JP2017149513A - シート材積層装置 - Google Patents

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英之 和田
Hideyuki Wada
英之 和田
雅秀 波田
Masahide Hada
雅秀 波田
健司 中井
Kenji Nakai
健司 中井
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Abstract

【課題】 搬送ベルトと積層面との間の落差をシート材が滑らかに移動してずれのない積層を可能にするシート材積層装置を提供する。【解決手段】 シート材2を積層台4の搬出端4a寄りの位置に設定される積層面4c上に積層する際には、ゲート5が搬入端4b側から搬出端4a側に移動しながら、シート材2を搬送ベルト3に載置させる状態で搬送する。搬送されたシート材2は、搬送ベルト3の先端3aから積層面4c上に移行させる。調整手段10は、積層面4c上に積層されるシート材2によって形成される積層体2aの積層高さに応じ、円滑にシート材2が移行するように、案内板8の傾斜を調整するので、搬送ベルト3と積層面4cとの間の落差をシート材2が滑らかに移動してずれのない積層が可能になる。【選択図】図1

Description

本発明は、複数枚のシート材を、積層台上に重ねて積層するシート材積層装置に関する。
従来から、布帛などのシート材は長尺の帯状の原反をロール状に巻いた状態として供給される。シート材を、衣料品を縫製するためのパーツを裁断するための生地として裁断機に供給する際には、複数枚を同時に裁断して効率を高めるため、原反を所定長さに切断して積層する生地の積層切断装置が使用される(たとえば、特許文献1参照)。裁断機で裁断したシート材を積層してピックアップの効率を高めるためにも、シート材積層装置を使用することができる(たとえば、特許文献2参照)。
特許文献1、2の装置は、シート材を搬送する搬送ベルトを備える。この搬送ベルトは、基端が搬入端側に設けられ、先端が搬出端と搬入端との間に設定される移動範囲を移動する。シート材の搬送は、搬送ベルトの先端の移動と搬送ベルトによるシート材の移動とを組合せて行う。シート材の積層は、搬送したシート材を搬送ベルトから積層面上まで降下させて行う。特許文献1の装置では、搬送ベルトの先端と積層台の積層面との間に、傾斜した案内板を設け、シート材を案内板の傾斜に沿って降下させている。
特開2010−013740号公報 特開2014−024660号公報
シート材積層装置で積層するシート材の積層枚数は、多い方が好ましい。次工程への運搬などをまとめて行うなどの作業効率が良くなるからである。しかしながら、積層枚数が多くなると積層面上での積層高さが高くなり、シート材を搬送する搬送ベルトも高い位置に設ける必要がある。搬送ベルトの位置が高くなると、積層の初期にはシート材を降下させる落差が大きくなる。落差は、積層が進行すると小さくなるけれども、積層の条件も変化してしまう。積層の条件が変化すると、順次積層するシート材の位置がずれたりして、綺麗に積層させることができない。
特許文献1の装置のように、搬送ベルトの先端に傾斜した案内板を設ければ、落差が大きくても、シート材を滑らかに積層面上に移動させることができると期待される。しかしながら、積層高さは案内板の下端の高さで制限されてしまう。搬送ベルトの先端側を昇降可能にして、積層高さに応じて昇降させれば、シート材を滑らかに積層させることができると期待されるけれども、装置が大掛かりになってコスト増になってしまう。
本発明の目的は、搬送ベルトと積層面との間の落差をシート材が滑らかに移動してずれのない積層を可能にするシート材積層装置を提供することである。
本発明は、シート材を積層するための積層台と、
積層台の上方で、搬入端側からシート材を搬出端側に搬送し、基端が搬入端付近に設けられ、先端が積層台の搬出端と搬入端との間に設定される移動範囲を移動可能な搬送ベルトと、
搬送ベルトの先端から積層台の搬出端側に向って低下するように傾斜する案内板とを
含み、
搬送ベルトの先端を積層台上方で移動範囲の搬入端側から搬出端側に移動させてシート材を搬出端側に搬送するとともに、搬送ベルトの先端を搬出端側から搬入端側に移動させながら、先端からシート材を降下させ、シート材を案内板で案内して積層台の搬出端寄りの位置に設定される積層面上に積層させるシート材積層装置において、
案内板の傾斜を、搬送ベルトの先端側を支点とする揺動で変化させる揺動機構と、
積層面上に順次積層されるシート材で形成する積層体の積層高さの増大に応じ、揺動機構によって案内板の傾斜を減少させ、案内板の下端が積層体の表面よりも高くなるように調整する調整手段とを、
さらに含むことを特徴とするシート材積層装置である。
また本発明で、前記調整手段は、前記積層面上に積層される前記積層体の前記積層高さを検知するセンサを備えることを特徴とする。
また本発明で、前記センサは、前記積層体の前記積層高さを、前記案内板の下端よりも前記傾斜の方向に突出する位置で、該積層体の両外側から非接触で検知することを特徴とする。
また本発明で、前記調整手段は、前記シート材の厚さと積層枚数とに基づく演算で前記積層高さを算出することを特徴とする。
また本発明で、前記搬送ベルトの前記先端に設けられ、搬送ベルトの搬送方向に垂直な幅方向に延びる形状を有し、先端に押付けられて前記シート材の先端付近を押えることが可能な閉状態と、先端から離れる開状態とを切替え可能なシート材押えと、
シート材押えを、閉状態または開状態に切替えるように駆動するアクチュエータとを、
さらに含むことを特徴とする。
本発明によれば、案内板は、搬送ベルトの先端から積層台の搬出端側に向って低下するような傾斜を有する。揺動機構は、搬送ベルトの先端側を支点とする揺動で、案内板の傾斜を変化させることができる。調整手段は、積層台の搬出端寄りの位置に設定される積層面上に形成する積層体の積層高さの増大に応じ、揺動機構によって案内板の傾斜を減少させ、案内板の下端が積層体の表面よりも高くなるように調整する。案内板の傾斜を調整することによって、搬送ベルトと積層面との間の落差をシート材が滑らかに移動してずれのない積層が可能になる。
また本発明によれば、調整手段は、積層面上に積層される積層体の積層高さをセンサで検知し、検知した積層高さに応じて案内板の傾斜を調整することができる。
また本発明によれば、案内板が搬送ベルトの先端とともに移動する際に、積層体の積層高さを、搬送ベルトの幅方向の両外側から、案内板の下端よりも案内板の傾斜方向に突出する位置のセンサが非接触で検知することができる。
また本発明によれば、シート材の厚さと積層枚数とに基づく演算で積層高さを算出し、案内板の傾斜を積層高さに応じて調整することができる。
また本発明によれば、搬入端側でシート材押えを閉状態にして、シート材は、先端付近をシート材押えと搬送ベルトの先端との間に挟んで押付けることができる。閉状態の搬送ベルトの先端を搬出端側に移動させると、シート材は、搬送ベルトに同期させて積層台の搬入端側から搬出端側まで搬送させることができる。搬出端側で、シート材押えは開状態にされる。搬送ベルトは、シート材を先端側に搬送しながら、その先端側を搬出端側から搬入端側に移動させる。シート材は、搬送ベルトの先端側から案内板に移行し、案内板の傾斜に沿って案内され、積層面状に降下させることができる。
図1は、本発明の一実施例としてのシート材積層装置1の概略的な構成を示す斜視図である。 図2は、図1のシート材積層装置1を駆動する概略的な構成を模式的に示す図である。 図3は、図1の案内板8の揺動動作とシート材押え14の開閉動作を示す簡略化した側面図である。 図4は、図1のシート材積層装置1の動作を模式的に示す簡略化した側面図である。
以下、図1〜図4で、本発明の一実施例としてのシート材積層装置1の構成および動作を示す。説明の便宜上、説明対象の図には記載されていない部分について、他の図に記載される参照符を付して言及する場合がある。
図1は、本発明の一実施例としてのシート材積層装置1の概略的な構成を示す。シート材積層装置1は、布帛や各種工業用素材などのシート材2を搬送する搬送ベルト3と、積層台4とを含む。積層台4は、平面視すると大略的に矩形の形状を有する。搬送ベルト3の搬送は、積層台4の上方で、矩形の形状で対向する搬出端4aに向って搬入端4bから行われる。搬送ベルト3は、先端3aが積層台4の搬出端4aと搬入端4bとの間に設定される移動範囲を移動可能であり、基端3bが搬入端4b付近に設けられる。
搬送ベルト3の先端3aには、先端案内ローラ6が設けられる。先端案内ローラ6は、ゲート5で支持される。搬送ベルト3の先端3aの移動は、ゲート5の移動によって行われる。移動範囲は、後述する移動ベルト11によって設定される。
シート材積層装置1は、たとえば裁断装置に続いて配置される。裁断装置は、シート材2を一定の外形に裁断して、シート材積層装置1の搬入端4bに搬入する。シート材積層装置1は、搬入端4bに搬入したシート材2を、搬出端4a寄りの位置に設定される積層面4c上に搬送して積層させることができる。
シート材2を積層面4c上に積層する際には、ゲート5が積層台4の搬入端4b側から搬出端4aに向って移動する。シート材2は、搬送ベルト3に載置させる状態で搬送する。ゲート5が搬出端4a側に移動すると、シート材2も搬出端4a側の上方に搬送される。シート材2を搬出端4a側に搬送させた後で、ゲート5は、搬出端4a側から搬入端4b側に移動させる。この移動の際に、搬送ベルト3の先端3aは、基端3bとの間で短縮させながら戻す。シート材2は、移動する搬送ベルト3の先端3aから積層面4c上に降下して移行する。このようなシート材2の搬送の繰返しで、積層面4c上には、シート材2が順次積層され、シート材2の積層体2aが形成される。
搬送ベルト3は、先端3aに設ける先端案内ローラ6で折返されて、先端側が先端駆動ローラ7に接続されている。先端駆動ローラ7は、搬送ベルト3の巻取りと引出しとの双方向に回転可能である。搬送ベルト3の先端3aには、案内板8が設けられる。案内板8は、先端3aから積層台4の搬出端4a側に向って低下するように傾斜する。
本実施例のシート材積層装置1は、揺動機構9および調整手段10を含む。揺動機構9は、ゲート5に設けられ、搬送ベルト3の先端3a側を支点とする揺動で案内板8の傾斜を変化させることができる。調整手段10は、たとえばシート材積層装置1の全体動作を制御する制御装置内に設けられ、揺動機構9を介して案内板8の傾斜を変化させるように調整する。調整手段10による調整は、積層面4cに順次積層されるシート材2による積層体2aの積層高さの増大に応じ、案内板8の下端が積層体2aの表面よりも高くなるように行われる。この調整は、シート材2が円滑に積層するように行われるので、搬送ベルト3と積層面4cとの間の落差をシート材2が滑らかに移動してずれのない積層が可能になる。
調整手段10は、案内板8の下端よりも傾斜方向に突出する位置に、センサ12,13を備える。センサ12,13は、シート材2の積層体2aに対し、幅方向の一方から他方にレーザ光を照射し、受光の変化で積層台4上に積層される積層体2aの有無を検出する。センサ12,13の間隔は、積層体2aの幅方向の長さよりも大きくしておく。このような配置で、センサ12,13による検出位置が積層体2aの上面よりも低いか高いかでレーザ光が遮られるか否かが変化し、積層体2aの両外側から積層高さを非接触で検知することができる。
ゲート5は、先端案内ローラ6とともに、先端駆動ローラ7およびその駆動源、案内板8、揺動機構9を支持しながら、積層台4の両側方に設けられる移動ベルト11で移動可能である。最大の移動範囲は、積層台4の搬出端4aと搬入端4bとの間で、移動ベルト11の長さに対応する。ゲート5の移動範囲は、移動ベルト11の長さの範囲内で、積層面4cにシート材2を降下させることが可能なように、シート材2よりも長くなるように設定される。シート材2は、積層台4の搬入端4b側から搬送ベルト3の基端3b側に供給され、積層台4の積層面4c上に搬送され、先端3aから案内板8で案内されて積層体2aの表面上に重ねられる。
ゲート5には、シート材押え14、および複数のアクチュエータ15も取付けられている。シート材押え14は、搬送ベルト3の幅方向に延びる形状を有し、搬送ベルト3の先端3aに押付けられて閉状態となる。搬送ベルト3にシート材2が載置されていれば、閉状態のシート材押え14でシート材2の先端付近を降下開始まで押えることができる。アクチュエータ15には、たとえばエアシリンダが使用され、幅方向に間隔をあけて設けられ、シート材押え14が昇降移動するように駆動する。アクチュエータとして、たとえば、単一のモータの出力で回転駆動されて幅方向に延びる回転軸に、カムやクランクを幅方向に間隔をあけて設けるようにすることもできる。なお、搬送ベルト3の基端3bには基端案内ローラ16が設けられ、搬送ベルト3が折返される。
図2は、図1のシート材積層装置1を駆動する概略的な構成を模式的に示す。搬送ベルト3は、基端3bの基端案内ローラ16で折返されて、基端駆動ローラ17に接続される。先端駆動ローラ7、移動ベルト11、および基端駆動ローラ17は、サーボモータ7a,11a,17aによってそれぞれ回転駆動される。サーボモータ7a,11a,17aの出力は、歯付のプーリ7b,11b,17b、ベルト7c,11c,17cおよび歯付のプーリ7d,11d,17dを介して、先端駆動ローラ7、移動ベルト11の両端に設ける歯付のプーリ11e,11f、基端駆動ローラ17に、それぞれ伝達される。案内板8を揺動させる揺動機構9には、ステッピングモータ9aおよび歯車9b,9cが含まれる。歯車9bは、ステッピングモータ9aの出力軸に取付けられ、案内板8の揺動軸に取付けられる歯車9cと噛合する。先端案内ローラ6および基端案内ローラ16は、回転自在である。
図2では、説明の便宜上、先端案内ローラ6と案内板8を揺動させる歯車9cとを、中心位置がずれている状態で示す。しかしながら、案内板8の揺動の支点は、先端案内ローラ6の回転軸の軸心上に設定する。案内板8の表面が揺動の支点から先端案内ローラ6の半径だけ離れているようにすれば、案内板8が揺動して傾斜の角度が変化しても、シート材2を滑らかに搬送ベルト3の先端3aから案内板8まで移行させることができる。
図3は、図1の案内板8の揺動動作とシート材押え14の開閉動作を簡略化して示す。搬送ベルト3、および搬送されるシート材2の図示は省略する。先端案内ローラ6、案内板8、シート材押え14およびアクチュエータ15は、これらを支持するゲート5の移動とともに移動する。ただし、ゲート5の図示も省略し、以下の説明からゲート5の移動についての記載も省略する。シート材押え14と搬送ベルト3の先端3aとの間の開閉の状態は、シート材押え14と先端案内ローラ6との間の開閉の状態で示す。
図3(a)は、案内板8を下限位置まで揺動させた状態を示す。積層面4c上にシート材2が積層を開始する際に、案内板8は下限位置まで揺動させておく。案内板8を搬入端4b側から搬出端4a側に移動させる際に、アクチュエータ15は、シート材押え14を閉状態にする。先端3aは先端案内ローラ6に押付けられ、シート材押え14と先端案内ローラ6との間でシート材2の先端付近を挟む。積層を繰返しても、積層体2aの積層高さよりも下限位置の案内板8の下端の方が高い状態では、案内板8は下限位置まで揺動させた状態を続ける。
図3(b)に示すように、案内板8が搬入端4b側に移動しながら、積層体2a上にシート材2を重ねると積層体2aの積層高さが増加する。ただし、シート材押え14は開状態にしておく。搬入端4bで次のシート材2を積層する準備が終了すると、シート材押え14を閉状態にして、先端案内ローラ6および案内板8は搬出端4a側に移動する。この際に、センサ12,13が積層体2aを検知すると、案内板8の傾斜角度を減少させて水平に近付ける。傾斜角度は、一定角度ずつ減少させればよい。
図3(c)に示すように、シート材押え14を開状態にして、搬送ベルト3を先端駆動ローラ7で巻取り、先端案内ローラ6および先端駆動ローラ7を搬入端4b側に移動しながら搬送ベルト3による搬送を行うと、シート材2は先端側から案内板8の傾斜に沿って降下する。シート材2は、案内板8で案内して積層体2a上に移行させることができる。
図3(d)に示すように案内板8が搬入端4b側に移動すれば、シート材2を積層体2a上に重ねて積層させることができる。
図4は、図1のシート材積層装置1の動作を簡略化して模式的に示す。積層させて得られる積層体2aをピックアップすれば、複数枚のシート材2をまとめて取扱うことができ、作業効率を向上させることができる。本発明は、裁断装置で一定の外形となるように裁断されたシート材2を積層してピックアップする場合ばかりではなく、裁断装置が裁断するためのシート材2を一定の長さに切断後積層して準備する場合などにも適用することができる。
図4(a)では、ゲート5を積層台4に対して搬出端4a側に移動させながら、搬送ベルト3を基端駆動ローラ17から引出す。搬送ベルト3上にはシート材2が供給されており、シート材2の先端は、閉状態のシート材押え14と先端案内ローラ6と間に挟まれている。シート材2は、先端ではなく、先端よりも基端側に少し離れた位置をシート材押え14と先端案内ローラ6との間で挟み、挟む位置よりもシート材2の先端側となる先端部は、案内板8の傾斜に沿って降下し始めるようにしておいてもよい。すなわち、閉状態のシート材押え14は、シート材2の先端または基端側に少し離れた位置を含む先端付近を、搬送ベルト3の先端3aに押付けることができる。先端案内ローラ6および先端駆動ローラ7とともに搬送ベルト3をゲート5によって移動させると、シート材2も搬送ベルト3とともにずれを生じることなく同期して移動させることができる。
図4(b)では、搬送ベルト3の先端3aが積層面4c上の先端側で積層体2aを形成すべき位置に達し、ゲート5を停止させる。シート材押え14は、アクチュエータ15によって上昇させ、シート材押え14と先端案内ローラ6との間を開状態にして、シート材2の先端付近に対する押圧を解除する。
図4(c)では、積層台4に対してゲート5を搬入端4b側に移動させる。先端駆動ローラ7は、ゲート5の移動に同期して、搬送ベルト3を巻取る。搬送ベルト3は移動しないけれども、先端駆動ローラ7で巻取られて先端3aが搬出端4a側から搬入端4b側に移動し、先端案内ローラ6と基端案内ローラ16との間の長さが短縮する。先端案内ローラ6が基端案内ローラ16側に移動すると、シート材2の先端部分は搬送ベルト3による支持が行われなくなる。シート材2は、先端側から案内板8の傾斜に沿って案内されて滑らかに積層面4c上に降下し始める。
図4(d)では、シート材2の全体が積層面4c上の積層体2a上への降下を終了する位置を過ぎてから、ゲート5を停止する。先端駆動ローラ7による搬送ベルト3の巻取りも停止する。
図4(e)では、先端駆動ローラ7に巻取られている搬送ベルト3を引出して、基端駆動ローラ17で巻取る。先端駆動ローラ7と基端駆動ローラ17との間の距離が近いので、巻取る速度を高速化して、時間短縮を図ることができる。
図4(f)では、新たなシート材2の搬送を開始するために、アクチュエータ15によってシート材押え14を先端案内ローラ6に対して押圧して、シート材2の先端付近をシート材押え14と先端案内ローラ6との間で挟んで保持する。ゲート5を搬出端4a側に移動させれば、図4(a)の状態に戻り、次のシート材2を搬送して積層する動作の準備が完了する。このようにして、シート材2を搬送して積層する動作を繰返して行うことができる。
以上のような動作の制御は、調整手段10を含む制御装置によって自動的に行わせることができる。搬送ベルト3に関する制御は、特許文献2で図3に関連して説明しているように行えばよい。また、特許文献2と同様に、本実施例の搬送ベルト3も先端案内ローラ6と基端案内ローラ16の間で支持すること、先端案内ローラ6を駆動して、搬送ベルト3を巻取ることなども可能である。先端案内ローラ6で搬送ベルト3を巻取る場合でも、搬出端4a側では巻取り量が少ないので、搬送ベルト3の先端3aから案内板8までのシート材2の移行を円滑に開始させることができる。
以上で説明した実施例では、積層体2aの積層高さをセンサ12,13で検知しているけれども、調整手段10は、シート材2の厚さと積層枚数とに基づく演算で、積層体2aの積層高さを算出するようにしてもよい。センサ12,13を用いなくても、シート材2の厚さと積層枚数とに基づく演算で積層高さを算出し、案内板8の傾斜を積層高さに応じて調整することができる。
また、センサを用いる場合でも、非接触のセンサ12,13ではなく、積層体2aに負荷をかけない、マイクロスイッチのような軽い接触式のセンサで積層高さを検知することもできる。
1 シート材積層装置
2 シート材
2a 積層体
3 搬送ベルト
3a 先端
3b 基端
4 積層台
4a 搬出端
4b 搬入端
4c 積層面
5 ゲート
6 先端案内ローラ
7 先端駆動ローラ
8 案内板
9 揺動機構
10 調整手段
11 移動ベルト
12,13 センサ
14 シート材押え
15 アクチュエータ

Claims (5)

  1. シート材を積層するための積層台と、
    積層台の上方で、搬入端側からシート材を搬出端側に搬送し、基端が搬入端付近に設けられ、先端が積層台の搬出端と搬入端との間に設定される移動範囲を移動可能な搬送ベルトと、
    搬送ベルトの先端から積層台の搬出端側に向って低下するように傾斜する案内板とを
    含み、
    搬送ベルトの先端を積層台上方で移動範囲の搬入端側から搬出端側に移動させてシート材を搬出端側に搬送するとともに、搬送ベルトの先端を搬出端側から搬入端側に移動させながら、先端からシート材を降下させ、シート材を案内板で案内して積層台の搬出端寄りの位置に設定される積層面上に積層させるシート材積層装置において、
    案内板の傾斜を、搬送ベルトの先端側を支点とする揺動で変化させる揺動機構と、
    積層面上に順次積層されるシート材で形成する積層体の積層高さの増大に応じ、揺動機構によって案内板の傾斜を減少させ、案内板の下端が積層体の表面よりも高くなるように調整する調整手段とを、
    さらに含むことを特徴とするシート材積層装置。
  2. 前記調整手段は、前記積層面上に積層される前記積層体の前記積層高さを検知するセンサを備えることを特徴とする請求項1記載のシート材積層装置。
  3. 前記センサは、前記積層体の前記積層高さを、前記案内板の下端よりも前記傾斜の方向に突出する位置で、該積層体の両外側から非接触で検知することを特徴とする請求項2記載のシート材積層装置。
  4. 前記調整手段は、前記シート材の厚さと積層枚数とに基づく演算で前記積層高さを算出することを特徴とする請求項1記載のシート材積層装置。
  5. 前記搬送ベルトの前記先端に設けられ、搬送ベルトの搬送方向に垂直な幅方向に延びる形状を有し、先端に押付けられて前記シート材の先端付近を押えることが可能な閉状態と、先端から離れる開状態とを切替え可能なシート材押えと、
    シート材押えを、閉状態または開状態に切替えるように駆動するアクチュエータとを、
    さらに含むことを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のシート材積層装置。
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