JP2014105048A - シート巻出装置 - Google Patents

シート巻出装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014105048A
JP2014105048A JP2012257487A JP2012257487A JP2014105048A JP 2014105048 A JP2014105048 A JP 2014105048A JP 2012257487 A JP2012257487 A JP 2012257487A JP 2012257487 A JP2012257487 A JP 2012257487A JP 2014105048 A JP2014105048 A JP 2014105048A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
unwinding
roll
standby position
original
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2012257487A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiaki Miyoshi
利明 三好
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Univance Corp
Original Assignee
Fuji Iron Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Iron Works Co Ltd filed Critical Fuji Iron Works Co Ltd
Priority to JP2012257487A priority Critical patent/JP2014105048A/ja
Publication of JP2014105048A publication Critical patent/JP2014105048A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Replacement Of Web Rolls (AREA)

Abstract

【課題】原反ロールの交換の際に、シートの巻き出しが停止される時間の短縮を図ることが可能なシート巻出装置を提供する。
【解決手段】シート巻出装置100は、原反ロール150が着脱可能なチャック部51および53と、チャック部51を経路R1で循環させることにより、チャック部51を待機位置P2または巻出位置P1に配置する搬送機構52と、チャック部53を経路R2で循環させることにより、チャック部53を待機位置P2または巻出位置P1に配置する搬送機構54とを備える。チャック部51が待機位置P2から巻出位置P1に搬送される場合には、チャック部53が巻出位置P1から下方に退避されつつ待機位置P2に搬送される。チャック部53が待機位置P2から巻出位置P1に搬送される場合には、チャック部51が巻出位置P1から上方に退避されつつ待機位置P2に搬送される。
【選択図】図1

Description

本発明は、シート巻出装置に関する。
従来、巻芯にシートが巻き付けられた原反ロールからシートを巻き出すためのシート巻出装置が知られている(たとえば、特許文献1参照)。
特許文献1には、原反ロールを回転可能に支持する一対のスタンドを備えるシート巻出装置が開示されている。このシート巻出装置では、原反ロールの巻芯の両端がチャックによりそれぞれスタンドに固定されている。なお、シート巻出装置から巻き出されたシートは、所定の処理が施された後にシート巻取装置によって巻き取られる。
特開平11−116113号公報
ここで、上記した従来のシート巻出装置では、スタンドに取り付けられる原反ロールを交換する場合に、シートの巻き出しが終了された原反ロール(旧原反ロール)の巻芯をスタンドから取り外し、その後、シートが巻き付けられた原反ロール(新原反ロール)の巻芯をスタンドに取り付ける必要がある。このため、原反ロールの交換の際に、シートの巻き出しが停止される時間が長くなるという問題点がある。
本発明は、上記の課題を解決するためになされたものであり、本発明の目的は、原反ロールの交換の際に、シートの巻き出しが停止される時間の短縮を図ることが可能なシート巻出装置を提供することである。
上記した目的を達成するために、本発明によるシート巻出装置は、巻芯にシートが巻き付けられた原反ロールからシートを巻き出すためのシート巻出装置であって、原反ロールの巻芯が着脱可能な第1チャック部および第2チャック部と、第1チャック部を第1経路で循環させることにより、第1チャック部を待機位置または巻出位置に配置する第1搬送機構と、第2チャック部を第1経路と異なる第2経路で循環させることにより、第2チャック部を待機位置または巻出位置に配置する第2搬送機構とを備える。第1搬送機構により第1チャック部が待機位置から巻出位置に搬送される場合には、第2搬送機構により第2チャック部が巻出位置から下方に退避されつつ待機位置に搬送される。第2搬送機構により第2チャック部が待機位置から巻出位置に搬送される場合には、第1搬送機構により第1チャック部が巻出位置から上方に退避されつつ待機位置に搬送される。そして、原反ロールが交換される場合には、巻出位置に位置する原反ロールからのシートの巻き出しが停止された後に、巻出位置に位置する原反ロールのシートに対して待機位置に位置する原反ロールのシートが接合されるとともに、巻出位置に位置する原反ロールのシートが切断され、待機位置に位置する原反ロールからシートが巻き出されるように構成されている。
このように構成することによって、シートが巻き付けられた原反ロール(新原反ロール)を予め待機位置に配置することができるので、巻出位置に位置する原反ロール(旧原反ロール)からのシートの巻き出しを停止した後に、旧原反ロールの取り外し作業および新原反ロールの装着作業を行うことなく、待機位置に位置する新原反ロールからシートの巻き出しを行うことができる。これにより、原反ロールの交換の際に、シートの巻き出しが停止される時間の短縮を図ることができる。なお、シートの巻き出しが再開された後に、旧原反ロールの巻芯が排出されるとともに、新原反ロールが待機位置から巻出位置に搬送される。
上記シート巻出装置において、好ましくは、第1チャック部および第2チャック部は、待機位置において原反ロールの巻芯が装着され、巻出位置において原反ロールの巻芯が取り外されるように構成されている。
このように構成すれば、新原反ロールを待機位置に供給し、シートの巻き出しが終了された旧原反ロールの巻芯を巻出位置から排出することができる。
上記シート巻出装置において、好ましくは、巻出位置に位置する原反ロールから巻き出されるシートの幅方向の位置を検出する第1センサと、待機位置に位置する原反ロールから巻き出されるシートの幅方向の位置を検出する第2センサとをさらに備える。
このように構成すれば、第1センサおよび第2センサの検出結果に基づいて、新原反ロールのシートと旧原反ロールのシートとを位置合わせした状態で接合することができる。
上記シート巻出装置において、好ましくは、待機位置に位置する原反ロールのシートの先端が吸着される吸着ローラと、吸着ローラにより吸着されたシートに対して、巻出位置に位置する原反ロールのシートを押し付ける押さえローラとをさらに備える。
このように構成すれば、新原反ロールのシートと旧原反ロールのシートとの接合を容易に行うことができる。
本発明のシート巻出装置によれば、原反ロールの交換の際に、シートの巻き出しが停止される時間の短縮を図ることができる。
本発明の一実施形態によるシート巻出装置を示した概略構成図である。 図1のシート巻出装置において巻出位置に位置する原反ロールのシートの残量が少なくなった状態を示した図である。 図2のシート巻出装置において巻出位置に位置する原反ロールのシートが切断された状態を示した図である。 図3のシート巻出装置において待機位置に位置する原反ロールのシートが巻き出されている状態を示した図である。 図4のシート巻出装置において巻芯排出用のリフターが上昇した状態を示した図である。 図5のシート巻出装置において巻芯が排出された状態を示した図である。 図6のシート巻出装置においてチャック部の搬送機構が上昇した状態を示した図である。 図7のシート巻出装置において原反ロールが待機位置から巻出位置に移動された状態を示した図である。 図8のシート巻出装置においてチャック部の搬送機構が下降した状態を示した図である。 図9のシート巻出装置において原反台車に原反ロールが供給された状態を示した図である。 図10のシート巻出装置において原反台車からチャック部に原反ロールが供給された状態を示した図である。 図11のシート巻出装置において待機位置に位置する原反ロールのシートの先端が吸着ローラに吸着された状態を示した図である。 図12のシート巻出装置において巻出位置に位置する原反ロールのシートの残量が少なくなった状態を示した図である。 図13のシート巻出装置において巻出位置に位置する原反ロールのシートが切断された状態を示した図である。 図14のシート巻出装置において待機位置に位置する原反ロールのシートが巻き出されている状態を示した図である。 図15のシート巻出装置において巻芯排出用のリフターが上昇した状態を示した図である。 図16のシート巻出装置において巻芯が排出された状態を示した図である。 図17のシート巻出装置においてチャック部の搬送機構が下降した状態を示した図である。 図18のシート巻出装置において原反ロールが待機位置から巻出位置に移動された状態を示した図である。 図19のシート巻出装置においてチャック部の搬送機構が上昇した状態を示した図である。 図20のシート巻出装置において原反台車に原反ロールが供給された状態を示した図である。 図21のシート巻出装置において原反台車からチャック部に原反ロールが供給された状態を示した図である。
以下、本発明の一実施形態について図面を参照して説明する。
−構成−
図1は、本発明の一実施形態によるシート巻出装置を示した概略構成図である。まず、図1を参照して、本実施形態によるシート巻出装置100の構成について説明する。
シート巻出装置100は、図1に示すように、原反ロール150からシート152を巻き出す機能を有する。このシート巻出装置100は、2つの原反ロール150を装着可能に構成されており、原反ロール150を巻出位置P1および待機位置P2に配置するように構成されている。なお、シート巻出装置100から巻き出されたシート152は、所定の処理が施された後にシート巻取装置(図示省略)によって巻き取られる。また、原反ロール150は、巻芯151と、巻芯151に巻き付けられたシート152とにより構成されており、たとえば1000mmの直径を有する。
シート巻出装置100は、ガイドローラ1と、ダンサーローラ2と、押さえローラ3と、吸着ローラ4と、一対のサイドフレーム5と、ロータリーカッター6と、EPC(Edge Position Control)用のセンサ7aおよび7bと、原反台車8と、巻芯排出用のリフター9とを備えている。ガイドローラ1、ダンサーローラ2、押さえローラ3および吸着ローラ4は、図1の紙面に対して垂直方向(シート152の幅方向)に延びるように形成されており、両端がサイドフレーム5によって支持されている。なお、図1では、一対のサイドフレーム5のうち一方のみを示している。
ガイドローラ1は、シート巻出装置100におけるシート152の出口近傍に配置されている。ダンサーローラ2は、ガイドローラ1の間に配置されるとともに、垂直方向(Z1およびZ2方向)に移動可能に設けられている。このダンサーローラ2は、上方向(Z1方向)に付勢されており、引き出されるシート152に加わる張力を制御する機能を有する。
押さえローラ3は、図示省略した回動軸を中心に回動可能に構成されている。具体的には、押さえローラ3は、吸着ローラ4(図3参照)が下方に配置された場合に、上方に退避しながら吸着ローラ4との間に配置されるシート152を押さえるように構成されている。
吸着ローラ4は、待機位置P2に位置する原反ロール150のシート152の先端を吸着するように構成されている。この吸着ローラ4には、吸着されたシート152の先端位置を揃えるための余尺切断用の溝部4aが軸方向に沿って延びるように形成されている。なお、吸着ローラ4により吸着されたシート152における吸着される面とは反対側の面には、巻出位置P1の原反ロール150のシート152と接合するための両面テープ50が貼り付けられている。また、溝部4aは、開放端が外側(X2方向側)を向くように配置されている。
また、吸着ローラ4は、水平方向(X1およびX2方向)に移動可能に設けられている。そして、吸着ローラ4は、待機位置P2の原反ロール150のシート152を、巻出位置P1の原反ロール150のシート152に接合するときに、押さえローラ3の下方に移動するように構成されている。
サイドフレーム5は、チャック部51と、チャック部51の搬送機構52と、チャック部53と、チャック部53の搬送機構54とを含んでいる。なお、チャック部51および53は、それぞれ、本発明の「第1チャック部」および「第2チャック部」の一例であり、搬送機構52および54は、それぞれ、本発明の「第1搬送機構」および「第2搬送機構」の一例である。
チャック部51および53は、原反ロール150の巻芯151が着脱可能であり、巻芯151を回転可能に支持するように構成されている。また、チャック部51および53は、待機位置P2において原反ロール150の巻芯151が装着され、巻出位置P1において原反ロール150の巻芯151が取り外されるように構成されている。チャック部51は、上方に配置される搬送機構52の下端に配置され、チャック部53は、下方に配置される搬送機構54の上端に配置されている。すなわち、チャック部51および53は、上側の搬送機構52と下側の搬送機構54との間に配置されている。
搬送機構52は、巻出位置P1および待機位置P2を含む経路R1を循環するようにチャック部51を搬送するように構成されている。この搬送機構52は、サイドフレーム5に対して垂直方向に移動するスタンド52aと、スタンド52aに対して水平方向に移動するスタンド52bとを有する。スタンド52bには、紙面に対する垂直方向(原反ロール150の軸方向)に移動可能にチャック部51が取り付けられている。なお、経路R1は、図1において反時計回りに回転する循環経路であり、下端に巻出位置P1および待機位置P2が配置されている。また、経路R1は、本発明の「第1経路」の一例である。
搬送機構54は、巻出位置P1および待機位置P2を含む経路R2を循環するようにチャック部53を搬送するように構成されている。この搬送機構54は、サイドフレーム5に対して垂直方向に移動するスタンド54aと、スタンド54aに対して水平方向に移動するスタンド54bとを有する。スタンド54bには、紙面に対する垂直方向(原反ロール150の軸方向)に移動可能にチャック部53が取り付けられている。なお、経路R2は、図1において時計回りに回転する循環経路であり、上端に巻出位置P1および待機位置P2が配置されている。すなわち、経路R1およびR2は、異なる経路であるが、巻出位置P1および待機位置P2の間が重複している。また、経路R2は、本発明の「第2経路」の一例である。
ロータリーカッター6は、巻出位置P1と押さえローラ3との間に配置され、原反ロール150の交換時に巻出位置P1に位置する原反ロール150のシート152を切断するために設けられている。
センサ7aは、押さえローラ3の近傍に配置され、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152の幅方向の位置を検出するために設けられている。センサ7bは、吸着ローラ4の近傍に配置され、待機位置P2の原反ロール150からのシート152の幅方向の位置を検出するために設けられている。なお、センサ7aおよび7bは、それぞれ、本発明の「第1センサ」および「第2センサ」の一例である。
原反台車8は、待機位置P2に位置するチャック部51または53に原反ロール150を供給するために設けられている。リフター9は、巻出位置P1に位置するチャック部51または53が支持する巻芯151を排出するために設けられている。
−動作−
図1〜図22は、本発明の一実施形態によるシート巻出装置の動作を説明するための図である。次に、図1〜図22を参照して、本実施形態によるシート巻出装置100の動作について説明する。なお、以下では、チャック部51が巻出位置P1に位置するとともに、チャック部53が待機位置P2に位置し、かつ、チャック部51および53が原反ロール150を支持している状態からシート152の巻き出しを開始する場合について説明する。
まず、図1に示すように、巻出位置P1に位置する原反ロール150のシート152が押さえローラ3、ガイドローラ1、ダンサーローラ2およびガイドローラ1を介して引き出される。なお、シート巻出装置100から引き出されたシート152は、所定の処理が施された後にシート巻取装置(図示省略)によって巻き取られる。
このとき、引き出されるシート152に加わる張力がダンサーローラ2により制御される。また、ガイドローラ1、ダンサーローラ2、押さえローラ3、および、巻出位置P1の原反ロール150は、引き出されるシート152によって従動回転されている。
そして、センサ7aにより、巻出位置P1の原反ロール150から引き出されるシート152の幅方向の位置(紙面に対する垂直方向の位置)が検出されるとともに、センサ7bにより、待機位置P2の原反ロール150からのシート152の幅方向の位置が検出される。その後、センサ7aおよび7bの検出結果に基づいて、それらのシート152の幅方向における位置合わせが行われる。たとえば、吸着ローラ4および待機位置P2の原反ロール150の紙面に対する垂直方向の位置が調整される。
その後、図2に示すように、巻出位置P1に位置する原反ロール150のシート152の残量が所定値よりも少なくなった場合に、原反ロール150の交換が開始される。なお、シート152の残量が所定値よりも少なくなったか否かは、たとえば、巻出位置P1に位置する原反ロール150から巻き出されたシート152の長さを計測するセンサ(図示省略)の検出結果などに基づいて判断される。
原反ロール150の交換が開始されると、まず、巻出位置P1に位置する原反ロール150からのシート152の巻き出しが停止される。なお、シート152の巻き出しの停止中におけるシート152の経路長の変化は、ダンサーローラ2の移動によって打ち消される。
そして、図3に示すように、吸着ローラ4が水平方向(X1方向)に移動されることにより、吸着ローラ4が押さえローラ3の下方に配置されるとともに、押さえローラ3が上方に退避する。なお、吸着ローラ4が移動する際に、吸着ローラ4が90度回動される。これにより、溝部4aの開放端が上方を向くことによって、待機位置P2の原反ロール150からのシート152の先端に貼り付けられた両面テープ50が吸着ローラ4の上側に配置される。このため、吸着ローラ4および押さえローラ3により、待機位置P2の原反ロール150からのシート152と、そのシート152上の両面テープ50と、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152とが挟まれる。したがって、両面テープ50により、待機位置P2の原反ロール150からのシート152と、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152とが接合される。次に、ロータリーカッター6が下降することにより、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152が切断される。
その後、図4に示すように、ロータリーカッター6が上昇するとともに、吸着ローラ4が水平方向(X2方向)に移動することによって、ロータリーカッター6および吸着ローラ4が元の位置に戻される。
そして、待機位置P2に位置する原反ロール150のシート152が押さえローラ3、ガイドローラ1、ダンサーローラ2およびガイドローラ1を介して引き出される。すなわち、シート巻出装置100からのシート152の巻き出しが再開される。なお、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152の巻き出しが停止されてから、待機位置P2の原反ロール150からのシート152の巻き出しが開始されるまでの時間は、たとえば、10秒以内である。
次に、図5に示すように、リフター9が上昇されるとともに、巻出位置P1に位置する原反ロール150の巻芯151がチャック部51から取り外される。これにより、巻出位置P1に位置していた原反ロール150の巻芯151がリフター9に受け渡される。その後、図6に示すように、リフター9が下降されることにより、原反ロール150の巻芯151がリフター9から排出トレイ9aに排出される。
そして、図7に示すように、搬送機構52のスタンド52aがサイドフレーム5に対して上方向(Z1方向)に移動されることにより、チャック部51が巻出位置P1から上方に退避される。その後、図8に示すように、搬送機構54のスタンド54bがスタンド54aに対して水平方向(X1方向)に移動することにより、チャック部53およびそのチャック部53に装着された原反ロール150が待機位置P2から巻出位置P1に移動される。このとき、チャック部51が上方に退避されていることにより、チャック部53をチャック部51と干渉することなく待機位置P2から巻出位置P1に移動させることが可能である。
また、搬送機構52のスタンド52bがスタンド52aに対して水平方向(X2方向)に移動される。そして、図9に示すように、搬送機構52のスタンド52aがサイドフレーム5に対して下方向(Z2方向)に移動されることにより、チャック部51が待機位置P2に移動される。
次に、原反搬送クレーン(図示省略)により、図10に示すように、原反台車8に新しい原反ロール150が載置される。そして、原反台車8が水平方向(X1方向)に移動されることにより、図11に示すように、新しい原反ロール150がチャック部51の近傍に配置される。その後、新しい原反ロール150がチャック部51に装着されることにより、新しい原反ロール150が原反台車8からチャック部51に受け渡される。
そして、原反台車8が水平方向(X2方向)に移動される。その後、待機位置P2に位置する原反ロール150のシート152の先端が作業員によって引き出されるとともに、その引き出されたシート152の先端が吸着ローラ4に吸着される。
次に、作業員が吸着ローラ4の溝部4aに沿ってカッター(図示省略)を移動させることによって、吸着されたシート152の先端位置が揃えられる。そして、作業員により、吸着されたシート152の表面に両面テープ50が貼り付けられる。
以上により、図12に示すように、チャック部53が巻出位置P1に位置するとともに、チャック部51が待機位置P2に位置し、かつ、巻出位置P1の原反ロール150からシート152が巻き出されている状態になる。すなわち、図1に示した状態からチャック部51および53の位置が入れ替わった状態になる。
そして、センサ7aにより、巻出位置P1の原反ロール150から引き出されるシート152の幅方向の位置(紙面に対する垂直方向の位置)が検出されるとともに、センサ7bにより、待機位置P2の原反ロール150からのシート152の幅方向の位置が検出される。その後、センサ7aおよび7bの検出結果に基づいて、それらのシート152の幅方向における位置合わせが行われる。たとえば、吸着ローラ4および待機位置P2の原反ロール150の紙面に対する垂直方向の位置が調整される。
その後、図13に示すように、巻出位置P1に位置する原反ロール150のシート152の残量が所定値よりも少なくなった場合に、原反ロール150の交換が開始される。なお、シート152の残量が所定値よりも少なくなったか否かは、たとえば、巻出位置P1に位置する原反ロール150から巻き出されたシート152の長さを計測するセンサ(図示省略)の検出結果などに基づいて判断される。
原反ロール150の交換が開始されると、まず、巻出位置P1に位置する原反ロール150からのシート152の巻き出しが停止される。なお、シート152の巻き出しの停止中におけるシート152の経路長の変化は、ダンサーローラ2の移動によって打ち消される。
そして、図14に示すように、吸着ローラ4が水平方向(X1方向)に移動されることにより、吸着ローラ4が押さえローラ3の下方に配置されるとともに、押さえローラ3が上方に退避する。なお、吸着ローラ4が移動する際に、吸着ローラ4が90度回動される。これにより、溝部4aの開放端が上方を向くことによって、待機位置P2の原反ロール150からのシート152の先端に貼り付けられた両面テープ50が吸着ローラ4の上側に配置される。このため、吸着ローラ4および押さえローラ3により、待機位置P2の原反ロール150からのシート152と、そのシート152上の両面テープ50と、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152とが挟まれる。したがって、両面テープ50により、待機位置P2の原反ロール150からのシート152と、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152とが接合される。次に、ロータリーカッター6が下降することにより、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152が切断される。
その後、図15に示すように、ロータリーカッター6が上昇するとともに、吸着ローラ4が水平方向(X2方向)に移動することによって、ロータリーカッター6および吸着ローラ4が元の位置に戻される。
そして、待機位置P2に位置する原反ロール150のシート152が押さえローラ3、ガイドローラ1、ダンサーローラ2およびガイドローラ1を介して引き出される。すなわち、シート巻出装置100からのシート152の巻き出しが再開される。なお、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152の巻き出しが停止されてから、待機位置P2の原反ロール150からのシート152の巻き出しが開始されるまでの時間は、たとえば、10秒以内である。
次に、図16に示すように、リフター9が上昇されるとともに、巻出位置P1に位置する原反ロール150の巻芯151がチャック部53から取り外される。これにより、巻出位置P1に位置していた原反ロール150の巻芯151がリフター9に受け渡される。その後、図17に示すように、リフター9が下降されることにより、原反ロール150の巻芯151がリフター9から排出トレイ9aに排出される。
そして、図18に示すように、搬送機構54のスタンド54aがサイドフレーム5に対して下方向(Z2方向)に移動されることにより、チャック部53が巻出位置P1から下方に退避される。その後、図19に示すように、搬送機構52のスタンド52bがスタンド52aに対して水平方向(X1方向)に移動することにより、チャック部51およびそのチャック部51に装着された原反ロール150が待機位置P2から巻出位置P1に移動される。このとき、チャック部53が下方に退避されていることにより、チャック部51をチャック部53と干渉することなく待機位置P2から巻出位置P1に移動させることが可能である。
また、搬送機構54のスタンド54bがスタンド54aに対して水平方向(X2方向)に移動される。そして、図20に示すように、搬送機構54のスタンド54aがサイドフレーム5に対して上方向(Z1方向)に移動されることにより、チャック部53が待機位置P2に移動される。
次に、原反搬送クレーン(図示省略)により、図21に示すように、原反台車8に新しい原反ロール150が載置される。そして、原反台車8が水平方向(X1方向)に移動されることにより、図22に示すように、新しい原反ロール150がチャック部53の近傍に配置される。その後、新しい原反ロール150がチャック部53に装着されることにより、新しい原反ロール150が原反台車8からチャック部53に受け渡される。
そして、原反台車8が水平方向(X2方向)に移動される。その後、待機位置P2に位置する原反ロール150のシート152の先端が作業員によって引き出されるとともに、その引き出されたシート152の先端が吸着ローラ4に吸着される。
次に、作業員が吸着ローラ4の溝部4aに沿ってカッター(図示省略)を移動させることによって、吸着されたシート152の先端位置が揃えられる。そして、作業員により、吸着されたシート152の表面に両面テープ50が貼り付けられる。
以上により、チャック部51が巻出位置P1に位置するとともに、チャック部53が待機位置P2に位置し、かつ、巻出位置P1の原反ロール150からシート152が巻き出されている状態になる。すなわち、図1に示した状態に戻る。その後、上記した動作が繰り返し行われることにより、原反ロール150を交換しながら、シート152の巻き出しが間欠的に行われる。
−効果−
本実施形態では、上記のように、巻出位置P1および待機位置P2を含む経路R1を循環するようにチャック部51を搬送する搬送機構52と、巻出位置P1および待機位置P2を含む経路R2を循環するようにチャック部53を搬送する搬送機構54とを設けている。そして、チャック部51を待機位置P2から巻出位置P1に搬送する場合には、チャック部53が巻出位置P1から下方に退避されつつ待機位置P2に搬送され、チャック部53を待機位置P2から巻出位置P1に搬送する場合には、チャック部51が巻出位置P1から上方に退避されつつ待機位置P2に搬送されるように構成されている。さらに、原反ロール150が交換される場合には、巻出位置P1に位置する原反ロール150からのシート152の巻き出しが停止された後に、巻出位置P1の原反ロール150のシート152に対して待機位置P2の原反ロール150のシート152が接合されるとともに、巻出位置P1の原反ロール150のシート152が切断され、待機位置P2に位置する原反ロール150からシート152が巻き出されるように構成されている。
このように構成することによって、シート152が巻き付けられた原反ロール150を予め待機位置P2に配置することができるので、巻出位置P1に位置する原反ロール150からのシート152の巻き出しを停止した後に、原反ロール150の取り外し作業および装着作業を行うことなく、待機位置P2に位置する原反ロール150からシート152の巻き出しを行うことができる。これにより、原反ロール150の交換の際に、シート152の巻き出しが停止される時間の短縮を図ることができる。なお、シート152の巻き出しが再開された後に、巻出位置P1に位置していた原反ロール150の巻芯151が排出されるとともに、待機位置P2に位置していた原反ロール150が巻出位置P1に搬送される。
また、本実施形態では、チャック部51を搬送する搬送機構52と、チャック部53を搬送する搬送機構54とを別個に設け、チャック部51および53を直動させることによって、チャック部が設けられたターレットを旋回させる場合に比べて、装着された新しい原反ロール150の移動距離を短くすることができるので、シート巻出装置100の小型化を図ることができる。また、原反ロール150の直径が大きい場合には、その原反ロール150を旋回させることが困難であるのに対し、その原反ロール150を直動させる方が容易である。
また、本実施形態では、待機位置P2において原反ロール150の巻芯151が装着され、巻出位置P1において原反ロール150の巻芯151が取り外されるようにチャック部51および53を構成することによって、新しい原反ロール150を待機位置P2に供給し、シート152の巻き出しが終了された原反ロール150の巻芯151を巻出位置P1から排出することができる。
また、本実施形態では、巻出位置P1の原反ロール150からのシート152の幅方向の位置を検出するためのセンサ7aと、待機位置P2の原反ロール150からのシート152の幅方向の位置を検出するためのセンサ7bとを設けることによって、巻出位置P1からのシート152と待機位置P2からのシート152とを位置合わせした状態で接合することができる。
また、本実施形態では、押さえローラ3および吸着ローラ4を設けることによって、巻出位置P1からのシート152に対して待機位置P2からのシート152を容易に接合することができる。
−他の実施形態−
なお、今回開示した実施形態は、すべての点で例示であって、限定的な解釈の根拠となるものではない。したがって、本発明の技術的範囲は、上記した実施形態のみによって解釈されるものではなく、特許請求の範囲の記載に基づいて画定される。また、本発明の技術的範囲には、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれる。
たとえば、本実施形態では、巻出位置P1に位置する原反ロール150のシート152の残量が所定値よりも少なくなった場合に、原反ロール150の交換を開始する例を示したが、これに限らず、操作ボタン(図示省略)が設けられており、その操作ボタンが操作された場合に、原反ロールの交換を開始するようにしてもよい。
また、本実施形態では、原反ロール150が従動回転する例を示したが、これに限らず、原反ロールが駆動回転するようにしてもよい。
3 押さえローラ
4 吸着ローラ
7a センサ(第1センサ)
7b センサ(第2センサ)
51 チャック部(第1チャック部)
52 搬送機構(第1搬送機構)
53 チャック部(第2チャック部)
54 搬送機構(第2搬送機構)
100 シート巻出装置
150 原反ロール
151 巻芯
152 シート
P1 巻出位置
P2 待機位置
R1 経路(第1経路)
R2 経路(第2経路)

Claims (4)

  1. 巻芯にシートが巻き付けられた原反ロールからシートを巻き出すためのシート巻出装置であって、
    原反ロールの巻芯が着脱可能な第1チャック部および第2チャック部と、
    前記第1チャック部を第1経路で循環させることにより、前記第1チャック部を待機位置または巻出位置に配置する第1搬送機構と、
    前記第2チャック部を前記第1経路と異なる第2経路で循環させることにより、前記第2チャック部を前記待機位置または前記巻出位置に配置する第2搬送機構とを備え、
    前記第1搬送機構により前記第1チャック部が前記待機位置から前記巻出位置に搬送される場合には、前記第2搬送機構により前記第2チャック部が前記巻出位置から下方に退避されつつ前記待機位置に搬送され、
    前記第2搬送機構により前記第2チャック部が前記待機位置から前記巻出位置に搬送される場合には、前記第1搬送機構により前記第1チャック部が前記巻出位置から上方に退避されつつ前記待機位置に搬送され、
    原反ロールが交換される場合には、前記巻出位置に位置する原反ロールからのシートの巻き出しが停止された後に、前記巻出位置に位置する原反ロールのシートに対して前記待機位置に位置する原反ロールのシートが接合されるとともに、前記巻出位置に位置する原反ロールのシートが切断され、前記待機位置に位置する原反ロールからシートが巻き出されるように構成されていることを特徴とするシート巻出装置。
  2. 請求項1に記載のシート巻出装置において、
    前記第1チャック部および前記第2チャック部は、前記待機位置において原反ロールの巻芯が装着され、前記巻出位置において原反ロールの巻芯が取り外されるように構成されていることを特徴とするシート巻出装置。
  3. 請求項1または2に記載のシート巻出装置において、
    前記巻出位置に位置する原反ロールから巻き出されるシートの幅方向の位置を検出する第1センサと、
    前記待機位置に位置する原反ロールから巻き出されるシートの幅方向の位置を検出する第2センサとをさらに備えることを特徴とするシート巻出装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1つに記載のシート巻出装置において、
    前記待機位置に位置する原反ロールのシートの先端が吸着される吸着ローラと、
    前記吸着ローラにより吸着されたシートに対して、前記巻出位置に位置する原反ロールのシートを押し付ける押さえローラとをさらに備えることを特徴とするシート巻出装置。
JP2012257487A 2012-11-26 2012-11-26 シート巻出装置 Pending JP2014105048A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012257487A JP2014105048A (ja) 2012-11-26 2012-11-26 シート巻出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012257487A JP2014105048A (ja) 2012-11-26 2012-11-26 シート巻出装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015003112U Continuation JP3199628U (ja) 2015-06-19 2015-06-19 シート巻出装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014105048A true JP2014105048A (ja) 2014-06-09

Family

ID=51026867

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012257487A Pending JP2014105048A (ja) 2012-11-26 2012-11-26 シート巻出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014105048A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5833193B1 (ja) * 2014-07-01 2015-12-16 株式会社ヒラノテクシード 接続装置及びその接続方法
CN110667100A (zh) * 2019-10-29 2020-01-10 深圳市誉辰自动化设备有限公司 包膜设备及其换卷机构

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1389651A (en) * 1972-01-13 1975-04-03 Hanssen Cie Const Mec Continuous unwinding device in particular for printing machines
JPH09175695A (ja) * 1995-12-20 1997-07-08 Eastman Kodak Co ウエブを整列させる方法及び装置
JP2007528330A (ja) * 2003-03-13 2007-10-11 フアビオ・ペリニ・ソシエタ・ペル・アチオーニ リールからウエブ状材料を供給するための自動連続巻出装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1389651A (en) * 1972-01-13 1975-04-03 Hanssen Cie Const Mec Continuous unwinding device in particular for printing machines
JPH09175695A (ja) * 1995-12-20 1997-07-08 Eastman Kodak Co ウエブを整列させる方法及び装置
JP2007528330A (ja) * 2003-03-13 2007-10-11 フアビオ・ペリニ・ソシエタ・ペル・アチオーニ リールからウエブ状材料を供給するための自動連続巻出装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5833193B1 (ja) * 2014-07-01 2015-12-16 株式会社ヒラノテクシード 接続装置及びその接続方法
JP2016013885A (ja) * 2014-07-01 2016-01-28 株式会社ヒラノテクシード 接続装置及びその接続方法
CN110667100A (zh) * 2019-10-29 2020-01-10 深圳市誉辰自动化设备有限公司 包膜设备及其换卷机构

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3199628U (ja) シート巻出装置
KR101433364B1 (ko) 원단 자동 제단기
JP6525943B2 (ja) 巻回装置
JP5865401B2 (ja) ウエブの継ぎ装置
KR101980179B1 (ko) 웹 권취 장치
KR20200000959A (ko) 메탈필름롤 재단시스템
JP6694507B2 (ja) シート供給システムおよびシート供給方法
JP5345807B2 (ja) 生地の搬送積層方法及び切断積層装置
JP2013074102A (ja) シート貼付装置及び貼付方法、並びに、シート製造装置及び製造方法
JP6132487B2 (ja) シート材の蛇行防止装置
CN104228359B (zh) 记录装置、输送装置以及被输送介质的输送方法
JP2014105048A (ja) シート巻出装置
KR20130109030A (ko) 웹 권취 장치
JP6692425B2 (ja) ロール搬送装置およびロール搬送方法
JP2014076866A (ja) シート供給装置
JP4456647B1 (ja) シート状物検査機及びシート状物検査方法
JP6244197B2 (ja) ウェブの継ぎ合わせ装置
JP2016203523A (ja) 印刷機
JP6151748B2 (ja) ウエブの継ぎ合わせ方法
JP2015168513A (ja) 包装機における原反ロールのフィルム処理方法およびその装置
JP2006312519A (ja) 巻戻し装置
JP2004244200A (ja) ロール原紙の不良部分除去装置および不良部分除去方法
JP2015078052A (ja) 裁断機への解反搬入装置
JP3943915B2 (ja) ウエブの巻き取り巻き戻し装置及びこれを備えた製紙設備
JP3553367B2 (ja) アンワインダ装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20150115

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20150127

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20150325

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20150526