JP4810130B2 - 物理量測定センサ - Google Patents

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本発明は、圧力分布及び温度分布を検出するための物理量測定センサに関する。
例えば、特許文献1に開示されているように、外部から作用する圧力を検知する感圧部がマトリックス状に配列された平面体を含んで構成される車両のシートに適用されるシートセンサが知られている。
ところで、このようなシートセンサの感圧部は、加わる圧力に応じた出力が得られる点で優れているが、温度や湿度により電気抵抗値などの電気的特性値が大きく変化してしまうため、検出される圧力が変動しやすい。この問題を解消すべく、特許文献1では、複数の圧力検出素子で構成される検出部に温度検知素子を形成し、この温度検知素子の検知する温度に基づいて温度補償する技術を開示している。
特開2003−14564号公報
ところで、特許文献1に開示された技術では、複数の圧力検出素子毎に温度検知素子を設けるため、温度補償の精度も比較的低く、圧力検出素子毎に温度検知素子を設けると、配線の数が増大しセンサが非常に大型化するので現実的でない。また、特許文献1に開示された技術では、圧力分布の測定は可能であるが、温度分布の測定は困難である。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、配線及びスイッチの数が大幅に削減されて小型化されると共に、検出精度が向上した物理量測定センサを提供することにある。
本発明に係る物理量測定センサは、複数の行電極と複数の列電極との交差部分に形成されて外的要因により抵抗値が変化する抵抗素子を備える抵抗値センサと、複数の行電極と複数の列電極との交差部分に形成されて外的要因により静電容量が変化する静電容量素子を備える静電容量センサと、静電容量素子の静電容量及び抵抗素子の抵抗値を検出する検出手段と、を備える物理量測定センサであって、抵抗値センサと静電容量センサとは互いに重ね合わされて、互いの行電極同士及び互いの列電極同士が電気的に接続されており、抵抗値センサ及び静電容量センサの行電極及び列電極を選択的に検出手段に接続して対応する抵抗素子及び静電容量素子を並列に検出手段に接続するスイッチ手段を有する、ことを特徴としている。
この構成によれば、抵抗値センサと静電容量センサとは互いに重ね合わされて、互いの行電極同士及び互いの列電極同士が電気的に接続されるので、抵抗値センサと静電容量センサとの間の配線の数を大幅に削減できると共に、抵抗値センサ及び静電容量センサと検出手段との接続が共通のスイッチ手段によりなされるので、スイッチの数も大幅に削減できる。
上記構成において、抵抗値センサは、外気温に基づいて抵抗値が変化し、静電容量センサは、外部から作用する圧力に基づいて静電容量が変化する、構成を採用できる。
この構成によれば、圧力分布と温度分布の双方を少ない配線及びスイッチにより検出できる。
上記構成において、検出手段は、選択された抵抗素子及び静電容量素子に直流電圧を印加する直流電圧印加手段と、選択された抵抗素子及び静電容量素子に交流電圧を印加する交流電圧印加手段と、直流電圧が印加された抵抗素子及び静電容量素子の出力電圧を検出する直流電圧検出手段と、交流電圧の位相と、交流電圧が印加された抵抗素子及び静電容量素子の出力電圧の位相とを検出する位相検出手段と、直流電圧印加手段の印加電圧と直流電圧検出手段の検出電圧とに基づいて、選択された抵抗素子の抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、位相検出手段の検出した各位相から位相差を算出する位相差算出手段と、を備え、直流電圧と交流電圧とを時間的に分けて印加して算出した抵抗値及び位相差に基づいて静電容量素子の静電容量を算出する、構成を採用できる。
この構成によれば、直流電圧から抵抗値を算出するため、算出した抵抗値が高精度となり、その結果、算出した静電容量の精度も向上する。
上記構成において、位相差検出手段は、印加した交流電圧のゼロクロスタイミングと交流電圧が印加された抵抗素子及び静電容量素子の出力電圧のゼロクロスタイミングとの差に基づいて、位相差を算出する、構成を採用できる。
この構成によれば、交流電圧印加時の位相差と、直流電圧のみを印加したときの抵抗値とに基づいて静電容量を算出するため、静電容量の算出精度を高めることができる。
本発明によれば、抵抗値センサ及び静電容量センサの行電極同士及び列電極同士を電気的に接続するので、配線を省略化できて小型のセンサを得ることができる。
また、本発明によれば、抵抗値センサ及び静電容量センサを検出手段に共通のスイッチ手段を用いて接続するので、配線をさらに省略化できて一層の小型化が可能となる。
以下、本発明の最良の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
図1ないし図5は本発明の一実施形態を示す図であって、図1は物理量測定センサの構成を示す平面図、図2は物理量測定センサの構成を示す斜視図、図3は物理量測定センサに形成される静電容量素子及び抵抗素子の電気的な接続関係を示す図、図4は物理量測定センサにおける検出回路の機能ブロック図、図5は検出回路の一部を構成する回路図である。
この物理量測定センサ10は、図1及び図2に示すように、抵抗値センサ20、静電容量センサ30、検出手段としての検出回路50等から構成されている。
抵抗値センサ20は、図1ないし図3に示すように、列方向に配置されてシート状に形成された複数(3本)の列電極21、列方向に配置されてシート状に形成された複数(3本)の行電極22、複数の列電極21と複数の行電極22との交差部分に形成されて抵抗値センサの外的要因とは異なる外的要因、例えば、外気温に基づいて抵抗値が変化する抵抗素子としてのサーミスタ23等から構成されている。
サーミスタ23は、それぞれ列電極21と行電極22とに電気的に接続されて、マトリクス状に配置されている。
静電容量センサ30は、図1ないし図3に示すように、列方向に配置されてシート状に形成された複数(3本)の列電極31、行方向に配置されてシート状に形成された複数(3本)の行電極32、複数の列電極31と複数の行電極32との交差部分に形成されて外的要因、例えば、外部からの圧力の作用に基づいて静電容量が変化する静電容量素子33等から構成されている。
列電極31は、抵抗値センサ20の列電極21にそれぞれ対応して配置されており、各列電極31,21の一端部は互いに電気的に接続されている。
行電極32は、抵抗値センサ20の行電極22にそれぞれ対応して配置されており、各行電極32,22の一端部は互いに電気的に接続されている。
静電容量素子33は、例えば、列電極31と行電極32との各交差部分において、列電極31と行電極32とが対向して形成される隙間により構成される。この隙間の間隔が外部からの圧力の作用により変化することにより各静電容量素子33の静電容量も変化する。
上記の抵抗値センサ20と静電容量センサ30とは、図1ないし図3においては、配線により互いに電気的に接続されているように示したが、実際には、図4に示すように、互いに重ね合わされており、そして、互いの列電極21,31同士及び互いの行電極22,32同士が電気的に接続されている。これにより、列電極21,31同士及び行電極22,32同士を電気的に接続するための配線が大幅に削減される。
検出回路50は、図4に示すように、スイッチ手段としてのマルチプレクサ60,70、直流電圧印加手段及び交流電圧印加手段としての基本波形生成部80、直流電圧検出手段としての静電容量・抵抗検出部90、位相検出手段としての位相信号検出部100、A/D変換部110、抵抗値検出手段及び位相差算出手段としての演算部120等から構成される。
マルチプレクサ60は、複数の行電極22,32の一つを静電容量・抵抗検出部40へ選択的に接続する。
マルチプレクサ70は、複数の列電極21,31の一つを静電容量・抵抗検出部40へ選択的に接続する。
マルチプレクサ60,70によって選択された行電極22,32及び列電極21,31の交差部分にあるサーミスタ23及び静電容量素子33は並列に静電容量・抵抗検出部90に接続される。
基本波形生成部80は、静電容量・抵抗検出部90を通じて並列に接続されたサーミスタ23及び静電容量素子33に所定の直流電圧を印加し得ると共に、所定周波数ωの交流電圧を印加し得る。すなわち、基本波形生成部80は、直流電圧印加手段と交流電圧印加手段とを構成している。また、基本波形生成部80は、直流電圧と交流電圧とを時間的に分けて印加する。
静電容量・抵抗検出部90は、計測すべき行電極22,32及び列電極21,31をマルチプレクサ60,70により選択し、選択した行電極22,32と列電極21,31との交差部分にある、サーミスタ23の抵抗値及び静電容量素子33の静電容量を検出し、位相信号検出部100及びA/D変換部110へ出力する。
この静電容量・抵抗検出部90は、例えば、図5に示すように、抵抗R1〜R6、オペアンプU1,U2等から構成される。
図5において、抵抗R1の一端は基本波形生成部80に接続され、他端がオペアンプU1の反転入力端子に接続されている。
オペアンプU1は、その非反転入力端子が接地されており、出力端子に抵抗R2の一端が接続されている。このオペアンプU1は、マルチプレクサ60,70によって選択したサーミスタ23と接続されることにより、選択されたサーミスタ23がオペアンプU1の反転入力端子と出力端子との間に接続され、抵抗R1、サーミスタ23及びオペアンプU1により反転増幅回路を構成する。
抵抗R2は、その他端がオペアンプU2の反転入力端子に接続されている。
抵抗R4は、その一端がオペアンプU2の出力端子に接続され、その他端が抵抗R5の一端に接続されている。抵抗R5は、その他端が抵抗R6の一端に接続されていると共にA/D変換部110に接続されている。抵抗R6の他端は、接地されている。
オペアンプU2は、その非反転入力端子に、指令電圧Vrefが入力されていると共に、その反転入力端子と出力端子との間に抵抗R3が接続されている。
位相信号検出部100は、選択されたサーミスタ23及び静電容量素子33へ入力される交流電圧の位相とその出力電圧の位相とを検出する。
この位相信号検出部100は、例えば、図5に示すように、オペアンプU3,U4、抵抗R7〜R10、トランジスタTR1,TR2等から構成されている。
図5において、オペアンプU4は、その非反転入力端子がオペアンプU1の反転入力端子側に接続され、その反転入力端子が接地されている。オペアンプU4は、基本波形生成部80の出力する交流電圧がマイナス側からプラス側に変化すると、プラスの電圧を出力し、基本波形生成部80の出力する交流電圧がプラス側からマイナス側に変化すると、マイナスの電圧を出力する。すなわち、オペアンプU4は、基本波形生成部80の印加する交流電圧のゼロクロスタイミングを検出する。
オペアンプU3は、その非反転入力端子がオペアンプU1の出力端子側に接続され、その反転入力端子が接地されている。オペアンプU3は、オペアンプU1の出力する交流電圧がマイナス側からプラス側に変化すると、プラスの電圧を出力し、オペアンプU1の出力する交流電圧がプラス側からマイナス側に変化すると、マイナスの電圧を出力する。すなわち、オペアンプU3は、選択されたサーミスタ23及び静電容量素子33の出力電圧のゼロクロスタイミングを検出すると共に位相検出手段を構成している。
トランジスタTR1は、抵抗R9を介してオペアンプU4の出力端子に接続され、オペアンプU4の出力電圧がプラスになると場合にオンし、オペアンプU4の出力電圧がマイナスの場合にはオフする。トランジスタTR1がオンすると、位相信号COMP1がローレベルとなり、トランジスタTR1がオフすると、位相信号COMP1がハイレベルとなる。
トランジスタTR2は、抵抗R7を介してオペアンプU3の出力端子に接続され、オペアンプU3の出力電圧がプラスの場合にはオンし、オペアンプU3の出力電圧がマイナスの場合にはオフする。トランジスタTR2がオンすると、位相信号COMP2がローレベルとなり、トランジスタTR2がオフすると、位相信号COMP2がハイレベルとなる。
位相信号COMP1は、基本波形生成部80から入力される交流電圧に応じてハイレベルとローレベルとの間で変化する信号であり、位相信号COMP2は、オペアンプU1の出力する交流電圧に応じてハイレベルとローレベルとの間で変化する信号であり、後述するように、演算部120において位相信号COMP1の立ち上がり時点から位相信号COMP2の立ち上がり時点までの時間をカウンタ等により計測することにより、選択されたサーミスタ23及び静電容量素子33に印加される交流電圧とその出力電圧との位相差を算出できる。すなわち、演算部120は位相差算出手段を構成している。
A/D変換部110は、静電容量・抵抗検出部90から出力されるアナログ信号からなる出力電圧をデジタル信号に変換して演算部120へ出力する。
演算部120は、位相信号検出部100から入力される位相信号COMP1,COMP2から上記の位相差を算出すると共に、この位相差及びA/D変換部110から入力される値に基づいて、選択した静電容量素子33の静電容量値を算出する。
次に、上記検出回路の動作について図6ないし図8を参照して説明する。
ここで、図6は検出回路の処理手順を示すフローチャート、図7は静電容量素子とサーミスタとが並列に検出回路に接続された状態で直流電圧を印加したときの作用を説明するための回路図であり、図8は静電容量素子とサーミスタが並列に検出回路に接続された状態で交流電圧を印加したときの作用を説明するための回路図である。
尚、検出回路50の処理において、各サーミスタ23の温度特性、各静電容量素子33の温度特性及び圧力特性は既知であるとする。
図6に示すように、先ず、温度検出のために、マルチプレクサ60,70により選択した静電容量素子33とサーミスタ23に基本波形生成部80により直流電圧Vinを印加する(ステップST1)。
この状態では、図7に示すように、選択した静電容量素子33とサーミスタ23は並列に接続されている。
そして、サーミスタ23による出力電圧より温度を検出する(ステップST2)。
直流電圧Vinを印加した場合、図7に示す静電容量素子33の静電容量Csは無視されて抵抗R1とサーミスタ23の抵抗Rthの関係による反転増幅回路が形成される。
このとき、出力電圧Voutは、次式により求められる。
Figure 0004810130
出力電圧Voutは、後段のオペアンプU2を通り、オフセット処理され、A/D変換部110によりデジタル信号に変換されて演算部120へ入力される。
演算部120では、直流電圧Vin、出力電圧Vout及び既知の抵抗R1から、サーミスタ23の抵抗値Rthを算出する。この抵抗値Rthは、温度により変化するので、抵抗値Rthの温度特性表からサーミスタ23の周辺の温度が算出される。
次いで、選択した静電容量素子33の静電容量Csを推定するために、選択した静電容量素子33とサーミスタ23に基本波形生成部80により交流電圧を印加する(ステップST3)。
そして、交流電圧を印加したのち、オペアンプU1の入力側と出力側の信号の位相差を検出する(ステップST4)。
オペアンプU1の入力側と出力側の信号がそれぞれ入力されるオペアンプU3,U4では、基本波形生成部80が印加する交流電圧に基づく位相信号COMP1と選択した静電容量素子33とサーミスタ23の出力電圧に基づく位相信号COMP2をそれぞれ生成する。これらの位相信号COMP1,COMP2が演算部120に入力されて位相差φが算出される。
ここで、基本波形生成部80から交流電圧が印加されている時において、図8に示すように、静電容量素子33には電圧Vが印加されて電流Icが流れ、サーミスタ23には電圧Vが印加されて電流Irが流れるとすると、以下の式が成立する。
Figure 0004810130
ここで、図8に示す回路において、並列接続されたサーミスタ23及び静電容量素子33のインピーダンスZは、次式で表される。
Figure 0004810130
ここで、オペアンプU1の入出力関係は、次式で表される。
Figure 0004810130
この結果、以下の式が成立する。
Figure 0004810130
これにより、位相差φは、以下のようになる。
Figure 0004810130
ここで、位相差φとサーミスタ23の抵抗値Rth、交流電圧波形の周波数ωはそれぞれ分かっているので、この結果、静電容量素子33の静電容量Csを推定することができる。
次いで、推定した静電容量素子33の静電容量Csを温度補正する(ステップST6)。
ここで、ステップST2において、サーミスタ23の周辺の温度は既に求められているので、静電容量素子33の静電容量Csの温度特性表に基づいて、温度の影響による静電容量Csの出力誤差分を補正する。
次いで、静電容量素子33に作用している圧力の値を推定する(ステップST7)。
ここでは、ステップST6において求めた温度の影響分を補正した静電容量Csを用いて、静電容量の圧力特性表から静電容量素子33に作用する圧力の値を算出する。
そして、演算部120では、処理を終了すべきかを判断し(ステップST8)、必要な場合には、上記の各処理を他のサーミスタ23及び静電容量素子33について、さらに繰り返す。
以上のように、本実施形態によれば、静電容量式の圧力センサと温度計測用のサーミスタを並列に配置したので、温度測定と静電容量の検出が可能となる。
また、本実施形態によれば、サーミスタ23の特性の影響を受けやすいA/D変換部110の出力結果から直接圧力の値を算出するのではなく、静電容量Csの値を推定し、この推定値に基づいて圧力の値を算出するので、少ない特性表(マップ)で圧力を推定することができる。
さらに、マルチプレクサ60,70の状態を維持したままで静電容量Cs及び抵抗値Rthを検出できるので、圧力センサとサーミスタとを切り替えるためのスイッチが不要となり、センサ回路の小型化が可能となる。
本実施形態に係るセンサは、例えば、ロボットハンドのように実装面積の狭い場所に非常に高密度にセンサとその補償回路を実装する必要がある場合等において、ケーブルの省線化だけでなく圧力分布と共に温度分布も計測できる。
また、本実施形態に係るセンサは、自動車のシート等の着座面に適用することにより、着座面にユーザが着座したことを圧力から検知できると共に温度分布を計測することによりより快適なシートヒータ(クーラー)を実現できる。
上記実施形態では、スイッチ手段としてマルチプレクサを用いた場合について説明したが、これに限定されるわけではなく、例えば、クロスポイントスイッチを用いることも可能である。
本発明の一実施形態に係る物理量測定センサの構成を示す平面図である。 本発明の一実施形態に係る物理量測定センサの構成を示す斜視図である。 物理量測定センサに形成される静電容量素子及び抵抗素子の電気的な接続関係を示す図である。 図1に示す検出回路の機能ブロック図である。 図1に示す検出回路の回路図である。 検出回路における処理手順を示すフローチャートである。 静電容量素子とサーミスタとが並列に検出回路に接続された状態で直流電圧を印加したときの作用を説明するための回路図である。 静電容量素子とサーミスタが並列に検出回路に接続された状態で交流電圧を印加したときの作用を説明するための回路図である。
符号の説明
10…物理量測定センサ
20…抵抗値センサ
21…列電極
22…行電極
23…サーミスタ
30…静電容量センサ
31…列電極
32…行電極
33…静電容量素子
50…検出回路
60…マルチプレクサ
70…マルチプレクサ
80…基本波形生成部(直流電圧印加手段、交流電圧印加手段)
90…静電容量・抵抗検出部(直流電圧検出手段)
100…位相信号検出部(位相検出手段)
110…A/D変換部
120…演算部(抵抗値検出手段、位相差算出手段)
U1〜U4…オペアンプ
R1〜R10…抵抗

Claims (4)

  1. 複数の行電極と複数の列電極との交差部分に形成されて外的要因により抵抗値が変化する抵抗素子を備える抵抗値センサと、複数の行電極と複数の列電極との交差部分に形成されて外的要因により静電容量が変化する静電容量素子を備える静電容量センサと、前記静電容量素子の静電容量及び前記抵抗素子の抵抗値を検出する検出手段と、を備える物理量測定センサであって、
    前記抵抗値センサと前記静電容量センサとは互いに重ね合わされて、互いの行電極同士及び互いの列電極同士が電気的に接続されており、
    前記抵抗値センサ及び前記静電容量センサの行電極及び列電極を選択的に前記検出手段に接続して対応する前記抵抗素子及び前記静電容量素子を並列に前記検出手段に接続するスイッチ手段を有する、
    ことを特徴とする物理量測定センサ。
  2. 前記抵抗値センサは、外気温に基づいて抵抗値が変化し、前記静電容量センサは、外部から作用する圧力に基づいて静電容量が変化する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の物理量測定センサ。
  3. 前記検出部は、選択された前記抵抗素子及び前記静電容量素子に直流電圧を印加する直流電圧印加手段と、
    選択された前記抵抗素子及び前記静電容量素子に交流電圧を印加する交流電圧印加手段と、
    直流電圧が印加された前記抵抗素子及び前記静電容量素子の出力電圧を検出する直流電圧検出手段と、
    交流電圧の位相と、交流電圧が印加された前記抵抗素子及び前記静電容量素子の出力電圧の位相とを検出する位相検出手段と、
    前記直流電圧印加手段の印加電圧と前記直流電圧検出手段の検出電圧とに基づいて、接続された前記抵抗素子の抵抗値を検出する抵抗値検出手段と、
    前記位相検出手段の検出した各位相の位相差を算出する位相差算出手段と、を備え、
    前記直流電圧と前記交流電圧とを時間的に分けて印加して算出した前記抵抗値及び前記位相差に基づいて前記静電容量素子の静電容量を算出する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の物理量測定センサ。
  4. 前記位相検出手段は、印加した交流電圧のゼロクロスタイミングと交流電圧が印加された前記抵抗素子及び前記静電容量素子の出力電圧のゼロクロスタイミングとをそれぞれ検出する、
    ことを特徴とする請求項3に記載の物理量測定センサ。
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