JPH1019696A - トルクセンサ - Google Patents

トルクセンサ

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JPH1019696A
JPH1019696A JP8176733A JP17673396A JPH1019696A JP H1019696 A JPH1019696 A JP H1019696A JP 8176733 A JP8176733 A JP 8176733A JP 17673396 A JP17673396 A JP 17673396A JP H1019696 A JPH1019696 A JP H1019696A
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resistor
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Shigeki Nagase
茂樹 長瀬
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Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 温度補償用コイルの代わりに、温度補償のた
めの抵抗を使用することが可能なトルクセンサの提供。 【解決手段】 作用するトルクに応じて変化するトルク
検出用コイルL2のインピーダンスによりトルクを検出
するトルクセンサ。トルク検出用コイルL2及びトルク
検出用コイルL2の温度補償のための抵抗R3からなる
直列回路と、この直列回路に並列接続されており、2つ
の抵抗R1,R2からなる直列回路と、この2つの抵抗
R1,R2の内、温度補償のための抵抗R3に接続され
た抵抗R1に並列接続された容量C1とを備え、トルク
検出用コイルL2及び温度補償のための抵抗R3の接続
点と、2つの抵抗R1,R2の接続点との電位差を検出
することにより、インピーダンスの変化を検出すべく構
成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トルクセンサの改
良に関し、特に自動車のパワーステアリング装置に好適
なトルクセンサの改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車の操舵輪を操作する力を補助する
パワーステアリング装置として、電動式のものが実用化
されている。これは操舵輪に作用したトルクをトルクセ
ンサにより検出し、その検出トルクに応じて、操舵機構
に設けられている操舵力を補助する電動機を駆動させる
構造となっている。
【0003】図8はこの種のトルクセンサの回路構成を
示すブロック図である。このトルクセンサでは、直流電
源Eから電源電圧が供給され発振動作する発振回路10
の、直流電圧を含んだ発振電圧を出力する出力端子は、
電流増幅回路11、反転電流増幅回路12及びサンプリ
ングパルス発生回路13の各入力端子と接続されてい
る。電流増幅回路11の出力端子と、反転電流増幅回路
12の出力端子との間には、温度補償用コイルL1とト
ルク検出用コイルL2との直列回路が介装されている。
【0004】温度補償用コイルL1は、作用するトルク
に応じてインピーダンスが変化しないこと以外は、トル
ク検出用コイルL2と同様の条件の下に設置され、温度
によるトルク検出用コイルL2への影響を補償する。温
度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2との直列
回路には、抵抗R1と抵抗R2との直列回路が並列接続
され、この2つの直列回路でブリッジ回路が形成されて
いる。温度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2
との接続節点は、差動増幅回路15の一側入力端子と接
続されている。
【0005】抵抗R1と抵抗R2との接続節点は、差動
増幅回路15の他側入力端子と接続され、差動増幅回路
15の出力端子はサンプルホールド回路17の入力端子
と接続されている。サンプリングパルス発生回路13の
パルス出力端子はサンプルホールド回路17のサンプリ
ングパルス入力端子と接続されている。サンプルホール
ド回路17の出力端子は電圧・電流変換回路19の入力
端子と接続され、電圧・電流変換回路19からトルク検
出信号Tsが出力されている。
【0006】以下に、このような構成のトルクセンサの
動作を説明する。発振回路10を発振動作させると、発
振回路10は、図3に示すように、直流電圧Vdにより
バイアスされた発振電圧Vaを出力する。この直流電圧
Vdを含んだ発振電圧Vaは、電流増幅回路11及び反
転電流増幅回路12へ入力され、電流増幅回路11は、
図4に示すように、発振回路10の出力電圧と同位相の
交流電圧Vb及び正の直流電圧Vdを出力する。
【0007】一方、反転電流増幅回路12は、図5に示
すように、発振回路10の発振電圧の位相を180°ず
らせた交流電圧Vc及び正の直流電圧Vdを出力する。
これにより温度補償用コイルL1とトルク検出用コイル
L2との直列回路の両端には交流電圧VbとVcとの差
電圧、つまり発振電圧Vaの2倍の高い電圧が与えられ
る。
【0008】また、温度補償用コイルL1とトルク検出
用コイルL2との直列回路の両端には同電位の直流電圧
Vdが与えられているため、温度補償用コイルL1及び
トルク検出用コイルL2には、直流電流は流れない。そ
して、温度補償用コイルL1とトルク検出用コイルL2
との接続節点の交流電圧は、図9に示すように、トルク
検出用コイルL2のインピーダンスが温度補償用コイル
L1のインピーダンスより大きい場合は、発振電圧Va
と同位相の交流電圧Vbの変化をし、反対に小さい場合
は発振電圧Vaと逆位相の交流電圧Vcの変化をする。
【0009】また、抵抗R1と抵抗R2との接続節点の
直流電圧は、両抵抗R1,R2が等しい場合は、図10
に示すように、直流電圧Vdとなる。そして、温度補償
用コイルL1とトルク検出用コイルL2との接続節点の
電圧及び抵抗R1と抵抗R2との接続節点の電圧が、差
動増幅回路15へ入力されて差動増幅され、その出力電
圧は、図11に示すように、変化してサンプルホールド
回路17へ入力される。
【0010】ここで、発振回路10の発振電圧Vaがサ
ンプリングパルス発生回路13へ入力されており、発振
電圧Vaに同期してサンプリングパルスを発生してお
り、このサンプリングパルスがサンプルホールド回路1
7へ与えられる。これによりサンプルホールド回路17
は、サンプリングパルスが与えられたタイミングで、差
動増幅回路15から入力された交流電圧をサンプリング
してホールドし、検出トルクに応じた電圧信号Vsを得
る。例えば、サンプリングのタイミングを交流電圧Vb
の山(交流電圧Vcの谷)に合わせると、トルク検出用
コイルL2のインピーダンスの大きさに応じた電圧信号
Vsを得ることができる。
【0011】サンプルホールドされた電圧信号Vsは、
電圧・電流変換回路19へ入力されて電流信号に変換さ
れると共に、所定のオフセット値が与えられて、トルク
検出信号Tsとして出力される。このトルク検出信号T
sに基づいて操舵力を補助するモータ(図示せず)を駆
動することにより、操舵力を適正に補助することができ
る。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のトルク
センサでは、温度補償用コイルL1は、トルク検出用コ
イルL2と同様の形状をしており、トルクセンサの中で
トルク検出用コイルL2と同程度の空間を占め、また、
高価である。そのため、温度補償用コイルL1に代わっ
て、サーミスタを使用することが試みられている。
【0013】ここで、図6(a)において、Z1,Z
2,Z3及びZ4を、トルク検出用コイルL2、温度補
償用コイルL1、抵抗R2及び抵抗R1のそれぞれのイ
ンピーダンスとすると、従来のトルクセンサでは、ブリ
ッジ回路の平衡条件、|Z1|・|Z4|=|Z2|・
|Z3|、Φ1+Φ4=Φ2+Φ3(Φ1,Φ2,Φ
3,Φ4はインピーダンスZ1,Z2,Z3,Z4の位
相角)を満足させ、その平衡の僅かな歪みを利用して、
インピーダンスの変化を検出している。位相角Φ1,Φ
2は、Z1,Z2がコイルであるので、電圧の位相が電
流の位相よりそれぞれ同程度に進み、位相角Φ3,Φ4
は、Z3,Z4が抵抗であるので位相の進みがなく0で
ある。
【0014】ところが、温度補償用コイルL1をサーミ
スタ(抵抗)で置き換えると、インピーダンスZ2の位
相角Φ2は0となるので、上述したブリッジ回路の平衡
条件Φ1+Φ4=Φ2+Φ3を満足させることができ
ず、トルクに応じたインピーダンスの変化を検出できな
い問題があった。
【0015】本発明は、上述したような事情に鑑みてな
されたものであり、温度補償用コイルの代わりに、温度
補償用の抵抗を使用することが可能なトルクセンサを提
供することを目的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明に係るトルクセン
サは、作用するトルクに応じて変化するトルク検出用コ
イルのインピーダンスにより前記トルクを検出するトル
クセンサにおいて、前記トルク検出用コイル及び該トル
ク検出用コイルの温度補償のための抵抗からなる直列回
路と、該直列回路に並列接続されており、2つの抵抗か
らなる直列回路と、該2つの抵抗の内、前記温度補償の
ための抵抗に接続された抵抗に並列接続された容量とを
備え、前記トルク検出用コイル及び前記温度補償のため
の抵抗の接続点と、前記2つの抵抗の接続点との電位差
を検出することにより、前記インピーダンスの変化を検
出すべくなしてあることを特徴とする。
【0017】このトルクセンサは、トルク検出用コイル
及びトルク検出用コイルの温度補償のための抵抗からな
る直列回路と、この直列回路に並列接続され2つの抵抗
からなる直列回路と、この2つの抵抗の内、温度補償の
ための抵抗に接続された抵抗に並列接続された容量とを
備えている。ここで、図6(a)において、Z1をトル
ク検出用コイルのインピーダンス、Z2を温度補償のた
めの抵抗のインピーダンス、Z3を抵抗のインピーダン
ス、Z4を並列接続された抵抗と容量とのインピーダン
スとすると、ブリッジ回路の平衡条件Φ1+Φ4=Φ2
+Φ3(Φ1,Φ2,Φ3,Φ4はインピーダンスZ
1,Z2,Z3,Z4の位相角)を満足させることがで
きる。
【0018】即ち、Φ1は、Z1がコイルであるので、
電圧の位相が電流の位相より進み、Φ4は、Z4が並列
接続された抵抗と容量とであるので、電圧の位相が電流
の位相より遅れ、この位相の進みと遅れとを相殺するよ
うに定めておくと、式Φ1+Φ4=Φ2+Φ3の両辺が
0となる(Φ2,Φ3は、Z2,Z3が抵抗であるので
位相の進みがなく0である)。従って、このトルクセン
サは、ブリッジ回路のもう1つの平衡条件|Z1|・|
Z4|=|Z2|・|Z3|も満足させれば、ブリッジ
回路の平衡をとることができ、その平衡の僅かな歪みを
利用して、インピーダンスの変化を検出でき、トルクを
検出することができる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下に、本発明を、その実施の形
態を示す図面を参照しながら説明する。図1は、本発明
に係るトルクセンサの実施の形態の回路構成を示すブロ
ック図である。このトルクセンサでは、直流電源Eから
電源電圧が供給され発振動作する発振回路10の、直流
電圧を含んだ発振電圧を出力する出力端子は、電流増幅
回路11、反転電流増幅回路12及びサンプリングパル
ス発生回路13の各入力端子と接続されている。電流増
幅回路11の出力端子と、反転電流増幅回路12の出力
端子との間には、温度補償のための抵抗であるサーミス
タR3とトルク検出用コイルL2との直列回路が介装さ
れている。
【0020】サーミスタR3は、トルク検出用コイルL
2と同様の温度条件の下に設置され、温度によるトルク
検出用コイルL2への影響を補償する。サーミスタR3
とトルク検出用コイルL2との直列回路には、抵抗R1
と抵抗R2との直列回路が並列接続され、サーミスタR
3と接続された抵抗R1にはコンデンサC1が並列接続
されている。この2つの直列回路でブリッジ回路が形成
されている。サーミスタR3とトルク検出用コイルL2
との接続節点は、差動増幅回路15の一側入力端子と接
続されている。
【0021】抵抗R1と抵抗R2との接続節点は、差動
増幅回路15の他側入力端子と接続され、差動増幅回路
15の出力端子はサンプルホールド回路17の入力端子
と接続されている。サンプリングパルス発生回路13の
パルス出力端子はサンプルホールド回路17のサンプリ
ングパルス入力端子と接続されている。サンプルホール
ド回路17の出力端子は電圧・電流変換回路19の入力
端子と接続され、電圧・電流変換回路19からトルク検
出信号Tsが出力されている。
【0022】図2は、本発明に係るトルクセンサの縦断
面図である。このトルクセンサは、図示しない操舵輪を
取付けている上部軸21と、操舵機構30に取り付けら
れている下部軸22とがトーションバー23を介して同
軸的に連結されており、下部軸22は図示しない車体に
固定して取付けてある筒状のケース25に軸受26を介
して回転自在に支持されている。
【0023】上部軸21の外周は段状部21bを介して
上部側が太径部21cに、また下部側がそれより細径の
縮径部21dに形成されている。そして、この上部軸2
1の段状部21bには、磁性体からなる第1の円筒24
がその上部端を太径部21cの段壁面に当接された状態
で圧入によって外嵌固着されている。
【0024】下部軸22の上端部には、磁性体製の第2
の円筒27が外嵌固着されている。そして第1の円筒2
4と第2の円筒27との対向端部には周方向に複数の歯
部24a,27aが設けられている。ケース25の内側
には磁性体からなる筒体29が下部軸22側から挿入さ
れ、内嵌固着されている。筒体29は上部側の第1の円
筒24と第2の円筒27との対向部分と対向させて配設
されている。
【0025】筒体29の周設溝にはトルク検出用コイル
L2が収納されており、それにより筒体29は、第1の
円筒24と第2の円筒27と磁気回路を構成する。トル
ク検出用コイルL2のインピーダンスは、上部軸21に
加わるトルクに応じて変化する、歯部24aと歯部27
aとの対向面積の変化に応じた磁気回路の磁気抵抗の変
化により変化するようになっている。ここで、温度補償
用コイルを設けようとすれば、ケース25の内側に、筒
体29、第1の円筒24、第2の円筒27、歯部24
a,27a等をさらに1セット、トルク検出用コイルL
2に隣接して設ける必要がある。従って、温度補償用コ
イルを省くことによって、トルクセンサを小型化できる
ことが分かる。
【0026】以下に、このような構成のトルクセンサの
動作を説明する。発振回路10を発振動作させると、発
振回路10は、図3に示すように、直流電圧Vdにより
バイアスされた発振電圧Vaを出力する。この直流電圧
Vdを含んだ発振電圧Vaは、電流増幅回路11及び反
転電流増幅回路12へ入力され、電流増幅回路11は、
図4に示すように、発振回路10の出力電圧と同位相の
交流電圧Vb及び正の直流電圧Vdを出力する。
【0027】一方、反転電流増幅回路12は、図5に示
すように、発振回路10の発振電圧の位相を180°ず
らせた交流電圧Vc及び正の直流電圧Vdを出力する。
これによりサーミスタR3とトルク検出用コイルL2と
の直列回路の両端には交流電圧VbとVcとの差電圧、
つまり発振電圧Vaの2倍の高い電圧が与えられる。ま
た、サーミスタR3とトルク検出用コイルL2との直列
回路の両端には同電位の直流電圧Vdが与えられている
ため、サーミスタR3及びトルク検出用コイルL2に
は、直流電流は流れない。
【0028】ここで、図6(a)において、Z1をトル
ク検出用コイルL2のインピーダンス、Z2をサーミス
タR3のインピーダンス、Z3を抵抗R2のインピーダ
ンス、Z4を並列接続された抵抗R1と容量C1とのイ
ンピーダンスすると、ブリッジ回路の平衡条件Φ1+Φ
4=Φ2+Φ3(Φ1,Φ2,Φ3,Φ4はインピーダ
ンスZ1,Z2,Z3,Z4の位相角)を満足させるこ
とができる。即ち、Φ1は、トルク検出用コイルL2に
より、電圧の位相が電流の位相より進み、Φ4は、並列
接続された抵抗R1と容量C1とにより、電圧の位相が
電流の位相より遅れ、この位相の進みと遅れとを相殺す
るように定めておくと、式Φ1+Φ4=Φ2+Φ3の両
辺が0となる。位相角Φ2,Φ3は、それぞれ、サーミ
スタR3、抵抗R1により、位相の進みがなく0であ
る。
【0029】これをインピーダンスZ1,Z2,Z3,
Z4のベクトル図で示すと、図6(b)のようになり、
インピーダンスZ1とインピーダンスZ2とのなす角θ
a(位相角の差Φ1の補角)、インピーダンスZ3とイ
ンピーダンスZ4とのなす角θb(位相角の差Φ4の補
角)が図示できる。ここで、インピーダンスZ1からイ
ンピーダンスZ2の方向へ流れる電流をIa、インピー
ダンスZ3からインピーダンスZ4の方向へ流れる電流
をIbとして、電圧Z1・Ia,Z2・Ia,Z3・I
b,Z4・Ibを、図7のベクトル図で示すと、電圧Z
1・Iaと電圧Z2・Iaとは、(a)に示すように、
角θaをなし、電圧Z3・Ibと電圧Z4・Ibとは、
(b)に示すように、角θbをなす。
【0030】ところで、(a),(b)における点A及
び点Bは、インピーダンスZ1,Z3の接続節点A及び
インピーダンスZ2,Z4の接続節点Bであり、
(a),(b)において、それぞれ同位相である。その
ため、θa=θb、|Z1|・|Z4|=|Z2|・|
Z3|となるように定めておけば、サーミスタR3とト
ルク検出用コイルL2との接続節点の電圧の位相及び抵
抗R1と抵抗R2との接続節点の電圧の位相が同じにな
り、サーミスタR3、トルク検出用コイルL2、抵抗R
1、抵抗R2及びコンデンサC1で形成されたブリッジ
回路の平衡を取ることができる。従って、その平衡の僅
かな歪みを利用して、インピーダンスの変化を検出でき
る。その平衡の歪みに応じた電圧差は、差動増幅回路1
5へ入力されて差動増幅され、その出力電圧は、サンプ
ルホールド回路17へ入力される。
【0031】ここで、発振回路10の発振電圧Vaがサ
ンプリングパルス発生回路13へ入力されており、発振
電圧Vaに同期してサンプリングパルスを発生してお
り、このサンプリングパルスがサンプルホールド回路1
7へ与えられる。これによりサンプルホールド回路17
は、サンプリングパルスが与えられたタイミングで、差
動増幅回路15から入力された交流電圧をサンプリング
してホールドし、検出トルクに応じた電圧信号Vsを得
る。
【0032】サンプルホールドされた電圧信号Vsは、
電圧・電流変換回路19へ入力されて電流信号に変換さ
れると共に、所定のオフセット値が与えられて、トルク
検出信号Tsとして出力される。このトルク検出信号T
sに基づいて操舵力を補助するモータ(図示せず)を駆
動することにより、操舵力を適正に補助することができ
る。
【0033】
【発明の効果】本発明に係るトルクセンサによれば、温
度補償用コイルの代わりに、温度補償のための抵抗を使
用することができるので、小型化及び低価格化を図るこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るトルクセンサの実施の形態の回路
構成を示すブロック図である。
【図2】本発明に係るトルクセンサの縦断面図である。
【図3】発振回路の発振電圧波形を示す波形図である。
【図4】電流増幅回路の出力電圧波形を示す波形図であ
る。
【図5】反転電流増幅回路の出力電圧波形を示す波形図
である。
【図6】ブリッジ回路の各インピーダンスのベクトルを
説明するための説明図である。
【図7】ブリッジ回路の各インピーダンスの電圧ベクト
ルを説明するための説明図である。
【図8】従来のトルクセンサの回路構成を示すブロック
図である。
【図9】温度補償用コイルとトルク検出用コイルとの接
続節点の交流電圧の波形を示す波形図である。
【図10】第1抵抗と第2抵抗との接続節点の直流電圧
の波形を示す波形図である。
【図11】差動増幅回路の出力電圧波形を示す波形図で
ある。
【符号の説明】
10 発振回路 11 電流増幅回路 12 反転電流増幅回路 13 サンプリングパルス発生回路 15 差動増幅回路 17 サンプルホールド回路 19 電圧・電流変換回路 C1 コンデンサ(容量) L2 トルク検出用コイル R1,R2 抵抗 R3 サーミスタ(温度補償のための抵抗)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 作用するトルクに応じて変化するトルク
    検出用コイルのインピーダンスにより前記トルクを検出
    するトルクセンサにおいて、 前記トルク検出用コイル及び該トルク検出用コイルの温
    度補償のための抵抗からなる直列回路と、該直列回路に
    並列接続されており、2つの抵抗からなる直列回路と、
    該2つの抵抗の内、前記温度補償のための抵抗に接続さ
    れた抵抗に並列接続された容量とを備え、前記トルク検
    出用コイル及び前記温度補償のための抵抗の接続点と、
    前記2つの抵抗の接続点との電位差を検出することによ
    り、前記インピーダンスの変化を検出すべくなしてある
    ことを特徴とするトルクセンサ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6456090B1 (en) 1999-09-27 2002-09-24 Nsk Ltd. Torque sensor
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