JP4806067B2 - 移動体通信システム - Google Patents

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Description

本発明は、移動体通信に関し、特に、携帯電話機等の移動通信端末へ発信者に関する情報を通知するシステムに関する。
従来、多くの携帯電話機は、電話着信すると発信者番号や着信時刻等を記録して表示する着信履歴管理機能を有する。これにより、携帯電話機のユーザは、電話着信時に電話に出ることができなくても、表示された発信者番号等を参照して、電話着信があったことを知り、後に発信者に対して電話をかけることができる。
しかし、携帯電話機が、電源オフ状態である場合や、無線基地局との通信可能エリアの外に、即ちいわゆる圏外に、所在する場合には、その携帯電話機は上述の発信者番号等を受信することができない。
この問題を解決するものとして、従来、留守番電話サービスが提供されている(特許文献1参照)。留守番電話サービスでは、サービスセンタにおいて、携帯電話機が電源オフや圏外といった通信不可能状態の場合に、その携帯電話機に対して発信があったことや発信者からの音声メッセージ等を記録し、携帯電話機のユーザからサービスセンタに再生要求の電話があれば、その音声メッセージを再生するとともに、発信者番号を音声で伝える。
特開平9−200844号公報
しかしながら、従来の留守番電話サービスによれば、発信者番号等を音声で伝えられるので、その発信者に対して電話をかけるためには、その音声で伝えられた番号を1つずつテンキー押下により入力する必要があり、この操作は煩わしい。
そこで、本発明はかかる問題に鑑みてなされたものであり、電話通信機能を有する携帯情報機器(PDA:Personal Digital Assistant)や携帯電話機等の携帯通信端末の通信不能時に、その携帯通信端末に対してある発信者から電話がかけられた場合に、その後、その携帯通信端末のユーザが簡単な操作でその発信者に対して電話をかけられるようにするための移動体通信システムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る移動体通信システムは、基地局システムと携帯通信端末とを備える移動体通信システムであって、前記基地局システムは、電話端末から発呼があった際に発呼先である携帯通信端末が通信不能状態であることを検知した場合に、当該電話端末から送られた発信者番号を保持する保持手段と、前記電話端末から送られて保持している発信者番号を、前記携帯通信端末が通信可能状態である場合に当該携帯通信端末に送信する送信手段を有し、前記携帯通信端末は、電話着信履歴用メモリ領域と、電話着信の際に送られてくる発信者番号を電話着信履歴用メモリ領域に記録する第1記録手段と、前記基地局システムから送られた発信者番号を受信すると前記電話着信履歴用メモリ領域に記録する第2記録手段と、前記電話着信履歴用メモリ領域に記録されている発信者番号を表示する履歴表示手段と、前記電話着信履歴用メモリ領域に記録されている発信者番号のうちいずれか1つを指定するユーザ操作を受けると、指定された発信者番号を用いて発呼する発呼手段とを有することを特徴とする。なお、基地局システムは、1以上の基地局と携帯通信端末を管理する管理サーバを含んで構成される。
本発明に係る移動体通信システムは、上述の構成を備えることにより、通信不能時に発信を受けた場合においても発信者番号が、通信可能時に電話着信をした場合と同一の電話着信履歴用メモリ領域に記録され、履歴表示や発呼が同様に扱われるため、ユーザは通信不能時に発信を受けた場合において特殊な操作をすることなく、通常の電話着信を受けた際の操作と同様の操作で、容易に発信元の電話機に対して電話をかけることができるようになる。一般に携帯電話機では、履歴表示から発呼までは、ユーザが頻繁に利用するため、簡単な操作手順で実行できるようになっており、通信不能時に発信を受けた場合の履歴情報も同様の操作手順で実行できるようにすることはユーザの操作性を向上させることになる。
また、前記基地局システムは更に、電話端末から呼び出された携帯通信端末が通信不能状態から通信可能状態に変化したことを検知する検知手段とを有し、前記送信手段は、前記携帯通信端末が通信可能状態に変化したことが前記検知手段により検知された場合に、前記送信を行うこととしてもよい。
これにより、携帯通信端末が、通信不能状態であるときに電話発信を受けていたときにおいて、その後その携帯通信端末が通信可能状態になると、携帯通信端末は発信者番号を得て、携帯通信端末のユーザはその発信者番号を知ることができるようになる。
また、前記送信手段は、電話着信でなく通信不能状態のときに発信を受けた旨を示す所定識別子と、発信者番号とをともに送信し、前記第2記録手段は、発信者番号を前記所定識別子とともに受信した場合に前記基地局システムから送られて受信したものとして当該発信者番号を前記電話着信履歴用メモリ領域に記録し、前記携帯通信端末は、電話着信の際には音又は振動により電話着信をユーザに報知し、通信不能状態のときに発信を受けた旨を示す前記所定識別子を受信した際には音及び振動の発生を抑止する報知手段を有することとしてもよい。
これにより、携帯通信端末は、通常の電話着信と、通信不能時に呼び出された場合に発信者番号が伝達されるための着信とを識別し、通常の電話着信の場合にのみユーザへの音又は振動による報知を行うので、ユーザの混乱を防止することができるようになる。
また、前記保持手段は、電話端末からの発信者番号とともに、電話端末から発呼があった日時を保持し、前記送信手段は、保持している前記発信者番号とともに前記日時を、前記携帯通信端末に送信し、前記第1記録手段は、着信の際に送られてくる前記発信者番号と対応付けて当該着信があった日時を、前記着信履歴用メモリ領域に記録し、前記第2記録手段は、前記基地局システムから送られた発信者番号とともに日時を受信すると、発信者番号と当該日時とを対応付けて前記電話着信履歴用メモリ領域に記録し、前記履歴表示手段は更に、前記電話着信履歴用メモリ領域に記録されている日時を表示することとしてもよい。
これにより、携帯通信端末のユーザは、携帯通信端末が通信不能状態であった際に電話発信を受けていた場合に、その後、いつその発信があったかを知ることができるようになる。
また、前記保持手段は更に、電話端末から発呼があった際に発呼先である携帯通信端末が通信不能状態であることを検知した場合に、当該電話端末から送られた文字メッセージを保持し、前記送信手段は、保持している前記発信者番号とともに前記文字メッセージを、前記携帯通信端末に送信し、前記携帯通信端末は更に、前記基地局システムから送られた文字メッセージを受信すると、メモリ領域に記録する第3記録手段と、前記履歴表示手段により発信者番号が表示されている間に所定のユーザ操作を受けると、当該発信者番号とともに受信された後にメモリ領域に記録されている文字メッセージを表示する文字メッセージ表示手段とを有することとしてもよい。
これにより、携帯通信端末のユーザは、携帯通信端末が通信不能状態であった際に発信を受けていた場合に、その発信者が文字メッセージを残していれば、その文字メッセージを知ることができるようになる。
また、本発明に係る移動通信端末は、電話機能を有する移動通信端末であって、電話着信履歴用メモリ領域と、電話着信の際に送られてくる発信者番号を電話着信履歴用メモリ領域に記録する第1記録手段と、所定識別子とともに送られてくる発信者番号を受信すると前記電話着信履歴用メモリ領域に記録する第2記録手段と、前記電話着信履歴用メモリ領域に記録されている発信者番号を表示する表示手段と、前記電話着信履歴用メモリ領域に記録されている発信者番号のうちいずれか1つを指定するユーザ操作を受けると、指定された発信者番号を用いて発呼する発呼手段とを備えることを特徴とする。
これにより、移動通信端末は、通信不能時において保存されていてその後に無線基地局から所定識別子とともに送られた発信者番号を、通常の電話着信時に取得する発信者番号と同様に、管理することができ、ユーザは、いずれの発信者番号を用いた発呼も同様の操作で行うことができるようになる。従って、例えば、通信不能時において保存されていた発信者番号を、ユーザが特定の電話番号の留守番電話サービスのサーバに電話をかけて音声メッセージによって知って、その聞き取った発信者番号を移動通信端末に入力して漸く、その発信元に対して電話をかけることができる従来の技術を用いた場合と比べて、この移動通信端末によれば、ユーザは容易に発信元に電話をかけることができる。
本発明の実施形態に係る移動体通信システムの概略構成図である。 携帯電話機の機能ブロック図である。 発信情報格納部に格納される発信情報のデータ構成及び内容例を示す図である。 携帯電話機のメモリに蓄積される電話着信履歴情報及び文字メッセージのデータ構成及び内容例を示す図である。 管理サーバの発信受付に関する動作を示すフローチャートである。 管理サーバによる発信受付処理を示すフローチャートである。 発信側の携帯電話機と基地局との通信シーケンスを示す図である。 文字メッセージの伝送を行う発信側の携帯電話機と基地局との通信シーケンスを示す図である。 管理サーバ60による発信者番号伝達処理を示すフローチャートである。 基地局から、管理サーバより送られた発信情報を携帯電話機に伝達する際の通信シーケンスを示す図である。 携帯電話機における着呼処理を示すフローチャートである。 携帯電話機における電話着信履歴表示処理を示すフローチャートである。 電話着信履歴の表示に係るLCD画面例を示す図である。
以下、本発明の一実施形態である移動体通信システムについて図面を用いて説明する。
<構成>
図1は、本発明の実施形態に係る移動体通信システムの概略構成図である。
移動体通信システム1は、同図に示すように、発信者側の携帯電話機10と、基地局20と、電話網30と、基地局40と、着信者側の携帯電話機50と、管理サーバ60と、発信情報格納部70とを備える。
ここで、基地局20及び基地局40は、携帯電話機との間で無線通信を行う無線基地局である。
また、管理サーバ60は、携帯電話機がどの基地局の通信可能範囲に所在するかという情報を、携帯電話機から位置登録を受けた基地局より収集して管理する装置であり、また、発信側の電話機から呼び出された相手(以下、「発信先」という。)の携帯電話機が、通信不能状態であることを検知したなら、発信側にその旨を通知するとともに発信者番号やその発信を受けた時刻等の発信情報を、記録媒体である発信情報格納部70に格納し、発信先の携帯電話機が通信可能状態になった後に、その発信情報を発信先の携帯電話機に伝達する機能を有する。
なお、通信不能状態とは、携帯電話機の電源がオフにされている状態、又はいずれの基地局の通信可能範囲にも所在しない、いわゆる圏外の状態をいう。
図2は、携帯電話機50の機能ブロック図である。
同図に示すように、携帯電話機50は、マイク501、レシーバ502、スピーカ503、着信バイブレータ504、キー505、液晶ディスプレイ(LCD)506、変調部510、復調部520、高周波部530、アンテナ531及び制御部540を備え、従来の携帯電話機に、通信不能状態中に呼び出されていた場合においても発信者番号等の発信情報を従来の電話着信履歴と同様に管理する機能を、追加したものである。
ここで、高周波部530、変調部510及び復調部520は、1/4πシフトQPSKによる変復調とTDMA(時分割多重)/TDD(時分割双方向送受信)による多重化及び通信制御を行う送受信部である。
また、制御部540は、携帯電話機の各部を制御するものであり、ハードウェアとしてはメモリ及びCPUを含んで構成され、機能面については、従来の携帯電話機においてCPUで実現される電話着信履歴の表示機能や発呼機能等の一般的な機能以外な新たな機能を実現するために、電話着信履歴格納部541、文字メッセージ格納部542、表示制御部543及び発呼部544という特徴的な機能部を有する。
電話着信履歴格納部541は、電話着信があった場合にその着信日時及び発信者番号といったいわゆる履歴情報を蓄積するための、不揮発性メモリ中の一領域である。ここでいう電話着信にはメールの着信は含まない。なお、この電話着信履歴格納部541は、通信不能状態である携帯電話機50を発信先として電話をかけた者がある場合に、その者の電話番号つまり発信者番号やその電話をかけた日時を、後に管理サーバ60から基地局40を経由して取得して格納するための場所としても用いられる。
文字メッセージ格納部542は、管理サーバ60から基地局40を経由して取得した文字メッセージを記録するための、不揮発性メモリ中の一領域である。
なお、この文字メッセージは、通信不能状態である携帯電話機50を発信先として電話をかけた者が管理サーバ60に文字メッセージを伝達した場合において、その後に携帯電話機50が通信可能状態になったときに管理サーバ60から基地局40を経由して取得するものである。
表示制御部543は、いわゆるテンキー等を含むキー505を介してユーザから電話着信履歴の表示指示を受けた場合に、電話着信履歴格納部541に格納されている発信者番号等の履歴情報をLCD506に表示する機能を有し、特定のユーザ操作を受けた場合に、文字メッセージ格納部542に格納されている文字メッセージをLCD506に表示する機能をも有する。
また、発呼部544は、ユーザからキー505を介して入力された電話番号を発信先として発呼する機能を有し、更に、表示制御部543によって発信者番号が表示されている状態で、ユーザからキー505を介して発呼指示を受けると、その際に表示されておりユーザに選択されている発信者番号を、宛先として発呼する機能をも有する。
<データ>
以下、移動体通信システム1において取り扱われる重要なデータについて説明する。
図3は、発信情報格納部70に格納される発信情報のデータ構成及び内容例を示す図である。
発信情報710は、発呼があった際に発信先とされた携帯電話機が通信不能状態である場合において、管理サーバ60によって発信情報格納部70に記録される情報であり、同図に示すように、発信情報710は、発信先番号711、発信者番号712、日時713及び文字メッセージ714を含んで構成される。
ここで、発信先番号711は、発信先とされ通信不能状態であった携帯電話機の電話番号を示し、発信者番号712は、発信元の電話機の電話番号を示し、日時713は、発信がなされた日時を示す。
また、文字メッセージ714は、発信者が文字メッセージを管理サーバ60に伝達した場合においてはその文字メッセージを構成する文字列を示し、他の場合には、文字列が存在しない旨を示す。
なお、管理サーバ60は、発信者が非通知に設定していた場合には、発信者番号を取得することができないが、ここでは、そのような設定がなされていないものとして説明する。
図4は、携帯電話機50のメモリに蓄積される電話着信履歴情報及び文字メッセージのデータ構成及び内容例を示す図である。
電話着信履歴情報720は、項番721、発信者番号722、日時723及び文字メッセージアドレス724を含んで構成される。
項番721は、レコード1件毎に異なるように定めた番号であり、例えば、日時723が古い日時であるレコードほど大きい番号となるように随時更新するものである。
発信者番号722は、管理サーバ60から伝達された発信者番号、又は携帯電話機50が通信可能で実際に電話着信があった際における発信元の電話機の番号を示す。
日時723は、管理サーバ60から伝達された日時、又は携帯電話機50が通信可能で実際に電話着信があった際における着信日時を示す。
文字メッセージアドレス724は、管理サーバ60から文字メッセージが伝達された場合にはその文字メッセージを格納したメモリ領域のアドレスを示し、他の場合にはnull値により文字メッセージが無い旨を示す。
<動作>
以下、上述の構成を備え、上述のデータを取り扱う移動体通信システム1の動作について説明する。
図5は、管理サーバ60の発信受付に関する動作を示すフローチャートである。
携帯電話機10から携帯電話機50を呼び出すべき相手として発信がなされた場合に、基地局20は電話網を介して管理サーバ60にその発信の旨を伝達する。
これを受けて管理サーバ60は、発信があったと判断し(ステップS11)、発信者番号等の取得のための受信受付処理を行い(ステップS12)、発信者番号等を携帯電話機50に伝達するための発信者番号伝達処理を行う(ステップS13)。
図6は、管理サーバ60による発信受付処理を示すフローチャートである。
管理サーバ60は、携帯電話機10から送信された発信者番号と発信先番号とを基地局20を介して取得し(ステップS21)、現在日時を計時して取得し(ステップS22)、
位置登録を受けた基地局より収集している情報に基づいて、携帯電話機が通信可能範囲に所在しているであろう基地局を制御して発信先である携帯電話機を呼び出す(ステップS23)。
ステップS23により呼び出した携帯電話機が通信可能状態であり、呼び出しに成功した場合には(ステップS24)、管理サーバ60は、発信元の携帯電話機と発信先の携帯電話機を通信させる(ステップS25)。
一方、ステップS23により呼び出した携帯電話機が通信不能状態であり、呼び出せなかった場合には(ステップS24)、管理サーバ60は、ステップS21及びステップS22で取得していた発信先番号、発信者番号及び現在日時とを対応付けて発信情報として発信情報格納部70に記録する(ステップS26)。
ステップS26に続いて、管理サーバ60は、発信元の携帯電話機に対して、基地局を介して、圏外又は電源オフにより呼び出しができない旨及び必要があれば文字メッセージを伝送できる旨の音声ガイダンスを送り、もし発信元の携帯電話機から文字メッセージが伝送された場合には(ステップS27)、その文字メッセージをも発信者番号等と対応付けるよう発信情報格納部70に記録し(ステップS28)、発信受付処理を終える。また、発信元の携帯電話機から文字メッセージが伝送されなかった場合には(ステップS27)、管理サーバ60は、ステップS28をスキップして、発信受付処理を終える。
図7及び図8は、発信側の携帯電話機10と基地局20との通信シーケンスを示す図であり、図7は、発信側の携帯電話機10が文字メッセージを伝送しない例を示し、図8は、携帯電話機10が文字メッセージを伝送する例を示す。
携帯電話機10のユーザは、音声ガイダンスに従い携帯電話機10のキーを操作することで文字メッセージを入力し、携帯電話機10はその文字メッセージをユーザ間情報通知サービス機能によりUUI(User User Information)として基地局20を介して管理サーバ60に伝送する。
図9は、管理サーバ60による発信者番号伝達処理を示すフローチャートである。
管理サーバ60は、発信情報格納部70中の発信情報710を参照し、記録されている発信者番号等からなるレコードは1件以上あるかを判定し(ステップS31)、1件以上ある場合には、未着目の1件のレコードつまり未だ着目していない1件のレコードに、着目し(ステップS32)、着目したレコード中の発信先番号の携帯電話機と現在通信可能であるか即ちその携帯電話機が通信不能状態でないかを判定し(ステップS33)、通信可能であれば、その携帯電話機に、着目したレコード中の発信者番号と、日時と、もし文字メッセージがあればその文字メッセージとを、送信するよう基地局を制御する(ステップS34)。
ステップS33及びステップS34は、例えば一度通信不能状態となった携帯電話機から新たに位置登録がなされたことにより通信可能と判定し、つまり通信可能状態になっていることを検出し、その携帯電話機に発信者番号等を送ることによりなされる。
ステップS34に続いて、管理サーバ60は、発信者番号を含む1件のレコードを発信情報格納部70から削除し(ステップS35)、未着目の発信者番号等を含む未着目のレコードがまだ存在すればステップS32に戻って、存在しなければ発信者番号伝達処理を終える(ステップS36)。
図10は、基地局から、管理サーバより送られた発信情報を携帯電話機に伝達する際の通信シーケンスを示す図である。
この通信シーケンスは、図9におけるステップS34に対応し、管理サーバから電話網を介して発信者番号と、日時と、もしある場合には文字メッセージとを受信した基地局が通信可能状態になった携帯電話機50にこれらを伝達するためになされる。
この通信シーケンスは、図10に示すように、通常の電話呼び出しを行うための通信シーケンスと同様に、基地局は着呼の通知をし、携帯電話機がリンクチャネル確立要求をし、基地局はこれに応じてリンクチャネル割当をし、携帯電話機から着呼応答があった際に基地局は呼設定を行う。但し、この呼設定においては、一般に用いられる呼設定情報610のうちの発サブアドレスフィールド611に、ユーザ特有の情報である旨の識別子と、通信不能時の発信者番号等の情報(以下、「通信不能時被呼情報」という。)の伝送であることを示す所定の識別子と、発信者番号と、日時と、文字メッセージの有無を示す情報とを格納し、文字メッセージがある場合には呼設定情報にUUIフィールド612を設けて文字メッセージを構成する文字列を格納して、基地局は携帯電話機に伝送する。
図11は、携帯電話機50における着呼処理を示すフローチャートである。
携帯電話機50は、基地局から呼び出しを受けて着呼した場合に、図11に示す着呼処理を行う。
着呼した携帯電話機50は、制御部540により、呼設定情報を参照し、通信不能時被呼情報を受信したか否かを判定し(ステップS41)、通信不能時被呼情報を受信していない場合即ち通常の電話着信の場合には、発信者番号を取得し、現在の時刻を取得し、これらを対応付けて電話着信履歴格納部に格納し(ステップS42)、スピーカ503又は着信バイブレータ504を制御して、音又は振動により着呼をユーザに報知し(ステップS43)、従来の携帯電話機が着呼した場合と同様の処理を行う。
また、携帯電話機50は、ステップS41において通信不能時被呼情報を受信していると判定した場合には、通信不能時被呼情報中の発信者番号と日時とを対応付けて電話着信履歴格納部に格納し(ステップS44)、通信不能時被呼情報中の文字メッセージの有無を示す情報を参照することにより、文字メッセージがある場合には(ステップS45)、その文字メッセージを文字メッセージ格納部542に格納し(ステップS46)、着呼処理を終了する。
ここで、上述の動作を具体例に即して簡単に説明する。
例えば、携帯電話機10の電話番号が090190x1234であり、携帯電話機50の電話番号が09099999xxxであるということを前提とし、携帯電話機50が圏外である場合に携帯電話機10から携帯電話機50に電話がかけれたとすると、携帯電話機50は通信不能状態であるため、管理サーバ60が携帯電話機10に音声ガイダンスで応答する。この際に携帯電話機10のユーザが「xxに到着しました。」という文字メッセージを入力したとした場合には、管理サーバ60により発信情報格納部70には図3に例示した2レコード目の内容が記録されることになる。
その後、携帯電話機50が基地局40の通信可能な範囲内に移動されると、管理サーバ60による発信者番号伝達処理と、携帯電話機50の着呼処理とによって、携帯電話機50の電話着信履歴格納部541には図4に例示した電話着信履歴情報の項番が1のレコードが格納され、文字メッセージ格納部542には図4に例示した「xxに到着しました。」という文字メッセージが格納される。なお、図4に例示した電話着信履歴情報の項番が2及び項番が3のレコードは、携帯電話機50が過去に通話可能状態において直接に電話着信を受けた場合に格納された情報の内容例を示している。
以下、携帯電話機50における電話着信履歴の表示及び発呼に係る動作を説明する。
図12は、携帯電話機50における電話着信履歴表示処理を示すフローチャートである。
携帯電話機50の制御部540は、ユーザから電話着信履歴の表示指示を受けた場合には、表示制御部543及び発呼部544により、この電話着信履歴表示処理を実行する。
まず、表示制御部543は、電話着信履歴格納部541中に対応付けて格納されている発信者番号と日時と組にして列挙表示する(ステップS51)。なお表示制御部543は、この列挙表示を、LCDの上方から電話着信履歴情報720における項番721の昇順に表示することにより行い、また初期状態においては一番上の一組が選択されているものと扱い、ユーザに、キー操作によりいずれかの一組を選択することを可能にさせる制御をも行う。選択された一組については、LCD中において背景色の反転等といった強調表示がなされる。
ステップS51に続いて、表示制御部543は、ユーザが文字メッセージの表示指示に相当する特定の操作を受け付けた場合には(ステップS52)、選択されている一組に対応する文字メッセージを、電話着信履歴情報中の文字メッセージアドレスを参照することにより得て、LCDに表示する(ステップS53)。
また、ステップS52又はステップS53に続いて、発呼部544は、ユーザから発呼指示に相当する特定の操作を受け付けた場合には(ステップS54)、選択されている一組における発信者番号を発信先としてダイヤルして発呼する(ステップS55)。
図13は、電話着信履歴の表示に係るLCD画面例を示す図であり、同図(a)は、ユーザにより電話着信履歴の表示指示がなされた際に表示される画面を示し、同図(b)は、ユーザにより文字メッセージの表示指示がなされた際に表示される画面を示す。
画面例810中において、履歴の一組811は、携帯電話機50が通信不能状態であった際に呼び出されていて後に管理サーバ60から伝達された発信者番号等の情報を示しており、現在選択されて背景が反転しており、「メ」というマークによってユーザに文字メッセージが存在する旨を明示している。なお、画面例810中の下部にある発信マーク801及びメッセージマーク802は、それぞれ携帯電話機の中央付近の所定の操作キーを押下すれば発呼指示と扱い、携帯電話機の右付近の所定の操作キーを押下すれば文字メッセージ表示指示と扱う旨をユーザに示すためのマークである。
画面例820は、画面例810に示す状態において、文字メッセージ表示指示に相当する操作キーが押下された場合に表示制御部543によってLCD506に表示される画面である。画面例820中の文字メッセージ表示欄821には、履歴の一組811に対応する文字メッセージが表示される。
なお、画面例820中の下部にある一覧マーク803は、携帯電話機の右付近の所定の操作キーを押下すれば履歴の一覧表示画面である画面例810の表示指示と扱う旨をユーザに示すためのマークである。
画面例810又は画面例820が表示されている間に、ユーザが携帯電話機の中央付近の所定の操作キーを押下して発呼指示を行えば、発呼部544によって、電話番号090190x1234がダイヤルされ携帯電話機10を発信先として発呼がなされることになる。
<補足>
以上、本発明に係る移動体通信システムについて、実施形態に基づいて説明したが、本発明は、勿論これらの実施形態に限られない。以下、実施形態の変形に関して説明する。
(1)上述の実施形態で示した携帯電話機50は、電話機能を有するものであればPDA等であってもよい。また、発信者側の携帯電話機10は、必ずしも移動可能な電話機でなくてもよく、電話局の交換機と有線接続された電話機であることとしてもよい。
(2)上述の実施形態では、通信不能状態であった携帯電話機が通信可能状態になったことを、携帯電話機からの新たな位置登録によって検知することとしたが、通信可能状態になったことの検知方法は、これに限定されず、例えば管理サーバが一定間隔を空けて繰り返しその携帯電話機を呼び出し、応答があった場合に通信可能状態になったと検知することとしてもよく、また、管理サーバは、通信可能状態であることを検知してから携帯電話機に必要な情報を送信するのではなく、ステップS34の送信を試みることを、送信に成功するまで繰り返すこととしてもよい。
(3)上述の実施形態では、通信不能状態の間に発信者から発されていた文字メッセージを携帯電話機に伝達する機能を実現するための構成をも示したが、移動体通信システムにおいて文字メッセージに係る機能を省略してもよい。また、発信先が通信不能状態である際に管理サーバから発信側の電話機に対して行う音声ガイダンスを省略してもよい。
(4)上述の実施形態で示した管理サーバと基地局との機能分担は、一例であり、例えば基地局が管理サーバ60の機能を含んでいることとしてもよく、1又は複数の基地局と管理サーバとである基地局システムによって、発信先の携帯電話機が通信不能状態の場合における発信者番号等の保存や、その発信先の携帯電話機が通信可能状態になった後にその保存していた発信者番号等のその携帯電話機への伝達が行われればよい。
(5)上述の実施形態で示した携帯電話機の各機能を実現させるための各種処理(図11、図12参照)をCPUに実行させるためのプログラムを、記録媒体に記録し又は各種通信路等を介して、流通させ頒布することもできる。このような記録媒体には、ICカード、光ディスク、フレキシブルディスク、ROM等がある。流通、頒布されたプログラムは、CPUを備える携帯通信端末におけるCPUで読み取り可能なメモリ等に格納されることにより利用に供され、そのCPUがそのプログラムを実行することにより実施形態で示した携帯電話機における各機能が実現される。
本発明に係る移動体通信システムは、移動体即ち携帯通信端末の操作性を向上させることに貢献するシステムとして有用である。
1 移動体通信システム
10 携帯電話機
20 基地局
30 電話網
40 基地局
50 携帯電話機
60 管理サーバ
70 発信情報格納部
501 マイク
502 レシーバ
503 スピーカ
504 着信バイブレータ
505 キー
506 LCD
510 変調部
520 復調部
530 高周波部
531 アンテナ
540 制御部
541 電話着信履歴格納部
542 文字メッセージ格納部
543 表示制御部
544 発呼部

Claims (4)

  1. 電話機能を有する移動通信端末であって、
    電話着信履歴用メモリ領域と、
    電話着信の際に送られてくる発信者番号とその端末の現在の着信の日時を前記電話着信履歴用メモリ領域に記録する第1記録手段と、
    通信不能状態であるときにサーバに格納された発信者番号とその発信された日時を通信可能状態になったとき受信すると前記電話着信履歴用メモリ領域に記録する第2記録手段と、
    前記電話着信履歴用メモリ領域に記録されている発信者番号と日時との組である履歴を複数同時に表示し、当該表示を、表示する複数組それぞれのうち当該組に対応して通信不能状態の際のメッセージが存在する組については当該メッセージが存在しないものと区別するための表示物を当該組に付して、行う表示手段とからなり、
    前記表示手段に複数同時に履歴を表示した際に、使用者の操作により、少なくとも前記発信者番号と前記日時の一組を表示するものであり、
    表示される前記日時は通信不能状態である着信履歴の場合はサーバから受信した日時である
    ことを特徴とする移動通信端末。
  2. 少なくとも前記発信者番号と前記日時の一組を表示した際に、表示して選択された発信者番号に宛先として発呼できるとともに、前記表示手段に複数同時に履歴を表示した際に選択された宛先に発呼できる
    ことを特徴とする請求項1記載の移動通信端末。
  3. 少なくとも前記発信者番号と前記日時の一組を表示した際に、通信不能状態の履歴である場合にはメッセージを共に表示することを特徴とする請求項2記載の移動通信端末。
  4. 少なくとも前記発信者番号と前記日時の一組を表示した際に、示された表示指示を操作することにより、前記発信者番号と前記日時の一組の表示から、履歴の複数同時表示へ切り換えられることをユーザに示すように制御する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の移動通信端末。
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