JP4802628B2 - 消耗品管理システム - Google Patents

消耗品管理システム Download PDF

Info

Publication number
JP4802628B2
JP4802628B2 JP2005268963A JP2005268963A JP4802628B2 JP 4802628 B2 JP4802628 B2 JP 4802628B2 JP 2005268963 A JP2005268963 A JP 2005268963A JP 2005268963 A JP2005268963 A JP 2005268963A JP 4802628 B2 JP4802628 B2 JP 4802628B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
warning
consumables
management system
consumable
password
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2005268963A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2007079290A (ja
Inventor
寛司 渡辺
知一 栗田
智 保延
和宏 吉原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Fujifilm Business Innovation Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd, Fujifilm Business Innovation Corp filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005268963A priority Critical patent/JP4802628B2/ja
Publication of JP2007079290A publication Critical patent/JP2007079290A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4802628B2 publication Critical patent/JP4802628B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、交換可能な消耗品を管理する消耗品管理システムに係り、特に、ユーザー側からの消耗品の交換通知に基づく方式の消耗品管理システムの改良に関する。
一般に、複写機、プリント等の画像形成装置においては、ドラムカートリッジやトナーカートリッジ等の消耗品を備えたものが多い。この種のドラムカートリッジなどの消耗品は、使用するにつれいつかは交換が必要となり、交換をしないまま使い続けると、生成された複写若しくはプリント画像に対して画像欠陥に至る懸念があるほか、場合によっては機械本体を損傷する虞れも生ずる。
よって、例えば特許文献1に示すように、消耗品に搭載されたメモリにカウンタを設け、適切なカウント値になると交換が必要と機械が判断し、新しい消耗品に交換されることを促す仕組みが多く採用されている。
特許第3476399号公報(発明の実施の形態,図5) 特許第3476122号公報(発明の実施の形態,図1) 特許第3501762号公報(発明の実施の形態,図2)
例えば特許文献1に示す方式にあっては、機械の保護という観点から、寿命に到達した場合に、通常の操作では簡単には作像指示(複写若しくはプリント指示)を受け付けないようにし、ユーザーの消耗品交換を強く促すように設計する(以下、この状態を「ハードストップ」と表現する。)ことが多い為に、ユーザーにとっては代わりの消耗品をすぐに用意していない場合に、ダウンタイムが大きくなってしまい、ユーザーの利便性を大きく損なってしまうという技術的課題がある。
この技術的課題をもう少し詳しく説明するために、今消耗品を用意済みの場合と、用意済みでない場合とに以下のように模式的に分けて考える。
〔状態A〕:=ハードストップ前に消耗品を用意済み
→(ダウンタイム)=(交換作業時間)
〔状態B〕:ハードストップ後に消耗品を用意
→(ダウンタイム)=(消耗品入手時間)+(交換作業時間)
一般的な画像形成装置では、消耗品の交換作業はごく短い時間で行われるか、機械によっては作像動作中に交換可能であるため、消耗品入手時間に比べ殆ど無視できるほど小さい。すると、ダウンタイムを大きく左右するのは消耗品入手時間ということになる。これは物流も含めたサポート体制や契約形態にもよるため、一概に言えないが、数時間〜数日が一般的であろう。
このため、通常は交換が必要な時期の少し手前に適切な警告表示をし、該当の消耗品を用意するまでの時間的猶予を設け、なるべく〔状態A〕に誘導し、最小限のダウンタイムに抑えられるように設計する。しかしながら、この警告表示が出ていても、往々にして警告を見逃したり、消耗品発注の連絡が煩わしい等の様々な理由で、猶予期間を過ぎてしまい、ハードストップに至る場合〔状態B〕も多く存在する。
この種の技術的課題を解決するために、いろいろな視点でさまざまなアプローチがなされている。以下にその手法と問題点を述べる。
1つは、警告の訴求効果を高める方法である。警告表示の点灯期間を長く、回数も1回だけでなく2回に分け徐々に表示の文言をより緊急度の高い内容に変えるなどの方法がある。また、コントロールパネル上でポップアップ表示させたり、警告用のLEDを点滅させたりとユーザーの気を引く工夫がなされている。
しかしながら、警告期間をいたずらに長くすることは、消耗品を最後まで使い切る観点からは好ましい方法ではない。また、近年、複数のクライアントとプリンタとをネットワーク接続し、ネットワーク型プリンタとして使う場合には、印刷指示をする際に機械のコントロールパネルそのものを見ることが少なくなり、なかなか効果が出ない等の要因もある。いずれにせよ、これらの方法の本質的な問題点は、例え警告が出たとしても、プリント処理は通常通りなされてしまうため、ユーザーは目先のことだけを考えれば、知っていながら無視することも十分可能な点にあり、その場合確実に〔状態B〕に陥るという点にある。
2つめの手法として、消耗品寿命の通知をユーザーに頼るのではなく、通信回線を用いる方式も多数提案されている(例えば特許文献2,3参照)。この方式は、機械とサービス拠点とをなんらかの通信接続し、消耗品の交換が近くなると、サービス拠点へ自動的に連絡するものである。
この方式では、ユーザーは消耗品の交換時期を一切関知しなくとも、サービス拠点へ自動通知されるので、適切なタイミングで消耗品交換が行え〔状態A〕を維持できる。適切なシステムを組めば、ユーザー側の消耗品在庫を必要最小限に保つことも可能であり、また、サービス拠点側の消耗品配送の物流も最適化できる等多大なメリットがある。このように、この方式は確かに保守サービス形態では最も理想的な形ではあるが、当然のことながら、装置そのもののコストアップだけでなく、サービス拠点との通信インフラの整備/維持等のコストもかかる。また、そもそも必ずしも全ての機械が通信回線に接続できるとは限らない。
尚、このような技術的課題は、画像形成装置における消耗品管理に限られるものではなく、交換可能な消耗品が装備される管理対象マシンについては広く生じ得るものである。
本発明は、以上の技術的課題を解決するためになされたものであり、通信手段に頼らないもっと簡便な手法で、管理対象マシンのダウンタイムを極力抑えることを可能とした消耗品管理システムを提供するものである。
すなわち、本発明は、図1に示すように、交換可能な消耗品2が装備された管理対象マシン1と、この管理対象マシンの消耗品の交換について管理するサービス拠点Sとを備えた消耗品管理システムであって、前記管理対象マシン1は、消耗品2の交換時期が近いことを警告すると共に当該警告が表示される表示部を有し、当該表示部にユーザーUに対して消耗品交換のサービス拠点Sへの連絡を促す内容を表示する警告手段3と、この警告手段3による警告を解除操作する上でパスワードの入力操作を伴う解除操作手段4と、この解除操作手段4による解除操作を条件として管理対象マシン1による次ジョブの実行を可能とするジョブ実行制限手段5とを備え、前記サービス拠点は、前記管理対象マシン1の警告手段3による警告情報に基づいて為されるユーザーUによるサービス拠点Sへの連絡に従って前記解除操作手段4による解除操作のためのパスワードをユーザーUに対して指示するパスワード指示部と、このパスワード指示部によるパスワードの指示と共に交換消耗品の発送を決定する消耗品発送決定部とを備えることを特徴とする。
尚、本発明は、管理対象マシン1の情報について自動的に通信可能な通信手段を付加しない態様を前提とする。
このような技術的手段において、管理対象マシンは、交換可能な消耗品2が装備されたものであれば、複写機、プリンタ等の画像形成装置は勿論、これ以外のものをも広く含む。また、消耗品2については数は特に問わず、全ての消耗品2を管理するようにしてもよいし、特定の消耗品2のみを管理対象としても差し支えない。
更に、警告手段3としては、警告可能であれば表示方式に限らず、音声などを用いた他の方式でもよい。ここで、表示方式としては、警告を表示する表示部を備えたものが挙げられる。
更にまた、解除操作手段4としては、後述するパスワード入力方式が代表的であるが、これに限られず、解除操作意思を自発的に示す操作であれば広く含む。
また、ジョブ実行制限手段5としては、解除操作を条件として、管理対象マシン1の次ジョブの実行を可能とするものであればよく、解除操作を行わない条件では、原則として管理対象マシン1の次ジョブの実行を不可能にするものであればよい。
また、警告手段3として警告が表示される表示部を備えた態様にあっては、その表示部に消耗品2交換のサービス拠点Sへの連絡を促す内容を表示することが好ましい。この場合、サービス拠点Sに消耗品交換連絡を確実に行うことができる点で好ましい。
更に、複数の消耗品2が交換可能な管理対象マシン1に用いられる消耗品管理システムとしては、警告手段3は、その表示部に各消耗品2に対応する複数の消耗品コードを表示することが好ましい。この場合、複数の消耗品2をコード化し、消耗品管理を効率的に行うことができる。
また、警告手段3としては、一回の警告後に管理対象マシン1による通常操作による稼働を一時停止させるようにしてもよいが、別の態様として、事前警告を経た後に、本警告を行い管理対象マシン1による通常操作による稼働を一時停止させるようにしてもよい。
また、解除操作手段4としては、警告手段3による警告動作中に、警告対象に該当する消耗品2を、寿命が残存する消耗品2と交換した条件下で、警告手段3による警告を自動的に解除するものであることが好ましい。本態様では、寿命に近い消耗品2を寿命の残存する消耗品2(新品に限らず中古品も含む)と交換した場合、解除操作手段4は警告解除操作を行わなくても、警告を自動的に解除することから、警告解除処理が容易になる点で 好ましい。
更に、解除操作手段4としては、警告手段3による警告を解除操作した条件下で、警告手段3による警告を解除又は警告対処済処理を行うものであることが好ましい。ここでいう警告対処済処理とは例えば消耗品手配済である表示を指す。
この場合、警告解除操作に伴って警告は解除されることから、従前、例えば消耗品警告表示を見て消耗品2の手配を済ませたにもかかわらず、煩わしい警告表示が出続けていたが、これを消すことが可能になる。また、警告表示が出続けることに伴って、ユーザーのうち、別の人がまた消耗品2の手配連絡をするという如く二重手配の間違いも確実に回避することができる。
更にまた、本発明では、解除操作手段としては、パスワードの入力操作を伴うものが採用されている
本態様において、複数の消耗品2が交換可能な管理対象マシン1に用いられる消耗品管理システムでは、解除操作手段は消耗品毎に異なるパスワードにて解除可能であってもよいし、あるいは、複数の消耗品2に対し共通のパスワードにて解除可能であってもよい。また、パスワードの生成法としては、管理対象マシン1毎に異なるパスワードを用いるようにしてもよく、この場合、管理対象マシン1毎の管理が容易になる点で好ましい。
このパスワード入力方式の趣旨は以下のようである。
例えば管理対象マシン1として画像形成装置を例に挙げると、消耗品2がまもなく寿命を迎えるという警告表示が画面に出た際、従前は、ユーザーUがその警告を無視するか(あるいはOKボタンを押す等の簡単な操作)だけでコピー及びプリントが出来ていたが、これをある特定の「パスワード」を入力しないとコピー又はプリントできないようにする。この「パスワード」は、サービス拠点Sに電話等で問い合わせることで簡単に入手でき、その後ある一定の所定枚数は引き続き継続コピー又はプリントができる仕組みとする。この継続コピー又はプリントができている間に、サービス拠点Sは必要な消耗品2をユーザーUに提供するようにすればよい。
また、「パスワード」の入力を促す警告表示画面にサービス拠点Sに連絡する旨の案内の文言を表示させるなどしてもよいし、複数の異なる消耗品がある場合はその消耗品記号や名称等を表示させるようにしてもよい。
更に、解除操作手段4としては、入力すべきパスワードが一定の有効期間を持ち、有効期間経過後に異なるパスワードを必要とするものであることがよく、パスワードの実効性を確保する上で好ましい。
この「パスワード」は、例えば毎回同じ数字にならないよう、通常簡単には解読できないある一定のルールで日替わり又は所定の有効期間毎に替えるようにしておくことが望ましい。
また、解除操作手段4としては、日時(例えば土日、休日を含むか否か)等の影響を考慮した場合、パスワードにてジョブ実行制限手段5によるジョブ制限量を可変設定するものが好ましい。
例えば、パスワードの種類を「通常用」と、「夜間/休日用」、「遠隔地用」等と複数もたせておき、それぞれのパスワード種により、継続コピー又はプリントの枚数を可変にするするなどする。このようにすると、通常は画質欠陥を生じない適切な設定とし、夜間や休日などで、無人の応答電話で受けた場合や、拠点から遠くて配送に時間がかかることが予想される場合は、より長くコピー又はプリント可能な設定とする等、より柔軟な対応を採ることができる。
更に、パスワード入力後は消耗品2の警告表示を消すことで煩わしい画面を見る必要がなくなり、また二重手配等の間違いも減る点で好ましい。
また、ネットワーク接続等で、機械の画面を殆ど見ることなくプリンタとして使うユーザーにとっては、プリンタは「プリント可」か、「プリント不可」しか判別できないことが多い。よって、従来は、初めて「プリント不可」になった時はハードストップの時であり、その際に消耗品の在庫を持ち合わせていないと、即〔状態B〕(ハードストップ後に消耗品を用意の状態)となっていた。しかし、本方式を用いると、例えば警告表示で一旦機械が止まるので、初めて「プリント不可」になっても、「パスワード」を聞いた上で入力することで再び使用することができる。このため、例え消耗品2の在庫を持っていなくても、自動的に手配したことになるので、〔状態A〕(ハードストップ前に消耗品を用意の状態)への誘導が行える。
また、解除操作手段4としては、パスワードを用いた解除操作とは別に、パスワードを用いない解除操作を可能とする予備操作部を具備させるようにしてもよい。この場合、管理対象マシン1側で設定可能としておけばよく、このような予備操作部を具備する態様にあっては、緊急時における対応を可能にすることができる。
更に、ジョブ実行制限手段5の代表的態様としては、警告手段3による警告解除後にジョブ制限量の範囲内でジョブを実行可能としたものが挙げられる。
また、ジョブ実行制限手段5の別の態様としては、警告手段3による警告解除後にジョブ制限量の範囲内でジョブを実行可能とし、ジョブ制限量に達した条件下で消耗品交換要求を発し、管理対象マシン1の通常操作による稼働を不可能とするものでもよい。
この場合、管理対象マシン1の動作保証ができない状況下で、消耗品2の交換要求と共に管理対象マシン1の強制停止を行うものである。
そして更に、後者の態様において、ジョブ実行制限手段5としては、管理対象マシン1の動作保証が不可能であることについてユーザーUが承認可能な承認判断部を有し、ユーザーUが承認した条件下でのみ、消耗品交換要求を解除可能とし、管理対象マシン1の稼働を許容するようにしてもよい。本態様は、管理対象マシン1としての動作を保証できない状況(例えば画像形成装置を例に挙げれば、画像欠陥を生ずること、機械故障のリスク)をユーザーが了承した条件でのみ、管理対象マシン1の稼働を可能とするものである。
以上説明してきたように、本発明によれば、管理対象マシンとしては、消耗品の交換時期が近いことを警告すると共に当該警告が表示される表示部を有し、当該表示部にユーザーに対して消耗品交換のサービス拠点への連絡を促す内容を表示する警告手段と、この警告手段による警告を解除操作する上でパスワードの入力操作を伴う解除操作手段と、この解除操作手段による解除操作を条件として管理対象マシンよる次ジョブの実行を可能とするジョブ実行制限手段とを備えるようにしたので、警告解除操作を行わない限り管理対象マシンの稼働を確保することができない。
本発明では、サービス拠点としては、管理対象マシンの警告手段による警告情報に基づいて為されるユーザーによるサービス拠点への連絡に従って解除操作手段による解除操作のためのパスワードをユーザーに対して指示するパスワード指示部と、このパスワード指示部によるパスワードの指示と共に交換消耗品の発送を決定する消耗品発送決定部とを備え、サービス拠点に警告解除操作に必要なパスワードを問い合わせる等、警告解除操作に消耗品の交換通知を関連付けるようにしたので、消耗品の手配を済ますと同時に、スペアの消耗品が到着するまでの間、管理対象マシンを稼働させることが可能になり、その分、ダウンタイムを殆ど発生させることなく、消耗品を事前に確実に手配することができる。
また、本発明によれば、ネットワーク接続された管理対象マシン等で機械の表示部等を殆ど見ることない状況でも、警告解除操作を行わない限り管理対象マシンの稼働を確保することができない構成にしたため、管理対象マシンの稼働が一旦停止することで警告解除操作を行わざるを得ず、これを起因として、対象管理マシンのハードストップ前に消耗品を用意することが可能になり、その分、ダウンタイムの発生を有効に抑えることができる。
更に、本発明によれば、サービス拠点もハードストップになってから消耗品の交換連絡を受けることはなくなるので、予め物流スケジュールを組んだ上で消耗品の供給を行うことが可能である
以下、添付図面に示す実施の形態に基づいてこの発明を詳細に説明する。
◎実施の形態1
図2は本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1の全体構成を示す説明図である。
同図において、画像形成装置は所謂タンデム型のカラー画像形成装置(本例ではプリンタ)であり、装置筐体21内に4つの色(本実施の形態ではイエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K))の画像形成ユニットとしてのドラムカートリッジ22(具体的には22a〜22d)を縦方向に配列し、その下方には供給用の用紙24が収容される給紙カセット23を配設すると共に、各ドラムカートリッジ22に対応した箇所には給紙カセット23からの用紙24の搬送路となる用紙搬送路25を垂直方向に配置したものである。
本実施の形態において、ドラムカートリッジト22(22a〜22d)は、用紙搬送路25の上流側から順に例えばイエロ用、マゼンタ用、シアン用、ブラック用のトナー像を形成するものであり、各ドラムカートリッジ22の用紙搬送路25の反対側には例えば各ドラムカートリッジ22に共通の露光装置40が配設されている。
ここで、ドラムカートリッジ22は、例えば感光体ドラム31と、この感光体ドラム31を予め帯電する帯電ロール32と、帯電された感光体ドラム31上に前記露光装置40にて露光形成された静電潜像を対応する色トナー(本実施の形態では例えば負極性)で現像する現像装置33と、感光体ドラム31上の廃トナーを除去するクリーニング装置34とを一体的にカートリッジ化したものである。
そして、このドラムカートリッジ22は、装置筐体21に対し着脱自在に装着され、装置筐体21のフロントカバー21aを開放することにより、着脱操作が行われるようになっている。
一方、露光装置40は、図示外の半導体レーザ、ポリゴンミラー、結像レンズ及びミラーを格納し、半導体レーザからの光をポリゴンミラーで偏向走査し、結像レンズ、ミラーを介して感光体ドラム31上の露光ポイントに光像を導くようにしたものである。
更に、本実施の形態では、各ドラムカートリッジ22の各感光体ドラム31に対応した箇所には用紙搬送路25に沿って循環移動する搬送ベルト50が配設されている。
この搬送ベルト50は用紙24を静電吸着し得るベルト素材(ゴム又は樹脂)にて構成され、一対の張架ロール51,52に掛け渡されており、本実施の形態では、例えば上方側の張架ロール52が駆動ロール、下方側の張架ロール51が従動ロールになっている。尚、符号54は搬送ベルト50に用紙24を静電吸着させるための吸着ロールである。
そして、この搬送ベルト50の長手方向一側にはベルトクリーナ55が付設されており、この搬送ベルト50及びベルトクリーナ55は装置筐体21のフロントカバー21a側に組み込まれ、フロントカバー21aと共に開閉動するようになっている。
更にまた、各ドラムカートリッジ22の感光体ドラム31に対応した搬送ベルト50の裏面側には転写ロール60が配設されており、この転写ロール60により感光体ドラム31と搬送ベルト50上の用紙24とを密着させるようになっている。そして、転写ロール60と感光体ドラム31との間には転写バイアス電源による所定の転写バイアスが適宜印加されるようになっている。
また、装置筐体21内の露光装置40の背面側には各ドラムカートリッジ22に対応したトナーカートリッジ70(具体的には70a〜70d)が配設されている。各トナーカートリッジ70は装置筐体21に着脱自在に設けられており、例えば図2中手前側に位置する側面カバー(図示せず)を開放することにより着脱されるようになっている。そして、この各トナーカートリッジ70と各ドラムカートリッジ22の現像装置33との間のうち露光装置40を迂回した部位にはトナー供給ダクト71が配設されており、このトナー供給ダクト71内には搬送用オーガー72が設けられている。
更に、本実施の形態では、給紙カセット23の近傍には所定のタイミングで用紙24を送出するフィーダー61が設けられており、送出された用紙24は用紙搬送路25中の搬送ロール62及び搬送ベルト50を介して各ドラムカートリッジ22の転写位置へと送り込まれるようになっている。
更にまた、最下流ドラムカートリッジ22dの下流側に位置する用紙搬送路25には定着装置64が設けられると共に、この定着装置64の下流側には用紙排出用の排出ロール66が設けられており、装置筐体21の上部に形成された収容トレイ67に排出用紙が収容されるようになっている。
また、本実施の形態では、装置筐体21の上部フロント側にはUI(User Interface)としてのコントロールパネル80が設けられており、このコントロールパネル80の一部には消耗品(例えばドラムカートリッジ22、トナーカートリッジ70等)交換に伴う警告表示、警告解除操作のための表示画面81が設けられている。
この表示画面81は、例えば警告メッセージを表示するメッセージ欄91と、このメッセージ欄91の警告表示を解除するために解除パスワードを入力するパスワード入力欄92と、このパスワード入力欄92の入力終了を示すOKボタン93とを備えている。
更に、本実施の形態では、各ドラムカートリッジ22には夫々の寿命(ライフ)情報が書き換え可能なカートリッジメモリ82が付設されており、各ドラムカートリッジ22による作像回数(例えば感光体ドラムの回転数や、作像モード(単色、二色、フルカラーモード等)を勘案して画像形成装置のプリント枚数をカウントした数)に応じてカートリッジメモリのライフカウント数を計数するものである。
尚、各トナーカートリッジ70の寿命(ライフ)判定については図示外のトナー空検知センサが用いられる。
そして、装置筐体21内には例えばマイクロコンピュータシステム(CPU、ROM、RAM、I/Oポートなど)にて構成される制御装置100が配設されている。この制御装置100は、一連の作像プログラムのほか消耗品の交換プログラム等を有し、コントロールパネル80、カートリッジメモリ82、トナー空検知センサ等の入力情報に基づいて各種プログラムを実行し、ドラムカートリッジ22を始めとする各種作像用デバイス、コントロールパネル80の表示画面82等に所定の制御信号を送出し、一連の作像プロセス制御や、消耗品の交換警告表示や交換指示制御を行うようにしたものである。
次に、本実施の形態に係る画像形成装置の消耗品管理システムの流れを図3に示す。
同図において、数式記号の定義は以下の通りである。
C:消耗品寿命カウンタ(ここでは積算カウンタとするが、減算カウンタでも適用可能。)
L:消耗品寿命閾値
L(Warning)=消耗品寿命警告時期
L(End)=消耗品ハードストップ時期(通常L(End)≧L(Warning))
UI:UI画面状態
UI(Ready)=プリント可能表示
UI(Warning)=消耗品寿命警告表示
UI(Ordered)=消耗品発注済表示
UI(End)=消耗品ハードストップ表示
MC:機械プリント動作受付状態
MC(Ready)=プリント可
MC(Stop)=プリント不可
本実施の形態では、制御装置100は、図2及び図3に示すように、消耗品寿命が警告時期に達する(C≧L(Warning))と、コントロールパネルの表示画面に消耗品警告時期の表示と同時に機械プリント動作を禁止する(UI(Warning),MC(Stop))。
例えばブラックのドラムカートリッジ22dの寿命が警告時期に達したとすると図4(a)に示すような表示画面になり、また、イエロ、マゼンタ、シアンのドラムカートリッジ22a〜22cの寿命が警告時期に達したとすると図5(a)に示すような表示画面になる。
本実施の形態では、「ドラムカートリッジKが交換時期です。」又は「ドラムカートリッジC,M,Yが交換時期」という警告メッセージに加えて、「サービス拠点へご連絡頂き、以下に解除コードをご入力ください。」というサービス拠点への連絡促進メッセージが表示される。
ここで、ドラムカートリッジ22の寿命判定については例えば図6に示す処理が行われる。つまり、装置筐体21には各ドラムカートリッジ22のセット状態を検出するためのセット有無センサ(図示せず)が設けられており、制御装置100はこのセット有無センサからの情報に基づいてドラムカートリッジ22のセット状態を判別し、ドラムカートリッジ22がセットされていると判別した場合にはカートリッジメモリの有無をチェックし、カートリッジメモリから累積値を読出し、この累積値がLw(L(Warning)に相当)以上であるか否かを判断し、Lw(L(Warning)に相当)以上であれば警告表示をした後にプリントを停止させる。一方、カートリッジメモリの累積値がLw(L(Warning)に相当)未満である場合には、プリント正常動作を行い、感光体ドラムの回転数をカウントし、カートリッジメモリの累積値を更新すると共に、その更新した累積値を読出し可能とする。
この累積量は、感光体ドラムの回転数以外にPV(Print Volume)数、ピクセルカウント数などでもよいし、これらの併用でもよい。また、感光体ドラムの回転数につき電圧印加している回転数、印加していない回転数に分け、それらの値から感光体ドラムの膜減り量を予測演算により算出して用いてもよい。また、より直接的な物理量の測定結果を用いてもよく、例えば、BCR(Bias Charge Roll)を用いたドラムカートリッジでは、感光体ドラムとBCRとに流れる電流のDC成分を測定し、この電流値から膜厚を演算し閾値と比較して警告を出すという方法も知られている。
尚、トナーカートリッジやトナー回収ボトルの場合には、メモリを持たないことが多い。この場合、透過型センサ(空検知、満タン検知)や、TC(Toner Concentration)センサ等、物理量を測定する手段により、警告時期を判定するようにすればよい。また、ワーニング(Warning)からハードストップまではプリント枚数、ピクセルカウント、サイクル数、トナーディスペンス時間などの積算量を本体メモリに格納して使用するようにしてもよい。
また、図4(a)又は図5(a)の表示画面では各消耗品がコード化されており、そのコード番号がメッセージ欄91に表示されるようになっている。
本実施の形態では、コード番号は、図7に示すように、各消耗品(ドラムカートリッジ22,トナーカートリッジ70等)を3桁の数字で区別化するようになっている。例えばブラック(K)のドラムカートリッジ22dが‘001’であり、イエロ(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)のドラムカートリッジ22a〜22cが‘004’‘003’‘002’の如くである。
ユーザーは、警告メッセージを無視してプリント操作を行おうとしても、プリント動作を行うことができないため、プリント動作を再開するために、表示画面に従ってサービス拠点に連絡せざるを得ない。
サービス拠点は、ユーザーからの連絡により、顧客情報、画面情報(メッセージ情報、消耗品コード等)を収集し、これらの情報から機械情報を入手/分析する。そして、サービス拠点は、所定のパスワード生成ルールに則って生成された解除パスワードを指示すると共に、消耗品の発送処理を行う。
ここで、パスワードの生成法の一例について説明する。
サービス拠点は、例えば機械番号の下一桁と消耗品コードを用いてパスワードを生成する。例えば消耗品コードと機械番号から図8に示す乱数表を用いて作成するようにすればよい。
図8は例えばパスワードが4桁の整数である態様を示すもので、具体的には以下の通りである。
ドラムカートリッジ(K),機械番号123456番の場合:6829
ドラムカートリッジ(M),機械番号234567番の場合:7240
また、パスワードの生成法の他の例としては、例えば消耗品コードと機械番号から図9に示す乱数表を用いて作成するようにしてもよい。
図9は例えばパスワードが4桁のアルファベットである態様を示すものであり、具体的には以下の通りである。
ドラムカートリッジ(K),機械番号123456番の場合:ETDU
ドラムカートリッジ(M),機械番号234567番の場合:XGRX
尚、パスワードについては適宜選定して差し支えなく、英字と数字とを混在させるようにしてもよい。また、機械が停止した日付等によって使用する乱数表を切り替えるようにしてもよい。例えば機械の停止した日付が1日〜10日まで:乱数表1を使用、同11日〜20日まで:乱数表2を使用、同21日〜31日まで:乱数表3を使用する如くである。
特に、パスワードによる実効性を高めるという観点からすれば、パスワード生成ルールを有効期間付きで変更することが好ましい。ここでいう有効期間は適宜選定して差し支えなく、1日単位、1週間、2週間、1ヶ月など適宜選定して差し支えない。また、期間そのものはプリント使用量により変動するため、回数による有効期間にしてもよい。同じパスワードは例えば、3回、5回、10回の入力まで有効とする如くである。尚、ユーザーのうち確実に連絡をくれるユーザーには有効期間を延ばしたり、同じパスワードの使用を許容するようにしてもよい。
この後、ユーザーは、図4(a)又は図5(a)に示すように、サービス拠点から指示された解除パスワードをパスワード入力欄に入力し、入力後にOKボタンを押すようにすればよい。
このとき、正しくない解除パスワードが入力されると、例えば図4(e)又は図5(e)に示すような表示がなされるため、解除パスワードが不明なまま次のステップに進むことができない。尚、図5(a)に示すように、複数の消耗品が同時に交換時期に達した場合には、各パスワード入力欄に夫々正しい解除パスワードを入力しないと、次のステップに進むことができない。
そして、正しいパスワードの入力操作が行われると、制御装置100は、図3に示すように、消耗品寿命は近いが、交換すべき消耗品が発注済である表示、並びに、一定期間機械動作を可能(機械を稼働可能)とする。
このとき、制御装置100は、図10に示すようなパスワードチェック処理を実行する。
つまり、制御装置100は、解除パスワードが入力されると、サービス拠点で生成されるパスワード生成ルール同様な有効期間付きパスワード生成ルールを参照し、入力された解除パスワードがパスワード生成ルールに合致したものか否かをチェックし、合致していればパスワードを許容し、また、合致していなければパスワードを拒否し、表示画面にパスワードの再入力指示を表示する。
そして、正しいパスワードの入力操作が行われると、表示画面には、例えば図4(b)又は図5(b)に示す表示がなされた後、図4(c)又は図5(c)に示すような表示がなされる。
図4(b)又は図5(b)に示す表示は、消耗品の交換要求メッセージをユーザーに再度念押しするものであり、OKボタンを押すことにより、次のステップに進む。
図4(c)又は図5(c)に示す表示は、消耗品が交換時期である点、サービス拠点へ連絡済である点、残りのプリント可能枚数の情報を示す。但し、図5(c)の場合には、プリント可能枚数は各ドラムカートリッジ(C,M,Y)のうち最も短いものを表示する。
このような解除パスワードの入力操作が完了するまでの間、画像形成装置の稼働は一時的に停止するため、画像形成装置のダウンタイムは消耗品寿命の警告表示がなされた時点から解除パスワードの入力操作が完了するまでの僅かな期間で済む。
この後、ユーザーは、残りのプリント可能枚数(プリント制限量)だけ画像形成装置を稼働させることができ、残りのプリント可能枚数が終了する(C≧L(End)に到達する)と、図3に示すように、画像形成装置の稼働は完全に停止する。
しかしながら、解除パスワードの入力操作を行った際に、サービス拠点は既に消耗品の発送処理を行っているため、画像形成装置の稼働が完全に停止する状況に至った場合には、通常ユーザーの手元に交換用の消耗品が用意されている状況にある。
このため、画像形成装置の稼働が完全に停止する状況に至った場合には、即座に消耗品の交換作業を行うことが可能であり、この段階での画像形成装置のダウンタイムはほとんど生じない。
このように、消耗品の交換作業が行われると、図3に示すように、制御装置100は、消耗品寿命カウンタをクリアし、表示画面に対しUI(Ready)表示を指示すると共に、画像形成装置を稼働可能な状態(MC(Ready))に戻す。
この状態において、表示画面には、図4(d)又は図5(d)に示すように、「プリントできます。」という表示がなされる。
次に、本実施の形態に係る消耗品管理システムを評価する上で、比較の形態に係る消耗品管理システムの流れを図19に示す。尚、図19中の数式記号の定義は図3に示すものと同様である。
同図において、比較の形態に係る消耗品管理システムは、消耗品寿命が警告時期に到達すると、消耗品警告時期の表示を行うが、機械プリント動作を可能とするものである。
このとき、ユーザーが自発的にサービス拠点に連絡し、消耗品の交換要求を行うのであれば、顧客情報から機械情報を入手/分析し、消耗品の発送を行うことが可能になるために何ら問題は生じない。
しかしながら、消耗品の警告表示がなされたとしても、機械プリント動作が可能である状況において、ユーザーが消耗品の警告表示を無視し、機械プリント動作を継続してしまうと、消耗品寿命がハードストップ時期に達し、この段階で、ユーザーの手元に消耗品が用意されていない状況に至る可能性がある。
すると、消耗品寿命がハードストップ時期に達した段階で、サービス拠点にあわてて連絡し、消耗品の交換要求したとしても、ユーザーの手元に消耗品が届くまでの間、画像形成装置の稼働は停止したままであり、画像形成装置のダウンタイムが不必要に長くなるという懸念がある。
このように、本実施の形態に係る消耗品管理システムは、比較の形態に係る消耗品管理システムに比べて画像形成装置のダウンタイムを短縮することができる点で好ましいことが理解される。
本実施の形態では、消耗品の寿命判定方式や、プリント制限量に達した場合の処理などについては以下の変形形態に示すように適宜設計変更して差し支えない。
例えば消耗品の寿命判定方式を例に挙げると、本実施の形態では、例えばドラムカートリッジの寿命判定については一つの閾値Lwを基準に判定しているが、これに限られるものではなく、例えば図11に示すように、2段階の閾値(Lw1,Lw2:Lw1<Lw2)を用意し、例えばカートリッジメモリの累積値が閾値Lw1以上で閾値Lw2未満では画像形成装置の稼働を停止させずに事前警告を行い、カートリッジメモリの累積値が閾値Lw2(L(Warning)に相当)以上に達した時点で本警告を行うと共に、画像形成装置の稼働を停止させるようにしてもよい。
また、本実施の形態では、消耗品がハードストップ時期に達した場合(プリント制限量に到達した場合)、消耗品の交換を条件として画像形成装置の稼働を再開させるようにしているが、必ずしもこれに限定されるものではなく、画質欠陥や機械が壊れるという虞れがあることをユーザーが了承するという意思表示をした場合のみ、画像形成装置の稼働を例外的に許容するという方式を採用してもよい。この場合、表示画面には、例えば図12(f)に示すような表示を行い、表示事項につき了承するか否かを選択するキー‘はい’‘いいえ’を設け、ユーザーの意思表示を確認できるようにすることが好ましい。
そして、この種の画像形成装置の稼働は、あくまで例外的であり、緊急時に対応するものであるから、新しい消耗品(例えばドラムカートリッジ)が届いたら直ちに交換するようなメッセージを表示することが好ましい。
◎実施の形態2
図13は本発明が適用された画像形成装置における消耗品管理システムの実施の形態2の要部を示す。
本実施の形態に係る消耗品管理システムの基本的構成は、実施の形態1と略同様であるが、実施の形態1と異なり、複数の消耗品を一括消耗品コードとして割付け、一括解除パスワードにて消耗品警告表示を一括で解除するようにしたものである。
本実施の形態において、コントロールパネル80の表示画面81は、図13(a)に示すように、一括解除パスワードが入力可能なパスワード入力欄94を有しており、このパスワード入力欄94に対して一括解除パスワードを入力操作することに伴って図13(b)〜(e)に示すように、画面表示を変化させるものである。
ここで、この一括消耗品コードの生成法の一例を図14に示す。一括消耗品コードは、一つ一つの消耗品を論理ビットに割り当て、2進数、16進数又は10進数で一括表記したものである。今、消耗品が8点を例に挙げると、最小の状態値は全ての論理ビットが‘0’(2進数表記‘00000000’、16進数表記‘00’、10進数表記‘0’)、最大の状態値は全ての論理ビットが‘1’(2進数表記‘11111111’、16進数表記‘FF’、10進数表記‘255’)、例えばドラムカートリッジC,M,Yが警告時期到達した場合にはこれらに対応する論理ビットが‘1’で、他が‘0’(2進数表記‘01110000’、16進数表記‘70’、10進数表記‘112’)である。
こうすることで、実施の形態1では、複数の消耗品に対し個別のコードを割り当てていたが、本実施の形態では、複数の消耗品が同時に警告時期に到達したとしても、全体の状態値として簡便に表示することが可能である。
例えばドラムカートリッジC,M,Yが同時に警告時期に到達した場合、実施の形態1では、消耗品コード:‘002’‘003’‘004’と複数表示されるのに対し、本実施の形態では、消耗品コード:‘70’(16進数表記)又は‘112’(10進数表記)と一括したコードで表示可能である。
特に、ドラムカートリッジ、トナーカートリッジ以外の交換可能な消耗品(例えば回収トナーボトル、転写ユニット、定着ユニットなど)も合わせて表記する場合には、16進数表記で表記するようにすれば桁数が少なく便利である。
また、本実施の形態では、一括消耗品コード毎に一括解除パスワードが割り当てられる。
この一括解除パスワードの生成法は適宜選定して差し支えないが、この一括解除パスワードは機械番号の下一桁と一括消耗品コードを用いて生成される。例えば一括消耗品コードと機械番号から図15に示す乱数表を用いて作成するようにすればよい。
例えばドラムカートリッジC,M,Y(一括消耗品コード=70(16進数表記))、機械番号123456番の場合:5092
例えばドラムカートリッジC,M,Y(一括消耗品コード=70(16進数表記))、機械番号234567番の場合:7345
尚、乱数表としては、アルファベット表記のほか、数字と英字とを混合した表記など適宜選定することができる。
また、一括解除パスワードの他の生成法としては、MD5値を用いる方法や、ハッシュ関数等を用いて一義的に定めるという方法などが挙げられる。
ここで、MD5値を用いる方法の具体例を述べると、一括消耗品コード(例えば‘70’)と、機械番号(例えば‘123456’)とを並べると、‘70123456’となり、これのMD5値を求めると以下の通りである。
MD5(70123456)
=“f368937922119a77f25e8431cebc8f58”
また、機械番号‘234567’の場合には、MD5値は以下の通りである。
MD5(70234567)
=“53b5c71dbc0060939e600df57909f12d”
◎実施の形態3
図16は本発明が適用された画像形成装置における消耗品管理システムの実施の形態3の要部を示す。
本実施の形態に係る消耗品管理システムの基本的構成は、実施の形態2と略同様に、複数の消耗品を一括消耗品コードとして割付け、一括解除パスワードにて消耗品警告表示を一括で解除するようにしたものであるが、実施の形態2と異なり、一括解除パスワードに期限設定用ボックスを付加し、プリント制限量を可変設定するようにしたものである。尚、図16(a)〜(e)はドラムカートリッジC,M,Yが交換時期に達した場合の表示画面例を示し、期限設定付き一括解除パスワードを入力操作することに伴う画面変化を示す。
特に、本実施の形態では、コントロールパネル80の表示画面81は、図17(a)に示すように、メッセージ欄91、一括解除パスワードが入力可能なパスワード入力欄(一括解除パスワード用ボックス)94、更には一括解除パスワードに付加された期限設定欄(期限設定用ボックス)95、並びに、OKボタン93を備えている。
ここで、期限設定用ボックス95には例えば2桁の数字を入力することで、消耗品の警告表示解除からシャットダウンまでの期限が可変設定されるようになっている。この期限設定用ボックスの入力例としては、例えば図17(b)に示す設定値が入力される。
例えば機械番号123456番の機械で、ドラムカートリッジC,M,Yが警告時期に達した場合、一括消耗品コード=70(16進数表記)であるから、一括解除パスワード=5092である。
この場合において、プリント制限量を通常に設定する場合には、期限設定用ボックス95に‘00’を入力すればよく、結局、期限設定付き一括解除パスワード=5092−00になる。
また、サービス拠点とユーザーの機械設置場所とが離れており、新しい消耗品を届けるのに通常よりも1.2倍程度の配送期間の余裕をみたい場合には、期限設定用ボックス95に‘02’を入力すればよく、結局、期限設定付き一括解除パスワード=5092−02になる。
更に、例えばユーザーからの消耗品交換要求の連絡が金曜日にあり、月曜日中に届けて欲しいという要望があった場合には、期限設定用ボックス95に‘13’を入力し、結局、期限設定付き一括パスワード=5092−13と入力操作することで、3日間機械が稼働するように設定することも可能である。
尚、実施の形態1に係る消耗品管理システムに対し、個別の解除パスワードに夫々期限設定用ボックスを付加するようにしてもよいことは勿論である。
◎実施の形態4
図18は本発明が適用された画像形成装置における消耗品管理システムの実施の形態4の要部を示す。
本実施の形態に係る消耗品管理システムの基本的構成は、実施の形態3と略同様に、複数の消耗品を一括消耗品コードとして割付け、期限設定付き一括解除パスワードにて消耗品警告表示を一括で解除するようにしたものであるが、実施の形態3と異なり、期限設定付き一括解除パスワードを用いずに画像形成装置を所定期間稼働させるようにしたものである。尚、図18(a)〜(e)はドラムカートリッジC,M,Yが交換時期に達した場合の表示画面例を示し、期限設定付き一括解除パスワードを用いずに画像形成装置を所定期間稼働させるための入力操作に伴う画面変化を示す。
特に、本実施の形態では、コントロールパネル80の表示画面81は、図18(a)に示すように、メッセージ欄91、一括解除パスワードが入力可能なパスワード入力欄(一括解除パスワード用ボックス)94、更には一括解除パスワードに付加された期限設定欄(期限設定用ボックス)95、並びに、OKボタン93に加え、一括解除パスワードを用いない入力操作としてのスキップボタン96を備えている。尚、一括解除パスワード用ボックス94及び期限設定用ボックス95は実施の形態3と同様である。
ここで、スキップボタン96を操作すると、例えば図18(e)に示すように、‘サービス拠点に必ずご連絡ください。’というメッセージに加えて、‘暫くプリントできますが、交換しない場合は、画質に欠陥が出たり、最悪の場合機械が壊れる虞れがあります。以上のことにご了承いただける場合は「はい」を押してください。’という了承確認メッセージが表示される。
このとき、ユーザーが表示内容を承認した場合に「はい」を押すことになり、図示外の制御装置はこの承認動作にてユーザーが承認したものと判断し、次のステップに進む。尚、ユーザーが「いいえ」を押すと、次のステップに進まずに元の画面(図18(a))に戻る。
次いで、図示外の制御装置は、表示画面に図18(b)に示す内容を表示した後、図18(c)に示す内容を表示する。
図18(b)に示す表示は、消耗品の交換要求メッセージをユーザーに再度念押しするものであり、OKボタンを押すことにより、次のステップに進む。
図18(c)に示す表示は、消耗品が交換時期である点、サービス拠点への連絡の催促、残りのプリント可能枚数(プリント制限量)の情報を示す。尚、ここでのプリント制限量は期限設定用ボックスへの指示内容に応じて設定される。
このスキップ操作は、あくまで解除パスワードを用いない例外的な解除操作であるから、ユーザーはこのスキップ操作を行うときには、できる限り迅速にサービス拠点へ消耗品の交換要求を連絡しておくことが好ましい。
尚、図18(d)はドラムカートリッジ交換後の表示画面例を示す。
更に、本実施の形態は、期限設定付き一括解除パスワードを用いる態様であるが、これに限定されるものではなく、例えば実施の形態1の態様(個別の解除パスワードを使用)や、実施の形態2の態様(期限一定の一括解除パスワードを使用)について、解除パスワードを用いずに画像形成装置を所定期間稼働させるようにしてもよいことは勿論である。
本発明に係る消耗品管理システム及びこれに用いられる管理対象マシンの概要を示す説明図である。 本発明が適用された画像形成装置の実施の形態1の全体構成を示す説明図である。 実施の形態1の画像形成装置で用いられる消耗品管理システムの流れを示す説明図である。 (a)〜(e)は一つの消耗品が警告時期に達した場合の画面例を示す説明図である。 (a)〜(e)は複数の消耗品が警告時期に達した場合の画面例を示す説明図である。 図3の消耗品管理システムの流れ説明図における警告処理の一例を示すフローチャートである。 消耗品コードの一例を示す説明図である。 パスワードの生成例を示す説明図である。 パスワードの他の生成例を示す説明図である。 パスワードのチェック処理の一例を示すフローチャートである。 実施の形態1で用いられる警告処理の他の変形形態を示す説明図である。 (a)〜(f)は消耗品が警告時期に達した場合の画面例の変形形態を示す説明図である。 (a)〜(e)は実施の形態2に係る消耗品管理システムでの複数の消耗品が警告時期に到達した場合の画面例を示す説明図である。 実施の形態2で用いられる一括解除パスワードの生成例を示す説明図である。 実施の形態2で用いられる一括解除パスワードの他の生成例を示す説明図である。 (a)〜(e)は実施の形態3に係る消耗品管理システムでの複数の消耗品が警告時期に到達した場合の画面例を示す説明図である。 (a)は警告時期到達時の画面構成例を示す説明図、(b)は期限設定ボックスの入力例を示す説明図である。 (a)〜(e)は実施の形態4に係る消耗品管理システムで、複数の消耗品が警告時期に到達した場合にパスワード無しでの処理を可能とした画面例を示す説明図である。 従来の消耗品管理システムの一例を示す説明図である。
符号の説明
1…管理対象マシン,2…消耗品,3…警告手段,4…解除操作手段,5…ジョブ実行制限手段,U…ユーザー,S…サービス拠点

Claims (14)

  1. 交換可能な消耗品が装備された管理対象マシンと、この管理対象マシンの消耗品の交換について管理するサービス拠点とを備えた消耗品管理システムであって、
    前記管理対象マシンは、
    消耗品の交換時期が近いことを警告すると共に当該警告が表示される表示部を有し、当該表示部にユーザーに対して消耗品交換のサービス拠点への連絡を促す内容を表示する警告手段と、
    この警告手段による警告を解除操作する上でパスワードの入力操作を伴う解除操作手段と、
    この解除操作手段による解除操作を条件として管理対象マシンによる次ジョブの実行を可能とするジョブ実行制限手段とを備え、
    前記サービス拠点は、
    前記管理対象マシンの警告手段による警告情報に基づいて為されるユーザーによるサービス拠点への連絡に従って前記解除操作手段による解除操作のためのパスワードをユーザーに対して指示するパスワード指示部と、
    このパスワード指示部によるパスワードの指示と共に交換消耗品の発送を決定する消耗品発送決定部とを備えることを特徴とする消耗品管理システム。
  2. 複数の消耗品が交換可能な管理対象マシンに用いられる請求項記載の消耗品管理システムにおいて、
    警告手段は、その表示部に各消耗品に対応する複数の消耗品コードを表示するものであることを特徴とする消耗品管理システム。
  3. 請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    警告手段は、事前警告を経た後に、本警告を行い管理対象マシンによる通常操作による稼働を一時停止させることを特徴とする消耗品管理システム。
  4. 請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    解除操作手段は、警告手段による警告動作中に、警告対象に該当する消耗品を、寿命が残存する消耗品と交換した条件下で、警告手段による警告を自動的に解除するものであることを特徴とする消耗品管理システム。
  5. 請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    解除操作手段は、警告手段による警告を解除操作した条件下で、警告手段による警告を解除又は警告対処済処理を行うものであることを特徴とする消耗品管理システム。
  6. 複数の消耗品が交換可能な管理対象マシンに用いられる請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    解除操作手段は消耗品毎に異なるパスワードにて解除可能であることを特徴とする消耗品管理システム。
  7. 複数の消耗品が交換可能な管理対象マシンに用いられる請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    解除操作手段は複数の消耗品に対し共通のパスワードにて解除可能であることを特徴とする消耗品管理システム。
  8. 請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    解除操作手段は、パスワードにてジョブ実行制限手段によるジョブ制限量を可変設定するものであることを特徴とする消耗品管理システム。
  9. 請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    解除操作手段は、入力すべきパスワードが一定の有効期間を持ち、有効期間経過後に異なるパスワードを必要とするものであることを特徴とする消耗品管理システム。
  10. 請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    解除操作手段は、管理対象マシン毎に異なるパスワードを用いることを特徴とする消耗品管理システム。
  11. 請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    解除操作手段は、パスワードを用いた解除操作とは別に、パスワードを用いない解除操作を可能とする予備操作部を有することを特徴とする消耗品管理システム。
  12. 請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    ジョブ実行制限手段は、警告手段による警告解除後にジョブ制限量の範囲内でジョブを実行可能としたものであることを特徴とする消耗品管理システム。
  13. 請求項1記載の消耗品管理システムにおいて、
    ジョブ実行制限手段は、警告手段による警告解除後にジョブ制限量の範囲内でジョブを実行可能とし、ジョブ制限量に達した条件下で消耗品交換要求を発し、管理対象マシンの通常操作による稼働を不可能とすることを特徴とする消耗品管理システム。
  14. 請求項13記載の消耗品管理システムにおいて、
    ジョブ実行制限手段は、管理対象マシンの動作保証が不可能であることについてユーザーが承認可能な承認判断部を有し、ユーザーが承認した条件下でのみ、消耗品交換要求を解除可能とし、管理対象マシンの稼働を許容することを特徴とする消耗品管理システム。
JP2005268963A 2005-09-15 2005-09-15 消耗品管理システム Expired - Fee Related JP4802628B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005268963A JP4802628B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-15 消耗品管理システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005268963A JP4802628B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-15 消耗品管理システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007079290A JP2007079290A (ja) 2007-03-29
JP4802628B2 true JP4802628B2 (ja) 2011-10-26

Family

ID=37939646

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005268963A Expired - Fee Related JP4802628B2 (ja) 2005-09-15 2005-09-15 消耗品管理システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4802628B2 (ja)

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101350738A (zh) * 2007-07-17 2009-01-21 精工爱普生株式会社 设备、维护支援装置和支援系统
JP5791476B2 (ja) * 2011-11-24 2015-10-07 株式会社パロマ 燃焼器具
CN104125359B (zh) * 2013-04-26 2017-04-12 株式会社理光 图像形成装置
JP6192680B2 (ja) * 2015-05-11 2017-09-06 株式会社パロマ 給湯器
JP6394536B2 (ja) * 2015-08-21 2018-09-26 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置
JP6774090B2 (ja) * 2016-08-09 2020-10-21 ヤマトプロテック株式会社 消火設備制御盤
JP7213131B2 (ja) * 2019-04-25 2023-01-26 理想科学工業株式会社 印刷装置および消耗品

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2004098413A (ja) * 2002-09-06 2004-04-02 Murata Mach Ltd 印刷装置
JP2004302190A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
JP2005121931A (ja) * 2003-10-17 2005-05-12 Seiko Epson Corp 印刷装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2007079290A (ja) 2007-03-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4802628B2 (ja) 消耗品管理システム
JP3698468B2 (ja) 機器管理システム
JPH0990825A (ja) 画像形成装置
JP2009218699A (ja) 画像形成装置
JP2008269476A (ja) 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理システム
WO1996030813A1 (en) Image forming device management system
JP2013171073A (ja) 画像形成装置
JP2005274811A (ja) 画像形成装置
JP5244753B2 (ja) 画像形成装置
JPH02559A (ja) 画像形成装置
JP6508352B2 (ja) 画像形成装置
JP2011024014A (ja) 画像形成システム
JP2016114921A (ja) トナーボトル駆動装置の異常判定方法、トナー充填装置、トナー補給装置、及び、画像形成装置。
JP3445850B2 (ja) 画像形成装置の管理システム
JP2007213320A (ja) 消耗品管理システム
JP4979745B2 (ja) 画像形成システム
JP6257041B2 (ja) 画像形成装置
JP5304777B2 (ja) 画像形成装置
JP2008112126A (ja) 画像形成装置
JP5277460B2 (ja) 画像形成装置の管理方法
JP2009271114A (ja) 消耗品の管理方法および画像形成装置
JP3548675B2 (ja) 画像形成装置管理システム
JP2002101252A (ja) 画像出力装置及び画像出力装置の制御方法
JP2002132102A (ja) 画像形成装置および画像形成装置の制御方法
JP2022172746A (ja) 管理システムおよび画像処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080821

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101105

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110621

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110712

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110725

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140819

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees