JP5143609B2 - 見守りシステム、見守り方法およびプログラム - Google Patents

見守りシステム、見守り方法およびプログラム Download PDF

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本発明は、主に小学校低学年等の低年齢の児童の登下校時に、児童を見守り、保護者に安心を与えるとともに、万一の異常事態の発生をいち早く検出するための見守りシステム、見守り方法およびプログラムに関する。
近年、登下校時に一人になる子供を狙った凶悪犯罪が多発し、これを防止する取り組みが進められている。その取り組みの中で、教師、保護者、地域のボランティア、警備業者等による登下校時の児童の見守り、児童への教育等が行なわれているが、前者の人間による見守りは、保護者、教師、ボランティア等の時間の確保、警備業者への費用の確保等の課題を有しており、永続的な取組みとするには困難な状況である場合が多い。そこで、IT(Information
Technology)を使った見守りシステムによる見守りが注目されてきており、複数の企業から見守りシステムの発表が行なわれ、各地で実証実験が行なわれている。
上記のような見守りシステムとしては、見守りセンサー(学校の校門、通学路、及び街中に設置)、メールサーバ(利用者にメール送信)、WEBサーバ(通過履歴や子どもの画像を閲覧)、及び管理用データベースサーバにより構成され、子どもが装着した電子タグと連動して、各見守りセンサーが登下校状況を把握し、子どもの通過履歴や通過画像をWEBやメールで保護者が確認するシステム(非特許文献1参照。)や、GPS(Globl Positioning System)等の位置検索サービスを利用し、利用者ごとに、指定した時間帯に指定した時間間隔で定期的に位置情報を得て記録することにより移動経路を把握するとともに、利用者ごとにあらかじめ設定された地域範囲と比較することにより異常な行動経路をすばやく認識し警告を発するシステム(特許文献1参照。)が知られている。
http://panasonic.co.jp/crop/news/official.data/data.dir/jn060601−2/jn060601-2.html 特開2006−164207号公報
しかしながら、非特許文献1に記載された技術では、見守りセンサー側にネットワークを構築する必要があるため、システムが大規模になり、また、子どもが装着した電子タグが見守りセンサーに対して、情報を提供する仕組みであるため、電子タグの内容を改竄された場合に、セキュリティ上の問題がある。
また、特許文献1に記載に記載された技術では、GPSを用いることから、衛星と通信ができる場所でなければ機能しないため、場所的な制約があるという問題がある。また、特定の人の位置を確認できても、周りに誰がいるのかがわからないという問題もある。さらに、衛星と1対1で通信を行うため、ネットワークの負荷が大きいといった問題もある。
さらに、無線タグを所定の位置に配置し、無線タグ情報から場所を特定するとともに、アドホックネットワーク通信を利用して、観察者をグループ化して、システムを構築することも考えられるが、例えば、学校の登下校時のように、多くの端末をもつ児童が存在する場合には、無線タグからの情報の読み取りが一部の携帯端末でしか行えなかったり、アドホックネットワークによる通信が隣接するすべての携帯端末と行えず、グループ化が不完全になるといった問題があった。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、被観察者を的確にグループ化することにより、異常状態の発生をいち早く検出して、即座に、異常状態に対応できる見守りシステム、見守り方法およびプログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記した課題を解決するために以下の事項を提案している。
(1)本発明は、所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムであって、前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する収集手段と、前記アドホックネットワーク通信を複数回実行し、前記収集手段が収集した情報を格納するとともに、該格納した情報を合成して、前記隣接する携帯端末の情報を推定する推定手段と、前記無線タグからタグ情報を読み取るタグ情報読み取り手段と、該タグ情報の読み取りを複数回実行し、前記タグ情報読み取り手段が読み取った情報を格納するとともに、該格納した情報と、前記収集手段が収集した隣接する携帯端末の情報とから、タグ情報を補間する補間手段と、該補間手段から得られるタグ情報と、前記推定手段から得られる隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する送信手段と、を備え、前記データサーバが、地図情報を格納する格納手段と、前記受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する位置情報生成手段と、該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する位置情報送信手段と、を備え、前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示することを特徴とする見守りシステムを提案している。
この発明によれば、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の収集手段は、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する。推定手段は、アドホックネットワーク通信を複数回実行し、収集手段が収集した情報を格納するとともに、格納した情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する。タグ情報読み取り手段は、無線タグからタグ情報を読み取る。補間手段は、タグ情報の読み取りを複数回実行し、タグ情報読み取り手段が読み取った情報を格納するとともに、格納した情報と、収集手段が収集した隣接する携帯端末の情報とから、タグ情報を補間する。そして、送信手段は、補間手段から得られるタグ情報と、推定手段から得られる隣接する携帯端末の情報とをデータサーバに送信する。データサーバの格納手段は、地図情報を格納する。位置情報生成手段は、受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する。位置情報送信手段は、生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信し、観察者の所持する端末が、位置情報を受信し、位置情報を表示する。したがって、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の推定手段により、的確に被観察者をグループ化できる。また、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の補間手段により、無線タグからの情報を読み取れない端末についても位置情報の補間ができる。
(2)本発明は、(1)の見守りシステムについて、2回目以降のアドホックネットワーク構築時に、前回のアドホックネットワーク通信で得たルーティング情報を送信することを特徴とする見守りシステムを提案している。
この発明によれば、2回目以降のアドホックネットワーク構築時に、前回のアドホックネットワーク通信で得たルーティング情報を送信することから、ルーティング情報を他の携帯端末に通知する手順を短縮化できる。
(3)本発明は、(1)の見守りシステムについて、前記複数の被観察者が所持する携帯端末のうち、1の携帯端末の送信手段のみが、前記データサーバに対して、前記補間手段から得られるタグ情報と、前記推定手段から得られる隣接する携帯端末の情報とを送信することを特徴とする見守りシステムを提案している。
この発明によれば、複数の被観察者が所持する携帯端末のうち、1の携帯端末の送信手段のみが、データサーバに対して、読み取ったタグ情報と、収集した隣接する携帯端末の情報とを送信することから、他の携帯端末からの無駄な通信を排除して、ネットワークの負荷を軽減することができる。
(4)本発明は、(1)の見守りシステムについて、前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末のタグ情報読み取り手段が、近距離無線により、前記無線タグからタグ情報を読み取ることを特徴とする見守りシステムを提案している。
この発明によれば、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末のタグ情報読み取り手段が、近距離無線により、無線タグからタグ情報を読み取ることから、エリアをある一定の範囲に特定することができる。
(5)本発明は、(1)の見守りシステムについて、前記データサーバが、受信したタグ情報と、収集した携帯端末の情報とを時系列的に記憶する記憶手段を備え、前記位置情報生成手段が時系列的に、前記受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を地図に展開することを特徴とする見守りシステムを提案している。
この発明によれば、位置情報生成手段が時系列的に、受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を地図に展開することから、特定の被観察者の足取りを正確にトレースすることができる。
(6)本発明は、所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムであって、前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する収集手段と、前記無線タグからタグ情報を読み取るタグ情報読み取り手段と、該読み取ったタグ情報と、前記収集した隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する送信手段と、を備え、前記データサーバが、前記受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納する格納手段と、該格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する推定手段と、該格納した複数のタグ情報と、該推定した隣接する携帯端末の情報とから、補間によりタグ情報を生成する生成手段と、該生成したタグ情報に基づいて、該推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する位置情報生成手段と、該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する位置情報送信手段と、を備え、前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示することを特徴とする見守りシステムを提案している。
この発明によれば、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の収集手段は、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する。タグ情報読み取り手段は、無線タグからタグ情報を読み取る。そして、送信手段は、読み取ったタグ情報と、収集した隣接する携帯端末の情報とをデータサーバに送信する。データサーバの格納手段は、受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納する。推定手段は、格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する。生成手段は、格納した複数のタグ情報と、推定した隣接する携帯端末の情報とから、補間によりタグ情報を生成する。位置情報生成手段は、生成したタグ情報に基づいて、推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する。そして、位置情報送信手段は、生成した位置情報を観察者の所持する端末に送信し、観察者の所持する端末が、位置情報を受信し、位置情報を表示する。したがって、データサーバの推定手段により、的確に被観察者をグループ化できる。また、データサーバの補間手段により、無線タグからの情報を読み取れない端末についても位置情報の補間ができる。さらに、データサーバは、携帯端末に比べて、記憶容量、演算処理能力に優れているため、携帯端末の負荷を軽減して、すばやく、上記の処理を行うことができる。
(7)本発明は、所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムにおける見守り方法であって、前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する第1のステップと、前記アドホックネットワーク通信を複数回実行し、該収集した情報を格納するとともに、該格納した情報を合成して、前記隣接する携帯端末の情報を推定する第2のステップと、前記無線タグからタグ情報を読み取る第3のステップと、該タグ情報の読み取りを複数回実行し、前記読み取った情報を格納するとともに、該格納した情報と、前記推定された隣接する携帯端末の情報とから、タグ情報を補間する第4のステップと、該補間されたタグ情報と、前記推定された隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する第5のステップと、前記データサーバが、前記受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を予め格納した地図に展開して位置情報を生成する第6のステップと、該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する第7のステップと、前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示する第8のステップと、を有することを特徴とする見守り方法を提案している。
この発明によれば、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する。アドホックネットワーク通信を複数回実行し、収集した情報を格納するとともに、格納した情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する。無線タグからタグ情報を読み取り、このタグ情報の読み取りを複数回実行し、読み取った情報を格納するとともに、格納した情報と、推定された隣接する携帯端末の情報とから、タグ情報を補間する。補間されたタグ情報と、推定された隣接する携帯端末の情報とをデータサーバに送信する。データサーバは、受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を予め格納した地図に展開して位置情報を生成する。そして、生成した位置情報を観察者の所持する端末に送信し、観察者の所持する端末が、位置情報を受信し、位置情報を表示する。したがって、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の推定処理により、的確に被観察者をグループ化できる。また、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の補間処理により、無線タグからの情報を読み取れない端末についても位置情報の補間ができる。
(8)本発明は、所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムにおける見守り方法であって、前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する第1のステップと、前記無線タグからタグ情報を読み取る第2のステップと、該読み取ったタグ情報と、前記収集した隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する第3のステップと、前記データサーバが、前記受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納する第4のステップと、該格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する第5のステップと、該格納した複数のタグ情報と、該推定した隣接する携帯端末の情報とから、補間によりタグ情報を生成する第6のステップと、該生成したタグ情報に基づいて、該推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する第7のステップと、該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する第8のステップと、前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示する第9のステップと、を有することを特徴とする見守り方法を提案している。
この発明によれば、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集し、無線タグからタグ情報を読み取る。読み取ったタグ情報と、収集した隣接する携帯端末の情報とをデータサーバに送信する。データサーバは、受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納し、格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定するとともに、格納した複数のタグ情報と、推定した隣接する携帯端末の情報とから、補間によりタグ情報を生成する。そして、生成したタグ情報に基づいて、推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成し、生成した位置情報を観察者の所持する端末に送信する。観察者の所持する端末は、位置情報を受信し、位置情報を表示する。したがって、データサーバの推定処理により、的確に被観察者をグループ化できる。また、データサーバの補間処理により、無線タグからの情報を読み取れない端末についても位置情報の補間ができる。さらに、データサーバは、携帯端末に比べて、記憶容量、演算処理能力に優れているため、携帯端末の負荷を軽減して、すばやく、上記の処理を行うことができる。
(9)本発明は、所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムにおける見守り方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する第1のステップと、前記アドホックネットワーク通信を複数回実行し、該収集した情報を格納するとともに、該格納した情報を合成して、前記隣接する携帯端末の情報を推定する第2のステップと、前記無線タグからタグ情報を読み取る第3のステップと、該タグ情報の読み取りを複数回実行し、前記読み取った情報を格納するとともに、該格納した情報と、前記推定された隣接する携帯端末の情報とから、タグ情報を補間する第4のステップと、該補間されたタグ情報と、前記推定された隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する第5のステップと、前記データサーバが、前記受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を予め格納した地図に展開して位置情報を生成する第6のステップと、該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する第7のステップと、前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示する第8のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する。アドホックネットワーク通信を複数回実行し、収集した情報を格納するとともに、格納した情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する。無線タグからタグ情報を読み取り、このタグ情報の読み取りを複数回実行し、読み取った情報を格納するとともに、格納した情報と、推定された隣接する携帯端末の情報とから、タグ情報を補間する。補間されたタグ情報と、推定された隣接する携帯端末の情報とをデータサーバに送信する。データサーバは、受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を予め格納した地図に展開して位置情報を生成する。そして、生成した位置情報を観察者の所持する端末に送信し、観察者の所持する端末が、位置情報を受信し、位置情報を表示する。したがって、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の推定処理により、的確に被観察者をグループ化できる。また、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の補間処理により、無線タグからの情報を読み取れない端末についても位置情報の補間ができる。
(10)本発明は、所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムにおける見守り方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する第1のステップと、前記無線タグからタグ情報を読み取る第2のステップと、該読み取ったタグ情報と、前記収集した隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する第3のステップと、前記データサーバが、前記受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納する第4のステップと、該格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する第5のステップと、該格納した複数のタグ情報と、前記推定した隣接する携帯端末の情報とから、補間によりタグ情報を生成する第6のステップと、該生成したタグ情報に基づいて、該推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する第7のステップと、該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する第8のステップと、前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示する第9のステップと、をコンピュータに実行させるためのプログラムを提案している。
この発明によれば、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集し、無線タグからタグ情報を読み取る。読み取ったタグ情報と、収集した隣接する携帯端末の情報とをデータサーバに送信する。データサーバは、受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納し、格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定するとともに、格納した複数のタグ情報と、推定した隣接する携帯端末の情報とから、補間によりタグ情報を生成する。そして、生成したタグ情報に基づいて、推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成し、生成した位置情報を観察者の所持する端末に送信する。観察者の所持する端末は、位置情報を受信し、位置情報を表示する。したがって、データサーバの推定処理により、的確に被観察者をグループ化できる。また、データサーバの補間処理により、無線タグからの情報を読み取れない端末についても位置情報の補間ができる。さらに、データサーバは、携帯端末に比べて、記憶容量、演算処理能力に優れているため、携帯端末の負荷を軽減して、すばやく、上記の処理を行うことができる。
本発明によれば、学校の登下校時のように、多くの端末をもつ児童が存在する場合には、無線タグからの情報の読み取りが一部の携帯端末でしか行えなかったり、アドホックネットワークによる通信が隣接するすべての携帯端末と行えず、グループ化が不完全になるような場合であっても、被観察者を的確にグループ化することにより、異常状態の発生をいち早く検出して、即座に、異常状態に対応できるという効果がある。
以下、本発明の実施形態について、図面を用いて、詳細に説明する。
なお、本実施形態における構成要素は適宜、既存の構成要素等との置き換えが可能であり、また、他の既存の構成要素との組合せを含む様々なバリエーションが可能である。したがって、本実施形態の記載をもって、特許請求の範囲に記載された発明の内容を限定するものではない。
<第1の実施形態>
図1から図7を用いて、本実施形態に係る見守りシステムについて、詳細に説明する。
<見守りシステムの構成>
本実施形態に係る見守りシステムは、図1に示すように、被観察者、例えばA、B、Cが所持する携帯端末1a、1b、1cと、電柱等に設けられた無線タグ2a、2b、2cと、データサーバ3と、観察者が所持する携帯端末4とから構成され、特定の被観察者が所持する携帯端末1aと、データサーバ3、観察者が所持する携帯端末4とはネットワーク5を介して、接続されている。なお、本実施形態では、説明の都合上、被観察者が所持する携帯端末および電柱等に設けられた無線タグの数を3つで表わしたが、これらの数は、任意の数でよい。
<被観察者が所持する携帯端末の構成>
被観察者が所持する携帯端末1a、1b、1cは、図2に示すように、近距離無線部11と、タグ情報データベース(DB)12と、アドホック通信部13と、グループ化情報データベース(DB)14と、タグ情報補間部15と、グループ推定部16と、送信部17とから構成されている。
近距離無線部11は、上述の電柱等に設けられた無線タグ2a、2b、2cから情報を読み出すものであり、例えば、Bluetooth(登録商標)等が用いられる。なお、近距離無線としては、Bluetooth(登録商標)に限らず、Zigbee(登録商標)を用いてもよい。また、本実施形態では、無線タグ2a、2b、2cから情報を読み出しのみを行い、情報の提供を行わないことから、セキュリティの点で有利である。また、近距離無線であるために、そのエリアが特定されるという特徴をもっている。
タグ情報データベース(DB)12は、各携帯端末が近距離無線部11により、読みだしたタグ情報を時系列毎にデータベース化して格納する記憶装置である。上述のように、近距離無線部11は、無線タグと通信を行い、タグ情報の読み出しを行うが、例えば、学校の登下校時など、短時間に児童が多く集まる場合には、すべての携帯端末が、タグ情報を読み出せるとは限らない。そのため、タグ情報データベース(DB)12に格納した情報に基づいて、タグ情報補間部15が、タグ情報を補間する。
アドホック通信部13は、隣接する携帯端末1a、1b、1c間で、通信を行うことにより、グループ化を行う。具体的には、図1を例にとると、被観察者A、B、Cが所持する携帯端末1a、1b、1cで、アドホック通信を行うことにより、本人を含んだ(A、B、C)というデータが得られ、自分(例えば、A)の近くに、被観察者BとCがいることがわかる。なお、アドホック通信についても、Bluetooth(登録商標)やZigbee(登録商標)を用いた近距離無線で行うことが望ましい。こうした近距離無線によりアドホック通信を行うことにより、エリアを特定できるため、隣接した携帯端末同士のみが通信することができる。
グループ化情報データベース(DB)14は、アドホック通信により取得した隣接する携帯端末の情報を時系列毎にデータベース化して格納する記憶装置である。上述のように、アドホック通信部13は、隣接する携帯端末1a、1b、1c間で、通信を行うことにより、グループ化を行うが、例えば、学校の登下校時など、短時間に児童が多く集まる場合には、隣接するすべての携帯端末とアドホック通信ができるとは限らない。そのため、グループ化情報データベース(DB)14に格納した情報に基づいて、グループ推定部16がグループの推定を行う。
タグ情報補間部15は、タグ情報データベース(DB)12に格納した情報に基づいて、タグ情報を補間する。なお、方法の詳細については、具体例により後述する。グループ推定部16は、グループ化情報データベース(DB)14に格納した情報に基づいて、情報を合成して、グループの推定を行う。なお、方法の詳細については、具体例により後述する。送信部17は、タグ情報補間部15が生成したタグ情報と、グループ推定部16が推定したグループ情報とをデータサーバ3に送信する。なお、データサーバ3へのデータの送信は、被観察者のうち、1人の被観察者が行う。こうすることにより、同じ情報が複数の携帯端末から送信されることを防止でき、通信量の削減を図ることができる。
<データサーバの構成>
本実施形態に係るデータサーバ3は、図3に示すように、受信部21と、位置情報生成部22と、地図情報データベース(DB)23と、送信部24とから構成されている。
受信部21は、被観察者の代表携帯端末から、補間したタグ情報と近接する携帯端末の情報(グループ情報)とを受信する。
位置情報生成部22は、受信部21が受信した情報を図示しない記憶装置に記憶して、これを時系列的に、地図情報データベース(DB)23に格納された地図情報上に、例えば、図4のように展開して、位置情報を生成する。
地図情報データベース(DB)23は、地図情報を格納する記憶装置であり、送信部24は、位置情報生成部22が生成した位置情報をネットワーク6を介して、観察者の携帯端末4に送信する。なお、送信先の観察者の端末は、携帯端末に限らず、例えば、パーソナルコンピュータ等でもよい。
<グループの推定方法>
図5から図7を用いて、グループ推定部におけるグループの推定方法を具体例に沿って説明する。
いま、a、b、c、d、eの5つの携帯端末が隣接して存在する状況において、時刻t0では(a、b、c)と(d、e)という2つのネットワークが構築され、時刻t1では、(a、b)と(c、d、e)という2つのネットワークが構築されたとする。この時の、各端末のルーティング情報メモリの内容を図5に示す。
ここで、例えば、「c」という携帯端末に着目し、直前のルーティング情報を用いないでグループ化を行う場合には、図6のように、遷移する。
つまり、時刻t1−1では、携帯端末「c」が携帯端末「d」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「d」は、(c、d)という情報を得る。時刻t1−2では、携帯端末「d」が携帯端末「c」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「c」が、(c、d)という情報を得る。
時刻t1−3では、携帯端末「c」が携帯端末「b」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「b」は、(b、c)という情報を得る。また、携帯端末「d」が携帯端末「e」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「e」は、(b、e)という情報を得る。
時刻t1−4では、携帯端末「c」および携帯端末「b」が携帯端末「a」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「a」が、(a、b、c)という情報を得る。また、携帯端末「e」が携帯端末「d」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「d」は、(c、d、e)という情報を得る。
時刻t1−5では、携帯端末「a」が携帯端末「b」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「b」が、(a、b、c)という情報を得る。また、携帯端末「e」が携帯端末「c」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「c」は、(c、d、e)という情報を得る。
時刻t1−6では、携帯端末「d」および携帯端末「e」が携帯端末「b」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「b」が、(a、b、c、d、e)という情報を得る。また、時刻t1−7では、携帯端末「a」および携帯端末「b」が携帯端末「c」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「c」は、(a、b、c、d、e)という情報を得る。
時刻t1−8では、携帯端末「a」および携帯端末「b」が携帯端末「d」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「d」が、(a、b、c、d、e)という情報を得る。また、時刻t1−9では、携帯端末「a」および携帯端末「b」、携帯端末「c」が携帯端末「e」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「e」は、(a、b、c、d、e)という情報を得る。また、時刻t1−10では、携帯端末「d」および携帯端末「e」が携帯端末「a」とアドホック通信を行うことにより、携帯端末「a」が、(a、b、c、d、e)という情報を得る。
このような処理を繰り返すことにより、グループを合成する。しかしながら、上述の方法は、時刻t0のルーティング情報を用いない例であり、処理が煩雑となる。そこで、自端末情報ではなく、ルーティング情報を送信することで、手順を短縮化する方法が図7に示された方法である。
つまり、この方法では、時刻t1−1に、携帯端末「c」が携帯端末「d」とアドホック通信を行い、携帯端末「c」が携帯端末「d」に、(a、b、c)という情報を送信することにより、携帯端末「d」は、すでにもっている情報と合成して、(a、b、c、d、e)という情報を得る。
時刻t1−2では、携帯端末「d」あるいは携帯端末「e」が携帯端末「c」とアドホック通信を行い、携帯端末「d」が、データ(a、b、c、d、e)を、あるいは、携帯端末「e」がデータ(d、e)を送信することにより、携帯端末「c」は、すでにもっている情報と合成して、(a、b、c、d、e)という情報を得る。
時刻t1−3では、携帯端末「a」から携帯端末「d」のいずれかが、携帯端末「e」とアドホック通信を行い、データ(a、b、c、d、e)あるいは、(a、b、c)を送信することにより、携帯端末「e」は、すでにもっている情報と合成して、(a、b、c、d、e)という情報を得る。
時刻t1−4では、携帯端末「c」から携帯端末「e」のいずれかが、携帯端末「b」とアドホック通信を行い、データ(a、b、c、d、e)を送信することにより、携帯端末「b」は、すでにもっている情報と合成して、(a、b、c、d、e)という情報を得る。
時刻t1−5では、携帯端末「b」から携帯端末「e」のいずれかが、携帯端末「a」とアドホック通信を行い、データ(a、b、c、d、e)を送信することにより、携帯端末「a」は、すでにもっている情報と合成して、(a、b、c、d、e)という情報を得る。
以上のような方法をとることにより、手順を短縮化して、素早く、データの合成を行うことができる。
<タグ情報の補間方法>
次に、図8を用いて、タグ情報の補間方法について、説明する。
いま、図8に示すように、時刻t0で、(a、b、c)というグループがあり、<tag1>を共有したとする。時刻t1では、(c、d、e)というグループができるが、タグをうまく認識できなかったとする。
そこで、t0の状況を確認すると、cは<tag1>を持っていることがわかるので、その情報を援用して、t1において、(c、d、e)が<tag1>という情報を持つことができる。
尚、過去履歴を参照する場合には、いつまでもその履歴が引き継がれて、間違った結果を生ずる場合があるので、有効期限を明確にして利用する必要がある。例えば、有効期限が、1時刻だけであるとすれば、時刻t1で得られた<tag1>は、リアルな情報ではなく、過去履歴を参照するバーチャルなものなので、この情報は、t2に引き継ぐべきではないということになる。
<見守りシステムの処理>
図9を用いて、本実施形態に係る見守りシステムの処理について、説明する。
まず、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する(ステップS101)。次に、アドホックネットワーク通信を複数回実行し、収集した情報を格納するとともに、格納した情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する(ステップS102)。
さらに、無線タグからタグ情報を読み取る(ステップS103)。次に、タグ情報の読み取りを複数回実行し、読み取った情報を格納するとともに、格納した情報から、タグ情報を補間し(ステップS104)、補間されたタグ情報と、推定された隣接する携帯端末の情報とをデータサーバに送信する(ステップS105)。
データサーバでは、受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を予め格納した地図に展開して位置情報を生成し(ステップS106)、生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する(ステップS107)。観察者の所持する端末は、位置情報を受信し、位置情報を表示する(ステップS108)。
以上、説明したように、本実施形態によれば、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の推定手段により、的確に被観察者をグループ化できる。また、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末の補間手段により、無線タグからの情報を読み取れない端末についても位置情報の補間ができる。また、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末は、無線タグからタグ情報を読み取るだけで、情報の提供を行わないことからセキュリティを確保できる。
<第2の実施形態>
図10から図12を用いて、本実施形態に係る見守りシステムについて、詳細に説明する。なお、本実施形態は、第1の実施形態とシステムを構成する主要な構成要素が同一であるため、システムの説明については、省略する。
<被観察者が所持する携帯端末の構成>
被観察者が所持する携帯端末1a、1b、1cは、図10に示すように、近距離無線部41と、アドホック通信部42と、情報収集部43と、送信部44とから構成されている。
近距離無線部41は、上述の電柱等に設けられた無線タグ2a、2b、2cから情報を読み出すものであり、例えば、Bluetooth(登録商標)等が用いられる。なお、近距離無線としては、Bluetooth(登録商標)に限らず、Zigbee(登録商標)を用いてもよい。また、本実施形態では、無線タグ2a、2b、2cから情報を読み出しのみを行い、情報の提供を行わないことから、セキュリティの点で有利である。また、近距離無線であるために、そのエリアが特定されるという特徴をもっている。
アドホック通信部42は、隣接する携帯端末1a、1b、1c間で、通信を行うことにより、グループ化を行う。具体的には、図1を例にとると、被観察者A、B、Cが所持する携帯端末1a、1b、1cで、アドホック通信を行うことにより、本人を含んだ(A、B、C)というデータが得られ、自分(例えば、A)の近くに、被観察者BとCがいることがわかる。なお、アドホック通信についても、Bluetooth(登録商標)やZigbee(登録商標)を用いた近距離無線で行うことが望ましい。こうした近距離無線によりアドホック通信を行うことにより、エリアを特定できるため、隣接した携帯端末同士のみが通信することができる。
情報収集部43は、近距離無線部41が読みだした無線タグの情報(図1の#1、#2、#3)と、アドホック通信部42が受信した携帯端末の情報(例えば、A、B、C)を収集し、(#2、A、B、C)等の情報を送信部44に出力する。送信部44は、入力した情報(#2、A、B、C)をネットワーク5を介して、データサーバ3に送信する。なお、無線タグの読み出しは、所定の時間間隔ごとに行われるため、無線タグが読みだせない場合には、携帯端末情報のみが、送信される。
<データサーバの構成>
本実施形態に係るデータサーバ3は、図11に示すように、受信部51と、タグ情報データベース(DB)52と、タグ情報補間部53と、グループ化情報データベース(DB)54と、グループ推定部55と、位置情報生成部56と、地図情報データベース(DB)57と、送信部58とから構成されている。
受信部51は、被観察者が所持する携帯端末1a、1b、1cから、例えば、(#2、Z、A、B、C)というような位置情報と近接する携帯端末の情報を受信する。
タグ情報データベース(DB)52は、受信部51が受信したタグ情報を時系列毎にデータベース化して格納する記憶装置である。上述のように、携帯端末の近距離無線部11は、無線タグと通信を行い、タグ情報の読み出しを行うが、例えば、学校の登下校時など、短時間に児童が多く集まる場合には、すべての携帯端末が、タグ情報を読み出せるとは限らない。そのため、タグ情報データベース(DB)52に格納した情報に基づいて、タグ情報補間部53が、タグ情報を補間する。タグ情報補間部53は、タグ情報データベース(DB)52に格納した情報に基づいて、タグ情報を補間する。なお、方法の詳細については、具体例により後述する。
グループ化情報データベース(DB)54は、受信部51が受信した隣接する携帯端末の情報を時系列毎にデータベース化して格納する記憶装置である。上述のように、携帯端末のアドホック通信部13は、隣接する携帯端末1a、1b、1c間で、通信を行うことにより、グループ化を行うが、例えば、学校の登下校時など、短時間に児童が多く集まる場合には、隣接するすべての携帯端末とアドホック通信ができるとは限らない。そのため、グループ化情報データベース(DB)54に格納した情報に基づいて、グループ推定部55がグループの推定を行う。グループ推定部55は、グループ化情報データベース(DB)54に格納した情報に基づいて、情報を合成して、グループの推定を行う。なお、方法の詳細については、具体例により後述する。
位置情報生成部56は、受信部51が受信した情報を図示しない記憶装置に記憶して、これを時系列的に、地図情報データベース(DB)57に格納された地図情報上に、例えば、図4のように展開して、位置情報を生成する。
地図情報データベース(DB)57は、地図情報を格納する記憶装置であり、送信部58は、位置情報生成部56が生成した位置情報をネットワーク5を介して、観察者の携帯端末4に送信する。なお、送信先の観察者の端末は、携帯端末に限らず、例えば、パーソナルコンピュータ等でもよい。
<タグ情報の補間方法>
タグ情報の補間方法について、具体例を明示して説明する。
いま、携帯端末a、b、c、d、eが存在し、グループを組める状況にあるとする。そして、時刻t0では、(a、b、c、tag1)という情報、つまり、a、b、cの携帯端末がアドホック通信を行うことができ、タグ情報tag1を得られたとする。次に、時刻t1では、(c、d、e、no−tag)という情報、つまり、c、d、eの携帯端末がアドホック通信を行うことができ、タグ情報が得られなかったとする。
この場合、2つの情報には、cがどちらにも含まれていることから、時刻t1の情報を(c、d、e、tag1)と補間することができる。
<グループの推定方法>
グループの推定方法について、具体例を明示して説明する。
いま、携帯端末a、b、c、d、eが存在し、グループを組める状況にあるとする。そして、時刻t0では、(a、b、c)という情報、つまり、何らかの問題でd、eの情報が確認できず、時刻t1では、(c、d、e)という情報、つまり、何らかの問題でa、bの情報が確認できとする。
この場合、2つの情報には、cがどちらにも含まれていることから、G(t0)∪G(t1) = (a、b、c、d、e)を推定することができる。但し、G(t0)∩G(t1)≠φである。
<見守りシステムの処理>
図12を用いて、本実施形態に係る見守りシステムの処理について、説明する。
まず、被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集し(ステップS201)、無線タグからタグ情報を読み取る(ステップS202)。そして、読み取ったタグ情報と、収集した隣接する携帯端末の情報とをデータサーバに送信する(ステップS203)。
データサーバは、受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納する(ステップS204)。そして、格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する(ステップS205)とともに、格納した複数のタグ情報から、補間によりタグ情報を生成する(ステップS206)。
さらに、生成したタグ情報に基づいて、推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成し(ステップS207)、生成した位置情報を観察者の所持する端末に送信する(ステップS208)。観察者の所持する端末は、位置情報を受信し、位置情報を表示する(ステップS209)。
したがって、本実施形態によれば、データサーバの推定手段により、的確に被観察者をグループ化できる。また、データサーバの補間手段により、無線タグからの情報を読み取れない端末についても位置情報の補間ができる。さらに、データサーバは、携帯端末に比べて、記憶容量、演算処理能力に優れているため、携帯端末の負荷を軽減して、すばやく、上記の処理を行うことができる。
なお、これらプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを被観察者および見守り者が所持する携帯端末、データサーバ、管理サーバのそれぞれ(いずれもコンピュータシステム)に読み込ませ、実行することによって本発明の見守りシステムを実現することができる。ここでいうコンピュータシステムとは、OSや周辺装置等のハードウェアを含む。
また、「コンピュータシステム」は、WWW(World Wide Web)システムを利用している場合であれば、ホームページ提供環境(あるいは表示環境)も含むものとする。また、上記プログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、あるいは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことをいう。
また、上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組合せで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
以上、この発明の実施形態につき、図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
第1の実施形態に係る見守りシステムの構成図である。 第1の実施形態に係る被観察者が所持する携帯端末の構成図である。 第1の実施形態に係るデータサーバの構成図である。 第1の実施形態に係る表示例である。 第1の実施形態に係るタグ情報の補間処理、グループの推定処理について説明する図である。 第1の実施形態に係るタグ情報の補間処理、グループの推定処理について説明する図である。 第1の実施形態に係るタグ情報の補間処理、グループの推定処理について説明する図である。 第1の実施形態に係るタグ情報の補間処理、グループの推定処理について説明する図である。 第1の実施形態に係る見守りシステムの処理フローである。 第2の実施形態に係る被観察者が所持する携帯端末の構成図である。 第2の実施形態に係るデータサーバの構成図である。 第2の実施形態に係る見守りシステムの処理フローである。
符号の説明
1a、1b、1c・・・被観察者所持する携帯端末
1z・・・見守り者が所持する携帯端末
2a、2b、2c・・・無線タグ
3・・・データサーバ
4・・・観察者が所持する携帯端末
5・・・管理サーバ
6・・・ネットワーク
11、41・・・近距離無線部
12、52・・・タグ情報データベース(DB)
13、42・・・アドホック通信部
14、54・・・グループ化情報データベース(DB)
15、53・・・タグ情報補間部
16、55・・・グループ推定部
17、24、44、58・・・送信部
21、51・・・受信部
22、56・・・位置情報生成部
23、57・・・地図情報データベース(DB)
43・・・情報収集部

Claims (10)

  1. 所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムであって、
    前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、
    アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する収集手段と、
    前記アドホックネットワーク通信を複数回実行し、前記収集手段が収集した情報を格納するとともに、該格納した情報を合成して、前記隣接する携帯端末の情報を推定する推定手段と、
    前記無線タグからタグ情報を読み取るタグ情報読み取り手段と、
    該タグ情報の読み取りを複数回実行し、前記タグ情報読み取り手段が読み取った情報を格納するとともに、該格納した情報と、前記収集手段が収集した隣接する携帯端末の情報とから、タグ情報を補間する補間手段と、
    該補間手段から得られるタグ情報と、前記推定手段から得られる隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する送信手段と、
    を備え、
    前記データサーバが、地図情報を格納する格納手段と、
    前記受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する位置情報生成手段と、
    該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する位置情報送信手段と、
    を備え、
    前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示することを特徴とする見守りシステム。
  2. 2回目以降のアドホックネットワーク構築時に、前回のアドホックネットワーク通信で得たルーティング情報を送信することを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。
  3. 前記複数の被観察者が所持する携帯端末のうち、1の携帯端末の送信手段のみが、前記データサーバに対して、前記補間手段から得られるタグ情報と、前記推定手段から得られる隣接する携帯端末の情報とを送信することを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。
  4. 前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末のタグ情報読み取り手段が、近距離無線により、前記無線タグからタグ情報を読み取ることを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。
  5. 前記データサーバが、受信したタグ情報と、収集した携帯端末の情報とを時系列的に記憶する記憶手段を備え、前記位置情報生成手段が時系列的に、前記受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を地図に展開することを特徴とする請求項1に記載の見守りシステム。
  6. 所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムであって、
    前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、
    アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する収集手段と、
    前記無線タグからタグ情報を読み取るタグ情報読み取り手段と、
    該読み取ったタグ情報と、前記収集した隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する送信手段と、
    を備え、
    前記データサーバが、
    前記受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納する格納手段と、
    該格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する推定手段と、
    該格納した複数のタグ情報と、該推定した隣接する携帯端末の情報とから、補間によりタグ情報を生成する生成手段と、
    該生成したタグ情報に基づいて、該推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する位置情報生成手段と、
    該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する位置情報送信手段と、
    を備え、
    前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示することを特徴とする見守りシステム。
  7. 所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムにおける見守り方法であって、
    前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する第1のステップと、
    前記アドホックネットワーク通信を複数回実行し、該収集した情報を格納するとともに、該格納した情報を合成して、前記隣接する携帯端末の情報を推定する第2のステップと、
    前記無線タグからタグ情報を読み取る第3のステップと、
    該タグ情報の読み取りを複数回実行し、前記読み取った情報を格納するとともに、該格納した情報と、前記推定された隣接する携帯端末の情報とから、タグ情報を補間する第4のステップと、
    該補間されたタグ情報と、前記推定された隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する第5のステップと、
    前記データサーバが、前記受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を予め格納した地図に展開して位置情報を生成する第6のステップと、
    該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する第7のステップと、
    前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示する第8のステップと、
    を有することを特徴とする見守り方法。
  8. 所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムにおける見守り方法であって、
    前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する第1のステップと、
    前記無線タグからタグ情報を読み取る第2のステップと、
    該読み取ったタグ情報と、前記収集した隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する第3のステップと、
    前記データサーバが、前記受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納する第4のステップと、
    該格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する第5のステップと、
    該格納した複数のタグ情報と、該推定した隣接する携帯端末の情報とから、補間によりタグ情報を生成する第6のステップと、
    該生成したタグ情報に基づいて、該推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する第7のステップと、
    該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する第8のステップと、
    前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示する第9のステップと、
    を有することを特徴とする見守り方法。
  9. 所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムにおける見守り方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する第1のステップと、
    前記アドホックネットワーク通信を複数回実行し、該収集した情報を格納するとともに、該格納した情報を合成して、前記隣接する携帯端末の情報を推定する第2のステップと、
    前記無線タグからタグ情報を読み取る第3のステップと、
    該タグ情報の読み取りを複数回実行し、前記読み取った情報を格納するとともに、該格納した情報と、前記推定された隣接する携帯端末の情報とから、タグ情報を補間する第4のステップと、
    該補間されたタグ情報と、前記推定された隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する第5のステップと、
    前記データサーバが、前記受信したタグ情報に基づいて、収集した携帯端末の情報を予め格納した地図に展開して位置情報を生成する第6のステップと、
    該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する第7のステップと、
    前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示する第8のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  10. 所定の位置に配置された複数の無線タグと、複数の被観察者が所持する携帯端末と、観察者の所持する端末と、データサーバとからなる見守りシステムにおける見守り方法をコンピュータに実行させるためのプログラムであって、
    前記被観察者が所持するそれぞれの携帯端末が、アドホックネットワーク通信を行い、グループを形成して、隣接する携帯端末の情報を収集する第1のステップと、
    前記無線タグからタグ情報を読み取る第2のステップと、
    該読み取ったタグ情報と、前記収集した隣接する携帯端末の情報とを前記データサーバに送信する第3のステップと、
    前記データサーバが、前記受信したタグ情報と隣接する携帯端末の情報とを格納する第4のステップと、
    該格納した複数の隣接する携帯端末の情報を合成して、隣接する携帯端末の情報を推定する第5のステップと、
    該格納した複数のタグ情報と、前記推定した隣接する携帯端末の情報とから、補間によりタグ情報を生成する第6のステップと、
    該生成したタグ情報に基づいて、該推定した携帯端末の情報を地図に展開して位置情報を生成する第7のステップと、
    該生成した位置情報を前記観察者の所持する端末に送信する第8のステップと、
    前記観察者の所持する端末が、前記位置情報を受信し、該位置情報を表示する第9のステップと、
    をコンピュータに実行させるためのプログラム。
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