JP2016224524A - 食品流通管理システム及び食品流通管理方法 - Google Patents

食品流通管理システム及び食品流通管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】煩雑な作業を必要とすることなく、かつ、多大な時間を要することなく、流通過程における食品の品質関連情報を迅速に取得し管理する、食品流通管理システム及び食品流通管理方法を提供する。【解決手段】食品流通管理システム1は、ネットワーク30に接続され、少なくとも1つの工程における食品の品質に関する情報を検査する複数の検査装置20a〜20dと、検査装置20a〜20dからの食品の品質に関する情報を食品毎に管理するサーバ装置10と、を備える。各検査装置は、食中毒となり得る微生物の有無、アレルギー物質の有無、鮮度に影響を与える成分情報が含まれる、食品の品質関連情報を検査する。【選択図】図1

Description

本発明は、食品流通管理システム及び食品流通管理方法に関する。
近年、外食産業の活性化や加工食品の加工技術の向上に伴い、調理済みの食品を食する機会が著しく増加している。一方、加工食品へのアレルギー物質や微生物等の混入は、人体に深刻な影響を与え得る。また、原材料(原料)の流通過程における管理状況は、その原材料を使用した加工食品等の品質に影響を与え得る。このため、加工食品等を取り扱う場合には、生産から販売までの工程の全般で食品の品質を管理することが求められている。
従来、加工食品に混入する微生物を検出するシステムとして、細菌の集落であるコロニーの検出及びその計数を的確に行う衛生管理システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この衛生管理システムにおいては、フィルム型培地を画像化した培地画像データの色特徴量に基づいてコロニーピクセルを特定し、特定したコロニーピクセルに対して検出精度の異なる2種類のコロニー検出処理を行い、各検出処理で検出したコロニーに関する情報をデータベースに登録している。
特開2015−65870号公報
しかしながら、特許文献1に記載の衛生管理システムにおいては、加工食品を製造する製造工程又は加工食品を検査する検査工程を有する作業ラインにおいて、製造中又は製造後の食品を検体として培養させたフィルム型培地を、撮像機能を有する携帯用通信端末装置で撮像し、その画像データ(培地画像データ)をサーバ装置に送信する。このため、フィルム型培地で培養させる作業や、そのフィルム型培地を適切に撮像して送信する作業が必要となり、培地画像データをサーバ装置に送信するまでの作業が煩雑になるという問題がある。
また、例えば、生鮮食品の場合、加工、流通、提供等の各工程において、下記表1に記載の時間を要して消費者の元に届けられる。特許文献1に記載の衛生管理システムでは、上述のように、フィルム型培地で培養させる作業や、そのフィルム型培地を適切に撮像して送信する作業が必要となり、微生物の検出完了までに多大な時間を要する。したがって、微生物の検出を完了する頃には既に検出対象が消費されてしまっている事態が想定されるため、従来、当該衛生管理システムのようなものを生鮮食品の各工程に導入する事はできなかった。
Figure 2016224524
本発明は、このような実情に鑑みてなされたものであり、煩雑な作業を必要とすることなく、かつ、多大な時間を要することなく、流通過程における食品の品質関連情報を迅速に取得し管理することができる食品流通管理システム及び食品流通管理方法を提供することを目的とする。
本発明に係る食品流通管理システムは、流通工程を含む複数の工程における食品の品質関連情報を管理する食品流通管理システムであって、ネットワークに接続され、少なくとも1つの工程における前記食品の品質関連情報を検査する複数の検査装置と、前記検査装置からの前記食品の品質関連情報を前記食品毎に管理するサーバ装置と、を具備することを特徴とする。
上記食品流通管理システムによれば、複数の検査装置がネットワークに接続され、これらの検査装置で検査された食品の品質関連情報が食品毎にサーバ装置で管理される。このため、フィルム型培地で培養させる作業やフィルム型培地を撮像して送信する作業を行う場合と比べて食品の品質関連情報を管理するまでの作業を簡略化することができる。これにより、煩雑な作業を必要とすることなく、かつ、多大な時間を要することなく、流通過程における食品の品質関連情報を迅速に取得し管理することが可能となる。
例えば、上記食品流通管理システムにおいて、前記検査装置は、工程間で前記食品の品質関連情報を検査する。この構成によれば、先行する工程と後続する工程との間で食品を受け渡す際に食品の品質関連情報が検査される。これにより、例えば、先行する工程で食品に汚染等が検出された場合であっても、後続する工程に流通する前に当該食品を検出することが可能となる。
上記食品流通管理システムにおいて、前記検査装置は、前記食品の加工工程における加工前及び/又は加工後に前記食品の品質関連情報を検査するようにしてもよい。この構成によれば、加工工程における加工前及び/又は加工後に食品の品質関連情報が検査される。これにより、加工前に発生した食品の品質の異変や、加工処理に伴って発生した食品の異常を検出することができる。また、加工前及び加工後に食品の品質関連情報を検査することにより、食品に発生した汚染等が加工処理に起因するものであるかを把握することができる。
例えば、上記食品流通管理システムにおいて、前記検査装置は、微小流体化された前記食品の一部を収容した検査チップの有無を検出するチップ検出部と、前記検査チップ内の前記食品の一部から当該食品の品質関連情報を検出する検出部と、前記食品の品質関連情報を前記サーバ装置に送信する送信部とを有する。この構成によれば、微小流体化された食品の一部を収容した検査チップを用いて食品の品質関連情報が検出され、サーバ装置に送信される。このため、撮像作業や通信作業を行う作業者等を介在させることなく食品の品質関連情報をサーバ装置に送信することができる。これにより、煩雑な作業を要することなく食品の品質関連情報をサーバ装置に蓄積することが可能となる。
また、上記食品流通管理システムにおいて、前記サーバ装置は、前記食品の品質関連情報に基づいて前記食品の流通の適否を判定する。この構成によれば、食品の品質関連情報に基づいて食品の流通の適否が判定されることから、例えば、汚染等が検出された食品の流通を防止することが可能となる。
さらに、上記食品流通管理システムにおいては、ネットワークに接続され、各工程における作業を管理する複数の管理端末を更に具備し、前記サーバ装置は、前記食品の品質関連情報に基づいて各工程における作業内容を前記管理端末に指示するようにしてもよい。この構成によれば、食品の品質関連情報に基づいて各工程における作業内容がサーバ装置から各管理端末に指示される。これにより、食品の品質関連情報を反映して各工程における作業内容を変更することが可能となる。
例えば、上記食品流通管理システムにおいて、前記管理端末は、管理する工程における工程に関する情報を保持し、前記サーバ装置は、前記管理端末からの前記工程に関する情報を管理するようにしてもよい。この構成によれば、サーバ装置において、管理端末からの工程に関する情報が管理されることから、食品の品質関連情報だけでなく、食品の品質に影響を与え得る工程に関する情報に基づいて各工程における作業内容を選択することが可能となる。
また、上記食品流通管理システムにおいて、前記管理端末は、管理する工程における原料に関する情報を保持し、前記サーバ装置は、前記管理端末からの前記原料に関する情報を管理するようにしてもよい。この構成によれば、サーバ装置において、管理端末からの原料に関する情報が管理されることから、食品の品質関連情報だけでなく、食品の品質に影響を与え得る原料に関する情報に基づいて各工程における作業内容を選択することが可能となる。
さらに、上記食品流通管理システムにおいて、前記サーバ装置は、前記品質関連情報、工程に関する情報及び原料に関する情報の一部又は全部を含む開示情報を生成するようにしてもよい。この構成によれば、品質関連情報、工程に関する情報及び原料に関する情報の一部又は全部を含む開示情報が生成されることから、例えば、消費者からの要求に応じて食品の品質関連情報等を開示することが可能となる。
また、上記食品流通管理システムにおいては、ネットワークに接続され、各工程における作業を実施する複数の機器を更に具備し、前記サーバ装置は、前記食品の品質関連情報に基づいて各工程における作業内容を前記機器に指示するようにしてもよい。この構成によれば、食品の品質関連情報に基づいて各工程における作業内容がサーバ装置から各機器に指示される。これにより、食品の品質関連情報を反映して各工程における作業内容を選択することが可能となる。
例えば、上記食品流通管理システムにおいて、前記機器は、対応する工程における作業の工程に関する情報を保持し、前記サーバ装置は、前記機器からの前記工程関連情報を管理するようにしてもよい。この構成によれば、サーバ装置において、機器からの工程に関する情報が管理されることから、食品の品質関連情報だけでなく、食品の品質に影響を与え得る工程に関する情報に基づいて各工程における作業内容を選択することが可能となる。
特に、上記食品流通管理システムにおいて、前記サーバ装置は、前記食品の品質関連情報に基づいて前記工程関連情報の調整を指示するようにしてもよい。この構成によれば、サーバ装置から工程に関する情報が調整されるので、例えば、サーバ装置から流通工程における運搬条件や、加工工程における加工条件等をタイムリーに調整することが可能となる。
本発明に係る食品流通管理方法は、流通工程を含む複数の工程における食品の品質関連情報を管理する食品流通管理方法であって、ネットワークに接続された複数の検査装置から前記食品の品質関連情報をサーバ装置に送信するステップと、前記サーバ装置にて、前記検査装置からの前記食品の品質関連情報を前記食品毎に管理するステップと、を具備することを特徴とする。
上記食品流通管理方法によれば、ネットワークに接続された複数の検査装置で食品の品質関連情報が検査され、これらの食品の品質関連情報が食品毎にサーバ装置で管理される。このため、フィルム型培地で培養させる作業やフィルム型培地を撮像して送信する作業を行う場合と比べて食品の品質関連情報を管理するまで作業を簡略化することができる。これにより、煩雑な作業を必要とすることなく流通対象となる食品の品質関連情報を管理することが可能となる。
本発明によれば、煩雑な作業を必要とすることなく、かつ、多大な時間を要することなく、流通対象となる食品の品質管理情報を迅速に取得し管理することが可能となる。
第1の実施の形態に係る食品流通管理システムのネットワーク構成の説明図である。 第1の実施の形態に係る食品流通管理システムが有する検査装置の外観を示す斜視図である。 第1の実施の形態に係る食品流通管理システムが有する検査装置の機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る食品流通管理システムが有する検査装置で検査される検査チップの説明図である。 第1の実施の形態に係る食品流通管理システムが有するサーバ装置の機能ブロック図である。 第1の実施の形態に係る食品流通管理システムにおける動作を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態に係る食品流通管理システムのネットワーク構成の説明図である。 第2の実施の形態に係る食品流通管理システムが有する管理端末の機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係る食品流通管理システムが有するサーバ装置の機能ブロック図である。 第2の実施の形態に係る食品流通管理システムにおける動作を説明するためのシーケンス図である。 第2の実施の形態に係る食品流通管理システムにおける動作を説明するためのシーケンス図である。 図10又は図11に示すデータ処理を説明するためのフロー図である。 第2の実施の形態の食品流通管理システムの第1の適用例の説明図である。 第2の実施の形態の食品流通管理システムの第2の適用例の説明図である。 第2の実施の形態の食品流通管理システムの第3の適用例の説明図である。
以下、本発明の実施の形態について添付図面を参照して詳細に説明する。本実施の形態に係る食品流通管理システム(以下、適宜「管理システム」という)は、食品が流通する複数の工程において、汚染や微生物の混入などの食品の品質に関する情報(以下、「品質関連情報」という)を統合的に管理するものである。なお、本実施の形態に係る管理システムで管理される工程は、食品の流通経路に応じて任意に変更される。例えば、加工工程を伴う流通経路においては、例えば、生産工程、流通工程、加工工程、流通工程及び販売工程を管理対象に設定することができる。また、これらの一部の工程のみを管理対象に設定することもできる。
以下に示す実施の形態において、管理システムで検査対象となる食品には、生鮮食品や加工食品などの食品が含まれる。生鮮食品には、農産物、畜産物及び水産物が含まれる。加工食品には、生鮮食品から製造又は加工された飲食料品が含まれる。また、加工食品には、食塩や味噌などの調味料、レトルトカレーや弁当などの調理食品、食用なたね油やマーガリンなどの食用油脂等も含まれる。
(第1の実施の形態)
図1は、第1の実施の形態に係る管理システムのネットワーク構成の説明図である。なお、図1においては、生産工程(PP)、2つの流通工程(CP1、CP2)、加工工程(WP)及び販売工程(SP)を、検査対象となる食品が流通する場合について示している。しかしながら、本実施の形態に係る管理システムで管理される流通経路については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。加工工程が存在せず、単一の流通工程を含む流通経路や、複数の加工工程が存在し、これに応じた数の流通工程を含む流通経路に適用することもできる。
図1に示すように、第1の実施の形態に係る管理システム1は、サーバ装置10と、複数(図1では、4つ)の検査装置20(20a〜20d)とを含んで構成される。サーバ装置10と複数の検査装置20(20a〜20d)とは、ネットワーク30を介して接続されている。ネットワーク30は、例えば、LAN(Local Area Network)やWAN(Wide Area Network)で構成される。これらのLANやWANには、その一部又は全部を無線で構築したものも含まれる。また、ネットワーク30は、インターネットで構成することもできる。このようなネットワーク30を介して、サーバ装置10と複数の検査装置20(20a〜20d)とは遠隔地に配備された環境下で通信を行うことにより所望の情報を共有することが可能となっている。
複数の検査装置20a〜20dは、それぞれ検査を実施する工程に関連づけて接続されている。図1に示す例においては、検査装置20は、工程間(先行する工程と後続する工程との間)に接続されている。より具体的にいうと、検査装置20aが生産工程PPと流通工程CP1との間に接続され、検査装置20bが流通工程CP1と加工工程WPとの間に接続されている。また、検査装置20cが加工工程WPと流通工程CP2との間に接続され、検査装置20dが流通工程CP2と販売工程SPとの間に接続されている。
検査装置20は、検査対象となる食品の品質関連情報を検査する。ここで、品質関連情報とは、食中毒の原因となり得る微生物の有無、アレルギー物質の有無、鮮度に影響を与え得る成分情報などが含まれる。例えば、食中毒の原因となり得る微生物には、細菌のほかウイルスなどが含まれる。細菌には一般細菌、大腸菌(O157)、サルモネラ菌、腸炎ビブリオなどが含まれ、ウイルスにはノロウイルスやサポウイルスなどが含まれる。アレルギー物質には、卵由来蛋白質、牛乳由来蛋白質、小麦由来蛋白質、海老・蟹由来蛋白質や蕎麦由来蛋白質などが含まれる。成分情報には、グルタミン酸、イノシン酸、イノシン、トリメチルアミンやヒスタミンなどが含まれる。なお、検査装置20で検査可能な食品の品質関連情報は、検査対象となる食品の種別に応じて適宜変更が可能である。
図2は、第1の実施の形態に係る管理システム1が有する検査装置20の外観を示す斜視図である。図2Aでは検査装置20の開閉部22を閉じた状態を示し、図2Bでは検査装置20の開閉部22を開いた状態を示している。また、図2においては、説明の便宜上、検査装置20で検査される検査チップ40を示している。
図2に示すように、検査装置20は、本体部21と、本体部21の上面に開閉可能に構成された開閉部22とを有している。本体部21における開閉部22の前方には、表示部23が設けられている。表示部23には、検査装置20による検査結果を含む情報が表示される。例えば、特定のアレルギー物質が検出された場合には、そのアレルギー物質の名称を含む警告情報が表示される。
また、本体部21の一方の側面には、検査チップ40を収容するためのトレー24が設けられている。トレー24は、本体部21に対してスライド可能に構成されている。トレー24は、本体部21の側面から突出して検査チップ40を受け入れる位置(図2Aに示す位置)と、本体部21の内部に挿入され検査チップ40を検査する位置(図2Bに示す位置)との間でスライドする。
図2Bに示すように、開閉部22の内側面には検出部25が設けられている。この検出部25は、開閉部22を閉じた状態で、本体部21内に配置された検査チップ40と対向する位置に配置される。検出部25は、検査チップ40内に微小流体化された状態で収容された食品の一部から品質関連情報を検出する。例えば、検出部25は、LED(Light Emitting Diode)等の光源及びCCD(Charge Coupled Device)を有し、検査チップ40内の食品の一部の状態(例えば、色の変化や沈殿状態)を画像認識することにより品質関連情報を検出する。
図3は、第1の実施の形態に係る管理システム1が有する検査装置20の機能ブロック図である。なお、図3において、図2と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。図3に示すように、検査装置20は、装置全体の制御を行う制御部201を有している。制御部201は、例えば、CPU(Central Processing Unit)などの演算手段で構成される。制御部201には、ROM(Read Only Memory)/RAM(Random Access Memory)202、チップ検出部203及び通信部204と、上述した表示部23及び検出部25とが接続されている。
ROM/RAM202のうち、ROMは、制御部201が読み込んで実行するプログラムを保存する。ROM/RAM202のうち、RAMは、制御部201が読み込んだプログラムを実行するための作業領域を構成する。チップ検出部203は、上述したトレー24の一部(例えば、底面部)又は本体部21の一部(例えば、トレー24と対向する部分)に組み込まれ、検査チップ40の有無を検出する。通信部204は、ネットワーク30を介してサーバ装置10と通信を行う。例えば、通信部204は、検査装置20(より具体的には、検出部25)による検査結果をサーバ装置10に送信する。
ここで、検査装置20で検査される検査チップ40の構成について説明する。図2に示すように、検査チップ40は、薄板形状を有している。検査チップ40の上面には、検査対象となる食品の一部(以下、適宜「試料」という)が注入される注入部41が設けられている。注入部41に対する試料の注入までの工程は、検査対象となる食品の状態に応じて変更される。例えば、固形物の場合には、包丁等による裁断、フードプロセッサ等による粉砕及び専用溶液による溶解を経て注入部41に滴下することができる。液状物の場合には、専用溶液による溶解を経て注入部41に滴下することができる。調理済み食品の場合には、フードプロセッサ等による粉砕及び専用溶液による溶解を経て注入部41に滴下することができる。
図4は、第1の実施の形態に係る管理システム1が有する検査装置20で検査される検査チップ40の説明図である。なお、図4において、図2と共通する構成要素については、同一の符号を付しその説明を省略する。図4に示すように、検査チップ40は、濾過部42、混合部43、撹拌部44及び反応部45を含んで構成される。なお、検査チップ40の構成については、図4に示す内容に限定されるものではなく適宜変更が可能である。
濾過部42は、検査チップ40内の流路(以下、「チップ内流路」という)を介して注入部41に接続されている。濾過部42は、注入部41から流入する試料を濾過する。混合部43は、チップ内流路を介して濾過部42に接続されている。混合部43は、濾過部42で濾過された試料に対して、その試料の種別に応じて特定される薬品を混合する。撹拌部44は、チップ内流路を介して混合部43に接続されている。撹拌部44は、混合部43で薬品が混合された試料を撹拌する。反応部45は、チップ内流路を介して撹拌部44に接続されている。反応部45は、撹拌部44で撹拌された試料を加熱し、反応させる。
検査チップ40においては、注入部41から注入された試料が、濾過部42、混合部43及び撹拌部44を経て反応部45に受け渡される。検査装置20は、反応部45で加熱され反応した試料を検査する。すなわち、検査装置20(検出部25)は、反応部45で加熱され反応した試料に基づいて食品の品質管理情報を検出する。検査装置20における検査結果(食品の品質関連情報)は、ネットワーク30を介してサーバ装置10に送信される。
サーバ装置10は、検査装置20からの検査結果を、検査対象となる食品毎に管理する。図5は、第1の実施の形態に係る管理システム1が有するサーバ装置10の機能ブロック図である。図5に示すように、サーバ装置10は、装置全体の制御を行う制御部101を有している。制御部101は、例えば、CPUなどの演算手段で構成される。制御部101には、ROM/RAM102、操作部103、表示部104、通信部105及びデータベース106が接続されている。なお、サーバ装置10の構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。
ROM/RAM102のうち、ROMは、制御部101が読み込んで実行するプログラムを保存する。ROM/RAM102のうち、RAMは、制御部101が読み込んだプログラムを実行するための作業領域を構成する。操作部103は、システム管理者からのサーバ装置10に対する指示を受け付ける。表示部104は、サーバ装置10に対する指示を入力するための操作画面や、データベース106に保存された検査情報を表示する検査情報画面を表示する。
通信部105は、ネットワーク30を介して他の装置(ここでは、検査装置20)と通信を行う。例えば、通信部105は、検査装置20からの検査結果を受信する。データベース106は、検査情報データベース(DB)106aを保存する。検査情報DB106aには、検査装置20から受信した検査結果が検査情報として登録される。例えば、検査情報DB106aには、図1に示す流通経路を流通する食品毎に、検査を実施した検査装置20に関連付けて検査結果が登録される。
ここで、第1の実施の形態に係る管理システム1における動作について図6を参照しながら説明する。図6は、第1の実施の形態に係る管理システム1における動作を説明するためのシーケンス図である。第1の実施の形態に係る管理システム1においては、検査対象となる食品が先行する工程から後続する工程に受け渡される際に検査装置20による検査が行われる。この場合、上述したように、食品の一部(試料)が注入された検査チップ40が検査装置20内に挿入される。
図6に示すように、検査装置20においては、検査チップ40の検出を常時監視している(ステップ(以下、「ST」という)601)。チップ検出部203により検査チップ40が検出されると、制御部201から検出部25に対して食品の品質管理情報の検出が指示される(図3参照)。この指示を受けると、検出部25により食品の品質管理情報の検出処理が行われる(ST602)。例えば、この検出処理は、検査チップ40内の試料の状態(例えば、色の変化や沈殿状態)を画像認識することにより行われる。
検出部25による検出処理が完了すると、その検出結果が制御部201を介して表示部23及び通信部204に出力される。表示部23には、制御部201の制御の下、この検出結果を含む情報が表示される(ST603)。一方、通信部204からは、制御部201の制御の下、検出結果がサーバ装置10に送信される(ST604)。なお、表示部23による検出結果の表示及び通信部204からの検出結果の送信の順序は逆になってもよい。
サーバ装置10においては、検査装置20から到来する検出結果を受信する(ST605)。通信部105は、検査装置20から受信した検査結果を制御部101に出力する(図5参照)。制御部101は、この検出結果を検査情報としてデータベース106の検査情報DB106aに登録する(ST606)。このようにして検査装置20で検出された検査情報を検査情報DB106aに登録するまでの一連の動作が終了する。
そして、この検査対象となった食品に対し後続する工程における作業が行われた後、更に後続する工程に受け渡される際に図6に示す検査情報の登録動作が行われる。このように工程間で食品が受け渡される度に検査情報の登録動作が行われることにより、例えば、図1に示す生産工程から販売工程まで検査対象となる食品が流通していくと、検査情報DB106aには、その食品に応じて検査装置20a〜20dからの検査結果が登録されていく。
このように第1の実施の形態に係る管理システム1によれば、複数の検査装置20がネットワーク30に接続され、これらの検査装置20で検査された食品の品質関連情報が食品毎にサーバ装置10で管理される。このため、フィルム型培地で培養させる作業やフィルム型培地を撮像して送信する作業を行う場合と比べて食品の品質関連情報を管理するまでの作業を簡略化することができる。これにより、煩雑な作業を必要とすることなく流通対象となる食品の品質関連情報を管理することが可能となる。
特に、管理システム1においては、食品の流通過程の複数箇所で検査(多段階検査)が実施され、その検査結果がサーバ装置10で管理される。このため、食品の流通過程におけるシームレスな情報管理を実現することができ、食品の安全性を向上することが可能となる。
また、管理システム1においては、検査装置20が工程間(例えば、加工工程WPと流通工程CP2との間)で食品の品質関連情報を検査する。このため、先行する工程と後続する工程との間で食品を受け渡す際に食品の品質関連情報が検査される。これにより、例えば、先行する工程で食品に汚染等が検出された場合であっても、後続する工程に流通する前に当該食品を検出することが可能となる。
また、管理装置1においては、検査装置20で微小流体化された食品の一部(試料)を収容した検査チップ40を用いて食品の品質関連情報が検出され、サーバ装置10に送信される。このため、撮像作業や通信作業を行う作業者等を介在させることなく食品の品質関連情報をサーバ装置10に送信することができる。これにより、煩雑な作業を要することなく食品の品質関連情報をサーバ装置に蓄積することが可能となる。
さらに、管理装置1においては、多大な時間を要することなく、流通対象となる食品の品質管理情報を迅速に取得することが可能となる。これは、検査チップ40上で扱う微小流体化された試料が微小量であるため、反応や温度の上下動が早く、反応時間や熱処理時間を短縮できるためである。また、微小流体化された試料に対し実施される、濾過、希釈、遠心分離等の煩雑な工程を検査チップ40上に集積化したことにより、これらの各工程で要していた時間を短縮できるためでもある。
例えば、従来、蛋白質検査に対しては60分以上要していたところ、20分以上に短縮することができる。また、従来、増幅検査に対しては、6〜8時間程度要していたところ、2〜5時間程度に短縮することができる。また、従来、培養検査等に対しては3日〜4日程度要していたところ、1日以内に短縮することができる。なお、ここでの従来の各検査の時間は、外部委託しない場合を念頭としたものである。蛋白質検査、増幅検査、培養検査等を外部委託する場合には、7日〜11日程度の更に長い時間を要することとなる。
なお、第1の実施の形態に係る管理システム1においては、工程間で食品の品質関連情報を検査する場合について説明している。しかしながら、検査装置20による品質関連情報の検査タイミングについては、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、加工工程における加工前及び/又は加工後の工程に検査装置20を配備し、これらのタイミングで食品の品質関連情報を検査するようにしてもよい。この場合には、加工前に発生した食品品質の異変や、加工処理に伴って発生した食品品質の異変を検出することができる。また、加工前及び加工後に食品の品質関連情報を検査することにより、食品に発生した汚染等が加工処理に起因するものであるかを把握することができる。
(第2の実施の形態)
第2の実施の形態に係る管理システムは、上述した検査情報に加え、各工程における工程に関する情報(以下、適宜「工程情報」という)及び原料に関する情報(以下、適宜「原料情報」という)を管理する点、並びに、管理した情報を各工程における作業内容等に反映する点において、第1の実施の形態に係る管理システム1と相違する。以下、第2の実施の形態に係る管理システムについて、第1の実施の形態に係る管理システム1との相違点を中心に説明する。
図7は、第2の実施の形態に係る管理システムのネットワーク構成の説明図である。図7において、図1と共通する構成要素については同一の符号を付し、その説明を省略する。図7に示すように、第2の実施の形態に係る管理システム2は、サーバ装置11及び複数の検査装置20(20a〜20d)に加え、複数(図7では、5つ)の管理端末50(50a〜20e)を含んで構成される。サーバ装置11と複数の管理端末50(50a〜50e)とは、ネットワーク30を介して接続されている。ネットワーク30を介して、サーバ装置11と複数の管理端末50(50a〜50e)とは遠隔地に配備された環境下で通信を行うことにより所望の情報を共有することが可能となっている。
複数の管理端末50a〜50eは、それぞれ管理を行う工程に関連づけて接続されている。図7に示す例では、管理端末50aが生産工程PPに接続され、管理端末50bが流通工程CP1に接続されている。同様に、管理端末50cが加工工程WPに接続され、管理端末50dが流通工程CP2に接続され、管理端末50eが販売工程SPに接続されている。
管理端末50a〜50eは、それぞれ関連づけられた工程における作業や作業に使用された材料(原料)を管理する。具体例を挙げると、加工工程WPに関連づけられた管理端末50cは、食品に対する加工作業を管理する。例えば、管理端末50cは、加工工程WPにて利用される加工設備による食品に対する加工履歴等の情報を工程情報として管理する。また、流通工程CP1に関連づけられた管理端末50bは、食品に対する運搬作業を管理する。例えば、管理端末50bは、流通工程CP1にて利用される冷蔵設備による食品に対する冷蔵履歴等の情報を工程情報として管理する。さらに、生産工程PPに関連づけられた管理端末50aは、食品の生産に使用された原料情報を管理する。
また、第2の実施の形態に係る管理システム2においては、サーバ装置11が食品を購入した消費者等が使用する消費者端末60からアクセス可能である点において、第1の実施の形態に係る管理システム1と相違する。例えば、消費者は、消費者端末60を介して購入した食品に関する情報の開示を要求することができる。この場合、サーバ装置11は、開示情報を配信するウェブサーバとして機能する。消費者端末60は、例えば、ウェブアクセス機能を有する携帯通信端末(例えば、スマートフォン)やパーソナルコンピュータなどにより構成される。
図8は、第2の実施の形態に係る管理システム2が有する管理端末50の機能ブロック図である。図8に示すように、管理端末50は、装置全体の制御を行う制御部501を有している。制御部501は、例えば、CPUなどの演算手段で構成される。制御部501には、ROM/RAM502、操作部503、表示部504、設備間通信部505、通信部506及びデータベース507が接続されている。なお、管理端末50の構成については、これに限定されるものではなく適宜変更が可能である。
ROM/RAM502のうち、ROMは、制御部501が読み込んで実行するプログラムを保存する。ROM/RAM502のうち、RAMは、制御部501が読み込んだプログラムを実行するための作業領域を構成する。操作部503は、各工程の管理者からの管理端末50に対する指示を受け付ける。表示部504は、管理端末50に対する指示を入力するための操作画面や、データベース507に保存された工程情報や原料情報を表示する工程情報画面や原料情報画面を表示する。
設備間通信部505は、管理端末50が管理する工程で利用される設備(例えば、加工工程WPにおける加工設備や、流通工程CP1における運搬設備及び冷蔵設備等)と通信を行う。設備間通信部505は、例えば、LANやWANなどのネットワークを介して、或いは、Bluetooth(登録商標)などの近距離無線通信規格に従って設備との間で通信を行うことができる。また、設備間通信部505は、インターネットに代表される公衆回線網(移動通信網を含む)を介して設備との間で通信を行うことができる。
通信部506は、ネットワーク30を介してサーバ装置11と通信を行う。例えば、通信部506は、管理端末50にて管理される工程情報や原料情報をサーバ装置11に送信する。データベース507は、工程情報データベース(DB)507aや原料情報データベース(DB)507bを保存する。データベース507に保存される内容は、管理する工程によって変更される。データベース507には、工程情報データベース(DB)507a及び原料情報データベース(DB)507bの一方又は双方が保存される。
工程情報DB507aには、管理端末50が管理する工程における工程情報が登録される。例えば、加工工程WPに対応する管理端末50cの工程情報DB507aには、加工工程WPにて利用される加工設備による食品に対する加工履歴等の情報が工程情報として登録される。原料情報DB507bには、管理端末50が管理する工程における原料情報が登録される。例えば、生産工程PPに対応する管理端末50aの原料情報DB507bには、食品(例えば、農産物)の産地、食品に使用した肥料や農薬等が原料情報として登録される。
サーバ装置11は、検査装置20からの検査情報に加え、管理端末50からの工程情報及び原料情報を、検査対象となる食品毎に管理する。また、サーバ装置11は、管理する情報を各工程における作業内容等に反映する。言い換えると、サーバ装置11は、管理する情報に基づいて各工程における作業内容等を選択する。図9は、第2の実施の形態に係る管理システム2が有するサーバ装置11の機能ブロック図である。図9において、図5と共通する構成要素については同一の符号を付与し、その説明を省略する。
図9に示すように、サーバ装置11は、データベース106が原料情報DB106b及び工程情報DB106cを保存する点で、第1の実施の形態に係るサーバ装置10と相違する。原料情報DB106bには、管理端末50から受信した原料情報が登録される。例えば、原料情報DB106bには、検査対象となる食品の産地、食品に対する肥料や農薬の使用履歴などの情報が登録される。工程情報DB106cには、管理端末50から受信した工程情報が登録される。例えば、工程情報DB106cには、検査対象となる食品に対する加工履歴や、食品に対する冷蔵履歴などの情報が登録される。
また、サーバ装置11は、制御部101にデータ処理部107が接続される点で、第1の実施の形態に係るサーバ装置10と相違する。データ処理部107は、サーバ装置11(より具体的は、データベース106)で管理される情報に基づいて、検査対象となる食品の品質に関する分析処理や、管理端末50又は消費者端末60に対する制御情報又は開示情報の生成処理などを行う。データ処理部107は、品質管理部107a及び情報生成部107bを有している。
品質管理部107aは、データベース106(検査情報DB106a、原料情報DB106b及び工程情報DB106c)に登録された情報に基づいて、検査対象となる食品の品質に関する分析を行うと共に、その分析結果に応じた必要な処理を実行する。例えば、品質管理部107aは、検査情報DB106aに登録された検査情報に基づいて、検査対象となる食品の流通の適否を判定する。検査情報として許容範囲以上の一般細菌が含まれる検査結果が登録された場合、品質管理部107aは、食品の流通を停止すべきと判定する。
また、品質管理部107aは、検査情報DB106a、原料情報DB106b及び工程情報DB106cに登録された情報に基づいて、流通工程CP1で使用される運搬設備における運搬条件や、販売工程で使用される陳列設備における保管条件等を選択する。品質管理部107aにより選択される運搬条件や保管条件には、例えば、温度/湿度、酸素/窒素濃度、エチレン濃度、光量/紫外線量やオゾン濃度などが含まれる。これらの運搬条件や保管条件の要素を選択することにより、検査対象となる食品の鮮度や熟成度などを調整することができる。
情報生成部107bは、品質管理部107aの分析結果に応じて管理端末50や消費者端末60に対する制御情報又は開示情報を生成する。例えば、情報生成部107bは、品質管理部107aにより食品の流通を停止すべきと判定された場合に、報知する情報(報知情報)を生成すると共に、報知情報を送信する管理端末50(すなわち、報知先となる管理端末50)を選択する。
例えば、図7に示す流通工程CP1と加工工程WPとの間の検査装置20bによる検査結果に応じて食品の流通の停止が判定された場合、情報生成部107bは、その原因となった検査結果を含む報知情報を生成する。また、情報生成部107bは、報知する管理端末50として流通経路の下流側に配備される管理端末50c、50d及び50eを報知先として選択する。このように報知情報を必要な管理端末50に通知することにより、例えば、食中毒の原因となり得る微生物が混入した食品の流通を未然に防止することが可能となる。
また、情報生成部107bは、消費者端末60等から食品の情報開示が要求された場合に、検査情報DB106a、原料情報DB106b及び工程情報DB106cに登録された情報に基づいて、消費者端末60に開示する情報(開示情報)を生成する。この開示情報の生成の際、情報生成部107bは、検査情報DB106a、原料情報DB106b及び工程情報DB106cに登録された情報から開示可能な情報を選択し、選択した情報から開示情報を生成する。
ここで、第2の実施の形態に係る管理システム2における動作について図10及び図11を参照しながら説明する。図10及び図11は、第2の実施の形態に係る管理システム2における動作を説明するためのシーケンス図である。図10においては、検査対象となる食品に汚染が検出された場合のシーケンスを示している。図11においては、検査対象となる食品の情報開示が要求された場合のシーケンスを示している。
なお、図10において、図6と共通する処理については同一の符号を付与し、その説明を省略する。また、図11において、図10と共通する処理については同一の符号を付与し、その説明を省略する。第2の実施の形態に係る管理システム2においては、検査装置20からの検査結果の送信と並行して、管理端末50からの工程情報や原料情報がサーバ装置11に送信される。なお、図10及び図11においては、管理端末50から工程情報が送信される場合について示している。管理端末50から原料情報が送信される場合については、図10及び図11における工程情報を原料情報に置き換えたシーケンスで実現される。
図10に示すように、例えば、工程の管理者等により工程情報が更新されると(ST1001)、管理端末50からサーバ装置11に対して工程情報が送信される(ST1002)。この場合、制御部501により工程情報DB507aから工程情報が取得される(図8参照)。そして、制御部501の制御の下、通信部506を介してサーバ装置11に更新後の工程情報が送信される(図8参照)。
サーバ装置11においては、管理端末50から到来する工程情報を受信する(ST1003)。通信部105は、管理端末50から受信した工程情報を制御部101に出力する(図9参照)。制御部101は、この工程情報をデータベース106の工程情報DB106cに登録する(ST1004)。なお、図10においては、工程情報の登録が、検査情報の登録に先立って行われる場合について示しているが、これらの情報の登録順序はこれに限定されるものではない。
ここでは、ST606で検査対象の食品の汚染の検出が検出結果として登録されたものとする。検査情報DB106aに検査結果が登録されると、サーバ装置11においては、データ処理部107でデータ処理が行われる(ST1005)。ここでは、図12Aに示すように、品質管理部107aにより検査対象の食品の汚染の有無が判定される(ST1201)。食品の汚染が検出されると、情報生成部107bにより報知先となる管理端末50が選択される(ST1202)。そして、ST1201の判定結果を含む情報(報知情報)が生成される(ST1203)。
ST1005のデータ処理が完了すると、サーバ装置11から制御情報が管理端末50に送信される(ST1006)。上述の例では、制御情報として、情報生成部107bにより生成された報知情報が管理端末50に送信される。この報知情報には、例えば、検査対象となる食品に汚染が検出された旨と、汚染の原因となった微生物と、その商品の流通を停止する旨とが含まれる。
管理端末50においては、サーバ装置11から到来する制御情報(報知情報)を受信する(ST1007)。制御情報を受信すると、管理端末50は、管理する工程に設置された設備の制御を行う(ST1008)。例えば、管理端末50は、管理する工程に設置された設備の緊急停止や、当該工程を流通する食品の回収制御等を行う。このようにして検査対象となる食品に汚染が検出された場合の一連の動作が終了する。
一方、検査対象となる食品の情報開示が要求される場合においても、ST601〜ST606までの処理及びST1001〜ST1004までの処理は、汚染が検出された場合と同様である(図11参照)。これらの処理により、サーバ装置11のデータベース106には、検査装置20からの検査情報や管理端末50からの工程情報及び原料情報が蓄積されている。
ここで、消費者端末60から、特定の食品に関する情報の開示が要求されたものとする。例えば、消費者は、消費者端末60を用いてサーバ装置11が提供するウェブページにアクセスすることにより、特定の食品に関する情報の開示を要求することができる。特定の食品に関する情報の開示が要求されると、これに応じて消費者端末60からサーバ装置11に開示要求が送信される(ST1101)。
消費者端末60から開示要求を受け付けると、サーバ装置11においては、データ処理部107でデータ処理が行われる(ST1102)。ここでは、図12Bに示すように、品質管理部107aにより特定の食品に対する開示要求の受信の有無が判定される(ST1204)。開示要求の受信が検出されると、情報生成部107bにより開示情報に含める情報が選択される(ST1205)。そして、ST1205で選択された情報を含む開示情報が生成される(ST1206)。
ST1102のデータ処理が完了すると、サーバ装置11から制御情報が消費者端末60に送信される(ST1103)。上述の例では、制御情報として、情報生成部107bにより生成された開示情報が消費者端末60に送信される。この開示情報には、例えば、検査対象となる食品の原料やその産地、食品に対する肥料、農薬等の使用履歴や加工履歴等が含まれる。
消費者端末60においては、サーバ装置11から到来する制御情報(開示情報)を受信する(ST1104)。制御情報を受信すると、消費者端末60は、受信した開示情報をディスプレイ等の表示部に表示する(ST1105)。開示情報を確認することにより、消費者は、自身が購入した食品に関する情報を容易に把握することが可能となる。このようにして検査対象となる食品の情報開示が要求された場合の一連の動作が終了する。
このように第2の実施の形態に係る管理システム2によれば、第1の実施の形態に係る管理システム1で得られる効果に加え、以下に示すような効果を得ることができる。
例えば、第2の実施の形態に係る管理システム2においては、食品の品質関連情報に基づいて、サーバ装置11で検査対象となる食品の流通の適否が判定される。上述のように、例えば、生鮮食品の場合、加工、流通、提供等の各工程に表1に記載の時間を要して消費者の元に届けられる。当該管理システム2によれば、検査チップ40を用いる検査装置20から検査情報を取得するため、流通対象となる食品の品質管理情報を迅速に取得することが可能となる。したがって、生鮮食品に対してもこれが消費される前に、品質管理情報を迅速に取得することが可能となり、汚染等が検出された食品の流通を防止することが可能となる。
また、第2の実施の形態に係る管理システム2においては、サーバ装置11のデータベース106にて、管理端末50からの工程情報や原料情報が管理される。これにより、検査装置20で検査される食品の品質関連情報だけでなく、食品の品質に影響を与え得る工程情報や原料情報に基づいて各工程における作業内容を選択することが可能となる。
例えば、各工程における作業内容を選択する際、サーバ装置11は、管理端末50で保持される工程情報の調整を指示することができる。この場合には、サーバ装置11から工程情報が調整されるので、例えば、サーバ装置11の指示に応じて流通工程CP1、CP2における運搬条件や、加工工程WPにおける加工条件等をタイムリーに調整することが可能となる。
次に、上記第2の実施の形態に係る管理システム2の適用例について説明する。図13は、第2の実施の形態の管理システム2の第1の適用例の説明図である。図13においては、生産工程PP、流通工程CP1、加工工程WP、流通工程CP2及び販売工程SPの各工程間で検査装置20から検査情報を取得すると共に、所定の工程から原料情報及び工程情報を取得する場合について示している。なお、図13においては、説明の便宜上、流通過程に配備された検査装置20及び管理端末50及び消費者端末60を省略している。以下に示す図14及び図15においても同様である。
図13に示すように、生産工程PPにおいては、管理端末50から検査対象となる食品の生産過程において原料情報RM1がサーバ装置11に送信される。そして、生産工程PPから流通工程CP1に受け渡される際(出検)、検査装置20から原料情報RM2及び検査情報I1がサーバ装置11に送信される。流通工程CP1に移行すると、管理端末50から運搬時の運搬条件などの情報が工程情報P1としてサーバ装置11に送信される。そして、流通工程CP1から加工工程WPに受け渡される際(受検)、検査装置20から原料情報RM3及び検査情報I2がサーバ装置11に送信される。
加工工程WPに移行すると、検査装置20から生体検査(生検)時に検査情報I3が送信される。そして、管理端末50から加工時の加工条件などの情報が工程情報P2としてサーバ装置11に送信される。さらに、加工工程WPから流通工程CP2に受け渡される際(出検)、検査装置20から原料情報RM4及び検査情報I4がサーバ装置11に送信される。流通工程CP2に移行すると、管理端末50から運搬時の運搬条件などの情報が工程情報P3としてサーバ装置11に送信される。そして、流通工程CP2から販売工程SPに受け渡される際(受検)、検査装置20から原料情報RM5及び検査情報I5がサーバ装置11に送信される。販売工程SPに移行すると、管理端末50から調理時の調理条件や陳列時の保管条件などの情報が工程情報P4としてサーバ装置11に送信される。また、検査装置20から検査情報I6がサーバ装置11に送信される。
サーバ装置11において、各工程から送信された原料情報、工程情報及び検査情報は、データベース106内に蓄積されていく(図9参照)。サーバ装置11のデータ処理部107(品質管理部107a)は、これらの原料情報、工程情報及び検査情報の内容を分析する。例えば、検査対象となる食品の汚染等が検出された場合には、データ処理部107(情報生成部107b)は、流通を停止すべき内容を含む報知情報を生成し、必要な工程の管理端末50に送信する。図13では、サーバ装置11から加工工程WP、流通工程CP2及び販売工程SPに報知情報を送信した場合について示している。また、販売工程SPで食品を購入した消費者端末60から開示要求を受けると、データ処理部107(情報生成部107b)は、製造情報等を含む開示情報を生成し、消費者端末60に送信する。
図13に示す管理システム2の適用例は、例えば、食品加工工場や惣菜会社がビジネスを運営する上で必要な食品流通の管理に好適である。このように管理システム2を適用する場合には、原料情報、工程情報及び検査情報に基づいて、検査対象となる食品の品質を統合的に管理することができる。また、食品の品質に異変が発生した場合に当該食品の流通を迅速に制限することができ、ビジネス上の損害を最小限に抑えることができる。さらに、食品の品質に異変が発生した場合に容易に原因を分析することができる。さらに、流通過程における運搬条件や保管条件を管理することにより、食品の賞味期限を調整することや熟成状況を把握することができる。
図14は、第2の実施の形態の管理システム2の第2の適用例の説明図である。図14においては、生産工程PPから原料情報を取得し、流通工程CPから検査情報及び工程情報を取得する場合について示している。なお、図14においては、説明の便宜上、一般的な流通経路も示している(流通・仲卸)。図14に示すように、一般的な流通経路においては、複数の流通業者A〜Dにより食品が流通される場合がある。
図14に示すように、生産工程PPにおいては、管理端末50から検査対象となる食品の生産過程において原料情報RM1がサーバ装置11に送信される。そして、生産工程PPから流通工程CPに受け渡される際(出検)、検査装置20から検査情報I1がサーバ装置11に送信される。流通工程CPに移行すると、管理端末50から運搬時の運搬条件などの情報が工程情報P1としてサーバ装置11に送信される。そして、流通工程CPから販売工程SPに受け渡される際(受検)、検査装置20から検査情報I2がサーバ装置11に送信される。
図13に示す適用例と同様に、サーバ装置11において、各工程から送信された原料情報、工程情報及び検査情報は、データベース106内に蓄積されていく(図9参照)。これにより、システム管理者は、流通過程における管理状況を把握することができる。例えば、システム管理者は、食品の流通履歴、運搬時における保管温度状況や品質関連情報を把握することができる。
図14に示す管理システム2の適用例は、例えば、中規模又は小規模の食品販売店や物流会社がビジネスを運営する上で必要な食品流通の管理に好適である。このように管理システム2を適用する場合には、原料情報、工程情報及び検査情報に基づいて、流通過程における食品の品質を統合的に管理することができる。さらに、上述したような複数の流通業者が介在することによる仲介費用等の発生を抑制でき、流通費用を低減することができる。
図15は、第2の実施の形態の管理システム2の第3の適用例の説明図である。図15においては、生産工程PP及び販売工程SPから検査情報を取得し、生産工程PP及び流通工程CP1から原料情報を取得し、流通工程CP1、CP2から工程情報を取得する場合について示している。
図15に示すように、生産工程PPにおいては、管理端末50から検査対象となる食品の生産過程において品種情報、肥料情報及び農薬情報が原料情報RM1としてサーバ装置11に送信される。そして、生産工程PPから流通工程CP1に受け渡される際(出検)、検査装置20から検査情報I1がサーバ装置11に送信される。流通工程CP1に移行すると、管理端末50から運搬時の運搬条件などの情報が工程情報P1としてサーバ装置11に送信される。また、管理端末50から農薬情報が原料情報RM2としてサーバ装置11に送信される。
そして、流通工程CP2においては、管理端末50から運搬時の運搬条件などの情報が工程情報P2としてサーバ装置11に送信される。そして、流通工程CP2から販売工程Sに受け渡される際(受検)、検査装置20から検査情報I2がサーバ装置11に送信される。
図13及び図14に示す適用例と同様に、サーバ装置11において、各工程から送信された原料情報、工程情報及び検査情報は、データベース106内に蓄積されていく(図9参照)。図15に示し適用例において、販売工程SPで食品を購入した消費者端末60や、販売工程SPを管理する管理端末50から開示要求を受けると、データ処理部107(情報生成部107b)は、製造情報や流通情報等を含む開示情報を生成し、消費者端末60や管理端末50に送信する。
図15に示す管理システム2の適用例は、例えば、第1次生産者や商社がビジネスを運営する上で必要な食品流通の管理に好適である。このように管理システム2を適用する場合には、原料情報、工程情報及び検査情報に基づいて、検査対象となる食品の品質を統合的に管理することができる。この結果、食品の品質を定量化することができ、当該食品のブランド価値を向上することができる。また、生産者による食品の流通状態の管理及び監視をサポートすることができる。
なお、本発明は上記実施の形態に限定されず、さまざまに変更して実施能である。上記実施の形態において、添付図面に図示されている大きさや形状などについては、これに限定されず、本発明の効果を発揮する範囲内で適宜変更が可能である。その他、本発明の目的の範囲を逸脱しない限りにおいて適宜変更して実施可能である。
例えば、上記第2の実施の形態においては、工程を管理する管理端末50がネットワーク30を介してサーバ装置11に接続される場合について説明している。しかしながら、サーバ装置11が接続される装置については、管理端末50に限定されるものではなく適宜変更が可能である。例えば、管理端末50の代わりに、各工程における作業を実施する複数の機器(例えば、加工機器や冷蔵機器)がサーバ装置11に接続されるようにしてもよい。
そして、サーバ装置11は、管理端末50と同様に、これらの機器との間で、情報(例えば、工程情報)の通信を行うようにしてもよい。例えば、各工程の機器から工程情報をサーバ装置11に送信し、サーバ装置11でこれらの工程情報を管理することができる。また、管理端末50が接続される場合と同様に、食品の品質関連情報に基づいて各工程における作業内容をサーバ装置11から各機器に指示することもできる。この場合には、食品の品質関連情報を反映して各工程における作業内容を選択することが可能となる。
1、2 食品流通管理システム(管理システム)
10 サーバ装置
101 制御部
102 ROM/RAM
103 操作部
104 表示部
105 通信部
106 データベース
106a 検査情報データベース(DB)
106b 原料情報データベース(DB)
106c 工程情報データベース(DB)
107 データ処理部
107a 品質管理部
107b 情報生成部
20、20a〜20d 検査装置
21 本体部
22 開閉部
23 表示部
24 トレー
25 検出部
201 制御部
202 ROM/RAM
203 チップ検出部
204 通信部
30 ネットワーク
40 検査チップ
41 注入部
42 濾過部
43 混合部
44 撹拌部
45 反応部
50、50a〜50e 管理端末
501 制御部
502 ROM/RAM
503 操作部
504 表示部
505 設備間通信部
506 通信部
507 データベース
507a 工程情報データベース(DB)
507b 原料情報データベース(DB)
60 消費者端末

Claims (13)

  1. 流通工程を含む複数の工程における食品の品質関連情報を管理する食品流通管理システムであって、
    ネットワークに接続され、少なくとも1つの工程における前記食品の品質関連情報を検査する複数の検査装置と、
    前記検査装置からの前記食品の品質関連情報を前記食品毎に管理するサーバ装置と、を具備することを特徴とする食品流通管理システム。
  2. 前記検査装置は、工程間で前記食品の品質関連情報を検査することを特徴とする請求項1記載の食品流通管理システム。
  3. 前記検査装置は、前記食品の加工工程における加工前及び/又は加工後に前記食品の品質関連情報を検査することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の食品流通管理システム。
  4. 前記検査装置は、微小流体化された前記食品の一部を収容した検査チップの有無を検出するチップ検出部と、前記検査チップ内の前記食品の一部から当該食品の品質関連情報を検出する検出部と、前記食品の品質関連情報を前記サーバ装置に送信する送信部とを有することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の食品流通管理システム。
  5. 前記サーバ装置は、前記食品の品質関連情報に基づいて前記食品の流通の適否を判定することを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の食品流通管理システム。
  6. ネットワークに接続され、各工程における作業を管理する複数の管理端末を更に具備し、
    前記サーバ装置は、前記食品の品質関連情報に基づいて各工程における作業内容を前記管理端末に指示することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の食品流通管理システム。
  7. 前記管理端末は、管理する工程における工程に関する情報を保持し、
    前記サーバ装置は、前記管理端末からの前記工程に関する情報を管理することを特徴とする請求項6記載の食品流通管理システム。
  8. 前記管理端末は、管理する工程における原料に関する情報を保持し、
    前記サーバ装置は、前記管理端末からの前記原料に関する情報を管理することを特徴とする請求項6又は請求項7記載の食品流通管理システム。
  9. 前記サーバ装置は、前記品質関連情報、工程に関する情報及び原料に関する情報の一部又は全部を含む開示情報を生成することを特徴とする請求項8記載の食品流通管理システム。
  10. ネットワークに接続され、各工程における作業を実施する複数の機器を更に具備し、
    前記サーバ装置は、前記食品の品質関連情報に基づいて各工程における作業内容を前記機器に指示することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれかに記載の食品流通管理システム。
  11. 前記機器は、対応する工程における作業の工程に関する情報を保持し、
    前記サーバ装置は、前記機器からの前記工程関連情報を管理することを特徴とする請求項10記載の食品流通管理システム。
  12. 前記サーバ装置は、前記食品の品質関連情報に基づいて前記工程に関する情報の調整を指示することを特徴とする請求項7又は請求項11記載の食品流通管理システム。
  13. 流通工程を含む複数の工程における食品の品質関連情報を管理する食品流通管理方法であって、
    ネットワークに接続された複数の検査装置から前記食品の品質関連情報をサーバ装置に送信するステップと、
    前記サーバ装置にて、前記検査装置からの前記食品の品質関連情報を前記食品毎に管理するステップと、を具備することを特徴とする食品流通管理方法。
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