JP4796560B2 - 巻線型コイル部品 - Google Patents

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Description

本発明は、両端に鍔部を備えた巻芯部に第1及び第2の巻線が巻回された巻線型コイル部品に関し、更に具体的には、巻線間の絶縁性の改善に関するものである。
ドラム型コアの巻芯部に2本の巻線を巻回したコモンモードチョークコイルは、各種電子機器のノイズ対策部品として用いられている。従来の巻線型コイル部品は、巻線が巻回される巻芯と、その両端に配置された鍔部とを含むコア部材を有しており、前記巻芯に巻回された巻線の端部が、前記鍔部に形成された端子電極に接続された構造となっている(例えば、下記特許文献1)。
特開2004−63697号公報
通常、前記巻線は、銅線などの線材を絶縁被覆したものであり、その端部が熱圧着などの手段によって端子電極に接合されているが、該接合部付近では、前記絶縁被覆が溶けて剥離することもあるため、2本の巻線の位置が近いとショートするおそれがある。従来は、接合部近傍での線材のショートを防止するために、巻線を引き回したり、2本の巻線の巻回密度を低くしているが、構造が複雑になったり、高い特性が得られなくなることがある。
本発明は、以上の点に着目したもので、その目的は、構造を複雑にしたり巻線の巻回密度を低くすることなく、接合部近傍における巻線のショートを防止することができる巻線型コイル部品を提供することである。
前記目的を達成するため、本発明は、巻芯部の両端に鍔部が設けられたコアと、前記巻芯部に巻回される第1及び第2の巻線と、前記両端の鍔部に形成されており前記第1及び第2の巻線の端部がそれぞれ接続される端子電極とを備えた巻線型コイル部品であって、前記巻芯部は略直方体形状であり、該巻芯部の一方の側面には一方の鍔部の内面側に、また、前記巻芯部の他方の側面には他方の鍔部の内面側に、前記側面の端部のほぼ全長に亘って、前記第1及び第2の巻線間の電気的絶縁が可能な距離を形成するための凸状の段差を設けるとともに、前記第1の巻線の一方の端部が前記巻芯部の一方の側面の前記段差の頂部を通過して前記端子電極に接続され、前記第2の巻線の一方の端部が前記巻芯部の一方の側面の前記段差を通過せずに前記端子電極に接続され、かつ、前記第2の巻線の他方の端部が前記巻芯部の他方の側面の前記段差の頂部を通過して前記端子電極に接続され、前記第1の巻線の他方の端部が前記巻芯部の他方の側面の前記段差を通過せずに前記端子電極に接続されることを特徴とする。
の形態は、前記巻芯部の側面と段差の頂部が、斜面又は曲面を介して連続していることを特徴とする。更に他の形態は、前記巻芯部の側面が、軸方向断面において湾曲していることを特徴とする。更に他の形態は、前記段差が、前記第1及び第2の巻線の径の1/2以上の幅及び高さを有することを特徴とする。更に他の形態は、前記両端の鍔部同士が、板状磁性コアで連結されたことを特徴とする。本発明の前記及び他の目的,特徴,利点は、以下の詳細な説明及び添付図面から明瞭になろう。
本発明は、両端に鍔部が設けられた巻芯部に第1及び第2の巻線が巻回され、該巻線の端部が前記鍔部に設けられた端子電極に接続された巻線型コイル部品において、前記巻芯部が略直方体形状であり、該巻芯部の一方の側面には一方の鍔部の内面側に、また、前記巻芯部の他方の側面には他方の鍔部の内面側に、前記側面の端部のほぼ全長に亘って、前記第1及び第2の巻線間の電気的絶縁が可能となる距離を形成するための凸状の段差を設ける。そして、前記第1の巻線の一方の端部が前記巻芯部の一方の側面の前記段差の頂部を通過して前記端子電極に接続され、前記第2の巻線の一方の端部が前記巻芯部の一方の側面の前記段差を通過せずに前記端子電極に接続され、かつ、前記第2の巻線の他方の端部が前記巻芯部の他方の側面の前記段差の頂部を通過して前記端子電極に接続され、前記第1の巻線の他方の端部が前記巻芯部の他方の側面の前記段差を通過せずに前記端子電極に接続することとした。このため、巻線の引出構造を複雑にしたり、巻線の巻回密度を低くすることなく、端子電極との接合部近傍の巻線間距離を広げることができ、第1及び第2の巻線がショートするのを防止できるという効果が得られる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、実施例に基づいて詳細に説明する。
最初に、図1を参照しながら本発明の実施例1を説明する。図1(A)は、本実施例の巻線型コイルの外観斜視図,図1(B)は前記(A)を矢印F1方向から見た平面図,図1(C-1)はコアを前記矢印F1方向から見た平面図,図1(C-2)は前記コアを前記(A)の矢印F2方向から見た側面図,図1(D)は前記(C-2)を#A−#A線に沿って切断し矢印方向に見た断面図である。図1に示すように、本実施例の巻線型コイル10は、巻芯部14の両端に鍔部16,18を備えたコア12と、前記巻芯部14に巻回された第1の巻線28及び第2の巻線30と、前記鍔部16の側面16Aに形成された端子電極24A及び26Aと、前記鍔部18の側面18Aに形成された端子電極26B,28Bにより構成されている。
前記コア12の巻芯部14の側面14Aには、図1(C-1)に示すように、一方の鍔部16の内面17寄りに、凸状の段差20が形成されている。また、前記巻芯部14の側面14Bには、他方の鍔部18の内面19側に、凸状の段差22が形成されている。以上のような構成の巻芯部14には、第1の巻線28及び第2の巻線30が同一方向に巻回される。なお、所望の特性が得られるようであれば、第1の巻線28と第2の巻線30の間隔の取り方は任意である。前記第1の巻線28の一方の端部28Aは、前記段差20の頂部を通過するように端子電極24Aに固定され、他方の端部28Bは、前記端子電極24Bに接続されている。同様に、第2の巻線30の一方の端部30Aは、端子電極26Aに接続され、他方の端部30Bは、前記段差22を通過するように端子電極26Bに接続されている。
前記巻線端部28A,28B,30A,30Bと、端子電極24A,24B,26A,28Bは、例えば、熱圧着などの手段により接合されるが、その際に、巻線28,30の線材の被覆材が剥離する。しかしながら、本実施例では、前記接合部近傍において、第1の巻線28と第2の巻線30の一方が、段差20及び22を通過するように位置固定されているため電気的絶縁が可能となり、ショートを防止することができる。なお、前記段差20,22は、例えば、前記巻線28,30の線材の径の1/2以上の幅及び1/2以上の高さとなるように形成されている。
次に、本実施例の巻線型コイル部品10の製造手順を説明する。バインダーを混合したセラミック粉末を、金型でプレスして略直方体とし、その後に切削加工し、未焼成のコア用素体を得る。または、所定の形状になるように金型プレスし、未焼成のコア用素体を得る。そして、未焼成のコア用素体を焼成し、コア用素体を用意する。次に、コア用素体の鍔部の接合位置にペースト塗布後にメッキを行い、端子電極24A,24B,26A,26Bを形成する。そして、2本の導線を巻き線して、前記端子電極24A,24B,26A,26Bに端部を圧着接合することにより、前記巻線型コイル部品10が得られる。このとき、上述したように、第1の巻線28と第2の巻線30の一方が、前記段差20及び22を通過するように位置固定する。前記コア12としてのセラミックは、例えば、NiZnフェライト,MnZnフェライト,アルミナが用いられ、端子電極24A,24B,26A,26Bとしては、例えば、AgにNi,Snでメッキしたものが用いられる。また、前記巻線28,30の線材としては、Cuが用いられ、その被覆材としては、例えば、ウレタンが用いられる。
このように、実施例1によれば、両端に鍔部16,18を備えた巻芯部14に、前記鍔部16,18の内面17,19側に凸状の段差20,22を設ける。そして、前記巻芯部14に巻回した第1の巻線28の端部28Aと第2の巻線の端部30Bを、前記段差20,22の頂部を通過させて端子電極24A,26Bに接続し、他方の端部28B及び30Aを、前記段差20,22を通過させずに端子電極24B,26Aに接続することとした。このため、巻線28,30の引出構造を複雑にしたり巻回密度を低くしたりすることなく、端子電極との接合部近傍の巻線間距離を広げることができ、前記巻線28,30の絶縁被覆が剥離してもショートを防止できるという効果がある。
次に、図2を参照しながら本発明の実施例2を説明する。図2(A-1)は実施例2の巻線型コイルの斜視図,(A-2)は平面図,(B)は本実施例の変形例の巻線型コイルの平面図,(C)は変形例の巻線型コイルの外観斜視図である。なお、上述した実施例1と同一ないし対応する構成要素には同一の符号を用いることとする。まず、図2(A-1)及び(A-2)に示す巻線型コイル40は、巻芯部14に段差20及び22を有するとともに両端に鍔部42及び44を備えたコア12Aに、巻線28及び30を巻回した構造となっている。前記鍔部42には、一つの側面(例えば、実装時の低面側)の略中央に設けられた凹部46によって、1組の分離した脚部50A,50Bが形成されている。他方の鍔部44にも同様に、一つの側面の略中央に設けられた凹部48によって、1組の分離した脚部52A,52Bが形成されている。そして、前記脚部50A,50B,52A,52Bには、端子電極54A,56A,54B,56Bが形成されており、巻線端部28A,30A,28B,30Bがそれぞれ接続されている。
前記巻線28,30は、前記実施例1と同様に、巻線端部28A側が前記段差20の頂部を通過して端子電極54Aに固定され、巻線端部30Bが前記段差22の頂部を通過して端子電極56Bに接続されている。このように、本実施例によれば、鍔部42,44に凹部46,48を設けて、巻線端部との接合部を分離する構造としたので、前記実施例1よりも更に接合部でのショートをし難くすることができる。また、図2(B)に示す巻線型コイル60のように、前記脚部50Aと50Bの大きさに差をつけるとともに、前記脚部52Aと52Bの大きさに差を付けることにより、前記図2(A-1)及び(A-2)に示す例よりも、一層接合部近傍で接触し難い構成としてもよい。更に、図2(C)に示すように、前記図2(A)に示す巻線型コイル40の実装時の上面に、板状磁性コア58を配設して閉磁路を形成するようにしてもよい。図示のように、鍔部42,44同士が、板状磁性コア58で連結されることにより、電子部品自動マウント装置を用いて回路基板などに巻線型コイル40を搭載する際に、前記マウント装置の部品吸着ノズルによる吸着ミスの発生を防止することができる。また、ドラム型コアの磁束の偏りを低減することも可能となる。
なお、本発明は、上述した実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることができる。例えば、以下のものも含まれる。
(1)前記実施例で示した形状,寸法は一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。例えば、前記実施例1では、コア12の巻芯部14を略直方体形状としたが、図3(A)に示すコア70のように、両端に鍔部74,76を備えた巻芯部72の側面に湾曲78A,78Bを形成してもよい。なお、巻線の巻き幅Wに対して、前記湾曲78A及び78Bを、0.1〜4%程度とすることにより、段差80及び82における巻線28,30の固定を安定させることが可能となる。また、図3(B)に示すコア90のように、両端に鍔部94,96を備えた巻芯部92に段差98,100を設けるとともに、該段差98,100の頂部と前記巻芯部92を、曲面98A,100Aで連続させるようにしてもよい。そして、前記段差98,100の頂部に固定されない方の巻線を前記曲面98A,100Aに沿わせることにより、巻線との接触面積が増すため安定して固定することができる。なお、前記曲面98A,100Aの曲率は、例えば、10〜100μm程度である。
(2)前記実施例1では、巻芯部14の側面14A,14Bの端部のほぼ全長に亘って段差20,22を形成することとしたが、これに対し、例えば、図3(C-1)及び(C-2)に示す本発明外の参考例のコア110は、巻芯部112の両端に鍔部114,116を備えるとともに、側面112A,112Bの鍔部寄りの端部の角部に段差118,120を設けている。また、図3(D-1)及び(D-2)に示す参考例のコア130は、巻芯部132の両端に鍔部134,136を備えるとともに、側面132A,132Bの鍔部寄りの端部の略中央部に、段差138,140を設けた例である。なお、図示の例では、前記段差138,140は、前記巻芯部132と斜面138A,140Aにより連続している
(3)前記実施例1では、巻芯部14の断面が略長方形であったが、これに対し、例えば、図4(A)に示す本発明外の参考例のコア150では、略八角系の断面形状を有する巻芯部152に、1組の段差154,156を対向するように設けている。また、図4(B)に示す参考例のコア160では、断面略楕円形の巻芯部162の外周面に、1組の曲面状の段差164,166を対向するように設けている。更に、図4(C)に示す参考例のコア170では、断面略十字状の巻芯部172の4つの突出部に、段差174,176,178,180を設け、任意の段差を利用して巻線を固定している。また、図4(D)に示す参考例のコア190では、略長方形の短辺に略半円状の凸部が形成された断面形状を有する巻芯部192に、該巻芯部192の長辺部分に1組の段差194,196を設けている。
(4)前記実施例で示した材料も一例であり、公知の各種の材料を利用してよい。
(5)前記実施例で示した製造手順も一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。
(6)前記実施例で示した巻線28,30の巻き数も一例であり、必要に応じて適宜変更してよい。
(7)前記実施例2で示した板状磁性コア58も一例であり、実施例1の巻線型コイル10に設けるようにしてもよい。
(8)本発明のコイル部品は、作動信号が好適な使用例であるが、大容量の該像振動伝送の用途全般に適用可能である。
本発明によれば、両端に鍔部が設けられた略直方体形状の巻芯部に第1及び第2の巻線が巻回され、該巻線の端部が前記鍔部に設けられた端子電極に接続されており、前記巻芯部の一方の側面には一方の鍔部の内面側に、また、前記巻芯部の他方の側面には他方の鍔部の内面側に、前記側面の端部のほぼ全長に亘って、前記第1及び第2の巻線間の電気的絶縁が可能となる距離を形成するための凸状の段差を設ける。そして、前記第1の巻線の一方の端部が前記巻芯部の一方の側面の前記段差の頂部を通過して前記端子電極に接続され、前記第2の巻線の一方の端部が前記巻芯部の一方の側面の前記段差を通過せずに前記端子電極に接続され、かつ、前記第2の巻線の他方の端部が前記巻芯部の他方の側面の前記段差の頂部を通過して前記端子電極に接続され、前記第1の巻線の他方の端部が前記巻芯部の他方の側面の前記段差を通過せずに前記端子電極に接続することとした。これにより、巻線の引出構造を複雑にしたり巻線の巻回密度を低くすることなく、端子電極との接合部近傍の巻線間距離を広げることができるため、巻線型コイル部品の用途に適用できる。特に、コモンモードチョークコイルの用途に好適である。

本発明の実施例1を示す図であり、(A)は巻線型コイルの外観斜視図,(B)は前記巻線型コイルの平面図,(C-1)はコアの平面図,(C-2)はコアの側面図,(D)は前記(C-2)を#A−#A線に沿って切断し矢印方向に見た断面図である。 本発明の実施例2を示す図であり、(A-1)は斜視図,(A-2)は平面図,(B)は変形例の平面図,(C)は変形例の外観斜視図である。 本発明の他の実施例および本発明外の参考例を示す図であり、図3(A),図3(B)は本発明の他の実施例、図3(C-1),図3(C-2),図3(D-1),図3(D-2)は参考例を示す図である。 本発明外の参考例を示す図である。
符号の説明
10:巻線型コイル
12,12A::コア
14:巻芯部
14A,14B,16A,18A:側面
16,18:鍔部
17,19:内面
20,22:段差
24A,24B,26A,26B:端子電極
28,30:巻線
28A,28B,30A,30B:端部
40:巻線型コイル
42,44:鍔部
46,48:凹部
50A,50B,52A,52B:脚部
54A,54B,56A,56B:端子電極
58:板状磁性コア
60:巻線型コイル
70,90,110,130,150,160,170,190:コア
72,92,112,132,152,162,172,192:巻芯部
74,76,94,96,114,116,134,136:鍔部
78A,78B:湾曲
80,82,98,100,118,120,138,140,154,156,164,166,174,176,178,180,194,196:段差
98A,100A:曲面
112A,112B,132A,132B:側面
138A,140A:斜面

Claims (5)

  1. 巻芯部の両端に鍔部が設けられたコアと、前記巻芯部に巻回される第1及び第2の巻線と、前記両端の鍔部に形成されており前記第1及び第2の巻線の端部がそれぞれ接続される端子電極とを備えた巻線型コイル部品であって、
    前記巻芯部は略直方体形状であり、
    該巻芯部の一方の側面には一方の鍔部の内面側に、また、前記巻芯部の他方の側面には他方の鍔部の内面側に、前記側面の端部のほぼ全長に亘って、前記第1及び第2の巻線間の電気的絶縁が可能な距離を形成するための凸状の段差を設けるとともに、
    前記第1の巻線の一方の端部が前記巻芯部の一方の側面の前記段差の頂部を通過して前記端子電極に接続され、
    前記第2の巻線の一方の端部が前記巻芯部の一方の側面の前記段差を通過せずに前記端子電極に接続され、
    かつ、
    前記第2の巻線の他方の端部が前記巻芯部の他方の側面の前記段差の頂部を通過して前記端子電極に接続され、
    前記第1の巻線の他方の端部が前記巻芯部の他方の側面の前記段差を通過せずに前記端子電極に接続されることを特徴とする巻線型コイル部品。
  2. 前記巻芯部の側面と段差の頂部が、斜面又は曲面を介して連続していることを特徴とする請求項1記載の巻線型コイル部品。
  3. 前記巻芯部の側面が、軸方向断面において湾曲していることを特徴とする請求項1又は2記載の巻線型コイル部品。
  4. 前記段差が、前記第1及び第2の巻線の径の1/2以上の幅及び高さを有することを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の巻線型コイル部品。
  5. 前記両端の鍔部同士が、板状磁性コアで連結されたことを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の巻線型コイル部品。
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