JP5471178B2 - キャッシュ制御装置、キャッシュ制御システム、キャッシュ制御方法及びキャッシュ制御プログラム - Google Patents

キャッシュ制御装置、キャッシュ制御システム、キャッシュ制御方法及びキャッシュ制御プログラム Download PDF

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Description

本願は、データ及び属性情報を関連付ける際に、キャッシュに記憶された属性情報を用いるキャッシュ制御装置、該キャッシュ制御装置を備えるキャッシュ制御システム、前記キャッシュ制御装置を用いたキャッシュ制御方法、及び前記キャッシュ制御装置を実現するためのキャッシュ制御プログラムに関する。
温度センサ等のセンサにて検出したデータを、ホストコンピュータ等の中央装置へ送信し、中央装置にて収集したデータに基づいて空調制御等の各種アプリケーションを実行することで安全、効率化等の目的を達成する様々なソリューションが開発されている。
このようなソリューションにおいて、センサは、温度データ等のデータ及び自らを識別するセンサIDを中央装置へ送信する。中央装置は、センサIDと、センサに関する属性を示す属性情報とを対応付けて記録しているデータベースにアクセスし、センサIDに対応する属性情報を取得する。なお中央装置は、キャッシュメモリを備えており、取得した属性情報をキャッシュメモリに一時記憶する。そして中央装置は、次回以降、同じセンサからデータを取得した場合、データベースからではなく、キャッシュメモリからの属性情報を取得することにより、アクセス負荷を軽減する。
またセンサは、常時ネットワークに接続し、センシングしたデータをリアルタイムで送信する常時接続タイプのものだけでなく、データを送信可能な期間が間欠的である間欠接続タイプのもの、常時接続と間欠接続とを適宜切り替えるタイプのもの等、様々なタイプが存在する。間欠接続タイプのセンサは、定期的にセンシングを行い、得られたデータをメモリに蓄積する。そしてネットワークに接続したときに、メモリに蓄積しているデータをバースト的に中央装置へ送信する。
ネットワークに接続されたセンサノードからデータを収集するシステムは、例えば下記の特許文献1に記載されている。
特開2006−209457号公報
しかしながら間欠接続タイプのセンサは、バースト的にデータ送信を完了した後、長時間接続しない場合が多く、したがってキャッシュされている属性情報も長時間使用されないことになる。多数のセンサを取り扱う場合、使用されないデータによりキャッシュメモリが占有されると、キャッシュの検索、削除等の処理により処理負荷が増大するため、パフォーマンスが低下するという問題がある。特にセンサを活用するサービスではリアルタイム性が重要であるため、パフォーマンスの低下は、サービス自体の有効性を損なうことになりかねない。
また間欠接続タイプのセンサが、バースト的にデータを送信した場合で、キャッシュメモリが常時接続タイプのセンサの属性情報に占有されているときに、キャッシュ機構を利用することができなくなる。このような場合、バースト的にデータベースにアクセスすることになるため、パフォーマンスが低下するという問題がある。
本願は、斯かる事情に鑑みてなされたものであり、間欠接続タイプのセンサに対し、キャッシュの記憶期間を、データを送信可能な期間に基づいて決定する。これにより、全体としてのパフォーマンスの低下を防止するキャッシュ制御装置、該キャッシュ制御装置を備えるキャッシュ制御システム、前記キャッシュ制御装置を用いて実行されるキャッシュ制御方法、及び前記キャッシュ制御装置を実現するためのキャッシュ制御プログラムを開示する。
本願は、データ及び該データの送信元を識別する送信元IDを収集する収集部と、前記送信元IDに対応付けて、少なくとも送信元あるいはデータのうちいずれかの属性を示す属性情報を記録する属性記録部から属性情報を取得する取得部と、前記データの送信元が、データを送信可能な期間が間欠的である間欠送信元か否かを記憶する間欠性記憶部と、該間欠性記憶部にて、前記データの送信元が間欠送信元であると記憶されている場合、送信可能な期間の送信間隔の2倍に設定される記憶期間の間、前記取得部が取得した属性情報を、送信元IDに対応付けて一時的に記憶するキャッシュ部と、前記収集部が収集したデータを、該データの送信元を識別する送信元IDに基づいて前記キャッシュ部又は前記属性記録部から取得した属性情報と関連付ける関連付け部とを備えるキャッシュ制御装置、該キャッシュ制御装置を備えるキャッシュ制御システム、前記キャッシュ制御装置を用いて実行されるキャッシュ制御方法、及び前記キャッシュ制御装置を実現するためのキャッシュ制御プログラムを開示する。
本願では、送信可能な期間の送信間隔に基づいてキャッシュの記憶期間を設定することにより、間欠接続タイプの検出装置が送信可能な時期にはキャッシュ領域を確保しながらも、送信可能な時期が経過後、キャッシュ領域を速やかに削除する。これにより間欠接続タイプの検出装置が送信不可能な時期に、当該検出装置に係る使用されることのないデータによりキャッシュメモリが占有され、パフォーマンスが低下することを防止することが可能である等、優れた効果を奏する。また間欠接続タイプの検出装置が、送信可能な時期には、バースト的に送信されるデータに対し、キャッシュメモリを用いて処理することができるのでパフォーマンスの低下を防止することが可能である等、様々な優れた効果を奏する。
本願実施例1に係るキャッシュ制御システムの概要の一例を示す説明図である。 本願実施例1に係るキャッシュ制御システムが備える各種装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。 本願実施例1に係るキャッシュ制御システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。 本願実施例1に係るキャッシュ制御装置のキャッシュ部の記憶内容の一例を概念的に示す説明図である。 本願実施例1に係るキャッシュ制御装置の間欠性記憶部の記憶内容の一例を概念的に示す説明図である。 本願実施例1に係るキャッシュ制御装置の収集履歴記憶部の記憶内容の一例を概念的に示す説明図である。 本願実施例1に係るキャッシュ制御システムが備えるデータベース装置の属性記録部の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本願実施例1に係るキャッシュ制御装置の関連付け処理の一例を示すフローチャートである。 本願実施例1に係るキャッシュ制御装置のキャッシュ管理処理の一例を示すフローチャートである。 本願実施例1に係るキャッシュ制御装置のキャッシュ削除処理の一例を示すフローチャートである。 本願実施例1に係るキャッシュ制御装置の間欠判定処理の一例を示すフローチャートである。 本願実施例1に係るキャッシュ制御装置の間欠判定処理にて取得された値を概念的に示す説明図である。 本願実施例2に係るキャッシュ制御システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。 本願実施例2に係るキャッシュ制御装置の閾値変更処理の一例を示すフローチャートである。 本願実施例3に係るキャッシュ制御装置の間欠判定処理の一例を示すフローチャートである。 本願実施例4に係るキャッシュ制御装置のキャッシュ部の記憶内容の一例を概念的に示す説明図である。 本願実施例4に係るキャッシュ制御装置のキャッシュ管理処理の一例を示すフローチャートである。 本願実施例4に係るキャッシュ制御装置のキャッシュ削除処理の一例を示すフローチャートである。
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
(実施例1)
図1は、本願実施例1に係るキャッシュ制御システムの概要の一例を示す説明図である。図1中1は、ホストコンピュータ等のコンピュータを用いた中央装置であり、本願では、キャッシュ制御装置として用いられる。キャッシュ制御装置1は、LAN、WAN、VPN、インターネット等の通信網NWに接続されている。キャッシュ制御装置1は、通信網NWを介して、温度センサ等の複数の検出装置2,2,…、後述する属性記録部として用いられるデータベース装置3、検出装置2が検出したデータを用いて各種処理を行うアプリケーション装置4等の各種装置が接続されている。
検出装置2,2,…は、建築物の外部、壁、天井等の不動産、各種商品、自動車、携帯電話等の物品(動産)、更には、人体、動物等の生物のように様々な対象に取り付けられ、外部の状況又は自らの状況を検出する各種センサである。検出対象は、温度、湿度、重量、自らの位置等の様々な計量・計測対象、歩数等の計数対象、画像、映像、音声等の録音・撮影対象等、多岐に渡る。そして、検出装置2,2,…は、検出により得られた検出データ等のデータを、自機を識別するセンサID(送信元ID)と共にキャッシュ制御装置1へ送信する。
なお、検出装置2には、通信網NWへの接続形態に基づいて、常時接続タイプ、間欠接続タイプ、切替タイプ等の様々なタイプに分類される。常時接続タイプとは、検出して得られた検出データをリアルタイムで送信するタイプである。間欠接続タイプとは、間欠的に通信網NWに接続するタイプであり、得られた検出データを蓄積しておき、間欠的に通信網NWに接続した時に、蓄積している検出データをバースト的に送信する。切替タイプとは、常時接続と間欠接続とを、例えば時間帯毎に切り替えるタイプである。
データベース装置3は、センサIDに対応付けて、検出装置2あるいは検出データの属性を示すプロファイルと呼ばれる属性情報を記録している。検出装置2の属性とは、例えば、温度計、GPS(Global Positioning System)等の装置の種類の他、設置場所、所持者等の検出装置2に係る様々な属性を示す。検出データの属性とは、温度、位置等の検出データの種類の他、検出間隔、単位、信頼性、提供先(アプリケーション装置3)等の検出データに係る様々な属性を示す。
キャッシュ制御装置1は、検出装置2,2,…から送信される検出データ及びセンサIDを収集し、センサIDに対応する属性情報をデータベース装置3から取得する。そしてキャッシュ制御装置1は、検出データ及び属性情報を関連付け、アプリケーション装置4へ送信する。なおキャッシュ制御装置1は、後述するようにキャッシュメモリを備えており、データベース装置3から取得した属性情報をキャッシュメモリに一時記憶させることにより、データベース装置3に対するアクセス負荷を軽減することができる。
アプリケーション装置3は、受信した検出データ及び属性情報に基づいて様々な計算、制御、管理等の処理を実行する。例えば温度データに基づく空調制御、位置データに基づく移動状況管理等である。
なお、図1では、キャッシュ制御装置1、検出装置2、データベース装置3及びアプリケーション装置4が、夫々異なる装置である形態を示しているが、本願はこれに限るものではなく、様々な形態に適用することが可能である。例えば、キャッシュ制御装置1及びアプリケーション装置4を一つの装置として構成するようにしても良く、その場合、キャッシュ制御装置1の機能をアプリケーション装置4が備える回路、プログラム等のモジュールとして構成するようにしても良い。また、キャッシュ制御装置1とデータベース装置3とを一つの装置として構成し、複数のアプリケーション装置4,4,…を接続するようにしても良い。さらに、キャッシュ制御装置1、検出装置2、データベース装置3及びアプリケーション装置4を同じ通信網NWにて接続するのではなく、キャッシュ制御装置1とデータベース装置3との間、及び、キャッシュ制御装置1とアプリケーション装置4との間を夫々独立した専用の通信線で接続するようにしても良い。さらに、通信区間の一部に無線通信を用いるようにしても良い。
次に、実施例1のキャッシュ制御システムのハードウェア構成について説明する。図2は、本願実施例1に係るキャッシュ制御システムが備える各種装置のハードウェア構成例を示すブロック図である。キャッシュ制御装置1は、制御部10、記憶部11、記録部12、通信部13等の各種機構を備えている。
制御部10は、装置全体を制御するCPU(Central Processing Unit )等の演算機構である。制御部10は、内部通信線を介してキャッシュ制御装置1のハードウェア各部と接続されており、キャッシュ制御プログラムPRG等の各種プログラムの手順に従って所定の処理を実行する。制御部10は、命令レジスタ(Instruction Register)、命令解読回路(Instruction Decoder)、演算回路(Arithmetic Logic Unit)、アキュムレータ(Accumulator)、番地レジスタ(Address Register)、プログラムカウンタ(Program Counter)等の各種回路を備えている。命令レジスタは、記憶部11から読み込んだ命令を一時的に格納する。命令解読回路は、命令レジスタに格納されている機械語命令(2進数)を解読し、その命令に応じてキャッシュ制御装置1が備える各機構を制御する。演算回路は、命令解読回路からの制御に従って加算、減算、数値の比較等の演算を行う。アキュムレータは、演算対象のデータ、演算の結果等の情報を一時的に格納する。番地レジスタは、制御部10が読み書きする記憶部11が有する記憶領域の番地を格納する。プログラムカウンタは、次に実行すべき命令が格納されている記憶部11が有する記憶領域の番地を示す。
記憶部11は、SDRAM(Synchronous Dynamic Random Access Memory)、SRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性の主記憶機構である。
記録部12は、HDD(Hard Disk Drive)等の磁気記録機構、SSD(Solid State Disk)等の不揮発性半導体記憶機構等の不揮発性の補助記憶機構である。記録部12には、本願に係るキャッシュ制御プログラムPRG等の各種プログラム及びデータが記録されている。そして、記録部12に記録されている制御プログラムPRGを、記憶部11に記憶し、制御部10の制御に基づき実行することにより、中央装置は、本願に係る各種処理を実行し、キャッシュ制御装置1として機能する。なお、便宜上、記憶部11及び記録部12として分けているが、両者とも各種情報の記録という同様の機能を有するものであり、装置の仕様、運用形態等に応じていずれの機構に記録させるかは、適宜決定することが可能である。
通信部13は、通信網NWに接続するコネクタ、通信回路等のハードウェア、及びドライバ等のソフトウェアを備える通信機構である。キャッシュ制御装置1は、通信部13にて通信網NWに接続し、検出装置2、データベース装置3、及び、アプリケーション装置4等の様々な装置と通信する。
検出装置2は、制御部20、検出部21、蓄積部22、記録部23、送信部24等の各種機構を備えている。検出部21は、前述したように外部の状況、自らの状況等の様々な状況、状態を検出する各種センサ等の機構である。蓄積部22は、検出により得られた検出データを蓄積する各種メモリ等の機構である。記録部23は、自機を識別するセンサIDを記録する各種メモリ等の機構である。送信部24は、通信網NWを介してデータ及びセンサIDを送信する。なお検出装置2が、検出により得られた検出データをリアルタイムで送信する常時接続タイプの装置である場合、必ずしも蓄積部22を備える必要はない。
データベース装置3は、制御部30、記録部31、通信部32等の各種機構を備えている。記録部31は、HDD等の磁気記録機構、SSD等の半導体記憶機構等の補助記憶機構にて形成されている。そして、記録部31が備える記録領域の一部は、センサID及び属性情報を対応付けて記録する属性記録部310として用いられている。
アプリケーション装置4は、制御部40、通信部41等の各種機構を備えている。アプリケーション装置4は、アプリケーションプログラムの実行、又は回路の作動により、キャッシュ制御装置1から受信したデータに基づく各種処理を実行する。
次に、実施例1のキャッシュ制御システムの機能構成について説明する。図3は、本願実施例1に係るキャッシュ制御システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。キャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを、制御部10の制御に基づき実行することにより、収集部100、間欠判定部101、分割部102、間欠性更新部103、キャッシュ管理部104、取得部105、関連付け部106等の機能を動作させる。なお、制御プログラムPRGの実行ではなく、制御部10に、間欠判定部101、分割部102、間欠性更新部103、キャッシュ管理部104、取得部105、関連付け部106等の機能を実現する回路を組み込むようにしても良い。
収集部100は、検出装置2の検出部21が検出して得られた検出データ、及び、検出装置2あるいは検出装置2の検出部21を識別するセンサIDを、通信部13を介して収集するように制御部10を動作させるプログラムモジュール、回路等の構成要素である。
間欠判定部101は、検出データの送信元の検出装置2が、常時接続タイプか間欠接続タイプかを判定するように制御部10を動作させるプログラムモジュール、回路等の構成要素である。
分割部102は、間欠判定部101による判定の前処理として、検出データを複数群に分割するように制御部10を動作させるプログラムモジュール、回路等の構成要素である。
間欠性更新部103は、間欠判定部101の判定結果に基づいて間欠性記憶部111の記憶内容を更新するように制御部10を動作させるプログラムモジュール、回路等の構成要素である。
キャッシュ管理部104は、データベース装置3の属性記録部310から属性情報を取得し、取得した属性情報を後述するキャッシュ部110に記憶させ、また、キャッシュ部110から属性情報を取得するように制御部10を動作させるプログラムモジュール、回路等の構成要素である。
取得部105は、キャッシュ管理部104を介して、キャッシュ部110又は属性記録部310から属性情報を取得するように制御部10を動作させるプログラムモジュール、回路等の構成要素である。
関連付け部106は、収集部100が収集した検出データを、取得部105が取得した属性情報と関連付けるように制御部10を動作させるプログラムモジュール、回路等の構成要素である。
また、キャッシュ制御装置1は、記録部12に記録しているキャッシュ制御プログラムPRGを制御部10の制御に基づき実行することにより、記憶部11の記憶領域の一部を、キャッシュ部110、間欠性記憶部111、収集履歴記憶部112等の情報記憶領域として使用可能にする。なお、記録部12を、キャッシュ部110、間欠性記憶部111、収集履歴記憶部112等の情報記憶領域として用いるようにしても良い。またキャッシュ部110は、専用の高速メモリを用いて記憶部11とは別のメモリとして実装する等、適宜設計することが可能である。
キャッシュ部110は、取得した属性情報を、センサIDに対応付けて一時的に記憶するキャッシュメモリである。なお、キャッシュ部110は、データの読取、書込、検索等の処理を、属性記録部310より高速に実行できるメモリである。
間欠性記憶部111は、検出装置2が、常時接続タイプか間欠接続タイプかを記憶するデータベースである。
収集履歴記憶部112は、収集部100が収集した検出データの履歴を記憶するデータベースである。
図4は、本願実施例1に係るキャッシュ制御装置1のキャッシュ部110の記憶内容の一例を概念的に示す説明図である。キャッシュ部110は、センサID、属性情報、記憶期間、更新時期等の各種項目のデータを夫々対応付けたレコード単位で記憶している。センサID及び属性情報は、属性記録部310から取得したデータである。記憶期間は、当該レコードを記憶している期間を示しており、更新時期として記憶されている時刻から記憶期間として記憶されている期間が経過後、当該レコードはキャッシュ部110から削除される。なお間欠接続タイプの検出装置2に係るレコードに対しては必ず記憶期間が設定されるが、常時接続タイプの検出装置2に係るレコードに対しては必ずしも記憶期間を設定する必要はない。更新時期は、キャッシュ管理部104から最後に属性情報に対するアクセスがなされた時刻である。キャッシュ管理部104は、センサID及び属性情報の記録、取得等の目的でキャッシュ部110にアクセスする。なおセンサID毎に減算タイマーを関連付け、記憶期間を初期値として更新時期から減算計時を実行し、減算タイマーが「0」になったときに、当該レコードをキャッシュ部110から削除するように制御しても良い。
図5は、本願実施例1に係るキャッシュ制御装置1の間欠性記憶部111の記憶内容の一例を概念的に示す説明図である。間欠性記憶部111は、センサID、間欠接続、記憶期間等の各種項目のデータを夫々対応付けたレコード単位で記憶している。間欠接続とは、センサIDにて識別される検出装置2が、間欠接続タイプのセンサか否かを示すフラグであり、図5の例では、間欠接続タイプの場合には「YES」、間欠接続タイプ以外の場合には「NO」が示される。
図6は、本願実施例1に係るキャッシュ制御装置1の収集履歴記憶部112の記憶内容の一例を概念的に示す説明図である。収集履歴記憶部112は、センサID、取得時刻、取得間隔等の各種項目のデータを夫々対応付けたレコード単位で記憶している。取得時刻は、センサIDにて識別される検出装置2から送信された検出データを取得した時刻を示している。取得間隔は、同一センサIDにて識別される検出装置2から複数回に渡って検出データを取得した場合における前回の取得時刻からの経過時間を示している。
図7は、本願実施例1に係るキャッシュ制御システムが備えるデータベース装置3の属性記録部310の記録内容の一例を概念的に示す説明図である。属性記録部310は、センサID、属性情報等の各種項目のデータを夫々対応付けたレコード単位で記録している。図7では、一のセンサIDに一の属性情報が対応付けられている例を示しているが、一のセンサIDに複数の属性情報を対応付けて記録するようにしても良い。その場合、属性記録部310の記録内容を一時記憶するキャッシュ部110では、一のセンサIDに複数の属性情報が対応付けて記憶されることになる。
次に、本願実施例1のキャッシュ制御システムの処理について説明する。図8は、本願実施例1に係るキャッシュ制御装置1の関連付け処理の一例を示すフローチャートである。実施例1に係る関連付け処理は、収集した検出データを属性情報と関連付け、アプリケーション装置4にて用いることが可能な形式に加工する処理である。
まず、キャッシュ制御装置1の関連付け処理の前に、キャッシュ制御装置1へ検出データを送信する検出装置2の処理について説明する。検出装置2は、制御部20の制御により、検出データ及び自機を識別するセンサIDを、送信部24から通信網NWを介してキャッシュ制御装置1へ送信する。なお、検出装置2が常時接続タイプの装置である場合、検出装置2は、所定の周期又は契機で検出処理を実行する都度、検出データ及びセンサIDをキャッシュ制御装置1へ送信する。検出装置2が間欠接続タイプの装置である場合、検出装置2は、検出により得られた検出データを逐次蓄積部22に蓄積する。そして、通信網NWに接続している期間に、蓄積部22に蓄積している検出データ及びセンサIDを、バースト的にキャッシュ制御装置1へ送信する。間欠接続タイプの検出装置2が、検出データ及びセンサIDをバースト的に送信する場合、蓄積している全ての検出データを送信するまで、100ms等の所定の間隔で繰り返し送信処理を実行する。
キャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、検出データ及びセンサIDの受信を検知する都度、又は所定の周期で以下の処理を繰り返し実行する。
制御部10は、収集部100により、通信部13を介して受信を検知した検出データ及びセンサIDを収集する(S101)。
制御部10は、収集部100により、収集したセンサID、並びに取得時刻及び取得間隔を収集履歴記憶部112に記憶させる(S102)。取得時刻としては、収集部100が収集した時刻が用いられるが、記憶させる時刻を用いても良く、また検出データ及びセンサIDのヘッダ情報に検出装置2から送信した時刻を示す送信時刻が含まれている場合には、送信時刻を記憶するようにしても良い。
そして収集部100は、検出データ及びセンサIDを関連付け部106に渡す。関連付け部106は、受け取ったセンサIDに対応する属性情報の取得を、取得部105に依頼する。取得部105は、キャッシュ管理部104にセンサIDに対応する属性情報を問い合わせる。
制御部10は、キャッシュ管理部104により、キャッシュ部110を参照し、センサIDに基づいて、対応する属性情報が記憶されているか否かを判定する(S103)。ステップS103では、例えばセンサIDを検索キーとして検索が行われ、該当するセンサIDを含むレコードが記憶されている場合、当該レコードには、検索キーとしたセンサIDに対応する属性情報が含まれていると判定される。
ステップS103において、対応する属性情報が記憶されていると判定した場合(S103:YES)、制御部10は、キャッシュ管理部104により、当該属性情報をキャッシュ部110から取得する(S104)。キャッシュ管理部104は、取得した属性情報を取得部105に渡す。ステップS104において、属性情報をキャッシュ部110から取得する際に、属性情報に対するアクセスを行ったとして更新時期が更新される。
ステップS103において、属性情報が記憶されていないと判定した場合(S103:NO)、制御部10は、キャッシュ管理部104により、当該属性情報をデータベース装置3の属性記録部310から取得し(S105)、センサID及び属性情報をキャッシュ部110に記憶させる(S106)。ステップS105では、通信網NWを介してデータベース装置3にアクセスし、データベース装置3の属性記録部310から属性情報を取得する。そしてキャッシュ管理部104は、取得した属性情報を取得部105に渡す。ステップS106では、属性記録部310から取得した属性情報、センサIDに対応付けた新たなレコードとしてキャッシュ部110に記憶させる。なお新たなレコードとしてセンサID及び属性情報を記憶させる時刻を更新時期として当該レコードに記憶させる。
キャッシュ管理部104は、属性情報を取得部105に渡す。取得部105は、属性情報を関連付け部106に渡す。
そして制御部10は、関連付け部106により、収集部100が収集した検出データを、取得した属性情報と関連付ける(S107)。ステップS107において、取得した属性情報とは、センサIDに基づいてキャッシュ部110又は属性記録部310から取得した属性情報である。なお、関連付け形式は、送信先となるアプリケーション装置4に応じて適宜設定されている。関連付けられた検出データ及び属性情報は、統合されて、通信網NWを介してアプリケーション装置4へ送信され、アプリケーション装置4は、検出データ及び属性情報に基づく各種処理を実行する。
検出データ毎に送信先となるアプリケーション装置4が異なる場合には、夫々のアプリケーション装置4,4,…に応じた形式に統合し、対応するアプリケーション装置4,4,…へ振り分ける処理が行われる。なお、一の検出データを複数のアプリケーション装置4,4,…へ振り分けるようにしてもよい。このようにして実施例1に係る関連付け処理が実行される。
図9は、本願実施例1に係るキャッシュ制御装置1のキャッシュ管理処理の一例を示すフローチャートである。実施例1に係るキャッシュ管理処理は、キャッシュ部110に記憶される各種データを管理する処理である。キャッシュ制御装置1は、検出データの収集を契機とし、前述の関連付け処理と並行して、収集した検出データに係るセンサID及び該センサIDを含むレコードを処理の対象としてキャッシュ管理処理を繰り返し実行する。キャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、処理の対象となる各レコードに対して以下の処理を実行する。
制御部10は、キャッシュ管理部104により、間欠性記憶部111を参照し、処理の対象に係るセンサIDにて識別される検出装置2が間欠接続タイプか否かを判定する(S201)。ステップS201では、センサIDを検索キーとしてキャッシュ管理部104に記憶されているレコードを検索し、当該レコードの間欠接続を示すフラグが、間欠接続タイプを示しているか否かを判定する。
ステップS201にて、検出装置2が間欠接続タイプであると判定した場合(S201:YES)、制御部10は、キャッシュ管理部104により、間欠性記憶部111に設定されている記憶期間を読み取る(S202)。ステップS202では、判定に用いたレコードに記憶期間として記憶されている値を読み取る。
制御部10は、キャッシュ管理部104により、読み取った記憶期間をキャッシュ部110に記憶させ(S203)、処理を終了する。ステップS203では、読み取った記憶期間に対応付けられているセンサIDを検索キーとして、キャッシュ部110を検索し、当該センサIDに対応する記憶期間として、間欠性記憶部111から読み取った値を設定する。なお、記憶期間として既に値が設定されている場合、記憶期間の値を更新する。なお、記憶期間を更新せずに、既に設定されている値を用いるようにしても良い。
ステップS201にて、検出装置2が間欠接続タイプではないと判定した場合(S201:NO)、制御部10は、ステップS202〜S203の処理を実行せずに、処理を終了する。なお、常時接続タイプに対しても記憶期間を設定するように処理を変更するようにしても良い。このようにして実施例1に係るキャッシュ管理処理が実行される。
図10は、本願実施例1に係るキャッシュ制御装置1のキャッシュ削除処理の一例を示すフローチャートである。実施例1に係るキャッシュ削除処理は、キャッシュ部110に記憶させたレコードのうちで記憶期間が経過したレコードを適宜削除する処理であり、キャッシュ部110に記憶された各レコードに対して実行される。キャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、前述の関連付け処理及びキャッシュ管理処理と独立、かつ並行してキャッシュ部10に記憶している各レコードに対して、以下の処理を実行する。
制御部10は、キャッシュ部110を参照して、レコードの記憶期間が経過しているか否かを判定する(S301)。ステップS301では、キャッシュ部110に記憶されているレコードの記憶期間及び更新時期から削除時期を算出し、削除時期を既に過ぎていると判定した場合、記憶期間を経過したと判定する。
ステップS301において、記憶期間が経過していると判定した場合(S301:YES)、制御部10は、当該レコードをキャッシュ部110から削除し(S302)、当該処理対象に対する処理を終了する。
ステップS301において、記憶期間が経過していないと判定した場合(S301:NO)、制御部10は、ステップS302の処理を実行せずに、当該処理対象に対する処理を終了する。
なお、記憶期間及び更新時期から削除時期を算出するのではなく、制御部10に、キャッシュ管理に用いる減算タイマーを複数設け、各減算タイマーを夫々のレコードに対応付けて管理するようにしても良い。具体的には、キャッシュ部110に記憶期間を記憶させる際に、記憶期間として記憶させる値を初期値とする減算タイマーを作動させる。そして減算タイマーが「0」となった段階で対応付けられたレコードを削除するようにする。なお減算タイマーを用いる場合、記憶期間を更新する処理、キャッシュ部110にアクセスして属性データを読み取る処理等の処理が実施された場合、減算タイマーのカウント値は、有効期間が示す値にリセットされ、そこから再度減算計時を開始する。このようにして実施例1に係るキャッシュ削除処理が実行される。
図11は、本願実施例1に係るキャッシュ制御装置1の間欠判定処理の一例を示すフローチャートである。実施例1に係る間欠判定処理は、検出装置2が間欠接続タイプであるか否かを判定し、間欠接続タイプであると判定した場合に、キャッシュ部110に記憶する記憶期間を設定する処理である。検出装置2が、常時接続と間欠接続とを切り替えるタイプである場合、間欠周期が変化するタイプである場合等の状況下で有効な間欠性記憶部111を動的に変更する処理である。キャッシュ制御装置1は、前述の関連付け処理、キャッシュ管理処理及びキャッシュ削除処理と独立、かつ、並行して間欠判定処理を10ミリ秒(ms)、1分、10分、1時間等の所定の間隔で繰り返し実行する。キャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、以下の処理を実行する。
制御部10は、収集履歴記録部112から、処理の対象となるセンサIDを検索キーとして、当該センサIDに係るレコードに含まれる取得時刻及び取得間隔の値を取得する(S401)。ステップS401において処理の対象となるセンサIDは、例えば収集履歴記録部112から所定の方法で選択される。なお取得間隔の値のみを取得するようにしてもよい。
図12は、本願実施例1に係るキャッシュ制御装置1の間欠判定処理にて取得された値を概念的に示す説明図である。図12は、ステップS401において取得した取得時刻及び取得間隔と、センサIDとを対応付けて示している。図12に例示したセンサIDが「001」である検出装置2は、間欠接続タイプの装置である。間欠接続タイプの検出装置2の取得間隔には、100ms間隔でバースト的に検出データを受信している期間があり、その期間は、検出装置2が通信網NWに接続して、検索データを送信することが可能な期間であると推定される。また送信可能な期間と比べて取得間隔が長い「179800ms」、「119800ms」等の期間が存在しており、その期間には送信不可能な期間が含まれているものと推定される。
フローチャートに戻り、制御部10は、分割部102により、取得した取得間隔の各値を集計し、その平均値を計算する(S402)。例えば図12に示す例では、平均値として「42871ms」が求まる。
制御部10は、分割部102により、取得間隔の履歴の値を、取得間隔の平均値に基づいて、平均値以上及び平均値未満の2群に分割し(S403)、夫々の群の代表値、例えば平均値を導出する(S404)。例えば、図12に示す例では、平均値以上の群の平均値は「149800ms」であり、平均値未満の群の平均値は「100ms」である。なお代表値としては、平均値に限らず、中央値、最頻値等の値であっても良い。また、平均値を用いる場合であっても、例示した算術平均値に限らず、調和平均値、幾何平均値等の値を用いることも可能である。
制御部10は、間欠判定部101により、平均値未満の群の代表値に対する、平均値以上の群の代表値の比の値が、100等の所定の閾値以上であるか否かを判定する(S405)。例えば、図12に示す例では、平均値以上の群の平均値と平均値未満の群の平均値との比の値は、149800:100=1498であり、所定の閾値の100以上であると判定する。なお、ステップS405における判定条件としては、比を用いることに限らず、600000ms以上の差等のように、差を用いる等、適宜設定することが可能である。
ステップS405において、比の値が所定の閾値以上であると判定した場合(S405:YES)、制御部10は、間欠判定部101により、処理の対象となるセンサIDに係る検出装置2は、間欠接続タイプであると判定する(S406)。ステップS406では、取得間隔の分布が明確に2群に分かれていることから、送信可能な期間と、送信不可能な期間とに分かれていると推定できるからである。
検出装置2は間欠接続タイプであると判定した制御部10は、間欠性更新部103により、平均値未満の群の代表値に基づいて、キャッシュ部110の記憶期間を決定する(S407)。検出装置2は間欠接続タイプであると判定した場合、平均値未満の群の代表値が送信可能な期間における送信間隔であると推定することができる。そこでステップS407では、送信可能な期間における送信間隔に基づいて、記憶期間を決定するのである。記憶期間としては、例えば、平均値未満の群の代表値の2倍、即ち送信可能な期間の送信間隔の2倍が設定される。例えば、図12に示す例では、平均値以上の群の平均値は「149800ms」であり、平均値未満の群の平均値は「100ms」である。
記憶期間を決定した制御部10は、間欠性更新部103により、間欠接続タイプとして間欠性記憶部111の記憶内容を更新し(S408)、当該処理対象に対する処理を終了する。ステップS408の処理では、処理対象であるセンサIDに対応付けられた間欠接続の項目の値を、間欠接続タイプのセンサを示すフラグとし、記憶期間の項目の値を、ステップS407にて決定された記憶期間とするように更新処理を行う。
ステップS405において、比の値が所定の閾値未満であると判定した場合(S405:NO)、制御部10は、間欠判定部101により、処理の対象となるセンサIDに係る検出装置2は、常時接続タイプであると判定する(S409)。ステップS409では、取得間隔の分布が2群に明確に分かれていると判断し難いことから、常時接続タイプであると判定する。
常時接続タイプであると判定した制御部10は、間欠性更新部103により、常時接続タイプとして間欠性記憶部111の記憶内容を更新し(S410)、当該処理対象に対する処理を終了する。ステップS410の処理では、処理対象であるセンサIDに対応付けられた間欠接続の項目の値を、間欠接続タイプ以外のセンサを示すフラグとし、記憶期間の項目を、空欄に、又は空欄を示す「null」等の値とするように更新処理を行う。
このような間欠判定処理を実行することにより、間欠接続に係る各種設定に関する走査を自動化し、省力化することができる。なお各種設定を固定するのであれば、間欠判定処理を実行することなく関連付け処理、キャッシュ管理処理等の他の処理を実行することも可能である。このようにして実施例1に係る間欠判定処理が実行される。
上述したように本願開示のキャッシュ制御システムでは、間欠接続タイプの検出装置2に係る各種情報に対しては、送信間隔が短い送信可能な期間の送信間隔に基づいてキャッシュの記憶期間を設定する。これにより、間欠接続タイプの検出装置2が送信可能な期間にはキャッシュ領域を確保しながらも、送信可能な時期が経過後、キャッシュ領域を速やかに削除することとなる。従って、間欠接続タイプの検出装置2が送信不可能な期間に、当該検出装置2に係る各種情報によりキャッシュ部110が占有され、パフォーマンスが低下することを防止することが可能である。また、間欠接続タイプの検出装置2が送信可能な期間には、バースト的に送信される検出データに対し、キャッシュ部110を用いて処理することができるのでパフォーマンスの低下を防止することが可能である。
さらに、本願開示のキャッシュ制御システムでは、間欠判定処理として示したように、間欠接続タイプであるか否かを自動的に判定し、間欠接続タイプである場合には、キャッシュ部110における記憶期間を動的に更新する。これにより、担当者の間欠接続に関する各種設定作業を軽減することができる。また、例えば昼間は即時性を優先して常時接続とし、夜間は省電力を優先して間欠接続とする切り替えるタイプの検出装置2に対しても、自動的に設定を変更することが可能である。
(実施例2)
実施例2は、実施例1の間欠判定処理において、間欠接続タイプであるか否かを判定する所定の閾値を、キャッシュ部の記憶状況に応じて動的に変更する形態である。実施例2において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同様の符号を付し、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。実施例2に係るキャッシュ制御システムの概要、ハードウェア構成については実施例1と同様であるので、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。
次に、実施例2のキャッシュ制御システムの機能構成について説明する。図13は、本願実施例2に係るキャッシュ制御システムの機能構成例を示す機能ブロック図である。キャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを制御部10の制御に基づき実行することにより、収集部100、間欠判定部101、分割部102、間欠性更新部103、キャッシュ管理部104、取得部105、関連付け部106、キャッシュ検出部107、閾値変更部108等の機能を動作させる。なお制御プログラムPRGの実行ではなく、制御部10に、間欠判定部101、分割部102、間欠性更新部103、キャッシュ管理部104、取得部105、関連付け部106、キャッシュ検出部107、閾値変更部108等の機能を実現する回路を組み込むようにしても良い。
キャッシュ検出部107は、キャッシュ部110の記憶状況を検出するように制御部10を動作させるプログラムモジュール、回路等の構成要素である。
閾値変更部108は、間欠判定処理において、検出装置2が間欠接続タイプであるか否かを判定する所定の閾値を変更させるプログラムモジュール回路等の構成要素である。
その他の構成要素は、実施例1と同様であるので、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。
次に、本願実施例2のキャッシュ制御システムの処理について説明する。実施例2における関連付け処理、キャッシュ管理処理、キャッシュ削除処理及び間欠判定処理は、実施例1と同様であるので、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。
図14は、本願実施例2に係るキャッシュ制御装置1の閾値変更処理の一例を示すフローチャートである。実施例2に係るキャッシュ制御装置1は、例えば、関連付け処理のステップS106において、センサID及び属性情報をキャッシュ部110に記憶させるキャッシュ処理を契機として閾値変更処理を開始する。実施例2に係るキャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、各レコードに対して以下の処理を実行する。
センサID及び属性情報をキャッシュ部110に記憶させた制御部10は、キャッシュ検出部107により、キャッシュ部110の全記憶容量に対する記憶可能な空き容量の割合を検出する(S501)。
制御部10は、閾値更新部108により、ステップS501にて検出した空き容量が、予め設定されている30%等の第1基準値未満であるか否かを判定する(S502)。
ステップS502において、第1基準値未満であると判定した場合(S502:YES)、制御部10は、閾値更新部108により、間欠判定処理にて用いられる閾値を、10%等の所定値分だけ小さくする更新処理を行い(S503)、処理を終了する。ステップS503では、空き容量が小さい状態において、閾値を小さくすることにより、間欠接続タイプであると判定され易くすることで、短い記憶期間が設定され易くなり、キャッシュ部110の記憶領域を有効利用することが可能となる。
ステップS502において、空き容量が第1基準値以上であると判定した場合(S502:NO)、制御部10は、閾値更新部108により、ステップS501にて検出した空き容量が予め設定されている70%等の第2基準値未満であるか否かを判定する(S504)。
ステップS504において、第2基準値未満であると判定した場合(S504:YES)、制御部10は、閾値の更新処理を行うことなく処理を終了する。キャッシュ部110の空き容量に対して、閾値の値が適正であり、更新する必要はないとの判断である。
ステップS504において、空き容量が第2基準値以上であると判定した場合(S504:NO)、制御部10は、閾値更新部108により、間欠判定処理にて用いられる閾値を10%等の所定値分だけ大きくする更新処理を行い(S505)、処理を終了する。ステップS505では、空き容量が大きい状態において、閾値を大きくすることにより、間欠接続タイプであると判定され難くすることで、間欠接続タイプの検出装置2が間欠接続タイプではないと誤判定される可能性を低くする。これにより、パフォーマンスの低下を防止することが可能である。
上記第1基準値及び第2基準値は、割合ではなく1Mbyteのような絶対的な容量として設定するように設定しても良く、またその場合、閾値の更新時に、その増加分を128kbyteと設定するようにしても良い。また前記実施例1では、空き容量に応じて3段階に分ける形態を示したが、本願はこれに限らず、4段階以上に分け、空き容量に応じて閾値の更新の程度に差を設けるようにしてもよい等、様々な形態に展開することが可能である。
このような閾値変更処理を実行することにより、キャッシュ部110の空き容量に基づいて適切な閾値に動的に変更することできるので、全体としてパフォーマンスの低下を防止することができる。このようにして実施例2に係る閾値変更処理ができる。
(実施例3)
実施例3は、実施例1の間欠判定処理において、取得する取得時刻及び取得間隔の対象となる期間を動的に設定する形態である。実施例3において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同様の符号を付し、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。実施例3に係るキャッシュ制御システムの概要、ハードウェア構成及び機能構成については実施例1と同様であるので、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。
次に、実施例3の制御システムの処理について説明する。実施例3における関連付け処理、キャッシュ管理処理及びキャッシュ削除処理は、実施例1と同様であるので、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。
図15は、本願実施例3に係るキャッシュ制御装置1の間欠判定処理の一例を示すフローチャートである。実施例3に係るキャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、以下の処理を実行する。
制御部10は、処理の対象となるセンサIDについて、前回の間欠判定処理の実施時におけるステップS404にて導出した平均値以上の群の代表値、例えば平均値を取得する(S601)。前回の結果は後述するように例えば記憶部11に確保された領域に一時的に記憶されている。
制御部10は、取得した平均値以上の群の代表値に基づいて、履歴の使用期間を決定する(S602)。ステップS602では、例えば平均値以上の群の平均値の3倍の期間が、履歴の使用期間として決定される。
制御部10は、収集履歴記録部112に記憶されている、現在時刻から使用期間分までの履歴のうちで、処理の対象となるセンサIDを検索キーとして、当該センサIDに係るレコードに含まれる取得時刻及び取得間隔の値を取得する(S603)。ステップS603の処理は、実施例1の間欠判定処理におけるステップS401の処理と同様であるが、ステップS602にて決定された使用期間に基づき設定された期間の履歴から取得するという時期の制限を設けている点で異なる。
例えば、前回の間欠判定処理にて導出した平均値以上の群の代表値が例えば「149800ms」である場合、その3倍の「449400ms」が使用期間として決定される。従って取得時刻から約450秒前までの期間の履歴が取得の対象となる。例えば、実施例1にて用いた図12の例において、ステップS503の処理時刻が「9:10.00.000」である場合、取得時刻が「9:03.00.000」のレコード以降のレコードが取得の対象となる。
そして、キャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、実施例1に係る間欠判定処理のステップS402以降の処理を実行する。なお、間欠接続タイプであると判定した場合、ステップS404にて導出した平均値以上の群の代表値を記憶部11に記憶する。次回の使用期間の決定に用いるためである。
このような間欠判定処理を実行することにより、使用する履歴の期間を適正化することが可能となる。特に取得間隔が長い期間に基づいて、例えば、代表値の3倍となるように使用する履歴の期間を決定することにより、間欠接続における送信可能な期間が含まれる期間の履歴を設定することが可能となる。従って、信頼性の高い有効期間を設定可能な適正な履歴を取得することが可能となる。このようにして実施例3に係る間欠判定処理が実行される。
(実施例4)
実施例4は、実施例1において、キャッシュ部にキャッシングすべき情報を記憶させてから、その後のアクセス状況に応じて、対応する検出装置が間欠接続タイプではないと判定する形態である。実施例4において、実施例1と同様の構成については、実施例1と同様の符号を付し、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。実施例4に係るキャッシュ制御システムの概要及びハードウェア構成については実施例1と同様であるので、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。
次に、実施例4のキャッシュ制御システムの機能構成について説明する。実施例4に係るキャッシュ制御システムの機能構成は、実施例1に係る機能構成と、キャッシュ部110の記憶内容が異なる。よって実施例4の機能構成については、キャッシュ部110の記憶内容について説明し、他の構成については実施例1を参照するものとする。
図16は、本願実施例4に係るキャッシュ制御装置1のキャッシュ部110の記憶内容の一例を概念的に示す説明図である。キャッシュ部110は、センサID、属性情報、記憶期間、再取得有無、更新時期等の各種項目のデータを夫々対応付けたレコード単位で記憶している。再取得有無とは、一時記憶した属性情報を、キャッシングデータとして再度取得されたか否かを示すフラグであり、一時記憶した段階では「NO」が示され、再取得された段階で「YES」が示される。
次に、実施例4の制御システムの処理について説明する。実施例4における関連付け処理及び間欠判定処理は、実施例1と同様であるので、実施例1を参照するものとし、その説明を省略する。
図17は、本願実施例4に係るキャッシュ制御装置1のキャッシュ管理処理の一例を示すフローチャートである。実施例4に係るキャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、以下の処理を実行する。
キャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、実施例1に係るキャッシュ管理処理のステップS201の処理を実行し、間欠接続タイプであると判定した場合に、ステップS202の処理を実行する。
制御部10は、キャッシュ管理部104により、ステップS202にて読み取った記憶期間が、既にキャッシュ部110に設定(記憶)されているか否かを判定する(S701)。
ステップS701において、記憶期間が設定されていないと判定した場合(S701:NO)、制御部10は、キャッシュ管理部104により、ステップS202にて読み取った記憶期間をキャッシュ部110に記憶させる(S702)。ステップS702の処理は、実施例1のキャッシュ管理処理におけるステップS203と同様の処理である。
記憶期間を記憶させた制御部10は、キャッシュ管理部104により、キャッシュ部110の再取得有無の項目のフラグを取得していないことを示す「NO」に設定し(S703)、処理を終了する。
ステップS701において、記憶期間が既に設定されていると判定した場合(S701:YES)、制御部10は、キャッシュ管理部104により、キャッシュ部110の再取得有無の項目のフラグを取得していることを示す「YES」に設定し(S704)、処理を終了する。このようにして実施例4に係るキャッシュ管理処理が実行される。
図18は、本願実施例4に係るキャッシュ制御装置1のキャッシュ削除処理の一例を示すフローチャートである。実施例4に係るキャッシュ制御装置1は、キャッシュ制御プログラムPRGを実行する制御部10の制御により、以下の処理を実行する。
制御部10は、キャッシュ管理部104により、キャッシュ部110を参照して、レコードの記憶期間が経過しているか否かを判定する(S801)。ステップS801の処理は、実施例1のキャッシュ削除処理におけるステップS301と同様の処理である。
ステップS801において、記憶期間が経過していると判定した場合(S801:YES)、制御部10は、キャッシュ部110の再取得有無の項目のフラグが「YES」か「NO」かを判定する(S802)。
ステップS802において、再取得有無が「YES」であると判定した場合(S802:YES)、制御部10は、当該レコードをキャッシュ部110から削除し(S803)、当該処理対象に対する処理を終了する。
ステップ802において、再取得有無が「NO」であると判定した場合(S802:NO)制御部10は、間欠性記憶部111に記憶されている、当該センサIDに対応する間欠接続の項目のフラグを「NO」に変更する(S804)。ステップS804は、キャッシュ部110に記憶後、次の検出データを取得することなく、記憶期間が経過したことから、間欠接続タイプではないか、接続可能な期間が終了したと判定し、フラグを変更する処理である。そしてステップS803へ進み、レコードを削除して処理を終了する。
ステップS801において、記憶期間が経過していないと判定した場合(S801:NO)、制御部10は、ステップS802以降の処理を実行せずに、当該処理対象に対する処理を終了する。このようにして実施例4に係るキャッシュ削除処理が実行される。
前記実施例2乃至4は、便宜上、実施例1に対する他の形態として説明したが、夫々適宜組み合わせて実施することも可能である。
なお、実施例1でも述べたように、本願は、減算タイマーを用いてキャッシュ管理を実現することも可能である。しかしながら管理の対象となる検出装置が増加すると、タイマリソースの消費が大きくなり、却って全体としてのパフォーマンスを低下させることになりかねない。そこで例えば実施例2にて示した処理を、管理の対象とする検出装置の個数にも適用し、キャッシュ部の空き容量、使用可能な減算タイマーの個数に基づいて、管理の対象とする検出装置の個数を決定し、減算タイマーの使用数を適正に管理する等の更なる形態に展開することも可能である。
前記実施例1乃至4では、温度を検出対象とする例を示したが、本発明はこれに限らず、外部の状況又は自らの状況等の様々な状況、状態を検出対象とすることが可能である。例えば、温度、湿度、重量、自らの位置等の様々な計量・計測対象、歩数等の計数対象、画像、映像、音声等の録音・撮影対象等が検出対象となる。
例えば、商品を運送する運転者の携帯電話を検出装置とし、携帯電話のGPS機能を用いて商品の位置を管理する物流管理に適用することも可能である。例えば、重要性、緊急性の高い商品については常時接続として、位置を逐次管理するようにし、重要性、緊急性の低い商品については、間欠接続として、定められた経路に沿っているか否かを多少の遅延を持って確認するようにするという運用形態に適用することができる。
また、例えば、充電池で駆動する検出装置を用いる場合に、充電量が所定値以上である場合には、常時接続としてリアルタイム性を重視し、所定値未満となると間欠接続に切り替えてセンシング時間の延長を重視するという運用形態に適用することも可能である。
また、センサ以外の装置から送信されるデータに対して本願を適用することも可能である。
前記実施例1乃至4は、本願の無数にある実施例の一部を例示したに過ぎず、各種ハードウェア及びソフトウェア等の構成は、目的、用途等に応じて適宜設計することが可能である。
以上の実施例に関し、更に以下の付記を開示する。
(付記1)
データ及び該データの送信元を識別する送信元IDを収集する収集部と、
前記送信元IDに対応付けて、少なくとも送信元あるいはデータのうちいずれかの属性を示す属性情報を記録する属性記録部から属性情報を取得する取得部と、
前記データの送信元が、データを送信可能な期間が間欠的である間欠送信元か否かを記憶する間欠性記憶部と、
該間欠性記憶部にて、前記データの送信元が間欠送信元であると記憶されている場合、送信可能な期間の送信間隔に基づいて設定される記憶期間の間、前記取得部が取得した属性情報を、送信元IDに対応付けて一時的に記憶するキャッシュ部と、
前記収集部が収集したデータを、該データの送信元を識別する送信元IDに基づいて前記キャッシュ部又は前記属性記録部から取得した属性情報と関連付ける関連付け部と
を備えるキャッシュ制御装置。
(付記2)
前記送信元から送信されるデータの取得間隔の履歴を、間隔の長さに基づいて2群に分ける分割部と、
間隔が短い群の長さの代表値に対する、長い群の代表値の比の値が、所定の閾値以上である場合、当該送信元は間欠送信元であると判定する間欠判定部と、
該間欠判定部の判定結果に基づいて間欠性記憶部の記憶内容を更新する間欠性更新部と
を更に備える付記1に記載のキャッシュ制御装置。
(付記3)
前記分割部、間欠判定部及び間欠性更新部は、所定間隔で処理を実行するようにしてある付記2に記載のキャッシュ制御装置。
(付記4)
前記閾値は動的に変更可能である付記2に記載のキャッシュ制御装置。
(付記5)
前記キャッシュ部の記憶状況を検出するキャッシュ検出部と、
該キャッシュ検出部が検出した記憶状況に応じて前記閾値を変更する閾値変更部と
を更に備える付記2に記載のキャッシュ制御装置。
(付記6)
前記分割部が分割するデータの取得間隔の履歴は、前記間隔が長い群の長さの集計値に基づいて設定された期間分の履歴を用いる付記2又は3に記載のキャッシュ制御装置。
(付記7)
前記間欠判定部は、前記キャッシュ部に属性情報を記憶してから、当該属性情報を取得することなく記憶期間が経過した当該属性情報に係る送信元を間欠送信元ではないと判定するようにしてある付記2乃至6のいずれかに記載のキャッシュ制御装置。
(付記8)
付記1乃至7のいずれかに記載のキャッシュ制御装置と、
該キャッシュ制御装置と通信可能な検出装置と、
該キャッシュ制御装置がアクセス可能な属性記録部と
を備え、
前記検出装置は、
外部の状況又は自らの状況を検出する検出部と、
検出により得られたデータを蓄積する蓄積部と、
前記キャッシュ制御装置と通信可能な期間に、前記蓄積部に蓄積したデータ及び自らを識別する送信元IDを送信する送信部と
を備えるキャッシュ制御システム。
(付記9)
キャッシュ制御装置に、
データ及び該データの送信元を識別する送信元IDを収集させ、
前記送信元IDに対応付けて、少なくとも送信元あるいはデータのうちいずれかの属性を示す属性情報を記録する属性記録部から属性情報を取得させ、
前記データの送信元が、データを送信可能な期間が間欠的である間欠送信元か否かを記憶する間欠性記憶部にて、前記データの送信元が間欠送信元であると記憶されている場合、送信可能な期間の送信間隔に基づいて設定される記憶期間の間、取得した属性情報を、送信元IDに対応付けて一時的に記憶するキャッシュ部に記憶させ、
収集したデータを、該データの送信元を識別する送信元IDに基づいて前記キャッシュ部又は前記属性記録部から取得した属性情報と関連付けさせる
キャッシュ制御方法。
(付記10)
コンピュータに、
データ及び該データの送信元を識別する送信元IDを収集させる手順と、
前記送信元IDに対応付けて、少なくとも送信元あるいはデータのうちいずれかの属性を示す属性情報を記録する属性記録部から属性情報を取得させる手順と、
前記データの送信元が、データを送信可能な期間が間欠的である間欠送信元か否かを記憶する間欠性記憶部にて、前記データの送信元が間欠送信元であると記憶されている場合、送信可能な期間の送信間隔に基づいて設定される記憶期間の間、取得した属性情報を、送信元IDに対応付けて一時的に記憶するキャッシュ部に記憶させる手順と、
収集したデータを、該データの送信元を識別する送信元IDに基づいて前記キャッシュ部又は前記属性記録部から取得した属性情報と関連付けさせる手順と
を実行させるようにしてあるキャッシュ制御プログラム。
1 キャッシュ制御装置
10 制御部
100 収集部
101 間欠判定部
102 分割部
103 間欠性更新部
104 キャッシュ管理部
105 取得部
106 関連付け部
107 キャッシュ検出部
108 閾値変更部
11 記憶部
110 キャッシュ部
111 間欠性記憶部
112 収集履歴記憶部
12 記録部
2 検出装置
20 制御部
21 検出部
22 蓄積部
23 記録部
24 送信部
3 データベース装置
30 制御部
31 記録部
310 属性記録部
32 通信部
4 アプリケーション装置
40 制御部
41 通信部

Claims (8)

  1. データ及び該データの送信元を識別する送信元IDを収集する収集部と、
    前記送信元IDに対応付けて、少なくとも送信元あるいはデータのうちいずれかの属性を示す属性情報を記録する属性記録部から属性情報を取得する取得部と、
    前記データの送信元が、データを送信可能な期間が間欠的である間欠送信元か否かを記憶する間欠性記憶部と、
    該間欠性記憶部にて、前記データの送信元が間欠送信元であると記憶されている場合、送信可能な期間の送信間隔の2倍に設定される記憶期間の間、前記取得部が取得した属性情報を、送信元IDに対応付けて一時的に記憶するキャッシュ部と、
    前記収集部が収集したデータを、該データの送信元を識別する送信元IDに基づいて前記キャッシュ部又は前記属性記録部から取得した属性情報と関連付ける関連付け部と
    を備えるキャッシュ制御装置。
  2. 前記送信元から送信されるデータの取得間隔の履歴を、間隔の長さに基づいて2群に分ける分割部と、
    間隔が短い群の長さの代表値に対する、長い群の代表値の比の値が、所定の閾値以上である場合、当該送信元は間欠送信元であると判定する間欠判定部と、
    該間欠判定部の判定結果に基づいて間欠性記憶部の記憶内容を更新する間欠性更新部と
    を更に備える請求項1に記載のキャッシュ制御装置。
  3. 前記キャッシュ部の記憶状況を検出するキャッシュ検出部と、
    該キャッシュ検出部が検出した記憶状況に応じて前記閾値を変更する閾値変更部と
    を更に備える請求項2に記載のキャッシュ制御装置。
  4. 前記分割部が分割するデータの取得間隔の履歴は、前記間隔が長い群の長さの集計値に基づいて設定された期間分の履歴を用いる請求項2又は3に記載のキャッシュ制御装置。
  5. 前記間欠判定部は、前記キャッシュ部に属性情報を記憶してから、当該属性情報を取得することなく記憶期間が経過した当該属性情報に係る送信元を間欠送信元ではないと判定するようにしてある請求項2乃至4のいずれかに記載のキャッシュ制御装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のキャッシュ制御装置と、
    該キャッシュ制御装置と通信可能な検出装置と、
    該キャッシュ制御装置がアクセス可能な属性記録部と
    を備え、
    前記検出装置は、
    外部の状況又は自らの状況を検出する検出部と、
    検出により得られたデータを蓄積する蓄積部と、
    前記キャッシュ制御装置と通信可能な期間に、前記蓄積部に蓄積したデータ及び自らを識別する送信元IDを送信する送信部と
    を備えるキャッシュ制御システム。
  7. キャッシュ制御装置に、
    データ及び該データの送信元を識別する送信元IDを収集させ、
    前記送信元IDに対応付けて、少なくとも送信元あるいはデータのうちいずれかの属性を示す属性情報を記録する属性記録部から属性情報を取得させ、
    前記データの送信元が、データを送信可能な期間が間欠的である間欠送信元か否かを記憶する間欠性記憶部にて、前記データの送信元が間欠送信元であると記憶されている場合、送信可能な期間の送信間隔の2倍に設定される記憶期間の間、取得した属性情報を、送信元IDに対応付けて一時的に記憶するキャッシュ部に記憶させ、
    収集したデータを、該データの送信元を識別する送信元IDに基づいて前記キャッシュ部又は前記属性記録部から取得した属性情報と関連付けさせる
    キャッシュ制御方法。
  8. コンピュータに、
    データ及び該データの送信元を識別する送信元IDを収集させる手順と、
    前記送信元IDに対応付けて、少なくとも送信元あるいはデータのうちいずれかの属性を示す属性情報を記録する属性記録部から属性情報を取得させる手順と、
    前記データの送信元が、データを送信可能な期間が間欠的である間欠送信元か否かを記憶する間欠性記憶部にて、前記データの送信元が間欠送信元であると記憶されている場合、送信可能な期間の送信間隔の2倍に設定される記憶期間の間、取得した属性情報を、送信元IDに対応付けて一時的に記憶するキャッシュ部に記憶させる手順と、
    収集したデータを、該データの送信元を識別する送信元IDに基づいて前記キャッシュ部又は前記属性記録部から取得した属性情報と関連付けさせる手順と
    を実行させるようにしてあるキャッシュ制御プログラム。
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