JP4806605B2 - センサネットワークシステム及びセンサネットワークのデータ管理方法 - Google Patents

センサネットワークシステム及びセンサネットワークのデータ管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、ネットワークに接続した多数のセンサノードからの情報を利用する技術に関し、特に、ノード間を移動可能なセンサノードが送信した情報を管理する技術に関する。
近年、多数のセンサノードから得られるセンシングデータを、ネットワークを通じて取得するセンサネットワークシステム(以下、センサネットシステム)の技術が発展しつつある。センサネットシステムは、多数のセンサノードが取得した情報を、ネットワークを通してセンサノードから離れた場所の計算機や装置で利用する。
センサネットシステムでは、多数のセンサノードが取得したセンシングデータを、中継局や基地局を介してサーバ計算機などへ送信し、サーバ計算機が各センサノードの情報を収集する。このような構成のセンサネットシステムでは、センサノードが取得したセンシングデータをそのまま上位のサーバ計算機へ送信すると、センサネットシステムのトラフィックが膨大となって、上位のサーバ計算機では必要な情報を容易に特定するのが難しくなる。そこで、センサノードが取得したセンシングデータのうち予め設定された処理条件を満足したセンシングデータのみを上位のサーバ計算機へ送信するものが知られている(例えば、特許文献1)。
特開平11−39034号公報
センサノードを移動体通信網に接続し、物流システムに適用する場合、輸送過程の物品の状態をリアルタイムで監視することができる。例えば、トラックなどの車両で輸送されるコンテナに無線通信装置を含んだセンサノードを搭載し、コンテナを集配する倉庫やトラックターミナルなどにセンサノードと通信を行う基地局等の中間装置を設け、この中間装置と上位サーバ計算機(以下、上位サーバ)をWANなどで接続する。そして、中間装置がセンサノードのセンシングデータを取得し、上位サーバへ取得したセンシングデータを転送することで、上位サーバでは、移動中のコンテナの状態をリアルタイムで監視することができる。
ここで、上記従来例を基地局などの中間装置に適用すれば、予め設定した処理条件を満たしたセンシングデータのみを上位サーバに送信することができる。これにより、センサノードで常時コンテナを監視しながら、必要なセンシングデータのみを上位サーバ計算機へ送ることができ、不要なセンシングデータを送信するのを防止できる。
しかしながら、上記従来例では、予め処理条件を中間装置に設定しておく必要があるため、監視対象のコンテナが通過する可能性のある中間装置の全てに対して処理条件を設定しておかねばならず、多数の中間装置を備えた物流システムでは、コンテナ毎に流通経路を特定し、当該流通経路の全ての中間装置に処理条件を事前に配信する処理が必要になるという問題があった。あるいは、コンテナ毎の流通経路を特定せずに全ての中間装置に監視対象となるコンテナのセンサノードの処理条件を設定することもできる。しかし、この場合、各中間装置には、通過する予定のないセンサノードの処理条件も設定されることになり、基地局などの中継装置に必要とされる記憶容量と、中継装置の処理負荷が増大する、という問題があった。
さらに、上記コンテナに収容する物品を変更する際には、センシングデータの評価基準を変更する必要があり、上位サーバは新たな評価基準を各中継装置に設定しなければならない。このため、上位サーバではコンテナが通過する可能性のある中継装置に対して、新たな処理条件を再設定することになり、処理条件の再設定のために多大な労力が必要になる、という問題があった。特に、膨大な数のセンサノードを運用する大規模な物流システムなどでは、コンテナの経路を把握して新たな処理条件を再設定する処理は、上位サーバの処理負荷が過大になる恐れもあり、また、センサネットシステムのトラフィックも過大になる場合があった。
そこで本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、センサノードが測定したセンシングデータを処理条件に基づいて上位サーバへ転送するセンサネットシステムにおいて、処理条件の設定を容易にすることを目的とする。
本発明は、センサノードを備えた下位装置でセンサが観測した情報に基づくイベントを中間装置へ送信し、前記中間装置がセンサノードから受信したイベントを上位計算機に送信するセンサネットワークのデータ管理方法であって、
前記上位計算機が、前記中間装置で下位装置から受信したイベントのうち、予め設定した条件を満たす観測イベントのみを前記上位計算機へ送信するための配送条件を記憶する手順と、上位計算機は、前記中間装置から接続イベントを受信したときに、当該接続イベントに基づいて決定した配送条件を、前記接続イベントを送信した中間装置に送信する手順と、前記中間装置は、前記下位装置から受信したイベントが、前記上位装置に転送すべき接続イベントか該中間装置の記憶装置に記憶又は破棄すべき観測イベントの何れであるかを判定する手順と、前記中間装置が、前記接続イベントを受信したときには当該接続イベントを前記上位計算機へ送信する手順と、前記中間装置が、前記上位計算機から前記接続イベントに対応する配送条件を受信したときには、前記接続イベントに対応する下位装置の識別子に配送条件を対応付けて配送条件管理部へ格納する手順と、前記下位装置の識別子に対応する配送条件を取得して、前記観測イベントが前記配送条件を満足した場合のみ、当該観測イベントを前記上位計算機へ送信する手順と、を含む。
また、前記配送条件を記憶する手順は、前記配送条件を前記下位装置の識別子毎に設定しており、前記接続イベントを送信した中間装置に前記配送条件を送信する手順は、前記接続イベントの送信元の下位装置の識別子に対応する配送条件を前記記憶した配送条件から抽出する。
さらに、前記上位計算機が、前記下位装置の識別子毎に観測イベントを受信したときに所定の処理を実行するための実行条件を予め設定し、前記上位計算機が、前記中間装置から観測イベントを受信したときには、前記観測イベントに含まれる下位装置の識別子に基づいて前記実行条件を取得して、前記観測イベントが前記実行条件を満足した場合のみ、前記所定の処理を実行する。
したがって、本発明は、中間装置のいずれかと接続可能なセンサノードを備えた下位装置の観測イベントを監視する際に、観測イベントの配送条件を上位計算機に設定すればよいので、下位装置の所在を気にすることなく極めて容易に配送条件の設定を行うことが可能となるのである。
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用するセンサネットワークシステム(以下、センサネットシステム)の一例を示すブロック図である。
<センサネットシステムの構成>
センサネットシステムは、環境に分散する多数のセンサノード1に設けたセンサにより環境情報を観測し、PAN(Personal Area Network)等で構成された無線ネットワーク6を介して接続されたPAN管理サーバ2を経由して観測情報を上位サーバ4に配送する。そして、上位サーバ4で観測情報を収集することで、ユーザ端末5の意思決定の支援などを実現する計算機システムである。上位サーバ4は、収集した観測情報を格納するデータベースを備える。
本実施形態では、複数の倉庫#1、#2の間を移動するコンテナ10に無線ネットワーク6を介して観測情報を送信可能なセンサノード1を設置し、コンテナ10で輸送する物品の状態をセンサノード1の観測情報に基づいて上位サーバ4で管理するコンテナ管理システムに本発明のセンサネットシステムを適用した例を示している。
センサノード1は、温度センサや湿度センサなどのセンサを有し、物品を輸送するコンテナ10に取り付けられ、内部の環境情報を測定し、無線ネットワーク6を介して接続可能なPAN管理サーバ2に観測情報を送信する。
図1に示す倉庫#1と倉庫#2には、無線ネットワーク6を介してセンサノード1と通信可能なPAN管理サーバ2がそれぞれ配置される。各倉庫#1、#2のPAN管理サーバ2は有線ネットワークなどで構成されたWAN(Wide Area Network)7を介して上位サーバ4に接続される。また、WAN7には、観測情報の配送ルールや観測情報が所定の条件を満たしたときに実行するアクションルールを処理条件として上位サーバ4に設定したり、センサノード1が送信した観測情報に基づいて上位サーバ4から通知を受けるユーザ端末5が接続される。
PAN管理サーバ2は、配下に新たなセンサノード1が接続されると、WAN7を介して接続された上位サーバ4に新たなセンサノード1の識別子を通知する。
上位サーバ4は、当該センサノード1に対して配送ルールが割り当てられていれば、PAN管理サーバ2へ配送ルールを送信する。そして、PAN管理サーバ2は、上位サーバ4から与えられた配送ルールに従って、センサノード1から受信した観測情報を後述するように処理する。
配送ルールは、センサノード1から受信するデータのうちどの様な条件のデータを上位装置に転送すべきかの条件を規定するものである。例えば、センサノード1のセンサ107が温度センサを含む場合、「観測情報が所定の温度を超えたら、この観測情報を上位サーバ4へ観測情報を転送する」という定義で構成される。又、データ選択の条件に加えて、配送すべき上位装置(上位サーバ4)のID等、受信したデータの加工規則なども含まれていても良い。特に配送すべき上位装置まで規定しておけば、上位装置の管理ニーズに沿って観測イベントの振り分けが可能となる。ここで、PAN管理サーバ2は、無線ネットワーク6を介して新たなセンサノード1の参加や離脱を検知したり、センサノード1からの観測情報を上位サーバ4へ送信する計算機であり、中間装置または基地局として機能する。
上位サーバ4は、ユーザ端末5に対して収集した観測情報の提供や、WAN7上の装置に対して観測情報に基づく指令や通知などのアクションを行うサーバノードとして機能する。
なお、PAN管理サーバ2は、コンテナ10にRFIDタグ11が添付されている場合に、このRFIDタグ11を読み取るRFIDリーダ12を備える。また、RFIDリーダ12は、倉庫#1、#2にそれぞれ配置される。RFIDタグ11にはコンテナ10の固有の識別子が格納されている。PAN管理サーバ2は、RFIDリーダ12でコンテナ10の識別子を読み込む。また、コンテナ10はセンサノード1を含む下位装置として機能する。また、図1においては、倉庫#1のPAN管理サーバ2も図示はしないがRFIDリーダ12を備えるものとする。
次に、図1に示したセンサネットシステムの各構成要素の詳細について、以下に説明する。
<センサノードのハードウェア構成>
図2は、センサノード1の構成を示すブロック図である。センサノード1は、環境を観測し、観測情報を観測イベントとして発行するノードである。センサノード1は、メモリ101とCPU103と、データの長期記録を行う不揮発性の外部記憶装置102と、環境の観測を行うセンサ107と、センサノード1を周期的に起動させるタイマ104と、PAN6を介してPAN管理サーバ2と無線通信を行う無線通信装置105と、センサノード1の各部に電力を供給する電池106とを含む。
なお、イベントとは、ノード(センサノード1またはPAN管理サーバ2)が自発的に発行する状態や状態変化を表す情報を格納した情報を示し、コマンドはノードに対して何らかの処理を依頼するための情報を示す。
センサノード1の起動時に、フラッシュメモリなどで構成された外部記憶装置102に記録されているプログラムをメモリ101上に読み込み、CPU103で実行することにより、後述するように所定の周期(測定間隔)でセンサ107を駆動して観測情報を取得し、PAN管理サーバ2へ送信する。センサノード1では、電池106の無駄な消耗を防いで、長期間の使用を実現するためタイマ104に予め設定された測定間隔毎にCPU103を起動して観測情報の取得と送信を行い、その後、CPU103及び各部はスリープ状態に移行する処理を繰り返して実行する。なお、センサノード1の測定間隔は、例えば、5分などに設定され、間欠的に観測情報をPAN管理サーバ2へ送信する。
また、センサ107は、例えば温度センサ、湿度センサ、照度センサ、ボルトの緩みを検知するひずみセンサ、椅子への着座や扉の開閉を検知する圧力センサ、人の存在を検知する赤外線センサ、脈拍を検知する赤外線センサなどがあげられる。また、衣服などに装着する名札ノードもセンサノードの一種であり、ユーザのボタン操作による入力を検知するスイッチがセンサデバイスとなる。
<RFIDタグの構成>
図3は、RFIDタグ11の構成を示すブロック図である。RFIDタグ11は、RFIDリーダ12と通信を行って、コンテナ10の個体を認識させる装置である。
RFIDタグ11は、固有の識別子を格納するID記憶部111と、CPU112と、RFIDリーダ12と無線通信行う通信装置113とを含む。
<PAN管理サーバのハードウェア構成>
図4は、PAN管理サーバ2の構成を示すブロック図である。PAN管理サーバ2は、通信を中継するノードであり、メモリ201、CPU203、データの長期記録を行う不揮発性の外部記憶装置202、無線ネットワーク6を介して無線通信を行う無線通信部と、有線ネットワークで構成されたWAN7と通信を行う有線通信部を備えた通信装置205と、配下のセンサノード1の接続解除を検知するためのタイマ204と、PAN管理サーバ2の各部に電力を供給するACアダプタ208と、管理者などの操作を受け付けるキーボード206及び情報を表示するディスプレイ407とから構成される。PAN管理サーバ2の起動時には、ディスク装置などで構成された外部記憶装置202に記録されているプログラムをメモリ201上に読み込み、CPU203で実行することにより所定の処理を行う。なお、PAN管理サーバ2は、通信装置205を介してRFIDリーダ12を接続することができる。
PAN管理サーバ2の起動時には、CPU203がディスク装置などで構成された外部記憶装置202に記録されているプログラムをメモリ201上に読み込み、CPU203で実行することにより所定の処理を行う。
PAN管理サーバ2は、センサノード1が発行した観測情報を観測イベントとして受信し、上位サーバ4から取得したアクションを観測イベントに基づいて実行する。PAN管理サーバ2の主な機能は、新たなセンサノード1を配下に接続すると、上位サーバ4に新たなセンサノード1の識別子(ID)を通知する。上位サーバ4は、センサノード1の識別子(ID)に基づいて、予め設定された配送ルールをPAN管理サーバ2に通知する。PAN管理サーバ2は、新たなセンサノード1の観測イベントに関する配送ルールを取得し、センサノード1から受信した観測イベントを配送ルールに従って処理する。
<上位サーバのハードウェア構成>
図5は、上位サーバ4の構成を示すブロック図である。
図5において、上位サーバ4は、センサノード1の処理条件の配信や、イベントの収集またはイベントに基づくアクションを実行するサーバノードとして機能する。
上位サーバ4は、メモリ401、CPU403、データの長期記録を行う外部記憶装置402、WAN7との間で通信を行う通信装置405、上位サーバ4内に電力を供給するACアダプタ408、管理者などの操作を受け付けるキーボード406、情報を表示するディスプレイ407から構成される。上位サーバ4の起動時には、ディスク装置などで構成された外部記憶装置402に記録されているプログラムをメモリ402上に読み込み、CPU403で実行することにより所定の処理を行う。なお、上位サーバ4内のディスク装置に代わって、SANやNASのストレージ装置を用いるようにしても良い。
メモリ402上に読み込まれるプログラムは、ユーザ端末5から受信したセンサノード1毎の処理条件や、キーボード406から受け付けたセンサノード1毎の処理条件をデータベースに格納する。そして、上位サーバ4は、PAN管理サーバ2から新たなセンサノード1のIDを取得すると、当該IDに対応するセンサノード1の処理条件をデータベースから読み込んで、送信元のPAN管理サーバ2へ送信する。この他、上位サーバ4では、PAN管理サーバ2から受信したイベントをデータベースに蓄積したり、受信したイベントが所定の処理条件を満足したときには所定のアクションを実行する。
<センサノードの機能>
センサノード1では、タイマ104に予め設定された周期(測定間隔)が経過すると、タイマ104がCPU103に割り込みを発行し、スリープ状態のCPU103を起動する。
CPU103は、センサ107を駆動して環境の測定を行い、測定した観測情報を観測イベントとしてPAN管理サーバ2へ送信する。PAN管理サーバ2との通信が完了すると、CPU103はタイマ104を除く各部を停止させてからスリープ状態へ移行する(131)。
上記処理を繰り返すことで、所定の観測間隔(例えば、5分)でCPU103を起動して観測情報の取得とイベントの送信を実行し、センサノード1は間欠的に観測イベントを送信することができる。なお、観測イベントの送信時には、センサノード1がPAN管理サーバ2に対して接続を要求(接続イベント)し、PAN管理サーバ2が当該センサノード1の接続要求を許可した後に、センサノード1が観測情報を含むイベントを送信する。尚、本明細書において接続イベントとは、配送ルールの設定を受けるために予めPAN管理サーバ2から上位サーバ4に転送されるべく設定されているイベントを言うこととする。例えば、センサノード1があるPAN管理サーバ2によって管理される領域内に入った場合にPANに接続するためにセンサノード1が送出する接続要求であったり、又は、これまでPAN管理サーバ2が管理していないセンサノード1が送出した最初のセンシングデータを接続イベントと解して処理を実行することも可能である。
<PAN管理サーバの機能>
PAN管理サーバ2では、図6に示すように、PAN6を介してセンサノード1からイベントを受信し、また、センサノード1へコマンドを送信するPANアダプタ510と、RFリーダを介してRFIDタグ11と通信を行うRFIDアダプタ520と、WAN7を介して上位サーバ4やユーザ端末5と通信を行うWANアダプタ530と、各アダプタ510〜530が送受信するイベントや信号を処理するミドルウェア500と、ミドルウェア500が処理したイベントや信号に基づいてPAN6を管理するPANマネージャ550と、ミドルウェア500が処理したイベントや信号に基づいて所定の処理を実行するアプリケーション560が実行される。なお、通信を行うPANアダプタ510、RFIDアダプタ520、ソケットアダプタ530の総称はイベントソース5100とする。
ミドルウェア500は、配送ルールに基づいてイベントの配送を行うイベント発行部(Event Publisher)700と、コマンドの実行を行うアクションマネージャ800と、倉庫のIDなどのデータを管理するオブジェクトマネージャ600から構成される。
ミドルウェア500では、センサノード1から受信した観測イベントや、PAN管理サーバ2のタイマ204からのイベントに基づいて、新たなセンサノード1の参加や離脱を検知して、PANマネージャ550に通知する。PANマネージャ550は、ミドルウェア500からの通知に基づいて配下のPAN6に接続されたセンサノード1を管理する。
このため、ミドルウェア500のイベント発行部70に0は、配下のセンサノード1を管理するPAN管理テーブル750を備えている。なお、PANマネージャ550は、イベント発行部700を介してPAN管理テーブル750を参照し、配下のセンサノード1の管理を実行する。PAN管理テーブル750は、図8で示すように、センサノード1のIDを格納するID部751と、観測イベントの配送条件を格納する配送ルール格納部752と、からひとつのエントリを構成する。PAN管理テーブル750は、PAN管理サーバ2の配下に接続されたセンサノード1のID毎にエントリが設定され、PANマネージャ550は、PAN管理テーブル750を参照することで、配下のセンサノード1を管理することができる。なお、配送ルール格納部752に設定された、観測した温度が20°Cを超えたら上位サーバ4へ転送するという配送ルールは、上位サーバ4から取得した情報である。
<上位サーバの機能>
上位サーバ4は、ユーザ端末5から入力したセンサノード1毎の配送ルールやアクションルールや、管理者などがキーボード406等の入力装置を用いて入力した配送ルール及びアクションルールを保持し、また、PAN管理サーバ2から受信した観測イベントを格納する。
上位サーバ4では、図7で示すように、PAN管理サーバ2との間で通信を行うソケットアダプタ430と、ソケットアダプタ430が受信したイベントについて所定の処理を行うミドルウェア400と、ユーザ端末5に所定のサービスを提供するアプリケーション440が実行される。
ミドルウェア400は、ユーザ端末5やキーボード406等から、センサノード1のID毎に配送ルールやアクションルールを受け付けて、ノード管理テーブル410に格納する。そして、ミドルウェア400はPAN管理サーバ2から接続イベントを受け付けると、接続イベントのセンサノード1のIDからノード管理テーブル410を検索し、予め設定された配送ルールをPAN管理サーバ2に通知する。また、ミドルウェア400は、接続イベントを送信したPAN管理サーバ2の情報(例えば、識別子あるいは場所)をノード管理テーブルに設定し、センサノード1のID毎の所在、つまりセンサノード1を備えたコンテナの所在を管理する。また、ミドルウェア400は、PAN管理サーバ2から観測イベントを受信すると、データベース420へ格納する。また、ミドルウェア400は、観測イベントがアクションルールで定義された条件を満たすと、アクションルールで定義された処理を実行する。
アプリケーション440は、ユーザ端末5からの要求に応じて、ノード管理テーブル410の情報やデータベース420の検索を実行する。
ここで、ミドルウェア400が管理するノード管理テーブル410は、図9で示すように、センサノード1のIDを格納するID部411と、観測イベントの配送条件(配送ルール)を格納する配送ルール格納部412と、上位サーバ4で実行する処理の条件と処理の内容を定義したアクションルール格納部413と、センサノード1の所在を示す位置情報格納部414からひとつのエントリを構成する。ID部411には、センサノード1を特定可能な識別子が格納され、例えばMACアドレスなどのグローバルユニークな識別子を採用することができる。位置情報格納部414には、当該センサノード1と通信を行った最新のPAN管理サーバ2の場所の情報あるいは識別子が設定される。
図示の例では、センサノード1のIDとしてMACアドレスを用いた例を示し、ID部411がMACアドレス=00:11:22:33:44:55のセンサノード1の観測イベントについては、観測した温度が20°Cを超えたら上位サーバ4へ転送するという配送ルールが配送ルール格納部412に設定され、観測した温度が30°Cを超えたらユーザ端末5へ警報を通知する、というアクションルールがアクションルール格納部413に設定され、位置情報格納部414には、00:11:22:33:44:55の識別子を持つセンサノード1が倉庫#2にあることを示している。
<センサネットの処理の概要>
次に、センサノード1とPAN管理サーバ2と上位サーバ4及びユーザ端末5の間で行われる処理の一例について、図10のタイムチャートを参照しながら説明する。
センサノード1を利用する際には、まず、ユーザ端末5からセンサノード1の観測イベントを上位サーバ4へ送信するための配送ルールと、上位サーバ4で実行させるアクションルールを設定する(S1)。ユーザ端末5は、ミドルウェア400に対してセンサノード1のID(00:11:22:33:44:55)と、配送ルールとアクションルールを処理条件として送信する。次に、上位サーバ4は、センサノード1のIDに対応した処理条件を受信すると、ミドルウェア400が処理条件を構成する配送ルールとアクションルールをセンサノード1のIDに対応付けてノード管理テーブル410に設定する(S2)。更に、PAN管理サーバ2には、予めセンサノード1から受信するデータが接続イベントならば上位サーバ4に転送し、観測イベントであればメモリ201に保持、若しくは、廃棄するようなルールをセンサノード1のノードIDに対応づけて設定しておく。この設定は、上位サーバ4から通知するものであっても良いし、予め初期設定されていても良い。
センサノード1はコンテナ10に設定されて、車両により輸送される。例えば、図1において、センサノード1を備えたコンテナ10が、倉庫#1から移動して倉庫#2へ到着した例を以下に説明する。
センサノード1は所定の周期で起動し、倉庫#2のPAN管理サーバ2に対して接続イベントを送信する(S3)。接続イベントを受信したPAN管理サーバ2は、接続イベントに含まれるセンサノード1のID(00:11:22:33:44:55)を取得し、このiDについてPAN管理テーブル750を検索する。そして、PAN管理サーバ2は、PAN管理テーブル750に当該センサノード1のIDが存在しなければ、新たなセンサノード1(コンテナ10)が到来したと判定して、上記予め設定されているルールに基いて上位サーバ4へ接続イベントを転送する(S4)。上位サーバ4へ送信する接続イベントは、PAN管理サーバ2がセンサノード1から受信した接続イベントにPAN管理サーバ2の識別子(例えば、ID=2)を付加した情報で構成される。上位サーバ4へ接続イベントを送信した後、PAN管理サーバ2はPAN管理テーブル750にセンサノード1のID(00:11:22:33:44:55)を追加する。なお、PAN管理サーバ2のIDは、iPアドレスやMACアドレスを用いることができる。
PAN管理サーバ2から新たなセンサノード1の接続イベントを受信した上位サーバ4は、受信した接続イベントからセンサノード1のID(00:11:22:33:44:55)と、PAN管理サーバ2のID(ID=2)を取得する。上位サーバ4は、接続イベントを送信したPAN管理サーバ2のID=2に基づいて、図示しないテーブルを参照し、センサノード1の位置情報を倉庫#2と決定する。そして、上位サーバ4は、ノード管理テーブル410からセンサノード1のID(00:11:22:33:44:55)を検索し、上記決定した位置情報をノード管理テーブル410の位置情報格納部414に設定し、コンテナ10の位置を倉庫#2へ関連づける(S5)。図1のように、倉庫#1から倉庫#2へ移動した場合には、センサノード1のIDに対応する位置情報格納部414は、「倉庫#1」の位置情報が「倉庫#2」へ更新されることになる。なお、PAN管理サーバ2のIDに基づく位置情報の決定は、PAN管理サーバ2の識別子と位置情報の関係をテーブルなどに予め設定しておけばよい。
次に、上位サーバ4は、接続イベントに含まれるセンサノード1のIDに対応するノード管理テーブル410から、配送ルール(20°Cを超えたら送信)を取得して、接続イベントを送信した倉庫#2のPAN管理サーバ2へ送信する(S6)。尚、本実施形態においてはセンサノード1のノードIDに対応して検索を行ったが、これに限らず受信した接続イベントに対応して何れかの配送ルールを決定できるようにしておけば良い。例えば、PAN毎に配送ルールに設定するなども可能である。こうした場合には、予め上位サーバ4での配送ルールの格納方法を変更すれば良い。
PAN管理サーバ2は、上記S4でPAN管理テーブル750に追加したID(00:11:22:33:44:55)のエントリの配送ルール格納部752へ、上位サーバ4から受信した配送ルール(20°Cを超えたら送信)を格納する(S7)。以降、PAN管理サーバ2は、IDが00:11:22:33:44:55のセンサノード1から観測イベントを受信すると、配送ルールの条件を満足したときに配送を実行することができる。
次に、センサノード1は、上記S3で接続イベントを送信した後に、スリープ状態へ移行し、S8では所定の周期が経過したことから再度起動し、センサ107で観測を実行し、観測イベントをPAN管理サーバ2へ送信する(S8)。
センサノード1から観測イベントを受信したPAN管理サーバ2は、センサノード1のIDに基づいてPAN管理テーブル750の配送ルール格納部752から配送ルール(観測値が20°Cを超えていたら送信)を取得して、観測イベントと配送条件を比較する(S9)。観測イベントの観測値が21°Cであった場合、配送条件を満たすのでPAN管理サーバ2は観測イベントを上位サーバ4へ送信する(S10)。配送条件を満足しなければ、PAN管理サーバ2は観測イベントを破棄する。
PAN管理サーバ2から観測イベントを受信した上位サーバ4は、観測イベントに含まれるセンサノード1のID(00:11:22:33:44:55)からノード管理テーブル410を検索して、該当するIDのアクションルール格納部412からアクションルール(30°Cを超えていたら警報を通知)を取得する。そして、上位サーバ4は、観測イベントの観測値と、アクションルールの条件を比較する(S11)。この例では、観測値が21°Cであるのでアクションの実行条件を満足しないので、アクションは実行しない。なお、上位サーバ4は、受信した観測イベントをセンサノード1のIDに対応付けてデータベース420へ格納する。
センサノード1は観測イベントを送信した後に、スリープ状態へ移行して所定の周期で再起動し、観測イベントをPAN管理サーバ2へ送信する(S12)。このとき、観測イベントの観測値が31°Cであったとする。S13では上記S9と同様に配送ルールに基づいて配送条件を判定し、観測値が31°Cであるので配送条件を満たしているため、観測イベントを上位サーバ4へ送信する(S14)。
観測イベントを受信した上位サーバ4は、上記S11と同様にアクションルールを取得して観測値=31°Cでアクションの実行条件を判定する(S15)。観測値が実行条件を満たしているの、上位サーバ4はアクションルール格納部412に設定されているアクションを実行し、ユーザ端末5へ温度が所定値を超えたことを示す警報を送信する。
ここで、センサノード1は、接続イベントを送信することで新たに通信を行うことをPAN管理サーバ2に通知することができる。しかし、コンテナ10が倉庫#2を離れる際には、センサノード1から通知を受けることができない。
そこで、PAN管理サーバ2は、センサノード1から観測イベントを受信した時点からタイマ204で所定の監視時間T1(例えば10分)までカウントを行い、監視時間T1を経過した時点で同一のセンサノード1から観測イベントを受信していなければセンサノード1(コンテナ10)が当該PAN管理サーバ2の配下から離れたことを判定する。
つまり、図8において、PAN管理サーバ2は、センサノード1から観測イベントを受信するたびに、タイマ204で所定の監視時間T1までカウントを開始する。例えば、S8でタイマ204のカウントを開始すると、監視時間T1を経過する以前のS12でセンサノード1が観測イベントを送信する。この観測イベントを受信した後、PAN管理サーバ2は、再度タイマ204でカウントを開始する。
コンテナ10が倉庫#2から離れ、PAN管理サーバ2の通信圏外へ移動すると、PAN管理サーバ2はセンサノード1からの観測イベントを受信することはできず、監視時間T1が経過する。この時点で、PAN管理サーバ2は同一のセンサノード1から観測イベントを受信したか否かを判定する(S17)。監視時間T1内に同一のセンサノード1から観測イベントを受信していなければ、PAN管理サーバ2は、倉庫#2から離れたセンサノード1のIDに対応するPAN管理テーブル750上のエントリを削除する(S18)。このとき、PAN管理サーバ2が、上位サーバ4に対して配下から離脱したセンサノード1のIDを通知するようにしても良い。この場合、通知を受けた上位サーバ4は、センサノード1のIDに対応するノード管理テーブル410のエントリにおいて、位置情報414を削除したり、接続を解除した識別子を付加するようにしても良い。
以上のように、新たなセンサノード1を検知したPAN管理サーバ2は、このセンサノード1のIDに、当該PAN管理サーバ2のIDを含めた情報を接続イベントとして上位サーバ4へ送信する。 そして、上位サーバ4は接続イベントのセンサノード1のIDからノード管理テーブル410を検索し、対応する配送ルールをPAN管理サーバ2へ送信する。PAN管理サーバ2は上位サーバ4から受信した配送ルールに含まれる配送条件でセンサノード1から受信した観測イベントを監視して、配送条件が成立したときに観測イベントを送信することができる。
したがって、センサノード1を用いてコンテナ10を管理するセンサネットシステムは、ユーザ端末5からセンサノード1(コンテナ10)毎の配送ルールとアクションルールとを上位サーバ4に設定しておくだけで、任意のPAN管理サーバ2へ配送ルールを配信することができる。管理者などはコンテナ10(センサノード1)の移動経路や現在位置を知る必要はなく、上位サーバ4に対してのみ配送ルールとアクションルールを設定しておくだけよい。また、上位サーバ4は、センサノード1が到着したPAN管理サーバ2に対してのみ当該センサノード1の配送ルールを送信し、配送条件をPAN管理サーバ2で判定することで、必要な情報のみをユーザ端末5等へ送信することができ、センサネットシステム全体の通信量が過大になるのを防ぐことが可能となる。また、PAN管理サーバ2では、現在接続中のセンサノード1の配送ルールのみを格納すればよいので、PAN管理サーバ2のメモリ等のリソースを有効に利用することができる。
<PAN管理サーバの処理>
次に、PAN管理サーバ2で行われる処理の一例について、図11のフローチャートを参照しながら説明する。PAN管理サーバ2では、受信した内容がコマンドの場合(S20)、上位サーバ4からの配送ルール設定コマンドであるか否かを判定する(S21)。配送ルール設定コマンドの場合には、S22へ進んでイベント発行部700のPAN管理テーブル750にセンサノード1のIDと配送ルールを追加する。
PAN管理サーバ2は、センサノード1からイベントを受信した場合(S23)、受信したイベントがセンサノード1からの接続イベントであるか否かを判定する(S24)。接続イベントであれば、PAN管理サーバ2は上位サーバ4に当接続イベントを送信する(S25)。一方、受信したイベントが接続イベントではない場合、観測イベントであるか否かを判定する(S26)。観測イベントの場合には、観測イベントに含まれるセンサノード1のIDに対応する配送ルールを取得して、観測イベントの値が配送ルールの配送条件を満足しているか否かを判定する(S27、S28)。観測イベントの値が配送条件を満足するときは、センサノード1からの観測イベントに、自PAN管理サーバ2のIDを付加した観測イベントを上位サーバ4に送信する(S29)。ここで、対応する配送ルールが設定されていなければ、まだ上位サーバ4に認識・管理されていないということなので、得られた観測イベントは設定に従ってメモリに保持するか破棄する。
尚、PAN管理サーバ2としては、S21、S23,S26の3種類の動作に対応できれば良く、その動作順序についてはこの実施形態に限らない。
なお、上記図10で示したように、PAN管理サーバ2から離れて通信ができなくなったセンサノード1を検知するため、上記S26で観測イベントを受信したときには、タイマ204を起動して所定の監視時間T1までカウントさせる。監視時間T1が経過すると、タイマ204がCPU203に割り込み(接続解除イベント)をかけて割り込み処理を開始する。この割り込み処理では、監視時間T1内にS26で観測イベントを受信したセンサノード1と同一のセンサノード1から観測イベントを受信したか否かを判定する。観測イベントを受信していれば当該センサノード1はPAN管理サーバ2の通信圏内にあると判定する。一方、同一のセンサノード1から観測イベントを受信していなかった場合は、センサノード1がPAN管理サーバ2の通信圏外に移動したと判定する。そして、PAN管理テーブル750から当該センサノード1のIDを持つエントリを削除してから割り込み処理を終了する。
PAN管理サーバ2では、上記処理を繰り返して実行することで、センサノード1が到着するとしたPAN管理サーバ2へ配信し、配送ルールで設定した条件でコンテナ10の監視を行うことができる。また、観測イベントを受信した場合には、観測イベントの値がアクションルールの実行条件を満たしたときに所定のアクションを実行することができる。
<上位サーバの処理>
次に、上位サーバ4のミドルウェア400で行われる処理の一例について、図12のフローチャートを参照しながら説明する。上位サーバ4では、受信した内容がコマンドの場合(S30)、ユーザ端末5からの配送ルール設定コマンドであるか否かを判定する(S31)。配送ルール設定コマンドの場合には、S32へ進んでノード管理テーブル410から配送ルール設定コマンドに含まれるセンサノード1のIDを検索(図中インスタンス検索)する。ノード管理テーブル410に該当するIDがなければ、新たなエントリを追加しID部411に新たなセンサノード1のIDを設定する。そして、配送ルール格納部412には配送ルールを設定し、アクションルール格納部413にはアクションルールを設定する(S33)。一方、ノード管理テーブル410に該当するIDがあれば、当該エントリの配送ルール41格納部2またはアクションルール格納部413を更新する。
上位サーバ4は、受信した内容がイベントの場合(S34)、PAN管理サーバ2からの接続イベントであるか否かを判定する(S35)。接続イベントの場合には、当該接続イベントに含まれるセンサノード1のIDでノード管理テーブル410を検索し、該当するIDのエントリから配送ルールを取得する(S36)。そして、取得した配送ルールを接続イベントを送信したPAN管理サーバ2へ送信する(S37)。なお、接続イベントに含まれるPAN管理サーバ2のIDからセンサノード1の場所を決定し、ノード管理テーブル410の位置情報414に決定した場所を格納する。
次に、PAN管理サーバ2から受信したイベントが観測イベントであるか否かを判定する(S38)。観測イベントの場合には、当該観測イベントに含まれるセンサノード1のIDでノード管理テーブル410を検索し、該当するIDのエントリからアクションルールを取得する(S39)。そして、取得したアクションルールからアクションの実行条件を判定し、観測イベントの値が実行条件を満たすときには、アクションルールで指定された処理を実行する(S40)。
上位サーバ4では、上記処理を繰り返して実行することで、ユーザ端末5から受け付けた配送ルールを、センサノード1が到着したPAN管理サーバ2へ配信し、配送ルールで設定した条件でコンテナ10の監視を行うことができる。また、観測イベントを受信した場合には、観測イベントの値がアクションルールの実行条件を満たしたときに所定のアクションを実行することができる。
<PAN管理サーバの詳細>
次に、PAN管理サーバ2を構成するソフトウェアの構成について以下に説明する。
<イベント発行部>
図6に示したイベント発行部700の詳細を図13に示す。イベント発行部700は、イベントソース5100(各アダプタからの入力)から入力されたイベント(図中OnEvent)の種類毎に、イベントの配送先を示すイベントハンドラID720と、イベント発行条件を定義したイベント比較部(Event Comparator)730を含む記述部(Subscribee)710から構成される。
イベント発行部700は、イベント比較部730で指定された条件を満足すると、イベントハンドラID720に設定されたイベントハンドラ740に対してイベントを発行する。イベントハンドラ740は、予め設定された配送先にイベントを発行(Scribe)するよう、イベント発行部700に指令する。そして、イベント発行部700はイベントハンドラ740の指令に基づいてイベントを発行する。なお、イベントハンドラ740は、例えば、PANマネージャ550に実装される。
図16で示すように、イベント発行部700は、入力されたイベントの種類に応じて接続イベントや、接続解除イベントや、観測イベントなどの1次イベントや、2次イベントを発行する。また、イベント比較部730の内容は、図17に示すように、単独のイベントについて比較を行うコンパレータと、複数の条件でイベントの比較を行う復号コンパレータで構成されている。
例えば、イベントソース5100から接続イベントを受け付けると、イベント発行部700はイベント比較部730で条件を比較し、イベントハンドラID720が指し示すイベントハンドラ740へ接続イベントを発行(図中On Event)する。イベントハンドラ740は、受け付けたイベントに応じてイベントの転送先をイベント発行部700に通知(Subscribe)する。
また、イベント発行部700は、イベントソース5100からのイベントが無いことを条件に新たなイベントを発行することができる。例えば、図17の「not」コンパレータでは、所定のセンサノード1のIDから所定時間を経過しても観測イベントを受信できなければ、接続解除イベントを発行するkとができる。
<PANマネージャ>
図14は、PANマネージャ550の構成を示すブロック図である。PANマネージャ550は、配下のセンサノード1の新規接続、接続解除、観測イベントについて管理を行う。このため、PANマネージャ550は、イベントハンドラ740として、接続イベントハンドラ741と、接続解除イベントハンドラ742と、観測イベントハンドラ743とを含んでいる。
PANマネージャ550は、接続イベントを受け付けると接続イベントハンドラ741を起動して、アクティブオブジェクトマネージャ600に新たな接続イベントが来たことを示すバインドコマンドを送信する。そして、接続イベントハンドラ741は、イベント発行部700に対して所定の送信先(例えば、上位サーバ4)へ接続イベントを送信するよう指令する。
また、PANマネージャ550は、接続解除イベントを受け付けると接続解除イベントハンドラ742を起動して、アクティブオブジェクトマネージャ600に接続が解除されたことを示すアンバインドコマンドを送信する。そして、接続解除イベントハンドラ741は、イベント発行部700に対して所定の送信先(例えば、上位サーバ4)へ接続解除イベントを送信するよう指令する。
また、PANマネージャ550は、観測イベントを受け付けると観測イベントハンドラ743を起動して、アクティブオブジェクトマネージャ600に観測イベントを受け付けたことを示す観測コマンドを送信する。そして、観測イベントハンドラ743は、イベント発行部700に対して所定の送信先(例えば、上位サーバ4)へ接続解除イベントを送信するよう指令する。このとき、観測イベントの値が温度であれば、イベント発行部700のイベント比較部730は、観測イベントに予め設定された条件と比較を行って、条件を満足したときに所定の処理を実行する。例えば、観測イベントの温度が30°Cを超えれば(図17の「gtParam」)送信する、等の条件により、観測イベントの値が所定の条件を満たしたときにのみ、上位サーバ4などへ観測イベントの送信を行うように設定することができる。
イベント発行部700はイベントハンドラ740と連動して受け付けたイベントを加工するイベントを起動するなどの処理を行うことができる。イベントソース5100から受け付けたイベントを一次イベントとすると、イベント発行部700は、一次イベントを上位サーバ4へ送信する場合と、一次イベントに加工を施した2次イベントを上位サーバ4へ送信する場合がある。
例えば、図7に示した上位サーバ4のミドルウェア400が、PAN管理サーバ2のミドルウェア500と同様にイベント発行部700を備える場合、イベントの転送は図18のように行われる。センサノード1からの観測イベントは、PANアダプタ510で受信した後、一次イベントとしてPAN管理サーバ2のイベント発行部700へ入力される。イベント発行部700では観測イベントの到着をイベントハンドラ740に通知する。イベントハンドラ740は、イベントの配送先のをイベント発行部700へ指令する。この場合、イベント発行部700は、2次イベントとして上位サーバ4へ観測イベントを送信する。あるいは、イベントハンドラ740は、観測イベントの値を摂氏などの所定の単位を付加するイベントを呼び出して、観測イベントを加工した2次イベントをソケットアダプタ530から上位サーバ4へ送信する。
上位サーバ4では、ソケットアダプタ430で受信した2次イベントを、イベント発行部700Aへ投入し、上位サーバ4のイベントハンドラ740Aで再度加工を施したり、他の計算機(例えば、ユーザ端末5)へ2次イベントを転送することができる。
<アクティブオブジェクトマネージャ>
PAN管理サーバ2のデータを管理するアクティブオブジェクトマネージャ600の一例を図15に示す。上記イベント発行部700やPANマネージャ550は、アクティブオブジェクトマネージャ600のオブジェクトマネージャ600に格納されたデータを参照して、イベント発行や転送あるいは配下のセンサノード1の管理を行う。
オブジェクトマネージャ601には、データの実体を格納するインスタンス602と、データの構造を定義したスキーマ603から構成される。オブジェクトマネージャ601には、センサノード1の情報やコンテナ10の情報が格納されており、上記イベントハンドラ740(741〜743)はオブジェクトイベントハンドラ610を介して、オブジェクトマネージャ600からデータを取得する。
また、アクティブオブジェクトマネージャ600は、PANマネージャ550やイベント発行部700等からのコマンドを受け付け、オブジェクトマネージャ601に対する操作(参照や更新)を行う。コマンドの一例としては、配送ルールを設定または更新するためのセットコンパレータコマンド621や、新たなセンサノード1に配送ルールを関連付けるためのバインドコマンドや、接続解除したセンサノード1と配送ルールの関連付けを解消するためのアンバインドコマンドや、観測温度を更新するためのアップデートコマンドなどを備えている。
オブジェクトマネージャ600が管理するデータの種類の一例を図19に示す。スキーマ603は、スキーマプロパティによって属性が定義され、スキーマ参照によって関連先のスキーマ名が定義される。
インスタンス602は、それぞれIDを持ちこのインスタンス602を更新するためのルール(イベントコンパレータ730の条件)をサブスクライブルール(Subscribe Rule)で定義し、このインスタンス602に関連づけられた処理内容をアクションルールで定義する。
オブジェクトマネージャ600が管理するデータの具体的な一例を図20に示す。図20は、センサノード1のID=2のデータ及びデータ構造を示したものである。インスタンスのプロパティにはテキスト形式のMACアドレスと23.1°Cの観測温度がDoubleのデータ形式で格納され、接続先はPAN#1が格納される。そして、スキーマルールには、MACアドレス006e00002311の観測イベントを配送するルールが定義され、アクションルールには、観測イベントの「温度」でインスタンスプロパティの観測温度を更新するルールが定義される。
上記スキーマ603の定義をXMLで示した一例を図21に示す。図21は、PAN管理サーバ2の配下のセンサノード1の定義を示す。センサノード1のIDはMACアドレスで定義され、観測値は温度であることを示している。
次に、インスタンス602の定義をXMLで示した一例を図22に示す。図22は、PAN管理サーバ2に接続されたセンサノード1のID=2について記述したものである。この例では、図中「path="isIn/PAN"」の記載により、ID=2のセンサノード1がPAN6に接続されたら図中EC1を実行することを示している。
図中EC1は、イベントコンパレータで記載されるもので、観測イベント=「observed」が到来したら転送する条件を定義したものである。
次に、アクションルールには、「温度」を含むイベントが来たら、観測温度を更新するルールが定義される。
次に、オブジェクトマネージャ601が提供するコマンドの種類を図23に示す。オブジェクトマネージャ601は、新たなセンサノード1が接続したときに、上位サーバ4から取得した配送ルールと関連付けを行うための関連付け(bind)コマンドや、センサノード1が接続解除したときに接続されたセンサノード1のIDと配送ルールの関連付けを解除するための関連付け解除(unbind)コマンドなどを提供する。
図24は、図23に示した属性取得(getProperty)コマンドで、倉庫番号31の2番目のセンサノード1の通信チャネルを解析する例を示している。このれいでは、センサノード1のID=22がPAN管理サーバ2のID=11に接続されていることをツリー状に示している。
<処理の詳細>
PAN管理サーバ2を中心とした処理の詳細について以下に説明する。図25は、図8のS3〜S8と、S17、S18に示したセンサノード1の接続から、観測イベントの受信及びセンサノード1の接続解除の手順を示す。
センサノード1は所定の周期で起動し、倉庫#2のPAN管理サーバ2に対して接続(joined)イベントを送信する(S51)。接続イベントを受信したPAN管理サーバ2は、イベント発行部700がPANマネージャ550に対して接続イベントを発行し(S52)、PANマネージャ550は図14に示したバインドコマンド622を発行する(S53)。イベント発行部700は、後述するように、上位サーバ4へ新たなセンサノード1の到来を通知して、配送ルールを取得する。そして、上位サーバ4から取得した配送ルールをバインドコマンド622を受けたアクティブオブジェクトマネージャ600のオブジェクトマネージャ601でインスタンス602として登録する。
接続の処理が完了した後は、センサノード1からの観測イベントを受信する(S54)。観測イベントを受信したイベント発行部700は、PANマネージャ550に観測イベントを送信し、PANマネージャ550はアクティブオブジェクトマネージャ600に対して更新(update)コマンドを送信する(S55)。更新コマンド623を受信したオブジェクトマネージャ601は、観測イベントの温度で、インスタンス602の観測温度を更新する。
コンテナ10が倉庫#2から離れ、センサノード1がPAN管理サーバ2の通信圏外へ移動すると、PAN管理サーバ2はセンサノード1からの観測イベントを受信することはできず、タイマ204は監視時間T1が経過する。タイマ204は接続解除イベントをイベント発行部700に送る(S56)。イベント発行部700はPANマネージャ550に接続解除イベントを送る(S57)。PANマネージャ550は、接続解除イベントに基づいて接続解除(unbind)コマンド624をアクティブオブジェクトマネージャ600に送信する。アクティブオブジェクトマネージャ600ではオブジェクトマネージャ601のインスタンス602から当該接続されたセンサノード1のインスタンス602を削除する。
センサノード1の接続開始から観測イベントの受信及び接続解除までの期間では、上記図25のような処理がPAN管理サーバ2で行われる。
次に、図26はセンサノード1を新たに接続したときのPAN管理サーバ2の処理を示し、上記図10のS7の処理を示す。この時点では、上記図10のS6においてPAN管理サーバ2のPANマネージャ550が上位サーバ4から配送ルールを受信している。
PANマネージャ550は、アクティブオブジェクトマネージャ600に対して接続(bind)コマンド622を発行し(S61)、上位サーバ4から受信した配送ルールをオブジェクトマネージャ601に渡す(S62)。ここで、オブジェクトマネージャ601は、上位サーバ4から取得した配送ルール「温度が30度を超えたら送信」という配送ルールを新たに接続されたセンサノード1のID=1に関連付ける(S63)。
接続コマンド622からは、配送ルールのコンパレータを取得するコマンド(getComaparator)がオブジェクトマネージャ601に送信され、また、観測イベントの配送コマンド(subscribe)がイベント発行部700に送られる。イベント発行部700はオブジェクトマネージャ601から配送ルールである「30度を超えたら」というコンパレータを取得してイベント発行部700を構成する記述部710のイベント比較部730に設定する。なお、イベントハンドラID720には、オブジェクトマネージャ601が設定したセンサノード1のID=3を設定する。
以上の処理により、イベント発行部700ではID=1のセンサノード1からの観測イベントの値が30°Cを超えたら観測イベントを配送するという定義を設定する。
次に、ID=1のセンサノード1からの観測イベントを受信する例について図27に示す。PANマネージャ550は、センサノード1からの観測イベントを受信すると、更新(update)コマンド624をオブジェクトマネージャ601に発行し、該当するセンサノード1のIDのインスタンス602を更新する(S71)。
イベント発行部700は、当該センサノード1の観測温度が更新されたことをコンテナ10の管理を行うオブジェクトイベントハンドラ610に通知する(S72)。オブジェクトイベントハンドラ610は、センサノード1のID(=1)をコンテナ10のID(=2)に置換したものをイベント発行部700へ送信する(S73)。
これにより、イベント発行部700では、センサノード1が検出した観測イベントの温度をコンテナ10の温度として扱うことが可能となる。つまり、センサノード1から取得した観測イベントを一次イベントとすると、観測イベントに含まれる温度をコンテナ10の温度とした2次イベントを発行することができる。
<第2実施形態>
図28は、第2の実施形態を示し、前記第1実施形態の上位サーバ4とPAN管理サーバ2との間に、配送ルールを蓄積し、イベント及びコマンドの中継を行う第2の上位サーバ40を加えて上位サーバを多階層にしたもので、その他の構成は前記第1実施形態と同様である。本実施形態においては、2階層の上位サーバ4,40においてイベントの管理情報を共有することが可能となる。
第2の実施形態では、第2の上位サーバ40に配送ルールを保持し、センサノード1から接続イベントがあったときには、第2の上位サーバ40が配送ルールをPAN管理サーバ2に送信する。つまり、PAN管理サーバ2が上位サーバ4の位置を知らず、直接上位サーバ4に接続イベントを送信できない場合、既知の上位サーバ40に接続イベントを送ることにより、上位サーバ40があらかじめ上位サーバ4より取得した配送ルールをPAN管理サーバ2に配信する。
一方、第2の上位サーバ40は、PAN管理サーバ2の観測イベントを上位サーバ4へ転送する。上位サーバ4では、前記第1実施形態と同様に観測イベントが所定の条件を満たしときにアクションを実行する。
第2の上位サーバ40は、図7で示した上位サーバ4と同様にノード管理テーブル410を備える。尚、本実施形態において第2の上位サーバ40では、アクションの実行は行わない場合もあり、この場合にはノード管理テーブル410のうちアクションルール413は使用しないものとする。
ユーザ端末5からは、配送ルールとアクションルールを上位サーバ4に設定し、上位サーバ4では、配送ルールとアクションルールをノード管理テーブル410に登録する(S1、S2)。
次に、上位サーバ4はPAN管理サーバ2からの接続イベントが来る前に、配送ルールを第2の上位サーバ40へ配送し、第2の上位サーバ40では受信した配送ルールをノード管理テーブル410に登録しておく(S6A、S2A)。このとき、上位サーバ4は、上位サーバ40と接続したときに配送ルールを送信する。あるいは、上位サーバ40が上位サーバ4に対して接続要求を行った後に、上位サーバ4が上位サーバ40へ配送ルールを送信しても良い。
PAN管理サーバ2は、センサノード1から接続イベントを受信すると、第2の上位サーバ40へ接続イベントを送信する(S4)。第2の上位サーバ40は、受信した接続イベントを上位サーバ4へ転送する(S4A)。上位サーバ4と、第2の上位サーバ40ではそれぞれノード管理テーブル410に接続イベントが来た位置情報を書き込んで、コンテナ10と倉庫の位置関係を把握する(S5、S5A)。
そして、第2の上位サーバ40は、倉庫の位置との関連付けを行ったセンサノード1の配送ルールを、接続イベントを送信したPAN管理サーバ2へ送信する(S6B)。PAN管理サーバ2は前記第1実施形態と同様に、PAN管理テーブル750に配送ルールを格納し、観測イベントを受信すると第2の上位サーバ40へ配送する(S7〜S10)。
第2の上位サーバ40は観測イベントをそのまま上位サーバ4へ配送する(S10A、S14A)。第2の上位サーバ40は観測イベントを上位サーバ4へ転送するだけで、上位サーバ4は前記第1実施形態と同様にしてアクションルールの判定を行って、条件成立のときには所定のアクション(例えば、ユーザ端末5への警報の送信)を実行する(S16)。
上位サーバ4、40を階層化して、配送ルールの配信とアクションルールの実行を分離することで、大規模なセンサネットシステムを構成したときに、上位サーバ4の負荷が過大になるのを防止できる。例えば、上位サーバ4、40はコンテナと倉庫の接続のみを管理することを目的とする場合には上位サーバは、そもそも接続イベントの受信のみで足りるが、更に、上位サーバ4のニーズに基いて観測イベントを上位へ転送するような場合に有効である。
又、本実施形態において上位サーバ40は上位サーバ40固有の配送ルールも合わせて格納し、PAN管理サーバ2に転送しておくことが可能である。特に、上記サーバ間で管理対象とするセンサノード1が重複している場合、本実施形態の構成によれば、上記S10、14等で受信した上位サーバで受信した観測イベントのうち、上位サーバ4の配送ルールに従ってイベントの選択を行い、選択された観測イベントのみを上位サーバ40に転送する(S10A、S14A)こととする。これにより、上位サーバにおける処理の軽減を図ることが可能となる。具体的には上位サーバ40は倉庫の温度15-30度以内であることを管理し、上位サーバ4では緊急事態管理のために温度が40度以上の場合のみ管理するような場合に適応できる。
また、この第2実施形態においても、ユーザ端末5からは上位サーバ4に所望の配送ルールと、所望のアクションルールを設定すればよいので、センサノード1の所在を気にすることなく処理条件の設定を容易に行うことが可能となる。
<まとめ>
以上のように、第1実施形態及び第2実施形態によれば、多数のPAN管理サーバ2(中継装置)のいずれかと接続可能なセンサノード1の観測値を監視する際に、ユーザ端末5から観測値の配送ルールと、観測値に応じたアクションルールを上位サーバ4に設定すればよいので、センサノード1の所在を気にすることなく極めて容易に処理条件の設定を行うことが可能となるのである。すなわち、倉庫を管理するPAN管理サーバ2が検知したセンサノード1(コンテナ10)について、上位サーバ4または第2の上位サーバ40が配送ルールをPAN管理サーバ2に配布するので、コンテナ10を管理する際に、コンテナ10の所在を把握することなく、管理に必要な条件を前もって配信することが可能となるのである。また、配送ルールを変更したい場合も、コンテナ10(センサノード1)の所在を特定することなく上位サーバ4の設定を変更すればよい。
また、センサノード1と直接通信を行うPAN管理サーバ2で配送ルールを適用するようにしたので、ユーザが必要としない観測イベントが上位サーバ4や第2の上位サーバ40へ送信されることがなくなって、センサネットシステムを構成するネットワークや上位サーバの負荷を低減できる。
なお、上記第1の実施形態においては、ユーザ端末5から配送ルールやアクションルールを設定したが、上位サーバ4のキーボード406及びディスプレイ407で設定するようにしてもよい。例えば、上位サーバ4のミドルウェア400は、新たなセンサノード1の通知を受け付けると、ディスプレイ407に当該センサノード1のIDと位置情報(倉庫番号など)を表示して、管理者やユーザに配送ルール及びアクションルールを問い合わせ、キーボード406等から入力された情報を配送ルール及びアクションルールとして設定してもよい。
また、上記第1の実施形態においては、PAN管理サーバ2は、配送ルールを満足したときに観測イベントを上位サーバ4に送信するが、上位サーバ4のノード管理テーブル410でコンテナ10のIDを管理する場合では、センサノード1のIDに代えてコンテナ10のIDを付した2次イベントを観測イベントとして送信しても良い。
また、上記第1の実施形態においては、PAN管理サーバ2がPAN管理テーブル750でセンサノード1のIDでコンテナ10の管理を行ったが、センサノード1のIDとコンテナ10のIDを関連付けて、コンテナ10のIDで配送ルールの管理を行うようにしても良い。
以上のように、本発明では、多数のPAN管理サーバ間を移動可能なセンサノードを備えたセンサネットシステムに適用することができ、特に、輸送中の物品やサービスの状態を監視したい物流システムに適用することができる。
本発明の第1の実施形態を示すセンサネットワークのブロック図である。 同じく第1実施形態におけるセンサノードの機器構成を示すブロック図である。 同じく第1実施形態におけるRFIDの機器構成を示すブロック図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバの機器構成を示すブロック図である。 同じく第1実施形態における上位サーバの機器構成を示すブロック図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 同じく第1実施形態における上位サーバのソフトウェア構成を示すブロック図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのPAN管理テーブルの一例を示す説明図である。 同じく第1実施形態における上位サーバのノード管理テーブルの一例を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるセンサノードの到来から接続解除までの間にセンサノードとPAN管理サーバと上位サーバ及びユーザ端末との間で行われる処理の流れを示すタイムチャートである。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバで行われる処理の一例を示すフローチャートである。 同じく第1実施形態における上位サーバで行われる処理の一例を示すフローチャートである。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのイベント発行部の構成を示すブロック図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのPANマネージャの構成を示すブロック図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのアクティブオブジェクトマネージャの構成を示すブロック図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのイベント発行部が発行するイベントの種類の一例を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのイベント比較部の種類の一例を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバから上位サーバへのイベントの伝送系を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのオブジェクトマネージャが管理するデータの種類の例を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのオブジェクトマネージャが管理するインスタンスとスキーマの一例を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのオブジェクトマネージャが管理するスキーマ定義の一例を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのオブジェクトマネージャが管理するインスタンス定義の一例を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのオブジェクトマネージャが提供するコマンドの一例を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるPAN管理サーバのオブジェクトマネージャが管理するパスの一例を示す説明図である。 同じく第1実施形態におけるセンサノードの接続時にPAN管理サーバで発行するイベントの一例を示すタイムチャートである。 同じく第1実施形態におけるセンサノードの接続時にPAN管理サーバで発行するイベントの一例を示すタイムチャートである。 同じく第1実施形態における観測イベントの受信時にPAN管理サーバで発行するイベントの一例を示すタイムチャートである。 第2の実施形態におけるセンサノードとの到来から接続解除までの間にセンサノードとPAN管理サーバと第2の上位サーバと上位サーバ及びユーザ端末との間で行われる処理の流れを示すタイムチャートである。
符号の説明
1 センサノード
2 PAN管理サーバ
4 上位サーバ
5 ユーザ端末
7 WAN
10 コンテナ
400、500 ミドルウェア
410 ノード管理テーブル
600 アクティブオブジェクトマネージャ
700 イベント発行部
750 PAN管理テーブル

Claims (15)

  1. センサが観測した情報に基づいてイベントを送信し移動可能なセンサノードを備えた下位装置と、
    前記センサノードからのイベントを受信して当該イベントを上位計算機に送信する中間装置と、を備えたセンサネットワークシステムにおいて、
    前記上位計算機は、
    前記中間装置が下位装置から受信したイベントのうち、予め設定した条件を満たす観測イベントのみを前記上位計算機へ送信するための配送条件を記憶する配送条件設定部と、
    前記中間装置から接続イベントを受信したときに、該接続イベントに基づいて決定した配送条件を前記配送条件設定部から抽出して、前記接続イベントを送信した中間装置に前記配送条件を送信する配送条件配信部と、
    前記中間装置から前記配送条件を満たした観測イベントを受信したときには、前記観測イベントを格納する観測値格納部と、を備え、
    前記中間装置は、
    前記下位装置から受信したイベントが、前記上位装置に転送すべき接続イベントか該中間装置の記憶装置に記憶又は破棄すべき観測イベントの何れであるかを判定するイベント判定部と、
    前記接続イベントを受信したときに前記上位計算機へ当該接続イベントを送信する接続開始部と、
    前記上位計算機から、前記接続イベントに対応する配送条件を受信したときには、当該接続イベントに対応する下位装置の識別子に前記配送条件を対応付けて格納する配送条件管理部と、を有し、
    更に、前記イベント判定部は、前記観測イベントを前記下位装置から受信したときには、該下位装置の識別子に対応する配送条件を満足するかを判定し、満足した場合に当該観測イベントを前記上位計算機へ送信することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  2. 記配送条件設定部は前記配送条件を前記下位装置の識別子毎に設定しており、
    前記配送条件配信部は、前記接続イベントの送信元の下位装置の識別子に対応する配送条件を前記配送条件設定部から抽出することを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  3. 前記上位計算機は、
    前記下位装置の識別子毎に観測イベントを受信したときに所定の処理を実行するための実行条件を予め設定したアクションルール格納部と、
    前記中間装置から観測イベントを受信したときには、前記観測イベントに含まれる下位装置の識別子に基づいて前記アクションルール格納部から実行条件を取得して、前記観測イベントが前記実行条件を満足した場合のみ、前記所定の処理を実行するアクション実行部と、
    を有することを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  4. 前記配送条件設定部は、
    前記接続イベントを受信したときには、当該接続イベントの送信元の下位装置の識別子と、当該接続イベントを転送した中間装置の識別子を対応付けて記憶することを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  5. 前記配送条件設定部は、
    前記接続イベントを受信したときには、当該接続イベントを転送した中間装置の識別子を前記接続イベントの送信元の下位装置の位置情報として記憶することを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  6. 前記中間装置は、
    前記配送条件管理部に設定された下位装置から所定時間を経過してもイベントを受信できない場合には、当該下位装置の接続解除を判定する接続解除判定部を有することを特徴とする請求項1に記載のセンサネットワークシステム。
  7. センサが観測した情報に基づいてイベントを送信し移動可能なセンサノードを備えた下位装置と、
    前記センサノードからのイベントを受信して当該イベントを上位計算機に送信する中間装置と、を備えたセンサネットワークシステムにおいて、
    前記上位計算機は、
    前記中間装置からのイベントを受信し、当該イベントを第1の上位計算機へ転送する第2の上位計算機とから構成され、
    前記第1の上位計算機は、
    前記中間装置が下位装置から受信したイベントのうち、予め設定した条件を満たす観測イベントのみを前記第2の上位計算機へ送信するための配送条件を記憶する配送条件設定部と、
    前記第2の上位計算機から接続イベントを受信したときに、該接続イベントに基づいて決定した前記配送条件を前記配送条件設定部から抽出して、前記第2の上位計算機へ当該配送条件を送信する配送条件配信部と、
    前記第2の上位計算機から前記配送条件を満たした観測イベントを受信したときには、前記観測イベントを格納する観測値格納部と、を備え、
    前記第2の上位計算機は、
    前記第1の上位計算機から前記配送条件を受信したときには、当該配送条件を格納する第2の配送条件設定部と、
    前記中間装置から前記接続イベントを受信したときに、当該接続イベントに基づいて決定した配送条件を前記第2の配送条件設定部から抽出して、前記接続イベントを送信した中間装置に前記配送条件を送信する第2の配送条件配信部と、を備え、
    前記中間装置は、
    前記下位装置から受信したイベントが、前記第2の上位装置に転送すべき接続イベントか該中間装置の記憶装置に記憶又は破棄すべき観測イベントの何れであるかを判定するイベント判定部と、
    前記接続イベントを受信したときには、当該接続イベントを前記第2の上位計算機へ送信する接続開始部と、
    前記第2の上位計算機から、前記接続イベントに対応する配送条件を受信したときには、当該接続イベントに対応する下位装置の識別子に配送条件を対応付けて格納する配送条件管理部と、を有し、
    更に、前記イベント判定部は、前記観測イベントを前記下位装置から受信したときには、該下位装置の識別子に対応する配送条件を満足するかを判定し、満足した場合に当該観測イベントを前記第2の上位計算機へ送信することを特徴とするセンサネットワークシステム。
  8. 前記配送条件設定部は前記配送条件を前記下位装置の識別子毎に設定しており、
    前記配送条件配信部は、前記接続イベントの送信元の下位装置の識別子に対応する配送条件を前記配送条件設定部から抽出し、
    前記第2の配送条件配信部は、前記配送条件を前記下位装置の識別子毎に設定しており、
    前記第2の配送条件配信部は、前記接続イベントの送信元の下位装置の識別子に対応する配送条件を前記配送条件設定部から抽出することを特徴とする請求項7に記載のセンサネットワークシステム。
  9. 前記第1の上位計算機は、
    前記下位装置の識別子毎に接続イベントを受信したときに所定の処理を実行するための実行条件を予め設定したアクションルール格納部と、
    前記第2の上位計算機から観測イベントを受信したときには、当該観測イベントに含まれる下位装置の識別子に基づいて前記アクションルール格納部から実行条件を取得して、前記観測イベントが前記実行条件を満足した場合のみ、前記所定の処理を実行するアクション実行部と、
    を有することを特徴とする請求項7に記載のセンサネットワークシステム。
  10. センサノードを備えた下位装置でセンサが観測した情報に基づくイベントを中間装置へ送信し、前記中間装置がセンサノードから受信したイベントを上位計算機に送信するセンサネットワークのデータ管理方法であって、
    前記上位計算機が、前記中間装置で下位装置から受信したイベントのうち、予め設定した条件を満たす観測イベントのみを前記上位計算機へ送信するための配送条件を記憶する手順と、
    上位計算機は、前記中間装置から接続イベントを受信したときに、当該接続イベントに基づいて決定した配送条件を、前記接続イベントを送信した中間装置に送信する手順と、
    前記中間装置は、前記下位装置から受信したイベントが、前記上位装置に転送すべき接続イベントか該中間装置の記憶装置に記憶又は破棄すべき観測イベントの何れであるかを判定する手順と、
    前記中間装置が、前記接続イベントを受信したときには当該接続イベントを前記上位計算機へ送信する手順と、
    前記中間装置が、前記上位計算機から前記接続イベントに対応する配送条件を受信したときには、前記接続イベントに対応する下位装置の識別子に配送条件を対応付けて配送条件管理部へ格納する手順と、
    前記下位装置の識別子に対応する配送条件を取得して、前記観測イベントが前記配送条件を満足した場合のみ、当該観測イベントを前記上位計算機へ送信する手順と、
    を含むことを特徴とするセンサネットワークシステムのデータ管理方法
  11. 前記配送条件を記憶する手順は、前記配送条件を前記下位装置の識別子毎に設定しており、
    前記接続イベントを送信した中間装置に前記配送条件を送信する手順は、前記接続イベントの送信元の下位装置の識別子に対応する配送条件を前記記憶した配送条件から抽出することを特徴とする請求項10に記載のセンサネットワークシステムのデータ管理方法
  12. 前記上位計算機が、前記下位装置の識別子毎に観測イベントを受信したときに所定の処理を実行するための実行条件を予め設定する手順と、
    前記上位計算機が、前記中間装置から観測イベントを受信したときには、前記観測イベントに含まれる下位装置の識別子に基づいて前記実行条件を取得して、前記観測イベントが前記実行条件を満足した場合のみ、前記所定の処理を実行する手順と、
    をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のセンサネットワークシステムのデータ管理方法。
  13. 前記配送条件を記憶する手順は、
    前記接続イベントを受信したときに、当該接続イベントの送信元の下位装置の識別子と、当該接続イベントを転送した中間装置の識別子を対応付けて記憶することを特徴とす請求項10に記載のセンサネットワークシステムのデータ管理方法。
  14. 前記配送条件を記憶する手順は、
    前記接続イベントを受信したときには、当該接続イベントを転送した中間装置の識別子を前記接続イベントの送信元の下位装置の位置情報として記憶することを特徴とする請求項10に記載のセンサネットワークシステムのデータ管理方法。
  15. 前記中間装置が、接続した下位装置から所定時間を経過してもイベントを受信できない場合には、当該下位装置の接続解除を判定する手順をさらに含むことを特徴とする請求項10に記載のセンサネットワークシステムのデータ管理方法。
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