JP4774631B2 - 生鮮食料品の管理システム - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、生鮮食料品を保存し輸送する際の保存品質を管理するシステムに係り、特に、生鮮食料品の性質や流通形態に適した生鮮食料品の管理システムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
生鮮食料品は、生産地で収穫されてから消費者に届けられるまでに、集積所、市場、倉庫、トラック等の輸送車両、鉄道・船舶・航空機といった輸送機関、販売店などを経由する。その間の保存及び輸送に際しては、鮮度劣化や傷の発生を抑えるように保存品質を管理する必要がある。
【0003】
従来は、保冷倉庫、保冷トラックなどを使用することにより、低温環境を維持することで鮮度劣化を防いでいたが、保冷庫内では上下など場所によって温度が偏ることがあり、保冷庫の温度管理が空間的に見て全体に均一に及ばないという問題があった。また、時間的な温度変化についても、継続的に計測した温度データを蓄積しておかない限り、鮮度の保証ができないという問題があった。
【0004】
特開平9−330492号公報に記載された技術では、冷凍食品の梱包体内に温度履歴を検出して無線送信する履歴計を収容し、冷凍トラックの運転台或いは搬入先であるスーパーマーケットに前記無線送信されたデータを受信する受信器とデータ処理装置とを設置し、データ処理装置から梱包体毎の食品の状態を監視すると共に、履歴計には経時的な温度変化の積算値が設定値に達すると警告を送信する機能を持たせるようになっている。これにより、梱包体毎の温度が分かるので、空間的な不均一についても監視が可能になると共に、温度履歴を取るので時間的な温度変化についても監視が可能になり、しかも、リアルタイムで監視でき、温度変化が顕著なときには警告を発することができるので、解凍しないように冷凍温度を調節することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、冷凍食品の加工工場から販売店であるスーパーマーケットまでの比較的近距離ではあっても、履歴計からスーパーマーケットにデータを送信するには、履歴計に相当の電力消費を強いることになる。梱包体毎に収容している履歴計で電池の消費量が大きくなるためコスト高を招いてしまう。そして、輸送距離が県外のように遠距離まで伸びると無線を到達させることは事実上不可能である。一方、冷凍トラックの運転台で受信する場合には、無線を容易に到達させることはできるが、運転者にしかデータが伝わらないので、荷主(出荷業者、流通業者、販売店など)は、輸送中のリアルタイム監視ができず、冷凍トラックが到着してデータログを受け取るまで、保存品質が把握できない。
【0006】
また、生鮮食料品は、冷凍食品や加工食品とは異なり、温度以外の環境要因によって鮮度が大きく左右される。例えば、葉物野菜は温度だけでなく湿度により鮮度劣化の速さが異なる。生肉(氷温や冷蔵)は、衝撃や振動の影響を受けやすい。衝撃によって繊維が打撃を受けると肉汁が流出し、商品価値を失ってしまう。トマトは、振動を与えると、その振動の大きさや印加時間に応じて食味が劣化することが知られている。例示はこの程度にとどめるが、多くの生鮮食料品は湿度や衝撃によって鮮度劣化が促進されるのである。従って、温度だけを管理しても保存品質が管理されたことにはならない。
【0007】
また、生鮮食料品は、生産地が消費地である都市部から離れていることが多く、外国からも輸入されている。このため、生鮮食料品は、梱包してから開梱するまでの間に、トラックはもとより、鉄道、船舶、航空機などの複数の輸送手段によって引き継がれ、その都度、荷の載せ替えが行われる。さらに、生鮮食料品は、市場価格が毎日変動しているので、出荷調整のために倉庫に保管されることがあり、ここでも荷の載せ替えが行われる。このため、保存品質に関する責任が曖昧になるという問題がある。
【0008】
また、近年では、生産地から消費者へ生鮮食料品を宅配するサービスが盛んになっているが、個人消費者が保存品質を確認するために前記の温度履歴を受信したくとも、受信器が必要であるため、事実上不可能である。
【0009】
保存品質の管理とは直接の関係はないが、近年、販売店にて生産情報を表示して生鮮食料品を販売することが盛んになっている。生産情報は生鮮食料品に付加価値を与えるので、利益が期待できる。とはいえ、生産情報の内容は、産地、生産者名、品種、栽培法、農薬の有無など多岐にわたっており、全ての内容の生産情報を取得するのは容易でない。また、毎日入荷する生鮮食料品の品目も多岐にわたっており、各品目について逐一、生産情報を取得するのは容易でない。もし、各品目について多岐にわたる生産情報が容易に取得できれば、保存品質の保証データと共に生産情報を表示することで、生鮮食料品の付加価値をいっそう高めることが期待される。
【0010】
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、生鮮食料品の性質や流通形態に適した生鮮食料品の管理システムを提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明は、生鮮食料品を保存し輸送する際の保存品質を管理するシステムであって、生鮮食料品を梱包する梱包体に、温度を検出する温度センサと衝撃を検出する衝撃センサとこれら温度及び衝撃センサが検出したデータを保存するメモリとそのデータを微弱電波で送信する送受信部とそのデータにタグ個別の識別番号を付加する識別番号付加部とを備えたタグを同梱させ、この梱包体が保存される近傍に各タグから送信されたデータを受信するタグ用受信器を設置すると共にこのタグ用受信器には通信回線又は広域無線を利用する通信機器を接続し、この通信機器から各タグのデータを収集する情報収集センタを設置し、この情報収集センタでは、収集した各タグのデータが示す保存環境の履歴から梱包体の生鮮食料品の保存品質を判定し、この情報収集センタに通信回線を介して問い合わせる端末機器に対して保存品質を回答するものである。
【0012】
前記タグに湿度を検出する湿度センサを備え、この湿度センサが検出したデータが前記データに含まれて前記タグから送信されてもよい。
【0013】
前記タグ用受信器と移動通信機器とを輸送車両に搭載し、前記タグ用受信器が受信した各タグのデータを移動通信にて情報収集センタに収集してもよい。
【0014】
前記タグ用受信器を梱包体姿の生鮮食料品の保管倉庫に設置し、このタグ用受信器が受信した各タグのデータを情報収集センタに収集してもよい。
【0015】
梱包体の載せ替え地における梱包体の通過路に臨ませて前記タグ用受信器を設置し、各梱包体が通過する際に各タグのデータを受信し、受信した各タグのデータを情報収集センタに収集してもよい。
【0016】
前記タグに生鮮食料品の生産に関する付加情報を格納するメモリを備え、この付加情報が前記データに含まれて前記タグから送信されてもよい。
【0017】
生鮮食料品を梱包する梱包地に、前記タグに生鮮食料品の生産に関する付加情報を書き込む書込み器を設けてもよい。
【0018】
予め設定されるしきい値により前記センサが検出したデータについて保存環境の良否を判定し、この判定結果を当該タグを輸送中の輸送車両に対して通知する保存環境判定手段を少なくとも前記タグ、前記輸送車両、前記情報収集センタのいずれかに設けてもよい。
【0019】
生鮮食料品を梱包する梱包地に、前記センサが検出するデータに対する保存環境判定のしきい値を同梱するタグに書き込む書込み器を設けてもよい。
【0020】
前記センサが検出するデータに対する保存環境判定のしきい値を生鮮食料品の品目毎に記憶したデータベースを設けてもよい。
【0021】
生鮮食料品を開梱する開梱地に、前記端末機器又は前記タグ用受信器を設置し、情報収集センタ又はタグから得られたデータに基づいて入荷した生鮮食料品についての保存品質を表示する表示装置を設置してもよい。
【0022】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を添付図面に基づいて詳述する。
【0023】
図1に、本発明に係る生鮮食料品の管理システムの概要を示す。この管理システムは、産地から消費地まで一貫したHACCP(危害要因分析と必須管理点)管理を目指すもので、生鮮食料品の劣化要因である温度、湿度、衝撃をリアルタイムで管理するものである。
【0024】
生鮮食料品1を梱包体2に梱包する梱包地3は、例えば、生産地域に作られた集積所3aである。この他に、市場3b、低温倉庫3c、生産者現場(図示せず)などで梱包する場合は、これらが梱包地3となる。後述するタグ4(図2参照)は、梱包地3にて生鮮食料品1を梱包する際に梱包体2に同梱するのが望ましいが、いったん生鮮食料品1を梱包した後、出荷時等にタグ4を追加して同梱してもよく、その場合、タグ追加以降の保存品質を管理することができる。
【0025】
一方、生鮮食料品1を開梱する開梱地5は、例えば、スーパーマーケット等の販売店5aである。この他に、宅配や食品加工業者、飲食店に直送の場合は、それぞれ消費者、食品加工業者、飲食店(図示せず)が開梱地5となる。
【0026】
輸送経路は、例えば、輸送車両(トラック)6、航空機7a、トラック6により引き継がれる。勿論、一貫してトラック6で輸送したり、船舶7bや鉄道7cを使用しても本発明は実施できる。輸送経路の途中に梱包体姿で生鮮食料品を保管する保管倉庫(図示せず)があってもよい。低温倉庫3cも梱包体姿で生鮮食料品を保管する場合はこれに含まれる。
【0027】
梱包地3には、タグ4に情報を書き込む書込み器8を設ける。これには、タグリーダ/ライタ8aと呼ばれる読み書きの可能なハンディ端末を用いるとよい。タグリーダ/ライタ8aは、生産に関する情報や保存環境判定のしきい値を書き込むことなどに使用する。
【0028】
トラック6には、タグ用受信器11と移動通信機器とが搭載される(図4参照)。タグ用受信器は、適宜な時間間隔で庫内(車載倉庫、保管倉庫)の各タグ4との通信を行ってデータを収集するものである。前記のタグリーダ/ライタ8aをタグ用受信器として使用してもよい。移動通信機器は、公知の広域無線通信機器、衛星通信電話、車載携帯電話などであり、適宜な時間間隔で自動発信によって情報収集センタ9に接続するか、或いは情報収集センタ9からの呼び出しに応じ、収集したデータを情報収集センタ9に送信することができる。さらに、トラック6には、GPS衛星10を利用した測位システムを搭載し、現在位置情報を情報収集センタ9に送信するようにしてもよい。
【0029】
梱包体2の載せ替え地は、例えば、港湾、空港、駅である。輸送の中継地点で梱包体2を載せ替える場合は、その中継地点が載せ替え地となる。載せ替え地には、梱包体2の通過路に臨ませてタグ用受信器11が設置される。このタグ用受信器11は、各梱包体2が通過する際に各タグ4のデータを受信するものである。このタグ用受信器11には、電話端末が接続されており、タグ4から受信したデータを情報収集センタ9に送信することができる。
【0030】
開梱地5には、パソコンからなる端末装置12が設置される。この端末装置12は、情報収集センタ9にインターネット13などの通信回線を介してアクセスすることができると共に、情報収集センタ9から得られたデータに基づいて入荷した生鮮食料品についての履歴を表示する表示装置14を兼ねる。開梱地5にもタグリーダ/ライタ8aを設置し、タグ用受信器11として使用してもよい。
【0031】
情報収集センタ9は、本発明に係る生鮮食料品の管理システムを統括するものであり、各通信機器から収集したデータをタグの識別番号で管理し、端末機器12からインターネットを通じて閲覧可能にデータを保持することができる。
【0032】
以下、各部の詳細を述べる。
【0033】
図2にタグのハードウェア構成を示す。タグ4は、ICタグとも呼ばれ、荷の邪魔にならないよう板状に形成された基体21に、集積回路やセンサの感応素子を組み込んだもので、温度センサ22、湿度センサ23、衝撃センサ24、CPU25、クロック26、メモリ27、送受信部28、電池29を備える。衝撃センサ24は、加速度センサからなり、振動を検出することもできる。送受信部28が行う微弱電波による無線通信は、従来より知られている技術である。
【0034】
CPU25は、クロック26からのパルスにより時間を計測し、1〜60分程度の所定の記録時間間隔で各センサからの温度、湿度、衝撃の値を履歴情報としてメモリ27に蓄積し、送受信部28を用いてタグ用受信器11(書込み器8も含む)との通信を行い、タグ用受信器11からの求めに応じてメモリ27内のデータをタグ用受信器11に送信する。
【0035】
また、CPU25は、書込み器8から受信した温度、湿度、衝撃のしきい値(保存環境の良否を判定するためのしきい値)をメモリ27に格納し、各センサからの値がしきい値で規定される許容範囲から外れたときには、警報をタグ用受信器11に送信する。
【0036】
CPU25は、メモリ27に文字情報を格納することができる。格納する文字情報には、タグ4を識別するタグIDと、タグ4へのアクセス権やデータ記録の開始・停止を管理するための使用者IDと、商品情報の書込み権を管理するための商品情報IDなどがある。また、文字情報には、生産に関する情報(以下、商品情報という)として、生鮮JANコード、産地(県、地域)、生産者名(団体、個人)、品目、品種、種(遺伝子操作)、栽培方法(有機栽培、ハウス栽培など)、施肥情報、農薬散布情報、収穫日などがある。
【0037】
図3にタグリーダ/ライタ8aのハードウェア構成を示す。タグリーダ/ライタ8aは、手持ち操作可能な筐体31を有し、送受信部32、CPU33、メモリ34、ディスプレイ35、キーボード36、シリアル通信インタフェース37、電池38を備える。CPU33は、キーボード操作で入力された内容や操作案内をディスプレイ35に表示する。CPU33は、シリアル通信により後述の拠点ホスト装置との情報交換を行う。例えば、拠点ホスト装置から上記各IDや商品情報を獲得してメモリ34に記憶し、メモリ34に記憶されている履歴情報をホスト装置に転送する。CPU33は、送受信部32を介して上記各IDや商品情報をタグ4へ書き込み、タグ4から履歴情報を取得する。CPU33は、送受信部32を介してタグ4に各種の設定・指示を行う。例えば、データ記録の開始・停止を指示し、記録時間間隔を設定し、各センサ値に対する許容範囲(しきい値)を設定する。CPU33は、メモリ34に設定した使用者ID、商品情報IDとキーボード操作で入力された使用者ID、商品情報IDとを比較し、操作の有効性を判断する。例えば、データ記録の開始・停止の指示の有効性は使用者IDの照合に基づき判断し、商品情報の書き込みは商品情報IDの照合に基づき判断する。
【0038】
図4に、車載のタグ用受信器11のハードウェア構成を示す。車載タグ用受信器は、車両のコクピットに取付け可能な筐体41を有し、送受信部42、CPU43、メモリ44、ディスプレイ45、キーボード46、シリアル通信インタフェース47、GPS部48、外部記憶媒体のドライバ49を備える。送受信部42用のアンテナは庫内に設置される。電源は、車両電源を取り込む。シリアル通信インタフェース47には、広域無線通信機器、その他の機器を接続することができる。
【0039】
CPU43は、送受信部42を介して庫内の各タグ4からデータ(履歴情報、許容範囲、商品情報など)を取得し、メモリ44に記録する。タグ4から警報が送信されている場合(又は履歴情報が許容範囲から外れていることをCPUが認識した場合)、CPU43は、ディスプレイ45に警報を表示して運転者に知らせると共に、シリアル通信インタフェース47に接続された広域無線通信機器より情報収集センタ9に自動発呼して警報を送信する。また、CPU43は、シリアル通信インタフェース47を介して受信した情報収集センタ9からの要求に応じ、各タグ4から取得したデータを情報収集センタに転送する。
【0040】
CPU43は、常時、GPS部48を使用して車両の現在位置を測位し、測位時刻と共に経路履歴としてメモリ44に記録し、定期的又は情報収集センタ9からの要求に応じ、経路履歴を含む車両情報を情報収集センタ9に転送する。車両情報には、輸送会社、車両番号、保冷タイプ、運転者名などがある。
【0041】
CPU43は、キーボード操作で入力された内容や操作案内をディスプレイ45に表示し、運転者による各種の設定や操作をサポートする。
【0042】
外部記憶媒体49には、メモリ44に記録されている各種のデータを書き込むことができる。
【0043】
載せ替え地に設置されるタグ用受信器11は、その筐体がアンテナを組み付けた定置型となっており、電源には商用電源を使用し、測位手段が不要である他は車載のものと同等である。
【0044】
図5に、拠点ホスト装置12のハードウェア構成を示す。拠点ホスト装置12は、図1に示した梱包地(集積所など)3、開梱地(販売店、宅配ユーザなど)5、図1には示さない中間点(仲介業者の倉庫など)、現場から離れている各業者の事務所等に設置される端末装置12である。この端末装置12は、CPU・メモリからなるパソコン本体51、データベース52、ディスプレイ53、マウス(図示せず)、キーボード54、タグリーダ/ライタ8aとのシリアル通信インタフェース55、LANやインターネットとの通信インタフェース56を備える。即ち、端末装置12は、一般のパソコンで実現できる。CPUが実行するソフトウェアは設置場所(使用者ID、商品情報ID)によって異なる。例えば、タグリーダ/ライタ8aとのシリアル通信によりタグリーダ/ライタ8aを操作する際に、操作できる内容が使用者IDによって限定される。
【0045】
梱包地3の拠点ホスト装置12は、インターネット13経由で情報収集センタ9から商品情報入力シートを入手し、この商品情報入力シートに従ってオペレータが入力した商品情報をデータベースに格納し、この商品情報を商品情報IDと共に情報収集センタ9に転送する。商品情報入力シートを入手できるのは梱包地の拠点ホスト装置12のみであり、他の場所の拠点ホスト装置12は記入された商品情報を閲覧することのみ可能である(これは後述する情報収集センタ9によるアクセス管理で実現する)。
【0046】
梱包地3の拠点ホスト装置12は、随時、情報収集センタ9にアクセスし、手入力又はタグリーダ/ライタ8aを介してタグ4から読み取ったタグIDを指定して、当該タグに関して情報収集センタ9が収集した商品情報、履歴情報、車両情報、保存品質を獲得し、ディスプレイに表示する。
【0047】
梱包地3の拠点ホスト装置12は、生鮮食料品1を梱包する際に、同梱するタグ4のタグIDをタグリーダ/ライタ8aを介して読み取り、このタグIDを商品情報IDと共に情報収集センタ9に送付する(これにより、情報収集センタ9でタグIDと商品情報とを対応付けすることができる)。
【0048】
梱包地3の拠点ホスト装置12は、タグリーダ/ライタ8aを介してタグに文字情報、商品情報、許容範囲などを書き込むと共に、データ記録の開始・停止を指示することができる。
【0049】
中間点の拠点ホスト装置12は、随時、情報収集センタ9にアクセスし、手入力又はタグリーダ/ライタ8aを介してタグから読み取ったタグIDを指定して、当該タグに関して情報収集センタ9が収集した商品情報、履歴情報、車両情報、保存品質を獲得し、ディスプレイ53に表示することができる。
【0050】
開梱地5の拠点ホスト装置12は、随時、情報収集センタ9にアクセスし、手入力又はタグリーダ/ライタ8aを介してタグから読み取ったタグIDを指定して、当該タグに関して情報収集センタ9が収集した商品情報、履歴情報、車両情報、保存品質を獲得し、ディスプレイ53に表示することができる。
【0051】
開梱地5の拠点ホスト装置12は、タグリーダ/ライタ8aを介してタグ4にデータ記録の停止を指示することができる。
【0052】
図6に、情報収集センタ9のハードウェア構成を示す。情報収集センタ9は、ディスプレイ、マウス、キーボード、CPUからなるパソコンの他に、各種のデータベース61、各種の通信インタフェース62を備える。データベース61には、タグID、使用者ID、商品情報IDが登録されるIDデータベース61a、タグ4に書き込まれる各種の文字情報が登録される文字情報データベース61b、温度、湿度、衝撃の履歴をタグID毎に記録した履歴情報データベース61c、品目別に鮮度保持条件を記録した鮮度保持条件データベース61d、車両情報データベース61e、画面上の情報提供フォーマットが用意されている情報提供フォーマットデータベース61f、画面上の品質表示フォーマットが用意されている品質表示フォーマットデータベース61gなどがある。インターネット用の通信インタフェース62aは、端末装置(拠点ホスト装置)12と通信を行うことができる。通信網(通信回線)用の通信インタフェース62bは、車載された広域無線通信機器、移動通信機器や定置型のタグ用受信器11に接続された通信機器と通信を行うことができる。
【0053】
CPUが実行するソフトウェアの機能は、次のとおりである。尚、図中ではCPUは輸送品質判定回路と記されている。
【0054】
識別情報の管理を行う。例えば、使用者IDに応じて端末装置から可能な操作を制限する。また、本管理システムを会員制とし、会員のみに使用者IDを発行し、使用者IDでもって情報収集センタへのアクセスを認証するとよい。
【0055】
商品情報、履歴情報、車両情報をインターネットや広域無線又は通信回線により取得し、各々のデータベース61に書き込み、外部からの開示要求に答えてこれらの情報を送信する。これらの情報を送信する際、使用者IDに応じて表示フォーマットを異ならせる。
【0056】
各タグの履歴情報、車両情報を鮮度保持条件データベース61dの当該タグに書かれている品目の鮮度保持条件について照らし合わせ、保存環境判定のしきい値(温度及び湿度の上限と下限、衝撃及び振動の上限)で決められた範囲を外れた履歴があれば、現在、当該タグを輸送中(又は保管中)のトラック6又は倉庫に警報を通知する。そして、保存品質を判定する複数の基準値を履歴に適用して保存品質をランク付けする(輸送品質判定回路)。
【0057】
図1の管理システムの全体の動作を説明する。
【0058】
まず、生産者は、生産地より収穫した生鮮食料品1を集積所3aに持ち込み、その生鮮食料品1を段ボール、発泡スチロール、プラスチック、木などで作られた梱包体2に梱包する。このとき、生産者若しくは集積所3aの係員が拠点ホスト装置12により情報収集センタ9から商品情報入力シートを入手し、ディスプレイに表示した商品情報入力シートの商品情報の各項目に、梱包した品目の商品情報を記入する。この記入内容は、情報収集センタ9に登録され、また、タグリーダ/ライタ8aを介してタグ4にも記録される。そして、係員は、拠点ホスト装置12又はタグリーダ/ライタ8aを使用してデータ記録の開始を指示する。これにより、各梱包体2内のタグ4は、温度、湿度、衝撃の検出及びこれらの履歴情報の記録を開始する。
【0059】
梱包体2は、トラック6に積載されて輸送される。この輸送中には、図4の車載のタグ用受信器11と各タグ4との間の無線通信により、履歴情報を含むデータがタグ用受信器11に収集され、さらに、このデータが携帯電話回線又は広域無線により情報収集センタ9に収集される。
【0060】
この輸送中に、温度、湿度、衝撃に関する保存環境判定のしきい値の範囲を外れると、タグ4、車載のタグ用受信器11又は情報収集センタ9のCPUに組み込まれた保存環境判定手段が保存環境の悪化を認識し、車載のタグ用受信器11に対して警報を送信する。運転者は、コクピット内のディスプレイ45に警報が表示されるので、庫内の温度・湿度管理を見直したり、衝撃に気をつけて輸送を行うようになる。
【0061】
空港にて梱包体2を航空機7aに載せ替える場合には、コンベア等の搬送路に設けられた定置式のタグ用受信器11が各タグ4のデータを収集し情報収集センタ9に転送する。航空機7a内では、タグ4は履歴情報を蓄積する。到着した空港にて梱包体2をトラック6に載せ替える場合には、同様のタグ用受信器11が各タグ4のデータを収集し情報収集センタ9に転送する。従って、航空機7aで輸送されている間の履歴情報も情報収集センタ9に収集される。
【0062】
開梱地5へ向かうトラック6においても、各タグ4のデータが車載のタグ用受信器11を介して情報収集センタ9に収集される。また、トラック6では、GPS部48で認識した現在位置、通過経路を情報収集センタ9に送信する。情報収集センタ9は、トラック6が現在位置から予定している開梱地5に到着するまでの時間を推定し、開梱地5へ推定到着時間を通知する。これにより、開梱地5での荷受け作業の効率化を図る。
【0063】
また、情報収集センタ9は、各タグ4について得られたデータ記録の開始から現在までの履歴情報を基に個々の梱包体2の保存品質をランク付けする。
【0064】
トラック6が開梱地5に到着し、梱包体2が荷降ろしされ、開梱地5の係員によってデータ記録の停止が指示されるまで、タグ4にはデータが蓄積される。端末装置12は、情報収集センタ9及びタグリーダ/ライタ8aから入手したタグ4のデータをディスプレイ53に表示する。また、端末装置12は、商品情報や保存品質のランクを表示する。これらの表示された情報は、販売店の係員が値段付けなどに利用することができる。販売店では、履歴情報の中に、食中毒が懸念される重大な温度上昇が含まれている場合には、当該商品の販売を制限することができる。
【0065】
また、店内に顧客が利用できる端末装置12を設置し、顧客が商品情報や保存品質のランクを見て品選びができるようにしてもよい。
【0066】
宅配の場合、個人ユーザがタグリーダ/ライタ8aやタグ用受信器11を持つ必要はなく、個人のパソコンをインターネットに接続し、利用者IDの権利で商品情報や保存品質のランクを入手することができる。つまり、電子商取引による生鮮食料品の輸送に対しても本発明は適用できる。
【0067】
次に、本発明において、生鮮食料品1の温度、湿度、衝撃の管理を行う根拠を説明する。まず、温度に関しては、青果物や野菜は、収穫した後も呼吸を続け、自分自身の養分を消費し、水分を発散させながら成長を続ける。そのために、時間の経過と共に成熟が進み、やがて老化による腐敗がおき、目にはみえないが美味しさ、栄養などの品質が低下する。そこで、呼吸をできるだけ低く抑えることが望ましい。低温状態では、呼吸が抑制されるために、品質低下を遅らせることができる。ただし、凍結させてしまうと、商品価値はなくなるので、冷凍食品のように温度が低いほどよいというものではない。
【0068】
【表1】
【0069】
表1に国際冷凍協会が1974年に勧告した青果物の低温輸送の推奨温度の抜粋を示す。表1から判るように、品目によって、適正な保存温度が異なる。また、輸送日数によって適正な保存温度が異なる。従って、これまで説明した保存環境の良否を判定するしきい値や保存品質のランク付けを行うための基準値は、品目や予定する輸送日数に応じて設定する必要がある。本発明では、各品目について温度のしきい値や基準値を商品情報で検索可能にデータベースに格納しておくので、係員や運転者が品目による管理温度の違いをいちいち認識しなくとも、適正な温度管理を行うことができる。例えば、リンゴを輸送する際には、各梱包体2に同梱された各タグ4に品目がリンゴであるという情報、温度の下限3℃、上限10℃という情報などが書き込まれており、温度センサの検出値がこの範囲から外れたらタグ用受信器11は、警報を発することができる。
【0070】
湿度に関しては、青果物、特に野菜は、水分含有量が90%以上あり、環境の湿度が低いと蒸散が顕著になる。中でも、ホウレン草等の葉菜類は呼吸量が多いため、蒸散速度が速い。野菜の多くは、水分の5%が失われると商品価値がなくなる。水分が減った野菜の外観は、しなびが顕著になる。このため、湿度管理が重要となる。
【0071】
【表2】
【0072】
表2に野菜類の貯蔵に好適な湿度及び温度を示す。括弧内は、含まれている水分の比率である。表2から判るように、品目によって、適正な保存湿度が異なる。本発明では、各品目について湿度のしきい値や基準値を商品情報で検索可能にデータベースに格納しておくので、係員や運転者が品目による湿度温度の違いをいちいち認識しなくとも、適正な湿度管理を行うことができる。例えば、タマネギを輸送する際には、各梱包体2に同梱された各タグ4に品目がタマネギであるという情報、湿度の下限65℃、上限70℃という情報などが書き込まれており、湿度センサの検出値がこの範囲から外れたらタグ用受信器11は、警報を発することができる。
【0073】
【表3】
【0074】
衝撃(振動)に関しては、荷降ろしや輸送時の衝撃により野菜同士が衝突して傷みが発生し、外観上の商品価値が低下したり、食味が劣化する。ここでは、液状の柔軟な内容物を有するトマトについて、表3により説明する。表3のように、熟度の異なるトマトに強度の異なる振動を異なる時間印加すると、甘味、風味、肉質(食感)がそれぞれ変化する。振動が小さく、時間が短いほど、食味が良い。本発明では、荷降ろしや輸送時の衝撃の履歴が検出、記録されるので、輸送中に運転者に警報を通知したり、開梱前に内容物の食味の劣化の度合いを推定してランク付けることも可能である。例えば、催色期のトマトを輸送する際には、各梱包体2に同梱された各タグ4に品目が催色期のトマトであるという情報が書き込まれており、情報収集センタ9では各タグ4から得られた品目情報により鮮度保持条件データベース61d内に登録されている催色期のトマトの基準値を参照し、各タグ4の振動履歴を評価する。振動強度が1Gを越えた時間が少なく、1G程度であった累計時間が1時間以内であれば、総合評価は4.5と高い。振動強度が3Gを越えた累計時間が5時間に達していると、総合評価は2.2と低くなる。このようにして商品のランクが判定される。
【0075】
【発明の効果】
本発明は次の如き優れた効果を発揮する。
【0076】
(1)温度だけでなく衝撃や湿度の履歴が読み出せるので生鮮食料品の保存管理が可能になる。
【0077】
(2)梱包体毎にタグを同梱させ、タグ用受信器には通信回線又は広域無線を利用する通信機器を接続し、この通信機器から各タグのデータを収集する情報収集センタを設置したので、輸送中のリアルタイム監視ができ、しかも荷の載せ替えに関係なく一貫して履歴を把握することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す生鮮食料品の管理システムの概要図である。
【図2】本発明に用いるタグのブロック図(a)、外観図(b)である。
【図3】本発明に用いるタグリーダ/ライタのブロック図(a)、外観図(b)である。
【図4】本発明に用いる車載のタグ用受信器11のブロック図(a)、外観図(b)である。
【図5】本発明に用いる拠点ホスト装置(端末装置)のブロック図である。
【図6】本発明に用いる情報収集センタのブロック図である。
【符号の説明】
1 生鮮食料品
2 梱包体
3 梱包地
4 タグ
5 開梱地
6 輸送車両(トラック)
8 書込み器
8a タグリーダ/ライタ
9 情報収集センタ
11 タグ用受信器
12 端末装置(拠点ホスト装置)
13 インターネット
Claims (11)
- 生鮮食料品を保存し輸送する際の保存品質を管理するシステムであって、生鮮食料品を梱包する梱包体に、温度を検出する温度センサと衝撃を検出する衝撃センサとこれら温度及び衝撃センサが検出したデータを保存するメモリとそのデータを微弱電波で送信する送受信部とそのデータにタグ個別の識別番号を付加する識別番号付加部とを備えたタグを同梱させ、この梱包体が保存される近傍に各タグから送信されたデータを受信するタグ用受信器を設置すると共にこのタグ用受信器には通信回線又は広域無線を利用する通信機器を接続し、この通信機器から各タグのデータを収集する情報収集センタを設置し、この情報収集センタでは、収集した各タグのデータが示す保存環境の履歴から梱包体の生鮮食料品の保存品質を判定し、この情報収集センタに通信回線を介して問い合わせる端末機器に対して保存品質を回答することを特徴とする生鮮食料品の管理システム。
- 前記タグに湿度を検出する湿度センサを備え、この湿度センサが検出したデータが前記データに含まれて前記タグから送信されることを特徴とする請求項1記載の生鮮食料品の管理システム。
- 前記タグ用受信器と移動通信機器とを輸送車両に搭載し、前記タグ用受信器が受信した各タグのデータを移動通信にて情報収集センタに収集することを特徴とする請求項1又は2記載の生鮮食料品の管理システム。
- 前記タグ用受信器を梱包体姿の生鮮食料品の保管倉庫に設置し、このタグ用受信器が受信した各タグのデータを情報収集センタに収集することを特徴とする請求項1〜3いずれか記載の生鮮食料品の管理システム。
- 梱包体の載せ替え地における梱包体の通過路に臨ませて前記タグ用受信器を設置し、各梱包体が通過する際に各タグのデータを受信し、受信した各タグのデータを情報収集センタに収集することを特徴とする請求項1〜4いずれか記載の生鮮食料品の管理システム。
- 前記タグに生鮮食料品の生産に関する付加情報を格納するメモリを備え、この付加情報が前記データに含まれて前記タグから送信されることを特徴とする請求項1〜5いずれか記載の生鮮食料品の管理システム。
- 生鮮食料品を梱包する梱包地に、前記タグに生鮮食料品の生産に関する付加情報を書き込む書込み器を設けることを特徴とする請求項1〜6いずれか記載の生鮮食料品の管理システム。
- 予め設定されるしきい値により前記センサが検出したデータについて保存環境の良否を判定し、この判定結果を当該タグを輸送中の輸送車両に対して通知する保存環境判定手段を少なくとも前記タグ、前記輸送車両、前記情報収集センタのいずれかに設けることを特徴とする請求項1〜7いずれか記載の生鮮食料品の管理システム。
- 生鮮食料品を梱包する梱包地に、前記センサが検出するデータに対する保存環境判定のしきい値を同梱するタグに書き込む書込み器を設けることを特徴とする請求項1〜8いずれか記載の生鮮食料品の管理システム。
- 前記センサが検出するデータに対する保存環境判定のしきい値を生鮮食料品の品目毎に記憶したデータベースを設けることを特徴とする請求項1〜9いずれか記載の生鮮食料品の管理システム。
- 生鮮食料品を開梱する開梱地に、前記端末機器又は前記タグ用受信器を設置し、情報収集センタ又はタグから得られたデータに基づいて入荷した生鮮食料品についての保存品質を表示する表示装置を設置することを特徴とする請求項1〜10いずれか記載の生鮮食料品の管理システム。
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