JP2005121931A - 印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 消耗品の消耗により印字品質の低下のおそれがある場合でも、ユーザの判断により、簡易に印刷を継続することができるようにする。
【解決手段】 消耗品を用いて印刷を行なう印刷装置であって、ユーザからの指示を受け付ける入力手段と、消耗品の使用程度の指標値を算出する指標値算出手段と、指標値に基づいて消耗品の消耗状態を、消耗程度が少ない第1の状態、消耗の程度が進んだ第2の状態に区分ける消耗状態決定手段と、消耗品の消耗状態が第1の状態から第2の状態に遷移した場合であっても、前記入力手段から指示を受け付けた場合には印刷の継続を可能とする制御手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
【選択図】 図2
【解決手段】 消耗品を用いて印刷を行なう印刷装置であって、ユーザからの指示を受け付ける入力手段と、消耗品の使用程度の指標値を算出する指標値算出手段と、指標値に基づいて消耗品の消耗状態を、消耗程度が少ない第1の状態、消耗の程度が進んだ第2の状態に区分ける消耗状態決定手段と、消耗品の消耗状態が第1の状態から第2の状態に遷移した場合であっても、前記入力手段から指示を受け付けた場合には印刷の継続を可能とする制御手段とを備えることを特徴とする印刷装置。
【選択図】 図2
Description
本発明は、印刷装置に係り、特に消耗品の消耗程度の管理技術に関する。
レーザ方式のプリンタは、プリンタホストから送信される印刷データに基づく印刷イメージを感光体ドラム上にレーザ光線によって形成し、帯電した印刷イメージにトナーを付着させて、印刷用紙に転写することにより印刷を行なう。
このようなレーザ方式のプリンタに備えられるトナーを供給するためのトナーカートリッジ、感光体ドラム、余分なトナーを格納する廃トナーボックス等は、いわゆる消耗品であり、印刷を行なうにしたがって、消費されたり、劣化等したりする。このため、消耗の程度が進んだ場合には交換する必要がある。なお、感光体ドラム、廃トナーボックスは、感光体ユニットとして一体化されている場合が多い。
そこで、プリンタでは、消耗品の交換時期を適切に把握するために、トナーカートリッジおよび感光体ユニットそれぞれの使用程度を計測し、その計測値が所定の第1の基準値に達すると、第1の基準値に達した消耗品についてユーザに交換時期が近づいたことを告知する表示を行なうようにしている。
そして、さらに使用を続け、使用程度の計測値が所定の第2の基準値に達した場合には、消耗品の寿命が尽きたとみなして、その旨を表示するとともに印刷の継続を原則的に不可としている。
なお、消耗品の寿命が尽きたとみなしても、新しい消耗品の準備ができていない場合等を考慮して、所定のパネル操作等を受け付けることにより、緊急避難的に印刷を行なえるようにしている機種もある。ただし、あくまで緊急避難的な処置であり、ユーザは印刷のたびにその操作を行なわなくてはならない。
従来、消耗品の寿命は、そのプリンタとして最良の印字品質を保証できる期間を基準に定められており、最良の印字品質が保証できなくなるとされる使用程度に達すると、寿命が尽きたとして、原則的に印刷の継続を不可としていた。
しかし、印刷ムラの発生等、印字品質は低下するものの、トナー残量の少ないトナーカートリッジを用いたり、最良の印字品質が保証されない感光体ユニットを用いても、印刷自体は可能である。さらに、印字品質の低下は、一般に少しずつ進行するため、最良の印字品質が保証されない場合でも、印刷結果に与える影響が少ない場合もある。
また、ユーザにとっては、印字品質は多少低下しても印刷を実行できる方が望ましい場合もある。特に、消耗品のストックがない場合には、印字品質よりも印刷が継続可能な方が優先されることが多い。この場合、印刷のたびにパネル操作を行なうことは煩わしい。
本発明は、消耗品の消耗により印字品質の低下のおそれがある場合でも、ユーザの判断により、簡易に印刷を継続することができる技術を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため本発明は、
消耗品を用いて印刷を行なう印刷装置であって、
ユーザからの指示を受け付ける入力手段と、
消耗品の使用程度の指標値を算出する指標値算出手段と、
指標値に基づいて消耗品の消耗状態を、消耗程度が少ない第1の状態、消耗の程度が進んだ第2の状態に区分ける消耗状態決定手段と、
消耗品の消耗状態が第1の状態から第2の状態に遷移した場合であっても、前記入力手段から指示を受け付けた場合には印刷の継続を可能とする制御手段とを備えることを特徴とする。
消耗品を用いて印刷を行なう印刷装置であって、
ユーザからの指示を受け付ける入力手段と、
消耗品の使用程度の指標値を算出する指標値算出手段と、
指標値に基づいて消耗品の消耗状態を、消耗程度が少ない第1の状態、消耗の程度が進んだ第2の状態に区分ける消耗状態決定手段と、
消耗品の消耗状態が第1の状態から第2の状態に遷移した場合であっても、前記入力手段から指示を受け付けた場合には印刷の継続を可能とする制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、消耗品の消耗の程度が進んだ場合であっても、ユーザの指示に基づく入力を受け付けることにより印刷を継続するようにしているため、印字品質の低下のおそれがある場合でも、ユーザの判断により、簡易に印刷を継続することができる。
このとき、前記制御手段は、前記入力手段から指示を受け付けると、所定単位、例えば、所定枚数の印刷の間は、再度前記入力手段からの指示を待つことなく印刷を継続することができる。
これにより、ユーザは印刷のたびに指示を行なう手間を省くことができる。
また、前記制御手段は、消耗品の消耗状態が第1の状態のまま、所定単位、例えば、所定枚数の印刷を行なった場合には、再度、前記入力手段から指示を受け付けた場合に印刷の継続を可能とすることができる。
これにより、印刷装置は所定単位の印刷毎にユーザの判断を確認することができる。
ここで、消耗品の消耗状態が第1の状態は、当該印刷装置における最良の印字品質が保証される状態とすることができる。
また、前記消耗品には、トナーカートリッジが含まれ、消耗品の消耗状態が第2の状態の場合に、
トナーカートリッジのトナー色に対応した色で、印字品質確認用の印刷を行なう印字品質確認手段をさらに備えることができる。
トナーカートリッジのトナー色に対応した色で、印字品質確認用の印刷を行なう印字品質確認手段をさらに備えることができる。
これにより、ユーザは印字品質の低下の程度を確認することができるようになる。
前記印字品質確認手段は、トナーカートリッジのトナー色に対応した色で、給紙方向の所定の幅のラインを、印刷用紙の複数箇所、特に、印刷用紙の少なくとも左部、中央部、右部に印刷することが望ましい。
印刷ムラ等の印字品質の低下は、給紙方向に表われることが多く、これにより印字品質の低下の確認を的確に行なうことができるようになる。
また、前記消耗状態決定手段は、消耗品の消耗状態を、第1の状態および第2の状態に加え、さらに消耗の程度が進んだ第3の状態のいずれかに区分け、
前記制御手段は、消耗品の消耗状態が第3の状態である場合には、印刷の継続を不可とすることが望ましい。
前記制御手段は、消耗品の消耗状態が第3の状態である場合には、印刷の継続を不可とすることが望ましい。
これで、印刷装置に支障を来たす事態を避けることができる。
本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明を適用したプリンタ1のハードウェア構成を示すブロック図である。
本図に示すようにプリンタ1は、操作パネル10、印刷制御装置20、印字機構30を備えて構成される。
操作パネル10は、プリンタ1の状態等を表示するための液晶パネル、LED等の表示装置と、ユーザからの指示を受け付けるためのボタン、スイッチ等の入力装置とを有している。本実施形態においては、特に入力装置として印刷可スイッチ11が設けられている。ただし、印刷可スイッチ11は、他の機能のスイッチと共用して設けるようにしてもよい。
印刷制御装置20は、CPU、RAM、ROM、入出力コントローラ等のチップを備えた1枚あるいは複数枚のボードにより構成され、プリンタ1における各種処理、例えば、印刷処理、通信処理、消耗品管理処理等を制御する。
印字機構30は、印刷制御装置20の指示に基づく印字処理を行なう機構である。本実施形態において、プリンタ1は、トナーを画像形成媒体とするレーザ方式を採用したカラー印刷装置であり、印字機構30は、C(シアン)、M(マゼンタ)、Y(イエロー)、K(ブラック)のトナーを供給するための4本のトナーカートリッジ31c、31m、31y、31kと、感光体ドラム、廃トナーボックス等が一体化された感光体ユニット32とを有している。各トナーカートリッジ31、感光体ユニット32は、いわゆる消耗品であり、印刷を行なうにしたがって、消費されたり、劣化等したりする。このため、消耗の程度が進んだ場合には交換する必要がある。
さらに、印字機構30は給排紙機構、レーザ光照射機構等の印字処理に必要な機構を有している。なお、プリンタ1がモノクロ専用の印刷装置である場合には、トナーカートリッジ31は、K(ブラック)の1本で足りる。また、プリンタ1がインクジェット方式を採用している場合には、印字機構30として複数のインクカートリッジが備えられる。
図2は、プリンタ1の印刷制御装置20の機能構成を示すブロック図である。本図に示すように、印刷制御装置20は、ユーザインタフェース部21と、印刷処理部22と、消耗品管理部23とを備えている。
ユーザインタフェース部21は、操作パネル10を介して、プリンタ1の状態等をユーザに通知したり、ユーザからの指示を受け付けたりする処理を行なう。
印刷処理部22は、プリンタホストから送られた印刷データに基づく印刷を実行するために、印字機構30を制御する。具体的には、印刷データを解釈してイメージデータを生成し、印字機構30に送信する。
消耗品管理部23は、本実施例における消耗品であるトナーカートリッジ31と感光体ユニット32の使用程度に関する指標をそれぞれ求め、その結果に基づく処理を行なう。このため、トナーカートリッジ31に関する処理を行なうトナーカートリッジ管理部23aと感光体ユニット32に関する処理を行なう感光体ユニット管理部23bとを備えている。
トナーカートリッジ管理部23aは、トナーカートリッジ31の使用程度に関する指標を各トナーカートリッジ31c、31m、31y、31k毎に算出する。使用程度に関する指標は、例えば、プリンタ1で印刷した画像のトナーカートリッジ31毎の総ドット数に基づいて算出することができる。あるいは、トナーカートリッジ31毎の駆動時間に基づいて算出してもよい。さらには、トナーカートリッジ31内のトナー残量を計測するセンサを用いて算出するようにしてもよい。
また、トナーカートリッジ管理部23aは、上記のトナーカートリッジ31の使用程度に関する指標の算出処理とは別に、トナー継続カウンタを備えている。本実施形態においてトナー継続カウンタは0〜100をカウントするものとする。トナー継続カウンタは、各トナーカートリッジ31毎に備えるようにしてもよいが、本実施形態では全トナーカートリッジ31に共通のトナー継続カウンタを用いるものとする。
感光体ユニット管理部23bは、感光体ユニットの使用程度に関する指標を、例えば、感光体ドラムの回転時間、印刷ページ数、廃トナーボックスに設けられたセンサ等に基づいて算出する。
また、感光体ユニット管理部23bは、上記の感光体ユニット32の使用程度に関する指標の算出処理とは別に、感光体ユニット継続カウンタを備えている。本実施形態において感光体ユニット継続カウンタは0〜100をカウントするものとする。
つぎに、プリンタ1における消耗品の状態管理について説明する。
本実施形態では、消耗品の状態を消耗品毎に「交換の必要がない状態」「交換時期が近い状態」「交換時期である状態」「交換しなければならない状態」の4つに区分して管理する。消耗品の状態は、使用程度に関する指標に基づいて、消耗の度合いが進むにつれて、この順番に遷移する。もちろん消耗品が交換された場合には、使用程度に関する指標はリセットされ、その消耗品は「交換の必要がない状態」に戻る。
ここで、「交換の必要がない状態」は、トナーカートリッジ31ではトナー残量が十分あり、感光体ユニット32ではまったく劣化していない状態を示す。「交換時期が近い状態」は、最良の印字品質は保証されるものの、トナーカートリッジ31では残量が少なくなり始め、感光体ユニット32では劣化が近い状態を示す。「交換時期である状態」は、トナーカートリッジ31ではトナー残量がさらに少なくなり、感光体ユニット32では劣化が始まり、印刷は可能であるが最良の印字品質が保証されない状態を示す。そして、「交換しなければならない状態」は、トナーカートリッジ31ではトナー残量がほとんどなく、感光体ユニット32では劣化が進み、これ以上印刷を行なうとプリンタ1等に支障を来たすおそれがある状態を示す。
トナーカートリッジ管理部23aは、各トナーカートリッジ31c、31m、31y、31k毎に、使用程度に関する指標を算出すると、その指標に基づいて各トナーカートリッジ31c、31m、31y、31kの消耗の状態を決定する。
このため、トナーカートリッジ管理部23aには、消耗の状態を決定するための規則があらかじめ設定されている。例えば、あるトナーカートリッジ31の駆動時間の累計が所定の第1の秒数に達すると、そのトナーカートリッジ31について「交換の必要がない状態」から「交換時期が近い状態」に遷移し、さらに、駆動時間の累計が所定の第2の秒数に達すると、「交換時期である状態」に遷移し、さらに、駆動時間の累計が所定の第3の秒数に達すると、「交換しなければならない状態」に遷移するという具合である。
感光体ユニット管理部23bは、感光体ユニット32の使用程度に関する指標を算出すると、その指標に基づいて感光体ユニット32の消耗の状態を決定する。
このため、感光体ユニット管理部23bには、消耗の状態を決定するための規則があらかじめ設定されている。例えば、感光体ユニット32の感光体ドラムの回転数の累計が所定の第1の回数に達すると、感光体ユニット32について「交換の必要がない状態」から「交換時期が近い状態」に遷移し、さらに、回転数の累計が所定の第2の回数に達すると、「交換時期である状態」に遷移し、さらに、回転数の累計が所定の第3の回数に達すると、「交換しなければならない状態」に遷移するという具合である。
つぎに、プリンタ1における消耗品に関する管理処理について説明する。
本実施例においては、ある消耗品が、最良の印字品質が保証されない「交換時期である状態」となった場合でも、ユーザが印刷の継続を優先し印字品質の低下を受け入れる場合には、印刷を継続することができるようにしている。この点において、最良の印字品質を保証できなくなった場合に、印刷の継続を原則的に不可とする従来の消耗品管理処理と異なる。
ユーザが印字品質の低下を受け入れる意思表示としては、例えば、操作パネル10に設けられた印刷可スイッチ11を押すことで行なうようにする。その後、印刷のたびにユーザの意思表示を確認することはユーザにとって煩わしいため、いったん印刷可スイッチ11が押された場合には、所定の枚数の印刷の間はそのまま印刷を継続することができるようにする。なお、本実施形態では、所定の枚数を「100枚」として説明する。ただし、この数値は変更することができる。この数値に基づいて継続カウンタのカウント数の上限が定められる。また、印刷枚数のみならず、前述の使用程度に関する指標を用いてもよい。例えば、印刷した画像の総ドット数、トナーカートリッジ31の駆動時間、感光体ドラムの回転数等である。
そして、消耗品が「交換時期である状態」のまま印刷枚数が100枚に達すると、再度、ユーザに印字品質の低下を受け入れる意思表示の確認を行なうものとする。以降は、「交換時期である状態」である消耗品が交換されるか、消耗品が「交換しなければならない状態」となるまでこの処理が繰り返される。この点において、消耗品が交換時期になった場合に、印刷の都度ユーザの確認を受け付けて緊急避難的に印刷を可能としていた従来の消耗品管理処理と異なる。
図3は、トナーカートリッジ31および感光体ユニット32の使用程度に関する指標に基づく消耗品管理部23の処理の流れを説明するためのフロー図である。
本処理は、例えば、ユーザから印刷実行の指示を受け付けた場合に開始する。ただし、これに限られず、例えば、定期・不定期的、あるいは、プリンタ1の起動時等に開始するようにしてもよい。
まず、消耗品管理部23は、各消耗品の使用程度に関する指標を算出する(S101)。すなわち、トナーカートリッジ管理部23aが各トナーカートリッジ31c、31m、31y、31k毎に、使用程度に関する指標を算出し、感光体ユニット管理部23bが感光体ユニット32の使用程度に関する指標を算出する。
消耗品管理部23は、各消耗品について使用程度に関する指標を算出すると、あらかじめ定められた規則にしたがって各消耗品の消耗の状態を決定する(S102)。
そして、いずれかの消耗品が「交換しなければならない状態」であるかどうかを判断する(S103)。
その結果、「交換しなければならない状態」である消耗品が存在している場合(S103:Y)には、これ以上印刷を継続することはプリンタ1等に支障を来たすおそれがあるとして印刷の継続を不可とする(S104)。印刷不可の状態は、「交換しなければならない状態」の消耗品の交換を受け付けるまで継続する。
印刷の継続が不可で、消耗品を交換しなければならない旨は、ユーザインタフェース部21、操作パネル10を介してユーザに通知される。例えば、「交換しなければならない状態」となった消耗品がブラック(K)のトナーカートリッジ31kの場合には、操作パネル10の表示装置に「ブラックトナーカートリッジ コウカン(ケイゾクフカ)」と表示し、「交換しなければならない状態」となった消耗品が感光体ユニット32の場合には、操作パネル10の表示装置に「カンコウタイユニット コウカン(ケイゾクフカ)」と表示する。なお、(ケイゾクフカ)の表示は、別途、操作パネル10に設けられたLEDの点灯等で示すようにしてもよい。
いずれの消耗品も「交換しなければならない状態」にない場合(S103:N)には、いずれかの消耗品が「交換時期である状態」であるかどうかを判断する(S105)。
その結果、いずれの消耗品も「交換時期である状態」にない場合(S105:N)には、いずれかの消耗品が「交換時期が近い状態」であるかどうかを判断する(S106)。
その結果、いずれの消耗品も「交換時期が近い状態」にない場合(S106:N)、すなわち、すべての消耗品が「交換の必要がない状態」にある場合には、操作パネル10に警告の表示をすることなく、印刷処理を実行する(S108)。
一方、「交換時期が近い状態」である消耗品が存在している場合(S106:Y)には、その消耗品について交換時期が近づいたことをユーザに通知して、新しい消耗品の準備を促すようにする(S107)。そして、この通知を行なった上で、印刷を実行する(S108)。
この通知は、例えば、「交換時期が近い状態」となった消耗品がブラック(K)のトナーカートリッジ31kの場合には、操作パネル10の表示装置に「ブラックトナーガ スクナクナリマシタ」と表示し、「交換時期が近い状態」となった消耗品が感光体ユニット32の場合には、操作パネル10の表示装置に「カンコウタイユニット コウカン マヂカ」と表示することにより行なう。
処理(S105)で、いずれかの消耗品が「交換時期である状態」であるかどうかを判断した結果、「交換時期である状態」である消耗品が存在している場合(S105:Y)には、その消耗品に対応する継続カウンタが0あるいは100となっているかどうかを判断する(S109)。ここで、継続カウンタが0であることは、その消耗品について「交換時期が近い状態」から「交換時期である状態」に遷移したことを示している。また、継続カウンタが100であることは、ユーザが印刷の継続を優先し印字品質の低下を受け入れる意思表示をしてからの印刷枚数が100枚に達したことを示している。
その結果、継続カウンタが0あるいは100の場合(S109:Y)には、印刷の継続を優先し印字品質の低下を受け入れる意思表示の確認をするために、消耗品が交換時期であるが、印刷可スイッチ11を押すことで印刷を継続することができる旨をユーザに通知する(S110)。
この通知は、例えば、「交換時期である状態」となった消耗品がブラック(K)のトナーカートリッジ31kの場合には、操作パネル10の表示装置に「ブラックトナーカートリッジ コウカン(ケイゾクカノウ)」と表示し、「交換時期が近い状態」となった消耗品が感光体ユニット32の場合には、操作パネル10の表示装置に「カンコウタイユニット コウカン(ケイゾクカノウ)」と表示することにより行なう。なお、(ケイゾクカノウ)の表示は、別途、操作パネル10に設けられたLEDの点滅等で示すようにしてもよい。
この状態で、ユーザが印字品質の低下を避け、印刷可スイッチ11を押さずに「交換時期である状態」となった消耗品を交換した場合(S111:N)には、消耗品の交換受付処理を行なう。
一方、ユーザが印刷の継続を優先して、印刷可スイッチ11を押した場合(S111:Y)には、「交換時期である状態」となった消耗品に対応する継続カウンタをリセットする(S112)。もちろん、継続カウンタが0を示している場合にはリセットは不要である。
なお、継続カウンタは、対応する消耗品が交換された場合にもリセットする。また、継続カウンタが揮発性の記憶装置上、例えば、RAM上に設けられている場合には、プリンタ1の電源を投入するたびにリセットされる。
そして、消耗品が「交換時期である状態」であるとともに、最良の印字品質が保証されない特殊なモード(本実施形態では「エコ印刷モード」と称する)で印刷を実行していることをユーザに通知する(S113)。
この通知は、例えば、「交換時期である状態」でエコ印刷モードとなった消耗品がブラック(K)のトナーカートリッジ31kの場合には、操作パネル10の表示装置に「ブラックトナーガ スクナクナリマシタ(エコインサツチュウ)」と表示し、「交換時期である状態」でエコ印刷モードとなった消耗品が感光体ユニット32の場合には、操作パネル10の表示装置に「カンコウタイユニット コウカン マヂカ(エコインサツチュウ)」と表示することにより行なう。なお、(エコインサツチュウ)の表示は、別途、操作パネル10に設けられたLEDの点灯、その他の方法で示すようにしてもよい。
そして、この通知を行なった上で、印刷を実行し(S114)、1枚印刷する毎に、エコ印刷モードとなっている消耗品に対応する継続カウンタを1つ増やしていく(S115)。
処理(S109)で、「交換時期である状態」である消耗品に対応する継続カウンタが0あるいは100となっているかどうかを判断した結果、継続カウンタの値が1〜99であった場合(S109:N)には、消耗品が「交換時期である状態」であるとともに、最良の印字品質が保証されない特殊なモード(本実施例では「エコ印刷モード」と称する)で印刷を実行していることをユーザに通知する(S113)。
ただし、ユーザからのスイッチ操作等を待つことなく印刷を実行し(S114)、1枚印刷する毎に、エコ印刷モードとなっている消耗品に対応する継続カウンタを1つ増やしていく(S115)。
つぎに、プリンタ1におけるステータスシートの印刷について説明する。なお、ステータスシートとは、その時点におけるプリンタ1自身に関する情報、例えば、トナーの残量、印刷枚数、搭載給紙装置、印刷書式、各種設定等が印刷されたシートであり、ユーザからの指示に基づいて作成される。
本プリンタ1では、エコ印刷モードの状態に、ユーザからステータスシートの印刷命令を受け付けると、上記の情報を印刷したシートに加え、図4に示すような印字品質をチェックするための印字品質確認シートを印刷する。
印字品質確認シートは、本図に示すように、それぞれのトナーカートリッジ31に対応するイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の所定の幅を有する4本の縦ラインを1セットとして、印刷用紙の複数の箇所、例えば、左部、中央部、右部に印刷したものである。
一般に、トナーが残り少なくなってきた場合、あるいは、感光体ドラムが劣化してきた場合には、感光体ドラムの回転方向、すなわち、給紙方向に印刷ムラ等の印字品質の低下現象が表われやすくなる。
このため、トナーの各色のラインを、複数の箇所に配置して印刷することにより、どの色のトナーカートリッジ31、あるいは、感光体ユニット32について、どの程度印字品質が低下しているかを容易に判断することができるようになる。
1…プリンタ、10…操作パネル、11…印刷可スイッチ、20…印刷制御装置、21…ユーザインタフェース部、22…印刷処理部、23…消耗品管理部、30…印字機構、31…トナーカートリッジ、32…感光体ユニット
Claims (13)
- 消耗品を用いて印刷を行なう印刷装置であって、
ユーザからの指示を受け付ける入力手段と、
消耗品の使用程度の指標値を算出する指標値算出手段と、
指標値に基づいて消耗品の消耗状態を、消耗程度が少ない第1の状態、消耗の程度が進んだ第2の状態に区分ける消耗状態決定手段と、
消耗品の消耗状態が第1の状態から第2の状態に遷移した場合であっても、前記入力手段から指示を受け付けた場合には印刷の継続を可能とする制御手段とを備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記制御手段は、前記入力手段から指示を受け付けると、所定単位の印刷の間は、再度前記入力手段からの指示を待つことなく印刷を継続することを特徴とする印刷装置。 - 請求項2に記載の印刷装置において、
前記制御手段は、消耗品の消耗状態が第1の状態のまま、前記所定単位の印刷を行なった場合には、再度、前記入力手段から指示を受け付けた場合に印刷の継続を可能とすることを特徴とする印刷装置。 - 請求項2または3に記載の印刷装置において、
前記所定単位の印刷は、所定枚数の印刷、消耗品の消耗量、消耗品の使用時間、消耗品の使用度数のいずれかであることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
消耗品の消耗状態が第1の状態は、当該印刷装置における最良の印字品質が保証される状態であることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記消耗品には、トナーカートリッジが含まれることを特徴とする印刷装置。 - 請求項6に記載の印刷装置において、
消耗品の消耗状態が第2の状態の場合に、
トナーカートリッジのトナー色に対応した色で、印字品質確認用の印刷を行なう印字品質確認手段をさらに備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項7に記載の印刷装置において、
前記印字品質確認手段は、トナーカートリッジのトナー色に対応した色で、給紙方向の所定の幅のラインを、印刷用紙の複数箇所印刷することを特徴とする印刷装置。 - 請求項8に記載の印刷装置において、
前記印字品質確認手段は、前記トナーカートリッジのトナー色に対応した色のラインを、印刷用紙の少なくとも左部、中央部、右部に印刷することを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記消耗状態決定手段は、消耗品の消耗状態を、第1の状態および第2の状態に加え、さらに消耗の程度が進んだ第3の状態のいずれかに区分け、
前記制御手段は、消耗品の消耗状態が第3の状態である場合には、印刷の継続を不可とすることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
前記消耗品は、複数種類存在し、
前記指標値算出手段は、消耗品毎に指標値を算出し、
前記消耗状態決定手段は、消耗品毎に消耗状態を区分けることを特徴とする印刷装置。 - 請求項1に記載の印刷装置において、
消耗品の消耗状態を示す表示手段をさらに備えることを特徴とする印刷装置。 - 請求項12に記載の印刷装置において、
前記表示手段は、消耗品の消耗状態が第2の状態での印刷の場合には、最良の印字品質は保証されないモードでの印刷であることを示すことを特徴とする印刷装置。
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- 2003-10-17 JP JP2003357303A patent/JP2005121931A/ja not_active Withdrawn
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