JP7029088B2 - 情報処理システムおよび情報処理装置 - Google Patents

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Description

本開示は、情報処理システムおよび情報処理装置に関する。
特許文献1には、データ管理システムでは、測定データの有効度が低い場合には、測定データをサーバにアップロードする間隔が長くなることが記載されている。
特開2017-11509号公報
情報処理システムでは、収容手段が輸送されているときに、収容手段に収容された生鮮品の状態および/または生鮮品の環境に関する生鮮品情報を取得し、取得した生鮮品情報に関する情報を送信することがある。ここで、情報処理システムが生鮮品情報を取得するたびに情報を送信する場合、情報処理システムにおける通信量が増大するおそれがある。
本開示は、収容手段が輸送されているときの情報処理システムにおける通信量を抑制することを目的とする。
本開示の情報処理システムは、生鮮品を収容し、輸送される収容手段と、前記収容手段に収容された前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、情報の送信が可能な送信手段と、前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、を備え、前記条件には、所定の第1条件と、当該第1条件とは異なる第2条件とがあり、前記送信制御手段は、前記生鮮品について前記取得手段に取得された前記生鮮品情報が前記第1条件を満たし且つ前記第2条件を満たさない場合には、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記送信手段に送信させ、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限せず、前記生鮮品について前記取得手段に取得された前記生鮮品情報が前記第2条件を満たす場合には、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記送信手段に送信させ、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限する情報処理システムである。この場合、収容手段が輸送されているときの情報処理システムにおける通信量を抑制するか、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境を示す情報をユーザに伝えるかを、生鮮品情報が満たす条件に応じて切り替えることができる。
また、他の観点から捉えると、本開示の情報処理システムは、生鮮品を収容し、輸送される収容手段と、前記収容手段に収容された前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、情報の送信が可能な送信手段と、前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、を備え、前記生鮮品情報には、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境について区分けされた複数の項目のうちの所定の第1項目を示す第1生鮮品情報と、当該複数の項目のうちの当該第1項目とは異なる第2項目を示す第2生鮮品情報とがあり、前記送信制御手段は、前記生鮮品についての前記生鮮品情報が前記条件を満たす場合には当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限せず、当該生鮮品についての当該生鮮品情報が当該条件を満たさない場合には当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の当該送信手段による送信を制限し、前記送信手段は、前記生鮮品についての前記第1生鮮品情報が前記条件を満たし当該生鮮品についての前記第2生鮮品情報が当該条件を満たさない場合に、当該生鮮品についての前記第1項目を示す情報および当該生鮮品についての前記第2項目を示す情報を何れも送信する情報処理システムである。この場合、生鮮品についての第1項目を示す情報を送信する場合には、第2生鮮品情報が条件を満たさない場合であっても、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境についての複数の項目を示す情報をユーザに伝えることができる。
また、他の観点から捉えると、本開示の情報処理システムは、生鮮品を収容し、輸送される収容手段と、前記収容手段に収容された前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、情報の送信が可能な送信手段と、前記生鮮品情報が予め定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、を備え、前記送信手段は、前記生鮮品情報が前記条件を満たす場合に、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を、衛星通信により送信する情報処理システムである。この場合、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境を示す情報の送信手段による送信が制限されない構成に比べて、送信手段による通信の速度が低下することを抑制できる。
また、前記第1条件は、前記状態および/または前記環境について定められた条件であり、前記第2条件は、前記第1条件よりも悪い前記状態および/または前記環境について定められた条件であっても良い。この場合、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境の悪化の抑制が困難である生鮮品に関する情報の送信が制限されることで、情報処理システムにおける通信量を抑制することができる。
また、前記送信手段は、前記第2条件を満たす前記生鮮品情報の対象である前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を送信する場合、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限することを示す情報を送信しても良い。この場合、送信手段が生鮮品の状態および/または生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限することを示す情報を送信することなく生鮮品の状態および/または生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信が制限される構成に比べて、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境を示す情報の送信が制限されたことについてユーザが不安を抱くことを抑制できる。
また、前記送信制御手段は、前記生鮮品についての前記生鮮品情報が前記取得手段に取得されると、前記条件に基づき当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限しても良い。この場合、生鮮品情報が取得手段に取得された場合において、送信制御手段が、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境を示す情報の次回以降送信を制限する構成に比べて、情報処理システムにおける通信量を抑制することができる。
また、前記送信制御手段は、前記条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限するか否かを決定し、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信が前記送信制御手段に制限された場合に、当該生鮮品についての前記生鮮品情報が前記取得手段に取得される頻度は制限されなくても良い。この場合、生鮮品情報が取得手段に取得される頻度が少なくなる場合に比べて、送信制御手段が送信手段に送信させることを制限する対象ではない情報の送信頻度が少なくなることを抑制できる。
また、前記送信手段は、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を送信する場合に、当該生鮮品の環境を制御する制御手段に制御されている当該生鮮品の環境を示す情報も送信しても良い。この場合、制御手段に制御されている生鮮品の環境を示す情報をユーザに通知させることができる。
また、前記送信手段は、前記制御手段を用いて前記状態および/または前記環境を改善するための情報を送信しても良い。この場合、ユーザが、送信された情報を参考にして、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境の改善策をすることができる。
また、前記送信制御手段は、前記生鮮品についての前記生鮮品情報が前記条件を満たさない場合、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限することを示す情報を、前記送信手段からユーザの端末に送信させ、前記取得手段は、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記端末への送信の前記ユーザによる要求を示す要求情報であって、前記端末から送信された要求情報を取得、前記送信手段は、前記要求情報が前記取得手段に取得された場合、前記生鮮品情報が前記条件を満たさない場合であっても、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記端末に送信しても良い。この場合、ユーザが要する情報の端末への送信が制限され続けることを抑制できる。
また、他の観点から捉えると、本開示の情報処理装置は、生鮮品を収容し輸送される収容手段における当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、情報の送信が可能な送信手段と、前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、を備え、前記条件には、所定の第1条件と、当該第1条件とは異なる第2条件とがあり、前記送信制御手段は、前記生鮮品について前記取得手段に取得された前記生鮮品情報が前記第1条件を満たし且つ前記第2条件を満たさない場合には、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記送信手段に送信させ、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限せず、前記生鮮品について前記取得手段に取得された前記生鮮品情報が前記第2条件を満たす場合には、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記送信手段に送信させ、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限する情報処理装置である。この場合、収容手段が輸送されているときの情報処理装置における通信量を抑制するか、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境を示す情報をユーザに伝えるかを、生鮮品情報が満たす条件に応じて切り替えることができる。
また、他の観点から捉えると、本開示の情報処理装置は、生鮮品を収容し輸送される収容手段における当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、情報の送信が可能な送信手段と、前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、を備え、前記生鮮品情報には、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境について区分けされた複数の項目のうちの所定の第1項目を示す第1生鮮品情報と、当該複数の項目のうちの当該第1項目とは異なる第2項目を示す第2生鮮品情報とがあり、前記送信制御手段は、前記生鮮品についての前記生鮮品情報が前記条件を満たす場合には当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限せず、当該生鮮品についての当該生鮮品情報が当該条件を満たさない場合には当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の当該送信手段による送信を制限し、前記送信手段は、前記生鮮品についての前記第1生鮮品情報が前記条件を満たし当該生鮮品についての前記第2生鮮品情報が当該条件を満たさない場合に、当該生鮮品についての前記第1項目を示す情報および当該生鮮品についての前記第2項目を示す情報を何れも送信する情報処理装置である。この場合、生鮮品についての第1項目を示す情報を送信する場合には、第2生鮮品情報が条件を満たさない場合であっても、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境についての複数の項目を示す情報をユーザに伝えることができる。
また、他の観点から捉えると、本開示の情報処理装置は、生鮮品を収容し輸送される収容手段における当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、情報の送信が可能な送信手段と、前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、を備え、前記送信手段は、前記生鮮品情報が前記条件を満たす場合に、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を、衛星通信により送信する情報処理装置である。この場合、生鮮品の状態および/または生鮮品の環境を示す情報の送信手段による送信が制限されない構成に比べて、送信手段による通信の速度が低下することを抑制できる。
本実施形態に係る通信量抑制システムの一例を示した図である。 コンテナの内部を示した図である。 サーバのハードウェアの構成を示した図である。 サーバの機能構成を示した図である。 生鮮品情報管理テーブルを示した図である。 注意情報管理テーブルを示した図である。 制限処理の流れを示したフローチャートである。 生鮮品注意画面を示した図である。 困難通知画面を示した図である。 未送信通知画面を示した図である。
以下、添付図面を参照して実施の形態について説明する。
図1は、本実施形態に係る通信量抑制システム1の一例を示した図である。
情報処理システムの一例としての通信量抑制システム1は、生鮮品に関する情報の送信に条件を設け、この条件を満たす情報を送信し、条件を満たさない情報を送信しないことにより、通信量を抑制するシステムである。生鮮品とは、時間の経過とともに鮮度が変化する物品である。生鮮品に関する情報としては、例えば、生鮮品の状態に関する情報や、生鮮品の環境に関する情報等が挙げられる。
通信量抑制システム1には、サーバ10と、コンテナ20と、端末30とが設けられている。サーバ10と端末30とは、ネットワークを介して接続されている。
情報処理装置の一例としてのサーバ10は、コンテナ20に収容されている生鮮品に関する情報を取得する。そして、取得した情報が、この情報について定められた条件を満たすか否かにより、生鮮品に関する情報を送信するか否かを決定する。また、サーバ10は、送信することを決定した情報を、端末30に送信する。
サーバ10は、例えば、コンピュータにより実現される。サーバ10は、単一のコンピュータにより構成しても良いし、複数のコンピュータによる分散処理により実現しても良い。
収容手段の一例としてのコンテナ20は、生鮮品を収容する容器である。本実施形態のコンテナ20は、生鮮品の海上輸送に用いられる。なお、コンテナ20は、生鮮品の陸上輸送に用いられても良い。本実施形態では、サーバ10およびコンテナ20が、同一の船に載せられている。
端末30は、情報を表示する表示部31を有する。端末30は、サーバ10から生鮮品に関する情報を取得すると、取得した情報を表示部31に表示する。端末30のユーザは、例えば、コンテナ20に収容されている生鮮品を管理する管理者である。端末30のユーザは、表示部31に表示される生鮮品に関する情報を見ることにより、生鮮品の状態や生鮮品の環境を把握する。
端末30は、例えば、コンピュータ、タブレット型情報端末、その他の情報処理装置により実現される。端末30は、例えば、スマートフォンであっても良い。言い換えると、端末30は、何れの種類の端末であっても良い。
サーバ10と端末30との接続に用いられるネットワークは、データの送受信が可能であれば、その種類は特に限定されない。
本実施形態では、人工衛星ASを用いた衛星通信により、サーバ10と端末30とが接続される。なお、サーバ10と端末30とがネットワークにより直接接続されなくても良い。ネットワークを介してサーバ10から送信された情報を受信するサーバ(不図示)が陸上に設けられても良い。そして、陸上のサーバから端末30に情報が送信されることで、端末30がサーバ10から送信された情報を取得するようにしても良い。
図2は、コンテナ20の内部を示した図である。
コンテナ20には、空気調和装置21と、複数の生鮮品Fと、複数のセンサSとが設けられている。
制御手段の一例としての空気調和装置21は、コンテナ20の内部における空気を調和する装置である。空気調和装置21は、コンテナ20の内部の温度および湿度を制御する。
本実施形態では、空気調和装置21とサーバ10とはネットワークを介して接続されており、空気調和装置21は、サーバ10の指示を受けて、温度や湿度を制御する。空気調和装置21とサーバ10との接続に用いられるネットワークは、データの送受信が可能であれば、その種類は特に限定されず、例えばインターネット、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等として良い。データの送受信に用いられる通信回線は、有線であっても無線であっても良い。また、複数のネットワークや通信回線を介して各装置を接続する構成としても良い。
本実施形態の生鮮品Fは、コンテナ20の内部において、種類ごとにまとめて設けられている。図示の例においては、各々が生鮮品Fである複数のトマトが、容器Bに収容されている。容器Bには、生鮮品Fを識別する識別情報iが付されている。図示の例では、識別情報iとして「AA-1」が表示されている。この識別情報iから、生鮮品Fが、容器Bに収容されているトマトであることが特定される。なお、生鮮品Fごとに異なる識別情報iが設けられても良い。
本実施形態では、空気調和装置21がコンテナ20内を冷却することにより、生鮮品Fが冷蔵されている。
取得手段の一例としてのセンサSは、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を検知し、検知した生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境が示された情報を生成する。生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境が示された情報としてセンサSに生成される情報を、以下では、生鮮品情報と称する。本実施形態では、識別情報iから特定される生鮮品FのグループごとにセンサSが設けられている。
生鮮品Fの状態を検知するセンサSとしては、例えば、生鮮品Fの鮮度を特定する鮮度センサが挙げられる。鮮度センサとしては、例えば、生鮮品Fの匂いから生鮮品Fの鮮度を特定する匂いセンサ、生鮮品Fの色から生鮮品Fの鮮度を特定する色センサ、生鮮品Fの糖度から生鮮品Fの鮮度を特定する糖度センサ等が挙げられる。また、鮮度センサとしては、生鮮品Fの酸度から生鮮品Fの鮮度を特定する酸度センサ、生鮮品Fの硬度から生鮮品Fの鮮度を特定する硬度センサ、生鮮品Fに含まれる水分量から生鮮品Fの鮮度を特定する水分量センサ等が挙げられる。さらに、鮮度センサとしては、生鮮品Fの熟度から生鮮品Fの鮮度を特定する熟度センサや、生鮮品Fから発生した菌の量から生鮮品Fの鮮度を特定するバイオセンサ等が挙げられる。
生鮮品Fの環境を検知するセンサSとしては、例えば、コンテナ20内の温度を検知する温度センサ、コンテナ20内の湿度を検知する湿度センサ、コンテナ20内のガスの濃度を検知するガスセンサ等が挙げられる。ガスセンサに検知されるガスの濃度としては、例えば、酸素の濃度、二酸化炭素の濃度、窒素の濃度、エチレンの濃度等が挙げられる。また、生鮮品Fの環境を検知するセンサSとしては、例えば、コンテナ20の状態を特定するセンサが挙げられる。コンテナ20の状態を特定するセンサとしては、例えば、コンテナ20の加速度を検知する加速度センサが挙げられる。この加速度センサは、検知した加速度からコンテナ20に加わった衝撃の程度を算出し、算出した衝撃の程度から、コンテナ20の状態を特定する。
センサSは、予め定められた時間ごとに、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を検知するとともに生鮮品情報を生成する。予め定められた時間は、何れの時間であっても良い。また、この時間は、センサSの種類ごとに定められる。センサSは、生鮮品情報を生成するたびに、生成した生鮮品情報を、生成した時刻を示す時刻情報および検知対象の生鮮品Fを識別する識別情報iとともに、サーバ10に送信する。
なお、センサSは、コンテナ20に固定されなくても良い。例えば、コンテナ20が設けられている船の船員がセンサSを用いて測定をすることにより、センサSに生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を検知させても良い。また、各種類のセンサSは、識別情報iから特定される管理対象ごとに設けられても良い。
また、図示の例では、六つのセンサSが示されているが、センサSの数は、図示の例に限定されない。コンテナ20に設けられるセンサSの数は、五つ以下であっても良いし、七つ以上であっても良い。
また、生鮮品情報は、センサSに検知された生データであっても良いし、生データに基づいて生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を示す情報として加工されたデータであっても良い。生鮮品情報が生データである場合、サーバ10が、生データを用いて、生鮮品情報から生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を示す情報として加工したデータを生成しても良い。
図3は、サーバ10のハードウェアの構成を示した図である。
サーバ10には、CPU(Central Processing Unit)11、ROM(Read Only Memory)12、RAM(Random Access Memory)13が設けられている。また、サーバ10には、ハードディスク装置などにより構成され、情報を記憶する記憶装置15が設けられている。さらに、サーバ10には、外部との通信をする通信装置14(通信I/F)が設けられている。
この他、サーバ10には、キーボード、マウス等の情報の入力に用いられる入力用装置、液晶ディスプレイ等の表示装置が設けられている。
ROM12、記憶装置15は、CPU11により実行されるプログラムを記憶する。CPU11は、ROM12や記憶装置15に記憶されているプログラムを読み出し、RAM13を作業エリアにしてプログラムを実行する。
CPU11により、ROM12や記憶装置15に格納されたプログラムが実行されることで、後述する各機能部が実現される。
ここで、CPU11によって実行されるプログラムは、磁気記録媒体(磁気テープ、磁気ディスクなど)、光記録媒体(光ディスクなど)、光磁気記録媒体、半導体メモリなどのコンピュータが読取可能な記録媒体に記憶した状態で、サーバ10へ提供できる。また、CPU11によって実行されるプログラムは、インターネットなどの通信手段を用いて、サーバ10へ提供しても良い。
図4は、サーバ10の機能構成を示した図である。
本実施形態のサーバ10は、取得部101と、記憶部102と、計時部103と、制御部104と、送信部105とを有する。
これらの機能部は、ROM12や記憶装置15に格納されたプログラムをCPU11が実行することにより実現される。
取得手段の一例としての取得部101は、センサSや端末30から情報を取得する。
記憶部102は、取得部101に取得された情報を記憶する。記憶部102に記憶される情報については、後に詳述する。
計時部103は、計時をする。
送信制御手段の一例としての制御部104は、端末30への情報の送信を制御する。より具体的には、センサSからサーバ10に送信された生鮮品情報に関する情報の送信を制御する。制御部104は、センサSから送信された生鮮品情報が取得部101に取得されると、取得された生鮮品情報が、この生鮮品情報について定められた条件を満たすか否かを判定する。そして、生鮮品情報が条件を満たす場合には、この生鮮品情報に関する情報を端末30へ送信することを、送信部105に指示する。また、生鮮品情報が条件を満たさない場合には、この生鮮品情報に関する情報を、端末30へ送信させない。また、制御部104は、空気調和装置21に対して、温度や湿度を指示する。この温度や湿度は、空気調和装置21による制御の目標として空気調和装置21に設定される温度や湿度である。なお、制御部104の処理については、後に詳述する。
送信手段の一例としての送信部105は、制御部104から情報の送信を指示されると、指示の対象である情報を、端末30へ送信する。
(記憶部102の記憶内容)
次に、記憶部102に記憶されている情報の内容について説明する。
図5は、生鮮品情報管理テーブルを示した図である。生鮮品情報管理テーブルは、生鮮品情報を管理するためのテーブルである。生鮮品情報管理テーブルは、記憶部102に記憶されている。また、生鮮品情報管理テーブルは、識別情報iから特定される生鮮品Fごとに設けられている。図5には、識別情報iが「AA-1」である生鮮品Fを対象とする生鮮品情報管理テーブルが示されている。
生鮮品情報管理テーブルでは、「種類」に、生鮮品情報の種類が示されている。「種類」は、センサSの種類ごとに設けられている。図示の例では、「種類」として、「温度」、「湿度」、「鮮度(匂い)」、「鮮度(色)」、「コンテナ状態」等が示されている。
「種類」について、具体的に説明する。
「温度」は、センサSの一例としての温度センサから送信された「コンテナ20内の温度」である。
「湿度」は、センサSの一例としての湿度センサから送信された「コンテナ20内の湿度」である。
「鮮度(匂い)」は、センサSの一例としての匂いセンサから送信された「生鮮品Fの匂いから特定される生鮮品Fの鮮度」である。
「鮮度(色)」は、センサSの一例としての色センサから送信された「生鮮品Fの色から特定される生鮮品Fの鮮度」である。
「コンテナ状態」は、センサSの一例としての加速度センサから送信された「コンテナ20に加わった衝撃から特定されるコンテナ20の状態」である。
また、生鮮品情報管理テーブルでは、「最新情報」に、センサSから直近に送信された生鮮品情報が示されている。取得部101がセンサSから特定の「種類」の生鮮品情報を取得すると、この「種類」に関連付けられている「最新情報」に、取得部101が取得した生鮮品情報が上書きされる。
図示の例では、「温度」の「最新情報」には、「10℃」が示されている。
「湿度」の「最新情報」には、「95%」が示されている。
「鮮度(匂い)」の「最新情報」には、「10」が示されている。「鮮度(匂い)」の生鮮品情報は、数値の「1」から「10」までの10段階で定められており、数値が高いほど鮮度が高いことを意味する。言い換えると、「1」が最も鮮度が低く、「10」が最も鮮度が高いことを意味する。
「鮮度(色)」の「最新情報」には、「10」が示されている。「鮮度(色)」の生鮮品情報は、数値の「1」から「10」までの10段階で定められており、数値が高いほど鮮度が高いことを意味する。言い換えると、「1」が最も鮮度が低く、「10」が最も鮮度が高いことを意味する。
「コンテナ状態」の「最新情報」には、「損傷なし」が示されている。「損傷なし」は、コンテナ20が損傷していないことを意味する。
また、生鮮品情報管理テーブルでは、「注意閾値」に、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境について注意が必要になる生鮮品情報の閾値が示されている。
図示の例では、「温度」の「注意閾値」には、「11℃以上」が示されている。
「湿度」の「注意閾値」には、「89%以下」が示されている。
「鮮度(匂い)」の「注意閾値」には、「6以下」が示されている。
「鮮度(色)」の「注意閾値」には、「6以下」が示されている。
「コンテナ状態」の「注意閾値」には、「亀裂あり」が示されている。「亀裂あり」は、コンテナ20に亀裂が生じていることを意味する。
また、生鮮品情報管理テーブルでは、「困難閾値」に、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境の悪化の抑制が困難になる生鮮品情報の閾値が示されている。
図示の例では、「鮮度(匂い)」の「困難閾値」には、「1」が示されている。
「鮮度(色)」の「困難閾値」には、「1」が示されている。
「コンテナ状態」の「困難閾値」には、「破損あり」が示されている。「破損あり」は、コンテナ20の少なくとも一部が破損していることを意味する。「破損あり」は、「亀裂あり」よりも生鮮品Fの環境が悪いことを意味する。
なお、「温度」や「湿度」には、「困難閾値」が定められていない。このように、「困難閾値」が設定されない生鮮品情報が設けられても良い。また、「注意閾値」や「困難閾値」の値は、生鮮品情報の「種類」に応じて、サーバ10の制御部104により定められる。また、「注意閾値」や「困難閾値」の値は、端末30のユーザにより定められても良い。
また、生鮮品情報管理テーブルでは、「困難状態」に、生鮮品Fが困難状態であるか否かが示されている。困難状態とは、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境の悪化の抑制が困難になる状態である。言い換えると、困難状態とは、困難閾値に該当する生鮮品情報から特定される生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境である。
「困難状態」に「○」が示されている場合、生鮮品Fが困難状態であることを意味する。また、「困難状態」に「‐」が示されている場合、生鮮品Fが困難状態ではないことを意味する。
また、生鮮品情報管理テーブルでは、「ユーザ要求」に、端末30のユーザから生鮮品情報に関する情報を要求されているか否かが示されている。
「ユーザ要求」に「○」が示されている場合、ユーザから生鮮品情報に関する情報を要求されていることを意味する。
「ユーザ要求」に「‐」が示されている場合、ユーザから生鮮品情報に関する情報を要求されていないことを意味する。
また、生鮮品情報管理テーブルでは、「未送信時間」に、生鮮品情報に関する情報が端末30に送信されていない状態の継続時間が示されている。
また、生鮮品情報管理テーブルでは、「通知時間」に、生鮮品情報に関する情報が端末30に送信されていないことを通知する閾値としての時間が示されている。通知時間は、生鮮品情報の「種類」に応じて、制御部104に定められる。また、通知時間は、端末30のユーザにより定められても良い。
図6は、注意情報管理テーブルを示した図である。注意情報管理テーブルは、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境についての注意に関する情報を管理するためのテーブルである。注意情報管理テーブルは、記憶部102に記憶されている。
注意情報管理テーブルでは、「種類」に、生鮮品情報の種類が示されている。
また、注意情報管理テーブルでは、「注意内容」に、生鮮品情報から特定される生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境についての注意の内容が示されている。「注意内容」に示されている生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境は、生鮮品情報管理テーブル(図5参照)の「注意閾値」に達した生鮮品情報から特定される生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境である。
「高温注意」は、コンテナ20内が高温であることについての注意を意味する。
「湿度低下注意」は、コンテナ20内の湿度が低いことについての注意を意味する。
「鮮度低下(匂い注意)」は、生鮮品Fの匂いから特定される生鮮品Fの鮮度の低下についての注意を意味する。
「鮮度低下(色注意)」は、生鮮品Fの色から特定される生鮮品Fの鮮度の低下についての注意を意味する。
「コンテナ亀裂」は、コンテナ20の状態についての注意を意味する。
また、注意情報管理テーブルでは、「困難状態の内容」に、生鮮品情報から特定される困難状態の内容が示されている。「困難状態の内容」に示されている生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境は、生鮮品情報管理テーブル(図5参照)の「困難閾値」に達した生鮮品情報から特定される生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境である。
「腐食あり」は、生鮮品Fの少なくとも一部が腐食している生鮮品Fの状態を意味する。
「コンテナ破損」は、コンテナ20の少なくとも一部が破損しているコンテナ20の状態を意味する。
また、注意情報管理テーブルでは、「関連する種類」に、「注意内容」に関連する生鮮品情報の種類が示されている。
「高温注意」の「関連する種類」には、「鮮度(匂い)」、「鮮度(色)」がそれぞれ示されている。コンテナ20内が高温である場合、コンテナ20に収容されている生鮮品Fの鮮度が低下するおそれがある。そのため、コンテナ20内が高温であることに伴って変化し得る生鮮品Fの状態を示す情報である「鮮度(匂い)」および「鮮度(色)」が、「高温注意」の「関連する種類」に設定されている。
「湿度低下注意」の「関連する種類」には、「鮮度(匂い)」、「鮮度(色)」がそれぞれ示されている。コンテナ20内の湿度が低い場合、コンテナ20に収容されている生鮮品Fの鮮度が低下するおそれがある。そのため、コンテナ20内の湿度が低いことに伴って変化し得る生鮮品Fの状態を示す情報である「鮮度(匂い)」および「鮮度(色)」が、「湿度低下注意」の「関連する種類」に設定されている。
また、「鮮度低下(匂い注意)」の「関連する種類」には、「鮮度(色)」、「温度」、「湿度」がそれぞれ示されている。生鮮品Fの匂いから生鮮品Fの鮮度の低下が特定された場合、生鮮品Fの匂いとは異なる他の観点からも生鮮品Fの鮮度の低下が生じているかのユーザの確認が必要になることがある。そのため、生鮮品Fの匂いとともに生鮮品Fの鮮度を特定する情報である「鮮度(色)」が、「鮮度低下(匂い注意)」の「関連する種類」に設定されている。また、生鮮品Fの鮮度の低下が特定された場合、コンテナ20内の温度や湿度が、鮮度の低下の原因である可能性がある。そのため、生鮮品Fの鮮度の低下の原因になり得る「温度」および「湿度」が、「鮮度低下(匂い注意)」の「関連する種類」に設定されている。
「鮮度低下(色注意)」の「関連する種類」には、「鮮度(匂い)」、「温度」、「湿度」がそれぞれ示されている。生鮮品Fの色から生鮮品Fの鮮度の低下が特定された場合、生鮮品Fの匂いとは異なる他の観点からも生鮮品Fの鮮度の低下が生じているかのユーザの確認が必要になることがある。そのため、生鮮品Fの色とともに生鮮品Fの鮮度を特定する情報である「鮮度(匂い)」が、「鮮度低下(色注意)」の「関連する種類」に設定されている。また、生鮮品Fの鮮度の低下が特定された場合、コンテナ20内の温度や湿度が、鮮度の低下の原因である可能性がある。そのため、生鮮品Fの鮮度の低下の原因になり得る「温度」および「湿度」が、「鮮度低下(色注意)」の「関連する種類」に設定されている。
また、「コンテナ亀裂」の「関連する種類」には、「温度」、「湿度」、「鮮度(匂い)」、「鮮度(色)」がそれぞれ示されている。コンテナ20に亀裂が生じた場合、コンテナ20内の温度や湿度が変化することがある。また、コンテナ20内の温度や湿度が変化する場合、生鮮品Fの鮮度が変化することがある。そのため、コンテナ20に亀裂が生じることに伴って変化し得る生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を示す情報である「温度」、「湿度」、「鮮度(匂い)」、「鮮度(色)」が、「コンテナ亀裂」の「関連する種類」に設定されている。
「関連する種類」は、生鮮品情報の「種類」に応じて、制御部104に定められる。また、「関連する種類」は、端末30のユーザに定められても良い。
また、注意情報管理テーブルでは、「改善策」に、「注意内容」における注意に示された生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を改善するための対応策が示されている。
「高温注意」の「改善策」には、「10℃に設定」が示されている。「10℃に設定」は、空気調和装置21によるコンテナ20内の温度の目標を、10℃に設定することを意味する。
「湿度低下注意」の「改善策」には、「90%に設定」が示されている。「90%に設定」は、空気調和装置21によるコンテナ20内の湿度の目標を、90%に設定することを意味する。
また、「鮮度低下(匂い注意)」の「改善策」には、「温度2℃低下」が示されている。「温度2℃低下」は、コンテナ20内の温度の目標として空気調和装置21に設定されている温度を、2℃低下させることを意味する。生鮮品Fの鮮度が低下している場合において、コンテナ20内の温度が下がることにより、生鮮品Fの鮮度の低下が抑制されることがある。そのため、生鮮品Fの鮮度の低下を抑制し得る「温度2℃低下」が、「鮮度低下(匂い注意)」の「改善策」に設定されている。
「鮮度低下(色注意)」の「改善策」には、「温度2℃低下」が示されている。「鮮度低下(匂い注意)」と同様の理由により、「鮮度低下(色注意)」の「改善策」に「温度2℃低下」が設定されている。
「コンテナ亀裂」の「改善策」には、「補修」が示されている。「補修」は、コンテナ20が設けられている船の船員による補修を意味する。
「改善策」は、生鮮品情報の「種類」に応じて、制御部104に定められる。また、「改善策」は、端末30のユーザに定められても良い。
また、「鮮度低下(匂い注意)」や「鮮度低下(色注意)」の「改善策」には、空気調和装置21の湿度に関する対応策が設定されても良い。
(制御部104の処理)
制御部104は、生鮮品情報が取得部101に取得されると、取得された生鮮品情報が注意閾値(図5参照)に達しているか否かにより、生鮮品情報に関する情報を端末30へ送信させるか否かを決定する。一例を挙げると、「種類」が「鮮度(色)」である生鮮品情報が取得部101に取得された場合において、この生鮮品情報の値が「注意閾値」である「6以下」である場合、制御部104は、この生鮮品情報に関する情報を端末30へ送信させる。このとき、制御部104は、「注意閾値」に達した生鮮品情報の「種類」が注意情報管理テーブル(図6参照)において関連付けられている「注意内容」を、端末30へ送信させる。また、生鮮品情報の値が7以上である場合、制御部104は、生鮮品情報に関する情報を送信させない。
また、制御部104は、取得部に取得された生鮮品情報に関する情報を送信させない場合、この生鮮品情報に関する情報が端末30に送信されていない状態の継続時間を算出する。制御部104は、計時部103に計時されている時刻を参照することにより、継続時間を算出する。制御部104は、算出した継続時間を、生鮮品情報管理テーブルの「未送信時間」に上書きする。
次に、サーバ10による処理の流れについて説明する。
図7は、制限処理の流れを示したフローチャートである。制限処理は、サーバ10が、生鮮品情報に関する情報の端末30への送信を制限する処理である。
取得部101は、センサSから生鮮品情報を取得したか否かを判定する(ステップ(以下、「S」と称することがある)101)。否定結果が継続している間、取得部101は、ステップ101の処理を継続する。
一方、取得部101が生鮮品情報を取得すると(S101にてYES)、制御部104は、取得部101に取得された生鮮品情報から特定される生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境が既に困難状態であるか否かを判定する(S102)。より具体的には、制御部104は、生鮮品情報管理テーブル(図5参照)を参照する。そして、取得部101に取得された生鮮品情報が属する「種類」に関連付けられた「困難状態」が「○」であるか「‐」であるかにより、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境が既に困難状態であるか否かを判定する。
生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境が既に困難状態である場合(S102にてYES)、制限処理が終了する。この場合、取得部101に取得された生鮮品情報に関する情報は、端末30に送信されない。
生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境が困難状態ではない場合(S102にてNO)、制御部104は、取得部101に取得された生鮮品情報が注意閾値に達しているか否かを判定する(S103)。より具体的には、制御部104は、生鮮品情報管理テーブルを参照する。そして、取得部101に取得された生鮮品情報が、この生鮮品情報が属する「種類」に関連付けられた「注意閾値」に達しているか否かにより、上記の判定をする。
生鮮品情報が注意閾値に達している場合(S103にてYES)、制御部104は、生鮮品情報が困難閾値に達しているか否かを判定する(S104)。制御部104は、取得部101に取得された生鮮品情報が、この生鮮品情報が属する「種類」に関連付けられた「困難閾値」に達しているか否かにより、上記の判定をする。
生鮮品情報が困難閾値に達していない場合(S104にてNO)、制御部104は、注意情報、関連情報および改善情報を端末30へ送信することを、送信部105に指示する。送信部105は、制御部104の指示を受けて、注意情報、関連情報および改善情報を、端末30へ送信する(S105)。注意情報は、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境についての注意を喚起するための情報である。関連情報は、注意情報に示された注意の内容に関連する情報である。改善情報は、注意情報における注意に示された生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境の改善に関する情報である。注意情報、関連情報および改善情報の内容については、後述する。
生鮮品情報が困難閾値に達している場合(S104にてYES)、制御部104は、生鮮品情報管理テーブル(図5参照)において、取得部101に取得された生鮮品情報が属する「種類」に関連付けられている「困難状態」を、「○」に上書きする。また、制御部104は、困難情報、関連情報および制限情報を端末30へ送信することを、送信部105に指示する。送信部105は、制御部104の指示を受けて、困難情報、関連情報および制限情報を、端末30へ送信する(S106)。困難情報は、困難状態に関する情報である。制限情報は、サーバ10から端末30への情報の送信の制限に関する情報である。困難情報および制限情報の内容については、後述する。
生鮮品情報が注意閾値に達していない場合(S103にてNO)、制御部104は、取得部101に取得された「種類」の生鮮品情報に関する情報が、端末30のユーザに要求されているか否かを判定する(S107)。制御部104は、生鮮品情報管理テーブルにおいて、取得部101に取得された生鮮品情報が属する「種類」に関連付けられている「ユーザ要求」が「○」であるか「‐」であるかにより、上記の判定をする。
生鮮品情報に関する情報がユーザに要求されている場合(S107にてYES)、制御部104は、取得部101に取得された生鮮品情報に関する情報を端末30へ送信することを、送信部105に指示する。送信部105は、制御部104の指示を受けて、生鮮品情報に関する情報を端末30へ送信する(S108)。
生鮮品情報に関する情報がユーザに要求されていない場合(S107にてNO)、制御部104は、取得部101に取得された「種類」の生鮮品情報が端末30に送信されていない状態の継続時間が、通知時間に達したか否かを判定する(S109)。制御部104は、生鮮品情報管理テーブルにおいて、取得部101に取得された生鮮品情報が属する「種類」に関連付けられた「未送信時間」が「通知時間」以上であるか否かにより、上記の判定をする。
「未送信時間」が「通知時間」以上ではない場合(S109にてNO)、制限処理が終了する。この場合、取得部101に取得された生鮮品情報に関する情報は、端末30に送信されない。
「未送信時間」が「通知時間」以上である場合(S109にてYES)、制御部104は、未送信情報を端末30へ送信することを、送信部105に指示する。送信部105は、制御部104の指示を受けて、未送信情報を端末30へ送信する(S110)。未送信情報は、サーバ10から端末30へ情報が送信されていないことに関する情報である。未送信情報の内容については、後述する。
以上の通り、本実施形態では、サーバ10の制御部104は、注意閾値に達していない生鮮品情報に関する情報を、端末30に送信させない。
ここで、例えば、生鮮品情報が取得部101に取得されるたびに、取得された生鮮品情報に関する情報が無条件で端末30に送信されると、サーバ10の通信量が増大するおそれがある。
これに対し、本実施形態のように、所定の条件に基づき生鮮品情報に関する情報の送信が制限される場合、生鮮品情報に関する情報が無条件で送信される場合に比べて、サーバ10が送信する情報量が低減される分だけ、サーバ10の通信量が抑制される。
特に、本実施形態のように、生鮮品Fを収容するコンテナ20が海上輸送されているときに、コンテナ20とともに船に設けられているサーバ10が端末30へ情報を送信する場合、サーバ10に用いられるネットワークが、衛星通信に限られることがある。この場合、沿岸や陸上に設けられたサーバ10が衛星通信とは異なるネットワークを用いて端末30へ情報を送信する場合に比べて、サーバ10の通信速度が低下することがある。そのため、サーバ10が大量の情報を端末30へ送信する場合、サーバ10が情報を送信した時刻と、端末30がサーバ10から情報を取得した時刻との時間のずれが大きくなるおそれがある。
これに対し、本実施形態のように、サーバ10が端末30へ送信する情報が制限されると、サーバ10が送信する情報量が低減される分だけ、サーバ10が情報を送信した時刻と、端末30がサーバ10から情報を取得した時刻との時間のずれが小さくなる。
また、本実施形態では、制御部104は、注意閾値に達し且つ困難閾値に達していない生鮮品情報に関する情報の送信を制限しない。一方、制御部104は、困難閾値に達している特定の種類の生鮮品情報が取得部101に取得されると、生鮮品情報管理テーブル(図5参照)における「困難状態」に「○」を上書きする。その後、この特定の種類の生鮮品情報が取得部101に取得されても、制御部104は、この特定の種類の生鮮品情報に関する情報を端末30へ送信させない(図7のS102参照)。このようにすることで、生鮮品情報が達する閾値に応じて、送信部105による送信を制限する対象の情報を定められる。
また、本実施形態では、困難閾値には、注意閾値よりも、生鮮品Fの悪い状態や生鮮品Fの悪い環境を示す生鮮品情報が設定されている。
ここで、注意閾値に達し且つ困難閾値に達していない生鮮品情報から特定される生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境は、悪化の抑制が可能な生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境と捉えられる。また、困難閾値に達した生鮮品情報から特定される生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境は、悪化の抑制が困難な生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境と捉えられる。また、端末30のユーザが、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境の悪化を抑制するために端末30に表示される情報を見る場合、困難閾値に達している生鮮品情報は、注意閾値に達し且つ困難閾値に達していない生鮮品情報に比べて、ユーザにとっての重要度が低い。そこで、本実施形態では、端末30のユーザにとって重要度が低い情報の送信を制限することで、サーバ10の通信量を抑制している。
また、本実施形態では、制御部104は、注意閾値に達していない生鮮品情報が取得部101に取得されると、この生鮮品情報に関する情報を端末30へ送信させない。そのため、注意閾値に達していない生鮮品情報が取得部101に取得された場合において、この生鮮品情報に関する情報は端末30に送信され、次回以降に取得部101に取得された生鮮品情報に関する情報が送信されない構成に比べて、サーバ10の通信量が抑制される。
なお、本実施形態では、特定の種類の生鮮品情報に関する情報の送信が制限される場合であっても、センサSは、この特定の種類の生鮮品情報を生成する頻度、および生成した生鮮品情報をサーバ10に送信する頻度を変えない。言い換えると、サーバ10の取得部101が特定の種類の生鮮品情報を取得する頻度は変わらない。
また、サーバ10は、生鮮品情報が取得部101に取得されるたびに、取得された生鮮品情報に関する情報の送信を制限するか否かの判定をする。言い換えると、サーバ10は、情報の送信を制限するか否かを判定する頻度を変えない。
この場合、生鮮品情報が取得部101に取得される頻度が少なくなる場合に比べて、注意閾値に達している生鮮品情報に関する情報の端末30への送信頻度が少なくなることが抑制される。
(端末30の表示内容)
次に、端末30の表示部31に表示される情報の内容について説明する。
図8は、生鮮品注意画面40を示した図である。生鮮品注意画面40は、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境についての注意を喚起するための情報が示された画面である。注意閾値(図5参照)に達し且つ困難閾値に達していない生鮮品情報が取得部101に取得された場合に、この生鮮品注意画面40が表示される。言い換えると、制限処理(図7参照)のステップ105において、サーバ10の送信部105が、注意情報、関連情報、および改善情報を端末30へ送信することにより、生鮮品注意画面40が表示部31に表示される。
生鮮品注意画面40には、注意通知部41と、関連通知部42と、改善通知部43とが示されている。
注意通知部41には、サーバ10の送信部105から送信された注意情報(図7参照)が示されている。注意通知部41には、総称通知部411と、種類通知部412と、識別通知部413と、注意内容通知部414と、センサ通知部415と、生鮮品情報通知部416と、画像通知部417とが示されている。
総称通知部411には、注意通知部41に示されている情報の総称が示されている。図示の例では、総称通知部411には、「生鮮品注意情報」のテキストが示されている。
種類通知部412には、注意通知部41における通知の対象である生鮮品Fの種類が示されている。図示の例では、種類通知部412には、生鮮品Fの種類である「トマト」のテキストが示されている。
識別通知部413には、注意通知部41における通知の対象である生鮮品Fの識別情報i(図2参照)が示されている。図示の例では、識別通知部413には、生鮮品Fの識別情報iである「AA-1」のテキストが示されている。
注意内容通知部414には、注意通知部41における通知の対象である生鮮品Fについての注意の内容が示されている。図示の例では、注意内容通知部414には、生鮮品Fの状態についての注意の内容である「生鮮品の状態:鮮度低下(色注意)」のテキストが示されている。この注意内容通知部414には、注意情報管理テーブル(図6参照)における「注意内容」に示されている情報が含まれる。この「注意内容」は、制限処理(図7参照)のステップ103において注意閾値に達していると判定された生鮮品情報の「種類」に関連付けられた「注意内容」である。
センサ通知部415には、注意通知部41における通知の対象である生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を検知したセンサSの種類が示されている。図示の例では、センサ通知部415には、生鮮品Fの色から生鮮品Fの鮮度の低下を検知したセンサSの種類である「対象センサ:鮮度センサ(色)」のテキストが示されている。
生鮮品情報通知部416には、注意通知部41における通知の対象である生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を示す生鮮品情報が表示されている。図示の例では、生鮮品情報通知部416には、生鮮品情報である「センサ値:6」のテキストが示されている。生鮮品情報通知部416に示されている生鮮品情報は、制限処理(図7参照)のステップ103において注意閾値に達しているか否かの判定の対象になった生鮮品情報である。
画像通知部417には、注意通知部41における通知の対象である生鮮品Fの画像が示されている。図示の例では、「トマト」の画像が示されている。
対象物を撮像する撮像手段が色センサとして用いられる場合、撮像手段は、生鮮品Fを撮像し、撮像により得られた生鮮品Fの画像をサーバ10に送信する。サーバ10は、生鮮品Fの画像を取得すると、取得した画像に示された生鮮品Fの色を検知する。そして、検知した生鮮品Fの色から、生鮮品Fの状態を特定する。この場合、サーバ10が、特定した生鮮品Fの状態を示す情報のみならず、生鮮品Fの画像も端末30へ送信するため、注意内容通知部414や生鮮品情報通知部416のみならず、画像通知部417も表示部31に表示される。
なお、制限処理(図7参照)のステップ105において、送信部105は、注意情報を端末30へ送信する場合に、撮像手段に撮像され得られた生鮮品Fの直近の画像を送信しても良い。言い換えると、送信部105は、注意情報を端末30へ送信する場合には、注意情報に係る注意の内容に関わらず、生鮮品Fの画像を送信しても良い。
関連通知部42には、送信部105から送信された関連情報(図7参照)が示されている。関連通知部42には、総称通知部421と、生鮮品情報通知部422とが示されている。
総称通知部421には、関連通知部42に示される情報の総称が示されている。図示の例では、総称通知部421には、「関連情報」のテキストが示されている。
生鮮品情報通知部422には、注意通知部41における注意の内容に関連する生鮮品情報が示されている。図示の例では、生鮮品情報である「鮮度(匂い):7」、「温度:10℃」、「湿度:90%」のテキストがそれぞれ示されている。生鮮品情報通知部422には、注意情報管理テーブル(図6参照)において「関連する種類」に示されたセンサSの生鮮品情報が含まれる。この「関連する種類」は、注意通知部41における通知の対象である「注意内容」に関連付けられた「関連する種類」である。また、生鮮品情報通知部422に示される生鮮品情報は、生鮮品情報管理テーブル(図5参照)の「最新情報」に示されている生鮮品情報である。この「最新情報」は、関連通知部42における通知の対象である注意情報管理テーブルの「関連する種類」に示された各センサSについて生鮮品情報管理テーブルにて関連付けられた「最新情報」である。
改善通知部43は、送信部105から送信された改善情報(図7参照)が示されている。改善通知部43には、総称通知部431と、改善策通知部432と、指示部433と、否定部434とが示されている。
総称通知部431には、改善通知部43に示される情報の総称が示されている。図示の例では、総称通知部431には、「改善情報」のテキストが示されている。
改善策通知部432には、注意通知部41における通知の対象である生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境の改善策が示されている。図示の例では、改善策通知部432には、生鮮品Fの鮮度が低下することの改善策である「鮮度の低下を抑制するため、空気調和装置の設定温度を2℃下げることを提案します。」のテキストが示されている。改善策通知部432には、注意情報管理テーブル(図6参照)において、注意通知部41における通知の対象である「注意内容」に関連付けられた「改善策」に示されている情報が含まれる。
端末30のユーザが指示部433を選択すると、改善策通知部432に示されている改善策が実行される。図示の例において、ユーザが指示部433を選択すると、サーバ10の制御部104は、空気調和装置21に対して、目標の温度を2℃下げることを指示する。空気調和装置21は、制御部104の指示を受けて、目標の温度を2℃下げる。
また、ユーザが否定部434を選択した場合には、改善策通知部432に示されている改善策は実行されない。
以上の通り、送信部105は、注意情報管理テーブル(図6参照)に示された特定の「種類」の「注意内容」を端末30へ送信する場合に、この「注意内容」に関連付けられた「関連する種類」のセンサSに生成された生鮮品情報に関する情報も送信する。この場合に、送信部105は、「関連する種類」のセンサSに生成された生鮮品情報が注意閾値に達しているか否かに関わらず、この生鮮品情報に関する情報を送信する。
この場合、注意閾値に達している生鮮品情報から特定される生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境に関連する生鮮品情報を、この生鮮品情報が注意閾値に達しているか否かに関わらず、ユーザに通知させられる。
また、本実施形態では、送信部105は、注意情報管理テーブルに示された「注意内容」を端末30へ送信する場合、この「注意内容」に関連付けられている「改善策」に示された情報として、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を制御する空気調和装置21に関する情報も送信する。
この場合、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を改善するための手段に関する情報をユーザに通知させられる。
また、本実施形態では、送信部105は、空気調和装置21を用いて生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を改善するための情報を端末30に送信する。
この場合、ユーザは、端末30に送信された情報を参考にして、生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境の改善策を行える。
図9は、困難通知画面50を示した図である。困難通知画面50は、生鮮品Fについて困難状態が生じたことを通知する画面である。困難閾値(図5参照)に達している生鮮品情報がサーバ10の取得部101に取得された場合に、この困難通知画面50が端末30の表示部31に表示される。言い換えると、制限処理(図7参照)のステップ106において、送信部105が、困難情報、関連情報、および制限情報を端末30へ送信することにより、困難通知画面50が表示部31に表示される。
困難通知画面50には、困難通知部51と、関連通知部52と、制限通知部53とが示されている。
困難通知部51には、送信部105から送信された困難情報(図7参照)が示されている。困難通知部51には、総称通知部511と、種類通知部512と、識別通知部513と、困難内容通知部514と、センサ通知部515と、生鮮品情報通知部516と、画像通知部517とが示されている。
総称通知部511には、困難通知部51に示されている情報の総称が示されている。図示の例では、総称通知部511には、「困難情報」のテキストが示されている。
種類通知部512には、困難通知部51における通知の対象である生鮮品Fの種類が示されている。図示の例では、種類通知部512には、生鮮品Fの種類である「トマト」のテキストが示されている。
識別通知部513には、困難通知部51における通知の対象である生鮮品Fの識別情報iが示されている。図示の例では、識別通知部513には、生鮮品Fの識別情報iである「AA-1」のテキストが示されている。
困難内容通知部514には、困難状態の内容が示されている。図示の例では、困難内容通知部514には、生鮮品Fの状態についての内容である「生鮮品の状態:腐食あり」のテキストが示されている。この困難内容通知部514には、注意情報管理テーブル(図6参照)における「困難状態の内容」に示されている情報が含まれる。また、この「困難状態の内容」は、制限処理(図7参照)のステップ104において困難閾値に達していると判定された生鮮品情報の「種類」に関連付けられた「困難状態の内容」である。
センサ通知部515には、困難通知部51における通知の対象である生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を検知したセンサSの種類が示されている。図示の例では、センサ通知部515には、通知の対象である生鮮品Fの鮮度を検知したセンサSの種類である「対象センサ:鮮度センサ(色)」のテキストが示されている。
生鮮品情報通知部516には、困難通知部51における通知の対象である生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境を示す生鮮品情報が示されている。図示の例では、生鮮品情報通知部516には、生鮮品情報である「センサ値:1」のテキストが示されている。生鮮品情報通知部516に示されている生鮮品情報は、制限処理(図7参照)のステップ104において困難閾値に達しているか否かの判定の対象になった生鮮品情報である。
画像通知部517には、困難通知部51における注意の対象である生鮮品Fの画像が示されている。図示の例では、「トマト」の画像が示されている。
関連通知部52には、送信部105から送信された関連情報(図7参照)が示されている。関連通知部52には、総称通知部521と、生鮮品情報通知部522とが示されている。なお、総称通知部521に示される情報は、生鮮品注意画面40(図8参照)における関連通知部42の総称通知部421に示される情報と同じ内容である。また、生鮮品情報通知部522に示される情報は、生鮮品注意画面40における関連通知部42の生鮮品情報通知部422に示される情報と同じ内容である。
制限通知部53には、送信部105から送信された制限情報(図7参照)が示されている。より具体的には、制限通知部53には、困難通知画面50における通知の対象である生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境に関する情報が今後は端末30に送信されないことが示されている。図示の例では、困難通知画面50における通知の対象である生鮮品Fの状態について「今後、AA-1のトマトについての鮮度(色)の情報の送信を制限します。」のテキストが示されている。
以上の通り、本実施形態では、送信部105は、困難閾値に達している特定の種類の生鮮品情報に関する情報を送信する場合、この特定の種類の生鮮品情報に関する情報の再度の送信が制限されることを示す情報を送信する。
上述の通り、送信部105は、既に困難状態である生鮮品Fの状態や生鮮品Fの環境が示された生鮮品情報が取得部101に取得されても、この生鮮品情報に関する情報を端末30へ送信しない。この場合において、サーバ10から端末30へ情報が送信されないことを端末30のユーザが認識していない場合、ユーザが、サーバ10から端末30に情報が送信されないことについて不安を抱くおそれがある。
そこで、本実施形態では、送信部105が、生鮮品情報に関する情報の送信が制限されることを示す情報を端末30に送信することにより、サーバ10から端末30に情報が送信されないことについてユーザが不安を抱くことを抑制している。
図10は、未送信通知画面60を示した図である。未送信通知画面60は、生鮮品情報に関する情報が端末30に送信されていないことを通知するための画面である。注意閾値に達していない生鮮品情報が取得部101に取得され、且つこの生鮮品情報に関する情報が端末30に送信されていない状態の継続時間が通知時間以上になると、この未送信通知画面60が端末30の表示部31に表示される。言い換えると、制限処理(図7参照)のステップ110において、送信部105が、未送信情報を端末30へ送信することにより、未送信通知画面60が表示部31に表示される。
未送信通知画面60には、未送信通知部61と、確認通知部62と、要求部63と、否定部64とが示されている。
未送信通知部61には、送信部105から送信された未送信情報(図7参照)が示されている。より具体的には、未送信通知部61には、生鮮品情報に関する情報が端末30に送信されていない状態が継続していることを示す情報が示されている。図示の例では、未送信通知部61には、「トマト(AA-1)の鮮度(色)に関する情報を2時間以上送信していません。」のテキストが示されている。この未送信通知部61には、通知の対象である生鮮品Fの種類および生鮮品Fの識別情報iが含まれている。また、未送信通知部61には、生鮮品情報管理テーブル(図5参照)においてそれぞれ関連付けられた「種類」および「通知時間」が含まれている。この「種類」は、制限処理(図7参照)のステップ110における判定の対象である生鮮品情報の「種類」である。
確認通知部62には、未送信通知画面60における通知の対象である生鮮品情報に関する情報の要否を端末30のユーザに確認するための情報が示されている。図示の例では、確認通知部62には、「鮮度(色)に関する情報を要求しますか?」のテキストが示されている。
端末30のユーザが要求部63を選択すると、サーバ10の取得部101は、ユーザの要求があったことを示す要求情報を、端末30から取得する。また、制御部104は、要求情報が取得部101に取得されると、生鮮品情報管理テーブル(図5参照)において、ユーザに要求された生鮮品情報の「種類」に関連付けられた「ユーザ要求」に「○」を上書きする。さらに、ユーザに要求された生鮮品情報に関する情報を、送信部105に送信させる。この場合、端末30の表示部31には、生鮮品情報に関する情報として、種類通知部412(図8参照)と、識別通知部413と、注意内容通知部414と、センサ通知部415と、生鮮品情報通知部416と、画像通知部417とが表示される。一方、関連通知部42および改善通知部43は、表示部31に表示されない。
また、ユーザが否定部64を選択する場合、端末30の表示部31には、生鮮品情報に関する情報が表示されない。
以上の通り、本実施形態では、制御部104は、生鮮品情報に関する情報の端末30への送信を制限する場合に、この制限に関する情報を端末30に送信させる。また、ユーザが要求部63を選択すると、要求情報が取得部101に取得される。そして、要求情報が取得部101に取得されると、送信部105は、生鮮品情報が注意閾値に達しているか否かに関わらず、この生鮮品情報に関する情報を端末30へ送信する。
この場合、ユーザが要する情報の端末30への送信が制限され続けることが抑制される。
なお、本実施形態では、生鮮品情報に関する情報として、センサSに生成された情報、および、センサSに生成された情報に基づいてサーバ10に特定された情報が端末30に送信されるが、これに限定されない。
例えば、センサSに生成された情報およびサーバ10に特定された情報のうち少なくとも一方が端末30に送信されれば良い。
また、本実施形態では、サーバ10が、注意閾値(図5参照)に達していない生鮮品情報に関する情報を端末30に送信しないことを説明したが、これに限定されない。
例えば、サーバ10は、生鮮品情報が注意閾値に達していない場合、注意閾値に達している場合よりも、端末30に送信する情報量を少なくしても良い。一例を挙げると、取得部101に取得された生鮮品情報が注意閾値に達していない場合であっても、サーバ10は、識別通知部413(図8参照)や生鮮品情報通知部416を端末30に表示させるための情報を端末30に送信しても良い。一方で、サーバ10は、種類通知部412、注意内容通知部414、センサ通知部415、画像通知部417等を表示させるための情報を端末30に送信しない。この場合であっても、生鮮品情報に関する情報がサーバ10から端末30へ無条件で送信される場合に比べて、サーバ10の通信量が抑制される。このように、サーバ10による情報の送信の「制限」には、情報を送信しないことのみならず、送信する情報量を少なくすることも含まれる。
また、本実施形態の通信量抑制システム1においては、海上の船に設けられたサーバ10が衛星通信を用いて端末30へ情報を送信することを説明したが、これに限定されない。
サーバ10は、沿岸や陸上に設けられ、衛星通信とは異なる他のネットワークを用いて、端末30へ情報を送信しても良い。この場合において、サーバ10は、生鮮品情報が注意閾値に達しているか否かによって、端末30へ送信する情報を制限しても良い。
また、サーバ10が、衛星通信とは異なる他のネットワークを用いる場合には、衛星通信を用いる場合に比べて、注意閾値を緩和して、サーバ10から端末30へ送信する対象の情報量を増やしても良い。
ここで、上記にて説明した本実施形態の各々は、以下のように捉えることができる。
本実施形態の通信量抑制システム1における制御部104は、生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、生鮮品情報に関する情報の送信部105による送信を制限する。ここで、生鮮品情報に関する情報としては、例えば、生鮮品情報や、生鮮品情報に関してサーバ10にて生成される情報等が挙げられる。サーバ10にて生成される情報としては、例えば、注意情報管理テーブル(図6参照)における「注意の種類」や「困難状態の種類」に示された情報等が挙げられる。
この場合、サーバ10が生鮮品情報に関する情報を無条件で送信する場合に比べて、サーバ10が送信する情報量が低減される分だけ、通信量抑制システム1における通信量が抑制される。
また、生鮮品情報について定められた条件には、第1条件と第2条件とがある。送信部105は、第1条件を満たす生鮮品情報に関する情報を送信する。そして、制御部104は、第2条件を満たす一の種類の生鮮品情報が取得部101に取得された場合、その後取得部101に再び取得される一の種類の生鮮品情報に関する情報の送信を制限する。
この場合、生鮮品情報が満たす条件に応じて、送信を制限する対象となる情報を定められる。
また、第1条件は、生鮮品Fの状態および/または生鮮品Fの環境について定められた条件である。第1条件は、例えば、生鮮品情報が注意閾値(図5参照)に達し且つ困難閾値に達していないことである。さらに、第2条件は、第1条件よりも悪い生鮮品Fの状態および/または生鮮品Fの環境について定められた条件である。第2条件は、例えば、生鮮品情報が困難閾値に達していることである。
この場合、生鮮品Fの状態および/または生鮮品Fの環境の悪化の抑制が困難である生鮮品Fに関する情報の送信が制限されることで、サーバ10の通信量が抑制される。
また、送信部105は、困難閾値に達している一の種類の生鮮品情報に関する情報を送信する場合、この一の種類の生鮮品情報に関する情報の再度の送信が制限されることを示す情報を送信する。
この場合、サーバ10が、情報の送信の制限に関する情報を送信することなく情報の送信が制限される構成に比べて、情報の送信が制限されたことについてユーザが不安を抱くことが抑制される。
また、制御部104は、生鮮品情報が取得部101に取得されると、この生鮮品情報が注意閾値に達しているか否かに基づきこの生鮮品情報に関する情報の送信を制限する。
この場合、生鮮品情報が取得部101に取得された場合に、制御部104が、次回以降に取得部101に取得された生鮮品情報に関する情報から送信を制限する構成に比べて、サーバ10の通信量が抑制される。
また、一の種類の生鮮品情報に関する情報の制限がされた場合に、この一の種類の生鮮品情報が取得部101に取得される頻度は制限されない。
この場合、生鮮品情報が取得部101に取得される頻度が少なくなる場合に比べて、制御部104による制限の対象ではない情報の送信頻度が少なくなることが抑制される。
また、生鮮品情報には、第1種類の生鮮品情報と、第1種類とは異なり第1種類に関連付けられた第2種類の生鮮品情報とがある。ここで、関連付けられた生鮮品情報とは、例えば、注意情報管理テーブル(図6参照)における「種類」に関連付けられた「関連する種類」に示された生鮮品情報である。そして、送信部105は、注意閾値に達している第1種類の生鮮品情報に関する情報を送信する場合、注意閾値に達していない第2種類の生鮮品情報に関する情報も送信する。
この場合、注意閾値に達している生鮮品情報から特定される生鮮品Fの状態および/または生鮮品Fの環境に関連する生鮮品情報を、この生鮮品情報が注意閾値に達しているか否かに関わらず、ユーザに通知させられる。
また、送信部105は、生鮮品情報に関する情報を送信する場合に、送信する情報から特定される生鮮品Fの状態および/または生鮮品Fの環境を制御する制御手段に関する情報も送信する。制御手段は、例えば、空気調和装置21である。
この場合、生鮮品Fの状態および/または生鮮品Fの環境を改善するための手段に関する情報をユーザに通知させられる。
また、送信部105は、空気調和装置21を用いて生鮮品Fの状態および/または生鮮品Fの環境を改善するための情報を送信する。
この場合、ユーザは、送信された情報を参考にして、生鮮品Fの状態および/または生鮮品Fの環境の改善策を行える。
また、制御部104は、生鮮品情報が注意閾値に達していない場合、生鮮品情報に関する情報の送信の制限に関する情報を、送信部105からユーザの端末30に送信させる。また、取得部101は、生鮮品情報に関する情報の要求に関する要求情報を端末30から取得することが可能である。そして、送信部105は、要求情報が取得部101に取得された場合、注意閾値に達していない生鮮品情報に関する情報を端末30に送信する。
この場合、ユーザが要する情報の端末30への送信が制限され続けることが抑制される。
また、本実施形態のサーバ10における制御部104は、生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、生鮮品情報に関する情報の送信部105による送信を制限する。
この場合、サーバ10が生鮮品情報に関する情報を無条件で送信する場合に比べて、サーバ10が送信する情報量が低減される分だけ、サーバ10における通信量が抑制される。
また、上記で説明した各構成は、上記の実施形態に限られるものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で変更できる。言い換えると、特許請求の範囲の趣旨及び範囲から逸脱することなく、形態や詳細の多様な変更が可能なことが理解される。
上記にて説明した構成に限らず、上記にて説明した各構成の一部を省略したり、上記にて説明した各構成に対して他の機能を付加したりしても良い。
1…通信量抑制システム、10…サーバ、20…コンテナ、21…空気調和装置、30…端末、101…取得部、102…記憶部、103…計時部、104…制御部、105…送信部、AS…人工衛星、F…生鮮品、S…センサ

Claims (13)

  1. 生鮮品を収容し、輸送される収容手段と、
    前記収容手段に収容された前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、
    情報の送信が可能な送信手段と、
    前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、
    を備え
    前記条件には、所定の第1条件と、当該第1条件とは異なる第2条件とがあり、
    前記送信制御手段は、
    前記生鮮品について前記取得手段に取得された前記生鮮品情報が前記第1条件を満たし且つ前記第2条件を満たさない場合には、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記送信手段に送信させ、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限せず、
    前記生鮮品について前記取得手段に取得された前記生鮮品情報が前記第2条件を満たす場合には、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記送信手段に送信させ、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限する情報処理システム。
  2. 生鮮品を収容し、輸送される収容手段と、
    前記収容手段に収容された前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、
    情報の送信が可能な送信手段と、
    前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、
    を備え、
    前記生鮮品情報には、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境について区分けされた複数の項目のうちの所定の第1項目を示す第1生鮮品情報と、当該複数の項目のうちの当該第1項目とは異なる第2項目を示す第2生鮮品情報とがあり、
    前記送信制御手段は、前記生鮮品についての前記生鮮品情報が前記条件を満たす場合には当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限せず、当該生鮮品についての当該生鮮品情報が当該条件を満たさない場合には当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の当該送信手段による送信を制限し、
    前記送信手段は、前記生鮮品についての前記第1生鮮品情報が前記条件を満たし当該生鮮品についての前記第2生鮮品情報が当該条件を満たさない場合に、当該生鮮品についての前記第1項目を示す情報および当該生鮮品についての前記第2項目を示す情報を何れも送信する情報処理システム。
  3. 生鮮品を収容し、輸送される収容手段と、
    前記収容手段に収容された前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、
    情報の送信が可能な送信手段と、
    前記生鮮品情報が予め定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、
    を備え、
    前記送信手段は、前記生鮮品情報が前記条件を満たす場合に、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を、衛星通信により送信する情報処理システム。
  4. 前記第1条件は、前記状態および/または前記環境について定められた条件であり、
    前記第2条件は、前記第1条件よりも悪い前記状態および/または前記環境について定められた条件であることを特徴とする請求項記載の情報処理システム。
  5. 前記送信手段は、前記第2条件を満たす前記生鮮品情報の対象である前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を送信する場合、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限することを示す情報を送信することを特徴とする請求項記載の情報処理システム。
  6. 前記送信制御手段は、前記生鮮品についての前記生鮮品情報が前記取得手段に取得されると、前記条件に基づき当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限することを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の情報処理システム。
  7. 前記送信制御手段は、前記条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限するか否かを決定し、
    前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信が前記送信制御手段に制限された場合に、当該生鮮品についての前記生鮮品情報が前記取得手段に取得される頻度は制限されないことを特徴とする請求項記載の情報処理システム。
  8. 前記送信手段は、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を送信する場合に、当該生鮮品の環境を制御する制御手段に制御されている当該生鮮品の環境を示す情報も送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の情報処理システム。
  9. 前記送信手段は、前記制御手段を用いて前記状態および/または前記環境を改善するための情報を送信することを特徴とする請求項8記載の情報処理システム。
  10. 前記送信制御手段は、前記生鮮品についての前記生鮮品情報が前記条件を満たさない場合、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限することを示す情報を、前記送信手段からユーザの端末に送信させ、
    前記取得手段は、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記端末への送信の前記ユーザによる要求を示す要求情報であって、前記端末から送信された要求情報を取得
    前記送信手段は、前記要求情報が前記取得手段に取得された場合、前記生鮮品情報が前記条件を満たさない場合であっても、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記端末に送信することを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の情報処理システム。
  11. 生鮮品を収容し輸送される収容手段における当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、
    情報の送信が可能な送信手段と、
    前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、
    を備え
    前記条件には、所定の第1条件と、当該第1条件とは異なる第2条件とがあり、
    前記送信制御手段は、
    前記生鮮品について前記取得手段に取得された前記生鮮品情報が前記第1条件を満たし且つ前記第2条件を満たさない場合には、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記送信手段に送信させ、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限せず、
    前記生鮮品について前記取得手段に取得された前記生鮮品情報が前記第2条件を満たす場合には、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を前記送信手段に送信させ、当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の次回からの送信を制限する情報処理装置。
  12. 生鮮品を収容し輸送される収容手段における当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、
    情報の送信が可能な送信手段と、
    前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、
    を備え、
    前記生鮮品情報には、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境について区分けされた複数の項目のうちの所定の第1項目を示す第1生鮮品情報と、当該複数の項目のうちの当該第1項目とは異なる第2項目を示す第2生鮮品情報とがあり、
    前記送信制御手段は、前記生鮮品についての前記生鮮品情報が前記条件を満たす場合には当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限せず、当該生鮮品についての当該生鮮品情報が当該条件を満たさない場合には当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の当該送信手段による送信を制限し、
    前記送信手段は、前記生鮮品についての前記第1生鮮品情報が前記条件を満たし当該生鮮品についての前記第2生鮮品情報が当該条件を満たさない場合に、当該生鮮品についての前記第1項目を示す情報および当該生鮮品についての前記第2項目を示す情報を何れも送信する情報処理装置。
  13. 生鮮品を収容し輸送される収容手段における当該生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す生鮮品情報を取得する取得手段と、
    情報の送信が可能な送信手段と、
    前記生鮮品情報に関して定められた条件に基づき、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報の前記送信手段による送信を制限する送信制御手段と、
    を備え、
    前記送信手段は、前記生鮮品情報が前記条件を満たす場合に、前記生鮮品の状態および/または当該生鮮品の環境を示す情報を、衛星通信により送信する情報処理装置。
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