JPH11163972A - 転送機能を備えた電話機 - Google Patents

転送機能を備えた電話機

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JPH11163972A
JPH11163972A JP32296497A JP32296497A JPH11163972A JP H11163972 A JPH11163972 A JP H11163972A JP 32296497 A JP32296497 A JP 32296497A JP 32296497 A JP32296497 A JP 32296497A JP H11163972 A JPH11163972 A JP H11163972A
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telephone number
terminal
telephone
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JP32296497A
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Tsutomu Hayakawa
勉 早川
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Kenwood KK
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Kenwood KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 発呼者端末に応じて転送先を個々に選択でき
るようにすることで、転送機能の使用性を向上させた電
話機を提供すること。 【解決手段】 着信時に局より発呼者端末の電話番号を
受信した場合にはこの電話番号を記憶するとともに留守
設定状態か否かを検出し(S100,S102,S10
4)する。留守設定状態である場合には発呼者端末に自
動応答して応答メッセージを送出し(S108,S11
0,S112,S114)、この応答メッセージの送出
により発呼者端末より用件メッセージを受信するとこれ
を録音する(S120)。また、用件メッセージを転送
する転送設定状態になっている場合には(S126)、
記憶した発呼者端末の電話番号に転送先が登録されてい
るか否かを検出し、登録されている場合には転送先端末
への自動発信処理を行って用件メッセージの再生を行
う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電話機、より具体的
には発呼者端末からのメッセージの転送や発呼者端末と
転送先とを接続する転送機能を備えた電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば家庭用の電話機では、留守のとき
に発呼者からのメッセージを録音する留守電機能が一般
に備えられている。また、このような留守電機能により
録音した用件メッセージを登録した電話機に転送する転
送機能を備えたものもある。このような転送機能を備え
ることにより、電話回線が1回線の場合でも電話があっ
たことやその用件等を所望の電話機に転送できるので、
着信があった発呼者への対応が迅速に行えるというメリ
ットがある。
【0003】また、電話回線を2回線収容可能な転送機
能付の電話機の場合には、用件メッセージを録音するこ
と無く発呼者端末からの呼を直接転送先に転送すること
が可能である。この場合には、着信があると発呼者端末
に対して自動応答するとともに予め設定された転送先に
自動発信を行い、転送先が応答後に両者の音声経路の接
続処理を行う。この場合には、発呼者との通話を転送先
端末より行えるので、用件メッセージを受信するときに
比べてさらに迅速な対応を行うことが可能である。
【0004】一方、近年、ISDN等のディジタル回線
同士以外のアナログ回線でも着信時に発呼者端末の電話
番号を確認できる電話システムが普及しつつある。これ
により、発呼者端末の電話番号を応答前に知ることがで
き、これを応用することで従来の電話機の機能を拡張す
ることが可能である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来技術では、転送設定を行うとすべての電話を同一
の転送先に転送してしまうという問題があった。すなわ
ち、一般に転送先に転送したい電話番号は予め分かって
いることが多く、それ以外の電話が転送されることは却
って迷惑となる場合がある。また、例えば家庭では父
親、母親、子供が共通の電話機を使用していることが多
く、それぞれに応じて転送先を変えたい場合等には従来
技術では対応することはできなかった。さらに、一旦、
転送設定が行われるとすべての電話に対して転送処理が
実行されるため、通信コストが増加するという問題も生
じた。このように従来技術における転送機能では、発呼
者端末に応じて転送先を個々に設定したり、転送処理を
行わないようにしたりすることができないため、使用性
が悪いという問題があった。
【0006】本発明はこのような従来技術の課題を解決
し、発呼者端末に応じて転送先を個々に選択できるよう
にすることで、転送機能の使用性を向上させた電話機を
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、発呼者端末からの着信に自動応答してこ
の発呼者端末から送られてきたメッセージを録音する留
守電機能と、この録音したメッセージを転送する転送機
能とを備えた電話機は、転送を行う発呼者端末の電話番
号とこの電話番号の転送先である転送先電話番号とを登
録する登録手段と、発呼者端末から着信があった際にこ
の発呼者端末の電話番号を記憶する記憶手段と、記憶手
段で記憶された発呼者端末の電話番号と登録手段に登録
された転送を行う発呼者端末の電話番号とを比較し、該
当する電話番号があればこれに対応する転送先番号へ、
留守電機能により録音された発呼者端末からのメッセー
ジを転送する転送手段とを備えた。
【0008】また、本発明によれば、発呼者端末からの
着信に自動応答してこの発呼者端末の呼を転送先端末に
転送する転送機能を備えた電話機は、転送を行う発呼者
端末の電話番号とこの電話番号の転送先である転送先電
話番号とを登録する登録手段と、発呼者端末から着信が
あった際にこの発呼者端末の電話番号を記憶する記憶手
段と、記憶手段で記憶された発呼者端末の電話番号が登
録手段に登録された転送を行う発呼者端末の電話番号と
して登録されているかどうかを調べ、該当する電話番号
があれば発呼者端末に応答するとともに、これに対応す
る転送先に発呼処理を行って、発呼者端末と転送先電話
番号の端末とを接続する転送手段とを備えた。
【0009】また、本発明によれば、着信時に局より発
呼者端末の電話番号を受信した場合にはこの電話番号を
記憶するとともに留守設定状態か否かを検出し、留守設
定状態である場合には発呼者端末に自動応答して応答メ
ッセージを送出し、応答メッセージの送出により発呼者
端末より用件メッセージを受信するとこの用件メッセー
ジを記憶するとともに、タイムアウト時または発呼者端
末切断処理の検出時に回線の切断処理を行い、用件メッ
セージを転送する転送設定状態になっている場合には、
記憶した発呼者端末の電話番号に転送先が登録されてい
るか否かを検出し、登録されている場合には転送先端末
への自動発信処理を行い、転送先端末が応答した後に前
記用件メッセージの再生を行う。
【0010】また、本発明によれば、着信時に局より発
呼者端末の電話番号を受信した場合にはこの電話番号を
記憶するとともに転送設定状態か否かを検出し、転送設
定状態である場合には記憶した発呼者端末の電話番号に
転送先が登録されているか否かを調べ、転送先が登録さ
れている場合には発呼者端末に自動応答するとともに、
この発呼者端末に応答した回線とは別の回線により前記
登録されている転送先に自動発信処理を行い、発呼者端
末の呼を転送先端末へ転送する。
【0011】また、本発明によれば、発呼者端末からの
着信があると所定の情報を転送先端末に通知する機能を
備えた電話機は、通知を行う発呼者端末の電話番号とこ
れの転送先を示す転送先電話番号とを登録する登録手段
と、発呼者端末から着信があった際にこの発呼者端末の
電話番号を記憶する記憶手段と、記憶手段で記憶された
発呼者端末の電話番号が登録手段に登録された通知を行
う発呼者端末の電話番号として登録されているかどうか
を検出する検出手段と、検出手段に該当する電話番号が
検出されると、この電話番号に対応する転送先に自動発
信処理を行って、発呼者端末から電話があった旨を所定
の情報で通知する通知手段とを有する。
【0012】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる転送機能を備えた電話機の実施の形態を詳細に説明
する。図7は、本発明による転送機能を備えた電話機の
第1の実施の形態を示す機能ブロック図である。
【0013】図7において、電話機10は、アナログ公
衆網に接続された発信電話番号表示サービスに対応可能
な電話機である。なお、この発信電話番号表示サービス
とは加入者が網会社に対して契約するサービス機能であ
り、このサービスに加入すると発呼者端末の電話番号が
着信時に送信される。
【0014】極性一致回路12は、網側交換機の回線
(以後、加入者線と称す)に接続され、この回線電圧の
極性を一致させるための回路であり、ダイオードによる
全波整流回路により構成されている。リンガー検出回路
16は、同様に網側交換機の加入者線に接続され、網側
交換機からの呼出信号を検出する検出回路である。リン
ガー検出回路16は、マイクロコンピュータ24にも接
続され、呼出信号を検出するとこのコンピュータ24に
通知する。
【0015】フックスイッチ14は、オフフック操作が
行われると回線ループを形成するとともに、局に対して
ダイヤルパルスを送出する回路である。フックスイッチ
14は、極性一致回路12に接続されるトランジスタ1
4aとマイクロコンピュータ24に制御されるトランジ
スタ14bの2つのスイッチング素子により構成されて
いる。具体的には、オフフック操作(応答または発信操
作)が行われると、マイクロコンピュータ24は、トラ
ンジスタ14bを制御してトランジスタ14aを導通状
態にし、極性一致回路12とスピーチネットワーク18
とを接続する。フックスイッチ14はまた、トランジス
タ14aがマイクロコンピュータ24によりオン・オフ
制御されることで、ダイヤルパルスを局交換機に送出す
る。
【0016】スピーチネットワーク18は2線−4線変
換を行う回路である。すなわち、スピーチネットワーク
18により、2線式の加入者線の信号が4線式の信号に
変換されてコーラーIDIC20に送られる。コーラー
IDIC20はモデムデータの解析を行う回路である。
具体的には、コーラーIDIC20は、スピーチネット
ワーク18を介して加入者線より送られてきた発呼者端
末の電話番号である発信番号のデータを解析し、その解
析結果をマイクロコンピュータ24に通知する。
【0017】LCD表示部22は、マイクロコンピュー
タ24に接続され、これより送られてきた制御データに
応じた表示を行う。すなわち、LCD表示部22は、発
信時にダイヤルした電話番号を表示したり、転送設定の
際に転送したい相手の電話番号や転送先電話番号等を表
示する。アンプ26はマイクロコンピュータ24より入
力したオーディオ信号の増幅を行う増幅器であり、アン
プ26で増幅された信号はスピーカ28より出力され
る。
【0018】マイクロコンピュータ24は電話機10の
全体を制御する制御回路である。すなわち、マイクロコ
ンピュータ24は、通話に伴う各種の処理の他に電話機
10における各種のサービス機能に伴う処理を行う。具
体的には、マイクロコンピュータ24は、キーマトリク
ス30の留守キー30aがオン状態(点灯状態)のとき
に発呼者端末に対して自動応答して用件メッセージを録
音する留守番電話処理や、転送キー30bがオン状態
(点灯状態)のときに録音した用件メッセージを発呼者
端末毎に予め登録した転送先に自動転送する転送処理を
実行する。なお、転送キー30bをオン状態にすると自
動的に留守キー30aもオン状態になる。
【0019】また、マイクロコンピュータ24は相手方
端末から送出されたDTMF信号の検出機能を備え、通
信相手の端末から遠隔制御ができるようになっている。
具体的には、マイクロコンピュータ24は、例えば用件
メッセージ録音部33に録音された用件メッセージの頭
だし、早送り、停止の制御信号を受信すると、該当する
制御を行う。マクロコンピュータはその内部にRAM2
4aを備える。このメモリは、発信電話番号表示サービ
スにより受信した発呼者端末の電話番号を記憶したり、
自動発信時の発信先電話番号データを記憶する。また、
用件メッセージ録音部33は用件メッセージが相手先端
末から送られてきたときに、マイクロコンピュータ24
の制御によりその内容を録音するメモリである。
【0020】本実施の形態における転送機能の特徴は、
発信電話番号表示サービスにより発呼者端末の電話番号
を入手できることを利用して発呼者端末別に転送先を任
意に設定できることである。発呼者端末の電話番号に対
応する転送先の登録は電話番号等を入力するキーマトリ
クス30より行う。マイクロコンピュータ24は、キー
マトリクス30より入力されたこれら設定内容を不揮発
性メモリであるE2 PROM32に書き込む。
【0021】図4はE2 PROM32内に登録される発
番号別転送先テーブルの一例を示した構成図である。図
4に示すように発番号別転送先テーブルには、ポインタ
毎に転送したい相手の電話番号(発番号と比較される番
号)と転送先電話番号とが一対で登録される。すなわ
ち、例えばポインタ1に登録されている「012−34
5−6789」の番号より着信があると、この端末の発
呼者より録音された用件メッセージは「0987−65
−4321」の電話番号の端末に転送される。
【0022】次に、図1〜図3を用いて図7に示した電
話機の動作を説明する。電話機10は、着信があるとリ
ンガー検出回路16により着信検出を行い(S10
0)、マイクロコンピュータ24に着信があったことを
通知する。マイクロコンピュータ24は着信通知を受信
すると、トランジスタ14bを制御して一旦回線の補足
を行い、網側より発呼者端末の電話番号を受信する。受
信した発呼者端末の電話番号は、スピーチネットワーク
18を経由してコーラーIDIC20に入力され、この
コーラーIDIC20により解析される。そして、解析
されたこの電話番号はマイクロコンピュータに送られ、
RAM24aに記憶される(S102)。
【0023】マイクロコンピュータ24は、発呼者端末
の電話番号を記憶すると、留守キー30aがオン状態で
あるかどうかを判断する(S104)。そして、留守キ
ー30aがオン状態でなければ通常の着信処理へ移行し
(S106)、オン状態であれば着信音パターン、すな
わち呼出しのベルの数をカウントする(S108)。着
信音パターンの回数が予め設定してある回数と一致する
と(S110)、マイクロコンピュータ24はトランジ
スタ14bをオン状態にして自動応答処理を行い(S1
12)、例えばE2 PROM32に予め記録されている
応答メッセージを発呼者端末に送出する(S114)。
この応答メッセージの内容は、例えば「ただいま留守に
していますので発信音の後にご用件をお話下さい」等で
ある。
【0024】マイクロコンピュータ24は、ステップS
114で応答メッセージを送出した後、有音検出を行
い、ある一定以上無音状態が続けばトランジスタ14b
を制御して切断処理を行う(S116、S118)。ま
た、用件メッセージが発呼者端末から送られてくればそ
の内容を用件メッセージ録音部33に記録する(S12
0)。そして、用件メッセージが終了して発呼者端末が
切断処理を検出(ビジートーンを検出)した場合、また
は割り当てられている録音時間が満了すると(S12
2)、録音処理を停止する(S124)。次に、マイク
ロコンピュータ24は、転送キー30bがオン状態であ
る転送設定状態であるか否かを判断し(S126)、転
送設定状態でなければ待受処理に移行し(S128)、
転送設定状態であれば転送処理へ移行する(S13
0)。
【0025】図2には転送処理の処理フローが、図3に
は発番号別転送先参照の処理フローがそれぞれ図示され
ている。ステップS130の転送処理に移行すると、初
めにマイクロコンピュータ24は発番号別転送先参照の
処理を行なう(S202)。ステップS202の発番号
別転送先参照の処理では(図3参照)、マイクロコンピ
ュータ24は、初めに図4に示す発番号別転送先テーブ
ルのポインタであるテーブルポインタの内容をクリアに
して初期値(=1)にする(S302)。次に、発番号
別転送先テーブルを参照し(S304)、RAM24a
に記憶した発呼者端末の電話番号が発番号別転送先テー
ブルのポインタ「1」に登録された「転送したい相手の
電話番号」と一致するか否かを比較する(S306)。
【0026】マイクロコンピュータ24は、発番号別転
送先テーブルのポインタの「1」に登録された「転送し
たい相手の電話番号」の電話番号とRAM24aに記憶
した発呼者端末の電話番号とが一致しなければ、ポイン
タに1を加算して同様の比較判定処理を行う(S308
→S304→S306)。この比較判定処理は登録され
ているポインタの全てに対して行なわれる。その結果、
もしも発呼者端末の電話番号と一致する電話番号が「転
送したい相手の電話番号」に無ければ処理を終了する
(図示せず)。その際、転送処理ができなかったことを
使用者に通知するため、例えば転送キー30bを点滅さ
せ、転送できなかった内容をLCD表示部22で使用者
に通知する。また、「転送したい相手の電話番号」に発
呼者端末と一致する電話番号があればそのポインタに登
録された「転送先電話番号」を参照し、この番号を自動
発信時の発信先電話番号データとしてRAM24aにコ
ピーする(S310)。
【0027】ステップS310が終了すると、図2に戻
り(S312)、用件メッセージ録音部33に記録され
た用件メッセージの頭だしを行う(S204)。次に、
マイクロコンピュータ24は、RAM24aに記憶した
発信先電話番号データを参照し、トランジスタ14bを
制御して網側にダイヤルパルスを送出する発信処理を自
動で行う(S206)。発信後、転送先電話機が応答す
れば(S208)、用件メッセージ録音部33に記録し
た用件メッセージを再生して転送先電話機に送出する
(S212)。また、所定の時間が経過しても転送先電
話機が応答しなければ(S208)、切断タイマタイム
アウトとして(S210)、切断処理を実行する(S2
22)。なお、切断タイマタイムアウトになった場合、
所定の時間経過後に再度転送処理を実行するようにして
もよい。また、転送できなかった内容を転送キー30b
やLCD表示部22に示してもよい。
【0028】マイクロコンピュータ24は、ステップS
212により用件メッセージを再生したときに、転送先
電話機から用件メッセージの制御を行う所定のDTMF
信号を受信すると(S214)、その内容に応じて用件
メッセージの頭だし、早送りまたは停止を行う(S21
6)。用件メッセージの再生が終了した場合または転送
先電話機が切断処理を行った場合(S218)、マイク
ロコンピュータ24は用件メッセージの再生を停止し
(S220)、切断処理を行う(S222)。
【0029】図8は本発明による転送機能を備えた電話
機の他の実施の形態が示す機能ブロック図である。図8
に図示した電話機11では、局線を2回線収容すること
で、着信があった発呼者端末を直接転送先に接続するこ
とを可能としている。このように電話機11では局線を
2回線収容し、回線100を着信用として、また回線1
10を発信用として用いている。このような構成にした
ことにより、電話機11は、極性一致回路12が極性一
致回路12a,12bの2つに、同様にフックスイッチ
14がフックスイッチ14a,14bの2つになってい
る。また、スピーチネットワーク18Aはスピーチネッ
トワーク18の機能の他に2つの回線間を接続できる機
能が加わっている。さらに、マイクロコンピュータ24
Aは、マイクロコンピュータ24の機能の他に端末間を
直接接続する転送機能が追加されている。
【0030】図5および図6は、図8に示した電話機1
1に回線100と回線110の2回線を収容したときの
動作を示す処理フローである。以下、これら図を用いて
他の実施の形態の動作を説明する。なお、電話機11の
場合も、アナログ公衆網に接続された発信電話番号表示
サービスに対応可能な電話機であり、少なくとも回線1
00はこのサービスに加入しているものとする。
【0031】電話機11は、回線100に着信があると
リンガー検出回路16により着信検出を行い(S50
0)、マイクロコンピュータ24Aに着信があったこと
を通知する。マイクロコンピュータ24Aは着信通知を
受信すると、トランジスタ14Bbを制御して一旦回線
100の補足を行い、網側より発呼者端末の電話番号を
受信する。受信した発呼者端末の電話番号は、スピーチ
ネットワーク18Aを経由してコーラーIDIC20に
入力され、このコーラーIDIC20により解析され
る。そして、解析されたこの電話番号はマイクロコンピ
ュータに送られ、RAM24aに記憶される(S50
2)。
【0032】マイクロコンピュータ24Aは、発呼者端
末の電話番号を記憶すると、転送キー30bがオン状態
であるかどうかを判断する(S504)。そして、転送
キー30bがオン状態でなければ通常の着信処理へ移行
し(S506)、オン状態であれば発番号別転送先の参
照処理を行う(S508)。
【0033】図5には発番号別転送先参照の処理フロー
が図示されている。ステップS508の発番号別転送先
参照の処理では、マイクロコンピュータ24Aは、初め
に図4に示す発番号別転送先テーブルのポインタである
テーブルポインタをクリアして「1」にする(S60
2)。次に、発番号別転送先テーブルを参照し(S60
4)、RAM24aに記憶した発呼者端末の電話番号が
発番号別転送先テーブルのポインタ「1」に登録された
「転送したい相手の電話番号」であるか否かを比較する
(S606)。
【0034】マイクロコンピュータ24Aは、発番号別
転送先テーブルのポインタの「1」に登録された「転送
したい相手の電話番号」の電話番号とRAM24aに記
憶した発呼者端末の電話番号とが一致しなければ、ポイ
ンタに1を加算して同様の比較判定処理を繰り返し行う
(S608→S604→S606)。その結果、もしも
発呼者端末の電話番号と一致する電話番号が「転送した
い相手の電話番号」に無ければ処理を終了する(図示せ
ず)。その際、転送処理ができなかったことを使用者に
通知するため、例えば転送キー30bを点滅させ、転送
できなかった内容をLCD表示部22により使用者に通
知する。また、「転送したい相手の電話番号」に発呼者
端末と一致する電話番号があればそのポインタに登録さ
れた「転送先電話番号」を参照し、この番号を自動発信
時の発信先電話番号データとしてRAM24aにコピー
する(S610)。
【0035】ステップS610が終了すると図5に戻り
(S612)、マイクロコンピュータ24Aはトランジ
スタ14Bbを制御して自動応答を行うとともに(S5
10)、発呼者に対して呼を転送する旨のメッセージを
送出する(S512)。この転送メッセージの内容は、
例えば「ただいま転送しておりますので暫くお待ちくだ
さい」等である。マイクロコンピュータ24Aはまたこ
れら処理を実行しながら、RAM24aに記憶した発信
先電話番号データを参照し、トランジスタ14Bbを制
御して網側にダイヤルパルスを送出する発信処理を自動
で行う(S514)。
【0036】発信後、転送先電話機が応答すれば(S5
16)、回線100と回線110とを接続する。また、
所定の時間経過しても転送先電話機が応答しなければ
(S522)、回線100の呼出しを停止するとともに
回線110に接続された発呼者端末の切断処理を実行す
る(S520)。このとき、発呼者に対して転送処理が
できなかったことを通知するメッセージを送出してもよ
い。
【0037】以上、本発明の実施の形態を詳細に説明し
たが、本発明は特にこれら実施の形態に限定されるもの
では無い。すなわち、これら実施の形態では発番号別転
送先テーブルを図4に示すように固有の領域としたが、
例えば電子電話帳テーブルのメモリ領域を利用すること
も可能である。この場合には、図9に示すように、転送
指定の有無(転送時=1、非転送時=0)を指定する領
域と転送先電話番号の領域を追加すればよい。また、転
送先電話機が同じであることも考えられるので、一括転
送の選択機能を追加してもよい。さらに、上記実施の形
態では転送先電話番号が無い場合には処理を終了するよ
うにしたが、特定の電話番号の端末に転送処理を行うよ
うにしてもよい。
【0038】また、これら実施の形態では、発信電話番
号表示サービスを前提にしているが、本発明は特にこれ
に限定されるものではなく、発呼者端末の電話番号が受
信できれば本発明を適用可能である。したがって、応答
前に発呼者端末の電話番号が分からなくても、応答後に
発呼者に対して電話番号の入力を音声メッセージで通知
し、例えばDTMF信号により発呼者端末から電話番号
が受信できるようにしてもよい。さらに、本実施の形態
ではアナログ通信網に接続されるとしたが、本発明はI
SDN網等のディジタル網に接続することも可能であ
る。特に電話機11のように呼の転送機能を備える場
合、ISDN網であれば実質的に2回線分の容量がある
ので新たに電話回線の契約をする必要が無くなる。
【0039】また、本実施の形態では転送先を電話機と
したが、一般電話(音声の伝達)以外にポケットベル等
のペイジャーであってもよい。この場合、発呼者からの
用件メッセージは伝達できないが、登録してある特定の
相手から着信があったことは伝達できる。すなわち、D
TMF等の信号を用いてペイジャー受信機等に発呼者端
末の電話番号や名前(名前は予め登録が必要)等を通知
することができる。さらに、ISDN網に接続されたデ
ィジタル電話機の場合には、情報を他の形式、例えば着
サブアドレスやユーザ情報メッセージまたはデータ通信
(Iフレーム)等を用いて、文字や画像等の音声以外で
メッセージを転送先に送ることも可能である。
【0040】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明によ
れば、異なった着信相手に対して異なる転送先を指定で
きるので、従来のように画一的な転送処理と比較して種
々の対応が可能となり、転送処理機能のサービス性を向
上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による転送機能を備えた電話機の実施の
形態の処理を示すフローチャート。
【図2】図1に示した処理フローの中の転送処理の内容
を示すフローチャート。
【図3】図1に示した処理フローの中の発番号別転送先
参照処理の内容を示すフローチャート。
【図4】本実施の形態における発番号別転送先テーブル
の一例を示すテーブル構成図。
【図5】本発明による転送機能を備えた電話機の他の実
施の形態を示すフローチャート。
【図6】図6に示した処理フローの中の発番号別転送先
参照処理の内容を示すフローチャート。
【図7】本発明による転送機能を備えた電話機の実施の
形態を示す機能ブロック図。
【図8】本発明による転送機能を備えた電話機の他の実
施の形態を示す機能ブロック図。
【図9】本実施の形態における発番号別転送先テーブル
の他の例を示すテーブル構成図。
【符号の説明】
10、11 電話機 12 極性一致回路 14 フックスイッチ 16 リンガー検出回路 18 スピーチネットワーク 20 コーラーIDIC 22 LCD表示部 24 マイクロコンピュータ 24a RAM 26 アンプ 28 スピーカ 30 キーマトリクス 30a 留守キー 30b 転送キー 32 E2 PROM 33 用件メッセージ録音部

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発呼者端末からの着信に自動応答してこ
    の発呼者端末から送られてきたメッセージを録音する留
    守電機能と、この録音したメッセージを転送する転送機
    能とを備えた電話機において、 転送を行う発呼者端末の電話番号とこの電話番号の転送
    先である転送先電話番号とを登録する登録手段と、 前記発呼者端末から着信があった際にこの発呼者端末の
    電話番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段で記憶された発呼者端末の電話番号と前記
    登録手段に登録された前記転送を行う発呼者端末の電話
    番号とを比較し、該当する電話番号があればこれに対応
    する転送先番号へ、前記留守電機能により録音された前
    記発呼者端末からのメッセージを転送する転送手段とを
    備えたことを特徴とする転送機能を備えた電話機。
  2. 【請求項2】 発呼者端末からの着信に自動応答してこ
    の発呼者端末の呼を転送先端末に転送する転送機能を備
    えた電話機において、 転送を行う発呼者端末の電話番号とこの電話番号の転送
    先である転送先電話番号とを登録する登録手段と、 前記発呼者端末から着信があった際にこの発呼者端末の
    電話番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段で記憶された発呼者端末の電話番号が前記
    登録手段に登録された前記転送を行う発呼者端末の電話
    番号として登録されているかどうかを調べ、該当する電
    話番号があれば前記発呼者端末に応答するとともに、こ
    れに対応する転送先に発呼処理を行って、前記発呼者端
    末と前記転送先電話番号の端末とを接続する転送手段と
    を備えたことを特徴とする転送機能を備えた電話機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載の電話機におい
    て、前記記憶手段は着信時に局より受信した発呼者端末
    の電話番号を記憶することを特徴とする転送機能を備え
    た電話機。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載の電話機におい
    て、前記記憶手段は、前記発呼者端末応答後にこの発呼
    者端末より送られてきた電話番号を記憶することを特徴
    とする転送機能を備えた電話機。
  5. 【請求項5】 請求項1または2に記載の電話機におい
    て、前記登録手段は、名前と電話番号が登録された電話
    帳テーブルに、転送指定の有無を示す項目と転送先電話
    番号を記憶する項目とを追加し、前記電話帳テーブルに
    記憶した電話番号を前記転送を行う発呼者端末の電話番
    号とすることを特徴とする転送機能を備えた電話機。
  6. 【請求項6】 着信時に局より発呼者端末の電話番号を
    受信した場合にはこの電話番号を記憶するとともに留守
    設定状態か否かを検出し、 前記留守設定状態である場合には前記発呼者端末に自動
    応答して応答メッセージを送出し、 前記応答メッセージの送出により前記発呼者端末より用
    件メッセージを受信するとこの用件メッセージを録音す
    るとともに、タイムアウト時または前記発呼者端末切断
    処理の検出時に回線の切断処理を行い、 前記用件メッセージを転送する転送設定状態になってい
    る場合には、前記記憶した発呼者端末の電話番号に転送
    先が登録されているか否かを検出し、 登録されている場合には転送先端末への自動発信処理を
    行い、前記転送先端末が応答した後に前記用件メッセー
    ジの再生を行うことを特徴とする電話機の転送方法。
  7. 【請求項7】 着信時に局より発呼者端末の電話番号を
    受信した場合にはこの電話番号を記憶するとともに転送
    設定状態か否かを検出し、 前記転送設定状態である場合には前記記憶した発呼者端
    末の電話番号に転送先が登録されているか否かを調べ、 前記転送先が登録されている場合には前記発呼者端末に
    自動応答するとともに、この発呼者端末に応答した回線
    とは別の回線により前記登録されている転送先に自動発
    信処理を行い、前記発呼者端末の呼を前記転送先端末へ
    転送することを特徴とする電話機の転送方法。
  8. 【請求項8】 請求項6または7に記載の転送方法にお
    いて、前記転送設定状態の場合、前記発呼者端末の電話
    番号と比較される転送したい相手の電話番号とこの電話
    番号に対応して設定される転送先電話番号とが一対で複
    数登録されている発番号別転送先テーブルを参照し、前
    記発呼者端末の転送先が登録されているか否かを検出す
    ることを特徴とする電話機の転送方法。
  9. 【請求項9】 発呼者端末からの着信があると所定の情
    報を転送先端末に通知する機能を備えた電話機におい
    て、 前記通知を行う発呼者端末の電話番号とこれの転送先を
    示す転送先電話番号とを登録する登録手段と、 前記発呼者端末から着信があった際にこの発呼者端末の
    電話番号を記憶する記憶手段と、 前記記憶手段で記憶された発呼者端末の電話番号が前記
    登録手段に登録された前記通知を行う発呼者端末の電話
    番号として登録されているかどうかを検出する検出手段
    と、 前記検出手段に該当する電話番号が検出されると、この
    電話番号に対応する転送先に自動発信処理を行って、前
    記発呼者端末から電話があった旨を所定の情報で通知す
    る通知手段とを有することを特徴とする電話機。
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Cited By (4)

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