JP4667526B2 - 連携装置、連携システム及びコンピュータプログラム - Google Patents

連携装置、連携システム及びコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、複数の電話機を連携させる連携装置、該連携装置を備える連携システム、及び前記連携装置を実現するためのコンピュータプログラムに関し、特に一のユーザが複数の電話機を使用する状況に適した連携装置、連携システム及びコンピュータプログラムに関する。
電話通信システムが普及した現代では、一人で複数の電話機を使用する状況が増加してきている。一人で複数の電話機を使用する場合、同時期に複数台の電話機を操作しなければならないこともある。例えば事業所内の内線電話と携帯電話との両方を使用することが可能な状況において、内線電話による通話中に、携帯電話が着信を受けた場合、使用者は、着信に対する応答の要否を判断するために、携帯電話の画面を視認して発信元を確認するという様な作業が必要となる。さらに発信元を確認した結果、携帯電話への発信に応答する際には、通話中の内線電話を保留する操作を行った上で、携帯電話に対して応答するという様な操作が必要となる。
特許文献1では、構内交換機とサーバとを連携させて、内線電話機の着信通知をパーソナルコンピュータ端末に通知することにより、パーソナルコンピュータ端末を操作しながら、内線電話機の着信を確認することができる着信制御方式が開示されている。
特開平10−240656号公報
しかしながら特許文献1は、複数の電話機を使用する使用者を想定したものではなく、一人で複数台の電話機を使用する場合の操作の煩雑さを軽減することができる訳ではない。従って前述した様に一人で複数台の電話機を使用する状況下で、例えば一の電話機での通話中に他の電話機に着信があった場合等の状況に対する対応及び操作の煩雑さを軽減することが解決すべき課題として残されている。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、一の電話機の通話状態が着信等の第1状態に変化した場合で、連携させるべき他の電話機の通話状態が通話中等の第2状態であるときに、他の電話機に実行させる着信通知等の連携処理を決定し、決定した連携処理を実行させることにより、複数台の電話機の状態に応じて、電話機に所定の連携処理を実行させることにより、複数の電話機を使用する際の煩雑さを軽減することが可能な連携装置、該連携装置を備えた連携システム、及び前記連携装置を実現するためのコンピュータプログラムの提供を目的とする。
本願に係る連携装置は、異なる電話番号を有する複数の電話機を連携させる連携装置において、前記複数の電話機夫々と通信する通信手段と、該通信手段による前記複数の電話機夫々との通信に基づいて、夫々の電話機の通話状態を検出する検出手段と、前記複数の電話機夫々の位置情報を取得する手段と、検出した通話状態に基づいて、前記複数の電話機のうちの任意の第1電話機の通話状態が第1状態に変化した場合に、前記第1電話機と連携させるべき電話機として予め設定されている第2電話機の通話状態が第2状態であるか否かを判定する判定手段と、前記第2電話機が第2状態であると判定したときに、前記第2電話機に実行させる連携処理を決定する決定手段と、決定した連携処理を実行させる命令を前記第2電話機へ送信する手段とを備え、前記第1及び第2電話機間の距離が所定条件以上である場合に、連携処理を抑制する。
本願に係る連携装置は、通話状態を示す状態情報を通信手段にて受信し、当該受信した状態情報を記録する状態テーブルを更に備え、前記検出手段は、状態テーブルに基づいて前記複数の電話機夫々の通話状態を検出する様に構成してある。
本願に係る連携装置は、第1状態及び第2状態並びに連携処理を対応付けて記録する処理テーブルを更に備え、前記判定手段は、処理テーブルに記録されている第1状態及び該第1状態と対応付けられた第2状態に基づいて判定する様に構成してあり、前記決定手段は、処理テーブルに記録されている第2状態に対応付けられた連携処理に基づいて決定する様に構成してある。
本願に係る連携装置は、前記複数の電話機夫々の電話通信に係る呼接続を制御する呼制御手段を更に備える。
本願に係る連携システムは、異なる電話番号を有する複数の電話機と、該電話機を夫々連携させる連携装置とを備える連携システムにおいて、前記連携装置は、前記複数の電話機夫々と通信する通信手段と、該通信手段による前記複数の電話機夫々との通信に基づいて、夫々の電話機の通話状態を検出する検出手段と、前記複数の電話機夫々の位置を検出する手段と、該検出手段により検出した通話状態に基づいて、前記複数の電話機のうちの任意の第1電話機の通話状態が第1状態に変化した場合に、前記第1電話機と連携させるべき電話機として予め設定されている第2電話機の通話状態が第2状態であるか否かを判定する判定手段と、該判定手段により、前記第2電話機が第2状態であると判定したときに、前記第2電話機に実行させる連携処理を決定する決定手段と、該決定手段が決定した連携処理を実行させる命令を、通信手段から前記第2電話機へ送信する手段とを備え、前記第1及び第2電話機間の距離が所定条件以上である場合に、連携処理を抑制し、前記第2電話機は、受信した命令に基づいて処理を実行する処理実行手段を備える。
本願に係る連携システムは、前記複数の電話機夫々は、通話状態が変化した場合に、通話状態を示す状態情報を前記連携装置へ送信する手段を備え、前記連携装置は、通信手段にて受信した状態情報を記録する状態テーブルを更に備え、前記検出手段は、状態テーブルに基づいて前記複数の電話機夫々の通話状態を検出する様に構成してある。
本願に係る連携システムは、前記連携装置は、第1状態及び第2状態並びに連携処理を対応付けて記録する処理テーブルを更に備え、前記判定手段は、処理テーブルに記録されている第1状態及び該第1状態と対応付けられた第2状態に基づいて判定する様に構成してあり、前記決定手段は、処理テーブルに記録されている第2状態に対応付けられた連携処理に基づいて決定する様に構成してある。
本願に係る連携システムは、前記処理テーブルは、第1状態に対応付けて、前記電話機の通話に係る相手装置を示す情報を記録する様に構成してあり、前記決定手段は、前記電話機の通話に係る相手装置、及び処理テーブルに記録されている相手装置を示す情報に対応付けられた連携処理に基づいて決定する様に構成してある。
本願に係る連携システムは、前記処理テーブルは、着信を示す第1状態、通話中を示す第2状態、及び所定音の出力を示す連携処理を対応付けて記録してあり、前記処理実行手段は、通話音に、所定音を重畳して出力する様に構成してある。
本願に係る連携システムは、前記処理テーブルは、着信に対する応答を示す第1状態、通話中を示す第2状態、及び通話の保留を示す連携処理を対応付けて記録してある。
本願に係る連携システムは、前記通信手段は、短距離用無線通信規格に基づいた通信方法にて通信する様に構成してある。
本願に係る連携システムは、前記通信手段は、IP(Internet Protocol )網を介して通信する様に構成してある。
本願に係る連携システムは、前記連携装置は、前記複数の電話機夫々の電話通信に係る呼接続を制御する呼制御手段を更に備える。
本願に係るコンピュータプログラムは、異なる電話番号を有する複数の電話機夫々と通信する通信手段を備えるコンピュータに、前記複数の電話機を連携させるコンピュータプログラムにおいて、前記コンピュータに、前記通信手段による前記複数の電話機夫々との通信に基づいて、夫々の電話機の通話状態を検出させる手順と、前記コンピュータに、前記複数の電話機夫々の位置を検出させる手順と、前記コンピュータに、検出した通話状態に基づいて、前記複数の電話機のうちの任意の第1電話機の通話状態が第1状態に変化した場合に、前記第1電話機と連携させるべき電話機として予め設定されている第2電話機の通話状態が第2状態であるか否かを判定させる手順と、前記コンピュータに、前記第2電話機が第2状態であると判定したときに、前記第2電話機に実行させる連携処理を決定させる手順と、前記コンピュータに、前記第1及び第2電話機間の距離が所定条件以上である場合に、連携処理を抑制させる手順と、前記コンピュータに、連携処理を抑制しない場合、決定した連携処理を実行させる命令を前記第2電話機へ送信させる手順とを実行させることを特徴とする。
本願では、一の電話機の通話状態が変化した場合で、他の電話機が第2状態である場合に、他の電話機に対し自動的に必要な処理を行わせるので、複数の電話機を使用する際の煩雑さを軽減することが可能である。
本願では、連携装置が備える状態テーブルにて電話機の状態を管理することにより、電話機の状態の検出が必要となった場合に、検出すべき電話機の状態を速やかに検出することが可能である。
本願では、各電話機の状態に応じて実行させる連携処理を予め処理テーブルに設定しておくことが可能であり、電話機の状態を管理し、状況に応じた好適な処理を自動的に実行させるので、電話機の使用者の作業負担を軽減することが可能である。
本願では、呼制御サーバコンピュータ、構内PBX等の装置及び連携装置を一体化させる形態に展開することが可能である。
本願では、複数の電話機間の距離が離れている場合、複数の電話機を同時に操作する機会は無いと見なして連携処理を抑制することが可能である。
本願では、発信元の相手、通話中の相手等の相手の装置に応じて適切な対応を行うことが可能であり、例えば重要な取引相手との通話を優先して行うことが可能である。
本願では、他の電話機での通話中に一の電話機に対して着信があった場合、他の電話機にて着信を自動的に確認することが可能であり、これにより確認に係る作業を軽減することが可能である。
本願では、他の電話機での通話中に、一の電話機の着信に対して応答した場合に、他の電話機を自動的に保留することにより、使用者の作業を軽減することが可能である。
本願では、電話機とBluetooth(登録商標)等の短距離無線用規格に基づき通信する形態に展開することが可能である。
本願では、無線LAN、IP電話等のシステムに適用することが可能である。
本発明に係る連携装置、連携システム及びコンピュータプログラムは、複数の電話機と、連携装置とを用い、連携装置は、電話機の通話状態を検出し、一の電話機の通話状態が第1状態に変化した場合で、一の電話機と連携させるべき電話機として予め設定されている他の電話機の通話状態が第2状態であるとき、他の電話機に実行させる連携処理を決定し、決定した連携処理を示す命令を他の電話機へ送信する。そして他の電話機は、受信した命令に基づいて処理を実行する。
この構成により、本発明では、例えば一人が複数の電話機を使用する場合の作業の繁雑さを軽減することが可能である等、優れた効果を奏する。例えば他の電話機での通話中に一の電話機に対して着信があった場合、例えば着信があったことを示す所定の電子音、音声案内等の音を重畳して他の電話機から出力することにより、使用者は、通話を行いながら、着信を確認することが可能である等、優れた効果を奏する。また他の電話機での通話中に、一の電話機の着信に対して応答した場合に、他の電話機を自動的に保留することにより、使用者の作業負担を軽減することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明は、通話中、着信、発信、通話保留、待ち受け等の通話状態が変化した場合に、電話機から連携装置へ通話状態を示す状態情報を送信し、連携装置では、受信した状態情報が示す通話状態を状態テーブルに記録して管理する。
この構成により、本発明では、電話機の状態の検出が必要となった場合に、検出すべき電話機の状態を速やかに検出することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明は、電話機の状態と必要な連携処理とを対応付けて処理テーブルに記録しておき、処理テーブルを用いて他の電話機に実行させる連携処理を決定することにより、各電話機の状態に応じて実行させる連携処理を予め処理テーブルに設定しておくことが可能であり、電話の状態を管理し、状況に応じた好適な処理を自動的に実行させるので、電話機の使用者の作業負担を軽減することが可能である等、優れた効果を奏する。
また本発明は、短距離用無線、IP通信、呼制御を行う装置との一体化等の様々なシステムに展開することが可能である。
本発明は、通話に係る相手装置を示す情報を連携処理に対応付けて処理テーブルに記録することにより、発信元の相手、通話中の相手等の相手の装置に応じて適切な対応を行うことが可能であり、例えば重要な取引相手との通話を優先して行うことが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明は、一の電話機及び他の電話機間の距離が所定条件以上である場合に、連携処理を抑制することにより、複数の電話機間の距離が離れている場合、複数の電話機を同時に操作する機会は無いと見なして連携処理を抑制することが可能である等、優れた効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る連携システムの構成例を示す概念図である。 本発明の実施の形態1に係る連携システムが備える連携装置及び電話機の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態1に係る連携装置が備える状態テーブルの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る連携装置が備える処理テーブルの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態1に係る連携システムが備える電話機の状態変化通知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る連携システムが備える連携装置の連携要否判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態1に係る連携システムが備える電話機の命令実行処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態2に係る連携装置が備える処理テーブルの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態2に係る連携システムが備える連携装置の連携要否判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る連携装置が備える処理テーブルの記録内容の一例を示す説明図である。 本発明の実施の形態3に係る連携システムが備える電話機の状態変化通知処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態3に係る連携システムが備える連携装置の連携要否判定処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態4に係る連携システムの構成例を示す概念図である。 本発明の実施の形態4に係る連携システムが備える連携装置及び電話機の構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態5に係る連携装置の位置連携処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態6に係る連携装置が備える状態テーブルの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。 本発明の実施の形態6に係る連携装置の位置連携処理の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
1 連携装置
12a 状態テーブル
12b 処理テーブル
15 呼制御手段
2 電話機
100 電話網
101 コンピュータプログラム
以下、本発明をその実施の形態を示す図面に基づいて詳述する。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係る連携システムの構成例を示す概念図である。図1中1は、通信用コンピュータ等のコンピュータを用いた本発明の連携装置であり、連携装置1は、携帯電話、固定電話等の電話機2,2,…と有線又は無線により通信することが可能である。連携装置1及び電話機2,2,…間の通信としては、例えば無線通信である場合、Bluetooth(登録商標)等の短距離無線用規格に基づく無線通信、IEEE802.11等の無線LAN規格に基づくIP(Internet Protocol )網を介した無線通信等の様々な規格の通信を採用することが可能である。また例えば有線通信である場合、IP網を介したEthernet(登録商標)等の規格に基づくIP網を介した有線通信、SCSI、USB2.0等の規格に基づく有線通信等の様々な規格の通信を採用することが可能である。また電話機2,2,…は、無線基地局、SIPサーバ等の呼制御装置、各種回線交換機、構内PBX装置等の様々な装置を用いて構成される公衆回線交換網、IP電話網、無線通信網、構内電話網等の電話網100に接続し、音声による電話通信、即ち通話を行うことが可能である。
図2は、本発明の実施の形態1に係る連携システムが備える連携装置1及び電話機2,2,…の構成例を示すブロック図である。連携装置1は、装置全体を制御するCPU等の制御手段10と、本発明のコンピュータプログラム101及びデータ等の各種情報を記録したCD−ROM等の記録媒体から各種情報を読み取るCD−ROMドライブ等の補助記憶手段11と、補助記憶手段11により読み取った本発明のコンピュータプログラム101等の各種情報を記録するハードディスク等の記録手段12と、情報を一時的に記憶するRAM等の記憶手段13とを備えている。そして記録手段12に記録した本発明のコンピュータプログラム101を記憶手段13に記憶させて、制御手段10の制御にて実行することにより、通信用コンピュータは、本発明の連携装置1として動作する。さらに連携装置1は、電話機2,2,…と有線又は無線により通信する通信手段14を備えている。また記録手段12には、電話機2,2,…の通話状態を示す状態情報を記録する状態テーブル12a、通話状態及び電話機2,2,…に対して命じる連携処理を記録する処理テーブル12b等のテーブルを用いて処理に必要な各種情報が記録されている。
電話機2は、装置全体を制御するCPU等の制御手段20と、プログラム及びデータ等の各種情報を記録する揮発性及び不揮発性のメモリにて形成される記録手段21と、音の入力を受け付けるマイク等の音声入力手段22と、音声を出力するスピーカ等の音声出力手段23と、各種押釦等の操作手段24と、様々な音声処理を行う音声チップ等の音声処理手段25と、構内電話網、無線電話網等の電話網100に接続する第1通信手段26と、連携装置1に有線又は無線にて接続する第2通信手段27とを備えている。なお電話機2は、通話状態が変化した場合、変化後の通話状態を示す状態情報を連携装置1へ送信し、また連携装置1から処理の命令を受け付けた場合に、受け付けた命令に基づく処理を実行する。
図3は、本発明の実施の形態1に係る連携装置1が備える状態テーブル12aの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。状態テーブル12aには、使用者を特定する使用者IDに対応付けて、電話機2を特定する電話機ID及び電話機2の通話状態を示す状態情報がレコード単位で記録されている。一の使用者IDに複数の電話機IDが対応付けられている場合、一の使用者が複数の電話機2,2,…を使用していることを示している。電話機IDにて特定される複数の電話機2,2,…は、連携させるべき電話機2,2,…であり、状態テーブル12aに記録しておくことにより、連携させるべき電話機2,2,…を予め設定しておくことができる。電話機IDとしては、例えば電話番号、内線番号、IPアドレス等の識別情報が用いられ、連携装置1は、電話機IDに基づいて、電話機2と通信することができる。状態情報が示す通話状態とは、発呼を示す「発信」、着呼を示す「着信」、着呼に対する応答を示す「応答」、応答により呼接続が確立して通話が可能な状態であることを示す「通話中」、呼接続を維持した状態で音声の入出力を抑制する「通話保留」、呼接続が切断されたことを示す「通話切断」、通話切断後、発呼及び着呼が可能な状態となったことを示す「待ち受け」等の状態である。
図4は、本発明の実施の形態1に係る連携装置1が備える処理テーブル12bの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。処理テーブル12bには、使用者ID、第1状態、第2状態、連携処理等の項目毎のデータが夫々対応付けられたレコードとして記録されている。第1状態とは、電話機2の状態が変化した場合に、変化後の状態を示す状態情報である。第2状態とは、状態が変化した一の電話機2に連携させるべき電話機2として設定されている他の電話機2の状態を示す状態情報である。連携処理とは、状態が変化した一の電話機2に連携して他の電話機2に実行させる処理である。本発明の連携装置1は、処理テーブル12bに基づいて、一の電話機2の状態が第1状態に変化した場合で、一の電話機2と連携させる他の電話機2の状態が第2状態であるとき、他の電話機2に対し、連携処理を実行させる。
次に本発明の実施の形態1に係る連携システムが備える連携装置1及び電話機2,2,…の各種処理について説明する。図5は、本発明の実施の形態1に係る連携システムが備える電話機2の状態変化通知処理の一例を示すフローチャートである。電話機2は、制御手段20の制御により、自らの通話状態が変化したことを検出した場合(S101)、変化後の通話状態を示す状態情報を第2通信手段27から連携装置1へ送信する(S102)。例えば待ち受け状態にある電話機2が着信を受け付けた場合に、通話状態は、「待ち受け」状態から「着信」状態に変化し、電話機2は、「着信」を示す状態情報を連携装置1へ送信する。なお状態情報には、状態情報の送信元の電話機2を特定する電話機IDが含まれている。
図6は、本発明の実施の形態1に係る連携システムが備える連携装置1の連携要否判定処理の一例を示すフローチャートである。連携要否判定処理として、電話機2の状態変化通知処理により送信された状態情報を受信した連携装置1の処理を説明する。連携装置1は、記憶手段13に記憶させたコンピュータプログラム101を実行する制御手段10の制御により、通信手段14にて状態情報を受信し(S201)、受信した状態情報に基づいて、状態テーブル12aを更新(状態情報の記録)する(S202)。ステップS202では、状態テーブル12aにおいて、受信した状態情報に含まれている送信元の電話機2を特定する電話機IDに対応付けられている状態情報の項目に、受信した状態情報にて示される通話状態を記録する。
連携装置1は、制御手段10の制御により、状態情報を更新後、更新した通話状態に対応付けられている使用者IDに対応するレコードを、処理テーブル12bから検索し、検索したレコードの中で更新後の通話状態が、第1状態と一致するレコードを検索し、検索したレコードに記録されている第2状態を、処理テーブル12bから読み取る(S203)。ステップS203において、例えば図4に示した処理テーブル12bを用いる場合、連携装置1は、1行目に示したレコードを抽出し、第1状態「着信」に対応付けられた第2状態「通話中」を読み取る。なお検索条件に該当するレコードが処理テーブル12bに記録されていない場合、連携装置1は、連携不要な状態変化であると判断し、以降の処理は実行せずに連携要否判定処理を終了する。
連携装置1は、制御手段10の制御により、状態テーブル12aに基づいて、状態情報の送信元である一の電話機2と連携させるべき他の電話機2の状態情報を読み取る(S204)。ステップS204では、同じ使用者IDに対応付けて記録されている複数の電話機IDの中で、状態情報の送信元の電話機2を示す電話機ID以外の電話機IDに対応付けられた状態情報を読み取る。
連携装置1は、制御手段10の制御により、ステップS203にて読み取った第2状態と、ステップS204にて読み取った状態情報が示す状態とが一致するか否かを判定する(S205)。ステップS205では、一の電話機2と連携させるべき電話機2として予め設定されている他の電話機2の通話状態が、読み取った第2状態に一致するか否かを判定する。
ステップS205において、状態が一致すると判定した場合(S205:YES)、連携装置1は、制御手段10の制御により、ステップS203にて読み取った第2状態に対応付けて処理テーブル12bに記録されている連携処理を、通話状態が第2状態に一致する他の電話機2に実行させる連携処理として決定する(S206)。ステップS206において、例えば図4に示した処理テーブル12bを用いる場合、連携装置1は、1行目に示したレコードに基づいて、「通話中」である他の電話機2に実行させる連携処理を、「着信通知音重畳」に決定する。「着信通知音重畳」とは、通話音に、所定の電子音、音声案内等の音を重畳して出力することを示す。
そして連携装置1は、制御手段10の制御により、決定した連携処理を他の電話機2に実行させるべく、決定した連携処理を示す命令を、通信手段14から他の電話機2へ送信する(S207)。
ステップS205において、状態が一致しないと判定した場合(S205:NO)、ステップS206以降の処理は実行せずに、連携要否判定処理を終了する。
図7は、本発明の実施の形態1に係る連携システムが備える電話機2の命令実行処理の一例を示すフローチャートである。命令実行処理として、連携装置1の連携要否判定処理により送信された連携処理を示す命令を受信した電話機2の処理を説明する。電話機2は、制御手段20の制御により、第2通信手段27にて連携処理を示す命令を受信し(S301)、受信した命令に基づく処理を実行する(S302)。ステップS302において、例えば図4に示した処理テーブル12bを用いる場合で、1行目に示したレコードに基づく「着信通知音重畳」を実行するとき、電話機2は、第1通信手段26により、電話網100から受信した通話相手の音声等の通話音に、所定の電子音、音声案内等の音を重畳し、所定の音を重畳した通話音を音声出力手段23から出力する。重畳する所定の音は、電話機2側に予め記録しておいても良く、また連携装置1の処理テーブル12bに連携処理に対応付けて音情報を記録しておき、命令に付加して連携装置1から電話機2へ送信する様にしても良い。また電子音である場合、命令に基づいて電話機2により生成する様にしても良い。音声案内とは、例えば「内線電話に着信があります」等の音声である。また音の重畳には、電話機2が備える音声処理手段25のミキシング機能が用いられる。
図5乃至図7を用いて説明した状態変化通知処理、連携要否判定処理及び命令実行処理により、例えば固定電話である電話機2を用いた通話中に、携帯電話である電話機2に着信があった場合、固定電話である電話機2から「携帯電話に着信があります」等の所定の音が出力される。
さらに所定の音を出力する処理により、使用者が着信を認識し、着信している電話機2に対して応答する操作、例えば受話器を取る、通話ボタンを押すという様な操作を行った場合、着信している電話機2の通話状態が「着信」から「応答」に変化し、状態変化通知処理が実行され、連携装置1に電話機2の状態変化が通知される。
電話機2の状態が「着信」から「応答」に変化したことを示す状態情報を受信した連携装置1では、連携要否判定処理のステップS202に対応する処理として状態テーブル12aを更新し、ステップS203に対応する処理として処理テーブル12bから第2状態、この段階では「通話中」を読み取り、ステップS204に対応する処理として、状態テーブル12aから、他の電話機2、この段階では固定電話の状態情報を読み取る。そして連携装置1は、ステップS205に対応する処理として、第2状態と他の電話機2の状態情報が示す状態とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、ステップS206に対応する処理として、処理テーブル12bに基づいて連携処理を決定し、ステップS207に対応する処理として、決定した連携処理を示す命令を送信する。
この場合の処理は、図4に例示した処理テーブル12bの2行目に示したレコードに対応する。図4に示した処理テーブル12bの2行目に示したレコードには、第1状態として「応答」が示されており、第2状態として「通話中」が示されており、連携処理として「通話保留」が設定されている。処理テーブル12bの2行目に示したレコードの設定に従う場合、着信を受け付けている電話機2の通話状態が「着信」から「応答」に変化すると、連携装置1は、「通話保留」を示す命令を通話中の電話機2へ送信するので、命令を受信した電話機2は、通話を保留する処理を実行する。即ち固定電話で通話中に、携帯電話に対する着信に応答した場合、固定電話が自動的に保留となる。なお保留となった電話機2に、通話相手に対して音声メッセージを要求する様に案内させる様にしても良い。
図4に例示した処理テーブル12bの3行目に示したレコードに係る処理について説明する。3行目に示したレコードには、第1状態として「待ち受け」が示されており、第2状態として「通話保留」が示されており、連携処理として「保留解除」が示されている。このレコードは、2行目のレコードの処理により、携帯電話に対する着信に応答し、固定電話を保留にしていた状態から、使用者が、携帯電話の呼接続を切断し、携帯電話が「待ち受け」状態に遷移した状況を示している。
一の電話機2、この段階では携帯電話である電話機2の状態が「待ち受け」に変化したことを示す状態情報を受信した連携装置1では、連携要否判定処理のステップS202に対応する処理として状態テーブル12aを更新し、ステップS203に対応する処理として処理テーブル12bから第2状態、この段階では「通話保留」を読み取り、ステップS204に対応する処理として、状態テーブル12aから、他の電話機2、この段階では固定電話である電話機2の状態情報を読み取る。そして連携装置1は、ステップS205に対応する処理として、第2状態と他の電話機2の状態情報が示す状態とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、ステップS206に対応する処理として、処理テーブル12bに基づいて連携処理を決定し、ステップS207に対応する処理として、決定した連携処理、ここでは「保留解除」を示す命令を送信する。
この様に図4に例示した処理テーブル12bの3行目に示したレコードに基づく処理として、使用者が、携帯電話の呼接続を切断した場合、連携装置1は、固定電話の保留を解除し、通話が可能な状態に遷移させる。
図4に例示した処理テーブル12bの4行目に示したレコードに係る処理について説明する。4行目に示したレコードには、第1状態として「待ち受け(音声メッセージ有り)」が示されており、第2状態として「通話中」が示されており、連携処理として「音声メッセージ重畳通知」が示されている。このレコードは、2行目のレコードの処理により、携帯電話に対する着信に応答し、固定電話の通話を保留にしていた状態から、固定電話の通話相手が保留中に固定電話に対して音声メッセージを録音し、固定電話との呼接続を切断することにより、固定電話が「待ち受け」状態に遷移した状況を示している。
一の電話機2、この段階では固定電話である電話機2の状態が「待ち受け(音声メッセージ有り)」に変化したことを示す状態情報を受信した連携装置1では、連携要否判定処理のステップS202に対応する処理として状態テーブル12aを更新し、ステップS203に対応する処理として処理テーブル12bから第2状態、この段階では「通話中」を読み取り、ステップS204に対応する処理として、状態テーブル12aから、他の電話機2、この段階では、携帯電話である電話機2の状態情報を読み取る。そして連携装置1は、ステップS205に対応する処理として、第2状態と他の電話機2の状態情報が示す状態とが一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合、ステップS206に対応する処理として、処理テーブル12bに基づいて連携処理を決定し、ステップS207に対応する処理として、決定した連携処理、ここでは「音声メッセージ重畳通知」を示す命令を送信する。但し、音声メッセージは、固定電話である一の電話機2に録音されているので、連携装置1は、先ず一の電話機2に対して、録音している音声メッセージの送信を要求し、一の電話機2から音声メッセージを受信後、受信した音声メッセージを「音声メッセージ重畳通知」を示す命令に付加して、携帯電話である他の電話機2へ送信する。そして他の電話機2は、受信した音声メッセージを、通話相手の音声等の通話音に重畳して、音声出力手段23から出力する。
この様に図4に例示した処理テーブル12bの4行目に示したレコードに基づく処理として、固定電話の通話相手が音声メッセージを録音した状態で呼接続を切断した場合、連携装置1は、携帯電話の通話音に音声メッセージを重畳して出力させる。
前記実施の形態1では、一人の使用者が複数台の電話機を使用する形態を示したが、本発明はこれに限らず、グループ化された複数台の電話機、代表番号を付与された一台の電話機を含む複数台の電話機等の複数台の電話機を、複数人の使用者が使用する形態に展開することも可能であり、一の使用者が通話中に着呼があった場合、他の使用者の最寄りの電話機を鳴動させる等、様々な形態に展開することが可能である。
実施の形態2.
実施の形態2は、実施の形態1において、処理テーブルに電話機IDの項目を設けた形態である。実施の形態2に係る連携システムの構成例は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。また実施の形態2に係る連携システムが備える連携装置及び電話機の構成例は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。なお以降の説明において、実施の形態1と同様の構成要素については、実施の形態1と同様の符号を付して説明する。
図8は、本発明の実施の形態2に係る連携装置1が備える処理テーブル12bの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。処理テーブル12bには、使用者ID、第1状態、第2状態、電話機ID、連携処理等の項目毎のデータが夫々対応付けられたレコードとして記録されている。使用者ID、第1状態、第2状態及び連携処理は、実施の形態1と同様である。電話機IDは、第2状態に関連付けられたデータであり、連携の対象となる他の電話機2が、電話機IDにて特定される電話機2である場合にのみ、連携処理が行われることを示している。例えば図8に示す例では、第1状態及び第2状態が同じであっても、電話機ID「078−×××−××××」に対応する連携処理は、「話中応答モード」であり、電話機ID「090−××××−××××」に対応する処理は、「マナーモード」である。
本発明の実施の形態2に係る連携システムが備える連携装置1及び電話機2,2,…の各種処理について説明する。実施の形態2における電話機2の状態変化通知処理は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。但し、ここでは使用者は、電話機IDが「090−ZZZZ−ZZZZ」である電話機2を用いて発呼操作を行い、電話機2から「発信」を示す状態情報を連携装置1へ送信するものとする。
図9は、本発明の実施の形態2に係る連携システムが備える連携装置1の連携要否判定処理の一例を示すフローチャートである。連携装置1は、記憶手段13に記憶させたコンピュータプログラム101を実行する制御手段10の制御により、通信手段14にて状態情報を受信し(S401)、受信した状態情報に基づいて、状態テーブル12aを更新(状態情報の記録)する(S402)。
そして連携装置1は、制御手段10の制御により、状態情報を更新後、更新した通話状態に対応付けられている使用者IDに対応するレコードを、処理テーブル12bから検索し、検索したレコードの中で更新後の通話状態が、第1状態と一致するレコードを検索し、検索したレコードに記録されている第2状態及び電話機IDの組合せを、処理テーブル12bから読み取る(S403)。ステップS403において、例えば図8に示した処理テーブル12bを用いる場合、連携装置1は、1行目及び2行目に示したレコードを抽出し、第1状態「発信」に対応付けられた第2状態「待ち受け」及び電話機ID「078−×××−××××」の組合せ、並びに第2状態「待ち受け」及び電話機ID「090−××××−××××」の組合せを読み取る。3行目のレコードに対応する電話機2は、発呼操作に用いられている「発信」状態の一の電話機2であるため、この段階では読み取りの対象とはならない。
連携装置1は、制御手段10の制御により、状態テーブル12aに基づいて、状態情報の送信元である一の電話機2と連携させるべき他の電話機2の状態情報を読み取る(S404)。ステップS404では、ステップS403にて読み取った電話機IDに対応付けられた状態情報を読み取る。
連携装置1は、制御手段10の制御により、ステップS403にて読み取った第2状態と、ステップS404にて読み取った状態情報が示す状態とが一致するか否かを判定する(S405)。図8に示す様に複数の電話機2,2,…が判定の対象として該当する場合、夫々の電話機2に係る状態情報について一致するか否かを判定する。なお複数の電話機2,2,…が処理の対象となっている場合、ステップS405以降の処理は、夫々の電話機2,2,…に対して実行される。
ステップS405において、状態が一致すると判定した場合(S405:YES)、連携装置1は、制御手段10の制御により、ステップS403にて読み取った第2状態に対応付けて処理テーブル12bに記録されている連携処理を、通話状態が第2状態に一致する他の電話機2に実行させる連携処理として決定する(S406)。
そして連携装置1は、制御手段10の制御により、決定した連携処理を他の電話機2に実行させるべく、決定した連携処理を示す命令を、通信手段14から他の電話機2へ送信する(S407)。
ステップS405において、状態が一致しないと判定した場合(S405:NO)、ステップS406以降の処理は実行せずに、連携要否判定処理を終了する。
実施の形態2における電話機2の命令実行処理は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
ここで例示した状態変化通知処理、連携要否判定処理及び命令実行処理により、例えば連携させるべき3台の電話機2,2,2の中で、一の電話機2を用いて発信を行った場合、他の電話機2,2の一方は、話中応答モード、所謂ビジーモードに遷移し、他方は、マナーモードに遷移する。
前記実施の形態2では、電話機IDを処理テーブルに記録する様にしたが、本発明はこれに限らず、携帯電話、固定電話等の電話機の種類を示す情報を記録し、種類が同じ一又は複数の電話機に対して同様の連携処理を行わせる等、様々な形態に展開することが可能である。
また前記実施の形態2では、第2状態と電話機IDとを対応付ける形態を示したが、第1状態と電話機IDとを対応付ける等、様々な形態に展開することが可能である。
実施の形態3.
実施の形態3は、実施の形態1において、処理テーブルに電話機の通話に係る相手装置を示す情報の項目を設けた形態である。実施の形態3に係る連携システムの構成例は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。また実施の形態3に係る連携システムが備える連携装置及び電話機の構成例は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。なお以降の説明において、実施の形態1と同様の構成要素については、実施の形態1と同様の符号を付して説明する。
図10は、本発明の実施の形態3に係る連携装置1が備える処理テーブル12bの記録内容の一例を示す説明図である。処理テーブル12bには、使用者ID、第1状態、相手装置、第2状態、連携処理等の項目毎のデータが夫々対応付けられたレコードとして記録されている。使用者ID、第1状態、第2状態及び連携処理は、実施の形態1と同様である。相手装置は、第1状態に関連付けられたデータであり、一の電話機2の通話に係る相手装置、ここでは発信又は着信の相手となる電話機2を示し、電話番号、相手の氏名、社名等の様々な種類の相手装置情報が記録されている。なお連携装置1は、電話番号に、氏名及び/又は社名を対応付けた電話帳データを備えることにより、相手装置情報の種類を相互に変換することが可能である。そして相手装置情報が記録されている場合、第1状態が、相手装置にて特定される相手との通話に係る状態であるときにのみ、連携処理が行われることを示している。例えば図10に示す例では、第1状態及び第2状態が同じであっても、相手装置「佐藤」に対応する連携処理は、「着信通知音重畳」であり、相手装置「鈴木」に対応する連携処理は、「電話機鳴動」である。なお相手装置が「不明」とは、着信を受けた場合で、相手装置が番号非通知であることを示している。また「その他」とは、相手装置を示す情報が処理テーブル12bに記録されていない相手装置、ここでは「佐藤」、「鈴木」及び「不明」以外の相手装置を示す。
本発明の実施の形態3に係る連携システムが備える連携装置1及び電話機2,2の各種処理について説明する。図11は、本発明の実施の形態3に係る連携システムが備える電話機2の状態変化通知処理の一例を示すフローチャートである。電話機2は、制御手段20の制御により、自らの通話状態が発信又は着信に変化したことを検出した場合(S501)、相手装置を検出する(S502)。ステップS502において、着信の場合、電話機2は、例えば電話番号検出機能により、相手装置の電話番号を検出する。また検出した電話番号が、氏名、社名等の名称情報に対応付けた電話帳データとして記録手段21に記録されている場合、検出した電話番号に対応付けられている名称情報を読み取る。また発信である場合、使用者が入力した電話番号を検出し、名称情報が対応付けられている場合、名称情報を読み取る。
そして電話機2は、検出した相手装置を示す電話番号、名称情報等の相手装置情報、及び変化後の通話状態を示す状態情報を第2通信手段27から連携装置1へ送信する(S503)。
図12は、本発明の実施の形態3に係る連携システムが備える連携装置1の連携要否判定処理の一例を示すフローチャートである。連携装置1は、記憶手段13に記憶させたコンピュータプログラム101を実行する制御手段10の制御により、通信手段14にて相手装置情報及び状態情報を受信し(S601)、受信した状態情報に基づいて、状態テーブル12aを更新(状態情報の記録)する(S602)。
そして連携装置1は、制御手段10の制御により、状態情報を更新後、更新した通話状態に対応付けられている使用者IDに対応するレコードを、処理テーブル12bから検索し、検索したレコードの中で更新後の通話状態が第1状態と一致し、かつ受信した相手装置情報及び記録されている相手装置情報が一致するレコードを検索し、検索したレコードに記録されている第2状態を、処理テーブル12bから読み取る(S603)。ステップS603において、相手装置情報及び更新後の通話状態の両方が一致するレコードが記録されていない場合、更新後の通話状態のみが一致するレコードに記録されている第2状態を読み取る。即ち実施の形態1と同様の処理を実行する。
連携装置1は、制御手段10の制御により、状態テーブル12aに基づいて、状態情報の送信元である一の電話機2と連携させるべき他の電話機2の状態情報を読み取る(S604)。
そして連携装置1は、制御手段10の制御により、ステップS603にて読み取った第2状態と、ステップS604にて読み取った状態情報が示す状態とが一致するか否かを判定する(S605)。
ステップS605において、状態が一致すると判定した場合(S605:YES)、連携装置1は、制御手段10の制御により、ステップS603にて読み取った第2状態に対応付けて処理テーブル12bに記録されている連携処理を、通話状態が第2状態に一致する他の電話機2に実行させる連携処理として決定する(S606)。
そして連携装置1は、制御手段10の制御により、決定した連携処理を他の電話機2に実行させるべく、決定した連携処理を示す命令を、通信手段14から他の電話機2へ送信する(S607)。
ステップS605において、状態が一致しないと判定した場合(S605:NO)、ステップS606以降の処理は実行せずに、連携要否判定処理を終了する。
実施の形態3における電話機2の命令実行処理は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
ここで例示した状態変化通知処理、連携要否判定処理及び命令実行処理により、例えば一の電話機2に相手装置「佐藤」から着信があった場合で、他の電話機2が通話中であるとき、着信通知音重畳が行われる。また例えば一の電話機2に相手装置「鈴木」から着信があった場合で、他の電話機2が通話中であるとき、他の電話機2がコールウェイティングトーンの出力、ランプの点滅等の予め設定されている鳴動処理を行い、着信を伝える。
前記実施の形態3では、一の電話機の状態変化通知処理を実行時に、相手装置情報及び状態情報を送信する形態を示したが、本発明はこれに限らず、状態情報のみを通知し、連携装置が、受信した状態情報に対応する第1状態に、相手装置状態が対応付けられていると判定した場合に、連携装置から一の電話機に対し、相手装置情報の送信を要求する様にしても良い。
更に前記実施の形態では、第1状態に対応付けて相手装置情報を記録する形態を示したが、本発明はこれに限らず、第2状態に対応付けて相手装置情報を記録する様にしても良い。その場合、第2状態としては、通話中等の通話に係る状態情報が設定される。
実施の形態4.
実施の形態4は、実施の形態1において、連携装置に、電話機の呼接続を制御する呼制御手段を備えさせる形態である。図13は、本発明の実施の形態4に係る連携システムの構成例を示す概念図である。図13中1は、SIPサーバ、回線交換機、構内PBX装置等の呼制御装置を用いた連携装置であり、連携装置1は、携帯電話、固定電話等の電話機2,2,…と電話網100を介して通信する。
図14は、本発明の実施の形態4に係る連携システムが備える連携装置1及び電話機2,2,…の構成例を示すブロック図である。連携装置1は、制御手段10と、補助記憶手段11と、記録手段12と、記憶手段13と、電話網100に接続する通信手段14と、電話通信の呼を制御し、SIPサーバ、回線交換機、構内PBX装置等の呼制御装置として機能するための呼制御手段15とを備えている。また記録手段12には、状態テーブル12a、処理テーブル12b等のテーブルを用いて処理に必要な各種情報が記録されている。
電話機2は、制御手段20と、記録手段21と、音声入力手段22と、音声出力手段23と、操作手段24と、音声処理手段25と、電話網100に接続する通信手段26とを備えている。なお連携装置1及び電話機2間を電話網100以外の通信方法にて接続し、電話通信に係る通信と、その他の処理に要する通信とを区分し、電話通信と異なるプロトコルにて通信する様にしても良い。
実施の形態4に係る各種装置の処理は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
前記実施の形態4では、連携装置と呼制御装置とを一体化する形態を示したが、連携装置と電話機とを一体化する様にしても良い。
実施の形態5.
実施の形態5は、例えば使用者が固定電話及び携帯電話の2台の電話機を使用している場合で、携帯電話を所持した状態で外出したときの様に、2台の電話機間の距離が所定条件以上となったとき、使用者が両方の電話機に対応することができないため、連携処理を抑制する形態である。実施の形態5に係る連携システムの構成例は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。また実施の形態5に係る連携システムが備える連携装置及び電話機の構成例は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。なお以降の説明において、実施の形態1と同様の構成要素については、実施の形態1と同様の符号を付して説明する。
実施の形態5において、携帯電話である電話機2は、例えば連携装置1が備える通信手段14と、Bluetooth(登録商標)等の短距離無線用規格に基づいてペアリングを行っており、携帯電話である電話機2と連携装置1との間隔が10m程度の所定の距離以下となった場合に接続を確立し、所定の距離以上となった場合に接続を解消する。連携装置1は、固定電話である電話機2の近傍に配置され、その距離に変化がないことから、携帯電話である電話機2と連携装置1との接続が解消した場合、2台の電話機2,2間の距離が所定条件、即ち短距離無線用規格に基づく通信が可能な距離以上になったと見なすことができる。
図15は、本発明の実施の形態5に係る連携装置1の位置連携処理の一例を示すフローチャートである。連携装置1は、記憶手段13に記憶させたコンピュータプログラム101を実行する制御手段10の制御により、携帯電話である電話機2の位置を検出する(S701)。ステップS701は、短距離無線用規格に基づく接続状況を検出する処理である。
連携装置1は、制御手段10の制御により、検出した位置に基づいて、電話機2,2間の距離が所定条件以上であるか否かを判定する(S702)。連携装置1はステップS701の検出により、接続が確立していないと判断した場合、電話機2,2間の距離が所定条件以上であると判定する。
ステップS702において、電話機2,2間の距離が所定条件以上であると判定した場合(S702:YES)、連携装置1は、制御手段10の制御により、状態テーブル12aから、携帯電話である電話機2のレコードを読取不可とすることにより、電話機2,2間の連携処理を抑制し(S703)、ステップS701へ戻り、以降の処理を繰り返す。ステップS703において、レコードを読取不可とするとは、レコードの削除又は状態情報に読み取りを禁止することを示す情報を記録することにより実現される。なお既に読取不可となっている場合、その状態を継続すべくステップS703の処理は省略される。
ステップS702において、電話機2,2間の距離が所定条件以上ではないと判定した場合(S702:NO)、連携装置1は、制御手段10の制御により、状態テーブル12aから、携帯電話である電話機2のレコードを読取可とすることにより、電話機2,2間の連携処理を許可し(S704)、ステップS701へ戻り、以降の処理を繰り返す。ステップS704において、レコードを読取可とするとは、レコードの追加又は状態情報に電話機2の状態を示すことにより実現される。なお既に読取可となっている場合、その状態を継続すべくステップS704の処理は省略される。
実施の形態5における状態変化通知処理、連携要否判定処理及び命令実行処理は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。
実施の形態6.
実施の形態6は、携帯電話の位置に応じて連携させる固定電話を決定する形態である。実施の形態に係る連携システムの構成例は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。また実施の形態に係る連携システムが備える連携装置及び電話機の構成例は、実施の形態1と同様であるので、実施の形態1を参照するものとし、その説明を省略する。なお以降の説明において、実施の形態1と同様の構成要素については、実施の形態1と同様の符号を付して説明する。
図16は、本発明の実施の形態6に係る連携装置1が備える状態テーブル12aの記録内容の一例を概念的に示す説明図である。状態テーブル12aには、使用者ID、電話機ID、位置情報、状態情報、連携フラグ等の項目毎のデータが夫々対応付けられたレコードとして記録されている。使用者ID、電話機ID及び状態情報は、実施の形態1と同様である。位置情報は、電話機2の位置を示す情報であり、固定電話である電話機2,2,…については予め設定されており、携帯電話である電話機2については電話機2の移動状況に応じて都度更新される。なお位置情報としては、場所の名称、緯度及び経度等の様々な情報が用いられる。連携フラグは、連携される電話機2,2については「1」が記録され、連携しない電話機2,2については「0」が設定される。
図17は、本発明の実施の形態6に係る連携装置1の位置連携処理の一例を示すフローチャートである。連携装置1は、記憶手段13に記憶させたコンピュータプログラム101を実行する制御手段10の制御により、携帯電話である電話機2の位置を検出し(S801)、検出した位置を示す位置情報に基づいて、状態テーブル12aを更新(状態情報の記録)する(S802)。ステップS801では、例えば携帯電話である電話機2がGPS等の機能により、自らの位置を検出し、検出した位置を連携装置1へ送信することにより、連携装置1は、電話機2の位置を検出することができる。また携帯電話である電話機2のアクセスポイントから電話機2の位置を示す位置情報を連携装置1へ送信することにより、連携装置1は、電話機2の位置を検出することができる。この様な位置検出処理は、例えば呼制御装置に電話機IDと、位置情報の通知先となる連携装置1とを対応付けて記録しておき、呼制御装置が検出した電話機IDを連携装置1へ送信させる様にすることで実行可能であり、更には複数の連携装置1,1,…を用い、検出した位置又は位置の変化に応じて位置情報を送信する連携装置1を設定する様にしても良い。また使用者の在席状況を管理する在席管理システム等の位置確認システムと連携させる様にしても良い。
連携装置1は、制御手段10の制御により、携帯電話である電話機2の位置及び固定電話である電話機2,2,…の位置の関係に基づいて、連携の要否を判定し(S803)、判定結果に基づいて、状態テーブル12aを更新(連携フラグの記録)し(S804)、ステップS801に戻り、以降の処理を繰り返す。位置情報が自宅等の場所の名称であれば、場所の名称が一致又は予め設定されている近傍の位置を示す位置情報が記録されている電話機2と、携帯電話である電話機2とを連携させる。また位置情報が緯度及び経度であれば、所定距離以内である電話機2と、携帯電話である電話機2とを連携させる。
この様に実施の形態6は、実施の形態5と同様に、電話機2の位置を検出し、電話機2,2,…間の距離が所定条件以上である場合に、連携処理を抑制する。
なお前記実施の形態1乃至6は、夫々独立して実行することも可能であるが、必要に応じて適宜組み合わせて実行することが可能である。

Claims (9)

  1. 異なる電話番号を有する複数の電話機を連携させる連携装置において、
    前記複数の電話機夫々と通信する通信手段と、
    該通信手段による前記複数の電話機夫々との通信に基づいて、夫々の電話機の通話状態を検出する検出手段と、
    前記複数の電話機夫々の位置情報を取得する手段と、
    検出した通話状態に基づいて、前記複数の電話機のうちの任意の第1電話機の通話状態が第1状態に変化した場合に、前記第1電話機と連携させるべき電話機として予め設定されている第2電話機の通話状態が第2状態であるか否かを判定する判定手段と、
    前記第2電話機が第2状態であると判定したときに、前記第2電話機に実行させる連携処理を決定する決定手段と、
    決定した連携処理を実行させる命令を前記第2電話機へ送信する手段と
    を備え
    前記第1及び第2電話機間の距離が所定条件以上である場合に、連携処理を抑制することを特徴とする連携装置。
  2. 通話状態を示す状態情報を通信手段にて受信し、当該受信した状態情報を記録する状態テーブルを更に備え、
    前記検出手段は、状態テーブルに基づいて前記複数の電話機夫々の通話状態を検出する様に構成してある
    ことを特徴とする請求項1に記載の連携装置。
  3. 第1状態及び第2状態並びに連携処理を対応付けて記録する処理テーブルを更に備え、
    前記判定手段は、処理テーブルに記録されている第1状態及び該第1状態と対応付けられた第2状態に基づいて判定する様に構成してあり、
    前記決定手段は、処理テーブルに記録されている第2状態に対応付けられた連携処理に基づいて決定する様に構成してある
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の連携装置。
  4. 前記複数の電話機夫々の電話通信に係る呼接続を制御する呼制御手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれかに記載の連携装置。
  5. 異なる電話番号を有する複数の電話機と、該電話機を夫々連携させる連携装置とを備える連携システムにおいて、
    前記連携装置は、
    前記複数の電話機夫々と通信する通信手段と、
    該通信手段による前記複数の電話機夫々との通信に基づいて、夫々の電話機の通話状態を検出する検出手段と、
    前記複数の電話機夫々の位置を検出する手段と、
    該検出手段により検出した通話状態に基づいて、前記複数の電話機のうちの任意の第1電話機の通話状態が第1状態に変化した場合に、前記第1電話機と連携させるべき電話機として予め設定されている第2電話機の通話状態が第2状態であるか否かを判定する判定手段と、
    該判定手段により、前記第2電話機が第2状態であると判定したときに、前記第2電話機に実行させる連携処理を決定する決定手段と、
    該決定手段が決定した連携処理を実行させる命令を、通信手段から前記第2電話機へ送信する手段と
    を備え、
    前記第1及び第2電話機間の距離が所定条件以上である場合に、連携処理を抑制し、
    前記第2電話機は、
    受信した命令に基づいて処理を実行する処理実行手段を備える
    ことを特徴とする連携システム。
  6. 前記複数の電話機夫々は、
    通話状態が変化した場合に、通話状態を示す状態情報を前記連携装置へ送信する手段を備え、
    前記連携装置は、
    通信手段にて受信した状態情報を記録する状態テーブルを更に備え、
    前記検出手段は、状態テーブルに基づいて前記複数の電話機夫々の通話状態を検出する様に構成してある
    ことを特徴とする請求項に記載の連携システム。
  7. 前記連携装置は、
    第1状態及び第2状態並びに連携処理を対応付けて記録する処理テーブルを更に備え、
    前記判定手段は、処理テーブルに記録されている第1状態及び該第1状態と対応付けられた第2状態に基づいて判定する様に構成してあり、
    前記決定手段は、処理テーブルに記録されている第2状態に対応付けられた連携処理に基づいて決定する様に構成してある
    ことを特徴とする請求項又は請求項に記載の連携システム。
  8. 前記連携装置は、前記複数の電話機夫々の電話通信に係る呼接続を制御する呼制御手段を更に備えることを特徴とする請求項乃至請求項のいずれかに記載の連携システム。
  9. 異なる電話番号を有する複数の電話機夫々と通信する通信手段を備えるコンピュータに、前記複数の電話機を連携させるコンピュータプログラムにおいて、
    前記コンピュータに、前記通信手段による前記複数の電話機夫々との通信に基づいて、夫々の電話機の通話状態を検出させる手順と、
    前記コンピュータに、前記複数の電話機夫々の位置を検出させる手順と、
    前記コンピュータに、検出した通話状態に基づいて、前記複数の電話機のうちの任意の第1電話機の通話状態が第1状態に変化した場合に、前記第1電話機と連携させるべき電話機として予め設定されている第2電話機の通話状態が第2状態であるか否かを判定させる手順と、
    前記コンピュータに、前記第2電話機が第2状態であると判定したときに、前記第2電話機に実行させる連携処理を決定させる手順と、
    前記コンピュータに、前記第1及び第2電話機間の距離が所定条件以上である場合に、連携処理を抑制させる手順と、
    前記コンピュータに、連携処理を抑制しない場合、決定した連携処理を実行させる命令を前記第2電話機へ送信させる手順と
    を実行させることを特徴とするコンピュータプログラム。
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