JP2000349906A - 通信装置及び通信管理装置 - Google Patents

通信装置及び通信管理装置

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JP2000349906A
JP2000349906A JP11160046A JP16004699A JP2000349906A JP 2000349906 A JP2000349906 A JP 2000349906A JP 11160046 A JP11160046 A JP 11160046A JP 16004699 A JP16004699 A JP 16004699A JP 2000349906 A JP2000349906 A JP 2000349906A
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JP11160046A
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Tomoji Asami
知司 浅見
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信しようとしている相手の状況を、相手の
端末が呼び出し動作を行う前に確認する。 【解決手段】 入力手段24a経由でユーザ10aから
のメッセージ送信要求を受けたデータ処理手段22a
は、通信手段21aから通信網30を経由し、相手通信
装置20bにユーザ情報を要求する。逆の経路で相手通
信装置20bのユーザ情報を取得したデータ処理手段2
2aは、通知手段25aにより相手ユーザ情報をユーザ
10aに通知する。また、相手通信装置20bからのユ
ーザ情報要求メッセージを通信手段21a経由で受け取
ったデータ処理手段22aは、ユーザ情報記憶部23a
にあるユーザ情報を通信手段21a経由で相手通信装置
20bに送出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は通信装置及び通信管
理装置に関し、特に通信網に接続し相互通信を行う通信
装置及び通信管理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】情報化社会といわれている現在、電話、
FAX、携帯電話、PDA(personal dig
ital assistants)、パソコン通信等、
さまざまな手段を用いた情報通信メッセージの送受信が
頻繁に行われている。
【0003】一般に、通信は送信する側が一方的に開始
し、受信側の状況は考慮されない。特に電話では、送信
側の呼び出し要求時に、受信側では着信を拒否したい状
況であっても、その内容がわからないため仕方なく応答
することがある。例えば、国際電話等では、時差を考慮
して電話をしないと相手に失礼になる場合がある。携帯
電話等の移動体通信についても、国際標準化が進められ
ており、同様の迷惑を相手にかけてしまうことも考えら
れる。
【0004】また、勧誘の電話や広告のファックス等、
受信者にとって不必要な通信が第三者から送信されるこ
とがあるが、通常は応答するまで内容がわからない。さ
らに、公共の放送で紹介された番号に電話やFAXを用
いて通信が多量に行われるような場合等、送信側の番号
入力の間違いによる間違い電話が一時的に多発すること
がある。このような間違い電話は拒否したいものである
が、やはり応答するまで内容はわからない。このため、
例えば、送信先の電話番号を表示するナンバー・ディス
プレイを備えた電話機等が、一般に普及してきている。
また、送信されたデータを受信するか否かを選択できる
ようにした通信装置もある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の通信シ
ステムでは、送信されたメッセージ毎に受信するか否か
を選択しなければならないという問題がある。また、受
信を拒否された送信側は、どのような理由で拒否された
のかを知ることができないという問題がある。
【0006】ナンバー・ディスプレイの場合、表示され
た電話番号から送信先を知ることはできるが、受信する
か否かは着信の度に判断しなければならない。また、送
信先の番号のみでは内容を判断することができず、迷惑
電話に応答しなければならないことがある。また、受信
を拒否した場合、拒否された送信側はどのような理由で
拒否されたのかを知ることができない。
【0007】従来の例で述べた通信装置は、特にFAX
通信に適しており、送信されたメッセージは一時記憶エ
リアに保存され、受信するか否かの選択を待つ。受信側
は、送信先の情報等を確認し、選択を行う。この場合、
受信するか否かの選択は、後で行うことができるが、選
択はメッセージ毎に行わなければならない。また、受信
を拒否した場合、拒否された送信側はどのような理由で
拒否されたのかを知ることができない。
【0008】本発明はこのような点に鑑みてなされたも
のであり、通信しようとしている相手の状況を、相手の
端末が呼び出し動作を行う前に確認することができる通
信装置を提供することを目的とする。さらに本発明の他
の目的は、通信しようとしている相手の状況を相手側に
接続する前に確認することができる通信管理装置を提供
することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明では上記課題を解
決するために、通信網に接続し相互通信を行う通信装置
において、前記通信網に接続し情報通信メッセージの送
受信を行う通信手段と、自装置のユーザに関するユーザ
情報を記録するユーザ情報記憶手段と、要求があった場
合及び必要に応じて前記自装置のユーザ情報を通信相手
に送出するとともに、必要に応じて通信相手の前記ユー
ザ情報記憶手段に記憶された相手ユーザに関する相手ユ
ーザ情報を取得するデータ処理手段と、前記取得した相
手ユーザ情報を自装置のユーザに通知する通知手段と、
自装置のユーザの指令を入力する入力手段と、を有する
ことを特徴とする通信装置、が提供される。
【0010】このような構成の通信装置は、自装置のユ
ーザに関するユーザ情報をユーザ情報記憶手段に記憶し
ている。通信を開始する場合、データ処理手段により相
手ユーザに関する相手ユーザ情報を要求する。相手ユー
ザの通信装置は、ユーザ情報記憶手段に記憶されたユー
ザ情報を送ってくる。要求した側のデータ処理手段は、
取得した相手ユーザ情報を通知手段に出力する。通知手
段では、例えばディスプレイ表示等により、相手ユーザ
情報を発信元のユーザに知らせる。
【0011】また、通信網に接続し相互通信を行う通信
装置間の通信を管理する通信管理装置において、前記通
信装置間の通信を制御する通信制御手段と、前記通信装
置から送信されるユーザに関するユーザ情報を記録し管
理するユーザ情報管理手段と、前記通信装置からの要求
に応じて前記ユーザ情報を含む通信メッセージを生成し
要求元に送信するメッセージ制御手段と、を有すること
を特徴とする通信管理装置、が提供される。
【0012】このような構成の通信管理装置は、通信網
に接続する通信装置間の通信管理を行うとともに、通信
制御手段より受信した通信装置から送信されたユーザに
関するユーザ情報をユーザ情報管理手段に記録し、管理
する。メッセージ制御手段は、通信装置からの要求があ
った場合、記録・管理するユーザ情報を含む応答メッセ
ージを生成し、要求元の通信装置に対して通信制御手段
を経由して送信する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。通信方法として、電話、FAX、
携帯電話、PDA、パソコン通信等が考えられるが、こ
こでは電話を例にとって説明する。図1は、本発明の一
実施の形態である通信装置の構成図である。
【0014】本発明に係る通信装置20aは、通信網3
0に接続する通信手段21a、全体の制御を行うデータ
処理手段22a、自装置のユーザ10aに関する情報を
記憶したユーザ情報記憶部23a、ユーザ10aの指令
を入力する入力手段24a、各種情報をユーザに通知す
る通知手段25aとから構成される。通信網30を介し
て接続する相手ユーザ10bの通信装置20bも同様の
構成である。また通信網30は、ここでは電話回線網で
ある。
【0015】通信手段21aは、データ処理手段22a
の制御に従って、相手通信装置20bに対し、通信網3
0を介して情報通信メッセージ(以下、メッセージとす
る)を送信するとともに、相手通信装置20bからのメ
ッセージを受信する。データ処理手段22aは、ユーザ
10aが入力手段24aから入力する指示に従って、通
信手段21a及びユーザ情報記憶部23a、通知手段2
5aを制御する。また、通信手段21aによって受信し
たメッセージに応じて、所定の処理を行う。ユーザ情報
記憶部23aは、ユーザに関する情報が記憶されている
ユーザ情報記憶手段である。ユーザに関する情報には、
端末種別、国種別、一般家庭であるか否か、等のユーザ
固有の情報と、睡眠中である等、現在のユーザの状態を
表す可変情報がある。このような可変情報は、ユーザ1
0aが入力手段24aより更新する。また、さらに、着
信したメッセージを受付けるか否かの管理情報を記憶す
ることもできる。入力手段24aは、ユーザ10aの指
令やユーザ情報を入力するキーボード等である。通知手
段25aは、データ処理手段22aの取得した相手ユー
ザ情報等をユーザ10aに通知する、ディスプレイ等の
表示装置や音声出力するオーディオ装置等である。
【0016】このような構成の通信装置の動作について
説明する。入力手段24a経由でユーザ10aから発信
要求を受けたデータ処理手段22aは、通信手段21a
から通信網30を経由し、相手通信装置20bにユーザ
情報を要求する。逆の経路で相手通信装置20bのユー
ザ情報を取得したデータ処理手段22aは、通知手段2
5aにより相手ユーザ情報をユーザ10aに通知する。
【0017】また、相手通信装置20bからのユーザ情
報要求メッセージを通信手段21a経由で受け取ったデ
ータ処理手段22aは、ユーザ情報記憶部23aにある
ユーザ情報を通信手段21a経由で相手通信装置20b
に送出する。
【0018】さらに、メッセージの重要度に応じた管理
情報を備えている場合について説明する。メッセージ送
信要求時、データ処理手段22aは、メッセージに要求
レベルを付加して相手通信装置20bに送信する。ま
た、相手通信装置20bから要求レベル付きのメッセー
ジを通信手段21a経由で受け取ったデータ処理手段2
2aは、ユーザ情報記憶部23aにある管理情報を参照
し、メッセージの受付けを行うか拒否するかの判断を行
う。受付ける場合は、メッセージが到着したことを通知
手段25aによりユーザ10aへ通知する。拒否する場
合は、通信手段21aを経由して、拒否したことをその
内容とともに送信する。
【0019】各メッセージ毎の動作及び通信手順につい
て詳細に説明する。まず、相手ユーザの状況を確認する
通信相手のユーザ情報取得手順について説明する。図2
は、本発明の一実施の形態である通信装置における通信
相手のユーザ情報取得のシーケンスチャートである。図
1と同じものには同じ番号を付し、説明は省略する。相
手ユーザ10bは、通信装置20bのユーザ情報記憶部
23bに現在のユーザの状況であるユーザ情報を入力し
ておく(S101)。ユーザ情報記憶部23bは、ユー
ザの状況等のユーザに関する情報を記憶している。ユー
ザ状況を表すユーザ情報の例を図3に示す。ユーザ情報
の設定値は16進数で表記してある。例えば、運転を行
うユーザは、運転開始前にユーザ情報として01を登録
しておく。また、ユーザが自分の状況を設定していない
場合等は、FF等の特定の値を設定する。さらに、現在
の情報を相手に知らせたくない場合は、00を設定する
こともできる。ここで、04の一般家庭という情報は、
着信側が一般家庭であることを相手に通知するための情
報である。05の放送局は、着信側が放送局であること
を示す。
【0020】図2に戻って説明する。ユーザ10aは、
相手ユーザ10bの状況を確認するため、ユーザ情報問
合せを通信装置20aに指示する(S102)。通信装
置20aは、ユーザ情報問合せメッセージを通信網30
に送出し(S103)、さらにメッセージは通信網30
から相手通信装置20bに送られる(S104)。通信
装置20bは、ユーザ情報を通知するパケットを通信網
30に送出する(S105)。このユーザ情報通知パケ
ットの例を図4で説明する。端末種別は、通信装置の機
種名等の情報である。国番号は、どこの国で使用してい
るかを示す。また、現地時刻はその国の時刻であり、時
差を考慮した時間が設定されている。ユーザ状況情報
1、2、…、Nは、ユーザ情報に登録されたユーザ状況
の情報を設定する。このユーザ状況情報は、必要に応じ
て複数設定することができ、これにより対応幅が広が
る。
【0021】図2に戻って説明する。上記説明のような
構成の相手ユーザ情報は、通信網30を経由して通信装
置20aに送られてくる(S106)。通信装置20a
は、取得した相手ユーザ情報を、例えばディスプレイに
表示する(S107)。
【0022】このような手順で相手ユーザ情報を取得し
たユーザ10aは、相手の状況を確認することができ
る。例えば、運転中であれば電話を控えたり、時差のあ
る国で相手側が深夜であることがわかれば電話をかけな
い等、相手の状況に対応することができる。相手側にと
っても、不必要な着信を受けなくて済む。また、例え
ば、放送局等に電話するつもりであるのに着信側が一般
家庭であることがわかれば、間違い電話であることがわ
かる。このため、このような間違い電話を激減させるこ
とができる等、双方にとって有効である。
【0023】次に、ユーザ状況情報に応じて通信メッセ
ージの着信を拒否するか否かを判断する場合の通信手順
について説明する。図5は、本発明の一実施の形態であ
る通信装置におけるユーザ状況情報に応じて通信メッセ
ージの着信を拒否するか否かを判断する場合のシーケン
スチャートである。図2と同じものについては同じ番号
を付し、説明は省略する。相手ユーザ10bは、通信装
置20bのユーザ情報記憶部23bに現在のユーザの状
況であるユーザ情報とともに、この状況時に着信を拒否
するか否かの設定を入力しておく(S201)。ユーザ
10aはダイヤルを回し(S202)、通信装置20a
から通信網30を経由して発信要求を行う(S20
3)。通信網30からユーザ10aの発信要求が相手の
通信装置20bに着信する(S204)。通信装置20
bは、ユーザ状況に応じて着信を受付けるか否かの着信
判定を行う(S205)。着信を拒否する場合、その理
由とともに拒否を通信網30経由で送出する(S20
6)。通信網30から発信失敗が通信装置20aに送ら
れ(S207)、通信装置20aは、拒否の理由ととも
に発信失敗をユーザ10aに通知する(S208)。着
信判定が受付け可の場合、相手の通信装置20bは、着
信音などで着信があったことを相手ユーザ10bに通知
する(S209)。相手ユーザ10bは、応答を通信装
置20bに送出する(S210)。この応答は通信網3
0を経由し(S211)、通信開始が通信装置20aに
返ってくる(S212)。通信装置20aは、通信が開
始されたことをユーザ10aに通知する(S213)。
このように、相手ユーザ10bは、必要とするメッセー
ジの着信だけを許可することができる。また、メッセー
ジを送信したユーザ10aも、着信が拒否された場合で
あっても拒否の理由を知ることができる。例えば、相手
が着信できないと設定している時間に発信したのであれ
ば、発信失敗の理由に「着信拒否時間」が設定された応
答が返ってくるため、しばらく時間をおいてから発信す
るように判断できる。
【0024】次に、メッセージの要求レベルに応じて着
信を拒否するか否かを判断する場合の通信手順について
説明する。図6は、本発明の一実施の形態である通信装
置におけるメッセージの要求レベルに応じて着信を拒否
するか否かを判断する場合のシーケンスチャートであ
る。図2と同じものについては同じ番号を付し、説明は
省略する。相手ユーザ10bは、通信装置20bのユー
ザ情報記憶部23bに着信した通信メッセージの重要度
に応じて着信を拒否するか否かを判断するための管理情
報を入力しておく(S301)。要求レベルに対応する
管理情報について説明する。図7は、要求レベルに対応
して着信を管理する管理情報の例である。要求レベル
は、メッセージの重要度に応じて設定される。ここで
は、要求レベル値と管理情報に設定されるレベル値は同
じとする。管理情報は、どの要求レベルまで着信を許可
するかという設定情報である。この例の場合、数値が小
さいほど優先度すなわち、要求レベルが高くなる。例え
ば、レベル01ならば要求レベルによらず着信は拒否さ
れる。レベル02であれば要求レベルが緊急事態(0
1)の場合のみ着信を許可する。
【0025】図6に戻って説明する。ユーザ10aは要
求レベルを含む発信要求を行い(S302)、通信装置
20aから通信網30を経由して発信要求パケットが送
出される(S303)。発信要求パケットについて説明
する。図8は、要求レベルを含む発信要求のパケットの
例である。図4と同じものの説明は省略する。要求レベ
ルは、メッセージの重要度を示すものである。例えば、
緊急事態が発生した場合等、着信側の都合をある程度無
視してでも着信すべきメッセージであるときには、要求
レベルを高く設定する。発信ユーザ情報は、発信する側
のユーザの状況を通知する情報である。
【0026】図6に戻って説明する。通信網30からユ
ーザ10aの発信要求パケットが相手の通信装置20b
に着信する(S304)。通信装置20bは、要求レベ
ルとユーザ情報記憶部23bに記憶された管理情報に応
じて着信を受付けるか否かの着信判定を行う(S30
5)。要求レベルが低く着信を拒否する場合、その理由
とともに拒否を通信網30経由で送出する(S30
6)。通信網30から発信失敗が通信装置20aに送ら
れ(S307)、通信装置20aは、拒否の理由ととも
に発信失敗をユーザ10aに通知する(S308)。要
求レベルが高く着信判定が受付け可の場合、着信音など
で着信があったことを相手ユーザ10bに通知する(S
309)。相手ユーザ10bは、応答を通信装置20b
に送出し(S310)、応答は通信網30を経由し(S
311)、通信開始が通信装置20aに返ってくる(S
312)。通信装置20aは、通信が開始されたことを
ユーザ10aに通知する(S313)。このように、要
求レベルに応じて着信を拒否することにより、必要な着
信のみ受付けることが可能となる。
【0027】次に、本発明の他の実施の形態について説
明する。図9は、本発明の他の実施の形態である通信管
理装置の構成図である。図1と同じものについては同じ
番号を付し、説明は省略する。
【0028】本発明に係る通信管理装置40は、通信網
30に接続する通信制御手段41、通信装置20a、2
0bからの要求に応じてメッセージを送信するメッセー
ジ制御手段42、通信装置20a、20bから送信され
たユーザ情報を記録管理するユーザ情報管理手段である
ユーザ情報管理部43とから構成される。
【0029】通信制御手段41は、通信網30を介して
通信装置20a、20bの行う通信を管理するととも
に、必要に応じてメッセージ制御手段42の生成したメ
ッセージを送信する。メッセージ制御手段42は、通信
装置20a、20bから送られてくるユーザ10a、1
0bに関するユーザ情報の登録要求に応じて、ユーザ情
報をユーザ情報管理部43に保存する。また、通信装置
20a、20bからのユーザ情報要求に応じて、ユーザ
情報を含む応答メッセージを生成する。ユーザ情報管理
部43は、管理下にある通信機器についての、上記説明
の図3に示したようなユーザ状況や、図7に示した要求
レベルに応じた管理情報等のユーザ情報を記憶する。
【0030】このような構成の通信管理装置の動作につ
いて説明する。ユーザ10a、10bから通信装置20
a、20bによって通信網30を経由して送られてくる
ユーザ情報を通信制御手段41で受信し、メッセージ制
御手段42によりユーザ情報管理部43に記憶する。通
信装置20aまたは20bから、ユーザ情報の読出し要
求を通信制御手段41によって受信した場合、メッセー
ジ制御手段42は要求のあったユーザ情報をユーザ情報
管理部43から検索し、応答のメッセージを生成する。
生成された応答メッセージは、通信制御手段41、通信
網30を経由して通信装置20aまたは20bに送信さ
れる。
【0031】上記説明の通信管理装置による相手ユーザ
情報取得手順について説明する。図10は、本発明の他
の実施の形態である通信管理装置におけるユーザ情報取
得のシーケンスチャートである。図2と同じものには同
じ番号を付し、説明は省略する。通信装置20a、20
bから見ると、通信管理装置40への送受信は、通信網
への送受信と同等であるので、通信網は特に図示しな
い。ここでは、通信管理装置40の一部としている。
【0032】相手ユーザ10bは、自身の状況をユーザ
情報として通信装置20bに入力する(S401)。こ
れはユーザ情報登録として通信管理装置40に送信さ
れ、ユーザ情報管理部43に記憶される(S402)。
相手ユーザ10bと通信を行おうとしているユーザ10
aは、ユーザ情報問合せを通信装置20aに行う(S4
03)。通信装置20aは、ユーザ情報問い合わせを通
信管理装置40に送信し(S404)、応答として通信
管理装置40に記憶されているユーザ情報を通知するメ
ッセージを受信する(S405)。
【0033】続けて、通信装置20aが相手ユーザ情報
取得した後の手順について説明する。図11は、本発明
の他の実施の形態である通信管理装置におけるユーザ情
報取得後のシーケンスチャートである。図10と同じも
のには同じ番号を付し、説明は省略する。図11は、図
10のユーザ情報通知(S405)により、通信装置2
0aにユーザ情報が到達した以降の手順を示している。
通信管理装置40から送信されたユーザ情報は、ディス
プレイによる表示等でユーザ10aに通知され(S40
6)、ユーザは発信が可能な状況であるかを判定する
(S407)。可能であれば、発信を行うためダイヤル
する(S408)。通信装置20aは発信要求を行い
(S409)、これを受信した通信管理装置40は、着
信判定を行い(S410)、可能であれば着信を通信装
置20bに送信する(S411)。通信装置20bは、
着信音等で相手ユーザ10bに着信を通知する(S41
2)。これに対する相手ユーザ10bの応答は、通信装
置20bに送られ(S413)、通信管理装置40に届
き(S414)、通信装置20aに到達する(S41
5)。そして、通信装置20aは、ユーザ10aに通信
が開始されたことを通知する(S416)。着信が拒否
された場合は、拒否の理由とともに拒否の通知が行われ
る。
【0034】このように、通信管理装置40がユーザ情
報を管理することにより、相手装置に負担をかけずに、
相手ユーザの状況確認を行うことができる。特に、相手
通信装置20bが移動体通信端末で、電波状況が悪いと
きであっても、相手ユーザの情報を取得することができ
る。
【0035】次に、通信端末装置がユーザ状況を自動的
に判定して、発信要求も行う場合について説明する。図
12は、本発明の他の実施の形態である通信管理装置に
おける相手ユーザ呼び出しのシーケンスチャートであ
る。図10と同じものには同じ番号を付し、説明は省略
する。図11と同様、通信装置20aが相手ユーザ情報
を取得した後の手順を示している。通信管理装置40か
ら送信されたユーザ情報を基に、通信装置20aは発信
が可能な状況であるかを判定する(S421)。可能で
あれば、発信要求を行う(S422)。発信要求を受信
した通信管理装置40は、着信判定を行い(S42
3)、可能であれば着信を通信装置20bに送信する
(S424)。通信装置20bは、着信音等で相手ユー
ザ10bに着信を通知する(S425)。これに対する
相手ユーザ10bの応答は通信装置20bに送られ(S
426)、通信管理装置40に届き(S427)、通信
装置20aに到達する(S428)。そして、通信装置
20aは、ユーザ10aに通信が開始されたことを通知
する(S429)。着信が拒否された場合は、拒否の理
由とともに拒否の通知が行われる。
【0036】上記の説明ではユーザ情報は通信管理装置
が記録・管理しているとしたが、通信端末装置が相手ユ
ーザの通信端末装置から直接ユーザ情報を取得し、その
ユーザ情報に応じて自動的に発信まで行うとすることも
できる。
【0037】なお、上記の処理機能は、コンピュータに
よって実現することができる。その場合、通信装置及び
通信管理装置が有すべき機能の処理内容は、コンピュー
タで読み取り可能な記録媒体に記録されたプログラムに
記述しておく。そして、このプログラムをコンピュータ
で実行することにより、上記処理がコンピュータで実現
される。コンピュータで読み取り可能な記録媒体として
は、磁気記録装置や半導体メモリ等がある。市場を流通
させる場合には、CD−ROM(Compact DiscRead Only
Memory)やフロッピーディスク等の可搬型記録媒体にプ
ログラムを格納して流通させたり、ネットワークを介し
て接続されたコンピュータの記憶装置に格納しておき、
ネットワークを通じて他のコンピュータに転送すること
もできる。コンピュータで実行する際には、コンピュー
タ内のハードディスク装置等にプログラムを格納してお
き、メインメモリにロードして実行する。
【0038】
【発明の効果】以上説明したように本発明では、通信を
開始する場合、最初に相手ユーザの通信装置に記憶され
た相手ユーザ情報を取得し、相手ユーザ情報をユーザに
知らせる。このため、ユーザは通知された相手ユーザ情
報をもとに、通信を行うか否かの判断を行うことができ
る。このように、相手側の都合を考慮して発信を行うこ
とができる。また、着信側は、ユーザ情報を登録してお
くことにより、自動的にそれ以降のメッセージを自己都
合により着信拒否することができ、また、相手にその内
容を知らせることができる。
【0039】また本発明の通信管理装置は、通信装置か
ら送信されたユーザ情報を記録・管理する。通信装置か
らの要求があった場合、記録・管理するユーザ情報を含
む応答メッセージを生成し、要求元の通信装置に対して
送信する。このため、相手ユーザのユーザ情報を要求し
た要求元は、通知された相手ユーザ情報をもとに、通信
を行うか否かの判断を行うことができる。このように、
相手側の都合を考慮して発信を行うことができる。さら
に、通信管理装置がユーザ情報を管理しているため、相
手ユーザが例えば移動体通信端末で、電波状況が悪いと
き等であっても、相手ユーザの情報を取得することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態である通信装置の構成図
である。
【図2】本発明の一実施の形態である通信装置における
通信相手のユーザ情報取得のシーケンスチャートであ
る。
【図3】ユーザ状況を表すユーザ情報の例である。
【図4】ユーザ情報を通知するパケットの例である。
【図5】本発明の一実施の形態である通信装置における
ユーザ状況情報に応じて通信メッセージの着信を拒否す
るか否かを判断する場合のシーケンスチャートである。
【図6】本発明の一実施の形態である通信装置における
メッセージの要求レベルに応じて着信を拒否するか否か
を判断する場合のシーケンスチャートである。
【図7】要求レベルに対応して着信を管理する管理情報
の例である。
【図8】要求レベルを含む発信要求のパケットの例であ
る。
【図9】本発明の他の実施の形態である通信管理装置の
構成図である。
【図10】本発明の他の実施の形態である通信管理装置
におけるユーザ情報取得のシーケンスチャートである。
【図11】本発明の他の実施の形態である通信管理装置
におけるユーザ情報取得後のシーケンスチャートであ
る。
【図12】本発明の他の実施の形態である通信管理装置
における相手ユーザ呼び出しのシーケンスチャートであ
る。
【符号の説明】
10a、10b…ユーザ、20a、20b…通信装置、
21a…通信手段、22a…データ処理手段、23a…
ユーザ情報記憶部、24a…入力手段、25a…通知手
段、30…通信網

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続し相互通信を行う通信装置
    において、 前記通信網に接続し情報通信メッセージの送受信を行う
    通信手段と、 自装置のユーザに関するユーザ情報を記録するユーザ情
    報記憶手段と、 要求があった場合及び必要に応じて前記自装置のユーザ
    情報を通信相手に送出するとともに、必要に応じて通信
    相手の前記ユーザ情報記憶手段に記憶された相手ユーザ
    に関する相手ユーザ情報を取得するデータ処理手段と、 前記取得した相手ユーザ情報を自装置のユーザに通知す
    る通知手段と、 自装置のユーザの指令を入力する入力手段と、 を有することを特徴とする通信装置。
  2. 【請求項2】 前記ユーザ情報は、ユーザの状況を表し
    たユーザ状況情報であることを特徴とする請求項1記載
    の通信装置。
  3. 【請求項3】 前記データ処理手段は、さらに、相手ユ
    ーザからの通信メッセージ着信時に自装置の前記ユーザ
    状況情報に応じて、前記相手ユーザからの通信メッセー
    ジの着信を拒否するか否かを判断することを特徴とする
    請求項2記載の通信装置。
  4. 【請求項4】 前記データ処理手段は、通信先の相手ユ
    ーザと通信を行う前に前記相手ユーザ情報を取得するこ
    とを特徴とする請求項1記載の通信装置。
  5. 【請求項5】 前記データ処理手段は、さらに、前記取
    得した前記相手ユーザ情報に応じて発信が可であるかを
    判定し、判定が可である場合は相手ユーザに対し発信要
    求を行うことを特徴とする請求項4記載の通信装置。
  6. 【請求項6】 前記ユーザ情報は、さらに、着信した通
    信メッセージの重要度に応じて着信を拒否するか否かを
    判断するための管理情報を有することを特徴とする請求
    項1記載の通信装置。
  7. 【請求項7】 前記データ処理手段は、さらに、着信し
    た通信メッセージの要求レベルと前記ユーザ情報の管理
    情報とを用いて着信を拒否するか否かの判断を行うこと
    を特徴とする請求項6記載の通信装置。
  8. 【請求項8】 通信網に接続し相互通信を行う通信装置
    間の通信を管理する通信管理装置において、 前記通信装置間の通信を制御する通信制御手段と、 前記通信装置から送信されるユーザに関するユーザ情報
    を記録し管理するユーザ情報管理手段と、 前記通信装置からの要求に応じて前記ユーザ情報を含む
    通信メッセージを生成し要求元に送信するメッセージ制
    御手段と、 を有することを特徴とする通信管理装置。
  9. 【請求項9】 前記ユーザ情報は、ユーザの状況を表し
    たユーザ状況情報であることを特徴とする請求項8記載
    の通信管理装置。
  10. 【請求項10】 前記ユーザ情報は、さらに、着信した
    通信メッセージの重要度に応じて着信を拒否するか否か
    を判断するための管理情報を有することを特徴とする請
    求項8記載の通信管理装置。
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