JP4809250B2 - 搬送装置 - Google Patents

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Description

本発明は、供給側からフイルム状テープのワークを処理部に搬送し、当該処理部で処理されたワークを巻取側に搬送するための搬送装置に関する。
一般に、携帯電話、モバイル機器等の各種の小型電気機器に用いられる電子回路基板(プリント回路基板)の電気回路ベース素材は、機体が軽薄短小であるので、その製造工程において、厚板状の材料で取り扱うことが難しいため、薄く高精度のフイルム状テープ(以下、「ワーク」という)で取り扱わざるを得なくなっている。
このようなワークにおいて、実際に使用されている素材は、従来、その厚みが0.1mm程度であったが、ここ数年で0.06mmと薄型化の傾向になっている。さらに、最近では、厚みが0.05mm以下で、幅が100〜250mmと薄く幅広なテープ状のワークが要望されている。
このようなテープ状のワークから電子回路基板を製造する場合には、ワークが、搬送の途中に弛んで左右の縁が反る等の問題点が発生している。その問題点を解消する搬送機構としては、確実にワークをハンドリングできるようにして、ワークを水平な状態で搬送する水平搬送式の搬送機構が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この搬送機構は、電子回路基板を製造するためにテープ状のワークを搬送する装置であり、露光装置に組み込まれた状態で使用され、1コマずつ間欠的に搬送されるワークを、露光ステージにおいて、マスクのパターンに露光できるように構成されている。
露光ステージに向けて送り出されるワークは、水平に搬送される箇所では自重によって弛んだ状態となる。この弛みを防止するために搬送機構には、ワークを押えローラで挟持して弛みを調整する保持機構が配設されている(例えば、特許文献1参照)。
そして、搬送機構において、搬送方向を変える箇所には、ワークに負荷がかからないようにすることが必要とされている。搬送機構では、露光ステージにワークを余分なテンションをかけずに送って静定するために、ワークのテンションを調整するいわゆるエアダンサ(特許文献1の箱体41,51)が設けられている。
このような露光装置では、特許文献1に開示されているように、ワークを水平に搬送しながら露光光を照射する水平搬送垂直露光方式がほとんどであった。なお、空中の塵埃等がワークやマスクに付着するのを防止して解像度を上げるために、露光ステージを鉛直にしてワークを垂直方向に搬送させる搬送機構も知られている(例えば、特許文献2〜特許文献4参照)。
特許文献2〜特許文献4に開示されたような搬送機構では、搬送されて来たワークを露光ステージに供給するようなローラが用いられている。
なお、ワークの搬送方向を処理部に適切に送るため、搬送方向を転換させる方向転換装置も知られている。この方向転換装置は、固定軸の表面の薄板に穿設した気体噴出孔からエアを吹き出して空気圧によりワークを浮上させ、ワークの搬送方向を転換させるものである(例えば、特許文献5参照)。
特許第2836787号公報(特許請求の範囲、図1、図2) 特開2005−326550号公報(特許請求の範囲、図1) 特開2005−91903号公報(請求項1、図1) 特許第2798158号公報(特許請求の範囲、図1) 特許第2788207号公報(段落0011〜0012、図1〜図3)
しかし、従来の搬送機構では、以下のような問題が存在していた。
特許文献1のような搬送機構では、供給リールから送り出されるワークが、自重によって弛んで過剰なテンションがかかることを、エアダンサで減少させている。
しかしながらこのような搬送機構では、ワークが露光ステージにおいて水平状態であることと併せて、マスクとワークとが接触するため、ワークが薄く幅広なものになるのに従って、自重が増加して弛み易くなり、弛みを解消することができないという問題点がある。
なお、このような搬送機構においては、マスクとワークが密着又は密接するので、塵埃等が静電気によってマスクおよびワークに付着して転写される場合もあるため、露光後のパターンの解像度が低下するという問題点がある。
また、特許文献2〜特許文献4の搬送機構では、露光ステージの前後の位置で、ワークの両面を挟持する押えローラで保持して、マスクと光学系とワークとがスムーズに一致できるようにしているが、ワークの両面を挟持することで、ワークに必要以上の負荷がかかるという問題点がある。
また、ワークを1コマずつ間欠的にさせて搬送させながら処理する露光装置では、搬送経路で生じているワークの弛みを解消する必要がある。また、ワークに塵埃等が転写されないようにした上で、高解像度のマスクパターンを露光できるようにするために、ワークに負荷をかけないように、安定した状態で搬送することが望まれている。
そこで、本発明は、問題点に鑑み創案されたものであり、テープ状のワークに負荷をかけることなく安定した状態で搬送することが可能な搬送機構を提供することを課題とする。
課題を解決するための手段として、第1の観点による搬送装置は、テープ状のワークを鉛直方向に設けた処理部上に搬送して処理するための搬送装置であって、ワークを送り出す供給リールを回転させる供給リール回転部と、この供給リール回転部が回転して供給リールから送り出されたワークをガイドする供給側第1ガイドローラおよび供給側第2ガイドローラと、この供給側第1ガイドローラおよび供給側第2ガイドローラ間のワークにテンションを与える供給側弛緩吸収手段と、供給側第2ガイドローラからのワークを処理部に沿って搬送させ当該処理部の上方および下方に配置される第1搬送ローラおよび第2搬送ローラと、この第2搬送ローラからのワークをガイドする巻取側第1ガイドローラおよび巻取側第2ガイドローラと、この巻取側第1ガイドローラおよび巻取側第2ガイドローラ間のワークにテンションを与える巻取側弛緩吸収手段と、巻取側第2ガイドローラからのワークを巻き取る巻取リールを回転させる巻取リール回転部と、を備える。そして、供給リール回転部は、供給側第1ガイドローラより高い位置に配置され、供給側第2ガイドローラは、供給側第1ガイドローラと同等又は低い位置に配置されると共に、第1搬送ローラより高い位置に配置され、巻取リール回転部は、巻取側第2ガイドローラより高い位置に配置され、巻取側第2ガイドローラは、巻取側第1ガイドローラと同等又は高い位置に配置されると共に、巻取リール回転部より低い位置に配置される構成とした。
かかる構成によれば、搬送装置は、供給リールに巻回されたテープ状のワークが、巻取リール回転部および供給側第1ガイドローラにより供給側弛緩吸収手段側に送られ、さらに、供給側第2ガイドローラ、第1搬送ローラ、第2搬送ローラおよび巻取側第1ガイドローラによって処理部へ向けて送り出される。また、搬送装置は、巻取側弛緩吸収手段の位置のワークを巻取側第2ガイドローラおよび巻取リール回転部により巻取リールに巻き取っている。第1搬送ローラおよび第2搬送ローラは、ワークを処理部で処理する所定のピッチに合わせて間欠的に搬送させるときに、ワークを、吸着孔を介してローラ表面に吸着させながら鉛直方向に搬送している。
なお、搬送経路中において、供給側弛緩吸収手段および巻取側弛緩吸収手段を境に連続するワークの搬送を連動させることなく送ることができる。
また、供給リール回転部から第1搬送ローラまでの位置関係により、ワークが斜め下方向に搬送されるため、ワークの自重で弛むことが解消される。さらに、第2搬送ローラから巻取リール回転部までの位置関係により、ワークが斜め上方向に搬送されるため、ワークの自重で弛むことが解消される。
第2の観点による搬送装置は、供給側第2ガイドローラおよび巻取側第1ガイドローラには、処理部上のワークの位置ずれ量に応じて、供給側第2ガイドローラおよび巻取側第1ガイドローラの軸方向に移動させるワーク位置調整手段が備えられている構成とした。
かかる構成によれば、搬送装置は、供給側第2ガイドローラおよび巻取側第1ガイドローラをワーク位置調整手段により、軸方向に移動させることで、処理部上のワークの軸方向の位置および傾きを調整して、ワークのより精度の高い位置決めを行うことができる。
第3の観点による搬送装置の発明は、第1搬送ローラおよび第2搬送ローラは、ローラ本体が合成樹脂で成形されている構成とした。
かかる構成によれば、搬送装置は、第1搬送ローラおよび第2搬送ローラのローラ本体が合成樹脂で成形されていることにより、搬送されるワークの微細な振動が樹脂製のローラ本体によって吸収される。
第4の観点による搬送装置の発明は、供給リールと供給側第1ガイドローラとの間に、搬送装置には、処理部によって処理中のワークの最後尾と、次の新しいワークの最先端部とを接続するためのワーク接続手段を設置および除去自在に備える構成とした。
かかる構成によれば、搬送装置は、ワーク接続手段を備えたことにより、処理部で処理中のテープ状のワークの最後尾と、次に使用される新しいテープ状のワークの最先端部とを搬送経路状で接続して繋ぐことが可能となる。
第5の観点による搬送装置の発明は、処理部が、搬送装置によって1コマずつ搬送されるワークに、マスクのパターンを露光するための露光ステージである構成とした。
かかる構成によれば、搬送装置は、処理部が露光ステージである場合、テープ状のワークを露光装置の処理に合わせて1コマずつ安定した状態で搬送して、ワークにマスクのパターンを露光させることができる。
第6の観点による搬送装置の発明は、第5の観点において、処理部上の前記ワークの位置ずれ量がしきい値以下である場合に、露光ステージ上に静止するワークの1コマとマスクとの位置ずれ量を、マスクが移動してほぼゼロにし、処理部上のワークの位置ずれ量がしきい値より大きい場合に、露光ステージ上に静止するワークの1コマの次のコマが露光ステージ上の所定位置に移動するように、供給側第2ガイドローラおよび巻取側第1ガイドローラが軸方向に移動する。
かかる構成によれば、供給側第2ガイドローラおよび巻取側第1ガイドローラが軸方向に移動することにより、次に送られてくるワークの1コマの姿勢(傾き)が露光ステージの所定位置に合致するようになる。このため、露光ステージ上に送られてくる次の1コマとマスクとの位置ずれ量が小さくなり、マスクとワークとの位置合わせ時間が短縮される。
第7の観点による搬送装置の発明は、第5の観点において、処理部上の前記ワークの位置ずれ量がしきい値以下である場合に、露光ステージ上に静止するワークの1コマとマスクとの位置ずれ量を、マスクが移動してほぼゼロにし、処理部上のワークの位置ずれ量がしきい値より大きい場合に、露光ステージ上に静止するワークの1コマの次のコマが露光ステージ上の所定位置に移動するように、第1搬送ローラおよび第2搬送ローラによるワークの送り量を設定する。
かかる構成によれば、第1搬送ローラおよび第2搬送ローラがワークの送り量を露光ステージに静止する1コマで設定する。そのため、次に送られてくるワークの1コマが露光ステージの所定位置に合致するようになる。このため、露光ステージ上に送られてくる次の1コマとマスクとの位置ずれ量が小さくなり、マスクとワークとの位置合わせ時間が短縮される。
第8の観点による搬送装置の発明は、第1搬送ローラおよび第2搬送ローラは、ワークをローラ表面に吸着させる吸着孔を有すると共に、吸着孔を介してワークを吸着するための吸着手段が接続される構成とした。
かかる構成によれば、搬送装置は、ワークが処理部に送られる際に吸着されながら搬送されるので、ワークがローラ表面においてすべることがなく、1コマ分の送り量を正確に送ることができる。
第9の観点による搬送装置の発明は、供給側第1ガイドローラ、供給側第2ガイドローラ、および、巻取側第1ガイドローラ、間取側第2ガイドローラは、ワークをローラ表面に吸着させる吸着孔を有すると共に、吸着孔を介してワークを吸着するための吸着手段が接続される構成とした。
かかる構成によれば、搬送装置は、ワークが供給側第1ガイドローラ、供給側第2ガイドローラ、巻取側第1ガイドローラ、巻取側第2ガイドローラにおいて吸着されながら搬送されるので、ワークがローラ表面においてすべることがなく、ワークが供給リールからスムーズに送り出されると共に、ワークが巻取リールへスムーズに巻き取られるようにできる。
本発明に係る搬送装置は、ワークを挟持することなく、かつ、弛緩させることなく供給リールから処理部、処理部から巻取リールにおいて搬送することができるため、ワークに過剰な負荷がかからないように安定した状態でワークを搬送でき、さらに、処理部において正確な位置に搬送することができる。
次に、図1〜図7に基づき本発明の実施形態に係る搬送機構の一例を説明する。
まず、本発明の実施形態の搬送機構Aを説明するのに先立って、搬送機構Aによって搬送されるテープ状のワーク(以下、「テープ」という)Tについて説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る搬送機構を示すブロック図である。図2は、本発明の実施形態に係る搬送機構を示す概略斜視図である。
≪テープ(ワーク)の構成≫
図1および図2に示すように、テープTは、電子回路基板として使用されるフレキシブル基板や、樹脂成形品をフープ成形するときに使用されるフープ材等のフイルム状テープの素材からなる。このテープTは、例えば、テープ幅が160mm、テープ全長が200mの薄く幅広な部材からなり、供給リール回転部1に巻回されている。このテープTの左右両縁部側には、パーフォレイションホール(図示せず)が形成されているものや、パーフォレイションホールがないものがある。
なお、本発明に係る搬送機構Aは、テープTを搬送させるものであり、以下、本発明の実施形態の一例として、フレキシブル基板の素材として使用されるテープ(フイルム状テープ)Tを搬送する場合を例に挙げて説明する。
≪搬送機構の構成≫
搬送機構Aは、テープTを鉛直方向に設けた露光ステージ51a(処理部51)へ、露光装置5で処理される単位として1ブロック毎の処理に合わせて1コマずつ間欠的に搬送する装置である。この搬送機構Aは、テープTが巻回された供給リールB1の中央のリール穴に装着して供給リールB1を回転させる供給リール回転部1と、搬送されるテープTをガイドする供給側第1ガイドローラ2と、供給側第2ガイドローラ3とを備えている。また、搬送機構Aは、処理部51の上下位置に配置されテープTを搬送するための第1搬送ローラ4および第2搬送ローラ6と、巻取側第1ガイドローラ7および巻取側第2ガイドローラ8と、テープTを巻き取る巻取リールB2を回転させる巻取リール回転部9と、を備えている。さらに、搬送機構Aは、搬送中のテープTの弛みを吸収する供給側弛緩吸収手段D1および巻取側弛緩吸収手段D2を備えている。
<供給リール回転部の構成>
供給リール回転部1は、電子回路基板の素材であるテープTが巻回されたボビン状の供給リールB1を軸支してテープTを送り出すための部材であり、供給リールB1の軸筒部が装着される軸部を中心として回転自在に装置筐体(図示せず)に配設され、図示しない駆動モータにより回転する。
なお、供給リールB1は、例えば、巻回部分の直径が750mmのものからなり、左右の縁にフランジ部(図示せず)を有する。この供給リールB1に巻回されたテープTは、第1搬送ローラ4によって引っ張られることにより、供給リール回転部1と共に回転して、供給側第1ガイドローラ2に送り出される。
<供給側第1ガイドローラの構成>
図1および図2に示すように、供給側第1ガイドローラ2は、供給リールB1に巻回されたテープTが供給側弛緩吸収手段D1に向けて送り出されるように巻き掛けられる補助ローラであり、軸部を中心として回転自在に配設されている。この供給側第1ガイドローラ2は、供給リール回転部1より下方に配置されて、供給リール回転部1から斜め下方に送られて来たテープTが、自重で供給側第1ガイドローラ2から略鉛直下方向に垂れ下がるように配設されている。
図3は、本発明の実施形態に係る搬送機構における供給側第1ガイドローラ2を示す拡大断面図である。
図3に示すように、供給側第1ガイドローラ2は、テープTが巻き掛けられて面接触するローラ本体21と、ローラ本体21を回転自在に軸支する支軸22と、この支軸22に回転自在に設けられてベアリング23と、このベアリング23を保持する装置筐体24と、を備えている。
なお、後記する巻取側第2ガイドローラ8(図2参照)は、例えば、この供給側第1ガイドローラ2と同一構造をしている。
<供給側弛緩吸収手段の構成>
再び図1および図2に戻り、供給側弛緩吸収手段D1は、供給リール回転部1と供給側第2ガイドローラ3との間のテープTを収納する位置に配置され、供給リール回転部1から供給されたテープTにテンションを与えて弛みを吸収する装置である。さらに、詳述すると、この供給側弛緩吸収手段D1は、供給リール回転部1から送り出されたテープTが、供給リール回転部1と供給側第1ガイドローラ2との間、および供給側第2ガイドローラ3と第1搬送ローラ4との間を搬送されるときに、過度の負荷や弛みが発生しないように、箱体内において自重でU字状に弛むようにさせテンションを与える装置である。
この供給側弛緩吸収手段D1は、上側に形成された開口部上を通過するテープTが、自重によってU字状に垂れ下がることができる搬送空間を有する筒状の箱体D1aを備えてなる。この箱体D1a内では、上側に形成された開口部上を通過するテープTが、テープTの搬送方向の上流から下側に向けて送り込まれて自重によって垂れ下がり、第1搬送ローラ4に引っ張られてテープTの搬送方向の下流へ上側に向けて送り出されるようになっている。箱体D1aは、例えば、上下に開口部を有する四角形の有底筒状体からなる。
<供給側第2ガイドローラの構成>
図4は、本発明の実施形態に係る搬送機構における供給側第2ガイドローラを示す拡大断面図である。
図4に示す供給側第2ガイドローラ3は、テープTを供給側弛緩吸収手段D1から第1搬送ローラ4に向けて送ると共に(図1および図2参照)、テープTを矢印bの幅方向(矢印aの軸方向)に移動させることができるワーク位置調整手段32を備えたローラである。この供給側第2ガイドローラ3は、モータM1と、このモータM1を保持する装置筐体33と、モータ軸M1aに固定されたボールねじ34とを備えている。また、供給側第2ガイドローラ3は、テープTを搬送するための回転自在なローラ本体31と、ボールねじ34の回転によって軸方向に移動するナット35と、このナット35と一体に動くスプライン軸36と、このスプライン軸36と一体に動く支軸37と、この支軸37とローラ本体31との間に介在されたベアリング38と、を備えている。
ワーク位置調整手段32は、ローラ本体31の位置を軸方向(テープTの幅方向)に移動させて、処理部51におけるテープTの位置を調整するための装置である。このワーク位置調整手段32は、例えば、モータM1と、ボールねじ34と、ナット35と、スプライン軸36と、支軸37と、ローラ本体31とを備えてなる。
図4に示すモータM1は、ローラ本体31を回転させながら矢印aの軸方向(テープTの幅方向)に移動させ、制御装置10の信号によって正転および反転してローラ本体31に巻き掛けられたテープTを矢印bの幅方向に移動させる。供給側第2ガイドローラ3は、装置筐体33の所定の位置に保持されている。
ボールねじ34は、モータM1のモータ軸M1aに連結されて一体に回転する。なお、このボールねじ34とモータ軸M1aとの間には、減速歯車機構を介在してもよい。ナット35は、ボールねじ34に螺合して、スプライン溝が形成されたスプライン軸36内に装着される。このボールねじ34の回転でナット35は矢印aの軸方向に移動する。
スプライン軸36は、ナット35と一体に回転すると共に、矢印aの軸方向に移動する。支軸37は、スプライン軸36の底面部に固着されてスプライン軸36と共に軸方向に移動しながら回転し、両端部がベアリング38で軸支されている。
ベアリング38は、支軸37に回転自在に取り付けられると共に、支軸37と一体に軸方向(矢印a方向)に移動するように組み付けられている。ローラ本体31は、ベアリング38と共に矢印aの軸方向に移動し、テープTが巻き掛けられるローラであり、例えば、両端部にフランジ部を有するボビン形状をしている。このローラ本体31は、少なくともローラ表面31aが合成樹脂によって形成されて、微振動を吸収する。この場合、ローラ表面31aを形成する合成樹脂は、緩衝性を有した軟質樹脂が望ましく、また、ローラ表面31aに被着させたものであっても構わない。
以上のように構成された供給側第2ガイドローラ3は、モータM1を回転させることによって、ボールねじ34とスプライン軸36と支軸37とベアリング38とからなる介在部材を回転および直進運動させることによって、ローラ本体31を軸方向に移動させ、テープTの位置を調整できる。このように軸方向に移動可能なローラ本体31を備えた供給側第2ガイドローラ3は、ローラ本体31の位置を軸方向に移動させて適宜な位置に調整することにより、処理部51におけるテープTの位置決めにおける所望位置に正確に合わせることができる。
なお、図4に示す供給側第2ガイドローラ3は、モータM1で直接支軸37を回転させるだけのものとし、供給側第2ガイドローラ3全体を、別のモータ又はリニアスライド機構等(図示せず)によって軸方向に移動させる構造にしてもよい。
また、後記する巻取側第1ガイドローラ7(図2参照)は、例えば、この供給側第2ガイドローラ3と同一構造をしている。
<第1搬送ローラの構成>
図5は、本発明の実施形態に係る搬送機構における第1搬送ローラを示す拡大断面図である。
図5に示す第1搬送ローラ4は、テープTを供給側第2ガイドローラ3から露光ステージ51a(処理部51)に向けて搬送させるローラであり(図1および図2参照)、この第1搬送ローラ4をモータM2によって間欠的に回転駆動させてテープTを1コマずつ搬送させる。この第1搬送ローラ4には、テープTをローラ本体41のローラ表面41aに吸着させる吸着孔41bを有すると共に、吸着孔41bを介してテープTを吸着するための吸着手段42が接続されている。このため、第1搬送ローラ4は、この第1搬送ローラ4の回転で搬送されるテープTが空回りしないようになっている。
その他に、第1搬送ローラ4は、ローラ本体41を回転させるためのモータM2と、このモータM2およびモータ軸M2aを支持する装置筐体43と、モータ軸M2aに連結されて吸着手段42の吸気路44aを有する回転軸44と、吸気路44aに連通して吸引ポンプ(図示せず)に接続された排気部45と、を備えている。
そして、図1に示すように、この第1搬送ローラ4は、供給側弛緩吸収手段D1の搬送方向の下流側に配置されると共に、テープTが露光ステージ51aの中央に位置するように露光ステージ51aの表面に平行になるように、露光ステージ51aの真上に配置されている。
図5に示すローラ本体41は、モータM2によって回転する回転軸44に固定されてテープTを搬送させる中空状の回転体であり、軸方向の両端にフランジ部を有するボビン形状をしている。ローラ本体41は、少なくともテープTが巻き掛けられるローラ表面41aが、テープTの微振動を吸収し易くするために、緩衝性を有する軟質樹脂等の合成樹脂によって成形されている。
そのローラ表面41aには、多数の吸着孔41bが穿設されている。このため、テープTは、巻き掛けられたローラ表面41aの吸着孔41bを空気が流れることによって、ローラ表面41aを冷却できる。
なお、ローラ表面41aは、ステンレス、又はステンレスの細線を密に巻回したものであっても構わない。
吸着手段42は、ローラ本体41のローラ表面41aに巻き掛けられたテープTを吸引ポンプ(図示せず)の吸引力によって吸引してローラ表面41aに密着させるための装置である。この吸着手段42は、テープTを吸引してローラ表面41aに密着させるためのエアを吸い込む吸着孔41bと、この吸着孔41bから吸引されたエアが送り込まれるローラ内空間41cと、このローラ内空間41cに連通した吸気路44aと、排気部45と、吸引ポンプとを備えている。
第1搬送ローラ4は、このように樹脂製のローラ本体41と吸着手段42とを備えて、テープTをエアの負圧でローラ表面41aに吸着させながら円滑に搬送できるように構成されている。
図5に示すモータM2は、ローラ本体41に巻き掛けたテープTを間欠的に搬送させるために、ローラ本体41を回転させるものである。モータM2は、制御装置10に電気的に接続されて、回転が制御される(図1参照)。
装置筐体43は、モータM2およびモータ軸M2aを所定の位置に支持するための部材であり、この装置筐体43によって、第1搬送ローラ4が所定の高さに配設されている(図1参照)。
回転軸44は、モータM2の回転をローラ本体41に伝達してローラ本体41を回転させる軸の役目と、ローラ本体41内のエアを吸引ポンプ(図示せず)に送るための配管の役目とを果たす部材である。回転軸44は、一端にモータ軸M2aが接続され、他端部に吸着手段42の排気部45が設けられている。回転軸44は、中央部に、ローラ本体41内のエアを吸引する吸引口44bが穿設され、吸気路44aの端部に、排気部45にエアを排出するための吐出口44cが設けられて、吸引口44bから吐出口44cにかけて中空状になっている。
なお、図示しない吸引ポンプ(真空ポンプ)は、配管およびリーク弁を介在して排気部45に接続されて、吸気路44aおよび吸着孔41bを介してローラ表面41aのエアを吸入すると共に、ローラ表面41aに巻き掛けられたテープTを負圧によって吸引するための負圧発生装置である。
なお、後記する第2搬送ローラ6は、例えば、この第1搬送ローラ4と同一構造をしている。
<処理部の構成>
ここで、図2に示す処理部51を説明する。処理部51は、第1搬送ローラ4の真下に配置されて、この第1搬送ローラ4から供給されたテープTに対して所定の処理を行う装置である。この処理部51は、第1搬送ローラ4と、第2搬送ローラ6との間のテープTが鉛直下方向に搬送される箇所に処理面を沿って配設されている。なお、本実施形態では、処理部51を後記の露光装置5の露光処理を行う露光ステージ51aとする。なお、露光ステージ51aは、図示しないテープTを吸着する吸着孔が形成されていて、1コマずつテープTを吸着して保持する。
<第2搬送ローラの構成>
第2搬送ローラ6は、露光ステージ51aの搬送方向の下流側に配置されて、この露光ステージ51aで処理したテープTを巻き取る側に搬送させるローラであり、第1搬送ローラ4および露光ステージ51a(処理部51)の真下に配置されている。この第2搬送ローラ6は、図5に示す第1搬送ローラ4と同一構造をしており、図2に示すように、テープTをローラ本体61のローラ表面61aに吸着させる吸着手段62と、ローラ本体61を回転させるモータM3と、を備えている。
<巻取側第1ガイドローラの構成>
巻取側第1ガイドローラ7は、第2搬送ローラ6の搬送方向の下流側に配置されてテープTを巻取側弛緩吸収手段D2に送るローラである。巻取側第1ガイドローラ7は、図4に示す供給側第2ガイドローラ3と同一構造をしており、図2に示すように、テープTの位置を幅方向(軸方向)に移動させて調整するワーク位置調整手段72と、このワーク位置調整手段72の動力源となるモータM4等を備えている。
<巻取側弛緩吸収手段の構成>
巻取側弛緩吸収手段D2は、巻取側第1ガイドローラ7と巻取側第2ガイドローラ8との間のテープTを収納できる位置に配置される。巻取側弛緩吸収手段D2は、第2搬送ローラ6と巻取側第1ガイドローラ7との間のテープTの弛みと、巻取側第2ガイドローラ8と巻取リールB2との間のテープTの弛みを吸収する装置である。巻取側弛緩吸収手段D2の搬送方向の上流側には、巻取側第1ガイドローラ7が配置され、巻取側弛緩吸収手段D2の搬送方向の下流側には、巻取側第2ガイドローラ8が配置されている。この巻取側弛緩吸収手段D2は、例えば、供給側弛緩吸収手段D1と同じ構成からなり、すなわち、箱体D2aを備えている。
巻取側弛緩吸収手段D2を通過するテープTは、巻取側第1ガイドローラ7から送り込まれて、テープTの自重によって箱体D2a内でU字状に垂れ下がり、上方の巻取側第2ガイドローラ8に向けて搬送される。
<巻取側第2ガイドローラの構成>
図2に示すように、巻取側第2ガイドローラ8は、巻取リールB2に巻回されるテープTをその巻取リールB2に向けて搬送されるように案内するための補助ローラであり、図3に示す供給側第1ガイドローラ2と同一構造をしている。この巻取側第2ガイドローラ8は、不図示の装置筐体によって所定の位置に、軸部を中心として回転自在に配設されている。巻取側第2ガイドローラ8は、巻取側弛緩吸収手段D2から搬送されて来たテープTが、この巻取側第2ガイドローラ8から斜め上方に向けて送られるように配設されている。
<巻取リール回転部の構成>
図2に示すように、巻取リール回転部9は、処理部51(露光装置5)で処理したテープTを巻き取る巻取リールB2を軸支するものであり、巻取リールB2の軸筒部が装着される軸部を中心として回転自在に配設され駆動モータ(図示せず)により駆動する。
≪露光装置の構成≫
図1に戻り、露光装置5は、搬送機構Aによって1コマずつ搬送されるテープTに、マスクMのパターンを1ブロックずつ露光する装置である。この露光装置5は、光源52と、反射鏡53と、フライアイレンズLと、マスクMを支持する支持手段54と、投影光学系(例えば、ダイソン光学系又は縮小投影光学系)55と、撮像装置56と、露光ステージ51aとを備えている。また、露光装置5は、カメラデータ入力装置57と、画像処理装置58と、記憶装置59と、制御装置10と、スイッチ装置12とを備えている。
光源52は、所定波長の紫外線を含む光を照射するものであり、ランプ52aと、このランプ52aの後面を覆うように配置された楕円ミラー52bと、を備えてなる。反射鏡53は、光源52から照射された光をマスクMに向けて反射する平面鏡からなる。フライアイレンズLは、反射鏡53からの光の照度分布を調整するためのレンズである。
図1に示すマスクMは、支持手段54に支持され、投影光学系55に正対するように設置されている。この支持手段54は、投影光学系55の光軸に垂直な平面内で移動できるように駆動機構(図示せず)を具備する。
投影光学系55は、ここでは入射光軸および出射光軸が装置の設置面と平行な水平に設置され、その前面側に露光ステージ51aが正対するように配置されている。この投影光学系55は、不図示の複数のレンズ、ミラー等を組み合わせて構成されている。
図1に示す撮像装置56は、投影光学系55と露光ステージ51aとの間に三次元方向に移動可能な駆動系を配備して、CCDカメラが複数配置されている。CCDカメラは、露光ステージ51aに静止したテープTの1コマに形成されたアライメントマークとマスクMに形成されたアライメントマークとを撮像する。なお、露光ステージ51aは、すでに説明したように、図示しない吸着孔を介してテープTを吸着するために真空排気するように排気系と、圧縮空気を送風するように圧縮空気系が配管されている。
カメラデータ入力装置57は、撮像装置56で撮像したテープTの1コマのアライメントマークとマスクMのアライメントマークとを取り込む。画像処理装置58は、アライメントマークを露光装置5の制御用に演算する。この画像処理装置58では、カメラデータ入力装置57から受けたアライメントマークを、露光装置5を制御するための位置データに変換し、その結果を制御装置10と記憶装置59に送っている。記憶装置59は、撮像装置56で撮像した位置データを記憶させておく。
制御装置10は、搬送機構Aの制御と、露光装置5全体を制御するものであり、CPUからなる。この制御装置10は、画像処理機構58の位置データに基づいてテープTの1コマのアライメントマークとマスクMのアライメントマークの位置を整合させる。露光ステージ51aに吸着されたテープTに整合するように支持手段54の駆動機構(図示せず)によってマスクMを移動させてテープTとマスクMとを整合させる。但し、テープTのアライメントマークとマスクMのアライメントマークとが大きくずれていると、1コマ毎の位置の整合において、マスクを動かす距離が大きくなる。そこで、しきい値δ以上にテープTのアライメントマークとマスクMのアライメントマークとがずれている場合には、供給側第2ガイドローラ3と、第1搬送ローラ4と、第2搬送ローラ6と、巻取側第1ガイドローラ7とを制御する。そして、露光ステージ51a上のテープTのアライメントマークの位置をしきい値δ以内に入るようにする。
また、制御装置10は、供給側弛緩吸収手段D1および巻取側弛緩吸収手段D2におけるテープTの位置の監視と、露光ステージ51aにおけるテープTの着脱と、撮像装置56の移動と、光源52の点滅および遮光の制御と、それらすべての監視等とを制御する。なお、スイッチ装置12は、搬送機構AのモータM1,M2,M3,M4や、吸引ポンプ(図示せず)や、露光装置5等をON,OFFするためのコントローラである。
<各部材の位置関係の説明>
次に、図6を参照して搬送機構Aの各部材の位置関係を説明する。
図6は、本発明の実施形態に係る搬送機構を示す概略構成図である。
図6に示すように、供給リール回転部1と、供給側第1ガイドローラ2と、供給側第2ガイドローラ3と、第1搬送ローラ4と、第2搬送ローラ6と、巻取側第1ガイドローラ7と、巻取側第2ガイドローラ8と、巻取リール回転部9とは、それぞれ同一面に配置され、正面視して上下方向に略同一直線上にそれぞれ配置されている。
供給リール回転部1から第1搬送ローラ4の間において、テープTは、側面視して全体的に略斜め下方向に搬送されるようになっている。第1搬送ローラ4から第2搬送ローラ6の間において、テープTは、鉛直下方向に搬送されるようになっている。第2搬送ローラ6から巻取リールB2の間において、テープTは、側面視して全体的に略斜め上方向に搬送されるようになっている。
供給リール回転部1は、搬送方向の下流側の供給側第1ガイドローラ2より高さH1高い位置に配置されている。供給側第1ガイドローラ2は、供給リール回転部1の斜め下方に配置され、供給側第2ガイドローラ3と同等の高さ、又は、高い位置に配置され、かつ、供給側弛緩吸収手段D1の箱体D1aの開口部より上方に配置されている。
供給側弛緩吸収手段D1は、供給側第1ガイドローラ2とこの供給側第1ガイドローラ2と同等の高さの位置に配設された供給側第2ガイドローラ3との間で垂れ下がるテープTを収納できる位置に設けられている。
供給側第2ガイドローラ3は、供給側第1ガイドローラ2と同等又は低い位置に配置されると共に、第1搬送ローラ4より高さH2高い位置に配設されている。
第1搬送ローラ4と、露光ステージ51a(処理部51)と第2搬送ローラ6とは、鉛直方向に略一直線に配置されている。第1搬送ローラ4を通過するテープTは、供給側第2ガイドローラ3から斜め下方向に向かって搬送されて来たのを、第1搬送ローラ4に巻き掛けられて、鉛直方向の露光ステージ51aに向けて方向転換される。
露光ステージ51a(処理部51)は、第1搬送ローラ4と巻取側第1ガイドローラ7との間に中間位置に配置されている。第2搬送ローラ6は、その露光ステージ51aの真下に配置されている。第2搬送ローラ6を通過するテープTは、鉛直下方向に向かって搬送されて来たのを、斜め上方向に方向転換されるように第2搬送ローラ6に巻き掛けられている。
巻取側第1ガイドローラ7は、第2搬送ローラ6の搬送方向の下流側に配置されると共に、第2搬送ローラ6より高さH3高い位置に配置されている。この巻取側第1ガイドローラ7は、巻取側弛緩吸収手段D2の開口部より高い位置に配置されると共に、巻取リール回転部9より高さH4低い位置に配置されている。
巻取側第2ガイドローラ8は、巻取側第1ガイドローラ7と同等又は高い位置に配置されると共に、巻取リール回転部9より高さH4低い位置に配置され、巻取側弛緩吸収手段D2の箱体D2aより上方に配置されている。巻取リール回転部9は、巻取側第2ガイドローラ8の斜め上方向に配置されている。
≪搬送機構の作用≫
次に、図7を主に、各図を参照しながら搬送機構Aの作用を説明する。
図7は、本発明の実施形態に係る搬送機構の作動を示すフローチャートである。
まず、加工前の新しい素材であるテープTを図1および図2に示すように、搬送機構Aにセットして搬送可能な状態にする。すなわち、新しいテープTが巻回された供給リールB1を供給リール回転部1にセットして、テープTの先端部を引き出しながら供給側第1ガイドローラ2、供給側第2ガイドローラ3、第1搬送ローラ4にそれぞれ巻き掛け、露光ステージ51aと撮像装置56との間を挿通させる。さらに、テープTを第2搬送ローラ6、巻取側第1ガイドローラ7、巻取側第2ガイドローラ8に巻き掛けて、テープTの先端部を巻取リール回転部9に装着した巻取リールB2に係止させる。そして、供給側弛緩吸収手段D1および巻取側弛緩吸収手段D2上のテープTは、箱体D1a,D2a内にU字状に弛ませる。
次に、図1に示すスイッチ装置12の電源スイッチ(図示せず)をONして露光装置5および搬送機構Aを起動させる(ステップS1)。すると、露光装置5のランプ52aが点灯する(ステップS2)。このとき、図示しないシャッタ機構によりランプ52aからの光は、遮断された状態になっている。
そして、図2に示す第1搬送ローラ4および第2搬送ローラ6に配置された搬送駆動用のモータM2,M3が駆動すると共に、吸引ポンプ(図示せず)も駆動してテープTをローラ表面41a,61aに吸着させながら一ブロック送る動作を行う。
図2に示すように、供給リール回転部1の供給リールB1は、モータM2,M3の駆動で第1搬送ローラ4および第2搬送ローラ6が回転することにより、テープTが引っ張られて搬送されるため、回転してテープTが送り出される(ステップS3)。
そのテープTは、供給リール回転部1から斜め下方に送られて、自重がかかった状態で供給側第1ガイドローラ2に巻き掛けるように受けられ、自重によって供給側弛緩吸収手段D1の箱体D1a内に送られる(ステップS4)。
供給側第1ガイドローラ2と供給側第2ガイドローラ3との間の供給側弛緩吸収手段D1では、テープTが、テープTの自重によって、地面方向にU字状に垂れ下がった状態となる。テープTは、供給側弛緩吸収手段D1によって、供給リール回転部1から第1搬送ローラ4間の弛みが調整されテンションが与えられた状態で、供給側第2ガイドローラ3へ搬送される(ステップS5)。
すなわち、供給側弛緩吸収手段D1において、供給側第1ガイドローラ2から箱体D1a内に入り込んだテープTは、図6に示すように、テープTの自重によって搬送方向(矢印d方向)と同じ矢印e方向に引っ張られて、供給リール回転部1から供給側第1ガイドローラ2の間での弛みがなくなる。さらに、第1搬送ローラ4に引っ張られて箱体D1a内から供給側第2ガイドローラ3の方向(矢印d方向)に送られるテープTは、テープTの自重によって搬送方向の逆方向(矢印f方向)に引っ張り合いながら(テンションが与えられた状態)箱体D1aから供給側第2ガイドローラ3および第1搬送ローラ4に搬送されるので、弛みがなくなる。
また、テープTは、供給リール回転部1と供給側第1ガイドローラ2との間と、供給側第2ガイドローラ3と第1搬送ローラ4との間とにおいて、それぞれ斜め下方向に送られるため、弛み難い状態に配置されている。
第1搬送ローラ4は、吸着手段42によってテープTをローラ表面41aに吸着させた状態で、モータM2が回転することによって、テープTの1コマを鉛直下方向に方向転換して搬送させる。このとき、第1搬送ローラ4は、合成樹脂によって形成されているため、テープTの振動を吸収する。
搬送機構Aにより搬送された1コマ分のテープTは、露光ステージ51aで吸着され、露光ステージ51aにテープTの1コマが静止する。そして、投影光学系55と露光ステージ51aとの間に移動した撮像装置56がテープTの露光部分に表示されたアライメントマーク(図示せず)とマスクMのアライメントマーク(図示せず)とを撮像する(ステップS6)。
その撮像装置56で撮像した両マーク画像からテープTとマスクMとの位置ずれ量及び姿勢のずれ量を演算し、制御装置10に伝達する(ステップS7)。
ステップS8では、制御装置10からの位置ずれ量に基づき、支持手段54の駆動機構によりマスクMを移動させ、マスクMとテープTとを整合させる。
次に、露光ステージ51a上でマスクMと整合できたテープTは、投影光学系55(図1参照)と相対する位置にある露光ステージ51aの表面で一次的に固定されて、図示しないシャッタ機構を開放することで、投影光学系55から露光光を照射してマスクMのパターンが転写される(ステップS9)。
次にステップS10では、制御装置10は、テープTのアライメントマークとマスクMのアライメントマークとの位置ずれ量がしきい値δ以下であったか否かを判断する。位置ずれ量がしきい値δ以下であればステップS13に進み、位置ずれ量がしきい値δより大きければステップS11に進む。すなわち、位置ずれ量が大きい場合、テープTが露光ステージ51aに1コマ毎、真っ直ぐに送られてきていないことに起因することが多い。このためテープTの送り量と姿勢を制御すれば、露光ステージ51aに静止したテープTの1コマの次の1コマは、正確に露光ステージ51aに送られることになる。正確にテープTが搬送されれば、マスクMを支持する支持手段54の駆動機構でマスクMを移動させる量が少なく又はゼロとなり、スループットを向上させることができる。そこで、ステップS10では、位置ずれ量がしきい値δ以下か否かを判断して、位置ずれ量がしきい値δより大きい場合にはステップS11およびステップS12に移行して、テープTの位置ずれ量が小さくなるようにガイドローラを制御する。
ステップS11では、制御装置10は、モータM1およびモータM4へ駆動信号を送り、供給側第2ガイドローラ3と巻取側第1ガイドローラ7とをそれぞれテープTの幅方向に移動させてテープTを傾け、テープTの姿勢を調整する。
制御装置10が、例えば、図2に示すように、供給側第2ガイドローラ3および巻取側第1ガイドローラ7のモータM1,M4を回転させて、ローラ本体31,71が矢印aの軸方向に移動すると、テープTは、矢印bの幅方向に移動する。供給側第2ガイドローラ3と第1搬送ローラ4と第2搬送ローラ6と巻取側第1ガイドローラ7とは、それぞれ平行に配置されていることにより、供給側第2ガイドローラ3および巻取側第1ガイドローラ7を矢印aの軸方向に移動させると、第1搬送ローラ4と第2搬送ローラ6との間(露光ステージ51a)を搬送されるテープTが矢印cの幅方向に移動させてテープTの幅方向位置および傾き(姿勢)が調整される。
さらに、ステップS12では、制御装置10は、第1搬送ローラ4のモータM2と第2搬送ローラ6のモータM3の回転数を制御して、マスクMのアライメントマークとテープTのアライメントマークとが整合するように送り量を調整して搬送させ上下方向の位置を調整する。第1搬送ローラ4および第2搬送ローラ6は、吸着手段42を有しているので、ローラ表面ですべりがなく、正確に1コマ搬送することができる。
このようにして、搬送機構Aは、テープTの幅方向と送り量とを調整して露光ステージ51aに正確に搬送させることができる。
露光ステージ51aを通過したテープTは、第1搬送ローラ4および第2搬送ローラ6の駆動とともに第2搬送ローラ6の吸着手段62によってローラ表面61aに吸着され、鉛直下方向に引かれながら略水平方向に搬送方向が変換されて、巻取側第1ガイドローラ7を介して巻取側弛緩吸収手段D2に送られる(ステップS13)。
巻取側弛緩吸収手段D2で供給側弛緩吸収手段D1と同様にテンションを調整したテープTは、巻取側弛緩吸収手段D2から巻取側第2ガイドローラ8でテープTを受け、巻取リール回転部9に装着された巻取リールB2が回転することで巻き取られる(ステップS14)。
このように搬送機構Aは、第1搬送ローラ4および第2搬送ローラ6により、露光ステージ51aにおけるテープTの上下方向の送り量を調整し、かつ、供給側第2ガイドローラ3および巻取側第1ガイドローラ7により、露光ステージ51aにおけるテープTの傾斜方向の調整を行っている。このため、しきい値δより位置ずれ量が大きい場合にマスクMを移動させる量が少なくなりスループットを向上させることができるとともに、精度の高いマスクとの整合を行うことが可能となる。また、露光ステージ搬送経路において、テープTが略水平方向(斜め下方向、斜め上方向)に搬送される部位で、テープTの自重で搬送方向の逆方向に引張力(テンション)を与えて弛みを吸収している。その結果、搬送機構Aは、テープTを安定した状態で露光装置5に搬送して、所定の回路パターンに正確に転写できるように送ると共に、露光装置5で処理したテープTを巻取リール回転部9の巻取リールB2にスムーズに巻き取らせることができる。
なお、本発明は、実施形態に限定されるものではなく、その技術的思想の範囲内で種々の改造および変更が可能であり、本発明はこれら改造および変更された発明にも及ぶことは勿論である。
≪変形例≫
次に、図8を参照して、本発明の実施形態に係る搬送機構の変形例を説明する。
なお、変形例において、図1〜図7に示した実施形態に係る搬送機構Aと同一機能を有する部材の説明は省略する。
図8は、本発明の実施形態に係る搬送機構の変形例を示す図であり、ワーク接続手段の設置状態を示す要部拡大概略図である。
実施形態の搬送機構A(図1および図2参照)は、図8に示す変形例の搬送機構A1のように、供給リール回転部1と供給側第1ガイドローラ2との間に、ワーク接続手段11を設置できるように介在させてもよい。
この場合、ワーク接続手段11は、供給側弛緩吸収手段D1の搬送方向の上流側の供給側弛緩吸収手段D1より高い位置に配置される。
ワーク接続手段11は、図8に示すように、露光ステージ51a(図1参照)で処理中のテープT2の最後尾T2aと、次の新しいテープT1の最先端部T1aとを接続するための接続装置である。ワーク接続手段11は、例えば、表面をテフロン(登録商標)でコーティングしたステージ11aと、このステージ11a上に配置されてテープT1を保持する保持部11cと、テープT1とテープT2とを熱圧着する圧着部11bとを備えている。
次に、テープT1,T2の接続について説明する。
テープT2が一連の処理工程で最終端近くになったら、搬送機構Aの動作を停止して、供給リール回転部1に巻回されていたテープT2の最後尾T2aを供給側弛緩吸収手段D1の上方のステージ11a上に載せる。ステージ11aが配置されている供給側弛緩吸収手段D1の上方の位置は、現在まで処理されていたテープT2が供給側第1ガイドローラ2に巻き掛けられる直近の位置にあり、テープT1,T2の接続作業が行い易い。
このテープT2の最後尾T2aをステージ11aの中央に載置し、このテープT2を保持部11cで押さえる。そして、処理中のテープT2の最後尾T2aに新しいテープT1の最先端部T1aを重ね合わせて、テープT1,T2に押し付けて熱圧着して接合させる。
このように搬送機構A1は、搬送経路中にワーク接続手段11を備えているので、短時間でテープT1,T2を接続できるため、作業効率を向上させることができる。
≪その他の変形例≫
図1および図2に示す供給側弛緩吸収手段D1および巻取側弛緩吸収手段D2は、搬送経路中のテープTの弛みを吸収したり、テープTにテンションを与えるものであればよい。例えば、供給側弛緩吸収手段D1および巻取側弛緩吸収手段D2は、テープTが送り込まれる箱体D1aと、この箱体D1aの開口部に向けてエアを吹き付けて開口部上を通過するテープTをU字状に垂れ下がった状態にするファンとを備えたエアダンサでもよい。
また、供給側弛緩吸収手段D1および巻取側弛緩吸収手段D2は、上下動および回転自在なローラをテープTの上に載置して、このローラの重さを利用してテープTを搬送方向および搬送方向と逆の方向に引っ張ってテープTをU字状に垂れ下がった状態にすることにより、テープTの弛みを吸収するローラダンサでもよい。
また、実施形態では、テープTを搬送させるためのモータM2,M3を第1搬送ローラ4と第2搬送ローラ6に設置した場合を例に挙げて説明したが、他の全てのローラおよびリールにも搬送用のモータを設置してもよい。すなわち、供給リール回転部1、供給側第1ガイドローラ2、供給側第2ガイドローラ3、巻取側第1ガイドローラ7、巻取側第2ガイドローラ8、および巻取リール回転部9にも、搬送用のモータを設置してもよい。
このようにすれば、供給リール回転部1からテープTをさらにスムーズに送り出し、また、巻取リール回転部9では、テープTをさらにスムーズに巻き取ることができるようになる。
実施形態では、第1および第2搬送ローラ4,6に吸着孔41b,61bや吸着手段42,62を設置した場合を例に挙げて説明したが、供給側第1および第2ガイドローラ2,3ならびに巻取側第1および第2ガイドローラ7,8にも同様に吸着孔や吸着手段を設置してもよい。このようにすれば、テープTをさらにスムーズに搬送させることができる。
さらに、処理部51は、露光装置5に限定されるものではなく、例えば、テープTの検査装置や、フープ成形装置や、その他の機械であってもよい。
なお、処理部51をフープ成形装置として使用する場合には、巻取リール回転部9を各部ブロック毎に切断する切断装置にしてもよい。
本発明の実施形態に係る搬送機構を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る搬送機構を示す概略斜視図である。 本発明の実施形態に係る搬送機構における供給側第1ガイドローラを示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る搬送機構における供給側第2ガイドローラを示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る搬送機構における第1搬送ローラを示す拡大断面図である。 本発明の実施形態に係る搬送機構を示す概略構成図である。 本発明の実施形態に係る搬送機構の作動を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る搬送機構の変形例を示す図であり、ワーク接続手段の設置状態を示す要部拡大概略図である。
符号の説明
1 供給リール回転部
2 供給側第1ガイドローラ
3 供給側第2ガイドローラ
4 第1搬送ローラ
5 露光装置
6 第2搬送ローラ
7 巻取側第1ガイドローラ
8 巻取側第2ガイドローラ
9 巻取リール回転部
11 ワーク接続手段
32 ワーク位置調整手段
41,61 ローラ本体
41a,61a ローラ表面
41b 吸着孔
42,62 吸着手段
51 処理部
51a 露出ステージ
A,A1 搬送機構
B1 供給リール
B2 巻取リール
D1 供給側弛緩吸収手段
D2 巻取側弛緩吸収手段
M マスク
T テープ(ワーク)
T1 新しいテープ(新しいワーク)
T1a 最先端部
T2 処理中のテープ(処理中のワーク)
T2a 最後尾

Claims (9)

  1. テープ状のワークを鉛直方向に設けた処理部上に搬送して処理するための搬送機構であって、
    前記ワークを送り出す供給リールを回転させる供給リール回転部と、
    この供給リール回転部が回転して前記供給リールから送り出された前記ワークをガイドする供給側第1ガイドローラおよび供給側第2ガイドローラと、
    この供給側第1ガイドローラおよび供給側第2ガイドローラ間の前記ワークにテンションを与える供給側弛緩吸収手段と、
    前記供給側第2ガイドローラからの前記ワークを前記処理部に沿って搬送させ当該処理部の上方および下方に配置される第1搬送ローラおよび第2搬送ローラと、
    この第2搬送ローラからの前記ワークをガイドする巻取側第1ガイドローラおよび巻取側第2ガイドローラと、
    この巻取側第1ガイドローラおよび巻取側第2ガイドローラ間の前記ワークにテンションを与える巻取側弛緩吸収手段と、
    前記巻取側第2ガイドローラからの前記ワークを巻き取る巻取リールを回転させる巻取リール回転部と、を備え、
    前記供給リール回転部は、前記供給側第1ガイドローラより高い位置に配置され、
    前記供給側第2ガイドローラは、前記供給側第1ガイドローラと同等又は低い位置に配置されると共に、前記第1搬送ローラより高い位置に配置され、
    前記巻取リール回転部は、前記巻取側第2ガイドローラより高い位置に配置され、
    前記巻取側第2ガイドローラは、前記巻取側第1ガイドローラと同等又は高い位置に配置されると共に、前記巻取リール回転部より低い位置に配置されることを特徴とする搬送装置。
  2. 前記処理部上の前記ワークの位置ずれ量に応じて、前記供給側第2ガイドローラおよび前記巻取側第1ガイドローラは、前記供給側第2ガイドローラおよび前記巻取側第1ガイドローラの軸方向に前記ワークを移動させるワーク位置調整手段を備えることを特徴とする請求項1に記載の搬送装置。
  3. 前記第1搬送ローラおよび前記第2搬送ローラは、ローラ本体が合成樹脂で成形されていることを特徴する請求項1又は請求項2に記載の搬送装置。
  4. 前記供給リールと前記供給側第1ガイドローラとの間に、前記処理部によって処理中のワークの最後尾と、次の新しいワークの最先端部とを接続するためのワーク接続手段を設置および除去自在に備えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載の搬送装置。
  5. 前記処理部は、前記搬送装置によって1コマずつ搬送されるワークに、マスクのパターンを露光するための露光ステージであることを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の搬送装置。
  6. 前記処理部上の前記ワークの位置ずれ量がしきい値以下である場合に、前記露光ステージ上に静止する前記ワークの1コマと前記マスクとの位置ずれ量を、前記マスクが移動してほぼゼロにし、
    前記処理部上の前記ワークの位置ずれ量がしきい値より大きい場合に、前記露光ステージ上に静止する前記ワークの1コマの次のコマが前記露光ステージ上の所定位置に移動するように、前記供給側第2ガイドローラおよび前記巻取側第1ガイドローラが軸方向に移動することを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
  7. 前記処理部上の前記ワークの位置ずれ量がしきい値以下である場合に、前記露光ステージ上に静止する前記ワークの1コマと前記マスクとの位置ずれ量を、前記マスクが移動してほぼゼロにし、
    前記処理部上の前記ワークの位置ずれ量がしきい値より大きい場合に、前記露光ステージ上に静止する前記ワークの1コマの次のコマが前記露光ステージ上の所定位置に移動するように、前記第1搬送ローラおよび第2搬送ローラによるワークの送り量を設定することを特徴とする請求項5に記載の搬送装置。
  8. 前記第1搬送ローラおよび前記第2搬送ローラは、前記ワークをローラ表面に吸着させる吸着孔を有すると共に、前記吸着孔を介して前記ワークを吸着するための吸着手段が接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の搬送装置。
  9. 前記供給側第1ガイドローラ、供給側第2ガイドローラ、および、前記巻取側第1ガイドローラ、前記巻取側第2ガイドローラは、前記ワークをローラ表面に吸着させる吸着孔を有すると共に、前記吸着孔を介して前記ワークを吸着するための吸着手段が接続されていることを特徴とする請求項1ないし請求項8のいずれか1項に記載の搬送装置。
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