JP4794355B2 - 魚釣用リールのハンドル取り付け構造 - Google Patents

魚釣用リールのハンドル取り付け構造 Download PDF

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本発明は、リール本体に内蔵される駆動機構の駆動軸に着脱自在に回り止め連結される魚釣用リールのハンドル取り付け構造の改良に関する。
リール本体に内蔵される駆動機構の駆動軸は、内周が多角形の非円形状を成す中空軸として形成されており、駆動歯車が一体的に設けられている。そして、この駆動軸の一方側の内周には、外周が多角形状に形成され且つハンドルが装着されたハンドル軸が回り止め嵌合されてネジにより締結固定されている。
このように、駆動軸にハンドル軸が回り止め嵌合された状態で、ハンドルを回転して巻き取り操作を行なうと、嵌合部の遊度の影響で回転方向にガタ付きが発生し、ハンドル回転操作の繰り返しにより、締結されているネジが緩んでしまうという問題がある。
そこで、特許文献1では、ハンドル軸および駆動軸の何れか一方に傾斜面を有する係合凹部を形成するとともに、その何れか他方に前記傾斜面と合致する当接面を有する係合突部を形成し、ハンドル軸の先端に螺合されるハンドルビスの締め付けによる押圧力によって、前記当接面を前記傾斜面に当接させて、ハンドル軸を駆動軸に対して周方向に偏位させることにより、駆動軸の非円形貫通孔内にハンドル軸を圧接させてガタ防止を図っている。
特開平11−299398号公報
しかしながら、特許文献1に開示されている技術において、ハンドルビスの締め付け時に前記係合凹部に加わる圧接力は、径方向外方に作用することになるため、必要強度を確保するためには、前記係合凹部の径方向寸法を大きくして肉厚に設計する必要がある。そのため、ハンドル軸や駆動軸の外径が大きくなり、リールが大型化、重量化してしまう虞がある。また、このような技術は、ハンドル側に軸部が無いシャフトレス構造への応用が難しく、幅広い技術展開が行なえない。
本発明は、前記事情に着目してなされたものであり、その目的とするところは、軸部を大径化することなく、ハンドル回転操作に伴うガタ付きを防止できるとともに、ハンドル側に軸部が無いシャフトレス構造への応用が容易な設計自由度の高い魚釣用リールのハンドル取り付け構造を提供することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、一方にハンドルを備えた連結部の他方に、駆動歯車を有する駆動軸を回り止め嵌合して締結固定する魚釣用リールのハンドル取り付け構造において、前記連結部および前記駆動軸は、互いに嵌合する非円形状の回り止め嵌合部と、互いに軸方向で対向する対向面とを有し、前記連結部の対向面と前記駆動軸の対向面の何れか一方には傾斜状の内面を有する凹部が形成されるとともに、何れか他方には、回り止め嵌合して締結される際に前記凹部と軸方向で圧接して係合する傾斜状の内面を有する凸部が形成され、前記凹部と前記凸部は、これらが係合するにつれて前記回り止め嵌合部がその形状同士を合致させる初期嵌合位置から前記傾斜状の内面に沿って回転するように、互いに周方向に偏位して設けられ、前記凸部は、前記対向面の外周縁から径方向内側に延出するとともに、先端に向かって先細って軸方向に突出しており、前記傾斜状の外面が、先端に向かって傾斜して互いに軸方向突出端部で水平に交差する一対の傾斜面から成り、前記凹部は、前記対向面に前記凸部と係合し得る対応する形状を成して形成されるとともに、軸方向内側に向かって先細っており、前記傾斜状の内面が、軸方向内側に向かって傾斜して互いに軸方向内奥端部で交差する一対の傾斜面から成り、前記軸方向内奥端部を形成する前記凹部の一対の傾斜面の交線が水平線に対して所定の角度を成して径方向斜めに延びていることを特徴とする。
上記構成では、連結部および駆動軸の回り止め嵌合時に互いに係合する凹部および凸部が設けられるとともに、これらの凹部および凸部が互いに周方向に偏位して配置され、凹部と凸部とが係合するにつれて、回り止め嵌合部がその形状同士を合致させる初期嵌合位置から凹部および凸部の傾斜状の内面に沿って回転するようになっているため、前記初期嵌合位置において回り止め嵌合部同士の間にクリアランス(遊度)が存在している場合であっても、回り止め嵌合部の相対的な回転に伴う両者の周方向での突き当てにより、クリアランスに伴うガタ付きが抑制される。つまり、前述した特許文献1に開示されているような径方向圧接作用ではなく、駆動軸と連結部の軸方向対向面に形成した傾斜状の係合凹凸部の軸方向圧接作用により、回り止め嵌合部を互いに回転方向に偏位させて駆動軸に対する連結部の回転方向のガタ付きを抑制するようになっている。そのため、必要強度を確保するために前記係合凹凸部の径方向寸法を大きくして肉厚に設計する必要がなく(したがって、軸部が大径化することなく)、現行のハンドル構造に容易に応用できる。また、本構成は、連結部のシャフトレス構造にも容易に応用できるため、シャフトインサート成形時の寸法バラツキを回避できるとともに、適用範囲が広く、設計自由度が増す。
本発明によれば、軸部を大径化することなく、ハンドル回転操作に伴うガタ付きを防止できるとともに、ハンドル側に軸部が無いシャフトレス構造への応用が容易な設計自由度の高い魚釣用リールのハンドル取り付け構造を提供することができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
図1〜図8は本発明の第1の実施形態を示している。 図1および図2に示されるように、本実施形態に係る魚釣用スピニング1は、リール本体(リールボディ)1aと、リール本体1aの開口部を閉塞する蓋体1bと、リール本体1aから延出する脚部1cと、脚部1cの端部に形成され且つ図示しない釣竿に取り付けられる竿取付部(図示せず)とを有している。
リール本体1aには、ハンドル5を備えたハンドル軸2が回転可能に支持されている。このハンドル軸2は、一方にハンドル5を備えた連結部15の他方からこれと一体に軸方向に延びており、リール本体1a内に回転可能に支持された駆動歯車3を有する駆動軸14と回り止め嵌合して締結固定されることにより駆動軸14と一体で回転するようになっている(この詳細については後述する)。なお、連結部15には、これを囲繞するようにスカート状のハンドルスタンド40が一体で形成されている。
駆動歯車3には管状のピニオンギア13が噛合している。ピニオンギア13は、駆動軸14に対して直交する方向に延び且つリール本体1aに軸受を介して回転可能に支持された管状のロータ軸(図示せず)と一体に形成されており、前記ロータ軸の先端部にはベール6および釣糸案内装置19を備えたロータ8が一体的に取り付けられている。
駆動軸14と直交する方向に延在するスプール軸9がピニオンギア13および前記ロータ軸を貫通している。この場合、スプール軸9は、ピニオンギア13と同心的に配されており、駆動軸14と直交する方向に沿って前後動できる。また、スプール軸9の先端部には釣糸が巻回されるスプール10が取付けられている。
また、駆動歯車3にはピニオンギア13を介して図示しないオシレーティング機構が係合している。このオシレーティング機構は、ハンドル軸2および駆動軸14がハンドル5の回転操作によって回転されると、スプール軸9を軸方向に沿って往復駆動(前後動)するように構成されて配置されている。
したがって、このような構成では、ハンドル5を回転操作してハンドル軸2および駆動軸14を回転させると、前記オシレーティング機構を介してスプール軸9に取り付けられたスプール10が前後に往復動するとともに、駆動歯車3およびピニオンギア13を介してロータ8が回転駆動する。したがって、スプール10には、釣糸案内装置19を介して、釣糸が均等に巻回される。
また、実施形態において、ハンドル軸2は、図2および図3に明確に示されるように、連結部15からこれと同軸に延びており、外形が六角形状を成し且つ円形の内孔2aを有する中空軸として形成されている。一方、駆動軸14は、図2および図4に明確に示されるように、ハンドル軸2と回り止め嵌合する六角形状の内孔14aを有する中空軸として形成されている。すなわち、本実施形態において、ハンドル軸2は、非円形状の回り止め嵌合部として連結部15に一体で設けられ、一方、駆動軸14は、それ自体が、ハンドル軸2と嵌合する非円形状の回り止め嵌合部として形成されている。
また、図2に示されるように、駆動軸14は、ピニオンギア13を装着する前記ロータ軸に対してオフセットされ且つ直交する状態で配置されているとともに、ハンドル5を左右で付け替え可能とするべく、リール本体1a内でスプール軸9と交差するように延びている。具体的には、駆動軸14の両側部は軸受41,42を介してリール本体1aに回転可能に支持されるとともに、ハンドル5および連結部15が固定される駆動軸14の左右両端部14b,14cは、リール本体1aの左右両側に臨むべく、リール本体1aおよび蓋体1bの側部にそれぞれ形成された開口部50,50に位置決めされている。
また、本実施形態において、ハンドル軸2は、図2に示されるように、駆動軸14の内孔14aにその一方側から嵌合状態で挿通されるとともに、駆動軸14の他方側で締結具32によって駆動軸14に対して締結固定される。具体的には、締結具32は、リール本体1aの開口部50を塞ぐ固定用の閉塞カバー32Aと、閉塞カバー32Aに一体に固定(例えば圧入固定)された雄ネジ部材32Bとから成っており、また、ハンドル軸2の内孔2aの端部には雄ネジ部材32Bと螺合可能な雌ネジ30が形成されており、駆動軸14の他方側に位置するハンドル軸2の内孔2aの端部に雄ネジ部材32Bを螺合させて閉塞カバー32Aをリール本体1aの開口部50の外周に係止させることにより、駆動軸14とハンドル軸2とが回り止め嵌合して一体で締結固定されるようになっている。なお、駆動軸14と閉塞カバー32Aとの間にはガタ付き防止用の係止部材39が介挿されている。
また、本実施形態において、連結部15の一端および駆動軸14の両端14b,14cには、駆動軸14の一端側でハンドル軸2を締結具32により締結固定する際に互いに軸方向で圧接対向する対向面15A,14A,14Aが設けられている。この場合、図3および図4に詳しく示されるように、連結部15の対向面15Aには、傾斜状の外面を有する1つの凸部54が形成されており、また、駆動軸14の両端の対向面14A,14Aにはそれぞれ、ハンドル軸2と駆動軸14との回り止め嵌合締結時に凸部54と軸方向で圧接して係合する傾斜状の内面を有する1つの凹部52が形成されている。
具体的に、凸部54は、図3に示されるように、連結部15の対向面15Aの外周縁からハンドル軸2に向かって径方向内側に延出するとともに、先端に向かって先細る三角形状を成して軸方向に突出している。この場合、凸部54は、先端に向かって下向きの傾斜する上側傾斜面54aと、先端に向かって上向きに傾斜する下側傾斜面54bとを有しており、これらの傾斜面54a,54bは凸部54の軸方向突出端部61で互いに交差している。また、凸部54は、軸方向突出端部61を形成する上側傾斜面54aと下側傾斜面54bとの交線が水平に延びている。一方、凹部52は、図4に示されるように、駆動軸14の対向面14Aに凸部54と係合し得る対応する形状を成して形成されており、軸方向内側に向かって先細る三角形状を成している。この場合、凹部52は、先端に向かって上向きの傾斜する上側傾斜面52aと、先端に向かって下向きに傾斜する下側傾斜面52bとを有しており、これらの傾斜面52a,52bは凹部52の軸方向内奥端部63で互いに交差している。また、凹部52は、軸方向内奥端部63を形成する上側傾斜面52aと下側傾斜面52bとの交線が水平線oに対してθの角度を成すように径方向に斜めに延びている(図4の(b)および(c)参照)
また、本実施形態において、凸部54と凹部52は、これらが係合するにつれて回り止め嵌合部(ハンドル軸2および駆動軸14)がその形状同士を合致させる初期嵌合位置から傾斜面54a,54b;52a,52bに沿って回転するように、互いに周方向に偏位して設けられている。具体的には、凸部54と凹部52とが係合し得るようにハンドル軸2と駆動軸14とを嵌合させた状態を考えると、凸部54と凹部52とが係合する前(あるいは、係合し始め・・・図5参照)の初期嵌合位置においては、軸方向に対して直交する方向から見て(図4の(a)および図5の方向から見て)、凹部52の軸方向内奥端部63を通り且つ駆動軸14の中心軸と平行な軸線L2が、凸部54の軸方向突出端部61を通り且つハンドル軸2の中心軸と平行な軸線L1に対してsだけオフセットされており、また、軸方向から見て(図4の(b)および(c)から見て)、駆動軸14の中心および軸方向内奥端部(傾斜面52a,52bの交線)63を通る平面P2が、ハンドル軸2の中心および軸方向突出端部(傾斜面54a,54bの交線)61を通る平面P1に対して所定の角度θを成すようになっている。
したがって、この初期嵌合位置において、図6に示されるように駆動軸14とハンドル軸2との間にクリアランスcが存在している場合であっても、この位置からハンドル軸2を更に駆動軸14の内孔14aの奥に挿入していくと、凸部54と凹部52とが係合し始め(図5の状態)てから完全に係合する(図7の状態)までの間にわたって、ハンドル軸2が傾斜面54a,54b;52a,52bの案内により駆動軸14に対し釣糸巻取回転方向Rに所定量δ回転してハンドル軸2の六角形の頂点が駆動軸14の内孔14aの六角形の面に突き当たり(図8参照)、これにより、クリアランスcに伴うガタ付きが防止される。そして、この回転状態(ガタ付き防止状態)は、図2に示されるように締結具32によりハンドル軸2を駆動軸14に対して締結することにより保持され、また、これにより、凸部54と凹部52と(対向面14A,15A同士)が軸方向で圧接するようになる。
以上説明したように、本実施形態では、連結部15(ハンドル軸2)および駆動軸14の回り止め嵌合時に互いに係合する凹部52および凸部54が設けられるとともに、これらの凹部52および凸部54が互いに周方向に偏位して配置され、凹部52と凸部54とが係合するにつれて、回り止め嵌合部2,15がその形状同士を合致させる初期嵌合位置から凹部52および凸部54の傾斜面54a,54b;52a,52bに沿って回転するようになっているため、前記初期嵌合位置において回り止め嵌合部2,15同士の間にクリアランスcが存在している場合であっても、回り止め嵌合部2,15の相対的な回転に伴う両者の周方向での突き当てにより、クリアランスに伴うガタ付きが抑制される。つまり、前述した特許文献1に開示されているような径方向圧接作用ではなく、駆動軸14と連結部15の軸方向対向面14A,15Aに形成した傾斜状の係合凹凸部54,52の軸方向圧接作用により、回り止め嵌合部2,14を互いに回転方向に偏位させて駆動軸14に対する連結部15の回転方向のガタ付きを抑制するようになっている。そのため、必要強度を確保するために係合凹凸部54,52の径方向寸法を大きくして肉厚に設計する必要がなく(したがって、軸部14,15が大径化することなく)、現行のハンドル構造に容易に応用できる。
図9〜図13は本発明の第2の実施形態を示している。本実施形態は、連結部15にハンドル軸2が設けられていないハンドルシャフトレスタイプに本発明を適用したものである。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付してその説明を省略する。
図9に示されるように、本実施形態においては、連結部15がハンドルスタンド40のほぼ全長にわたってハンドルスタンド40と径方向で接続されており、いわばハンドルスタンド40が中実構造を成した状態となっている。また、駆動軸14の内孔14aにはシャフト90が一体に挿通固定されており、シャフト90の一端には閉塞カバー32Aが圧入固定され、シャフト90の他端には雄ネジが形成された螺合部90aが設けられている。この螺合部90aは、連結部15に設けられた雌ネジ穴15bと螺合できるようになっている。
また、本実施形態において、閉塞カバー32Aと反対側に位置する駆動軸14の端部14bは、外形が六角形状を成しており、駆動軸14の回り止め嵌合部を形成している。一方、連結部15の端部は、駆動軸14の端部14bが嵌合可能な六角形状の嵌合穴15aを有しており、連結部15の回り止め嵌合部を形成している。そして、駆動軸14の端部14bの対向面14Aには凹部52が、また、連結部15の対向面15Aには凸部54がそれぞれ、第1の実施形態と同じ態様で設けられている。
したがって、図10に示されるような初期嵌合位置(凸部54と凹部52とが係合する前の駆動軸14の端部14bと嵌合穴15aとの嵌合状態)において、図11の(b)に示されるように駆動軸14とハンドル軸2との間にクリアランスcが存在している場合であっても、この位置からシャフト90の螺合部90aを雌ネジ穴15bに対して更に捩じ込んでいくと、凸部54と凹部52とが係合し始めてから完全に係合する(図9および図12の状態)までの間にわたって、駆動軸14が傾斜面54a,54b;52a,52bの案内により連結部15に対し釣糸巻取回転方向Rに所定量回転して駆動軸14の端部14bの六角形の頂点が連結部15の嵌合穴15aの六角形の面に突き当たり(図13参照)、これにより、クリアランスcに伴うガタ付きが防止される。無論、この回転状態(ガタ付き防止状態)は、シャフト90の螺合部90aと雌ネジ穴15bとの螺合により保持され、また、これにより、凸部54と凹部52と(対向面14A,15A同士)が軸方向で圧接するようになる。したがって、第1の実施形態と同様の作用効果を得ることができる。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されず、その要旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施できることは言うまでもない。例えば、前述した実施形態では、凸部54および凹部52がそれぞれ1つしか設けられていないが、凸部および凹部を複数設けても構わない。また、前述した実施形態では、連結部15に凸部54が設けられ、駆動軸14に凹部52が設けられているが、連結部15に凹部52が設けられ、駆動軸14に凸部が設けられていても構わない。また、前述した実施形態では、回り止め嵌合部の形状が六角形であるが、回り止めを実現できれば、円形以外の任意の形状を採用することができる。
本発明の第1の実施形態が適用される魚釣用リールの側面図である。 図1のA−A線に沿う拡大断面図である。 (a)は本発明の第1の実施形態に係るハンドル取り付け構造のハンドル軸および連結部の側面図、(b)は(a)のB方向矢視図である。 (a)は本発明の第1の実施形態に係るハンドル取り付け構造の駆動軸の側面図、(b)は(a)のC方向矢視図、(c)は(a)のD方向矢視図である。 初期嵌合位置にある連結部および駆動軸の一部断面を有する側面図である。 図5のE−E線に沿う断面図である。 凹部と凸部とが完全に係合した状態を示す連結部および駆動軸の一部断面を有する側面図である。 図7のF−F線に沿う断面図である。 凹部と凸部とが完全に係合した状態を示す本発明の第2の実施形態に係るハンドル取り付け構造の連結部および駆動軸の一部断面を有する側面図である。 初期嵌合位置にある連結部および駆動軸の一部断面を有する側面図である。 (a)は図10のG−G線に沿う断面図、(b)は図10のH−H線に沿う断面図である。 凹部と凸部とが完全に係合した状態を示す連結部および駆動軸の一部断面を有する側面図である。 図12のI−I線に沿う断面図である。
符号の説明
1 魚釣用スピニングリール
2 ハンドル軸(回り止め嵌合部)
3 駆動歯車
5 ハンドル
14 駆動軸(回り止め嵌合部)
14A 対向面
14b 端部(回り止め嵌合部)
15 連結部
15a 嵌合穴(回り止め嵌合部)
15A 対向面
54 凸部
52 凹部
54a,54b;52a,52b 傾斜面

Claims (2)

  1. 一方にハンドルを備えた連結部の他方に、駆動歯車を有する駆動軸を回り止め嵌合して締結固定する魚釣用リールのハンドル取り付け構造において、
    前記連結部および前記駆動軸は、互いに嵌合する非円形状の回り止め嵌合部と、互いに軸方向で対向する対向面とを有し、前記連結部の対向面と前記駆動軸の対向面の何れか一方には傾斜状の内面を有する凹部が形成されるとともに、何れか他方には、回り止め嵌合して締結される際に前記凹部と軸方向で圧接して係合する傾斜状の外面を有する凸部が形成され、
    前記凹部と前記凸部は、これらが係合するにつれて前記回り止め嵌合部がその形状同士を合致させる初期嵌合位置から前記傾斜状の内面に沿って回転するように、互いに周方向に偏位して設けられ、
    前記凸部は、前記対向面の外周縁から径方向内側に延出するとともに、先端に向かって先細って軸方向に突出しており、前記傾斜状の外面が、先端に向かって傾斜して互いに軸方向突出端部で水平に交差する一対の傾斜面から成り、
    前記凹部は、前記対向面に前記凸部と係合し得る対応する形状を成して形成されるとともに、軸方向内側に向かって先細っており、前記傾斜状の内面が、軸方向内側に向かって傾斜して互いに軸方向内奥端部で交差する一対の傾斜面から成り、
    前記軸方向内奥端部を形成する前記凹部の一対の傾斜面の交線が水平線に対して所定の角度を成して径方向斜めに延びている、
    ことを特徴とする魚釣用リールのハンドル取り付け構造。
  2. 前記初期嵌合位置では、軸方向に対して直交する方向から見て、前記凹部の前記軸方向内奥端部を通って軸方向に延びる軸線が、前記凸部の前記軸方向突出端部を通って軸方向に延びる軸線に対してオフセットされていることを特徴とする請求項1に記載の魚釣用リールのハンドル取り付け構造。
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