JP7353833B2 - 運送情報管理システム、運送情報管理方法 - Google Patents

運送情報管理システム、運送情報管理方法 Download PDF

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Description

本発明は、運送情報管理システム、運送情報管理方法に関する。
医薬品や食品等の物品を車両や航空機等を利用して輸送する場合、輸送途中においても温度を一定に保つために保冷剤や保冷庫が利用される場合がある。輸送途中において物品の周囲の温度が所定の範囲にあるかを管理することも行われている。例えば、物品の周囲の温度を温度センサによって測定し、その測定結果を端末装置から管理サーバへ送信し、管理サーバにおいてログとして記憶している。ログには、測定結果とともに、GNSS(Global Navigation Satellite System)等の測位システムを利用して得られる当該物品の位置情報も記憶される。
このような物流の過程において、物品の環境や位置を管理する管理システムも提案されている(例えば、特許文献1、2)。
特開2002-036659号公報 特開2013-237541号公報
しかしながら、従来の管理システムは、物品は、1つの業者が発送受付から配達完了まで一貫して行うことが想定されているが、実際の輸送では、1つの物品を複数の業者が配送区間毎に引き継ぎをすることがある。このような場合、物品を別の業者に引き渡す場合には、物品と共に、センサに接続された端末装置も引き渡すことになり、この端末装置等を元の業者に戻す必要が生じ、システムの管理が煩雑になってしまう。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、物品を複数の配送者の間で引き渡して配送する場合であっても、通信に用いる機器の管理を簡単にして物品の環境データを得ることができる運送情報管理システム、運送情報管理方法を提供することにある。
上述した課題を解決するために、本発明は、管理タグと複数の端末装置と運送情報管理サーバとを含む運送情報管理システムであって、前記管理タグは、付帯される対象の配送物の環境を測定するセンサから得られる測定結果を出力する出力部を有し、前記複数の端末装置のうち、前記配送物を配送する第1配送者が利用する第1端末装置は、前記管理タグから得られる測定結果と前記第1端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する送信部と、前記第1配送者とは異なる配送者に対して前記配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を前記運送情報管理サーバに送信する引き継ぎ情報送信部と、を有し、前記運送情報管理サーバは、配送者を識別する配送者IDと、前記管理タグと端末装置とが通信を行うために必要であり前記配送者毎にそれぞれ異なる認証コードと、前記認証コードを他の配送者のうちいずれの配送者に共有するかを示す共有情報と、を記憶する管理情報記憶部と、前記第1端末装置から引き継ぎ情報を受信すると、前記第1配送者の配送者IDに対応する共有情報に基づいて、共有先の配送者の端末装置に、前記第1配送者の認証コードを送信する認証コード送信部と、前記複数の端末装置のいずれかから送信される測定結果と位置情報を受信する受信部と、を有し、前記複数の端末装置のうち、前記共有先の配送者の端末装置は、前記引き継いだ配送物に付帯された前記管理タグから前記認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する送信部と、を有する。
また、本発明は、管理タグと複数の端末装置と運送情報管理サーバとを含む運送情報管理システムにおける運送情報管理方法であって、前記管理タグは、付帯される対象の配送物の環境を測定するセンサから得られる測定結果を出力し、前記複数の端末装置のうち、前記配送物を配送する第1配送者が利用する第1端末装置は、前記管理タグから得られる測定結果と前記第1端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信し、前記第1配送者とは異なる配送者に対して前記配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を前記運送情報管理サーバに送信し、前記運送情報管理サーバは、配送者を識別する配送者IDと、前記管理タグと端末装置とが通信を行うために必要であり前記配送者毎にそれぞれ異なる認証コードと、前記認証コードを他の配送者のうちいずれの配送者に共有するかを示す共有情報と、を記憶する管理情報記憶部を有しており、前記第1端末装置から引き継ぎ情報を受信すると、前記第1配送者の配送者IDに対応する共有情報に基づいて、共有先の配送者の端末装置に、前記第1配送者の認証コードを送信し、前記複数の端末装置のいずれかから送信される測定結果と位置情報を受信し、前記複数の端末装置のうち、前記共有先の配送者の端末装置は、前記引き継いだ配送物に付帯された前記管理タグから前記認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する運送情報管理方法である。
以上説明したように、この発明によれば、物品を複数の配送者の間で引き渡して配送する場合であっても、通信に用いる機器の管理を簡単にして物品の環境データを得ることができる。
この発明の一実施形態による運送情報管理システム1の構成を示す概略ブロック図である。 運送情報管理サーバ40の機能構成を説明する概略ブロック図である。 管理情報記憶部41に記憶される情報の一例を示す図である。 端末装置20の機能構成を説明する概略ブロック図である。 ある配送者が所有している管理タグについて、別の配送者に対して共有設定する処理を説明するシーケンス図である。 端末装置が管理タグから測定結果を受信する処理を説明するフローチャートである。 管理タグ11の監視を引き継ぐ処理を説明する図である。 端末装置20の通信可能な領域内にある管理タグ11のIDとその測定結果が表示された状態を示す図である。 監視を開始するか否かを入力するボタンを表示する表示画面の一例を示す図である。 監視中の管理タグ11について表示される画面を示す図である。 引き継ぎ画面の一例を示す図である。 引き続き申請があったこが通知される画面の一例を示す図である。 「引継」ボタンがタップされた場合に表示される画面の一例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による運送情報管理システムについて図面を参照して説明する。
図1は、この発明の一実施形態による運送情報管理システム1の構成を示す概略ブロック図である。この運送情報管理システム1において、配送物は、発送場所から届け先の場所に配送されるまでの間に、複数の配送者のうち第1の配送者から他の配送者(第2の配送者等)に対して順次引き継いで輸送される。配送者は、1人の配送担当者であってもよいし、複数の配送担当者が所属する運送会社等の団体であってもよい。
運送情報管理システム1は、複数の管理タグ11(11a、11b)と、複数の端末装置20(20a、20b)と、複数の管理端末30(30a、30b)と運送情報管理サーバ40と、ネットワーク50とを含む。
管理タグ11は、複数の保冷箱10a、10b(以下、特に識別しない場合には単に保冷箱10と称する)のそれぞれに設けられる。保冷箱10は、管理タグ11と、センサ12と、物品15と、保冷剤とを収容する。保冷箱10は、収容された物品15を一定温度以下に維持する。
ここで、保冷箱10は複数設けられ、この図では一例として、保冷箱10a、保冷箱10bがある(保冷箱10a、保冷箱10bとを識別しない場合には、保冷箱10と称する)。保冷箱10aには、管理タグ11a、センサ12a、物品15aが収容される。保冷箱10bには、管理タグ11b、センサ12b、物品15bが収容される。
物品15a、15b(以下、特に識別しないときは単に物品15と称する)は、医薬品や生鮮食品等である。物品15は、一定温度以下に維持されることが好ましい物品である。
センサ12a、12b(以下、特に識別しないときは単にセンサ12と称する)は、管理タグ11a、11bに接続される。センサ12は、保冷箱10内の環境を測定し、測定結果を管理タグ11a、11bに出力する。測定対象の環境としては、例えば、温度、湿度、加速度等である。この実施形態においては、温度を測定する場合について説明する。
管理タグ11a、11b(以下、特に識別しない場合には単に管理タグ11と称する)は、端末装置20と通信する通信機能と、データを記憶するメモリを有する。
管理タグ11は、付帯される対象の配送物の環境をセンサから取得し、センサから得られる測定結果を通信機能によって出力する。管理タグ11は、予め決められた一定時間毎にセンサから測定結果を取得し、得られた測定結果を内部に設けられたメモリにログとして記憶する。
管理タグ11は、BLE(Bluetooth Low Energy)(Bluetoothは登録商標)を用いた通信またはNFC(Near Field Communication)用いた通信のいずれかの方式に切り替えて通信を行う機能を有する。
端末装置20は、スマートフォンやタブレット等の端末装置である。端末装置20は、管理タグ11と通信する機能、ネットワーク50を介して運送情報管理サーバ40と通信を行う機能等を有し、配送業務を行う際に配送担当者によって所持される。また、端末装置20は、公衆回線網を介して通話機能を有する。配送担当者は、配送業務中において、端末装置20を所持し、必要に応じて管理端末30の管理者と通話をすることもできる。
この図において、端末装置20aは、第1の配送者の配送担当者によって携帯され、端末装置20bは、第1とは異なる配送者である第2の配送者の配送担当者によって携帯される。
管理端末30(30a、30bと称する)は、配送者によって利用される。例えば、管理端末30aは、第1の配送者によって利用され、管理端末30bは、第2の配送者によって利用される。管理端末30としては、コンピュータが用いられる。
次に、運送情報管理サーバ40について説明する。図2は、運送情報管理サーバ40の機能構成を説明する概略ブロック図である。
管理情報記憶部41は、各種情報を記憶する。
図3は、管理情報記憶部41に記憶される情報の一例を示す図である。
管理情報記憶部41は、配送者ID、パスワード、認証コード、タグ情報を記憶する。
配送者IDは、配送者を識別する情報である。管理情報記憶部41は、これらの情報以外にも、管理タグ11によって測定された測定結果のログを記憶する。
パスワードは、配送者毎に異なる設定される情報であり、端末装置20によって自身が所属する配送者のサイトにログインする際に用いられる。
認証コードは、管理タグと端末装置とが通信を行うために必要であり配送者毎にそれぞれ異なる情報である。
タグ情報は、管理タグ11を個別に管理するために必要な情報である。タグ情報には、タグID、共有情報、伝票番号、共有タグの情報を含む。
タグIDは、管理タグ11を個別に識別する情報である。配送者は、自身が所有する管理タグ11のタグIDを、管理端末30を利用して予め登録する。これによりタグIDが配送者IDに対応付けて記憶される。
共有情報は、認証コードを他の配送者のうちいずれの配送者に共有するかを示す情報である。
伝票番号は、配送される保冷箱10のそれぞれに貼付される伝票に記載された番号であり、伝票を個別に識別する情報である。
共有タグは、他の配送者の管理タグ11を共有先として設定を受けたタグIDである。
例えば、配送者ID「A001」が割り当てられた配送者(配送担当者)は、端末装置20にIDとパスワードを入力してログインする場合、端末装置20において、IDとして配送者ID「A001」、パスワードとして「AAA」を入力することでログインすることができる。
ログイン後は、自配送者に割り当てられた認証コード「1111」を用いることで、自配送者に割り当てられたタグID「1001」、「1002」、「1003」から測定結果を得ることができる。
タグID「1001」には、共有情報として「なし」に設定されているため、配送者ID「A001」でログインした端末装置20のみが、タグID「1001」から測定結果を取得することができる。
タグID「1002」には、共有情報として「B001」に設定されているため、管理タグ11から送信される測定結果は、配送者ID「A001」または「B001」を用いてログインした端末装置20のみが取得することができる。この場合、配送者ID「B001」でログインした端末装置20は、運送情報管理サーバ40からタグID「1002」の認証コード「1111」を受信することで、認証コード「1111」を用いてタグID「1002」から測定結果を取得することができる。すなわち、配送者は、自身が所有していない管理タグ11であっても、その管理タグ11の配送者から自配送者に共有情報が設定された場合には、測定結果を参照することができる。このような共有情報は、物品の運送をするルートにおいて複数の配送者が引き継ぐことで物品を配送する場合には、その物品に付帯される管理タグ11について、引き継ぐ先の配送者の配送者IDを共有情報に設定することで、物品を引き渡すことで、端末装置20を引き渡さずに、温度等の測定結果の取得を引き継ぐことができる。
同一の配送者に所属する配送担当者は、異なる端末装置20を利用する場合であっても、ログインする際には同じ配送者IDとパスワードを利用してログインし、同じ認証コードを利用する。そのたえめ、同じ配送者に所属している複数の配送担当者の間で引き継ぎを行うこともできるが、認証コードについては、既に解っているため、引き継ぎの時点で認証コードを通知してもらう必要がない。
図2に戻り、認証コード送信部42は、前記第1の端末装置から引き継ぎ情報を受信すると、前記第1配送者の配送者IDに対応する共有情報に基づいて、共有先の配送者の端末装置に、前記第1配送者の認証コードを送信する。
また、認証コード送信部42は、共有先の配送者の端末装置から引き継ぎ受け入れ情報を受信すると認証コードを送信する。
通信部43は、端末装置20と通信を行う機能と、管理端末30と通信を行う機能とを有する。
受信部431は、記複数の端末装置のいずれかから送信される測定結果と位置情報を受信する。
引き継ぎ送信部432は、引き継ぎ情報を受信すると、運送情報管理サーバ40内の所定のメモリ領域(例えば、管理情報記憶部41)に、引き継ぎ情報を受信したことを示す情報とタグIDとを対応付けた情報を引き継ぎ発生リストとして記憶する。また、引き継ぎ送信部432は、端末装置20からの引き継ぎ発生リストの送信要求を受信すると、この送信要求に応じて、引き継ぎ発生リストを送信する。ここでは、引き継ぎ先は、配送ルートにおける配送区間とその配送区間を担当する配送者を対応付けて予め管理情報記憶部41に記憶しておくことで、どの配送者に対して引き継ぐかを特定することができる。
これにより、引き継ぎ先として特定されている配送者の端末装置20において、自配送者または配送担当者に対して引き継ぎが発生しているタグIDを確認することができる。また、引き継ぎ送信部43は、第1の配送担当者が利用する第1の端末装置から引き継ぎ情報を受信すると、第2の配送担当者が利用する端末装置からの閲覧要求に応じて、引き継ぎ発生リストを送信する。
入力部44は、各種情報を入力する。入力部44は、例えば、タッチパネルやキーボード、マウス等が用いられる。
出力部45は、各種情報を出力する。出力部45は、例えば、タッチパネルの画面、液晶表示装置、スピーカ等を用いることができる。
制御部46は、運送情報管理サーバ40内の各部を制御する。
図4は、端末装置20の機能構成を説明する概略ブロック図である。
通信部21は、管理タグ11と通信する機能と、運送情報管理サーバ40と通信する機能を有する。通信部21は、送信部211、引き継ぎ情報送信部212を有する。
送信部211と、管理タグ11から得られる測定結果と第1端末装置の位置情報とを運送情報管理サーバ40に送信する。
また、送信部211は、引き継いだ配送物に付帯された管理タグ11から認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを運送情報管理サーバ40に送信する。
引き継ぎ情報送信部212は、第1配送者とは異なる配送者に対して配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を運送情報管理サーバ40に送信する。
また、引き継ぎ情報送信部212は、第1配送者のうち第1の配送担当者が利用する第1の端末装置は、同じ配送者であって第1の配送担当者とは異なる配送担当者である第2の配送担当者に対して配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を運送情報管理サーバに送信する。
送信部211は、引き継ぎ通知を受信し、共有先の配送者から引き継ぎを受け入れることを示す指示が入力されると、運送情報管理サーバ40に引き継ぎ受け入れ情報を送信する。また、送信部211は、引き継ぎ通知を受信し、共有先の配送者から引き継ぎを受け入れることを示す指示が入力されると、運送情報管理サーバ40に引き継ぎ受け入れ情報を送信する。また、送信部211は、引き継いだ配送物に付帯された管理タグから第1の配送者の認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを運送情報管理サーバ40に送信する。
入力部22は、各種情報を入力する。入力部22は、例えば、タッチパネルやキーボード等が用いられる。
出力部23は、各種情報を出力する。出力部23は、例えば、タッチパネルの画面、液晶表示装置、スピーカ等を用いることができる。
記憶部24は、各種情報を記憶する。
測位部25は、端末装置20の現在位置を測定する。位置の測定は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)の機能によって測定することができる。
制御部26は、端末装置20内の各部を制御する。
次に、上述した運送情報管理システム1の動作を説明する。
《登録処理》
最初に、運送情報管理サーバ40の管理者は、入力部44を介して、配送者毎の、ユーザ名、ユーザID、認証コードを入力し、運送情報管理サーバ40の管理情報記憶部41に記憶する。
一方、配送者は、運送情報管理システム1において利用可能な管理タグ11のうち、自身が所有する管理タグ11のタグIDを読み取り、管理端末30から運送情報管理サーバ40に送信することで、管理情報記憶部41に記憶する。
《共有設定》
次に、ある配送者が所有している管理タグについて、別の配送者に対して共有設定する場合について、図5のシーケンス図を用いて説明する。ここでは、一例として管理端末30aの配送者が管理端末30bの配送者に対して共有設定する場合について説明する。
管理端末30aの配送者の管理者は、管理端末30aにユーザID、パスワードを入力してログインし(ステップS101)、自身が所有している管理タグ10のタグIDを画面上に表示させ、その中から、共有設定する対象のタグIDを選択する指示を入力する(ステップS102)。さらに管理端末30の管理者は、共有する相手のユーザIDを指定入力する(ステップS103)。
例えば、配送者は管理タグ11のうち、引き継いで配送する対象の物品に付帯する管理タグ11のタグIDを指定して、配送ルートを考慮し、引き継ぎ先の配送者の配送者IDを登録する。例えば、配送者IDが「A001」である配送者が、タグID「1002」に対して、共有情報としてユーザID「B002」を共有先として設定する。他にも共有する対象の管理タグ11について、それぞれ共有情報が登録される。
管理端末30は、指定入力されたタグIDとユーザIDを、管理端末30から運送情報管理サーバ40に共有設定要求とともに送信する。
運送情報管理サーバ40は、管理端末30から共有設定要求が送信されると、共有設定要求と、指定入力されたタグIDとユーザIDとを受信し、指定入力されたユーザIDに対応する管理端末30bに指定されたタグIDが共有設定の要求があったことを、共有設定の要求を行った配送者IDとともに通知する(ステップS201)。
管理端末30bは、共有設定の要求を行った配送者IDと共有設定の要求があった管理タグ11のタグIDを画面上に表示する。管理端末30bの管理者は、この通知を確認し、共有設定を受け入れる場合、共有設定を受け入れることを示すボタンを、マウス等を利用してクリックすることで、受け入れることを示す情報を入力する(ステップS301)。
運送情報管理サーバ40は、管理端末30bから受け入れの回答入力を受け付けると、受け入れされた共有設定の内容を管理情報記憶部41に記憶する(ステップS202)。すなわち、指定されたタグIDに対して共有先のユーザIDを「共有情報」として書き込むとともに、受け入れた配送者の配送者IDに対して共有設定されたタグIDを「共有タグ」として書き込む。例えば、配送者ID「A001」に対応するタグID「1002」の共有情報に「B001」が記憶され、配送者ID「B001」に対応する「共有タグ」に「1002」が記憶される。
そして運送情報管理サーバ40は、共有設定が完了したことを管理端末30aに送信する(ステップS203)。
管理端末30aは、共有設定が完了したことを示す通知を受信し、画面上に表示する(ステップS104)。これにより、管理端末30aの管理者は、共有設定が完了したことを確認することができる。
《管理タグから測定結果を受信》
図6は、端末装置が管理タグから測定結果を受信する処理を説明するフローチャートである。
配送担当者は、配送対象の保冷箱10を配送用車両に積載し、自身が利用する端末装置20を携帯する。そして、配送担当者は、配送者IDとパスワードを入力して運送情報管理サーバ40にアクセスし、ログインする(ステップS501)。
端末装置20は、ログインすると、運送情報管理サーバ40から、監視が許可されたタグIDと認証コードを受信する(ステップS502)。監視が許可されたタグは、ログインした際の配送者IDに対応づけされたタグIDと共有タグのタグIDである。認証コードは、ログインした際の配送者IDに対応づけされた認証コードである。
端末装置20は、自端末装置20の通信可能な範囲にある管理タグからタグIDを取得し、得られたタグIDを画面上に表示する(ステップS503)。
配送担当者は、端末装置20の画面上に表示されるタグIDを確認し、自身が管理する対象のタグIDをタッチ入力する(ステップS504)。自身が管理する対象のタグIDは、例えば、配送対象の保冷箱10に付帯された管理タグ11の筐体の外面に印字されたタグIDを見て選択入力してもよい。
端末装置20は、管理タグのタグIDが選択されると、選択されたタグIDに対応する管理タグに対して認証コードを用いてアクセスする(ステップS505)。ここでは、複数のタグIDが選択されていた場合には、それぞれの管理タグ11にアクセスする。また、共有設定された管理タグ11がある場合には、その共有設定された管理タグ11についても認証コードを用いてアクセスすることができる(図7を用いて後述する)。
ここでは、管理タグ11は荷台に搭載され、端末装置20は運転席等に載置されるが、LPWA等の規格に基づく無線通信を行うことで、アクセスが可能である。
端末装置20は、内部に設けられたタイマーのカウントを開始し、タイマーのカウント値を参照する(ステップS506)。そして、端末装置20は、カウント値が、アクセスしている管理タグのいずれかに設定されたタイマー値に到達したか否かを判定する(ステップS507)。例えば、端末装置20が2つの管理タグ11に対してアクセスしている場合には、第1の管理タグ11のタイマー値である第1タイマー値と、第2の管理タグ11のタイマー値である第2タイマー値とのうち、第1タイマー値が到来したか否かを判定する。
端末装置20は、第1タイマー値が到来していれば、第1タイマー値に対応する管理タグ11から、測定結果を取得する(ステップS508)。
ここで、管理タグ11は、一定期間毎(例えば1秒毎)に測定結果を無線によって送信している。タイマー値は、管理タグ11の測定間隔よりも長い時間(例えば、1分、3分、5分等)に設定されている。端末装置20は、タイマー値が到来した時点において管理タグ11から送信された測定結果を取得する。
端末装置20は、管理タグ11から測定結果を取得すると、その管理タグ11のタグIDと、測定結果と、端末装置20の位置を測定した結果である位置情報とを、運送情報管理サーバ40に送信する(ステップS509)。端末装置20は、管理タグ11から取得した測定結果については、タグIDとともに出力部23の画面上に表示することができる。これにより、配送担当者は、保冷箱10の内部の温度等の状況を確認することができる。
運送情報管理サーバ40は、このタグIDと、測定結果と、端末装置20の位置情報とを対応づけて、ログとして管理情報記憶部41に記憶する。
端末装置20は、処理を終了する指示が入力されたか否かを判定し、終了の指示が入力されていなければ、ステップS506に移行し、終了の指示が入力された場合には、処理を終了する。
一方、ステップS507において、端末装置20は、第1タイマー値が到来していない場合には、第2タイマー値が到来したか否かを判定する(ステップS511)。端末装置20は、第2タイマー値が到来していない場合には、ステップS506に処理を移行し、第2タイマー値が到来している場合には、第2タイマー値に対応する管理タグ11から、測定結果を取得し(ステップS512)、その管理タグ11のタグIDと、測定結果と、端末装置20の位置を測定した結果である位置情報とを、運送情報管理サーバ40に送信する(ステップS509)。
このように、端末装置20は、自身が管理する対象の管理タグ11から測定結果を取得し、タグID及び位置情報とともに運送情報管理サーバ40に送信する。これにより、端末装置を保冷箱10毎に設置しなくても、測定結果を位置情報とともに収集することができる。
《他の配送担当者への管理タグの引き継ぎ》
次に、端末装置20aから端末装置20bに対して管理タグ11の監視を引き継ぐ処理について説明する。図7は、管理タグ11の監視を引き継ぐ処理を説明する図である。監視の引き継ぎは、例えば、1つの配送ルートにおいて、第1の配送者が担当する区間から、次の配送区間を担当する第2の配送者に物品を引き渡す際に行われる。
端末装置20aは、配送担当者から対象のタグIDが指定され引き継ぎの指示が入力されると、そのタグIDについて引き継ぎを申請する指示を運送情報管理サーバ40に送信する(ステップS601)。このとき、端末装置20aは、必要に応じて、引き継ぎ対象の管理タグ11に対して、航空機モードに変更する指示を入力することもできる(ステップS602)。航空機モードは、管理タグ11が測定結果を無線によって出力することを停止するモードである。管理タグ11は、自ら電波を発することがないので、管理タグ11が付帯された保冷箱10を航空機に搭載することが可能であるとともに、測定結果については、継続して記憶することができる。これにより、航空機モードに移行している間の測定結果については、後から取得することができる。また、管理タグ11に記憶される測定結果は、タイマー値として設定された時間間隔で得られた結果であってもよい。
なお、航空機モードは、保冷箱10が航空機から降ろされた後で、端末装置20を利用して解除することができる。
端末装置20は、ステップS601またはステップS602の処理を実行した後は、引き継ぎ申請をした管理タグ11については、自身が管理する対象から除外する。これにより、引き継ぎ申請をした管理タグ11については、測定結果が画面上には表示されないようにすることができる。
運送情報管理サーバ40は、引き継ぎ申請があったことを引き継ぎ先である端末装置20bに通知する(ステップS603)。引き継ぎ先は、配送ルートにおける配送区間とその配送区間を担当する配送者を対応付けて予め管理情報記憶部41に記憶しておくことで特定することができる。
端末装置20bを利用する配送担当者は、自身が所属する配送者に割り当てられたユーザIDとパスワードを利用してログインする。ログインした際に、自身に対して管理タグ11の引き継ぎ申請があったか否かについては、画面上において確認することが可能である。
端末装置20bは、引き継ぎ申請があったことを画面上に表示し、この画面を確認し配送担当者は、端末装置20aの配送担当者から引き渡された保冷箱10のタグIDと、画面上のタグIDを確認し、引き継ぎを受け入れる指示を入力する(ステップS604)。引き継ぎ受け入れの指示が入力されると端末装置20は、引き継ぎを受け入れることを示す回答と、引き継ぎ受け入れが指示された管理タグ11のタグIDと、認証コードの要求とを運送情報管理サーバ40に送信する(ステップS604)。
運送情報管理サーバ40は、端末装置20bから送信された情報を受信すると、通知されたタグIDに対応する認証コードと、当該タグIDとを端末装置20bに送信する(ステップS605)。ここで送信される認証コードは、端末装置20aの配送者に設定されている認証コードであり、端末装置20bの配送者、配送担当者は把握していない。なお、ステップS602において管理タグ11が航空機モードに設定されていた場合には、この航空機モードを解除するための解除コードも端末装置20bに送信される。
端末装置20bは、運送情報管理サーバ40からタグIDと認証コードを受信すると、そのタグIDに対して認証コードを用いてアクセスする。ここでは、認証コードは、端末装置20b内のメモリに記憶され、管理タグ11にアクセスするために用いられるが、画面上への表示はされないため、共有先の配送担当者(端末装置20bの配送担当者)は、認識することができない。また、認証コードが画面上に表示されなくても、アクセスされ、端末装置20bの管理下に入ることで、共有された管理タグ11の測定結果がタグIDとともに端末装置20bの画面上に表示され、確認することができる。
管理タグ11が航空機モードに設定されている場合には、運送情報管理サーバ40から受信した解除コードを用いて、航空機モードを解除することもできる。管理タグ11は、ステップS602において航空機モードに設定された後、物品共に航空機によって輸送される。この間、端末装置20による管理は行われていないが、測定結果は、ログとして管理タグ11内に記憶される。そして、保冷箱10が航空機から下ろされ、端末装置20bがこの保冷箱10を引き受けると、ステップS604からの処理が実行される。
管理タグ11は、端末装置20bから受信した認証コードが正しければ、ログに記憶された測定結果(ステップS601の時点からの測定結果)を端末装置20bに送信するととともに、所定時間ごとに測定を行ったリアルタイムの測定結果を一定の時間間隔で送信する(ステップS607)。
端末装置20bは、管理タグ11からログと測定結果を受信すると、ログについては運送情報管理サーバ40に送信し、測定結果については、管理タグ11に設定された送信間隔に従って、端末装置20bの位置情報とともに、運送情報管理サーバ40に送信する。このようにして、引き継ぎの間における測定結果は、ログとして運送情報管理サーバ40に記憶されるとともに、引き継ぎが完了した後の測定結果については、リアルタイムでの監視が行われ、運送情報管理サーバ40に位置情報とともに送信される。
この図7において、端末装置20bについては、共有設定された管理タグ11を監視する場合について説明したが、端末装置20bの配送担当者が所属する配送者が所有する管理タグ11についての監視も並行して、図6に説明した処理と同様に行われる。
図8は、管理タグ11の監視を行う端末装置20の表示画面の一例を示す図である。
図8Aは、端末装置20の通信可能な領域内にある管理タグ11のIDとその測定結果が表示された状態を示す図である。この画面においては、端末装置20と通信可能な領域内であって、自端末装置20がログインした際に得られた自配送者に割り当てられた認証コードを用いてアクセスすることで、通信が成立した管理タグ11に関して表示される。
配送担当者は、この画面を参照し、自身が配送を担当する保冷箱10に付帯された管理タグ11のタグIDをタップ入力する。これにより、端末装置20の画面には、図8Bに示すように、監視を開始するか否かを入力するボタンを表示する表示画面に切り替わる。配送担当者は、この画面において、「リアルタイム温度監視開始」ボタンをタップする。これにより、監視対象とされた管理タグ11から一定時間間隔で測定結果を取得し、位置情報とともに運送情報管理サーバ40に送信する処理が開始される。
図8Cは、監視中の管理タグ11について表示される画面を示す図である。この画面においては、監視中の管理タグ11のタグIDと測定結果等が表示される。配送担当者は、この測定結果を参照することで、例えば、保冷箱10の内部の温度が適正であるかを確認することができる。そして、配送担当者は、保冷箱10を引き継ぐ地点まで配送すると、引き継ぎの拠点において、引き継ぐ対象の保冷箱10に付帯された管理タグ11のタグIDをタップする。これにより、図8Dに示す、引き継ぎ画面が表示される。引き継ぎ画面においては、管理タグ11を航空機モードに変更するための「監視一時停止」、管理タグ11の測定を終了する「監視終了」、航空機モードで引き継ぎを行う「航空機モードで引き継ぎ」、通常モード(航空機モードではなく、測定結果を無線によって出力するモード)で引き継ぎを行う「通常モードで引き継ぎ」、監視モニター画面に戻る「キャンセル」、計測中の管理タグ11の計測開始から現在までの測定結果を閲覧する「ログを見る」等のボタンが表示される。配送担当者は、引き継ぎをする場合、この中から、「航空機モードで引き継ぎ」または「通常モードで引き継ぎ」をタップする。これにより、引き継ぎ申請をすることができる。
図9は、引き継ぎを受け入れる側の端末装置20における表示画面の一例を示す図である。図9Aは、引き続き申請があったこが通知される画面の一例を示す図である。ここでは、引き継ぎ申請された管理タグ11のタグIDと、引き継ぎを受け入れることを指示する「引継」のボタンが表示される。配送担当者は、引き継ぎを受け入れる場合、受け入れ対象のタグIDに対応する「引継」のボタンをタップする。図9Bは、「引継」ボタンがタップされた場合に表示される画面の一例を示す図である。ここでは、引き継ぐことを確認する画面が表示される。配送担当者は、この確認画面を見て、引き継ぐことを確定する場合には、「接続」のボタンをタップする。これにより、引き継ぐ対象の管理タグ11との間でLPWAの規格に沿って通信が開始され、引き継ぎが完了する。
以上説明した実施形態において、運送情報管理システム1に、ゲートウェイ装置を設けるようにしてもよい。例えば、ゲートウェイ装置は、管理タグ11であれば、いずれの管理タグ11であっても、アクセスし、位置情報とともに運送情報管理サーバ40に測定結果を送信することができる。ゲートウェイ装置は、例えば、運送情報管理サーバ40の管理下において利用されるため、いずれの配送者の管理タグ11であっても、必要な認証コードを利用してアクセスすることができる。
このようなゲートウェイ装置は、第1配送者と第2配送者の間で引き継ぎ申請がなされ、引き継ぎを受け入れることが確定するまでの間に、ある程度の区間がある場合利用するようにしてもよい。例えば、端末装置20を所有していない配送者が配送する区間や、端末装置を所有していたとしても、端末装置20としての機能が搭載されていない端末装置を利用する配送者が配送を担当する区間において利用するようしてもよい。これにより、引き継ぎが完了するまでの間であっても、測定結果だけでなく、位置情報も得て、運送情報管理サーバ40に記憶することができる。
また、ゲートウェイ装置については、端末装置20から引き継ぎ申請を受けることなく測定結果の受信を開始することができる。また、ゲートウェイ装置から次の区間を担当する配送担当者の端末装置20に対して引き継ぎ申請をする必要もない。
以上説明した実施形態における効果についてさらに説明する。
一般に、物品を輸送する対象の範囲が広い場合において端末装置に通信機能を持たせる場合には、SIM(Subscriber Identity Module)カードを端末装置に搭載し、管理サーバと通信を行うことが考えられる。この場合、物品毎にそれぞれSIMカードが搭載された端末装置を付帯させる必要が生じるため、多数のSIMカードを運用するための費用が増大する。
しかし、上述の実施形態によれば、管理タグを物品に付帯させ、端末装置については、配送担当者が携帯しているスマートフォン等の端末装置を利用するようにしたため、端末装置を物品に常時付帯させなくても、測定結果を、運送情報管理サーバ40に送信することができる。配送担当者は一般に、物品の配送時にはスマートフォン等の端末装置を所持しているため、この端末装置を利用することで、物品毎に端末装置を新たに付帯する必要がない。
また、管理タグの測定結果は、例えばテキストデータで送信することで、通信するデータ量を抑えることができる。このため、配送担当者の端末装置の通信料に関する負担は少ない。
上述した実施形態における、端末装置20、運送情報管理サーバ40をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD-ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…運送情報管理システム、10…保冷箱、10a…保冷箱、10b…保冷箱、11…管理タグ、11a…管理タグ、11b…管理タグ、12…センサ、12a…センサ、12b…センサ、15…物品、15a…物品、15b…物品、20…端末装置、20a…端末装置、20b…端末装置、21…通信部、22…入力部、23…出力部、24…記憶部、25…測位部、26…制御部、30…管理端末、30a…管理端末、30b…管理端末、40…運送情報管理サーバ、41…管理情報記憶部、42…認証コード送信部、43…通信部、43…送信部、44…入力部、45…出力部、46…制御部、50…ネットワーク、211…送信部、212…情報送信部、431…受信部、432…送信部

Claims (5)

  1. 管理タグと複数の端末装置と運送情報管理サーバとを含む運送情報管理システムであって、
    前記管理タグは、
    付帯される対象の配送物の環境を測定するセンサから得られる測定結果を出力する出力部を有し、
    前記複数の端末装置のうち、前記配送物を配送する第1配送者が利用する第1端末装置は、
    前記管理タグから得られる測定結果と前記第1端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する送信部と、
    前記第1配送者とは異なる配送者に対して前記配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を前記運送情報管理サーバに送信する引き継ぎ情報送信部と、を有し、
    前記運送情報管理サーバは、
    配送者を識別する配送者IDと、前記管理タグと端末装置とが通信を行うために必要であり前記配送者毎にそれぞれ異なる認証コードと、前記認証コードを他の配送者のうちいずれの配送者に共有するかを示す共有情報と、を記憶する管理情報記憶部と、
    前記第1端末装置から引き継ぎ情報を受信すると、前記第1配送者の配送者IDに対応する共有情報に基づいて、共有先の配送者の端末装置に、前記第1配送者の認証コードを送信する認証コード送信部と、
    前記複数の端末装置のいずれかから送信される測定結果と位置情報を受信する受信部と、を有し、
    前記複数の端末装置のうち、前記共有先の配送者の端末装置は、
    前記引き継いだ配送物に付帯された前記管理タグから前記認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する送信部と、
    を有する運送情報管理システム。
  2. 前記運送情報管理サーバは、
    前記引き継ぎ情報を受信した後、前記共有先の配送者の端末装置からの要求に応じて、引き継ぎ要求が発生している管理タグに割り当てられたタグ識別情報を当該端末装置に送信する引き継ぎ送信部を有し、
    前記認証コード送信部は、前記共有先の配送者の端末装置から引き継ぎ受け入れ情報を受信すると認証コードを送信し、
    前記共有先の配送者の端末装置は、
    前記タグ識別情報を受信し、前記共有先の配送者から引き継ぎを受け入れることを示す指示が入力されると、前記運送情報管理サーバに引き継ぎ受け入れ情報を送信する送信部と、
    を有する請求項1記載の運送情報管理システム。
  3. 前記第1配送者には複数の配送担当者がおり、
    前記第1配送者のうち第1配送担当者が利用する第1端末装置は、当該第1配送担当者とは異なる配送担当者である第2配送担当者に対して前記配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を前記運送情報管理サーバに送信する引き継ぎ情報送信部を有し、
    前記運送情報管理サーバの引き継ぎ送信部は、
    前記第1配送担当者が利用する第1端末装置から引き継ぎ情報を受信した後、前記第2配送担当者からの要求に応じて、引き継ぎ要求が発生している管理タグに割り当てられたタグ識別情報を当該第2配送担当者の端末装置に送信し、
    前記第2配送担当者の端末装置は、
    前記引き継ぎ要求が発生している管理タグに割り当てられたタグ識別情報を受信し、前記共有先の配送者から引き継ぎを受け入れることを示す指示が入力されると、前記運送情報管理サーバに引き継ぎ受け入れ情報を送信する送信部と、
    前記引き継いだ配送物に付帯された前記管理タグから前記第1配送者の認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する送信部と、を有する
    請求項2に記載の運送情報管理システム。
  4. 前記第1端末装置から前記共有先の端末装置に対する引き継ぎが完了するまでの間において、前記管理タグと通信を行うことで測定結果を取得し、当該測定結果と自身の位置を示す位置情報とを運送情報管理サーバに送信するゲートウェイ装置
    を有する請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の運送情報管理システム。
  5. 管理タグと複数の端末装置と運送情報管理サーバとを含む運送情報管理システムにおける運送情報管理方法であって、
    前記管理タグは、
    付帯される対象の配送物の環境を測定するセンサから得られる測定結果を出力し、
    前記複数の端末装置のうち、前記配送物を配送する第1配送者が利用する第1端末装置は、
    前記管理タグから得られる測定結果と前記第1端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信し、
    前記第1配送者とは異なる配送者に対して前記配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を前記運送情報管理サーバに送信し、
    前記運送情報管理サーバは、
    配送者を識別する配送者IDと、前記管理タグと端末装置とが通信を行うために必要であり前記配送者毎にそれぞれ異なる認証コードと、前記認証コードを他の配送者のうちいずれの配送者に共有するかを示す共有情報と、を記憶する管理情報記憶部を有しており、
    前記第1端末装置から引き継ぎ情報を受信すると、前記第1配送者の配送者IDに対応する共有情報に基づいて、共有先の配送者の端末装置に、前記第1配送者の認証コードを送信し、
    前記複数の端末装置のいずれかから送信される測定結果と位置情報を受信し、
    前記複数の端末装置のうち、前記共有先の配送者の端末装置は、
    前記引き継いだ配送物に付帯された前記管理タグから前記認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する
    運送情報管理方法。
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