JP5345807B2 - 生地の搬送積層方法及び切断積層装置 - Google Patents
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Description
特許文献2の生地積層装置による原反の切断及び切断された生地の生地積層板上への積層は図7A〜Dに示す要領で行われる。
図7Aに示すように、生地保持ベルトaの基端部bは原反保持部(図示略)に固定され、生地保持ベルトaの先端側はベルト巻取ローラcに巻回され、該ベルト巻取ローラcの両端は1対のスライド部(図示略)に支持されている。
ロールに巻回された原反dの先端部の生地eは、前記ベルト巻取ローラcと共に移動する生地案内板f上に導かれ、該生地案内板f上に生地押えgで保持される。
その後、生地eの先端が所定位置に達したら、生地押えgを解放し、図7Cに示すようにベルト巻取ローラcを図の左方に移動させる。これにより生地eの先端側が生地積層板h上に移行する。図7Dに示すように前記ベルト巻取ローラcが所定位置(図7Aの位置)に到達した時点で、生地カッターjで生地eを原反dから切り離して生地積層板h上に積層する。
しかしながら、図7Bに示すベルト巻取ローラcの移動の際に、生地eの先端は生地案内板f上に生地押えgで保持されているため、生地eは生地保持ベルトa上を滑るようにして前方に移送される。その際、生地eと生地保持ベルトa間の摩擦により生地eに静電気が発生し、以降の操作に支障が生じ易くなる。生地のような薄い素材では静電気の発生は大きな問題で、静電気が作業者の意図に反した動きを引き出し、生地が正確な位置に搬送されなかったり、生地が変形したり、最悪の場合には生地が装置の部材に絡み付くといった不都合が生じることがある。
(1)生地積層台、及び該生地積層台上を含む空間を移行して生地を搬送する搬送シートを使用する生地の搬送積層方法において、前記搬送シートを、前記生地積層台上を含む空間を水平移動する先端ローラで折り返して上側シートと下側シートを構成し、前記上側シート上に生地を保持し、かつ前記先端ローラの回転を停止させた状態で、前記先端ローラを前方に水平移動させることにより、前記上側シート及び下側シートを1対の巻取りローラから送り出し、次いで、前記先端ローラの回転を自由にした状態で、下側シートのみを巻取りローラに巻き取り、前記先端ローラを回転させつつ後方に水平移動させることにより、前記生地を生地積層台上に搬送または積層する。
請求項1記載の発明によると、先端ローラで折り返した上側シートと下側シートの基端部をそれぞれ1対の巻取りローラに巻回し、ローラブレーキによりその回転が制止された前記先端ローラの水平移動により、前記上側シート及び下側シートを該1対の巻取りローラから送り出し、かつ該1対の巻取りローラに巻き取ることにより、前記先端ローラを水平移動させるようにしてあるため、積層される生地が上側シートと同期走行し上側シート面を滑りながら移動しないため、生地に摩擦による静電気が発生することが殆どなく、以降の作業を妨げることがない。
図1は本発明に係わる生地切断積層装置の実施例を示す斜視図、図2は図1のA−A線縦断面図、図3は本実施例装置の作動要領を示す概略図である。
21は4本の脚であり、該4本の脚21上部外面には1対の本体フレーム22が設置され、該本体フレーム22内部には生地積層台23が設置されている。
前記本体フレーム22のそれぞれの後端は、中央に上向き凹溝40が形成された膨出部41が連設され、前記上向き凹溝40間に架設された原反バー42に原反43が保持され、該原反は生地38として前記上側シート30上に供給される。44は、本体フレーム22後部の上側案内ローラ32及び下側案内ローラ33や上側巻取りローラ34及び下側巻取りローラ35を収容するローラフレームである。
図3A〜Dは、生地搬送シート29上へ供給された生地38を、生地搬送シート29を移動させて、生地積層台23上へ積層しかつ切断する要領を示すものである。
この状態で、ローラブレーキ39を、上側シート30上の生地38を介して、前記先端ローラ26に押し付けて先端ローラ26の回転を制止し、生地38を上側シート30に対して位置固定したまま(このとき生地38の先端を生地押さえ28で案内板27に押し付けても良い)、回転が制止された前記先端ローラ26を前方(図3Aの左側)に移動させると、同じ長さの上側シート30及び下側シート31がそれぞれ上側巻取りローラ34及び下側巻取りローラ35から送り出され、前記生地38がローラブレーキ39で上側シート30上に保持されかつ先端ローラ26が回転しないため、生地38は上側シート30上を滑ることなく左方に移送され、前記先端ローラ26は生地積層台23左端近傍上の空間まで達する(図3B)。この図3Aから図3Bまでの過程では、生地38が上側シート30に対して位置固定されているため、両者は実質的に同期走行してそれらの間に摩擦が生じることがなく、従って生地38に静電気が生じることがない。この過程では、前記両巻取りローラ34、35から同じ長さのシートが送り出される。
更に先端ローラ26を右方に移動させると、先端ローラ26は原位置に戻る(図3D)。そして再度生地押さえ28で生地38を保持し、案内板27上の生地38をカッター37で切断すると、切断された生地38全体が生地積層台23上へ移行する。
このように本実施例によると、搬送シートで搬送される生地が搬送シート上を滑ることがなく、従って摩擦による静電気が生地に生じることがない。
図4は、図1及び2に示した上側シート30、上側案内ローラ32及び上側巻取りローラ34と同じ構成を示している。上側巻取りローラ34に接続された上側シート用トルク制御モータ45が前記上側巻取りローラ34を左右に回転させ、これにより上側シート30が上側巻取りローラ34に巻取られ、あるいは送り出される。図示は省略したが、下側シート31も同様に下側巻取りローラ35に接続された下側シート用トルク制御モータで、巻取られ、あるいは送り出される。
この態様では、固定ロッド46の左右端に1対のローラアーム47を上下動自在に保持し、該ローラアーム47の他端を上側巻取りローラ34に連結してある。前記ローラアーム47の一方には、該ローラアーム47を図5の矢示方向に上下動させるモータ48が設置され、かつ前記固定ロッド46には、ロータリポテンショメータ49が付設されている。
本態様では、上側シート30が緩んで張力が不十分なときには、モータ48を作動させてローラアーム47側面のベルト47´を矢印方向に回転させて上側シート30を上側巻取りローラ34に巻き取るとその反力でローラアーム47は上向きに移動する。逆に上側シート30に過剰な張力が掛っているときには、モータ48を作動させて前記ベルト47´を逆方向に回転させて上側シート30を上側巻取りローラ34から送り出すと、ローラアーム47は下向きに移動し、いずれも上側シート30に適正な張力が掛かるようになる。なおローラアーム47に、常に下向きの力が加わるように、下方の壁面(図示略)間との間にスプリングを設けても良い。
この態様では、ロータリポテンショメータ49が設置された固定ロッド46に回転自在に接続アーム51を介して連結されたダンサローラ50の前記接続アーム51をスプリング52により壁面53に連結してある。
前記ダンサローラ50はスプリング52により壁面53に付勢され、上側シート30の張力と前記付勢力が均衡して、常に最適な張力が上側シート30に加えられる。
26 先端ローラ
27 案内板
28 生地押さえ
29 生地搬送シート
30 上側シート
31 下側シート
32 上側案内ローラ
33 下側案内ローラ
34 上側巻取りローラ
35 下側巻取りローラ
38 生地
39 ローラブレーキ
Claims (4)
- 生地積層台、及び該生地積層台上を含む空間を移行して生地を搬送する搬送シートを使用する生地の搬送積層方法において、前記搬送シートを、前記生地積層台上を含む空間を水平移動する先端ローラで折り返して上側シートと下側シートを構成し、前記上側シート上に生地を保持し、かつ前記先端ローラの回転を停止させた状態で、前記先端ローラを前方に水平移動させることにより、前記上側シート及び下側シートを1対の巻取りローラから送り出し、次いで、前記先端ローラの回転を自由にした状態で、下側シートのみを巻取りローラに巻き取り、前記先端ローラを回転させつつ後方に水平移動させることにより、前記生地を生地積層台上に搬送または積層することを特徴とする生地の搬送積層方法。
- 生地積層台、該生地積層台上を含む空間を移行して生地を搬送する搬送シート、及び生地を切断する切断用カッターを使用する生地の切断積層方法において、前記搬送シートを、前記生地積層台上を含む空間を水平移動する先端ローラで折り返して上側シートと下側シートを構成し、前記上側シート上に生地を保持し、かつ前記先端ローラの回転を停止させた状態で、前記先端ローラを前方に水平移動させることにより、前記上側シート及び下側シートを1対の巻取りローラから送り出し、次いで、前記先端ローラの回転を自由にした状態で、下側シートのみを巻取りローラに巻き取り、前記先端ローラを回転させつつ後方に水平移動させることにより、前記生地を生地積層台上に搬送または積層し、かつ生地積層台上の生地を前記カッターで切断することを特徴とする生地の切断積層方法。
- 生地積層台、
該生地積層台上を含む空間を水平移動する先端ローラで折り返された上側シートと下側シートを含む生地搬送シート、
前記上側シート及び下側シートの基端部をそれぞれ巻回した1対の巻取りローラ、
該先端ローラと同期走行し、該先端ローラの回転を制止できるローラブレーキ、及び
生地切断用カッター
を備え、
前記ローラブレーキで先端ローラの回転を制止しながら、前記先端ローラを生地積層台上の空間を走行させて、前記上側シート上に位置する切断前生地を生地積層台の生地積層位置の上方まで移送し、
次いで前記ローラブレーキによる先端ローラの回転の制止を解除し、前記下側シートを下側シート用巻取りローラに巻き取って、前記先端ローラを前記巻取りローラ方向に移動させて、前記上側シート上に位置する切断前生地を生地積層台上に移行させ、
次いで前記カッターで生地を切断し、切断された生地を前記生地積層台上に積層することを特徴とする生地の切断積層装置。 - 更に先端ローラと同期走行する生地案内板及び生地押さえを備え、カッターによる生地切断時に、該生地案内板及び生地押さえで生地の先端を保持するようにした請求項3記載の装置。
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