情報処理部79と、Webサーバ77と、メールサーバ78とを有して構成される。
コントローラ通信部71は、コントローラ6から送信されてきた識別ID、通過情報を受信し、学童情報データベース74へ登録し、コントローラ6から送信されてきた画像情報を受信し、画像情報データベース75へ送出する。
画像認識部72は、画像ファイルの画像から特定部分のイメージを抽出し、画像の加工処理を行う。例えば、ランドセル、帽子等学童の固有情報を手掛かりに学童を画像から抽出する。
情報デフォルメ制御部73は、画像認識部72で認識された画像を基に、個人情報保護のため、検知対象以外、本実施形態では学童以外の人体部分のイメージにその視認度を低下させるモザイク処理を付与する。また、オブジェクトの識別ID(名称など)を、オブジェクトを容易に特定することができないような、秘匿性のあるオブジェクト名(ニックネーム等)に変更する。
学童情報データベース74は、検知対象となる学童の情報を格納する。図5は、学童情報データベース74に格納される学童情報の例を示す。図5に示す例において、学童情報データベース74がタグ通過履歴341と、通信受信時刻342と、ニックネーム343と、設定条件(通学ルートなど)344を格納する。タグ通過履歴341は、コントローラ6より送信された識別IDと通過情報を各学童に応じた互いに関連付けて得られる情報である。通信受信時刻342は識別IDと通過情報が受信された時刻の情報である。ニックネーム343は、先述したように、管理者端末を通じ、各学童の識別IDに対応して登録された秘匿性のあるオブジェクト名(第2の個体識別情報)である。設定条件344は、管理者端末を介して予め設定された学童の通常の通学ルートなどの情報である。
画像情報データベース75は、コントローラ6から受信した画像及び画像認識部72と情報デフォルメ制御部73より処理された画像を格納する。
メール生成部76は、学童情報データベース74に格納している学童情報及び画像情報データベース75に格納している画像に基づいて保護者端末8に送信するメールを生成する。保護者端末8がパソコンである場合、学童タグの通過履歴であるタグ通過履歴341と通過時の画像が含まれたメールを生成してもよいし、学童タグの通過履歴と画像のURLを記入したメールを生成してもよい。保護者端末8が携帯端末である場合、携帯端末の表示画面が小さいため、通過履歴のみを表示するメールを作成するが、もちろん画像を含むメールを作成してもよい。情報処理部79は、後述するように、保護者端末の画面に表示させる種々の画面表示用のデータを作成する。
Webサーバ77は、バッチ制御部771とWeb制御部772とを有して構成される。バッチ制御部771は、不要なデータやファイルを削除する。Web制御部772は、保護者端末8側からのID,パスワードなどでの認証に基づき、情報処理部79で生成された種々の画面表示用のデータ、画像情報データベース75の画像または当該画像のURLを保護者端末8に送信する送信部として機能する。
メールサーバ78は、メール送信制御部781を有し、ネットワークを介してメール生成部76で生成されたメールを、送信部としてのメール制御部781を介して保護者端末8に送信する。尚、Webサーバ77、メールサーバ78は、センター装置7内に一体的に形成されてもよいし、センター装置7とは別体に形成されてもよい。
保護者端末8は、ユーザ、例えば保護者が利用する端末であり、パソコン(PC)81でもよいし、携帯端末82でもよい。
以上のように構成されたオブジェクト行動検知・通知システムについて、図6、図7に示すフローチャートに基づいてその動作を説明する。
まず、コントローラ6の起動後(ステップS501)、コントローラ6の制御部66が、サーバ通信部65で検知信号受信部64からの検知信号があるかによりアクティブタグが検出されたかを判断し(ステップS502)、検知信号受信部64からの検知信号がない、すなわち、アクティブタグを検出していないと判定した場合、制御部66はステップS502を繰り返し実行し、アクティブタグの検出を待つ。
一方、ステップS502において、検知信号受信部64からの検知信号があった、すなわち、アクティブタグを検出したと判定した場合、制御部66は識別ID、通過情報を送信するようサーバ通信部65に指示し、サーバ通信部65がその指示に従ってアクティブタグを検出した際の識別ID、通過情報をセンター装置7へ送信する(ステップS503)。
そして、センター装置7のコントローラ通信部71がコントローラ6からの識別ID、通過情報を受信し(ステップS504)、学童情報データベース74へタグ通過履歴341として保存する(ステップS505)ともに、受信した時刻を通信受信時刻342として保存する。
アクティブタグを検出した後、コントローラ6の制御部66がサーバ通信部65で検知信号受信部63からの検知信号があるかによりパッシブタグが検出されたかを判断し(ステップS506)、検知信号受信部63からの検知信号がない、すなわち、パッシブタグを検出していないと判定した場合、制御部66は一定時間を経過したかを判断し(ステップS507)、一定時間を経過していないと判定した場合、ステップS506に戻り、再度パッシブタグが検出されたかを判断する。
一方、ステップS507において、一定時間を経過したと判定した場合、制御部66はパッシブタグの検出を待たず、ステップS502に戻り、再度アクティブタグが検出されたかを判断する。ここで、一定時間を経過してもパッシブタグを検知していない場合、例えば、学童が見守りノードに向いて移動して、アクティブタグの検出範囲内に入ったが、その後、さらに見守りノードに接近し見守りノードを通過することではなく、ほかの経路で見守りノードを通過し、パッシブタグの検出範囲内に入らなかったまま見守りノードを通過した可能性があると考えて、制御部66はそのパッシブタグの検出を待たない。
また、ステップS506において、検知信号受信部63からの検知信号があった、すなわち、パッシブタグを検出したと判定した場合、制御部66は、識別ID、通過情報及び検出時の画像情報をセンター装置7へ送信するようサーバ通信部65に指示し、サーバ通信部65がその指示に従ってパッシブタグを検出した際の識別ID、通過情報及び検出時の画像情報をセンター装置7へ送信する(ステップS508)。
センター装置7のコントローラ通信部71がコントローラ6からの識別ID、通過情報及び検知時の画像情報を受信し(ステップS509)、識別ID、通過情報を学童情報データベース74へ保存し、検知時の画像情報を画像情報データベース75へ画像ファイルとして保存する(ステップS510)。
画像認識部72は、画像情報データベース75の画像ファイルの画像から特定部分のイメージを抽出し、画像の加工処理を行う(ステップS511)。例えば、ランドセル、帽子等学童の固有情報、すなわち学童タグの固有情報を手掛かりに学童に相当する特定部分を画像から抽出する。
情報デフォルメ制御部73は、画像認識部72で認識された画像を基に、個人情報保護のため、検知対象以外、本実施形態では検知対象の学童以外の人体部分のイメージにモザイク処理を付与する(ステップS512)。すなわち、ここで画像認識部72、情報デフォルメ制御部73は、学童を含む撮像された画像を変更する画像変更処理部として機能する。該画像変更処理部は、撮影した前記画像に対して、検知対象となる学童を識別できる特徴により該学童を認識・識別し、当該学童以外の画像内における人体部分のイメージにモザイク処理を付与し、視認度を低下させる。モザイク処理は視認度を低下させる処理の一例であり、例えば検知対象の学童以外の人体イメージは黒塗りにするなどの他の変更処理を行なってもよい。また、画像内における当該児童の顔などの部分のイメージにモザイク処理を行ってもよい。
また、学童の識別ID(名称)を、当該識別IDに対応した学童情報データベース74内のニックネーム343を参照し、ニックネームの如きオブジェクト名(第2の個体識別情報)に変更する(ステップS513)。すなわち、ここで情報デフォルメ制御部73は、個体識別情報としての識別IDを、オブジェクトを容易に特定することができないような、秘匿性のある第2の個体識別情報に変更する変更処理部として機能する。
そして、メール生成部76がステップS511〜S513で処理された情報に基づいてメールを生成する(ステップS514)。ここで、学童情報データベース74に格納している学童情報及び画像情報データベース75に格納している画像に基づいて保護者端末に送信するメールを生成する。また、生成したメールにおいては、オブジェクトの識別IDではなく、上述のステップS513で述べたように、ニックネーム、例えば、太郎君等で検知対象が表示される。保護者端末8がパソコンである場合、メール生成部76は学童タグの通過履歴と通過時の画像を含んだメールを生成してもよいし、学童タグの通過履歴と画像のURLを記入したメールを生成してもよい。保護者端末8は携帯端末である場合、携帯端末の表示画面が小さいため、メール生成部76は通過履歴のみを表示するメールを作成するが、もちろん画像を含んだメールを作成してもよい。そして、メールサーバ78のメール送信制御部781より作成されたメールが送信される(ステップS515)。尚、ステップS511〜S513のような変更処理を行なう必要がない場合、メール生成部76は、画像情報データベース75から画像を、学童情報データベース74から識別ID、通過情報を直接受け取り、メールを作成する。
保護者端末8がメールを受信すると(ステップS516)、保護者はメールを閲覧し学童の行動を確認する(ステップS517)。ここで、学童タグの通過履歴と通過時の画像がメールに含まれる場合、保護者はメールの閲覧より直接学童タグの通過履歴と通過時の画像を確認するが、画像のURLがメールに記されている場合、その記入されたURLにアクセスすることにより、通過時の画像を確認する。
また、コントローラ6がパッシブタグを検出した際のオブジェクト名称、検知日付、履歴情報及び検出時の画像情報をセンター装置7へ送信した後、制御部66がサーバ通信部65でセンサー受信部62からのセンサー受信信号があるかを判断することより、外界照度が所定値より低下したかを判断し(ステップS518)、センサー受信部62からのセンサー受信信号がないと判定した場合、外界照度は所定値より低くない、警告信号を送信する必要がないとみなして、ステップS502に戻り、再度アクティブタグが検出されたかを判断する。
一方、ステップS518において、センサー受信部62からのセンサー受信信号があったと判定した場合、制御部66は、外界照度が所定値より低いとみなして、警告信号をセンター装置7へ送信する(ステップS519)。
センター装置7のコントローラ通信部71がコントロール6からの警告信号を受信する(ステップS520)と、メール生成部76が警告メールを生成し(ステップS521)、保護者端末8へ送信する(ステップS522)。そして、保護者端末8が警告メールを受信する(ステップS523)。
以上のように、本発明のシステムは、通信可能距離が大きいアクティブタグと通信可能距離が小さいパッシブタグとを併用し、アクティブタグの検知で通過履歴を収集し、パッシブタグの検知で画像を取得し、保護者端末へ送信する。これによって、オブジェクトをうまく撮影することができ、保護者が学童タグの通過履歴のみならず、通過時の画像も確認することができる。また、外界照度が閾値より低下した場合、保護者端末へ警告メールが送信される。これによって、一定の照度以下の条件で検知したオブジェクトに対して、暗くなってから通過(下校)したというセンサー情報が付与され、学童の通学管理に活用できる。
次に、保護者が学童行動情報を閲覧するときの手順について詳細に説明する。
図8は保護者が保護者端末を構成するパソコンより学童行動情報を閲覧するときのフローチャートである。
まず、保護者により、保護者端末を通じてURLが入力されると(ステップS601)、センター装置のWeb制御部772がそのURLを受付(ステップS602)、ログイン画面を表示するよう制御し(ステップS603)、保護者端末にそのログイン画面が表示される(ステップS604)。
図9は、ログイン画面の例を示す図である。保護者はそのログイン画面にユーザIDとパスワードを入力し(ステップS605)、センター装置7のWeb制御部772がその入力されたユーザIDとパスワードの認証を行った後(ステップS606)、情報処理部79の処理に基づき通過履歴と地図を表示するよう制御し(ステップS607)、保護者端末に通過履歴と地図が表示される(ステップS608)。
図10は、情報処理部79の構成を示す。情報処理部79は、通過情報抽出部791、画像抽出部792、画像存在標識生成部793、通知情報送信部794とともに、図示せぬ一般的な地図データベースを含んでいる。
図11は、通過履歴と地図の表示画面例である。図10に示されているように、センター装置7の情報処理部79は、学童情報データベース74内のタグ通過履歴341に基づき、通過履歴と地図を保護者端末に表示させる。すなわち、情報処理部79の通過情報抽出部791は、タグ通過履歴341から検知対象の学童の識別ID、通過情報を抽出し、地図データベースの地図に重ね合わせることで、図11に示されたものと同様の画面表示データを作成し、Web制御部772を介して保護者端末に送信する。通過情報に基づき、コントローラ6が配置されている地図上の場所(パッシブタグ検知部4又はアクティブタグ検知部5の場所)に対応した各見守りノードの場所と通過時刻が地図上に表示される。また、例えば、8:40(画)のような表示がある。この(画)は、ここを経過した時の画像があるという意味で、保護者がこの(画)の書いてあるところをクリックすることにより、経過時の画像が表示できる。ここでは、識別IDに対応した画像を、情報処理部79の画像抽出部792が画像情報データベース75から抽出し、画像存在標識生成部793が、(画)の表示をコントローラ6の場所(パッシブタグ検知部4の場所)に対応付けて生成する。この(画)の部分は、カメラアイコンなどによっても置き換えることができる。とにかく本例では、地図上の見守りノードにおいて撮像された画像の有無を示す画像存在標識が情報処理部79によって地図上に追加され、保護者は、保護者端末上にて当該標識をクリックすることにより、画像を見ることができる。
保護者の保護者端末の操作により画像表示を選択する(ステップS609)と、Web制御部772がその画像表示選択を受付(ステップS610)、情報処理部79の画像抽出部792にて抽出された画像を表示するよう、Web制御部772が保護者端末を制御し(ステップS611)、保護者端末に画像が表示される(ステップS612)。
図12は画像の表示例である。この図12に示すように、表示された画像において、検知対象となる学童の通過時の画像が表示されるが、個人情報保護のため、学童以外の人体部分のイメージにモザイク処理が付与されている。すなわち、ここでの表示画像は、画像認識部72、情報デフォルメ制御部73からなる変形処理部より処理された画像が表示される。
図13は保護者が保護者端末を構成する携帯端末から学童行動情報を閲覧するときのフローチャートである。
保護者端末によるURL入力からユーザ認証までの手順、すなわち、ステップS601〜606の動作は図8に示した動作と同様であるので、説明を省略する。
Web制御部772がユーザ認証を行った後、Web制御部772が、図8の例と同様に情報処理部79にて作成された通過履歴(ただしこの例では画像は省略)を表示するよう保護者端末を制御し(ステップS1001)、保護者端末の画面に通過履歴が表示される(ステップS1002)。
図14は、保護者端末の画面に表示される通過履歴の例である。この図14においても、センター装置7の学童情報データベース74内のタグ通過履歴341に基づき、学童の通過場所と各場所の通過時刻が標示されている。本例では保護者端末が携帯端末のため、画像表示は省略されている。
続いて学校の先生などの管理者が通過履歴を閲覧するときの手順を説明する。
図15は、学校の先生が管理者(先生)端末(パソコンなど)を用いて通過履歴を閲覧するときのフローチャートである。
管理者(先生)端末によるURL入力からユーザ認証までの手順、すなわち、ステップS601〜606の動作は図8に示した動作と同様であるので、説明を省略する。
Web制御部772がユーザ認証を行った後、Web制御部772が、情報処理部79にて生成された管理者用画面を表示するよう管理者(先生)端末を制御し(ステップS1201)、管理者(先生)端末の画面に管理者用初期画面が表示される(ステップS1202)。
図16は管理者(先生)に表示される管理者用初期画面の例である。管理者が管理者(先生)端末の画面に通過履歴の日付選択を入力する(ステップS1203)と、センター装置7のWeb制御部772がその日付選択情報を受付(ステップS1204)、情報処理部79により学童情報データベース74から選択された日付の通過履歴を表示するよう管理者(先生)端末を制御し(ステップS1205)、管理者(先生)端末の画面に選択された日付の通過履歴が表示される(ステップS1206)。
図17は、管理者(先生)に表示される日付毎通過履歴画面例である。図17に示す日付毎通過履歴において、センター装置7の学童情報データベース74内のタグ通過履歴341、ニックネーム343に基づき、7月11日に各見守りノードを通過した学童の通過時刻、クラス、ニックネーム、居住地区が表示されている。
管理者により、管理者(先生)端末の画面に絞込み条件が入力される(ステップS1207)と、Web制御部772がその絞込条件を受付(ステップS1208)、情報処理部79により学童情報データベース74から絞り込まれた条件の通過履歴を表示するよう制御する(ステップS1209)。すなわち、情報処理部79は、図17の画面例の画面表示データを作成し、管理者(先生)端末にWeb制御部772を介して送信する。この画面表示データを管理者(先生)端末は受信し、その画面に絞り込まれた条件の通過履歴を表示する(ステップS1210)。
図18は、管理者(先生)に表示されるノード毎通過履歴画面例である。図17に示す例は、センター装置7の学童情報データベース74内のタグ通過履歴341に基づき、7月11日に正門を通過した学童のクラス、ニックネーム、居住地区及び通過時刻が表示されている。これを用いて、各学童の登下校時間を管理することができる。図17と同様、図18の画面例の画面表示データもセンター装置7の情報処理部79によって作成され、保護者端末に送信される。
図19は、管理者(先生)に表示されるクラス毎通過履歴画面例である。図19に示す例は、7月11日に1年1組の全ての学童の通過履歴が表示されている。また、管理者が画面上の「経路画面」ボタンをクリックすると、図20に示す地図が表示される。これを用いて、各クラスの学童の通過履歴を管理することができる。図17、図18と同様、図19の画面例の画面表示データもセンター装置7の情報処理部79によって作成され、保護者端末に送信される。また、図20に示す地図は、図11の表示例の作成と同様、情報処理部79の通過情報抽出部791の作用により作成される。
図21は、管理者(先生)に表示される学童毎通過履歴画面例である。図21に示す例は、7月11日に1年1組の太郎ちゃんの通過履歴が表示されている。ここでも、管理者が画面上の「経路画面」ボタンをクリックすると、図20に示す地図が表示される。これを用いて、7月11日に1年1組の太郎ちゃんの行動履歴を管理することができる。図17から図19と同様、図21の画面例の画面表示データもセンター装置7の情報処理部79によって作成され、保護者端末に送信される。
図22は、居住区域毎通過履歴画面例である。図22に示す例は、7月11日に北町に住む全ての学童の通過履歴が表示されている。ここでも、管理者が画面上の「経路画面」ボタンをクリックすると、図20に示す地図が表示される。これを用いて、7月11日に北町に住む全ての学童の行動履歴を管理することができる。図17から図19、図21と同様、図22の画面例の画面表示データもセンター装置7の情報処理部79によって作成され、保護者端末に送信される。
すなわち、図17から図22の説明に挙げたように、全オブジェクトに設定した属性(グループIDなど)により、センター装置7の詳報処理部79は、属性毎に履歴情報を抽出、表示する機能を有する。具体的には、児童見守りシステムに応用した場合、学童毎に、一定期間全検知ノードで検知した数(登校時、下校時)が地図上に一括表示されるので、学童個別の通学管理に活用できる。また、学区毎、居住地域毎、登校班毎等に、一定期間全検知ノードで検知した検知回数(登校時、下校時)が経路画面に一括表示され、学童の通学管理に活用できる。
このような本発明の実施形態のオブジェクト行動検知・通知システムによれば、通信可能距離が大きいアクティブタグと通信可能距離が小さいパッシブタグとを併用し、アクティブタグの検知で通過履歴を収集し、パッシブタグの検知で画像を取得し、保護者端末へ送信する。これによって、オブジェクトをうまく撮影することができ、保護者が学童タグの通過履歴のみならず、通過時の画像も確認することができる。また、外界照度は閾値より低下した場合、保護者端末へ警告メールを送信する。これによって、一定の照度以下の条件で検知したオブジェクトに対して、暗くなってから通過(下校)したというセンサー情報を付与し、児童の通学管理に活用できる。
なお、以上の説明では、学童の登下校時の検知例を説明したが、システム管理者画面では、オブジェクト(学童)があらかじめ設定された条件とは異なる動作時に、例えば、あらかじめ該当学童の通学経路を登録しておき、その経路と異なる経路で帰宅した場合や、下校時に正門等を通過した後に一定の時間経過後に履歴が存在しない場合に、警告画面やメール等で注意喚起してもよい。また、学童が行くべきではない場所に見守りノードを設置し、学童タグを検知したら、メール等で注意喚起してもよい。このような情報の処理も、端末における画像表示を作成する情報処理部79が行なうことができる。すなわち、情報処理部79の通知情報送信部794が、学童情報データベース74のタグ通過履歴341の通過情報と、あらかじめ登録された設定条件(通学ルートなど)344を比較し、上述したような異常な事象が検出された場合、注意を喚起する旨の情報を保護者端末に送信する。この設定条件344は、図2のステップS201などにおいて、管理者端末などを通じて登録することができる。これにより保護者に対し、学童の異常な動きを警告することができる。
上述の方法を、各装置に実施させるプログラムは、種々のメモリに種々の形式で装置内に組み込まれる。また、ハードディスクのような情報記録装置や、CD−ROMやDVD−ROM、メモリカードのような情報記録媒体にプログラムを記録してもよい。
以上、本発明の各種実施形態を説明したが、本発明は前記実施形態において示された事項に限定されず、明細書の記載、並びに周知の技術に基づいて、当業者がその変更・応用することも本発明の予定するところであり、保護を求める範囲に含まれる。
以上のように、本発明にかかるオブジェクト行動検知・通知システム及びオブジェクト行動検知・通知方法並びにオブジェクト行動検知・通知プログラムは、オブジェクトの所定位置の通過時刻及び通過時の現実の画像を確認することのできるという効果を有し、対象となるオブジェクトを検知し、ネットワークを介して利用者端末に通知するオブジェクト行動検知・通知システム、センター装置、コントローラ装置及びオブジェクト行動検知・通知方法並びにオブジェクト行動検知・通知プログラム等として有用である。
本発明の実施形態のオブジェクト行動検知・通知システムを用いて学童の行動を検知し、保護者端末に通知する動作を示す概念図 本発明の実施形態のオブジェクト行動検知・通知システムを用いて学童の行動を検知し、保護者端末に通知する手順を示す図 図2の続きの図 本発明の実施形態のオブジェクト行動検知・通知システムの構成を示すブロック図 学童情報データベースに格納される学童情報の例を示す図 オブジェクト行動検知・通知システムの動作を説明するフローチャート 図6の続きのフローチャート 保護者が保護者端末(パソコン)より学童行動情報を閲覧するときのフローチャート ログイン画面の例を示す図 情報処理部の構成を示す図 通過履歴と地図の表示画面例 画像の表示例 保護者が携帯端末から学童行動情報を閲覧するときのフローチャート 保護者端末(携帯端末)画面に表示される通過履歴の例 学校の先生が管理者(先生)端末を用いて通過履歴を閲覧するときのフローチャート 管理者用初期画面の例 日付毎通過履歴画面の例 ノード毎通過履歴画面の例 クラス毎通過履歴画面の例 地図の表示例 学童毎通過履歴画面の例 居住区域毎通過履歴画面の例
符号の説明
1 オブジェクト行動検知・通知システム
2 IPカメラ
3 センサー
4 パッシブタグ検知部
5 アクティブタグ検知部
6 コントローラ
7 センター装置
8 保護者端末
61 画像取得保存部
62 センサー信号受信部
63,64 検知信号受信部
65 サーバ通信部
66 制御部
71 コントローラ通信部
72 画像認識部
73 情報デフォルメ制御部
74 学童情報データベース
75 画像情報データベース
76 メール生成部
77 Webサーバ
78 メールサーバ
79 情報処理部
81 パソコン
82 携帯端末
102 学童タグ
103 見守りノード
771 バッチ制御部
772 Web制御部
781 メール送信制御部

Claims (11)

  1. 特定の複数箇所に設置され、検知対象となるオブジェクトの個体識別情報と該オブジェクトの通過情報と該検知に応じて撮像された画像を取得し送信するコントローラ装置と、
    該コントローラ装置とネットワークを介して接続され、前記個体識別情報と前記通過情報と前記画像を前記コントローラ装置より受信し、
    前記オブジェクトの個体識別情報、前記通過情報、前記画像を、ネットワークを介して接続された利用者端末へ送信するセンター装置と、を備え、
    前記コントローラ装置は、
    前記検知対象となるオブジェクトを特定するための前記個体識別情報が取得されると、前記通過情報と前記画像とを、前記個体識別情報に関連付けて前記センター装置に送信し、
    前記センター装置は、
    前記コントローラ装置から前記個体識別情報と、前記通過情報と、前記画像とを受信し、個体識別情報と関連付けた前記通過情報と、該個体識別情報と関連付けた前記画像とを、前記利用者端末に送信し、
    さらに前記コントローラ装置は、第1のタグを検知する第1の検知部と、通信可能距離が前記第1のタグと前記第1の検知部間の通信可能距離よりも小さい第2のタグを検知する第2の検知部とを有し、
    前記第1の検知部により前記第1のタグを検知すると、検知した前記第1のタグに対応する前記オブジェクトの前記個体識別情報と前記通過情報を取得し、前記第2の検知部により前記第2のタグを検知すると、該第2のタグに対応する前記個体識別情報と前記通過情報と前記画像を取得するオブジェクト行動検知・通知システム。
  2. 請求項記載のオブジェクト行動検知・通知システムであって、
    検知の対象となるオブジェクトは学童であるオブジェクト行動検知・通知システム。
  3. 請求項1又は2記載のオブジェクト行動検知・通知システムであって、
    前記コントローラ装置は、外界の照度を検出する照度検出部を有し、該照度検出部より外界の照度が所定値より低下したと検出された場合、前記センター装置に警告信号を送信するオブジェクト行動検知・通知システム。
  4. 請求項1又は2記載のオブジェクト行動検知・通知システムであって、
    前記コントローラ装置は、前記画像を保存する画像取得保存部を有し、当該画像取得保存部が揮発性メモリにより構成されたオブジェクト行動検知・通知システム。
  5. 請求項1又は2記載のオブジェクト行動検知・通知システムであって、
    前記センター装置は、前記検知対象となるオブジェクトが撮像された前記画像を変更する変更処理部を有し、前記変更処理部は前記画像に対して、前記オブジェクトを識別できる特徴により前記オブジェクトを認識・識別し、オブジェクトに応じて前記画像内で視認度を低下させるオブジェクト行動検知・通知システム。
  6. 請求項1又は2記載のオブジェクト行動検知・通知システムであって、
    前記センター装置は、前記オブジェクトの前記個体識別情報を、第2の個体識別情報に変更する変更処理部を有し、該変更処理部は前記コントローラ装置から検知対象となる前記個体識別情報を受信すると、秘匿性のある第2の個体識別情報に変更するオブジェクト行動検知・通知システム。
  7. 請求項1又は2記載のオブジェクト行動検知・通知システムであって、
    前記センター装置は、前記オブジェクトに付与された属性により、該属性を有する前記通過情報を抽出する通過情報抽出部を有し、
    前記通過情報抽出部は前記検出部または前記第2の検出部で検知された通過情報から、指定された所定の前記属性を有する前記通過情報を選択し、前記選択した情報を地図上に前記検出部が配置されている該地図上の場所に応じて表示可能に抽出するオブジェクト行動検知・通知システム。
  8. 請求項記載のオブジェクト行動検知・通知システムであって、
    前記センター装置は、前記オブジェクトがあらかじめ設定された条件と異なる動作をした時に、注意喚起する情報を送信する通知情報送信部を有し、前記通知情報送信部は、あらかじめ登録された該当オブジェクトの前記設定された条件と異なる通過情報があった場合に、注意喚起する情報を送信するオブジェクト行動検知・通知システム。
  9. 請求項1又は2記載のオブジェクト行動検知・通知システムであって、
    前記センター装置は、前記コントローラ装置で撮像された前記画像の有無を識別可能な画像存在標識を生成し、当該画像存在標識を地図上に前記検出部が配置されている該地図上の場所に応じて示す画像存在標識生成部と、前記画像存在標識に対応する前記画像を抽出する画像抽出部を有するオブジェクト行動検知・通知システム。
  10. 検知対象となるオブジェクトの個体識別情報と該オブジェクトの通過情報と該検知に応じて撮像された画像を受信するセンター装置とネットワークを介して接続されたコントローラ装置であって、
    当該コントローラ装置は、前記オブジェクトを特定するための前記個体識別情報が取得されると、前記通過情報と前記画像とを、前記個体識別情報に関連付けて前記センター装置に送信し、ここで当該コントローラ装置は、
    第1のタグを検知する第1の検知部と、通信可能距離が前記第1のタグと前記第1の検知部間の通信可能距離よりも小さい第2のタグを検知する第2の検知部とを有し、
    前記第1の検知部により前記第1のタグを検知すると、検知した前記第1のタグに対応する前記オブジェクトの前記個体識別情報と前記通過情報を取得し、前記第2の検知部により前記第2のタグを検知すると、該第2のタグに対応する前記個体識別情報と前記通過情報と前記画像を取得するコントローラ装置。
  11. 請求項10記載のコントローラ装置であって、
    前記画像を保存する画像取得保存部を更に有し、当該画像取得保存部が揮発性メモリにより構成されたコントローラ装置。
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