JP5129302B2 - センサ閾値決定回路 - Google Patents

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Description

本発明は、センサ閾値決定回路に関し、特にセンサの外部入力に対して、センサの抵抗に依存しないヒステリシス特性を持たせたディジタル値を出力するセンサ閾値決定回路に関する。
各種センサの出力をディジタル化するための必要な閾値を決めるセンサ閾値決定回路がある。まず、図5を参照して、従来のセンサ閾値決定回路100の回路構成を説明する。図5に示すセンサ閾値決定回路100は、4端子型センサ120と、センサ駆動電流検出回路130と、センサバイアス電流出力回路140と、バイアス電流切り替え回路150と、電圧比較器160とを有して構成される。4端子型センサ120の出力端子にセンサバイアス電流出力回路140で発生したバイアス電流IBを流す。これにより、4端子型センサ120の出力インピーダンスであるセンサ出力インピーダンスROUTとバイアス電流IBとの積であるROUT×IBの電圧ドロップが得られる。センサ閾値決定回路100は、この電圧ドロップを利用して、4端子型センサ120に入力されるセンサ外部入力BINに対して、ヒステリシス特性を持たせたディジタル出力を得るための回路である。
4端子型センサ120は、2つのセンサ入力端子と、2つのセンサ出力端子VP,VNを有する4端子型のセンサ、又は当該4端子型のセンサと等価な回路構成のセンサであって、ホール素子、磁気抵抗素子、歪みセンサ、圧力センサ、温度センサ、又は加速度センサ等である。4端子型センサ120は、センサ抵抗R1〜R4を有し、抵抗R1、R2を流れる電流I1と、センサ抵抗R3、R4を流れる電流I2との2つの出力の変位に基づいて、例えば永久磁石やコイル等から発生する磁束密度の絶対値を検出したり、磁気抵抗や歪み等を検出したりする。
センサ駆動電流検出回路130は、センサ駆動電圧VCCが印加される駆動電流検出用抵抗RSを有し、4端子型センサ120を駆動するためのセンサ駆動電流Iを検出する。
センサバイアス電流出力回路140は、センサ駆動電流Iを増幅するための演算増幅器141、増幅動作を行うためのスイッチング切り替えを行うPMOSトランジスタ142、及びセンサ駆動電圧VCCが印加されたバイアス電流出力用抵抗RBとを有して構成される。
駆動電流検出用抵抗RSを用いてセンサ駆動電流Iを検出し、そのセンサ駆動電流Iを駆動電流検出用抵抗RSとバイアス電流出力用抵抗RBと演算増幅器141の組み合わせで決まるK対1の比で増幅した電流を出力する電流ミラー回路が構成され、センサ駆動電流Iの所定(1/K=RS/RB)倍のセンサバイアス電流IBを発生させている。
演算増幅器141のプラス入力端子は、センサ駆動電流検出回路130のセンサ駆動電圧VCCが印加された駆動電流検出用抵抗RSと、4端子型センサ120の入力端子との間に接続される。演算増幅器141のマイナス入力端子は、PMOSトランジスタ142のソースとバイアス電流出力用抵抗RBとの間に接続される。演算増幅器141の出力端子は、PMOSトランジスタ142のゲートに接続される。PMOSトランジスタ142のドレインは、バイアス電流切り替え回路150のスイッチSW1、SW2を介して4端子型センサ120の出力端子に接続される。そして、発生されたバイアス電流IBは、PMOSトランジスタ142のドレインからバイアス電流切り替え回路150に出力される。
バイアス電流切り替え回路150は、電圧比較器160の出力状態(「High」レベル又は「Low」レベル)に応じて、センサバイアス電流出力回路140で発生させたセンサ駆動電流Iの1/K倍のバイアス電流IBを吐き出す(正の方向で流す)、又は引き込む(負の方向で流す)ように動作を切り替える。
電圧比較器160は、プラス入力端子がセンサ出力端子VPに接続され、マイナス入力端子がセンサ出力端子VNに接続される。また、出力端子がスイッチSW1のゲートと、インバータ151を介してスイッチSW2のゲートとに接続される。そして、4端子型センサ120から出力される2つの出力電圧を比較することで、4端子型センサ120の出力電圧をディジタル値Doutとして出力する。
従来のセンサ閾値決定回路100では、駆動電流検出用抵抗RSを用いてセンサ駆動電流Iを検出し、そのセンサ駆動電流Iを駆動電流検出用抵抗RSとバイアス電流出力用抵抗RBと演算増幅器141の組み合わせで決まるK対1の比で増幅した電流を出力する電流ミラー回路が構成され、センサ駆動電流Iの1/Kのセンサバイアス電流IBを発生させている。
ここで、図6を参照して、バイアス電流IBによりヒステリシスを持たせることができるということを説明する。図6は、バイアス電流切り替え回路150のスイッチSW2が導通し、スイッチSW1が開放したときのセンサ閾値決定回路100と等価な回路であるセンサ閾値決定回路100´の回路構成を示す回路図ある。
まず、説明しやすくするため、センサ駆動電流Iを検出する駆動電流検出用抵抗RSの抵抗値が、4端子型センサ120のセンサ抵抗R1〜R4の合成抵抗であるセンサ抵抗Rの抵抗値に比べて非常に小さい値であるとして考える。それにより、4端子型センサ120の駆動端子電圧VCC2は、センサ駆動電圧VCCに等しくなる。後で導かれる結果から、センサの出力電圧をディジタル値Doutとして出力するための閾値電圧は、センサ駆動電圧VCCに依存しないことが分かるので、一般的にはセンサ駆動電流Iを検出するための駆動電流検出用抵抗RSの抵抗値は、任意の値であって構わない。
また、バイアス電流IBが4端子型センサ120の出力端子に流れ込んでいる場合を考えるが、逆にバイアス電流IBは4端子型センサ120の出力端子から流れ出る方向であっても構わない。スイッチSW1が導通し、スイッチSW2が開放したときの状態は、以下の説明においてセンサ抵抗R1、R2とセンサ抵抗R3、R4とを入れ替え、4端子型センサ120の出力端子の電圧であるセンサ出力端子VPの電圧とセンサ出力端子VNの電圧とを入れ替えて考えれば良い。
図6に示すように、電流I1、I2を定めると、次の式(1a)〜(1c)が成り立つ。
I1=(VCC−VP)/R1 ……(1a)
I2=VCC/(R3+R4) ……(1b)
VP/R2=I1+IB ……(1c)
これをVPについて解くと、
VP=(VCC/R1+IB)/(1/R1+1/R2) ……(2)
となる。電圧比較器160は、センサ出力端子VPの電圧=センサ出力端子VNの電圧となるときスイッチング動作するので、次の式(3)が成り立つ。
(VCC/R1+IB)/(1/R1+1/R2)
=R4×VCC/(R3+R4) ……(3)
ここで、4端子型センサ120は、外部から印加されるセンサ入力BINに応じて、センサ抵抗R1〜R4がバランスを崩し、R1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔR、又はR1=R4=R−ΔR、R2=R3=R+ΔRとなり、センサ出力電圧VH=センサ出力端子VPの電圧−センサ出力端子VNの電圧を発生させると考えることができる。センサ出力電圧VHは、例えば、ホールセンサであれば、センサ外部入力BINによって発生するホール起電力である。これより、R1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔRとし、上式(3)に代入すると、
(VCC/(R+ΔR)+IB)/(1/(R+ΔR)+1/(R−ΔR))
=(R+ΔR)×VCC/(R−ΔR+R+ΔR) ……(4)
となる。上式(4)が成り立つΔR/Rを求めると、
ΔR/R=VCC/(R×IB)×(SQRT(1+(R×IB/VCC)2)−1)
≒VCC/(R×IB)×(1+(R×IB/VCC)2/2−1)
=R×IB/(2×VCC) ……(5)
となる。4端子型センサ120のセンサ出力電圧VHは、通常数百μVから数十mVの出力範囲である。また、4端子型センサ120の駆動電圧VCCは、1Vから5V程度である。また、R×IBは、大きくても数十mVである。よって、上式(5)のR×IB/VCCの項は、1よりも十分に小さい値である。以上説明したように、4端子型センサ120の電流I1、I2とバイアス電流IBとから、閾値電圧を決めることができる。
次に、4端子型センサ120の出力インピーダンスROUTとバイアス電流IBの積(IB×ROUT)の電圧ドロップを利用して、閾値電圧を決める流れについて説明する。4端子型センサ120の出力端末の電圧VPから見た4端子型センサ120の出力インピーダンスROUTは、センサ抵抗R1とセンサ抵抗R2との並列接続により次式(6)で与えられる。
ROUT=R1×R2/(R1+R2) ……(6)
ここで、R1=R+ΔR、R2=R−ΔRとすると、
ROUT=(R+ΔR)×(R−ΔR)/(R+ΔR+R−ΔR)
=(R/2)×(1−(ΔR/R)2) ……(7)
となる。ΔR/Rは、普通0.1以下と考えて良いので、2次の項を無視すると
ROUT=R/2 ……(8)
となる。センサ出力インピーダンスROUTとバイアス電流IBの積は、R×IB/2となる。センサ出力電圧VHは、センサ出力端子VNの電圧とセンサ出力端子VPの電圧との差分電圧であるので、次式(9)のようになる。
VH=VCC×R4/(R3+R4)−VCC×R2/(R1+R2) ……(9)
前述と同じく、R1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔRとすると、
VH=VCC×(R+ΔR)/(R−ΔR+R+ΔR)−VCC×
(R−ΔR)/(R+ΔR+R−ΔR)=VCC×ΔR/R ……(10)
となる。電圧比較器160は、センサ出力端子VPの電圧=センサ出力端子VNの電圧となるときスイッチするので、次の式(11)が成り立つ。
VCC×ΔR/R=R×IB/2 ……(11)
従って、
ΔR/R=R×IB/(2×VCC) ……(12)
となる。上式(5)及び(12)で示されるように、4端子型センサ120の電流I1、I2とバイアス電流IBとから考えた場合であっても、あるいは、センサ出力インピーダンスROUTとバイアス電流IBの積から考えた場合においても同じ結果が得られた。
これまでの説明においては、考えやすくするためにセンサの抵抗がR1=R4=R+ΔR、R2=R3=R−ΔRであると仮定したが、センサ抵抗R1〜R4にバランスの崩れが無いままでも一般性を失わない。また、4端子型センサ120が、抵抗値が変化せずに内部に電圧を発生するようなホール素子等であっても、センサ出力インピーダンスROUTとバイアス電流IBとの積により閾値電圧を決めるという考え方を、そのまま適用することできる。
ここで、上式(5)及び(12)におけるセンサバイアス電流IBは、センサ電圧VCCとセンサ抵抗Rとによって決まるセンサ駆動電流Iを1/K倍とした電流である。そこで、上式(5)のバイアス電流IBに、VCC/R/Kを代入すると、
ΔR/R=R×VCC/R/K/(2×VCC)
=1/(2×K) ……(13)
のようになる。上記式(13)において、重要なことは、閾値電圧が定数Kにのみ依存し変化するということである。上記の定数Kは、抵抗比あるいはトランジスタのミラー比により与えられるものである。よって、定数Kが決定されれば、閾値電圧はひとつの値に決まり、ばらつきや経時変化が無いことを意味する。
また、温度変動による閾値電圧の変化についても着目する。センサ外部入力BINに対し、閾値電圧の温度変動を一定にするためには定数Kにセンサ抵抗Rの温度特性と同等の特性を持たせる必要がある。
電圧比較器160によって比較される電圧は、4端子型センサ120のセンサ出力電圧VHと、上式(11)により得られた閾値電圧(R×IB/2)とである。センサ出力電圧VHはホール起電力であるので、ホール定数をRH、センサ厚みをtとすると、一般的にホール起電力はRH/t×I×BINのように定義される。このホール起電力は、RH/tとセンサ駆動電流Iによって決まることが分かる。つまり、
RH/t×I×BIN=R×IB/2
BIN=R×IB/(2×(RH/t×I)) ……(14)
となる。ここで、バイアス電流IBは、センサ駆動電流Iの1/K倍の電流であるので、
BIN=R×I/K/(2×(RH/t×I))
=R/(2×K×(RH/t)) ……(15)
上式(15)からも、センサ外部入力BINは、ホール定数RHやセンサ厚みt、センサ抵抗Rの温度特性による影響を受けることが分かる。ここで、RH/tは、ホール素子を製造するプロセスで温度特性が決まる。このRH/tは温度の変動に対する変動が小さい場合が多いが、一方でセンサ抵抗Rは温度の変動に対する変動が非常に大きい場合が多い。このため、RH/tの温度特性を無視すると、センサ抵抗Rの温度特性を考慮した定数Kを設定することで、温度の変動によらずセンサ外部入力BINを一定にすることができる。
特開2001−108480号公報
上記のように、センサ外部入力BINがセンサ抵抗Rに依存するということは、センサ抵抗R、バイアス電流出力用抵抗RBの各素子同士でマッチングがとれていないと、センサ外部入力BINの絶対値のばらつきや、温度特性による変動が発生することを意味する。従って、図5における駆動電流検出用抵抗RSにあっては、温度特性の無いものや、外付けの抵抗を選択し、バイアス電流出力用抵抗RBにあっては、センサ抵抗Rと同一のものを使用する必要があった。
しかしながら、この場合、駆動電流を流す方向や素子の配置による制約を受けてしまうという問題があった。また、センサ抵抗Rは、素子の形状や素子を配置場所が予め決まっていることが特に多いため、このような抵抗素子同士のマッチングを考慮したレイアウトに限りがあるという問題があった。
そこで、本発明の目的は、上記の課題に鑑み、センサの外部入力に対して、センサの抵抗に依存しないヒステリシス特性もたせたディジタル値を出力することのできるセンサ閾値決定回路を提供することを目的とする。
本発明に係る駆動装置は、上記の目的を達成するために、次のように構成される。
本発明に係る第1のセンサ閾値決定回路は、センサを駆動するためのセンサ駆動電流を検出するセンサ駆動電流検出手段と、前記センサ駆動電流検出手段から検出された前記センサ駆動電流を所定倍したバイアス電流を出力するセンサバイアス電流出力手段と、前記センサの出力インピーダンスを所定のインピーダンスに変換するインピーダンス変換手段と、前記センサから出力されたセンサ出力電圧を比較して、前記センサ出力電圧をディジタル値として出力する電圧比較手段と、を備え、変換後の出力インピーダンスに対して、前記バイアス電流を流すことによって、前記ディジタル値として出力するための閾値電圧を決定することを特徴とする。
上記の第1のセンサ閾値決定回路によれば、インピーダンス変換手段がセンサの出力インピーダンスを変換する。そして、変換後の出力インピーダンスに対して、バイアス電流を流すことで、変換後の出力インピーダンスとバイアス電流との積の電圧ドロップを利用して、閾値電圧を決定する。これにより、センサへの外部入力に対して、センサの抵抗に依存しないヒステリシス特性を持たせたディジタル出力を得ることが可能となる。
本発明に係る第2のセンサ閾値決定回路は、前記センサは、2つの入力端子と、2つの出力端子を有する4端子型のセンサであり、前記インピーダンス変換手段は、前記4端子型のセンサの出力端子に接続され、前記4端子型のセンサの2つの出力インピーダンスの少なくとも一方を所定のインピーダンスに変換し、前記電圧比較手段の比較結果に基づいて、前記インピーダンス変換手段から出力された2つの出力インピーダンスのうちのいずれか一方に対して前記バイアス電流を流すように、当該バイアス電流の流れを切り替えるバイアス電流切り替え手段を備えることを特徴とする。
上記の第2のセンサ閾値決定回路によれば、インピーダンス変換手段が、4端子型のセンサの2つの出力インピーダンスの少なくとも一方を所定のインピーダンスに変換した後で、バイアス電流切り替え手段によって、変換された出力インピーダンスだけにバイアス電流を流すことが可能となる。
本発明に係る第3のセンサ閾値決定回路は、前記インピーダンス変換手段は、前記4端子型のセンサの2つの出力インピーダンスの両方を所定のインピーダンスに変換することを特徴とする。
上記の第3のセンサ閾値決定回路によれば、インピーダンス変換手段が、4端子型のセンサの2つの出力インピーダンスの両方を所定のインピーダンスに変換する。
本発明に係る第4のセンサ閾値決定回路は、前記バイアス電流切り替え手段は、前記電圧比較手段の比較結果に基づいて、変換後の2つの出力インピーダンスのうちのいずれか一方に対して前記バイアス電流を流すように、前記バイアス電流の流れを切り替えることを特徴とする。
上記の第4のセンサ閾値決定回路によれば、バイアス電流切り替え手段が、増幅されたセンサ駆動電流を、バイアス電流切り替え手段の出力からインピーダンス変換手段の2つのうちの出力のいずれかに切り替えて流す。これにより、上述したようにセンサへの外部入力に対して、センサの抵抗に依存しないヒステリシス特性を持たせたディジタル値を出力することが可能となる。
本発明に係る第5のセンサ閾値決定回路は、前記インピーダンス変換手段は、前記4端子型のセンサの2つの出力インピーダンスのいずれか一方を所定のインピーダンスに変換することを特徴とする。
上記の第5のセンサ閾値決定回路によれば、インピーダンス変換手段が、4端子型のセンサの2つの出力インピーダンスのいずれか一方を所定のインピーダンスに変換する。
本発明に係る第6のセンサ閾値決定回路は、前記バイアス電流に対して負のバイアス電流を出力するセンサバイアスシンク電流出力手段を備え、前記バイアス電流切り替え手段は、前記電圧比較手段の比較結果に基づいて、変換後の出力インピーダンスに対して前記バイアス電流を吐き出す、又は引き込むように、前記バイアス電流の流れを切り替えることを特徴とする。
上記の第6のセンサ閾値決定回路によれば、センサバイアスシンク電流出力手段が、バイアス電流に対して負のバイアス電流を出力する。そして、バイアス電流切り替え手段が、増幅されたセンサ駆動電流を、バイアス電流切り替え手段の出力からインピーダンス変換手段の出力に吐き出す、又はインピーダンス変換手段の出力からバイアス電流切り替え手段の出力に引き込むように切り替えて流す。これにより、上述したようにセンサへの外部入力に対して、センサの抵抗に依存しないヒステリシス特性を持たせたディジルタ値を出力することが可能となる。
本発明に係る第7のセンサ閾値決定回路は、前記出力インピーダンス変換手段は、前記センサ出力電圧を所定のゲインで増幅するための出力電圧増幅回路と、前記出力電圧増幅回路によって増幅されたセンサ出力電圧を基準にして、前記閾値電圧を決定するためのインピーダンス変換用抵抗素子と、を有することを特徴とする。
上記の第7のセンサ閾値決定回路によれば、まず、例えば演算増幅器によるボルテージフォロアの回路構成と、演算増幅器と抵抗とによる非反転増幅回路の構成とを組み合わせた出力電圧増幅回路でセンサ出力電圧を所定のゲインで増幅する。さらに、インピーダンス変換用抵抗素子にバイアス電流を流せば、増幅されたセンサ出力電圧を基準にして、閾値電圧を決定することが可能となる。
本発明に係る第8のセンサ閾値決定回路は、前記センサ駆動電流検出手段は、前記センサ駆動電流を検出するための駆動電流検出用抵抗素子を有し、前記センサバイアス電流出力手段は、前記センサ駆動電流を所定倍した前記バイアス電流を出力するための駆動電流増幅回路と、バイアス電流出力用抵抗素子と、スイッチング素子とを有し、前記センサ駆動電流検出手段と、前記センサバイアス電流出力手段とから電流ミラー回路を構成することを特徴とする。
上記の第8のセンサ閾値決定回路によれば、ミラー回路において、変換後の出力インピーダンスに流すためのバイアス電流を生成することが可能となる。
本発明に係る第9のセンサ閾値決定回路は、前記センサは、ホール素子、磁気抵抗素子、歪みセンサ、圧力センサ、温度センサ、又は加速度センサのいずれかのセンサであることを特徴とする。
上記の第9のセンサ閾値決定回路によれば、ホール素子、磁気抵抗素子、歪みセンサ等のセンサの種類を問わず、各種センサに用いることが可能となる。
本発明によれば、センサの外部入力に対し、センサの抵抗に依存しないヒステリシス特性を持たせたディジタル値を出力することができる。このため、センサの抵抗同士のマッチングを考慮する必要が無い。よって、センサを内蔵したIC(Integrated Circuit)を製造する際に、駆動電流を流す方向や素子の配置等による制約が緩和され、生産性を高めることができる。
本発明の第1実施形態に係るセンサ閾値決定回路10の構成を示す回路図である。 バイアス電流切り替え回路150のスイッチSW1が導通し、スイッチSW2が開放したときのセンサ閾値決定回路10と等価な回路であるセンサ閾値決定回路10´の回路構成を示す回路図である。 本発明の第2実施形態に係るセンサ閾値決定回路20の構成を示す回路図である。 本発明の第3実施形態に係るセンサ閾値決定回路30の構成を示す回路図である。 従来のセンサ閾値決定回路100の回路構成を示す回路図である。 バイアス電流切り替え回路150のスイッチSW2が導通し、スイッチSW1が開放したときのセンサ閾値決定回路100と等価な回路であるセンサ閾値決定回路100´の回路構成を示す回路図ある。
以下に、本発明の好適な実施形態を添付図面に基づいて説明する。なお、以下の説明において参照する各図では、他の図と同等の構成要素は同一符号によって示す。
[第1実施形態]
まず、図1を参照して、本発明の第1実施形態に係るセンサ閾値決定回路10の回路構成を説明する。図1に示すセンサ閾値決定回路10は、図5に示したセンサ閾値決定回路10を構成する各部に加えて、インピーダンス変換回路170をさらに有して構成される。
インピーダンス変換回路170は、演算増幅器171、172と、抵抗RG1、RG2、インピーダンス変換用抵抗RSUM1、RSUM2とを有して構成される。
演算増幅器171は、4端子型センサ120の出力電圧の一方を所定のゲインで増幅するためのものであり、プラス入力端子にセンサ出力端子VPが接続される。また、マイナス入力端子に、抵抗RG1とRG2との間のノードが接続される。この演算増幅器171は、抵抗RG1と抵抗RG2とで、端子VNXの電圧を基準として信号を増幅する非反転増幅回路を構成する。
演算増幅器172は、4端子型センサ120の出力電圧の一方を所定のゲインで増幅するためのものであり、プラス入力端子にセンサ出力端子VNが入力される。また、マイナス入力端子に、抵抗RG1と端子VNXとの間のノードが接続される。この演算増幅器172は、入力電圧をそのまま出力するボルテージフォロア(ユニティーゲインバッファ)を構成する。よって、ゲインは1である。
抵抗RG1は、演算増幅器171のマイナス入力端子と、演算増幅器172のマイナス入力端子との間に接続される。また、抵抗RG2は、演算増幅器171のマイナス入力端子と、演算増幅器171の端子VPXとの間に接続される。
インピーダンス変換用抵抗RSUM1は、演算増幅器172の出力端子とつながる端子VNXと、電圧比較器160のマイナス入力端子とつながる端子VSUMNとの間に接続される。また、インピーダンス変換用抵抗RSUM2は演算増幅器171とつながる端子VPXと、電圧比較器160のプラス入力端子とつながる端子VSUMPとの間に接続される。
インピーダンス変換回路170は、演算増幅器172によるボルテージフォロアの回路構成と、演算増幅器171と抵抗RG1と抵抗RG2とによる非反転増幅回路の構成とを組み合わせたものである。なお、インピーダンス変換回路170の構成としては、演算増幅器171と抵抗RG1と抵抗RG2とから非反転増幅回路を構成とする必要は無く、抵抗RG1、RG2を無くして、演算増幅器171も演算増幅器172と同様にボルテージフォロアの構成としても良い。この構成の場合、インピーダンス変換回路170のゲインは1となる。
センサ閾値決定回路10においても、図5に示したセンサ閾値決定回路100と同様に、センサ駆動電流検出回路130とセンサバイアス電流出力回路140とで電流ミラー回路が構成されている。電流ミラー回路は、センサ駆動電流Iを所定(1/K=RS/RB)倍したセンサバイアス電流IBを出力する。そして、インピーダンス変換回路170のインピーダンス変換用抵抗RSUM1、RSUM2にバイアス電流IBを流し、センサ閾値電圧Vx=IB×RSUM1、及びセンサ閾値電圧Vy=IB×RSUM2を発生させる。センサ外部入力BINにより4端子センサ120に発生させた起電力VHをインピーダンス変換回路170にてゲインA(=1+RG2/RG1)倍にて増幅した電圧A×VHとセンサ閾値電圧Vx及びVyとを電圧比較器160にて比較する。これにより、センサ外部入力BINに対し、センサ抵抗Rやセンサ駆動電圧、センサ駆動電流に依存しないヒステリシス特性を持ったディジタル出力を得ることができる。
第1実施形態に係るセンサ閾値決定回路10の特徴点は、バイアス電流IBによりヒステリシスを持たせるために、センサ駆動電流検出回路130とセンサバイアス電流出力回路140により生成したセンサ駆動電流IBを、スイッチSW1が導通し、スイッチSW2が開放した際に、インピーダンス変換回路170のインピーダンス変換用抵抗RSUM1に吐き出す。これにより、インピーダンス変換回路170のインピーダンス変換用抵抗RSUM1の両端に端子VNXの電圧を基準としてセンサ閾値電圧Vx=IB×RSUM1を発生させている点である。本実施形態の説明においては、バイアス電流IBをインピーダンス変換用抵抗RSUM1に吐き出す場合を考えるが、逆に、バイアス電流IBをインピーダンス変換用抵抗RSUM1から引き込む場合であっても構わない。
ここで、図2を参照して、バイアス電流IBとインピーダンス変換回路170よりヒステリシスを持たせることができるということを説明する。図2は、バイアス電流切り替え回路150のスイッチSW1が導通し、スイッチSW2が開放したときのセンサ閾値決定回路10と等価な回路であるセンサ閾値決定回路10´の回路構成を示す回路図である。
インピーダンス変換回路170は、センサ出力端子VPの電圧とセンサ出力端子VNの電圧との差分電圧VHを、端子VPXと端子VNXとの間に、端子VNXの電圧を基準としてゲインA倍にて増幅するための機能を有する。同時に、各々の演算増幅器171、172の出力インピーダンスが小さいという特徴を有している。各々の演算増幅器の出力インピーダンスが小さいために、バイアス電流IBを吐き出す際に見える出力インピーダンスはインピーダンス変換用抵抗RSUM1のみとなる。従って、バイアス電流IBを吐き出す際に見える出力インピーダンスは、4端子型センサ120の出力インピーダンスR/2からRSUM1に変換されたことになる。
次に、スイッチSW1が開放し、スイッチSW2が導通したときの出力インピーダンスは同様にインピーダンス変換用抵抗RSUM2となる。この場合は、端子VPXの電圧を基準として、インピーダンス変換用抵抗RSUM2にセンサ閾値電圧Vx=IB×RSUM2が発生することになる。スイッチSW2が導通し、スイッチSW1が開放したときの状態は、以下の説明におけるインピーダンス変換用抵抗RSUM1とインピーダンス変換用抵抗RSUM2とを置き換えて考えれば良い。
バイアス電流IBを、駆動電流検出用抵抗RS、バイアス電流出力用抵抗RB及びセンサ駆動電流Iを用いて改めて表すと、
IB=I×RS/RB……(16)
となる。ここで、上式(16)を用いてセンサ閾値電圧Vxを求めると、
Vx=I×RS/RB×RSUM1……(17)
となる。電圧比較器160により判定する電圧は、4端子型センサ120に磁気入力した際に得られるセンサ出力端子VPとセンサ出力端子VNとの間に発生するセンサ出力電圧VHをインピーダンス変換回路170によりゲインA倍した電圧と、上式(17)により得られたセンサ閾値電圧Vxである。センサ外部入力BINをA×VHとVxから求める。
A×RH/t×I×BIN=I×RS/RB×RSUM1
BIN=1/(A×(RH/t)×(RB/RSUM1)×(1/RS))……(18)
上式(18)からも分かるように、センサ外部入力BINはセンサ抵抗Rに依存しなくなる。これは、センサ抵抗Rと他の抵抗とのマッチングを考慮する必要が無いことを意味する。ここで、ゲインAは、抵抗RG1と抵抗RG2とによって決まるため、任意の素子を選択すれば良い。また、バイアス電流出力用抵抗RB、インピーダンス変換用抵抗RSUM1、RSUM2についても同様である。さらに、駆動電流検出用抵抗RSについては、温度特性の小さい抵抗や外付け抵抗を使用すれば良い。このように、本来マッチングが必要な素子同士の形状や素子配置場所を任意に決めることができる。
[第2実施形態]
続いて、図3を参照して、本発明の第2実施形態に係るセンサ閾値決定回路20の回路構成を説明する。
図3に示すセンサ閾値決定回路20は、図1に示したセンサ閾値決定回路10を構成する各部に加えて、センサバイアスシンク電流出力回路180を有して構成される。
センサバイアスシンク電流出力回路180は、NMOSトランジスタ181、182を有して構成される。このNMOSトランジスタ181のゲートは、NMOSトランジスタ182のゲートに接続され、NMOSトランジスタ182のドレインが端子VSUMNに接続されることで、センサバイアス電流−IBを発生させることができる。
また、センサバイアスシンク電流出力回路180の追加に伴って、センサバイアス電流出力回路240は、センサバイアス電流出力回路140が有する素子に加え、PMOSトランジスタ143を有して構成される。また、バイアス電流切り替え回路250は、バイアス電流切り替え回路150が有する素子に加え、スイッチSW3を有して構成される。また、インピーダンス変換回路270は、インピーダンス変換回路170が有する素子のうち、インピーダンス変換用抵抗RSUM2を有していない。
センサバイアス電流出力回路240のバイアス電流IBを発生するPMOSトランジスタ143のドレインは、バイアス電流切り替え回路250のスイッチSW2を介してセンサバイアスシンク電流出力回路180のダイオード接続されたNMOSトランジスタ181のドレインとゲートに接続される。これにより、センサバイアス電流IBにシンクする電流を出力することができる。
そして、電圧比較器160の出力端子と接続された端子VCOMPは、バイアス電流切り替え回路250のSW1のゲート、インバータ151の入力端子を介してSW2のゲート、スイッチSW3のゲートにそれぞれ接続される。これにより、電圧比較器160と接続された端子VCOMPから出力されるディジタル値Doutに応じて、インピーダンス変換用抵抗RSUM1に吐き出されるセンサバイアス電流IBを、インピーダンス変換用抵抗RSUM1から引き込まれるセンサバイアス電流−IBに切り替えることが可能となる。
第1実施形態に係るセンサ閾値決定回路10においては、バイアス電流IBによりディジタル値Doutにヒステリシスを持たせるために、バイアス電流IBをインピーダンス変換回路170の出力インピーダンスであるインピーダンス変換用抵抗RSUM1とRSUM2に吐き出すものであったが、第2実施形態に係るセンサ閾値決定回路20の特徴点は、バイアス電流切り替え回路250とセンサバイアスシンク電流出力回路180とを用いることで、第1実施形態に係るセンサ閾値決定回路10のインピーダンス変換回路170のインピーダンス変換用抵抗RSUM2を無くした点である。そして、インピーダンス変換用抵抗RSUM1だけに、センサバイアス電流IBを吐き出す、又は引き込む。
第2実施形態に係るセンサ閾値決定回路20のインピーダンス変換回路270のように、インピーダンス変換用抵抗RSUM1のみを設けても、数式(18)と同様のことが実現できる。
なお、スイッチSW2が導通し、スイッチSW1が開放したときの状態は、上述した数式(18)と同様の解析においてインピーダンス変換用抵抗RSUM1を−RSUM1に置き換えて考えれば良い。
[第3実施形態]
続いて、図4を参照して、本発明の第3実施形態に係るセンサ閾値決定回路30の回路構成を説明する。図4に示すセンサ閾値決定回路30は、図3に示したセンサ閾値決定回路20を構成する各部を有して構成される。但し、また、インピーダンス変換回路370は、インピーダンス変換回路170が有する素子のうち、インピーダンス変換用抵抗RSUM1を有していない点が相違する。
まず、バイアス電流IBを発生するPMOSトランジスタ143のドレインは、バイアス電流切り替え回路250のスイッチSW2を介してセンサバイアスシンク電流出力回路180のダイオード接続されたNMOSトランジスタ181のドレインとゲートに接続される。これにより、センサバイアス電流IBにシンクする電流を出力することができる。ここまでは、第2実施形態に係るセンサ閾値決定回路20と同じである。
このNMOSトランジスタ181のゲートは、NMOSトランジスタ182のゲートに接続され、NMOSトランジスタ182のドレインが端子VSUMPに接続されることで、センサバイアス電流−IBを発生することができる。
そして、電圧比較器160と接続された端子VCOMPは、バイアス電流切り替え回路250のSW1のゲート、インバータ151の入力端子を介してSW2のゲート、スイッチSW3のゲートにそれぞれ接続されているので、電圧比較器160と接続された端子VCOMPの状態によって、バイアス電流切り替え回路250にてバイアス電流を切り替えた際に、インピーダンス変換用抵抗RSUM2に吐き出すセンサバイアス電流IBを−IBへと切り替えることが可能となる。
第2実施形態に係るセンサ閾値決定回路20は、バイアス電流切り替え回路250とセンサバイアスシンク電流出力回路180とを用いることで、インピーダンス変換用抵抗RSUM1だけに、センサバイアス電流IBを吐き出す、又は引き込むものであった。これにより、バイアス電流IBによりディジタル値Doutにヒステリシスを持たせていた。第3実施形態に係るセンサ閾値決定回路30の特徴点は、第2実施形態に係るセンサ閾値決定回路20と同様に、インピーダンス変換用抵抗RSUM1、RSUM2の両方にセンサバイアス電流IBを吐き出すのではなく、インピーダンス変換用抵抗RSUM2だけに、センサバイアス電流IBを吐き出す、又は引き込むものである。第3実施形態に係るセンサ閾値決定回路30のインピーダンス変換回路370のように、インピーダンス変換用抵抗RSUM2のみを設けても、上述した数式(18)と同様のことが実現できる。
なお、スイッチSW2が導通し、スイッチSW1が開放したときの状態は、数式(18)と同様の解析においてインピーダンス変換用抵抗RSUM2を−RSUM2に置き換えて考えれば良い。
[変形例]
上述したように、上述したセンサ閾値決定回路では、センサの抵抗に依存しないヒステリシス特性を持たせたディジタル値を出力することができるが、センサ閾値決定回路の後段に、あえて温度補償回路等を設けることで、センサの出力精度を高めることもできる。
[まとめ]
上記の第1〜3実施形態の各実施形態において、インピーダンス変換回路の出力インピーダンスRSUM1、RSUM2とセンサバイアス電流±IBとの積を用い、端子VPX又はVNXの基準電位にて閾値電圧Vxを発生させる。これにより、センサ外部入力BINに対してセンサ抵抗Rに依存しないヒステリシス特性を持たせたディジタル出力を得ることができる。そのため、各抵抗素子同士のマッチングを考慮する必要が無くなる。
4端子型のセンサ、又は当該4端子型のセンサと等価な回路構成のセンサであって、ホール素子、磁気抵抗素子、歪みセンサ、圧力センサ、温度センサ、又は加速度センサ等の各種センサのセンサ閾値決定回路としてICに集積することができる。
10、20、30 センサ閾値決定回路
110 センサ駆動電圧源
120 4端子型センサ
130 センサ駆動検出回路
140、240 センサバイアス電流出力回路
150、250 バイアス電流切り替え回路
160 電圧比較器
170、270、370 インピーダンス変換回路
171、172 演算増幅器
RG1、RG2 抵抗
RSUM1、RSUM2 インピーダンス変換用抵抗
180 センサバイアスシンク電流出力回路

Claims (9)

  1. センサを駆動するためのセンサ駆動電流を検出するセンサ駆動電流検出手段と、
    前記センサ駆動電流検出手段から検出された前記センサ駆動電流を所定倍したバイアス電流を出力するセンサバイアス電流出力手段と、
    前記センサの出力インピーダンスを所定のインピーダンスに変換するインピーダンス変換手段と、
    前記センサから出力されたセンサ出力電圧を比較して、前記センサ出力電圧をディジタル値として出力する電圧比較手段と、
    を備え、
    変換後の出力インピーダンスに対して、前記バイアス電流を流すことによって、前記ディジタル値として出力するための閾値電圧を決定することを特徴とするセンサ閾値決定回路。
  2. 前記センサは、2つの入力端子と、2つの出力端子を有する4端子型のセンサであり、
    前記インピーダンス変換手段は、前記4端子型のセンサの出力端子に接続され、前記4端子型のセンサの2つの出力インピーダンスの少なくとも一方を所定のインピーダンスに変換し、
    前記電圧比較手段の比較結果に基づいて、前記インピーダンス変換手段から出力された2つの出力インピーダンスのうちのいずれか一方に対して前記バイアス電流を流すように、当該バイアス電流の流れを切り替えるバイアス電流切り替え手段を備えることを特徴とする請求項1記載のセンサ閾値決定回路。
  3. 前記インピーダンス変換手段は、前記4端子型のセンサの2つの出力インピーダンスの両方を所定のインピーダンスに変換することを特徴とする請求項2記載のセンサ閾値決定回路。
  4. 前記バイアス電流切り替え手段は、前記電圧比較手段の比較結果に基づいて、変換後の2つの出力インピーダンスのうちのいずれか一方に対して前記バイアス電流を流すように、前記バイアス電流の流れを切り替えることを特徴とする請求項3記載のセンサ閾値決定回路。
  5. 前記インピーダンス変換手段は、前記4端子型のセンサの2つの出力インピーダンスのいずれか一方を所定のインピーダンスに変換することを特徴とする請求項2記載のセンサ閾値決定回路。
  6. 前記バイアス電流に対して負のバイアス電流を出力するセンサバイアスシンク電流出力手段を備え、
    前記バイアス電流切り替え手段は、前記電圧比較手段の比較結果に基づいて、変換後の出力インピーダンスに対して前記バイアス電流を吐き出す、又は引き込むように、前記バイアス電流の流れを切り替えることを特徴とする請求項3記載のセンサ閾値決定回路。
  7. 前記出力インピーダンス変換手段は、
    前記センサ出力電圧を所定のゲインで増幅するための出力電圧増幅回路と、
    前記出力電圧増幅回路によって増幅されたセンサ出力電圧を基準にして、前記閾値電圧を決定するためのインピーダンス変換用抵抗素子と、
    を有することを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載のセンサ閾値決定回路。
  8. 前記センサ駆動電流検出手段は、前記センサ駆動電流を検出するための駆動電流検出用抵抗素子を有し、
    前記センサバイアス電流出力手段は、前記センサ駆動電流を所定倍した前記バイアス電流を出力するための駆動電流増幅回路と、バイアス電流出力用抵抗素子と、スイッチング素子とを有し、
    前記センサ駆動電流検出手段と、前記センサバイアス電流出力手段とから電流ミラー回路を構成することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載のセンサ閾値決定回路。
  9. 前記センサは、ホール素子、磁気抵抗素子、歪みセンサ、圧力センサ、温度センサ、又は加速度センサのいずれかのセンサであることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載のセンサ閾値決定回路。
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