JP3791139B2 - 車両用制御装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、車両を制御する各種センサからの制御信号のA/D変換値を用いて車両を制御する車両用制御装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、車両用ノック制御と他の車両用制御として例えば、EFI(Electronic Fuel Injection:電子燃料噴射制御)、ESA(Electronic Spark Advance: 電子点火進角制御)等を一つのECU(Electronic Control Unit:電子制御ユニット)で処理するようにしたシステムにおいて、ノック制御は信号処理が複雑であることから、ノック有無判定のためのサブマイクロコンピュータを他の車両用制御のためのメインマイクロコンピュータと別構成としたものが知られている。
【0003】
上記構成で、各種センサからのセンサ信号をA/D変換(アナログ−ディジタル変換)するA/D変換器をサブマイクロコンピュータに内蔵し、メインマイクロコンピュータ側からサブマイクロコンピュータ側にA/D変換要求を出力するようにしたものも知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、マイクロコンピュータでのA/D変換要求の出力処理を簡素化するために、マイクロコンピュータ内のCPUが一定時間毎にA/D変換要求を指示するだけで、このCPUとは別のハードウェア機構で複数チャンネルに対するA/D変換要求を一括(連続的)にA/D変換器に出力させる機能が用いられるようになっている。
【0005】
ところが、この方式を前述のノック制御を有するシステムに採用すると、メインマイクロコンピュータからの要求によるA/D変換をサブマイクロコンピュータ側のA/D変換器が実行している最中にサブマイクロコンピュータでノック制御のためのノック信号のA/D変換が起動されることが生じる。つまり、ノック信号のA/D変換処理は、時間に非同期である内燃機関のクランクシャフトの回転角に依存したタイミングで実行する必要があるからである。
【0006】
ここで、メインマイクロコンピュータからの要求によるサブマイクロコンピュータのA/D変換器でのA/D変換処理とサブマイクロコンピュータ自身によるA/D変換器を介したノック制御のためのA/D変換処理とが重なると、何れかのA/D変換値が壊れることとなる。この際、車両用制御における重要度からサブマイクロコンピュータでノック制御のためのA/D変換値が優先とされ、一定時間毎のA/D変換値が壊れた状態でメインマイクロコンピュータへと送られることになる。
【0007】
一定時間毎のA/D変換処理によるA/D変換値のなかにも一定時間毎の変化量を求めたりする重要なパラメータがあり、このものでは、A/D変換要求の出力タイミングに対応してデータを取込む必要があり、このA/D変換値が壊れると車両用制御に支障が生じるという不具合があった。
【0008】
そこで、この発明はかかる不具合を解決するためになされたもので、一定時間毎にA/D変換される複数の車両用制御信号のA/D変換値のうちの一部が、時間に非同期なA/D変換によって壊れても、車両用制御に対する影響度を少なくできる車両用制御装置の提供を課題としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1の車両用制御装置によれば、メインマイクロコンピュータからのA/D変換要求信号によって、複数のセンサにより検出された演算用信号がサブマイクロコンピュータのA/D変換器によりA/D変換される。この時、演算用信号のうち特定の演算用信号については、1回の要求信号でメインマイクロコンピュータの要求信号に対して非同期なサブマイクロコンピュータの要求信号によるA/D変換に要する時間よりも長い時間間隔で複数回A/D変換される。サブマイクロコンピュータの要求信号によるA/D変換はメインマイクロコンピュータの要求信号によるA/D変換より優先されるため、メインマイクロコンピュータの要求信号によるA/D変換中にサブマイクロコンピュータの要求信号がA/D変換器に入力されるとA/D変換器はサブマイクロコンピュータの要求信号に基づいて演算用信号をA/D変換する。このとき、メインマイクロコンピュータが要求した演算用信号のA/D変換されたA/D変換データが壊れることになるが、特定の演算用信号については、このサブマイクロコンピュータの要求信号によるA/D変換に要する時間よりも長い時間間隔で複数回A/D変換されるので、要求に応じた演算用信号がA/D変換されたA/D変換データを得ることができる。なお、ここで複数回A/D変換させる演算用信号としては、特に一定時間毎の変化量を求めることが必要な演算用信号とすることが好ましい。
【0010】
請求項2の車両用制御装置では、1回の要求信号で複数回A/D変換されたA/D変換データのうち早期にA/D変換されたA/D変換データが壊れているとき、次回以降にA/D変換されたA/D変換データを得ることができるので、次回の要求信号に基づいてA/D変換されたA/D変換データが入力されるのを待つことなく、演算に用いることができる。特に、一定時間毎の変化量を求めることが必要な演算用信号を複数回A/D変換させる信号として設定すると、より確実に1回の要求信号でA/D変換されたA/D変換データを得ることができるため、演算精度を向上することができる。
【0011】
請求項3の車両用制御装置では、サブマイクロコンピュータのA/D変換器で1回だけA/D変換されたA/D変換データが壊れているときには、前回のメインマイクロコンピュータからの要求信号に基づいてA/D変換されたA/D変換データを用いるため、メインマイクロコンピュータからの1回の要求信号によるA/D変換に要する時間を抑制することができる。なお、ここで、1回だけA/D変換する演算用信号としては、短時間における変化が少ない演算用信号とすることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を実施例に基づいて説明する。
【0013】
図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置を適用した内燃機関用制御装置の要部構成を示すブロック図である。
【0014】
図1において、メインマイクロコンピュータ10は、主として、周知の中央処理装置としてのCPU、制御プログラムを格納したROM等の論理演算回路からなるコントロール部11、このコントロール部11からA/D変換コマンド指定され起動されるDMA(Direct Memory Access)コントローラ12、A/D変換するためのch(Channel:チャンネル)番号(以下、単に『ADch』と記す)を後述のようにスケジューリングし格納しておくためのバッファRAM13、A/D変換値が順次格納されるバッファRAM14、このバッファRAM14内のうち後述のように正常判定されたA/D変換値を内燃機関用制御に用いるために格納する制御RAM15、DMAコントローラ12の出力部12a、入力部12bと接続されるシフトレジスタ16にて構成されている。
【0015】
また、サブマイクロコンピュータ20は、主として、メインマイクロコンピュータ10のシフトレジスタ16と後述するA/D変換制御部22と接続されるシフトレジスタ24、各種センサ(図示略)からの演算用信号としてのセンサ信号(以下、単に『各種センサ信号』と記す)をA/D変換するA/D変換器21、シフトレジスタ24を介しシリアル通信(シリアルアウト)によって受信されたADchを指定しA/D変換器21を起動すると共に、A/D変換器21でA/D変換された各種センサ信号のA/D変換値をシフトレジスタ24を介してメインマイクロコンピュータ10側へシリアル通信(シリアルイン)によってメインマイクロコンピュータ10側のシフトレジスタ16へ送信するA/D変換制御部22、このA/D変換制御部22とメインマイクロコンピュータ10側のシフトレジスタ16との間のシリアル通信及びA/D変換器21との送受信を制御する中央処理装置としてのCPU、制御プログラムを格納したROM等の論理演算回路からなるコントロール部23にて構成されている。
【0016】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置におけるA/D変換タイミングについて図2を参照して説明する。
【0017】
サブマイクロコンピュータ20に内蔵されているA/D変換器21は、メインマイクロコンピュータ10のDMAコントローラ12からのA/D変換通信タイミング(「三角黒塗」記号)で起動される。DMAコントローラ12は、メインマイクロコンピュータ10のコントロール部11から一定時間(4ms)毎に出力されるA/D変換要求信号に基づいて、100μs毎にスケジューリングされた順にA/D変換器21に起動をかける。よって、A/D変換器21はDMAコントローラ12から送られてくるA/D変換通信タイミングに従って100μs毎にスケジューリングされた順にA/D変換することになる。この100μs毎のA/D変換通信タイミングは、A/D変換に要する時間70μsに空時間30μsを加えて設定されている。
【0018】
図2においては、100μs毎のA/D変換通信タイミングで3回目までのA/D変換が正常完了(「○」記号)で繰返される。そして、4回目のA/D変換の途中でメインマイクロコンピュータ10からの一定時間毎のA/D変換要求に対して非同期、即ち、内燃機関のATDC(After Top Dead Center:上死点後)90°CA(Crank Angle:クランク角)毎のサブマイクロコンピュータ20内のA/D変換要求による内燃機関に配設されたノックセンサ(図示略)からのノック信号に対するA/D変換(「三角白抜」記号)が行われる。すると、このメインマイクロコンピュータ10からの一定時間毎のA/D変換要求に非同期で優先的なサブマイクロコンピュータ20内のA/D変換要求によってメインマイクロコンピュータ10のA/D変換要求によりA/D変換されるADchのうち4回目〜6回目までの3ch分のA/D変換が未完了(「×」記号)となり壊れてしまうこととなる。なお、ノック信号に対するA/D変換は後述のように、ピークホールド回路及び積分回路のためのA/D変換値を得るため2回実行されている。このサブマイクロコンピュータ20のA/D変換に要する時間は、DMAコントローラ12から100μs毎に起動がかけられるA/D変換の3ch分に相当する。
【0019】
ここで、A/D変換データフォーマットは、図3に示すように、b15〜b0までの16ビットからなり、最初のb15〜b6までの10ビットがA/D変換値として使用され、その後のb5はF(正常完了/未完了判定)ビットとして使用されている。このFビットが「1」であるとA/D変換が正常完了であることを表し、「0」であるとA/D変換が未完了であることを表す。なお、b4〜b0までの5ビットは空ビットである。
【0020】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置におけるメインマイクロコンピュータ10からの1回のA/D変換要求、即ち、1パケット中のADchのスケジューリングについて図4を参照して説明する。なお、各種センサ信号の細かな内容については本発明の要旨と関連がないため説明を省略する。
【0021】
メインマイクロコンピュータ10内のバッファRAM13には、図4に示すように、インデックスカウンタ0〜21の順に対応する各ch番号及び各種センサ信号が割振られている。インデックスカウンタ0〜7に対応する各ch番号の各種センサ信号は一定時間毎(短時間)の変化量を求めることが必要なデータであるため、4ms毎に必要なデータである。ここで、インデックスカウンタ0〜7に対応する各ch番号の各種センサ信号はインデックスカウンタ8〜15に対応してそれぞれ重複されスケジューリングされている。このとき、インデックスカウンタに対応し重複してスケジューリングされる同じch番号のセンサ信号は、メインマイクロコンピュータ10が一定時間毎に要求するA/D変換要求に非同期なサブマイクロコンピュータ20のA/D変換要求が重なることによって壊れるch数が分かっているので、少なくともその分の時間間隔(本実施例では300μs)に対応するインデックスカウンタ分(本実施例では8ch)だけ離される。
【0022】
このため、後述するように、インデックスカウンタ0〜7に対応するデータが壊れていると判定されたときには、メインマイクロコンピュータ10では次回(4ms後)のA/D変換要求に対するA/D変換データを待つことなく、インデックスカウンタ8〜15のリカバリー用データを用いることができる。なお、インデックスカウンタ16〜21の各ch番号の各種センサ信号に関しては時間的変化が比較的小さいため今回のA/D変換値が壊れていると判定されたときには、前回(4ms前)のA/D変換要求により得たA/D変換値が用いられる。
【0023】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置におけるメインマイクロコンピュータ10とサブマイクロコンピュータ20間のシリアル通信状態を示す図5のタイミングチャートを参照して説明する。
【0024】
メインマイクロコンピュータ10の4ms毎のA/D変換要求タイミング(「三角黒塗」記号)にて、インデックスカウンタ0〜21(□で囲まれた数字)に対応する各ch番号の各種センサ信号に対する100μs毎のA/D変換がDMAコントローラ12により起動される。まず、メインマイクロコンピュータ10のDMAコントローラ12からインデックスカウンタ0に対応するA/D変換要求としてch00がサブマイクロコンピュータ20にシリアルアウトされる。同時に、初回にはサブマイクロコンピュータ20には得るべきデータがないため、サブマイクロコンピュータ20からダミーデータ(*)がメインマイクロコンピュータ10にシリアルインされる。これにより、サブマイクロコンピュータ20に内蔵されているA/D変換器21でch00に対応するセンサ信号のA/D変換動作が実行され、A/D変換されたA/D変換値がch00のA/D変換データ(0′)(Fビット付)としてサブマイクロコンピュータ20のシフトレジスタ24に転送される。
【0025】
次に、メインマイクロコンピュータ10からインデックスカウンタ1に対応するA/D変換要求としてch01がサブマイクロコンピュータ20にシリアルアウトされる。同時に、サブマイクロコンピュータ20のシフトレジスタ24からch00のA/D変換データ(0′)がメインマイクロコンピュータ10にシリアルインされる。このようにして、メインマイクロコンピュータ10からのA/D変換要求内容とサブマイクロコンピュータ20でA/D変換されたA/D変換データとが次々にハンドシェイク方式でシリアル通信される。
【0026】
そして、今回のメインマイクロコンピュータ10からのA/D変換要求の最後にch21のA/D変換データを受信するため、ダミーデータ(*)がメインマイクロコンピュータ10からサブマイクロコンピュータ20に送信されることで、メインマイクロコンピュータ10ではサブマイクロコンピュータ20からch21のA/D変換データが受信され、全ての送受信が完了する。こののち、メインマイクロコンピュータ10にてA/D変換完了割込(「三角白抜」記号)が発生され、このようにして得られたバッファRAM14内のA/D変換値を用いて後述のA/D変換完了割込処理が実行される。
【0027】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置で使用されているメインマイクロコンピュータ10のコントロール部11におけるA/D変換要求起動の処理手順を示す図6のフローチャートに基づいて説明する。なお、このA/D変換要求起動ルーチンは4ms毎にメインマイクロコンピュータ10のコントロール部11にて繰返し実行される。
【0028】
まず、ステップS101で、前回のADchに対応するA/D変換が完了しているかが判定される。つまり、4ms前のDMAコントローラ12の動作完了がチェックされる。ステップS101の判定条件が成立し、DMAコントローラ12によるA/D変換が完了していると判定されたときにはステップS102に移行し、DMAコントローラ12における今回のDMAデータ(ADch)に対応するバッファRAM14が作成される。次にステップS103に移行して、A/D変換データに対するA/D変換要求が起動、即ち、DMAコントローラ12の動作が開始(DMAスタート)され、本ルーチンを終了する。一方、ステップS101の判定条件が成立せず、前回のADchに対応するA/D変換が完了していないときには、何もすることなく本ルーチンを終了する。このように、DMAコントローラ12が異常であるときには、詳述しない異常時処理が実行される。
【0029】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置で使用されているメインマイクロコンピュータ10のコントロール部12におけるA/D変換データに対するA/D変換完了割込の処理手順を示す図7のフローチャートに基づいて説明する。なお、このA/D変換完了割込処理ルーチンはA/D変換完了割込発生毎にメインマイクロコンピュータ10のコントロール部11にて繰返し実行される。
【0030】
まず、ステップS201で、初期設定としてインデックスカウンタが「21」から「0」にクリアされる。次にステップS202に移行して、インデックスカウンタの示すデータがバッファRAM14から読込まれる。次にステップS203に移行して、A/D変換データが正常完了しているかが判定される。ここで、A/D変換データの正常完了/未完了は、図3に示すA/D変換データフォーマット中のFビットが「1」であるとき正常完了、「0」であるとき未完了と判定される。次にステップS203の判定条件が成立し、正常なA/D変換データであると判定されたときにはステップS204に移行し、A/D変換データがバッファRAM14から制御RAM15に格納される。
【0031】
一方、ステップS203の判定条件が成立せず、未完了なA/D変換データであるときにはステップS205に移行し、インデックスカウンタが「0」〜「7」であるかが判定される。ここで、ステップS205の判定条件が成立せず、インデックスカウンタ「0」〜「7」でないときにはステップS209に移行する。ここで、インデックスカウンタが「16」〜「21」の重要なデータは前回A/D変換された制御データがホールドされることになる。一方、ステップS205の判定条件が成立し、インデックスカウンタが「0」〜「7」であるときには、重要なデータが壊れておりリカバリー用データに置換えるため、インデックスカウンタ+8番目のデータがバッファRAM14から読込まれる。次にステップS207に移行して、ステップS203の判定と同様に、A/D変換データが正常に完了しているかが判定される。次にステップS207の判定条件が成立し、正常なA/D変換データであると判定されたときにはステップS208に移行し、A/D変換データがバッファRAM14から制御RAM15に格納される。
【0032】
次に、ステップS204の処理ののち、ステップS205の判定条件が成立しないとき、またはステップS207の判定条件が成立しないときにはステップS209に移行し、インデックスカウンタが「7」であるかが判定される。ステップS209の判定条件が成立し、インデックスカウンタが「7」に到達しているときにはステップS210に移行し、インデックスカウンタに「8」が加算され、インデックスカウンタが「8」〜「14」のリカバリー用データが読飛ばされる。一方、ステップS209の判定条件が成立せず、インデックスカウンタが「7」まで到達していないとき、またはインデックスカウンタが「16」以上のときにはステップS210がスキップされる。次にステップS211に移行して、インデックスカウンタに「1」が加算される。次にステップS212に移行し、インデックスカウンタが「21」までのA/D変換データの制御RAM15への格納処理が終了しているかが判定される。ステップS212の判定条件が成立しないときには、ステップS202に戻って、上述と同様の処理が繰返し実行され、全てのインデックスカウンタに対応する処理が終了し、ステップS212の判定条件が成立すると本ルーチンを終了する。
【0033】
次に、本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置で使用されているサブマイクロコンピュータ20のコントロール部23におけるノック信号に対するA/D変換及びノック判定の処理手順を示す図8のフローチャートに基づいて説明する。なお、このノック信号に対するA/D変換及びノック判定ルーチンは内燃機関のATDC90°CA毎にサブマイクロコンピュータ20のコントロール部23にて繰返し実行される。
【0034】
まず、ステップS301で、ノックセンサ(図示略)からのノック信号に対するA/D変換処理として、図2のノック信号A/D変換タイミング(「三角白抜」記号)における最初に示すピークホールド回路(図示略)で得られるピークホールド信号のA/D変換値を得るためのA/D変換が実行される。次にステップS302に移行して、ステップS301におけるノック信号のA/D変換値(以下、『ノックA/D変換値』と記す)が通常振動による信号(バックグランド信号)との差分となるように補正される。次にステップS303に移行して、断線検出用A/D変換処理として、図2のノック信号A/D変換タイミング(「三角白抜」記号)における2回目の積分回路(図示略)で得られる積分信号のA/D変換値を得るためのA/D変換が実行される。次にステップS304に移行して、ステップS302で補正されたノックA/D変換値がノック判定のための判定値を越えているかが判定される。
【0035】
ステップS304の判定条件が成立し、ノックA/D変換値が判定値を越えているときにはステップS305に移行し、ノック有り時の処理としてその内容がメインマイクロコンピュータ10側に伝達される。これにより、メインマイクロコンピュータ10側では周知の点火時期に対する遅角処理が実行される。一方、ステップS304の判定条件が成立せず、ノックA/D変換値が判定値以下であるときにはステップS306に移行し、ノックなし時の処理としてその内容がメインマイクロコンピュータ10側に伝達される。これにより、メインマイクロコンピュータ10側では周知の点火時期に対する進角処理が実行される。ステップS305またはステップS306の処理ののちステップS307に移行し、ステップS303でA/D変換処理されたA/D変換値が所定範囲内にあるかに基づく断線検出判定処理が実行され、本ルーチンを終了する。
【0036】
このように、本実施例の車両用制御装置は、内部に記憶されたプログラムに従って車両を制御するための演算を実行すると共に、この演算に用いられる複数のA/D変換データを得るために複数の演算用信号のA/D変換を要求する要求信号を一定時間毎に出力するメインマイクロコンピュータ10と、演算用信号をA/D変換するA/D変換器21を内蔵し、メインマイクロコンピュータ10からの要求信号に基づき前記複数の演算用信号をA/D変換してA/D変換後のA/D変換データをメインマイクロコンピュータ10に送信する一方、内部に記憶されたプログラムに従って所定の演算用信号のA/D変換をメインマイクロコンピュータ10からの要求信号に基づくA/D変換に優先して実行するサブマイクロコンピュータ20とを備え、メインマイクロコンピュータ10からのA/D変換の要求信号は予め定められた複数の演算用信号を指定の順序で連続的にA/D変換させる信号であって、この要求信号によりA/D変換される複数の演算用信号のうち特定の演算用信号を所定の時間間隔で複数回A/D変換させ、前記所定の時間間隔はメインマイクロコンピュータ10の要求信号に非同期なサブマイクロコンピュータ20の要求信号によるA/D変換に要する時間よりも長くなるよう設定されているものである。
【0037】
つまり、メインマイクロコンピュータ10からのA/D変換要求信号によって、複数のセンサにより検出された演算用信号がサブマイクロコンピュータ20のA/D変換器21によりA/D変換される。この時、演算用信号のうち特定の演算用信号については、1回の要求信号でメインマイクロコンピュータ10の要求信号に対して非同期なサブマイクロコンピュータ20の要求信号によるA/D変換に要する時間よりも長い時間間隔で複数回A/D変換される。サブマイクロコンピュータ20の要求信号によるA/D変換はメインマイクロコンピュータ10の要求信号によるA/D変換より優先されるため、メインマイクロコンピュータ10の要求信号によるA/D変換中にサブマイクロコンピュータ20の要求信号がA/D変換器21に入力されるとA/D変換器21はサブマイクロコンピュータ20の要求信号に基づいて演算用信号をA/D変換する。このとき、メインマイクロコンピュータ10が要求した演算用信号のA/D変換されたA/D変換データが壊れることになるが、特定の演算用信号については、このサブマイクロコンピュータ20の要求信号によるA/D変換に要する時間よりも長い時間間隔で複数回A/D変換されるので、要求に応じた演算用信号がA/D変換されたA/D変換データを得ることができる。なお、ここで複数回A/D変換させる演算用信号としては、特に一定時間毎の変化量を求めることが必要な演算用信号とすることが好ましい。
【0038】
また、本実施例の車両用制御装置は、メインマイクロコンピュータ10がサブマイクロコンピュータ20のA/D変換器21により1回の要求信号でA/D変換される演算用信号のうち複数回A/D変換される特定の演算用信号の早期にA/D変換されたA/D変換データが壊れているときには、次回以降にA/D変換されたA/D変換データを演算に用いるものである。したがって、メインマイクロコンピュータ10からの1回の要求信号でサブマイクロコンピュータ20のA/D変換器21により複数回A/D変換されたA/D変換データのうち早期にA/D変換されたA/D変換データが壊れているとき、次回以降にA/D変換されたA/D変換データを得ることができる。このため、メインマイクロコンピュータ10の次回の要求信号に基づいてサブマイクロコンピュータ20のA/D変換器21によりA/D変換されたA/D変換データが入力されるのを待つことなく、今回の壊れていないA/D変換データを演算に用いることができる。特に、一定時間毎の変化量を求めることが必要な演算用信号を複数回A/D変換させる信号として設定すると、より確実に1回の要求信号でA/D変換されたA/D変換データを得ることができるため、演算精度を向上することができる。
【0039】
そして、本実施例の車両用制御装置は、メインマイクロコンピュータ10がサブマイクロコンピュータ20のA/D変換器21で1回だけA/D変換されたA/D変換データが壊れているときには、前回の要求信号でA/D変換されたA/D変換データを演算に用いるものである。したがって、サブマイクロコンピュータ20のA/D変換器21で1回だけA/D変換されたA/D変換データが壊れているときには、前回のメインマイクロコンピュータ10からの要求信号に基づいてA/D変換されたA/D変換データを用いるため、メインマイクロコンピュータ10からの1回の要求信号によるA/D変換に要する時間を抑制することができる。なお、ここで、1回だけA/D変換する演算用信号としては、短時間における変化が少ない演算用信号とすることが好ましい。
【0040】
なお、上記実施例においては、内燃機関用制御装置に本発明を適用しているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、例えば、アンチロックブレーキシステム(ABS)用制御装置やクルーズコントロール(C/C)用制御装置等に適用することもできる。
【0041】
また、上記実施例では、メインマイクロコンピュータの一定時間毎にA/D変換要求に優先して、サブマイクロコンピュータは自身のプログラムに従って所定クランク角毎にA/D変換しているが、必ずしも所定クランク角毎でなくてもよく、所定時間間隔毎にA/D変換するものでもよい。
【0042】
更に、上記実施例では、複数回A/D変換を行うデータ群をA/D変換してから1回だけA/D変換するデータ群をA/D変換しているが、本発明を実施する場合には、これに限定されるものではなく、サブマイクロコンピュータのA/D変換に要する時間以上、複数回A/D変換するタイミングが離れていればよく、例えば、図4に示すインデックスカウンタ0に相当する熱式AFM(エアフローメータ)の2回目のA/D変換をインデックスカウンタ3のタイミングで行うようにしてもよい。他にも、複数回A/D変換するデータ群の1回目のA/D変換タイミングと2回目のA/D変換タイミングとの間に、1回だけA/D変換するデータ群をA/D変換するようにスケジュールしてもよいし、ランダムにスケジュールしておいてもよい。
【0043】
また、本実施例では、1回だけA/D変換するデータ群と複数回A/D変換するデータ群があるが、A/D変換に要する時間を考慮しなければ、全データを複数回A/D変換するようにしてもよい。更に、本実施例では、同じデータを2回A/D変換しているが、例えば、重要度に応じて、3回、4回、…A/D変換するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 図1は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置の要部構成を示すブロック図である。
【図2】 図2は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置におけるA/D変換タイミングを示す説明図である。
【図3】 図3は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置で用いられているA/D変換データフォーマットを示す説明図である。
【図4】 図4は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置における1パケット中のADchのスケジューリングを示す説明図である。
【図5】 図5は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置におけるメインマイクロコンピュータとサブマイクロコンピュータとの間の通信状態を示すタイミングチャートである。
【図6】 図6は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置で使用されているメインマイクロコンピュータのコントロール部におけるA/D変換要求起動の処理手順を示すフローチャートである。
【図7】 図7は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置で使用されているメインマイクロコンピュータのコントロール部におけるA/D変換データに対するA/D変換完了割込の処理手順を示すフローチャートである。
【図8】 図8は本発明の実施の形態の一実施例にかかる車両用制御装置で使用されているサブマイクロコンピュータのコントロール部におけるノック信号に対するA/D変換及びノック判定の処理手順を示すフローチャートである。
【符号の説明】
10 メインマイクロコンピュータ
20 サブマイクロコンピュータ
21 A/D変換器
Claims (3)
- 内部に記憶されたプログラムに従って車両を制御するための演算を実行すると共に、この演算に用いられる複数のA/D変換(アナログ−ディジタル変換)データを得るために複数の演算用信号のA/D変換を要求する要求信号を一定時間毎に出力するメインマイクロコンピュータと、
演算用信号をA/D変換するA/D変換器を内蔵し、前記メインマイクロコンピュータからの要求信号に基づき前記複数の演算用信号をA/D変換してA/D変換後のA/D変換データを前記メインマイクロコンピュータに送信する一方、内部に記憶されたプログラムに従って所定の演算用信号のA/D変換を前記メインマイクロコンピュータからの要求信号に基づくA/D変換に優先して実行するサブマイクロコンピュータとを備え、
前記メインマイクロコンピュータからのA/D変換の要求信号は予め定められた複数の演算用信号を指定の順序で連続的にA/D変換させる信号であって、この要求信号によりA/D変換される複数の演算用信号のうち特定の演算用信号を所定の時間間隔で複数回A/D変換させ、
前記所定の時間間隔は前記メインマイクロコンピュータの要求信号に非同期な前記サブマイクロコンピュータの要求信号によるA/D変換に要する時間よりも長くなるよう設定されていることを特徴とする車両用制御装置。 - 前記メインマイクロコンピュータは、前記サブマイクロコンピュータの前記A/D変換器により1回の要求信号でA/D変換される演算用信号のうち複数回A/D変換される特定の演算用信号の早期にA/D変換されたA/D変換データが壊れているときには、次回以降にA/D変換されたA/D変換データを演算に用いることを特徴とする請求項1に記載の車両用制御装置。
- 前記メインマイクロコンピュータは、前記サブマイクロコンピュータの前記A/D変換器で1回だけA/D変換されたA/D変換データが壊れているときには、前回の要求信号でA/D変換されたA/D変換データを演算に用いることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の車両用制御装置。
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