JP2000312258A - 通信サービスシステム - Google Patents
通信サービスシステムInfo
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Abstract
用端末装置とを管理することができる通信サービスシス
テムを提供する。 【解決手段】 通信サービスシステムは、サービス制御
装置1と特殊リソース装置2とからなる。ここで、サー
ビス制御装置1は、契約者を特定するUPT番号に対し
て通話メディア毎の着信先アドレスが設定された契約者
情報32を記憶した記憶部31を備える。そして、サー
ビス制御装置1は、UPT番号が着信した際に、UPT
番号発信側の通話メディアの識別を行うメディア識別部
21と、着信したUTP番号で特定される契約者情報を
参照し、識別された通話メディアの着信先アドレスへの
接続処理を行う接続処理部22とを備える。
Description
れ、契約者を特定するUPT番号を用いた着信制御によ
る通信サービスを提供する通信サービスシステムに関す
るものである。
ndyphone System)といった移動電話が急激に普及して
いる。その結果、1人が従来からの有線網用の電話機
(固定端末装置)のほか、無線網用の移動電話(移動端
末装置)を所持する、すなわち複数の電話機(端末装
置)を所持するようになってきている。このように複数
の電話機を所持する者に連絡を取ろうとする発信者は、
これら複数の電話機の電話番号を管理しなければならな
い不便さが生じている。さらに、複数の電話機を所持す
る者においても、オフィスにいる場合や外出している場
合等の状況に応じて、所持する複数の電話機のうち特定
の電話機で連絡を受けたいという要望が生じてきてい
る。そのため、電話機でなく個人(サービス契約者)を
特定する番号により、複数の電話機を所持する者を一意
に特定して通信を可能とするサービスが考えられてい
る。このサービスは、UPT(Universal Personal Tel
ecommunication)と呼ばれる。UPTサービスは、個人
に与えられたネットワーク・トランスペアレントなUP
T番号に基づいて、地理的位置に関係なく、いかなる固
定あるいは移動端末からでも、呼の発信や着信ができる
サービスである。
概要を以下に説明する。サービスを提供するためのシス
テムは、通信網内に設けられ、UPT番号に対し1以上
の端末装置の電話番号が関連付けられたデータベースを
備えている。UPT番号は、サービスを受ける契約者を
一意に特定する番号であり、この契約者によりUPT番
号に対し1以上の端末装置の電話番号が指定される。U
PT番号を用いた発信が行われると、システムは、その
UPT番号に対応して登録された端末装置の電話番号に
対する着信処理を行う。なお、その際、着信した端末装
置が通話中であったり、不出であったりすると、システ
ムは次に登録してある端末装置の電話番号に対する着信
処理を行う”追いかけ接続”を行う。
のみを管理すればよくなる。一方、このサービスを受け
る契約者も、UPT番号に対して登録した端末装置に順
次追いかけ接続されるので、たとえ複数の端末装置を所
持していたとしても、優先順位の高い端末装置から順に
受信することができる。
いても上述のサービスを利用した追いかけ接続を行いた
い、という要望がある。この場合、現状では、追いかけ
先に音声用端末装置(電話機)とFAX用端末装置の混
在をなくすためには、複数の音声用端末装置用のUPT
番号と、複数のFAX用端末装置のためのUPT番号を
取得しなければならない。これでは、発信者も契約者も
複数のUPT番号を管理しなければならなくなり、契約
者を一意に特定するUPT番号というサービスの利便性
が薄れることになる。
もので、一契約者に対し一つのUPT番号で音声用端末
装置とFAX用端末装置とを管理することができる通信
サービスシステムを提供することを目的とする。
に、本発明は、契約者を特定するUPT番号に対して通
話メディア毎の着信先アドレスが設定された契約者情報
を記憶した記憶手段(31)と、UPT番号が着信した
際に、UPT番号発信側の通話メディアの識別を行うメ
ディア識別手段(21,27)と、前記着信したUTP
番号で特定される契約者情報を参照し、識別された通話
メディアの着信先アドレスへの接続処理を行う接続処理
手段(22)とを備えた通信サービスシステムを提供す
る。本発明の通信サービスシステムは、記憶手段におい
て、1つのUPT番号に対し複数の通話メディアのアド
レスを関連付けて管理する。そして、メディア識別手段
は、発信側から送られる情報や信号を利用して通話メデ
ィアの識別を行い、接続処理手段は、識別された通話メ
ディアの着信先アドレスを用いた接続処理をする。これ
により、サービスの契約者は、1つのUPT番号に異な
る通話メディアの着信先アドレスを登録できるので利便
が増すことになる。また、発信者も、通話メディアを意
識することなく1つのUPT番号をダイアルするのみ
で、通話メディアに応じた接続がなされるので、発信者
にとっても利便性が増す。
れ、メディア識別手段(21,27)は、発信側端末が
CNG信号を送信している場合に通話メディアをFAX
と識別する。発信側端末側がFAX送信を行う場合、C
NG信号を送信する。そこで、メディア識別手段(2
1,27)は、発信側端末がCNG信号を送信していれ
ば通話メディアをFAXと識別する。これにより、通信
メディアとしてFAXが含まれている場合に、通信メデ
ィア”FAX”を識別可能になる。また、通信網で送信
される代表的な通話メディアは”音声”と”FAX”で
あり、通話メディアがこの2つの場合、CNG信号を利
用したメディア識別を行うことで、この2つの通話メデ
ィアの識別(区別)が可能となる。
UPT番号で特定される契約者情報に設定された着信先
アドレスを音声により通知する着信先確認手段(24,
23,29,30)をさらに備える。着信先確認手段
は、取得した情報に基づき契約者情報を取得し、この契
約者情報に設定された着信先アドレスの音声による通知
を行う。これにより、契約者は、端末装置を利用して着
信先アドレスの確認を行うことができるようになる。
UPT番号により特定される契約者情報に、取得した着
信先アドレスを設定する着信先設定手段(25,23,
28)をさらに備える。着信先設定手段は、契約者が操
作する端末装置から送信されるDTMF信号を利用して
登録・更新する着信先アドレスの取得を行っている。そ
して、着信先設定手段は、取得した着信先アドレスの登
録を行う。これにより、契約者は、端末装置を利用し
て、着信先アドレスの登録・変更を行うことができるよ
うになる。
通信サービスシステムを図面を参照して説明する。まず
はじめに、本実施の形態で用いる言葉の定義を行う。以
下において、「通信網」もしくは「ネットワーク」と
は、有線の電気通信網および無線通信網を総称するもの
とする。また、通信網に接続される通話用端末装置(電
話機、携帯電話、PHS等)や、FAX用端末装置、コ
ンピュータのことを総称して「端末装置」と呼ぶ。端末
装置を一意に特定するためのアドレスを「着信先アドレ
ス」と呼ぶ。「着信先アドレス」の具体例としては、電
話番号、IP(Internet Protocol)アドレス、電子メ
ールアドレスとなる。また、後述するメールセンタもこ
の接続先アドレスの一つとなる。「通話メディア」と
は、発信側の送信情報の種別のことをいう。例えば、発
信側がFAX送信したい場合の通話メディアは「FA
X」であり、音声送信したい場合の通話メディアは「音
声」である。また、発信側が電子メール送信したい場合
の通話メディアは「電子メール」であり、FTP(File
Transfer Protocol)等を用いたデジタルデータの転送
を行いたい場合の通話メディアは「デジタルデータ」で
ある。なお、以下では、特に通話メディアとして「音
声」と「FAX」とを一つのUPT番号で取り扱う通話
サービスについて説明する。
テムが設けられる網構成について説明する。図2は、通
信サービスシステムが設けられる通信網の一構成例を示
した図である。図2より、通信網は、1以上の端末装置
6を収容する加入者交換機4と、複数の加入者交換機4
を収容するサービスアクセスポイント装置3と、サービ
スアクセスポイント装置から他の中継交換機へ接続する
ための関門交換機7等を備える。そして、本発明の通信
サービスシステムは、このような通信網内に設けられた
サービス制御装置1および特殊リソース装置2により実
現される。また、通信網には、発信側から発信された情
報(音声、FAX等)を一時的に蓄積する音蓄装置(以
下、「メールセンタ」と呼ぶ)5も設けられている。な
お、サービスアクセスポイント装置3とサービス制御装
置1との間、および、サービス制御装置と特殊リソース
装置2との間は共通線信号網により接続さている。他の
装置間は通話線網により接続されている。
ス制御装置1および特殊リソース装置2の構成を説明す
る。図1は、本発明の通信サービスシステムを構成する
サービス制御装置1、特殊リソース装置2の一構成例を
示した図である。図より、サービス制御装置1は、UP
T番号を用いた接続処理を行うためのメディア識別部2
1、接続処理部22と、UPT番号に対して通話メディ
ア毎の着信先アドレスが設定された契約者情報32を記
憶した記憶部31とを備える。また、サービス制御装置
1は、UPT番号に対して登録された着信先アドレスの
通知・変更を音声通知により行うための制御をするカス
コン制御部23、着信先確認部24、着信先登録部25
を備えている。ここで、メディア識別部21は、UPT
番号が着信した際に、UPT番号発信側の通話メディア
の識別を行う。また、メディア識別部21は、特殊リソ
ース装置2内のCNG信号検出部27を利用して通話メ
ディアが”FAX”であるか否かの判断を行う。接続処
理部22は、処理対象となるUTP番号で特定される契
約者情報を参照し、識別された通話メディアの着信先ア
ドレスへの接続処理のための制御を行う。着信先確認部
24は、取得したUPT番号により特定される契約者情
報に設定された着信先アドレスを音声により通知するた
めの制御を行う。着信先設定部25は、取得したUPT
番号により特定される契約者情報に、DTMF信号を利
用して取得した着信先アドレスを設定する処理を行う。
また、カスコン制御部23は、着信先確認部24および
着信先登録部25を必要に応じて起動制御する。また、
カスコン制御部23は、必要に応じて端末装置側から送
られてくるDTMF信号の識別を信号検出部2内のDT
MF信号検出部28に依頼したり、所定の音声を接続中
の通話回線に流すように音声処理部29に依頼したりす
る。
lling Tone)信号検出部27と、DTMF(Dual Tone
Multi-Frequency)検出部28とを備える。さらに、特
殊リソース装置2は、音声による通知を行うために録音
された音声(音声群)30と音声30を再生して、通話
線に音声を流す音声処理部29を備えている。ここで、
CNG信号検出部27は、共通線信号網を介してCNG
信号受信指示を受けると、通話線網を介して処理対象と
なっている回線より、発信側がFAX送信の際に送信す
るCNG信号を検出する処理を行う。DTMF検出部2
8は、共通線信号網を介してDTMF信号検出指示を受
けると、通話線網を介して処理対象となっている接続中
の通話回線より、端末装置側から発信されるDTMFの
検出、検出結果の通知を行う。また、音声処理部28
は、共通線信号網を介して指示を受けると、指示された
音声30を再生し、処理対象となっている接続中の通話
回線に音声を流す処理を行う。音声30は、各音声を特
定するための情報を備え、その情報を用いることにより
流す音声を特定できるようになっている。なお、音声3
0は、アナログ的に録音されたものであっても、デジタ
ル的に録音されたものであってもよい。なお、本実施の
形態において、CNG信号検出部27は、メディア検出
部21の制御のもと動作する。DTMF信号検出部28
は、カスコン制御部23のもと動作する。また、音声処
理部29は、カスコン制御部23もしくは接続処理部2
2の制御のもと動作する。また、着信先確認部24およ
び着信登録部25は、カスコン制御部23を介して契約
者情報32にアクセスし、カスコン制御部23を介して
DTMF信号検出部28や音声処理部29の制御を行
う。
て説明する。図3は、契約者情報の一構成例を示した図
である。図より、契約者情報は、UPT番号41、メー
ルセンタ契約41、通話メディア”音声”に関する着信
先アドレス情報43、通話メディア”FAX”に関する
着信先アドレス情報44、パスワード45、・・・等の
フィールドを持ち、これらフィールドを持つレコードが
UPT番号毎に設けられている。ここで「UPT番号」
41は、サービスを受ける契約者を一意に特定するため
のUPT番号が設定される。なお、UPT番号は、契約
段階において割り振られた番号である。「メールセンタ
契約」42には、契約者がメールセンタ5への送信契約
をしているか否かを示す情報が設定される。なお、メー
ルセンタへの送信契約をしている場合には”1”が、契
約していない場合には”0”が設定されるものとする。
の着信先アドレスに関する情報が設定される。さらに、
この「音声」43は、区分43a、優先順位1位の着信
先アドレス43b、優先順位2位の着信先アドレス43
cを設定する領域が設けられている。ここで、「区分」
43aは、メールセンタ契約をしている場合に、メール
センタを優先順位1位とするか否かを示す情報である。
ここで、区分43aに”2”が設定されている場合、優
先順位1位の着信先アドレス43b、優先順位2位の着
信先アドレス43cの順に着信処理がなされ、これら2
つの着信先アドレスの端末装置が共に、話中、もしく
は、不出の場合に、メールセンタを着信先アドレスとす
る。また、区分43aに”1”が設定されている場合、
優先順位1位の着信先アドレス43b、優先順位2位の
着信先アドレス43cに関係なく、メールセンタを優先
順位1位の着信先アドレスとする。「FAX」44に
は、通信メディア「FAX」の着信先アドレスに関する
情報が設定される。この「FAX」44は、「音声」4
3と同様に、区分44a、優先順位1位の着信先アドレ
ス44b、優先順位2位の着信先アドレス44cを設定
する領域が設けられている。ここで、「区分」44a
は、「音声」43における「区分」43aと同様であ
る。
番号に対して設定されている着信先アドレスを確認する
際、あるいは、着信先アドレスを変更する際に、契約者
であるか否かを確認するために用いられるパスワードが
設定される。なお、「音声」43、「FAX」44に
は、共に2つの着信先アドレスが設定できるものとして
いるが、これに限定されず、1以上の着信先アドレスが
設定できるのであればよい。なお、図1に示す契約者情
報32は、UPT番号毎の契約者情報(レコード)を複
数含む情報として示している。
た発呼を行った際の通信サービスシステムの動作を図4
を用いて説明する。なお、ここでは、発信側端末装置が
FAX用端末装置で、UPT番号で特定されるFAX用
端末装置へFAXイメージを転送する場合を例にする。
発信側端末装置が、UPT番号を用いた発呼を行うと、
そのUPT番号を含む発呼信号は、加入者線交換機4を
介してサービスアクセスポイント装置3に伝えられる
(符号61)。サービスアクセスポイント装置3は、受
信した番号の解析を行いUPT番号であるか否かの判断
を行う(符号62)。ここで、UPT番号は、先頭の数
桁が特定の番号に固定されており、先頭の数桁がこの特
定の番号であるか否か判断することでUPT番号である
か否か判定できる。なお、UPT番号でない場合、サー
ビスアクセスポイント装置3は、発呼の際にダイアルさ
れた番号(市内、市外等)に応じた交換機への接続処理
を行う。UPT番号と判定した場合、サービスアクセス
ポイント装置3は、UPT番号に基づく接続サービスを
行うために、UPT番号を含む信号をサービス制御装置
1に渡す(符号63)。
ス制御装置1は以下の動作を行う。まず、サービス制御
装置1内のメディア識別部21は、UPT番号を含む信
号により起動される。そして、メディア識別部21は、
着信したUPT番号が、契約者情報32として記憶部3
1に登録されているか判断を行う(符号64)。この判
断は、UPT番号を検索キーとした契約者情報32の検
索を行い、検索キーとなるUPT番号を含むレコードが
存在するか否かにより判定できる。UPT番号が契約さ
れた番号の場合、メディア識別部21は、特殊リソース
装置2内のCNG信号検出部27にCNG信号の受信指
示を依頼するための信号を出力する(符号65)。ま
た、メディア識別部21は、これと同時にサービス制御
装置1内のタイマ(図示せず)をスタートさせる。な
お、メディア識別部21は、CNG信号検出部27への
CNG信号受信指示をINAP信号であるPromptAndCol
lectUserInformationオペレーションのDetectModemパラ
メータにより実現する。さらに、メディア識別部21
は、着信したUPT番号もしくはこのUPT番号を含む
レコードを図示しないメモリに記憶しておく。
27は、CNG信号受信指示により起動する。そして、
CNG信号検出部27は、サービスアクセスポイント装
置3を介して発信側端末装置から送られる信号にCNG
信号の検出を所定期間行う(符号66)。ここで、CN
G信号の信号形式を図5を用いて説明する。CNG信号
は、発信側端末装置が、FAX送信する際に、接続先へ
のダイアル後であって、FAX送信開始前において発信
する信号である。CNG信号の周波数は1100±38
[Hz]であり、約0.5[秒]の信号区間と、約3
[秒]の非信号区間を交互に繰り返す。CNG信号検出
部27は、発信側端末装置からの信号を捕捉し、この信
号の周波数や信号の繰り返し周期を測定することにより
CNG信号が含まれているか否か判断を行う。CNG信
号が検出された場合、CNG信号検出部27は、メディ
ア識別部21に対しCNG信号受信報告を行う(符号6
7)。なお、CNG信号検出部27は、CNG信号が検
出されない場合、メディア識別部21に対し何ら報告を
行わない。
ら所定期間T以内にCNG信号受信報告を受けると、接
続処理部22に対し、通話メディアの識別結果を「FA
X」と通知する。なお、タイマーの起動から所定期間T
以内にCNG信号受信報告を受けなかった場合、メディ
ア検出部21は、接続処理部22に対し通話メディアの
識別結果を「電話」と通知する。
果の通知により起動される。そして、通話メディアの識
別結果を「FAX」として通知された場合、接続処理部
22は、メモリに記憶されたそのUPT番号を含むレコ
ードを参照し、その中の「FAX」44を参照すること
で優先順位1位の着信先アドレスを取得する。そして、
接続処理部22は、取得した着信先アドレスへ接続する
ようにサービスアクセスポイント装置3に指示する(符
号69)。なお、図3に示す例では、メールセンタ契約
43があるが、区分44aでは、登録された着信先アド
レスを優先する”2”が設定されているので、符号44
bに示す通話メディア”FAX”の着信先アドレスに接
続するようにサービスアクセスポイント装置3に指示す
ることになる。サービス制御装置1より着信先アドレス
の指示を受けたサービスアクセスポイント装置3は、着
信先アドレスの解析を行い、着信処理をする(符号7
0)。着信処理により、着信先アドレスにより特定され
る接続側端末装置へ着呼し、接続が完了すると、発信側
端末装置から接続側端末装置へFAX送信がなされる
(符号71)。
て、優先順位1位の着信先アドレスで特定される端末装
置が話中、ないしは、不出である場合、その旨がサービ
ス制御装置1に通知され、優先順位2位の接続先アドレ
ス44cを用いた追いかけ接続が接続処理部22の制御
のもと行われる。さらに、優先順位2位の着信先アドレ
スで特定される端末装置が話中、ないしは、不出である
場合、その旨がサービス制御装置1に通知され、メール
センタ5への接続が接続処理部22の制御のもと行われ
る。なお、優先順位の低い着信アドレスへの接続処理を
行う場合、あるいは、メールセンタ5への接続処理をす
る場合、接続処理部22は、音声処理部29を制御する
ことによりその旨を発信者に通知するようにしてもよ
い。
定時間TまでにCNG信号受信報告を受けなかった場
合、接続処理部22は、そのUPT番号を含むレコード
を参照し、その中の「電話」43を参照することで優先
順位1位の着信先アドレスを取得して、取得した着信先
アドレスへ接続するようにサービスアクセスポイント装
置3に指示することになる(符号69)。なお、以下の
処理は、通話メディアを「FAX」とする場合と同様で
あり、その説明を省略する。
つのUPT番号に対し、複数の通話メディアのアドレス
を関連付けて管理するとともに、CNG信号を利用して
通話メディアの識別を行い、識別された通話メディアに
応じて着信先アドレスの選択を行っている。よって、サ
ービスの契約者は、1つのUPT番号に異なる通話メデ
ィアの着信先アドレスを登録できるので利便性が増すこ
とになる。また、発信者も、通話メディアを意識するこ
となく1つのUPT番号をダイアルするのみで、通話メ
ディアに応じた接続がなされるので、発信者にとっても
利便性が増す。
れた着信先アドレスの確認・変更を行う際の通信サービ
スシステムの動作を説明する。図6は、着信先確認、着
信先登録の際の通信サービスシステムの動作を示した図
である。サービス制御装置1は、契約者が端末装置より
所定の番号をダイアルし、サービス制御装置1に着信す
ることにより動作を開始する。なお、ここで用いられる
端末装置は、DTMF信号の発信が可能であるものとす
る。着信を受けたサービス制御装置1内のカスコン制御
部23は、特殊リソース装置2内の音声処理部29を制
御して契約者よりUPT番号の取得を行う(ステップS
21)。具体的には、以下のようにしてUPT番号の取
得をする。カスコン制御部22は、音声処理部29にU
PT番号の取得のために流す音声を特定する情報を渡す
とともに、その音声を通話中の回線に流すよう音声処理
処理部29を制御する。音声処理部29は、得た情報を
利用して音声30内から流す音声を特定・再生すること
で、通話中の回線にその音声を流す。このときに流れる
音声の一例としては、『UPT番号を押して最後にシャ
ープ(#)を押してください。』といったものになる。
これと同時に、カスコン制御部22は、特殊リソース装
置2内のDTMF信号検出部28に現在通話中の回線か
らDTMF信号を検出するように指示信号を送る。契約
者が端末装置のボタンを押すことでDTMF信号が送信
されると、DTMF信号検出部28は、現在通話中の回
線からこの信号の検出を行う。DTMF信号検出部28
は、検出したDTMF信号の検出結果をカスコン制御部
23に通知する。この検出結果により、カスコン制御部
23は、契約者よりUPT番号を取得する。なお、音声
処理部29を制御して音声を流す処理や、DTMF信号
検出部28を制御し所定の情報をDTMF信号を利用し
て契約者より得る処理のことを”カスタマー・コントロ
ール”と呼ぶものとする。
パスワードを取得するカスタマー・コントロールを行う
(ステップS22)。なお、この際に流れる音声の一例
は、『パスワードを押して最後にシャープ(#)を押し
てください。』となる。
21で取得したUPT番号を検索キーとして契約者情報
32の検索を行い、このUPT番号を含む契約者情報
(レコード)の取得する。そして、カスコン制御部23
は、取得したレコード内のフィールド「パスワード」4
5に設定されたパスワードと、ステップS22で取得し
たパスワードが一致するか判断を行う(ステップS2
3)。なお、ステップS23で、一致しないと判断した
場合、カスコン制御部23は、エラーを端末装置側の契
約者に通知し、呼の切断をする制御を行う。一方、パス
ワードが一致している場合、カスコン制御部23は、確
認もしくは変更対象となる通話メディアが”音声”であ
るか”FAX”であるかを取得するカスタマー・コント
ロールを行う(ステップS24)。なお、この際に流れ
る音声の一例は、『電話に設定されている着信先アドレ
スの確認・変更の場合には”1”を、FAXに設定され
ている着信先アドレスの確認・変更の場合には”2”を
押して、最後にシャープ(#)を押してください。』と
なる。
X”の場合、カスコン制御部23は、着信先確認部24
を起動し、通話メディア”FAX”に関する着信先アド
レスの確認処理をするよう指示する。着信先確認部24
は、ステップS23で検索された契約者情報のフィール
ド「メールセンタ契約」42を参照することでメールセ
ンタ契約があるか否か判断する(ステップS25)。ま
た、着信先確認部24は、ステップS23で検索された
契約者情報の通話メディア「FAX」44内の「区分」
44aを参照することで、着信区分の判断を行う(ステ
ップS26)。
6)、メールセンタへの接続を優先する”1”が区分4
4aに設定されている(ステップS27)場合、着信先
確認部24は、カスコン制御部23を介して音声処理部
29に対し音声を用いてメールセンタが着信先となって
いる旨の通知を行うよう制御する(ステップS27)。
なお、この際に流れる音声の一例は、『現在、FAXの
着信先にはメールセンタが登録されています。』とな
る。
6)、登録された着信先アドレスを優先する”2”が区
分44aに設定されている(ステップS27)場合、着
信先確認部24は、、カスコン制御部23を介して音声
処理部29に対し音声を用いて登録されている着信先ア
ドレスの通知を行うよう制御する(ステップS28)。
なお、この際に流れる音声の一例は、『現在、FAXの
着信先には、1番目に△△△−△△△−△△△△が、2
番目に○○○−○○○−○○○○が登録されていま
す。』となる。ここで、着信先確認部24は、着信先ア
ドレスは、ステップS23で検索した契約者情報の通話
メディアFAX44における着信先アドレス44b,4
4cが参照することで着信先アドレスを取得し、この着
信先アドレスの情報を音声処理部29に渡す。そして、
音声処理部29は、その着信先アドレス(番号)を含む
音声を流す処理を行う。
6)場合、着信先確認部24は、音声を用いて登録され
ている着信先アドレスの通知をするよう制御する(ステ
ップS29)。なお、この際に流す音声の一例は、『現
在、FAXの着信先には、1番目に△△△−△△△−△
△△△が、2番目に○○○−○○○−○○○○が登録さ
れています。』となる。なお、着信先アドレスに関する
処理は、上記と同様である。なお、着信先確認部24
は、ステップS25、S26の判断結果を図示しないメ
モリに格納しておく。
確認処理が終了すると、カスコン制御部23は、着信先
登録部25を起動し、着信先の登録処理を行わせる。着
信先登録部25は、着信先確認部24がステップS2
5、S26で判断した結果を参照し、判断結果に応じた
カスタマー・コントロールを行い、契約者から次の操作
内容の取得を行う(ステップS30)。ここで、ステッ
プS25での判断結果が”メールセンタ契約有り”でス
テップS26での着信区分が”1”の場合、着信登録部
25は、音声処理部29を制御することにより、『1番
目の着信先アドレスを登録する場合には”1#”を、2
番目の着信先アドレスを登録する場合には”2#”を押
してください。また、登録された着信先アドレスを優先
する場合には”3#”を押してください。また、FAX
の登録内容を確認する場合には”5#”を電話の登録内
容の確認・変更をする場合には”6#”を終了する場合
には”7#”を押してください。』のような音声が流れ
る。
ールセンタ契約有り”でステップS26での着信区分
が”2”の場合、着信登録部25は、音声処理部29を
制御することにより、『1番目の着信先アドレスを登録
する場合には”1#”を、2番目の着信先アドレスを登
録する場合には”2#”を押してください。また、メー
ルセンタを着信先とする場合には”4#”を押してくだ
さい。また、FAXの登録内容を確認する場合には”5
#”を電話の登録内容の確認・変更をする場合には”6
#”を終了する場合には”7#”を押してください。』
のような音声が流れる。
ールセンタ契約無し”の場合、着信登録部25は、音声
処理部29を制御することにより、『1番目の着信先ア
ドレスを登録する場合には”1#”を、2番目の着信先
アドレスを登録する場合には”2#”を押してくださ
い。また、FAXの登録内容を確認する場合には”5
#”を電話の登録内容の確認・変更をする場合には”6
#”を終了する場合には”7#”を押してください。』
のような音声が流れる。
検出部28を制御して、端末装置側の契約者からDTM
F信号を介して操作内容を取得し、この操作内容に基づ
き以下の処理を行う(ステップS31)。”3”また
は”4”が押された場合、着信先登録部25は、ステッ
プS23で検索された契約者情報の通話メディアFAX
44の区分44aの設定変更を行い、記憶部31に対し
変更した契約者情報での更新を行う(ステップS3
2)。ここで、操作内容がメールセンタを着信先とす
る”4”の場合、着信先登録部25は、区分44aを”
1”に更新する。一方、操作内容が登録された着信先ア
ドレスを優先する”3”の場合、着信先登録部25は、
区分44aを”2”に更新する。
先登録部25は、登録する着信先アドレスを取得し、契
約者情報にこの取得した着信先アドレスを設定し、登録
・更新を行う(ステップS33)。より具体的には、以
下のようになる。まず、着信先登録部25は、着信先ア
ドレスを取得するカスタマー・コントロールを行う。こ
の際に流れる音声は、操作番号”1”が押された場合、
『1番目の着信先アドレスを押し、最後にシャープ
(#)を押してください。』のようになり、操作番号”
2”が押された場合、『2番目の着信先アドレスを押
し、最後にシャープ(#)を押してください。』のよう
になる。そして、着信先登録部25は、ステップS23
で検索された契約者情報の通話メディアFAX44の着
信先アドレス44bまたは44cに取得した着信先アド
レスを設定し、記憶部31に変更した契約者情報を登録
する。なお、ステップS32またはS33の処理を終了
した着信先登録部25は、ステップS30に進む。
着信先登録部25は、処理をカスコン制御部23に移
す。カスコン制御部23は、操作番号が登録内容確認の
場合、ステップS25に戻るために、着信先確認部24
の起動を行う。また、操作番号が電話の登録内容の確認
・変更の”6”の場合、これらの処理に移る。なお、通
話メディア”電話”の登録内容の確認・変更のための処
理は、図6のステップS25からS33と同様であり説
明を省略する。また、操作番号が終了の”7”の場合、
カスコン制御部23は、呼の切断のための制御を行い、
処理を終了する。
先確認部24、着信先登録部25は動作し、着信先アド
レスの確認や、登録が行われる。これにより、契約者
は、近くにある端末装置を利用し、通話サービスシステ
ムの指示にしたがって端末装置のボタンを押すのみで、
着信先アドレスの確認や登録・変更を行うことができ
る。
合、契約者は、メールセンタへのダイアル発信を行うと
共に、メールセンタのカスタマーコントロールに従い、
DTMF信号を利用したUPT番号等の入力を行うこと
で登録された音声やFAX情報の取得が端末装置にてで
きる。
て詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限ら
れるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の
設計等も含まれる。例えば、通信サービスシステムがイ
ンターネット接続可能である場合、契約者情報としてU
PT番号に電子メールアドレスやIPアドレスを対応付
けることに、発信者は、UPT番号を用いた電子メール
送信やデジタルデータ送信が可能となる。
サービスシステムによれば、下記の効果を得ることがで
きる。本発明の通信サービスシステムは、1つのUPT
番号に対し、複数の通話メディアのアドレスを関連付け
て管理するとともに、CNG信号を利用して通話メディ
アの識別を行い、識別された通話メディアに応じて着信
先アドレスの選択を行っている。これにより、サービス
の契約者は、1つのUPT番号に異なる通話メディアの
着信先アドレスを登録できるので利便が増すことにな
る。また、発信者も、通話メディアを意識することなく
1つのUPT番号をダイアルするのみで、異なる通話メ
ディアへ接続できるので、発信者にとっても利便性が増
す。
DTMF信号を利用したUPT番号、操作内容、登録・
更新する着信先アドレスといった情報の取得を行ってい
る。そして、本発明の通信サービスシステムは、取得し
た情報に基づき、着信先アドレスの音声による通知や、
取得した着信先アドレスの登録を行う。これにより、契
約者は、近くにある端末装置を利用し、通話サービスシ
ステムの指示にしたがって端末装置のボタンを押すのみ
で、着信先アドレスの確認や登録・変更を行うことがで
きるようになる。
示した図である。
ビスシステムの動作を示した図である。
システムの動作を示した図である。
ソース装置 3 サービスアクセスポイント装置 4 加入者
線交換機 5 音蓄装置(メールセンタ) 6 端末装
置 21 メディア識別部 22 接続
処理部 23 カスコン制御部 24 着信
先確認部 25 着信先登録部 27 CN
G信号検出部 28 DTMF信号検出部 29 音声
処理部 30 音声 31 記憶部 32 契約
者情報
Claims (4)
- 【請求項1】 契約者を特定するUPT番号に対して通
話メディア毎の着信先アドレスが設定された契約者情報
を記憶した記憶手段と、 UPT番号が着信した際に、UPT番号発信側の通話メ
ディアの識別を行うメディア識別手段と、 前記着信したUTP番号で特定される契約者情報を参照
し、識別された通話メディアの着信先アドレスへの接続
処理を行う接続処理手段とを備えたことを特徴とする通
信サービスシステム。 - 【請求項2】 前記通話メディアには、FAXが含ま
れ、 前記メディア識別手段は、発信側端末がCNG信号を送
信している場合に通話メディアをFAXと識別すること
を特徴とする請求項1記載の通信サービスシステム。 - 【請求項3】 前記通信サービスシステムは、 取得したUPT番号で特定される契約者情報に設定され
た着信先アドレスを音声により通知する着信先確認手段
をさらに備えたことを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の通信サービスシステム。 - 【請求項4】 前記通信サービスシステムは、 取得したUPT番号により特定される契約者情報に、取
得した着信先アドレスを設定する着信先設定手段をさら
に備えたことを特徴とする請求項1ないし請求項3のい
ずれかに記載の通信サービスシステム。
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---|---|---|---|
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ID=14793601
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008516534A (ja) * | 2004-10-08 | 2008-05-15 | ソーナス ネットワークス, インコーポレイテッド | 複数のネットワークに関連付けられた複数の装置に対する共通の電話サービス |
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1999
- 1999-04-27 JP JP12073199A patent/JP4137280B2/ja not_active Expired - Lifetime
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