JP4806138B2 - エレベーター主索の引き止め装置 - Google Patents

エレベーター主索の引き止め装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、荷重検出装置が係合された引き止め具によって主索を固定部に吊持したエレベーター主索の引き止め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
図12及び図13は、従来のエレベーター主索の引き止め装置を概念的に示す図で、図12はエレベーターのかごが昇降路頂部に接近した状態を示す立面図、図13はエレベーターのかごが昇降路下部に下降した状態を示す図12相当図である。図において、1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1頂部に設けられた機械室床、3は機械室床2の上に設置された綱止め梁からなる固定部、4は昇降路1を昇降するエレベーターのかごである。
【0003】
5はかご4に枢着された吊り車、6は吊り車5に巻掛けられてかご4を吊持した主索、7は一端に主索6が連結されて固定部3に空隙を形成して挿通された引き止め具、8は圧縮コイルばねからなる弾性体で、両端にばね受け座9が配置されて引き止め具7の挿通端に嵌合されている。10は引き止め具7の挿通端側の先端に挿通された割りピン、11は引き止め具7にねじ込まれて割りピン10よりも弾性体8寄りに配置された引き止めナットである。
【0004】
従来のエレベーター主索の引き止め装置は上記のように構成され、かご4を吊持した主索6が引き止め具7に連結されて、引き止め具7は弾性体8を介して固定部3に保持される。そして、かご4が昇降路1頂部に接近した状態では引き止め具7が鉛直線に対して図12に示すように傾く。また、かご4が昇降路1下部に下降した状態では引き止め具7の鉛直線に対する傾きが図13に示すように減少する。
【0005】
また、図示が省略してあるが主索6に作用するかご4の負荷によって、弾性体8に生じる弾性変形に基づく引き止め具7の反主索6側の先端の上下方向変位によって作動する荷重検出装置が引き止め具7に係合されている。なお、荷重検出装置は後述する実施の形態において詳述する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来のエレベーター主索の引き止め装置では、昇降路1におけるかご4の上下方向位置によって引き止め具7の鉛直線に対する傾きが変化する。このため、かご4の負荷が同じであってもかご4の上下方向位置によって荷重検出装置の検出値に差異が生じる。このため、かご4の負荷に基づくエレベーターの制御に混乱が発生するという問題点があった。
【0007】
この発明は、かかる問題点を解消するためになされたものであり、昇降路におけるかごの上下方向位置に関わらず荷重検出装置が正常に機能するエレベーター主索の引き止め装置を得ることを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
この発明に係るエレベーター主索の引き止め装置においては、エレベーターの固定部に挿通した状態で並列に配置されて、それぞれの一端に主索が連結された引き止め具と、引き止め具のそれぞれの他端に装備された複数の支持体と、固定部と支持体のそれぞれとの間で引き止め具のそれぞれに嵌合した複数の弾性体と、主索の引き止め具寄りに配置されて主索をそれぞれ把持し、引き止め具のそれぞれの姿勢を固定部における並列間隔に対応した鉛直状態に保持する把持手段と、支持体に対して弾性体とは反対側に配置され、支持体のそれぞれに対して固定部における並列間隔に対応した鉛直方向の位置に複数の貫通穴を有した取付枠と、取付枠の複数の貫通穴それぞれ挿通した状態で取付枠側から支持体のそれぞれに接した複数の作動棒と、支持体と取付枠との間に設けられ、複数の作動棒のそれぞれと重なる位置に複数の貫通穴を有し、互いに隣接した複数本の作動棒が対応した支持体に接した状態を維持するように、複数の貫通穴のそれぞれで隣接した複数本の作動棒のそれぞれの中央部を保持した状態で、支持体側へ固定部における並列間隔に対応した鉛直方向の付勢力を受ける作動板と、主索のそれぞれに引き止め具とは反対側へ固定部における並列間隔に対応した鉛直方向の負荷がかかることにより、主索のそれぞれに対応した引き止め具のそれぞれに装備された支持体のそれぞれの変位に応じて弾性体のそれぞれに弾性変形が生じた際に、作動板への付勢力により作動棒のそれぞれが支持体のそれぞれに接触した状態で支持体のそれぞれの変位に追従したときに、作動棒のそれぞれとともに変位する作動板に接続された伝動索の動作を介して作動する検出器とが設けられる。
【0010】
また、この発明に係るエレベーター主索の引き止め装置においては、引き止め具に着脱自在に装備された支持が設けられる。
【0011】
また、この発明に係るエレベーター主索の引き止め装置においては、引き止め具を覆って配置されて、脚部が固定部において並列に配置された引き止め具における支持体の外側位置に着脱自在に締結された取付枠が設けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
図1〜図5は、この発明の実施の形態の一例を示す図で、図1は引き止め具箇所を概念的に示す立面図、図2は図1の平面図、図3は図1のA−A線断面図、図4は図1の引き止め具に対応した荷重検出装置の配置を概念的に示す図1相当図、図5は図4の平面図である。図において、1はエレベーターの昇降路、2は昇降路1頂部に設けられた機械室床、3は機械室床2の上に設置された綱止め梁からなる固定部である。
【0013】
6は複数本が並列に配置された主索で、図示が省略してあるが前述の図12と同様に吊り車5に巻掛けられてかご4を吊持する。7はそれぞれ一端に主索6が連結されて固定部3に空隙を形成して挿通された引き止め具、8は圧縮コイルばねからなる弾性体で、両端にばね受け座9が配置されて引き止め具7の挿通端に嵌合されている。10は引き止め具7の挿通端側の先端に挿通された割りピン、11は引き止め具7にねじ込まれて割りピン10よりも弾性体8寄りに配置された引き止めナットである。
【0014】
12は把持手段で、水平面における両側にそれぞれ主索6が配置された中間部材13、中間部材13の両側にそれぞれ配置されて主索6がそれぞれ嵌合される把持溝14が形成された把持板15及び把持板15に挿通されて中間部材13にねじ込まれたボルトからなり把持板15を中間部材13に締結する締結具16が設けられて主索6を把持し、引き止め具7のそれぞれの姿勢が固定部3における並列間隔に対応した鉛直状態になるように主索6を保持する。
【0015】
17は取付枠で、固定部3に設けられて並列に配置された複数本の引き止め具7の上側を覆って装備された上板18、上板18の四隅にそれぞれ設けられて下方に延長された上脚19、上端部が上脚19の下端部に重合されて下端部が固定部3において並列に配置された複数本の引き止め具7におけるばね受け座9の外側に締結具20によって締結された下脚21並びに上脚19と下脚21の重合部に設けられた上下方向の溝穴22に挿通されたボルト及びこのボルトにねじ込まれたナットからなる締結具23によって構成されている。
【0016】
24は荷重検出装置で、互いに隣接し水平面において三角形のそれぞれの隅部位置に配置された三本の引き止め具7に上方に対向した作動板25、作動板25に対応した三本の引き止め具7のそれぞれに対向して設けられて上板18及び作動板25に空隙を形成して挿通されて下端がばね受け座9に接して配置された作動棒26、作動棒26にねじ込まれて作動板25の下面に接して配置された位置決めナット27が設けられる。
【0017】
また、荷重検出装置24には、作動棒26の上端にねじ込まれた保持ナット28、作動棒26に嵌合されて上板18及び作動板25の間に配置された圧縮コイルばねからなる付勢体29、上板18の上面側に枢着されて一方の作動板25における三角形の重心位置に対応して配置された第一滑車30、上板18の上面側に枢着されて他方の作動板25における三角形の重心位置に対応して配置された第二滑車31が設けられる。
【0018】
さらに、荷重検出装置24には、検出スイッチ又は差動トランスからなり上板18の一側に装着された検出器32、検出器32の作動軸の先端に枢持された伝動滑車33、一端が一方の作動板25における三角形の重心位置に連結されて第一滑車30及び伝動滑車33に巻掛けられ次いで第二滑車31に巻掛けられて他端は他方の作動板25における三角形の重心位置に連結された伝動索34が設けられる。
【0019】
上記のように構成されたエレベーター主索の引き止め装置において、棒状をなす複数本の引き止め具7が並列に配置されて、それぞれの一端に主索6が連結されて固定部3に挿通され他端は弾性体8を介して固定部3に保持される。また、主索6の引き止め具7寄りに把持手段12が配置されて主索6をそれぞれ把持し、引き止め具7のそれぞれの姿勢を固定部3における並列間隔に対応した鉛直状態に保持する。
【0020】
また、荷重検出装置24の作動棒26下端が弾性体8のばね受け座9に接して配置されて、エレベーターのかごの負荷、すなわち主索7に作用する負荷により弾性体8に生じる弾性変形に基づく引き止め具7の他端側の上下変位が、作動板25に係合された三本の引き止め具7について平均化されて作動板25が上下方向に作動する。
【0021】
これによる両方の作動板25の上下方向に変位が、伝動索34及び伝動滑車33を介してさらに平均化され、検出器32の作動軸に伝達されて検出器32が動作する。そして、把持手段12によって引き止め具7が固定部3における並列間隔に対応した鉛直状態に保持されているので、引き止め具7の上下変位時に昇降路1における前述のかご4の上下方向位置によって、引き止め具7の鉛直線に対する傾きが変化しない。
【0022】
このため、かご4の上下方向位置によって荷重検出装置24の検出値に差異が生じる不具合を未然に防止することができ、昇降路1におけるかご4の上下方向位置に関わらず荷重検出装置24の正常な出力が得られる。これによって、かご4の負荷に基づく所定の方式によってエレベーターを制御でき運転を正常化することができる。
【0023】
また、荷重検出装置24の取付枠17の脚部が上脚19及び下脚21の両者によって構成されて上記両者が溝穴22を介して締結される。このため、固定部3に対する上板18の位置を上下方向に容易に調整することができ、固定部3からの弾性体8の突出寸法の差異に容易に対応することができる。これにより、荷重検出装置24の取付作業の能率を向上することができる。
【0024】
また、荷重検出装置24の取付枠17の脚部が、固定部3において並列に配置された複数本の引き止め具7におけるばね受け座9の外側に締結具20によって締結される。このため、既設エレベーターに対して引き止め具7、弾性体8を覆う形態に取付枠17を容易に取付けることができる。したがって、既設エレベーターに把持手段12を装備し、簡単な改修作業によって荷重検出装置24を追加装備することができ、既設エレベーターにおいても容易に図1〜図5の実施の形態における作用を得ることができる。
【0025】
実施の形態2.
図6は、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図4の要部拡大図に相当する図である。なお、図6の他は前述の図1〜図5の実施の形態と同様にエレベーター主索の引き止め装置が構成されている。図において、図1〜図5と同符号は相当部分を示し、35は支持金具で、引き止め具7の上端部に嵌合されて二つの引き止めナット11の間に配置されて締結され、荷重検出装置24の作動棒26の下端を支持する。
【0026】
上記のように構成されたエレベーター主索の引き止め装置においても、把持手段12により主索6を把持して引き止め具7のそれぞれが鉛直状態に保持され、また荷重検出装置24によってかご4の負荷が検出される。したがって、詳細な説明を省略するが図6の実施の形態においても図1〜図5の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0027】
また、図6の実施の形態において、既設エレベーターの上側の引き止めナット11を外すことによって支持金具35を容易に追加することができる。このため、既設エレベーターに対して簡単な改修作業によって把持手段12及び荷重検出装置24を追加装備することができ、容易に図1〜図5の実施の形態における作用を得ることができる。
【0028】
実施の形態3.
図7及び図8も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図7は前述の図6の要部に相当する図、図8は図7の支持金具の斜視図である。なお、図7及び図8の他は前述の図1〜図5の実施の形態と同様にエレベーター主索の引き止め装置が構成されている。図において、図1〜図5と同符号は相当部分を示し、36は支持金具で、支持板37及び支持板37の裏面に溶接されたナット38によって構成され、ナット38が引き止め具7の上端部にねじ込まれて割りピン10と引き止めナット11の間に配置され、支持板37により荷重検出装置24の作動棒26の下端を支持する。
【0029】
上記のように構成されたエレベーター主索の引き止め装置においても、把持手段12により主索6を把持して引き止め具7のそれぞれが鉛直状態に保持され、また荷重検出装置24によってかご4の負荷が検出される。また、支持金具36を既設エレベーターの引き止め具7に容易に追加することができる。したがって、詳細な説明を省略するが図7及び図8の実施の形態においても図6の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0030】
実施の形態4.
図9も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、前述の図7相当図である。なお、図9の他は前述の図1〜図5の実施の形態と同様にエレベーター主索の引き止め装置が構成されている。図において、図1〜図5と同符号は相当部分を示し、39は支持金具で、前述の支持金具36とほぼ同様に構成され、引き止め具7の上端にねじ部分がねじ込まれて、荷重検出装置24の作動棒26の下端を支持する。
【0031】
上記のように構成されたエレベーター主索の引き止め装置においても、把持手段12により主索6を把持して引き止め具7のそれぞれが鉛直状態に保持され、また荷重検出装置24によってかご4の負荷が検出される。また、支持金具39を既設エレベーターの引き止め具7に容易に追加することができる。したがって、詳細な説明を省略するが図9の実施の形態においても図6の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0032】
実施の形態5.
図10及び図11も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図で、図10は前述の図7相当図、図11は図10の継ぎ手の拡大斜視図である。なお、図10及び図11の他は前述の図1〜図5の実施の形態と同様にエレベーター主索の引き止め装置が構成されている。
【0033】
図において、図1〜図5と同符号は相当部分を示し、40は雌ねじが設けられて一側が引き止め具7の上端にねじ込まれた継ぎ手で、割りピン10が挿通される貫通孔41が設けられている。42は支持金具で、下側のねじ部分が継ぎ手40にねじ込まれて荷重検出装置24の作動棒26の下端を支持する。
【0034】
上記のように構成されたエレベーター主索の引き止め装置においても、把持手段12により主索6を把持して引き止め具7のそれぞれが鉛直状態に保持され、また荷重検出装置24によってかご4の負荷が検出される。また、支持金具42を継ぎ手40を介して既設エレベーターの引き止め具7に容易に追加することができる。したがって、詳細な説明を省略するが図10及び図11の実施の形態においても図6の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0035】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように、エレベーターの固定部に挿通した状態で並列に配置されて、それぞれの一端に主索が連結された引き止め具と、引き止め具のそれぞれの他端に装備された複数の支持体と、固定部と支持体のそれぞれとの間で引き止め具のそれぞれに嵌合した複数の弾性体と、主索の引き止め具寄りに配置されて主索をそれぞれ把持し、引き止め具のそれぞれの姿勢を固定部における並列間隔に対応した鉛直状態に保持する把持手段と、支持体に対して弾性体とは反対側に配置され、支持体のそれぞれに対して固定部における並列間隔に対応した鉛直方向の位置に複数の貫通穴を有した取付枠と、取付枠の複数の貫通穴それぞれ挿通した状態で取付枠側から支持体のそれぞれに接した複数の作動棒と、支持体と取付枠との間に設けられ、複数の作動棒のそれぞれと重なる位置に複数の貫通穴を有し、互いに隣接した複数本の作動棒が対応した支持体に接した状態を維持するように、複数の貫通穴のそれぞれで隣接した複数本の作動棒のそれぞれの中央部を保持した状態で、支持体側へ固定部における並列間隔に対応した鉛直方向の付勢力を受ける作動板と、主索のそれぞれに引き止め具とは反対側へ固定部における並列間隔に対応した鉛直方向の負荷がかかることにより、主索のそれぞれに対応した引き止め具のそれぞれに装備された支持体のそれぞれの変位に応じて弾性体のそれぞれに弾性変形が生じた際に、作動板への付勢力により作動棒のそれぞれが支持体のそれぞれに接触した状態で支持体のそれぞれの変位に追従したときに、作動棒のそれぞれとともに変位する作動板に接続された伝動索の動作を介して作動する検出器とを設けたものである。
【0038】
これによって、主索が引き止め具近くにおいて把持手段により把持されて、引き止め具のそれぞれの姿勢を固定部における並列間隔に対応した鉛直状態に保持する。このため、エレベーターのかごの負荷により弾性体に生じる弾性変形に基づく引き止め具の上下変位が、かごの昇降路における上下方向位置によって差異が生じることなく、作動棒、作動板を有する荷重検出装置によって検出される。したがって、かごの負荷に基づく所定の方式によってエレベーターを制御でき運転を正常化する効果がある。
【0039】
また、この発明は以上説明したように、引き止め具に着脱自在に装備された支持を設けたものである。
【0040】
これによって、主索が引き止め具近くにおいて把持手段により把持されて、引き止め具のそれぞれの姿勢を固定部における並列間隔に対応した鉛直状態に保持する。このため、エレベーターのかごの負荷により弾性体に生じる弾性変形に基づく引き止め具の上下変位が、かごの昇降路における上下方向位置によって差異を生じることなく荷重検出装置によって検出される。したがって、かごの負荷に基づく所定の方式によってエレベーターを制御できて運転を正常化する効果がある。また、荷重検出装置の作動棒を支持した支持が引き止め具に着脱自在に装備されるので、既設エレベーターに荷重検出装置を追加する工事を容易化する効果がある。
【0041】
また、この発明は以上説明したように、引き止め具を覆って配置されて、脚部が固定部において並列に配置された引き止め具における支持体の外側位置に着脱自在に締結された取付枠を設けたものである。
【0042】
これによって、主索が引き止め具近くにおいて把持手段により把持されて、引き止め具のそれぞれの姿勢を固定部における並列間隔に対応した鉛直状態に保持する。このため、エレベーターのかごの負荷により弾性体に生じる弾性変形に基づく引き止め具の上下変位が、かごの昇降路における上下方向位置によって差異を生じることなく荷重検出装置によって検出される。したがって、かごの負荷に基づく所定の方式によってエレベーターを制御できて運転を正常化する効果がある。また、荷重検出装置の取付枠の脚部が、固定部において支持体等の外側に着脱自在に締結されるので、既設エレベーターに対して荷重検出装置を追加する工事を容易化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、引き止め具箇所を概念的に示す立面図。
【図2】 図1の平面図。
【図3】 図1のA−A線断面図。
【図4】 図1の引き止め具に対応した荷重検出装置の配置を概念的に示す図1相当図。
【図5】 図4の平面図。
【図6】 この発明の実施の形態2を示す図で、前述の図4の要部拡大図に相当する図。
【図7】 この発明の実施の形態3を示す図で、前述の図6の要部拡大図に相当する図。
【図8】 図7の支持金具の斜視図。
【図9】 この発明の実施の形態4を示す図で、前述の図7相当図。
【図10】 この発明の実施の形態5を示す図で、前述の図7相当図。
【図11】 図10の継ぎ手の拡大斜視図。
【図12】 従来のエレベーター主索の引き止め装置を概念的に示す図で、エレベーターのかごが昇降路頂部に接近した状態を示す立面図。
【図13】 エレベーターのかごが昇降路下部に下降した状態を示す図12相当図。
【符号の説明】
3 固定部、 6 主索、 7 引き止め具、 8 弾性体、 9 ばね受け座、 12 把持手段、 17 取付枠、 24 荷重検出装置、 25 作動板、 26 作動棒、 32 検出器、 34 伝動索、 35 支持金具、 36 支持金具、 39 支持金具、 42 支持金具。

Claims (3)

  1. エレベーターの固定部に挿通した状態で並列に配置されて、それぞれの一端に主索が連結された複数の引き止め具と、
    上記引き止め具のそれぞれの他端に装備された複数の支持体と、
    上記固定部と上記支持体のそれぞれとの間で上記引き止め具のそれぞれに嵌合した複数の弾性体と、
    上記主索の上記引き止め具寄りに配置されて上記主索のそれぞれを把持し、上記引き止め具のそれぞれの姿勢を上記固定部における並列間隔に対応した鉛直状態に保持する把持手段と、
    上記支持体に対して上記弾性体とは反対側に配置され、上記支持体のそれぞれに対して上記固定部における並列間隔に対応した鉛直方向の位置に複数の貫通穴を有した取付枠と、
    上記取付枠の複数の貫通穴それぞれ挿通した状態で上記取付枠側から上記支持体のそれぞれに接した複数の作動棒と、
    上記支持体と上記取付枠との間に設けられ、上記複数の作動棒のそれぞれと重なる位置に複数の貫通穴を有し、互いに隣接した複数本の上記作動棒が対応した上記支持体に接した状態を維持するように、複数の貫通穴のそれぞれで隣接した複数本の上記作動棒のそれぞれの中央部を保持した状態で、上記支持体側へ上記固定部における並列間隔に対応した鉛直方向の付勢力を受ける作動板と、
    上記主索のそれぞれに上記引き止め具とは反対側へ上記固定部における並列間隔に対応した鉛直方向の負荷がかかることにより、上記主索のそれぞれに対応した上記引き止め具のそれぞれに装備された上記支持体のそれぞれの変位に応じて上記弾性体のそれぞれに弾性変形が生じた際に、上記作動板への付勢力により上記作動棒のそれぞれが上記支持体のそれぞれに接触した状態で上記支持体のそれぞれの変位に追従したときに、上記作動棒のそれぞれとともに変位する上記作動板に接続された伝動索の動作を介して作動する検出器と
    を備えたエレベーター主索の引き止め装置。
  2. 上記支持体は、上記引き止め具に着脱自在に装備されたことを特徴とする請求項1記載のエレベーター主索の引き止め装置。
  3. 上記取付枠を、上記引き止め具を覆って配置されて、脚部が上記固定部において並列に配置された上記引き止め具における上記支持体の外側位置に着脱自在に締結されたものとしたことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエレベーター主索の引き止め装置。
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