JP3588684B2 - トルクセンサ - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、トルクセンサの改良に関し、特に自動車のパワーステアリング装置に好適なトルクセンサの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
自動車の操舵輪を操作する力を補助するパワーステアリング装置として、電動式のものが実用化されている。これは操舵輪に作用したトルクをトルクセンサにより検出し、その検出トルクに応じて、操舵機構に設けられている操舵力を補助する電動機を駆動させる構造となっている。
【0003】
図8はこの種のトルクセンサの回路構成を示すブロック図である。このトルクセンサでは、直流電源Eから電源電圧が供給され発振動作する発振回路10の、直流電圧を含んだ発振電圧を出力する出力端子は、電流増幅回路11、反転電流増幅回路12及びサンプリングパルス発生回路13の各入力端子と接続されている。電流増幅回路11の出力端子と、反転電流増幅回路12の出力端子との間には、温度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2との直列回路が介装されている。
【0004】
温度補償用コイルL1は、作用するトルクに応じてインピーダンスが変化しないこと以外は、トルク検出用コイルL2と同様の条件の下に設置され、温度によるトルク検出用コイルL2への影響を補償する。
温度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2との直列回路には、抵抗R1と抵抗R2との直列回路が並列接続され、この2つの直列回路でブリッジ回路が形成されている。温度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2との接続節点は、差動増幅回路15の一側入力端子と接続されている。
【0005】
抵抗R1と抵抗R2との接続節点は、差動増幅回路15の他側入力端子と接続され、差動増幅回路15の出力端子はサンプルホールド回路17の入力端子と接続されている。サンプリングパルス発生回路13のパルス出力端子はサンプルホールド回路17のサンプリングパルス入力端子と接続されている。
サンプルホールド回路17の出力端子は電圧・電流変換回路19の入力端子と接続され、電圧・電流変換回路19からトルク検出信号Tsが出力されている。
【0006】
以下に、このような構成のトルクセンサの動作を説明する。
発振回路10を発振動作させると、発振回路10は、図3に示すように、直流電圧Vdによりバイアスされた発振電圧Vaを出力する。この直流電圧Vdを含んだ発振電圧Vaは、電流増幅回路11及び反転電流増幅回路12へ入力され、電流増幅回路11は、図4に示すように、発振回路10の出力電圧と同位相の交流電圧Vb及び正の直流電圧Vdを出力する。
【0007】
一方、反転電流増幅回路12は、図5に示すように、発振回路10の発振電圧の位相を180°ずらせた交流電圧Vc及び正の直流電圧Vdを出力する。これにより温度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2との直列回路の両端には交流電圧VbとVcとの差電圧、つまり発振電圧Vaの2倍の高い電圧が与えられる。
【0008】
また、温度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2との直列回路の両端には同電位の直流電圧Vdが与えられているため、温度補償用コイルL1及びトルク検出用コイルL2には、直流電流は流れない。そして、温度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2との接続節点の交流電圧は、図9に示すように、トルク検出用コイルL2のインピーダンスが温度補償用コイルL1のインピーダンスより大きい場合は、発振電圧Vaと同位相の交流電圧Vbの変化をし、反対に小さい場合は発振電圧Vaと逆位相の交流電圧Vcの変化をする。
【0009】
また、抵抗R1と抵抗R2との接続節点の直流電圧は、両抵抗R1,R2が等しい場合は、図10に示すように、直流電圧Vdとなる。そして、温度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2との接続節点の電圧及び抵抗R1と抵抗R2との接続節点の電圧が、差動増幅回路15へ入力されて差動増幅され、その出力電圧は、図11に示すように、変化してサンプルホールド回路17へ入力される。
【0010】
ここで、発振回路10の発振電圧Vaがサンプリングパルス発生回路13へ入力されており、発振電圧Vaに同期してサンプリングパルスを発生しており、このサンプリングパルスがサンプルホールド回路17へ与えられる。これによりサンプルホールド回路17は、サンプリングパルスが与えられたタイミングで、差動増幅回路15から入力された交流電圧をサンプリングしてホールドし、検出トルクに応じた電圧信号Vsを得る。例えば、サンプリングのタイミングを交流電圧Vbの山(交流電圧Vcの谷)に合わせると、トルク検出用コイルL2のインピーダンスの大きさに応じた電圧信号Vsを得ることができる。
【0011】
サンプルホールドされた電圧信号Vsは、電圧・電流変換回路19へ入力されて電流信号に変換されると共に、所定のオフセット値が与えられて、トルク検出信号Tsとして出力される。このトルク検出信号Tsに基づいて操舵力を補助するモータ(図示せず)を駆動することにより、操舵力を適正に補助することができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】
上述した従来のトルクセンサでは、温度補償用コイルL1は、トルク検出用コイルL2と同様の形状をしており、トルクセンサの中でトルク検出用コイルL2と同程度の空間を占め、また、高価である。そのため、温度補償用コイルL1に代わって、サーミスタを使用することが試みられている。
【0013】
ここで、図6(a)において、Z1,Z2,Z3及びZ4を、トルク検出用コイルL2、温度補償用コイルL1、抵抗R2及び抵抗R1のそれぞれのインピーダンスとすると、従来のトルクセンサでは、ブリッジ回路の平衡条件、|Z1|・|Z4|=|Z2|・|Z3|、Φ1+Φ4=Φ2+Φ3(Φ1,Φ2,Φ3,Φ4はインピーダンスZ1,Z2,Z3,Z4の位相角)を満足させ、その平衡の僅かな歪みを利用して、インピーダンスの変化を検出している。位相角Φ1,Φ2は、Z1,Z2がコイルであるので、電圧の位相が電流の位相よりそれぞれ同程度に進み、位相角Φ3,Φ4は、Z3,Z4が抵抗であるので位相の進みがなく0である。
【0014】
ところが、温度補償用コイルL1をサーミスタ(抵抗)で置き換えると、インピーダンスZ2の位相角Φ2は0となるので、上述したブリッジ回路の平衡条件Φ1+Φ4=Φ2+Φ3を満足させることができず、トルクに応じたインピーダンスの変化を検出できない問題があった。
【0015】
本発明は、上述したような事情に鑑みてなされたものであり、温度補償用コイルの代わりに、温度補償用の抵抗を使用することが可能なトルクセンサを提供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るトルクセンサは、作用するトルクに応じて変化するトルク検出用コイルのインピーダンスにより前記トルクを検出するトルクセンサにおいて、前記トルク検出用コイル及び該トルク検出用コイルの温度補償のための抵抗からなる直列回路と、該直列回路に並列接続されており、2つの抵抗からなる直列回路と、該2つの抵抗の内、前記温度補償のための抵抗に接続された抵抗に並列接続された容量とを備え、前記トルク検出用コイルによる位相のずれと、前記抵抗及び容量の並列回路による位相のずれとを相殺すべくなしてあり、前記トルク検出用コイル及び前記温度補償のための抵抗の接続点と、前記2つの抵抗の接続点との電位差を検出することにより、前記インピーダンスの変化を検出すべくなしてあることを特徴とする。
【0017】
このトルクセンサは、トルク検出用コイル及びトルク検出用コイルの温度補償のための抵抗からなる直列回路と、この直列回路に並列接続され2つの抵抗からなる直列回路と、この2つの抵抗の内、温度補償のための抵抗に接続された抵抗に並列接続された容量とを備えている。ここで、図6(a)において、Z1をトルク検出用コイルのインピーダンス、Z2を温度補償のための抵抗のインピーダンス、Z3を抵抗のインピーダンス、Z4を並列接続された抵抗と容量とのインピーダンスとすると、ブリッジ回路の平衡条件Φ1+Φ4=Φ2+Φ3(Φ1,Φ2,Φ3,Φ4はインピーダンスZ1,Z2,Z3,Z4の位相角)を満足させることができる。
【0018】
即ち、Φ1は、Z1がコイルであるので、電圧の位相が電流の位相より進み、Φ4は、Z4が並列接続された抵抗と容量とであるので、電圧の位相が電流の位相より遅れ、この位相の進みと遅れとを相殺するように定めておくと、式Φ1+Φ4=Φ2+Φ3の両辺が0となる(Φ2,Φ3は、Z2,Z3が抵抗であるので位相の進みがなく0である)。
従って、このトルクセンサは、ブリッジ回路のもう1つの平衡条件|Z1|・|Z4|=|Z2|・|Z3|も満足させれば、ブリッジ回路の平衡をとることができ、その平衡の僅かな歪みを利用して、インピーダンスの変化を検出でき、トルクを検出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を、その実施の形態を示す図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るトルクセンサの実施の形態の回路構成を示すブロック図である。このトルクセンサでは、直流電源Eから電源電圧が供給され発振動作する発振回路10の、直流電圧を含んだ発振電圧を出力する出力端子は、電流増幅回路11、反転電流増幅回路12及びサンプリングパルス発生回路13の各入力端子と接続されている。電流増幅回路11の出力端子と、反転電流増幅回路12の出力端子との間には、温度補償のための抵抗であるサーミスタR3とトルク検出用コイルL2との直列回路が介装されている。
【0020】
サーミスタR3は、トルク検出用コイルL2と同様の温度条件の下に設置され、温度によるトルク検出用コイルL2への影響を補償する。
サーミスタR3とトルク検出用コイルL2との直列回路には、抵抗R1と抵抗R2との直列回路が並列接続され、サーミスタR3と接続された抵抗R1にはコンデンサC1が並列接続されている。この2つの直列回路でブリッジ回路が形成されている。サーミスタR3とトルク検出用コイルL2との接続節点は、差動増幅回路15の一側入力端子と接続されている。
【0021】
抵抗R1と抵抗R2との接続節点は、差動増幅回路15の他側入力端子と接続され、差動増幅回路15の出力端子はサンプルホールド回路17の入力端子と接続されている。サンプリングパルス発生回路13のパルス出力端子はサンプルホールド回路17のサンプリングパルス入力端子と接続されている。
サンプルホールド回路17の出力端子は電圧・電流変換回路19の入力端子と接続され、電圧・電流変換回路19からトルク検出信号Tsが出力されている。
【0022】
図2は、本発明に係るトルクセンサの縦断面図である。このトルクセンサは、図示しない操舵輪を取付けている上部軸21と、操舵機構30に取り付けられている下部軸22とがトーションバー23を介して同軸的に連結されており、下部軸22は図示しない車体に固定して取付けてある筒状のケース25に軸受26を介して回転自在に支持されている。
【0023】
上部軸21の外周は段状部21bを介して上部側が太径部21cに、また下部側がそれより細径の縮径部21dに形成されている。
そして、この上部軸21の段状部21bには、磁性体からなる第1の円筒24がその上部端を太径部21cの段壁面に当接された状態で圧入によって外嵌固着されている。
【0024】
下部軸22の上端部には、磁性体製の第2の円筒27が外嵌固着されている。そして第1の円筒24と第2の円筒27との対向端部には周方向に複数の歯部24a,27aが設けられている。
ケース25の内側には磁性体からなる筒体29が下部軸22側から挿入され、内嵌固着されている。筒体29は上部側の第1の円筒24と第2の円筒27との対向部分と対向させて配設されている。
【0025】
筒体29の周設溝にはトルク検出用コイルL2が収納されており、それにより筒体29は、第1の円筒24と第2の円筒27と磁気回路を構成する。トルク検出用コイルL2のインピーダンスは、上部軸21に加わるトルクに応じて変化する、歯部24aと歯部27aとの対向面積の変化に応じた磁気回路の磁気抵抗の変化により変化するようになっている。
ここで、温度補償用コイルを設けようとすれば、ケース25の内側に、筒体29、第1の円筒24、第2の円筒27、歯部24a,27a等をさらに1セット、トルク検出用コイルL2に隣接して設ける必要がある。従って、温度補償用コイルを省くことによって、トルクセンサを小型化できることが分かる。
【0026】
以下に、このような構成のトルクセンサの動作を説明する。
発振回路10を発振動作させると、発振回路10は、図3に示すように、直流電圧Vdによりバイアスされた発振電圧Vaを出力する。この直流電圧Vdを含んだ発振電圧Vaは、電流増幅回路11及び反転電流増幅回路12へ入力され、電流増幅回路11は、図4に示すように、発振回路10の出力電圧と同位相の交流電圧Vb及び正の直流電圧Vdを出力する。
【0027】
一方、反転電流増幅回路12は、図5に示すように、発振回路10の発振電圧の位相を180°ずらせた交流電圧Vc及び正の直流電圧Vdを出力する。これによりサーミスタR3とトルク検出用コイルL2との直列回路の両端には交流電圧VbとVcとの差電圧、つまり発振電圧Vaの2倍の高い電圧が与えられる。また、サーミスタR3とトルク検出用コイルL2との直列回路の両端には同電位の直流電圧Vdが与えられているため、サーミスタR3及びトルク検出用コイルL2には、直流電流は流れない。
【0028】
ここで、図6(a)において、Z1をトルク検出用コイルL2のインピーダンス、Z2をサーミスタR3のインピーダンス、Z3を抵抗R2のインピーダンス、Z4を並列接続された抵抗R1と容量C1とのインピーダンスすると、ブリッジ回路の平衡条件Φ1+Φ4=Φ2+Φ3(Φ1,Φ2,Φ3,Φ4はインピーダンスZ1,Z2,Z3,Z4の位相角)を満足させることができる。
即ち、Φ1は、トルク検出用コイルL2により、電圧の位相が電流の位相より進み、Φ4は、並列接続された抵抗R1と容量C1とにより、電圧の位相が電流の位相より遅れ、この位相の進みと遅れとを相殺するように定めておくと、式Φ1+Φ4=Φ2+Φ3の両辺が0となる。位相角Φ2,Φ3は、それぞれ、サーミスタR3、抵抗R1により、位相の進みがなく0である。
【0029】
これをインピーダンスZ1,Z2,Z3,Z4のベクトル図で示すと、図6(b)のようになり、インピーダンスZ1とインピーダンスZ2とのなす角θa(位相角の差Φ1の補角)、インピーダンスZ3とインピーダンスZ4とのなす角θb(位相角の差Φ4の補角)が図示できる。
ここで、インピーダンスZ1からインピーダンスZ2の方向へ流れる電流をIa、インピーダンスZ3からインピーダンスZ4の方向へ流れる電流をIbとして、電圧Z1・Ia,Z2・Ia,Z3・Ib,Z4・Ibを、図7のベクトル図で示すと、電圧Z1・Iaと電圧Z2・Iaとは、(a)に示すように、角θaをなし、電圧Z3・Ibと電圧Z4・Ibとは、(b)に示すように、角θbをなす。
【0030】
ところで、(a),(b)における点A及び点Bは、インピーダンスZ1,Z3の接続節点A及びインピーダンスZ2,Z4の接続節点Bであり、(a),(b)において、それぞれ同位相である。そのため、θa=θb、|Z1|・|Z4|=|Z2|・|Z3|となるように定めておけば、サーミスタR3とトルク検出用コイルL2との接続節点の電圧の位相及び抵抗R1と抵抗R2との接続節点の電圧の位相が同じになり、サーミスタR3、トルク検出用コイルL2、抵抗R1、抵抗R2及びコンデンサC1で形成されたブリッジ回路の平衡を取ることができる。従って、その平衡の僅かな歪みを利用して、インピーダンスの変化を検出できる。
その平衡の歪みに応じた電圧差は、差動増幅回路15へ入力されて差動増幅され、その出力電圧は、サンプルホールド回路17へ入力される。
【0031】
ここで、発振回路10の発振電圧Vaがサンプリングパルス発生回路13へ入力されており、発振電圧Vaに同期してサンプリングパルスを発生しており、このサンプリングパルスがサンプルホールド回路17へ与えられる。これによりサンプルホールド回路17は、サンプリングパルスが与えられたタイミングで、差動増幅回路15から入力された交流電圧をサンプリングしてホールドし、検出トルクに応じた電圧信号Vsを得る。
【0032】
サンプルホールドされた電圧信号Vsは、電圧・電流変換回路19へ入力されて電流信号に変換されると共に、所定のオフセット値が与えられて、トルク検出信号Tsとして出力される。このトルク検出信号Tsに基づいて操舵力を補助するモータ(図示せず)を駆動することにより、操舵力を適正に補助することができる。
【0033】
【発明の効果】
本発明に係るトルクセンサによれば、温度補償用コイルの代わりに、温度補償のための抵抗を使用することができるので、小型化及び低価格化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルクセンサの実施の形態の回路構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るトルクセンサの縦断面図である。
【図3】発振回路の発振電圧波形を示す波形図である。
【図4】電流増幅回路の出力電圧波形を示す波形図である。
【図5】反転電流増幅回路の出力電圧波形を示す波形図である。
【図6】ブリッジ回路の各インピーダンスのベクトルを説明するための説明図である。
【図7】ブリッジ回路の各インピーダンスの電圧ベクトルを説明するための説明図である。
【図8】従来のトルクセンサの回路構成を示すブロック図である。
【図9】温度補償用コイルとトルク検出用コイルとの接続節点の交流電圧の波形を示す波形図である。
【図10】第1抵抗と第2抵抗との接続節点の直流電圧の波形を示す波形図である。
【図11】差動増幅回路の出力電圧波形を示す波形図である。
【符号の説明】
10 発振回路
11 電流増幅回路
12 反転電流増幅回路
13 サンプリングパルス発生回路
15 差動増幅回路
17 サンプルホールド回路
19 電圧・電流変換回路
C1 コンデンサ(容量)
L2 トルク検出用コイル
R1,R2 抵抗
R3 サーミスタ(温度補償のための抵抗)
Claims (1)
- 作用するトルクに応じて変化するトルク検出用コイルのインピーダンスにより前記トルクを検出するトルクセンサにおいて、
前記トルク検出用コイル及び該トルク検出用コイルの温度補償のための抵抗からなる直列回路と、該直列回路に並列接続されており、2つの抵抗からなる直列回路と、該2つの抵抗の内、前記温度補償のための抵抗に接続された抵抗に並列接続された容量とを備え、前記トルク検出用コイルによる位相のずれと、前記抵抗及び容量の並列回路による位相のずれとを相殺すべくなしてあり、前記トルク検出用コイル及び前記温度補償のための抵抗の接続点と、前記2つの抵抗の接続点との電位差を検出することにより、前記インピーダンスの変化を検出すべくなしてあることを特徴とするトルクセンサ。
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