JP6508181B2 - ワーク保持装置、ワーク加工装置およびワーク加工方法 - Google Patents

ワーク保持装置、ワーク加工装置およびワーク加工方法 Download PDF

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Description

本発明は、ワーク保持装置、ワーク加工装置およびワーク加工方法に関する。
従来、ワーク保持装置としては、特開2013−28470号公報(特許文献1)に記載されたものがある。このワーク保持装置は、長尺のワークを巻出しロールから巻取りロールに搬送させる。ワーク保持装置は、ワークを吸着した状態でのワークの移動に同期した移動及びワークを解放した状態での初期位置への復帰を繰り返す加工テーブルと、巻出しロールと加工テーブルとの間のワークを保持する第1クランプ部と、加工テーブルと巻取りロールとの間のワークを保持する第2クランプ部とを有する。巻出しロールと第1クランプ部の間に、ワークに張力を与える上流側ダンサーローラを設け、巻取りロールと第2クランプ部の間に、ワークに張力を与える下流側ダンサーローラを設けている。
そして、上流側ダンサーローラ及び下流側ダンサーローラによりワークに張力を与えた状態で、ワークを吸着固定したまま、加工テーブルをワークの移動に同期して移動させる。その後、第2クランプ部においてワークを保持し、上流側ダンサーローラによりワークに付与される張力を緩めてから、ワークを解放した状態で加工テーブルを初期位置へ復帰させ、加工テーブルによりワークを吸着固定する。これにより、ワークを低い張力状態で加工テーブルに吸着固定でき、ワークの伸びがない状態で、ワークに対する加工を行うことができる。
特開2013−28470号公報
しかしながら、前記従来のワーク保持装置を用いてワークを加工しても、ワークの加工精度は十分に満足のいくものではなかった。
そこで、本発明の課題は、ワークにかかる張力を低減してワークの加工精度を向上したワーク保持装置、ワーク加工装置およびワーク加工方法を提供することにある。
前記課題を解決するため、本発明のワーク保持装置は、
長尺のワークを加工するために前記ワークを保持する装置であって、
基台と、
前記基台上に配置された移動ステージと、
前記移動ステージ上に第1方向に並んで配置され、前記ワークを固定可能とする第1固定部および第2固定部と、
前記移動ステージ上で前記第1固定部と前記第2固定部の間に配置され、前記ワークを支持する加工テーブルと、
前記移動ステージを前記基台に対して前記第1方向に往復動させる第1駆動部と、
前記第2固定部を前記移動ステージに対して前記第1方向に往復動させる第2駆動部と、
前記第1固定部および前記第2固定部で前記ワークを固定した後で前記加工テーブル上の前記ワークを加工する前に、前記第2固定部を前記加工テーブル側に移動させるように前記第2駆動部を制御する制御部と
を有する。
本発明のワーク保持装置によれば、第1固定部と第2固定部は、加工テーブルとともに、移動ステージ上に配置されているので、第1固定部と加工テーブルの間の距離、および、第2固定部と加工テーブルの間の距離を小さくできる。これにより、ワークを第1方向に沿って第1、第2固定部と加工テーブルに配置するとき、第1固定部と加工テーブルの間、および、第2固定部と加工テーブルの間でワークがたるんでも、ワークのたるみによる自重を小さくできて、ワークの自重による加工テーブル上のワークにかかる張力を低減できる。
また、制御部は、第1、第2固定部でワークを固定した後で加工テーブル上のワークを加工する前に、第2固定部を加工テーブル側に移動させるように第2駆動部を制御する。これにより、第1固定部と加工テーブルの間および第2固定部と加工テーブルの間の少なくとも一方でワークが引っ張られても、ワークの加工の前に、第2固定部を加工テーブル側に移動させて、加工テーブル上のワークにかかる張力を低減できる。
したがって、ワークにかかる張力を低減した状態で、ワークを加工することができて、ワークの加工精度を向上できる。
また、ワーク保持装置の一実施形態では、
前記加工テーブルに前記ワークを巻き出される巻き出し機構と、
前記加工テーブルから前記ワークを巻き取る巻き取り機構と
を有する。
前記実施形態によれば、ワークを巻き出し機構から巻き取り機構に搬送させることになり、ワークに張力がかかり易くなるが、ワークにかかる張力を効果的に低減できる。
また、ワーク保持装置の一実施形態では、前記第1固定部に取り付けられ、前記第1固定部に固定された前記ワークの張力を測定する張力測定部を有する。
前記実施形態によれば、張力測定部によりワークにかかる張力を測定しながら、ワークにかかる張力を低減するように制御できる。
また、ワーク保持装置の一実施形態では、前記加工テーブルは、前記ワークを固定可能とする。
前記実施形態によれば、加工テーブルによりワークを固定してから、ワークを加工することができ、エアブローを用いた加工やワークに直接接触して行う加工において、ワークの位置ずれを防止でき、ワークの加工精度が向上する。
また、ワーク加工装置の一実施形態では、
前記ワーク保持装置と、
前記加工テーブル上の前記ワークを加工する加工機構と
を有する。
前記実施形態によれば、前記ワーク保持装置を有するので、ワークにかかる張力を低減した状態で、ワークを加工することができて、ワークの加工精度を向上できる。
また、ワーク加工方法の一実施形態では、
巻き出し機構から巻き出され巻き取り機構に巻き取られる長尺のワークを加工する方法であって、
前記ワーク保持装置に、前記ワークの走行方向が前記第1方向に一致するように、前記ワークを配置する工程と、
前記ワークを前記加工テーブルで支持しつつ前記第1固定部および前記第2固定部で固定する工程と、
前記第1固定部および前記第2固定部で前記ワークを固定したまま前記第2固定部を前記加工テーブル側に移動させ、その後、前記加工テーブル上の前記ワークを加工する工程と
を有する。
前記実施形態によれば、前記ワーク保持装置を用いているので、第1固定部と加工テーブルの間の距離、および、第2固定部と加工テーブルの間の距離を小さくできる。これにより、第1固定部と加工テーブルの間、および、第2固定部と加工テーブルの間でワークがたるんでも、ワークのたるみによる自重を小さくできて、ワークの自重による加工テーブル上のワークにかかる張力を低減できる。
また、第1固定部および第2固定部でワークを固定したまま第2固定部を加工テーブル側に移動させ、その後、加工テーブル上のワークを加工する。これにより、第1固定部と加工テーブルの間および第2固定部と加工テーブルの間の少なくとも一方でワークが引っ張られても、ワークの加工の前に、第2固定部を加工テーブル側に移動させて、加工テーブル上のワークにかかる張力を低減できる。
したがって、ワークにかかる張力を低減した状態で、ワークを加工することができて、ワークの加工精度を向上できる。
また、ワーク加工方法の一実施形態では、前記ワークを加工する工程において、前記加工テーブルにより前記ワークを固定してから、前記ワークを加工する。
前記実施形態によれば、加工テーブルによりワークを固定してから、ワークを加工することができ、エアブローを用いた加工やワークに直接接触して行う加工において、ワークの位置ずれを防止でき、ワークの加工精度が向上する。
本発明のワーク保持装置、ワーク加工装置およびワーク加工方法によれば、ワークにかかる張力を低減してワークの加工精度を向上できる。
本発明のワーク加工装置の一実施形態を示す斜視図である。 本発明のワーク加工装置を示す模式図である。 本発明のワーク加工方法を説明する説明図である。 本発明のワーク加工方法を説明する説明図である。 本発明のワーク加工方法を説明する説明図である。 本発明のワーク加工方法を説明する説明図である。 本発明のワーク加工方法を説明する説明図である。 本発明のワーク加工方法を説明する説明図である。 本発明のワーク加工方法を説明する説明図である。
上述したように、従来のワーク保持装置では、ワークの加工精度は十分でなかった。鋭意検討の結果、第1、第2クランプ部でワークを保持し、加工テーブルでワークを吸着し、加工テープル上のワークを加工するとき、ワークに張力がかかっていることがわかった。この張力によりワークは変形しており、この状態でワークを加工するため、加工精度が低下していた。さらに、本願発明者は、この現象の原因を以下に見出した。
つまり、従来のワーク保持装置では、第1クランプ部と加工テーブルとの間の距離、および、第2クランプ部と加工テーブルとの間の距離が大きいため、第1、第2クランプ部と加工テーブルとの間でワークがたるんで、ワークの自重により張力が発生する。この結果、加工テーブル上のワークに張力がかかり、ワークが変形した状態でワークを加工することになる。
本願発明者は、第1クランプ部と加工テーブルとの間の距離、および、第2クランプ部と加工テーブルとの間の距離を小さくして、ワークのたるみによる自重を小さくすることに着目した。しかしながら、従来のワーク保持装置では、加工テーブルはワークの移動に伴って移動するため、第1、第2クランプ部を加工テーブルの可動範囲内に設置することはできない。このため、第1、第2クランプ部と加工テーブルとの間の距離を小さくすることができず、ワークに張力が発生してしまう。
そこで、本願発明者は、第1、第2クランプ部を加工テーブルとともに移動可能となるように一体に構成して、第1クランプ部と加工テーブルとの間の距離、および、第2クランプ部と加工テーブルとの間の距離を小さくして、ワークのたるみによる自重を小さくした。
さらに、本願発明者は、第1、第2クランプ部と加工テーブルとの間の距離を小さくすることにより、第1、第2クランプ部と加工テーブルとの間のワークのたるみを小さくできるが、第1、第2クランプ部と加工テーブルとの間でワークが引っ張られて緊張状態となりやすいことに着目した。
そこで、本願発明者は、第1、第2クランプ部と加工テーブルとの間でワークが引っ張られても、ワークの加工の前に、第1、第2クランプ部の何れか一方を加工テーブル側に移動させて、加工テーブル上のワークにかかる張力を低減するようにした。
本発明は、本願発明者が独自に得た上記知見に基づいてなされたものである。
以下、本発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。
(実施形態)
図1は、本発明のワーク加工装置の一実施形態を示す斜視図である。図2は、本発明のワーク加工装置を示す模式図である。図1と図2に示すように、ワーク加工装置1は、ワーク保持装置2と、ワーク保持装置2に保持されたワーク5を加工する加工機構3とを有する。ワーク5は、長尺に形成されている。ワーク5は、例えば、樹脂シートやセラミックグリーンシートである。ワーク5は、さらに、PETフィルムのようなキャリアフィルムに裏打ちされている場合もある。
加工機構3は、例えば、レーザ装置であり、レーザ光によりワーク5に貫通孔などを設ける。なお、加工機構3として、レーザ装置を用いた例を示すが、例えば、露光装置、プレス装置、層間接続用の導電ペースト等のペーストの充填を行う装置、導体ペースト等の各種印刷や塗布を行う装置などを用いてもよい。
ワーク保持装置2は、長尺のワーク5を加工するためにワーク5を保持する装置である。ワーク保持装置2は、基台10と、基台10上に配置された移動ステージ11と、移動ステージ11上に配置された第1固定部12Aおよび第2固定部12Bと、移動ステージ11上に配置された加工テーブル13と、移動ステージ11を駆動する第1駆動部14Aと、第2固定部12Bを駆動する第2駆動部14Bと、ワーク保持装置2を制御する制御部15とを有する。
第1固定部12Aおよび第2固定部12Bは、移動ステージ11上に第1方向Dに並んで配置され、ワーク5を固定することとワーク5を解放することを切り替え可能とする。第1方向Dは、ワーク5の走行方向に一致している。第1固定部12Aは、ワーク5の走行方向の上流側に配置され、第2固定部12Bは、ワーク5の走行方向の下流側に配置されている。
第1固定部12Aおよび第2固定部12Bは、例えば、ワーク5を吸着して固定する。具体的に述べると、第1固定部12Aおよび第2固定部12Bは、ワーク5を真空圧により吸引して固定するためのステージを含み、このステージとしては、例えば、多孔質吸引板や、金属板に吸引穴が加工されているものを用いる。なお、第1固定部12Aおよび第2固定部12Bは、ワーク5をクランプして固定するようにしてもよい。
第1固定部12Aには、張力測定部16が取り付けられている。張力測定部16は、第固定部12Aに固定されたワーク5の張力を測定する。張力測定部16は、移動ステージ11と第1固定部12Aの間に取り付けられている。張力測定部16は、例えば、張力計である。
加工テーブル13は、移動ステージ11上で第1固定部12Aと第2固定部12Bの間に配置され、ワーク5を支持する。加工テーブル13は、ワーク5を固定することとワーク5を解放することを切り替え可能とする。加工テーブル13は、例えば、ワーク5を吸着して固定する。具体的に述べると、加工テーブル13は、第1固定部12Aおよび第2固定部12Bと同様の構成を有する。加工機構3により加工テーブル13上に位置するワーク5が加工される。
第1駆動部14Aは、移動ステージ11を基台10に対して第1方向Dに往復動させる。第1駆動部14Aは、例えば、リニアガイドおよびモータ等から構成される。なお、第1駆動部14Aは、シリンダおよびモータ等から構成されるようにしてもよい。
第2駆動部14Bは、第2固定部12Bを移動ステージ11に対して第1方向Dに往復動させる。つまり、第2駆動部14Bは、第2固定部12Bを加工テーブル13に接近または離隔させる。第2駆動部14Bは、例えば、シリンダおよびモータ等から構成される。なお、第2駆動部14Bは、リニアガイドおよびモータ等から構成されるようにしてもよい。
制御部15は、第1固定部12Aおよび第2固定部12Bでワーク5を固定した後で加工テーブル13上のワーク5を加工する前に、第2固定部12Bを加工テーブル13側に移動させるように第2駆動部14Bを制御する。制御部15は、例えば、マイコン等から構成される。
ワーク保持装置2は、さらに、加工テーブル13にワーク5を巻き出される巻き出し機構20と、加工テーブル13からワーク5を巻き取る巻き取り機構30とを有する。巻き出し機構20は、基台10(第1固定部12A)の上流側に配置され、巻き取り機構30は、基台10(第2固定部12B)の下流側に配置される。
巻き出し機構20は、巻き出しローラ21と、ガイドローラ22と、サクションローラ23と、ダンサーローラ24とを有する。巻き出しローラ21は、巻き回されたワーク5を巻き出す。ガイドローラ22およびサクションローラ23は、巻き出しローラ21と第1固定部12Aの間に配置され、巻き出しローラ21と第1固定部12Aの間のワーク5を下方から支持する。サクションローラ23は、ガイドローラ22の下流側に配置されている。サクションローラ23は、その表面にワーク5を吸引する機構を有し、かつ、回転機構を有する。ダンサーローラ24は、ガイドローラ22とサクションローラ23の間のワーク5に吊り下げられている。
巻き取り機構30は、巻き取りローラ31と、サクションローラ32と、ガイドローラ33と、ダンサーローラ34とを有する。巻き取りローラ31は、巻き出しローラ21から巻き出されたワーク5を巻き取る。サクションローラ32およびガイドローラ33は、巻き取りローラ31と第2固定部12Bの間に配置され、巻き取りローラ31と第2固定部12Bの間のワーク5を下方から支持する。サクションローラ32は、ガイドローラ33の上流側に配置されている。サクションローラ32は、その表面にワーク5を吸引する機構を有し、かつ、回転機構を有する。サクションローラ32は、ワーク5を吸引して回転することで、巻き出しローラ21から加工テーブル13にワーク5を送り出す。ダンサーローラ34は、サクションローラ32とガイドローラ33の間のワーク5に吊り下げられている。
巻き取り機構30のサクションローラ32は、制御部15により制御される。例えば、ワーク5が、第1、第2固定部12A,12Bおよび加工テーブル13に固定されて、移動ステージ11とともに移動するとき、制御部15は、移動ステージ11の移動に同期して、巻き取り機構30のサクションローラ32を回転する。巻き出しローラ21および巻き取りローラ31は、サクションローラ32と移動ステージ11が同期して動けるように、ダンサーローラ24,34の位置を移動させてワーク5の量(長さ)を管理する。
前記ワーク保持装置2によれば、第1固定部12Aと第2固定部12Bは、加工テーブル13とともに、移動ステージ11上に配置されているので、第1固定部12Aと加工テーブル13の間の距離、および、第2固定部12Bと加工テーブル13の間の距離を小さくできる。これにより、ワーク5を第1方向Dに沿って第1、第2固定部12A,12Bと加工テーブル13に配置するとき、第1固定部12Aと加工テーブル13の間、および、第2固定部12Bと加工テーブル13の間でワーク5がたるんでも、ワーク5のたるみによる自重を小さくできて、ワーク5の自重による加工テーブル13上のワーク5にかかる張力を低減できる。
また、制御部15は、第1、第2固定部12A,12Bでワーク5を固定した後で加工テーブル13上のワーク5を加工する前に、第2固定部12Bを加工テーブル13側に移動させるように第2駆動部14Bを制御する。これにより、第1固定部12Aと加工テーブル13の間、および、第2固定部12Bと加工テーブル13の間の少なくとも一方で、ワーク5が引っ張られて緊張状態となっても、ワーク5の加工の前に、第2固定部12Bを加工テーブル13側に移動させて、加工テーブル13上のワーク5にかかる張力を低減できる。
したがって、ワーク5にかかる張力を低減した状態で、ワーク5を加工することができて、ワーク5の加工精度を向上できる。
前記ワーク保持装置2によれば、巻き出し機構20および巻き取り機構30を有するので、ワーク5を巻き出し機構20から巻き取り機構30に搬送させることになり、ワーク5に張力がかかり易くなるが、ワーク5にかかる張力を効果的に低減できる。
前記ワーク保持装置2によれば、張力測定部16を有するので、張力測定部16によりワーク5にかかる張力を測定しながら、ワーク5にかかる張力を低減するように制御できる。
前記ワーク保持装置2によれば、加工テーブル13は、ワーク5を固定することとワーク5を解放することを切り替え可能とする。加工テーブル13によりワーク5を固定してから、ワーク5を加工することができ、エアブローを用いた加工や、ワーク5に直接接触して行う加工において、ワーク5の位置ずれを防止でき、ワーク5の加工精度が向上する。ワーク5に直接接触して行う加工としては、例えば、ペースト充填やプレスなどの機械的な加工がある。
前記ワーク加工装置1によれば、前記ワーク保持装置2を有するので、ワーク5にかかる張力を低減した状態で、ワーク5を加工することができて、ワーク5の加工精度を向上できる。
次に、巻き出し機構20から巻き出され巻き取り機構30に巻き取られる長尺のワーク5を加工する方法について説明する。
図3Aに示すように、ワーク保持装置2に、ワーク5の走行方向が第1方向Dに一致するように、ワーク5を配置する。そして、ワーク5を加工テーブル13で支持しつつ第1固定部12Aおよび第2固定部12Bで固定する。このとき、加工テーブル13ではワーク5を解放している。
その後、図3Bに示すように、巻き出し機構20と第1固定部12Aとの間のワーク5をたるませると共に、巻き取り機構30と第2固定部12Bとの間のワーク5をたるませる。具体的に述べると、サクションローラ23,32(図1参照)でワーク5を吸引し保持して、サクションローラ23とダンサーロール24との間、および、サクションローラ32とダンサーロール34との間で発生するワーク5にかかる張力を低減させる。その後、サクションローラ23,32を少し回転させることで、ワーク5をたるませる。加工テーブル13では、ワーク5を解放したままである。このように、ワーク5にたるみを持たせることで、以降の工程において、ワーク5に予測しない張力がかかることを防止できる。つまり、ワーク5にバッファとしてのたるみをもたせる。
その後、図3Cに示すように、第1固定部12Aおよび第2固定部12Bでワーク5を固定したまま第2固定部12Bを矢印A方向に示す加工テーブル13側に移動させ、第2固定部12Bと加工テーブル13との間のワーク5にかかる張力を低減する。例えば、第2固定部12Bと加工テーブル13との間のワーク5をたるませる。加工テーブル13では、ワーク5を解放したままである。
その後、図3Dに示すように、加工テーブル13によりワーク5を固定してから、加工テーブル13上のワーク5を加工機構3により加工する。ワーク5の加工は、本実施形態ではレーザ加工であるが、露光、ペースト充填、プレス加工、各種印刷や塗布などの加工であってもよい。
ここで、加工テーブル13上のワーク5を、第1方向Dに3つの領域(左領域、中央領域、右領域)に分けて加工する場合を説明する。図4Aにおいて、巻き出し機構20側を左側とし、巻き取り機構30側を右側とする。
図4Aに示すように、ワーク5の中央領域を加工する場合、移動ステージ11を第1方向Dの中央位置に設置する。このとき、ワーク5は、第1、第2固定部12A,12Bと加工テーブル13により固定されている。そして、図3Aから図3Dで説明したように、ワーク5を加工する。
図4Bに示すように、ワーク5の左領域を加工する場合、移動ステージ11を矢印B方向に示すように右側に移動する。このとき、ワーク5は、第1、第2固定部12A,12Bと加工テーブル13により固定されているため、ワーク5は、移動ステージ11とともに右側に移動する。ワーク5は、サクションローラ32が回転することにより移動される。巻き出し機構20のダンサーローラ24は、ワーク5の張力が設定した値になる位置(上側)に移動される。巻き取り機構30のダンサーローラ34は、ワーク5の張力が設定した値になる位置(下側)に移動される。そして、図3Aから図3Dで説明したように、ワーク5を加工する。
図4Cに示すように、ワーク5の右領域を加工する場合、移動ステージ11を矢印C方向に示すように左側に移動する。このとき、ワーク5は、第1、第2固定部12A,12Bと加工テーブル13により固定されているため、ワーク5は、移動ステージ11とともに左側に移動する。ワーク5は、サクションローラ32が回転することにより移動される。巻き出し機構20のダンサーローラ24は、ワーク5の張力が設定した値になる位置(下側)に移動される。巻き取り機構30のダンサーローラ34は、ワーク5の張力が設定した値になる位置(上側)に移動される。そして、図3Aから図3Dで説明したように、ワーク5を加工する。なお、ワーク5は、サクションローラ23が回転することにより移動されることとしてもよい。
前記ワーク加工方法によれば、前記ワーク保持装置2を用いているので、第1、第2固定部12A,12Bと加工テーブル13との間の距離を小さくできる。これにより、第1、第2固定部12A,12Bと加工テーブル13との間でワーク5がたるんでも、ワーク5のたるみによる自重を小さくできて、ワーク5の自重による加工テーブル13上のワーク5にかかる張力を低減できる。
また、第1固定部12Aおよび第2固定部12Bでワーク5を固定したまま第2固定部12Bを加工テーブル13側に移動させ、その後、加工テーブル13上のワーク5を加工する。これにより、第1固定部12Aと加工テーブル13の間、および、第2固定部12Bと加工テーブル13の間の少なくとも一方で、ワーク5が引っ張られても、ワーク5の加工の前に、第2固定部12Bを加工テーブル13側に移動させて、加工テーブル13上のワーク5にかかる張力を低減できる。
したがって、ワーク5にかかる張力を低減した状態で、ワーク5を加工することができて、ワーク5の加工精度を向上できる。
前記ワーク加工方法によれば、加工テーブル13によりワーク5を固定してから、ワーク5を加工することができ、エアブローを用いた加工やワーク5に直接接触して行う加工において、ワーク5の位置ずれを防止でき、ワーク5の加工精度が向上する。
前記ワーク加工方法によれば、図3Bに示すように、巻き出しローラ21と巻き取りローラ31でワーク5をたるませる前に、ワーク5を第1固定部12Aおよび第2固定部12Bで固定している。これにより、加工テーブル13上のワーク5の吸着位置のバラつきが小さくなり、ワーク5にアライメントマークなどがある場合、アライメントマーク撮影用のカメラの視野内にアライメントマークが確実に入るようになる。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で設計変更可能である。
前記実施形態では、ワークの走行方向の上流側に第1固定部を配置し、ワークの走行方向の下流側に第2固定部を配置しているが、上流側に第2固定部を配置し、下流側に第1固定部を配置するようにしてもよい。また、第2固定部に加えて、第1固定部を第1方向に往復動可能となるように構成してもよい。このとき、第1固定部を移動ステージに対して第1方向に往復動させる駆動部を設け、制御部によってワークの加工前に第1固定部を加工テーブル側に移動させるように構成してもよい。
前記実施形態では、ワーク保持装置は、巻き出し機構と巻き取り機構を含むが、これらを省略してもよい。このとき、ワークは、ロール状に巻かれたものでなく、例えば、板状に形成される。
前記実施形態では、加工テーブルによりワークを固定したまま、ワークを加工しているが、加工テーブルによりワークを解放したまま、ワークを加工するようにしてもよい。すなわち、加工テーブルには、ワークを吸着するための機構を設けなくてもよい。
前記実施形態では、張力測定部を設けているが、張力測定部を省略するようにしてもよい。
1 ワークの加工装置
2 ワーク保持装置
3 加工機構
5 ワーク
10 基台
11 移動ステージ
12A 第1固定部
12B 第2固定部
13 加工テーブル
14A 第1駆動部
14B 第2駆動部
15 制御部
16 張力測定部
20 巻き出し機構
30 巻き取り機構

Claims (7)

  1. 長尺のワークを加工するために前記ワークを保持する装置であって、
    基台と、
    前記基台上に配置された移動ステージと、
    前記移動ステージ上に第1方向に並んで配置され、前記ワークを固定可能とする第1固定部および第2固定部と、
    前記移動ステージ上で前記第1固定部と前記第2固定部の間に配置され、前記ワークを支持する加工テーブルと、
    前記移動ステージを前記基台に対して前記第1方向に往復動させる第1駆動部と、
    前記第2固定部を前記移動ステージに対して前記第1方向に往復動させる第2駆動部と、
    前記第1固定部および前記第2固定部で前記ワークを固定した後で前記加工テーブル上の前記ワークを加工する前に、前記第2固定部を前記加工テーブル側に移動させるように前記第2駆動部を制御する制御部と
    を備える、ワーク保持装置。
  2. 前記加工テーブルに前記ワークを巻き出される巻き出し機構と、
    前記加工テーブルから前記ワークを巻き取る巻き取り機構と
    を有する、請求項1に記載のワーク保持装置。
  3. 前記第1固定部に取り付けられ、前記第1固定部に固定された前記ワークの張力を測定する張力測定部を有する、請求項1または2に記載のワーク保持装置。
  4. 前記加工テーブルは、前記ワークを固定可能とする、請求項1から3の何れか一つに記載のワーク保持装置。
  5. 請求項1から4の何れか一つに記載のワーク保持装置と、
    前記加工テーブル上の前記ワークを加工する加工機構と
    を有する、ワーク加工装置。
  6. 巻き出し機構から巻き出され巻き取り機構に巻き取られる長尺のワークを加工する方法であって、
    請求項2に記載のワーク保持装置に、前記ワークの走行方向が前記第1方向に一致するように、前記ワークを配置する工程と、
    前記ワークを前記加工テーブルで支持しつつ前記第1固定部および前記第2固定部で固定する工程と、
    前記第1固定部および前記第2固定部で前記ワークを固定したまま前記第2固定部を前記加工テーブル側に移動させ、その後、前記加工テーブル上の前記ワークを加工する工程と
    を備える、ワーク加工方法。
  7. 前記ワークを加工する工程において、前記加工テーブルにより前記ワークを固定してから、前記ワークを加工する、請求項6に記載のワーク加工方法。
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