JP5761037B2 - 無線タグ装置、データ収集方法及びプログラム - Google Patents

無線タグ装置、データ収集方法及びプログラム Download PDF

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本発明は、無線タグ装置、データ収集方法及びプログラムに関する。
近年、RFID(Radio Frequency Identification)技術を利用したタグシステムの実用化が進んでいる。無線タグ装置の一例であるRFIDタグから送信されるID情報を取得する従来のタグシステムに加え、センサを搭載したRFIDタグからID情報とセンサが検知した状態情報(以下、センサデータと言う)とを取得するタグシステムや、RFIDタグのセンサが検知したセンサデータを収集して一定期間RFIDタグ内に保持してからまとめて取得するタグシステムなどが提案されている。ID情報は、例えばRFIDタグが設けられる対象物の個別IDであり、センサデータは、例えば対象物の温度などのデータである。
RFIDタグ内のセンサが検知したセンサデータの無線送信は、RFIDタグの数が増えるに従いタグリーダライタ(Tag Reader Writer)との間の無線衝突防止や必要な通信時間調整が困難になる。そこで、1つのRFIDタグに多くのセンサを搭載することで、タグリーダライタと無線通信を行うRFIDタグの総数を減らすことが考えられる。
しかし、従来のRFIDタグでは、センサが検知したセンサデータをRFIDタグ内の入出力部(I/O:Input and Output部)の第1のメモリに格納し、タグリーダライタからの要求があるとRFIDタグ内の処理部(例えば、CPU:Central Processing Unit)がセンサデータを第1のメモリから読み出して処理部の第2のメモリに格納してからタグリーダライタへ送信する。このため、処理部がセンサデータを第1のメモリから読み出して処理部の第2のメモリに格納する処理に時間がかかるため、リアルタイムに近いデータ処理を行うことは難しい。また、RFIDタグに搭載されたセンサ数が多い場合には第1及び第2のメモリの記憶容量が大きくなり、センサデータを収集して一定時間第2のメモリに保持してからまとめてタグリーダライタへ送信する場合には特に第2のメモリが大記憶容量になってしまう。第1及び第2のメモリの記憶容量が大きくなると、小型で安価なRFIDタグを実現することは難しい。
特開2008−217556号公報
従来のセンサを搭載した無線タグ装置では、限られた記憶容量でセンサが検知したセンサデータを外部要求に対して高速に収集することは難しい。
そこで、本発明は、限られた記憶容量でセンサが検知したセンサデータを外部要求に対して高速に収集可能な無線タグ装置、データ収集方法及びプログラムを提供することを目的とする。
本発明の一観点によれば、処理部と、複数のセンサと、前記複数のセンサが検知したセンサデータが入力される入出力部と、ローカルメモリ領域及びDMA(Direct Memory Access)メモリ領域を含む記憶部を備え、前記入出力部は、前記処理部が受信した外部収集要求に応答して前記センサデータを前記処理部及び前記入出力部が共にアクセス可能な前記DMAメモリ領域にDMA転送により格納し、前記処理部は、前記複数のセンサからのセンサデータが途絶えるか、或いは、該DMAメモリ領域がフルになると前記入出力部が発生する割り込みに応答して該DMAメモリ領域に格納されたセンサデータを前記ローカルメモリ領域に転送する割り込みハンドラを含むことを特徴とする無線タグ装置が提供される。
本発明の一観点によれば、処理部、複数のセンサ、入出力部、及び記憶部を有する無線タグ装置におけるデータ収集方法であって、前記処理部が受信した外部収集要求に応答して、前記複数のセンサが検知したセンサデータを前記入出力部から該処理部及び前記入出力部が共にアクセス可能な前記記憶部のDMA(Direct Memory Access)メモリ領域にDMA転送により格納し、前記複数のセンサからのセンサデータが途絶えるか、或いは、前記DMAメモリ領域がフルになると前記入出力部から割り込みを発生し、前記割り込みに応答して、前記処理部の割り込みハンドラにより前記DMAメモリ領域に格納されたセンサデータを前記記憶部のローカルメモリ領域に転送することを特徴とするデータ収集方法が提供される。
本発明の一観点によれば、無線タグ装置のコンピュータにデータ収集処理を実行させるプログラムであって、前記コンピュータが受信した外部収集要求に応答して、前記無線タグ装置の複数のセンサが検知したセンサデータを該無線タグ装置の入出力部から該コンピュータ及び該入出力部が共にアクセス可能な記憶部のDMA(Direct Memory Access)メモリ領域にDMA転送により格納する手順と、前記複数のセンサからのセンサデータが途絶えるか、或いは、前記DMAメモリ領域がフルになると前記入出力部から発生される割り込みに応答して、前記コンピュータの割り込みハンドラにより前記DMAメモリ領域に格納されたセンサデータを前記記憶部のローカルメモリ領域に転送する手順を前記コンピュータに実行させることを特徴とするプログラムが提供される。
開示の無線タグ装置、データ収集方法及びプログラムによれば、限られた記憶容量でセンサが検知したセンサデータを外部要求に対して高速に収集することができる。
一実施例におけるタグシステムの一例を示すブロック図である。 メモリマップの一例を示す図である。 制御バスの構成を説明する図である。 DMAバスの調停順位の一例を説明する図である。 アダプタ活性化線及びアダプタ割り込み線の構成の一例を示す図である。 アダプタの構成の一例を示すブロック図である。 タグの受信シーケンスを説明する図である。 DMAメモリ領域のサイズの調整を説明する図である。 DMAメモリ領域のサイズの最適化の一例を説明する図である。
開示の無線タグ装置、データ収集方法及びプログラムでは、センサが検知したセンサデータを処理部及び入出力部(I/O部)が共にアクセス可能なDMA(Direct Memory Access)メモリ領域にDMA転送により格納し、外部要求が要求するセンサデータの入出力部への入力が途絶えるか、或いは、DMAメモリ領域がフルになると処理部に割り込みを発生することでDMAメモリ領域に格納されたセンサデータを処理部のローカルメモリ領域に転送する。
以下に、開示の無線タグ装置、データ収集方法及びプログラムの各実施例を図面と共に説明する。
図1は、一実施例におけるタグシステムの一例を示すブロック図である。図1に示すタグシステム100は、少なくとも1つのアクティブ型RFIDタグ1と、タグリーダライタ3を含む。アクティブ型RFIDタグ(以下、単に「タグ」と言う)1は、タグ装置の一例である。
タグ1は、図1に示す如く接続されたCPU11、ローカルメモリ12、通信部(または、送受信機)の一例であるRF部13、アンテナ14、ローカルバス15、DMAコントローラ(DMAC:Direct Memory Access Controller)16、DMAメモリ17,アダプタ18−1〜18−N(Nは2以上の自然数)、センサ19−1〜19−N、電池20、及びDMAバス21を有する。CPU11は、処理部の一例であり、例えばローカルメモリ12などのコンピュータ読み取り可能な記憶媒体に格納されたプログラムを実行することで、CPU11(または、コンピュータ)に以下に説明するデータ収集処理または受信シーケンスの処理を実行させる。
ローカルメモリ12は、CPU11が使用するローカルメモリ領域を形成する。DMAメモリ17は、CPU11及びアダプタ18−1〜18−Nが共にアクセス可能なDMAメモリ領域を形成する。ローカルメモリ12及びDMAメモリ17は、物理的に別々(即ち、別体)の記憶部で形成されていても、単一の記憶部内の別々に(即ち、独立して)アクセス可能な領域で形成されていても良い。
アダプタ18−1〜18−Nは、タグリーダライタ3からのセンサデータの収集を要求するコマンド(または、収集要求)に応答して活性化されるI/O部の一例である。センサ19−1〜19−Nは、タグ1の状態または環境を検知するものであれば特に限定されず、例えば温度センサ、湿度センサ、加速度センサ、磁気センサ、気圧(または、圧力)センサ、照度センサなどを用いても良い。また、センサ19−1〜19−Nは、互いに異なる種類のセンサで形成されていても、同じ種類で感度の異なるセンサを含んでいても良い。
さらに、タグ1の各部は例えば樹脂で形成されたパッケージ(図示せず)内に封入された構造を有しても良い。
図1では説明の便宜上、CPU11と各アダプタ18−1〜18−Nとを接続するアダプタ活性化線及びアダプタ割り込み線の図示は省略し、アダプタ活性化線及びアダプタ割り込み線については図5と共に後述する。また、図1では、電池20とタグ1内で電源供給を必要とする各部とを接続して電源電圧を供給する電源線の図示は省略する。
一方、タグリーダライタ3は、ノードインタフェース31、コマンド生成部32、通信部(または、送受信機)の一例であるRF部33、及びアンテナ34を含む周知の構成を有する。ノードインタフェース31は、ホスト装置などのノード(図示せず)と通信可能であり、ノードからの指示をコマンド生成部32に送信する。コマンド生成部32は、ノードからの指示に基づいてセンサデータの収集を要求するコマンド、センサデータの送信を要求するコマンドなどを含む各種コマンドを生成し、RF部33及びアンテナ34を介してタグ1へ送信する。タグリーダライタ3が送信したコマンドに応答してタグ1から後述する如く受信したセンサデータは、アンテナ34、RF部33、コマンド生成部32、及びノードインタフェース31を介してノードへ送信する。タグリーダライタ3からタグ1へ送信されるセンサデータの収集を要求するコマンド及びセンサデータの送信を要求するコマンドは、外部要求の一例である。なお、タグリーダライタ3の構成は、タグ1と通信してタグ1から情報をリードし、必要に応じてタグ1に情報をライト可能な構成であれば、特に限定されない。
図1のタグシステム100では、タグ1内にCPU11が使用するローカルメモリ領域と、タグ1に搭載された複数のセンサ19−1〜19−Nが検知したセンサデータをDMA転送するDMAメモリ領域が設けられている。センサ19−1〜19−Nは、対応するアダプタ18−1〜18−Nに接続され、タグリーダライタ3からのセンサデータの収集を要求するコマンドに応答して活性化された各アダプタ18−i(i=1〜N)は、対応するセンサ19−iからのセンサデータをDMAC16の制御下でDMA転送してDMAメモリ17内の指定されたアドレスへ順次格納する。転送されたセンサデータは、アダプタ18−iに入力されるセンサデータが途絶えると、或いは、DMAメモリ領域(または、予め指定されたDMAメモリ空間)がフルになると、アクティブな(即ち、オン状態の)割り込み信号をCPU11に出力する。CPU11は、オン状態の割り込み信号に応答して、自己の割り込みハンドラの処理により指定されたDMAメモリ17の内容をローカルメモリ12へコピーする。CPU11は、タグリーダライタ3との通信が可能な場合に、ローカルメモリ12に格納されているセンサデータをRF部13及びアンテナ14を介してタグリーダライタ3へ送信し、タグリーダライタ3はアンテナ34及びRF部33を介して受信したセンサデータをコマンド生成部32及びノードインタフェース31を介してノードへ送信する。
このように、センサデータの取得頻度やデータ量に応じてDMAメモリ領域を設定し、アダプタ18−iに入力されるセンサデータが途絶えると、或いは、DMAメモリ領域がフルになる度にCPU11がDMAメモリ17の内容をローカルメモリ12へコピーすることで、CPU11側はタグリーダライタ3との通信を常時監視しながら、センサデータを処理して送信することが可能となり、タグ1内ではセンサデータが処理されタグリーダライタ3へ送信されている間もセンサ19−1〜19−NからのセンサデータをDMAメモリ17へ格納するセンサデータ取得処理を続行することができる。
センサ19−iからのセンサデータのデータ量が多い場合でも、アダプタ18−iへのセンサデータの入力速度に応じてDMAメモリ領域のサイズを制御したり、必要に応じて他の活性化されたアダプタの動作を止めることで、センサデータをDMAメモリ領域に転送することも可能である。
DMA転送自体は、ワイヤードロジック(Wired Logic)で実行されるが、DMA転送の初期設定及び転送終了後の処理はソフトウェアで制御することで、どのようなセンサに対しても自由度の高いデータ収集処理を実現できる。タグ1に搭載される限られたメモリ容量を、CPU11のローカルメモリ12とセンサのDMAメモリ17に分けて管理することにより、ワイヤードロジックではなくソフトウェアによる柔軟な管理が可能となる。これにより、使用するセンサ19−1〜19−Nとセンサデータの取得頻度やデータ量に応じて、タグ1に搭載されたメモリ容量の管理を最適化することができる。
CPU11の処理速度は高速でなくても、常時タグリーダライタ3からのコマンドを待ちながら、逐次オン状態の割り込み信号をトリガにしてDMAメモリ17からローカルメモリ12へ転送されてくるセンサデータを処理することができる。CPU11によるセンサデータの処理には、センサデータのクリティカル部分のみの抽出、センサデータ全体の圧縮、タグリーダライタ3への送信に適したセンサデータのフォーマッティングなどが含まれる。CPU11によるセンサデータの処理は、ローカルメモリ12への格納時に行っても、ローカルメモリ12からの読み出し時、即ち、タグリーダライタ3への送信時に行っても良い。
このように、タグ1は、例えば、処理速度が高速ではないCPU11や記憶容量が膨大ではないメモリなどの安価なハードウェアを使用して複数のセンサデータを収集し、リアルタイムに近いデータ処理が可能となる。
次に、メモリマップについて図2と共に説明する。図2は、メモリマップの一例を示す図である。図2のメモリマップは、汎用のコンピュータシステムと同様に、RAM領域41とROM領域42を有する。RAM領域41は、CPU11が使用する例えば512kバイトのローカルメモリ12と、センサデータをDMA転送する例えば512kバイトのDMAメモリ17と、未使用部分(Not Used)とに分けられる。DMAメモリ17のアドレスの上位ビットは、例えばレジスタセットを用いてソフトウェアで設定可能であり、各アダプタ18−1〜18−N毎にRAM領域41を割り振ることができる。ROM領域42は、例えば512kバイトである。
次に、制御バスについて、図3と共に説明する。図3は、制御バスの構成を説明する図である。各アダプタ18−1〜18−N及びCPU11は、DMAC16の制御下で共にDMAメモリ17へアクセス可能であるため、DMAバス21へのアクセスが必要である。DMAバス21の調停は、DMAC16で行われる。制御バス51は、ローカルバス15及びDMAバス21の夫々に含まれ、バスリクエスト線、バスプライオリティ線、及びアクノレッジ(ACK:Acknowledge)線を含む。DMAバス21へのアクセスを要求するバスリクエスタ(アダプタ18−1〜18−N及びCPU11)は、バスリクエスト線をイネーブル(Enable)状態にして(即ち、バスリクエストをバスリクエスト線に出力して)自己のバスプライオリティ線がイネーブル状態になるのを待つ。DMAC16は、各バスリクエスト線を調停してバスプライオリティ信号を出力することでバスプライオリティ線を1本のみイネーブル状態にして対応するバスリクエスタによるDMA転送を許可する。DMAC16は、バスプライオリティ線をイネーブル状態にしてから一定時間後にACK信号をACK線に出力し、イネーブル状態にされたバスプライオリティ線をディセーブル状態にして対応するバスリクエスタによるDMA転送を禁止する。このため、ACK線の信号状態から、バスリクエスタによるDMAバス21の使用終了を知ることができる。バスリクエスタがDMAバス21の優先権(プライオリティ)を得たまま、一定時間(または、一定クロック期間)が経過した場合は、DMAC16がバスエラーとしてCPU11へエラー割り込みを行い、タグ1を停止(Halt)させる。DMAC16自体は、周知の回路で実現可能である。
DMAC16は、全てのバスリクエスタに対して平等にアクセス権を与えるわけではない。図4は、DMAバスの調停順位の一例を説明する図である。図4は、優先順位が上位であるアクセス程優先権が高い場合を示しているので、この例ではCPU11のアクセスを最優先してイネーブル状態のバスプライオリティ信号をCPU11に接続されたバスプライオリティ線に出力する。
次に、アダプタ18−1〜18−Nの構成及び動作について、図5乃至図7と共に説明する。
図5は、アダプタ活性化線及びアダプタ割り込み線の構成の一例を示す図である。各アダプタ18−1〜18−Nの入力は、CPU11からのセンサデータの収集を要求するコマンドを入力するアダプタ活性化線61に接続されている。また、各アダプタ18−1〜18−Nの出力は、CPU11へ割り込み信号を出力するアダプタ割り込み線62に接続されている。CPU11は、タグリーダライタ3からセンサ19−iのセンサデータの収集を要求するコマンドを受信すると、当該コマンドをアダプタ18−iを活性化するコマンドとしてアダプタ活性化線61を介してアダプタ18−iに入力する。また、CPU11のソフトウェアは、アダプタ18−iからの割り込み信号をアダプタ割り込み線62を介して受信すると、割り込み信号に基づいて割り込み信号を出力したアダプタ18−iを特定し、割り込みハンドラ内で割り込み要因をリセットしてからセンサデータのDMA転送を行う。
なお、アダプタ18−iが活性化された直後(即ち、起動直後)は、割り込み信号がマスクされており、アダプタ18−iは割り込み信号がマスクされたままの状態で動作することも可能である。
図6は、アダプタの構成の一例を示すブロック図である。この例では、アダプタ18−iは、DMAバス21を形成するアドレスバスとデータバスのうち、データバスを16ビットとし、2バイトでDMA転送を行うものとする。センサ19−iからのセンサデータは、シリアルにアダプタ18−iに入力されるものとする。
アダプタ18−iは、図6に示す如く接続されたレジスタ180、ゲート回路181、ビットカウンタ182、シリアル/パラレル変換回路183、アドレスカウンタ184、データレングスカウンタ185、内部バッファ部を形成する3個の1バイトデータバッファ186,187,188、割り込み信号生成回路189、及び出力回路190を有する。
図7は、タグの受信シーケンスを説明する図である。図7において、CPU11のソフトウェア処理は左側に示し、タグ1内のハードウェア処理は右側に示す。
タグ1は、タグリーダライタ3からセンサ19−iのセンサデータの収集を要求するコマンドをアンテナ14及びRF部13を介して受信すると起動される。起動時には、ゲート回路181のゲートは閉じており、アドレスカウンタ184及びデータレングスカウンタ185のカウント値は「0」であり、割り込み信号生成回路189はマスク状態にあるものとする。
タグ1の起動直後には、ステップST1でCPU11によるDMAオフセットアドレスの設定により、アドレスカウンタ184にDMAアドレスの初期値がロードされると共に、データレングスカウンタ185に初期値「0」がロードされる(即ち、「0」にクリアされる)。また、ステップST2でCPU11による割り込み信号のマスク設定により、割り込み信号生成回路189にマスク信号が入力されて割り込み信号がマスクされる。さらに、ステップST3でCPU11によるゲート制御により、受信したコマンドがレジスタ180に設定され、レジスタ180の出力によりゲート回路181のゲートを開ける。なお、ゲート回路181のゲートが閉じている間に既にシリアルセンサデータがゲート回路181に入力された場合には、その入力センサデータは無視して捨てて、次に入力センサデータから受信を続行する。
センサ19−iからのシリアルセンサデータがゲートが開けられたゲート回路181に入力されると、ビットカウンタ182及びシリアル/パラレル変換回路183に出力される。ビットカウンタ182は、シリアルセンサデータに基づいて1バイト分のシリアルセンサデータをカウントしたタイミングでカウント信号及びラッチ信号を生成し、カウント信号を各カウンタ184,185に出力する。ラッチ信号は、データバッファ186に出力され、シリアル/パラレル変換回路183でシリアル/パラレル変換されたセンサデータが1バイトに達するとデータバッファ186に格納する。データバッファ186に格納された1バイトのセンサデータは、データバッファ187に格納され、データバッファ186に格納された次の1バイトのセンサデータは、データバッファ188に格納される。このようにして、データバッファ186に格納された1バイトのセンサデータが、交互にデータバッファ187,188に格納される。データレングスカウンタ185は、2バイト分のカウント信号をカウントすると、バスリクエストを出力する。このバスリクエストは、各データバッファ187,188にラッチ信号として入力され、2バイト分のセンサデータがデータバッファ187,188に格納されると2バイト分(即ち、16ビット)のセンサデータ(または、DMAデータ)を出力回路190に出力する。一方、アドレスカウンタ184は、自己のカウント値をDMAアドレスとして出力回路190に出力する。
この状態で、DMAC16は、処理P1を実行する。処理P1は、各バスリクエスト線を調停してバスプライオリティ信号を出力することでバスプライオリティ線を1本のみイネーブル状態にすると共に、DMAバス21を用いたDMA転送を許可する。この例では、アダプタ18−iに接続されたプライオリティ線のみがイネーブル状態にされ、バスプライオリティ信号をアダプタ18−iに出力される。
アダプタ18−iのデータレングスカウンタ185は、イネーブル状態のバスプライオリティ信号によりリセットされ、バスリクエストの出力を停止する。また、アダプタ18−iの出力回路190は、バスプライオリティ信号に応答してDMAアドレス及び16ビットのセンサデータをDMAバス21へ出力することで、DMAメモリ17をアクセスする。このように、2バイトのセンサデータがデータバッファ187,188に格納されると、イネーブル状態のバスプライオリティ信号に応答してDMAシーケンスに入り、センサデータをDMAメモリ17へ転送する。
DMAC16は、処理P2を実行する。処理P2は、バスプライオリティ信号を出力してから一定時間後にACK信号を出力し、アダプタ18−iに対するバスプライオリティ信号をディセーブル状態にすると共に、DMAバス21を用いたDMA転送を禁止する。
アダプタ18−iは、ACK線に出力されたACK信号を受信すると、各カウンタ184,185によるカウント信号のカウント、即ち、各カウンタ184,185のカウント値のインクリメントを開始する。
図7中、R1で示す処理は、ゲート回路181に入力されるシリアルセンサデータが途切れるまで繰り返される。センサデータのデータレングスのバイト数が奇数で最後のセンサデータが2バイトに達しない場合には、シリアルセンサデータがゲート回路181に入力されない時点で最後のセンサデータであることを判断できるので、この場合は最後に1バイトのセンサデータのみのDMA転送を行う。
ゲート回路181に入力されるシリアルセンサデータが途絶えると、或いは、DMAメモリ17に転送されたセンサデータがDMAメモリ領域をフルにする(或いは、許容されるDMAメモリ容量以上を占有する)データ量であると、割り込み信号生成回路189は、ビットカウンタ182からのカウント信号に基づいて割り込み信号をオン状態にする。
CPU11の割り込みハンドラの処理は、オン状態の割り込み信号を受信すると開始される。ステップST4では、割り込みハンドラがオン状態の割り込み信号を出力したアダプタ(この例ではアダプタ18−i)を特定する。ステップST5では、割り込みハンドラが、DMAC16がバスエラーとしてCPU11に対して発行したエラー割り込みの有無を判断する。ステップST6では、割り込みハンドラがオン状態の割り込み信号を出力しているアダプタ18−iの割り込み要因をリセットし、割り込みハンドラの処理は終了する。
一方、割り込み信号がオフ状態にリセットされるまでの間(割り込みハンドラの処理(ステップST4〜ST6)が終了するまでの間)、割り込み信号でゲート回路181のゲートを閉じることで、シリアルセンサデータの入力を中止する。ただし、割り込み要因がリセットされてゲート回路181のゲートが開けられた場合には、既にシリアルセンサデータがゲート回路181に入力されていても、その入力センサデータは無視して捨てることで次の入力センサデータから受信を続行する。
割り込みハンドラの処理が終了すると、タグ1のアダプタ18−iについての受信シーケンスも終了する。
このようにして、CPU11の割り込みハンドラによる処理でDMAメモリ17内のセンサデータがローカルメモリ12へ転送されるが、センサデータをタグ1の外部へ転送するには、タグリーダライタ3からのセンサデータの送信を要求するコマンド(または、送信要求)を受信する必要がある。送信要求を受信しなければ、タグ1はローカルメモリ12内にセンサデータを格納したままで待機する。待機時間が閾値を超えて長い場合は、センサデータの圧縮を行い、データフォーマット内から変化点のみデータを抽出し、他のデータは捨てていくことで、ローカルメモリ12のメモリ使用量を節約するようにしても良い。
タグリーダライタ3からのセンサデータの送信を要求するコマンド(または、送信要求)を受信すると、タグ1は直ちにローカルメモリ12内のセンサデータをタグリーダライタ3へ送信し、ローカルメモリ12のメモリ領域を開放する。
タグリーダライタ3は、単一のタグ1に格納されたセンサデータを収集しても、複数のタグに格納されたセンサデータを収集しても良い。複数のタグに格納されたセンサデータを収集する場合には、タグリーダライタ3は先ずセンサデータの収集を要求するコマンドをタグリーダライタ3の周辺に存在する複数のタグに送信し、その後にセンサデータの送信を要求するコマンドをこれら複数のタグに送信して応答が得られたタグから順次センサデータを受信する。また、タグリーダライタ3は、受信したセンサデータをノードに転送する。なお、タグリーダライタ3は、タグ1に対して情報をライト可能であるため、必要に応じてタグ1の内部ソフトウェアを書換え可能である。
次に、DMAメモリ領域のサイズの調整を、図8と共に説明する。図8は、DMAメモリ領域のサイズの調整を説明する図である。
DMAメモリ17で形成されるDMAメモリ領域は、例えばCPU11の初期設定ソフトウェアにより各アダプタ18−1〜18−N毎に割り振ることができる。しかし、タグ1のセンサデータの収集状況により、各アダプタ18−1〜18−Nに割り当てられたDMAメモリ領域の使用頻度が変化する。そこで、例えばCPU11の設定変更ソフトウェアは、このDMAメモリ領域の使用頻度の変化に応じて各アダプタ18−1〜18−Nに割り当てられた(即ち、各センサ19−1〜19−Nのセンサデータに割り当てられた)DMAメモリ領域を再設定する。具体的には、設定変更ソフトウェアは、各アダプタ18−1〜18−Nに対する割り込みハンドラの起動状況を監視し、割り込みハンドラの起動時間間隔、センサデータのサイズなどに基づいて、各アダプタ18−1〜18−Nに割り当てられたDMAメモリ領域のサイズを平準化するための最適サイズを計算する。例えば、アダプタ18−iによる割り込みハンドラの起動時間間隔がS秒以内の場合は、アダプタ18−iに対して割り当てるDMAメモリ領域のサイズをn倍へ拡大したり、割り込みハンドラの起動時間間隔がT秒以上の場合は、アダプタ18−iに対して割り当てるDMAメモリ領域のサイズを1/m倍に縮小したりすることができる。
図9は、DMAメモリ領域のサイズの最適化の一例を説明する図である。
DMAメモリ領域のサイズは、例えば[現状のDMAメモリ領域のサイズ]×[指定したい割り込みハンドラの起動時間間隔]÷[現状の割り込みハンドラの起動時間間隔]から求めることができる。
例えば、CPU11上では、オペレーティングシステム(OS:Operating System)のシステムクロックの周期が32msであり、各タスクの処理時間が3msである10個のタスクTsk1〜Tsk10がシステムクロックの1周期内でシーケンシャルに動作する条件を保証するため、タスクTsk1〜Tsk10に30msの時間を確保し、割り込みハンドラの処理Ht1,Ht2は各々1msであり、DMAメモリ17及びローカルメモリ12へのアクセス時間は十分短いものとする。この場合、システムクロックの1周期内で実行可能な割り込みハンドラの処理回数は2回である。
一方、N=2でありタグ1内のセンサ19−1〜19−Nの総数は2個であり、対応するアダプタ18−1,18−2に接続されており、センサ19−1からアダプタ18−1へのセンサデータの入力は64kbps、センサ19−2からアダプタ18−2へのセンサデータの入力は512kbpsの転送レートで行われるものとする。このような転送レートでシリアルセンサデータがアダプタ18−1,18−2に入力される場合には、アダプタ18−1,18−2に割り当てるDMAメモリ領域のサイズを共に16バイトにすると、DMAメモリ領域がフルになり割り込みハンドラが割り込み信号に応答して起動される起動時間間隔は、アダプタ18−1については8ビット×16バイト÷64kbps=2msであり、アダプタ18−2については8ビット×16バイト÷512kbps=25μsとなり、DMAメモリ領域のサイズが小さすぎて割り込みハンドラの起動時間間隔が狭すぎる。
そこで、このような場合には、アダプタ18−1,18−2に割り当てるDMAメモリ領域のサイズを拡げる。割り込みハンドラの起動時間間隔を例えば32msにするのであれば、アダプタ18−1に割り当てるDMAメモリ領域のサイズを16バイト×32ms÷2ms=256バイトに調整し、アダプタ18−2に割り当てるDMAメモリ領域のサイズを16バイト×32ms÷25μs=20,480バイトに調整することで、32msの起動時間間隔が得られ、DMAメモリ領域のサイズの最適化が図れる。
上記の実施例によれば、無線タグ装置に各種センサが搭載されている場合に、限られた記憶容量の搭載メモリを効率的に利用することで、無線タグ装置からのセンサデータの収集処理を効率良く行うことができるデータ収集方法を実現できる。また、無線タグ装置は、限られた記憶容量の搭載メモリを用いてセンサが検知したセンサデータを外部要求に対して高速に収集及び送信可能であり、小型で安価な無線タグ装置を実現することができる。
以上の実施例を含む実施形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)
処理部と、
複数のセンサと、
前記複数のセンサが検知したセンサデータが入力される入出力部と、
ローカルメモリ領域及びDMA(Direct Memory Access)メモリ領域を含む記憶部
を備え、
前記入出力部は、前記処理部が受信した外部収集要求に応答して前記センサデータを前記処理部及び前記入出力部が共にアクセス可能な前記DMAメモリ領域にDMA転送により格納し、
前記処理部は、前記複数のセンサからのセンサデータが途絶えるか、或いは、該DMAメモリ領域がフルになると前記入出力部が発生する割り込みに応答して該DMAメモリ領域に格納されたセンサデータを前記ローカルメモリ領域に転送する割り込みハンドラを含むことを特徴とする無線タグ装置。
(付記2)
前記外部収集要求を受信する通信部を更に備え、
前記処理部は、前記通信部が受信した外部送信要求に応答して、前記ローカルメモリ領域に格納されたセンサデータを該通信部から送信することを特徴とする、付記1記載の無線タグ装置。
(付記3)
前記処理部は、前記DMA転送の初期設定及び転送終了後の処理を制御するソフトウェアを含むことを特徴とする、付記1または2記載の無線タグ装置。
(付記4)
前記処理部は、前記DMAメモリ領域の使用頻度の変化に応じて各センサのセンサデータに割り当てられたDMAメモリ領域を再設定する設定変更ソフトウェアを含むことを特徴とする、付記1乃至3のいずれか1項記載の無線タグ装置。
(付記5)
前記設定変更ソフトウェアは、前記割り込みハンドラの起動時間間隔及びセンサデータのサイズに基づいて、各センサのセンサデータに割り当てられたDMAメモリ領域のサイズを平準化することを特徴とする、付記4記載の無線タグ装置。
(付記6)
前記処理部と前記記憶部の前記ローカルメモリ領域を接続するローカルバスと、
前記記憶部の前記DMAメモリ領域と前記入出力部を接続するDMAバスと、
前記ローカルバスを介して前記処理部に接続され、且つ、前記DMAバスに接続されたDMAコントローラ
を更に備え、
前記DMAコントローラは、前記DMA転送を制御することを特徴とする、付記1乃至5のいずれか1項記載の無線タグ装置。
(付記7)
前記無線タグ装置内で電源供給を必要とする各部に電源電圧を供給する電池
を更に備えたことを特徴とする、付記1乃至6のいずれか1項記載の無線タグ装置。
(付記8)
処理部、複数のセンサ、入出力部、及び記憶部を有する無線タグ装置におけるデータ収集方法であって、
前記処理部が受信した外部収集要求に応答して、前記複数のセンサが検知したセンサデータを前記入出力部から該処理部及び前記入出力部が共にアクセス可能な前記記憶部のDMA(Direct Memory Access)メモリ領域にDMA転送により格納し、
前記複数のセンサからのセンサデータが途絶えるか、或いは、前記DMAメモリ領域がフルになると前記入出力部から割り込みを発生し、
前記割り込みに応答して、前記処理部の割り込みハンドラにより前記DMAメモリ領域に格納されたセンサデータを前記記憶部のローカルメモリ領域に転送する
ことを特徴とするデータ収集方法。
(付記9)
前記外部収集要求を受信する通信部が受信した外部送信要求に応答して、前記処理部により前記ローカルメモリ領域に格納されたセンサデータを該通信部から送信することを特徴とする、付記8記載のデータ収集方法。
(付記10)
前記DMA転送の初期設定及び転送終了後の処理を前記処理部のソフトウェアにより制御することを特徴とする、付記8または9記載のデータ収集方法。
(付記11)
前記DMAメモリ領域の使用頻度の変化に応じて各センサのセンサデータに割り当てられたDMAメモリ領域を前記処理部の設定変更ソフトウェアにより再設定することを特徴とする、付記8乃至10のいずれか1項記載のデータ収集方法。
(付記12)
前記設定変更ソフトウェアは、前記割り込みハンドラの起動時間間隔及びセンサデータのサイズに基づいて、各センサのセンサデータに割り当てられたDMAメモリ領域のサイズを平準化することを特徴とする、付記11記載のデータ収集方法。
(付記13)
前記処理部と前記記憶部の前記ローカルメモリ領域を接続するローカルバスを介して前記処理部に接続され、且つ、前記記憶部の前記DMAメモリ領域と前記入出力部を接続するDMAバスに接続されたDMAコントローラにより前記DMA転送を制御する
ことを特徴とする、付記8乃至12のいずれか1項記載のデータ収集方法。
(付記14)
無線タグ装置のコンピュータにデータ収集処理を実行させるプログラムであって、
前記コンピュータが受信した外部収集要求に応答して、前記無線タグ装置の複数のセンサが検知したセンサデータを該無線タグ装置の入出力部から該コンピュータ及び該入出力部が共にアクセス可能な記憶部のDMA(Direct Memory Access)メモリ領域にDMA転送により格納する手順と、
前記複数のセンサからのセンサデータが途絶えるか、或いは、前記DMAメモリ領域がフルになると前記入出力部から発生される割り込みに応答して、前記コンピュータの割り込みハンドラにより前記DMAメモリ領域に格納されたセンサデータを前記記憶部のローカルメモリ領域に転送する手順
を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
(付記15)
前記外部収集要求を受信する前記無線タグ装置の通信部が受信した外部送信要求に応答して、前記ローカルメモリ領域に格納されたセンサデータを該通信部から送信する手順
を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする、付記14記載のプログラム。
(付記16)
前記DMA転送の初期設定及び転送終了後の処理をソフトウェアにより制御する手順
を前記コンピュータに更に実行さえることを特徴とする、付記14または15記載のプログラム。
(付記17)
前記DMAメモリ領域の使用頻度の変化に応じて各センサのセンサデータに割り当てられたDMAメモリ領域を設定変更ソフトウェアにより再設定する手順
を前記コンピュータに更に実行させることを特徴とする、付記14乃至16のいずれか1項記載のプログラム。
(付記18)
前記再設定する手順は、前記割り込みハンドラの起動時間間隔及びセンサデータのサイズに基づいて、設定変更ソフトウェアにより各センサのセンサデータに割り当てられたDMAメモリ領域のサイズを平準化することを特徴とする、付記17記載のプログラム。
以上、開示の無線タグ装置、データ収集方法及びプログラムを実施例により説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の範囲内で種々の変形及び改良が可能であることは言うまでもない。
1 RFIDタグ
3 タグリーダライタ
11 CPU
12 ローカルメモリ
13,33 RF部
14,34 アンテナ
15 ローカルバス
16 DMAC
17 DMAメモリ
18−1〜18−N アダプタ
19−1〜19−N センサ
21 DMAバス
32 コマンド生成部

Claims (5)

  1. 処理部と、
    複数のセンサと、
    前記複数のセンサが検知したセンサデータが入力される入出力部と、
    ローカルメモリ領域及びDMA(Direct Memory Access)メモリ領域を含む記憶部
    を備え、
    前記入出力部は、前記処理部が受信した外部収集要求に応答して前記センサデータを前記処理部及び前記入出力部が共にアクセス可能な前記DMAメモリ領域にDMA転送により格納し、
    前記処理部は、前記複数のセンサからのセンサデータが途絶えるか、或いは、該DMAメモリ領域がフルになると前記入出力部が発生する割り込みに応答して該DMAメモリ領域に格納されたセンサデータを前記ローカルメモリ領域に転送する割り込みハンドラを含むことを特徴とする無線タグ装置。
  2. 前記外部収集要求を受信する通信部を更に備え、
    前記処理部は、前記通信部が受信した外部送信要求に応答して、前記ローカルメモリ領域に格納されたセンサデータを該通信部から送信することを特徴とする、請求項1記載の無線タグ装置。
  3. 前記処理部は、前記DMAメモリ領域の使用頻度の変化に応じて各センサのセンサデータに割り当てられたDMAメモリ領域を再設定する設定変更ソフトウェアを含むことを特徴とする、請求項1または2記載の無線タグ装置。
  4. 処理部、複数のセンサ、入出力部、及び記憶部を有する無線タグ装置におけるデータ収集方法であって、
    前記処理部が受信した外部収集要求に応答して、前記複数のセンサが検知したセンサデータを前記入出力部から該処理部及び前記入出力部が共にアクセス可能な前記記憶部のDMA(Direct Memory Access)メモリ領域にDMA転送により格納し、
    前記複数のセンサからのセンサデータが途絶えるか、或いは、前記DMAメモリ領域がフルになると前記入出力部から割り込みを発生し、
    前記割り込みに応答して、前記処理部の割り込みハンドラにより前記DMAメモリ領域に格納されたセンサデータを前記記憶部のローカルメモリ領域に転送する
    ことを特徴とするデータ収集方法。
  5. 無線タグ装置のコンピュータにデータ収集処理を実行させるプログラムであって、
    前記コンピュータが受信した外部収集要求に応答して、前記無線タグ装置の複数のセンサが検知したセンサデータを該無線タグ装置の入出力部から該コンピュータ及び該入出力部が共にアクセス可能な記憶部のDMA(Direct Memory Access)メモリ領域にDMA転送により格納する手順と、
    前記複数のセンサからのセンサデータが途絶えるか、或いは、前記DMAメモリ領域がフルになると前記入出力部から発生される割り込みに応答して、前記コンピュータの割り込みハンドラにより前記DMAメモリ領域に格納されたセンサデータを前記記憶部のローカルメモリ領域に転送する手順
    を前記コンピュータに実行させることを特徴とする、プログラム。
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