JP4797368B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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本発明は、半導体素子を備えた半導体基板上に、半導体素子と電気的に接続される電極を形成した半導体装置の製造方法に関する。
従来より、半導体チップを製造するに当たり、一枚の半導体ウェハに多数のIC(例えばIGBTを含むもの)を形成する方法が実施されている。このように、半導体ウェハに多数のICを形成する場合、ICが形成されたエリアごとに半導体ウェハをダイシングして、多数のICチップに分割する必要がある。このため、半導体ウェハに多数のICを形成する場合、各ICを区画すると共に各ICチップに分割するためのカット部分となるスクライブラインが半導体ウェハに設けられる。図6に、従来の半導体装置におけるスクライブラインを示す。
図6は、従来の半導体装置の断面図である。図6に示されるように、半導体装置は、例えばIGBTが形成された半導体基板S1と、半導体基板S2上に設けられた絶縁層S2と、絶縁層S2上に形成された配線層S3と、絶縁膜S2および配線層S3上に形成された絶縁膜S4と、配線層S3および絶縁膜S4の端部を覆う電極S5と、を備えて構成されている。
図6に示される半導体装置において、絶縁層S2、配線層S3、絶縁膜S4、および電極S5が形成されておらず、半導体基板S1の表面が露出した露出部S11が設けられている。この領域が半導体ウェハをダイシングするためのスクライブラインS6となっている。
上記のような半導体装置において、半導体基板S1上に絶縁層S2、配線層S3、絶縁膜S4、および電極S5を形成した後、スクライブラインS6をダイシングすることで、半導体ウェハに形成された多数のICをICチップに分割することができるようになっている。このように半導体基板S1がダイシングされると、各半導体チップのエッジにはダイシングの際の刃に対する遊びの部分が残された状態になっており、その部位は半導体基板S1が露出した状態になっている。
スクライブラインS6が設けられる半導体装置において、無電解めっきの方法や、電極S5とこの電極S5上の下地となる配線層S3と絶縁膜S4との間のそれぞれの密着力の差を用いた方法により、フォトマスクを用いずに電極S5を形成することが発明者らによって検討されている。なぜなら、電極S5の形成にフォトマスクを用いないことで、半導体装置の製造工程や製造コストを削減できるからである。
ここで、無電解めっきとは、金属塩、錯化剤、還元剤等を配合した溶液に被めっき体を浸し、還元剤の化学的エネルギーによって金属イオンを還元し、被めっき体表面に金属皮膜を形成する方法である。
また、密着力の差を用いて電極S5を形成する方法とは、電極S5とこの電極S5の下地となる配線層S3と絶縁膜S4との間のそれぞれの密着力の差に基づいて、下地の配線層S3の上にのみ電極S5を残すものである。具体的には、下地(電極S5を形成する前の半導体装置の状態)に対して金属膜の密着力低下処理を行う。この処理では、配線層S3に対する金属膜(後の電極S5)の密着力を強めると共に、絶縁膜S4に対する金属膜の密着力を弱め、絶縁膜S4上に形成された金属膜を剥離して電極S5を形成する。つまり、下地の材質(図6でいう配線層S3および絶縁膜S4)とこれから形成する電極S5の材質との密着力の差を利用して金属膜(すなわち電極層)のパターンを形成する方法である。
これらの方法によって電極S5を形成する場合、スクライブラインS6のような電極S5を形成させたくない半導体基板S1の露出部S11において、以下のような問題が発生することが、発明者らによって明らかとなった。
無電解めっきで電極S5を形成する場合、配線層S3上においてスクライブラインS6などの半導体基板S1の露出部S11が電極S5の近くにあると、半導体基板S1の露出部S11の影響を受けて配線層S3上に形成される電極S5の膜厚ばらつきが大きくなるという問題がある。また、Auなどの貴金属を用いる場合、電極S5以外に半導体基板S1の露出部S11にも貴金属が析出することになるため、めっき液の貴金属イオンの消費が必要以上に増加し、コスト増になるという問題がある。
また、下地の密着力の差を利用して電極S5を形成する場合、半導体基板S1の露出部S11によって絶縁膜S4のパターンが分断されると、剥離しなければならない金属膜の起点(剥がれ始める場所)の数が増えるため、剥がさなければならない金属膜の数が増える。このため、剥がれない金属膜によって、電極S5形成の歩留まりが低下する問題もある。
さらに、下地の密着力の差を利用して電極S5を形成する場合には、半導体基板S1の露出部S11が例えばスクライブラインS6などの半導体基板S1の露出部S11のように比較的深い溝であると、半導体装置においてその深い溝と比較的浅い段差部とが混在して電極不要部分(つまり、電極S5にならない金属膜)を剥離する条件ウィンドウが狭くなる問題がある。
本発明は、上記点に鑑み、フォトマスクを用いずに電極層を形成するようにした半導体装置において、電極層以外の場所に半導体基板を露出させない構造を有する半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、縦型の複数の半導体素子が形成された半導体基板(1、2)を用意し、この半導体基板の表面に金属層(20)を形成する工程と、半導体素子が形成された領域を覆うようにレジスト(30)を形成する工程と、このレジストを用いて金属層のエッチングを行い、配線層(10)を形成すると共にスクライブラインにおける半導体基板を配線層から露出させる工程と、配線層および半導体基板の表面全体に樹脂膜(40)を形成する工程と、配線層の表面の一部を露出し、かつ、スクライブラインおよび電極不要部を含む半導体基板の表面を覆うようにレジスト(50)を形成する工程と、このレジストを用いて樹脂膜のエッチングを行い、配線層の表面の一部を露出し、かつ、スクライブラインおよび電極不要部を含む半導体基板の表面を覆う絶縁保護膜(11)を形成する工程と、配線層が露出した領域に、レジストを用いない無電解めっきの方法により電極層(12)を形成する工程と、を含んでいることを特徴としている。
このように、配線層および半導体基板の表面全体に樹脂膜を形成する。さらに、樹脂層において電極層を形成する部位を除去することで絶縁保護膜を形成する。これによると、半導体基板および配線層の表面において電極層が形成される部位を除き、スクライブラインのような半導体基板が露出した場所や配線層上に形成される絶縁保護膜を一体化させることができる。したがって、無電解めっきによって電極層を形成する際、絶縁保護膜から露出した配線層の表面のみに電極層を形成することができる。
無電解めっきの方法により電極層を形成しているため、レジストを用いて電極層を形成する場合に比べ、製造工程および製造コストを削減することができる。
また、配線層の表面の一部のみに電極層を形成することができるため、各配線層の表面において金属析出量に差を生じさせないようにすることができる。これにより、半導体装置において多数形成される電極層の膜厚ばらつきを抑制することができる。これに伴い、めっき液の貴金属イオンの消費を抑制することができ、コストを低減できる。
請求項2に記載の発明では、電極層を形成する工程では、めっき液として、亜硫酸型のノンシアンAuめっきを用いることを特徴としている。このように、無電解めっきにより電極層を形成する際、シアンを含まない亜硫酸型のノンシアンAuめっきを用いる。これにより、廃液処理を容易に行うことができ、製造工程を削減することができる。
請求項に記載の発明では、配線層上に電極層(12)を形成する工程は、半導体基板に設けられたスクライブラインに沿ってダイシングする工程を含んでいることを特徴としている。このように、半導体基板をスクライブラインに沿ってダイシングする。これにより、前記半導体基板を複数のチップに分割することができる。また、スクライブライン上には金属膜が残されていないため、その金属膜によってダイシング用の刃の刃こぼれを防止できる。
請求項4に記載の発明では、縦型の複数の半導体素子が形成された半導体基板(1、2)を用意し、この半導体基板の表面に金属層(20)を形成する工程と、半導体素子が形成された領域を覆うようにレジスト(30)を形成する工程と、このレジストを用いて金属層のエッチングを行い、配線層(10)を形成すると共にスクライブラインにおける半導体基板を配線層から露出させる工程と、配線層および半導体基板の表面全体に樹脂膜(40)を形成する工程と、配線層の表面の一部を露出し、かつ、半導体基板上をそれぞれが少なくともひとつの半導体素子を含む複数の半導体装置の領域毎に区画するスクライブライン(SL)および電極不要部を含む半導体基板の表面を覆うようにレジスト(50)を形成する工程と、このレジストを用いて樹脂膜のエッチングを行い、配線層の表面の一部を露出し、かつ、スクライブラインおよび電極不要部を含む半導体基板の表面を覆う絶縁保護膜(11)を形成する工程と、配線層が露出した領域に、レジストを用いない無電解めっきの方法により電極層(12)を形成する工程と、半導体基板(1、2)をスクラブラインに沿って複数の半導体装置に分離させる工程と、を含んでいることを特徴としている。
これによると、請求項1に示される発明にて得られる効果と同様の効果を、1つのチップとしての半導体装置として得ることができる。
請求項に記載の発明では、電極層を形成する工程では、めっき液として、亜硫酸型のノンシアンAuめっきを用いることを特徴としている。これにより、シアンを含まない亜硫酸型のノンシアンAuめっきを用いることから、廃液処理を容易に行うことができ、製造工程を削減することができる。
請求項に記載の発明では、半導体基板を複数の半導体装置に分離させる工程は、半導体基板に設けられたスクライブラインに沿ってダイシングする工程を含んでいることを特徴としている。これにより、半導体基板を複数のチップに分割することができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
(第1実施形態)
以下、本発明の第1実施形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の一実施形態に係る半導体装置の概略断面図である。図1に示されるように、半導体装置100は、P型基板1の主表面上にN型ドリフト層2を形成した半導体基板1、2を用いて形成されたものである。
本実施形態では、半導体基板1、2に多数のIGBTが形成されている。N型ドリフト層2の表層部にはP型ベース層3が形成され、P型ベース層3の表層部にはN型ソース層4が形成されている。これら、N型ソース層4とP型ベース層3とを貫通してN型ドリフト層2に達するようにトレンチ5が形成され、このトレンチ5の内壁表面にゲート絶縁膜6とゲート層7とが順に形成され、これらトレンチ5、ゲート絶縁膜6、ゲート層7からなるトレンチゲート構造が構成されている。また、N型ソース層6の一部とトレンチゲート構造とが絶縁膜8にて覆われている。P型基板1の裏面には、当該裏面と接するようにコレクタ電極9が形成されている。
上記半導体基板1、2として、その厚みが30〜200μmのものが用いられる。半導体基板1、2の厚みの下限は、半導体素子を形成するために必要な厚みを確保するため30μmとなっている。一方、半導体基板1、2の厚みの上限は、半導体基板1、2に形成される半導体素子のオン抵抗が下がることで素子の発熱が低減されて半導体素子で扱える電流の幅が広がり、半導体素子に大電流が流せるようになることから、200μmとなっている。
また、本実施形態では、半導体基板1、2の直径が5インチ以上のものを採用している。これは、1枚の半導体基板1、2当たりに形成できる半導体チップの数を確保するためであり、コスト減の効果を期待できる。
さらに、図1に示されるように、半導体基板1、2においてIGBTが形成されていない部位がある。この部位は、半導体装置100が形成された後に、半導体基板1、2をチップにダイシングするためのスクライブラインSLになっている。このスクライブラインSLの幅は、例えば200μm程度である。
さらに、半導体装置100において、IGBTの表面に配線層10と、配線層10の表面の一部およびスクライブラインSL上に絶縁保護膜11と、絶縁保護膜14から露出した配線層11の表面に電極層12と、が形成され、絶縁保護膜11の端部および電極層12を覆う電極部13が形成されている。
配線層10は、P型基板1の表面において、複数のトレンチゲート構造上にまたがるように形成され、P型ベース層4とN型ソース層4に接するように形成され、多数のIGBTを共通に接続している。この配線層10は、膜厚が5〜6μmとされ、例えばAl−Si−Cu等のAlを主成分とするAl合金からなる金属材料で例えばスパッタリングにより形成される。
絶縁保護膜11は、配線層10の表面の一部およびスクライブラインSLを覆う有機絶縁膜である。このような絶縁保護膜11に、例えばポリイミドが採用され、その厚みは例えば10μmになっている。
電極層12は、絶縁保護膜14から露出した配線層11の表面に形成され、配線層10と電気的に接続される導電層である。このような電極層12に、NiやTiが採用される。詳しくは、この電極層12上に電極部13を無電解めっきの方法により形成する場合、電極層12にNiを採用し、密着力の差を利用する方法により形成する場合、電極層12にTiを採用する。
本実施形態では、電極部13を無電解めっきの方法により形成するため、電極層12にNiを採用する。Niを電極層12として採用する場合、電極層12の厚さは例えば3μmである。
電極部13は、半導体基板1、2内の素子と外部回路とを電気的に接続する接続部となるものであり、例えばワイヤがはんだ付けされる部位である。このような電極部13は、印刷の方法により電極層12上に形成される。また電極部13に例えばAuが採用され、その厚みは50〜100nmである。以上が、本実施形態に係る半導体装置100の構成である。
次に、図1に示される半導体装置100の製造工程を図2〜図4を参照して説明する。
まず、P型基板1の主表面上にN型ドリフト層2を形成させた半導体基板1、2を用意しIGBTを形成する。製造工程図は示さないが、N型ドリフト層2の表層部にP型ベース層3とN型ソース層4とを形成する。そして、N型ソース層4とP型ベース層3とを貫通してN型ドリフト層2に達するようにトレンチ5を形成し、このトレンチ5の内壁表面にゲート絶縁膜6とゲート層7とを形成する。また、N型ソース層4の一部とトレンチ5を覆う絶縁膜8を形成する。
そして、図2(a)に示す工程では、IGBTが形成された基板の主表面側に5〜6μmの厚さの金属層20を例えば蒸着の方法により形成する。この金属層20には、Alなどの材料が用いられる。
図2(b)に示す工程では、この金属層20の表面にフォトレジスト30を塗布して、露光によってパターニングする。これにより、フォトレジスト30のうちスクライブラインSLとなる領域を開口させる。こうして、半導体基板1、2上に多数形成される半導体素子を区画する。
図2(c)に示す工程では、このフォトレジスト30をマスクとしてウェットエッチングを行い、金属層20をパターニングして、スクライブラインSL以外の領域に配線層10を形成する。このとき、ウェットエッチング工程により、金属層20がサイドエッチングされるので、フォトレジスト30の開口部の内側まで金属層20が除去される。その後、フォトレジスト30を除去する。
次に、図2(d)に示す工程では、絶縁保護膜11を形成する。具体的には、半導体基板1、2上に液状のポリイミドを塗布し、スピンコートすることで樹脂膜40を形成する。これにより、配線層11は完全に樹脂膜40に覆われる。つまり、スクライブラインSLのような電極を形成しない基板露出部の領域は、樹脂膜40にて覆われることとなる。
図3(a)に示す工程では、樹脂膜40の表面にフォトレジスト50を塗布して、露光によってパターニングする。これにより、フォトレジスト50のうち電極層12となる領域を開口させる。
図3(b)に示す工程では、このフォトレジスト50をマスクとしてエッチングを行い、樹脂膜40をパターニングして絶縁保護膜11を形成すると共に、電極層12が形成される領域を開口する。この後、フォトレジスト50を除去する。
図3(b)に示される工程の後、本実施形態では、上述のように、電極層12を無電解めっきの方法により形成する。無電解めっきにて電極層12を形成するため、図3(b)に示される工程を終了した後、無電解めっきのための前処理を行う。
まず、図3(b)に示されるように、絶縁保護膜11が開口した領域には、配線層10であるAlが露出した状態になっている。配線層10の表面には、Alが酸化してできた酸化膜が形成されてしまっているため、エッチングにより酸化膜を除去する。
この後、Alの配線層10の表面にジンケート処理を行う。具体的には、図3(b)の工程を終えた半導体基板1、2を亜鉛を含む溶液に浸し、めっきする部位に亜鉛を付着させる。この亜鉛付着処理は、この後に行う無電解めっきのめっき反応をスタートさせるための処理である。ここまでが前処理となる。
上記前処理を行った後、図4(a)に示す工程では、配線層10の表面に電極層12としてNiを無電解めっきにより形成する。無電解めっきを行う際、めっき液として、亜硫酸型のノンシアンAuめっきを用いる。これはシアンを含まないめっき液であり、容易に廃液処理できるものである。そして、上記前処理を行った半導体基板1、2をめっき液に浸すと、配線層10の表面に付着した亜鉛によってめっき反応が開始する。こうして、3μmのNiの電極層12が形成される。
この後、図示しないが、電極層12の表面に、めっきの方法によりAu層を形成する。このAu層は例えば50〜100nmである。このAu層は、次の工程で電極部13を電極層12の表面に密着させるためのぬれ層となるものである。
そして、図4(b)に示す工程では、電極層12の領域が開口するようにパターニングされたマスク60を半導体基板1、2上に配置し、溶融状態のはんだ(例えばスズ)を印刷の方法により塗布することで電極部13を形成する。このとき、はんだは200℃以上になっているため、電極層12の表面に形成されたAu層は、はんだの熱によって溶融し、はんだに吸収される。このようにして、電極層12の表面に電極部13が形成される。以上のようにして、図1に示される半導体装置100が完成する。
この後、図示しないが、半導体基板1、2をスクライブラインSLに沿ってダイシングすることで、半導体基板1、2を多数の半導体チップに分割する。
以上、説明したように、本実施形態では、絶縁保護膜11を形成する際に、配線層10および半導体基板1、2の表面全体に樹脂膜40を形成することで、スクライブラインSLを覆っている。これにより、絶縁保護膜11によってスクライブラインSLを覆うことができ、スクライブラインSLにおいて半導体基板1、2を露出させないようにできる。
樹脂膜40を形成する際、配線層10において電極層12が形成される部位を除き、半導体基板1、2および配線層10の表面に絶縁保護膜11を形成している。これにより、スクライブラインSLのような半導体基板1、2が露出した場所や配線層10上に形成される絶縁保護膜11を一体化させることができる。したがって、無電解めっきによって電極層12を形成する際、絶縁保護膜11から露出した配線層10の表面のみに電極層12を形成することができる。
また、無電解めっきにより電極層12を形成する際、シアンを含まない亜硫酸型のノンシアンAuめっきを用いる。これにより、廃液処理を容易に行うことができ、製造工程を削減することができる。
(第2実施形態)
本実施形態における半導体装置100の基本構造は、第1実施形態(図1参照)と同様であるため、異なる部分についてのみ説明する。本実施形態における半導体装置100の製造方法は、第1実施形態に対して、図3(b)に示す工程まで同様であるが、配線層10の表面に形成する電極層12の形成方法が第1実施形態と異なる。以下、本実施形態の電極層12の製造方法について図7を用いて説明する。
図3(b)に示す工程まで行って、電極層12が形成される領域を開口した絶縁保護膜11を形成する。本実施形態では、絶縁保護膜11を形成する際、配線層10の表面に形成された絶縁保護膜11の面と、スクライブラインSL上に形成された絶縁保護膜11の面と、の高さの差が10μm以下になるように絶縁保護膜11を形成する。これは、後で詳しく説明するが、この絶縁保護膜11上に電極層12を形成するための金属層を形成した際に、絶縁保護膜11上に形成された金属層を除去しやすくするためである。なお、この高さの差は0μmであることが好ましい。
絶縁保護膜11を形成した後、電極層12を形成するための前処理を行う。本実施形態では、前処理は真空中(ドライ)でなされる。具体的に、配線層10の表面に形成された酸化膜をプラズマ処理によって除去すると共に、絶縁保護膜11および絶縁保護膜11から露出した配線層10の表面をフッ化させる。つまり、フッ素系ガス(例えばCF)と酸素ガスとの混合ガスを絶縁保護膜11および絶縁保護膜11から露出した配線層10の表面に吹き付ける。これにより、絶縁保護膜11から露出する配線層10表面の酸化膜を除去した後、配線層10および絶縁保護膜11の表面にフッ素を付着させて、配線層10および絶縁保護膜11の表面にフッ化層を形成する。なお、プラズマ処理に酸素ガスを用いるのは、フッ素のラジカルの寿命を延ばす効果があるからである。
ここで、プラズマ処理を行い、配線層10上の酸素を除去する。さらに真空中で連続して絶縁保護膜11および配線層10の表面にフッ化層を形成すると、配線層10上の酸素の大部分がフッ素に置換され、配線層10上はフッ素と酸素とが混在した状態になる。一方、絶縁保護膜11の表面にはフッ素の濃度が高い層が形成される。以上が、本実施形態において電極層12を形成するための前処理である。
上記前処理を行った後、図5に示す工程では、配線層10上に電極層12を形成する。まず、フッ化層70の表面に100nmの厚さの金属層80を例えばスパッタリングの方法により形成する。この金属層80に、Tiなどの材料が用いられる。そして、金属層80の表面にスパッタリングによって50〜100nmの厚さのAu層90を形成する。この後、Au層90に液体である水を噴射して配線層10の表面に電極層12のパターンを形成する。具体的には、以下のようにして電極層12を形成する。
まず、円板状の半導体基板1、2においてその中心軸を中心に回転させる。そして、半導体基板1、2上に形成されたAu層90の上部からノズルを介して半導体基板1、2側に水を噴射し、絶縁保護膜11上の金属膜80およびAu層90を吹き飛ばす。このとき、ノズルは、半導体基板1、2の面方向に揺動される。これにより、半導体基板1、2表面に水を均一に吹き付けることができる。また、液体として有機溶剤を用いずに水を用いていることから、廃液処理が容易になり、工程数を削減できる。
本実施形態では、ノズルから噴射する水の圧力を0.2〜20MPaに設定している。水圧の下限値を0.2MPaとしているのは、水圧がこの値より小さくなるとAu層90の下層(金属層80)を吹き飛ばせないからである。一方、水圧の上限値を20MPaとしているのは、水圧がこの値より大きくなると水圧によって半導体基板1、2が破壊されたり、スパッタ層(金属層80、Au層90)、電極層12が削れてしまうからである。
上述のように、半導体基板1、2上、すなわちAu層90上にノズルから加圧された水が吹き付けられると、絶縁保護膜11上に形成された金属膜80およびAu層90が吹き飛ばされる。これは、絶縁保護膜11表層のフッ化層70内に結合力が弱い部位が生じる(すなわち、密着力が弱い)ためである。したがって、質量のあるもの、すなわち水がAu層90に当てられると、カーボンとフッ素との結合が破れる。つまり、絶縁保護膜11上のフッ化層70が剥がれ、絶縁保護膜11上に金属膜80およびAu層90は残らないのである。
一方、配線層10上のフッ化層70においては、上述のように酸素が混在した状態になっている。この状態で金属膜80がスパッタリングにより形成されると、スパッタリングによる熱によって配線層10上のフッ素が金属膜80に移動する。これにより、配線層10上において、金属膜80が配線層10と金属結合する。このため、配線層10と金属膜80との結合力は強くなる(すなわち、密着力が強い)。したがって、水が配線層10上の金属膜80およびAu層90に噴射されても、これら配線層10上の金属膜80およびAu層90は吹き飛ばされずに配線層10上に残るのである。
このように、金属膜80の、配線層10または絶縁保護膜11に対する密着力の差を利用することで、絶縁保護膜11上の金属膜80を容易に除去できる。また、スクライブラインSL上に絶縁保護膜11が形成されているため、半導体基板1、2において絶縁保護膜11から露出した配線層10以外の領域では金属膜80およびAu層90が連結した状態、すなわち繋がった状態になっている。したがって、絶縁保護膜11上の金属膜80およびAu層90を除去する際、Au層90に水が当てられて、絶縁保護膜11上のいずれかの場所から金属膜80が剥がれると、その場所が起点となって絶縁保護膜11上の金属膜80が繋がったまま絶縁保護膜11から剥がれ始める。これにより、絶縁保護膜11上から金属膜80を剥がしやすくすることができ、半導体装置100の歩留まりを向上させることができる。
こうして絶縁保護膜11上の金属膜80が除去されると、図4(a)に示されるように配線層10上に電極層12が形成された状態となる。この後、第1実施形態と同様に図4(b)に示される工程を行うことで、図1に示される半導体装置100が完成する。
以上、説明したように、本実施形態では、半導体装置100において、レジストを用いずに、絶縁保護膜11または配線層10に対する電極層12の密着力の差によって電極層12を形成している。また、電極層12が形成された部位を除き、絶縁保護膜11が連続して形成された状態になっている。これにより、電極層12を形成する際、絶縁保護膜11上のいずれかの場所から金属膜80が剥がれると、その場所を起点として絶縁保護膜11上の金属膜80を繋げたまま絶縁保護膜11から剥がすことができる。このようにして、絶縁保護膜11上の金属膜80を確実に剥がすことができ、半導体装置100の歩留まりを向上させることができる。
上記プラズマ処理においては、配線層10上の酸化膜を除去した後に行うフッ化のためフッ素系ガス(例えばCF)および酸素ガスを用いている。これにより、絶縁保護膜11から露出する配線層10表面の酸化膜を除去した後、配線層10および絶縁保護膜11の表面にフッ素を付着させて、配線層10および絶縁保護膜11の表面にフッ化層を形成することができる。
また、金属膜80を吹き飛ばす工程においては、ノズルから噴射する水の圧力を0.2MPa以上としている。これにより、絶縁保護膜11上のフッ化層70および金属層80を確実に吹き飛ばすことができる。さらに、半導体装置100においては、配線層10およびスクライブラインSL上の絶縁保護膜11によってできる段差が10μm以下となるように絶縁保護膜11が形成されている。これにより、電極層12を形成する際、スクライブラインSLの場所のように、絶縁保護膜11が溝や孔になっている場所に形成された金属膜80を確実に吹き飛ばすことができる。
なお、上述のように、絶縁保護膜11上の金属膜80は剥がれ、絶縁保護膜11から露出した配線層10上の金属膜80は金属層12として残る。これは、前処理において、配線層10上に存在する酸素がフッ素と置換して、酸素とフッ素が混在する状態になると考えられ、このような推定に基づいている。これは、実験結果から推測できるものであり、本実施形態では、この実験結果に基づいて半導体装置100を製造している。
(他の実施形態)
上記第1、第2実施形態では、半導体基板1、2に形成される素子としてIGBTを例に説明したが、形成される素子はどんな素子であっても構わない。
上記第1、第2実施形態では、電極部13を印刷の方法により形成しているが、他の方法により形成しても構わない。
本発明の第1実施形態に係る半導体装置の概略断面図である。 図1における半導体装置の製造工程を示した図である。 図2に続く半導体装置の製造工程を示した図である。 図3に続く半導体装置の製造工程を示した図である。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法において、図3に続く半導体装置の製造工程を示した図である。 従来の半導体装置の断面図である。
符号の説明
1…P型基板、2…N型ドリフト層、10…配線層、11…絶縁保護膜、
12…電極層、13…電極部、SL…スクライブライン。

Claims (6)

  1. 半導体基板(1、2)にIGBTとしての素子構造が形成されていると共に、前記半導体基板の表面側に配線層(10)が形成され、前記半導体基板の裏面側に裏面電極(9)が形成されており、前記配線層と前記裏面電極との間の前記素子構造に電流を流してなる縦型の複数の半導体素子が形成されると共に、前記半導体素子を区画するスクライブライン(SL)が設けられた半導体装置の製造方法において、
    前記複数の半導体素子が形成された半導体基板(1、2)を用意し、この半導体基板の表面に金属層(20)を形成する工程と、
    前記半導体素子が形成された領域を覆うようにレジスト(30)を形成する工程と、
    このレジストを用いて前記金属層のエッチングを行い、前記配線層(10)を形成すると共に前記スクライブラインにおける前記半導体基板を前記配線層から露出させる工程と、
    前記配線層および前記半導体基板の表面全体に樹脂膜(40)を形成する工程と、
    前記配線層の表面の一部を露出し、かつ、前記スクライブラインおよび電極不要部を含む前記半導体基板の表面を覆うようにレジスト(50)を形成する工程と、
    このレジストを用いて前記樹脂膜のエッチングを行い、前記配線層の表面の一部を露出し、かつ、前記スクライブラインおよび電極不要部を含む前記半導体基板の表面を覆う絶縁保護膜(11)を形成する工程と、
    前記配線層が露出した領域に、レジストを用いない無電解めっきの方法により電極層(12)を形成する工程と、を含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 前記電極層を形成する工程では、めっき液として、亜硫酸型のノンシアンAuめっきを用いることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記配線層上に電極層(12)を形成する工程は、前記半導体基板に設けられた前記スクライブラインに沿ってダイシングする工程を含んでいることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 半導体基板(1、2)にIGBTとしての素子構造が形成されていると共に、前記半導体基板の表面側に配線層(10)が形成され、前記半導体基板の裏面側に裏面電極(9)が形成されており、前記配線層と前記裏面電極との間の前記素子構造に電流を流してなる縦型の半導体素子が形成された半導体装置の製造方法において、
    前記複数の半導体素子が形成された半導体基板(1、2)を用意し、この半導体基板の表面に金属層(20)を形成する工程と、
    前記半導体素子が形成された領域を覆うようにレジスト(30)を形成する工程と、
    このレジストを用いて前記金属層のエッチングを行い、前記配線層(10)を形成すると共に前記スクライブラインにおける前記半導体基板を前記配線層から露出させる工程と、
    前記配線層および前記半導体基板の表面全体に樹脂膜(40)を形成する工程と、
    前記配線層の表面の一部を露出し、かつ、前記半導体基板上をそれぞれが少なくともひとつの半導体素子を含む複数の半導体装置の領域毎に区画するスクライブライン(SL)および電極不要部を含む前記半導体基板の表面を覆うようにレジスト(50)を形成する工程と、
    このレジストを用いて前記樹脂膜のエッチングを行い、前記配線層の表面の一部を露出し、かつ、前記スクライブラインおよび電極不要部を含む前記半導体基板の表面を覆う絶縁保護膜(11)を形成する工程と、
    前記配線層が露出した領域に、レジストを用いない無電解めっきの方法により電極層(12)を形成する工程と、
    前記半導体基板(1、2)を前記スクラブラインに沿って複数の半導体装置に分離させる工程と、を含んでいることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記電極層を形成する工程では、めっき液として、亜硫酸型のノンシアンAuめっきを用いることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記半導体基板を複数の半導体装置に分離させる工程は、前記半導体基板に設けられた前記スクライブラインに沿ってダイシングする工程を含んでいることを特徴とする請求項4または5に記載の半導体装置の製造方法。
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