JP2003240620A - 気体流量測定装置 - Google Patents

気体流量測定装置

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JP2003240620A
JP2003240620A JP2002042953A JP2002042953A JP2003240620A JP 2003240620 A JP2003240620 A JP 2003240620A JP 2002042953 A JP2002042953 A JP 2002042953A JP 2002042953 A JP2002042953 A JP 2002042953A JP 2003240620 A JP2003240620 A JP 2003240620A
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signal
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Takashi Matsumura
隆史 松村
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Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F5/00Measuring a proportion of the volume flow
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01FMEASURING VOLUME, VOLUME FLOW, MASS FLOW OR LIQUID LEVEL; METERING BY VOLUME
    • G01F1/00Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow
    • G01F1/68Measuring the volume flow or mass flow of fluid or fluent solid material wherein the fluid passes through a meter in a continuous flow by using thermal effects
    • G01F1/696Circuits therefor, e.g. constant-current flow meters

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡単な構成でコスト上昇が小さく容易でありな
がら高精度の気体温度検出信号を取り出せるデジタル回
路を有する気体流量測定装置を実現する。 【解決手段】ブリッジ回路の互いに直列に接続された気
体温度測定抵抗体22と固定抵抗24との接続点におけ
る電圧Vをアナログ・デジタル変換回路122の基準
電圧とし、このブリッジ回路と接地間の電位Vに対応
する電圧をアナログ・デジタル変換回路122の入力信
号として供給する。アナログ・デジタル変換回路122
を有効に利用して、このアナログ・デジタル変換回路1
22を実質的に除算器と同様な機能を持たせ、除算器を
不要とすることにより、簡単な構成で、かつ電圧V
と無関係に気体温度信号を算出できる。また、気体
温度デジタル信号が気体温度変化に対して直線性を有す
るので気体温度とデジタル信号との対応関係について複
雑な演算を行う演算回路は不要である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジン(内燃機
関)の吸入空気流量測定用の気体流量測定装置に係わ
り、特に、気体流量のみならず、気体温度検出信号も得
るのに好適な気体流量測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】自動車用エンジンにおいては、燃料噴射
量を制御するために吸入空気流量を測定する必要があ
る。
【0003】この吸入空気流量を測定する装置の一種
に、発熱抵抗体式気体流量測定装置がある。この発熱抵
抗体式気体流量測定装置における検出回路は、吸気流路
に設置した発熱抵抗体(ホットワイヤ、あるいは熱線な
どとも呼ばれる)、気体温度測定抵抗体(コールドワイ
ヤ、あるいは冷線などとも呼ばれる)、及び2つの固定
抵抗によって構成されるブリッジ回路を有している。
【0004】そして、このブリッジ回路における発熱抵
抗体の温度を常に一定に保ってブリッジ回路の抵抗バラ
ンスを維持するように給電制御する構成となっている。
【0005】このように構成することにより、吸気流路
内の吸気流量の増加に応じて発熱抵抗体の放熱量が増加
する。一方、発熱抵抗体の温度を一定に保つために供給
する電流が増加するので、この発熱抵抗体と直列接続関
係にある固定抵抗に現れる電圧Vに基づいて空気流量
を測定することができる。
【0006】そして、この電圧Vを、要求される空気
流量対信号特性となるように、所定の入出力特性をもっ
た調整演算回路で処理することにより、この調整演算回
路から空気流量と所定の関係にある流量信号として出力
することができる。
【0007】ところで、気体流量測定装置の出力信号特
性は温度が変化しても出力信号変化が小さい、すなわ
ち、温度依存誤差が小さいことが望ましい。
【0008】この温度依存誤差は、大きく分けて、回路
基板温度が一定で気体温度が変化することにより発生す
る気体温度依存誤差、および、気体温度が一定で回路基
板温度が変化することにより発生する基板温度依存誤差
の2つがある。
【0009】この温度依存誤差を小さくするために、気
体温度、基板温度検出信号から、気体流量検出信号の温
度依存誤差を補正する必要がある。
【0010】このうち、気体温度依存誤差の補正では、
例えば、特開平11−37815号公報に記載されてい
る技術がある。この公報記載の技術にあっては、吸入空
気流路内にサーミスタなどの独立した温度センサを配置
し、この温度検出信号を用いてデジタル演算により気体
温度依存誤差の補正をする。
【0011】しかし、サーミスタは安価であるが、抵抗
値は温度の逆数の指数関数であるので温度検出信号が温
度に対し非直線となるため、デジタル演算の際に演算が
複雑になり、回路構成が複雑となってしまう。
【0012】また、サーミスタの代わりに、その出力特
性の直線性が良好なPt(白金)抵抗体を用いることも
可能であるが、高価であるため、装置価格が上昇してし
まい、好ましいものでは無い。
【0013】そこで、上述したように気体流量測定装置
には、気体温度測定抵抗体が配置されているので、これ
に着目し、気体流量測定装置から空気流量信号を得るの
はもちろん、それとともに、気体温度検出信号を出力さ
せる方法がいくつか提案されている。
【0014】例えば、特開平5−164583号公報記
載の技術においては、気体温度測定抵抗体を定電流で駆
動して電圧降下を取り出し、気体温度検出信号を得ると
ともに、発熱抵抗体の定温度制御回路に乗算回路を接続
し、上記電圧降下を定温度制御回路の入力に乗算するよ
うにしている。
【0015】また、特開平7−139985号公報や特
開平8−86678号公報にも、気体温度検出信号を得
る技術が記載されている。
【0016】つまり、上記公報記載の技術にあっては、
気体温度検出抵抗体と固定抵抗との合成抵抗に現れる電
圧V1、又は、発熱抵抗体と固定抵抗との合成抵抗に現
れる電圧V1と、気体温度検出抵抗体とグランド間に直
列に接続した固定抵抗に現れる電圧V3、又は、発熱抵
抗体とグランド間に直列に接続した固定抵抗に現れる電
圧V2とを、アナログ回路で構成した除算回路に入力し
て、V1/V2、又はV1/V3を得ることにより、気
体温度検出信号を得る構成となっている。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術にあっては、気体温度検出信号を得るため
に、アナログ回路で構成した乗算回路や除算回路を用い
ているため、回路のばらつきが大きく、調整工数が増え
るおそれがあった。
【0018】また、アナログ回路には温度依存誤差があ
るために、回路部分の温度が変化した場合、気体温度は
変化していないにも拘わらず、気体温度検出信号出力が
変化するおそれがある。したがって、温度依存誤差を小
さくするための、設計工数や調整工数が増え、コストア
ップとなることとなってしまう。
【0019】そこで、気体流量検出回路の出力誤差を高
精度に補正するために、デジタル回路を用いて気体温度
検出信号を得ることが考えられる。
【0020】しかし、気体温度検出信号を得るために、
単にデジタル回路を適用したのでは、回路構成が複雑と
なり、価格上昇を招くこととなってしまう。
【0021】本発明の目的は、簡単な構成で、コスト上
昇が小さく、容易でありながら高精度の気体温度検出信
号を取り出すことが可能なデジタル回路を有する気体流
量測定装置を実現することである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下のように構成される。 (1)気体流路中に配置される一又は複数の抵抗体と、
上記抵抗体に流れる電流又はこの電流に応じて発生する
電圧を検出することにより、上記気体流路中に流れる気
体流量に応じた気体流量検出信号を出力する気体流量検
出回路とを有する気体流量測定装置において、上記抵抗
体の一つと直列に接続される固定抵抗と、上記固定抵抗
に発生する電圧を基準電圧とし、上記抵抗体と固定抵抗
との合成抵抗に発生する電圧を入力電圧として、この入
力電圧をデジタル信号に変換し、出力する第1のアナロ
グ・デジタル変換回路と、を備え、上記第1のアナログ
・デジタル変換回路により、気体温度信号のデジタル出
力信号を得る。
【0023】(2)気体流路中に配置される一又は複数
の抵抗体と、上記抵抗体に流れる電流又はこの電流に応
じて発生する電圧を検出することにより、上記気体流路
中に流れる気体流量に応じた気体流量検出信号を出力す
る気体流量検出回路とを有する気体流量測定装置におい
て、上記抵抗体と直列に接続される固定抵抗と、上記抵
抗体と固定抵抗との合成抵抗に発生する電圧を入力電圧
とし、この入力電圧をデジタル信号に変換し、出力する
第1のアナログ・デジタル変換回路と、上記固定抵抗に
発生する電圧を入力電圧とし、この入力電圧をデジタル
信号に変換し、出力する第2のアナログ・デジタル変換
回路と、上記第1のアナログ・デジタル変換回路からの
デジタル出力信号を、上記第2のアナログ・デジタル変
換回路からのデジタル出力信号で除算し、その値を出力
する第1のデジタル演算回路と、を備え、上記第1のデ
ジタル演算回路により、気体温度信号のデジタル出力信
号を得る。
【0024】(3)好ましくは、上記(1)又は(2)
において、デジタル信号に変換された上記気体温度検出
信号が入力され、上記デジタル信号をアナログ信号に変
換して出力するデジタル・アナログ変換回路を、さらに
備える。
【0025】(4)また、好ましくは、上記(1)又は
(2)において、デジタル信号に変換された上記気体温
度検出信号が入力され、入力されたデジタル信号に基づ
いてパルス信号を出力するパルス変換回路を備える。
【0026】(5)また、好ましくは、上記(1)にお
いて、上記気体流量検出回路から出力される気体流量検
出信号をデジタル値に変換する第2のアナログ・デジタ
ル変換回路と、この第2のアナログ・デジタル変換回路
の出力信号と上記第1のアナログ・デジタル変換回路の
出力信号とが入力され、上記気体流量検出信号の温度依
存誤差の補正をするデジタル演算回路とをさらに備え
る。
【0027】(6)また、好ましくは、上記(2)にお
いて、上記気体流量検出回路から出力される気体流量検
出信号をデジタル値に変換する第3のアナログ・デジタ
ル変換回路と、この第3のアナログ・デジタル変換回路
の出力信号と上記第1のデジタル演算回路の出力信号と
が入力され、上記気体流量検出信号の温度依存誤差の補
正をする第2のデジタル演算回路とをさらに備える。
【0028】(7)また、好ましくは、上記(5)又は
(6)において、回路基板と、この回路基板の温度を測
定する温度センサと、この温度センサからの回路基板温
度検出信号をデジタル値に変換する第4のアナログ・デ
ジタル変換回路とをさらに備え、上記気体流量検出信
号、上記気体温度信号、及び上記回路基板温度検出信号
のデジタル値を用いて、上記気体流量検出信号の温度依
存誤差の補正をする。
【0029】(8)また、好ましくは、上記(5)又は
(6)において、回路基板と、この回路基板の温度を測
定する温度センサと、この温度センサからの回路基板温
度検出信号と上記気体温度信号とのいずれかひとつの信
号を互いに切り替えて上記第1のアナログ・デジタル変
換回路に入力するスイッチ手段とをさらに備え、上記気
体流量検出信号、上記気体温度信号、及び上記回路基板
温度検出信号のデジタル値を用いて、上記気体流量検出
信号の温度依存誤差の補正をする。
【0030】(9)気体流路中に配置される発熱抵抗
と、この発熱抵抗に直列に接続される第1の固定抵抗
と、上記気体流路中に配置される気体温度測定抵抗と、
この気体温度測定抵抗に直列に接続される第2の固定抵
抗と、これら発熱抵抗、第1の固定抵抗、気体温度測定
抵抗及び第2の固定抵抗を有するブリッジ回路に流れる
電流を制御する電流制御手段と、上記ブリッジ回路に流
れる電流に基づいて、上記気体流路中に流れる気体流量
に応じた気体流量検出信号を出力する気体流量検出回路
とを有する気体流量測定装置において、上記発熱抵抗体
と第1の固定抵抗との接続点における電圧又は上記気体
温度測定抵抗と第2の固定抵抗との接続点における電圧
を基準電圧とし、上記気体温度測定抵抗と第2の固定抵
抗との合成抵抗に発生する電圧を入力電圧として、この
入力電圧を、上記基準電圧に基づいてデジタル信号に変
換し、出力するアナログ・デジタル変換回路を備え、こ
のアナログ・デジタル変換回路により、気体温度信号の
デジタル出力信号を得る。
【0031】上述した(1)に記載した発明によれば、
第1のアナログ・デジタル変換回路が有効に利用され、
この第1のアナログ・デジタル変換回路が実質的に除算
器と同様な機能を持つこととなる。このため、除算器を
不要とすることにより、簡単な構成で、しかも、上記基
準電圧及び入力電圧の変化とは無関係に気体温度信号の
デジタル値を算出することができる。
【0032】また、気体温度信号のデジタル値は、気体
温度の変化に対して直線性を有するように構成したの
で、テーブル等は不要となる。
【0033】したがって、簡単な構成で、コスト上昇が
小さく、容易でありながら高精度の気体温度検出信号を
取り出すことが可能なデジタル回路を有する気体流量測
定装置を実現することができる。
【0034】また、上述した(2)に記載した発明によ
れば、気体温度信号のデジタル出力を得る回路構成は種
々考えられるが、上記(2)のように構成すれば、簡単
な構成とすることができるとともに、基準電圧及び入力
電圧の変化とは無関係に気体温度信号のデジタル値を算
出することができる。
【0035】したがって、簡単な構成で、コスト上昇が
小さく、容易な方法でありながら高精度の気体温度検出
信号を取り出すことが可能なデジタル回路を有する気体
流量測定装置を実現することができる。
【0036】
【発明の実施の形態】以下、本発明による気体流量測定
装置の実施形態について、添付図面を参照して詳細に説
明する。
【0037】まず、本発明の第1の実施形態について、
図1及び図2を用いて説明する。図1は本発明の第1の
実施形態である気体流量測定装置における気体温度検出
回路の概略構成を示す図であり、図2は第1の実施形態
である気体流量測定装置10を気体通路ボディ200に
実装した状態の概略断面図である。
【0038】図1において、気体流量検出回路20は、
吸気流路に配置した発熱抵抗体(ホットワイヤ、あるい
は熱線などとも呼ばれる)21と気体温度測定抵抗体
(コールドワイヤ、あるいは冷線などとも呼ばれる)2
2と2つの固定抵抗23、24によってブリッジ回路を
備えている。
【0039】そして、発熱抵抗体21と固定抵抗23と
の接続点における直列抵抗端子27は、演算増幅器25
の非反転入力端子に接続される。また、気体温度測定抵
抗体22と固定抵抗24との接続点における直列接続端
子28は演算増幅器25の反転入力端子に接続される。
【0040】発熱抵抗体21と気体温度測定抵抗体22
との接続点には、パワートランジスタ26のエミッタが
接続されている。また、パワートランジスタ26のコレ
クタは、電源に接続されている。そして、パワートラン
ジスタ26のベースには演算増幅器25の出力端子が接
続されている。また、固定抵抗23と24との接続点は
グランドに接続されている。
【0041】そして、上記構成において、ブリッジ回路
のバランス状態を演算増幅器25で検出して、このブリ
ッジ回路をバランスさせるようにパワートランジスタ2
6を制御して発熱抵抗体21の温度を保つ給電制御を行
なう。
【0042】このようにブリッジ回路への給電制御を行
なうと、発熱抵抗体21と固定抵抗体23との接続点で
ある直列接続端子27には、気体流量Qに対応した大き
さの直流電位(アナログ信号形態の流量信号)Vが発
生する。
【0043】上述した気体流量測定装置10の電子回路
は、図2に示すように、測定する気体に触れさせる発熱
抵抗体21及び気体温度測定抵抗体22を除いてハイブ
リッドIC基板11上に実装される。
【0044】ハイブリッドIC基板11はアルミニウム
などの熱伝導性の良いベース12上に接着して取り付け
られ、さらに樹脂成形により構成したケース13に取り
付けられる。
【0045】ケース13は、内燃機関の吸気流路を形成
する気体通路ボディ200に取り付けて気体流量検出回
路20の発熱抵抗体21と気体温度測定抵抗体22及び
ベース12とを吸気流路201を流れる気体にさらす構
成である。
【0046】そのため、ケース13は、副流路部15
と、基板収容室部16と、取り付け顎17と、接続端子
部18とを備え、副流路部15内に突出した電極棒14
a〜14dに発熱抵抗体21と気体温度測定抵抗体22
が接続される。また、基板収容室部16に、ベース12
に取り付けられたハイブリッドIC基板11が収容され
る。そして、気体流路ボディ200の側壁に形成した取
り付け窓202から副流路部15と基板収容室部16を
吸気流路201内に挿し込んで、これらを吸気流路20
1内に位置するように突出させて顎17を気体流路ボデ
ィ200にねじ止め固定する。
【0047】上述のように構成することにより、吸気流
路201に流れ込んだ気体の一部が副流路部15に流れ
込む。
【0048】なお、電極棒14a〜14dはハイブリッ
ドIC基板11に接続し、このハイブリッドIC基板1
1は、接続端子部18を介して外部装置からの接続ケー
ブル(図示省略)に接続される。
【0049】このように構成した気体流量測定装置10
においては、気体流量検出回路20の抵抗体21〜24
で構成したブリッジ回路がバランスした状態となるよう
に演算増幅器25がパワートランジスタ26を制御して
加熱電流を制御する。
【0050】ところで、発熱抵抗体21は、加熱電流に
よる発熱によって昇温し、その抵抗値が増加するが、副
流路15を流れる気体に放熱することによって降温し
て、その抵抗値が減少しようとする。
【0051】しかし、ブリッジ回路の作用により、この
発熱抵抗体21の抵抗値はほぼ一定に保たれるので、副
流路15を流れる気体の流量が増えると、発熱抵抗体2
1の放熱量が増え、発熱抵抗体21に流れる加熱電流が
増える。
【0052】これにより、発熱抵抗体21に直列接続さ
れた固定抵抗体23には、吸気流路201に流れる気体
の流量Qに対応した電圧Vが発生する。
【0053】この気体流量検出回路20を用いて、気体
温度を検出するためには図1に示すように、気体温度検
出抵抗体22とグランドとの間に直列に接続した固定抵
抗24との接続点である直列接続端子28に現れる電圧
をバッファ50を介して、アナログ・デジタル変換
回路122の基準電圧入力部に接続する(なお、バッフ
ァ50は省略することも可能である)。
【0054】そして、気体温度検出抵抗体22と固定抵
抗24との合成抵抗に現れる電圧V をレベルシフト回
路51に供給するため、気体温度検出抵抗22とパワー
トランジスタ26のエミッタとの接続点29を抵抗52
及び抵抗53を介して接地する。ここで、レベルシフト
回路51は抵抗52及び抵抗53を備えるものである。
【0055】レベルシフト回路の出力V、つまり、抵
抗52と抵抗53との接続点における電圧Vをアナロ
グ・デジタル変換回路122の変換入力部に供給する。
アナログ・デジタル変換回路122は、供給された電圧
値Vをデジタル値Dに変換する。
【0056】上述のように構成することにより、簡単な
で構成で、かつ、正確な気体温度信号のデジタル出力を
得ることができる。その理由を次に説明する。
【0057】抵抗52と抵抗53の抵抗値を、それぞ
れ、RX1、RX2とすると、次式(1)が成立する。 V=RX2・V1/(RX1+RX2) ---(1) また、アナログ・デジタル変換回路122の量子数q
は、このアナログ・デジタル変換回路122がnビット
(nは自然数)の分解能を持ち、入力電圧範囲がグラン
ドからVまでとすると、次式(2)が成立する。 q = V3/2n ---(2) 従って、アナログ・デジタル変換回路122からの気体
温度信号デジタル出力Dは、次式(3)となる。 DT = VT/q = {RX2/(RX1+RX2)}・2n・V1/V3 ---(3) ここで、気体温度検出抵抗22、固定抵抗24の抵抗値
を、それぞれ、R、R、気体温度検出抵抗22に流
れる電流をIとすると、電圧V、Vはそれぞれ、
次式(4)及び(5)となる。 V1 = IC・(R2+RC) ---(4) V3 = IC・R2 ---(5) また、気体温度検出抵抗体22の0℃における抵抗値を
C0、温度係数TCRをα、気体温度をTとする
と、気体温度検出抵抗22の抵抗値Rは1次式で近似
して次式(6)で表される。 RC = RC0・(1+αC・T) ---(6) 上記式(4)から式(6)を、式(3)に代入して整理す
ると次式(7)が得られる。 DT = {2n・RX2/(RX1+RX2)}・{(1+RC0/R2)+(RC0/R2)・αC・T } ---(7) 上記式(7)から、気体温度信号デジタル出力Dは、
温度Tの1次式で現わされる出力特性が得られる。
【0058】また、上記式(7)から気体温度信号デジ
タル出力Dは、電圧V、Vと無関係に算出するこ
とができる。つまり、気体流量の変化により電圧V
が変化しても気体温度信号デジタル出力Dは変化
せず、また、温度に対するアナログ・デジタル変換の分
解能も変化しない。
【0059】図3は、式(7)から得られる、気体温度
信号デジタル出力Dと気体温度との関係を概略的に示
すグラフである。図3に示すように、気体温度信号デジ
タル出力Dはある気体温度以上ではアナログ・デジタ
ル変換回路122の変換範囲を超えて飽和して一定値と
なる。このため、レベルシフト回路51の抵抗52、5
3の抵抗値RX1、RX2を所望する上限温度が検出で
きるように適切に選択すればよい。
【0060】図4は本発明の第1の実施形態における変
形例を示す図である。この図4に示す構成としても気体
温度信号のデジタル信号として検出が可能である。
【0061】図4に示す構成は、図1に示す構成とほぼ
同様であるが、互いに異なる点は、バッファ50の入力
として、気体温度検出抵抗体22と固定抵抗24との接
続点における電圧Vの代わりに、発熱抵抗体21と固
定抵抗23との接続点における電圧Vを用いたことで
ある。
【0062】図4に示す構成において、アナログ・デジ
タル変換回路122の気体温度信号デジタル出力D
は、上記式(7)と同様にして導出される。
【0063】すなわち、発熱抵抗体21の0℃における
抵抗値をRH0、温度係数TCRをα、発熱抵抗体2
1の気体温度からの加熱温度をΔT(個々の装置毎に定
められる一定値)とすると、発熱抵抗体21の抵抗値R
は次式(8)となる。 RH = RH0・{1+αH・(T+ΔT)} ---(8) また、固定抵抗23の抵抗値をRとすれば、気体温度
信号デジタル出力Dは次式(9)となる。 DT = {2n ・RX2/(RX1+RX2)}・{1+(RH0/R1)・(1+αH・ΔT)+(RH0/R1)・αH・ T} ---(9) 上記式(9)から、図1に示した例と同様に、気体温度
信号デジタル出力Dは、電圧V、Vと無関係に算
出することができ、気体流量の変化により電圧V、V
が変化しても気体温度信号デジタル出力Dは変化せ
ず、また、温度に対するアナログ・デジタル変換の分解
能も変化しない。
【0064】以上のように、本発明の第1の実施形態に
よれば、ブリッジ回路の互いに直列に接続された、気体
温度測定抵抗体22と固定抵抗24との接続点又は発熱
抵抗体21と固定抵抗23との接続点における電圧V
又はVをアナログ・デジタル変換回路122の基準電
圧とし、このブリッジ回路と接地間の電位Vに対応す
る電圧をアナログ・デジタル変換回路122の入力信号
として供給するように構成した。
【0065】つまり、アナログ・デジタル変換回路12
2を有効に利用して、このアナログ・デジタル変換回路
122を実質的に除算器と同様な機能を持たせ、除算器
を不要とすることにより、簡単な構成で、しかも、電圧
、Vと又はV、Vの値と無関係に気体温度信
号を算出することができる。
【0066】また、気体温度信号のデジタル信号が、気
体温度の変化に対して直線性を有しない場合は、気体温
度とデジタル信号との対応関係を示すテーブルを備え
て、それを検索したり、複雑な演算を行う演算回路を必
要としたりするが、本発明の第1の実施形態において
は、気体温度信号のデジタル信号は、気体温度の変化に
対して直線性を有するように構成したので、テーブル等
は不要となる。
【0067】したがって、簡単な構成で、コスト上昇が
小さく、容易でありながら高精度の気体温度検出信号を
取り出すことが可能なデジタル回路を有する気体流量測
定装置を実現することができる。
【0068】次に、本発明の第2の実施形態について、
図5を用い、図1と比較して説明する。
【0069】図5は本発明の第2の実施形態である気体
流量測定装置における気体温度検出回路の概略構成を示
す図である。
【0070】この図5に示した例と図1に示した例とが
異なる点は、図5の例においては、図1の例におけるバ
ッファ50を省き、アナログ・デジタル変換回路123
を追加し、追加したアナログ・デジタル変換回路123
の変換入力部に気体温度検出抵抗体22と固定抵抗24
との接続点である直列接続端子28に現れる電圧V3を
入力していることである。
【0071】さらに、図5の例においては、アナログ・
デジタル変換回路122、123の出力をデジタル演算
回路142に入力する。
【0072】なお、アナログ・デジタル変換回路12
2、123の基準電圧は別途、供給されるが、アナログ
・デジタル変換回路122、123は共通基準電圧源と
することも可能である。
【0073】アナログ・デジタル変換回路122、12
3の量子数q、qは、分解能がnビット、mビッ
ト、変換入力範囲がグランドから、電圧Vcc2、V
cc3とすると、次式(10)、(11)となる。 q2 = VCC2/2n ---(10) q3 = VCC3/2n ---(11) アナログ・デジタル変換回路122、123のデジタル
出力DT2、DT3はそれぞれ、次式(12)、(1
3)となる。 DT2 = {RX2・V1/(RX1+RX2)}/q2 ---(12) DT3 = V3/q3 ---(13) 上記式(12)及び(13)で表せるデジタル出力D
T2、DT3をデジタル演算回路142にて互いに除算
することにより、次式(14)となり、デジタル演算回
路142のデジタル出力Dは温度Tの1次式となる。 DT = DT2/ DT3 = {RX2/(RX1+RX2)}・(V1/V3)・(q3 / q2) = {RX2/(RX1+RX2)}・(q3 / q2)・{1+(RC0/R2)・(1+αC・T } ---(14) ここで、次式(15)、(16)のように仮定する。 n = m ----(15) Vcc2 = Vcc3 ---(16) 上記式(15)、(16)のように仮定すると、次式
(17)が得られる。 DT = DT2/ DT3 = {RX2/(RX1+RX2)}・{1+(RC0/R2)・(1+αC・T } ---(17) 図6は本発明の第2の実施形態における変形例を示す図
である。図6に示す構成は、図5の例の構成とほぼ同様
であるが、互いに異なる点は、アナログ・デジタル変換
回路123の入力として、気体温度検出抵抗体22と固
定抵抗24との接続点である接続端子28に現れる電圧
の代わりに、発熱抵抗体21と固定抵抗23と接続
点である接続端子27に現れる電圧Vを供給したこと
である。
【0074】この図6に示す例の構成において、デジタ
ル演算回路142における演算出力Dは式(17)と
同様に導出され、次式(18)となる。 DT = DT2/ DT3 = {RX2/(RX1+RX2)}・{1+(RH0/R1)・(1+αH・ΔT)+(RH0/R1)・ αH・T} ---(18) この図6に示す回路構成においては、アナログ・デジタ
ル変換回路123は気体流量検出回路20からの流量検
出信号Vを入力しており、デジタル値に変換すること
から、流量検出信号Vをデジタル変換して、その他の
制御等に使用するためのデジタル演算回路に入力するア
ナログ・デジタル変換回路として兼用することができ
る。
【0075】以上のように、本発明の第2の実施形態に
よれば、ブリッジ回路の互いに直列に接続された、気体
温度測定抵抗体22と固定抵抗24との接続点又は発熱
抵抗体21と固定抵抗23との接続点における電圧V
又はVをアナログ・デジタル変換回路123の入力信
号とし、このブリッジ回路と接地間の電位Vに対応す
る電圧をアナログ・デジタル変換回路122の入力信号
として供給する。そして、アナログ・デジタル変換回路
122の出力信号DT2と、アナログ・デジタル変換回
路123の出力信号DT3とをデジタル演算回路142
に供給し、気体温度信号デジタル出力Dを得るように
構成した。
【0076】気体温度信号のデジタル出力を得る回路構
成は種々考えられるが、本発明の第2の実施形態のよう
に構成すれば、簡単な構成とすることができるととも
に、電圧V、Vと又はV、Vと無関係に気体温
度信号を算出することができる。
【0077】したがって、簡単な構成で、コスト上昇が
小さく、容易な方法でありながら高精度の気体温度検出
信号を取り出すことが可能なデジタル回路を有する気体
流量測定装置を実現することができる。
【0078】なお、上述した本発明の第1の実施形態の
他にも、アナログ・デジタル変換回路を用いて、気体流
量検出回路20から気体温度信号のデジタル値を得る構
成は何通りか考えられる。基本的には、温度依存性をも
つ発熱抵抗体、または気体温度検出抵抗体単体、若しく
はいくつかの固定抵抗を加えた合成抵抗の両端に現れる
電圧、および、この発熱抵抗体、または気体温度検出抵
抗体に直列に接続した固定抵抗の両端に現れる電圧と
を、状況に応じて、レベルシフト回路、バッファなどを
追加した上で、どちらかの電圧をアナログ・デジタル変
換回路の基準電圧入力部、もう一つの電圧をアナログ・
デジタル変換回路の変換入力部に接続することにより、
気体温度検出信号を得ることができる。
【0079】図7は本発明の第1の実施形態である気体
流量測定装置における気体温度検出回路のさらなる変形
例の概略構成を示す図である。
【0080】図7に示す例は、図1に示した例に対し
て、気体温度検出抵抗体22と固定抵抗24との間に固
定抵抗24aを追加して接続し、2つの固定抵抗24、
24aの合成抵抗に現れる電圧Vをアナログ・デジタ
ル変換回路122の基準電圧入力部に供給する。
【0081】また、気体温度検出抵抗体22と2つの固
定抵抗24、24aとの合成抵抗の両端に現れる電圧V
に対応する電圧をアナログ・デジタル変換回路122
の変換入力部に接続する。
【0082】上述した構成とすることにより、気体温度
信号デジタル出力Dは、次式(19)となる。 DT = {2n ・RX2/(RX1+RX2)}・{1+RC0/(R2+ R3)+(RC0/(R2+ R3))・αC・T} - --(19) このように、図7に示す変形例においても、図1に示し
た例と同様な効果を得ることができる。
【0083】また、図8は、第1の実施形態のさらなる
変形例の概略構成図である。図8に示すように、この図
8に示す例は、図1に示す例に対して、アナログ・デジ
タル変換回路122の基準電圧入力部と変換入力部との
接続を入れ替える例である。
【0084】この図8の例においては、次式(20)が
成立する。 DT = 2n/{1+(RC0/R2)・αC・T } ---(20) この場合は、図3に示したような、温度に対して直線性
をもつ出力信号とはならないが、アナログ・デジタル変
換回路122の気体温度信号デジタル出力Dの逆数を
取る演算処理をすることにより、温度に対して直線性を
持つ信号を得ることができる。
【0085】また、図9は、第1の実施形態のさらなる
変形例である。図9の例においては、図1の例に気体温
度検出抵抗22に代えて、互いに直列に接続された固定
抵抗24c及び24bが接続される。
【0086】さらに、図9の例においては、演算増幅器
110の出力端子は演算増幅器25bの非反転入力端子
に接続されるとともに、レベルシフト回路51の抵抗5
2、53を介して接地される。
【0087】また、固定抵抗24cと24bとの接続点
は、演算増幅器25bの反転入力端子に接続され、この
演算増幅器25bの出力端子は、パワートランジスタ2
6のベースに接続される。
【0088】また、演算増幅器25aの反転入力端子と
出力端子との間に気体温度測定抵抗体22が接続され
る。
【0089】この図9に示した構成においても、すなわ
ち、単純ブリッジ構成を変形したブリッジ回路を用いた
構成でも、気体温度検出信号のデジタル出力を得ること
は可能である。
【0090】この図9に示した例の構成の場合、気体温
度デジタル出力Dは次式(21)となる。 DT = {2n ・RX2/(RX1+RX2)}・{1/(R2・(1/(RC0・(1+αC・T))+ 1/R3))} -- -(21) この図9に示した例の場合も、温度に対して直線性を持
つ出力信号とならないので、温度に対して直線性を持た
せた温度信号を得るには気体温度信号デジタル出力D
を、図8の例と同様な演算処理を行えばよい。
【0091】なお、以上のデジタル値に変換された気体
温度信号デジタル出力Dは、気体流量測定装置10の
外部に接続端子部18内の端子を介して取り出すことも
可能である。
【0092】この場合、図10に示すように、デジタル
演算回路140に気体温度信号デジタル出力Dを入力
し、デジタル演算回路140においてゼロ・スパン調整
して、デジタル・アナログ変換回路152に入力する。
そして、このデジタル・アナログ変換回路152によ
り、アナログ出力VToutを得る構成とすることが可
能である。
【0093】また、図11に示すように、デジタル演算
回路140の出力信号をパルス出力回路155に入力
し、温度に対応した周波数やデューティー比を持つパル
ス出力FToutを得る構成とすることも可能である。
【0094】このうち、パルス出力回路155の例とし
て、デューティー比出力回路の構成を図12に示す。こ
のデューティー比出力回路155は、カウンタ155a
と、ダウンカウンタ155dと、NOT回路155c
と、NOR回路155bと、OR回路155eとを備え
る。
【0095】なお、カウンタ155a及びダウンカウン
タ155dの出力は2進数とする。
【0096】カウンタ155aでは、クロック信号を入
力し、入力したクロック信号をカウントする。ただし、
オーバーフローしたときは0に戻る。
【0097】このカウンタ155aの出力nビットと、
カウンタ155aの入力クロック信号をNOR回路15
5cにより反転させた出力信号とを、NOR回路155
bに入力する。
【0098】これにより、カウンタ155aの出力が2
−1からオーバーフローして0に戻った時のみにNO
R回路は“1”を出力する。このNOR回路155bの
出力信号をダウンカウンタ155dのリセット信号とす
る。
【0099】ダウンカウンタ155dでは、カウンタ1
55aに入力されるクロック信号を、そのクロック信号
として入力しており、NOR回路155bからのリセッ
ト信号が入力されたときに、デジタル演算回路140か
ら供給される信号を入力値として受け入れる。そして、
受け入れた入力値をカウンタ値とし、そのカウンタ値か
らクロック信号の入力毎に1ずつ引いていく。
【0100】ただし、ダウンカウンタ155dのカウン
タ値が0になった場合、これ以上カウンタ値を引かずに
0のままとする。このダウンカウンタ155dの出力信
号をOR回路155eに入力することにより、カウンタ
値が1以上であれば出力が“1”、カウンタ値が0であ
れば出力が“0”となる。
【0101】したがって、デューティー比出力回路15
5の入力をmとすると、出力のデューティー比はm/2
となる。参考として図13に、このデューティー比出
力回路155の動作図を示す。
【0102】ところで、気体流量検出回路20の気体流
量検出信号Vの気体温度依存誤差は、一例として図1
4に示すように、例えば、25℃の場合はフラットな依
存を有し、80℃の場合は気体流量が増加するにつれ、
誤差が曲線的に増加し、−30℃の場合は気体流量が増
加するにつれ、誤差が曲線的に減少するというように、
気体流量に対して依存性がある。
【0103】しかし、気体温度信号Dを利用すれば、
気体流量検出信号の気体温度依存誤差の低減が可能であ
る。この温度依存誤差の低減を行なうための、回路構成
の一例を図15に示す。
【0104】この構成は、図1に回路構成に加えて、流
量検出回路20からの流量検出信号V、つまり、気体
温度測定抵抗22と固定抵抗24との接続点における電
圧V をアナログ・デジタル変換回路121に入力して
デジタル値に変換する。そして、アナログ・デジタル変
換回路121からの出力信号Dをデジタル演算回路1
40に入力する。
【0105】また、アナログ・デジタル変換回路122
の出力信号である気体温度検出信号Dもデジタル演算
回路140に入力する。
【0106】デジタル演算回路140は、入力信号D
及びDを用いて、適切なプログラムにより、誤差特性
を補正する演算を行ない、その出力信号Doutをデジタ
ル・アナログ変換回路151に供給して、流量検出信号
であるアナログ出力Voutを得る。
【0107】また、デジタル演算回路140からデジタ
ル気体温度信号DToutを出力し、デジタル・アナログ変
換回路152を介して、気体温度のアナログ出力V
Toutを得る構成とすることができる。
【0108】これらの回路の一部は例えば、1チップ集
積回路100のように集積化可能である。この集積回路
100は、演算増幅器25と、バッファ素子50と、ア
ナログ・デジタル変換回路121、122と、デジタル
演算回路140と、メモリ141と、デジタル・アナロ
グ変換回路151、152と、定電圧電源回路160と
を備える。
【0109】ここで、アナログ・デジタル変換回路12
1やデジタル・アナログ変換回路151、152の基準
電圧電源として、温度に対する安定性の高い定電圧基準
電源回路160を用いる。
【0110】この定電圧基準電源回路160は、例え
ば、バンドギャップ基準電源回路(バンドギャップ電圧
源回路)を用いることにより実現することができる。
【0111】この定電圧基準電源回路160の概略構成
を図16に示す。図16において、定電圧基準電源回路
160は、ダイオード接続された2個のトランジスタ1
62、163と、演算増幅器161と、抵抗164、1
65、166とを備える。
【0112】そして、トランジスタ162のコレクタは
演算増幅器161の非反転入力端子に接続されると共
に、抵抗166、165、164を介してトランジスタ
163のコレクタに接続される。
【0113】トランジスタ163のエミッタは、トラン
ジスタ162のエミッタに接続されるとともに、定電圧
基準電源回路160の一方の出力端子に接続される。
【0114】また、抵抗165と抵抗164との接続点
は、演算増幅器161の反転入力端子に接続される。こ
の演算増幅器161の出力端子は、抵抗166と抵抗1
65との接続点に接続されるとともに、定電圧基準電源
回路160の他方の出力端子に接続される。
【0115】トランジスタ162に流れる電流とトラン
ジスタ163に流れる電流とは、演算増幅器161を用
いることにより、抵抗165、166の抵抗値により定
められる一定比率となる。
【0116】このとき、演算増幅器161の出力電圧
は、トランジスタ163のベース・エミッタ間電圧及び
抵抗164の電圧降下の和と、トランジスタ162のベ
ース・エミッタ間電圧とが等しくなるような値となる。
【0117】抵抗164の電圧降下は、トランジスタ1
63とトランジスタ162のベース・エミッタ間電圧の
差に等しく、これはサーマルボルテージVT=kT/q
(ここで、Vは電圧、kはボルツマン定数、Tは温度、
qは電子の電荷量)に比例した値となるので、抵抗16
5、抵抗166とトランジスタ163、トランジスタ1
62に流れる電流は1次の正の温度特性を有する。
【0118】一般に、ベース・エミッタ間電圧は負の温
度特性を有することから、トランジスタ163、162
のベース・エミッタ間電圧と、サーマルボルテージVT
に比例する抵抗164の電圧降下との和であるバンドギ
ャップ基準電源回路160の出力である基準電圧の温度
係数は、抵抗164、165、166の抵抗値を変える
ことにより、ほぼ1次に近似、あるいはほとんどゼロと
なるように設定できる。
【0119】図15において、デジタル演算回路140
では、メモリである記憶装置141に記憶されている所
定の演算プログラムにより、流量検出信号Vのゼロ
点、スパン調整、および、気体温度依存誤差の温度補正
を次式(22)により計算し、デジタル出力DOUT
結果を得る。 Dout = f(D2,DT) ---(22) なお、この演算式f(D,D)におけるゼロ点、ス
パン、気体温度依存誤差の調整係数(定数)は記憶装置
141に保存されている。
【0120】これらの調整係数は、気体流量測定装置1
0の出力特性調整時に外部から接続端子部18の端子を
介して記憶装置141へ書き込まれる。また、デジタル
演算回路140は、ゼロ点、スパンの1次式の演算のみ
ならず、任意の非線形な演算が容易であるため、出力の
調整において非線形調整を容易に行なうことが可能であ
る。この非線形調整により調整精度は±2%以下とな
る。
【0121】デジタル演算回路140によって得た計算
結果DOUTはデジタル・アナログ変換回路151に入
力され、気体流量に対応したアナログ電圧出力(流量検
出信号出力)VOUTを得る。上記式(22)による気
体温度依存誤差の調整により、気体流量測定装置10の
出力の気体温度依存誤差は、例えば図17に示すように
小さくなる。つまり、気体温度が80℃の場合も、−3
0℃の場合も、気体流量の変化に対する誤差の変化は0
に近くなり、誤差自身も小さくなる。
【0122】さらに、回路基板100の温度検出信号も
デジタル演算回路140に入力することにより、基板温
度依存誤差の低減も可能となる。この回路基板温度依存
誤差の低減を行なうための、回路構成の一例を図18に
示す。
【0123】この図18に示した回路構成は、図15に
示した例に対し、さらに、回路基板100内に温度セン
サ130と、この温度センサ130の出力VTint
デジタル値に変換するアナログ・デジタル変換回路12
4を追加し、温度センサ130のデジタル出力D
Tintをデジタル演算回路140に入力する構成であ
る。
【0124】デジタル演算回路140では、記憶装置1
41に記憶されている所定の演算プログラムにより、流
量検出信号Vのゼロ点、スパン調整、および、気体温
度依存誤差や基板温度依存誤差の補正を次式(23)に
より計算し、デジタル出力D OUTを得る。 Dout = f(D2,DT,DTint) ---(23) 図18に示した回路構成により、基板温度依存誤差の低
減が可能となる。
【0125】ところで、気体温度や回路基板温度の温度
変化に対する回路出力の応答時間は、アナログ・デジタ
ル変換回路の変換時間に比べ、十分長いので、これらの
温度をアナログ・デジタル変換回路においてデジタル変
換するとき、アナログ・デジタル変換回路を、気体温度
検出信号の変換回路と温度センサの変換回路とに兼用さ
せて、スイッチで入力を切り替えながらデジタル出力し
ても良い。
【0126】このように構成すれば、アナログ・デジタ
ル変換回路を一つ省略することができる。
【0127】このアナログ・デジタル変換回路を兼用さ
せる例を図19に示す。図19において、気体流量検出
回路20からの電圧Vと定電圧基準電源回路160か
らの基準電圧とをスイッチ172で切り替えてアナログ
・デジタル変換回路122の基準電圧入力部に供給す
る。また、気体流量検出回路20の電圧V のレベルシ
フト出力Vと回路100内の温度センサ130の出力
Tintとをスイッチ171で切り替えてアナログ・デ
ジタル変換回路122の変換入力とする。
【0128】スイッチ171と172を連動させて切り
替えることにより、つまり、スイッチ171がレベルシ
フトV側の場合、スイッチ172は電圧V側に設定
され、スイッチ171が温度センサ130側に切り替え
られると、スイッチ172も低電圧電源回路160側に
切り替えられることにより、気体温度と回路基板温度の
各検出信号を切り替えてデジタル出力させることができ
る。
【0129】なお、図15に示した例は、図1に示した
例に対して温度依存誤差の補正をする例であるが、図5
に示した例についても温度依存誤差の補正を行うことが
できる。
【0130】つまり、図5に示したデジタル演算回路1
42の出力信号をアナログ・デジタル変換回路122に
供給し、発熱抵抗体21と固定抵抗23との接続点の電
圧をアナログ・デジタル変換回路121に供給する構成
とすれば、図5に示した例についても温度依存誤差の補
正を行うことができる。
【0131】また、図18及び図19に示した例につい
ても、図5に示した例に適用することができる。
【0132】
【発明の効果】本発明によれば、簡単な構成で、コスト
上昇が小さく、容易でありながら高精度の気体温度検出
信号を取り出すことが可能なデジタル回路を有する気体
流量測定装置を実現することができる。
【0133】また、気体温度、基板温度検出信号から、
気体流量検出信号の気体温度や、回路基板温度の変化に
より生じる2つの温度依存誤差を、低コストで高精度に
補正することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態である気体流量測定装
置における気体温度検出回路の概略構成を示す図であ
る。
【図2】第1の実施形態である気体流量測定装置を気体
通路ボディに実装した状態の概略断面図である。
【図3】図1の構成における気体温度信号デジタル出力
と気体温度との関係を概略的に示すグラフである。
【図4】本発明の第1の実施形態における変形例を示す
図である。
【図5】本発明の第2の実施形態である気体流量測定装
置における気体温度検出回路の概略構成を示す図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施形態における変形例を示す
図である。
【図7】本発明による第1の実施形態のさらなる変形例
の概略構成を示す図である。
【図8】本発明による第1の実施形態のさらなる変形例
の概略構成図である。
【図9】本発明による第1の実施形態のさらなる変形例
の概略構成図である。
【図10】本発明による気体温度検出信号を外部へ出力
するための回路の概略図である。
【図11】本発明による気体温度検出信号を外部へ出力
するための回路の他の例の概略図である。
【図12】デューティー比出力回路の概略構成図であ
る。
【図13】デューティー比出力回路の動作図である。
【図14】気体流量検出回路出力の気体温度依存誤差の
一例を示すグラフである。
【図15】本発明による気体流量測定装置に用いる温度
依存誤差を低減する回路の概略構成図である。
【図16】定電圧基準電源回路の一例の概略構成図であ
る。
【図17】本発明による気体流量測定装置出力の気体温
度依存誤差を低減する回路の一例を示す図である。
【図18】本発明による気体流量測定装置出力の気体温
度依存誤差を低減する回路の他の例を示す図である。
【図19】本発明による気体流量測定装置出力の気体温
度依存誤差を低減する回路のさらに他の例を示す図であ
る。
【符号の説明】
10 気体流量測定装置 20 気体流量検出回路 21 発熱抵抗体 22 気体温度測定抵抗体 23、24 固定抵抗 25 演算増幅器 26 パワートランジスタ 50 バッファ 51 レベルシフト回路 52、53 抵抗 100 1チップ集積回路 121、122 アナログ・デジタル変換回路 124 アナログ・デジタル変換回路 130 温度センサ 140 デジタル演算回路 141 メモリ 151、152 デジタル・アナログ変換回路 155 パルス出力回路 160 定電圧電源回路

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気体流路中に配置される一又は複数の抵抗
    体と、上記抵抗体に流れる電流又はこの電流に応じて発
    生する電圧を検出することにより、上記気体流路中に流
    れる気体流量に応じた気体流量検出信号を出力する気体
    流量検出回路とを有する気体流量測定装置において、 上記抵抗体の一つと直列に接続される固定抵抗と、 上記固定抵抗に発生する電圧を基準電圧とし、上記抵抗
    体と固定抵抗との合成抵抗に発生する電圧を入力電圧と
    して、この入力電圧を上記基準電圧に基づいてデジタル
    信号に変換し、出力する第1のアナログ・デジタル変換
    回路と、 を備え、上記第1のアナログ・デジタル変換回路によ
    り、気体温度信号のデジタル出力信号を得ることを特徴
    とする気体流量測定装置。
  2. 【請求項2】気体流路中に配置される一又は複数の抵抗
    体と、上記抵抗体に流れる電流又はこの電流に応じて発
    生する電圧を検出することにより、上記気体流路中に流
    れる気体流量に応じた気体流量検出信号を出力する気体
    流量検出回路とを有する気体流量測定装置において、 上記抵抗体と直列に接続される固定抵抗と、 上記抵抗体と固定抵抗との合成抵抗に発生する電圧を入
    力電圧とし、この入力電圧をデジタル信号に変換し、出
    力する第1のアナログ・デジタル変換回路と、 上記固定抵抗に発生する電圧を入力電圧とし、この入力
    電圧をデジタル信号に変換し、出力する第2のアナログ
    ・デジタル変換回路と、 上記第1のアナログ・デジタル変換回路からのデジタル
    出力信号を、上記第2のアナログ・デジタル変換回路か
    らのデジタル出力信号で除算し、その値を出力する第1
    のデジタル演算回路と、 を備え、上記第1のデジタル演算回路により、気体温度
    信号のデジタル出力信号を得ることを特徴とする気体流
    量測定装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2記載の気体流量測定装置に
    おいて、デジタル信号に変換された上記気体温度検出信
    号が入力され、上記デジタル信号をアナログ信号に変換
    して出力するデジタル・アナログ変換回路を、さらに備
    えることを特徴とする気体流量測定装置。
  4. 【請求項4】請求項1又は2記載の気体流量測定装置に
    おいて、デジタル信号に変換された上記気体温度検出信
    号が入力され、入力されたデジタル信号に基づいてパル
    ス信号を出力するパルス変換回路を備えることを特徴と
    する気体流量測定装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載の気体流量測定装置におい
    て、上記気体流量検出回路から出力される気体流量検出
    信号をデジタル値に変換する第2のアナログ・デジタル
    変換回路と、この第2のアナログ・デジタル変換回路の
    出力信号と上記第1のアナログ・デジタル変換回路の出
    力信号とが入力され、上記気体流量検出信号の温度依存
    誤差の補正をするデジタル演算回路とをさらに備えるこ
    とを特徴とする気体流量測定装置。
  6. 【請求項6】請求項2記載の気体流量測定装置におい
    て、上記気体流量検出回路から出力される気体流量検出
    信号をデジタル値に変換する第3のアナログ・デジタル
    変換回路と、この第3のアナログ・デジタル変換回路の
    出力信号と上記第1のデジタル演算回路の出力信号とが
    入力され、上記気体流量検出信号の温度依存誤差の補正
    をする第2のデジタル演算回路とをさらに備えることを
    特徴とする気体流量測定装置。
  7. 【請求項7】請求項5又は6記載の気体流量測定装置に
    おいて、回路基板と、この回路基板の温度を測定する温
    度センサと、この温度センサからの回路基板温度検出信
    号をデジタル値に変換する第4のアナログ・デジタル変
    換回路とをさらに備え、上記気体流量検出信号、上記気
    体温度信号、及び上記回路基板温度検出信号のデジタル
    値を用いて、上記気体流量検出信号の温度依存誤差の補
    正をすることを特徴とする気体流量測定装置。
  8. 【請求項8】請求項5又は6記載の気体流量測定装置に
    おいて、回路基板と、この回路基板の温度を測定する温
    度センサと、この温度センサからの回路基板温度検出信
    号と上記気体温度信号とのいずれかひとつの信号を互い
    に切り替えて上記第1のアナログ・デジタル変換回路に
    入力するスイッチ手段とをさらに備え、上記気体流量検
    出信号、上記気体温度信号、及び上記回路基板温度検出
    信号のデジタル値を用いて、上記気体流量検出信号の温
    度依存誤差の補正をすることを特徴とする気体流量測定
    装置。
  9. 【請求項9】気体流路中に配置される発熱抵抗と、この
    発熱抵抗に直列に接続される第1の固定抵抗と、上記気
    体流路中に配置される気体温度測定抵抗と、この気体温
    度測定抵抗に直列に接続される第2の固定抵抗と、これ
    ら発熱抵抗、第1の固定抵抗、気体温度測定抵抗及び第
    2の固定抵抗を有するブリッジ回路に流れる電流を制御
    する電流制御手段と、上記ブリッジ回路に流れる電流に
    基づいて、上記気体流路中に流れる気体流量に応じた気
    体流量検出信号を出力する気体流量検出回路とを有する
    気体流量測定装置において、 上記発熱抵抗体と第1の固定抵抗との接続点における電
    圧又は上記気体温度測定抵抗と第2の固定抵抗との接続
    点における電圧を基準電圧とし、上記気体温度測定抵抗
    と第2の固定抵抗との合成抵抗に発生する電圧を入力電
    圧として、この入力電圧を、上記基準電圧に基づいてデ
    ジタル信号に変換し、出力するアナログ・デジタル変換
    回路を備え、このアナログ・デジタル変換回路により、
    気体温度信号のデジタル出力信号を得ることを特徴とす
    る気体流量測定装置。
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