JP5747785B2 - 通知制御方法、情報処理装置及び通知制御プログラム - Google Patents
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Description
まず、本実施例に係るイベント通知システムのシステム構成について説明する。図1は、実施例1に係るイベント通知システムのシステム構成を示す図である。図1の例では、センサ30によって検知された温度変化をイベントとしてサービサ50へ通知し、サービサ50の支配下にある機器を制御する場合を想定する。
続いて、本実施例に係るイベント通知装置の機能的構成について説明する。図2は、実施例1に係るイベント通知装置の機能的構成を示すブロック図である。なお、イベント通知装置10は、図2に示す機能部以外にも既知の情報処理装置が有する各種の機能部、例えば各種の入力デバイスや音声出力デバイスなどの機能を有するものとする。
次に、本実施例に係るイベント通知装置の処理の流れについて説明する。図6は、実施例1に係る通知制御処理の手順を示すフローチャートである。この通知制御処理は、イベント通知装置10の電源がON状態である限り、繰り返し実行される処理である。
上述してきたように、本実施例に係るイベント通知装置10は、センサ30から得たセンサ値、前回通知時のセンサ値からの変化量、前回通知からの経過時間の組合せが同じ履歴にてサービス提供に関する処理が実行されたか否かによってサービサ50への通知を実行または保留する。このため、イベント通知装置10では、過去に同様の局面でサービサ50へイベントを通知して処理が実行されなかった場合にイベントの通知を保留できる。それゆえ、イベント通知装置10では、サービサ50からイベントに連携してサービスに関係する処理を実行する条件やその処理の実行状況が開示されておらずとも、サービサ50で処理が実行される可能性が低い局面ではイベントの通知を抑制できる。
例えば、上記の実施例1では、センサ値xと、センサ値の変化量Δx及び経過時間Δtとの組合せに一致するレコードが1つだけ存在する場合を想定したが、同一の組合せに関し、実行結果として「実行」が対応付けられたレコードと、実行結果として「不実行」が対応付けられたレコードとの両方が混在する場合も想定される。
また、図示した各装置の各構成要素は、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。例えば、通知登録部11、取得部13、算出部16、実行結果登録部17または通知制御部19をイベント通知装置の外部装置としてネットワーク経由で接続するようにしてもよい。また、通知登録部11、取得部13、算出部16、実行結果登録部17または通知制御部19を別の装置がそれぞれ有し、ネットワーク接続されて協働することで、上記のイベント通知装置の機能を実現するようにしてもよい。
また、上記の実施例で説明した各種の処理は、予め用意されたプログラムをパーソナルコンピュータやワークステーションなどのコンピュータで実行することによって実現することができる。そこで、以下では、図7を用いて、上記の実施例と同様の機能を有する通知制御プログラムを実行するコンピュータの一例について説明する。
3 センサネットワーク
5 ネットワーク
10 イベント通知装置
11 通知先登録部
12 通知先記憶部
13 取得部
14 センシング情報記憶部
15 通知履歴記憶部
16 算出部
17 実行結果登録部
18 実行結果記憶部
19 通知制御部
30 センサ
50 サービサ
Claims (6)
- コンピュータが、
センサによってセンシングされるセンサ値を取得し、
前記センサ値が取得された場合に、通知先の装置へ前回通知したセンサ値からの変化量及び前回通知からの経過時間を算出し、
取得されたセンサ値と算出された変化量及び経過時間との組合せに基づいて、前記通知先の装置へ通知したセンサ値と、前回通知したセンサ値からの変化量及び前回通知からの経過時間と、前記通知先の装置によって所定の処理が実行されたか否かを示す実行結果とを対応付けて記憶する実行結果記憶部を参照し、前記通知先の装置に通知を実行するか、あるいは通知を保留するかを制御する
各処理を実行することを特徴とする通知制御方法。 - 前記通知を制御する処理として、
取得されたセンサ値と算出された変化量及び経過時間との組合せに一致する組合せに対応付けられた実行結果が実行を示す場合、もしくは取得されたセンサ値と算出された変化量及び経過時間との組合せに一致する組合せが前記実行結果記憶部に存在しない場合に通知を実行し、
前記コンピュータが、
前記通知が実行された場合に、取得されたセンサ値と算出された変化量及び経過時間とに対応付けて、前記通知先の装置から取得された実行結果を前記実行結果記憶部に登録する処理をさらに実行することを特徴とする請求項1に記載の通知制御方法。 - 前記実行結果を登録する処理として、
前記通知が実行された通知時刻をさらに対応付けて前記実行結果記憶部に登録し、
前記通知を制御する処理として、
取得されたセンサ値と算出された変化量及び経過時間との組合せに一致する組合せが前記実行結果記憶部に複数存在する場合に、当該複数存在する組合せのうち最新の通知時刻に対応付けられた実行結果が実行または不実行を示すかによって前記通知先の装置に通知を実行するか、あるいは通知を保留するかを制御することを特徴とする請求項2に記載の通知制御方法。 - 前記実行結果記憶部は、前記センサ値と、前記前回通知したセンサ値からの変化量及び前記前回通知からの経過時間と、前記実行結果とを含むレコードに対する登録回数をさらに対応付けて記憶し、
前記実行結果を登録する処理として、
取得されたセンサ値と算出された変化量及び経過時間との組合せ及びその実行結果が同一であるレコードが前記実行結果記憶部に既に登録されている場合に、当該レコードに対する登録回数を更新し、
前記通知を制御する処理として、
取得されたセンサ値と算出された変化量及び経過時間との組合せに一致する組合せが前記実行結果記憶部に複数存在する場合に、当該複数存在する組合せのうちレコードに対する登録回数が最も多い組合せに対応付けられた実行結果が実行または不実行を示すかによって前記通知先の装置に通知を実行するか、あるいは通知を保留するかを制御することを特徴とする請求項2に記載の通知制御方法。 - 通知先の装置へ通知したセンサ値と、前回通知したセンサ値からの変化量及び前回通知からの経過時間と、前記通知先の装置によって所定の処理が実行されたか否かを示す実行結果とを対応付けて記憶する実行結果記憶部と、
センサによってセンシングされるセンサ値を取得する取得部と、
前記取得部によってセンサ値が取得された場合に、前記通知先の装置へ前回通知したセンサ値からの変化量及び前回通知からの経過時間を算出する算出部と、
前記取得部によって取得されたセンサ値と前記算出部によって算出された変化量及び経過時間との組合せに基づいて前記実行結果記憶部を参照し、前記通知先の装置に通知を実行するか、あるいは通知を保留するかを制御する通知制御部と
を有することを特徴とする情報処理装置。 - コンピュータに、
センサによってセンシングされるセンサ値を取得し、
前記センサ値が取得された場合に、通知先の装置へ前回通知したセンサ値からの変化量及び前回通知からの経過時間を算出し、
取得されたセンサ値と算出された変化量及び経過時間との組合せに基づいて、前記通知先の装置へ通知したセンサ値と、前回通知したセンサ値からの変化量及び前回通知からの経過時間と、前記通知先の装置によって所定の処理が実行されたか否かを示す実行結果とを対応付けて記憶する実行結果記憶部を参照し、前記通知先の装置に通知を実行するか、あるいは通知を保留するかを制御する
各処理を実行させることを特徴とする通知制御プログラム。
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