JP4815385B2 - ストレージ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ストレージ装置に関する。
各メディアドライブをキャニスタに搭載し、各キャニスタをストレージ装置に搭載することが知られている(例えば特許文献1)。キャニスタとは、メディアドライブ(例えばハードディスクドライブ)とハンドル等が備えられたデバイスである。
特開2005−158101号公報
保守作業において、キャニスタのハンドルをつかんでキャニスタを引き抜くことで、そのキャニスタにあるメディアドライブをストレージ装置から取り外すことができる。保守作業のためには、一般に、ストレージ装置の構成や使用方法等について或る程度の知識が必要になるが、ストレージ装置を使用するユーザが必ずしもそのような知識を有しているとは限らない。このため、使い勝手の向上が望まれる。
従って、本発明の目的の一つは、使い勝手の良いストレージ装置を提供することにある。
本発明の他の目的は、後の記載から明らかになるであろう。
筐体内に、予め、ユーザによる取り外しが不可能に二以上のメディアドライブが搭載される。予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材が設けられる。拡張ドライブスロットを介して搭載されたメディアドライブは、ユーザによる取外しが可能に搭載される。
後述する複数の実施形態の共通の事項の一つとして、ストレージ装置が筐体内に複数のメディアドライブを備える点がある。
一つの実施形態では、筐体内に設けられている複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め二以上のメディアドライブが接続されており、それら二以上のメディアドライブは取り外し不可能とされる。筐体に、予め搭載することができるメディアドライブ数(例えば、予め搭載されるメディアドライブの最低数)よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材が設けられる。複数のドライブコネクタは、拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブ(以下、「拡張ドライブ」と呼ぶことがある)が接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとの集合である。第一のドライブコネクタに接続された拡張ドライブは、ユーザによる取り外しに搭載される。
メディアドライブとは、記憶メディアのドライブであり、記憶メディアとしては、ハードディスク、DVD(Digital Versatile Disk)、CD、(Compact Disk)、光磁気ディスク、或いは、半導体メモリ(例えばフラッシュメモリ)などを採用することができる。
一つの実施形態では、筐体内に、冷却ファンと、バックボードと、温度依存性を有する複数のデバイスとが備えられる。バックボードは、複数のドライブコネクタの全部又は一部を前面に有する回路基板であり、筐体内空間を前後に仕切るように配置される。温度依存性を有する複数のデバイスは、バックボードの後方(バックボードの背面側)に配置される。冷却ファンの回転によって、筐体外から筐体前面を介して空気が取り込まれて筐体内を流れ、その空気は、バックボードを通過する。バックボードには、或るドライブコネクタ以外の第二のドライブコネクタにメディアドライブが予め接続されている。
一つの実施形態では、バックボードの前面には、第一のドライブコネクタと第二のドライブコネクタとで構成されたマトリクスがある。マトリクスを構成する各行が、筐体の幅方向に平行であり、マトリクスを構成する各列が、筐体の高さ方向に平行である。上記或るドライブコネクタは、所定のルールに基づいて決定された位置にあるドライブコネクタである。所定のルールは、以下の(ルール1)乃至(ルール5)のうちの少なくとも一つである。
(ルール1)温度依存性の低いデバイスの前方に位置する第二のドライブコネクタほど優先してメディアドライブを接続する。
(ルール2)メディアドライブが接続されないドライブコネクタが前記マトリクスの各列において連続しない。
(ルール3)第一のドライブコネクタが前記マトリクスの端の列にある。
(ルール4)マトリクスにおいてコントローラの前方に位置する複数の列のうちの少なくとも一つの列を構成するドライブコネクタには優先してメディアドライブを接続する。
(ルール5)低い位置にあるドライブコネクタほど優先してメディアドライブを接続する。
一つの実施形態では、温度依存性を有する複数のデバイスには、バッテリと電源デバイスとが含まれる。バッテリの前方(例えば空気の流れの上流側)にあるドライブコネクタにはメディアドライブが接続されておらず、電源デバイスの前方にあるドライブコネクタにメディアドライブが接続されている。
一つの実施形態では、バックボードの背面に予めメディアドライブとコントローラとが接続されており、そのメディアドライブとコントローラとの間に生じたスペース且つ電源デバイスの前方に、バッテリが設けられている。
一つの実施形態では、筐体内において、バッテリが電源デバイスの前方に設けられている。
一つの実施形態では、電源デバイスとバックボードの背面にある電源コネクタとの間がケーブルで接続されている。
一つの実施形態では、バッテリから離れた位置であって、バッテリよりも後方に、バッテリの充放電を制御するバッテリ制御回路基板が設けられる。バッテリ制御回路基板とバッテリとの間がケーブルで接続されている。
一つの実施形態では、電源デバイスの電源を投入するためのスイッチを有したスイッチ制御回路基板が、前記スイッチが前記背面から露出する位置に設けられる。バッテリ制御回路基板とスイッチ制御回路基板が実質的に同じサイズで構成されている。スイッチ制御回路基板の近傍に(例えば実質的に同じ位置に)バッテリ制御回路基板が設けられる。
一つの実施形態では、複数のドライブコネクタを有した回路基板であるバックボードが備えられる。複数のドライブコネクタの各々は、SAS(Serial Attached SCSI)用のドライブコネクタである。予め取り外し不可能に搭載されている二以上のメディアドライブは、SATAドライブで構成されており、各SATA(Serial ATA)ドライブは、インタフェース変換デバイスを介して第二のドライブコネクタに接続されている。第一のドライブコネクタに、予め、インタフェース変換デバイスが接続されている。
一つの実施形態では、予め取り外し不可能に搭載されている二以上のメディアドライブは、SASドライブで構成されている。各SASドライブは、SATAドライブをSAS用のドライブコネクタに接続するためにSATAドライブとSAS用ドライブコネクタとに間に介在させるインタフェース変換デバイスを介することなく直接第二のドライブコネクタに接続されている。インタフェース変換デバイスが付属品として添付されることなくストレージ装置が出荷される。
一つの実施形態では、予め取り外し不可能に搭載されている二以上のメディアドライブは、SATAドライブで構成されている。各SATAドライブは、インタフェース変換デバイスを介して第二のドライブコネクタに接続されている。一以上の第一のドライブコネクタの各々に、SATAドライブのコネクタには無いがSASドライブのコネクタには存在する切り欠きに該SASドライブが接続される場合に進入する突起が設けられている。
一つの実施形態では、予め取り外し不可能に搭載されている二以上のメディアドライブは、SATAドライブで構成されている。各SATAドライブは、インタフェース変換デバイスを介して第二のドライブコネクタに接続されている。ストレージ装置には、第一のドライブコネクタに誤ってSATAドライブが接続されたことを検知する検知部と、誤ってSATAドライブが接続されたことを報知する報知部とが備えられる。検知部及び報知部の各々は、ハードウェア、コンピュータプログラム又はその組合せ(一部がハードウェアであり他の一部がコンピュータプログラムである)であっても良い。
一つの実施形態では、予め取り外し不可能に搭載されている二以上のメディアドライブが、SATAドライブで構成される場合には、各SATAドライブは、インタフェース変換デバイスを介して第二のドライブコネクタに接続されている。バックボードの第一のドライブコネクタの近傍(例えば、インタフェース変換デバイスが第一のドライブコネクタに接続される場合の、インタフェース変換デバイスと対向する、バックボード上の範囲内)に、穴(例えば、貫通していてもいなくても良い)が空けられている。付属品としてインタフェース変換デバイスが添付され、該インタフェース変換デバイスのバックボードに対向した面には、突起が設けられている。インタフェース変換デバイスが第一のドライブコネクタに接続された場合に、バックボードの穴と対向する位置に設けられている突起がその穴に入り込む。付属品として添付されるインタフェース変換デバイスは、拡張ドライブスロットに挿されるSATAドライブに取り付けられるデバイスである。
一つの実施形態では、予め取り外し不可能に搭載されている二以上のメディアドライブが、SASドライブで構成される場合には、バックボードの穴が予め蓋をされている。
一つの実施形態では、第一のフロントベゼルが筐体前面に取外し不可能に取り付けられている。第一のフロントベゼルは、例えば、予め搭載されているメディアドライブの前面をカバーし、表面が絶縁体で構成されている。
一つの実施形態では、拡張スロット部材が、拡張ドライブスロットを開閉する扉を有する。
一つの実施形態では、扉は、筐体の高さ方向に沿って上下に別れた二枚扉であり、二枚の扉はメディアドライブの挿入方向に開くように構成されている。拡張ドライブスロットが、そのスロットを介して接続されたメディアドライブの前面から二枚扉の各々の幅以上前方に離れた位置に設けられている。
一つの実施形態では、扉には絶縁性の第二のフロントベゼルが取外し可能に取り付けられ、取り付けられた第一のフロントベゼルと取り付けられた第二のフロントベゼルとが実質的に面一になっている。
一つの実施形態では、筐体の背面に設けられた電源ケーブルコネクタと、電源ケーブルコネクタを囲む部材を有し筐体上面の少なくとも一部分を構成する取外し可能な筐体カバーとが備えられる。
一つの実施形態では、筐体カバーが、筐体上面の別の一部を構成する部材に挿される挿込部を有し、該挿込部の前後方向の長さが、筐体カバーが後方に移動可能な距離よりも長い。
一つの実施形態では、筐体の背面の一部範囲が前方に凹んでおり、その凹みの最奥に、コントローラとの接続のためのコネクタが設けられている。このコネクタには、例えば、ストレージ装置の外部の機器と通信ネットワークを介して通信するためのケーブル或いは専用線を接続することができる。
一つの実施形態では、接続される各メディアドライブは、キャニスタに取り付けられていないメディアドライブそれ自体である。
一つの実施形態では、第一のフロントベゼル及び第二のフロントベゼルの背面に、メディアドライブを押し付ける押し付け部が搭載されている。
一つの実施形態では、押し付け部は、各メディアドライブに対向する各位置に設けられた各弾性部材である。
一つの実施形態では、第一のフロントベゼル及び第二のフロントベゼルの裏面から、ドライブコネクタに接続されているメディアドライブまでの距離は、該メディアドライブがSASドライブであるかSATAドライブであるかによって異なる。第一のフロントベゼル及び第二のフロントベゼルの裏面から各メディアドライブ前面までの距離に関わらず、第一のフロントベゼル及び第二のフロントベゼルが取り付けられた状態で、SASドライブ或いはSATAドライブをそれが抜ける力よりも強い力で押付けるように、押し付け部が構成されている。
一つの実施形態では、挿入されたメディアドライブをドライブコネクタへと案内するためのレールをドライブコネクタ毎に備えられる。レールにおいてメディアドライブが通る通路の高さが、メディアドライブの厚さに応じた高さとなっている。
一つの実施形態では、プロセッサ又はその近傍の温度を検出する第一の温度センサと、冷却ファンによって取り込まれた空気の排気口の近傍の温度を検出する第二の温度センサとが備えられる。コントローラが、第一の温度センサに対応した第一の温度制御情報と、第二の温度センサに対応した第二の温度制御情報とに基づいて、冷却ファンの回転速度を制御する。第一及び第二の温度制御情報の各々が、検出された温度の範囲と回転速度との対応を表す。
上述した複数の実施形態のうちの二以上の実施形態を組み合わせることができる。
以下、図面を参照して、本発明の一実施形態を詳細に説明する。
<ストレージ装置の構成及び機能>。
図1は、本発明の一実施形態に係るストレージ装置の前面からの外観を示す斜視図である。図2は、そのストレージ装置の背面からの外観を示す斜視図である。図3は、そのストレージ装置の筐体内の前面からの外観を示す斜視図である。図4は、そのストレージ装置の筐体内の背面からの外観を示す斜視図である。なお、図3及び図4は、後述するリペア用HDDを含めてハードディスクドライブ(HDD)が最大数搭載されている(例えば14台のHDDが搭載されている)場合の図であり、後述するように、必ずしも最大数搭載されなくてもよい。また、以下の説明では、各構成要素の位置関係を分かり易くするために、便宜上、筐体前面に向かって一方の水平方向を、「右」と呼び、筐体前面向かって他方の水平方向を、「左」と呼ぶ。ストレージ装置は、図1乃至図4に示す構成と左右対称の構成であっても良い。
ストレージ装置1は、筐体2を備える。筐体2は、例えば、実質的に直方体状のボックス(例えば、奥行が最も長く、幅がその次に長く、高さが最も短い直方体状のボックス)である。筐体2の高さは、例えば2Uであり、筐体2の幅は例えば約450mmで(例えば445mm〜455mm程度)であり、筐体2の奥行は例えば約700mm(例えば695mm〜705mm程度)である。
筐体2の前面は空いており、そこからHDD20が挿入され筐体2内に収納される。筐体2の前面の両端(筐体2の幅方向における両端)には、取付部3Aが設けられており、それらの取付部3Aに、後述する内側フロントベゼル501(図18にその一例の裏面を示している)を挟んで、筐体2の前面全範囲をカバーする外側フロントベゼル3が取付けられる。具体的には、例えば、取付部3Aとして、筐体前面の左右両端から左右にそれぞれ延びたフランジが備えられ、そのフランジに、外側フロントベゼル3が取り付けられる。外側フロントベゼル3には、筐体2の外部の空気を筐体2内に流入させるための複数の貫通孔(例えばスリット)325が設けられている。同様に、後述する内側フロントベゼル501にも、筐体2の外部の空気を筐体2内に流入させるための複数の貫通孔が設けられている。
筐体2内には、筐体2内の空間を前側部分と後側部分とに仕切るように回路基板(以下、バックボード)30が設けられている。筐体内前側部分には、バックボード30の前面に接続されるHDD(例えば最大12台のHDD)20が存在し、筐体内後側部分には、バックボード30の背面に接続されるメインコントローラ10A、10Bや、電源デバイス50A、50Bや、バッテリ60A、60Bや、冷却ファン71A、71Bや、スイッチサブコントローラ321や、バッテリサブコントローラ323が存在する。メインコントローラ、電源デバイス、バッテリ及び冷却ファンが、それぞれ多重化(例えば二重化)されており、それ故に、メインコントローラ10A、10B、電源デバイス50A、50B、バッテリ60A、60B及び冷却ファン71A、71Bとなっている。メインコントローラ及び電源デバイスは、例えば、それぞれ、回路基板である。なお、図3では、メインコントローラ10Bはメインコントローラ10Aの真下に隠れて見えないため、「10A(10B)」と記載している。
筐体2の上面は、第一の筐体カバー441と第二の筐体カバー431とで構成されている。第一の筐体カバー441は、筐体内前側部分(例えば筐体内前面寄りに収納されたHDD)をカバーし、例えば、筐体2から取り外し不可能に構成されている(例えば、筐体2の両側面をそれぞれ構成する両側壁と一体に形成されている、或いは、両側壁に溶接されている)。第二の筐体カバー431は、筐体内後側部分をカバーし、例えば、筐体2から取り外し可能に構成されている。但し、第二の筐体カバー(例えば天板)431は、筐体2の背面に交流電源ケーブルが挿されたままでは取り外し不可能に構成されている(その構成については後に詳述する)。
筐体2の背面には、通風孔12A、12Bと、電源ケーブルコネクタ305A、305Bと、メインスイッチ301とが設けられている。通風孔12A、12Bは、冷却ファン71A、71Bの回転によって筐体内を流れた空気の排気口である。電源ケーブルコネクタ305A、305Bは、それぞれ、電源デバイス50A、50Bに接続されている。メインスイッチ301は、電源デバイス50A、50Bの電源をターンオンしたりターンオフしたりするためのスイッチである。
筐体2の背面の一部範囲が前方に凹んでおり、その凹みの最奥に、通信コネクタグループ(例えば、一以上のLAN(Local Area Network)コネクタ及び/又は他種の通信コネクタで構成されたグループ)307A、307Bが設けられている、通信コネクタグループ307A、307Bは、それぞれ、メインコントローラ10A、10Bに直接(又はケーブルを介して)接続されている。この凹みは、一種の静電気対策としての効果が期待できる。また、この凹みは、メインコントローラ10A、10Bの後方にあるため、メインコントローラ10A、10Bの前後方向の長さ(奥行方向の長さ)を、筐体内後側部分の前後方向の長さよりも短くすることができる。
バックボード30の背面には、メインコントローラ10A、10Bをそれぞれ電気的に接続するためのメインコントローラコネクタが上下に並んでいる。言い換えれば、メインコントローラ10A及び10Bが、積層状に配置される。その際、図8A及び図8Bに例示するように、メインコントローラ10A及び10Bは、互いに向き合うように配置される。これにより、冷却ファン71A、71Bの回転によって流れる空気の流路の断面積をなるべく広くすることができる。また、コントローラ10A及び10Bは平面視で重なるが(例えば実質的に完全に重なるが)、コントローラ10A、10Bにおける発熱部としてのプロセッサ部130A、130Bが平面視で重ならないようにすることができ、以って、空気の流路において高温となる箇所が集中しないようにすることができる。
バックボード30の前面には、マトリクス状に並んだドライブコネクタ、具体的には、3×4(縦3個、横4個)のドライブコネクタが設けられている。また、バックボード30の背面には、列方向に並んだ二つのドライブコネクタが設けられている。故に、ストレージ装置1は、最大14台のHDDがバックボード30の背面に接続可能である。そのうち、所定台数(例えば2台)が、後述のリペア用HDD20(R)であり、それ以外が、ユーザによる交換が不可能に予め搭載されるHDD20(N)である(以下、リペア用HDDとそれ以外のHDDとを区別して説明する場合には、前述のように、20(R)、20(N)といった符号を用いる)。リペア用HDD20(R)は、マトリクスにおける一番右の列の一番上に位置するHDDと一番下に位置するHDDである。図1〜図4には図示されていないが、筐体2には、リペア用HDD20(R)を挿入するための各リペア用HDDスロットが設けられており、そのリペア用HDDスロットから挿されてバックボード30の前面に接続されたHDD20が、リペア用HDD20(R)である。2つのリペア用HDD20(R)は、前述したように、マトリクスにおける一番右の列の一番上と一番下に位置するため、リペア用HDDスロットも、その2つの位置に対向した位置にそれぞれ設けられる。このため、リペア用HDDスロットも列方向に並んでおり、リペア用HDDスロットとリペア用HDDスロットとの間隔は、HDDの厚さと実質的に同じとなる。
HDD20(N)がユーザによる交換が不可能に搭載されているとは、具体的には例えば以下の通りである。すなわち、筐体前面における範囲であってHDD20(N)に対向した範囲の実質的に全域を覆う第一の内側フロントベゼル部分が、筐体前面に固定されており、取り外し不可能である。このため、筐体前側部分におけるHDD20(N)を筐体前面を介して掴んだり前方に引き抜いたりすることは不可能である。また、バックボード30の背面に接続されるHDD20(N)の近傍且つ真後に電源デバイス50A、50Bが配置されており、電源デバイス50A、50Bが取り外し不可能に固定されている。このため、バックボード30の背面に接続されるHDD20(N)を後方に引き抜くことは不可能である。
HDD20の代わりに、他種のメディアドライブ、例えば、ハードディスクドライブ、フラッシュメモリドライブ、光磁気ディスクドライブ、テープ装置ドライブなどの種々のドライブが採用されてもよいが、本実施形態では、前述したようにHDDが採用される。また、HDDの通信インタフェースとしては、種々の通信インタフェースを採用することができるが、本実施形態では、SATA(Serial AT Attachment)又はSAS(Serial Attached SCSI)のいずれかとされる。すなわち、本実施形態では、筐体2に搭載される複数のHDDは、SATAインタフェースを有するHDD(SATA−HDD)のみ、或いは、SASインタフェースを有するHDD(SAS−HDD)のみで構成することができる。また、筐体2には、キャニスタなどの別の部材にHDDが搭載された状態で搭載されるのではなく、HDDそれ自体がそのまま搭載される。
バックボード30の前方には、HDDの列と列との間に壁(以下、列境界壁)461が設けられている。列境界壁461の役割の一つとしては、図29に例示するように、筐体前面から挿入されたHDDをバックボード30の前面へと案内するためのコの字型レール463を取り付けるためである。コの字型レール463の高さ(HDDが通る通路の高さ)は、HDD20がスムーズに通ることができ且つHDD20の厚さに近い高さである。このコの字型レール463により、HDDを上下にぐらつかせることなくバックボード30の前面に接続させることができ、且つ、HDDを接続した後も、HDDを上下にぐらつかせることなく支持することができる。また、一のHDD20(N)につき両側にコの字型レール463があることで、実質的に一のHDDスロット468が形成される。
各電源デバイス50A、50Bは、メインコントローラ10A、10Bの後側部分の左、言い換えれば、筐体2の左側面近傍に配置されている。別の観点から言えば、筐体2の左側面近傍について、筐体前面から筐体背面にかけて、バックボード30の前面に接続されるHDD(上記マトリクスの最も左の列においてHDDが搭載されないこともある)、バックボード30の背面に接続されるHDD、電源デバイス50A、50B及び一方の冷却ファン71Aという順序で並んでいる。電源デバイス50A、50Bも、メインコントローラ10A、10Bと同様に、積層状に配置される。
バックボード30の背面に接続されたメインコントローラ10A、10BとHDDとの間のスペースに、バッテリ60A、60Bが設けられる。言い換えれば、電源デバイス50A、50Bの前方(別の観点から言えば、筐体内を流れる空気の上流側)に、バッテリ60A、60Bが設けられる。バッテリ60A、60Bは、電源デバイス50A、50Bに比して温度依存性が高いが(温度による悪影響を受けやすいが)、図示のような配置により、バッテリ60A、60Bを筐体背面付近に配置することに比して、バッテリ60A、60Bの長寿命化が期待できる。なぜなら、バッテリ60A、60Bを筐体背面付近に配置することに比して、バッテリ60A、60Bを冷却する空気の温度が低いからである。
スイッチサブコントローラ321は、メインスイッチ301を有しており、メインスイッチ301をユーザが操作できるよう筐体背面から露出させる位置に配置される。バッテリサブコントローラ323は、スイッチサブコントローラ321と実質的に同じサイズであり、スイッチサブコントローラ321の近傍(例えば実質的に同じ位置)且つ筐体背面近傍に配置される。スイッチサブコントローラ321及びバッテリサブコントローラ323は、それぞれ、垂直に(縦に)並べて配置され、その場合の奥行サイズは、例えば、直列に配置された二以上の冷却ファン71Aの奥行サイズ全体と実質的に同じサイズである。
冷却ファン(例えば空冷ファン)71A、71Bは、それぞれ、直列に配置されている。冷却ファン71Aを例に採り具体的に説明すると、冷却ファン71Aは二以上(例えば二つ)備えられ、二以上の冷却ファン71Aが、直列に配置されている。これにより、二以上の冷却ファン71Aを並列に並べることに比べて高い静圧となるので、図3及び図4に示すように筐体内で複数の要素が高密に実装されていても冷却対象要素を十分に冷却することができる。なお、冷却ファン71A、71Bは、例えば、筐体背面付近且つ互いに対称の位置関係(例えば筐体2の両側面寄り)に配置される。冷却ファン71A、71Bは、通風孔12A、12B近傍に設けられているため、いわゆるプル型のファンとなる。
以下、冷却ファン71A、71Bの回転によって生じる風の流れ(つまり筐体内での空気の流れ)について説明する。
外側フロントベゼル3には、複数の貫通孔325が設けられている。外側フロントベゼル3と筐体前面との間に介在する内側フロントベゼルにも、複数の貫通孔が設けられている。HDDが最大数搭載されても、HDDのマトリクスにおける行間(及び/又は列間)には、隙間がある。バックボード30には、複数の貫通孔が設けられている。
冷却ファン71A、71Bが回転することにより、筐体2の外部の空気が、外側フロントベゼル3の複数の貫通孔、内側フロントベゼルの複数の貫通孔を通って、筐体内に取り込まれる。そして、その空気は、各HDD間の隙間を通り、バックボード30の貫通孔を通過する。バックボード30を通過した空気は、冷却ファン71A、71Bの回転によってより後方へと引っ張られ、メインコントローラ10A、10B、バッテリ60A、60B、バックボード30の背面に接続されたHDD、電源デバイス50A、50Bなどを流れて、通風孔12A、12Bから排気される。これにより、マトリクスを構成する各HDDや、バックボード30の背面側にあるメインコントローラ10A、10B(それの特に発熱部であるプロセッサ部)、バッテリ60A、60B、HDD、電源デバイス50A、50Bが冷却される。
図5は、ストレージ装置1内の結線図を示す。図5の例では、ストレージ装置1に搭載されるHDDは全てSATA−HDDであるが、それに代えて、ストレージ装置1に搭載されるHDDは全てSAS−HDDであっても良い。また、図5では、コントローラを「CTL」と表記している。
バックボード30の前面に、10個以下のHDD20(N)が予め接続され、バックボード30の背面に、2個以下のHDD20(N)が予め接続される。バックボード30の前面に、最大2個のリペア用HDD20(R)を接続することが可能である。予め接続されているHDD20(N)は、ユーザによる交換が不可能に搭載されているが、リペア用HDD20(R)は、ユーザによる交換が可能である。HDD20(N)及びリペア用HDD20(R)のそれぞれの最大数は、上記の例に限定する必要は無いが、リペア用HDD20(R)の最大数(言い換えれば、リペア用ドライブスロットの数)はHDD20(N)の最大数よりも少ない。これにより、一部のHDD20のみがユーザによる交換の対象となるので、全てのHDD20が交換の対象となっている場合に比してユーザの手間を少なくすることができる。なお、前述した「リペア用HDD20(R)の最大数」とは、同時期に搭載することができる最大数のことであって、リペア用のHDDとすることができるHDDの最大数ではない。例えば、3台以上のHDD20をリペア用HDDとして交換しながら使用することも可能である(例えば使いまわすことが可能である)。また、HDD20(N)に加えて、例えば、メインコントローラ10A、10B、電源デバイス50A、50B、冷却ファン71A、71Bの少なくとも一つも、ユーザによる交換が不可能に搭載されていてもよい。なお、本実施形態の説明において、「リペア用HDD」とは、ユーザによる交換が可能なHDDの便宜上の呼び名であり、必ずしもリペア(例えばデータの修復)のために使用されなくても良く、他の用途でも使用可能であってもよい。具体的には、例えば、リペア用HDD20(R)は、HDD20(N)のバックアップ先のHDDとして使用されても良い。
電源ケーブルコネクタ305A、305Bには、それぞれ、交流電源ケーブル433A、433Bが接続される。電源ケーブルコネクタ305A、305Bと、電源デバイス50A、50Bの後端にある交流電源入力端子311A、311Bとが、それぞれ電源ケーブル312A、312Bで(或いは直接)接続されている。電源デバイス50A、50Bの前端にある直流電源出力端子313A、313Bと、バックボード30の背面に設けられている電源コネクタ315A、315Bとが、それぞれ、電源ケーブル314A、314Bで接続される。電源ケーブルコネクタ305A、305Bから電源ケーブル312A、312Bを経由して交流電源入力端子311A、311Bに、交流電力が入力され、電源デバイス50A、50Bによって、直流電力に変換される。直流電力は、直流電源出力端子313A、313Bから出力され、電源ケーブル314A、314B及びバックボード30を介して種々のデバイス(例えばHDD20やメインコントローラ10A、10B)に供給される。
メインコントローラ10A、10Bの後端にある通信コネクタグループ307A、307Bにおける各通信コネクタには、LANケーブルなどのケーブルが接続される。メインコントローラ10A、10Bは、少なくとも一つの外部装置(ストレージ装置1の外部に存在する装置)、例えば、ストレージ装置1に所定の通信プロトコル(例えばiSCSIプロトコル)でI/O要求を送信するホスト計算機、ストレージ装置1を管理する管理計算機などと通信することができる。
また、メインコントローラ10A、10Bは、スイッチサブコントローラ321に電気的に接続されており、スイッチサブコントローラ321に制御信号を送ることで(言い換えれば、スイッチサブコントローラ321を介して)、冷却ファン71A、71A、71B、71Bの回転速度を制御することができる。すなわち、スイッチサブコントローラ321は、メインコントローラ10A、10Bからの制御信号に従って、冷却ファン71A、71A、71B、71Bの回転速度を制御する。スイッチサブコントローラ321は、メインコントローラ10A、10Bよりも面積の小さい回路基板である。
また、メインコントローラ10A、10Bは、バッテリサブコントローラ323に電気的に接続されており、バッテリサブコントローラ323に制御信号を送ることで(言い換えれば、バッテリサブコントローラ323を介して)、バッテリ60A、60Bの充放電を制御することができる。すなわち、バッテリサブコントローラ323は、メインコントローラ10A、10Bからの制御信号に従って、バッテリ60A、60Bの充放電を制御する。バッテリサブコントローラ323は、メインコントローラ10A、10Bよりも面積の小さい回路基板である。バッテリサブコントローラ323とバッテリ60A、60Bとはケーブル706で接続されている。
バッテリ60A、60Bは、電源デバイス50A、50Bからの電源出力が途絶えた場合に、各HDD20及び各メインコントローラ10A、10B等にそれぞれ所定電圧の電源を供給することができる。バッテリ60によって電源がバックアップされている期間中に、メインコントローラ10A、10Bが、後述のキャッシュメモリ(図6参照)に記憶されているデータをHDD20に書き込むことができる。
図6は、ストレージ装置1の機能ブロック図を示す。
メインコントローラ10Aを代表的に例に採り説明すると、メインコントローラ10Aは、ホストインターフェース部110Aと、バックエンドインターフェース部120Aと、プロセッサ部130Aと、データ転送制御部140Aとを備える。ホストインターフェース部110Aは、ホスト計算機700との間でデータの授受を行うものである。バックエンドインターフェース部120Aは、各HDD20との間でデータの授受を行うものである。プロセッサ部130Aは、ストレージ装置1の全体動作を制御するものである。データ転送制御部140Aは、ホスト計算機700ら受信したデータや各HDD20から読み出されたデータの転送を制御するものである。
各バックエンドインターフェース部120A、120Bは、各HDD20にそれぞれ接続される。従って、いずれか一方のバックエンドインターフェース部120Aや通信経路(バックエンドインターフェース部120Aと各HDD20との間の通信経路)に障害が生じた場合でも、他方のバックエンドインターフェース部120Bや他方の通信経路を介して、各HDD20にアクセスすることができる。
図7は、メインコントローラ10Aの構成を示すブロック図である。
ホストインターフェース部110Aは、例えば、iSCSI(internet Small Computer System Interface)プロトコルチップ111を備える。このプロトコルチップ111Aは、iSCSIプロトコルに基づいて、ホスト計算機700との間で通信を行うための回路である。ホスト計算機700との間の通信は、iSCSIプロトコル以外のプロトコルで行われても良い。
バックエンドインターフェース部120Aは、例えば、SASプロトコルチップ121Aと、エクスパンダ122Aとを備える。SASプロトコルチップ121Aは、SASプロトコルに基づいて、各HDD20と通信を行うための回路である。エクスパンダ122Aは、メインコントローラ10Aとそれの外部の装置(例えばHDD20や別のストレージ装置1)とを接続するための拡張ポート(例えばスイッチデバイス)である。
プロセッサ部130は、例えば、CPU131Aと、ブリッジ132Aと、メモリ133Aとを備える。ブリッジ132Aは、CPU131Aとメモリ133Aとを接続する。また、ブリッジ132Aによって、CPU131は、DMA回路141に接続される。CPU131は、メモリ133Aに予め記憶されている各種プログラムを読み込んで実行することにより、ホスト計算機700からのI/O要求を処理することができる。
データ転送制御部140Aは、例えば、DMA(Direct Memory Access)回路141Aと、キャッシュメモリ142Aとを備える。DMA回路141Aは、CPU131Aを介さずに、各プロトコルチップ111A、121Aがキャッシュメモリ142Aにそれぞれアクセスすることを可能とするための回路である。キャッシュメモリ142Aは、ホスト計算機700から受信したデータや、HDD20から読み出されたデータを一時的に記憶するためのメモリである。
各プロトコルチップ111A、121AとDMA回路141とが、PCI Express等として知られているようなシリアル転送インタフェースによって接続される。同様に、ブリッジ132AとDMA回路141Aとが、シリアル転送インタフェースによって接続される。
ストレージ装置1は、別のストレージ装置1に接続可能である。これにより、ストレージ装置1内に記憶されているデータを別のストレージ装置1にコピーすることが可能である(例えばストレージ装置1のリプレースが可能である)。このようなストレージ装置間でのデータ転送を行うための通信コネクタは、例えば、メインコントローラ10A、10Bにおける通信コネクタグループ307A、307Bに含まれる。メインコントローラ10A、10Bは、例えば、ストレージ装置1のリプレースを制御する機器から指示に従って、ストレージ装置1内に記憶されているデータを新品の別のストレージ装置1にコピーすることができる。
メインコントローラ10A、10Bは、例えば、予め搭載されているいずれかのHDD20(N)が閉塞した場合、リペア用HDD20(R)にいわゆるコレクションコピーを行うことで、データを復元することができる(つまり、閉塞したHDD20(N)の代わりにリペア用HDD20(R)を使用することができる)。また、閉塞したHDD20(N)の数がリペア用HDD20(R)の数を超えた場合、或いは、HDD20以外の障害を検出した場合、メインコントローラ10A、10Bは、ストレージ装置1内のデータを別のストレージ装置1にコピーすることができる。
<HDD20(N)の接続されない適切なドライブコネクタ位置の決定>。
前述したように、本実施形態に係るストレージ装置1は、リペア用HDD20(R)を含めて最大14台のHDD20を備えることができ、そのうち、HDD20(N)の最大数は12である。12台以下のHDD20(N)で所定のRAIDレベル(例えばRAID6)のRAIDグループが構成されている。
より広く言えば、ストレージ装置1には、最大X台のHDDを搭載することが可能である(Xは例えば3以上の整数)。そのうち、HDD20の予め搭載しておくことが可能な最大数Yは、Xから、リペア用HDD20(R)の搭載可能な最大数Z(Zは例えば1以上の整数)を引いた台数である(つまり、Y=X−Z)。ストレージ装置1には、必ずしも、予めY台のHDD20(N)が搭載されているとは限らず、仕様によって、Y台未満のHDD20(N)となることもある。
具体的には、HDD20(N)の数としては、例えば、6、8及び12のうちのいずれかである。HDD20(N)の数が6の場合、6台のHDD20(N)を、4台のHDD(D)と2台のHDD(P)とで構成することができる。HDD20(N)の数が8の場合、8台のHDD20(N)を、6台のHDD(D)と2台のHDD(P)とで構成することができる。HDD20(N)の数が12の場合、12台のHDD20(N)を、9台のHDD(D)と2台のHDD(P)と1台のHDD(S)とで構成することができる。
すなわち、HDDは、その用途によって三種類に大別することができる。第一の種類に属するHDDは、データの記憶に使用するHDDである。第一の種類に属するHDDは、データ要素を記憶するHDD(D)と、複数のデータ要素から計算されたパリティを記憶するHDD(P)とがある。第二の種類に属するHDDは、スペア用のHDD(S)である。スペア用のHDD(S)は、第1の種類に属するHDD(HDD(D)及びHDD(P))のいずれかに障害が発生した場合に使用される、予備のHDDである。第三の種類に属するHDDは、リペア用HDD20(R)である。リペア用HDD20(R)は、少なくとも或る種のHDDが閉塞した場合に使用することができるため、別のスペア用のHDDと呼ばれてもよい。
予め搭載されているHDD20(N)の数がHDD20(N)の最大数未満の場合(例えば6或いは8の場合)、バックボード10の前面及び背面に存在するいずれかのドライブコネクタにHDDが接続されないままとなる。つまり、空きのドライブコネクタが存在することになる。どこのドライブコネクタを空きとするかによって、冷却能力及び/又はその他の点で悪影響が生じるおそれがある。
そこで、本実施形態では、以下の(ルール1)乃至(ルール5)のうちの全てに従ってHDD20(N)が搭載されることで、空きとなるドライブコネクタが決まる。以下、各ルールの説明において、図9に例示する、ドライブコネクタマトリクスの模式図を参照して説明する。ドライブコネクタマトリクスにおいて、上から下にかけて、行1、行2及び行3とし、左から右にかけて、列1、列2、列3及び列4とする。また、バックボード30の背面に存在し、列1の裏側に存在する列を、列1´とする。また、ドライブコネクタの位置(図9におけるセル)を、(行:列)の組み合わせで表すことにする。
(ルール1):温度寿命依存性の低いデバイスの前方(言い換えれば、風の流れの上流側)に位置するドライブコネクタほど優先的にHDD20(N)を接続する。
(ルール2):各列において空きのドライブコネクタが連続しないようにする。
(ルール3):2つのリペア用HDD20(R)にそれぞれ対応した2つのドライブコネクタの位置を、列4(一番右の列)にする(列1でも良い)。
(ルール4):水平に配置されたメインコントローラ10A、10Bにまたがる列3から列4にかけて、空きとするドライブコネクタがなるべく行方向に連続しないようにする。
(ルール5):下の行に属するドライブコネクタほど優先的にHDD20(N)を接続する。
以上の(ルール1)乃至(ルール5)の全てに従った結果が、図9に示す通りである。図9における各セル内の番号は、HDD20(N)が搭載される優先順位を示す。若い番号ほど、高い優先順位である。以下、具体的に説明する。
例えば、バッテリ、HDD、CPU(プロセッサ)及び電源デバイスのうち、温度寿命依存性が最も高いのは、バッテリであり、その次に温度寿命依存性が高いのは、HDDであり、その次に温度寿命依存性が高いのは、CPUであり、最も温度寿命依存性が低いのは、電源デバイスである。バッテリ60A、60Bは、列2の後方(冷却風の下流側)にある。HDDは、列1´に属するドライブコネクタに接続されれば、列1の後方にあることになる。CPUは、メインコントローラ10A、10Bに搭載されているため、列3から列4の後方にあることになる。電源デバイス71A、71Bは、列1´の後方にある。このため、(ルール1)に従えば、列1´に優先的にHDD20(N)が接続され、その次に列3及び列4に優先的にHDD20(N)が接続され、その次に列1に優先的にHDD20(N)が接続され、列2が、HDD20(N)が接続される優先順位が最も低くなる。(ルール1)により、ドライブコネクタの後方に存在する各種デバイスに対する冷却風の割り当てを最適化し、以って、温度寿命依存性のある各種デバイスの長寿命化が図れる。
(ルール2)に従えば、行1〜行3のうち行2が最も高い優先順位(HDD20(N)が接続される優先順位)となる。(ルール2)により、万一、第一の内側フロントベゼル部分が取り外されたとしても、HDDスロットが縦に連続していないため、ユーザが手を筐体前面から筐体内に入れることは困難であり(実質的に不可能であり)、故に、ストレージ装置内を静電気から保護することや、ユーザが活電部(例えば回路基板上の配線や端子など)に触れてしまうのを未然に防ぐことが図れる。
(ルール3)に従えば、(ルール2)との組み合わせにより、リペア用HDD20(R)が接続される2つの2つのドライブコネクタの位置は、(行1:列4)と(行3:列4)となる。(ルール3)によれば、列2及び列3にリペア用HDD20(R)が接続される場合に比して、リペア用HDD20(R)の挿し込みや抜き出しが行いやすい。また、リペア用HDD20(R)は必ずしも搭載されるわけではなく、且つ、列4の後方にはメインコントローラ10A、10Bがあるため、プロセッサの冷却風量の増加が期待できる。
(ルール4)に従えば、(ルール3)との組み合わせにより、列1〜列4において列3に最も優先的にHDD20(N)が接続されることになる。(ルール4)によれば、メインコントローラ10A、10Bに冷却風が集中してしまうことを防ぐことが期待できる。
(ルール5)に従えば、行1〜行3のうち、行3に最も優先的にHDD20(N)が接続され、その次に行2に優先的にHDD20(N)が接続されることになる。(ルール5)によれば、筐体2の下側を上側よりもなるべく重くすることができ、以って、筐体2が安定する。
図9によれば、0〜13の優先順位が決定されることになるが、本実施形態では、HDD20(N)は最低6つあるので、優先順位0〜優先順位5に対応したドライブコネクタには必ずHDD20(N)が接続されることになる。
<ストレージ装置の専用化に伴う誤接続防止>。
前述したように、ストレージ装置1に搭載される複数のHDD20は、SAS−HDDのみ、或いは、SATA−HDDのみで構成される。以下、複数のHDD20がSAS−HDDのみで構成されるストレージ装置(言い換えれば、SAS専用となるストレージ装置)を、「SASストレージ装置」と言い、複数のHDD20がSATA−HDDのみで構成されるストレージ装置(言い換えれば、SATA専用となるストレージ装置)を、「SATAストレージ装置」と言う。SASストレージ装置1に搭載されるメインコントローラ10A、10Bは、SASに従う信号で通信するように構成され、SATAストレージ装置1に搭載されるメインコントローラ10A、10Bは、SATAに従う信号で通信するように構成される。
図10Aに、SAS−HDDの正しい接続を示し、図10BにSATA−HDDの正しい接続を示す。
これらの図からわかるように、本実施形態では、SASストレージ装置1でもSATAストレージ装置1でも、バックボード30の仕様は共通とされる。具体的には、例えば、バックボード30に設けられるドライブコネクタは、SAS用のコネクタ(以下、SASコネクタ)331である。
このため、図10Aに示すように、SAS−HDD20Sは、SAS−HDD20SにあるSASコネクタ(以下、HDD側SASコネクタ)333Sを、バックボード30にあるSASコネクタ(以下、バックボード側SASコネクタ)331にそのまま接続することで、SAS−HDD20Sが電気的に接続され、例えばメインコントローラ10A、10Bと通信することができるようになる。
一方、図10Bに示すように、SATA−HDD20Aは、SATA−HDD20AにあるSATA用のコネクタ(以下、HDD側SATAコネクタ)333Aを、バックボード側SASコネクタ331にそのまま接続してはならない。SATA−HDD20Aをバックボード30に物理的に接続することはできるが、電気的には接続されないためである。そのため、図10Bに示すように、SATA−HDD20Aは、インタフェース変換デバイス(SATAインタフェースとSASインタフェースとを相互に変換するデバイス)としてのドングルボード329を介してバックボード30に接続する必要がある。具体的には、ドングルボード329は、小サイズの回路基板であり、一方の面に、SATAコネクタ(以下、ドングル側SATAコネクタ)332Aを有し、他方の面に、SASコネクタ(以下、ドングル側SASコネクタ)332Sを有する。ドングル側SATAコネクタ332AとHDD側SATAコネクタ333Aとを接続し、ドングル側SASコネクタ332Sとバックボード側SASコネクタ331とを接続することで、SATA−HDD20Aが電気的に接続され、例えばメインコントローラ10A、10Bと通信することができるようになる。
バックボード30に設けられるドライブコネクタは、SASコネクタ331であるため、SATA−HDDの誤接続、特に、リペア用のSATA−HDD20A(R)の誤接続が行われる可能性が生じる。誤接続のケースとしては、以下の3つのケースが考えられる。
(誤接続ケース1)SATAストレージ装置1にドングルボード329を付け忘れてSATA−HDD20Aが挿入されバックボード30に接続されてしまうケース。SATA−HDD20Aは、物理的にはバックボード30に接続されるが、電気的には接続されない(図11A参照)。
(誤接続ケース2)SASストレージ装置1にSATA−HDD20Aが挿入されバックボード30に接続されてしまうケース。この場合も、図11Aに示すように、SATA−HDD20Aは、物理的にはバックボード30に接続されるが、電気的には接続されない。
(誤接続ケース3)SASストレージ装置1に、ドングルボード329が接続されたSATA−HDD20Aが挿入されバックボード30に接続されてしまうケース。
本実施形態では、以下に説明する種々の工夫により、(誤接続ケース1)乃至(誤接続ケース3)のいずれの誤接続も防ぐことができる。
<<(誤接続ケース1)及び(誤接続ケース3)の誤接続防止>>。
SATA−HDD20Aは、SASコネクタに物理的には接続可能であるのに対し、SAS−HDD20Sは、SATAコネクタに物理的にも接続不可能である。このようなコネクタ接続関係に着目し、本実施形態では以下の工夫が施される。
すなわち、図12Aに示すように、SATAストレージ装置1のバックボード30には、バックボード30における全てのSASコネクタ331に、予め(少なくとも、ストレージ装置1の出荷前)、ドングルボード329が接続される。これにより、(誤接続ケース1)の誤接続を防止することができる。具体的には、ユーザにより、ドングルボード329を付けずにそのままリペア用SATA−HDD20A(R)が挿入されても、リペア用SATA−HDD20A(R)はバックボード30に電気的に接続される。また、SATAストレージ装置1に誤ってリペア用SAS−HDD20S(R)が挿入されても、バックボード30に予めドングルボード329が接続されており、ドングル側SATAコネクタ332Aが前面側を向いているため、誤って挿入されたリペア用SAS−HDD20S(R)は物理的にもバックボード30に接続されない。
また、図30に示すように、SASストレージ装置1は、ドングルボード329が付属品として添付されることなくユーザに導入される。これにより、(誤接続ケース3)の誤接続を防止することができる。具体的には、ユーザにドングルボード329が渡されないため、リペア用SATA−HDD20A(R)にドングルボード329を付けてSASストレージ装置1に挿入してしまうといったことを防ぐことができる。
<<(誤接続ケース2)の誤接続防止>>。
HDD側SASコネクタ333S及びHDD側SATAコネクタ333Aの形状が略同じであるため、バックボード側SASコネクタ331に、SAS−HDD20SだけでなくSATA−HDD20Aを物理的にはそのまま接続することができる。しかし、HDD側SASコネクタ333S及びHDD側SATAコネクタ333Aの形状には、若干の違いがある。具体的には、図12Bに示すように、HDD側SASコネクタ333Sの先端に、切欠き335が設けられている。一方、図12Cに示すように、HDD側SATAコネクタ333Aの先端には、そのような切欠きは設けられていない。
そこで、SASストレージ装置1において、バックボード側SASコネクタ331が、その違いに着目した構成とされる。具体的には、図12Dに示すように、SASストレージ装置1におけるバックボード30のバックボード側SASコネクタ331の、接続されるHDD側SASコネクタ333Sの切欠き335に対向した位置に、バックボード側SASコネクタ331の先端面から背面側に延びた突起(例えばピン)337が設けられる(以下、その突起を「第一の突起」と呼ぶ)。これにより、(誤接続ケース2)の誤接続を防止することができる。すなわち、SASストレージ装置1に挿入されたリペア用HDD20(R)が、リペア用SAS−HDD20S(R)であれば、該HDD20S(R)のHDD側SASコネクタ330Sにある切欠き335に第一の突起337が相対的に進入して、最終的に、HDD側SASコネクタ330Sがバックボード側SASコネクタ331に嵌るが(つまり正しい接続となるが)、SASストレージ装置1に挿入されたリペア用HDD20(R)が、リペア用SATA−HDD20A(R)であれば、該HDD20A(R)のHDD側SATAコネクタ330Aの先端(外周面及び内周面を形成する厚み)が第一の突起337に衝突してそれ以上挿入方向に進むことができないので、リペア用SATA−HDD20A(R)の誤接続を防止することができる。
<<(誤接続ケース2)の誤接続防止の変形例>>。
図13Aに示すように、メインコントローラ10A、10Bに搭載されているCPU131A´、131B´が、誤接続検知プログラム351を実行する。以下、コンピュータプログラムが主語になる場合は、実際にはそのコンピュータプログラムを実行するCPUによって処理が行われるものとする。
誤接続検知プログラム351は、SASストレージ装置1にSATA−HDD20Aが誤って接続されてしまったことを検知し、それを検知した場合には、SASストレージ装置1の管理計算機などの所定の装置に、SATA−HDDが誤って接続されたことの警告を表示するための情報を送信し、該所定の装置に該警告を表示させる(図13B参照)。
誤接続の検知方法としては、例えば、接続されたHDDの種別を表す信号がバックボード30を介してメインコントローラ10A、10Bのプロセッサ部130A´、130B´に入力されるようにする方法がある。別の検知方法としては、例えば、SAS−HDD20Sが接続された場合にはプロセッサ部130A´、130B´には入力されないがSATA−HDD20Aが接続された場合にはプロセッサ部130A´、130B´に特定の電気信号が入力されるようにする方法がある。また別の検知方法としては、誤接続検知プログラム351が、SATA−HDD20Aが解釈できないがSAS−HDD20Sが解釈できるコマンド(例えば問合せ)を発行し、そのコマンドに対して所定の応答を受けなかった場合に、SATA−HDD20Aが誤って接続されたと検知する方法がある。
<<(誤接続ケース3)の誤接続防止の変形例>>。
SASストレージ装置1にドングルボード329を添付しない方法に代えて、バックボード及びドングルボードの構成を工夫する方法を採用することもできる。
図14Aに示すように、バックボード30´のSASコネクタ331を有する面であって、HDD20が接続されるSASコネクタ331(少なくとも、リペア用HDD20(R)が接続されるSASコネクタ331)の近傍(例えば、ドングルボード329がSASコネクタ331に接続される場合の、そのドングルボード329と対向する、バックボード30上の範囲内)に、穴(例えば凹んだ或いは貫通した穴)355が設けられる。また、ドングルボード329´のドングル側SASコネクタ332Sを有する面に、その面と垂直に延びた突起(例えばピン)357が設けられる。以下、突起357を、「第二の突起357」と呼び、穴355を、「突起受け穴355」と呼ぶ。
第二の突起357の先端は、ドングル側SASコネクタ332Sの先端よりも先端側に位置する。すなわち、ドングルボード329´のドングル側SASコネクタ332Aを有する面からの長さは、ドングル側SASコネクタ332Sよりも第二の突起357の方が長い。言い換えれば、第二の突起357の長さは、ドングル側SASコネクタ332Sがバックボード側SASコネクタ331に実質的に嵌る前に該第二の突起357の先端がバックボード30´の面に位置するような長さとなる。
第二の突起357と突起受け穴355の位置関係は、ドングルボード329´を付けたSATA−HDD20Aがバックボード側SASコネクタ331に接続される場合に第二の突起357が突起受け穴355に入り込めるような位置関係(言い換えれば、第二の突起357と突起受け穴355とが互いに向き合う位置関係)である。
ストレージ装置1がSATAストレージ装置1である場合には、ドングルボード329´を付けたリペア用SATA−HDD20A(R)がリペア用HDDスロットに挿し込まれ、第二の突起357が突起受け穴355に入り込んで、ドングル側SASコネクタ332Sがバックボード側SASコネクタ331に嵌ることで、リペア用SATA−HDD20A(R)がバックボード30と電気的に接続される。
一方、ストレージ装置1がSASストレージ装置1である場合、バックボード30の突起受け穴355が予め蓋をされた状態(例えば埋められた状態)で、SASストレージ装置1が出荷される。これにより、ドングルボード329´を付けたリペア用SATA−HDD20A(R)が誤ってSASストレージ装置1に接続されることを防ぐことができる。なぜなら、ドングル側SASコネクタ332Sがバックボード側SASコネクタ331に実質的に嵌る前に、ドングルボード329´からの第二の突起357の先端が、突起受け穴355の蓋となっている部材に衝突するためである。なお、突起受け穴355は、種々の部材で蓋をすることができる。具体的には、例えば、図14Bに示すように、プラスチックなどの絶縁性の部材(例えば鋲形状の部材)361で突起受け穴355に蓋をすることができる(図14Cにその部材361の斜視図を示す)。
図14A乃至図14Cを参照して説明した工夫は、少なくともリペア用HDDの誤接続を防ぐために施されていれば良く、HDD20(N)に関してはそのような工夫は施されなくても良い。HDD20(N)は、ストレージ装置1の出荷前に予め搭載されるHDDであり、ユーザによる保守の対象外である(交換対象ではない)ためである。
<筐体前面から筐体内への静電気印加の防止>。
本実施形態では、リペア用HDDスロットとそれ以外のHDDスロットのそれぞれについて、筐体前面から筐体内に静電気が印加されてしまうことを防止するための工夫が施されている。
具体的には、図15Aに示すように、リペア用HDDスロット以外のHDDスロットが占める範囲(言い換えれば、HDD20(N)が存在する範囲)をカバーする第一の内側フロントベゼル部402が、筐体前面に取り付けられる。第一の内側フロントベゼル部402は、例えば、リペア用HDDスロット以外のHDDスロットが占める範囲をカバーする形状の導電性プレート(例えば金属性のプレート)401と、導電性プレート(例えば板金)401の表面に接着された絶縁性プレート(例えばプラスチックのプレート)403とで構成される。例えば、導電性プレート401に比して、絶縁性プレート403の方が厚い。
また、リペア用HDDスロット409を開閉する導電性の扉(例えば板金扉)が設けられている。扉は、図15Bに示すように、いわゆる二枚扉411A、411Bであり、リペア用HDD20(R)の進入方向と同じ後方に開くよう構成されている。リペア用HDDスロット409は、接続されたリペア用HDD20(R)の前面(HDD側SASコネクタ或いはHDD側SATAコネクタを有する面と反対の面)から二枚扉411A、411Bの各々の幅K以上前方に離れた位置に設けられている(二枚扉411A、411Bの幅が異なっていれば、長い方の幅以上前方に離れた位置に設けられる)。このため、2つのリペア用HDDスロット409は、それぞれ、他のHDDスロット468の位置よりも前方、更に言えば、筐体前面よりも前方に位置する。扉を一枚扉ではなく二枚扉とすることで、リペア用HDDスロット409を前方に出す必要のある距離を短く抑えることができ、以って、ストレージ装置1の奥行きサイズを抑えることができる。筐体前面よりも前方に位置する二つのリペア用HDDスロット409には、図15Aに示すように、第二の内側フロントベゼル部405が取り付けられる。第二の内側フロントベゼル部405は、例えば絶縁性のプレートである。具体的には、第一の内側フロントベゼル部402における絶縁性プレート403と同じ材料で構成されている。第二の内側フロントベゼル部405の面積としては、例えば、HDD一列分の範囲をカバーすることができる面積となる。
第一の内側フロントベゼル部402と第二の内側フロントベゼル部405とで内側フロントベゼルが構成される。内側フロントベゼルの表面が実質的に面一になるよう、導電性プレート401、絶縁性プレート403及び第二の内側フロントベゼル部405のうちの少なくとも一つの厚さが調節される。内側フロントベゼルの前面側に、外側フロントベゼル3が取り付けられる。
第一の内側フロントベゼル部402と第二の内側フロントベゼル部405とのうち、第一の内側フロントベゼル部402が、例えば、溶接などにより、ユーザによる取付しが不可能に筐体前面に取り付けられるが、第二の内側フロントベゼル部405は、ユーザによる取り外しが可能に取り付けられる。ユーザは、例えば、リペア用HDD20(R)を挿入する場合或いは取外す場合、外側フロントベゼル3を取外し、第二の内側フロントベゼル部405を取外して、リペア用HDD20(R)を挿入或いは取外す。
<HDDを固定するための機構>。
前述したように、筐体2には、キャニスタ無しにHDD20それ自体が直接搭載される。HDD20がバックボード30に接続された後、ストレージ装置1の稼動中に、接続されているHDD20が挿入方向と反対の方向に動いてしまう可能性が考えられる(図16A参照)。その理由の一つとして、熱などの原因によって、HDD20側のコネクタ及び/又はバックボード30側のSASコネクタが膨張や収縮することが考えられるためである。
また、図16Bに示すように、SASストレージ装置1とSATAストレージ装置1とでバックボード30の位置が同じである場合、SASストレージ装置1とSATAストレージ装置1とでは、接続されたHDD20の前面の位置が異なる。具体的には、SAS−HDD20Sの前面よりもSATA−HDD20Aの前面がより前方に位置する。なぜなら、SATA−HDD20Aとバックボード30との間にドングルボード329が介在するためである。
本実施形態では、以上の点に着目した、HDD固定のための工夫が施されている。以下、その工夫について詳細に説明する。
図17は、内側フロントベゼルの裏を示す。
内側フロントベゼル501の裏において、筐体内前側部分に存在し得る各HDDに対向した各位置に、その位置に対向したHDDを背面側方向(奥行き方向)に押し付けるための弾性部材が備えられる。弾性部材としては、ゴムやバネ等で構成されて良いが、本実施形態では、板バネ部423である。板バネ部423は、二つの板バネ421A、421Bで構成されている。第一の内側フロントベゼル部402の裏面(導電性プレート401の裏面)にある板バネ部423(N)(言い換えれば、HDD20(N)が挿されるHDDスロットに対向した位置にある板バネ部423(N))を構成する板バネ421A、421Bの高さよりも、第二の内側フロントベゼル部405の裏面にある板バネ部423(R)(言い換えれば、リペア用HDDスロット409に対向した位置にある板バネ部423(R))を構成する板バネ421A、421Bの高さの方が高く構成されている。なぜなら、第一の内側フロントベゼル部402の裏面とHDD20(N)の前面との距離よりも、第二の内側フロントベゼル部405の裏面とリペア用HDD20(R)の前面との距離の方が長いためである。
内側フロントベゼル501は、表面から裏面へと空気が通過するための複数の貫通孔(図示せず)が設けられている。それにより、外側フロントベゼル3を介して取り込まれた空気が、内側フロントベゼル501を通過して筐体内を流れることができる。
内側フロントベゼル501は、SASストレージ装置1とSATAストレージ装置1とで共通である。そのため、内側フロントベゼル501の裏に設けられている各板バネ部423(423(N)及び423(R)いずれも含む)による押付力は、SAS−HDD20Sの前面位置とSATA−HDD20Aの前面位置との違いを吸収し、且つ、SAS−HDD20S及びSATA−HDD20Aのいずれもコネクタの膨張等により前面側に移動してしまうことの無いような力とされる。具体的には、各板バネ部423は、SAS−HDD20Sの前面位置とSATA−HDD20Aの前面位置とがどのぐらい異なるかや、内側フロントベゼル501が筐体前面に取り付けられている状態における第一の内側フロントベゼル部402の裏面とHDD20(N)との間の距離や第二の内側フロントベゼル部405の裏面とリペア用HDD20(R)との間の距離を基に、内側フロントベゼル501が筐体前面に取り付けられている状態においてHDD20に対する押付力が以下の条件を満たすよう、構成される。
(条件1)SAS−HDD20Sに対する押付力が、SAS−HDD20Sがバックボード側SASコネクタ331から膨張等により外れる際の力よりも大きな力である。
(条件2)SATA−HDD20Aに対する押付力が、SATA−HDD20Aがドングル側SATAコネクタ332Aから膨張等により外れる際の力と、ドングルボード329がバックボード側SASコネクタ331から膨張等により外れる際の力との両方よりも大きな力である。
図18Aは、水平にされた内側フロントベゼル501の裏の一部分の斜視図である。
板バネ421A、421Bが、HDD20の幅方向に並んでいる。内側フロントベゼル501が筐体前面に取り付けられると、板バネ421A、421Bが縮み(つまりバネ高さが低くなり)、それにより、板バネ421A、421BがHDD20(N)を筐体背面側へと押付ける。各板バネ421A、421Bは、内側フロントベゼル501の裏(具体的には、導電性プレート401の裏面或いは第二の内側フロントベゼル部405の裏面)に、リベット425等の部材により固定されている。固定箇所は、二つ以上ある。これにより、板バネ421A、421Bの回転を防止することができる。
図18Bは、板バネ部の変形例を示す。
図18Bに示すように、板バネ部423´は、板バネ421A、421Bが一体に構成された一つの板バネ420であっても良い。板バネ420も、回転防止のために、リベット425等の部材により二つ以上の箇所で固定されるが、板バネ421A、421Bのように別れている場合よりも少ない数の部材での固定が可能となる。これにより、部品点数の低減が可能である。
<電源オン状態のままでの開封を防止するための機構>。
図19に示すように、筐体2の上面の一部が、第二の筐体カバー431で構成されている。第二の筐体カバー431は、ユーザによる取り外しが可能に設けられている。もし、ストレージ装置1の電源がオン状態のまま、第二の筐体カバー431が取外されてしまうと、ユーザが活電部に触れることによって怪我をしたり、ストレージ装置1が故障したりしてしまうおそれがある。
そこで、本実施形態では、電源オン状態のままで第二の筐体カバーが開封されてしまうことを防ぐための工夫が施されている。以下、その工夫について説明する。
図19に示すように、第二の筐体カバー431の上面後縁の一部分から筐体2の背面に沿って、下方に、電源ケーブルコネクタ305A、305Bを囲むフレーム912が延びている。フレーム912によって電源ケーブルコネクタ305A、305Bが囲まれているため、図20に示すように、交流電源ケーブル433A、433Bから電源ケーブルコネクタ305A、305Bを引き抜いた後に、第二の筐体カバー431を取外すことが可能となる。
第二の筐体カバー431は、通常は、例えば、フレーム912などを介して筐体背面に固定部材(例えば、ネジなどの取り外し可能な部材)で固定されており、それ故に、第二の筐体カバー431を取外すことに限らず、第二の筐体カバー431を筐体2の奥行き方向にスライドさせることもできないようになっている。その固定部材を外すことで、第二の筐体カバー431を筐体2の奥行き方向にスライドさせることが可能となるが、どこまでもスライド可能となっていると、図21に示すように、交流電源ケーブル433A、433Bが接続されているままであるにも関わらず、第二の筐体カバー431の前端が筐体上面よりも上に持ち上がってしまう。
本実施形態では、図21に例示したようないわゆる斜め開きを防止するための工夫も施されている。
図21A及び図21Bに示すように、第二の筐体カバー431の先縁に、前方に伸びた第一のツメ435が設けられている。第一のツメ435は、第一の筐体カバー441の裏に引っ掛かる(或いは、第一の筐体カバー441の厚みに溝を設けて、その溝に挿し込まれるようになっていてもよい)。
また、第二の筐体カバー431の裏面上の両縁付近に、複数の第二のツメ437が設けられている。第二のツメ437は、例えばL字型のツメである。第二のツメ437は、第二の筐体カバー431が筐体2にかぶせられたときに、筐体2の両側壁にそれぞれ設けられているツメ穴982(図31A参照)に入り、第二の筐体カバー431を前方にスライドさせることで、ツメ穴982に引っ掛かるようになっている(図31B参照)。第二の筐体カバー431は、筐体に固定部材で固定されれば、前後方向へのスライドが不可能となるが、固定部材が外されれば、第二のツメ437がツメ穴982に入ったままの状態で、距離L2だけスライド可能となる。ここでは、ツメ穴982の長さL3が、第二のツメ437の最大長L4と実質的に同じ(若干長い程度)であり、第二のツメ437の引っ掛かり部438の長さがL2であるため、スライド可能な実質的に距離はL2となっている。
第一のツメ435の長さL1は、第二の筐体カバー431を固定するための固定部材を外した状態で第二の筐体カバー431を前後にスライドさせられる距離L2(つまり、第二のツメ437がツメ穴982内で前後方向に移動可能な距離L2)よりも長い。これにより、図21のようないわゆる斜め開きが防止される。
第二の筐体カバー431は以下の手順で取外すことが可能である。すなわち、まず、第二の筐体カバー431を固定するための全ての固定部材を外す。また、交流電源ケーブル433A、433Bを電源ケーブルコネクタ305A、305Bから引き抜く。次に、図23Aに示すように、第二の筐体カバー431をできるだけ後方へスライドさせることで、第二のツメ437のツメ穴982に対する引っ掛かりを外す。そして、図23Bに示すように、第二の筐体カバー431の後側部分を持ち上げることで、第一のツメ435の第一の筐体カバー441に対する引っ掛かりを外し、第二の筐体カバー431を後方へ引くことで、第二の筐体カバー431が取り外される。
<冷却ファンの回転速度の制御>。
前述したように、メインコントローラ10A、10Bは、スイッチサブコントローラ321を介して、冷却ファン71A、71Bの回転速度を制御することができる。
具体的には、例えば、図24に示すように、温度センサ451A、451B、451Cが設けられている。温度センサ451A、451Bは、メインコントローラ10A、10Bが有するプロセッサ部130A、130B内(CPU131A、131B内)に設けられている。温度センサ451Cは、通風孔12B付近(例えば、メインコントローラ10A、10Bと冷却ファン71B、71Bとの間であって冷却ファン71Bの近傍)に設けられている。なお、図24には、温度センサ451A、451B、451Cが設けられていることを明示するために、割と目立つサイズの円で温度センサ451A、451B、451Cを表しているが、温度センサ451A、451B、451Cのサイズは、その円が表すほどの大きなサイズである必要はなく、例えばそのサイズよりも十分に小さいサイズであっても良い(この点は、図28についても同様である)。
メインコントローラ10A、10Bが有するプロセッサ部130A、130B内のメモリ133A及び133B(或いは別の記憶資源)に、図25Aに例示する第一のファン制御テーブル453Aと、図25Bに例示する第二のファン制御テーブル453Bとが記憶されている。第一のファン制御テーブル453Aは、温度センサ451Cに対応したテーブルであり、第二のファン制御テーブル453Bは、温度センサ451A及び451Bに対応したテーブルである。各テーブル453A及び453Bには、それぞれ、検出された温度の範囲と回転速度との対応が記録されている。
メインコントローラ10A、10Bが有するCPU131A、131Bが、冷却ファン制御プログラムを実行することで、図26に示す冷却ファン制御処理を行うことができる。
すなわち、冷却ファン制御プログラムは、通常状態であれば(S431:YES)、温度センサ451A、451B、451Cによりそれぞれ検出された温度と、ファン制御テーブル453A、453Bとに基づいて、冷却ファン71A、71Bの回転速度を制御する(S432)。具体的には、例えば、冷却ファン制御プログラムは、温度センサ451Cによる検出温度に対応した第一の回転速度をファン制御テーブル453Aから特定し、温度センサ451A及び451Bの検出温度に対応した第二の回転速度をファン制御テーブル453Bから特定し、第一の回転速度と第二の回転速度のうちの高い方の回転速度で回転するよう冷却ファン71A、71Bを制御する。なお、「通常状態」とは、電源デバイス50A、50B、CPU131A、131B、及び冷却ファン71A、71Bのいずれも故障していない状態のことを言う。
一方、ファン制御プログラムは、通常状態でなければ(S431:NO)、言い換えれば、少なくとも電源デバイス50A、50B、CPU131A、131B、及び冷却ファン71A、71Bのいずれかの障害を検出したならば、冷却ファン71A、71Bの回転速度を最速になるよう制御する。
ファン制御の一変形例として、図27に例示する第三のファン制御テーブル455がメモリ133A、133Bに記憶され、ファン制御処理では、その第三のファン制御テーブル455が基にされてもよい。第三のファン制御テーブル455は、各障害箇所に対応した回転速度が記録されている。ファン制御プログラムは、機器の障害を検出したならば(図26でS431:NOとなったならば)、S433に代えて、その機器に対応した回転速度を第三の制御テーブル455から特定し、特定した回転速度で回転するよう冷却ファン71A、71Bを制御してもよい。
ファン制御の別の変形例として、図28に示すように、温度センサ451A〜451Cに加えて、別の通風孔17Aの近傍に温度センサ451Dが設けられても良い。ファン制御処理では、その温度センサ451Dによる検出温度が基にされても良い。
以上、本発明の幾つかの実施形態及び変形例を説明したが、これらの実施形態及び変形例は本発明の説明のための例示にすぎず、本発明の範囲をそれらの実施形態及び変形例にのみ限定する趣旨ではない。本発明は、その要旨を逸脱することなく、その他の様々な態様でも実施することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るストレージ装置の前面からの外観を示す斜視図である。 図2は、ストレージ装置の背面からの外観を示す斜視図である。 図3は、ストレージ装置の筐体内の前面からの外観を示す斜視図である。 図4は、ストレージ装置の筐体内の背面からの外観を示す斜視図である。 図5は、ストレージ装置内の結線図を示す。 図6は、ストレージ装置の機能ブロック図を示す。 図7は、メインコントローラの構成を示すブロック図である。 図8Aは、二重化されているメインコントローラの配置の斜視図である。図8Bは、二重化されているメインコントローラの正面図である。 図9は、ドライブコネクタマトリクスの模式図である。 図10Aは、SAS−HDDの正しい接続を示す。図10Bは、SATA−HDDの正しい接続を示す。 図11Aは、(誤接続ケース1)及び(誤接続ケース3)を示す。図11Bは、(誤接続ケース2)を示す。 図12Aは、SASコネクタに予めドングルボードが設けられているバックボードの上面図である。図12Bは、SAS−HDDの背面図である。図12Cは、SATA−HDDの背面図である。図12Dは、SASストレージ装置におけるバックボード側SASコネクタの斜視図である。 図13Aは、(誤接続ケース2)の誤接続防止の変形例を説明するための図である。図13Bは、その変形例において、SATA−HDDが誤って接続されたことの警告の表示画面の一例を示す。 図14Aは、(誤接続ケース3)の誤接続防止の変形例においてバックボード及びSATA−HDDを側面から見た図。図14Bは、その変形例でのSASストレージ装置におけるバックボードの断面の一部分を示す図。図14Cは、その変形例においてバックボードに設けられた穴に埋められる部材の斜視図。 図15Aは、第一の内側フロントベゼル部と第二の内側フロントベゼル部との筐体前面に対する取り付けを示す。図15Bは、リペア用HDDスロットに設けられている扉を示す。 図16Aは、HDDがコネクタの膨張等により動くおそれがあることを示す。図16Bは、SASストレージ装置とSATAストレージ装置とではHDDの前面位置が異なることを示す。 図17は、内側フロントベゼルの裏を示す。 図18Aは、内側フロントベゼルの裏に設けられる板バネ部の一例を示す斜視図である。図18Bは、内側フロントベゼルの裏に設けられる板バネ部の変形例を示す斜視図である。 図19は、第二の筐体カバーが取外される前のストレージ装置の背面からの斜視図である。 図20は、筐体背面の電源ケーブルコネクタから交流電源ケーブルを引き抜いた後に第二の筐体カバーを取外せることを示す。 図21は、第二の筐体カバーを筐体に固定するため固定部材を外して第二の筐体カバーを後方にどの位置までもスライド可能となっていると、筐体背面に交流電源ケーブルが接続されたままであっても第二の筐体カバーを開くことが可能となってしまうことを示す図である。 図22Aは、第二の筐体カバーの斜視図である。図22Bは、ストレージ装置の右側面図である。 図23Aは、第二の筐体カバーを筐体背面側へとスライドさせることを示す。図23Bは、スライドさせた第二の筐体カバーの後側部分を持ち上げて後方へと引くことで第二の筐体カバーを筐体2から取外せることを示す。 図24は、筐体内における温度センサの配置を示す。 図25Aは、第一のファン制御テーブルの一例を示す。図25Bは、第二のファン制御テーブルの一例を示す。 図26は、ファン制御処理のフローを示す。 図27は、第三のファン制御テーブルの一例を示す。 図28は、筐体内における温度センサの配置の変形例を示す。 図29は、HDDをバックボード前面に案内するためのレールを示す。 図30は、(誤接続ケース3)の誤接続を防止するための方法の説明図である。 図31Aは、第二の筐体カバーが有する第二のツメが入るツメ穴の斜視図である。図31Bは、第二の筐体カバーがかぶせられて第二のツメがツメ穴に引っ掛かるまでの流れを示す。
符号の説明
1…ストレージ装置 2…筐体 3…外側フロントベゼル 10A、10B…メインコントローラ 20…HDD 30…バックボード 50A、50B…電源デバイス 60A、60B…バッテリ 71A、71B…冷却ファン

Claims (24)

  1. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた、メディアドライブが接続される複数のドライブコネクタと、
    前記複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め接続されておりユーザによる取り外しが不可能に搭載されている二以上のメディアドライブと、
    予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材と、
    前記筐体内に設けられた冷却ファンと、
    前記複数のドライブコネクタの全部又は一部を前面に有し、前記筐体内空間を前後に仕切るように配置された回路基板であるバックボードと、
    前記バックボードの後方に配置された、温度依存性を有する複数のデバイスと
    を備え、
    前記複数のドライブコネクタは、前記拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブが接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとで構成され、第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブがユーザによる取り外し可能に搭載され、
    前記冷却ファンの回転によって、前記筐体外から前記筐体前面を介して空気が取り込まれて前記筐体内を流れ、該空気は、前記バックボードを通過し、
    前記バックボードには、或るドライブコネクタ以外の第二のドライブコネクタにメディアドライブが予め接続されており、
    前記温度依存性を有する複数のデバイスには、バッテリと電源デバイスとが含まれ、
    前記バッテリの前方にあるドライブコネクタにはメディアドライブが接続されておらず前記電源デバイスの前方にあるドライブコネクタにメディアドライブが接続されている、
    ストレージ装置。
  2. 前記バックボードの背面に予めメディアドライブとコントローラとが接続されており、そのメディアドライブと前記コントローラとの間に生じたスペース且つ前記電源デバイスの前方に、前記バッテリが設けられている、
    請求項記載のストレージ装置。
  3. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた、メディアドライブが接続される複数のドライブコネクタと、
    前記複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め接続されておりユーザによる取り外しが不可能に搭載されている二以上のメディアドライブと、
    予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材と、
    前記筐体内に設けられた冷却ファンと、
    前記筐体内に設けられたコントローラと、
    前記筐体内に設けられた電源デバイスと、
    前記筐体内に設けられたバッテリと、
    前記複数のドライブコネクタの全部又は一部を前面に有し、前記コントローラが接続されるコントローラコネクタと前記電源デバイスが接続される電源コネクタとを背面に有し、前記筐体内空間を前後に仕切るように配置された回路基板であるバックボードと
    を備え、
    前記複数のドライブコネクタは、前記拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブが接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとで構成され、第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブがユーザによる取り外し可能に搭載され、
    前記冷却ファンの回転によって、前記筐体外から前記筐体前面を介して空気が取り込まれて前記筐体内を流れ、該空気は、前記バックボードを通過し、
    前記バッテリが前記電源デバイスの前方に設けられている、
    ストレージ装置。
  4. 前記電源デバイスと前記バックボードの背面にある前記電源コネクタとの間がケーブルで接続されている、
    請求項記載のストレージ装置。
  5. 前記バッテリよりも後方に、バッテリの充放電を制御するバッテリ制御回路基板が設けられ、
    前記バッテリ制御回路基板と前記バッテリとの間がケーブルで接続されている、
    請求項記載のストレージ装置。
  6. 前記電源デバイスの電源を投入するためのスイッチを有したスイッチ制御回路基板が、前記スイッチが前記背面から露出する位置に設けられ、
    前記バッテリ制御回路基板と前記スイッチ制御回路基板が実質的に同じサイズであり、
    前記スイッチ制御回路基板の近傍に前記バッテリ制御回路基板が設けられる、
    請求項記載のストレージ装置。
  7. 複数のドライブコネクタを有した回路基板であるバックボードを備え、前記複数のドライブコネクタの各々は、SAS(Serial Attached SCSI)用のドライブコネクタであり、
    予め取り外し不可能に搭載されている前記二以上のメディアドライブは、SATAドライブで構成されており、各SATA(Serial ATA)ドライブは、インタフェース変換デバイスを介して第二のドライブコネクタに接続されており、
    前記第一のドライブコネクタに、予め、インタフェース変換デバイスが接続されている、
    請求項1記載のストレージ装置。
  8. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた、メディアドライブが接続される複数のドライブコネクタと、
    前記複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め接続されておりユーザによる取り外しが不可能に搭載されている二以上のメディアドライブと、
    予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材と
    を備え、
    前記複数のドライブコネクタは、前記拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブが接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとで構成され、第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブがユーザによる取り外し可能に搭載され、
    前記複数のドライブコネクタの各々は、SAS用のドライブコネクタであり、
    予め取り外し不可能に搭載されている前記二以上のメディアドライブは、SASドライブで構成されており、各SASドライブは、SATAドライブをSAS用のドライブコネクタに接続するためにSATAドライブとSAS用ドライブコネクタとに間に介在させるインタフェース変換デバイスを介することなく直接第二のドライブコネクタに接続されており、
    前記インタフェース変換デバイスが付属品として添付されることなく出荷される、
    ストレージ装置。
  9. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた、メディアドライブが接続される複数のドライブコネクタと、
    前記複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め接続されておりユーザによる取り外しが不可能に搭載されている二以上のメディアドライブと、
    予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材と
    を備え、
    前記複数のドライブコネクタは、前記拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブが接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとで構成され、第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブがユーザによる取り外し可能に搭載され、
    複数のドライブコネクタを有した回路基板であるバックボードを備え、前記複数のドライブコネクタの各々は、SAS用のドライブコネクタであり、
    予め取り外し不可能に搭載されている前記二以上のメディアドライブは、SATAドライブで構成されており、各SATAドライブは、インタフェース変換デバイスを介して第二のドライブコネクタに接続されており、
    前記一以上の第一のドライブコネクタの各々に、SATAドライブのコネクタには無いがSASドライブのコネクタには存在する切り欠きに該SASドライブが接続される場合に進入する突起が設けられている、
    ストレージ装置。
  10. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた、メディアドライブが接続される複数のドライブコネクタと、
    前記複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め接続されておりユーザによる取り外しが不可能に搭載されている二以上のメディアドライブと、
    予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材と
    を備え、
    前記複数のドライブコネクタは、前記拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブが接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとで構成され、第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブがユーザによる取り外し可能に搭載され、
    前記複数のドライブコネクタの各々は、SAS用のドライブコネクタであり、
    予め取り外し不可能に搭載されている前記二以上のメディアドライブは、SATAドライブで構成されており、各SATAドライブは、インタフェース変換デバイスを介して第二のドライブコネクタに接続されており、
    第一のドライブコネクタに誤ってSATAドライブが接続されたことを検知する検知部と、
    誤ってSATAドライブが接続されたことを報知する報知部と
    ストレージ装置。
  11. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた、メディアドライブが接続される複数のドライブコネクタと、
    前記複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め接続されておりユーザによる取り外しが不可能に搭載されている二以上のメディアドライブと、
    予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材と
    を備え、
    前記複数のドライブコネクタは、前記拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブが接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとで構成され、第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブがユーザによる取り外し可能に搭載され、
    複数のドライブコネクタを有した回路基板であるバックボードを備え、前記複数のドライブコネクタの各々は、SAS用のドライブコネクタであり、
    予め取り外し不可能に搭載されている前記二以上のメディアドライブが、SATAドライブで構成される場合には、各SATAドライブは、インタフェース変換デバイスを介して第二のドライブコネクタに接続されており、
    前記バックボードの第一のドライブコネクタの近傍に、穴が空けられており、
    付属品としてインタフェース変換デバイスが添付され、該インタフェース変換デバイスが前記第一のドライブコネクタに接続された場合に前記バックボードの前記穴と対向する、該インタフェース変換デバイスにおける位置に、前記穴に入る突起が設けられており、
    付属品として添付される前記インタフェース変換デバイスは、前記拡張ドライブスロットに挿されるSATAドライブに取り付けるデバイスである、
    ストレージ装置。
  12. 予め取り外し不可能に搭載されている前記二以上のメディアドライブが、SASドライブで構成される場合には、前記バックボードの穴が予め蓋をされている、
    請求項11記載のストレージ装置。
  13. 予め搭載されているメディアドライブの前面をカバーし表面が絶縁体で構成された第一のフロントベゼルが前記筐体前面に取外し不可能に取り付けられている、
    請求項1記載のストレージ装置。
  14. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた、メディアドライブが接続される複数のドライブコネクタと、
    前記複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め接続されておりユーザによる取り外しが不可能に搭載されている二以上のメディアドライブと、
    予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材と
    を備え、
    前記複数のドライブコネクタは、前記拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブが接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとで構成され、第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブがユーザによる取り外し可能に搭載され、
    前記拡張スロット部材が、前記拡張ドライブスロットを開閉する扉を有し、
    前記扉は、前記筐体の高さ方向に沿って上下に別れた二枚扉であり、二枚の扉はメディアドライブの挿入方向に開くように構成されており、
    前記第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブの前面から前記二枚扉の各々の幅以上前方に離れた位置に前記拡張ドライブスロットがあり、
    予め搭載されているメディアドライブの前面をカバーし表面が絶縁体で構成された第一のフロントベゼルが前記筐体前面に取外し不可能に取り付けられており、
    前記扉には絶縁性の第二のフロントベゼルが取外し可能に取り付けられ、
    取り付けられた前記第一のフロントベゼルと取り付けられた前記第二のフロントベゼルとが実質的に面一になっている、
    ストレージ装置。
  15. 前記筐体の背面に設けられた電源ケーブルコネクタと、
    前記電源ケーブルコネクタを囲む部材を有し前記筐体上面の少なくとも一部分を構成する取外し可能な筐体カバーと
    を更に備える請求項1記載のストレージ装置。
  16. 前記筐体カバーが、前記筐体上面の別の一部を構成する部材に挿される挿込部を有し、該挿込部の前後方向の長さが、前記筐体カバーが後方に移動可能な距離よりも長い、
    請求項15記載のストレージ装置。
  17. 前記筐体内に設けられたコントローラを備え、
    前記筐体の背面の一部範囲が前方に凹んでおり、その凹みの最奥に、前記コントローラとの接続のためのコネクタが設けられている、
    請求項1記載のストレージ装置。
  18. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた、メディアドライブが接続される複数のドライブコネクタと、
    前記複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め接続されておりユーザによる取り外しが不可能に搭載されている二以上のメディアドライブと、
    予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材と
    を備え、
    前記複数のドライブコネクタは、前記拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブが接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとで構成され、第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブがユーザによる取り外し可能に搭載され、
    ドライブコネクタに接続される各メディアドライブは、キャニスタに取り付けられていないメディアドライブそれ自体であり、
    前記筐体内で前記筐体前面寄りに予め搭載されているメディアドライブの前面をカバーする第一のフロントベゼルが前記筐体前面に取外し不可能に取り付けられており、
    前記拡張ドライブスロットをカバーする第二のフロントベゼルが取外し可能に取り付けられ、
    前記第一のフロントベゼル及び前記第二のフロントベゼルの背面に、メディアドライブを押し付ける押し付け部が搭載されている、
    ストレージ装置。
  19. 前記押し付け部は、各メディアドライブに対向する各位置に設けられた各弾性部材である、
    請求項18記載のストレージ装置。
  20. 複数のドライブコネクタを有した回路基板であるバックボードを備え、前記複数のドライブコネクタの各々は、SAS用のドライブコネクタであり、
    予め取り外し不可能に搭載されている前記二以上のメディアドライブが、SATAドライブで構成される場合には、各SATAドライブは、インタフェース変換デバイスを介して第二のドライブコネクタに接続されており、予め取り外し不可能に搭載されている前記二以上のメディアドライブが、SASドライブで構成される場合には、各SASドライブは、SATAドライブをSAS用のドライブコネクタに接続するためにSATAドライブとSAS用ドライブコネクタとに間に介在させるインタフェース変換デバイスを介することなく直接第二のドライブコネクタに接続されており、
    前記第一のフロントベゼル及び前記第二のフロントベゼルの裏面から、ドライブコネクタに接続されているメディアドライブまでの距離は、該メディアドライブがSASドライブであるかSATAドライブであるかによって異なり、
    前記第一のフロントベゼル及び前記第二のフロントベゼルの裏面から各メディアドライブ前面までの距離に関わらず、前記第一のフロントベゼル及び前記第二のフロントベゼルが取り付けられた状態で、SASドライブ或いはSATAドライブをそれが抜ける力よりも強い力で押付けるように、押し付け部が構成されている、
    請求項18記載のストレージ装置。
  21. 挿入されたメディアドライブをドライブコネクタへと案内するためのレールをドライブコネクタ毎に備え、
    前記レールにおいて前記メディアドライブが通る通路の高さが、前記メディアドライブの厚さに応じた高さとなっている、
    請求項18記載のストレージ装置。
  22. 前記筐体内に設けられた冷却ファンと、
    前記筐体内に設けられた、プロセッサを備えたコントローラと、
    前記プロセッサ又はその近傍の温度を検出する第一の温度センサと、
    前記冷却ファンによって取り込まれた空気の排気口の近傍の温度を検出する第二の温度センサと
    を備え、
    前記コントローラが、前記第一の温度センサに対応した第一の温度制御情報と、前記第二の温度センサに対応した第二の温度制御情報とに基づいて、前記冷却ファンの回転速度を制御し、
    前記第一及び第二の温度制御情報の各々が、検出された温度の範囲と回転速度との対応を表す、
    請求項1記載のストレージ装置。
  23. 筐体と、
    前記筐体内に設けられた、メディアドライブが接続される複数のドライブコネクタと、
    前記複数のドライブコネクタのうちの二以上のドライブコネクタに予め接続されておりユーザによる取り外しが不可能に搭載されている二以上のメディアドライブと、
    予め搭載することができるメディアドライブ数よりも少ない数の拡張ドライブスロットを有した拡張スロット部材と、
    前記筐体内に設けられた冷却ファンと、
    前記筐体内にそれぞれ水平に配置された二枚のコントローラ基板と、
    前記筐体内に設けられた電源デバイスと、
    前記筐体内に設けられたバッテリと、
    前記複数のドライブコネクタの全部又は一部を前面に有し、前記コントローラが接続されるコントローラコネクタと前記電源デバイスが接続される電源コネクタとを背面に有し、前記筐体内空間を前後に仕切るように配置された回路基板であるバックボードと
    を備え、
    前記複数のドライブコネクタは、前記拡張ドライブスロットを介して挿入されたメディアドライブが接続されることになる第一のドライブコネクタと、予め搭載されるメディアドライブが接続されることになる第二のドライブコネクタとで構成され、第一のドライブコネクタに接続されたメディアドライブがユーザによる取り外し可能に搭載され、
    前記冷却ファンの回転によって、前記筐体外から前記筐体前面を介して空気が取り込まれて前記筐体内を流れ、該空気は、前記バックボードを通過し、
    前記二枚のコントローラ基板が、それぞれ、プロセッサを有し、互いに向き合うように配置されることで、平面視でプロセッサが重ならないようになっており、
    前記バックボードの背面に予め接続されたメディアドライブと前記コントローラとの間に生じたスペースであって前記電源デバイスの前方に、前記バッテリが設けられ、
    前記筐体背面に、前記電源デバイスに接続された電源ケーブルコネクタが設けられ、前記電源デバイスと前記バックボードの前記背面にある前記電源コネクタとの間がケーブルで接続され、
    前記バッテリよりも後方に、バッテリの充放電を制御するバッテリ制御回路基板が設けられ、前記バッテリ制御回路基板と前記バッテリとの間がケーブルで接続される、
    ストレージ装置。
  24. 前記筐体内で前記筐体前面寄りに予め搭載されているメディアドライブの前面をカバーし表面が絶縁体で構成された第一のフロントベゼルが前記筐体前面に取外し不可能に取り付けられており、
    前記拡張スロット部材が、前記拡張ドライブスロットを開閉する導電性の扉を有し、
    前記筐体上面の少なくとも一部が、前記電源ケーブルコネクタを囲む部材を有し取外し可能な筐体カバーで覆われている、
    請求項23記載のストレージ装置。
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