JP4813687B2 - 半導体装置、フューズの切断方法 - Google Patents

半導体装置、フューズの切断方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、半導体装置の回路構成を変更するためのフューズに関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に半導体装置には、チップの良および不良を判定するためのテストセルや、不良セルと置きかえ可能な冗長セルが形成されている。これらのテストセルや冗長セルは、半導体装置に形成されたフューズを切断し回路構成を変更することによってオン及びオフされる。フューズの切断は、フューズまたはフューズの近傍にレーザー光を照射しフューズを切断(以降、溶断とも言う)することにより行われる。
【0003】
図12(a)には、層間絶縁膜を貫通するスルーホールに形成されたフューズ(以下、スルーホール型フューズ又は垂直型フューズと記載する)の例を示した。なお、スルーホール型のフューズは、例えば特開2000−182393号公報に記載されている。
【0004】
図12(a)の場合、第2配線層118の配線と第3配線層119の配線とを接続する様に垂直型のフューズ121が配置されており、垂直型フューズ121は、第2配線層118及び第3配線層119間の層間絶縁膜を貫通して形成されたスルーホールに埋め込み材を充填することにより形成される。垂直型フューズ121はビアプラグ等と同時に形成され、埋め込み材としては、主にW等よりなる材料が使用される。この様な垂直型フューズ121は、上層配線でフューズとの接続部位の上層側からレーザー光Lを照射することにより、溶断される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来のスルーホール型フューズをレーザー光により溶断する場合、レーザー光により供給された熱が配線を伝わって散逸するため、フューズを溶断するに必要な熱が不足し、十分な溶断が実現できない場合があった。
【0006】
例えば、図12(b)に示す様に上層配線124及び下層配線122を接続する垂直型フューズ121の場合、レーザー光Lは上層配線124でフューズとの接続部位の上層側に照射される。この場合、熱Eは上層配線124を介してフューズ121に伝えられ、フューズが溶断される。
【0007】
しかしながら、熱Eはフューズに伝わるのと同時に、図中の波線に示す様に上層配線124を伝わって散逸する。この結果、フューズを溶断するに必要な熱が不足し、図12(c)に示す様にフューズ残り123が残存し易く、切断不良が発生する場合があった。このフューズ残りの抵抗値は、レーザー光照射前のフューズの抵抗値の数十倍〜百倍程度ではあるものの、テストセルや冗長セルを作動させるには不十分な場合がある。
【0008】
この様な切断不良は、配線がAl及びCu等の熱伝導率が大きい材料によって形成されている場合、熱が配線を伝わって急速に散逸するため、特に発生し易い。
【0009】
一方、図13(a)に示した様な、層間絶縁膜の凹部または溝に形成されたフューズ(以下、埋込溝フューズ又は水平型フューズと記載する)の場合も、スルーホール型フューズに比べ程度は低いものの、熱拡散に起因する切断不良が発生する場合があった。なお、埋込溝フューズに関しては、例えば特開2000−182393号公報および特開平8−46050号公報に記載されている。
【0010】
図13(a)の場合、第1配線層117、第2配線層118及び第3配線層119が配置されている。そして、第3配線層119の配線を接続する様に水平型のフューズ120が形成されており、水平型フューズ120は、第2配線層118及び第3配線層119間の層間絶縁膜に形成された凹部に埋め込み材を充填することにより形成される。埋め込み材としては、埋め込み工程がビアプラグ等の形成工程と同時の場合、主にW等よりなる材料が使用される。この様な水平型フューズ120は、レーザー光Lの照射により溶断される。
【0011】
しかしながら、水平型フューズの場合、図13(b)に示す様に、フューズ121に照射されるレーザー光Lの熱Eは、フューズ121とフューズ121の両端部に接続される配線122及び124とを伝わって散逸する。この結果、フューズを切断するに必要な熱が不足し、図13(c)に示す様にフューズの一部がフューズ残り123として残存する場合がある。
【0012】
特に、半導体装置の微細化のために水平型フューズの長さが短くなると、フューズに照射したレーザーによる熱がフューズだけに留まらず配線を伝わって拡散するため、切断不良が発生し易い。
【0013】
更に図14には、高濃度の不純物がドープされた多結晶シリコンからなるポリフューズ110が、素子分離酸化膜112上に形成された構造を示した。配線115は、ポリフューズ110及びソース・ドレイン領域116に接続されている。なお、ポリフューズに関しては、例えば特開昭61−110447号公報に記載されている。
【0014】
この様なポリフューズ110を、図中のLで示す様に、レーザー光の照射により溶断する場合も、水平型フューズの場合と同様に熱が拡散するため、切断不良が発生する場合があった。
【0015】
特に図14の場合、特開昭61−110447号公報と同様に、ポリフューズ110が、配線115と同一材よりなる埋め込み部を介して配線115に接続されているため、熱が拡散し易く切断不良が発生し易い。
【0016】
以上の様な状況に鑑み、本発明においては、フューズおよび配線を伝わる熱の散逸を抑制し、レーザー光の照射部位における蓄熱を図り、フューズの十分な切断性を実現することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するための本発明によれば、第1配線と第2配線とを接続するフューズと、該第1配線の該フューズと接続されていない部位で該第1配線と第3配線とを接続する第1低熱伝導部と、該第2配線の該フューズと接続されていない部位で該第2配線と第4配線とを接続する第2低熱伝導部とを含んでなり、該第1低熱伝導部は、該第1配線を形成する材料より熱伝導率が低い材料よりなり、該第2低熱伝導部は、該第2配線を形成する材料より熱伝導率が低い材料よりなることを特徴とする半導体装置が提供される。
【0018】
更に、第1配線の一端と第2配線の一端とを接続するフューズをレーザー光を用いて切断する方法であって、前記第1配線の他端に前記第1配線よりも熱伝導率の低い第1低熱伝導部を接続し、前記第2配線の他端に前記第2配線よりも熱伝導率の低い第2低熱伝導部を接続して、前記レーザー光の照射部位に発生した熱が前記低熱伝導部より遠くに拡散することを抑制することを特徴とするフューズの切断方法が提供される。
【0019】
なお、前記レーザー光は前記フューズに照射される。
【0020】
または、前記フューズが層間絶縁膜を貫通するスルーホールに埋め込まれて形成されており、前記第1配線が該層間絶縁膜の上層に前記フューズを覆うように形成されている場合、
前記レーザー光は、前記第1配線の前記フューズとの接続部位の上層側に照射される。
【0021】
以上の様にして、レーザー光を照射することによりフューズを切断する場合、レーザー光により供給された熱はフューズ及び第1配線を伝わって散逸する。しかしながら、第1配線は、第1配線より熱伝導率が低い第1低熱伝導部に接続されているため、第1低熱伝導部より遠くに熱が散逸することが抑制される。この結果、レーザー光の照射部位において熱が蓄積され、フューズを十分に切断することができる。
【0022】
よって、本発明によれば、レーザー光を照射してフューズを溶断することにより、不良セルを冗長セルに確実に置換することができる。また、テストセル等をメモリーセル及びロジックセル等から確実に切断することができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
図1には、フューズ11及び第1低熱伝導部13が垂直型の場合について、半導体装置の構造例を平面図(a)および断面図(b)として示した。この場合、第1配線10と第2配線12とはフューズ11を介して接続されており、第1配線10のフューズ11に接続されていない部位と第3配線14とは第1低熱伝導部13を介して接続されている。そして、第1低熱伝導部13は第1配線10を形成する材料より熱伝導率が低い材料で形成されている。
【0024】
より具体的には、図2(c)に示す様な多層配線構造において、層間絶縁膜169を貫通して形成されたスルーホールに埋め込み材を充填してなるフューズ169と、層間絶縁膜167を貫通して形成された他のスルーホールに埋め込み材を充填してなる第1低熱伝導部170と、フューズ169と第1低熱伝導部170とに接続され、層間絶縁膜167の上層(または下層)に形成された第1配線172と、フューズ169に接続され、第1配線172とは異なる層に形成された第2配線166と、第1低熱伝導部170に接続され、第1配線172とは異なる層に形成された第3配線165とを含む構造の半導体装置で、第1低熱伝導部170を第1配線172を形成する材料より熱伝導率が低い埋め込み材で作製する。
【0025】
なお、第2配線166はコンタクトプラグ164を介してソース・ドレイン領域162に接続されており、配線層の下には、ゲート電極161、素子分離酸化膜160等からなる下地トランジスタが形成されている。
【0026】
図3(a)に示す様に、第1配線10が層間絶縁膜の上層に形成されており、垂直型のフューズ11を溶断するには、第1配線(上層配線)10のフューズ11との接続部位に上層側からレーザー光Lを照射する。
【0027】
この場合、熱Eは上層配線(第1配線)10を介してフューズ11に伝えられると同時に、上層配線(第1配線)10を伝わって図面右方向に散逸する。特に上層配線(第1配線)10が熱伝導率の大きいAl又はCu等より主になる場合、熱は配線を伝わって急速に散逸する。しかしながら、上層配線(第1配線)10は第1低熱伝導部13に接続されているため、熱Eが第1低熱伝導部13を経由し下層配線(第3配線)14方向に散逸することは抑制される。よって、レーザー光の照射部位近傍において熱が蓄積され、上層配線(第1配線)10を介してフューズ11に十分な熱が伝えられる。この結果、図3(b)に示す様に、フューズを実質的に完全に切断できる。
【0028】
従って、フューズが垂直型で、第1配線が主にAl又はCu等の熱伝導率が高い配線材からなる場合、第1配線に第1低熱伝導部を接続することは特に有効である。
【0029】
図2には、垂直型フューズ及び垂直型低熱伝導部が配置される半導体装置の製造手順を示した。先ず、シリコン基板上に素子分離酸化膜160を形成後、ゲート酸化膜、ゲート電極161、ソース・ドレイン領域162を形成し、全面を第1層間絶縁膜163で被覆して、図2(a)に示す構造を得る。なお、必要に応じて、ゲート電極161およびソース・ドレイン領域162上に、シリサイド層を形成する。
【0030】
次に、第1層間絶縁膜163を貫通してソース・ドレイン領域162に達するコンタクトホールを開口し、埋め込み材を充填して、コンタクトプラグ164を形成する。その後、全面にAl又はCuから主になる金属膜を形成してパターニングを行い、第1配線層に第2配線166及び第3配線165を形成する。そして、全面を第2層間絶縁膜167で被覆し、図2(b)に示す構造を得る。なお、必要に応じて、不図示のバリヤ膜を形成する場合もある。
【0031】
引続き、第2層間絶縁膜167を貫通して第1配線層の配線に達するビアホールを開口し、埋め込み材を充填して、ビアプラグ168を形成する。これと同時に、第2配線166に達するスルーホール及び第3配線165に達するスルーホールを開口し、埋め込み材を充填して、フューズ169及び第1低熱伝導部170を形成する。その後、全面にAl又はCuから主になる金属膜を形成してパターニングを行い、第2配線層に第1配線172および配線171を形成し、図2(c)に示す構造を得る。なお、必要に応じて、不図示のバリヤ膜を形成する場合もある。
【0032】
垂直型の第1低熱伝導部170を形成するための埋め込み材としては、第1配線172の配線材より熱伝導率が低い材料であれば特に制限されない。この様な埋め込み材としては、タングステン、タングステンシリサイド等のWを含んでなる材料;多結晶シリコン、リン等が高濃度にドープされた多結晶シリコン等の多結晶シリコンを含んでなる材料;チタンシリサイド、コバルトシリサイド、モリブデンシリサイド、タンタルシリサイド、白金シリサイド等のシリサイド;Moを含んでなる材料;Crを含んでなる材料;Vを含んでなる材料;ポリサイド等のこれらの材料の積層体等を例示することができる。
【0033】
中でも、スルーホール内に埋め込み材を充填して作製される垂直型の低熱伝導部の場合、熱伝導率が低く埋め込み性が良好である等の理由から、タングステン、タングステンシリサイド、タングステンポリサイド等のWを含んでなる材料が好ましい。
【0034】
垂直型のフューズ169を形成するための埋め込み材は特に制限されないが、タングステン、タングステンシリサイド等のWを含んでなる材料;多結晶シリコン、リン等が高濃度にドープされた多結晶シリコン等の多結晶シリコンを含んでなる材料;チタンシリサイド、コバルトシリサイド、モリブデンシリサイド、タンタルシリサイド、白金シリサイド等のシリサイド;Moを含んでなる材料;Crを含んでなる材料;Vを含んでなる材料;ポリサイド等のこれらの材料の積層体等;主にAlよりなる配線材料;主にCuよりなる配線材料等を例示することができる。
【0035】
中でも、スルーホール内に埋め込み材を充填して作製される垂直型フューズの場合、熱伝導率が低く埋め込み性が良好である等の理由から、タングステン、タングステンシリサイド、タングステンポリサイド等のWを含んでなる材料が好ましい。
【0036】
なお、例えば図2(c)において、フューズ169及び低熱伝導部170を同一材料より作製する場合、フューズ169及び低熱伝導部170を同一工程で形成できるため生産性に優れる。更に、ビアプラグ168も、フューズ169及び低熱伝導部170と同一材で作製する場合、これらを同時に作製できるため更に生産性に優れる。
【0037】
以上の様にして製造された半導体装置の垂直型フューズ169は、図2(c)に示す様にレーザー光Lの照射により、溶断される。この際、熱が主に伝わる第1配線172は第1低熱伝導部170に接続されているため、熱の散逸を抑制することができる。
【0038】
なお、レーザー光は、少なくともパシベーション膜(不図示)を介して第1配線172に照射される。パシベーション膜の膜厚は、配線が水分等によりコロージョンされることを抑制するために30nm以上が好ましく、フューズを確実に溶断する観点から100nm以下が好ましい。また、フューズの形成位置に依っては、第1配線より上層の配線および層間絶縁膜を介してレーザー光が照射される場合もある。この様な場合、レーザー光によるフューズの切断効率を向上しレーザー光の照射精度を高めるため、フューズは可能な限り上層に形成されることが好ましい。
【0039】
図4には、フューズ及び低熱伝導部が垂直型の場合について、第2の構造例を平面図(a)および断面図(b)として示した。この場合、第1配線22と第2配線24とはフューズ23を介して接続されており、第1配線22のフューズ23に接続されていない部位と第3配線20とは第1低熱伝導部21を介して接続されている。加えて、第2配線24のフューズ23に接続されていない部位と第4配線26とは第2低熱伝導部25により接続されている。そして、第1低熱伝導部21は第1配線22を形成する材料より熱伝導率が低い材料で形成されており、加えて、第2低熱伝導部25は第2配線24を形成する材料より熱伝導率が低い材料で形成されている。
【0040】
図4においては、第1配線22が第1低熱伝導部21に接続されているのに加え、第2配線24が第2低熱伝導部25に接続されており、垂直型フューズ23が接続する両配線に低熱伝導部が接続されている構造となっている。
【0041】
この場合、フューズ23の溶断は、図4(b)の矢印が示す部位にレーザー光Lを照射して行われる。この際、熱は第1配線22を伝わって散逸するのに加え、フューズ23を経由して第2配線24を伝わって散逸する。しかしながら、第1配線22が第1低熱伝導部21に接続されているのに加え、第2配線24は第2低熱伝導部25に接続されているため、これらの低熱伝導部より遠くに熱が散逸することが抑制される。この結果、レーザー光照射部位で熱が蓄積され、フューズ23を良好に溶断できる。
【0042】
また、第2低熱伝導部を配置することにより、配線層の構造の自由度を高くすることができる。例えば、配線層に低熱伝導部を配置することにより配線層全体で配線の位置関係が崩れる場合があるが、第2低熱伝導部を配置することにより、配線の位置関係の崩れを是正することができる。具体的には、図12(b)に示す様に、図面左から見て下層配線122がフューズ121を介して上層配線124に接続され図面右に達する配線構造に対し、図1(b)に示す様に第1低熱伝導部13を配置することにより、図面左から見て下層配線12がフューズ11を介して上層配線10に接続され、更に第1低熱伝導部13を介して下層配線14に接続され図面右に達する配線構造となり、図面の左右における配線の上下関係が第1低熱伝導部の配置により崩れてしまう。これに対し、図4(b)に示す様に、第2低熱伝導部25を配置することにより、下層配線24は第2低熱伝導部25を介して上層配線26に接続され図面右に達する配線構造となり、図面の左右における配線の上下関係の崩れを是正することができる。
【0043】
更に、図4において、第3配線20に接続する第3低熱伝導部、第4配線26に接続する第4低熱伝導部などの更なる低熱伝導部を配置することもできる。低熱伝導部の数を増加させることにより、熱の散逸をより抑制できるようになり、配線層の構造の自由度を高くすることができる。
【0044】
なお、フューズが垂直型の場合、図5に示す様に、層間絶縁膜を貫通して形成された複数のスルーホールに埋め込まれた複数の第1プラグ51を第1配線50と第2配線52との間に並列接続して、フューズを形成することもできる。この際、第1プラグ51のアスペクト比は1以上が好ましく、1.1以上がより好ましく、また、5以下が好ましく、3以下がより好ましい。
【0045】
この場合、フューズとして、上面積および底面積が小さい第1プラグが複数配置されることとなり、レーザー光Lは矢印で示した部位に照射される。
【0046】
フューズの上面積および底面積が小さい場合、フューズの溶断に必要な熱量が減少するため、より確実な溶断を実現できる。一方、複数のフューズを配置することにより、上面積および底面積を小さくすることに起因する抵抗増加および接続不良等を抑制できる。
【0047】
また、低熱伝導部が垂直型の場合、図5に示す様に、層間絶縁膜を貫通して形成された複数のスルーホールに埋め込まれた複数の第2プラグ53を第1配線50と第3配線54との間に並列接続して、低熱伝導部を形成することもできる。この際、第2プラグ53のアスペクト比は1以上が好ましく、1.1以上がより好ましく、また、5以下が好ましく、3以下がより好ましい。
【0048】
この場合、低熱伝導部として、上面積および底面積が小さい第2プラグが複数配置されることとなる。
【0049】
低熱伝導部の上面積および底面積が小さい場合、熱が通過する経路の断面積が減少するため、熱の散逸をより抑制できる。一方、複数の低熱伝導部を配置することにより、上面積および底面積を小さくすることに起因する抵抗増加および接続不良等を抑制できる。
【0050】
図6には、フューズ及び低熱伝導部が垂直型の場合について、第3の構造例を平面図(a)および断面図(b)として示した。この場合、第1配線31と第2配線32とはフューズ36を介して接続されており、第1配線31のフューズ36に接続されていない部位と第3配線33とが第1低熱伝導部35を介して接続されている。加えて、第1配線31のフューズ36および第1低熱伝導部35に接続されていない部位と第5配線34とが第3低熱伝導部37を介して接続されている。そして、第1低熱伝導部35は第1配線31を形成する材料より熱伝導率が低い材料で形成され、加えて、第3低熱伝導部37は第1配線31を形成する材料より熱伝導率が低い材料で形成されている。
【0051】
図6においては、平面図(a)に示す様に、第1配線31及び第2配線32は交差している。そして、第1配線31の一端には第1低熱伝導部35が接続されているのに加え、他端には第3低熱伝導部37が接続されており、レーザー光Lによる熱が主に伝わる第1配線31の両端に低熱伝導部が接続されている。
【0052】
フューズ36の溶断は、図6(b)の矢印が示す部位にレーザー光Lを照射して行われる。この際、熱は第1配線31を伝わって両端部方向に散逸する。しかしながら、第1配線31の両端は第1低熱伝導部35及び第3低熱伝導部37に接続されているため、これらの低熱伝導部より遠くに熱が散逸することが抑制される。この結果、レーザー光照射部位で熱が蓄積され、フューズ36を良好に溶断できる。
【0053】
図7には、フューズ及び低熱伝導部が水平型の場合について、半導体装置の構造例を平面図(a)および断面図(b)として示した。この場合、第1配線41と第2配線42とはフューズ45を介して接続され、第1配線41のフューズ45に接続されていない部位と第3配線43とは第1低熱伝導部46を介して接続されている。加えて、第2配線42のフューズ45に接続されていない部位と第4配線44とは第2低熱伝導部47を介して接続されている。そして、第1低熱伝導部46は第1配線41を形成する材料より熱伝導率が低い材料で形成され、加えて、第2低熱伝導部47は第2配線42を形成する材料より熱伝導率が低い材料で形成される。
【0054】
図7においては、第1配線41が第1低熱伝導部46に接続されているのに加え、第2配線42が第2低熱伝導部47に接続されており、水平型フューズ45が接続する両配線に低熱伝導部が接続されている構造となっている。
【0055】
この場合、図7(b)の矢印が示す様に、レーザー光Lはフューズ45に照射される。この際、熱はフューズ45を伝わって両端方向に散逸し、更に第1配線41及び第2配線42を伝わって散逸する。
【0056】
しかしながら、第1配線41は第1低熱伝導部46に接続されており、第2配線42は第2低熱伝導部47に接続されているため、これらの低熱伝導部より遠くに熱が散逸することが抑制される。この結果、レーザー光照射部位で熱が蓄積され、フューズ45を良好に溶断できる。
【0057】
更に、図7において、第3配線43に接続する第3低熱伝導部、第4配線44に接続する第4低熱伝導部などの更なる低熱伝導部を配置することもできる。低熱伝導部の数を増加させることにより、熱の散逸をより抑制できるようになり、配線層の構造の自由度を大きくすることができる。
【0058】
なお、図7においては、フューズが接続する両配線に低熱伝導部が接続されているが、一方のみの配線に低熱伝導部を接続する場合もある。この場合、熱の散逸を抑制する効果は低減するものの、低熱伝導部を形成するに必要な空間を低減することがきる。
【0059】
また、図8に示す様に、フューズ45と低熱伝導部46及び47とを配線層の上層に形成することもできる。
【0060】
図9(c)には、水平型フューズ及び水平型低熱伝導部のより具体的な例を示した。即ち、図9(c)に示す様な多層配線構造において、層間絶縁膜267に形成された凹部(または層間絶縁膜267を貫通して開溝された溝)内に埋め込み材を充填してなるフューズ272と、層間絶縁膜267に形成された他の凹部(または該層間絶縁膜267を貫通して開溝された他の溝)内に埋め込み材を充填してなる第1低熱伝導部270と、層間絶縁膜267の上層(または下層)に形成された第1配線271、第2配線273及び第3配線269とを含む構造の半導体装置で、フューズ272の一端は第1配線271に他端は第2配線273に、それぞれ接続されており、第1低熱伝導部270の一端は第1配線271の他端に接続されており第1低熱伝導部270の他端は第3配線269に接続されており、第1低熱伝導部270の埋め込み材は第1配線271を形成する材料より熱伝導率が低い埋め込み材で作製する。
【0061】
なお、第3配線269はビアプラグ268を介して第1配線層の配線265に接続されており、配線層の下には、ゲート電極261、ソース・ドレイン領域262、素子分離酸化膜260等からなる下地トランジスタが形成されている。第1配線層の配線265は、コンタクトプラグ264を介してソース・ドレイン領域262に接続されている。
【0062】
以上の様な水平型のフューズを溶断するには、図10(a)に示す様に、レーザー光Lを上層側からフューズ45に照射する。この場合、熱Eはフューズ45を経由して、第1配線41及び第2配線42を伝わって図面の左右方向に散逸する。
【0063】
特に、半導体装置の微細化のために水平型フューズの長さが短くなると、フューズに照射したレーザーによる熱がフューズだけに留まらず配線を伝わって拡散するため、切断不良が発生し易い。また、配線が熱伝導率の大きいAl又はCu等より主になる場合、熱は急速に散逸する。
【0064】
しかしながら、第1配線41は第1低熱伝導部46に接続されているため、熱Eが第1低熱伝導部46を経由し第3配線43方向に散逸することは抑制される。また、第2配線42は第2低熱伝導部47に接続されているため、熱Eが第2低熱伝導部47を経由し第4配線44方向に散逸することは抑制される。よって、レーザー光の照射部位近傍において熱が蓄積され、図10(b)に示す様に、フューズを実質的に完全に切断できる。
【0065】
図9には、水平型フューズ及び水平型低熱伝導部が配置される半導体装置の製造手順を示した。先ず、シリコン基板上に素子分離酸化膜260を形成後、ゲート酸化膜、ゲート電極261、ソース・ドレイン領域262を形成し、全面を第1層間絶縁膜263で被覆して、図9(a)に示す構造を得る。なお、必要に応じて、ゲート電極261およびソース・ドレイン領域262上に、シリサイド層を形成する。
【0066】
次に、第1層間絶縁膜263を貫通してソース・ドレイン領域262に達するコンタクトホールを開口し、埋め込み材を充填して、コンタクトプラグ264を形成する。その後、全面にAl又はCuから主になる金属膜を形成してパターニングを行い、第1配線層に配線265を形成する。そして、全面を第2層間絶縁膜267で被覆し、図9(b)に示す構造を得る。なお、必要に応じて、不図示のバリヤ膜を形成する場合もある。
【0067】
引続き、第2層間絶縁膜267を貫通して配線265に達するビアホールを開口し、埋め込み材を充填して、ビアプラグ268を形成する。また、第2層間絶縁膜267に複数の凹部を形成し、埋め込み材を充填して、フューズ272、第1低熱伝導部270及び第2低熱伝導部274を形成する。その後、全面にAl又はCuから主になる金属膜を形成してパターニングを行い、第1配線271、第2配線273、第3配線269および第4配線275を形成し、図9(c)に示す構造を得る。なお、必要に応じて、不図示のバリヤ膜を形成する場合もある。
【0068】
水平型の低熱伝導部270を形成するための埋め込み材としては、第1配線271の配線材より熱伝導率が低い材料であれば特に制限されない。この様な埋め込み材としては、タングステン、タングステンシリサイド等のWを含んでなる材料;多結晶シリコン、リン等が高濃度にドープされた多結晶シリコン等の多結晶シリコンを含んでなる材料;チタンシリサイド、コバルトシリサイド、モリブデンシリサイド、タンタルシリサイド、白金シリサイド等のシリサイド;Moを含んでなる材料;Crを含んでなる材料;Vを含んでなる材料;ポリサイド等のこれらの材料の積層体等を例示することができる。
【0069】
中でも、層間絶縁膜に形成された凹部内に埋め込み材を充填して作製される水平型の低熱伝導部の場合、熱伝導率が低く埋め込み性が良好である等の理由から、タングステン、タングステンシリサイド、タングステンポリサイド等のWを含んでなる材料が好ましい。
【0070】
また、熱伝導率が低い等の理由から、多結晶シリコン、リン等が高濃度にドープされた多結晶シリコン等の多結晶シリコンを含んでなる材料が好ましい。
【0071】
水平型のフューズ272を形成するための埋め込み材は特に制限されないが、タングステン、タングステンシリサイド等のWを含んでなる材料;多結晶シリコン、リン等が高濃度にドープされた多結晶シリコン等の多結晶シリコンを含んでなる材料;チタンシリサイド、コバルトシリサイド、モリブデンシリサイド、タンタルシリサイド、白金シリサイド等のシリサイド;Moを含んでなる材料;Crを含んでなる材料;Vを含んでなる材料;ポリサイド等のこれらの材料の積層体等;主にAlよりなる配線材料;主にCuよりなる配線材料等を例示することができる。
【0072】
中でも、層間絶縁膜に形成された凹部内に埋め込み材を充填して作製される水平型フューズの場合、熱伝導率が低く埋め込み性が良好である等の理由から、タングステン、タングステンシリサイド、タングステンポリサイド等のWを含んでなる材料が好ましい。
【0073】
また、熱伝導率が低い等の理由から、多結晶シリコン、リン等が高濃度にドープされた多結晶シリコン等の多結晶シリコンを含んでなる材料が好ましい。
【0074】
なお、例えば図9(c)において、フューズ272及び低熱伝導部270を同一材料より作製する場合、フューズ272及び低熱伝導部270を同一工程で形成できるため生産性に優れる。更に、ビアプラグ268も、フューズ272及び低熱伝導部270と同一材で作製する場合、これらを同時に作製できるため更に生産性に優れる。
【0075】
以上の様にして製造された半導体装置の水平型フューズ272は、図9(c)に示す様にレーザー光Lが照射され、溶断される。この際、熱は水平型フューズ272を経由して、水平型フューズ272の両端に接続される第1配線271及び第2配線273を伝わって拡散するが、フューズの両端に接続される配線は低熱伝導部に接続されているため、熱の散逸を抑制することができる。
【0076】
なお、レーザー光は、少なくとも不図示のパシベーション膜を介してフューズ272に照射される。パシベーション膜の膜厚は、配線が水分等によりコロージョンされることを抑制するために30nm以上が好ましく、フューズを確実に溶断する観点から100nm以下が好ましい。また、フューズの形成位置に依っては、フューズより上層の配線および層間絶縁膜を介してレーザー光が照射される場合もある。何れの場合も、レーザー光によるフューズの切断効率を向上しレーザー光の照射精度を高めるため、フューズは可能な限り上層に形成されることが好ましい。
【0077】
以上では、垂直および水平型のフューズが主に上層配線層に形成されている場合を説明してきたが、図11には、ゲート電極511及びソース・ドレイン領域519を含んでなる下地トランジスタ層上で多結晶シリコン層に、ポリフューズが形成されている場合を示した。
【0078】
この場合、素子分離酸化膜512上に形成され多結晶シリコンを含んでなるフューズ510、第1低熱伝導部515及び第2低熱伝導部518と、第1配線層に形成された第1配線516及び第2配線517とを含んでなり、フューズ510は第1コンタクトプラグ514aにより第1配線516に接続され、フューズ510は第2コンタクトプラグ514bにより第2配線517に接続さており、第1配線516は第3コンタクトプラグ514cにより第1低熱伝導部515に接続され、第2配線517は第4コンタクトプラグ514dにより第2低熱伝導部518に接続されており、第1低熱伝導部515は第1配線516より熱伝導率の低い材料で形成され、第2低熱伝導部518は第2配線517より熱伝導率の低い材料で形成されている。
【0079】
ポリフューズ510、第1低熱伝導部515及び第2低熱伝導部518は、多結晶シリコン層上にシリサイド層が形成されたポリサイドであり、素子分離酸化膜512上に形成されている。これらのフューズ及び低熱伝導部は、ゲート電極511と同時に作製できる。なお、多結晶シリコンには、高濃度のリン等がにドープされても良い。また、シリサイドとしては、タングステンシリサイド、チタンシリサイド、コバルトシリサイド、モリブデンシリサイド、タンタルシリサイド、白金シリサイド等が使用される。
【0080】
この場合、多結晶シリコンは熱伝導率が低いため、熱の散逸抑制効果が高い。また、フューズ及び低熱伝導部はゲート電極と同時に作製できるため、生産性に優れている。
【0081】
ポリフューズ510の溶断は、レーザー光Lをポリフューズ510に上層側から照射して行われる。レーザー光Lによる熱は、ポリフューズ510及びコンタクトプラグ514を経由して、第1配線516及び第2配線517を伝わり拡散するが、第1低熱伝導部515および第2低熱伝導部518より遠くに散逸することは抑制される。この結果、レーザー光照射部位で熱が蓄積され、ポリフューズ510を良好に溶断できる。
【0082】
以上では、種々の構造において低熱伝導部の様態を説明してきたが、回路上においては、これらの低熱伝導部はダミーのフューズであることが好ましい。この様な回路構成を採用することにより、熱の散逸量が多くフューズのみならず低熱伝導部が溶断されたとしても、不具合が発生しないからである。
【0083】
また、本発明は、DRAM、SRAM等の揮発性メモリー;マスクROM、EPROM、EEPROM、FLASHメモリー等の不揮発性メモリー;ロジック等の各種セルが配置される半導体装置において適用可能である。
【0084】
【発明の効果】
以上に説明した様に、第1配線と第2配線とを接続するフューズと、第1配線のフューズに接続されていない部位と第3配線とを接続する第1低熱伝導部とを含んでなる半導体装置で、第1配線を形成する材料より熱伝導率が低い材料を用いて第1低熱伝導部を作製することにより、レーザー光を照射してフューズを溶断する際に、フューズおよび配線を伝わる熱の散逸を抑制し、フューズの十分な切断を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の半導体装置を説明するための模式的平面図(a)および断面図(b)である。
【図2】本発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
【図3】本発明の半導体装置を説明するための模式的断面図である。
【図4】本発明の半導体装置を説明するための模式的平面図(a)および断面図(b)である。
【図5】本発明の半導体装置を説明するための模式的平面図(a)および断面図(b)である。
【図6】本発明の半導体装置を説明するための模式的平面図(a)および断面図(b)である。
【図7】本発明の半導体装置を説明するための模式的平面図(a)および断面図(b)である。
【図8】本発明の半導体装置を説明するための模式的平面図(a)および断面図(b)である。
【図9】本発明の半導体装置の製造方法を説明するための工程断面図である。
【図10】本発明の半導体装置を説明するための模式的断面図である。
【図11】本発明の半導体装置を説明するための模式的断面図である。
【図12】従来の半導体装置を説明するための模式的断面図である。
【図13】従来の半導体装置を説明するための模式的断面図である。
【図14】従来の半導体装置を説明するための模式的断面図である。
【符号の説明】
10 第1配線
11 フューズ
12 第2配線
13 第1低熱伝導部
14 第3配線
20 第3配線
21 第1低熱伝導部
22 第1配線
23 フューズ
24 第2配線
25 第2低熱伝導部
26 第4配線
31 第1配線
32 第2配線
33 第3配線
34 第5配線
35 第1低熱伝導部
36 フューズ
37 第3低熱伝導部
41 第1配線
42 第2配線
43 第3配線
44 第4配線
45 フューズ
46 第1低熱伝導部
47 第2低熱伝導部
50 第1配線
51 第1プラグ
52 第2配線
53 第2プラグ
54 第3配線
110 フューズ
112 素子分離酸化膜
115 配線
116 ソース・ドレイン領域
117 第1配線層
118 第2配線層
119 第3配線層
120 フューズ
121 フューズ
122 配線
123 フューズ残り
124 配線
160 素子分離酸化膜
161 ゲート電極
162 ソース・ドレイン領域
163 第1層間絶縁膜
164 コンタクトプラグ
165 第3配線
166 第2配線
167 第2層間絶縁膜
168 ビアプラグ
169 フューズ
170 第1低熱伝導部
171 配線
172 第1配線
260 素子分離酸化膜
261 ゲート電極
262 ソース・ドレイン領域
263 第1層間絶縁膜
264 コンタクトプラグ
265 配線
267 第2層間絶縁膜
268 ビアプラグ
269 第3配線
270 第1低熱伝導部
271 第1配線
272 フューズ
273 第2配線
274 第2低熱伝導部
275 第4配線
510 フューズ
511 ゲート電極
512 素子分離酸化膜
514a コンタクトプラグ
514b コンタクトプラグ
514c コンタクトプラグ
514d コンタクトプラグ
515 第1低熱伝導部
516 第1配線
517 第2配線
518 第2低熱伝導部
519 ソース・ドレイン領域
E 熱
L レーザー光

Claims (17)

  1. 第1配線と第2配線とを接続するフューズと、該第1配線の該フューズと接続されていない部位で該第1配線と第3配線とを接続する第1低熱伝導部と、該第2配線の該フューズと接続されていない部位で該第2配線と第4配線とを接続する第2低熱伝導部とを含んでなり、
    該第1低熱伝導部は、該第1配線を形成する材料より熱伝導率が低い材料よりなり、
    該第2低熱伝導部は、該第2配線を形成する材料より熱伝導率が低い材料よりなることを特徴とする半導体装置。
  2. 第1配線と第2配線とを接続するフューズと、該第1配線の該フューズと接続されていない部位で該第1配線と第3配線とを接続する第1低熱伝導部と、該第1配線の該フューズおよび該第1低熱伝導部と接続されていない部位で該第1配線と第5配線とを接続する第3低熱伝導部とを含んでなり、
    該第1低熱伝導部は、該第1配線を形成する材料より熱伝導率が低い材料よりなり、
    該第3低熱伝導部は、該第1配線を形成する材料より熱伝導率が低い材料よりなることを特徴とする半導体装置。
  3. 前記配線は主にAl又はCuからなり、前記低熱伝導部はWを含んでなることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  4. 前記配線は主にAl又はCuからなり、前記フューズはWを含んでなることを特徴とする請求項1乃至3何れかに記載の半導体装置。
  5. 前記配線は主にAl又はCuからなり、前記フューズ及び前記低熱伝導部は多結晶シリコンを含んでなることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置。
  6. 前記フューズ及び前記低熱伝導部は同一材料よりなることを特徴とする請求項1乃至5何れかに記載の半導体装置。
  7. 前記低熱伝導部はフューズであることを特徴とする請求項1乃至6何れかに記載の半導体装置。
  8. 層間絶縁膜を貫通して形成された第1スルーホールに埋め込み材を充填してなるフューズと、該層間絶縁膜を貫通して形成された第2スルーホールに埋め込み材を充填してなる第1低熱伝導部と、該層間絶縁膜を貫通して形成された第3スルーホールに埋め込み材を充填してなる第2低熱伝導部と、該フューズと該第1低熱伝導部とに接続され、該層間絶縁膜の上層または下層に形成された第1配線と、該フューズと該第2低熱伝導部に接続され、該第1配線とは異なる層に形成された第2配線と、該第1低熱伝導部に接続され、該第1配線とは異なる層に形成された第3配線と、該第2低熱伝導部に接続され、該第1配線と同じ層に形成された第4配線を含んでなり、
    該第1低熱伝導部の埋め込み材は、該第1配線を形成する材料より熱伝導率が低く、
    該第2低熱伝導部の埋め込み材は、該第2配線を形成する材料より熱伝導率が低いことを特徴とする半導体装置。
  9. 前記第1配線は前記層間絶縁膜の上層に形成されており、前記第1配線の前記フューズとの接続部位に上層側からレーザー光が照射され、前記ューズが切断されることを特徴とする請求項8記載の半導体装置。
  10. 前記フューズは前記層間絶縁膜を貫通して形成された複数のスルーホールに埋め込まれた複数の第1プラグが、前記第1配線と前記第2配線との間に並列接続されてなり、前記第1低熱伝導部は前記層間絶縁膜を貫通して形成された他の複数のスルーホールに埋め込まれた複数の第2プラグが、前記第1配線と前記第3配線との間に並列接続されてなることを特徴とする請求項8又は9記載の半導体装置。
  11. 前記第1プラグのアスペクト比は1以上5以下であり、前記第2プラグのアスペクト比は1以上5以下であることを特徴とする請求項10記載の半導体装置。
  12. 層間絶縁膜に形成された第1凹部または層間絶縁膜を貫通して開溝された第1溝内に埋め込み材を充填してなるフューズと、該層間絶縁膜に形成された第2凹部または該層間絶縁膜を貫通して開溝された第2溝内に埋め込み材を充填してなる第1低熱伝導部と、該層間絶縁膜に形成された第3凹部または該層間絶縁膜を貫通して開溝された第3溝内に埋め込み材を充填してなる第2低熱伝導部と、該層間絶縁膜の上層または下層に形成された第1配線、第2配線第3配線および第4配線とを含んでなり、該フューズの一端は該第1配線に、他端は該第2配線に、それぞれ接続されており、該第1低熱伝導部の一端は該第1配線の他端に接続されており、該第1低熱伝導部の他端は該第3配線に接続されており、該第2低熱伝導部の一端は該第2配線の他端に接続されており、該第2低熱伝導部の他端は該第4配線に接続されており、
    該第1低熱伝導部の埋め込み材は、該第1配線を形成する材料より熱伝導率が低く、
    該第2低熱伝導部の埋め込み材は、該第2配線を形成する材料より熱伝導率が低いことを特徴とする半導体装置。
  13. 前記フューズに上層側からレーザー光が照射され、前記ューズが切断されることを特徴とする請求項12記載の半導体装置。
  14. 素子分離酸化膜上に形成され多結晶シリコンを含んでなるフューズ、第1低熱伝導部および第2低熱伝導部と、第1配線層に形成された第1配線および第2配線とを含んでなり、該フューズは第1コンタクトプラグにより該第1配線に接続され、該フューズは第2コンタクトプラグにより該第2配線に接続さており、該第1配線は第3コンタクトプラグにより該第1低熱伝導部に接続され、該第2配線は第4コンタクトプラグにより該第2低熱伝導部に接続されており、該第1低熱伝導部の熱伝導率は該第1配線の熱伝導率より低く、該第2低熱伝導部の熱伝導率は該第2配線の熱伝導率より低く、
    該フューズに上層側からレーザー光が照射され、該フューズが切断されることを特徴とする半導体装置。
  15. 第1配線の一端と第2配線の一端とを接続するフューズをレーザー光を用いて切断する方法であって、前記第1配線の他端に前記第1配線よりも熱伝導率の低い第1低熱伝導部を接続し、前記第2配線の他端に前記第2配線よりも熱伝導率の低い第2低熱伝導部を接続して、前記レーザー光の照射部位に発生した熱が前記低熱伝導部より遠くに拡散することを抑制することを特徴とするフューズの切断方法。
  16. 前記レーザー光の照射部位は、前記フューズであることを特徴とする請求項15記載のフューズの切断方法。
  17. 前記フューズは層間絶縁膜を貫通するスルーホールに埋め込まれて形成されており、前記第1配線は該層間絶縁膜の上層に前記フューズを覆うように形成されており、前記レーザー光の照射部位は、前記第1配線の前記フューズとの接続部位の上層側であることを特徴とする請求項15記載のフューズの切断方法。
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