JP7353833B2 - 運送情報管理システム、運送情報管理方法 - Google Patents
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Description
このような物流の過程において、物品の環境や位置を管理する管理システムも提案されている(例えば、特許文献1、2)。
図1は、この発明の一実施形態による運送情報管理システム1の構成を示す概略ブロック図である。この運送情報管理システム1において、配送物は、発送場所から届け先の場所に配送されるまでの間に、複数の配送者のうち第1の配送者から他の配送者(第2の配送者等)に対して順次引き継いで輸送される。配送者は、1人の配送担当者であってもよいし、複数の配送担当者が所属する運送会社等の団体であってもよい。
管理タグ11は、複数の保冷箱10a、10b(以下、特に識別しない場合には単に保冷箱10と称する)のそれぞれに設けられる。保冷箱10は、管理タグ11と、センサ12と、物品15と、保冷剤とを収容する。保冷箱10は、収容された物品15を一定温度以下に維持する。
ここで、保冷箱10は複数設けられ、この図では一例として、保冷箱10a、保冷箱10bがある(保冷箱10a、保冷箱10bとを識別しない場合には、保冷箱10と称する)。保冷箱10aには、管理タグ11a、センサ12a、物品15aが収容される。保冷箱10bには、管理タグ11b、センサ12b、物品15bが収容される。
センサ12a、12b(以下、特に識別しないときは単にセンサ12と称する)は、管理タグ11a、11bに接続される。センサ12は、保冷箱10内の環境を測定し、測定結果を管理タグ11a、11bに出力する。測定対象の環境としては、例えば、温度、湿度、加速度等である。この実施形態においては、温度を測定する場合について説明する。
管理タグ11は、付帯される対象の配送物の環境をセンサから取得し、センサから得られる測定結果を通信機能によって出力する。管理タグ11は、予め決められた一定時間毎にセンサから測定結果を取得し、得られた測定結果を内部に設けられたメモリにログとして記憶する。
この図において、端末装置20aは、第1の配送者の配送担当者によって携帯され、端末装置20bは、第1とは異なる配送者である第2の配送者の配送担当者によって携帯される。
図3は、管理情報記憶部41に記憶される情報の一例を示す図である。
管理情報記憶部41は、配送者ID、パスワード、認証コード、タグ情報を記憶する。
配送者IDは、配送者を識別する情報である。管理情報記憶部41は、これらの情報以外にも、管理タグ11によって測定された測定結果のログを記憶する。
パスワードは、配送者毎に異なる設定される情報であり、端末装置20によって自身が所属する配送者のサイトにログインする際に用いられる。
認証コードは、管理タグと端末装置とが通信を行うために必要であり配送者毎にそれぞれ異なる情報である。
タグ情報は、管理タグ11を個別に管理するために必要な情報である。タグ情報には、タグID、共有情報、伝票番号、共有タグの情報を含む。
タグIDは、管理タグ11を個別に識別する情報である。配送者は、自身が所有する管理タグ11のタグIDを、管理端末30を利用して予め登録する。これによりタグIDが配送者IDに対応付けて記憶される。
共有情報は、認証コードを他の配送者のうちいずれの配送者に共有するかを示す情報である。
伝票番号は、配送される保冷箱10のそれぞれに貼付される伝票に記載された番号であり、伝票を個別に識別する情報である。
共有タグは、他の配送者の管理タグ11を共有先として設定を受けたタグIDである。
ログイン後は、自配送者に割り当てられた認証コード「1111」を用いることで、自配送者に割り当てられたタグID「1001」、「1002」、「1003」から測定結果を得ることができる。
タグID「1001」には、共有情報として「なし」に設定されているため、配送者ID「A001」でログインした端末装置20のみが、タグID「1001」から測定結果を取得することができる。
タグID「1002」には、共有情報として「B001」に設定されているため、管理タグ11から送信される測定結果は、配送者ID「A001」または「B001」を用いてログインした端末装置20のみが取得することができる。この場合、配送者ID「B001」でログインした端末装置20は、運送情報管理サーバ40からタグID「1002」の認証コード「1111」を受信することで、認証コード「1111」を用いてタグID「1002」から測定結果を取得することができる。すなわち、配送者は、自身が所有していない管理タグ11であっても、その管理タグ11の配送者から自配送者に共有情報が設定された場合には、測定結果を参照することができる。このような共有情報は、物品の運送をするルートにおいて複数の配送者が引き継ぐことで物品を配送する場合には、その物品に付帯される管理タグ11について、引き継ぐ先の配送者の配送者IDを共有情報に設定することで、物品を引き渡すことで、端末装置20を引き渡さずに、温度等の測定結果の取得を引き継ぐことができる。
また、認証コード送信部42は、共有先の配送者の端末装置から引き継ぎ受け入れ情報を受信すると認証コードを送信する。
受信部431は、記複数の端末装置のいずれかから送信される測定結果と位置情報を受信する。
これにより、引き継ぎ先として特定されている配送者の端末装置20において、自配送者または配送担当者に対して引き継ぎが発生しているタグIDを確認することができる。また、引き継ぎ送信部43は、第1の配送担当者が利用する第1の端末装置から引き継ぎ情報を受信すると、第2の配送担当者が利用する端末装置からの閲覧要求に応じて、引き継ぎ発生リストを送信する。
出力部45は、各種情報を出力する。出力部45は、例えば、タッチパネルの画面、液晶表示装置、スピーカ等を用いることができる。
制御部46は、運送情報管理サーバ40内の各部を制御する。
通信部21は、管理タグ11と通信する機能と、運送情報管理サーバ40と通信する機能を有する。通信部21は、送信部211、引き継ぎ情報送信部212を有する。
送信部211と、管理タグ11から得られる測定結果と第1端末装置の位置情報とを運送情報管理サーバ40に送信する。
また、送信部211は、引き継いだ配送物に付帯された管理タグ11から認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを運送情報管理サーバ40に送信する。
引き継ぎ情報送信部212は、第1配送者とは異なる配送者に対して配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を運送情報管理サーバ40に送信する。
また、引き継ぎ情報送信部212は、第1配送者のうち第1の配送担当者が利用する第1の端末装置は、同じ配送者であって第1の配送担当者とは異なる配送担当者である第2の配送担当者に対して配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を運送情報管理サーバに送信する。
出力部23は、各種情報を出力する。出力部23は、例えば、タッチパネルの画面、液晶表示装置、スピーカ等を用いることができる。
記憶部24は、各種情報を記憶する。
測位部25は、端末装置20の現在位置を測定する。位置の測定は、例えば、GNSS(Global Navigation Satellite System)の機能によって測定することができる。
制御部26は、端末装置20内の各部を制御する。
《登録処理》
最初に、運送情報管理サーバ40の管理者は、入力部44を介して、配送者毎の、ユーザ名、ユーザID、認証コードを入力し、運送情報管理サーバ40の管理情報記憶部41に記憶する。
一方、配送者は、運送情報管理システム1において利用可能な管理タグ11のうち、自身が所有する管理タグ11のタグIDを読み取り、管理端末30から運送情報管理サーバ40に送信することで、管理情報記憶部41に記憶する。
次に、ある配送者が所有している管理タグについて、別の配送者に対して共有設定する場合について、図5のシーケンス図を用いて説明する。ここでは、一例として管理端末30aの配送者が管理端末30bの配送者に対して共有設定する場合について説明する。
管理端末30aの配送者の管理者は、管理端末30aにユーザID、パスワードを入力してログインし(ステップS101)、自身が所有している管理タグ10のタグIDを画面上に表示させ、その中から、共有設定する対象のタグIDを選択する指示を入力する(ステップS102)。さらに管理端末30の管理者は、共有する相手のユーザIDを指定入力する(ステップS103)。
例えば、配送者は管理タグ11のうち、引き継いで配送する対象の物品に付帯する管理タグ11のタグIDを指定して、配送ルートを考慮し、引き継ぎ先の配送者の配送者IDを登録する。例えば、配送者IDが「A001」である配送者が、タグID「1002」に対して、共有情報としてユーザID「B002」を共有先として設定する。他にも共有する対象の管理タグ11について、それぞれ共有情報が登録される。
管理端末30は、指定入力されたタグIDとユーザIDを、管理端末30から運送情報管理サーバ40に共有設定要求とともに送信する。
管理端末30bは、共有設定の要求を行った配送者IDと共有設定の要求があった管理タグ11のタグIDを画面上に表示する。管理端末30bの管理者は、この通知を確認し、共有設定を受け入れる場合、共有設定を受け入れることを示すボタンを、マウス等を利用してクリックすることで、受け入れることを示す情報を入力する(ステップS301)。
そして運送情報管理サーバ40は、共有設定が完了したことを管理端末30aに送信する(ステップS203)。
図6は、端末装置が管理タグから測定結果を受信する処理を説明するフローチャートである。
配送担当者は、配送対象の保冷箱10を配送用車両に積載し、自身が利用する端末装置20を携帯する。そして、配送担当者は、配送者IDとパスワードを入力して運送情報管理サーバ40にアクセスし、ログインする(ステップS501)。
端末装置20は、ログインすると、運送情報管理サーバ40から、監視が許可されたタグIDと認証コードを受信する(ステップS502)。監視が許可されたタグは、ログインした際の配送者IDに対応づけされたタグIDと共有タグのタグIDである。認証コードは、ログインした際の配送者IDに対応づけされた認証コードである。
端末装置20は、自端末装置20の通信可能な範囲にある管理タグからタグIDを取得し、得られたタグIDを画面上に表示する(ステップS503)。
配送担当者は、端末装置20の画面上に表示されるタグIDを確認し、自身が管理する対象のタグIDをタッチ入力する(ステップS504)。自身が管理する対象のタグIDは、例えば、配送対象の保冷箱10に付帯された管理タグ11の筐体の外面に印字されたタグIDを見て選択入力してもよい。
端末装置20は、管理タグのタグIDが選択されると、選択されたタグIDに対応する管理タグに対して認証コードを用いてアクセスする(ステップS505)。ここでは、複数のタグIDが選択されていた場合には、それぞれの管理タグ11にアクセスする。また、共有設定された管理タグ11がある場合には、その共有設定された管理タグ11についても認証コードを用いてアクセスすることができる(図7を用いて後述する)。
ここでは、管理タグ11は荷台に搭載され、端末装置20は運転席等に載置されるが、LPWA等の規格に基づく無線通信を行うことで、アクセスが可能である。
端末装置20は、第1タイマー値が到来していれば、第1タイマー値に対応する管理タグ11から、測定結果を取得する(ステップS508)。
ここで、管理タグ11は、一定期間毎(例えば1秒毎)に測定結果を無線によって送信している。タイマー値は、管理タグ11の測定間隔よりも長い時間(例えば、1分、3分、5分等)に設定されている。端末装置20は、タイマー値が到来した時点において管理タグ11から送信された測定結果を取得する。
運送情報管理サーバ40は、このタグIDと、測定結果と、端末装置20の位置情報とを対応づけて、ログとして管理情報記憶部41に記憶する。
端末装置20は、処理を終了する指示が入力されたか否かを判定し、終了の指示が入力されていなければ、ステップS506に移行し、終了の指示が入力された場合には、処理を終了する。
次に、端末装置20aから端末装置20bに対して管理タグ11の監視を引き継ぐ処理について説明する。図7は、管理タグ11の監視を引き継ぐ処理を説明する図である。監視の引き継ぎは、例えば、1つの配送ルートにおいて、第1の配送者が担当する区間から、次の配送区間を担当する第2の配送者に物品を引き渡す際に行われる。
端末装置20aは、配送担当者から対象のタグIDが指定され引き継ぎの指示が入力されると、そのタグIDについて引き継ぎを申請する指示を運送情報管理サーバ40に送信する(ステップS601)。このとき、端末装置20aは、必要に応じて、引き継ぎ対象の管理タグ11に対して、航空機モードに変更する指示を入力することもできる(ステップS602)。航空機モードは、管理タグ11が測定結果を無線によって出力することを停止するモードである。管理タグ11は、自ら電波を発することがないので、管理タグ11が付帯された保冷箱10を航空機に搭載することが可能であるとともに、測定結果については、継続して記憶することができる。これにより、航空機モードに移行している間の測定結果については、後から取得することができる。また、管理タグ11に記憶される測定結果は、タイマー値として設定された時間間隔で得られた結果であってもよい。
なお、航空機モードは、保冷箱10が航空機から降ろされた後で、端末装置20を利用して解除することができる。
端末装置20bを利用する配送担当者は、自身が所属する配送者に割り当てられたユーザIDとパスワードを利用してログインする。ログインした際に、自身に対して管理タグ11の引き継ぎ申請があったか否かについては、画面上において確認することが可能である。
端末装置20bは、引き継ぎ申請があったことを画面上に表示し、この画面を確認した配送担当者は、端末装置20aの配送担当者から引き渡された保冷箱10のタグIDと、画面上のタグIDを確認し、引き継ぎを受け入れる指示を入力する(ステップS604)。引き継ぎ受け入れの指示が入力されると端末装置20は、引き継ぎを受け入れることを示す回答と、引き継ぎ受け入れが指示された管理タグ11のタグIDと、認証コードの要求とを運送情報管理サーバ40に送信する(ステップS604)。
管理タグ11が航空機モードに設定されている場合には、運送情報管理サーバ40から受信した解除コードを用いて、航空機モードを解除することもできる。管理タグ11は、ステップS602において航空機モードに設定された後、物品共に航空機によって輸送される。この間、端末装置20による管理は行われていないが、測定結果は、ログとして管理タグ11内に記憶される。そして、保冷箱10が航空機から下ろされ、端末装置20bがこの保冷箱10を引き受けると、ステップS604からの処理が実行される。
図8Aは、端末装置20の通信可能な領域内にある管理タグ11のIDとその測定結果が表示された状態を示す図である。この画面においては、端末装置20と通信可能な領域内であって、自端末装置20がログインした際に得られた自配送者に割り当てられた認証コードを用いてアクセスすることで、通信が成立した管理タグ11に関して表示される。
配送担当者は、この画面を参照し、自身が配送を担当する保冷箱10に付帯された管理タグ11のタグIDをタップ入力する。これにより、端末装置20の画面には、図8Bに示すように、監視を開始するか否かを入力するボタンを表示する表示画面に切り替わる。配送担当者は、この画面において、「リアルタイム温度監視開始」ボタンをタップする。これにより、監視対象とされた管理タグ11から一定時間間隔で測定結果を取得し、位置情報とともに運送情報管理サーバ40に送信する処理が開始される。
このようなゲートウェイ装置は、第1配送者と第2配送者の間で引き継ぎ申請がなされ、引き継ぎを受け入れることが確定するまでの間に、ある程度の区間がある場合利用するようにしてもよい。例えば、端末装置20を所有していない配送者が配送する区間や、端末装置を所有していたとしても、端末装置20としての機能が搭載されていない端末装置を利用する配送者が配送を担当する区間において利用するようしてもよい。これにより、引き継ぎが完了するまでの間であっても、測定結果だけでなく、位置情報も得て、運送情報管理サーバ40に記憶することができる。
また、ゲートウェイ装置については、端末装置20から引き継ぎ申請を受けることなく測定結果の受信を開始することができる。また、ゲートウェイ装置から次の区間を担当する配送担当者の端末装置20に対して引き継ぎ申請をする必要もない。
一般に、物品を輸送する対象の範囲が広い場合において端末装置に通信機能を持たせる場合には、SIM(Subscriber Identity Module)カードを端末装置に搭載し、管理サーバと通信を行うことが考えられる。この場合、物品毎にそれぞれSIMカードが搭載された端末装置を付帯させる必要が生じるため、多数のSIMカードを運用するための費用が増大する。
しかし、上述の実施形態によれば、管理タグを物品に付帯させ、端末装置については、配送担当者が携帯しているスマートフォン等の端末装置を利用するようにしたため、端末装置を物品に常時付帯させなくても、測定結果を、運送情報管理サーバ40に送信することができる。配送担当者は一般に、物品の配送時にはスマートフォン等の端末装置を所持しているため、この端末装置を利用することで、物品毎に端末装置を新たに付帯する必要がない。
また、管理タグの測定結果は、例えばテキストデータで送信することで、通信するデータ量を抑えることができる。このため、配送担当者の端末装置の通信料に関する負担は少ない。
Claims (5)
- 管理タグと複数の端末装置と運送情報管理サーバとを含む運送情報管理システムであって、
前記管理タグは、
付帯される対象の配送物の環境を測定するセンサから得られる測定結果を出力する出力部を有し、
前記複数の端末装置のうち、前記配送物を配送する第1配送者が利用する第1端末装置は、
前記管理タグから得られる測定結果と前記第1端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する送信部と、
前記第1配送者とは異なる配送者に対して前記配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を前記運送情報管理サーバに送信する引き継ぎ情報送信部と、を有し、
前記運送情報管理サーバは、
配送者を識別する配送者IDと、前記管理タグと端末装置とが通信を行うために必要であり前記配送者毎にそれぞれ異なる認証コードと、前記認証コードを他の配送者のうちいずれの配送者に共有するかを示す共有情報と、を記憶する管理情報記憶部と、
前記第1端末装置から引き継ぎ情報を受信すると、前記第1配送者の配送者IDに対応する共有情報に基づいて、共有先の配送者の端末装置に、前記第1配送者の認証コードを送信する認証コード送信部と、
前記複数の端末装置のいずれかから送信される測定結果と位置情報を受信する受信部と、を有し、
前記複数の端末装置のうち、前記共有先の配送者の端末装置は、
前記引き継いだ配送物に付帯された前記管理タグから前記認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する送信部と、
を有する運送情報管理システム。 - 前記運送情報管理サーバは、
前記引き継ぎ情報を受信した後、前記共有先の配送者の端末装置からの要求に応じて、引き継ぎ要求が発生している管理タグに割り当てられたタグ識別情報を当該端末装置に送信する引き継ぎ送信部を有し、
前記認証コード送信部は、前記共有先の配送者の端末装置から引き継ぎ受け入れ情報を受信すると認証コードを送信し、
前記共有先の配送者の端末装置は、
前記タグ識別情報を受信し、前記共有先の配送者から引き継ぎを受け入れることを示す指示が入力されると、前記運送情報管理サーバに引き継ぎ受け入れ情報を送信する送信部と、
を有する請求項1記載の運送情報管理システム。 - 前記第1配送者には複数の配送担当者がおり、
前記第1配送者のうち第1配送担当者が利用する第1端末装置は、当該第1配送担当者とは異なる配送担当者である第2配送担当者に対して前記配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を前記運送情報管理サーバに送信する引き継ぎ情報送信部を有し、
前記運送情報管理サーバの引き継ぎ送信部は、
前記第1配送担当者が利用する第1端末装置から引き継ぎ情報を受信した後、前記第2配送担当者からの要求に応じて、引き継ぎ要求が発生している管理タグに割り当てられたタグ識別情報を当該第2配送担当者の端末装置に送信し、
前記第2配送担当者の端末装置は、
前記引き継ぎ要求が発生している管理タグに割り当てられたタグ識別情報を受信し、前記共有先の配送者から引き継ぎを受け入れることを示す指示が入力されると、前記運送情報管理サーバに引き継ぎ受け入れ情報を送信する送信部と、
前記引き継いだ配送物に付帯された前記管理タグから前記第1配送者の認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する送信部と、を有する
請求項2に記載の運送情報管理システム。 - 前記第1端末装置から前記共有先の端末装置に対する引き継ぎが完了するまでの間において、前記管理タグと通信を行うことで測定結果を取得し、当該測定結果と自身の位置を示す位置情報とを運送情報管理サーバに送信するゲートウェイ装置
を有する請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の運送情報管理システム。 - 管理タグと複数の端末装置と運送情報管理サーバとを含む運送情報管理システムにおける運送情報管理方法であって、
前記管理タグは、
付帯される対象の配送物の環境を測定するセンサから得られる測定結果を出力し、
前記複数の端末装置のうち、前記配送物を配送する第1配送者が利用する第1端末装置は、
前記管理タグから得られる測定結果と前記第1端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信し、
前記第1配送者とは異なる配送者に対して前記配送物の配送を引き継ぐことを表す引き継ぎ情報を前記運送情報管理サーバに送信し、
前記運送情報管理サーバは、
配送者を識別する配送者IDと、前記管理タグと端末装置とが通信を行うために必要であり前記配送者毎にそれぞれ異なる認証コードと、前記認証コードを他の配送者のうちいずれの配送者に共有するかを示す共有情報と、を記憶する管理情報記憶部を有しており、
前記第1端末装置から引き継ぎ情報を受信すると、前記第1配送者の配送者IDに対応する共有情報に基づいて、共有先の配送者の端末装置に、前記第1配送者の認証コードを送信し、
前記複数の端末装置のいずれかから送信される測定結果と位置情報を受信し、
前記複数の端末装置のうち、前記共有先の配送者の端末装置は、
前記引き継いだ配送物に付帯された前記管理タグから前記認証コードを用いることで得られる測定結果と自端末装置の位置情報とを前記運送情報管理サーバに送信する
運送情報管理方法。
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