JP4809472B2 - センサ閾値回路 - Google Patents

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Description

本発明は、各種センサに適応可能なセンサ閾値回路に関し、特にセンサ出力インピーダンスとバイアス電流との積によりセンサ出力をデジタル出力化する為の閾値点を決めるセンサ閾値回路に関する。
図8に、従来のセンサ閾値回路を示す。このセンサ閾値回路は、4端子型センサ10と、電圧比較器20と、センサ駆動電流検出回路30と、センサバイアス電流発生回路50と、バイアス電流切り替え回路70とを具備し、外部から印加される例えば磁場のようなセンサ入力BINに対して、センサ出力電圧VSO(=VP−VN)を得る。ここで、バイアス電流切り替え回路70で抵抗器RO、RRを切り替え、センサバイアス電流IBを変化させることにより、センサ入力BINに対して、図9に示すようなヒステリシス特性をもつデジタル出力電圧VOを得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
図9はヒステリシス特性をもつセンサ閾値回路のセンサ入力BINと出力電圧VOの関係を示す回路図である。センサ入力BINを増加させると閾値点BOPにおいて出力電圧VOはVOHからVOLに減少する。一方、センサ入力BINを減少させると閾値点BOPより小さい閾値点BRPにおいて出力電圧VOは逆にVOLからVOHに増加し、ヒステリシス幅|BH|を備えたヒステリシス特性をもつデジタル出力電圧VOを得る。
次に、従来のセンサ閾値回路の動作を、図8を参照して説明する。
始めに、図8におけるバイアス電流切り替え回路70のスイッチSWOが導通し、スイッチSWRが開放している時の閾値点について、図10を参照して説明する。図10は、説明を簡単にするために、図8のバイアス電流切り替え回路70のスイッチSWOが導通し、スイッチSWRが開放している状態で、4端子型センサ10、電圧比較器20、センサバイアス電流IBOを取り出した回路構成を示す図である。
まず、解析しやすくするため、センサ駆動電流ISを検出する抵抗器RSの抵抗値をセンサ抵抗器R1、R2、R3、R4の抵抗値に比べて非常に小さいと考え、それによりセンサの駆動端子電圧VCC2はセンサ駆動電圧VCCに等しいとする。後で導かれる結果から、センサ駆動電圧VCCに閾値点が依存しないことがわかるので、センサ駆動電流検出抵抗器RSの抵抗値は、任意の値でかまわない。
このとき、センサバイアス電流発生回路50が発生する電流IBOはセンサ駆動電流ISを用いて次の式(1)となる。
BO=IS×RS/RO …(1)
ここで簡単にする為に、次のように電流ミラー比1/KOを定義する。
1/KO=RS/RO …(2)
このとき、図10に示すように、センサ抵抗器R1に流れる電流をI1、センサ抵抗器R3及び、R4に流れる電流をI2とし、センサ抵抗器R1、R2の接続点の電位をVP、センサ抵抗器R3、R4の接続点の電位をVNとすると、次の式(3a)〜(3c)が成り立つ。
1=(VCC−VP)/R1 …(3a)
2=VCC/(R3+R4) …(3b)
P/R2=I1+(I1+I2)/KO …(3c)
Pについて解くと、
P=VCC×[(1+1/KO)/R1+1/{KO×(R3+R4)}]/(1/R2+(1+1/KO)/R1) …(4)
となる。電圧比較器20は、VP=VNとなる電圧でスイッチするので、次式(5)が成り立つ。
CC×[(1+1/KO)/R1+1/{KO×(R3+R4)}]/{1/R2+(1+1/KO)/R1}=R4×VCC/(R3+R4) …(5)
4端子型センサ10は、外部から印加されるセンサ入力BINに応じて、抵抗器R1、R2、R3、R4がバランスを崩し、R1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔR、または、R1=R4=R−ΔR、R2=R3=R+ΔRとなりセンサ出力電圧VSO(=VP−VN)を発生すると考えることができる。これより、R1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔRとすると、式(5)は以下のようになる。
[(1+1/KO)/(R+ΔR)+1/{KO×(R−ΔR+R+ΔR)}]/(1/(R−ΔR)+(1+1/KO)/(R+ΔR)=(R+ΔR)/(R−ΔR+R+ΔR) …(6)
上式(6)が成り立つΔR/Rを求める。
ΔR/R=1/[(2×KO×{1+1/(2×KO)}]
≒1/(2×KO) ≡BOP …(7)
すなわち、上式(7)が成り立つΔR/Rが閾値点BOPとなる。ここで、通常のセンサ出力電圧は数百μVから数十mV程度であり、センサ駆動電圧は1Vから5V程度である。これより、KOは十分に大きい値として近似をおこなっている。
同様にして、図8におけるバイアス電流切り替え回路70のスイッチSWOが開放し、スイッチSWRが導通している時の閾値点について、図11を参照して説明する。図11は、説明を簡単にするために、図8のバイアス電流切り替え回路70のスイッチSWOが開放し、スイッチSWRが導通している状態で、4端子型センサ10、電圧比較器20、センサバイアス電流IBRを取り出した回路構成を示す図である。
このとき、センサバイアス電流発生回路50が発生する電流IBRは次の式(8)となる。
BR=IS×RS/RR …(8)
ここで簡単にする為に、次のように電流ミラー比1/KRを定義する。
1/KR=RS/RR …(9)
このとき、図11に示すように電流を定めセンサバイアス電流IBOの時の電流ミラー比1/KOを1/KRとすることで同様に考えることができ、VP=VNが成り立つときのΔR/Rは次の式(10)で与えられる。
ΔR/R≒1/(2×KR) ≡BRP …(10)
すなわち、上式(10)が成り立つΔR/Rが閾値点BRPとなる。
次に、バイアス電流切り替え回路70のスイッチSWO、スイッチSWRの切り替えによってつくられるヒステリシス幅|BH|を考える。
ヒステリシス幅|BH|は以下の式(11)で求まる。
|BH|=|BOP−BRP|=|1/(2×KO)−1/(2×KR)|
=|RS×(1/RO−1/RR)/2| …(11)
上式(7)、(10)、(11)から得られる閾値点BOP及びBRP、ヒステリシス幅|BH|とセンサ駆動電流検出抵抗器RSとの関係を図12に示す。
図12に示すように、従来のセンサ閾値回路においては、センサ駆動電流検出回路30の抵抗器RSを変化させることで閾値点を変化させた場合、ヒステリシス幅|BH|も同様に変化することが分かる。これは、上式(11)からも分かる。
特開2001−108480号公報
しかしながら、従来のセンサ閾値回路においては、上記のように抵抗器RSを変化させることで閾値点を変化させた際に、これと同様にヒステリシス幅|BH|も変化する。ヒステリシス幅|BH|は、センサ出力ノイズによる出力のばらつきを軽減させる働きをする。このため、閾値点を変化させた場合には、ヒステリシス幅|BH|の変化によりセンサ出力ノイズによる出力ばらつきの影響が閾値点によって異なることが生じるという問題があった。
また、抵抗器ROと抵抗器RRを変化させることにより閾値点を変化させると、閾値点の変化に依存しないヒステリシス幅|BH|を得ることができる。しかし、2つの抵抗器を変化させる為には、2つの出力端子が必要となり、チップ面積、チップコストの増加などの問題が発生する。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、1つの抵抗器を変化させることにより閾値点の変化を可能とし、閾値点の変化に依存しないヒステリシス幅を与えることができるセンサ閾値回路を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の請求項1によるセンサ閾値回路は、センサの入力に対しヒステリシス特性をもったデジタル信号を出力するセンサ閾値回路において、前記センサの出力電圧を2値化する電圧比較器と、前記センサの駆動電流を検出するセンサ駆動電流検出回路と、前記電圧比較器の出力に基づいて前記センサ駆動電流検出回路で検出されたセンサ駆動電流の1/K倍(K>0)の閾値電流を発生するセンサバイアス電流発生回路と、前記センサ駆動電流検出回路で検出したセンサ駆動電流の1/A倍(A>0)の閾値調整電流を発生し、前記センサバイアス電流発生回路で発生した前記閾値電流から前記閾値調整電流を加減算してセンサバイアス電流を発生し、前記センサの出力端子に供給する閾値調整電流発生回路と、を具備することを特徴とする。
また、本発明の請求項2によるセンサ閾値回路は、請求項1において、
前記電圧比較器の出力に基づいて第1の抵抗と第2の抵抗を切り替えるバイアス電流切り替え回路と、を更に具備し、前記センサバイアス電流発生回路は、前記バイアス電流切り替え回路で接続された第1の抵抗または第2の抵抗に基づいて、前記閾値電流を発生することを特徴とする。
また、本発明の請求項3によるセンサ閾値回路は、請求項2において、
前記閾値調整電流発生回路は、センサ駆動電圧を基準として閾値点を変化させるための第1の抵抗器と、GNDを基準にして閾値点を変化させるための第2および第3の抵抗器と、演算増幅器とを備え、前記第1の抵抗器の抵抗値をRA、前記第2および第3の抵抗器の抵抗値をそれぞれRB,RC(RB>RC)、前記センサ駆動電流検出回路の抵抗器の抵抗値をRSとすると、前記1/Aの値は、以下の式で表されることを特徴とする。
1/A=(RS/RA/2)×(1−RC/RB
また、本発明の請求項4によるセンサ閾値回路は、請求項3において、
前記第1の抵抗器、前記第2の抵抗器、前記第3の抵抗器の少なくとも1つは、可変抵抗器であることを特徴とする。
また、本発明の請求項5によるセンサ閾値回路は、請求項1において、
前記閾値調整電流発生回路は、センサ駆動電圧を基準として閾値点を変化させるための第1の抵抗器と、演算増幅器とを備え、前記第1の抵抗器の抵抗値をRA、前記センサ駆動電流検出回路の抵抗器の抵抗値をRSとすると、前記1/Aの値は、以下の式で表されることを特徴とする。
1/A=RS/RA
また、本発明の請求項6によるセンサ閾値回路は、請求項5において、
前記第1の抵抗器は可変抵抗器であることを特徴とする。
また、本発明の請求項7によるセンサ閾値回路は、請求項1〜6のいずれか1項において、
前記第1の抵抗器の抵抗値をRO、前記第2の抵抗器の抵抗値をRRとし、前記第1の抵抗器のみが導通している場合、1/K=RS/ROで表され、前記第2の抵抗値のみが導通している場合、1/K=RS/RRで表されることを特徴とする。
また、本発明の請求項8によるセンサ閾値回路は、請求項1〜6のいずれか1項において、
前記センサは、4端子型のセンサであって、ホール素子、磁気抵抗素子、歪みセンサ、圧力センサ、温度センサ、加速度センサのいずれか1つであることを特徴とする。
以上説明したように本発明によれば、センサバイアス電流IBをセンサ駆動電流から発生した閾値電流ITと閾値調整電流ICONTで発生することにより、ヒステリシス幅|BH|は抵抗比Kにより与えられるので、Kが決定されればヒステリシス幅|BH|は閾値点を変化させる係数Aに依存せず一定となる。また、定数Kが決定されれば、ヒステリシス幅|BH|はひとつの値にきまり、ばらつきや温度変動、経時変化がない。従って、本発明によれば、閾値点の変化に依存しないヒステリシス幅|BH|を得ることを可能としたセンサ閾値回路を提供することができるという効果がある。
本発明の第1の実施形態におけるセンサ閾値回路の構成を示す概念図である。 図1の4端子型センサと電圧比較器、閾値電流IT及び閾値調整電流ICONTを取り出した回路構成を示す回路図である。 本発明の第2の実施形態におけるセンサ閾値回路の構成を示す回路図である。 図3の4端子型センサとセンサ駆動電流検出回路、閾値調整電流発生回路を取り出した回路構成を示す回路図である。 図3の4端子型センサと電圧比較器、閾値電流IT及び閾値調整電流ICONTを取り出した回路構成を示す回路図である。 実施形態における閾値点と係数1/Aの関係を示す図である。 本発明の第3の実施形態におけるセンサ閾値回路の構成を示す回路図である。 従来のセンサ閾値回路の構成を示す回路図である。 ヒステリシス特性をもつセンサ閾値回路のセンサ入力と出力電圧の関係を示す図である。 図8のバイアス電流切り替え回路のスイッチSWOが導通状態、スイッチSWRが開放状態において4端子型センサ、センサバイアス電流IBO及び電圧比較器を取り出した回路構成を示す回路図である。 図8のバイアス電流切り替え回路のスイッチSWOが開放状態、スイッチSWRが導通状態において4端子型センサ、センサバイアス電流IBR及び電圧比較器を取り出した回路構成を示す回路図である。 従来のセンサ閾値回路における閾値点とセンサ駆動電流検出抵抗器RSの関係を示す図である。
符号の説明
10…4端子型センサ、20…電圧比較器、30…センサ駆動電流検出回路、40…センサ駆動電圧源、50…センサバイアス電流発生回路、60…閾値調整電流発生回路、70…バイアス電流切り替え回路、52、61、62…演算増幅器、51,63,64…PMOSトランジスタ、65,66,67…NMOSトランジスタ、71…インバータ、SWO,SWR…スイッチ、R1,R2,R3,R4,RS,RO,RR,RA,RB,RC…抵抗器
以下、本発明の実施形態を、図面を参照して説明する。但し、図面は、全図において相互に対応する部分には同一符号を付し、重複部分においては後述での説明を適時省略する。
[第1の実施形態]
(第1の実施形態の構成)
図1は、本発明におけるセンサ閾値回路の第1の実施形態の構成を示す概念図である。
このセンサ閾値回路は、4端子型センサ10と、電圧比較器20と、センサ駆動電流検出回路30と、センサバイアス電流発生回路50と、閾値調整電流発生回路60と、バイアス電流切り替え回路70とを備えて構成されている。なお、4端子型センサ10は、抵抗型の4端子型センサであって、例えばホール素子,磁気抵抗素子,歪みセンサ,圧力センサ,温度センサ,加速度センサのいずれかである。
また、このセンサ閾値回路は、4端子型センサ10の出力端子にセンサバイアス電流発生回路50と閾値調整電流発生回路60で発生したセンサバイアス電流IBを流し込み、センサバイアス電流IBと4端子型センサ10の出力端子VPのインピーダンスROUTとの積IB×ROUTによる電圧ドロップを利用し、センサ出力電圧VSO(=VP−VN)にヒステリシス特性を有している。
このような構成のセンサ閾値回路において、センサ駆動電流検出回路30を用いてセンサ駆動電流ISを検出し、センサバイアス電流発生回路50でセンサ駆動電流ISの1/K倍(K>0)の閾値電流ITが発生する。ここで、Kはバイアス電流切り替え回路70の制御により2つの値を持ち、センサバイアス電流発生回路50は2つの閾値電流ITO、ITRを発生する。
また、閾値調整電流発生回路60でセンサ駆動電流ISの1/A倍(A>0)の閾値調整電流ICONTを発生し、閾値電流ITと閾値調整電流ICONTを加減算することにより、センサバイアス電流IBを発生する。
本発明のセンサ閾値回路の要点は、センサ駆動電流ISを元に閾値電流ITと閾値調整電流ICONTを発生させ、閾値電流ITに閾値調整電流ICONTを加減算することによりセンサバイアス電流IBOを発生させるようにしたことである。
本発明を理解する為に、まず、図1における閾値電流ITと閾値調整電流ICONTについて考察する。
図2は、説明を簡単にするために、図1に示すセンサ閾値回路の内、4端子型センサ10と、電圧比較器20とを取り出し、これに閾値電流ITと閾値調整電流ICONTが流れる構成の回路図である。
図1に示すセンサバイアス電流発生回路50がバイアス電流切り替え回路70により閾値電流ITOを発生しているときの閾値点BOPを考える。
このとき、センサバイアス電流IBOは、センサバイアス電流発生回路50の電流ミラー比1/KO、閾値調整電流発生回路60の電流ミラー比1/Aを用いて、次式(12)で表される。
BO=ITO−ICONT
=IS/KO−IS/A …(12)
このとき、次の式(13a)〜(13c)が成り立つ。
1=(VCC−VP)/R1 …(13a)
2=VCC/(R3+R4) …(13b)
P/R2=I1+((I1+I2)/KO−(I1+I2)/A)) …(13c)
Pについて解くと、
P=VCC×[(1+1/KO−1/A)/R1+(1/KO−1/A)/(R3+R4)]/[1/R2+(1+1/KO−1/A)/R1] …(14)
となる。電圧比較器20は、VP=VNとなる電圧でスイッチするので、次式(15)が成り立つ。
CC×[(1+1/KO−1/A)/R1+(1/KO−1/A)/(R3+R4)]/[1/R2+(1+1/KO−1/A)/R1]=R4×VCC/(R3+R4) …(15)
4端子型センサ10は、外部から印加されるセンサ入力BINに応じて抵抗器R1、R2、R3、R4がバランスを崩しR1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔR、または、R1=R4=R−ΔR、R2=R3=R+ΔRとなりセンサ出力電圧VSO(=VP−VN)を発生すると考えることができる。これより、R1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔRとすると、次式(16)が成り立つ。
{(1+1/KO−1/A)/(R+ΔR)+(1/KO−1/A)/(R−ΔR+R+ΔR)}/{1/(R−ΔR)+(1+1/KO−1/A)/(R+ΔR)}=(R+ΔR)/(R−ΔR+R+ΔR) …(16)
上式(16)が成り立つΔR/Rを求める。
ΔR/R=(1/KO−1/A)/[2×{1+1/2×(1/KO−1/A)}]
≒1/(2×KO)−1/(2×A)≡BOP …(17)
すなわち、上式(17)が成り立つΔR/Rが閾値点BOPとなる。ここで、今前提としている範囲では定数KO、Aは十分に大きい値として扱えることを利用し近似をおこなった。
次に、図1に示すセンサバイアス電流発生回路50がバイアス電流切り替え回路70により閾値電流ITRを発生しているときの閾値点BRPを考える。
このとき、センサバイアス電流IBOは、センサバイアス電流発生回路50の電流ミラー比1/KR、閾値調整電流発生回路60の電流ミラー比1/Aを用いて、次式(18)で表される。
BR=ITR−ICONT
=IS/KR−IS/A …(18)
このときの閾値点BRPは、式(12)〜(17)内に含まれるセンサバイアス電流発生回路50の電流ミラー比1/KOを1/KRに置き換えることにより同様に求めることができる。
ΔR/R≒1/(2×KR)−1/(2×A)≡BRP …(19)
次に、センサバイアス電流発生回路50がバイアス電流切り替え回路70により閾値電流ITO,閾値電流ITRを切り替えることにより作られるヒステリシス幅|BH|について考える。
この時、ヒステリシス幅|BH|は次式(20)で表される。
|BH|=|BOP―BRP|=|{1/(2×KO)−1/(2×A)}−{1/(2×KR)−1/(2×A)}|
=|1/(2×KO)−1/(2×KR)| …(20)
上記の実施形態で求められた上式(17),(19),(20)において重要なことは、閾値点BOP及びBRPは係数Aに依存しており、ヒステリシス幅|BH|は、係数Aに依存していないということである。
また、係数Aを変えることにより、閾値点の変化が可能となる。
また、上式(20)から、センサ駆動電圧VCCにヒステリシス幅|BH|が依存しないことがわかる。
上記の係数KO,KRは、ミラー比によって与えられるので、係数KO,KRが決まればヒステリシス幅|BH|はひとつの値に決まり、ばらつきや温度変動、経時変化がない。
従って、本発明のセンサ閾値回路によれば、閾値点の変化に依存しないヒステリシス幅を与えることができる。
尚、第1の実施形態では、センサバイアス電流発生回路50と閾値調整電流発生回路60で発生したセンサバイアス電流IBは、4端子型センサ10の出力端子VPに流し込むようにしているが、4端子型センサ10の出力端子VPの代わりに出力端子VNに流し込んでもよい。
[第2の実施形態]
(第2の実施形態の構成)
図3は、本発明におけるセンサ閾値回路の第2の実施形態の構成を示す回路図である。
このセンサ閾値回路は、4端子型センサ10と、電圧比較器20と、センサ駆動電流検出回路30と、センサバイアス電流発生回路50と、閾値調整電流発生回路60と、バイアス電流切り替え回路70とを備えて構成されている。なお、4端子型センサ10は、抵抗型の4端子型センサであって、例えばホール素子,磁気抵抗素子,歪みセンサ,圧力センサ,温度センサ,加速度センサのいずれかである。
また、このセンサ閾値回路は、4端子型センサ10の出力端子にセンサバイアス電流発生回路50と閾値調整電流発生回路60で発生したセンサバイアス電流IBを流し込み、センサバイアス電流IBと4端子型センサ10の出力端子VPのインピーダンスROUTとの積IB×ROUTによる電圧ドロップを利用し、センサ出力電圧VSO(=VP−VN)にヒステリシス特性を有している。
このような構成のセンサ閾値回路において、センサ駆動電流検出回路30の抵抗器RSを用いてセンサ駆動電流ISを検出し、抵抗器RS,バイアス電流切り替え回路70の制御により接続された抵抗器RRまたは抵抗器RO,演算増幅器52及びPMOSトランジスタ51からなるセンサバイアス電流発生回路50でセンサ駆動電流ISの1/K倍(K>0)の閾値電流ITが発生する。ここで、Kはバイアス電流切り替え回路70の制御により2つの値を持ち、センサバイアス電流発生回路50は2つの閾値電流ITO、ITRを発生する。
また、抵抗器RA,演算増幅器61,PMOSトランジスタ63,PMOSトランジスタ64,抵抗器RC,抵抗器RB,演算増幅器62,NMOSトランジスタ65,NMOSトランジスタ66,NMOSトランジスタ67からなる閾値調整電流発生回路60でセンサ駆動電流ISの1/A倍(A>0)の閾値調整電流ICONTを発生する。
また、閾値調整電流発生回路60で閾値電流ITと閾値調整電流ICONTを減算することにより、センサバイアス電流IBを発生する。第2の実施形態では、閾値電流ITから閾値調整電流ICONTを減算した電流をセンサバイアス電流IBOとして説明するが、閾値電流ITに閾値調整電流ICONTを加算した電流をセンサバイアス電流IBOとしても良い。
本発明のセンサ閾値回路の要点は、センサ駆動電流ISを元に閾値電流ITと閾値調整電流ICONTを発生させ、閾値電流ITに閾値調整電流ICONTを加減算することによりセンサバイアス電流IBOを発生させるようにしたことである。
本発明を理解する為に、まず、図3における閾値電流ITと閾値調整電流ICONTについて考察する。また、理解を簡単にする為に、センサ駆動電流を検出する抵抗器RSの抵抗値を、センサ抵抗器R1,R2,R3,R4の抵抗値に比べて非常に小さいと考え、それによりセンサの駆動端子電圧VCC2はVCCに等しいとした。後で導かれる結果から、センサ駆動電圧VCCに閾値点が依存しないことがわかるので、センサ駆動電流検出抵抗器RSの抵抗値は、任意の値でかまわない。
まず、図3におけるバイアス電流切り替え回路70のスイッチSWOが導通し、スイッチSWRが開放している時の閾値電流ITOについて説明する。
TO=IS×RS/RO …(21)
ここで簡単にする為に、次のようにセンサバイアス電流発生回路50の電流ミラー比1/KOを定義する。
1/KO=RS/RO …(22)
次に、図3におけるバイアス電流切り替え回路70のスイッチSWRが導通し、スイッチSWOが開放している時の閾値電流ITRについて説明する。
TR=IS×RS/RR …(23)
ここで簡単にする為に、次のようにセンサバイアス電流発生回路50の電流ミラー比1/KRを定義する。
1/KR=RS/RR …(24)
次に、図4のように電流を定め、閾値調整電流ICONTについて説明する。図4は、説明を簡単にするために、図3に示すセンサ閾値回路内の4端子型センサ10とセンサ駆動電流検出回路30、センサ駆動電圧源40、閾値調整電流発生回路60とを取り出した回路図である。ここで、説明を簡単にするため、PMOSトランジスタ63とPMOSトランジスタ64はサイズが等しいとして以下扱う。また、NMOSトランジスタ66とNMOSトランジスタ67はサイズが等しいとして以下扱う。また、RB>RCとする。
まず、PMOSトランジスタ63とPMOSトランジスタ64に流れる電流I63、I64は等しく次式(25)で表される。
63=I64=IS×RS/RA/2 …(25)
また、NMOSトランジスタ65と抵抗器RBに流れる電流I65は次式(26)で表される。
65=I64×RC/RB
=IS×RS/RA/2×RC/RB …(26)
また、NMOSトランジスタ66とNMOSトランジスタ67の電流I66、閾値調整電流ICONTは等しく次式(27)で表される。
66=ICONT=I63−I65
=(IS×RS/RA/2)−(IS×RS/RA/2)×RC/RB
=(IS×RS/RA/2)×(1−RC/RB) …(27)
ここで、簡単にするため次式(28)を定義する。
1/A=RS/RA/2×(1−RC/RB) …(28)
次に、図5のように電流を定める。図5は、説明を簡単にするために、図3に示すセンサ閾値回路の内、4端子型センサ10と、電圧比較器20とを取り出し、これに閾値電流ITと閾値調整電流ICONTが流れる構成の回路図である。
図3に示すバイアス電流切り替え回路70のスイッチSWOが導通し、スイッチSWRが開放している時の閾値点BOPを考える。
このとき、閾値電流ITOは上式(21)で表され、センサバイアス電流IBOは式(21),式(22),式(27),式(28)を用いて、次式(29)で表される。
BO=ITO−ICONT
=IS/KO−IS/A …(29)
このとき、次の式(30a)〜(30c)が成り立つ。
1=(VCC−VP)/R1 …(30a)
2=VCC/(R3+R4) …(30b)
P/R2=I1+((I1+I2)/KO−(I1+I2)/A)) …(30c)
Pについて解くと、
P=VCC×[(1+1/KO−1/A)/R1+(1/KO−1/A)/(R3+R4)]/[1/R2+(1+1/KO−1/A)/R1] …(31)
となる。電圧比較器20は、VP=VNとなる電圧でスイッチするので、次式(32)が成り立つ。
CC×[(1+1/KO−1/A)/R1+(1/KO−1/A)/(R3+R4)]/[1/R2+(1+1/KO−1/A)/R1]=R4×VCC/(R3+R4) …(32)
4端子型センサ10は、外部から印加されるセンサ入力BINに応じて抵抗器R1、R2、R3、R4がバランスを崩しR1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔR、または、R1=R4=R−ΔR、R2=R3=R+ΔRとなりセンサ出力電圧VSO(=VP−VN)を発生すると考えることができる。これより、R1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔRとすると、次式(33)が成り立つ。
{(1+1/KO−1/A)/(R+ΔR)+(1/KO−1/A)/(R−ΔR+R+ΔR)}/{1/(R−ΔR)+(1+1/KO−1/A)/(R+ΔR)}=(R+ΔR)/(R−ΔR+R+ΔR) …(33)
上式(33)が成り立つΔR/Rを求める。
ΔR/R=(1/KO−1/A)/[2×{1+1/2×(1/KO−1/A)}]
≒1/(2×KO)−1/(2×A)≡BOP …(34)
すなわち、上式(34)が成り立つΔR/Rが閾値点BOPとなる。ここで、今前提としている範囲では定数KO、Aは十分に大きい値として扱えることを利用し近似をおこなった。
次に、図3に示すバイアス電流切り替え回路70のスイッチSWOが開放し、スイッチSWRが導通している時の閾値点BRPを考える。
このとき、閾値電流ITRは上式(33)で表され、センサバイアス電流IBRは式(23),式(24),式(27),式(28)を用いて、次式(35)で表される。
BR=ITR−ICONT
=IS/KR−IS/A …(35)
このときの閾値点BRPは、式(30)〜(34)内に含まれるセンサバイアス電流発生回路50の電流ミラー比1/KOを1/KRに置き換えることにより同様に求めることができる。
ΔR/R≒1/(2×KR)−1/(2×A)≡BRP …(36)
次に、バイアス電流切り替え回路70のスイッチSWO,スイッチSWRを切り替えることにより作られるヒステリシス幅|BH|について考える。
この時、ヒステリシス幅|BH|は次式(37)で表される。
|BH|=|BOP―BRP|=|{1/(2×KO)−1/(2×A)}−{1/(2×KR)−1/(2×A)}|
=|1/(2×KO)−1/(2×KR)| …(37)
上式(34),(36),(37)から得られる閾値点BOP及びBRP、ヒステリシス幅|BH|と係数1/Aの関係を図6に示す。
上記の実施形態で求められた上式(34),(36),(37)、および図6において重要なことは、閾値点BOP及びBRPは係数Aに依存しており、ヒステリシス幅|BH|は、係数Aに依存していないということである。また、上式(28)より係数Aは、抵抗比によって決まるため、少なくとも1つの抵抗器を変えることにより閾値点の変化が可能となる。図3及び図4では、抵抗器RCを可変抵抗器として図示しているが、抵抗器RAまたは抵抗器RBを可変抵抗器としても良い。
また、閾値点の変化は、VCCを基準とする場合には抵抗器RAを変化させ、GNDを基準にする場合には抵抗器RBまたは抵抗器RCを変化させることで可能であり、基準電圧によらず閾値点を変化させることができる。ここで、抵抗器RSは式(22),(24)より、係数KO,KRに依存する係数になるため変化させることはできない。また、上式(37)から、センサ駆動電圧VCCにヒステリシス幅|BH|が依存しないことがわかる。
上記の係数KO,KRは、抵抗比によって与えられるので、係数KO,KRが決まればヒステリシス幅|BH|はひとつの値に決まり、ばらつきや温度変動、経時変化がない。
従って、本発明のセンサ閾値回路によれば、閾値点の変化に依存しないヒステリシス幅を与えることができる。
[第3の実施形態]
(第3の実施形態の構成)
図7は、本発明におけるセンサ閾値回路の第3の実施形態の構成を示す回路図である。
このセンサ閾値回路は、4端子型センサ10と、電圧比較器20と、センサ駆動電流検出回路30と、センサバイアス電流発生回路50と、閾値調整電流発生回路60と、バイアス電流切り替え回路70とを備えて構成されている。なお、4端子型センサ10は、抵抗型の4端子型センサであって、例えばホール素子、磁気抵抗素子、歪みセンサ、圧力センサ、温度センサ、加速度センサのいずれかである。
また、このセンサ閾値回路は、4端子型センサ10の出力端子にセンサバイアス電流発生回路50と閾値調整電流発生回路60で発生したセンサバイアス電流IBを流し込み、センサバイアス電流IBと4端子型センサ10の出力端子VPのインピーダンスROUTとの積IB×ROUTによる電圧ドロップを利用し、センサ出力VSO(=VP−VN)にヒステリシス特性を有している。
このような構成のセンサ閾値回路において、センサ駆動電流検出回路30の抵抗器RSを用いてセンサ駆動電流ISを検出し、抵抗器RS、バイアス電流切り替え回路70の制御により接続された抵抗器RRまたは抵抗器RO、演算増幅器52及びPMOSトランジスタ51からなるセンサバイアス電流発生回路50でセンサ駆動電流ISの1/K倍(K>0)の閾値電流ITを発生する。ここで、Kはバイアス電流切り替え回路70の制御により2つの値を持ち、センサバイアス電流発生回路50は2つの閾値電流ITO、ITRを発生する。
また、抵抗器RA、演算増幅器61、PMOSトランジスタ63、NMOSトランジスタ66、NMOSトランジスタ67からなる閾値調整電流発生回路60でセンサ駆動電流ISの1/A倍(A>0)の閾値調整電流ICONTを発生する。
また、閾値調整電流発生回路60で閾値電流ITと閾値調整電流ICONTを減算することにより、センサバイアス電流IBを発生する。第3の実施形態では、閾値電流ITから閾値調整電流ICONTを減算した電流をセンサバイアス電流IBOとして説明するが、閾値電流ITに閾値調整電流ICONTを加算した電流をセンサバイアス電流IBOとしても良い。
本実施形態の作用および効果は、第1及び第2の実施形態と同様であるので省略する。異なる点は式(28)であるが、図7に示すセンサ閾値回路に於ける閾値点BOP、閾値点BRP、ヒステリシス幅|BH|は、上式(28)で定義した1/Aを次式(38)に置き換えることで、同様に考えることができる。
1/A=RS/RA …(38)
ここで、説明を簡単にするため、NMOSトランジスタ66とNMOSトランジスタ67のサイズは等しいとして扱った。
また、上式(38)より係数Aは、抵抗比によって決まるため、1つの抵抗器を変えることにより閾値点の変化が可能となる。
以上の構成により、第1及び第2の実施形態と同様に、係数KO、KRが決まればヒステリシス幅|BH|はひとつの値に決まり、ばらつきや温度変動、経時変化がなく、従って、本発明のセンサ閾値回路によれば、閾値点の変化に依存しないヒステリシス幅を与えることができる。

Claims (8)

  1. センサの入力に対しヒステリシス特性をもったデジタル信号を出力するセンサ閾値回路において、
    前記センサの出力電圧を2値化する電圧比較器と、
    前記センサの駆動電流を検出するセンサ駆動電流検出回路と、
    前記電圧比較器の出力に基づいて前記センサ駆動電流検出回路で検出されたセンサ駆動電流の1/K倍(K>0)の閾値電流を発生するセンサバイアス電流発生回路と、
    前記センサ駆動電流検出回路で検出したセンサ駆動電流の1/A倍(A>0)の閾値調整電流を発生し、前記センサバイアス電流発生回路で発生した前記閾値電流から前記閾値調整電流を加減算してセンサバイアス電流を発生し、前記センサの出力端子に供給する閾値調整電流発生回路と、
    を具備することを特徴とするセンサ閾値回路。
  2. 前記電圧比較器の出力に基づいて第1の抵抗と第2の抵抗を切り替えるバイアス電流切り替え回路と、
    を更に具備し、
    前記センサバイアス電流発生回路は、前記バイアス電流切り替え回路で接続された第1の抵抗または第2の抵抗に基づいて、前記閾値電流を発生することを特徴とする請求項1に記載のセンサ閾値回路。
  3. 前記閾値調整電流発生回路は、センサ駆動電圧を基準として閾値点を変化させるための第1の抵抗器と、GNDを基準にして閾値点を変化させるための第2および第3の抵抗器と、演算増幅器とを備え、前記第1の抵抗器の抵抗値をRA、前記第2および第3の抵抗器の抵抗値をそれぞれRB,RC(RB>RC)、前記センサ駆動電流検出回路の抵抗器の抵抗値をRSとすると、前記1/Aの値は、以下の式で表されることを特徴とする請求項2に記載のセンサ閾値回路。
    1/A=(RS/RA/2)×(1−RC/RB
  4. 前記第1の抵抗器、前記第2の抵抗器、前記第3の抵抗器の少なくとも1つは、可変抵抗器であることを特徴とする請求項3に記載のセンサ閾値回路。
  5. 前記閾値調整電流発生回路は、センサ駆動電圧を基準として閾値点を変化させるための第1の抵抗器と、演算増幅器とを備え、前記第1の抵抗器の抵抗値をRA、前記センサ駆動電流検出回路の抵抗器の抵抗値をRSとすると、前記1/Aの値は、以下の式で表されることを特徴とする請求項1に記載のセンサ閾値回路。
    1/A=RS/RA
  6. 前記第1の抵抗器は可変抵抗器であることを特徴とする請求項5に記載のセンサ閾値回路。
  7. 前記第1の抵抗器の抵抗値をRO、前記第2の抵抗器の抵抗値をRRとし、前記第1の抵抗器のみが導通している場合、1/K=RS/ROで表され、前記第2の抵抗値のみが導通している場合、1/K=RS/RRで表されることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のセンサ閾値回路。
  8. 前記センサは、4端子型のセンサであって、ホール素子、磁気抵抗素子、歪みセンサ、圧力センサ、温度センサ、加速度センサのいずれか1つであることを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載のセンサ閾値回路。
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