JP4292987B2 - 交換処理システム - Google Patents

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Description

本発明は、交換処理システムに関し、例えば、公衆網回線又は専用線回線と、構内ネットワーク回線とを収容し得る電話交換機を有する交換処理システムに適用し得る。
図2は、従来の一般的な構内ネットワークシステムの全体構成のイメージ図である。
一般に、従来の携帯電話機や公衆網用のPHS端末等は、公衆網50の基地局51を利用して通信する。従って、例えば、携帯電話機を保有している利用者が構内にいる場合であっても、ある発信者がその利用者の携帯電話機に対し発呼するときには、公衆網50を介して発信して通話を確立している。
また、図3は、一般的な電話交換機の内部構成を示す図であり、図4は、構内PHSシステムの一般的な全体構成のイメージ図である。
一般的に電話交換機300は、図3に示すように、公衆網を収容するトランクユニット301と、内線網(構内ネットワークシステム)60を収容するラインユニット303とを有する。
また、PHS端末は、公衆網用と構内ネットワーク用(内線網用)とを有し、このいずれかの機能を持たせることは利用者の明示により切り替えられている。
図3に示す電話交換機を図4に示すような構内PHSシステムに適用すると、電話交換機は、内線網と公衆網との両方を収容することができるが、PHS端末が内線用の番号と公衆網用の番号とを割り振る必要がある。
すなわち、PHS端末が公衆網を経由して通話するときには、電話交換機は公衆網用の電話番号Aを使用して通話を確立させ、PHS端末が内線電話網を経由して通話するときには、電話交換機は内線用の電話番号Bを使用して通話を確立させている(図4参照)。
このように、利用者が、携帯電話機や、PHS端末(公衆網用又は構内ネットワークシステム用を共に含む)や、構内ネットワークシステムの交換機に収容される電話機(例えば一般電話機やIP電話機等を共に含む)や、情報処理端末(例えばパソコン等)等、複数の通信端末を保有する場合があることから、その利用者と通話を望む発信者は、いずれの番号で発信すればよいかの番号選択をする必要があった。
このような問題を解決する技術として、下記の特許文献1には、携帯電話機の番号を格納し基地局や交換機に転送機能を持たせることで、携帯電話機への着信を内線網への迂回を実現する技術が記載されている。
特開2003−046645号公報
上述したように、従来の交換処理システムは、発信者が、公衆網用(外線用)と内線用(内線網用)の番号を使い分ける必要があった。
特に、同一の端末を内線網用と公衆網用(外線用)両方に使用できる構内PHSシステムにおいて、同一のPHS端末に対して発信する場合であっても、発信者は、内線番号又は外線番号を意識して使い分けする必要があった。
また、上記の特許文献1に示すシステムでは、公衆網番号への発信により内線電話への転送が行われるが、基地局と電話交換機との両方に転送設定が必要となることから、より簡易なシステムが望ましいと考えられる。
そのため、公衆網回線を利用する無線通信回線を構内交換装置に収容可能にし、発信者の意志的な番号選択を必要とせず、構内ネットワーク回線を経由させて音声通信を行なわせることができる交換処理システムが求められている。
かかる課題を解決するために、本発明の交換処理システムは、公衆網回線又は専用網回線を利用して無線通信を行なう無線通信端末を、構内ネットワーク回線に接続可能にして、呼の交換処理をする交換処理システムであって、公衆網回線又は専用網回線と構内ネットワーク回線とを収容し、呼の交換処理を行なう交換装置と、無線通信端末と接続した場合に、無線通信端末が有する端末情報と当該無線通信端末アダプタ装置に割り当てられている識別番号とを含む番号変換情報を交換装置に与えると共に、接続通知を与えて接続確立機能により無線回路を停止させた無線通信端末と交換装置との間の通信を行なう無線通信端末アダプタ装置とを備え、交換装置が、無線通信端末アダプタ装置から受け取った番号変換情報に含まれる、無線通信端末アダプタ装置の識別番号と、無線通信端末の端末情報とを対応付けて登録し、無線通信端末アダプタ装置に接続する無線通信端末の位置情報を管理する位置情報管理手段と、収容電話機又は音声通信機能を有する構内収容通信端末から発呼を受けた場合、発信先番号に基づいて、位置情報管理手段の端末情報の登録の有無を検索し、発信先番号と対応する端末情報があるときに、その端末情報に対応する無線通信端末アダプタ装置の識別番号を発信先番号として呼の交換処理を制御する呼交換処理制御手段とを有し、呼交換処理手段は、一定時間毎に無線通信端末アダプタ装置に与える接続確認通知の応答なしを確認して、無線通信端末アダプタ装置と無線通信端末との接続切断を検知した場合に、位置情報管理手段に登録されている番号変換情報を削除又は無効にすることを特徴とする。
本発明の交換処理システムによれば、交換装置が、無線通信端末アダプタ装置から取得した番号変換情報から無線通信端末アダプタ装置に接続した無線通信端末の位置情報を登録し、その位置情報に基づいて無線通信端末への転送を実行することができる。
以下では、本発明の交換処理システムを実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
(A)第1の実施形態
第1の実施形態は、無線通信端末を構内LANシステムに接続可能にし、無線通信端末を構内LANシステムにおける電話機として利用し得る交換処理システムに適用した場合について説明する。
(A−1)第1の実施形態の構成
図1は、本実施形態に係る交換処理システム1の全体構成図を示し、特に、無線通信端末10(本実施形態では携帯電話機として説明する)と、無線通信端末アダプタ装置であるアダプタ210の内部構成機能を示す図である。
また、図5は、本実施形態に係る交換処理システム1の全体構成図を示し、特に、構内LANシステムにおける交換機であるIP電話機交換機310の内部構成機能を示す図である。
図1及び図5に示すように、本実施形態の交換処理システム1は、IP電話交換機310、IP電話機40A及び40B(IP電話機の一般的な機能を説明する場合には40と示す)、アダプタ210を少なくとも備える構内LANシステム60と、公衆網50の基地局51と無線通信可能な携帯電話機10とを備える。
構内LANシステム60は、IP電話交換機310が収容する内線網であり、IP電話機交換機310は、図示しないが、例えば、パソコン、従来の一般電話機、構内PHS基地局なども収容し得る。またIP電話交換機310は、内線網60にルータ等を設置しIP回線との接続をし得る。
また、公衆網50は、携帯電話機10が通常無線通信を行なうのに使用する回線網であり、構内ネットワーク回線60と異なるのであれば専用網であってもよい。
図1及び図5において、携帯電話機10は、公衆網50の基地局51を介して無線通信可能な無線通信端末である。本実施形態では、無線通信端末の例として、携帯電話機を挙げるが、携帯電話機に限ることなく、例えばPHS端末、PDA等その他無線通信端末に広く適用できる。
携帯電話機10は、後述するアダプタ210と接続することで、アダプタ210がもつ音声通信機能(VoIP通信機能)を使用し、内線網(構内LAN回線)60を利用した通話を行ない、また、アダプタ210と接続していない場合には、基地局51との無線通信を行なうものである。
携帯電話機10は、図1に示すように、スピーカ11、マイク12、音声処理部13、制御回路部14、無線回路部15、電源16、スイッチ部17を少なくとも備える。
制御回路部14は、例えば、CPU、RAM、ROM等が該当し、携帯電話機10の機能を制御するものである。
制御回路部14は、アダプタ210を携帯電話機10本体に接続した場合に、アダプタ210の制御回路部21に音声通信機能に係る制御情報を与えて、アダプタ210と携帯電話機10との間の音声通信を確立する接続確立機能と、予め記憶している携帯電話機14の電話番号(以下携帯電話番号という)をアダプタ210に与える携帯電話番号通知機能を有するものである。
制御回路部14の接続確立機能とは、アダプタ210を接続した場合、アダプタ210から接続通知を受け取り、その接続通知の検知により、無線回路部14の無線制御機能を停止させ、スイッチ17をb側からa側に切り替えると共に(図1参照)、音声処理部13とアダプタ210との間で音声信号の授受を可能にできるように音声通信機能に係る制御情報をアダプタ210の制御回路部21に与える機能である。これにより、アダプタ210を使用して構内LANシステム60において音声通信機能を享受し得る。
また、接続確立機能は、アダプタ210との通信ができなくなることで接続切断を検知し、無線回路部15の無線制御機能を開始させ、スイッチ17をa側からb側に切り替える(図1参照)ことで、携帯電話機10の無線通信を可能にするものである。
また、携帯番号通知機能は、アダプタ210との接続が確立した後に、制御回路部14の記憶部14aが記憶している携帯電話番号をアダプタ210に与える機能である。これにより、アダプタ210に携帯電話番号を知らせることができ、IP電話交換機310に番号変換登録の要求をさせることができる。
スピーカ11は、通話時に音声処理部13により音声処理された音声を、音声処理部13から受け取り、その音声を増幅して利用者に出力するマイクである。
マイク12は、通話時に利用者が発した音声を捕捉し、捕捉した音声を音声処理部13に与えるマイクである。
音声処理部13は、所定の音声処理を行なうものである。音声処理部13は、制御回路部14の制御によるスイッチ17の切り換えに応じて、制御回路部14又はアダプタ210と音声信号の授受を行うものである。
具体的には、制御回路部14の制御により、スイッチ17がa側(図1参照)に切り替えられた場合、音声処理部13とアダプタ210との間で音声信号の授受を行ない、マイクが捕捉した音声を音声処理部13が音声処理し、その音声信号を音声処理部13からアダプタ210に与える。また、アダプタ210から受け取った音声信号を音声処理部13が音声処理し、再現した音声をスピーカ11に与える。
また、制御回路部14の制御により、スイッチ部17がb側(図1参照)に切り替えられた場合、音声処理部13と制御回路部14を介して無線回路部15との間で音声信号の授受を行ない、マイクが捕捉した音声を音声処理部13が音声処理し、その音声信号を音声処理部13から制御回路部14を介して無線回路部15に与える。また、無線回路部15から受け取った音声信号を、制御回路部14を介して音声処理部13が音声処理し、再現した音声をスピーカ11に与える。
無線回路部15は、公衆網50の基地局51と無線通信を行うために、所定の無線制御を行うものである。無線回路部15は、制御回路部14の制御によりスイッチ17がb側(図1参照)に切り替えられた場合、制御回路部14を介して音声処理部13との間で音声信号の授受を行ない、基地局51から無線受信した無線信号を無線制御(復調)し、復調した音声信号を制御回路部14を介して音声処理部13に与え、また、制御回路部14を介して音声処理部13から受け取った音声信号を無線制御(変調)し、基地局51に与えるものである。
電源16は、携帯電話機10の各構成要件に電源電圧を供給する電源であり、携帯電話機10本体がアダプタ210と接続した場合に、アダプタ210に対しても電源を供給するものである。
スイッチ17は、制御回路部14の制御により切り替えられるスイッチであり、携帯電話機10本体がアダプタ210と接続している場合にはa側(図1参照)に切り換え、また携帯電話機10本体がアダプタ210と接続していない場合にはb側(図1参照)に切換えるものである。
コネクタ部18は、アダプタ210と接続し得る接続部である。携帯電話機10本体をアダプタ210に接続する際に、アダプタ210のコネクタ部24と接続し、携帯電話機10とアダプタ210との間のデータ通信を可能にするものである。
次に、アダプタ210の内部構成について説明する。アダプタ210は、図1及び図5に示すように、構内LANシステム60においてIP電話交換機310に収容されるものである。また、アダプタ210は、携帯電話機10本体との接続により携帯電話機10をIP電話交換機310に収容させるものである。
また、アダプタ210は、構内LANシステム側60に、IP電話機40BやVoIP機能を有する通信端末(例えばパソコン等)と接続するようにしてもよい。また、以下で詳細に説明するアダプタ210の機能は、携帯電話機10に内蔵され、携帯電話機10により実行されるようにしてもよい。
アダプタ210は、IP電話交換機310から一定時間毎に接続確認通知を受信し、携帯電話機10と接続している場合には応答信号を返信し、携帯電話機10と接続していない場合には応答信号を返信しない。これにより、アダプタ210は、IP電話交換機310に対して携帯電話機10が接続しているか否かを知らせることができる。
図1に示すように、アダプタ210は、制御回路部21、ネットワークIF部22、音声制御部23、コネクタ部24を少なくとも有する。
制御回路部21は、例えば、CPU、RAM、ROM等が該当し、アダプタ210の機能を制御するものである。また、制御回路部21は、構内LANシステム60における所定の音声通信機能(VoIP機能)を有するものである。
また、制御回路部21は、携帯電話機10のコネクタ部18とコネクタ部24との間で接続した場合、携帯電話機10の制御回路部14から制御情報を受け取り、携帯電話機10の音声通信機能を構内ネットワークシステム60の音声通信機能に適合させて接続を確立する接続確立機能、接続した携帯電話機10の携帯電話番号とアダプタ210の内線番号とを関連付けてIP電話交換機310に登録させる番号変換登録要求機能とを有する。
なお、制御回路部21の機能は、携帯電話機10の制御回路部14が有することとしてもよく、この場合、アダプタ20は、携帯電話機10と内線網60との接続を可能にするインターフェースとして利用されるようにしてもよい。
制御回路部21の接続確立機能とは、アダプタに接続した携帯電話機10の電源16から電源供給されることで、携帯電話機10との接続を検知し、携帯電話機10の制御回路部14に接続通知を与えて、携帯電話機10の音声処理部13との間で音声信号の授受を可能にし得る機能である。これにより、アダプタ210の音声通信機能を使用して携帯電話機10での音声通信を可能とすることができる。
また、番号変換登録要求機能とは、番号変換登録を要求するための番号変換情報をIP電話交換機310に送信し、番号変換情報に基づいてアダプタ210の内線番号と携帯電話機10の携帯電話番号とを対応付けるようにIP電話交換機310に登録させる機能である。
なお、制御回路部21は、アダプタ210に割り当てられた内線番号を記憶する記憶部21を有する。ここで、図1では、アダプタ210が構内LANシステム60に単独で接続可能な場合を示しており、この場合、アダプタ210に内線番号が割り当てられ、制御回路部21の記憶部21aが内線番号を記憶している。また、図5では、アダプタ210がIP電話機40Bと接続している場合を示し、この場合、アダプタ210と接続しているIP電話機40に割り当てられている内線番号を記憶部21aが記憶している。
また、IP電話交換機310に送信する番号変換情報は、携帯電話機10から受け取った携帯電話番号、内線番号、携帯電話機10とアダプタ210とが有効に接続したか否かを示す接続有効情報を少なくとも含む情報である。
ネットワークIF部22は、構内LANシステム60の所定の通信方式に従って接続通信を行うためのLANインターフェースである。
音声制御部23は、アダプタ210と携帯電話機10との間の音声信号の授受の互換性を図るものであり、携帯電話機10及び構内LANシステム60で使用されるサンプリング周波数の調整や音声符号化方式の変換などをするものである。
コネクタ部24は、携帯電話機10と接続し得る接続部である。携帯電話機10本体をアダプタ210に接続する際に、携帯電話機10のコネクタ部18と接続し、携帯電話機10とアダプタ210との間のデータ通信を可能にするものである。
次に、図1及び図5を参照して、IP電話交換機310の内部構成について説明する。IP電話交換機310は、構内LANシステム60に接続可能な複数のIP電話機40又はアダプタ210を収容する呼交換装置である。また、IP電話交換機310は、公衆網50にも接続可能である。また、IP電話交換機310は、図1及び図5では示していないが、共通線信号方式を採用してもよい。
なお、IP電話機310は、ルータやゲートウェイ等のネットワーク中継装置が以下に説明する呼交換処理を行なう機能を備えるようにしてもよい。
IP電話交換機310は、構内LANシステム60を通じて収容するアダプタ210に、一定時間毎に接続確認通知を送信し、応答信号の返信をしてきたアダプタ210が携帯電話機10と接続していることを確認する。
図5において、IP電話交換機310は、ラインユニット31、スイッチ回路部32、トランクユニット33、呼制御回路部34、携帯電話機位置管理データベース(DB)35、IP収容回路部36を少なくとも備える。
携帯電話機位置管理DB35は、アダプタ210又はIP電話機40の内線番号と、接続する携帯電話機10の携帯電話番号とを対応付けて格納するデータベースである。また、携帯電話機位置管理DB35は、既存する内線番号管理データベースと連携したものを適用できる。
呼制御回路34は、例えば、CPU、RAM、ROM等から構成されており、所定の呼の制御やスイッチ回路部32の切り換え制御を行うものである。
呼制御回路部34は、一定時間毎に接続確認通知を送信し、応答通知の返信してきたアダプタ210が携帯電話機10と接続していることを確認する。
また、呼制御回路部34は、携帯電話機10と接続しているアダプタ210から番号変換情報を受け取り、アダプタ210の内線番号と、アダプタ210に接続している携帯電話機10の携帯電話番号とを対応付けて携帯電話位置管理DB35に登録するものである。さらに、呼制御回路部34は、アダプタ210から応答通知の返信がないことにより、携帯電話機10との接続切断を検出し、当該アダプタ210の内線番号に対応付けている携帯電話機10の携帯電話番号の登録を削除するものである。
また、呼制御回路部34は、発呼があった場合に、送信先番号に基づいて携帯電話位置管理DBを参照してスイッチ回路部32のスイッチング制御を行なうものである。
例えば、呼制御回路部34は、内線網60から携帯電話機10に対して発信があった場合、送信先番号に基づいて携帯電話位置管理DB35の携帯電話番号を参照して送信先番号に対応する携帯電話番号があるかどうかを検索し、対応するする携帯電話番号があった場合に、その送信先番号(携帯電話番号)に対応する内線番号を検出し、その内線番号が割り当てられているアダプタ210に対して送信できるように、スイッチ回路部32を制御する。
スイッチ回路部32は、内線網60又は公衆網50からの発呼等の状態を監視し、呼制御回路34の制御によりスイッチングを行ない、送信先番号が割り当てられたIP電話機40又はアダプタ210との通話を行うようにするものである。
ラインユニット31は、構内LANシステム60の内線網を収容するものであり、収容するIP電話機40A及び40B、又は、アダプタ210との音声信号の通話処理を行うものである。
IP収容回路部36は、内線網を収容するものであり、構内LANシステム60で使用される通信伝送方式(IPプロトコル)に従った処理や物理層に関する処理を行うものである。
トランクユニット33は、公衆網50を収容するものであり、収容する公衆網との通話を行なうものである。
(A−2)第1の実施形態の動作
次に、本実施形態に係る交換処理システム1の動作について図面を参照して説明する。
以下では、携帯電話機10とアダプタ210との接続に係る動作、携帯電話機10とアダプタ210との接続切断係る動作、携帯電話機10に対する発呼があった場合のIP電話交換機310の動作について説明する
(A−2−1)携帯電話機10とアダプタ210との接続に係る動作
以下では、携帯電話機10とアダプタ210との接続により、携帯電話機10、アダプタ210及びIP電話交換機310の動作について説明する。図6は、携帯電話機10とアダプタ210との接続に係る動作について示すシーケンス図である。
図6において、携帯電話機10とアダプタ210とが接続すると(S1)、携帯電話機10のコネクタ部18とアダプタ210のコネクタ部24との導通部分が接触し、携帯電話機10の電源16から供給電力がアダプタ210に与えられ、アダプタ210の動作が開始する(S2)。
アダプタ210の動作が開始すると、アダプタ210の制御回路部21から、携帯電話機10の制御回路部14へ接続通知が与えられる(S3)。
アダプタ210の制御回路部21から接続通知を受けると(S4)、携帯電話機10は、制御回路部14の制御により、無線回路部15の無線制御機能が停止され(S5)、また音声処理部13とアダプタ210の制御回路部21との間での音声信号の授受ができるようにスイッチ17がa側に切り替えられる(S6)。
これにより、携帯電話機10の音声処理部13と、アダプタ210の制御回路部21とが接続し、音声信号の授受が可能となる。また、アダプタ210の制御回路部21は、携帯電話機10の制御回路部14とも接続し、制御回路部14による電話機としての操作を受けることができる。
例えば、アダプタ210と接続した携帯電話機10から、他の電話機(内線網60又は公衆網50に接続している電話機)に発信する場合、制御回路部21は、利用者により操作された送信先番号を制御回路部14から受け取り、その受け取った送信先番号に基づいてIP電話交換機310に対して発呼処理する。なお、この場合、送信元番号は、アダプタ210に割り当てられた内線番号とする。これにより、IP電話交換機310による交換処理をスムースにすることができる。
携帯電話機10において、制御回路部14によるスイッチ17の切り替え制御がなされると、記憶部14aに記憶されている携帯電話機10の携帯電話番号(例えばN10)が、制御回路部14から制御回路部21に与えられる(S7)
携帯電話機10の制御回路部14からアダプタ210の制御回路部21に携帯電話番号(N10)が与えられると(S8)、携帯電話番号(N10)、アダプタ210に割り当てられている内線番号(N40)及び接続有効情報を含む番号変換情報が、アダプタ210からIP電話交換機310に与えられる(S9)。
アダプタ210から番号変換情報がIP電話交換機310に与えられると(S10)、IP電話交換機310において、呼制御回路部34の制御により、アダプタ210の内線番号(N40)と携帯電話番号(N10)とは対応付けられて携帯電話位置管理DB35に登録される(S11)。
これにより、携帯電話機10に対する発信(N10に対する発信)があった場合に、アダプタ210に割り当てられた内線番号(N40)への発信として番号変換させることができる。
(A−2−2)携帯電話機10とアダプタ210との接続切断係る動作
次に、携帯電話機10とアダプタ210との接続切断により、携帯電話機10、アダプタ210及びIP電話交換機310の動作について説明する。図7は、携帯電話機10とアダプタ210との接続切断に係る動作について示すシーケンス図である。
図7において、携帯電話機10からアダプタ210が取り外されると(S21)、アダプタ210では、携帯電話機10からの電源供給がなくなり、電力供給がなくなるためアダプタ210の動作が停止する(S25)。
一方、携帯電話機10では、アダプタ210の取り外しにより、制御回路部14がアダプタ210の制御回路部21との通信ができなくなり、これにより制御回路部14は、アダプタ210との切断を検知する(S22)。
携帯電話機10において、制御回路部14によりアダプタ210との切断が検知されると、制御回路部14の制御により、無線回路部15の無線制御機能を開始させて無線回路部15の無線制御機能が回復される(S23)。
また、無線制御回路部15の無線制御機能が開始させると、制御回路部14の制御により、音声処理部13と制御回路部14との間で音声信号の授受ができるようにスイッチ17がb側に切り替えられる(S24)。
これにより、アダプタ210との接続切断後、携帯電話機10は、公衆網50の基地局51との無線通信が可能となる。
また、S25において、アダプタ210の動作が停止すると、IP電話交換機310から一定時間毎に与えられる接続確認通知(S26)に対する応答信号の返信がなくなる。IP電話交換機310は、アダプタ210からの応答なしを確認することで、アダプタ210と携帯電話機10との接続が切断したことを確認する(S27)。
そして、IP電話交換機310において、呼制御回路部34の制御により、携帯電話位置管理DB35に登録されているアダプタ210の内線番号(N40)に対応付けられている携帯電話番号(N10)の登録が削除される(S29)。
(A−2−3)登録されている携帯電話機10に対する発呼があった場合のIP電話交換機310の動作
次に、IP電話交換機310の携帯電話位置管理DBに、アダプタ210に対応付けて携帯電話番号が登録されている場合に、内線網60に接続するIP電話機40Aから携帯電話機10に対して発信があったときの動作について図8を参照して説明する。
図8において、IP電話機40Aから携帯電話機10の携帯電話番号(N10)に対して発信がなされると(S31)、IP電話交換機310の呼制御回路34はIP電話機40Aから発呼を受ける(S32)。
呼制御回路部34がIP電話機40Aから発呼を受けると、IP電話交換機310の呼制御回路部34により、送信先番号である携帯電話番号(N10)が携帯位置管理DB35に登録されているかの検索を行なう(S33)。
この検索方法は特に限定されないが、例えば、携帯電話位置管理DB35に登録されている携帯電話番号を順番に検索したり、又は登録されている携帯電話番号を一度に総当たりして検索してもよい。
呼制御回路部34による送信先番号の検索により、送信先番号である携帯電話番号(N10)が携帯電話位置管理DB35に登録されている場合、その携帯電話番号(N10)に対応する内線番号(N20)が呼制御回路部34により読み出される(S34)。
携帯電話番号(N10)に対応する内線番号(N20)が読み出されると、呼制御回路部34により、その内線番号(N20)が送信先番号(呼び出し番号)として置き換えられ、この内線番号(N20)に基づいてスイッチング制御がなされる(S35)。
この呼制御回路部34による交換処理により、送信先番号として内線番号(N20)に変換された情報が、ラインユニット31及びIP収容回路部36により所定の通話処理がなされ、内線網60を通じてアダプタ210に与えられる(S36)。
アダプタ210に情報が着信すると、IP電話機40Aとアダプタ210との間で通話が開始され、IP電話機40Aからの音声信号は、アダプタ210の制御回路部21により、携帯電話機10の通話に応じた処理がなされ、音声処理部13に与えられる。そして、音声信号は、音声処理部13での音声処理により音声が再現される(S37)。
一方、S33において、呼制御回路部34による送信先番号の検索により、送信先番号である携帯電話番号(N10)が携帯電話位置管理DB35に登録されていない場合、呼制御回路部34は、当該携帯電話機10は内線網60に接続していないと判断し、その送信先番号(携帯電話番号(N10))に基づいて、公衆網50(外線)への発信として交換処理を行われる(S38)。
呼制御回路部34による交換処理がなされると、IP電話機40Aからの情報は、トランクユニット33により所定の通話処理がなされて、公衆網50に接続され(S39)、公衆網50を通じて携帯電話機10に発信される(S40)。
(A−3)第1の実施形態の効果
以上のように、第1の実施形態によれば、アダプタ210を携帯電話機10に接続することで、携帯電話機20の無線通信機能を停止させることができるので、公衆網50の基地局51による監視は必要としない。
また、第1の実施形態によれば、音声通信機能を有するアダプタ210を携帯電話機10に接続することで、携帯電話機10はアダプタ210の音声通信機能を使用することができるので構内LANシステム60を構成する電話機として使用することができる。
さらに、第1の実施形態によれば、IP電話交換機310が、アダプタ210に割り当てられている内線番号と携帯電話番号とを対応付けて登録することができるので、携帯電話機10の番号で発信することで自動的に相手先を見つけ出し通話することができる。また、内線発信者は、内線番号と携帯電話番号とを区別することなく発信することができる。
さらにまた、第1の実施形態によれば、IP電話交換機310は、携帯電話機10とアダプタ210との接続状態に応じて、内線又は外線として切り替えることができる。
具体的には、アダプタ210を携帯電話機10に接続している場合、内線発信者が携帯電話機10に発信したときであっても、IP電話交換機310が携帯電話機10との通話を内線通話として扱うことができるので、安定かつ安価な回線を充分に利用することができる。
また、IP電話交換機310が、携帯電話機10とアダプタ210との接続切断の検知により携帯電話番号の削除を行ない、削除した携帯電話番号への発信があった場合、公衆網50を通じて携帯電話機10に発信処理を行なうことができるので、アダプタ210を取り外した後であっても携帯電話機10との通話を実現することができる。
(B)第2の実施形態
第2の実施形態は、アナログ内線電話網に適用した場合の交換処理システムについて説明する。
(B−1)第2の実施形態の構成
図9は、第2の実施形態の交換処理システム2の全体構成を示し、特に、携帯電話機10及びアダプタ210の内部構成について詳細に示す。
なお、図9において、図1で詳細に説明した対応する構成について対応する符号を付して示す。また、以下では、第1の実施形態で説明した構成についての詳細な説明は省略し、第2の実施形態に特有の構成について詳細に説明する。
図9において、第2の実施形態の交換処理システム2は、電話交換機310、電話交換機310が収容するアナログ内線電話網61、電話交換機310が収容する一般電話機40Cとアダプタ220、また電話交換機310が収容する公衆網50、公衆網50に接続可能な基地局51、携帯電話機10を備える。
携帯電話機10は、第1の実施形態で説明した携帯電話機である。
アダプタ220は、携帯電話機10をアナログ内線電話網61に収容させるものである。アダプタ220は、コネクタ部18及び24を通じて携帯電話機10と接続し、携帯電話機10の電源16から電源供給を受けて動作を開始するものである。
図9に示すように、アダプタ220は、制御回路部25、音声制御部26、ライン制御回路部27、コネクタ部24を有する。
制御回路部25は、第1の実施形態の制御回路部21と同様に、接続確立機能と番号変換登録要求機能とを有すると共に、音声制御回路部26とライン制御回路部27を制御するものである。制御回路部25は、携帯電話機10と接続すると、音声制御部26と携帯電話機10の音声処理部13とを接続させて音声信号の授受を可能にさせるものである。また、制御回路部25は、ライン制御回路部27を制御し、アナログ内線電話網61とアダプタ220との間の信号処理を可能にさせるものである。
音声制御部26は、携帯電話機10と接続すると、音声処理部13との間で音声信号の授受を行うものである。音声制御部26は、音声処理部13から音声信号(デジタル信号)を受け取り、その音声信号をアナログ変換し、アナログ変換した音声(アナログ信号)をライン制御回路部27に与えるものである。また、音声制御部26は、ライン制御回路部27から音声(アナログ信号)を受け取り、その音声をデジタル変換し、デジタル変換した音声信号を音声処理部13に与えるものである。
ライン制御回路部27は、アダプタ20とアナログ内線電話網61側とのインターフェース部であり、アナログ回線に対応可能なライン回路である。ライン制御回路部27は、アナログ内線電話網61との発呼等の監視機能、呼出信号送出機能等のアナログ内線電話網61との間の通信処理機能を有する。
ライン制御回路部27は、電話交換機310からの発呼を検出し、所定シーケンスにより音声を受け取り、その音声を音声制御部26に与えるものである。また、ライン制御回路部27は、音声制御部26から音声を受け取り、アナログ内線電話網61を通じてIP電話交換機30に与えるものである。
(B−2)第2の実施形態の動作
図10は、携帯電話機10とアダプタ220との接続に係る動作を示す。
図10において、携帯電話機10にアダプタ20が接続され、携帯電話機10において無線回路機能が停止されると共にスイッチ17が切り替えられ、携帯電話番号がアダプタ20に与えられるまでの動作は第1の実施形態と同様であるので、ここまでの詳細な説明は省略する(S1〜S7)。
携帯電話機10からの携帯電話番号がアダプタ220に与えられると、制御回路部25は、アダプタ220に予め割り当てられている内線番号と、携帯電話番号と、登録有効情報とを少なくとも含む番号変換情報をライン制御回路部27を介して電話交換機310に与える(S41)。ここで、番号変換情報は、例えば、通知用特番への発信やモデム信号などアナログ回線に対応できる形式で送出される。
電話交換機310に番号変換情報が与えられると、電話交換機310において、内線番号と携帯電話番号とが対応付けられて登録される(S42及びS11)。
次に、携帯電話機10とアダプタ220との接続切断に係る動作について図11を参照して説明する。
図11において、携帯電話機10がアダプタ220から取り外された場合の携帯電話機10の動作及びアダプタ220の動作は、第1の実施形態と同様であるため省略する(S21〜S25)。
また、S25において、アダプタ220の動作が停止する。また、電話交換機310は、アダプタ220に対して一定時間毎に接続確認通知を送信している(S43)。例えば、電話交換機310は、アナログ内線電話網61を通じてモデム信号として接続確認通知をアダプタ220に通知する。
そして、アダプタ220からの応答信号の返信がないことにより携帯電話機10とアダプタ220との切断を検出する(S27、S28)。
電話機交換機310において、アダプタ220と携帯電話機10との切断検出後、アダプタ220に対応付けられている携帯電話番号を削除する(S29)。
次に、一般電話機40Cから携帯電話機10に対する発呼があった場合の動作について図12を参照して説明する。
電話機40Cから携帯電話機10に発呼する場合(S44)、まず、電話機40Cは、電話交換機310に発呼する(S45)。このとき、電話機40Cによる発呼は、アナログ回線の所定シーケンスによるものである。
電話交換機310は、電話機40Cからダイヤル番号を受け取り、そのダイヤル番号が携帯電話位置管理DB35に登録されているかどうかを検索する(S33)。そして、ダイヤル番号が携帯電話位置管理DB35に登録されていない場合の動作は第1の実施形態の動作と同様であるので省略する(S38〜S40)。
ダイヤル番号が携帯電話位置管理DB35に登録されている場合、検出した携帯電話番号と対応する内線番号を割り出し、その内線番号を発呼先番号(ダイヤル番号)として変換する(S34)。
発呼先番号として内線番号に変換すると、内線番号に対応するアダプタ220に電話交換機310から内線として発信がある(S46)。このとき、アダプタ220のライン回路制御部27が、電話交換機310との間でのアナログ回線の所定シーケンスを行なう。
ライン回路制御部27と電話交換機310との間で所定シーケンスが行なわれ、通話が開始すると、電話交換機310からの音声がライン回路制御部27を介して音声制御部26に与えられる。そして、音声制御部26により音声のA/D変換が行なわれ、携帯電話機10の音声処理部13との間で音声信号の通信を行う(S47)。
(B−3)第2の実施形態の効果
以上、第2の実施形態によれば、アダプタ220の網側インタフェースをアナログ電話網対応に変えることにより、アナログ電話網においても、携帯電話への着信を公衆網を経由せず内線へ切り替えての通話を行うことが可能となり、より安価な回線を発信者が選択することなく自動的に利用することが可能となる。
(C)第3の実施形態
(C−1)第3の実施形態の構成
図13は、第3の実施形態の交換処理システムの全体構成図である。図13に示すように、第3の実施形態の交換処理システム3は、IP電話交換機310と、IP電話交換機310が収容するパソコン(PC)70及びIP電話機40と、そのパソコンと接続可能なアダプタ230と、そのアダプタ230と接続することでIP電話交換機310に収容され得る携帯電話機10とを備える。
第3の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、アダプタ230がソフトウェアIP電話機能を有するパソコン70に接続可能である点、携帯電話機10とアダプタ230に接続することで、携帯電話機10が記録する携帯電話情報をパソコン70に取り込むことができる点である。
パソコン70は、一般的なパソコンやPDA等の情報処理端末が該当し、IP電話交換機310に収容されるものである。また、パソコン70は、パソコンの制御回路(例えばCPU等)に読み取り可能な、IP電話としての機能を実行するソフトウェア71を有する。これにより、パソコン70は、IP電話交換機310に収容されるIP電話機として機能する。
また、パソコン70は、携帯電話機10がアダプタ230と接続した場合に、アダプタ230を通じて携帯電話機10が有する携帯電話情報を取り込むことが可能である。そして、パソコン70は、携帯電話情報と同時にアダプタ230から番号変換要求を受け取ると、その携帯電話情報に含まれている携帯電話番号を取り出し、番号変換情報をIP電話交換機310に送信する。
この携帯電話情報とは、携帯電話機10が記録している情報であり、例えば、携帯電話機10の携帯電話番号、着信履歴、送信履歴、電話帳、受信メール履歴、送信メール履歴、スケジュール情報等である。
従って、パソコン70は、携帯電話情報を取り込むことができるので、携帯電話情報を使用して通信することができる。また、パソコン70は、これら携帯電話情報について加工(削除、変更、追加等)することができ、さらに、携帯電話機10に加工後の情報を記憶させることができる。
アダプタ230は、第1の実施形態と同様に、接続した携帯電話機10をIP電話交換機310に収容させるものであり、またパソコン70と接続するものである。なお、本実施形態において、アダプタ230は、直接パソコン70と接続するものとして説明するが、独立した装置であり、内線網60を介して特定のパソコン70と通信し得るものであってもよい。
アダプタ230は、図13に示すように、制御回路部28と、PC接続インターフェース(IF)29を少なくとも有する。PC接続IF29は、パソコン70とアダプタ230との間の接続インターフェースである。
制御回路部28は、携帯電話機10と接続した場合に携帯電話機10の音声処理部13との通信を可能にすると共に、制御回路部14からの操作指示を受けるものである。
また、制御回路部28は、携帯電話機10の制御回路部14から携帯電話情報を受け取り、その携帯電話情報をPC接続IF29を介してパソコン70に与えるものである。このとき、制御回路部28は、携帯電話情報と共に番号変換要求をパソコン70に与える。
(C−2)第3の実施形態の動作
まず、携帯電話機10とアダプタ230との接続に係る動作について図14を参照して説明する。
図14に示すように、携帯電話機10とアダプタ230とが接続すると(S51)、それぞれコネクタ部18及び24が接触し、アダプタ230は電池16から電力供給を受けて、アダプタ230が動作を開始する(S52)。
アダプタ230が動作を開始すると、制御回路部28から制御回路部14へ接続通知を行ない(S53)、携帯電話機10において、制御回路部14の制御により、無線回路部15の無線制御機能が停止すると共に、スイッチ17がa側に切り替えられる(S54)。
これにより、アダプタ230の制御回路部28と、携帯電話機10の音声処理部13及び制御回路部14とが接続する(S55)。
アダプタ230と携帯電話機10との接続が確立すると、携帯電話機10の制御回路部14が記憶する携帯電話情報が、アダプタ230の制御回路部28に与えられる。
アダプタ230の制御回路部28は、制御回路部14から携帯電話情報を受け取ると、その携帯電話情報と共に番号変換要求をパソコン70に与える(S56)。
アダプタ70から番号変換要求を受け取ると、パソコン70は、その携帯電話情報に含まれている携帯電話番号を取り出し、番号変換情報をIP電話交換機310に与えて、パソコン70に割り当てられている内線番号と携帯電話番号とを関連付けてIP電話交換機310に登録させる(S57)。この登録方法は、第1の実施形態と同様なので詳細は省略する。
パソコン70は、アダプタ70から携帯電話情報を取り込むことができるので、IP電話機能を用いて携帯電話情報を使用することができる。
次に、携帯電話機10からアダプタ230の接続切断に係る動作について図15を参照して説明する。
まず、携帯電話機10からアダプタ230が外されると(S61)、アダプタ230は、電池16からの電力が受けられなくなり動作停止する(S62)。
次に、制御回路部14は、制御回路部28との通信ができなくなるため、アダプタ230との切断を判断して(S63)、携帯電話機10の無線回路部15を再開すると共に、スイッチ17をb側に切り替える(S64)。
一方、パソコン70は、動作停止となったアダプタ230との通信ができなくなるため、携帯電話機10とアダプタ230とが切断したと判断する(S65)。
携帯電話機10とアダプタ20との切断を検知すると、パソコン70のソフトウェアIP電話71により、登録した携帯電話番号の削除を要求する離脱要求をIP電話機310に対して送信する(S66)。この離脱要求は、パソコン70の内線番号に関連付けられている携帯電話番号を削除することを要求するものである。
パソコン70から離脱通知を受信すると、IP電話交換機310において、携帯電話位置管理DB35に登録されている携帯電話番号が削除される(S67)。
次に、IP電話機40Aから携帯電話機10に発信があった場合の動作について説明する。
図16は、IP電話機40AからIP電話交換機310へ登録された携帯電話10への発信が起こると(S31、S32)、IP電話交換機310では、まず発信先である携帯電話番号が、携帯電話位置管理DB35に登録されているかを検索する(S33)。検索の結果、携帯電話番号が携帯電話位置管理DB35に登録されていない場合は、公衆網50に発信して公衆網50経由で携帯電話機10と通話する(S38〜S40)。
また、S33での検索の結果、携帯電話番号が携帯電話位置管理DB35に登録されていれば、検出した携帯電話番号に対応する内線番号を読み出し、この内線番号を送信先番号として置き換えて発信処理を継続する(S34)。
このIP電話交換機310が内線として発信することで、ソフトウェアIP電話71に着信し(S68)、IP電話機40AとソフトウェアIP電話71の間で通話が開始される(S69)。ソフトウェアIP電話71は音声情報を、アダプタ230を経由して携帯電話機10の音声制御部13との間で授受することができ通話を行うことができる。
(C−3)第3の実施形態の効果
以上のように、本実施形態によれば、アダプタ230をパソコン70に接続することにより、パソコン70のソフトウェアIP電話機能71を利用し、携帯電話機10への着信を公衆網50を経由せず、パソコン70のソフトウェアIP電話71へ切り替えての通話を行うことが可能となり、より安価な回線を発信者が選択することなく自動的に利用することが可能となる。
さらに、本実施形態によれば、携帯電話機10から電話帳や発着信履歴情報等の携帯電話情報を読み出すことができるので、ソフトウェアIP電話からの発信時に利用することも可能となる。
(D)第4の実施形態
(D−1)第4の実施形態の構成
図17は、第4の実施形態の交換処理システムの全体構成を示す。
第4の実施形態が第1の実施形態と異なる点は、IP電話交換機が登録一覧情報提供部を有し、携帯電話位置管理DB35に登録されている登録一覧情報を収容するWeb端末に提供する点である。
図17に示すように、第4の実施形態の交換処理システム4は、IP電話交換機320と、IP電話交換機320に収容されるアダプタ210やIP電話機40やWeb端末80を備える。
IP電話交換機320は、第1の実施形態で説明した構成に加えて、登録一覧情報提供部37を有する。
この登録一覧情報提供部37は、情報処理能力のある制御回路などを有するWebサーバ等が該当し、収容するWeb端末80からの要求に応じて、携帯電話位置管理DB35に登録されている登録一覧情報を読み出す読み出し機能と、その登録一覧情報をテキスト形式(例えばHTML形式)に変換してWeb端末80に与える変換機能とを有するものである。
なお、登録一覧情報提供部37は、テキスト形式に変換した登録一覧情報をIP収容回路部36を介して送信する。
なお、この登録一覧情報とは、携帯電話位置管理DB35が登録している管理情報であり、例えば、携帯電話番号、その携帯電話機の利用者情報(利用者識別情報)、接続する内線番号等である。
(D−2)第4の実施形態の動作
次に、携帯電話機10とアダプタ210とが接続した場合に、IP電話交換機320が番号変換登録する動作について図18を参照して説明する。
図18は、特にIP電話交換機320の動作が示すものであり、携帯電話機10及びアダプタ210の動作の説明については第1の実施形態で詳細に説明したので省略する。
アダプタ210が携帯電話機10に接続されると、アダプタ210は動作を開始し(S1)、番号変換情報がアダプタ210からIP電話交換機320に与えられる(S70)。
S71に示すように、本実施形態での番号変換情報は、アダプタ210又はIP電話機40Aの内線番号と、接続した携帯電話機10の携帯電話番号、接続有効情報、およびその携帯電話機10の利用者識別情報(例えば、利用者の氏名、従業員番号、他のID番号等)である(S71)。
アダプタ210から番号変換情報を受け取ると、IP電話交換機320において、呼制御回路部34により、番号変換情報が携帯電話位置管理DB35に登録される(S72)。
このようにして、利用者識別情報を含めた情報が携帯電話位置管理DB35に登録される。
次に、アダプタ210と携帯電話機10とを接続切断した場合の動作について図19を参照して説明する。
図19では、IP電話交換機の動作について説明するものであり、携帯電話機10及びアダプタ210の動作については省略する。
アダプタ210が携帯電話機10から取り外されると,アダプタ210は動作を停止する(S21及びS25)。また、IP電話交換機320から一定時間毎に送信している接続確認通知に対して応答信号がない場合に、当該アダプタ210について切断がなされたことを検知する(S26〜28)。
呼制御回路部35は、アダプタ210の切断を検知すると、その登録した情報を削除するのではなく、番号変換無効の状態にする(S73)。これにより、登録情報を残しつつも、番号変換処理を行なわなくてもよい。
次に、内線発信者がIP電話機40Aから携帯電話機10へ発信する場合の手順について図20を参照して説明する。
図20において、まず、発信者の操作によりWeb端末80から登録一覧情報提供部37へ、登録一覧情報の要求を行なう(S74)。
Web端末登録一覧情報提供部37は、携帯電話位置管理DB35に登録されている情報を全て読み出して、これをテキスト形式(HTML形式)に変換する。そして、テキスト形式(HTML形式)に変換した登録一覧情報をIP収容回線部36を介してWeb端末80へ送信する(S75)。
本実施形態では、登録一覧情報は、携帯電話機10の携帯電話番号(N10)、利用者識別情報、アダプタ210又はIP電話機40Bの内線番号(N20)が登録されているものとする。
Web端末80では、登録一覧情報提供部37から受け取った登録一覧情報を表示し、発信者はWeb端末80に表示された利用者識別情報及び携帯電話番号(外線番号)を見て、発信したい相手の携帯電話番号(外線番号)を選択する。
Web端末80は、携帯電話番号(N10)を選択したら、その携帯電話番号(N10)をIP電話機40Aに与えて所定の発呼開始要求を行ない(S76)、IP電話機40AからIP電話機1に発呼を行う(S77)。
IP電話交換機320では、IP電話機40Aからの発呼を呼制御回路14で受ける。このとき、N10は携帯電話位置管理DB35に登録されている(S78)。
呼制御回路部34は、携帯電話位置管理DB35から、外線番号N10に関連付けられた内線番号P(=N20)を読み出し、その内線番号を送信先番号として置き換えて内線への通話として処理を行なう。
これにより、第1の実施形態の場合と同様に、ラインユニット31とIP電話機40Aとの通話を行うことができ、アダプタ210を介して携帯電話機10による通話を行うことができる(S34〜N36)。
(D−3)第4の実施形態の効果
以上のように、第4の実施形態によれば、第1の実施形態に更にWeb端末80を備え、またIP電話交換機320が登録一覧情報提供部37を設けることで、IP電話機40Aから携帯電話機10に発呼する際、同一の電話番号(携帯電話番号N10)で内線と外線の方路の切り替えができることに加え、登録された発信先番号をWeb端末80を使用した簡略な方法で選択し、発呼することが可能となる。
(E)第5の実施形態
(E−1)第5の実施形態の構成
図21は、第5の実施形態に係る交換処理システム5の全体構成図である。
図21に示すように、本実施形態に係る交換処理システム5は、第1の実施形態交換処理システム1とアダプタ240の構成が異なる。従って、以下ではアダプタ240の内部構成について詳細に説明し、第1の実施形態と対応する構成については対応する符号を付した。
アダプタ240は、内線網60を介してIP電話交換機310に収容されるものであり、1又は複数の携帯電話機10と接続し得るものである。また、アダプタ240は、1又は複数のIP電話機40D(ここでは1台のIP電話機とする)と接続可能であり、携帯電話機10がセットされた後、携帯電話機10の利用者の選択により携帯電話機10への着信をIP電話機40Dに転送させることができるものである。
図21に示すように、アダプタ240は、制御回路部241、スイッチ(SW)242、ネットワークIF部243、ボタン244〜246を有する。なお、スイッチ242は、1個として示すが、アダプタ240が接続許容できる携帯電話機10数に応じた数を備える。また、ボタン242〜246は3個として示すが、転送先であるIP電話機40Dの数に応じた数を備える。
スイッチ(SW)242は、携帯電話機10との接続部である。携帯電話機10の利用者は、アダプタ240にセットする際に、このスイッチ242に携帯電話機10がセットされることで、セット完了通知を制御回路部241に通知する。
ボタン242〜246は、IP電話機40Dに対応したボタンであり、セットされた携帯電話機10への着信の転送先(IP電話機40D)と特定するためのボタンである。ボタン244〜246は、携帯電話機10をスイッチ242にセットされた際に、利用者の操作によりボタン244〜246が押下され、そのセットされた携帯電話機10に着信があった場合に、携帯電話機10とIP電話機40Dとを対応させるものである。
制御回路部241は、スイッチ242からのセット完了通知を受けて携帯電話機10がセットされたことを確認する。また、制御回路部241は、セット完了を検出した後、利用者に押下されたボタン244〜246を調べ、そのボタン244〜246に対応するIP電話機40Dを転送先として決定する。
また、制御回路部241は、スイッチ242にセットされた携帯電話機10から携帯電話番号を受け取り、またボタン244〜246押下により得た転送先情報、携帯電話番号、内線番号及び接続有効情報を少なくとも含む番号変更情報をネットワークIF部243を介してIP電話交換機310に与えるものである。これにより、IP電話交換機310は、アダプタ240の内線番号に携帯電話番号と転送先情報とを対応付けて携帯電話位置管理DB35に格納させ、携帯電話機10の転送先を特定させることができる。
(E−2)第5の実施形態の動作
次に、携帯電話機10をアダプタ240にセットして番号変換登録する動作について図22を参照して説明する。
まず、携帯電話10がアダプタ210のスイッチ242にセットされる(S80)。このセットについて、例えば、携帯電話10の重みなどによりスイッチ242が押され、スイッチ242から制御回路部241にセット完了通知が与えられる(S81)。これにより、制御回路部241は、携帯電話機10がスイッチ242にセットされたことを検出することができる。
携帯電話機10がスイッチ242にセットされると、利用者の操作により、ボタン244〜246が押下される。制御回路部241では、今回利用者に押下されたボタン244〜246を検知し(S82)、その押下されたボタン244〜246に対応するIP電話機40Dを転送先として認識する(S83)。
次に、制御回路部241は、携帯電話10の携帯電話番号、転送先情報(IP電話機540Dの番号)、内線番号及び接続有効情報を少なくとも含む番号変換情報を、ネットワークIF部243を介してIP電話交換機310に送信する(S84)。これにより、IP電話交換部310の携帯電話位置管理DB35に、内線番号に、携帯電話番号と転送先番号とを対応付けて登録することができる。
次に、携帯電話機10をアダプタ240から取り外した場合の動作について図23を参照して説明する。
まず、携帯電話機10がスイッチ242から取り外されると(S85)、スイッチ242から切断通知を制御回路部241に与える。これを受けて、制御回路部241は、スイッチ242から携帯電話機10が取り外されたことを検出する(S86)。
携帯電話機10がスイッチ242から取り外されたことを制御回路部241が検出すると、制御回路部241は、携帯電話機10がアダプタ240から取り外されため、携帯電話位置管理DB35に登録されている携帯電話番号を削除する旨の要求通知をIP電話交換機310に送信する(S87)。
これにより、IP電話交換機310は、アダプタ240の内線番号に対応付けて登録されている携帯電話番号及び転送先情報を削除する。
次に、IP電話交換機310が収容するIP電話機40Aから携帯電話機10に発信した場合のIP電話機交換機310の動作について図24を参照して説明する。
IP電話機40Aから携帯電話機10に対して発信があると(S88)、IP電話交換機310はIP電話機40Aからの発呼を受ける(S89)。
IP電話交換機310では、呼制御回路部34の制御により、IP電話機40Aからの送信先番号(この場合は携帯電話機10の携帯電話番号)に基づいて、携帯電話位置管理DB35を参照し、携帯電話番号を検索する(S90)。
呼制御回路部34による送信先番号(携帯電話番号)の検索の結果、送信先番号(携帯電話番号)が登録されて場合には、第1の実施形態と同様に、公衆網50に発信し、公衆網を介して携帯電話機10に着信させる(S38〜S40)。
また、呼制御回路部34により送信先番号(携帯電話番号)の検索の結果、送信先番号(携帯電話番号)が登録されている場合には、携帯電話番号に対応する転送先情報を割り出し、その転送先情報を送信先番号に置き換える(S91)。
IP電話交換機3110では、転送先情報を置き換えた送信先番号に基づいて、内線網60を通じて内線として発信し、アダプタ240又はIP電話機40Dに着信する(S92)。これにより、IP電話交換機310とIP電話機40Dとの通話が可能となる(S93)。
つまり、利用者は、携帯電話機10をアダプタ240にセットして転送先を特定するボタン244〜246を押下することで、その後携帯電話機10に着信があった場合に、携帯電話機10を用いることなくその特定した転送先のIP電話機40Dを用いて通話することができる。
(E−3)第5の実施形態の効果
以上のように、第5の実施形態によれば、携帯電話機10への着信があった場合に、公衆網50を経由した通話を行なうことなく、アダプタ240が収容する転送先IP電話機40Dを用いて内線として通話することができるので、より安価な回線を発信者が選択することなく自動的に利用することが可能となる。
(F)他の実施形態
第1〜第5の実施形態においても変形例を記載したが、各実施形態で説明した、携帯電話機、アダプタ、IP電話交換機及び構内ネットワーク回線(内線網)などの構成をそれぞれ結合させた交換処理システムを形成するようにしてもよい。
第1の実施形態の交換処理システムを示す全体構成図である。 従来の交換処理システムを示す全体構成図である。 従来の電話交換機を示す内部構成図である。 従来の構内LANシステムを示す全体構成図である。 第1の実施形態の交換処理システムを示す全体構成図である。 第1の実施形態のアダプタとの接続動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態のアダプタとの接続切断動作を示すシーケンス図である。 第1の実施形態の交換処理動作を示すフローチャートである。 第2の実施形態の交換処理システムを示す全体構成図である。 第2の実施形態のアダプタとの接続動作を示すシーケンス図である。 第2の実施形態のアダプタとの接続切断動作を示すシーケンス図である。 第2の実施形態の交換処理動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態の交換処理システムを示す全体構成図である。 第3の実施形態のアダプタとの接続及び情報登録動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態のアダプタとの接続切断及び情報削除動作を示すフローチャートである。 第3の実施形態の交換処理動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態の交換処理システムを示す全体構成図である。 第4の実施形態のアダプタとの接続及び情報登録動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態のアダプタとの接続切断及び情報無効化動作を示すフローチャートである。 第4の実施形態の交換処理動作を示すフローチャートである。 第5の実施形態の交換処理システムを示す全体構成図である。 第5の実施形態のアダプタとの接続動作を示すフローチャートである。 第5の実施形態のアダプタとの接続切断動作を示すフローチャートである。 第5の実施形態の交換処理動作を示すフローチャートである。
符号の説明
1、2、3、4及び5…交換処理システム、10…携帯電話機、
210、220、230及び240…アダプタ、
310、320…電話交換機。

Claims (3)

  1. 公衆網回線又は専用網回線を利用して無線通信を行なう無線通信端末を、構内ネットワーク回線に接続可能にして、呼の交換処理をする交換処理システムであって、
    上記公衆網回線又は上記専用網回線と上記構内ネットワーク回線とを収容し、呼の交換処理を行なう交換装置と、
    上記無線通信端末と接続した場合に、上記無線通信端末が有する端末情報と当該無線通信端末アダプタ装置に割り当てられている識別番号とを含む番号変換情報を上記交換装置に与えると共に、接続通知を与えて接続確立機能により無線回路を停止させた上記無線通信端末と上記交換装置との間の通信を行なう無線通信端末アダプタ装置と
    を備え、
    上記交換装置が、
    上記無線通信端末アダプタ装置から受け取った上記番号変換情報に含まれる、上記無線通信端末アダプタ装置の識別番号と、上記無線通信端末の上記端末情報とを対応付けて登録し、上記無線通信端末アダプタ装置に接続する上記無線通信端末の位置情報を管理する位置情報管理手段と、
    収容電話機又は音声通信機能を有する構内収容通信端末から発呼を受けた場合、発信先番号に基づいて、上記位置情報管理手段の上記端末情報の登録の有無を検索し、発信先番号と対応する上記端末情報があるときに、その端末情報に対応する上記無線通信端末アダプタ装置の識別番号を発信先番号として呼の交換処理を制御する呼交換処理制御手段と
    を有し、
    上記呼交換処理手段は、一定時間毎に上記無線通信端末アダプタ装置に与える接続確認通知の応答なしを確認して、上記無線通信端末アダプタ装置と上記無線通信端末との接続切断を検知した場合に、上記位置情報管理手段に登録されている番号変換情報を削除又は無効にすることを特徴とする交換処理システム。
  2. 上記無線通信端末アダプタ装置が、1又は複数の収容電話機及び又は音声通信機能を有する収容通信端末と接続し、上記無線通信端末の記録情報を取り込ませて転送先として指定された上記収容電話機及び又は上記収容通信端末の識別番号を含めた上記番号変換情報を上記交換装置に与え、
    上記呼交換処理制御手段が、上記無線通信端末への発呼を検出したとき、上記転送先である上記収容電話機及び又は上記収容通信端末の識別番号を発信先番号として呼交換処理を制御する
    ことを特徴とする請求項1に記載の交換処理システム。
  3. 上記構内ネットワーク回線に接続し、上記交換装置に情報位置情報管理手段に登録されている上記位置情報を要求する位置情報要求装置を備え、
    上記交換装置が、上記位置情報要求装置からの要求に応じて、上記位置情報管理手段に登録されている全部又は一部の上記位置情報を、上記位置情報要求装置に提供する登録情報提供手段を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の交換処理システム。
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