JP3562774B2 - 生地の柄合わせ積層装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、柄を有する生地を柄合わせを行いながら生地積層台上の1又は2以上の所要箇所に積層するための装置に関する。
【0002】
【従来技術】
洋服や和服用の生地はロール状の非常に長い原反として供給され、この原反を所定長さに裁断した後、更に多種類の所定形状に各パーツに裁断され縫製工程を経て所望の服として市販される。
例えばスーツ用服地の場合、スーツ1着用の生地は長さ2メートル弱で幅が約1メートルに達する。この程度の大きさの生地は重量自体は軽いが面積が大きいため取扱いにくくロール状の原反から裁断した生地を積層する作業を自動又は半自動化して行う改良法が各種提案されている。
【0003】
その一法として、原反からの生地をコンベア上に繰り出しながらこのコンベアを生地積層台上に押し出し生地の先端を生地積層台に移した後、コンベアを引き戻しその後生地の裁断を行う方法が知られている(特公昭52−2037号)。この方法では図8に示すように、生地aの一端をその端部に載せたコンベアb(工程A)を前記生地aの先端が所定位置cに達するまで横方向に移動させ(工程B)、その後コンベアbのみを反対方向に移動させて生地aを生地積層台d上に移動させ(工程C)最後にカッターeにより生地aの後端部を裁断し(工程D)、これを繰り返すことにより生地積層台d上に所定長さに裁断された生地a′を積層するようにしている。
又柄合わせのため生地積層台表面に上向きに多数の針を設置しこの針に柄合わせを行いながら原反を積層していく技術が提案されている(特開平3−33263 号及び特開平3−287856号)。
【0004】
前者の方法は無地の原反を所定長さの生地に裁断してこれを積層する手段としては好適である。しかし近年ファッション感覚が洗練されつつあることから、無地の服地よりも柄を有するつまり多色の服地を生地として使用することが多く、従って原反も所定の色柄を有する繰り返しパターンとして生産される。服飾デザイナーは特にメインの色柄を完成された被服の所定箇所に位置させることにより最大の装飾効果が生ずるようデザインする。更に各パーツの境界面での色あるいは模様を整合させることも必要である。
【0005】
しかし繰り返しパターンを有する原反の裁断に前述の方法を採用すると、該方法が生地の位置を決めてから生地裁断を行うようにしているため同一柄を任意位置にセットすることができず、従って積層される裁断された生地の柄の位置が一定せず、そのまま裁断及び縫製工程を進めると柄が意図された以外の箇所に位置してデザイナーの意図に反したデザインの被服が製造されかつ各パーツの境界が不自然になる。
【0006】
更に前述の針を使用する積層方法によると、原反又は裁断された生地を拡げる際に針先が原反に触れて傷つくことがあり、更に作業者が針先に触れて怪我をすることがある。これらの被害を最小にするためには針の突出量を少なくすれば良いが、このようにすると原反から針が外れ易く作業効率が低下するという欠点がある。
本発明者はこれらの欠点を解消するために生地の裁断及び裁断された生地の柄合わせ積層を行う方法及び装置を提案した(特願平6−52752 号)。
【0007】
【解決しようとする課題】
これらの既知の積層方法では裁断された生地は生地積層台上の定位置に積層される。しかし生地の種類や用途によっては生地積層台上の複数箇所に別個の生地積層体として積層したり、単一の生地積層体の場合でも積層位置を変更することが好ましい場合がある。
上記各積層方法では、生地積層位置の変更といった配慮が一切されていないため、このような要請には応えられなかった。
【0008】
【発明の目的】
本発明の目的は、前述の従来技術の欠点を解消し、生地積層台上の1又は2以上の任意の箇所に裁断された生地を積層することを可能にした生地の柄合わせ積層装置を提供することである。
【0009】
【問題点を解決するための手段】
本発明は、生地積層台、該生地積層台上の空間を移動して複数の異なった柄を有する生地を移送する移送シート、及び前記生地を裁断する裁断用カッターを含んで成る生地の柄合せ積層装置において、同期して移動可能なシート折返しレバーとローラーブレーキ間に無端ベルト状の前記移送シートを掛け渡すとともに該シートとの接触時に接触面側のシートの移動を抑止するためのシートブレーキを設置し、該シートブレーキと前記シートとの非接触時には該シート上の前記生地を同期移動する前記シート折返しレバーとローラーブレーキとともに移動させ、次いで生地の移送方向に移動可能とした前記カッターにより前記生地を複数の柄のうちの単一柄が含まれるように裁断し、前記シートブレーキを前記シートと接触させながら前記シート折返しレバーとローラーブレーキを同期移動させることにより、裁断した生地を同一柄ごとに生地積層台の複数の個所上に積層することを特徴とする生地の柄合せ積層装置である
【0010】
以下本発明を詳細に説明する。
本発明では、生地移送用シート上の生地を生地積層台上に移行させる前に生地の移送方向に移動可能なカッターを使用して生地を裁断することにより、所定長さに裁断された生地を生地積層台の任意の1又は2以上の位置に積層することができる。
従来の生地積層装置におけるカッターは原反繰出し側に固定され、生地を生地積層台へ移行させた後に該生地を、又は生地移送用シート上に存在する生地を裁断して所定寸法に調節している。
【0011】
従来の服飾業界における生地積層では、生地が積層される生地積層台には、同一寸法の裁断済生地が積層されるため、カッターが固定されていても特に問題は生じなかった。しかし今日のように非常に多彩な柄を有する服飾品を提供する状況では、生地積層台上に単一の同一柄の裁断生地を積層するのみでは不十分なことも多く、この傾向は今後更に顕著となると予想される。
しかし従来はこのような着想自体が殆どなく、従ってその解決手段も提示されていない。
【0012】
本発明は、カッターを生地積層装置の要所に固定するのではなく、カッターの位置を可変として、生地を任意の箇所で裁断できるようにしたものである。該カッターは後述のシート折返しレバーと連動させても、あるいは単独で移動できるようにしても良い。
本発明では、該可動カッターの他に、該カッターにより裁断された生地を積層する生地積層装置と裁断すべき生地の原反を裁断位置まで移送しかつ前記カッターにより裁断された生地を前記生地積層台へ移行させるシートを含んでいる。生地積層台の長さは積層される生地の長さより長くし、好ましくは生地の2倍以上とし、生地積層体が長さ方向に複数個存在するか、あるいは単一の生地積層体の場合でも、複数の積層位置を形成でき、該位置のいずれにも積層できるよう構成する。
【0013】
前記シートは特に限定されず、従来の積層装置におけるシートをはじめとする任意のシートを使用できるが、ブレーキが装着された無端ベルトを使用すると良好に生地積層台上の任意の位置に1又は2以上の生地積層体を積層できる。
図1はシートとして無端ベルト状シートを使用する生地積層の要領を示す工程図であり、図1に基づいて、本発明の生地積層装置の作動原理を説明するが、これらの説明は本発明装置を限定するものではない。
図1Aに示すように、積層作業開始時には、ローラーブレーキaは、生地積層台bの左端近傍の下方に位置し、該ローラーブレーキaは2対のローラーcにより折曲げられた無端ベルト状シートdによりシート折返しレバーeに連結されている。該シート折返しレバーeの横には、刃物受けf、該刃物受けfの上方の生地押さえg及び該生地押さえgの左やや上方のカッターhが位置し、該カッターh等は前記シート折返しレバーeとともに横方向に移動するようになっている。なおiは前記刃物受けfの左側に下向きに連設された案内板、jは前記シートdの動きを抑止するためのシートブレーキ、kは生地積層台bの孔を貫通する針である。
【0014】
この状態で原反からの生地mをシート折返しレバーe、刃物受けf及び案内板iに順次接触させかつ生地押さえgで押さえる。次いでローラーブレーキaをオン、シートブレーキjをオフにし、この状態でシート折返しレバーeを左方向に前進させる。シートdの動きがローラーブレーキaで抑止されるため、シートdは全体的に左方に移動し、シート折返しレバーeは滑りを生じさせることなく生地積層台bの左端近傍の上方空間に達し、その上の生地mも同様に生地積層台bの左端近傍の上方空間に達する(図1B)。
【0015】
次に前記ローラーブレーキaをオフにし、シートブレーキjをオンにし、生地押さえgを緩めながらローラーブレーキaを左方に移動させる(図1C)。これによりシート折返しレバーeが右方に移動するが、シートブレーキjにより無端ベルト状のシートdの移動が抑止されているため、生地mと接触しているシートd面は移動せず、従って図1Cに示す通り生地mは生地積層台b上へ降下し、針kに係合して積層される。
次いで所定長さに達したところでカッターhを作動させて生地mを裁断すると(図1D)、裁断された生地m′が生地積層台b上へ積層される。
【0016】
この状態から更にローラーブレーキaを左方に移動させてシート折返しレバーeを右方に移動させ、同様に裁断操作を行なうと、前記積層生地m′の右方に他の積層生地m″を積層することができる。
又図1Dの状態から、ローラーブレーキaをオンにし、シートブレーキjをオフにして、シート折返しレバーeを図1Bの状態に戻し、これを繰り返すと前記第1の積層生地m′のみを積層することができる。
このように図1にその要領を例示した本発明によると、カッターhを可動としたため、生地積層台bの任意の箇所に任意の数の積層生地を積層できる。
【0017】
次に本発明に係わる生地柄合わせ積層装置の実施例を説明するが、該実施例は本発明を限定するものではない。
図2は本発明に係わる生地柄合わせ積層装置の第1実施例を示す断面図、図3はその縦断側面図、図4は積層された裁断生地の平面図、図5は図2に示した以外のローラーブレーキの駆動機構の概念図である。
1は4本の脚であり、該4本の脚1上には前後1対の本体フレーム2が前後各1対の左右の脚1の上に架設され、かつ各脚1の内方には下板3が設置され、該下板3のやや上方には生地積層台4が設置されている。
【0018】
前記本体フレーム2の上部両面にはガイドレール5が沿設され、外側のガイドレール5には上部フレーム6が固定されている。両本体フレーム2の内側のガイドレール5には1対のスライド板7が設置され、両スライド板7間にはシート折返しレバー8と刃物受け9が架設され、該刃物受け9の左面(図2)には先端が水平に折り曲げられ下板3上面に植設された針10の先端を受け入れる複数の凹孔11が形成された案内板12が下斜め方向に装着されている。
前記上部フレーム6の上部内面間にはカッター走行杆13が架設され、該走行杆13の左側面に沿って下端にカッター14が装着された走行部15が走行可能となっている。
【0019】
前記走行杆13の下面には1対の生地押さえ駆動シリンダー16が設置され、該シリダー16の駆動により生地押さえ17が降下して生地を押さえて固定するようになっている。
前記それぞれ1対の脚1の内面間には1対の下部フレーム18が架設され、該下部フレーム18の内面に沿設されたガイドレール19にはスライド部20が係合して左右方向に移動可能となっている。該スライド部20にはローラーブレーキ21が接続されローラー22の回転を制御するようにしている。
【0020】
前記シート折返しレバー8と前記ローラー22の間には、2対の送りローラー23を介して無端ベルト状のシート24が張設され、前記2対の送りローラー23間にはシートブレーキ25が設置され、該シートブレーキ25をオンにすることにより無端ベルト状のシート24の該シートブレーキ25側の移動が抑制される。なお図示のシート折返しレバーは回転せず常に同一箇所がシートと接触するようにしているが該シート折返しレバーを例えば回転する中空状のローラーとして該シート折返しレバーが回転しながらシートを移動させるようにしても良い。
前記スライド板7と前記スライド部20間には、前記シート24とは逆回りに、1対の送りローラー26を介してタイミングベルト27が張設され、下方の送りローラー26とベルトで接続されたシート駆動モーター28を駆動させることにより、前記タイミングベルト27を移動させるようになっている。
【0021】
前記前後の本体フレーム2のそれぞれの右端には、1対の帯状部材29が上向きに配設され、該帯状部材29の上端右面には、上面に凹部を有する三角形の原反保持部材30が連設され、両原反保持部材30間に架設された原反バー31に原反32が保持され、該原反は生地33として前記シート24上に供給される。
前記脚1の内方には、生地積層台昇降用モーター34が設置され、該モーター34の動力はラックギア35及びピニオンギア36を介して生地積層台4に伝達され、例えば該生地積層台4上に生地が多数枚積層された場合に該生地積層台4を下降させるために使用される。
なお37は右方(図3)の上部フレーム6とスライド板7を接続できる接続部であり、該接続部37により両者を接続すると、前記カッター14はスライド板7とともに走行し、両者の接続を解除すると前記カッター14はスライド板7とは別個に移動できる。該カッター14は生地裁断時のみ前記刃物受け9の上方に位置し、シートの移動時等は例えば図2の二点鎖線で示す通り刃物受け9とは別の箇所に位置することが作業効率上望ましい。従って通常はカッター14が単独で走行できるように前記接続部37は解除しておくことが好ましい。
【0022】
このような構成から成る本実施例装置では、前記タイミングベルト27の駆動と前記ローラーブレーキ21及びシートブレーキ25のオンオフを組み合わせることにより、図1に示した通り、生地の裁断及び積層を円滑に行ない、生地積層台4の任意の箇所に1又は2以上の生地積層体37を、図4に示すように、柄38を合わせながら積層することができる。なお各柄37は必ずしも各連続パターンごとに正確に一致しているわけではない。図4の状態で隣合う柄38の間に千鳥状の切込みを入れ左右方向に伸ばすことにより上下の生地の完全を柄合わせを行なうようにしても良い。
【0023】
図1及び図2の装置では、シートの移動をスライド板とスライド部との間に
張設したタイミングベルトにより行なったが、図5に示す機構を採用しても良い。この機構は、スライド板7の移動を左向きに付勢された張力杆39により行ない、スライド部20の移動は、該スライド部をその僅か上方に設置された無端ベルト40に接続し、該無端ベルト40を駆動モーター41で駆動させることにより行なうようにしている。この機構を使用しても、図1及び2の場合と同様に生地の積層を行なうことができる。
【0024】
図6は本発明に係わる生地柄合わせ積層装置の第2実施例を示す縦断正面図、図7は図6の装置の縦断側面図である。
51は4本の脚であり、該4本の脚51上には前後1対の本体フレーム52が前後各1対の左右の脚51の上に架設され、かつ各脚51の内方には下板53が各脚51に接触するように設置され、該下板53のやや上方には生地積層台54が同様に各脚51に接触するように設置されている。
前記1対の本体フレーム52の左端上縁には、縦長の1対の帯状部材55及び該部材55の左端に連結された1対の補助フレーム56が設置され、両補助フレーム56間には原反(生地)57を保持しかつ繰り出すための原反バー58が架設されている。
【0025】
前記1対の本体フレーム52の内面及び外面にはそれぞれ1対のガイドレール59が沿設され、該各1対のガイドレール59のそれぞれの内面側のガイドレールには前後1対のスライドサポート60が摺動自在に係合され、該スライドサポート60には前後1対のスライド板61が固定されている。該1対のスライド板61の左上端(図6参照)間にはシート折返レバー62が架設され、該シート折返レバー62に隣接して刃物受け63が架設されている。前記スライド板61の右端上縁部は右に向かって傾斜しこの傾斜部に前記生地積層台54に向かう案内板64が設置されている。この案内板64は、ほぼ中央で前記生地積層台54とほぼ平行になるように折り曲げられ、かつ該案内板64には生地積層台へ平行な部分及び傾斜部に跨がるように切込み状の針通過部65が形成されている。なお66は案内板64の前後両端部の1対のマーカー糸固定材67間に張設されたマーカー糸である。
【0026】
前記前後1対の帯状部材35の内面にはシート固定材68が架設されかつシート69の一端が固定されている。該シート69は前記シート固定材68から前記シート折返レバー62に向かって延び該シート折返レバー62で折返されて前記シート固定材68の右斜め下に位置するシート巻取りローラー70に巻き取られている。該巻取りローラー70はその下に位置する駆動用モーター71により回転し、シート69の巻取りを行ってシート折返レバー62を左右に移動させるよう機能する。
前記前後1対の本体フレーム52の外側にはスライドサポート60を介して1対の側部フレーム72が図示を省略した後退制御機構により、随時後退を停止できる状態で、摺動自在に係合され、両側部フレーム72上部内面間には管状の支持部材73が架設されている。該支持部材73の右側面にはガイドレール74が設置され、該ガイドレール74には断面がL字状の走行部75が図6の前後方向に走行自在に係合されている。該走行部75の平面部の下面には1枚のカッター76及び2枚のカッター77が設置され、それぞれがエアシリンダー78及び79により上下動を行うようになっている。なお前記2枚のカッター77は周囲の切断面にほぼ等間隔で切込みを入れ点線状に生地を切断できるカッターを前記切込みがずれるようにセットすることが望ましい。
【0027】
前記生地積層台54には複数の貫通孔80が穿設され、該貫通孔80には前記下板53の上面に立設された位置決め用針81が貫通してその先端が生地積層台54の上面に達している。その先端部は案内板64の両端を結ぶ直線よりやや下方に位置させる事が望ましい。
生地積層台54は、生地積層台駆動モータ82の回転をピニオンギア83を介して、及び該ピニオンギア83に連結された連結軸64及び該連結軸84他端のピニオンギア85及びラックギア86を介して伝達することにより昇降する。
なお87は前記原反バー58からシート69上及び案内板64上に達した生地であり、88は生地積層台54上に積層された生地、89は側部フレーム72とスライド板61を連係するための連結ピンである。
この実施例でも、カッターが可動とされているため、シート上の生地を任意の箇所で裁断でき、従って生地積層台上の任意の箇所に任意の数の生地積層体87′を積層することができる。
【0028】
【発明の効果】
本発明は、生地積層台、該生地積層台上の空間を移動して複数の異なった柄を有する生地を移送する移送シート、及び前記生地を裁断する裁断用カッターを含んで成る生地の柄合せ積層装置において、同期して移動可能なシート折返しレバーとローラーブレーキ間に無端ベルト状の前記移送シートを掛け渡すとともに該シートとの接触時に接触面側のシートの移動を抑止するためのシートブレーキを設置し、該シートブレーキと前記シートとの非接触時には該シート上の前記生地を同期移動する前記シート折返しレバーとローラーブレーキとともに移動させ、次いで生地の移送方向に移動可能とした前記カッターにより前記生地を複数の柄のうちの単一柄が含まれるように裁断し、前記シートブレーキを前記シートと接触させながら前記シート折返しレバーとローラーブレーキを同期移動させることにより、裁断した生地を同一柄ごとに生地積層台の複数の個所上に積層することを特徴とする生地の柄合せ積層装置(請求項1)である。
【0029】
本発明装置では、従来装置のようにカッターは一か所には固定されず、シートの移動、換言すると裁断されるべきシートとともに移動でき、従って任意の箇所及び瞬間に生地を裁断できる。従って生地積層台上の任意の箇所に任意の数の生地積層体を形成することができ、今後予想される服飾の多色及び複雑化に対処することが可能になる。
【0030】
本発明装置における生地移送用シートの形状や機能は特に限定されず、従来のものをそのままあるいは修正して使用でき、例えばシート折返しレバーとローラーブレーキ間に無端ベルト状のシートを掛け渡すとともに該シートの適所にシートブレーキを設置し、前記シート折返しレバーに接続されたスライド板にカッターを設置して構成することができる。この場合にも同様に生地積層台上の任意の箇所に任意の数の生地積層体を形成できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】シートとして無端ベルト状シートを使用する本発明の生地積層の要領を示す工程図。
【図2】本発明に係わる生地柄合わせ積層装置の第1実施例を示す断面図。
【図3】図2の装置の縦断側面図。
【図4】積層された裁断生地の平面図。
【図5】図2に示した以外のローラーブレーキの駆動機構の概念図。
【図6】本発明に係わる生地柄合わせ積層装置の第2実施例を示す縦断正面図。
【図7】図6の装置の縦断側面図。
【図8】従来技術による生地柄合わせ積層方法の工程を示す概略図。
【符号の説明】
1・・・脚 2・・・本体フレーム 3・・・下板 4・・・生地積層台 5・・・ガイドレール 6・・・上部フレーム 7・・・スライド板 8・・・シート折返しレバー 9・・・刃物受け 10・・・針 11・・・凹孔 12・・・案内板 13・・・走行杆 14・・・カッター 15・・・走行部 16・・・シリンダー 17・・・生地押さえ 18・・・下部フレーム 19・・・ガイドレール 20・・・スライド部 21・・・ローラーブレーキ 22・・ローラー 23・・・送りローラー 24・・・シート 25・・・シートブレーキ 26・・・ローラー 27・・・タイミングベルト 28・・・シート駆動モーター 29・・・帯状部材 30・・・原反保持部材 31・・・原反バー31 32・・・原反 33・・・原反 34・・・生地積層台昇降用モーター 35・・・ラックギア 36・・・ピニオンギア 37・・・接続部

Claims (1)

  1. 生地積層台(b、4)、該生地積層台上の空間を移動して複数の異なった柄を有する生地(m、 33 を移送する移送シート(d、 24 、及び前記生地を裁断する裁断用カッター(h、 14 を含んで成る生地の柄合せ積層装置において、同期して移動可能なシート折返しレバー(e、8)とローラーブレーキ(a、 21 間に無端ベルト状の前記移送シートを掛け渡すとともに該シートとの接触時に接触面側のシートの移動を抑止するためのシートブレーキ(j、 25 を設置し、該シートブレーキと前記シートとの非接触時には該シート上の前記生地を同期移動する前記シート折返しレバーとローラーブレーキとともに移動させ、次いで生地の移送方向に移動可能とした前記カッターにより前記生地を複数の柄のうちの単一柄が含まれるように裁断し、前記シートブレーキを前記シートと接触させながら前記シート折返しレバーとローラーブレーキを同期移動させることにより、裁断した生地を同一柄ごとに生地積層台の複数の個所上に積層することを特徴とする生地の柄合せ積層装置。
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