JP4765776B2 - 電話システムおよび管理装置 - Google Patents

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本発明は、電話システムおよび管理装置に関し、特に転送制御技術に関する。
従来より、電話システムにおける着信転送技術には、着信先において着信回線とは別の回線を用いて、着信先から再発信することにより、間接的に折り返し転送するものがあった。
また、交換機等に予め転送先の呼出番号を登録しておき、その転送先に着信を交換機等から直接転送するものがある。間接的に折り返し転送するものについては、交換機等から直接転送する着信転送技術については、例えば、着信を検出すると予め設定してある出向き先の呼出番号に自動ダイヤルし、その着信を転送する技術(特許文献1)が開示されている。
特開平1−209860号公報
しかしながら、従来技術によれば着信転送を行う場合、着信先として指定された呼出番号とは別の呼出番号を、転送先呼出番号として必要であった。また、間接的に折り返し転送を行う場合、着信した回線の他に転送用の回線を利用する必要があるため、少なくとも2回線分の利用料金がかかってしまう。また、交換機等から直接転送を行う場合、交換機等に予め転送先を登録しておかなければならず、利用者にとってこの転送登録は煩わしい。
そこで本発明は、着信先と転送先それぞれに別の呼出番号を用いることなく、また、交換機等に予め転送先を登録することなく、交換機等から直接転送する電話システムおよび管理装置を提供することを目的とする。
本発明にかかる電話システムは、固定網に接続される主装置と、該主装置及び携帯網に接続可能であるとともに、前記固定網及び携帯網の何れに対しても同一の呼出番号で接続可能な携帯端末と、この携帯端末に関する前記固定網又は前記携帯網から通知された位置登録状況に応じて、前記主装置又は前記携帯端末へ着信通知させる管理装置とから構成される電話システムであって、前記携帯端末は、前記携帯網からの着信通知に応じて、前記主装置への着信転送要求を前記管理装置に送信する転送要求送信手段を有し、前記管理装置は、前記着信転送要求を受けると、該着信を固定網を介して前記同一の呼出番号へ転送するよう指示する転送指示手段を有することを特徴とする。
ここで、前記主装置は、着信検出した呼出番号を特定する呼出番号特定手段と、主装置に収容された前記携帯端末を記憶する収容携帯端末記憶手段と、前記呼出番号特定手段により特定した呼出番号と対応付けて通話内容を記録する記録手段と、着信時に、前記呼出番号特定手段により特定した呼出番号と対応付けられた前記携帯端末が前記収容携帯端末記憶手段に記憶されていないと、前記着信に応答し、通話内容を前記記録手段に記録させる収容端末管理手段とを備えてもよい。
また、本発明に係る管理装置は、固定網に接続される主装置と、該主装置及び携帯網に接続可能であるとともに、前記固定網及び携帯網の何れに対しても同一の呼出番号で接続可能な携帯端末と、この携帯端末に関する前記固定網又は前記携帯網から通知された位置登録状況に応じて、前記主装置又は前記携帯端末へ着信通知させる管理装置とから構成される電話システムにおける管理装置であって、前記携帯網からの着信通知に応じて、前記携帯端末から前記主装置への着信転送要求を受けると、前記着信を固定網を介して前記同一の呼出番号へ転送するよう指示する転送指示手段を備えることを特徴とする。
本発明によれば、固定網や携帯網に関わらず共通の呼出番号で通話が行える電話システムにおいて、着信先と転送先それぞれに別の呼出番号を用いることなく、また、交換機等に予め転送先を登録することなく、交換機等から直接転送することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施の形態にかかる電話システム1の構成図である。
図1に示すように、電話システム1は、固定網6および携帯網7と制御回線11を介して接続された管理装置2と、任意の呼出番号、ここでは“060−1234−5678”に対応付けられた携帯端末4と、この携帯端末4と同じ呼出番号に対応付けられた主装置3とから構成される。
また、携帯端末4aは、携帯端末4が主装置3に収容された状況を、携帯端末4bは、携帯端末4が携帯網7と接続している状況をそれぞれ示している。携帯端末4は、携帯網7において圏外又は電源オフの状況以外は、携帯端末4a又は携帯端末4bのどちらかの状況になっている。そして、携帯端末4は、設定によらなければ、携帯端末4bに優先して、携帯端末4aとなる。
固定網6は、例えばIP網、ISDNやアナログ網等の通信網である。また、携帯網7は、例えば携帯電話網、PHSや無線LAN等の通信網である。固定網6と携帯網7との間は、例えばLAN回線等である接続回線12によって網間接続されている。固定網6および携帯網7は、この接続回線12を介して、互いの網に接続している携帯端末等の電話端末に発信することができる。また、これら通信網には、固有の呼出番号と対応付けられた、従来の電話端末が接続されていてもよく、その一例として、ここでは、固定網6に固定回線8を介して電話端末5が接続されている。
なお、図1には、説明の便宜上、主装置3および携帯端末4に対応付けられた呼出番号“060−1234−5678”しか図示されていないが、1つ以上の電話端末と対応付けられた共通の呼出番号が複数存在してもよい。
以下に、電話システム1を構成する管理装置2、主装置3および携帯端末4をそれぞれ図面を参照しながら順に説明する。
図2は、管理装置2の構成を示すブロック図である。
管理装置2は、制御回線11を介して固定網6および携帯網7とに接続されている。
ここで、制御回線11は、例えばLAN回線等の回線であり、固定網6および携帯網7と管理装置2との間におけるデータの送受信用の回線である。固定網6および携帯網7は、この制御回線11を介して、携帯端末4に着信通知するための指示を管理装置2に要求する。そして、管理装置2からの指示に基づき、携帯端末4に対し着信通知を行う。
管理装置2の内部構造は、制御回線11を介して固定網6および携帯網7と接続するインターフェースである通信網I/F(InterFace)210と、後述する管理装置2の各種動作を実現するプログラムや各種データを記憶する記憶部220と、各機能部を制御する制御部230とから構成される。
記憶部220は、電話システム1において各携帯端末に対し着信通知を行える通信網を記憶する位置登録テーブル221を備えている。この位置登録は、携帯端末を収容する各網から行えばよく、本実施の形態では、例えば、携帯端末4が主装置3に収容されて携帯端末4aとなったとき、主装置3によって、携帯端末4に対し着信通知可能な通信網は“固定網”と登録される。また、携帯端末4が携帯網7に収容されて携帯端末4bとなったとき、携帯網7によって携帯端末4に対し着信通知可能な通信網は“携帯網”と位置登録される。
図3は、位置登録テーブル221のデータ構造を示す一例である。
この図3は、説明の便宜上、携帯端末4の位置登録状況のみを示している。図3に示すように、位置登録テーブル221は、呼出番号に位置登録された内容が記憶されている。
例えば、(a)は、呼出番号“060−1234−5678”と対応付けられた携帯端末4の位置登録が“無”、つまり位置登録されていないことを示している。この場合、携帯端末4は、現在、固定網6にも携帯網7にも接続されていない状況であることがわかる。(b)は、携帯端末4の位置登録が、“固定網”と登録されたことを示している。この場合、携帯端末4は、現在、固定網6に接続されている状況、つまり携帯端末4aであることがわかる。(c)は、携帯端末4の位置登録が、“携帯網”と位置登録されたことを示している。この場合、携帯端末4は、現在、携帯網7に接続されている状況、つまり携帯端末4bであることがわかる。
制御部230は、着信処理制御部231と、位置登録テーブル制御部232と、転送指示制御部233と、転送情報通知制御部234とを備えている。
着信処理制御部231は、制御回線11を介して固定網6又は携帯網7から特定の携帯端末に着信通知するための指示の要求を受けると、位置登録テーブル221を参照して、この呼出番号と対応する位置登録の内容を指示する機能部である。例えば、着信先の呼出番号“060−1234−5678”の要求を受けると、着信処理制御部231は、図3の(a)の場合には“圏外又は電源オフ”を、(b)の場合には“固定網”を、(c)の場合には“携帯網”をそれぞれ指示する。指示を受けた発側の通信網は、図3の(a)の場合には“圏外又は電源オフ”を発信電話端末に通知し、(b)(c)の場合には指示された通信網を介して携帯端末4に発信する。
位置登録テーブル制御部232は、位置登録テーブル221を制御する機能部である。
例えば、図3の(a)の状況において、固定網6から位置登録されると、位置登録テーブル制御部232は、位置登録テーブル221を(b)に変更する。次に、携帯網7から位置登録されると、位置登録テーブル制御部232は、位置登録テーブル221を(c)に変更する。次に、携帯端末が圏外又は電源オフの状態を示す情報を携帯網7から受信すると、位置登録テーブル制御部232は、位置登録テーブル221を(a)に変更する。また、例えば、(a)の状況において、携帯網7から位置登録されると、位置登録テーブル制御部232は、位置登録テーブル221を(c)に変更する。次に、固定網6から位置登録されると、位置登録テーブル制御部232は、位置登録テーブル221を(b)に変更する。次に、携帯端末が圏外又は電源オフの状況を示す情報を固定網6から受信すると、位置登録テーブル制御部232は、位置登録テーブル221を(a)に変更する。
転送指示制御部233は、本発明における転送指示手段に相当し、着信転送要求を受けると、その着信を固定網6を介して共通の呼出番号へ転送するよう指示する機能部である。
転送情報通知制御部234は、着信転送要求による着信転送であることを示す転送情報を主装置3に通知する機能部である。
制御部230は、管理装置2の各種動作を実現するプログラムや各種データが記憶されたメモリである記憶部220と、CPU(Central Processing Unit)と主記憶装置(図示せず)などを備え、記憶部220のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアが協働して上述した機能部を実現する。
次に、主装置3について図を参照しながら説明する。
図4は、主装置3の構成を示すブロック図である。
主装置3は、固定回線9を介して固定網6と、無線回線13を介して携帯端末4aとそれぞれ接続されている。
主装置3の内部構造は、固定回線9を介して固定網6と接続するインターフェースである固定回線I/F310と、固定回線I/F310と無線回線I/F330とを接続するスイッチ320と、例えばブルートゥース(登録商標:Bluetooth)や無線LAN等の無線回線13を介して携帯端末4aと接続するインターフェースである無線回線I/F330と、主装置3の各種動作を実現するプログラムや各種データが記憶されたメモリである記憶部340と、各機能部を制御する機能部である制御部350とから構成される。
記憶部340は、収容携帯端末テーブル341と、記録管理テーブル342とを備えている。
収容携帯端末テーブル341は、本発明における収容携帯端末記憶手段に相当し、主装置3に収容された携帯端末の呼出番号を記憶する機能部である。
図5は、収容携帯端末テーブル341のデータ構造の一例を示す図である。
収容携帯端末テーブル341は、収容可能な呼出番号である管理呼出番号毎に現在の主装置3の収容状態を示す収容情報と対応付けられており、例えば、管理呼出番号“060−9876−5432”は、収容情報“収容済み”なので、現在、主装置3は、この管理呼出番号と対応付けられた携帯端末を収容しているを示している。また、管理呼出番号“060−1234−5678”は、収容情報“未収容”なので、現在、主装置3は、携帯端末4を収容していないことを示している。
また、記憶部340は、いわゆる留守番電話録音が行われた場合、着信した通話内容を録音データとして記憶するとともに、この録音データに対し、一意の識別子と、後述する呼出番号特定制御部351が取得した呼出番号と、管理装置2の転送情報通知制御部234から通知された転送情報とを関連づけた記録情報を記憶する記録管理テーブル342を備えることにより、本発明における記録手段に相当して機能する。
記録管理テーブル342は、例えば、図6に示すように、1つの録音データに対して一意に割り当てられた識別子“0001”と、呼出番号“060−9876−5432”および転送情報の有無“無”とを対応付けて記憶している。これは、識別子“0001”の録音データは、呼出番号“060−9876−5432”の携帯端末に対するものであること、および、この着信は着信転送によるものではないことを示している。同様に、識別子“0002”に対しては、呼出番号“060−1234−5678”および転送情報の有無“有”とが対応付けて記憶されている。これは、識別子“0002”の録音データは、呼出番号“060−1234−5678”の携帯端末に対するものであること、および、この着信は着信転送によるものであることを示している。
なお、記録情報として発信元の呼出番号を示す発信番号や、通話内容を記録した日時を示す記録日時、または、この録音データの存在を呼出番号の携帯端末に通知したか否かを示す通知フラグ等をさらに加えてもよい。
制御部350は、呼出番号特定制御部351と、収容端末管理制御部352と、記録判定制御部353と、記録情報通知制御部354とを備えている。
呼出番号特定制御部351は、本発明における呼出番号特定手段に相当し、着信検出した呼出番号を特定する機能部である。
例えば、収容携帯端末テーブル341に記憶された管理呼出番号毎に固定回線9が対応付けられている場合、呼出番号特定制御部351は、着信した固定回線9と対応付けられた呼出番号を着信先の呼出番号として特定することができる。また、固定網6から送信された着信先の呼出番号を受信することで、着信先の呼出番号を特定してもよい。
収容端末管理制御部352は、本発明における収容端末管理手段に相当し、着信時に、呼出番号特定制御部351が取得した呼出番号と対応付けられた携帯端末が主装置3に収容されているか否かに応じて着信処理を行う機能部である。
収容端末管理制御部352は、着信時に、呼出番号特定制御部351により特定した呼出番号と対応付けられた携帯端末が収容携帯端末テーブル341に記憶されている場合は、この着信をこの呼出番号に対応付けられた携帯端末に接続し、着信時に、呼出番号特定制御部351により特定した呼出番号と対応付けられた携帯端末が収容携帯端末テーブル341に記憶されていない携帯端末への着信の場合には、この着信に応答し、記憶部340に通話内容を記録させる機能部である。そして、収容端末管理制御部352は、記憶部340に記録させた通話内容の記憶情報を記録管理テーブル342に記憶させる。
さらに、収容端末管理制御部352は、無線回線I/F330を介して、収容携帯端末テーブル341の収容情報が“未収容”である管理呼出番号と対応付けられた携帯端末を収容すると、管理装置2に対して、この管理呼出番号の収容情報を“収容済み”に変更する。そして、収容端末管理制御部352は、この管理呼出番号への着信通知を可能とする通信網を“固定網”とする位置登録を行う。また、収容端末管理制御部352は、収容情報“収容済み”の管理呼出番号と対応付けられた携帯端末が収容からはずれると、この管理呼出番号の収容情報を“未収容”に変更する。そして、収容端末管理制御部352は、この管理呼出番号における携帯端末が圏外又は電源オフであることを示す情報を管理装置2に送信する。また、収容端末管理制御部352は、収容した携帯端末からの呼制御に対し、固定網回線I/F310、スイッチ320および無線回線I/F330を介して、固定網6と携帯端末4aとを接続する。
記録判定制御部353は、主装置に新たに収容された携帯端末を検出すると、この携帯端末に対応付けられた呼出番号に対応する通話内容が記憶部340に記憶されているか否かを判定する機能部である。具体的には、記録判定制御部353は、収容携帯端末テーブル341の収容情報が“収容済み”と変更された管理呼出番号を検出すると、この管理呼出番号に対応する通話内容が記録管理テーブル342に管理されているか否かを判定する。
記録情報通知制御部354は、記録判定制御部353の判定結果を対応する携帯端末に通知する機能部である。
制御部350は、主装置3の各種動作を実現するプログラムや各種データが記憶されたメモリである記憶部340と、CPUと主記憶装置(図示せず)などを備え、記憶部340のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアが協働して上述した機能部を実現する。
次に、携帯端末4について図面を参照しながら説明する。
図7は、携帯端末4の構成を示すブロック図である。
携帯端末4は、携帯回線10を介して携帯網7と接続するインターフェースである携帯回線I/F410と、無線回線13を介して主装置と接続するインターフェースである無線回線I/F420と、例えばボタン等の入力手段である入力部430と、音声を入力するマイク440と、例えばディスプレイ等の表示手段である表示部450と、携帯端末4の各種動作を実現するプログラムや各種データが記憶されたメモリである記憶部470と、各機能部を制御する機能部である制御部480とから構成される。
制御部480は、電話制御部481と、収容動作制御部482と、着信転送要求制御部483と、記録情報表示制御部484とを備えている。
電話制御部481は、携帯端末4が携帯回線I/F410を介して携帯網7と接続した場合、携帯網7と各種呼制御メッセージをやりとりし、携帯網7を用いた携帯端末4bとしての発信や着信動作を制御し、また、携帯端末4が無線回線I/F420を介して主装置3と接続した場合、主装置3と各種呼制御メッセージをやりとりし、固定網6を用いた携帯端末4aとしての発信や着信動作を制御する機能部である。
収容動作制御部482は、無線回線I/F420を介して主装置3と接続すると、携帯網7との接続を終了し、無線回線I/F420を介して主装置3と未接続(未収容)となると、携帯網7との接続を開始する機能部である。
着信転送要求制御部483は、本発明における転送要求送信手段に相当し、携帯網6からの着信通知に応じて、主装置3への着信転送要求を管理装置2に送信する機能部である。着信転送要求制御部483は、利用者による入力部430の操作設定、着信に応答しない時間または、例えばマナーモード等の携帯端末の各種設定等に応じて動作を開始する(以下、着信転送要求制御部483が動作を開始した状態を「転送モード」という。)。
携帯端末4bが転送モードでない場合、利用者は着信通知に応答し、通話の状態とすることができる。
一方、携帯端末4bが転送モードの場合、自動的に、着信通知に応じて、携帯網7を介して、管理装置2に着信転送要求を行う。
制御部480は、携帯端末4の各種動作を実現するプログラムや各種データが記憶されたメモリである記憶部470と、CPUと主記憶装置(図示せず)などを備え、記憶部470のプログラムを読み込んで実行することにより、上記ハードウェアが協働して上述した機能部を実現する。
次に、本発明の実施の形態にかかる電話システム1の動作について図面を参照しながら説明する。
ここでは、電話端末5が、携帯端末4bに発信したときに、携帯端末4bが転送モードである場合を例に説明する。
図8は、本発明の実施の形態にかかる電話システム1のシーケンス図である。
携帯端末4が携帯網7と接続する(S101)と、携帯網7は、管理装置2に位置登録を行う(S102)。位置登録を受けた管理装置2は、位置登録テーブル221を変更(S103)する。S101〜S103の動作により、位置登録テーブル221は、携帯端末4は、現在、携帯網7に接続されている状況を示す図3の(c)となる。
その後、電話端末5が固定網6を介して呼出番号“060−1234−5678”へ発信する(S104)と、固定網6は、管理装置2に呼出番号“060−1234−5678”に着信通知するための指示を要求する(S105)。この要求を受けた管理装置2は、位置登録テーブル221(図3の(c))に基づき、通信網“携帯網”から携帯端末4bへと着信を通知させる指示を固定網6に行う(S106)。
指示を受けた固定網6は、接続回線12および携帯網7を介して携帯端末4bに着信通知する(S107)。
ここで携帯端末4bが、例えば利用者による入力部430の操作設定や、着信に応答しない時間や、マナーモード等の携帯端末の各種設定等に応じて、転送モードとなった場合、着信通知に応答することなく、自動的に、着信転送要求を管理装置2に送信する(S108)。
この着信転送要求を受信した管理装置2は、固定網6に対し、接続回線12および携帯網7を介した携帯端末4bへの着信通知を終了させるとともに、固定網6から主装置3に着信通知させる指示と、転送情報を主装置3に通知する指示とを送信する(S110)。
これらの指示を受けた固定網6は、呼出番号“060−1234−5678”と対応付けられた携帯端末4bに対する着信通知を終了し、共通の呼出番号“060−1234−5678”と対応付けられた主装置3に対し着信通知を行うとともに、転送情報を主装置3に通知する(S111)。
なお、携帯網7と接続された電話端末から呼出番号“060−1234−5678”へ発信する場合、携帯網7は、管理装置2に呼出番号“060−1234−5678”に着信通知するための指示を要求する。この要求を受けた管理装置2は、位置登録テーブル221(図3の(c))に基づき、通信網“携帯網”から携帯端末4bへと着信を通知させる指示を固定網6に行う。指示を受けた携帯網7は、携帯端末4bに着信通知する。ここで携帯端末4bが転送モードの場合、携帯端末4bは、着信通知に応答することなく、自動的に、着信転送要求を管理装置2に送信する。着信転送要求を受信した管理装置2は、接続回線12および固定網6を介して携帯網7から主装置3に着信通知させる指示と転送情報を主装置3に通知する指示とを携帯網7に送信する。
このようにして固定網6から着信通知を受けた主装置3は、この着信に応答し(S112)、電話端末5と通話の状態となる(S113)。
以上の動作手順により、固定網6や携帯網7に関わらず共通の呼出番号で通話が行える電話システムにおいて、携帯端末に転送設定するだけで、着信時に管理装置2から電話網へ転送指示を行うので、この着信を携帯端末から主装置へ直接転送することができる。
次に、S111からS113までの主装置3の動作手順について図を参照しながら説明する。
図9は、主装置3の着信動作手順を示すフローチャートである。
主装置3は、着信を受けると着信先の呼出番号“060−1234−5678”を取得する(S201)。そして、主装置3は、収容携帯端末テーブル341に基づいてこの呼出番号に対応する携帯端末4が収容済みか未収容かを判断する(S202)。
携帯端末4が収容済みと判断した場合(S202:YES)、主装置3は、無線回線420を介して携帯端末4aに着信通知する(S203)。着信通知された携帯端末4aは、この着信通知に応答(S111)し、通話の状態となる(S112)。
一方、携帯端末4が“未収容”と判断した場合(S202:NO)、主装置3は、着信通知に応答(S111)して通話の状態とし(S112)、この通話内容を識別子と対応付けて記憶部340に記録し、この識別子に特定した呼出番号“060−1234−5678”および固定網6から通知された転送情報を対応付けて記録管理テーブル342に記憶させる(S204)。
以上の動作手順により、収容携帯端末テーブル341における管理呼出番号に対応した呼出番号への着信通知があった場合、主装置3がその呼出番号と対応した携帯端末を収容していなくても、着信通知に応答し、通話内容を記憶部340に記録することができるので、利用者は、都合のよいときに、その通話内容を聴くことができる。また、記録された通話内容には転送情報と対応付けられているので、利用者は、この転送情報によって、この記録された通話内容が着信転送による着信通知の応答を記録したものか否かを知ることができる。
次に、S204にて通話が終了した後の主装置3の動作手順について図を参照しながら説明する。
主装置3は、収容携帯端末テーブル341の収容情報が“収容済み”と変更された管理呼出番号を検出すると、この管理呼出番号に対応する通話内容が記録管理テーブル342に管理されているか否かを判定し、管理されていると判定すると、その判定結果をその携帯端末に通知する記録情報通知を行う。
図10は、主装置3の記録情報通知の動作手順を示すフローチャートである。
主装置3は、呼出番号“060−1234−5678”に対応付けられた携帯端末4bを収容すると、収容携帯端末テーブル341の管理呼出番号“060−1234−5678”に対応する収容情報を“収容済み”とし、携帯端末4は、携帯端末4bから携帯端末4aとなる。 そして、記録管理テーブル342にこの携帯端末4aと対応する記録情報があるか否かによって通話内容があるか否かを判断する(S301)。そして、携帯端末4aと対応する通話内容がある(S301:YES)と、主装置3は、携帯端末4aと対応する全ての通話内容における記録情報を携帯端末4aに送信する(S302)。
記録情報を受信した携帯端末4aは、送られた記録情報を表示部460に表示する。
以上の動作手順により、主装置3は、携帯端末を収容すると、記録管理テーブル342に記憶された、この携帯端末に対応する録音データの記録情報をこの携帯端末に通知するので、利用者は、録音データがあるか否かを携帯端末の収容後すぐに知ることができる。
したがって、本発明によれば、固定網や携帯網に関わらず共通の呼出番号で通話が行える電話システムにおいて、携帯網からの着信通知に応じて、携帯端末から主装置への着信転送要求を受けると、主装置に対する着信の着信転送を指示する転送指示を発側の通信網に送信するので、着信先と転送先それぞれに別の呼出番号を用いることなく、また、交換機等に予め転送先を登録することなく、交換機等から直接転送することができる。
そして、本発明にかかる電話システム1は、携帯端末と主装置とに共通の呼出番号が対応付けられているので、携帯電話を家の中では固定電話の子機として使えるといったような、移動体通信と有線通信を融合した通信サービスの形態、いわゆるFMC(Fixed Mobile Convergence)において特に有用である。
なお、本実施の形態では、管理装置1は携帯端末4bからの着信転送要求に基づき転送するとしたが、携帯網7が携帯端末4bの転送モードを検出し、この検出結果に基づき、管理装置1は携帯網7からの転送指示に基づき転送するとしてもよい。
また、携帯端末4aにおいて、表示部450に表示された記録情報を利用者が選択すると、無線回線13を介して選択された記録情報に対応する通話内容を再生してもよい。さらに、主装置3は、所定の暗証番号を携帯端末4aに要求し、正しい暗証番号の応答を受けると、選択された記録情報と対応する通話内容を再生するとしてもよい。また、記録情報表示制御部484は、通知された記録情報をスピーカ460を用いて利用者に通知するようにしてもよい。
本発明の実施の形態にかかる電話システムの構成図である。 管理装置の構成を示すブロック図である。 位置登録テーブルのデータ構造を示す一例である。 主装置の構成を示すブロック図である。 収容携帯端末テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 記録管理テーブルのデータ構造の一例を示す図である。 主装置の構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態にかかる電話システムのシーケンス図である。 主装置の着信動作手順を示すフローチャートである。 主装置の記録通知動作手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1…電話システム、2…管理装置、3…主装置、4…携帯端末、5…電話端末、6…固定網、7…携帯網、8、9…固定回線、10…携帯回線、11…制御回線、12…接続回線、13…無線回線、210…通信網I/F、220…記憶部、221…位置登録テーブル、230…制御部、231…着信処理制御部、232…位置登録テーブル制御部、233…転送指示制御部、234…転送情報通知制御部、310…固定回線I/F、320…スイッチ、330…無線回線I/F、340…記憶部、341…収容携帯端末テーブル、342…記録管理テーブル、350…制御部、351…呼出番号特定制御部、352…収容端末管理制御部、353…記録判定制御部、354…記録情報通知制御部、410…携帯回線I/F、420…無線回線I/F、430…入力部、440…マイク、450…表示部130、460…スピーカ、470…記憶部、480…制御部、481…電話制御部、482…収容動作制御部、483…着信転送要求制御部、484…記録情報表示制御部。

Claims (3)

  1. 固定網に接続される主装置と、該主装置及び携帯網に接続可能であるとともに、前記固定網及び携帯網の何れに対しても同一の呼出番号で接続可能な携帯端末と、この携帯端末に関する前記固定網又は前記携帯網から通知された位置登録状況に応じて、前記主装置又は前記携帯端末へ着信通知させる管理装置とから構成される電話システムであって
    前記携帯端末は、前記携帯網からの着信通知に応じて、前記主装置への着信転送要求を前記管理装置に送信する転送要求送信手段を有し、
    前記管理装置は、前記着信転送要求を受けると、該着信を固定網を介して前記同一の呼出番号へ転送するよう指示する転送指示手段を有する
    ことを特徴とする電話システム。
  2. 請求項1に記載された電話システムであって、
    前記主装置は、
    着信検出した呼出番号を特定する呼出番号特定手段と、
    主装置に収容された前記携帯端末を記憶する収容携帯端末記憶手段と、
    前記呼出番号特定手段により特定した呼出番号と対応付けて通話内容を記録する記録手段と、
    着信時に、前記呼出番号特定手段により特定した呼出番号と対応付けられた前記携帯端末が前記収容携帯端末記憶手段に記憶されていないと、前記着信に応答し、通話内容を前記記録手段に記録させる収容端末管理手段と
    を備えたことを特徴とする電話システム。
  3. 固定網に接続される主装置と、該主装置及び携帯網に接続可能であるとともに、前記固定網及び携帯網の何れに対しても同一の呼出番号で接続可能な携帯端末と、この携帯端末に関する前記固定網又は前記携帯網から通知された位置登録状況に応じて、前記主装置又は前記携帯端末へ着信通知させる管理装置とから構成される電話システムにおける管理装置であって
    前記携帯網からの着信通知に応じて、前記携帯端末から前記主装置への着信転送要求を受けると、前記着信を固定網を介して前記同一の呼出番号へ転送するよう指示する転送指示手段を備える
    ことを特徴とする管理装置。
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