JP2017158080A - 情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システム - Google Patents

情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システムを提供する。【解決手段】センサ情報を取得する取得部と、前記センサ情報に基づいて前記センサ情報の公開レベルを特定する公開レベル特定部と、前記公開レベルに基づいて、前記センサ情報に基づく情報の配信制御を行う、配信制御部と、を備える、情報処理装置。【選択図】図2

Description

本発明は、情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システムに関する。
近年、多くのセンサ(例えば監視カメラ等)が様々な場所に設置されており、センサにより取得される情報に基づいた情報配信も行われている。例えば特許文献1,2には、災害等の異常事態が発生した場合に、情報を配信するための技術が開示されている。
また、特許文献3には、監視カメラの所有者から監視カメラの公開/非公開の設定を受け付け、設定に従って所有者以外のユーザにも監視カメラ映像を公開する技術が開示されている。また、特許文献4には、配信要求があった場合に、監視映像を暗号鍵で秘匿化して配信する技術が開示されている。
特開2014−192728号公報 特開2013−187760号公報 特開2014−64241号公報 特開2013−165337号公報
しかし、上記の技術では、情報の配信先が予め設定されていたり、監視カメラ(センサ)ごとに所有者以外への公開(配信)可否が設定されていたりするため、情報配信に係る利便性が不十分であった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、情報配信に係る利便性をより向上させることが可能な、新規かつ改良された情報処理装置、情報処理方法、プログラム、及び情報処理システムを提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、センサ情報を取得する取得部と、前記センサ情報に基づいて前記センサ情報の公開レベルを特定する公開レベル特定部と、前記公開レベルに基づいて、前記センサ情報に基づく情報の配信制御を行う、配信制御部と、を備える、情報処理装置が提供される。
前記公開レベル特定部は、前記センサ情報に含まれるプライバシー情報に基づいて、前記公開レベルを特定してもよい。
前記センサ情報は、画像情報を含み、前記公開レベル特定部は、前記画像情報から検出される顔領域を前記プライバシー情報として特定し、前記プライバシー情報に基づいて、前記公開レベルを特定してもよい。
前記公開レベル特定部は、前記プライバシー情報の数、または大きさに基づいて、前記公開レベルを特定してもよい。
配信先端末から受信される配信要求に基づいて、前記配信先端末の配信レベルを特定する配信レベル特定部をさらに備え、前記配信制御部は、前記配信レベルにさらに基づいて、前記配信制御を行ってもよい。
前記配信制御部は、前記公開レベルに応じた前記配信レベルと、前記配信先端末の配信レベルの比較に基づいて、前記配信制御を行ってもよい。
前記配信制御部は、前記公開レベルに応じた前記配信レベル以上の前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記センサ情報に基づく情報が配信され、前記公開レベルに応じた前記配信レベルよりも低い前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記センサ情報に基づく情報が配信されないように、前記配信制御を行ってもよい。
前記センサ情報に加工処理を施して加工済情報を生成する情報加工部を備え、前記配信制御部は、前記公開レベルに応じた前記配信レベル以上の前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記センサ情報が配信され、前記公開レベルに応じた前記配信レベルよりも低い前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記加工済情報が配信されるように、前記配信制御を行ってもよい。
前記配信制御部は、前記加工済情報が配信される前記配信先端末のうち、より低い前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、より強い前記加工処理が施された前記加工済情報が配信されるように、前記配信制御を行ってもよい。
前記センサ情報は画像情報を含み、前記加工処理は、モザイク処理、マスク処理、解像度低下処理のうち、少なくともいずれか一つを含んでもよい。
前記情報処理装置は、前記加工処理の履歴に係る加工履歴情報を記憶する記憶部をさらに備え、前記情報加工部は、前記記憶部に記憶される前記加工履歴情報に基づいて特定される領域に、前記加工処理を施してもよい。
前記情報加工部は、前記センサ情報に含まれるプライバシー情報に、前記加工処理を施してもよい。
前記情報処理装置は、前記センサ情報を解析して解析情報を生成する情報解析部をさらに備え、前記配信制御部は、前記公開レベルに応じた前記配信レベル以上の前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記センサ情報が配信され、前記公開レベルに応じた前記配信レベルよりも低い前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記解析情報が配信されるように、前記配信制御を行ってもよい。
前記公開レベル特定部は、前記センサ情報からの異常検知に基づいて、前記公開レベルを特定してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、センサ情報を取得することと、前記センサ情報に基づいて前記センサ情報の公開レベルを特定することと、前記公開レベルに基づいて、前記センサ情報に基づく情報の配信制御を行うことと、を含む、情報処理方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、コンピュータに、センサ情報を取得する機能と、前記センサ情報に基づいて前記センサ情報の公開レベルを特定する機能と、前記公開レベルに基づいて、前記センサ情報に基づく情報の配信制御を行う機能と、を実現させるための、プログラムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、センサ情報を取得する取得部と、前記センサ情報に基づいて前記センサ情報の公開レベルを特定する公開レベル特定部と、前記公開レベルに基づいて、前記センサ情報に基づく情報の配信制御を行う、配信制御部と、前記センサ情報に基づく情報を送信する通信部と、を備える、情報処理装置、及び前記情報処理装置から、前記センサ情報に基づく情報を受信する、配信先端末、を有する、情報処理システムが提供される。
以上説明したように本発明によれば、情報配信に係る利便性を向上させることが可能である。
本発明の第一の実施形態に係る配信システム100の構成例を示す説明図である。 同実施形態に係る配信装置2の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る配信レベル特定部241による、配信レベルの特定の一例を示す表である。 同実施形態に係る配信制御部243による配信制御の一例を示す表である。 同実施形態に係る配信システム100の処理フローを示すシーケンス図である。 本発明の第二の実施形態に係る配信装置2−2の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る配信制御部245による配信制御の一例を示す表である。 同実施形態に係る配信システムの処理フローを示すシーケンス図である。 本発明の第三の実施形態に係る配信装置2−3の構成例を示すブロック図である。 同実施形態に係る配信制御部247による配信制御の一例を示す表である。 同実施形態に係る配信システムの処理フローを示すシーケンス図である。 変形例1に係る配信レベル特定部による、配信レベルの特定の一例を示す表である。 変形例2に係る配信装置2−4の構成例を示すブロック図である。 同変形例に係る配信システムの処理フローを示すシーケンス図である。 変形例3に係る配信システムの構成例を示す説明図である。 ハードウェア構成例を示す説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素を、同一の符号の後に異なるアルファベットを付して区別する場合もある。ただし、実質的に同一の機能構成を有する複数の構成要素の各々を特に区別する必要がない場合、同一符号のみを付する。
<<1.第一の実施形態>>
<1−1.背景>
現在、町のいたるところにカメラが設置されており、近年、設置されるカメラの数は増加傾向にある。また、今後、その数がますます増えることが予想される。このようなカメラから得られる画像を利用することにより、様々な情報を得ることができ、人々の生活をより安全・快適で豊かなものにすることができる。
例えば、カメラから得られる画像を利用して、犯罪行動を早期に発見したり、その予兆を発見することにより犯罪行動を未然に防いだりすることができる。また、カメラから得られる画像を利用して、災害や事故等の発見や原因究明に役立てることもできる。
また、カメラから得られる画像は、上記のような監視目的の利用だけでなく、例えば当該画像に含まれる通行者の人数や年齢、性別等の属性を把握することにより、ショッピングセンターや商店街等におけるマーケティングにも活かされ得る。
さらに、ショッピングセンター等でカメラ周辺にいる人物が、カメラの撮影範囲に含まれる人数を把握することができれば、混雑していない店舗へ訪れることも可能となり、効率よくショッピングすることが可能になる。また、上記のような仕組みにより、店舗としても、過度な混雑による販売機会の喪失を防ぐことが可能になる。
上記のようなカメラの応用は、例えば、単に人がカメラから得られる画像を確認することで実現することもできるし、また、情報処理装置が行う画像解析技術により実現することもできる。
上記のように、カメラから得られる画像を利用することにより様々な応用が考えられるが、現状、カメラから得られる画像は、防犯目的等の限定的な目的でのみ利用されることが多い。上記のような応用が行われ難い理由としては、例えば、プライバシー侵害やセキュリティ低下の問題があげられる。
例えば、カメラにより得られる画像が、カメラの設置者以外のユーザに提供されると、当該カメラが人物を撮影している場合に、当該人物のプライバシーが侵害される恐れがある。例えば、当該人物がいつどこにいたのか、また、当該人物が何をしていたのか、という情報がユーザの目視により確認され得る。
また、カメラにより得られる画像から、警備の隙等の情報を確認できてしまう場合、当該画像が犯罪者などの悪意あるユーザに提供されてしまうと、防犯レベル(セキュリティ)が低下する恐れがある。
情報の配信に関し、例えば特許文献1には、災害の内容に基づいて、ネットワーク間の通信の中継を制御する技術が開示されている。しかし、特許文献1には、災害内容の特定を自動的に行う方法について具体的には記載されておらず、特許文献1に記載の技術を、監視カメラ画像の配信のような連続的な情報配信、または大量の情報配信に適用することは困難である。
また、特許文献1に記載の技術には、情報配信をネットワーク単位でしか制御することができないという課題もある。例えば、特許文献1に記載の技術では同一ネットワーク内に存在する特定の端末へのみ情報配信を行い、他の端末へは情報配信を行わない、といった制御をすることができない。したがって、利便性を高めるために情報を配信しようとすると、意図されない端末へ情報が公開されてしまい、プライバシーの侵害が発生する恐れがある。また、ネットワーク内の全ての端末へ情報を公開してよい場合にのみ情報配信を行うように制御すると、情報を取得可能な機会が減少し、利便性が低下する恐れがある。
また、特許文献2には、異常事態が発生した場合に、カメラで得られた映像情報を所定のサーバに送信させるカメラシステム用アダプタが開示されている。しかし、特許文献2に記載の技術では、配信先の端末を複数設定することは想定されておらず、配信先の端末ごとに公開する情報を制限することができない。
また、上記特許文献はいずれも、災害や犯罪等の事象が発生した際に、当該事象に関する情報を配信することが想定されているが、災害や犯罪等の緊急時にのみ情報配信をするだけでは、カメラから得られる情報を十分に有効活用しているとは言い難い。また、プライバシーに配慮すると、カメラから得られるプライバシー情報に応じて、情報配信が制御されることが望ましい。
そこで、本件発明者は、上記事情を一着眼点にして本発明の実施形態を創作するに至った。本発明の実施形態による配信システムは、プライバシーを保護しつつ、情報配信に係る利便性を向上させることが可能である。以下、本発明の第一の実施形態において上記の効果を実現するための構成例を詳細に説明する。
<1−2.構成例>
(配信システム)
図1は、本発明の第一の実施形態に係る配信システム100の構成例を示す説明図である。図1に示すように、本実施形態に係る配信システム100は、センサ1、配信装置2、配信先端末3(3A〜3C)、及び通信網5を有する情報処理システムである。
センサ1は、周囲の情報をセンシングしてセンサ情報を生成する。例えば、センサ1は、画像情報を取得するカメラ、音声情報を取得するマイク、生体情報を取得する生体センサ、加速度情報を取得する加速度センサ等であってもよい。なお、以下では、センサ1がカメラであり、センサ情報が画像情報である例を説明する。
配信装置2は、後述する配信先端末3からの配信要求に基づいて、センサ1から取得したセンサ情報に基づく情報(例えば、センサ情報、またはセンサ情報に基づいて生成される情報)の配信を行う情報処理装置である。例えば、配信装置2は、センサ情報に基づいて当該センサ情報の公開レベルを特定し、複数の配信先端末3(3A〜3C)のうち、公開レベルに基づいて特定される配信先端末3へセンサ情報を配信してもよい。なお、配信装置2の構成については、図2を参照して後述する。
配信先端末3(3A〜3C)は、配信装置2からセンサ情報に基づく情報を受信する(配信される)情報処理装置である。また、配信先端末3は、受信した情報を表示したり、蓄積したり、または統計的に処理したりしてもよい。図1に示すように、配信先端末3は、例えば配信先端末3Aのようなタブレット端末、配信先端末3BのようなPC(Personal Computer)、配信先端末3Cのようなサーバ等であってもよい。
通信網5は、通信網5に接続されている装置、またはシステムから送信される情報の有線、または無線の伝送路である。例えば、通信網5は、インターネット、電話回線網、衛星通信網等の公衆回線網や、Ethernet(登録商標)を含む各種のLAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等を含んでもよい。また、通信網5は、IP−VPN(Internet Protocol-Virtual Private Network)等の専用回線網を含んでもよい。
上述したように、本実施形態による配信システム100は、センサ情報に基づいて当該センサ情報の公開レベルを動的に特定し、公開レベルに基づいて特定される配信先端末へ配信することが可能であり、情報配信に係る利便性を向上させることが可能である。続いて、このような効果を有する配信システム100が備える、本実施形態に係る配信装置2の構成について詳細に説明する。
(配信装置)
図2は、本実施形態に係る配信装置2の構成例を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る配信装置2は、取得部22、制御部24、記憶部26、及び通信部28を備える情報処理装置である。
取得部22は、図1に示したセンサ1から、センサ情報を取得する。なお、上述したように、以下では、センサ1はカメラであり、取得部22が取得するセンサ情報は画像情報を含む例を説明する。
制御部24は、配信装置2の各構成を制御する機能を有する。また、本実施形態に係る制御部24は、図2に示すように、配信レベル特定部241、公開レベル特定部242、及び配信制御部243としても機能する。
配信レベル特定部241は、通信部28を介して配信先端末3から受信される配信要求に基づいて、当該配信先端末3の配信レベルを配信先端末3ごとに特定する。配信レベル特定部241により特定される配信先端末3の配信レベルは、例えば、後述する配信制御部243による配信制御において、当該配信先端末3へどの公開レベルの情報まで配信を行うのか、を特定するために用いられる。
配信レベル特定部241は、例えば、配信要求に含まれる、当該配信要求を送信した配信先端末3の識別情報に基づいて、当該配信先端末3の配信レベルを特定してもよい。図3は、配信レベル特定部241による、配信レベルの特定の一例を示す表である。
図3に示すセンサ設置者(センサ1の設置者)の端末の識別情報、または登録済みの端末の識別情報は、例えば予め記憶部26に記憶されていてもよい。また、配信レベル特定部241は、図3の表に従い、記憶部26に記憶される識別情報と、配信要求に含まれる当該配信要求を送信した配信先端末3の識別情報と、を照合して、当該配信要求を送信した配信先端末3の配信レベルを特定してもよい。
図3に示す登録済みの端末は、例えばセンサ設置者以外の、ユーザ、または団体等が所有する端末であってもよく、例えばセンサ設置者により、予め登録される端末であってもよい。
図2に示す公開レベル特定部242は、取得部22により取得されるセンサ情報に基づいて、当該センサ情報の公開レベルを特定する。公開レベル特定部242により特定されるセンサ情報の公開レベルは、例えば、後述する配信制御部243による配信制御において、当該センサ情報を、どの配信レベルが特定された配信先端末3へ情報を配信するのか、を特定するために用いられる。
公開レベル特定部242は、例えばセンサ情報に含まれるプライバシー情報に基づいて、公開レベルを特定してもよい。公開レベルが、プライバシー情報に基づいて特定されることで、プライバシー保護を考慮した公開レベルがセンサ情報に対応付けられ、後述する配信制御部243により、プライバシーが保護されるように配信制御が行われ得る。
例えば、公開レベル特定部242は、センサ情報に含まれる画像情報から検出される顔領域をプライバシー情報として特定してもよい。公開レベル特定部242は、多様な手法を用いて顔領域を検出することができる。例えば、下記非特許文献1に記載された技術のような、画像特徴量の統計的学習に基づく物体検出手法を用いることも可能である。
非特許文献1:P. Viola and M. Jones, “Rapid object Detection using a Boosted Cascade of Simple Features,” Proc. of IEEE Conf. Computer Vision and Pattern Recognition 2001, (米国), IEEE Computer Society Conference, 2001年, vol.1, pp.511−518
なお、上記では、プライバシー情報として顔領域が用いられる例を説明したが、公開レベル特定部242が特定するプライバシー情報は顔領域に限定されない。例えば、顔領域の代わりに、または顔領域に加えて、画像情報から検出される人物領域が、プライバシー情報として特定されてもよい。
また、公開レベル特定部242は、画像情報から検出された顔領域(プライバシー情報の一例)の数、大きさ、または顔認識技術等により顔領域から特定される顔の向きに基づいて、公開レベルを特定してもよい。例えば、公開レベル特定部242は、画像情報から検出された顔領域の数と、所定の閾値を比較して、公開レベルを特定してもよい。また、公開レベル特定部242は、画像情報から検出された顔領域の大きさの最大値、平均値、または最小値のいずれかと、所定の閾値を比較して、公開レベルを特定してもよい。また、公開レベル特定部242は、画像情報から検出された顔領域を、各顔領域の大きさに応じて重み付けして足し合わせた値と、所定の閾値を比較して、公開レベルを特定してもよい。また、公開レベル特定部242は、画像情報から検出された顔領域内の顔の向きの平均値と、所定の閾値を比較して、公開レベルを特定してもよい。また、公開レベル特定部242は、画像情報から検出された顔領域内の顔の向きに基づいて、顔が正面向きであるか否かを判定し、正面向きと判定された顔の数と、所定の閾値を比較して、公開レベルを特定してもよい。
なお、公開レベル特定部242は特定したい公開レベルの段階数よりも1つ少ない数の閾値を用いて、公開レベルを特定してもよい。例えば、3段階(公開レベル1〜3)の公開レベルが設定される場合、公開レベル特定部242は、所定の2つの閾値と、上記のプライバシー情報に関する値とを比較して、センサ情報の公開レベルを1〜3のいずれかに特定する。
なお、本実施形態において、センサ情報の公開レベルが高い程、当該センサ情報は公開され難く、例えば、本実施形態に係る公開レベル特定部242は、プライバシー情報が多く含まれる程、公開レベルが高くなるように、公開レベルを特定してもよい。例えば上記のように顔領域がプライバシー情報として特定される場合、検出される顔領域の数が大きい程、または検出される顔領域が大きい程、公開レベルが高くなるように、公開レベルが特定されてもよい。また、顔の向きの平均値が、より正面向きに近い程、公開レベルが高くなる羽陽に、公開レベルが特定されてもよい。また、正面向きと判定された顔の数が大きい程、公開レベルが高くなるように、公開レベルが特定されてもよい。
配信制御部243は、公開レベル特定部242により特定されたセンサ情報の公開レベルに基づいて、当該センサ情報に基づく情報(例えば、センサ情報、またはセンサ情報に基づいて生成される情報)の配信制御を行う。係る構成により、同一のセンサ1から取得されるセンサ情報であっても、例えば配信先や配信される情報の種類等が同一とは限らず、センサ情報の公開レベルに基づいて配信制御される。したがって、例えば取得される時刻や状況によって取得されるセンサ情報が大きく異なる場合であっても、公開レベルに応じて、より適した配信制御が可能となり、情報配信に係る利便性が向上する。
また、配信制御部243は、センサ情報の公開レベルと、配信レベル特定部241により特定された配信先端末3の配信レベルと、に基づいて、配信制御を行ってもよい。係る構成により、センサ情報と、配信先端末3と、の両方の情報に基づいて配信制御が行われるため、例えば配信先端末3により適した情報配信が可能となり、情報配信に係る利便性が向上する。
例えば、配信制御部243は、センサ情報の公開レベルに応じた配信レベルと、配信レベル特定部241によって特定された配信先端末3の配信レベルと、の比較に基づいて、配信制御を行ってもよい。係る構成により、センサ情報の公開レベルに応じた配信先端末3を特定されるため、例えば配信先端末3により適した情報配信が可能となり、情報配信に係る利便性が向上する。
例えば、配信制御部243は、センサ情報の公開レベルに応じた配信レベル以上の配信レベルが特定された配信先端末3へ、当該センサ情報に基づく情報が配信され、当該公開レベルに応じた配信レベルよりも低い配信レベルが特定された配信先端末3へ、当該センサ情報に基づく情報が配信されないように、配信制御を行ってもよい。係る構成によれば、センサ情報の公開レベルに応じた配信先端末3へのみ、情報配信を行うことが可能となり、情報配信に係る利便性が向上する。例えば、本実施形態において、プライバシー情報を多く含むセンサ情報に基づく情報は、配信レベルの低い配信先端末3へは配信されず、配信レベルの高い配信先端末3へのみ配信されるため、より強固にプライバシーを保護することが可能となる。
なお、本実施形態において、公開レベルに応じた配信レベルの値は、公開レベルと同一の値であってもよく、センサ情報の公開レベルが2である場合、当該公開レベルに応じた配信レベルは2であってもよい。
図4は、本実施形態に係る配信制御部243による配信制御の一例を示す表である。図4に示すように、本実施形態に係る配信制御部243は、センサ情報の公開レベルと配信先端末3の配信レベルとに応じて、配信先端末3への配信可否を特定する配信制御を行ってもよい。図4に示す例では、センサ情報の公開レベル以上の配信レベルが特定された配信先端末3へ情報が配信され、センサ情報の公開レベルより低い配信レベルが特定された配信先端末3へ情報が配信されないように、配信可否が特定される。
また、本実施形態に係る配信制御部243は、通信部28を制御して、情報が配信されるように特定された(図4において配信可否が可である)配信先端末3へ、センサ情報に基づく情報として、センサ情報を配信(送信)させてもよい。なお、本明細書において、センサ情報を配信(送信)する、とは、センサ情報自体を変化させずに配信することだけでなく、センサ情報を符号化(圧縮)したり、暗号化したりして、配信することを含む。なお、センサ情報を暗号化して配信する例については、変形例2として後述する。
図2に示す記憶部26は、配信装置2の動作に用いられるプログラム及びデータを記憶する。例えば、記憶部26は、図3を参照して説明した、センサ設置者の端末や、登録済みの端末に係る識別情報を記憶してもよい。
通信部28は、配信装置2による他の装置との間の通信を仲介する通信インタフェースである。通信部28は、任意の無線通信プロトコルまたは有線通信プロトコルをサポートし、例えば図1を参照して説明した通信網5を介して、または直接に他の装置との間の通信接続を確立する。例えば、通信部28は、配信先端末3から配信要求を受信する。また、通信部28は、配信制御部243の制御に従って、センサ情報に基づく情報を配信先端末3へ送信する。
なお、上記では、取得部22と通信部28とを個別に説明したが、センサ1と配信装置2との接続方式に応じて、取得部22と通信部28とは、同一であってもよいし、異なっていてもよい。
<1−3.動作例>
以上、本発明の第一の実施形態に係る配信システム100の構成例について説明した。続いて、本実施形態の動作例について、図5を参照して説明する。図5は本実施形態に係る配信システム100の処理フローを示すシーケンス図である。
図5に示すように、まず、配信先端末3から、配信装置2に配信要求が送信される(S101)。続いて、配信要求を受信した配信装置2の配信レベル特定部241が、例えば図3を参照して説明したように、配信要求に基づいて配信要求を送信した配信先端末3の配信レベルを特定する(S102)。
続いて、図5に示すように、配信装置2の取得部22がセンサ1からセンサ情報を取得する(S103)。本実施形態において、センサ1はカメラであってもよく、センサ情報は画像情報を含んでもよい。また、ステップS103において取得されるセンサ情報は、1フレーム分の画像情報を含んでもよいし、複数フレーム分の画像情報を含んでもよい。
続いて、配信装置2の公開レベル特定部242が、ステップS103で取得されたセンサ情報に含まれるプライバシー情報に基づいて、当該センサ情報の公開レベルを特定する(S104)。さらに、配信制御部243が、ステップS104で特定された公開レベルと、ステップS102で特定された配信レベルと、を比較して、配信先端末3への配信可否を特定する(S105)。
ステップS105で配信先端末3へ配信可と特定された場合(S106においてYES)、ステップS103で取得されたセンサ情報が、配信装置2から配信先端末3へ配信(送信)される(S107)。一方、ステップS105で配信先端末3へ配信可と特定されない場合(S106においてNO)、ステップS103で取得されたセンサ情報は配信先端末3へ配信されない。
上述したステップS103〜S107の処理は、図5に示すように繰り返されてもよい。係る構成により、センサ情報が取得される度に、当該センサ情報に含まれるプライバシー情報に応じて、センサ情報の配信可否が特定されるため、より強固にプライバシーを保護した情報配信が可能となる。
<1−4.効果>
以上、本発明の第一の実施形態について説明した。本実施形態によれば、配信装置2が、配信先端末3から受信した配信要求に基づいて特定した配信レベルと、センサ情報に含まれるプライバシー情報に基づいて特定した公開レベルと、を比較して、当該配信先端末3への配信可否を特定することが可能となる。係る構成により、プライバシーを保護しつつ、情報配信に係る利便性を向上させることが可能である。
<<2.第二の実施形態>>
続いて、以下では、第二の実施形態として、センサ情報にプライバシー保護等を目的とする加工処理を施して生成された加工済情報が、センサ情報に基づく情報として配信され得る例を説明する。
本実施形態に係る配信システムの構成は、図1を参照して説明した第一の実施形態に係る配信システム100の装置構成と同様であるが、本実施形態に係る配信装置の機能は第一の実施形態に係る配信装置2の機能と一部異なる。以下では、本実施形態に係る配信装置2−2の構成例について、配信装置2と異なる点を説明する。
<2−1.構成例>
図6は、本発明の第二の実施形態に係る配信装置2−2の構成例を示すブロック図である。図6に示すように、本実施形態に係る配信装置2−2は、制御部24−2の機能構成が、図2の制御部24の機能構成と一部異なる点で図2の配信装置2と異なる。なお、図6に示す各構成のうち、図2に示した各構成と実質的に同様の構成については同一の符号を付してあるため、説明を省略する。以下では、本実施形態に係る制御部24−2が有する情報加工部244、及び配信制御部245としての機能について説明する。
情報加工部244は、センサ情報に加工処理を施して加工済情報を生成する。情報加工部244による加工処理は、例えばセンサ情報に含まれるプライバシー情報を秘匿化する(隠す)処理であってもよい。例えば、情報加工部244による加工処理は、センサ情報に含まれる画像情報へのモザイク処理、マスク処理、解像度低下処理等であってもよい。
また、情報加工部244は、公開レベル特定部242により特定された、センサ情報に含まれるプライバシー情報(例えば顔領域)に、上記の加工処理を施してもよい。例えば、情報加工部244は、センサ情報に含まれる画像情報から検出される顔領域に、モザイク処理を施して、加工済情報を生成してもよい。係る構成により、プライバシーに係る情報のみが秘匿化され、プライバシーの侵害にあたらない情報は秘匿化されないため、より利便性が高まる。
また、情報加工部244は、加工処理の履歴に係る加工履歴情報を記憶部26に記憶させてもよい、さらに、情報加工部244は、記憶部26に記憶される加工履歴情報に基づいて、センサ情報に含まれる画像情報のうち、加工処理を施す領域を特定してもよい。
例えば、情報加工部244は、加工履歴情報に基づいて、所定時間(例えば10分)継続して同じ領域に加工処理が施されていることを検出した場合、当該領域を加工処理を施す領域から除外してもよい。例えばセンサ1(カメラ)の撮影範囲にマネキン(人形)、ポスター、写真、またはイラスト等の実際の人物以外の顔が含まれる場合、当該実際の人物以外の顔に対して、加工処理を施さなくてもよい。係る構成によれば、プライバシー情報ではない領域に、加工処理を施してしまうことを抑制できる。
なお、公開レベル特定部242も同様に、所定時間継続して、同じ領域をプライバシー情報として検出した場合に、当該領域をプライバシー情報から除外して、公開レベルを特定してもよい。
また、情報加工部244は、後述する配信制御部245の配信制御に応じた強度で加工処理を施して加工済情報を生成してもよい。例えば、情報加工部244がモザイク処理を行う場合、強度に応じて、モザイク処理の範囲(例えば、人の顔、全身、映像全体等)、またはモザイク処理における粒度(粗さ)を変更してもよい。生成された加工済情報は、配信制御部245に提供される。係る構成により、より強い加工処理が施されて得られた加工済情報において、より強固にプライバシー情報が秘匿化される。
なお、情報加工部244は、配信制御部245の配信制御に関わらず、常に複数の強度で加工処理を施した複数の加工済情報を、配信制御部245に提供してもよい。
配信制御部245は、センサ情報の公開レベルに応じた配信レベルと、配信レベル特定部241によって特定された配信先端末3の配信レベルと、の比較結果に応じた情報が、センサ情報に基づく情報として当該配信先端末3へ配信されるように、配信制御を行う。図7は、本実施形態に係る配信制御部245による配信制御の一例を示す表である。
図7に示すように、配信制御部245は、センサ情報の公開レベルに応じた配信レベルと、配信レベル特定部241によって特定された配信先端末3の配信レベルと、の比較結果に応じて、当該配信先端末3へ配信される情報を特定する。例えば、本実施形態に係る配信制御部245は、配信先端末3へ配信される情報として、センサ情報、または加工済情報を特定してもよい。
例えば、配信制御部245は、公開レベルに応じた配信レベル以上の配信レベルが特定された配信先端末3へ、センサ情報が配信され、公開レベルに応じた配信レベルよりも低い配信レベルが特定された配信先端末3へ、加工済情報が配信されるように、配信制御を行ってもよい。係る構成により、公開レベルに応じた配信レベルよりも低い配信レベルが特定された配信先端末3へは、プライバシー情報が秘匿化された加工済情報が配信されるため、プライバシーを保護しつつ、情報配信が可能となり、情報配信に係る利便性がさらに向上する。
また、配信制御部245は、加工済情報が配信される配信先端末3のうち、より低い配信レベルが特定された配信先端末3へ、より強い加工処理が施された加工済情報が配信されるように、配信制御を行ってもよい。係る構成により、より低い配信レベルが特定された配信先端末3へ配信される加工済情報では、より強固にプライバシー情報が秘匿化され、より強固にプライバシーを保護することが可能となる。
なお、図7に示す例において、公開レベルに応じた配信レベルの値は、公開レベルと同一の値である。また、図7に示す加工済情報(強)は、図7に示す加工済情報(弱)の生成における加工処理よりも強い加工処理により生成された加工済情報である。
<2−2.動作例>
以上、本発明の第二の実施形態の構成例について説明した。続いて、本実施形態の動作例について、図8を参照して説明する。図8は、本実施形態に係る配信システムの処理フローを示すシーケンス図である。図8に示すステップS201〜S204の処理は、図5を参照して説明したステップS101〜S104の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS205において、配信装置2−2の情報加工部244が、センサ情報に加工処理を施し、加工済情報を生成する。情報加工部244は、複数の強度で加工処理を施して、複数の加工済情報を生成してもよい。
続いて、配信装置2−2の配信制御部245が、ステップS204で特定された公開レベルと、ステップS202で特定された配信レベルと、を比較して、配信先端末3へ配信される情報(配信情報)を特定する(S206)。
続いて、ステップS206で特定された配信情報(センサ情報に基づく情報)が、配信装置2−2から配信先端末3へ配信(送信)される(S207)。図5を参照して説明したステップS103〜S107の処理と同様に、ステップS203〜S207の処理は、図8に示すように繰り返されてもよい。
<2−3.効果>
以上、本発明の第二の実施形態について説明した。本実施形態によれば、配信装置2−2が、配信先端末3から受信した配信要求に基づいて特定した配信レベルと、センサ情報に含まれるプライバシー情報に基づいて特定した公開レベルと、に基づいて、当該配信先端末3へ配信される情報を制御することが可能となる。また、配信レベルの低い配信先端末3へは、プライバシー情報が秘匿された加工済情報が配信されるため、より強固にプライバシーを保護しつつ、情報配信に係る利便性を向上させることが可能である。
<2−4.補足>
なお、上記では、配信制御部245が、配信要求を送信した全ての配信先端末3へ、センサ情報、または加工済情報を配信させる例を説明したが、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、配信制御部245は、第一の実施形態に係る配信制御部243と同様に、公開レベルと配信レベルとに基づいて、配信可否を特定してもよく、例えば何も情報が配信されない配信先端末3を特定してもよい。
<<3.第三の実施形態>>
続いて、以下では、第三の実施形態として、センサ情報を解析して得られる解析情報(解析結果)が、センサ情報に基づく情報として配信され得る例を説明する。
本実施形態に係る配信システムの構成は、図1を参照して説明した第一の実施形態に係る配信システム100の装置構成と同様であるが、本実施形態に係る配信装置の機能は第一の実施形態に係る配信装置2の機能と一部異なる。以下では、本実施形態に係る配信装置2−3の構成例について、配信装置2と異なる点を説明する。
<3−1.構成例>
図9は、本発明の第三の実施形態に係る配信装置2−3の構成例を示すブロック図である。図9に示すように、本実施形態に係る配信装置2−3は、制御部24−3の機能構成が、図2の制御部24の機能構成と一部異なる点で図2の配信装置2と異なる。なお、図9に示す各構成のうち、図2に示した各構成と実質的に同様の構成については同一の符号を付してあるため、説明を省略する。以下では、本実施形態に係る制御部24−3が有する情報解析部246、及び配信制御部247としての機能について説明する。
情報解析部246は、センサ情報を解析して解析情報を生成する。情報解析部246により生成される解析情報は、プライバシー情報を含まないようにセンサ情報から情報を抽出して得られる情報であってもよく、例えば、センサ情報(画像情報)に含まれる人物の数(人数)や、混雑度の情報であってもよい。センサ情報に含まれる人物の数(人数)や、混雑度の情報は、例えば公開レベル特定部242により検出される人物の顔に基づいて特定されてもよいし、他の多様な手法により、顔が検出されない人物の情報を含めて特定されてもよい。
なお、情報解析部246により生成される解析情報は上記の例に限定されない。例えば、情報解析部246により生成される解析情報は、人物の年齢や性別等の属性情報であってもよい。係る場合、例えば情報解析部246は、公開レベル特定部242により得られた人物の顔から検出される目、鼻、口等の特徴点の位置に基づいて、当該人物の年齢や性別などの属性情報を推定して取得してもよい。また、情報解析部246により生成される解析情報は、人物の身長や、センシング範囲内に設置されている物体の情報であってもよい。また、情報解析部246により生成される解析情報は、周知の顔認識技術等を用いて得られる個人認識情報であってもよい。
配信制御部247は、センサ情報の公開レベルに応じた配信レベルと、配信レベル特定部241によって特定された配信先端末3の配信レベルと、の比較結果に応じた情報が、センサ情報に基づく情報として当該配信先端末3へ配信されるように、配信制御を行う。図10は、本実施形態に係る配信制御部247による配信制御の一例を示す表である。
図10に示すように、配信制御部247は、センサ情報の公開レベルに応じた配信レベルと、配信レベル特定部241によって特定された配信先端末3の配信レベルと、の比較結果に応じて、当該配信先端末3へ配信される情報を特定する。例えば、本実施形態に係る配信制御部247は、配信先端末3へ配信される情報として、センサ情報、または解析情報(混雑度、または人数)を特定してもよい。
例えば、配信制御部247は、公開レベルに応じた配信レベル以上の配信レベルが特定された配信先端末3へ、センサ情報が配信され、公開レベルに応じた配信レベルよりも低い配信レベルが特定された配信先端末3へ、解析情報が配信されるように、配信制御を行ってもよい。係る構成により、公開レベルに応じた配信レベルよりも低い配信レベルが特定された配信先端末3へは、プライバシー情報を含まない解析情報が配信されるため、プライバシーを保護しつつ、情報配信が可能となり、情報配信に係る利便性がさらに向上する。
また、図10に示すように、配信制御部247は、解析情報が配信される配信先端末3のうち、より低い配信レベルが特定された配信先端末3へ、より少ない解析情報が配信されるように、配信制御を行ってもよい。
なお、図10に示す例において、公開レベルに応じた配信レベルの値は、公開レベルと同一の値である。
<3−2.動作例>
以上、本発明の第三の実施形態の構成例について説明した。続いて、本実施形態の動作例について、図11を参照して説明する。図11は、本実施形態に係る配信システムの処理フローを示すシーケンス図である。図11に示すステップS301〜S304の処理は、図11を参照して説明したステップS101〜S104の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS305において、配信装置2−3の情報解析部246が、センサ情報を解析して解析情報を生成する。続いて、配信装置2−3の配信制御部247が、ステップS304で特定された公開レベルと、ステップS302で特定された配信レベルと、を比較して、配信先端末3へ配信される情報(配信情報)を特定する(S306)。
続いて、ステップS306で特定された配信情報(センサ情報に基づく情報)が、配信装置2−3から配信先端末3へ配信(送信)される(S307)。図5を参照して説明したステップS103〜S107の処理と同様に、ステップS303〜S307の処理は、図11に示すように繰り返されてもよい。
<3−3.効果>
以上、本発明の第三の実施形態について説明した。本実施形態によれば、配信装置2−3が、配信先端末3から受信した配信要求に基づいて特定した配信レベルと、センサ情報に含まれるプライバシー情報に基づいて特定した公開レベルと、に基づいて、当該配信先端末3へ配信される情報を制御することが可能となる。また、配信レベルの低い配信先端末3へは、プライバシー情報を含まない解析情報が配信されるため、より強固にプライバシーを保護しつつ、情報配信に係る利便性を向上させることが可能である。
<3−4.補足>
なお、上記では、配信制御部247が、配信要求を送信した全ての配信先端末3へ、センサ情報、または解析情報を配信させる例を説明したが、本実施形態は係る例に限定されない。例えば、配信制御部247は、第一の実施形態に係る配信制御部243と同様に、公開レベルと配信レベルとに基づいて、配信可否を特定してもよく、例えば何も情報が配信されない配信先端末3を特定してもよい。また、配信制御部247は、センサ情報に加えて、さらに解析情報も配信される配信先端末3を特定してもよい。
<<4.変形例>>
以上、本発明の第一の実施形態、第二の実施形態、及び第三の実施形態について説明した。以下では、上記各実施形態の幾つかの変形例を説明する。なお、以下に説明する各変形例は、単独で各実施形態に適用されてもよいし、組み合わせで各実施形態に適用されてもよい。また、各変形例は、各実施形態で説明した構成に代えて適用されてもよいし、各実施形態で説明した構成に対して追加的に適用されてもよい。
<4−1.変形例1>
上記実施形態では、公開レベル特定部がセンサ情報に含まれるプライバシー情報に基づいて、公開レベルを特定する例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。以下では、変形例1として、公開レベル特定部が、センサ情報からの異常検知(異常事象の検知)に基づいて、公開レベルを特定する例を説明する。
本変形例に係る公開レベル特定部は、様々な手法で、様々な異常検知を行ってもよい。例えばセンサ情報の値が大きく変化した場合や、所定の閾値を超える、または下回った場合等に、異常事象を検知してもよい。公開レベル特定部は、例えば、犯罪に係る人物の異常事象(異常動作)や災害等に係る異常事象を検知してもよい。
例えば、センサ情報が画像情報を含む場合、下記非特許文献2に記載された技術のような、CHLAC(立体高次局所自己相関)と呼ばれる画像特徴量に基づいた手法により、人物の異常動作を検知することも可能である。係る場合、例えば、公開レベル特定部は、通常動作の時系列画像から抽出された画像特徴量を用いて学習された部分空間を用いた部分空間法に基づいて、通常動作か異常動作かの識別を行ってもよい。
非特許文献2:南里卓也,大津展之,“複数人動画像からの異常動作検出,”情報処理学会論文誌コンピュータビジョンとイメージメディア, 情報処理学会, 2005年10月15日,Vol.45, No.SIG_15, pp.43−50
本変形例による公開レベル特定部は、例えば、上記のようにしてセンサ情報から検知された異常事象の数が多い程、または、センサ情報において異常事象が検知された範囲が大きい程、当該センサ情報の公開レベルが大きくなるように、公開レベルを特定してもよい。
図12は、上記のように公開レベル特定部が、センサ情報からの異常検知に基づいて、公開レベルを特定する場合の、配信レベル特定部による、配信レベルの特定の一例を示す表である。
図12に示すように、本変形例に係る配信レベル特定部は、警備会社、及び警察等、適切な機関や団体が有する端末の配信レベルを2に特定してもよい。なお、図12に示す例のように配信レベルが特定されるためには、例えば第一の実施形態において、登録済みの端末の識別情報として、警備会社、及び警察の端末の識別情報が記憶部26に記憶されればよい。係る構成により、警備会社や、警察への異常事象に関する情報配信が行われやすくなる。また、大きな異常事象が発生した場合には、配信要求を送信した全ての端末に異常事象に関する情報配信が行われやすくなる。
以上、説明したように、変形例1によれば、異常検知に基づいて、配信制御が行われるため、例えば、センサ情報から異常事象が検知した場合に、迅速に情報が共有される。例えば、警備会社や、警察への異常事象に関する情報配信が行われやすくなるため、異常事象へのより迅速な対応が可能となる。
<4−2.変形例2>
上記実施形態では、センサ情報に基づく情報が暗号化されずに配信される例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。以下では、変形例2として、センサ情報に基づく情報が暗号化されて配信される例を説明する。なお、以下では、本変形例を第一の実施形態に適用し、センサ情報が暗号化されて配信される例を説明するが、本変形例は、第二の実施形態、及び第三の実施形態にも同様に適用されてよい。
本変形例に係る配信システムの構成は、図1を参照して説明した第一の実施形態に係る配信システム100の装置構成と同様であるが、本変形例に係る配信装置の機能は第一の実施形態に係る配信装置2の機能と一部異なる。以下では、本変形例に係る配信装置2−4の構成例について、配信装置2と異なる点を説明する。
図13は、本変形例に係る配信装置2−4の構成例を示すブロック図である。図13に示すように、本変形例に係る配信装置2−4は、制御部24−4の機能構成が、図2の制御部24の機能構成と一部異なる点で図2の配信装置2と異なる。なお、図13に示す各構成のうち、図2に示した各構成と実質的に同様の構成については同一の符号を付してあるため、説明を省略する。以下では、本実施形態に係る制御部24−4が有する暗号鍵生成部248、及び配信制御部249としての機能について説明する。
暗号鍵生成部248は、通信部28が受信した配信要求に基づいて、当該配信要求を送信した配信先端末3ごとに異なる暗号鍵を生成する。暗号鍵生成部248は、例えば、DES(Data Encryption Standard)、またはAES(Advanced Encryption Standard)等の共通鍵暗号方式により、暗号鍵を生成してもよい。暗号鍵生成部248が生成した暗号鍵は、配信制御部249に提供される。また、暗号鍵生成部248が生成した暗号鍵は、記憶部26に記憶されてもよい。
なお、暗号鍵生成部248による暗号鍵生成は上記に限定されず、例えば、暗号鍵生成部248は、RSA暗号鍵のような公開鍵暗号方式の暗号鍵を生成してもよい。また、上記では配信先端末3ごとに異なる暗号鍵が生成される例を説明したが、配信レベルごとに異なる暗号鍵が生成され、配信先端末3の配信レベルごとに共通の暗号鍵が用いられてもよい。
配信制御部249は、図2を参照して説明した配信制御部243の機能に加え、通信部28を制御して暗号鍵生成部248により配信先端末3ごとに生成された暗号鍵を、当該配信先端末3へ配信(送信)させる機能を有する。また、配信制御部249は、暗号鍵生成部248により配信先端末3ごとに生成された暗号鍵を用いてセンサ情報を暗号化して、暗号化されたセンサ情報(暗号化済センサ情報)を、当該配信先端末3に配信(送信)させる機能を有する。係る構成により、配信先端末3は、予め受信した暗号鍵を用いて、受信した情報を復号することで、より安全にセンサ情報を得ることが可能となる。
以上、本変形例の構成例について説明した。続いて、図14を参照して本変形例の動作例について説明する。図14は本変形例に係る配信システムの処理フローを示すシーケンス図である。図14に示すステップS401、S402の処理は、それぞれ図5を参照して説明したステップS101、S102の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS403において、配信装置2−4の暗号鍵生成部248は、ステップS401で受信された配信要求に基づいて暗号鍵を生成する。生成された暗号鍵は、配信装置2−4の配信制御部249の制御により、配信装置2−4から配信先端末3へ配信(送信)される(S404)。
続くステップS405〜S407の処理は、図5を参照して説明した、ステップS103〜S105の処理と同様であるため、説明を省略する。
ステップS407で配信先端末3へ配信可と特定された場合(S408においてYES)、配信制御部249は、ステップS405で取得されたセンサ情報を暗号化し(S409)、暗号化済センサ情報を配信先端末3へ配信(送信)させる(S410)。一方、ステップS407で配信先端末3へ配信可と特定されない場合(S408においてNO)、ステップS405で取得されたセンサ情報は配信先端末3へ配信されない。
暗号化済センサ情報を受信した配信先端末3は、ステップS404で受信した暗号鍵を用いて、暗号化済センサ情報を復号して、センサ情報を得る(S411)。なお、図5を参照して説明したステップS103〜S107の処理と同様に、ステップS405〜S411の処理は、図14に示すように繰り返されてもよい。
以上、説明したように、変形例2によれば、センサ情報に基づく情報が暗号化されて送受信されるため、よりセキュリティを高めることが可能である。
<4−3.変形例3>
上記実施形態では、センサ、及び配信装置を1つずつ有する配信システムの例について説明したが、本発明は係る例に限定されない。以下では、変形例3として、センサ、及び配信装置を複数有する配信システムの例について説明する。
図15は、本変形例に係る配信システムの構成例を示す説明図である。図15に示すように、本変形例に係る配信システム200は、複数のセンサ7(7A〜7C)、複数の配信装置8(8A〜8C)、及び通信網5を有する。また、本変形例に係る配信システム200は、不図示の配信先端末を有してもよい。以下では、上記実施形態で説明した配信装置2,2、2−2、2−3、2−4と、本変形例に係る配信装置8との相違点について説明する。
本変形例に係る配信装置8は、通信網5を介して他の配信装置8から、当該他の配信装置8に接続されるセンサ7により取得されるセンサ情報を受信する。また、本変形例に係る配信装置8は、他の配信装置8から受信したセンサ情報に係る処理(例えば上記実施形態で説明した公開レベル特定処理、情報加工処理、または情報解析処理等)を行ってもよい。
係る構成によれば、配信装置8は、当該配信装置8に接続されたセンサ7以外のセンサ7によるセンサ情報に対して処理を行うことが可能となるため、例えば重要なセンサ情報に対して負荷を分散してより詳細な処理を行うことも可能となる。例えば、変形例1で説明したように、犯罪や災害等の異常事象を検知した場合に、当該異常検知に係るセンサ情報を、複数の配信装置8で処理することにより、犯罪や災害等の異常事象に関する情報を迅速に取得することが可能となる。
<<5.ハードウェア構成>>
以上、本発明の各実施形態と各変形例を説明した。上述した公開レベル特定処理、配信レベル特定処理、配信制御処理、情報加工処理、情報解析処理等の情報処理は、ソフトウェアと、配信装置2、2−2、2−3、2−4、8、または配信先端末3のハードウェアとの協働により実現される。以下では、本発明の実施形態に係る情報処理装置である配信装置2、2−2、2−3、2−4、8、または配信先端末3のハードウェア構成例として、情報処理装置1000のハードウェア構成について説明する。
図16は、本発明の実施形態に係る情報処理装置1000のハードウェア構成を示す説明図である。図16に示したように、情報処理装置1000は、CPU(Central Processing Unit)1001と、ROM(Read Only Memory)1002と、RAM(Random Access Memory)1003と、入力装置1004と、出力装置1005と、ストレージ装置1006と、通信装置1007とを備える。
CPU1001は、演算処理装置及び制御装置として機能し、各種プログラムに従って情報処理装置1000内の動作全般を制御する。また、CPU1001は、マイクロプロセッサであってもよい。ROM1002は、CPU1001が使用するプログラムや演算パラメータなどを記憶する。RAM1003は、CPU1001の実行において使用するプログラムや、その実行において適宜変化するパラメータなどを一時記憶する。これらはCPUバスなどから構成されるホストバスにより相互に接続されている。主に、CPU1001、ROM1002及びRAM1003とソフトウェアとの協働により、例えば、制御部24、24−1、24−2、24−3、24−4等の機能が実現される。
入力装置1004は、マウス、キーボード、タッチパネル、ボタン、マイクロフォン、スイッチ及びレバーなどユーザが情報を入力するための入力手段と、ユーザによる入力に基づいて入力信号を生成し、CPU1001に出力する入力制御回路などから構成されている。情報処理装置1000のユーザは、該入力装置1004を操作することにより、情報処理装置1000に対して各種のデータを入力したり処理動作を指示したりすることができる。
出力装置1005は、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)装置、OLED装置及びランプなどの表示装置を含む。さらに、出力装置1005は、スピーカ及びヘッドホンなどの音声出力装置を含む。例えば、表示装置は、撮像された画像や生成された画像などを表示する。一方、音声出力装置は、音声データなどを音声に変換して出力する。
ストレージ装置1006は、データ格納用の装置である。ストレージ装置1006は、記憶媒体、記憶媒体にデータを記録する記録装置、記憶媒体からデータを読み出す読出し装置及び記憶媒体に記録されたデータを削除する削除装置などを含んでもよい。ストレージ装置1006は、CPU1001が実行するプログラムや各種データを格納する。なお、ストレージ装置1006は、図2を参照して説明した記憶部26に対応する。
通信装置1007は、例えば、通信網に接続するための通信デバイスなどで構成された通信インタフェースである。また、通信装置1007は、無線LAN(Local Area Network)対応通信装置、LTE(Long Term Evolution)対応通信装置、有線による通信を行うワイヤー通信装置、またはブルートゥース(登録商標)通信装置を含んでもよい。なお、通信装置1007は、図2を参照して説明した通信部28に対応する。
<<6.むすび>>
以上説明したように、本発明の実施形態によれば、情報配信に係る利便性をより向上させることが可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、配信装置2がセンサ1からセンサ情報を提供される例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、配信装置2がカメラ等のセンサを筐体内に含む装置であり、センサ1の機能を有してもよい。係る場合、配信装置2の取得部は、配信装置2に含まれるセンサからセンサ情報を取得してもよい。
また、上記実施形態では、センサ1がカメラである例を説明したが、本発明は係る例に限定されず、例えばセンサ1はマイクや電波センサ、赤外線センサ等であってもよい。
また、上記実施形態では、公開レベル、及び配信レベルが3段階である例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、公開レベル、及び配信レベルは2段階であってもよいし、4段階以上であってもよい。また、公開レベルと配信レベルの段階数が異なっていてもよい。また、ある情報が所定の配信レベルである配信先端末にのみ配信され、また他の情報が他の配信レベルである配信先端末にのみ配信される、というように配信レベルが順序づけられずに用いられてもよい。
また、上記実施形態では、情報配信される配信先端末の例として、図3、図12の例を説明したが、本発明は係る例に限定されない。例えば、情報配信される配信先端末は、センサから所定距離以内の端末や、特定の場所に所定時間存在した端末等であってもよい。
また、上記実施形態における各ステップは、必ずしもシーケンス図として記載された順序に沿って時系列に処理する必要はない。例えば、上記実施形態の処理における各ステップは、シーケンス図として記載した順序と異なる順序で処理されても、並列的に処理されてもよい。
また、上記実施形態によれば、CPU1001、ROM1002、及びRAM1003などのハードウェアを、上述した配信装置2、2−2、2−3、2−4、8、または配信先端末3の各構成と同様の機能を発揮させるためのコンピュータプログラムも提供可能である。また、該コンピュータプログラムが記録された記録媒体も提供される。
1 センサ
2 配信装置
3 配信先端末
5 通信網
22 取得部
24 制御部
26 記憶部
28 通信部
100 配信システム
241 配信レベル特定部
242 公開レベル特定部
243 配信制御部
244 情報加工部
246 情報解析部
248 暗号鍵生成部

Claims (17)

  1. センサ情報を取得する取得部と、
    前記センサ情報に基づいて前記センサ情報の公開レベルを特定する公開レベル特定部と、
    前記公開レベルに基づいて、前記センサ情報に基づく情報の配信制御を行う、配信制御部と、
    を備える、情報処理装置。
  2. 前記公開レベル特定部は、前記センサ情報に含まれるプライバシー情報に基づいて、前記公開レベルを特定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記センサ情報は、画像情報を含み、
    前記公開レベル特定部は、前記画像情報から検出される顔領域を前記プライバシー情報として特定し、前記プライバシー情報に基づいて、前記公開レベルを特定する、請求項2に記載の情報処理装置。
  4. 前記公開レベル特定部は、前記プライバシー情報の数、または大きさに基づいて、前記公開レベルを特定する、請求項2または3に記載の情報処理装置。
  5. 配信先端末から受信される配信要求に基づいて、前記配信先端末の配信レベルを特定する配信レベル特定部をさらに備え、
    前記配信制御部は、前記配信レベルにさらに基づいて、前記配信制御を行う、請求項2〜4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記配信制御部は、前記公開レベルに応じた前記配信レベルと、前記配信先端末の配信レベルの比較に基づいて、前記配信制御を行う、請求項5に記載の情報処理装置。
  7. 前記配信制御部は、前記公開レベルに応じた前記配信レベル以上の前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記センサ情報に基づく情報が配信され、前記公開レベルに応じた前記配信レベルよりも低い前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記センサ情報に基づく情報が配信されないように、前記配信制御を行う、請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記センサ情報に加工処理を施して加工済情報を生成する情報加工部を備え、
    前記配信制御部は、前記公開レベルに応じた前記配信レベル以上の前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記センサ情報が配信され、前記公開レベルに応じた前記配信レベルよりも低い前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記加工済情報が配信されるように、前記配信制御を行う、請求項6に記載の情報処理装置。
  9. 前記配信制御部は、前記加工済情報が配信される前記配信先端末のうち、より低い前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、より強い前記加工処理が施された前記加工済情報が配信されるように、前記配信制御を行う、請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 前記センサ情報は画像情報を含み、
    前記加工処理は、モザイク処理、マスク処理、解像度低下処理のうち、少なくともいずれか一つを含む、請求項8または9に記載の情報処理装置。
  11. 前記情報処理装置は、前記加工処理の履歴に係る加工履歴情報を記憶する記憶部をさらに備え、
    前記情報加工部は、前記記憶部に記憶される前記加工履歴情報に基づいて特定される領域に、前記加工処理を施す、請求項10に記載の情報処理装置。
  12. 前記情報加工部は、前記センサ情報に含まれるプライバシー情報に、前記加工処理を施す、請求項8〜11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記情報処理装置は、前記センサ情報を解析して解析情報を生成する情報解析部をさらに備え、
    前記配信制御部は、前記公開レベルに応じた前記配信レベル以上の前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記センサ情報が配信され、前記公開レベルに応じた前記配信レベルよりも低い前記配信レベルが特定された前記配信先端末へ、前記解析情報が配信されるように、前記配信制御を行う、請求項6に記載の情報処理装置。
  14. 前記公開レベル特定部は、前記センサ情報からの異常検知に基づいて、前記公開レベルを特定する、請求項1に記載の情報処理装置。
  15. センサ情報を取得することと、
    前記センサ情報に基づいて前記センサ情報の公開レベルを特定することと、
    前記公開レベルに基づいて、前記センサ情報に基づく情報の配信制御を行うことと、
    を含む、情報処理方法。
  16. コンピュータに、
    センサ情報を取得する機能と、
    前記センサ情報に基づいて前記センサ情報の公開レベルを特定する機能と、
    前記公開レベルに基づいて、前記センサ情報に基づく情報の配信制御を行う機能と、
    を実現させるための、プログラム。
  17. センサ情報を取得する取得部と、
    前記センサ情報に基づいて前記センサ情報の公開レベルを特定する公開レベル特定部と、
    前記公開レベルに基づいて、前記センサ情報に基づく情報の配信制御を行う、配信制御部と、
    前記センサ情報に基づく情報を送信する通信部と、
    を備える、情報処理装置、及び
    前記情報処理装置から、前記センサ情報に基づく情報を受信する、配信先端末、
    を有する、情報処理システム。
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