JPH09200340A - 保留機能を備えた構内交換機 - Google Patents

保留機能を備えた構内交換機

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JPH09200340A
JPH09200340A JP505496A JP505496A JPH09200340A JP H09200340 A JPH09200340 A JP H09200340A JP 505496 A JP505496 A JP 505496A JP 505496 A JP505496 A JP 505496A JP H09200340 A JPH09200340 A JP H09200340A
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Japan
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terminal
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JP505496A
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English (en)
Inventor
Michiko Hagiwara
美智子 萩原
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH09200340A publication Critical patent/JPH09200340A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 被保留者が保留者に対するメッセージを残し
て切断することができ、保留者が切断された理由が分か
らずに混乱を招くという不具合を抑止する。 【解決手段】 被保留者がメッセージの入力を要求する
と、保留時メッセージ記録制御手段61aによって、被
保留者の内線端末が音声メール装置8に接続され、保留
者に対するメッセージの入力待ち状態となる。そして、
被保留者がメッセージを入力すると、保留者の内線番号
に対応付けられて音声メール装置8に記憶され、被保留
者の内線端末は終話する。やがて、保留者が保留を解除
すると、保留メッセージ再生制御手段61bによって、
保留者の内線端末が音声メール装置8に接続され、上記
被保留者によって記録されたメッセージが送出されるよ
うにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、オフィスや事業
所等に設置される電子構内交換装置やボタン電話装置等
の保留機能を備えた構内交換機に関する。
【0002】
【従来の技術】オフィスや事業所などの構内における通
信手段の一つとして、複数の内線端末と局線を収容し内
線端末間あるいは内線端末と局線間を交換接続する構内
交換機が多く用いられている。
【0003】ところで、この種の構内交換機の多くで
は、保留機能、グループ保留機能、転送機能あるいは複
数の内線端末と同時に通話を可能にする会議通話機能な
どを備えている。
【0004】これらの機能を使用すると、通話中の回線
は一時的に保留状態となるが、この保留状態が長時間に
及ぶと、被保留側の話者に迷惑がかかることがある。例
えば被保留者は、保留中にに急用ができてもひたすら相
手話者が保留を解除するのを待たなければならず、急用
に即時応答できなくなる。
【0005】また、急用を優先して止むを得ず終話した
とすると、保留者にとっては無断で終話されたことにな
るため、その理由が分からずに混乱をまねき、不適切な
応対となってしまう。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、従来の
保留機能を備えた構内交換機では、被保留状態となって
いる話者は、急用ができて終話したくてもひたすら相手
話者が保留を解除するのを待たなければならない。ま
た、やむをえず無断で終話した場合には、保留側の話者
には切断された理由が分からず、不適切な応対となって
しまうという不具合が生じていた。
【0007】この発明は上記不具合を解決すべくなされ
たもので、被保留側の話者にとっては必要に応じて保留
側の話者には何ら気がねせずに終話できるようにし、か
つ保留側の話者にとっては終話の理由を把握でき混乱を
起こさずに済む保留機能付き構内交換機を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、この発明に係る構内交換機は、メッセージデータ
を端末に対応付けて記憶するメッセージ記憶手段と、被
保留端末からの要求に応じて、当該端末より送られたメ
ッセージデータをメッセージ記憶手段に記憶させる保留
時メッセージ記録制御手段と、保留端末からの要求に応
じて、対応するメッセージ記憶手段に記憶されているメ
ッセージデータを要求を行なった保留端末に送出する保
留時メッセージ送出制御手段とを具備して構成するよう
にした。
【0009】上記構成の構内交換機によれば、保留期間
中に被保留端末からの要求があると、当該端末より送ら
れたメッセージデータをメッセージ記憶手段に記憶す
る。そして、保留端末からの要求に応じて、当該端末に
対応する上記メッセージデータを送出するようにしてい
る。
【0010】したがって、被保留側の話者にとっては、
保留側の話者に対してメッセージを残して終話すること
ができるため、必要に応じて保留側の話者には何ら気が
ねせずに終話できるようになる。一方、保留側の話者に
とっては、保留中に終話された場合には、保留中に記憶
された被保留側の話者のメッセージを聞くことができる
ため、終話の理由を把握でき混乱を起こさずに済む。
【0011】また、音声データを前記端末に対応付けて
記憶する音声メール装置を備える場合には、この音声メ
ール装置をメッセージ記憶手段として兼用するように構
成した。このため、新たに音声データを記憶する手段を
設けることなく実現することができる。
【0012】また、保留を行なっている端末からの保留
解除の要求に応じて、対応するメッセージデータの入力
を行なった端末の識別番号を表示器に視覚的に表示する
表示器制御手段を備えて構成するようにした。このた
め、保留側の話者の端末には、メッセージデータを残し
た被保留側の端末の識別番号が表示され、例えば再発呼
を迅速に行なうことが可能となる。
【0013】また、保留時メッセージ送出制御手段は、
保留端末からの保留解除要求に応じて、対応する前記メ
ッセージ記憶手段に記憶されているメッセージデータを
要求を行なった保留端末に送出するように構成した。こ
のため、保留側の話者が保留解除の要求に応じて自動的
に被保留側の話者のメッセージを聞くことができるた
め、迅速に終話の理由を把握でき混乱を防ぐことができ
る。
【0014】さらに、被保留端末に対して、保留者に対
するメッセージデータの入力手順を音声によって報知す
る音声ガイダンス手段を備えて構成するようにした。こ
のため、被保留者がメッセージデータの入力手順を知ら
ない場合などにおいても、迷うことなく保留者に対する
メッセージデータの入力を行なうことができる。
【0015】被保留端末より送られたメッセージデータ
を前記メッセージ記憶手段に記憶させている時に、保留
端末から当該保留を解除する要求があると、メッセージ
記憶手段への記録を停止し、被保留端末と保留端末とを
再接続する再接続手段を備えて構成するようにした。こ
のため、被保留端末からのメッセージデータをメッセー
ジ記憶手段に記録している最中でも、保留端末からの要
求に応じて保留端末と被保留端末の再接続を行なうこと
が可能となる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係る構内交換システムの構成を示すブロック
回路図であり、EXは構内交換機、TEL1〜TELm
は内線端末をそれぞれ示している。
【0017】内線端末TEL1〜TELmは、操作パネ
ル上に保留キーや転送キーなどの機能キーと、液晶表示
器などの表示部を備えた電話機である。上記表示部は、
例えば待ち受け時には時刻が表示され、また通話時には
通話相手の電話番号や通話時刻が表示される。さらに、
保留/被保留時やメッセージ登録時には通話相手の電話
番号が表示される。
【0018】構内交換機EXは、各々内線1−1〜1−
mを介して上記内線端末TEL1〜TELmが接続され
るライン回路2−1〜2−mと、内線10を介して音声
メール装置8が接続されるライン回路20と、公衆網の
局線3−1〜3−nに各々接続されるトランク回路4−
1〜4−nと、交換回路5と、保留音生成回路9とをそ
れぞれ有している。
【0019】ライン回路2−1〜2−mは、対応する内
線1−1〜1−mからの発信検出や当該内線に対する着
信信号の送出などの種々内線インタフェース動作を行な
う。ライン回路20は、端末利用者の伝言メッセージの
録音、再生などを行なう音声メール装置8のインタフェ
ース動作を行なう。
【0020】トランク回路4−1〜4−nは、対応する
局線3−1〜3−nとの間で局線の捕捉や着信信号の検
出などの種々局線インタフェース動作を行なう。保留音
生成回路9は、保留音を生成するものである。
【0021】交換回路5は、後述する制御部6の指示に
従ってライン回路2−1〜2−mをライン回路2−1〜
2−m,20、トランク回路4−1〜4−nおよび保留
音生成回路9との間を交換接続する。
【0022】また、構内交換機EXは制御部6を備えて
いる。この制御部6は、中央制御装置61と記憶装置6
2とをそれぞれ有している。このうち記憶装置62は、
例えばROMやRAMなどの半導体メモリやハードディ
スクを記憶媒体としたもので、この記憶媒体には中央制
御装置61の制御プログラムや種々制御データの他に、
動作状態記憶テーブル62aと音声メール制御データテ
ーブル62bとがそれぞれ記憶される。
【0023】動作状態記憶テーブル62aは、図2に示
すように内線端末TEL1〜TELmの内線番号にそれ
ぞれ対応するm個の記憶テーブルからなる。そして、各
記憶テーブルには対応する内線端末の「動作状態」が記
録されるとともに、各内線端末の接続先の内線番号が
「通話相手」と「保留相手」とに分けてそれぞれ記録さ
れる。
【0024】音声メール制御データテーブル62bは、
図3に示すように音声メール装置8が接続されている内
線10の内線番号(テナント1,2)と、音声メール装
置8を制御するために必要な制御コードとが内線対応に
記憶される。
【0025】一方、中央制御装置61は、例えばマイク
ロコンピュータを主制御部として備えたもので、制御ハ
イウェイ7を介してライン回路2−1〜2−m,20、
トランク回路4−1〜4−nおよび保留音生成回路9と
の間で制御信号のやり取りを行なう。
【0026】また、その制御機能としては、発着信制御
および交換制御などの通常の制御手段、音声メール装置
8のメッセージ記録/再生に係わる制御手段に加え、保
留時メッセージ記録制御手段61aおよび保留メッセー
ジ再生制御手段61bを新たに有している。
【0027】保留時メッセージ記録制御手段61aは、
被保留中の内線端末からの要求に応じて、音声メール装
置8に当該保留に対する音声メッセージを記録させるも
のである。
【0028】保留メッセージ再生制御手段61bは、上
記保留時メッセージ記録制御手段61aによって記録さ
れたメッセージの蓄積がある場合に、上記保留者からの
保留解除の要求に応じて、音声メール装置8に上記メッ
セージを再生させるものである。
【0029】次に、上記構成における構内交換システム
の動作を、フローチャート(図4〜図7)と、通話を行
なっている内線端末A−B間の状態の遷移図(図8〜図
11)を参照して説明する。
【0030】なお、上記内線端末A,Bとは、内線端末
TEL1〜TELmのうちいずれか2つを示すもので、
内線端末Aの内線番号は3000番、内線端末Bの内線
番号は3001番とする。また、音声メール装置8のテ
ナント1に対応する内線番号は6000番、テナント2
に対応する内線番号は6001番とする。
【0031】いま、図8に示すように内線端末A−B間
でパスが確立し、通話を行なっている。この時、内線端
末AおよびBの表示部は、それぞれ通話相手の内線番号
を表示している。
【0032】そして、この状態で、内線端末Aが保留キ
ーを操作すると中央制御装置61がこれを検知し(ステ
ップ4−1)、ステップ4−2に移行し、図5に示すよ
うな保留処理を行なう。
【0033】まず、保留処理では、図9に示すように、
上記内線端末A−B間のパスを切断し(ステップ5−
1)、内線端末Bと保留音生成回路9とを接続し(ステ
ップ5−2)、内線端末Bの表示部には「ホリュウ」と
表示させる。
【0034】そして、動作状態記憶テーブル62aの内
線端末B(内線番号3001番)に対応するテーブルの
「動作状態」を「被保留中」に変更する(ステップ5−
3)。続いて、内線端末A(内線番号3000番)に対
応するテーブルの「動作状態」を「保留中」に変更し、
「保留相手」を「3001」に変更する(ステップ5−
4)。
【0035】そして、内線端末Aの利用者がオンフック
すると、これを検出し(ステップ5−5)、動作状態記
憶テーブル62aの内線端末Aに対応するテーブルの
「動作状態」を「空き」に変更(ステップ5−6)す
る。
【0036】かくして、内線端末Aの「動作状態」が
「空き」、内線端末Bの「動作状態」が「被保留中」の
状態となる。やがて、被保留者である内線端末Bの利用
者に急用が生じるなどして、内線端末Aの保留解除を待
てない状況になった場合には、内線端末Bの利用者が当
該保留を行なっている内線端末Aに対するメッセージ入
力要求の操作を行なう(ステップ4−3)。
【0037】まず、このステップでは、一旦、内線端末
Bをオンフックすると、中央制御装置61はダイヤル受
信準備を行ない、同端末に対して入力催促音を送出して
ダイヤル入力の待ち受け状態となる。続いて、メッセー
ジの入力を要求を示す特番(以下、メッセージ記録特番
と称する)をダイヤル入力すると、中央制御装置61が
これを検知してステップ4−4に移行し、保留時メッセ
ージ記録制御手段61aがメッセージ入力処理を行な
う。
【0038】以下、図6を参照して、メッセージ入力処
理について説明する。メッセージ入力処理では、まずス
テップ6−1にて、音声メール制御データテーブル62
bから音声メール装置8が接続されている内線10の内
線番号(6000番あるいは6001番)を読み出し、
この内線の「動作状態」を動作状態記憶テーブル62a
から検索する。
【0039】そして、この検索の結果から、音声メール
装置8の「動作状態」を判定する(ステップ6−2)。
この時、「動作状態」が「空き」以外の状態と判定され
ると、ステップ6−3に移行して内線端末Bに対して話
中音を一定時間送出したのち、ステップ5−2に移行し
て、再び内線端末Bと保留音生成回路9とを接続する。
【0040】一方、音声メール装置8の「動作状態」が
「空き」の状態と判定されると、ステップ6−4に移行
して内線端末Bから音声メール装置8に対して発信させ
る。やがて、この発信に音声メール装置8が応答する
と、音声メール装置8に対してメッセージの記録を行な
うために必要なデータの入力処理(ステップ6−5〜6
−7)を行なう。
【0041】まず、ステップ6−5にて、動作状態記憶
テーブル62aから内線端末Bの内線番号を読み出して
メッセージ送信者のメールボックス番号として音声メー
ル装置8に送出する。次に、ステップ6−6では、音声
メール制御データテーブル62bから「録音」の制御コ
ードを読み出して音声メール装置8に送出する。さら
に、ステップ6−7では、動作状態記憶テーブル62a
から内線端末Bの「通話相手」を読み出してメッセージ
受信者のメールボックス番号として音声メール装置8に
送出する。
【0042】このようにして、メッセージの記録を行な
うために必要なデータの入力処理が終了すると、ステッ
プ6−8に移行して、動作状態記憶テーブル62aの内
線端末Bに対応するテーブルの「動作状態」を「音声メ
ール接続中」に変更するとともに、音声メール装置8に
対応するテーブルの「動作状態」を「通話中」に変更す
る。
【0043】そして、図10に示すように、ステップ6
−9にて内線端末Bと音声メール装置8とを接続し、音
声メール装置8を制御して内線端末Bの利用者にメッセ
ージの入力を促し、メッセージ入力処理を行なう。この
時、内線端末Bの表示部には、内線端末Aと音声メール
装置8の内線番号が表示される。
【0044】やがて、上記メッセージ入力が終了し、内
線端末Bがオンフックされた場合には、ステップ6−1
0にて内線端末Bと音声メール装置8とのパスを切断
し、動作状態記憶テーブル62aの内線端末Bに対応す
るテーブルの「動作状態」を「空き」に変更する。
【0045】そして、ステップ6−11にて音声メール
制御データテーブル62bから「終了」の制御コードを
読み出して音声メール装置8に送出し、音声メール装置
8は録音を終了する。
【0046】続いて、ステップ6−12にて動作状態記
憶テーブル62aの音声メール装置8に対応するテーブ
ルの「動作状態」を「予約中」に変更するとともに、内
線端末Aに対応するテーブルの「保留相手」を「音声メ
ール装置」に変更する。
【0047】かくして、内線端末Bより内線端末Aに対
するメッセージが音声メール装置8に蓄積され、内線端
末Bの「動作状態」は「空き」の状態となる。一方、内
線端末Aの保留相手は音声メール装置8となり、当該メ
ッセージ記録処理は終了する。
【0048】やがて、内線端末Aより保留を解除する要
求があると、中央制御装置61がこれを検知する(ステ
ップ4−5)。そして、ステップ4−6に移行し、保留
メッセージ再生制御手段61bがメッセージ再生処理を
行なう。
【0049】以下、図7を参照して、メッセージ再生処
理について説明する。メッセージ再生処理では、まずス
テップ7−1にて動作状態記憶テーブル62aから内線
端末Aに対応するテーブルの「通話相手」を読み出し、
読み出した「通話相手」(内線番号)に内線端末Aから
発信させる。なお、この時、上記「通話相手」には、上
述のように音声メール装置8の内線番号が記録されてい
る。
【0050】やがて、この発信に音声メール装置8が応
答すると、音声メール装置8に対してメッセージの再生
を行なうために必要なデータの入力処理(ステップ7−
2および7−3)を行なう。
【0051】まず、ステップ7−2にて、動作状態記憶
テーブル62aから内線端末Aの内線番号を読み出し
て、メッセージ受信者のメールボックス番号として音声
メール装置8に送出する。続いて、ステップ7−3で
は、音声メール制御データテーブル62bから「再生」
の制御コードを読み出して、音声メール装置8に送出す
る。
【0052】このようにして、メッセージの再生を行な
うために必要なデータの入力処理が終了すると、ステッ
プ7−4に移行して、動作状態記憶テーブル62aの音
声メール装置8に対応するテーブルの「動作状態」を
「予約中」から「通話中」に変更するとともに、内線端
末Aに対応する内線番号の「動作状態」を「音声メール
接続中」に変更する。
【0053】そして、ステップ7−5にて内線端末Aと
音声メール装置8とを接続し、上記入力処理によって入
力されたデータに基づいて内線端末Aの利用者に内線端
末Bより入力されたメッセージの再生処理を行なう。こ
の状態を図11に示す。
【0054】この図に示すように、内線端末Bは「空
き」状態となっているため、表示部には現在の時刻が表
示される。一方、内線端末Aは、音声メール装置8と接
続中のため、表示部にはメッセージの入力者である内線
端末Bと、音声メール装置8の内線番号が表示される。
【0055】やがて、上記メッセージの再生が終了し、
内線端末Aがオンフックされた場合には、ステップ7−
6にて内線端末Aと音声メール装置8とのパスを切断
し、動作状態記憶テーブル62aの内線端末Aに対応す
るテーブルの「動作状態」を「空き」に変更する。
【0056】そして、ステップ7−7にて音声メール装
置8に対応するテーブルの「動作状態」を「空き」に変
更し、終了する。以上のように、上記構成の構内交換シ
ステムでは、被保留者がメッセージの入力を要求する
と、被保留者の内線端末が音声メール装置8に接続さ
れ、保留者に対するメッセージの入力待ち状態となり、
被保留者がメッセージを入力する。やがて、保留者が保
留を解除すると、保留者の内線端末が音声メール装置8
に接続され、上記被保留者によって記録されたメッセー
ジが送出されるようにしている。
【0057】したがって、この構内交換システムによれ
ば、被保留者が保留者に対するメッセージを残して切断
することができるため、保留者が切断された理由が分か
らず、不適切な応対となってしまうという不具合を抑止
することができる。
【0058】また、被保留者が入力するメッセージは、
既存の音声メール装置8を兼用して記録するようにして
いるため、新たに音声データを記憶する構成を設けるこ
となく実現することができる。
【0059】また内線端末上の表示器に、当該端末の状
態や、被保留者のメッセージ再生時には被保留者の内線
番号などを表示するようにしているため、端末の利用者
の操作の混乱を防ぐとともに、メッセージを残した被保
留者に対して再発呼を迅速に行なうことが可能となる。
【0060】尚、上記実施の形態では、被保留者が構内
交換機EXに収容される内線端末の利用者の場合につい
て説明したが、局線を介して接続される外部の通話者で
あってもよい。この場合には、予めメッセージ入力の要
求を示す特番を知らせておくか、あるいは、被保留時に
保留者に対するメッセージの入力方法をアナウンスする
ようにすればよい。
【0061】また、図10に示したように被保留者の端
末(内線端末B)と音声メール装置8とが接続されてい
る時に、ステップ6−9において保留者の端末(内線端
末A)から当該保留を解除する要求の監視を行なう。こ
の解除要求があった場合には、内線端末Aに対応するラ
イン回路がこの要求を検出し、制御部6が解除要求であ
るか否かを判定する。そして、解除要求であった場合に
は、内線端末Bと音声メール装置8とのパスを切断し、
内線端末Aと内線端末Bとを再接続するようにする。こ
のような制御により、被保留端末と音声メール装置8と
のパスが確立されても、保留を行なっている端末からの
要求に応じて保留端末と被保留端末の再接続を行なうこ
とが可能となる。
【0062】さらに、被保留者のメッセージ入力の要求
を示す特番をダイヤル入力することによって開始するよ
うにしているが、これに限定されるものではない。例え
ば、内線端末上に備えられた機能キーを操作することに
よって上記要求を行なうようにしても同様の効果が得ら
れる。
【0063】その他、構内交換機EXの回路構成、記憶
装置62の構成や、保留処理、メッセージの入力処理お
よびメッセージの再生処理の制御手順および制御内容な
どについても、この発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変形を施しても同様に実施可能であることはいうまで
もない。
【0064】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、メッ
セージ記憶手段と、保留時メッセージ記録制御手段と、
保留時メッセージ送出制御手段とを新たに設け、被保留
端末からの要求があると、当該端末より送られたメッセ
ージデータをメッセージ記憶手段に記録する。そして、
保留端末からの要求に応じて、当該端末に対応する上記
メッセージデータを送出するようにしている。
【0065】したがって、この発明によれば、被保留側
の話者にとっては必要に応じて保留側の話者には何ら気
がねせずに終話できるようにし、かつ保留側の話者にと
っては終話の理由を把握でき混乱を起こさずに済む保留
機能付き構内交換機を提供することができる。
【0066】また、音声データを前記端末に対応付けて
記憶する音声メール装置を備える場合には、この音声メ
ール装置をメッセージ記憶手段として兼用するようにし
た。このため、新たに音声データを記憶する手段を設け
ることなく実現することができる。
【0067】さらに、表示器制御手段を備えて、保留側
の話者の端末にはメッセージデータを残した被保留側の
端末の識別番号を表示するようにしている。このため、
例えば再発呼を迅速に行なうことが可能となる。
【0068】また、保留端末からの保留解除要求に応じ
て、対応する前記メッセージ記憶手段に記録されている
メッセージデータを要求を行なった保留端末に送出する
ようにしている。このため、保留側の話者が保留解除の
要求に応じて自動的に被保留側の話者のメッセージを聞
くことができるため、迅速に終話の理由を把握でき混乱
を防ぐことができる。
【0069】さらに、新たに音声ガイダンス手段を備え
て、保留者に対するメッセージデータの入力手順を音声
によって報知するようにしている。このため、被保留者
がメッセージデータの入力手順を知らない場合などにお
いても、迷うことなく保留者に対するメッセージデータ
の入力を行なうことができる。
【0070】また、新たに再接続手段を備えて、被保留
端末からのメッセージデータをメッセージ記憶手段に記
録している最中であっても、保留端末からの要求に応じ
て保留端末と被保留端末の再接続を行なえるようにして
いる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる保留機能を備えた構内交換シ
ステムの実施の一形態の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した保留機能を備えた構内交換機の記
憶部に記憶される動作状態記憶テーブルの構成を説明す
るための図。
【図3】図1に示した構内交換機の記憶装置に記憶され
る音声メール制御データテーブルの構成を説明するため
の図。
【図4】図1に示した構内交換機の中央制御装置による
メッセージ記録/再生に係わる手順および内容を示すフ
ローチャート。
【図5】図4に示したフローチャートの保留処理の手順
および内容を示すフローチャート。
【図6】図4に示したフローチャートのメッセージ入力
処理の手順および内容を示すフローチャート。
【図7】図4に示したフローチャートのメッセージ再生
処理の手順および内容を示すフローチャート。
【図8】図1に示した構内交換システムの状態遷移の一
過程を説明するための図。
【図9】図1に示した構内交換システムの状態遷移の一
過程を説明するための図。
【図10】図1に示した構内交換システムの状態遷移の
一過程を説明するための図。
【図11】図1に示した構内交換システムの状態遷移の
一過程を説明するための図。
【符号の説明】
EX…構内交換機 TEL1〜TELm…内線端末 1−1〜1−m,10…内線 2−1〜2−m,20…ライン回路 3−1〜3−n…局線 4−1〜4−n…トランク回路 5…交換回路 6…制御部 61…中央制御装置 61a…保留時メッセージ記録制御手段 61b…保留メッセージ再生制御手段 62…記憶装置 62a…動作状態記憶テーブル 62b…音声メール制御データテーブル 7…制御ハイウェイ 8…音声メール装置 9…保留音生成回路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 局線を介して通信網に接続されるととも
    に各々内線端末が接続される複数の内線を収容し、これ
    らの内線間および上記内線と局線との間を選択的に交換
    接続するものであって、前記内線端末からの要求に応じ
    て当該内線端末とその接続先の端末との間の回線を保留
    状態にする機能を備えた構内交換機において、 メッセージデータを前記内線端末に対応付けて記憶する
    メッセージ記憶手段と、 被保留端末からの要求に応じて、当該端末より送られた
    メッセージデータを前記メッセージ記憶手段に記憶させ
    る保留時メッセージ記録制御手段と、 保留端末からの要求に応じて、対応する前記メッセージ
    記憶手段に記憶されているメッセージデータを前記要求
    を行なった保留端末に送出する保留時メッセージ送出制
    御手段とを具備したことを特徴とする保留機能を備えた
    構内交換機。
  2. 【請求項2】 音声データを前記内線端末に対応付けて
    記憶する音声メール装置を備える場合には、この音声メ
    ール装置を前記メッセージ記憶手段として兼用すること
    を特徴とする請求項1に記載の保留機能を備えた構内交
    換機。
  3. 【請求項3】 前記保留端末からの保留解除の要求に応
    じて、前記メッセージデータの入力を行なった被保留端
    末の識別番号を前記保留端末の表示器に視覚的に表示す
    る表示器制御手段を備えることを特徴とする請求項1に
    記載の保留機能を備えた構内交換機。
  4. 【請求項4】 前記保留時メッセージ送出制御手段は、
    保留端末からの保留解除要求に応じて、対応する前記メ
    ッセージ記憶手段に記憶されているメッセージデータを
    前記保留解除要求を行なった保留端末に送出することを
    特徴とする請求項1に記載の保留機能を備えた構内交換
    機。
  5. 【請求項5】 保留期間中に、被保留端末に対して保留
    者に対するメッセージデータの入力手順を音声によって
    報知する音声ガイダンス手段を備えることを特徴とする
    請求項1に記載の保留機能を備えた構内交換機。
  6. 【請求項6】 被保留端末より送られたメッセージデー
    タを前記メッセージ記憶手段に記憶させている時に、前
    記保留端末から当該保留を解除する要求があると、前記
    メッセージ記憶手段への記録を停止し、前記被保留端末
    と前記保留端末とを再接続する再接続手段を備えること
    を特徴とする請求項1に記載の保留機能を備えた構内交
    換機。
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