JP2004307122A - テープ搬送装置、テープ処理装置、テープ搬送方法及びテープ処理方法 - Google Patents

テープ搬送装置、テープ処理装置、テープ搬送方法及びテープ処理方法 Download PDF

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誠一 甲斐
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Abstract

【課題】テープ送りの安定を図り、テープへの損傷を防止することができるテープ搬送装置を提供する。
【解決手段】テープ供給部101と、テープの送り方向及びその逆方向に自在な速度で移動してテープ供給部101から供給されたテープ17を順次テープ送り方向に搬送することが可能となっているステージ7と、テープ供給部101から供給されたテープ17をステージ7に固定する手段と、ステージ7を通ってきたテープ17を収容するテープ収容部105と、テープ供給部101及びテープ収容部105とステージ7との間にそれぞれ設けられてテープ17を支持する、テープ走行の速度及び方向に応じて自在に回転可能な第1及び第2のガイドローラ5、10とを有する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、テープ搬送装置、テープ処理装置、テープ搬送方法及びテープ処理方法に関し、より詳しくは、テープ上の部材又はテープ材料自体を検査、或いは加工など処理する装置に備えられたテープ搬送装置、テープ処理装置、テープ搬送方法及びテープ処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
テープ搬送装置は、テープ上の部材又はテープ状の材料自体を加工、或いは検査など処理する装置で採用されている。その処理装置として、例えば、素材テープ上に金属薄膜の配線パターンを形成する露光装置、テープ上の部材又はテープ状の材料自体に微細なビアを形成するレーザ加工装置、TABテープのリード上にICチップのバンプをボンディングするテープボンディング装置、或いはテープ上の部材又はテープ状の材料自体に対して各工程での加工状態を観察するための表面検査装置などがある。
【0003】
図6は、そのような従来のテープ搬送装置を示す模式図である。
【0004】
そのテープ搬送/処理装置は、図6に示すように、テープ供給リール32及びスペーサリール31を備えたテープ供給部301と、搬送ローラ33a、33bを備えたテープ供給側送り機構302と、ステージ34及び処理ヘッド35を備えた処理部303と、搬送ローラ36a、36bを備えたテープ収容側送り機構304と、テープ収容リール37及びスペーサリール38を備えたテープ収容部305とから構成されている。テープ供給リール32により送り出されたテープ40はモータに連結された搬送ローラ33a、33b、36a、36bによってステージ34上に搬送され、位置決めされた後に、ステージ34上に固定される。
【0005】
加工装置の場合、ステージ34の上方に加工ヘッドやボンディングヘッドが配置され、加工ヘッドから照射されるレーザビームやボンディングヘッドによりテープ上の部材又はテープ状の材料自体に対して加工が行なわれる。また、検査装置の場合は、ステージ34の上方に対物レンズが配置され、テープ上の部材又はテープ状の材料自体に対して検査が行なわれる。加工及び検査の両方を含めて処理ヘッド35と総称している。
【0006】
処理ヘッド35は一定場所に固定されたものや、X及びY方向のうち少なくとも1軸方向に移動可能となっているものがある。一方、ステージ34は、テープ40の一つの被処理領域の加工ができるように、一つの被処理領域内でX及びY方向のうち少なくとも1軸方向に移動できるようになっている。また、処理位置のずれを防止するためステージ34にテープ40を固定できるようになっており、また、光学系の焦点深度の影響による加工ムラを防止するため、テープ40の保持面は高精度に平面加工されている。
【0007】
テープ上の部材又はテープ状の材料自体に対する処理は、ステージ34の移動、または処理ヘッド35の移動、または両方の移動により処理場所が位置合わせされる。
【0008】
テープ上の部材又はテープ状の材料自体に対して予め決められた一定の範囲の処理が終了した後、テープ40は搬送ローラ33a、33b、36a、36bによって次の被処理範囲がステージ34上にくるように搬送される。同時に、処理が終了したテープ40は、順次テープ収容リール37により巻き取られる。なお、テープ供給リール32と搬送ローラ33a、33bの間、またはテープ収容リール37と搬送ローラ36a、36bの間には、図に示すようなテープループ部が設けられている。ループ量を検出するループセンサ39a、39bによりループ下限が一定位置になるように供給リール32と収納リール37の回転制御が行なわれる。これにより、テープ40の送出或いは巻取りが行なわれる。
【0009】
搬送ローラ33a、33b、36a、36bは以下の方式によって種々の機構を有する。テープ40の幅方向の両端部に予め形成されたパーフォレーション穴に搬送ローラ33a、33b、36a、36bの突起などを挿入させ、駆動力をかけて搬送するスプロケット搬送と呼ばれる方式、テープを上下方からモータに連結された回転ローラによって挟み込んで搬送するニップローラ搬送と呼ばれる方式、テープ上下方に配置された部品平面部でテープを挟み込み、ボールネジ機構などにより一定距離テープを断続的に引っ張って搬送するグリップフィード搬送と呼ばれる方式などがある。
【0010】
スペーサリール31、38はテープ表面の保護テープ41の巻き取りや送り出しを行なうためのもので、装置の種類によっては省略される場合もある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来のテープ搬送方式では、ステージ34の両側に何らかのテープ搬送を行なうため、搬送ローラ33a、33b、36a、36bなどの動力手段を備える必要がある。これにより、機構が複雑になるため、処理時間や製造コストに悪影響を及ぼしてしまう。
【0012】
また、従来の搬送方式では、テープ面に線状に、又は狭い範囲のテープ面に面状に駆動力をかけて搬送する方式であることから、搬送が搬送機構の組立て精度や搬送ローラ33a、33b、36a、36b自身の加工精度に影響され易く、テープ送りの蛇行や搬送ローラ33a、33b、36a、36bの滑りによるテープ40への損傷が生じるという問題がある。特に、横幅160mm以上のテープや、厚さ40μm以下のテープでは、テープ送りの不安定性が顕著になるという問題もある。
【0013】
本発明は、上記の従来例の問題点に鑑みて創作されたものであり、テープ送りの安定を図り、テープへの損傷を防止することができるテープ搬送装置、テープ搬送装置を備えたテープ処理装置、テープ搬送方法及びテープ搬送方法を含むテープ処理方法を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、テープ搬送装置に係り、テープ供給部と、テープの送り方向及びその逆方向に自在な速度で移動して前記テープ供給部から供給されたテープを順次前記テープの送り方向に搬送することが可能となっているステージと、前記テープ供給部から供給されたテープを前記ステージに固定する手段と、前記ステージを通ってきたテープを収容するテープ収容部と、前記テープ供給部及び前記テープ収容部と前記ステージとの間にそれぞれ設けられて前記テープを支持する、前記テープ走行の速度及び方向に応じて自在に回転可能な第1及び第2のガイドローラとを有することを特徴とし、
請求項2記載の発明は、請求項1記載のテープ搬送装置に係り、前記ステージに設けられたテープを固定する手段は、圧力差により前記テープを固定する手段であることを特徴とし、
請求項3記載の発明は、請求項1記載のテープ搬送装置に係り、前記ステージに設けられたテープを固定する手段は、前記ステージから前記テープを浮かせて保持する手段であることを特徴とし、
請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の何れか一に記載のテープ搬送装置に係り、前記第1及び第2のガイドローラ、又は前記ステージは、上下方向に移動可能になっていることを特徴とし、
請求項5記載の発明は、請求項1乃至4の何れか一に記載のテープ搬送装置に係り、前記第1及び第2のガイドローラに支持されている前記テープを押圧する、上下移動可能な第1及び第2のテープクランパを備えていることを特徴とし、
請求項6記載の発明は、テープ処理装置に係り、請求項1乃至5の何れか一に記載のテープ搬送装置を備え、かつ前記ステージと、前記テープ自体、或いは前記テープ上の被処理物を処理する手段とを備えたテープ処理部を有することを特徴とし、
請求項7記載の発明は、テープ搬送方法に係り、請求項1記載のテープ搬送装置を用いて、(1)前記テープ供給部から前記第1のガイドローラを介して前記テープを前記ステージ上に供給し、(2)次いで、前記ステージに設けられたテープを固定する手段により前記テープを予め設定された前記ステージの搬送開始位置で前記ステージに固定し、(3)次いで、前記ステージを予め設定された搬送終了位置まで前記テープの送り方向に移動させ、(4)次いで、前記ステージのテープを固定する手段から前記テープを離し、(5)次いで、前記ステージを前記テープの送り方向と逆方向に移動させて前記ステージを前記予め設定された前記ステージの搬送開始位置まで移動させることを特徴とし、
請求項8記載の発明は、請求項7記載のテープ搬送方法に係り、前記(5)のステップの後、前記(2)乃至(5)のステップを繰り返し行なうことを特徴とし、
請求項9記載の発明は、テープ処理方法に係り、請求項7又は8の何れか一に記載のテープ搬送方法を含むテープ処理方法であって、前記(2)のステップ終了後、前記テープ自体、或いは前記テープ上の被処理物の処理を行い、前記処理が終了する前記ステージ位置から前記(3)のステップ以降を行なうことを特徴とし、
請求項10記載の発明は、請求項9記載のテープ処理方法に係り、前記テープの被処理領域の先頭位置を処理開始点とし、前記テープの被処理領域の最後部位置を処理終点として前記テープ自体、或いは前記テープ上の被処理物を処理する際に、前記処理開始点から前記処理終点に至る処理経路の全長が最短になるように処理することを特徴としている。
【0015】
以下に、上記本発明の構成により奏される作用を説明する。
【0016】
本発明のテープ搬送装置及びテープ処理装置においては、テープの送り方向及びその逆方向に自在な速度で移動してテープ供給部から供給されたテープをテープの送り方向に順次搬送することが可能なステージと、テープをステージに固定する手段と、テープ供給部及びテープ収容部とステージとの間にそれぞれ設けられてテープを支持する、テープ走行の速度及び方向に応じて自在に回転可能な第1及び第2のガイドローラとを有している。
【0017】
このようなテープ搬送装置及びテープ処理装置によれば、テープをステージに固定する手段によりステージにテープを固定して送り方向に搬送し、ステージに設けられたテープを固定する手段からテープを解放した状態でステージを逆方向に戻す。これを繰り返すことによりテープを送り方向に搬送することができる。
【0018】
言い換えれば、ステージ自身がテープ搬送機能を兼ね備え、従来必要であった搬送機構が不要となる。これにより、搬送装置が簡略化されて、装置の小型化、装置コストの低減、搬送機構動作の減少に伴う搬送時間の短縮が可能となる。
【0019】
また、本来、ステージは、加工位置を正確に位置合わせする必要があることから、テープの一処理領域の範囲で動いて高精度に位置決めする機能を有しており、この機能を搬送に兼用することにより、テープ搬送時の位置決め精度を格段に向上させることが可能である。
【0020】
さらに、第1及び第2のガイドローラ、又はステージは、上下方向に移動可能となっている。従って、第1及び第2のガイドローラ、又はステージを上下方向に移動させることによりテープをステージから浮かせておくことができる。このため、テープ搬送のためステージをテープ送り方向と逆方向に移動させる場合に、ステージとテープ表面との擦れ合いを防止することができ、これにより、特に傷つき易いテープを用いたときにもテープへの損傷の発生を抑制することができる。
【0021】
また、本発明に係るステージは、ステージからテープを浮かせて保持する手段を備えているので、圧力差によるテープ固定手段を備えていない装置に関してもステージによるテープ搬送を行なえるようにすることができる。さらに、加工対象のテープ上にすでにチップ等が搭載されている場合、ステージやガイドローラ表面とテープ表面が接触することが不都合な場合がある。そのような場合に、ステージからテープを浮かせて保持する手段とテープの処理パターンの形成領域との接触を避けてステージからテープを浮かせた状態で、例えば処理パターンの形成領域の前後、又は最終的には切り取られるテープの両端部のみを当該手段により保持して、テープを順次搬送し、テープの処理を行なうことができる。この場合、第1及び第2のガイドローラ、又はステージは上下移動してもしなくてもよい。
【0022】
本発明のテープ搬送方法及びテープ処理方法においては、ステージ上のテープ載置面全面を搬送時のテープ保持面として用いることができるので、テープの保持面積が大きい。このため、幅の広いテープ(特に、横幅160mm以上)や薄いテープ(特に、厚さ40μm以下)を搬送する際に安定性が増す。
【0023】
また、テープ処理において、被処理領域の処理開始点から処理終点に至る処理経路の全長が最短になるように処理している。この場合、テープ処理中のステージ移動動作がテープ搬送動作の一部を兼ねているので、ステージ移動動作に伴い発生する無駄な動きを無くし、かつ、テープの搬送時間の短縮が可能となる。
【0024】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
【0025】
(第1の実施の形態)
(テープ搬送装置を備えたテープ処理装置の構成)
まず、この発明の第1の実施の形態であるテープ搬送装置を備えた処理装置(以下、テープ搬送/処理装置と称する。)の構成について図面を参照して説明する。
【0026】
図1は、そのようなテープ搬送/処理装置の構成について示す模式図である。
【0027】
そのテープ搬送/処理装置は、図1に示すように、テープ供給部101と、テープ供給側送り機構102と、テープ処理部103と、テープ収容側送り機構104と、テープ収容部105とから構成されている。
【0028】
テープ供給部101は、テープ17表面を保護する保護テープ20の巻き取りを行なうスペーサリール1と、テープ17走行の速度及び方向に応じて独自の駆動手段により順逆自在に回転可能なテープ供給リール2とから構成されている。
【0029】
また、テープ供給側送り機構102は、順逆自在に回転可能なガイドローラ3と、テープ17自身に延びなどの影響を与えないように重量が設定された、テープ17走行の速度及び方向に応じて自在に回転可能で、かつ上下動可能なダンサーローラ4と、テープ処理部103に送る直前のテープ17を支持し、テープ17走行の速度及び方向に応じて自在に回転可能で、かつ上下動可能な第1のガイドローラ5と、第1のガイドローラ5にテープ17を押圧してテープ17の位置ずれを防ぐテープクランパ6とから構成されている。さらに、ダンサーローラ4の上下方向の位置を検出するループセンサ15を備え、この情報によりテープ供給リール2の回転が制御されてテープ17の送りが調整される。
【0030】
テープ処理部103は、真空吸着機能(テープ17を固定する手段)を有するステージ7と処理ヘッド8を備えている。処理ヘッド8は、例えば、レーザビームを照射するものであり、或いはボンディングヘッドであり、又はテープ17上の部材又はテープ状の材料自体に対して各工程での加工状態を観察するため顕微鏡などである。必要な場合、ステージ7は真空吸着機能によりテープ17を固定して、或いは単独で、テープ17の送り方向及びその逆方向に自在な速度で移動可能となっている。即ち、ステージ7にこのような動きを行なわせるようなステージ7の駆動手段を有する。ステージ7の上のテープ17上の部材又はテープ17自体が処理ヘッド8により処理されるようになっている。
【0031】
テープ収容側送り機構104は、テープ処理部103から送出された直後のテープ17を支持し、テープ17走行の速度及び方向に応じて自在に回転可能で、かつ上下動可能な第2のガイドローラ10と、第2のガイドローラ10にテープ17を押圧してテープ17の位置ずれを防ぐテープクランパ9と、テープ17自身に延びなどの影響を与えないように重量が設定された、テープ17走行の速度及び方向に応じて自在に回転可能で、かつ上下動可能なダンサーローラ11と、順逆自在に回転可能なガイドローラ12とから構成されている。さらに、ダンサーローラ11の上下方向の位置を検出するループセンサ16を備え、この情報によりテープ収容リール13の回転が制御されてテープ17の巻取りが調整される。
【0032】
テープ収容部105は、テープ17走行の速度及び方向に応じて独自の駆動手段により順逆自在に回転可能なテープ収容リール13と、テープ17表面を保護する保護テープ20の送り出しを行なうスペーサリール14とから構成されている。
【0033】
上記テープ収容部105の機構を用いてテープ収容部105にテープ17を収容する方式として、第1に、ループセンサ16でダンサーローラ11を常に検出して、テープ収容リール13をテープ巻き取り方向又は巻き出し方向に回転させながら、徐々にテープ17を巻き取っていく方式がある。この場合、例えば、加工中はステージ7はテープ搬送方向やその逆方向にランダムに動くが、その間でも、テープ収容リール13は常にループセンサ16からのダンサーローラ11の位置情報に基づきステージ7に対して独立に正逆回転する。このように、テープ収容制御は、ループセンサ16に基づくテープ収容リール13の回転制御のみでよく、ステージ7の移動制御とは独立に行うことができるため、制御の簡易化が可能である。
【0034】
第2に、テープクランパ6、9によりテープ17がガイドローラ5、10に押圧されている間にループセンサ16がダンサーローラ11の適正位置を検出してテープ収容リール13をテープ巻き取り方向のみに回転させながらテープ17を巻き取っていく方式がある。この場合、例えばテープ17の静止時のみにテープ収容リール13をテープ送り方向に回転させる。即ち、加工中はテープ収容リール13の回転制御を停止し、あるタイミングのみループセンサ16からの情報に基づき、ダンサローラ11が適正位置にくるようにテープ収容リール13の回転を制御する。テープ収容リール13が一方向のみ及びテープ静止時のみに回転することからテープ搬送に伴うテープ17の蛇行を抑制することができる。
【0035】
なお、テープ供給部101の機構を用いてテープ収容部101からテープ17を巻き出す方式としても前記第1及び第2の方式が適用できる。
【0036】
以上のように、本発明の第1の実施の形態のテープ搬送装置及びテープ処理装置においては、テープ供給部101から供給されたテープ17を固定する手段を備え、テープ17の送り方向及びその逆方向に自在な速度で移動可能となっているステージ7を有している。さらに、テープ供給部101及びテープ収容部105とステージ7との間にそれぞれ設けられてテープ17を支持する、テープ17走行の速度及び方向に応じて自在に回転可能で、かつ上下方向に移動可能な第1及び第2のガイドローラ5、10を有している。
【0037】
真空吸着機能によりステージ7にテープ17を固定して送り方向に搬送し、第1及び第2のガイドローラ5、10を上又は下に移動させてステージ7上からテープ17を浮かせた状態でステージ7を逆方向に戻す。これを繰り返すことにより、ステージ7とテープ17との擦れ合いを防止しつつテープ17を順次送り方向に搬送することができる。
【0038】
言い換えれば、ステージ7自身がテープ搬送機能を兼ね備え、従来必要であった搬送機構が不要となる。これにより、搬送装置が簡略化されて、装置の小型化、装置コストの低減、搬送機構動作の減少に伴う搬送時間の短縮が可能となる。
【0039】
また、本来、ステージ7は処理位置を正確に位置合わせする必要があることから、高精度の位置決め機能を有しており、この機能を搬送に兼用することにより、テープ搬送時の位置決め精度を格段に向上させることが可能である。
【0040】
(テープ搬送方法を含むテープ処理方法)
次に、図1、図2(a)乃至図3(d)を参照して、本発明の第1の実施の形態に係る、上記テープ搬送/処理装置を用いた、テープ搬送方法を含むテープ処理方法(以下、テープ搬送/処理方法と称する。)について説明する。図2(a)乃至図3(d)はテープ搬送/処理装置の主要部の模式側面図である。
【0041】
図1に示すように、テープ供給リール2により送出されたテープ17はガイドローラ3、ダンサーローラ4及び第1のガイドローラ5を経てステージ7上に送られる。そして、最初のテープ17のY2の先頭位置が処理開始位置22に来るように載置され、ステージ7の真空吸着機能にてステージ7上に固定される。なお、Y1で示す領域はテープ17上に予め予定された加工パターンの形成領域であり、Y2は加工パターンの形成領域Y1が繰り返し配列された配列ピッチ(被処理領域)を示し、Y2の先頭位置を処理開始点とし、最後部位置を処理終点とする。また、23は加工パターンの形成領域Y1の先頭位置を示し、24は加工パターンの形成領域Y1の最後部位置を示す。
【0042】
この場合、テープクランパ6、9を第1及び第2のガイドローラ5、10から離し、テープ17の動きに応じて第1及び第2のガイドローラ5、10が自在に回転可能な状態にしておく。図2(a)はこのような状態を示す。
【0043】
続いて、第1及び第2のガイドローラ5、10が自在に回転可能な状態で、テープ17への処理を始める。引き続き、図2(b)に示すように、テープ送り方向又はその逆方向にステージ7を移動させながら処理を続ける。
【0044】
図2(c)に示すように、処理終了後は、テープ17をステージ7に固定した状態で、ステージ7をテープ17の搬送方向へ一定距離移動させることにより、テープ17の次の配列ピッチY4の先頭位置が処理開始位置22に来るようにテープ17が搬送される。
【0045】
図2(a)乃至(c)において、被処理領域Y2の先頭位置から最後部位置に至る処理経路の全長が最短になるように、テープ自体、或いはテープ上の被処理物を処理し、搬送を行なう。
【0046】
続いて、テープクランパ6、9によりテープ17を第1及び第2のガイドローラ5、10に押圧する。図2(d)は、テープ17が次の配列ピッチY4の先頭位置が処理開始位置22に来るように搬送された後、テープクランパ6、9により押圧された状態を示す。なお、Y3で示す領域はテープ17上に予め予定された加工パターンの形成領域であり、Y4は加工パターンの形成領域Y3が繰り返し配列された配列ピッチ(被処理領域)を示し、Y4の先頭位置を処理開始点とし、最後部位置を処理終点とする。
【0047】
次いで、図3(a)に示すように、ステージ7の真空吸着を解除した後、第1及び第2のガイドローラ5、10を上方に移動させ、テープ17をステージ7表面から浮かせる。続いて、ステージ7をテープ17の搬送方向とは逆の方向にテープ17の下で移動させる。この場合、図3(b)に示すように、ステージ7上方に次の配列ピッチY4全体を含むようにステージ7を移動させる。
【0048】
次に、図3(c)に示すように、テープ17がテープクランパ6、9により第1及び第2のガイドローラ5、10に押圧された状態で、テープクランパ6、9及び第1及び第2のガイドローラ5、10を下方に移動させ、テープ17をステージ7表面に接触させた後、テープ17をステージ7の真空吸着機能にてステージ7表面に固定する。
【0049】
次いで、図3(d)に示すように、テープ17の処理を開始するため、テープクランパ6、9を第1及び第2のガイドローラ5、10から離し、テープ17の移動が可能な状態し、かつテープ17の動きに応じて第1及び第2のガイドローラ5、10が自在に回転可能な状態にしておく。
【0050】
その後、図2(a)に示す工程に戻り、テープ17の次の被処理領域Y4の処理を開始する。以降、図2(b)乃至図3(d)の工程を繰り返して、順次、テープ17を搬送しつつ、テープ17の処理を行なっていく。なお、テープ17の巻き出し又は収容は上記説明した第1又は第2の方式の何れかで行なう。
【0051】
以上のように、本発明のテープ搬送方法を含むテープ処理方法においては、テープ搬送のためステージ7をテープ送り方向と逆方向に移動させる際に、第1及び第2のガイドローラ5、10を上下方向に移動させることによりテープ17をステージ7から浮かせている。このため、ステージ7とテープ17表面との擦れ合いを防止することができ、これにより、特に、テープ17の表面が傷つき易い場合、テープ17への損傷の発生を抑制することができる。
【0052】
さらに、ステージ7上のテープ載置面全面を搬送時のテープ保持面として用いることができるので、特に横幅160mm以上又はテープ厚さ40μm以下のテープ17を安定して搬送する上で、顕著な効果を有する。
【0053】
また、テープ17処理において、加工パターンの形成領域Y1の先頭位置から最後部位置に至る処理経路の全長が最短になるように処理している。この場合、テープ17処理中のステージ7移動動作がテープ17搬送動作の一部を兼ねているので、ステージ7移動動作に伴い発生する無駄な動きを無くし、かつ、テープ17の搬送時間の短縮が可能となる。
【0054】
(第2の実施の形態)
(テープ搬送/処理装置の構成)
図4は、第2の実施の形態に係るテープ搬送/処理装置の構成を示す模式図である。図5(a)、(b)はテープ17を浮かせた状態でステージ18に保持する機構19a、19bを示す上面図である。
【0055】
そのテープ搬送/処理装置は、図4に示すように、第1の実施の形態と同様に、テープ供給部201と、テープ供給側送り機構202と、処理部203と、テープ収容側送り機構204と、テープ収容部205とから構成されている。
【0056】
第2の実施の形態に係るテープ搬送/処理装置では、図1のテープ搬送/処理装置と比較して、ステージ18からテープ17を浮かせた状態でステージ18に保持する機構19を有することを特徴としている。テープ17を浮かせた状態でステージ18に保持する機構19として、例えば、図5(a)のように、加工パターンの形成領域の前後2カ所においてテープ17の幅方向に渡って保持する機構19aや、図5(b)のように、最終的には切り取られるテープ17の両端部17aであって被処理領域の角部4カ所のみを保持する機構19bがある。何れの場合も、テープ17を保持する機構19a、19bは、例えば、テープ17を上下から挟持するようなものでよい。この場合、テープ17の固定及び解除は、テープ17上面の挟持部品が上下することにより行われる。なお、第1及び第2のガイドローラ5、10は上下移動しても、しなくてもよい。
【0057】
また、図1のテープ搬送/処理装置と比較して、テープ供給側送り機構202のテープ供給リール群の構成、及びテープ収容側送り機構204のテープ巻取りリール群の構成が異なる。即ち、図4に示すテープ搬送/処理装置では、ガイドローラ3、12、ダンサーローラ4、11及びループセンサ15、16を省略している。テープ供給リール2から送り出されたテープ17は直に第1のガイドローラ5に送られ、さらに第1のガイドローラ5を経てステージ18に送られる。また、ステージ18から第2のガイドローラ10に送られ、第2のガイドローラ10を経て直にテープ収容リール13に巻き取られる。
【0058】
その他の構成は、図1のテープ搬送/処理装置と同じであり、図1と同じ符号で示すものは図1と同じものを示す。
【0059】
以上のように、本発明の第2の発明の実施の形態のテープ搬送/処理装置によれば、ステージ18からテープ17を浮かせた状態でステージ18に保持する機構19を有している。
【0060】
従って、圧力差によるテープ固定手段を備えていない装置に関しても当該機構19によりステージ18によるテープ搬送を行なうことができる。
【0061】
さらに、加工対象のテープ17上にすでにチップ等が搭載されている場合、ステージ18やガイドローラ5、10表面とテープ17表面が接触することが不都合な場合がある。そのような場合に、ステージ18からテープ17を浮かせて保持する機構19とテープ17の加工パターンの形成領域との接触を避けてテープをステージから浮かせた状態で、例えば加工パターンの形成領域の前後、又は最終的には切り取られるテープ17の両端部17aのみを当該機構19により保持して、テープを順次搬送し、テープの処理を行なうことが可能である。このような機構を備えることにより、テープ処理時間の短縮や機構上の簡易化が可能である。
【0062】
(テープ搬送/処理方法)
次に、この発明の第2の実施の形態に係るテープ搬送/処理装置を用いたテープ搬送/処理方法について図4を参照して説明する。
【0063】
この場合、ステージ18へのテープ17の保持状態を除き、図2(a)乃至(d)、及び図3(a)乃至(d)と同じ工程を経るので、これらの図面も参照して説明する。
【0064】
テープ供給リール2によりテープ17を送出し、ガイドローラ3、ダンサーローラ4及び第1のガイドローラ5を介してステージ18上に送る。そして、最初のテープ17の配列ピッチY2の先頭位置が処理開始位置22に来るように停止する(図1及び図2(a)参照)。テープ収容部205側では、第2のガイドローラ10を介して送られた分だけテープ17がテープ収容リール13に巻き取られる。この場合、テープ17は、図2(a)と異なり、テープ17はステージ18から浮いた状態にある。
【0065】
続いて、テープ17をステージ18上方に浮かせた状態で、例えば図5(b)に示すステージ18のテープ保持機構19bにて、最終的には切り取られるテープ17の両端部17aであって被処理領域の4角のみを固定し、かつテープクランパ6、9を第1及び第2のガイドローラ5、10から離し、テープ17の動きに応じて第1及び第2のガイドローラ5、10が自在に回転可能な状態にしておく。テープ17をステージ18から浮かせた状態で、テープ17への処理を始める(図2(b)参照)。引き続き、ステージ18を移動させて処理を続ける。
【0066】
処理終了後は、テープ17をステージ18から浮かせてステージ18に固定した状態で、ステージ18をテープ17の搬送方向へ一定距離移動させることにより、テープ17の次の配列ピッチY4の先頭位置が処理開始位置22に来るようにテープ17が搬送される(図2(c)参照)。続いて、テープクランパ6、9によりテープ17を第1及び第2のガイドローラ5、10に押圧する(図2(d)参照)。この場合、図2(d)と異なり、テープ17をステージ18から浮かせた状態でテープクランパ6、9により押圧されることになる。
【0067】
次いで、ステージ18へのテープの保持状態を解除した後、第1及び第2のガイドローラ5、10を上方に移動させ、テープ17をテープ保持機構19から離す(図3(a)参照)。続いて、ステージ18をテープ17の搬送方向とは逆の方向にテープ17の下で移動させる。この場合、ステージ18上方に次の配列ピッチY4全体が含まれるようにステージ18を移動させる(図3(b)参照)。
【0068】
次に、テープクランパ6、9により押圧された状態で、テープクランパ6、9及び第1及び第2のガイドローラ5、10を下方に移動させ、テープ17をステージ18上のテープ保持機構19まで下げた後、テープ17をステージ18から浮かせた状態でステージ18上のテープ保持機構19にてテープ17をステージ18に固定する(図3(c)参照)。
【0069】
次いで、テープ17の処理を開始するため、テープクランパ6、9を第1及び第2のガイドローラ5、10から離し、テープ17の動きに応じて第1及び第2のガイドローラ5、10が自在に回転可能な状態にする(図3(d)参照)。
【0070】
その後、図2(a)の工程に戻り、テープ17の処理を開始する。以降、図2(b)乃至図3(d)の工程を繰り返して、順次、テープ17を搬送しつつ、テープ17の処理を行なっていく。
【0071】
なお、上記第2の実施の形態のテープ搬送/処理方法では、上下方向に移動可能な第1及び第2のガイドローラ5、10を備えたテープ搬送/処理装置を用いてテープ搬送/処理方法を説明しているが、第1及び第2のガイドローラ5、10は上下方向には移動しなくてもよい。
【0072】
以上のように、この発明の実施の形態の搬送/処理方法によれば、ステージ18やガイドローラ5、10表面とテープ17表面が接触することが不都合な場合において、ステージとテープ表面との接触を防止しつつテープをステージから浮かせた状態で保持して、順次搬送し、テープ17の処理を行なうことが可能である。
【0073】
以上、実施の形態によりこの発明を詳細に説明したが、この発明の範囲は上記実施の形態に具体的に示した例に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の上記実施の形態の変更はこの発明の範囲に含まれる。
【0074】
例えば、第1の実施の形態では、第1及び第2のガイドローラ5、10はテープ送り方向及びその逆方向への回転と、上下方向の移動を行なうが、上下方向の移動を行なわず、テープ送り方向及びその逆方向への回転のみを行なうようにしてもよい。
【0075】
また、ステージ7表面からテープ17を浮かせるため、第1及び第2のガイドローラ5、10を上下方向に移動させる代わりに、ステージ7を上下移動させてもよい。
【0076】
ステージ7を上下移動させる構成は第2の実施の形態にも適用できるが、第2の実施の形態では、ステージ18は上下移動可能な機能を備えていてもいなくてもよい。これは、もともとステージ18からテープ17を浮かせた状態で保持できるので、ステージ18をテープ17の送り方向と逆方向に移動させる場合において、ステージ18が上下移動しても、しなくても、テープ17とステージ18とが擦れ合うことは無いからである。
【0077】
また、ステージ7、18はテープ17の下側に設けられ、テープ17を下側で支持しているが、テープ17の上側に設けられ、テープ17を上側で支持するようにしてもよい。この場合、処理ヘッド8は下側に配置されることになる。
【0078】
【発明の効果】
以上のように、本発明のテープ搬送装置及びテープ処理装置においては、テープの送り方向及びその逆方向に自在な速度で移動してテープ供給部から供給されたテープをテープの送り方向に順次搬送することが可能なステージを有している。言い換えれば、ステージ自身がテープ搬送機能を兼ね備え、従来必要であった搬送機構が不要となる。これにより、搬送装置が簡略化されて、装置の小型化、装置コストの低減、搬送機構動作の減少に伴う搬送時間の短縮が可能となる。
【0079】
また、本来、ステージは、加工位置を正確に位置合わせする必要があることから、処理部の範囲で動いて高精度に位置決めする機能を有しており、この機能を搬送に兼用することにより、テープ搬送時の位置決め精度を格段に向上させることが可能である。
【0080】
さらに、第1及び第2のガイドローラ、又はステージは、上下方向に移動可能となっている。従って、ステージをテープ送り方向と逆方向に移動させる場合に、テープをステージから浮かせておくことができるため、ステージとテープ表面との擦れ合いを防止することができる。これにより、テープへの損傷の発生を抑制することができる。
【0081】
また、ステージは、テープをステージから浮かせて保持する手段を備えているので、ステージやガイドローラ表面とテープ表面が接触することが不都合な場合において、ステージとテープ表面との接触を防止しつつテープをステージから浮かせた状態で保持して、順次搬送し、テープの処理を行なうことが可能である。
【0082】
本発明のテープ搬送方法及びテープ処理方法においては、ステージをテープ送り方向とは逆方向に移動させる際にテープをステージから浮かせた状態でステージを移動させているので、ステージとテープとの擦れ合いを防止しつつ順次テープを搬送することが可能となる。このため、特に傷つき易いテープを用いた場合テープ表面への損傷の発生を抑制することができる。
【0083】
さらに、ステージ上のテープ載置面全面を搬送時のテープ保持面として用いることができるので、テープの保持面積が大きい。このため、幅の広いテープや薄いテープを搬送する際に安定性が増す。
【0084】
また、テープ処理において、被処理領域の処理開始点から処理終点に至る処理経路の全長が最短になるように処理している。この場合、テープ処理中のステージ移動動作がテープ搬送動作の一部を兼ねているので、ステージ移動動作に伴い発生する無駄な動きを無くし、かつ、テープの搬送時間の短縮が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態であるテープ搬送/処理装置の構成を示す模式図である。
【図2】(a)乃至(d)は、本発明の第1の実施の形態であるテープ搬送/処理方法を示す模式側面図(その1)である。
【図3】(a)乃至(d)は、本発明の第1の実施の形態であるテープ搬送/処理方法を示す模式側面図(その2)である。
【図4】本発明の第2の実施の形態であるテープ搬送/処理装置の構成を示す模式図である。
【図5】(a)、(b)はテープを浮かせた状態でステージに保持する機構を示す上面図である。
【図6】従来例であるテープ搬送/処理装置の構成を示す模式図である。
【符号の説明】
1、14 スペーサリール
2 テープ供給リール
3、12 ガイドローラ
4、11 ダンサーローラ
5 第1のガイドローラ
6、9 テープクランパ
7、18 ステージ
8 処理ヘッド
10 第2のガイドローラ
13 テープ収容リール
15、16 ループセンサ
17 テープ
19、19a、19b テープ保持機構(テープを固定する手段)
20 保護テープ
22 処理開始位置
23 加工パターンの形成領域の先頭位置
24 加工パターンの形成領域の最後部位置
101、201 テープ供給部
102、202 テープ供給側送り機構
103、203 テープ処理部
104、204 テープ収容側送り機構
105、205テープ収容部
Y1 加工パターンの形成領域
Y2 配列ピッチ(被処理領域)

Claims (10)

  1. テープ供給部と、
    テープの送り方向及びその逆方向に自在な速度で移動して前記テープ供給部から供給されたテープを順次前記テープの送り方向に搬送することが可能となっているステージと、
    前記テープ供給部から供給されたテープを前記ステージに固定する手段と、
    前記ステージを通ってきたテープを収容するテープ収容部と、
    前記テープ供給部及び前記テープ収容部と前記ステージとの間にそれぞれ設けられて前記テープを支持する、前記テープ走行の速度及び方向に応じて自在に回転可能な第1及び第2のガイドローラとを有することを特徴とするテープ搬送装置。
  2. 前記ステージに設けられたテープを固定する手段は、圧力差により前記テープを固定する手段であることを特徴とする請求項1記載のテープ搬送装置。
  3. 前記ステージに設けられたテープを固定する手段は、前記ステージから前記テープを浮かせて保持する手段であることを特徴とする請求項1記載のテープ搬送装置。
  4. 前記第1及び第2のガイドローラ、又は前記ステージは、上下方向に移動可能になっていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか一に記載のテープ搬送装置。
  5. 前記第1及び第2のガイドローラに支持されている前記テープを押圧する、上下移動可能な第1及び第2のテープクランパを備えていることを特徴とする請求項1乃至4の何れか一に記載のテープ搬送装置。
  6. 請求項1乃至5の何れか一に記載のテープ搬送装置を備え、かつ前記ステージと、前記テープ自体、或いは前記テープ上の被処理物を処理する手段とを備えたテープ処理部を有することを特徴とするテープ処理装置。
  7. 請求項1記載のテープ搬送装置を用いて、
    (1)前記テープ供給部から前記第1のガイドローラを介して前記テープを前記ステージ上に供給し、
    (2)次いで、前記ステージに設けられたテープを固定する手段により前記テープを予め設定された前記ステージの搬送開始位置で前記ステージに固定し、
    (3)次いで、前記ステージを予め設定された搬送終了位置まで前記テープの送り方向に移動させ、
    (4)次いで、前記ステージのテープを固定する手段から前記テープを離し、
    (5)次いで、前記ステージを前記テープの送り方向と逆方向に移動させて前記ステージを前記予め設定された前記ステージの搬送開始位置まで移動させることを特徴とするテープ搬送方法。
  8. 前記(5)のステップの後、前記(2)乃至(5)のステップを繰り返し行なうことを特徴とする請求項7記載のテープ搬送方法。
  9. 請求項7又は8の何れか一に記載のテープ搬送方法を含むテープ処理方法であって、
    前記(2)のステップ終了後、前記テープ自体、或いは前記テープ上の被処理物の処理を行い、前記処理が終了する前記ステージ位置から前記(3)のステップ以降を行なうことを特徴とするテープ処理方法。
  10. 前記テープの被処理領域の先頭位置を処理開始点とし、前記テープの被処理領域の最後部位置を処理終点として前記テープ自体、或いは前記テープ上の被処理物を処理する際に、前記処理開始点から前記処理終点に至る処理経路の全長が最短になるように処理することを特徴とする請求項9記載のテープ処理方法。
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