JP2014011410A - 巻線装置及び巻線方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】例え巻芯が細くて比較的長いようなものであっても、線材を巻芯の外周に所望のピッチで巻線する。
【解決手段】巻線装置は、支持部材72に動作可能に設けられて線材を繰出す線材繰出し部材30と、巻芯13を軸回りに回転させて線材11を巻芯13の外周に巻付ける巻回機構と、支持部材72を巻芯13の軸方向へ移動させる送り機構と、送り機構を制御する制御手段と、を備える。線材繰出し部材が支持部材72に巻芯13の軸方向へ移動可能に取付けられたノズル30であり、ノズルの支持部材に対する移動量を検出する近接センサ81が設けられ、制御手段は、近接センサ81の検出出力に基づいて送り機構による支持部材の移動量を調整する。ノズルの動作をロックするロック機構を更に備え、巻芯が線状材であって、ノズルの近傍に巻芯を支持するガイド部材が設けられる。
【選択図】図1

Description

本発明は、線材を巻芯外周に整列巻きする巻線装置及び巻線方法に関するものである。
従来、巻線装置には、例えばボビン等の巻芯に整列巻きをするもの、つまり、巻芯外周への線材の巻回(ターン)を巻芯軸方向に整列状態で並べる巻き方をするものがある。このような巻線装置として、ピッチ送りの整列巻きをするものがあり、この装置では、線材の繰出し手段を、1ターン毎に、巻芯軸方向に線材径分の送りをかけながら巻線をするようにしている。
しかしながら、このようなピッチ送りの整列巻きでは、巻線が必ずしも当初の計算通りに行かないことがある。例えば、巻芯に巻回される線材の径は一定ではなくばらつきがある場合がある。また、線材の径が一定であったとしても、巻線中にかかるテンションによる線材の伸びで変わることがある。このため、あらかじめ設定された線材径によって線材の繰出し手段をピッチ送りしたとしても、必ずしも実際の線材径に適合したピッチ送りができないことがある。
このような問題点を回避するために、いわゆる倣い巻きによる巻線装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この巻線装置では、線材を繰出す線材繰出し部材であるプーリと、このプーリが先端に設けられたアームの基端を回動動作可能に支持する支持部材とを備え、アームを介して線材繰出し部材であるプーリを動作自在としておくことにより、線材が巻芯に既に巻回されている直前の線材に案内されて巻回されていく倣い巻きの巻線モードを実行可能としている。そして、この倣い巻き、すなわち直前に巻回された線材の側面に倣って(線なりに)線材を巻線することにより、整列巻きがなされることになり、これにより、線材径が変わったとしても、線材は直前の線材に沿って巻回されるので問題はないとしている。
特開2002−184640号公報
しかし、上記従来の巻線装置では、線材繰出し部材の動作範囲が限定されているために、例えば、比較的長い巻芯に倣い巻きを施すと、線材の繰出し手段を1ターン毎に巻芯軸方向に線材径分の送りをかけながら巻線をしたとしても、その巻芯に巻回される線材の径の誤差の積み重ねが線材繰出し部材の動作範囲を越える事態を生じさせる。すると、巻芯への線材の巻き終わり部分において、線材繰出し部材の動作範囲を越えた線材の径の誤差を吸収することができずに、線材間に隙間が生じてしまったり、既に巻回された線材の上に線材が巻回されてしまうような事態を生じさせる。このため、結果的に線材が均一に密着する整列巻きが困難になる不具合を生じさせる。
この場合、線材の径の誤差の積み重ねによる線材繰出し部材であるプーリの誤差吸収量を検出して、そのプーリの送り量を補正することも考えられる。そして、上記従来の巻線装置では、そのプーリをアームの先端に設け、そのアームの回動量をエンコーダで検出している。けれども、このエンコーダによるアームの回動量の検出は、線材繰出し部材であるプーリの誤差吸収量を微細な単位で検出することはできず、線材繰出し部材の送り量を微細な単位で調整することは困難であった。
また、アームを回動させると、その先端に設けられた線材繰出し部材であるプーリの巻芯からの距離は拡大する傾向がある。すると、そのプーリから繰出された線材が巻芯に達するまでの間に巻芯の軸方向にずれる量は拡大し、隣接する線材との距離が変化することにより倣い巻きが困難になる不具合もある。特に、巻芯が細くて比較的長いようなものであって、その巻芯がその長さ故に湾曲等するようなものである場合には、その巻芯が線材に引っ張られて線材繰出し部材側に湾曲するようなことが生じ、湾曲した巻芯により線材繰出し部材であるプーリから繰出された線材がずれる程度も拡大する。すると、そのような巻芯への倣い巻は更に困難になることから、巻芯の全長に渡って均一に線材を整列巻きすることは著しく困難になる傾向にあった。
一方、近年では、巻芯に線材を密接させて巻線する整列巻きと、巻芯に線材を密着させることなく所定のピッチで巻線するピッチ巻きの双方を行うことも要求されており、このような巻線の多様化にも対応することが求められている。
本発明の目的は、例え巻芯が細くて比較的長いようなものであっても、線材を巻芯の外周に所望のピッチで巻線し得る巻線装置及び巻線方法を提供することにある。
本発明は、支持部材に動作可能に設けられて線材を繰出す線材繰出し部材と、線材繰出し部材の動作を禁止するロック機構と、巻芯を軸回りに回転させて線材繰出し部材から繰出された線材を巻芯の外周に巻付ける巻回機構と、この巻回機構による巻回と同期して支持部材を巻芯の軸方向へ移動させる送り機構と、送り機構を制御する制御手段と、を備える巻線装置の改良である。
その特徴ある構成は、線材繰出し部材が支持部材に巻芯の軸方向へ移動可能に取付けられたノズルであり、ノズルの支持部材に対する移動量を検出する近接センサが設けられ、制御手段は、近接センサの検出出力に基づいて送り機構による支持部材の移動量を調整するように構成されたところにある。
この巻線装置は、ノズルを支持部材の所定位置に位置させるように付勢する付勢手段を設けることが好ましく、巻芯が線状材である場合には、ノズルの近傍に巻芯を支持するガイド部材を設けることが好ましい。
別の本発明は、支持部材にノズルを巻芯の軸方向へ移動可能に取付け、巻芯を軸回りに回転させつつ支持部材を巻芯の軸方向へ移動させてノズルから繰出された線材を巻芯に巻回させていく巻線方法の改良である。
その特徴ある点は、ノズルの支持部材に対する移動量を検出する近接センサの検出出力に基づいて支持部材の移動量を調整してノズルから繰出された線材を巻芯に既に巻回されている直前の線材に案内させて巻回させていく倣い巻き工程と、ノズルの支持部材に対する移動を禁止した状態で支持部材を巻芯(13)に対して一定の速度で移動させてノズルから繰出された線材を巻芯に巻回させていくノズル固定の巻線工程とを行うところにある。
本発明の巻線装置及び巻線方法では、線材繰出し部材が支持部材に巻芯の軸方向へ移動可能に取付けられたノズルであるので、線材が繰出されるノズルの先端縁を巻芯に接近させることにより、そのノズルから繰出された線材が巻芯に達するまでの間にずれることを防止して、比較的正確に所望の巻線位置にその線材を案内することができる。また、そのノズルの支持部材に対する移動量を近接センサにより検出するので、そのノズルの支持部材に対する移動量を微細な単位で検出することができる。そして、その近接センサの検出出力に基づいて送り機構による支持部材の移動量を調整するので、線材繰出し部材であるノズルの送り量を微細な単位で調整することが可能になり、直前に巻回された線材の側面に倣って線材を巻線することにより、例え巻芯が細くて比較的長いようなものであっても、線材が直前の線材に沿って巻回される整列巻きが可能になる。
また、繰出し部材であるノズルの動作をロックするロック機構を備えるので、支持部材に対するノズルの移動を禁止した状態で巻芯に対して支持部材を移動させるノズル固定の巻線モードも実行可能となり、様々な巻線状況に的確に対応して精度の高い適切な巻線を行うことができる。
そして、巻芯が線状材である場合にあって、ノズルの近傍にその巻芯を支持するガイド部材を設ければ、巻芯が細くて比較的長いようなものであって、その巻芯がその長さ故に湾曲等するようなものであっても、その巻芯が線材に引っ張られてノズル側に湾曲するような事態は回避され、ノズルから繰出された線材を直ちに巻芯に巻線することができる。よって、例え巻芯が細くて比較的長いようなものであっても、線材を巻芯外周に比較的容易に整列巻きすることが可能になる。
本発明実施形態の巻線装置におけるノズル周辺の斜視図である。 その巻線装置を示す図7のD部拡大図である。 図2のA−A線断面図である。 倣い巻きの後にノズル固定の巻線が行われた図3に対応する図である。 図2のC−C線断面図である。 図2のB−B線断面図である。 その巻線装置の側面図である。 本発明実施形態の巻線装置を示す正面図である。 その巻線装置の上面図である。
次に、本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて説明する。
図7〜図9に示すように、本発明の巻線装置10は、線材供給機構14(図7及び図9)から繰出される線材11を巻芯13の外周に整列巻きするものであって、図における巻芯13としては、断面が円形であって比較的細くかつ長い線状材が使用される場合を示す。なお、この巻芯13は、断面が円形のものに限るものではなく、断面が方形のものであっても良い。ここで、互いに直交するX、Y、Zの3軸を設定し、X軸が水平前後方向、Y軸が水平横方向、Z軸が垂直方向に延び、Y軸方向に巻芯13が張設されるものとして本発明の巻線装置10について説明する。
図8及び図9に示すように、巻線装置10は、この実施の形態では断面の直径が0.2ミリメートルのステンレス鋼からなる比較的長い線状の巻芯13をY軸方向に引っ張って、その軸回りに回転させ、後述するノズル30を介して繰出される線材11(図7)を、その巻芯13の外周に巻付ける巻回機構20を備える。この実施の形態における巻回機構20は、巻芯13の一端を咬持する固定チャック装置21と、その固定チャック装置21とY軸方向に離間して設けられY軸方向に延びる巻芯13の他端を咬持する可動チャック装置22とを備える。この固定及び可動チャック装置21,22はそれぞれ同一のものを用いることができ、これらのチャック装置21,22としてはメカニカルチャックであるドリルチャックやコレットチャックが例示される。図ではドリルチャックが用いられる場合を例示する。
固定チャック装置21は基台10aに設けられた固定軸受け23に枢支され、可動チャック装置22は可動軸受け24に枢支される。基台10aには、固定軸受け23からY軸方向に延びる第1レール10bと、その第1レール10bにX軸方向に所定の間隔をあけて平行に更に2本の第2及び第3レール10c,10dが設けられる(図9)。第1及び第2レール10b,10cにはチャック移動機構26が移動可能に設けられる。図8に示すように、チャック移動機構26は、第1及び第2レール10b,10cに移動可能に設けられた移動台26cと、その移動台26c上に設置されたエアシリンダ26bを備え、このエアシリンダ26bにはY軸方向に往復移動可能な可動台26aが設けられる。可動軸受け24は、その可動台26aに取付けられる。
移動台26cはレールに沿ってY軸方向に移動することにより異なる長さの巻芯13を張設可能にするものであって、図における符号26dは、その移動台26cの移動を許容し又は禁止する操作ハンドル26dである。この移動台26cは、固定軸受け23から巻芯13の長さに相当する間隔をあけた状態で操作ハンドル26dによりその移動が禁止され、その巻芯13の長さを変更するような事態が生じるまで、その移動が許容されること無く使用されるものである。また、この移動台26c上に設置されたエアシリンダ26bは、圧縮エアの供給の有無により可動台26aを巻芯13の延長方向であるY軸方向に往復移動可能に構成され、可動台26aとともに可動軸受け24を移動させて可動チャック装置22を固定チャック装置21から遠ざけることにより巻芯13を引っ張り、その巻芯13を固定チャック装置21と可動チャック装置22の間に張設可能に構成される。
また、この巻回機構20は、張設された巻芯13を回転させて線材供給機構14(図7)からノズル30を介して繰出される線材11を、その巻芯13に巻付ける巻芯回転手段を備える。図における回転手段は図示しないコントローラからの指令により回転駆動するチャック用サーボモータ27,28であり、図8及び図9に示すように、固定軸受け23と可動軸受け24の双方にサーボモータ27,28がそれぞれ設けられる。それぞれのチャック用サーボモータ27,28の回転軸とそれぞれのチャック装置21,22との間にはベルト27a,28aが架設され、制御手段であるコントローラからの指令によりそれぞれのチャック用サーボモータ27,28が駆動してそれらの回転軸が回転すると、ベルト27a,28aを介してそれぞれのチャック装置21,22が同期して同方向に回転し、巻芯13を捩ることなく回転可能に構成される。
固定及び可動チャック装置21,22には線材11を巻回可能なリール29がそれぞれ設けられる。このリール29は同一構造であって、これらのリール29は取付部材29bを介して固定及び可動チャック装置21,22にそれらのチャック装置21,22と同軸にそれぞれ設けられる。そして、これらのリール29には、巻芯13が挿通可能な中央孔が中心軸にそれぞれ形成され、その中央孔に挿通された巻芯13の一端を可動チャック装置22が、その他端を固定チャック装置21がそれぞれ咬持するように構成される。なお、図示しないが、この取付部材29bにはノズル30を介して繰出される線材11の先端が固定可能に構成される。リール29の側壁には、このリール29に巻回された線材11を巻芯13側に引き出す複数の切り欠き29aが形成される。
このようなリール29を固定及び可動チャック装置21,22にそれぞれ取付けることにより、巻芯回転手段であるサーボモータ27,28により固定及び可動チャック装置21,22が回転すると、これらのリール29はそれらの固定及び可動チャック装置21,22とともに回転し、ノズル30から繰出される線材11を巻回し、その後に切り欠き29aからその線材11を巻芯13側に引き出し得るように構成される。
図7〜図9に示すように、本発明の巻線装置10は、巻回機構20による線材11の巻回と同期して、線材繰出し部材であるノズル30を後述する支持部材72を介して巻芯軸方向へ移動させる送り機構60を備える。巻芯13に沿ってY軸方向に延びかつX軸方向に所定の間隔を空けて基台10aに設けられた第2及び第3レール10c,10dの間には、ネジ軸64が第2及び第3レール10c,10dと平行に設けられる。基台10aのY軸方向における両端には枢支台63,63が設けられ(図9)、ネジ軸64の両端がその枢支台63,63に枢支される。第2及び第3レール10c,10dには可動板66が第2及び第3レール10c,10dの長手方向に移動可能に設けられ、その可動板66にはネジ軸64に螺合するネジ部材67(図7)が固定される。一方の枢支台63には図示しないコントローラにより制御される駆動モータ68が取付けられ、この駆動モータ68の回転軸にネジ軸64が連結される。そして、この駆動モータ68が駆動してネジ軸64が回転すると、それに螺合するネジ部材67が可動板66と共に第2及び第3レール10c,10dに沿って長手方向に移動可能に構成される。
図7に示すように、送り機構60における可動板66には、線材11を繰出す線材供給機構14が設けられる。この線材供給機構14は、線材11が蓄えられたドラム12と、そのドラム12から繰出された線材11に所定の張力を付与するテンション装置40とを備える。可動板66には、巻芯13から離れる方向に延びる延長台41aが設けられ、この延長台41aの先端には支柱41bが立設される。テンション装置40は、支柱41bに設けられたケーシング42と、そのケーシング42のY軸方向における側面に設けられた繰出し制御プーリ43、ガイドプーリ44及びテンションバー45とを備える。線材11が巻付けられたドラム12は、繰出し制御プーリ43近傍のケーシング42に設置される。
ドラム12から繰出された線材11は繰出し制御プーリ43に導かれ、この繰出し制御プーリ43に巻付けられた後、ガイドプーリ44によりその方向を転換されてテンションバー45の先端における線材ガイド45aに導かれる。線材ガイド45aに導かれた線材11はその線材ガイド45aから後述するノズル30に供給される。繰出し制御プーリ43は、ケーシング42内に収容された繰出し制御モータ46に直結される。テンションバー45は、基端の回動軸45bを支点として回動可能となっている。この回動軸45bの回動角度は、ケーシング42内に収容され回動軸45bに取付けられた回動角度検出手段としてのポテンショメータ47により検出される。ポテンショメータ47の検出出力は図示しないコントローラに入力され、コントローラからの制御出力が繰出し制御モータ46に接続される。
また、テンションバー45の回動軸45bと線材ガイド45aとの間の所定位置には、テンションバー45の回動方向に付勢力を与える付勢手段としての弾性部材であるスプリング48が取付けられる。このスプリング48によってテンションバー45には回動角度に応じた弾性力が及ぼされる。図示しないコントローラは、回動角度検出手段であるポテンショメータ47により検出された回動角度が所定の角度となるように繰出し制御モータ46を制御するように構成される。従って、このテンション装置40では、スプリング48によりテンションバー45を介して線材11に張力を与えて、そのテンションバー45が所定の角度になるように繰出し制御プーリ43が回転して、所望の張力が付与された線材11を繰出し可能に構成される。
また、送り機構60における可動板66には、ノズル可動機構31介して台座62が取付けられる。ノズル可動機構31はX軸及びZ軸方向伸縮アクチュエータ32,34を備える。この実施の形態におけるこれらの伸縮アクチュエータ32,34は、細長い箱形ハウジング32d,35dと、そのハウジング32d,35d内部に長手方向に伸びて設けられサーボモータ32a,34aによって回動駆動されるボールネジ32b,34bと、このボールネジ32b,34bに螺合して平行移動する従動子32c,34c等によって構成される。そして、これらの伸縮アクチュエータ32,34は、サーボモータ32a,34aが駆動してボールネジ32b,34bが回転すると、このボールネジ32b,34bに螺合する従動子32c,34cがハウジング32d,34dの長手方向に沿って移動可能に構成される。
この実施の形態では、台座62をX軸方向に移動可能にX軸方向伸縮アクチュエータ32のハウジング32dに取付け、そのX軸方向伸縮アクチュエータ32とともにその台座62をZ軸方向に移動可能に、その従動子32cがL形ブラケット33を介してZ軸方向伸縮アクチュエータ34の従動子34cに取付けられる。そのZ軸方向伸縮アクチュエータ34のハウジング34dは、可動台66に鉛直方向であるZ軸方向に延ばして取付けられる。それらの各伸縮アクチュエータにおけるX軸サーボモータ32a及びZ軸サーボモータ34aは、これらを制御する図示しないコントローラの制御出力に接続される。そして、このX軸及びZ軸方向伸縮アクチュエータ32,34を備えるノズル可動機構31はコントローラからの指令により駆動して、台座62を可動台66に対してX軸及びZ軸方向に任意に移動させて、後述するノズル30を巻芯13に対向させるように構成される。
図1及び図2に詳しく示すように、台座62には、出没ロッド71aをX軸方向にするエアシリンダ71が載置され、このエアシリンダ71の出没ロッド71aには支持部材72が水平に取付けられる。支持部材72の巻芯13に臨む一端には一端板72bがZ軸方向に延びて設けられ、この一端板72bにボールスライド73を介して取付部材74がY軸方向に移動可能に取付けられる。そして、この取付部材74に線材繰出し部材であるノズル30がその中心軸をX軸方向に向けて取付けられる。よって、この線材繰出し部材であるノズル30は、取付部材74を介して支持部材72に巻芯13の軸方向へ移動可能に取付けられる。また、エアシリンダ71は図示しないコントローラからの指令によりその出没ロッド71aを突出し又は没入させるように構成され、それにより支持部材72が巻芯13に近づくとノズル30を巻芯13に接近させ、支持部材72が巻芯13から遠ざかるとノズル30もその巻芯13から遠ざかるように構成される。
また、支持部材72には、ノズル30をこの支持部材72のY軸方向における所定位置、この実施の形態では支持部材72のY軸方向における略中央に位置させるように付勢する付勢手段75が設けられる。図2ないし図5に示すように、この付勢手段75は、回転板77を備える。支持部材72のY軸方向における両側には脚部材76a,76aが上方に向けて立設され、この一対の脚部材76a,76aには水平板76bが架設される。そして、回転板77はZ軸方向の回転軸を有してこの水平板76bのY軸方向における略中央に枢支される。回転板77のノズル30に臨む端部には突起77aがZ軸方向に向かって立設され、ノズル30が取付けられた取付部材74にはこの突起77aを挟む挟持部材74a,74bが設けられる。挟持部材74a,74bはX軸方向に延びて設けられる。これにより、回転板77が図3の実線矢印で示すように回転すると、円周方向に移動する突起77aにより、その突起77aを挟む挟持部材74a,74bが設けられた取付部材74は支持部材72に対して破線矢印で示すY軸方向に移動するように構成される。
図1,図2及び図5に示すように、回転板77の突起77aと反対側の端部には、回転板77の回転に適当な抵抗を与えるためのスプリング78の一端が連結される。支持部材72の巻芯13から離れた端部には他端板72aが立設され、この他端板72aにスプリング78の他端が連結される。これにより、スプリング78は回転板77の突起77aと反対側の端部を他端板72a側に引っ張るように付勢し、この状態から回転板77が回動した場合には、この回動を引き戻そうとする方向にスプリング78のバネ力が作用することになる。この結果、このバネ力は、ノズル30をこの支持部材72のY軸方向における所定位置、この実施の形態では支持部材72のY軸方向における略中央に位置させようと付勢する力となる。
よって、支持部材72の中央を、巻芯13に巻回される線材11の直前のターン11a又はそれ以前のターンに対向させることにより、図3の一点鎖線で示すように、ノズル30はその直前のターン11a又はそれ以前のターンにまで移動しようとして、そのノズル30から繰出される線材11をその直前のターン11aに押し付けることができる。この場合、図3の拡大図に示すように、ノズル30の線材11を繰出す先端の内径Dがその線材11の外径dより大きな場合であっても、そのノズル30から繰出される線材11をその直前のターン11aに押し付けることにより、その線材11をノズル30の巻回進行方向の内側から安定して繰出すことができる。従って、倣い巻きを行う場合に、支持部材72の中央を、巻芯13に巻回される線材11の直前のターン11a又はそれ以上前のターンに対向させることにより線材11を隣接して巻芯13に巻回させることができ、巻回された線材11同士が適切に密着した整列巻きをすることができるのである。
他端板72aには、バネ力調整装置80が設けられる。このバネ力調整装置80は、スプリング78の他端が支持されたネジ棒80aと、そのネジ棒80aの他端板72aにおける取付位置を変更可能なナット80bとを有し、ネジ棒80aを軸方向に移動してスプリング78の全長を変更することにより、スプリング78のバネ力を調整するものである。これにより、スプリング78のバネ力を、倣い巻きに適切なものに調節することができる。つまり、図3の一点鎖線で示すように、巻芯13に巻回される線材11の直前のターン11aにノズル30を対向させようとする場合で説明すると、スプリング78のバネカを大きくすれば、回転板77の回転に要する力が大きくなるので、巻回される線材11は直前のターン11aに強く押し付けられ、直前のターン11aとの密着度は高まるが、線材11が直前のターン11aに乗り上げる可能性は大きくなる。一方、スプリング78のバネカを小さくすれば、回転に要する力が小さくなるので、巻回される線材11が直前のターン11aに押し付けられる力は小さくなり、線材11が直前のターン11aに乗り上げる可能性は小さくなるが、直前のターン11aとの密着度は小さくなる。従って、巻線状態に応じて、スプリング78のバネ力を適切に設定することにより、適切なバランスで倣い巻きを行うことになる。
また、支持部材72には、ノズル30が取付けられた取付部材74の支持部材72に対する移動量を検出する近接センサ81が設けられる。この近接センサ81は、取付部材74に接近させた状態で支持部材72に取付けることにより、その支持部材72に対する取付部材74の僅かな移動量も検出可能なものであって、この検出出力は図示しないコントローラの制御入力に接続される。そして、制御手段である図示しないコントローラは、その近接センサ81の検出出力に基づいて送り機構60による支持部材72のY軸方向の移動量を調整するように構成される。このコントローラによる調整は、(1)支持部材72に対するノズル30の移動量をゼロとするようなものや、(2)支持部材72に対するノズル30の移動量が所定の上限値(例えば0.1mm)より小さいときには支持部材72を移動させず、その上限値以上となったことが検出される度に、支持部材72に対するノズル30の移動量がゼロとなるように、支持部材72を移動させること、が挙げられる。
上記(1)の、支持部材72に対するノズル30の移動量をゼロとするような調整を具体的に説明すると、コントローラは巻芯13が一回転する間に送り機構60により支持部材72を線材11の直径分移動させる。そして、線材11の径が規定より大きい場合には、支持部材72に対してノズル30は進むことになる。支持部材72に対してノズル30が進む量を近接センサ81が検出すると、図示しないコントローラは、巻芯13が次に一回転する間に送り機構60により支持部材72をノズル30が余剰に進む量だけ余剰に移動させて、支持部材72に対するノズル30の移動量をゼロとする。逆に、線材11の径が規定より小さい場合には、ノズル30は支持部材72に対して遅れる、即ち巻線方向後方に移動することになる。近接センサ81が支持部材72に対するノズル30の遅れ量を検出すると、図示しないコントローラは、巻芯13が次に一回転する間に送り機構60により支持部材72を、ノズル30が遅れた量だけ遅れるように移動させて、支持部材72に対するノズル30の移動量をゼロとするように調整する。
図2及び図6に示すように、取付部材74には、円錐形状の係合凹部74cが形成され、この係合凹部74cは、取付部材74に巻芯13の反対側を向いて形成される。支持部材72にはこの係合凹部74cに対向する回転規制シリンダ82が設けられ、この回転規制シリンダ82のロッド82aには、係合凹部74cに正対する凸状係合部材83が取付けられる。回転規制シリンダ82は、そのロッド82aを突出させると、その先端に設けられた凸状係合部材83を係合凹部74cに進入可能に構成され、凸状係合部材83が係合凹部74cに進入した取付部材74の支持部材72に対する自由な移動を禁止するように構成される。
その一方で、回転規制シリンダ82は、そのロッド82aを没入させると、その先端に設けられた凸状係合部材83を係合凹部74cから離脱させ、取付部材74の支持部材72に対する自由な移動を許容するように構成される。従って、係合凹部74c、凸状係合部材83、回転規制シリンダ82は、支持部材72に対するノズル30の自由な移動を禁止して、繰出し部材であるノズル30の動作をロックするロック機構79を構成する。このようにノズル30の自由な移動を禁止することにより、後述する倣い巻きとは異なる巻線工程(例えば、巻き始め位置へのセット時、あるいはピッチ送りの整列巻きをするとき)に、適宜対応することを可能にするものである。
図1ないし図4に示すように、この実施の形態では、巻芯13が線状材であるので、ノズル30の近傍に、この線状材からなる巻芯13を支持するガイド部材84が設けられる。ガイド部材84は、支持部材72の下面に出没ロッド85aをX軸方向に向けて設けられたエアシリンダ85と、そのエアシリンダ85の出没ロッド85aに設けられた鉛直部材86と、その鉛直部材86の巻芯13に臨む前面にその巻芯13を支持するように設けられた一対のローラ87,87とを有する。そして、エアシリンダ85は図示しないコントローラからの指令によりその出没ロッド85aを突出させるように構成され、それにより鉛直部材86がノズル30側から巻芯13に近づくとその鉛直部材86に設けられた一対のローラ87,87がその巻芯13をX軸方向のノズル30側から支持し、その線状材からなる巻芯13がノズル30側に湾曲するような事態を防止するように構成される。その一方で、エアシリンダ85は、その出没ロッド85aを没入させると鉛直部材86を一対のローラ87,87とともに巻芯13から遠ざけるように構成される。
図1及び図2に示すように、台座62には、支持部材72とともにノズル30を上方から覆うような覆い部材91が設けられ、この覆い部材91には、昇降シリンダ92を介して線材11を切断可能なニッパ装置93が設けられる。昇降シリンダ92は、その出没ロッド92aを鉛直方向に向けて覆い部材91に取付けられ、その出没ロッド92aにニッパ装置93がその切断刃93aをノズル30又はそのノズル30から繰出される線材11に向けて取付けられる。そして、支持部材72がエアシリンダ71より巻芯13から遠ざかる方向に移動した状態で、昇降シリンダ92がニッパ装置93を下降させると、そのニッパ装置93はその切断刃93aがノズル30から繰出される線材11を挟むように構成される。そして、このニッパ装置93は、図示しないコントローラからの指令により、その切断歯93aによりその線材11を切断可能に構成される。
一方、図2に示すように、他端板72aにはノズル30と同軸の補助ノズル88が設けられ、線材供給機構14から繰出された線材11は、この補助ノズル88を通過した後にノズル30にまで案内されるように構成される。そして、支持部材72に立設された一対の脚部材76a,76aには、補助ノズル88とノズル30の間の線材11を挟持歯89aにより解放可能に把持するクランプ装置89が設けられる。このクランプ装置89は、図示しないコントローラからの指令により、その挟持歯89aによりその線材11を把持すると、ノズル30からの線材11の繰出しを禁止し、ニッパ装置93により線材11を切断しても、その線材11が線材供給機構14側に戻るようなことを防止するように構成される。その一方、挟持歯89aによる線材11の把持を止めてその線材11を解放すると、ノズル30からの線材11の繰出しを許容するように構成される。
次に、このような巻線装置を用いた本発明の巻線方法について説明する。
本発明の巻線方法は、支持部材72にノズル30を巻芯13の軸方向へ移動可能に取付け、その巻芯13を軸回りに回転させつつ支持部材72を巻芯13の軸方向へ移動させてノズル30から繰出された線材11を巻芯13に巻回させていく巻線方法である。その特徴ある点は、ノズル30の支持部材72に対する移動量を検出する近接センサ81を設け、その近接センサ81の検出出力に基づいて支持部材72の移動量を調整して、ノズル30から繰出された線材11を巻芯13に既に巻回されている直前の線材11aに案内させて巻回させていく倣い巻き工程と、ノズル30の支持部材72に対する移動を禁止した状態で、支持部材72を巻芯13に対して一定の速度で移動させて、ノズル30から繰出された線材11を巻芯13に巻回させていくノズル固定の巻線工程とを行うところにある。
上記巻線装置10を用いた場合における本発明の巻線方法を具体的手順に従って説明すると、この実施の形態では、比較的細くて長い線状材からなる巻芯13を使用するので、実際の巻線に際してその巻芯13を張設する。それには、先ず、巻芯13の一端を固定チャック装置21に咬持させ、その後巻芯13の他端を可動チャック装置22に咬持させる。このとき、チャック移動機構26における移動台26cは、固定軸受け23から巻芯13の長さに相当する間隔をあけた状態で操作ハンドル26dによりその移動を禁止した状態としておく。また、巻芯13の他端を可動チャック装置22に咬持させる際に、チャック移動機構26の可動台26aを固定チャック装置21側に近づけておく。そして、巻芯13の他端を可動チャック装置22に咬持させた後、図8の破線矢印で示すように、チャック移動機構26の可動台26aを可動軸受け24とともに移動させ、可動軸受け24に枢支された可動チャック装置22を固定チャック装置21から遠ざけることにより巻芯13を引っ張り、その巻芯13を固定チャック装置21と可動チャック装置22の間に張設させる。
次に、ノズル30から繰出される線材11の先端を可動チャック装置22におけるリール29の取付部材29bに取付ける。このとき、図2に示す回転規制シリンダ82のロッド82aを突出させて、その先端に設けられた凸状係合部材83を係合凹部74cに進入させ、ノズル30の支持部材72に対する自由な移動を禁止させておく。また、エアシリンダ71はその出没ロッド71aを没入させ、支持部材72を巻芯13から遠ざけておく。そして、ノズル可動機構31及び送り機構60によりノズル30を移動させ、線材11の繰出し端部を可動チャック装置22と同軸に設けられたリール29に対峙させる。図8に示すように、その状態で巻回機構20によりそのリール29を可動チャック装置22とともに回転させて、ノズル30から繰出される線材11をリール29に巻回させる。その後、送り機構60によりノズル30を移動させ、ノズル30から繰出される線材11をリール29の側壁に形成された切り欠き29aから巻芯13側に引き出す。このノズル30の移動は、送り機構60の駆動モータ68を駆動してネジ軸64を回転させ、可動板66をノズル30と共にY軸方向に移動させることにより行われる(図7)。
線材11を切り欠き29aから巻芯13側に引き出した後、倣い巻き工程が行われる。この倣い巻工程では、図2に示すように、回転規制シリンダ82のロッド82aを没入させて、その先端に設けられた凸状係合部材83を係合凹部74cから離脱させ、ノズル30の支持部材72に対する自由な移動を許容させる。また、エアシリンダ71はその出没ロッド71aを突出させて、支持部材72を巻芯13近づけて、ノズル30の線材を繰出す先端を巻芯13に近づける。更に、ガイド部材84におけるエアシリンダ85の出没ロッド85aを突出させて鉛直部材86をノズル30側から巻芯13に近づけ、その鉛直部材86に設けられた一対のローラ87,87により巻芯13をX軸方向のノズル30側から支持し、その線状材からなる巻芯13がノズル30側に湾曲するような事態を防止する。
その後、張設された巻芯13を回転させる。これは、図8及び図9に示す巻回機構20により固定チャック装置21と可動チャック装置22をそれぞれ同期して回転させ、それらに咬持されてそれらの間に張設された巻芯13を回転させることにより行われる。その巻芯13の回転と同期して、ノズル30を可動チャック装置22側から固定チャック装置21側に向かってY軸方向に移動させ、ノズル30から繰出される線材11を巻芯13の外周に巻回させる。図3には、線材11の各ターン(巻芯13外周に対する線材11の一巻き)が、直前に巻回された隣接するターン11aに沿って、いわゆる倣い巻きによって、巻回されていく場合を示す。
つまり、支持部材72の中央を巻芯13に巻回される線材11の直前のターン11a又はそれ以前のターンに対向させることにより、図3の一点鎖線で示す直前のターン11a又はそれ以前のターンにまでノズル30は移動しようとして、そのノズル30から繰出される線材11をその直前のターン11aに押し付けることができる。そして、線材11が1ターンしてくると、その線材11は、直前のターン11aによって巻線の進行側に自然に(線なりに)押し出され、直前のターン11aに隣接する状態で巻回される。このため、この倣い巻きが進行すると、巻芯13の近傍において線材11を繰出すノズル30は、スプリング78の付勢力に抗して、取付部材74とともに支持部材72に対して巻線の進行方向に徐々に移動していく。このため、スプリング78のバネ力は、線材11を直前のターン11aに押し付けるように作用し、線材11は適切に密着した状態で巻線がなされることになる。
コントローラは巻芯13が一回転する間に送り機構60により支持部材72を線材11の直径分移動させる。けれども、線材11の直径のばらつき等により支持部材72に対してノズル30が移動すると、その移動量は、近接センサ81により検出される。そして、この近接センサ81の検出出力に基づいて、制御手段である図示しないコントローラは送り機構60による支持部材72の移動を調整するように制御する。
この制御は、例えば、支持部材72に対するノズル30の移動量がゼロとなるように、支持部材72を移動させることが挙げられる。即ち、巻芯13が一回転する間に送り機構60により支持部材72を線材11の直径分移動させる。そして、線材11の直径が規定より大きい場合には、巻芯13が一回転する間にノズル30は支持部材72に対してその大きい分だけ余剰に移動して、近接センサ81は支持部材72に対してノズル30が余剰に移動した事実を検出する。すると、図示しないコントローラは、巻芯13が次に一回転する間に送り機構60により支持部材72をノズル30が余剰に移動した分だけ余剰に移動させて、支持部材72に対するノズル30の移動量をゼロとする。
逆に、線材11の径が規定より小さい場合には、巻芯13が一回転する間にノズル30は支持部材72に対してその小さい分だけ遅れて移動して、近接センサ81は支持部材72に対してノズル30が遅れて移動した事実を検出する。すると、図示しないコントローラは、巻芯13が次に一回転する間に送り機構60により支持部材72を、ノズル30が遅れて移動した分だけ遅れて移動させて、支持部材72に対するノズル30の移動量をゼロとする。このように、支持部材72に対するノズル30の移動量をゼロとすることにより、回転板77の余剰な回転は抑制され、スプリング78のバネ力を略一定に保つことができ、安定した巻線を行うことができる。
このように、本発明では、線材繰出し部材が支持部材72に巻芯13の軸方向へ移動可能に取付けられたノズル30であるので、線材11が繰出されるノズル30の先端縁を巻芯13に接近させることにより、そのノズル30から繰出された線材11が巻芯13に達するまでの間にずれることを防止して、比較的正確に所望の巻線位置にその線材11を案内することができる。また、そのノズル30の近傍に巻芯13を支持するガイド部材84を設けたので、巻芯13が細くて比較的長いようなものであって、その巻芯13がその長さ故に湾曲等するようなものであっても、その巻芯13が線材11に引っ張られてノズル30側に湾曲するような事態を回避することができる。よって、線材11を巻芯13の外周に正確に倣い巻きすることが可能になる。
また、そのノズル30の支持部材72に対する移動量を近接センサ81により検出するので、そのノズル30の支持部材72に対する移動量を微細な単位で検出することができる。そして、その近接センサ81の検出出力に基づいて送り機構60による支持部材72の移動量を調整するので、線材繰出し部材であるノズル30の送り量を微細な単位で調整することが可能になる。この結果、直前に巻回された線材11aの側面に倣って線材11を巻線することにより、例え巻芯13が細くて比較的長いようなものであっても、線材11が直前の線材11aに沿って巻回される整列巻きが可能になるのである。そして、巻芯13の所望の範囲に巻線がなされた段階において、この倣い巻き工程を終了させる。
続いてノズル固定の巻線工程を行う。この工程では、繰出し部材であるノズル30の動作を禁止するロック機構79を備えているので、支持部材72に対するノズル30の移動を禁止した状態で巻芯13に対して支持部材72を移動させることにより行われる。具体的には、図2に示す回転規制シリンダ82のロッド82aを突出させ、その先端に設けられた凸状係合部材83を係合凹部74cに進入させる。そして、凸状係合部材83が係合凹部74cに進入した取付部材74の支持部材72に対する自由な移動を禁止する。この状態で、巻芯13に対して支持部材72を移動させる。図4では、巻芯13が1回転する間に、その支持部材72をノズル30とともに線材11の外径dより大きな量移動させてノズル30から繰出された線材11をその巻芯13に所定の隙間を空けて巻回させていく場合を示す。
この場合、図4の拡大図に示すように、ノズル30の線材11を繰出す先端の内径Dがその線材11の外径dより大きな場合であっても、巻芯13が1回転する間に線材11の外径を越えて支持部材72とともにノズル30が移動するので、そのノズル30から繰出される線材11は、ノズル30の巻回進行方向と逆の内側から繰出されることになり、その線材11を所定のピッチで確実に巻芯13に巻回させることができる。そして、巻芯13の所望の範囲にノズル固定の巻線がなされた段階において、このノズル固定の巻線工程を終了させる。
従って、図3に示すような倣い巻き工程と、図4に示すように、ノズル30の動作をロックした状態で巻芯13に対して支持部材72を移動させるノズル固定の巻線工程とを交互に行うことにより、倣い巻により得られたコイル9と、所定のピッチで巻線された線材11からなるノズル固定のコイル8とを交互に得ることができ、このような巻線の多様化に対応すること可能となる。
そして、所望のコイル8,9を得た後には、ノズル30の支持部材72に対する自由な移動を禁止させた状態で、ノズル可動機構31によりノズル30を巻芯13から再び遠ざけるとともに送り機構60によりノズル30をY軸方向に移動させ、線材11の繰出し端部である先端を固定チャック装置21と同軸に設けられたリール29に対峙させる。そのとき、ノズル30から繰出される線材11をリール29の側壁に形成された切り欠き29aからリール29の外周に引き入れる(図8及び図9)。その状態で巻回機構20によりそのリール29を固定チャック装置21とともに回転させることによりノズル30から繰出される線材11をそのリール29に巻回させて終端とする。。
このように、繰出し部材であるノズル30の動作をロックするロック機構79を備えているので、支持部材72に対するノズル30の移動を禁止した状態で巻芯13に対して支持部材72を移動させることが可能となり、その巻初めや巻終わりにおける線材11の引き回しを正確に行うことができ、様々な巻線状況に的確に対応して精度の高い適切な巻線を行うことができる。
その後、エアシリンダ71より支持部材72とともにノズル30を巻芯13から遠ざけ、クランプ装置89の挟持歯89aによりその線材11を把持する。その後、昇降シリンダ92によりニッパ装置93を下降させて、そのニッパ装置93の切断歯93aによりその線材11を切断する。そして、その後、所望のコイル8,9を巻芯13から取り外す。この取り外しにあっては、巻芯13の張設を解除させた状態で行われる。具体的には、図8の一点鎖線矢印で示すようにチャック移動機構26の可動台26aを可動軸受け24とともに移動させ、可動軸受け24に枢支された可動チャック装置22を固定チャック装置21に近づける。この状態で可動チャック装置22による巻芯13の他端の咬持を解除する。同様にして、固定チャック装置21による巻芯13の一端の咬持を解除し、巻回機構20から巻芯13とともにその巻芯13に巻回されたコイル8,9を取り外し、巻芯13に巻回された線材11からなるコイル8,9から巻芯13を抜き出して取り出す。これにより、線材11が所望のコイル8,9を取り出すことができる。
なお、上述した実施の形態では、固定及び可動チャック装置21,22により巻芯13両端を支持して引っ張る場合を説明したが、巻芯13が撓んだり座屈するおそれのないものであれば、この巻芯13を張設することを必要としない。この場合の巻芯13はその一方のみを支持するようなものであっても良い。
また、上述した実施の形態では、固定及び可動チャック装置21,22により張設した線状材からなる巻芯13を用いて説明したけれども、その巻芯13を更に細いものとする場合には、ワイヤやピアノ線又はステンレス鋼線等を巻芯13として用いても良い。特にガイド部材84を設けることにより巻芯13が撓むことを有効に防止しうるので、細いピアノ線等を用いることにより、比較的細いコイルを得ることも可能になる。
また、上述した実施の形態では、各層の巻線終了時に一旦リール29に線材11を巻回させる場合を説明したが、各層の巻線終了時に線材11をリール29の外周に引き入れることなく巻線を終了しても良い。
また、上述した実施の形態では、巻回機構20から巻芯13とともにその巻芯13に巻回されたコイル8,9を取り外す場合を説明したけれども、巻芯13が湾曲可能な例えば線状材であれば、巻芯13の一方の端部における咬持を解除した状態で、その端部から、その巻芯13に巻回された線材11からなるコイル8,9を他端側に移動させてその巻芯13から取り外すようにしても良い。
また、上述した実施の形態では、ノズル30を支持部材72のY軸方向における略中央に引き戻す付勢手段75としてスプリング78を用いたが、本発明はこのような形態に限られるものではなく、付勢手段としては、スプリング以外の弾性部材や、エアシリンダ、トルクモータ等のアクチュエータ等を用いてもよい。
更に、上述した実施の形態では、巻芯13に対して線材11を単一層に亘って巻線する場合を説明したが、これに限るものではなく、図示しないが、二層からなるコイル、又は三層以上に亘って巻線が成されたコイルを得るようにしても良い。
10 巻線装置
11 線材
13 巻芯
20 巻回機構
30 ノズル(線材繰出し部材)
60 送り機構
72 支持部材
79 ロック機構
81 近接センサ
84 ガイド部材

Claims (4)

  1. 支持部材(72)に動作可能に設けられて線材を繰出す線材繰出し部材(30)と、前記線材繰出し部材(30)の動作を禁止するロック機構(79)と、巻芯(13)を軸回りに回転させて前記線材繰出し部材(30)から繰出された線材(11)を前記巻芯(13)の外周に巻付ける巻回機構(20)と、この巻回機構(20)による巻回と同期して前記支持部材(72)を前記巻芯(13)の軸方向へ移動させる送り機構(60)と、前記送り機構(60)を制御する制御手段と、を備えた巻線装置であって、
    前記線材繰出し部材が前記支持部材(72)に前記巻芯(13)の軸方向へ移動可能に取付けられたノズル(30)であり、
    前記ノズル(30)の前記支持部材(72)に対する移動量を検出する近接センサ(81)が設けられ、
    前記制御手段は、前記近接センサ(81)の検出出力に基づいて前記送り機構(60)による前記支持部材(72)の移動量を調整するように構成された
    ことを特徴とする巻線装置。
  2. 巻芯(13)が線状材であって、ノズル(30)の近傍に前記巻芯(13)を支持するガイド部材(84)が設けられた請求項1記載の巻線装置。
  3. ノズル(30)を支持部材(72)の所定位置に位置させるように付勢する付勢手段(75)が設けられた請求項1又は2記載の巻線装置。
  4. 支持部材(72)にノズル(30)を巻芯(13)の軸方向へ移動可能に取付け、前記巻芯(13)を軸回りに回転させつつ前記支持部材(72)を前記巻芯(13)の軸方向へ移動させて前記ノズル(30)から繰出された線材(11)を前記巻芯(13)に巻回させていく巻線方法であって、
    前記ノズル(30)の前記支持部材(72)に対する移動量を検出する近接センサ(81)の検出出力に基づいて前記支持部材(72)の移動量を調整して前記ノズル(30)から繰出された線材(11)を前記巻芯(13)に既に巻回されている直前の線材(11a)に案内させて巻回させていく倣い巻き工程と、
    前記ノズル(30)の支持部材(72)に対する移動を禁止した状態で前記支持部材(72)を前記巻芯(13)に対して一定の速度で移動させて前記ノズル(30)から繰出された線材(11)を前記巻芯(13)に巻回させていくノズル固定の巻線工程とを行う
    ことを特徴とする巻線方法。
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