JP4264339B2 - 連携情報管理装置 - Google Patents
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Description
なお、ユーザの移動端末(MN:Mobile Node)の位置を個々に管理する手段として、レイヤ3〔IP(Internet Protocol)レイヤ〕におけるモバイルIP(Mobile IP:下記非特許文献1参照)がある。
さらに、上記対応関係の認識により、例えば、実世界に散在するオブジェクト(RF-IDタグを付けた商品や電気製品等)の属性やロケーションの属性(その位置の特性を現すタグ属性、例えば「会議室」等がある)等を基に、特定のオブジェクトに関する連携情報をもった〔換言すれば、一定のコンテキスト(ある事項についての状況や環境)を満たした〕サービス利用者へ広告情報や緊急メッセージ等の所望のコンテンツを転送するといったサービス(このように、その場の状況に沿ってサービスを実施、内容調整しうるサービスを「コンテキスト・アウェア」サービスと称する)を実現することも可能となるが、コンテンツ受信側(ネットワーク端末)の性能(メモリ,CPU,インタフェース速度等)が不足する等の事態の発生を未然に防止する連携情報管理機構も検討する必要がある。
(1)オブジェクト同士のスケーラビリティを考慮した管理によるネットワーク構築および運用コストの低減。
(2)単一のアプライアンスを複数ユーザで共用(多重的な連携)することを可能とする、拡張連携情報管理機構。
(4)異種事業者ネットワーク間通信時の連携情報に関するプライバシーの保護機構。
さらに、該連携情報登録制御手段は、該第2の装置から該関連付けグループについての全削除要求を受信すると、当該関連付けグループと該第2の識別子との関連付け情報である連携情報を該記憶手段から削除する連携情報全削除手段をそなえていてもよい。
また、該連携情報登録制御手段は、該記憶手段において該第1の連携情報と該第2の連携情報との関連付けの生成/解除を監視する監視手段と、該監視手段にて該関連付けの生成が確認されると、該第1の装置を使用している装置が該第3の装置から該第2の装置に変更されたと認識して、該第1の装置に関する情報の送信先を該第2の装置に変更する指示を該第1の装置に関する情報の送信元に送信し、該監視手段にて該関連付けの解除が確認されると、該第1の装置を使用している装置が該第2の装置から該第3の装置に変更されたと認識して、該第1の装置に関する情報の送信先を該第3の装置に変更する指示を該送信元に送信する送信先変更指示手段とをそなえていてもよい。
本発明は、先の出願(国際出願番号:JP03/02498)に係る発明に関連する技術である。当該先の出願においては、実世界に散在するオブジェクト(例えば、RF-IDタグを取り付けた商品や電気製品等)の属性やロケーションの属性(その位置の特性を現すタグ属性。例えば、「会議室」などがある)の属性を基に、特定のオブジェクトとの対応関係(連携情報)をもった(一定のコンテキストを満たした)サービス利用者へのコンテンツ(広告情報等)転送等の「コンテキスト・アウェア」サービスを実現する一手法を提案しているが、下記に示すような検討事項があった。
(2)先の出願においては、アプライアンスと、そのアプライアンスを使用するユーザとの対応を1対1と想定していたが、サービスが複雑化すると、アプライアンスと、そのアプライアンスを使用するユーザとの関係は、必ずしも1対1とはならない。例えば、プリンタ等の共有使用が想定されるケースのように1対多の関係も想定される。したがって、このようなケースに対応した連携情報の管理機構が必要である。
(1)オブジェクト同士のスケーラビリティを考慮した管理によるネットワーク構築および運用コストの低減。
(3)ノード間において、GN機能の移動を行なうことによって、GNとして機能するノードの性能面についての制約等を解消。
(4)異種事業者ネットワーク間通信時のプライバシー情報(連携情報)の保護機構。
(a)連携情報のグループ化/階層化によるオブジェクト群の管理、
(b)アプライアンスについての同時使用可能数および現在の使用者数の管理、
(c)GNとLNの双方の機能を有するノード(DN:Global-Local Dual function Node)を導入してGNとして一次的に機能するノードの切り替え、
(d)ゲートウェイ装置の導入によるプライバシー情報(端末アドレス等)の隠蔽
を行なう。
〔B〕一実施形態の説明
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は本発明の一実施形態に係る連携情報管理システムの構成を示すブロック図で、この図に示す連携情報管理システムは、IPネットワークやWAN(Wide Area Network)等のネットワーク3に設けられた連携管理機構(連携情報管理装置)1を構成するGN-HA11及びLN-HA12と、ゲートウェイ装置(以下、単に「ゲートウェイ」という)2とをそなえるとともに、連携管理機構1(GN-HA11)とネットワーク3経由で通信し得るGN(ここでは、4台)4−1〜4−4、当該GN4−i(i=1〜4)と通信し得るLN5−1〜5−5及びDN6をそなえて構成されている。なお、この図1において、LN5−1,5−2,5−3は、単一のオブジェクト群5を形成しており、LN5−4は、LNの機能とGNの機能とを兼ね備えたDN6と通信し、DN6は、GN4−1と通信し得ることを表しており、また、LN5−5は、GN4−3,4−4のいずれとも通信し得ることを表している。
DN(第3の装置)6は、上記のLN5−jとしての機能とGN4−iとしての機能を兼ね備えた装置、即ち、自身がGNとして機能する場合に、LN5−jと通信してそのLN-IDを読み取って自身が保有するGN-IDとともにGN-HA12宛に連携情報として送信するとともに、自身がLNとして機能する場合にGN4−iと通信してGN4−iに読み取られるLN-IDとして自身が保有するLN-IDをGN4−iに送信しうる機能をそなえるものである。
このため、まず、上記のGN4−iは、例えば図2に示すように、局所(ローカル)ネットワークインタフェース41,LN情報収集部(RF-IDリーダ等)42,LN情報抽出部43,GN個別識別情報記憶部44,広域(グローバル)位置登録機能部45及び広域(グローバル)ネットワークインタフェース46をそなえて構成されている。
広域位置登録機能部(位置制御プロトコルスタック)45は、このGN個別識別情報記憶部44に記憶されているGN-IDと、上記LN情報抽出部43で抽出されたLN-IDとの組を連携情報として広域ネットワークインタフェース46及び図示しないIPインタフェース等を通じてGN-HA11宛へ送信するためのものである。なお、「プロトコルスタック」とは、一般に、ネットワーク上で特定の機能を実現するために必要なプロトコルを選び階層状に積み上げたソフトウェア群を意味する。
一方、上記のLN5−jは、例えば図3に示すように、個別識別情報記憶部(メモリ)51,読み取り要求検出部52,読み取り要求応答部53及び情報読み取りインタフェース54をそなえて構成される。
ここで、上記の個別識別記憶部51は、自身を識別する識別情報、あるいは、RF-IDタグの場合のように自身が取り付けられるオブジェクト(アプライアンス)を識別する識別情報(LN-ID)を記憶しておくものであり、読み取り要求検出部52は、GN5−jからのLN-IDの読み取り要求を検出するもので、当該読み取り要求を検出すると、上記個別識別情報記憶部51からLN-IDを読み出して読み取り要求応答部53へ転送するものである。
(B3)GN-HAの機能説明
次に、前記GN-HA11は、例えば図4に示すように、アクセス側ネットワークインタフェース111,連携情報抽出部112,広域位置登録機能部(位置制御プロトコルスタック)113,GN位置(連携)情報データベース(DB)114,LN-HA連携機能部115及びコア側ネットワークインタフェース116をそなえて構成される。
上述のごとく構成されたGN-HA11は、GN4−iからの応答(連携情報の登録)を受信すると、連携情報抽出機能部112によって連携情報の抽出を行ない、広域位置登録機能部113によってGN連携情報DB114に格納する。また、格納したLN-IDとGN-IDの連携情報を、LN-HA連携機能部115によってLN-HA12に送信する。以後、GN-HA11は、GN -IDとLN-IDの対応(連携情報)についてリアルタイムに管理(登録,更新,削除)を行なって、常時、最新の連携情報を管理する。
(B4)LN-HAの機能説明
次に、前記のLN-HA12は、例えば図5に示すように、アクセス側ネットワークインタフェース121,LN位置(連携)情報登録メッセージ処理部122,局所位置登録機能部(位置制御プロトコルスタック)123及びLN位置(連携)情報データベース(DB)124をそなえて構成される。
次に、本実施形態の前記ゲートウェイ2の機能について説明する。
上述した連携管理システムにおいて、例えば、連携管理機構1(GN-HA11)の運用管理事業者(例えば、ネットワークキャリアのような移動IP端末の加入者情報を保有する事業者)のネットワークと、GN4−i宛に広告情報等のコンテンツデータを配信する事業者のネットワークとが異なる場合、これら異事業者ネットワーク間の通信に用いるIDとしてGN-ID(IPアドレス)をそのまま用いると、加入者情報と対応付けられる可能性のあるIPアドレスと加入者の連携(利用)するオブジェクトとの関連付けが異事業者に漏洩する可能性がある。
例えば図9に示すように、GN-HA11とLN-HA12がいずれも第一種電気通信事業者のようなネットワークキャリアの管理下にあるネットワーク(キャリアネットワーク)3内に存在し、当該キャリアネットワーク3と、ASP(Application Service Provider)やISP(Internet Service Provider)等といった、キャリアとは異なる事業者(xSP)の管理下にあるネットワーク(xSPネットワーク)7との境界に、ゲートウェイ2が存在し、xSPが運用・管理する、xSPネットワーク7上の情報提供サーバ(xSPサーバ)71からGN4−i宛に広告情報等のコンテンツデータを配信する場合を想定する。
この場合、ゲートウェイ2は、例えば図6に示すように、LN-HAアドレスデータベース(DB)21,IPアドレス対応データベース(DB)22,IPデータ送受信機能部23,26,LN-ID抽出機能部24,GN-IPアドレス取得機能部25及びIPアドレス変換機能部27をそなえて構成される。
IPデータ送受信機能部23は、xSPサーバ71との間の通信インタフェースで、IPレイヤ及びIPレイヤよりも上位レイヤのメッセージインタフェースを有するものであり、もう1つのIPデータ送受信機能部26は、GN-HA11及びLN-HA12との間の通信インタフェースで、LN-HA12に対しては、IPレイヤよりも上位レイヤのメッセージインタフェース、GN-HA11に対しては、IPレイヤでのメッセージインタフェースを有するものである。なお、IPレイヤよりも上位レイヤのメッセージインタフェースの例としては、SOAP(Simple Object Access Protocol)通信によるWebインタフェース等が含まれる。
上述のごとく構成されたゲートウェイ2をキャリアネットワーク3とxSPネットワーク7との間に配置することにより、xSPに対してGN-IPアドレス(GN-ID)を秘匿、即ち、連携管理機構1で管理している連携情報に関するプライバシーを秘匿しつつ、GN4−iに対してLN5−jに応じた必要なコンテンツ配信を実現することが可能となる。
以下、かかるゲートウェイ2を含むネットワーク動作について、図9及び図10を参照しながら説明する。
まず、前記先の出願と同様の手順に従って、LN5−jのRF-ID、即ちLN-IDがGN4−iに読み取られると(図9のステップA1)、GN4−iからGN-HA11に対してLN-IDとGN-ID(GN-IPアドレス)の対応が連携情報として通知され、GN-HA11は、当該連携情報を、GN-IPアドレスをキーとしてGN連携情報DB114(図4参照)に登録(記憶)するとともにLN-HA12に通知し、LN-HA12は、GN-HA11から通知された連携情報を、LN-IDをキーとしてLN連携情報DB124(図5参照)に登録(記憶)する(図9のステップA2)。
次に、上記項目(B5.1)で述べたシステム構成の変形例として、例えば図16に示すように、GN-HA11が第一種電気通信事業者のようなネットワークキャリアの管理下にあるネットワーク(キャリアネットワーク)3内に存在し、LN-HA12がASPやISP等のキャリアとは異なる事業者(xSP)の管理下にあるxSPネットワーク7内に存在し、これらのネットワーク3,7間にゲートウェイ2が存在する場合を想定する。つまり、この図16に示す例は、LN-HA12がxSPネットワーク7に属している点が図9に示す例と相違している。
(B5.2.1)機能説明
この場合のゲートウェイ2は、例えば図11に示すように、既述のLN-HAアドレスDB21,IPアドレス対応DB22をそなえるほか、IPデータ送受信機能部23′,26′,LN-ID抽出機能部24′,IPアドレス変換機能部27′及びLN-HA通知機能部28をそなえて構成される。
以下、上述のごとく構成されたゲートウェイ2を含むネットワーク動作について、図16及び図17を参照しながら説明する。
まず、この場合も、LN5−jのRF-ID、即ちLN-IDがGN4−iに読み取られると(図16のステップC1)、GN4−iからGN-HA11に対してLN-IDとGN-ID(GN-IPアドレス)の対応が連携情報として通知される(図16のステップC2)。GN-HA11は、通知された当該連携情報を、GN-IPアドレスをキーとしてGN連携情報DB114(図4参照)に登録(記憶)するとともに、LN-HA12に通知すべく、LN-HA−ゲートウェイアドレス対応DB117を参照して、該当ゲートウェイ2宛に連携情報を前記連携情報登録メッセージ(図13の項番1参照;送信元アドレスは自GN-IPアドレスとする)により送信(通知)する(図16のステップC3)。
〔B6〕オブジェクト共用機構の説明
次に、以下では、LH-HA12に、オブジェクト共用機構を配備した例について説明する。図18はLN-HA12のオブジェクト共用機構に着目した構成を示す機能ブロック図である。この図18に示すように、本LN-HA12は、既述の位置制御プロトコルスタック123及びLN連携情報DB124(図5参照)に加えて、例えば、アプライアンス同時使用状態データベース(DB)125,連携情報メッセージ送受信部126,アプライアンス使用可/不可判定部127及びアプライアンス制御メッセージ送受信部128をそなえて構成される。
そして、アプライアンス制御メッセージ送受信部128は、LN5−jとの間でLN制御/応答メッセージ(図24参照)を送受信するためのものである。
(B6.1)アプライアンス登録時(図19及び図25)
図19に示すように、アプライアンス、即ちLN5−jのような非IPノードとLN-HA12のようなIPノードとの間で制御メッセージを送受可能にするために、IP/制御信号変換機能を具備するアプライアンスコントローラ8をネットワーク3に配備する。そして、例えば、GN4−iがアプライアンス(LN)5−1のRF-ID(LN-ID1)を読み取ると (ステップE1)、当該GN4−iは、LN-HA12にアクセスポイント(AP)9等を経由して読み取ったLN-IDと自己のGN-IDとの連携情報を登録しようと、当該連携情報を含むLN連携情報登録メッセージをLN-HA12に送信する(ステップE2)。
なお、LN-HA12がGN4−iから受信したLN連携情報登録メッセージに含まれるLN-IDがLN連携情報DB124に存在しない場合、LN-HA12は、その旨をGN4−iに返信する(図25のステップH1のNoルートからステップH9)。
一方、上記のアプライアンスの使用可/不可判定において、例えば図23に示すように、アプライアンス5−1の「現使用数」=1で、それ以上新規の同時使用は不可能である場合(図25のステップH2でNoの場合)、LN-HA12は、アプライアンス5−1のLN-ID1に対してGN-IDのエントリがLN連携情報DB124に存在するか否かを確認する(図25のステップH5)。例えば、LN5−1をGN4−2が読み取って連携情報の登録を行なった(図23のステップG1〜G3)時点では、既に当該LN5−1を別のGN4−1が読み取って連携情報の登録を済ませていた場合、LN連携情報DB124には、LN-ID1とGN4−1のGN-ID1の連携情報エントリが存在することになる。
なお、上記のステップH5においてGN-IDのエントリが存在しない場合は、新たにLN5−1を読み取ったGN4−2のGN-IDが読み取ったLN-IDとともにLN-HA12のLN連携情報DB124に新規登録され、当該GN4−2に、LN-IDタグ情報が返信される(図25のステップH5のNoルートからステップH7,H8)とともに、処理結果がLN連携情報登録応答メッセージにより返信される。
次に、図21に示すように、GN4−iによるアプライアンス5−1の使用が終了し、アプライアンス5−1がGN4−iから取り外される等すると、GN4−iから無線アクセスポイント9等経由でLN-HA12に対してLN連携情報解除メッセージ(図22の項番1参照)が発行される(ステップF1)。LN-HA12は、このメッセージを受信すると、そこに含まれるLN-IDに対応するアプライアンス同時使用状態DB125の「現使用数」を1つ減じるとともに、LN連携情報DB124の該当連携情報エントリを削除し(ステップF2,F3)、アプライアンス制御終了信号(電源OFF等)をアプライアンスコントローラ8に発行する(ステップF4)。これにより、アプライアンスコントローラ8は、受信した制御信号の内容に応じた制御をアプライアンス5−1に対して行なって、アプライアンス5−1の電源OFF等を行なうことができる。
次に、以下では、オブジェクト(LN5−j)をLN-HA12においてグループ化して管理するためのグループ管理機構について説明する。オブジェクトのグループ化管理を行なうことによって、オブジェクトの管理にスケーラビリティをもたせることができる。以下では、特に、IDカードによって認識されるユーザのセッション毎にオブジェクトの管理をLN-HA12において行なう場合を例示する。
あるユーザがもつオブジェクト5−jに対して関連付けを行なう場合で、かつ、オブジェクト5−j同士の関連付けの組を、そのユーザのセッションとしてまとめて管理する例を以下に示す。なお、以下の例では、LN-HA12に、既に単一のオブジェクト群5(図1参照)を構成するLN5−1,5−2,5−3のLN-IDとして、それぞれ、LN-ID1, LN-ID2,LN-ID3がグループ(関連付けグループ)1(グループID=1)として登録されており(次表1参照)、GN4−1がLN5−1(LN-ID1)を読み込むものと仮定する。また、本例におけるGN4−1のGN-IDはGN-ID1とする。
(1.1)あるユーザがGN4−1を使用する場合、当該ユーザは自らのIDカードをGN4−1に読み込ませる。GN4−1は、LN-HA12に対して特定ユーザがGN4−1を保有したことを登録するため、登録要求をGN-ID1と共に送信する。
(1.2)LN-HA12は、当該登録要求を受信すると、上記ユーザがGN4−1を保有したとみなして、そのユーザが保有している間有効なセッションIDを割り振る(例えば、セッションID1)とともに、GN-ID1を登録し(次表2参照)、GN4−1に対して登録応答と共にセッションIDを送信する。
(2.1):GN4−1がLN-ID1を読み込むと、GN4−1は、GN-ID1及びLN-ID1の組をセッションID(本例では、セッションID1)と共にLN-HA12に登録するよう要求する。
(2.2):LN-HA12は、上記要求を受信すると、上記表1の登録内容を参照してLN-ID1が属しているグループを検索し、そのグループのオブジェクトのLN-ID(LN-ID1, LN-ID2,LN-ID3)とGN-ID1との関連付けをセッションIDと共に登録する(次表3参照)。この機能は、例えば前記の局所位置登録機能部(位置制御プロトコルスタック)123(図5参照)の一機能として実現できる。つまり、当該機能部123は、受信手段としてのアクセス側ネットワークインタフェース121で受信した連携情報に含まれるGN-IDと、当該連携情報に含まれるLN-ID1を含む複数のLN-ID(LN-ID1, LN-ID2,LN-ID3)とを関連付けて記憶手段としてのDB124に登録する連携情報登録制御手段としての機能を果たす。また、上記インタフェース121で受信した連携情報に含まれるLN-IDが属する関連付けグループをDB124において検索する検索手段としての機能、この検索手段により検索された関連付けグループと上記インタフェース121で受信した連携情報に含まれるGN-IDとを関連付けてDB124に登録する登録手段としての機能をも果たす。
(個別のリソースの関連付けを削除したい場合)
(3.1)GN4−1は削除したいLN-IDを、セッションIDと共にLN-HA12に対して削除要求(一部削除要求)として送信する。
(3.2)LN-HA12は、上記削除要求を受信すると、受信したセッションIDとLN-IDが共に含まれる関連付けを検索し、削除する(次表4参照)。これにより、GN4−iとLN群5の関連付けについて自LN連携情報DB124に登録を行なう連携管理機構1において、GN4−iを一時的に専有するユーザ毎に、上記連携情報を管理し、ユーザから削除要求のあったLN5−jについて、自連携管理機構1が保持するユーザ毎の連携情報から削除を行なうことが可能となる。なお、この機能も、例えば、上記機能部123の一機能として実現でき、この場合、当該機能部123は、GN4−iから特定のLN-IDについての一部削除要求を受けると、当該LN-IDをDB124の連携情報から削除する連携情報一部削除手段としての機能を果たすのである。
(手順4)該当ユーザ全ての関連付けを削除したい場合
(4.1)GN4−1は、削除したいセッションIDをLN-HA12に対して削除要求(関連付けグループについての全削除要求)として送信する。
以上のようにして、LN-HA12は、ユーザが使用するオブジェクト(LN)5−jを管理する場合において、あるオブジェクトを単独のオブジェクトとしてではなく、ユーザ毎に、オブジェクトの集合体として管理することができる。したがって、例えば、プリンタトナーやマウスなど、単独では動作不可なオブジェクトを、予めプリンタ及びプリンタトナーの集合体,ノートPC及びマウスの集合体等として管理することができ、ユーザの観点から効率的な管理を実現することが可能となる。その結果、オブジェクト集合体を使用するためのユーザによる明示的なLN-HA12(連携管理機構1)への登録(アクセス)回数を大幅に低減することが可能となる。
次に、上記のグループ化によるオブジェクト管理を拡張して、グループ化されるオブジェクト同士に親子関係が存在し、子オブジェクトの登録/削除が親オブジェクトと共に行なわれる場合について説明する。なお、以下においては、LN-HA12には、既にLN5−1,5−2,5−3のLN-IDとしてそれぞれLN-ID1,LN-ID2,LN-ID3が同一グループ1として登録されており、LN-ID2,LN-ID3の親LN-IDをLN-ID1とし、LN-ID1の親LN-IDは存在しないこととし(null:次表6参照)、GN4−1はLN-ID1を読み込むものとする。また、本例におけるGN4−1のGN-IDはGN-ID1とする。
(1.1)あるユーザがGN4−1を使用する場合、当該ユーザは自らのIDカードをGN4−1に読み込ませる。GN4−1は、LN-HA12に対して特定ユーザがGN4−1を保有したことを登録するため、登録要求をGN-ID1と共にLN-HA12へ送信する。
(1.2) LN-HA12は、ユーザがGN4−1を保有したとみなして、ユーザが保有している間有効なセッションIDを割り振る(この例では、セッションID1)とともに、GN-ID(この例では、GN-ID1)を登録し、GN4−1に対して登録応答と共に送信する(表7参照)。
(2.1)GN4−1がLN-ID1を読み込むと、GN4−1は、GN-ID1及びLN-ID1の組をセッションID(この例では、セッションID1)と共にLN-HA12に登録するよう要求する。
(2.2)LN-HA12は、LN-ID1が属しているグループを検索し、そのグループのオブジェクトのLN-ID(LN-ID1,LN-ID2,LN-ID3)とGN-ID1の関連付けをセッションIDと共に登録する。この時、グループ1が保持している親子関係をそのまま引き継ぐ(次表8参照)。
(3.1)GN4−1は、削除したいLN-IDを、セッションIDと共にLN-HA12に対して削除要求(LN-IDについての一部削除要求)として送信する。
(3.2)LN-HA12は、上記削除要求を受信すると、受信したセッションIDとLN-IDが共に含まれる関連付けを検索し (表9ではNo.5の行が該当)、さらに、そのLN-IDが親LN-IDとなっている関連付けを検索する(表9ではNo.6及びNo.7の行が該当)。かかる検索動作を、親LN-IDとなっている関連付けが存在しなくなるまで繰り返す。LN-HA12は、かかる操作によって得られた関連付けを、全て削除する(表9ではNo.5,No.6及びNo.7の行を全て削除する)。
(2.3)LN-HA12は、削除応答をGN4−1に対して送信する。
(手順4)該当ユーザ全ての関連付けを削除したい場合
(4.1)GN4−1は、削除したいセッションIDをLN-HA12に対して削除要求(階層関連付けグループについての全削除要求)として送信する。
このような手順4によって、ユーザに関するセッション単位の全削除が実現される。
以上のようにして、LN-HA12は、ユーザ毎の、階層グループで構成されるオブジェクト5−jの管理を行なうことができる。したがって、例えば、上位階層のオブジェクト5−jの使用を解除する場合に、下位階層のオブジェクト5−jを使用している状態が無意味になってしまうようなケース(ノートPCの使用を解除した場合に、マウスやキーボードを使用している状態が不要になる等)において、ユーザが上位階層のオブジェクト5−jの使用を解除した場合に、下位階層の全てのオブジェクト5−jを解除することができるので、ユーザによるオブジェクト使用解除処理回数を大幅に低減することが可能となる。
次に、以下においては、ユーザがDN6(図1参照)を所有している場合に、当該DN6又は当該DN6をGN4−iに読み込んでGN4−iにてコンテンツの受信を選択的に行なうための機構について説明する。
(B8.1)DN6の階層化をベースにしたGN機能移動
図26は本実施形態に係るDN6の構成を示す機能ブロック図で、この図26に示すDN6は、図2により前述したGN4−iとしての機能を果たすGN機能部61と、図3により前述したLN5−jとしての機能を果たすLN機能部62とをそなえて構成されており、これらの各機能部61,62がそれぞれ独立して動作を行なうようになっている。なお、GN機能部61は、図2により前述したものとそれぞれ同様の局所(ローカル)ネットワークインタフェース41,LN情報収集部(RF-IDリーダ等)42,LN情報抽出部43,GN個別識別情報記憶部44,広域(グローバル)位置登録機能部45及び広域(グローバル)ネットワークインタフェース46をそなえて構成され、LN機能部62は、図3により前述したものとそれぞれ同様の個別識別情報記憶部(メモリ)51,読み取り要求検出部52,読み取り要求応答部53及び情報読み取りインタフェース54をそなえて構成される。
まず、DN6は、例えば図27に示すように、自己がGNとして機能するノード(GN機能ノード)となるべく、LN5−1のRF-ID(LN-ID1)の読み取ると (ステップJ1)、そのLN5−1のID(LN-ID1)と自己のGN-ID(GN-ID2:例えば、DN6のIPアドレス)との対応を連携情報としてGN-HA11及びLN-HA12宛に送信して連携情報(第1の連携情報)の登録を行なう(ステップJ2)。
(解除時の動作)
一方、GN4−1とDN6の連携を解除する、即ち、GN4−1でのコンテンツ受信からDN6でのコンテンツ受信に切り替える場合には、図27において、GN4−1を保持したユーザが、GN-ID1とLN-ID2との関連付けの解除を、GN-HA11及びLN-HA12に対して行なえばよい。即ち、例えば、ユーザがGN4−1に対して解除操作を行なった、あるいは、DN6とGN4−1との接続が切り離されたこと等を契機に、GN4−1は、GN-HA11及びLN-HA12に対して、GN-ID1とLN-ID2との関連付けの解除要求を発行し、これを受けたGN-HA11及びLN-HA12は、それぞれ、図29(A),図29(B)に示すように、連携情報テーブル13,14の2行目のエントリを削除する。なお、この削除機能も、例えば前記の位置制御プロトコルスタック113及び123の一機能としてそれぞれ実現でき、この場合、当該プロトコルスタック113及び123は、それぞれ、DN6から上記関連付けの解除要求を受信すると、DB123及び124における前記の第1の連携情報と第2の連携情報との関連付けを削除する連携情報削除手段としての機能を果たすことになる。
(B8.2)DNの階層化をベースにしたDN判定によるリアルタイムフローの変更
上述した例においては、DN6とGN4−iとの間においてコンテンツ出力(受信)先を変更することが可能であるが、xSPサーバ71主導で受信先を変更するため、リアルタイムな経路変更に対応できない可能性がある。そこで、以下では、LN-HA12が、連携情報の変更を検出する方法や、xSPサーバ71に対して経路変更を通知する方法について、図30〜図34を用いて説明する。
まず、例えば図30に示すように、LN-HA12が、図27の場合と同様にして、連携情報を受信して連携情報の登録内容を変更すると(ステップJ1〜J4)、xSPサーバ71に、連携情報の変更をxSPサーバ71に通知する(ステップJ5′)。ここで、例えば図31(A)に示すように、ユーザの保有するDN6−1が、複数のオブジェクト(LN5−3,5−4)を読み込んでいる場合において、ユーザが、DN6−1からDN6−2へとGN機能を移動させる(DN6−2をGN機能ノードとする)ことができるような場合を想定する。なお、DN6−1,6−2は、いずれも、図26に示す構成と同一もしくは同様の構成を有するものとする。また、LN5−3はLN-ID3、LN5−4はLN-ID4をそれぞれ有し、DN6−1はGN-ID1及びLN-ID1、DN6−2はGN-ID2及びLN-ID2をそれぞれ有しているものとする。
さて、図31(B1)に示すLN-ID3についての管理テーブル16の登録状態において、xSPサーバ71が、LN-ID3を検索キーとして、対応するGN-IDを当該管理テーブル16において検索した場合、LN-ID3に対応する最終的なエントリとして、GN-ID1が検索結果として得られるので、xSPサーバ71は、当該GN-ID1の通知を受けて、そのGN-ID1を保持する(割り当てられた)DN6−1に対して、当該DN6−1が読み込んだLN-ID3(LN5−3)の属性に応じたコンテンツ等を連続的に送信する。
すると、DN(GN機能ノード)6−2は、LN-HA12に対して連携情報(LN-ID1とGN-ID2との対応)の登録を行なうが、この場合、LN-HA12は、図31(B1)中のLN-ID1と一致する連携情報の登録があったことを検出し、LN-ID1とGN-ID2の対応を図31(B2)に示すように、LN-ID3についての管理テーブル16に格納する。この際、当該管理テーブル16の3行目のエントリにLN-ID2も登録しておく。その理由は図31(B1)の場合と同様である。このとき、LN-HA12は、図31(C1)に示すLN-ID4についての管理テーブル17おいても、図31(B1)と同じ登録状態であるため、図31(B2)に示す登録状態と同様に、図31(C2)に示すように、連携情報(LN-ID1とGN-ID2との対応)を登録しておく。
さて、次に、以下では、DN6−2においてLN-ID3に関連するコンテンツ等を受信している状態において、ユーザが、コンテンツの受信を行なうノードをDN6−2からDN6−1に戻す場合(連携情報の解除動作)について説明する。
この解除動作は、DN6−2が、LN-HA12に対して、自身のGN-ID(GN-ID2)と、読み込んだLN-ID(LN-ID1)との対応の解除要求メッセージ(図33の項番1参照)を送信することによって実行される。即ち、LN-HA12は、当該解除要求メッセージを受信すると、図34(A),図34(B)及び図34(C)に示すように、連携情報の解除(削除)を行なう。LN-HA12は、このようにして連携情報の解除を行なった後、連携情報解除応答メッセージ(図33の項番2参照)を上記解除要求メッセージの応答(OK又はNG)としてDN(GN機能ノード)6−2に返信する。
本方式は、複数のDN6が階層的に連なる場合や、LN-IDを読み込んだGN4−iが複数台存在する場合においても、容易に適用可能である。また、LN-IDが、xSPサーバ71等において管理されているユーザのIDである場合においては、xSPサーバ71は、特定のユーザに対して、使用ネットワーク端末変更時においても、常に、コンテンツ等を正常に受信させ続けることができる、といったメリットがある。
上述した実施形態では、GN4−iを管理するGN-HA11と、LN5−jを管理するLN-HA12のような2つのHAが連携動作するような場合を前提としているが、本発明は、これに限らず、LN-HA12単独で動作することも可能である。GN-HA11は、モバイルIPにおけるHAとしての機能を果たすが、本発明は、必ずしも、モバイルIP,GN-HA,IPコアネットワークの存在を必要とするわけではない。例えば、図35,図36,図37に示すように、無線LAN(Local Area Network)のような無線アクセスネットワーク等への適用も可能であるし、また、図38に示すように、モバイルIPを用いない場合においても動作可能である。以下、これらの変形例について説明する。
図35に示すように、無線基地局(BS)等の複数のアクセスポイント32−1,32−2,32−3がハブ31により集線されるとともに、当該ハブ31を介してLN-HA12及びxSPサーバ71が、いずれかのアクセスポイント(AP)32−1,32−2,32−3に無線回線により接続したGN4−iと通信できるような無線LANネットワーク形態を想定する。なお、この場合、アクセスポイント32−1,32−2,32−3は、それぞれ、その識別子としてBSS-ID1,BSS-ID2,BSS-ID3を有しており、GN4−1はGN-ID(GN-IPアドレス)としてIP1を有し、LN5−jはLN-IDとしてLN-ID1を有しているものとする。
次に、図36に示すように、図35に示す構成を前提としつつ、複数のGN4−1,4−2が同一のLN5−1を読み込む場合について説明する。これは、例えば、ユーザIDカードを所有したユーザが複数のGN4−1,4−2を用いる場合である。上述した補足1と同様の手順によって、xSPサーバ71は、LN-ID(ここでは、LN-ID1)に対応する複数のGN-IPアドレス(IP1,IP2)宛に、LN-ID1に適合するストリーミングコンテンツ等を送信することができる。
次に、図37に示すように、LN-HA12を含むネットワーク内において、DHCPサーバのようなIPアドレス管理サーバ34が存在する場合を示す。なお、この図37において、既述の符号と同一符号を付したものはそれぞれ既述のものと同一もしくは同様のものである。この場合、GN4−i(ここでは、GN4−1)がIPアドレス管理サーバ34から取得したIPアドレス(IP1)をLN-HA12の管理情報内に含めることが可能である。
(C4)ゲートウェイ2を含んだネットワークの変形例(補足4)
また、前述したゲートウェイ2は、必ずしもモバイルIPに特化した技術ではない。
なお、上述した実施形態で説明した連携管理機構1(GN-HA11,LN-HA12)の機能は必要に応じて1つ以上適宜組み合わせて適用することができる。
そして、本発明は上述した実施形態に限定されず、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることはいうまでもない。
(付記1)
第1の識別子を保有する第1の装置と、第2の識別子を保有するとともに該第1の識別子を該第1の装置から読み取って当該第1の識別子と該第2の識別子との組を連携情報として送信しうる第2の装置とをそなえたシステムに用いられ、該連携情報を管理する連携情報管理装置であって、
該連携情報を受信する受信手段と、
該連携情報を記憶する記憶手段と、
該受信手段で受信した連携情報に含まれる第2の識別子と、当該連携情報に含まれる第1の識別子を含む複数の第1の識別子群とを関連付けて該記憶手段に登録する連携情報登録制御手段とをそなえたことを特徴とする、連携情報管理装置。
複数の該第1の装置についての第1の識別子同士を予め関連付けた関連付けグループを保持する関連付けグループ保持手段をさらにそなえるとともに、
該連携情報登録制御手段が、
該受信手段で受信した連携情報に含まれる該第1の識別子が属する関連付けグループを該関連付けグループ保持手段において検索する検索手段と、
該検索手段により検索された関連付けグループと該受信手段で受信した連携情報に含まれる該第2の識別子とを関連付けて該記憶手段に登録する登録手段と、
該検索手段により検索された関連付けグループに属する各識別子を該第2の装置に通知する通知手段とをそなえたことを特徴とする、付記1記載の連携情報管理装置。
該連携情報登録制御手段が、
該第2の装置から特定の第1の識別子についての一部削除要求を受けると、当該第1の識別子を該記憶手段の連携情報から削除する連携情報一部削除手段をそなえたことを特徴とする、付記2記載の連携情報管理装置。
該連携情報登録制御手段が、
該第2の装置から該関連付けグループについての全削除要求を受信すると、当該関連付けグループと該第2の識別子との関連付け情報である連携情報を該記憶手段から削除する連携情報全削除手段をそなえたことを特徴とする、付記2又は3に記載の連携情報管理装置。
複数の該第1の装置についての第1の識別子同士の親子関係による階層的な関連付けグループを保持する階層関連付けグループ保持手段をさらにそなえるとともに、
該連携情報登録制御手段が、
該受信手段で受信した連携情報に含まれる該第1の識別子が上位階層の識別子として属する関連付けグループを該階層関連付けグループ保持手段において検索する検索手段と、
該検索手段により検索された階層関連付けグループの該上位階層の識別子及び当該識別子と関連付けられた下位階層の識別子と、該受信手段で受信した連携情報に含まれる該第2の識別子とを関連付けて該記憶手段に登録する登録手段と、
該検索手段により検索された関連付けグループに属する各識別子を該第2の装置に通知する通知手段とをそなえたことを特徴とする、付記1記載の連携情報管理装置。
該連携情報登録制御手段が、
該第2の装置から特定の第1の識別子についての一部削除要求を受けると、当該第1の識別子及び当該識別子の下位階層の識別子のすべてを該記憶手段の連携情報から削除する階層連携情報一部削除手段をそなえたことを特徴とする、付記5記載の連携情報管理装置。
該連携情報登録制御手段が、
該第2の装置から該階層関連付けグループについての全削除要求を受信すると、当該階層関連付けグループの上位及び下位階層の各識別子と該第2の識別子との関連付け情報である連携情報を該記憶手段から削除する階層連携情報全削除手段をそなえたことを特徴とする、付記5又は6に記載の連携情報管理装置。
第1の識別子を保有する第1の装置と、第2の識別子を保有するとともに該第1の識別子を該第1の装置から読み取って当該第1の識別子と該第2の識別子との組を連携情報として送信しうる第2の装置とをそなえたシステムに用いられ、該連携情報を管理する連携情報管理装置であって、
該第1の装置を使用中の該第2の装置数(以下、現使用数という)と当該第1の装置を共用できる該第2の装置数の上限値とを該第1の識別子別に保持する共用数保持手段と、
該第2の装置から該連携情報を受信すると、当該連携情報に含まれる上記各識別子と該共用数保持手段における該現使用数及び該上限値とに基づいて、当該第2の装置による当該第1の装置の共用を制御する共用制御手段とをそなえたことを特徴とする、連携情報管理装置。
他装置によって読み取られる第1の識別子を保有する第1の装置と、第2の識別子を保有するとともに該第1の識別子を該第1の装置から読み取って当該第1の識別子と該第2の識別子との組を連携情報として送信しうる第2の装置と、該第1の装置としての機能と該第2の装置としての機能とを兼ね備えた第3の装置とをそなえたシステムに用いられ、該連携情報を管理する連携情報管理装置であって、
該第3の装置が該第1の装置から読み取った該第1の装置の第1の識別子と該第3の装置が保有する第2の識別子との組を該第3の装置から第1の連携情報として受信する第1の受信手段と、
該第1の装置の該第1の識別子の読み取りを行なった該第3の装置から該第2の装置が読み取った該第3の装置が保有する第1の識別子と当該第2の装置が保有する第2の識別子との組を該第2の装置から第2の連携情報として受信する第2の受信手段と、
該連携情報を記憶する記憶手段と、
該第1の受信手段で受信した該第1の連携情報と該第2の受信手段で受信した該第2の連携情報とを関連付けて該記憶手段に登録する連携情報登録制御手段とをそなえたことを特徴とする、連携情報管理装置。
該連携情報登録制御手段が、
該第3の装置から該関連付けの解除要求を受信すると、該記憶手段の該第1の連携情報と該第2の連携情報との関連付けを削除する関連付け削除手段をそなえたことを特徴とする、付記9記載の連携情報管理装置。
該連携情報登録制御手段が、
該記憶手段において該第1の連携情報と該第2の連携情報との関連付けの生成/解除を監視する監視手段と、
該監視手段にて該関連付けの生成が確認されると、該第1の装置を使用している装置が該第3の装置から該第2の装置に変更されたと認識して、該第1の装置に関する情報の送信先を該第2の装置に変更する指示を該第1の装置に関する情報の送信元に送信し、該監視手段にて該関連付けの解除が確認されると、該第1の装置を使用している装置が該第2の装置から該第3の装置に変更されたと認識して、該第1の装置に関する情報の送信先を該第3の装置に変更する指示を該送信元に送信する送信先変更指示手段とをそなえたことを特徴とする、付記10記載の連携情報管理装置。
第1の識別子を保有する第1の装置と、第2の識別子を保有するとともに該第1の識別子を該第1の装置から読み取って当該第1の識別子と該第2の識別子との組を連携情報として送信しうる第2の装置と、該連携情報を受信して管理する連携情報管理装置と、該第1の装置に関する情報を送信する情報提供サーバとをそなえた連携情報管理システムに用いられるゲートウェイ装置であって、
該情報提供サーバが該第1の装置の該第1の識別子を読み取った該第2の装置宛に該第1の装置に関する情報を送信するために必要な該第2の識別子を該連携情報管理装置から受信する受信手段と、
該受信手段で受信した該第2の識別子を該情報提供サーバへの通知のための他の識別子に変換する識別子変換手段と、
該識別子変換手段による変換後の識別子を該情報提供サーバへ送信する送信手段と、
該情報提供サーバからの該情報に付与された該変換後の識別子を該変換前の識別子に逆変換して該第2の装置宛に転送する情報転送手段とをそなえたことを特徴とする、連携情報管理システムに用いられるゲートウェイ装置。
2 ゲートウェイ装置
21 LN-HAアドレスデータベース(DB)
22 IPアドレス対応データベース(DB)
23,26,23′,26′ IPデータ送受信機能部
24,24′ LN-ID抽出機能部
25 GN-IPアドレス取得機能部
27,27′ IPアドレス変換機能部
28 LN-HA通知機能部
3 ネットワーク(キャリアネットワーク)
4−1〜4−4 GN(Global Node)(第2の装置)
41 局所ネットワークインタフェース
42 LN情報収集部
43 LN情報抽出部
44 GN個別識別情報記憶部
45 広域位置登録機能部(位置制御プロトコルスタック)
46 広域ネットワークインタフェース
5−1〜5−5 LN(Local Node)(アプライアンス(オブジェクト);第1の装置)
5 LN群
51 個別識別情報記憶部
52 読み取り要求検出部
53 読み取り要求応答部
54 情報読み取りインタフェース
6,6−1,6−2 DN(Global-Local Dual function Node)(第3の装置)
61 GN機能部
62 LN機能部
7 xSPネットワーク
71 xSPサーバ(情報提供サーバ)
8 アプライアンスコントローラ
11 GN-HA
111 アクセス側ネットワークインタフェース
112 連携情報抽出部
113 広域位置登録機能部(位置制御プロトコルスタック)
114 GN位置(連携)情報データベース(DB)
115 LN-HA連携機能部
116 コア側ネットワークインタフェース
117 LN-HA−ゲートウェイアドレス対応データベース(DB)
12 LN-HA
121 アクセス側ネットワークインタフェース
122 LN位置(連携)情報登録メッセージ処理部
123 局所位置登録機能部(位置制御プロトコルスタック)
124 LN位置(連携)情報データベース(DB)
125 アプライアンス同時使用状態データベース(DB)
126 連携情報メッセージ送受信部
127 アプライアンス使用可/不可判定部
128 アプライアンス制御メッセージ送受信部
13,14 連携情報テーブル
15 対応テーブル
16,17 連携情報テーブル(LN-ID管理テーブル)
18 DNデータベース
31 ハブ
32−1,32−2,32−3 アクセスポイント(AP)
33 カバーエリア
34 IPアドレス管理サーバ
Claims (4)
- 第1の識別子を保有する第1の装置と、第2の識別子を保有するとともに該第1の識別子を該第1の装置から読み取って当該第1の識別子と該第2の識別子との組を連携情報として送信しうる第2の装置とをそなえたシステムに用いられ、該連携情報を管理する連携情報管理装置であって、
該連携情報を受信する受信手段と、
該連携情報を記憶する記憶手段と、
該受信手段で受信した連携情報に含まれる第2の識別子と、当該連携情報に含まれる第1の識別子を含む複数の第1の識別子群とを関連付けて該記憶手段に登録する連携情報登録制御手段と、
複数の該第1の装置についての第1の識別子同士を予め関連付けた関連付けグループを保持する関連付けグループ保持手段とをそなえ、
該連携情報登録制御手段が、
該受信手段で受信した連携情報に含まれる該第1の識別子が属する関連付けグループを該関連付けグループ保持手段において検索する検索手段と、
該検索手段により検索された関連付けグループと該受信手段で受信した連携情報に含まれる該第2の識別子とを関連付けて該記憶手段に登録する登録手段と、
該検索手段により検索された関連付けグループに属する各識別子を該第2の装置に通知する通知手段と、をそなえたことを特徴とする、連携情報管理装置。 - 該連携情報登録制御手段が、
該第2の装置から特定の第1の識別子についての一部削除要求を受けると、当該第1の識別子を該記憶手段の連携情報から削除する連携情報一部削除手段をそなえたことを特徴とする、請求項1記載の連携情報管理装置。 - 該連携情報登録制御手段が、
該第2の装置から該関連付けグループについての全削除要求を受信すると、当該関連付けグループと該第2の識別子との関連付け情報である連携情報を該記憶手段から削除する連携情報全削除手段をそなえたことを特徴とする、請求項1又は2に記載の連携情報管理装置。 - 前記関連付けグループが、複数の該第1の装置についての第1の識別子同士の親子関係による階層的な関連付けグループであって、
該検索手段が、
該受信手段で受信した連携情報に含まれる該第1の識別子が上位階層の識別子として属する関連付けグループを該関連付けグループ保持手段において検索し、
該登録手段が、
該検索手段により検索された階層的な関連付けグループの該上位階層の識別子及び当該識別子と関連付けられた下位階層の識別子と、該受信手段で受信した連携情報に含まれる該第2の識別子とを関連付けて該記憶手段に登録し、
該通知手段が、
該検索手段により検索された関連付けグループに属する各識別子を該第2の装置に通知する、ことを特徴とする、請求項1記載の連携情報管理装置。
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