JP4789754B2 - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に係り、特に、スタックゲート構造の不揮発性メモリと単層ゲート構造のトランジスタとを有する半導体装置及びその製造方法に関する。
不揮発性半導体メモリを混載したロジック半導体装置は、CPLD(Complex Programmable Logic Device)、FPGA(Field Programmable Gate Array)といった製品分野を形成し、そのプログラマブルという特徴により大きな市場を形成するに至っている。
不揮発性メモリを混載したロジック半導体装置では、フラッシュメモリセルのほか、フラッシュメモリ制御のための高電圧トランジスタや、高性能ロジック回路のための低電圧トランジスタが、同一半導体チップ上に集積される。ここで、フラッシュメモリセルは、高電圧トランジスタや低電圧トランジスタにおける単層構造のゲート電極とは異なり、フローティングゲートとコントロールゲートとが積層されてなるスタック構造のゲート電極を有する。このため、不揮発性メモリを混載したロジック半導体装置の製造プロセスには、周辺回路、特にロジックトランジスタの特性変動をもたらすことなく、スタックゲート構造の不揮発メモリトランジスタを作り込む特有のプロセスが必要である。
通常の混載プロセスでは、不揮発メモリトランジスタのフローティングゲートは第1層目の導電膜(第1導電膜)により形成され、不揮発メモリトランジスタのコントロールゲート及び周辺トランジスタのゲート電極は第2層目の導電膜(第2導電膜)により形成される。そして、不揮発メモリトランジスタの製造プロセスがロジックトランジスタの特性に影響するのを防止するために、不揮発メモリトランジスタを形成した後に、周辺トランジスタが形成される。ゲート電極の製造工程に着目すると、メモリセル領域の第2導電膜をパターニングしてコントロールゲートを形成した後、周辺回路領域の第2導電膜をパターニングして周辺トランジスタのゲート電極を形成する。
特開平10−209390号公報
しかしながら、不揮発性メモリを混載したロジック半導体装置の製造プロセスについて本願発明者等が検討を行ったところ、第2導電膜をパターニングして周辺トランジスタのゲート電極を形成する際に、メモリセル領域内の第2導電膜がエッチングされる不具合が生じることが判明した。
本発明の目的は、スタック構造のゲート電極を有する不揮発メモリトランジスタと、単層構造のゲート電極を有する周辺トランジスタとを混載した半導体装置に好適な構造及びその製造方法を提供することにある。
本発明の一観点によれば、半導体基板上に、フローティングゲートとコントロールゲートとを有するスタック構造の第1のゲート電極を有する第1のトランジスタが形成された第1の領域と、前記第1の領域を囲むように配置され、単層構造の第2のゲート電極を有する第2のトランジスタが形成された第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との境界部分に配置された環状の第3の領域とを有する半導体装置の製造方法であって、前記半導体基板の前記第1の領域上、前記第2の領域上及び前記第3の領域上に、第1の導電膜を形成する工程と、前記第2の領域上の前記第1の導電膜を除去するとともに、外縁が前記第3の領域内に位置するように前記第1の領域上及び前記第3の領域上の前記第1の導電膜をパターニングし、前記第1の領域の縁部に沿った環状パターンを有する前記第1の導電膜を形成する工程と、前記半導体基板の前記第1の領域上に、前記第1の導電膜を覆う第1の絶縁膜を形成する工程と、前記半導体基板の前記第1の領域上、前記第2の領域上及び前記第3の領域上に、第2の導電膜を形成する工程と、前記第2の導電膜をパターニングし、前記第1の領域内に、前記第2の導電膜よりなる前記コントロールゲートを形成するとともに、前記第2の領域を覆い、内縁が前記外縁よりも内側の前記第3の領域内に位置するように前記第2の導電膜を残存させる工程と、前記第1の領域内の第1の絶縁膜及び前記第1の導電膜をパターニングし、前記第1の導電膜よりなる前記フローティングゲートを形成する工程と、前記第2の領域の前記第2の導電膜をパターニングし、前記第2の領域に、前記第2の導電膜よりなる前記第2のゲート電極を形成する工程とを有する半導体装置の製造方法が提供される。
本発明によれば、半導体基板上に、フローティングゲートとコントロールゲートとを有するスタック構造の第1のゲート電極を有する第1のトランジスタが形成された第1の領域と、前記第1の領域を囲むように配置され、単層構造の第2のゲート電極を有する第2のトランジスタが形成された第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との境界部分に配置された環状の第3の領域とを有する半導体装置の製造方法において、半導体基板の第1の領域上及び第2の領域上に、外縁が第3の領域内に位置する第1の導電膜を形成し、半導体基板の第1の領域上及び第2の領域上に、第1の導電膜を覆う第1の絶縁膜を形成し、半導体基板の第1の領域上、第2の領域上及び第3の領域上に、第2の導電膜を形成し、第2の導電膜をパターニングして、第1の領域内に、第2の導電膜よりなるコントロールゲートを形成するとともに、第2の領域を覆い、内縁が第3の領域に位置するように第2の導電膜を残存させ、第1の領域内の第1の絶縁膜及び第1の導電膜をパターニングし、第1の導電膜よりなるフローティングゲートを形成し、第2の領域の第2の導電膜をパターニングして、第2の領域に、第2の導電膜よりなる第2のゲート電極を形成するので、第1の絶縁膜をパターニングする過程において、第1の領域縁部の素子分離絶縁膜がエッチングされる領域を大幅に減少することができる。これにより、第2のゲート電極を形成する際のフォトレジスト膜が素子分離絶縁膜の溝内に多量に流れ込むことを防止することができる。また、第1の領域内におけるフォトレジスト膜の薄膜化を防止することができる。また、第2のゲート電極を形成する際にコントロールゲートがエッチングされることを防止することができる。
[参考例]
本発明の参考例による半導体装置の製造方法について図1乃至図9を用いて説明する。
図1乃至図7は本参考例による半導体装置の製造方法を示す工程図、図8はメモリセル領域周辺部におけるフォトレジスト膜の薄膜化を説明する図、図9はメモリセル領域内の窪み領域を示す平面図である。
図1乃至図7の各図において、(a)はメモリセル領域と周辺回路領域との間の境界領域近傍の製造過程における平面図であり、(b)は(a)のA−A′線断面における工程断面図であり、(c)は(a)のB−B′線断面における工程断面図である。
本参考例では、加工工程を中心に説明し、イオン注入工程等の不純物導入工程等の説明は省略する。
まず、シリコン基板10内に、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により、素子領域14を画定する素子分離絶縁膜12を形成する。ここでは、不揮発メモリトランジスタを形成するための素子領域14aをメモリセル領域に形成し、ロジックトランジスタを形成するための素子領域14bを周辺回路領域に形成するものとする。
次いで、例えば熱酸化法によりシリコン基板10を熱酸化し、素子領域14a,14bの表面に、シリコン酸化膜よりなるトンネルゲート絶縁膜22を形成する(図1(a),(b),(c))。
次いで、トンネルゲート絶縁膜22が形成されたシリコン基板10上に、例えばCVD法により、例えば膜厚90nmのポリシリコン膜24を堆積する。ポリシリコン膜24は、フローティングゲートとなる導電膜である。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、ポリシリコン膜24をパターニングする。このパターニングは、ワード線の延在方向(図面横方向)に隣接するメモリセルのフローティングゲートを分離するための予備的な加工と、周辺回路領域のポリシリコン膜24の除去のために行うものである。パターニングしたポリシリコン膜24は、図2(a)に示すように、素子領域14aを覆うストライプ状のパターンであり、境界領域及び周辺回路領域には残存していない。
次いで、全面に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を堆積後、熱酸化法によりシリコン酸化膜を成長し、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜構造のONO膜26を形成する(図2(a),(b),(c))。ONO膜26は、ボトム酸化膜の膜厚を例えば5nm、シリコン窒化膜の膜厚を例えば5nm、トップ酸化膜の膜厚を例えば5nmとする。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、周辺回路領域のONO膜26を選択的に除去する(図3(a),(b),(c))。
次いで、フォトリソグラフィ及びウェットエッチングにより、周辺回路領域の素子領域14b上に形成されたトンネルゲート絶縁膜22を選択的に除去する。
次いで、例えば熱酸化法によりシリコン基板10を熱酸化し、周辺回路領域の素子領域14b上に、シリコン酸化膜よりなるゲート絶縁膜32を形成する。
次いで、全面に、例えばCVD法により、ポリシリコン膜34を堆積する(図4(a),(b),(c))。ポリシリコン膜34は、不揮発メモリトランジスタのコントロールゲート及び周辺トランジスタのゲート電極となる導電膜である。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、メモリセル領域内のポリシリコン膜34をパターニングし、不揮発メモリトランジスタのコントロールゲートを兼ねるワード線36を形成する。この際、メモリセル領域内の素子領域14aの端部を覆う領域と周辺回路領域のポリシリコン膜34は、残存しておく。なお、周辺回路領域を覆うポリシリコン膜34の内縁部は、メモリセル領域と周辺回路領域との間の境界領域内に位置する(図5(a)参照)。
次いで、ポリシリコン膜34のパターニングに用いたマスクを用いて、ドライエッチングにより、ONO膜26及びポリシリコン膜24をパターニングする。これにより、ワード線36下に、ポリシリコン膜24よりなるフローティングゲート38を形成する。
このONO膜26のエッチングの際、ポリシリコン膜24の側壁部分に形成されたONO膜を完全に除去するために、十分なオーバーエッチングを行う必要がある。このため、ポリシリコン膜24が形成されていない領域40(窪み領域40)では、ONO膜26のエッチングの際に素子分離絶縁膜12がエッチングされて窪み62が形成される。上記条件の場合、素子分離絶縁膜12に形成される窪み62の深さは、70〜90nm程度になる。
次いで、全面に例えばCVD法によりシリコン窒化膜を堆積後、このシリコン窒化膜をエッチバックし、ワード線36、フローティングゲート38、ポリシリコン膜24,34の側壁部分に、シリコン窒化膜よりなる側壁絶縁膜42を形成する(図5(a),(b),(c))。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、周辺回路領域のポリシリコン膜34をパターニングし、周辺トランジスタのゲート電極46を形成する。
次いで、全面に例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、このシリコン酸化膜をエッチバックし、ワード線36、フローティングゲート38、ゲート電極46、ポリシリコン膜24,34の側壁部分に、シリコン酸化膜よりなる側壁絶縁膜50を形成する(図6(a),(b),(c))。
次いで、不揮発メモリトランジスタ及び周辺トランジスタが形成されたシリコン基板10上に、例えばCVD法により、例えばシリコン窒化膜及びシリコン酸化膜を堆積し、これら絶縁膜の積層膜よりなる層間絶縁膜56を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜56をパターニングし、ソース/ドレイン領域54に達するコンタクトホール58、ワード線36に達するコンタクトホール60等を形成する(図7(a),(b),(c))。
この後、コンタクトホール78に埋め込まれたコンタクトプラグ及び上層の多層配線層を形成し、半導体装置を完成する。
上記参考例について本願発明者等が検討を行ったところ、ワード線36の端部がエッチングされてしまう問題が発見された。そして、この問題は、周辺トランジスタのゲート電極46をパターニングする際(図6の工程)に、メモリセル領域周縁部のフォトレジスト膜が薄膜化していることに起因するものであることが判明した。
図8は、周辺トランジスタのゲート電極46をパターニングする際に用いるフォトレジスト膜64の塗布直後における形状を示したものである。図8に示すように、フォトレジスト膜64の薄膜化は、素子分離絶縁膜12に窪み62が形成された領域を中心に生じていることが判る。つまり、フォトレジスト膜64の薄膜化は、フォトレジスト膜64が窪み62内に流れ込むことにより生じているものと考えられる。
図1乃至図8では便宜上、窪み62の領域を狭く描いているが、実際には1μmを超えるような広い領域に形成されている。また、窪み62の深さは、70nmを超えるような深いものである。また、図9に示すように、窪み62が形成される窪み領域40(図中、ハッチングの部分)は、メモリセル領域の周縁部に、ワード線36の端部を囲むように形成される。このため、メモリセル領域の周縁部における窪み62によるフォトレジスト膜64の薄膜化は無視することができない。
窪み62によるフォトレジスト膜64の薄膜化は従来から生じていたものと考えられるが、フォトレジスト膜64の膜厚自体が十分に厚かったため、上記問題は顕在化していなかった。しかしながら、周辺トランジスタの線幅が細くなりフォトレジスト膜厚が薄膜化する今後の世代では、フォトレジスト膜64の薄膜化の影響はますます深刻化するものと予想される。
[実施形態]
本発明の一実施形態による半導体装置及びその製造方法について図10乃至図22を用いて説明する。
図10は本実施形態による半導体装置の構造を示す平面図、図11は本実施形態による半導体装置の構造を示す概略断面図、図12は本実施形態による半導体装置におけるメモリセル領域内の窪み領域を示す平面図、図13乃至図21は本実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図、図22はメモリセル領域周辺部におけるフォトレジスト膜の形状を示す図である。
はじめに、本実施形態による半導体装置の構造について図10乃至図12を用いて説明する。
本実施形態による半導体装置は、図10に示すように、スタックゲート構造の不揮発メモリトランジスタ(第1のトランジスタ)がマトリクス状に形成されたメモリセル領域(第1の領域)と、論理回路を構成するロジックトランジスタや不揮発メモリトランジスタの駆動用の高耐圧トランジスタなどの種々の周辺トランジスタ(第2のトランジスタ)が形成された周辺回路領域(第2の領域)とを有している。メモリセル領域と周辺回路領域との間には、各領域の分離や加工上のマージン確保等のための境界領域(第3の領域)が設けられている。境界領域は、メモリセル領域を一周取り囲むように設けられている。
メモリセル領域には、シリコン基板10内に形成されたN型ウェル18と、N型ウェル18内に形成されたP型ウェル20とからなる二重ウェルが形成されている。P型ウェル20内のシリコン基板10表面には、素子分離絶縁膜12により画定された活性領域14aが形成されている。
活性領域14a上には、トンネルゲート絶縁膜22、フローティングゲート38、ONO膜26及びコントロールゲート(ワード線36)が積層されている。コントロールゲート両側の活性領域14内には、ソース/ドレイン領域54が形成されている。こうして、メモリセル領域内には、フローティングゲートとコントロールゲートとを有するスタック構造のゲート電極(第1のゲート電極)とソース/ドレイン領域54とを有する不揮発メモリトランジスタが形成されている。不揮発メモリトランジスタのコントロールゲートは、図面横方向に並ぶ複数の不揮発メモリトランジスタのコントロールゲートを接続するワード線36の一部である。
周辺回路領域のシリコン基板10内には、P型ウェル30が形成されている。P型ウェル30内のシリコン基板10表面には、素子分離絶縁膜12により画定された活性領域14bが形成されている。なお、本実施形態ではP型ウェル30中に形成されたN型トランジスタのみを説明するが、実際には、N型ウェルや、その中に形成されたP型トランジスタ等も有している。複数種類のP型ウェルやN型ウェルが形成されることもある。
活性領域14b上には、ゲート絶縁膜32を介してゲート電極46(第2のゲート電極)が形成されている。ゲート電極46の両側の活性領域14b内には、ソース/ドレイン領域54が形成されている。こうして、周辺回路領域には、ゲート電極46及びソース/ドレイン領域54を有する周辺トランジスタが形成されている。
境界領域には、メモリセル領域を囲うように、フローティングゲートと同一導電層のポリシリコン膜24と、ワード線36及びゲート電極46と同一導電層のポリシリコン膜34とがONO膜26を介して積層されてなるゲート配線66(積層体)が形成されている。なお、ゲート配線66は、メモリセル領域の素子と周辺回路領域の素子を作り分けるための工程で付随的に形成されるものであり、半導体装置に必要な機能配線ではない。
不揮発メモリトランジスタ、周辺トランジスタ等が形成されたシリコン基板10上には、層間絶縁膜56が形成されている。層間絶縁膜56には、ソース/ドレイン領域54に達するコンタクトホール58と、ワード線36に達するコンタクトホール60とが形成されている。
図12は、素子分離絶縁膜12に窪み62が形成されている窪み領域40を示したものである。図中、ハッチングを付した領域が、窪み領域40である。図12に示すように、本実施形態による半導体装置においても、上記参考例の場合と同様に、素子分離絶縁膜12に窪み領域40が形成されることを避けることはできない。しかしながら、本実施形態による半導体装置では、図9に示す上記参考例の場合と比較して、窪み領域40の面積を大幅に減少することができる。また、窪み領域40はメモリセル領域を取り囲むようには形成されていない。したがって、窪み62によるメモリセル領域の周縁部におけるフォトレジスト膜の薄膜化を抑制することができる。
次に、本実施形態による半導体装置の製造方法について図13乃至図22を用いて説明する。なお、図13乃至22の各図において、(a)はメモリセル領域と周辺回路領域との間の境界領域近傍の製造過程における平面図であり、(b)は(a)のA−A′線断面における工程断面図であり、(c)は(a)のB−B′線断面における工程断面図である。
まず、シリコン基板10内に、例えばSTI(Shallow Trench Isolation)法により、素子領域14を画定する素子分離絶縁膜12を形成する。ここでは、不揮発メモリトランジスタを形成するための素子領域14aをメモリセル領域に形成し、ロジックトランジスタを形成するための素子領域14bを周辺回路領域に形成するものとする。
次いで、例えば熱酸化法によりシリコン基板10を熱酸化し、素子領域14a,14b上に犠牲酸化膜としてのシリコン酸化膜16を形成する。
次いで、メモリセル領域に選択的にイオン注入を行い、N型ウェル18及びP型ウェル20形成する(図13(a),(b),(c))。P型ウェル20は、N型ウェル18内に形成された二重ウェルである。なお、ここではN型ウェル18及びP型ウェル20として説明するが、実際には、これらウェルは、後工程の熱処理において注入した不純物が活性化されることにより形成される。
次いで、シリコン酸化膜16を、弗酸水溶液により除去する。
次いで、例えば熱酸化法によりシリコン基板10を熱酸化し、シリコン酸化膜14を除去して露出した素子領域14a,14bの表面に、シリコン酸化膜よりなるトンネルゲート絶縁膜22を形成する。
次いで、トンネルゲート絶縁膜22が形成されたシリコン基板10上に、例えばCVD法により、例えば膜厚90nmのポリシリコン膜24(第1の導電膜)を堆積する。ポリシリコン膜24は、フローティングゲートとなる導電膜である。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、ポリシリコン膜24をパターニングする(図14(a),(b),(c))。このパターニングは、ワード線36の延在方向(図面横方向)に隣接する不揮発メモリトランジスタのフローティングゲート38を分離するための予備的な加工と、周辺回路領域のポリシリコン膜24の除去のために行うものである。
この際、本実施形態による半導体装置の製造方法では、メモリセル領域と周辺回路領域との間の境界領域にポリシリコン膜24の外縁が位置するように、ポリシリコン膜24をパターニングする(図14(a)参照)。上記参考例の場合との比較において説明すると、図2に示すポリシリコン膜24のパターンに、メモリセル領域の縁部に沿って設けられ境界領域まで延在する環状パターンを付加したものと考えることができる。
次いで、全面に、例えばCVD法によりシリコン酸化膜及びシリコン窒化膜を堆積後、熱酸化法によりシリコン酸化膜を成長し、シリコン酸化膜/シリコン窒化膜/シリコン酸化膜構造のONO膜26(第1の絶縁膜)を形成する(図15(a),(b),(c))。ONO膜26は、ボトム酸化膜の膜厚を例えば5nm、シリコン窒化膜の膜厚を例えば5nm、トップ酸化膜の膜厚を例えば5nmとする。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、周辺回路領域のONO膜26を選択的に除去する(図16(a),(b),(c))。なお、ONO膜26の外縁は、メモリセル領域と周辺回路領域との間の境界領域内において、ポリシリコン膜24の外縁よりも外側に位置する(図16(a)参照)。
次いで、周辺回路領域に選択的にイオン注入を行い、P型ウェル30を形成する。なお、ここではP型ウェル30として説明するが、実際には、これらウェルは後工程の熱処理で不純物を活性化することにより形成される。
次いで、フォトリソグラフィ及びウェットエッチングにより、周辺回路領域の素子領域14b上に形成されたトンネルゲート絶縁膜22を選択的に除去する。
次いで、例えば熱酸化法によりシリコン基板10を熱酸化し、周辺回路領域の素子領域14b上に、シリコン酸化膜よりなるゲート絶縁膜32を形成する。なお、シリコン酸化膜の代わりに、シリコン窒化酸化膜を形成してもよい。
次いで、全面に、例えばCVD法により、ポリシリコン膜34(第2の導電膜)を堆積する(図17(a),(b),(c))。ポリシリコン膜34は、不揮発メモリトランジスタのコントロールゲート(ワード線36)及び周辺トランジスタのゲート電極(ゲート電極46)となる導電膜である。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、メモリセル領域内のポリシリコン膜34をパターニングし、不揮発メモリトランジスタのコントロールゲートを兼ねるワード線36を形成する(図18(a),(b),(c))。
この際、メモリセル領域内の素子領域14aの端部を覆う領域と周辺回路領域のポリシリコン膜34は、残存しておく。
また、ワード線36の端部は、ポリシリコン膜24の環状パターン上に延在させることが望ましい。これによりワード線36の端部に近接して窪み62が形成されることを防止することができる。
なお、周辺回路領域を覆うポリシリコン膜34の内縁は、メモリセル領域と周辺回路領域との間の境界領域内において、ポリシリコン膜24の外縁よりも内側に位置する(図18(a)参照)。
次いで、ポリシリコン膜34のパターニングに用いたマスクを用いて、ドライエッチングにより、ONO膜26及びポリシリコン膜24をパターニングする。これにより、ワード線36下に、ポリシリコン膜24よりなるフローティングゲート38を形成する。境界領域では、ポリシリコン膜24とポリシリコン膜34とからなる積層体に素子分離絶縁膜12に達する開口部が形成され、メモリセル領域のポリシリコン膜24と境界領域のポリシリコン膜24とが分離される。
この際、ポリシリコン膜24が形成されていない領域40(窪み領域40)では、ONO膜26のエッチングの際に素子分離絶縁膜12がエッチングされて窪み62が形成される。しかしながら、本実施形態による半導体装置の製造方法では、図12に示すように、図9に示す参考例の場合と比較して窪み領域40を大幅に狭くすることができ、窪み領域40もメモリセル領域を取り囲むように形成されることはない。
次いで、周辺回路領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)、ワード線36及びフローティングゲート38をマスクとして、メモリセル領域に選択的にイオン注入を行い、ワード線36の両側の素子領域14a内に、不揮発メモリトランジスタのLDD領域又はエクステンション領域となる不純物拡散領域40を形成する。
次いで、全面に例えばCVD法によりシリコン窒化膜を堆積後、このシリコン窒化膜をエッチバックし、ワード線36、フローティングゲート38、ポリシリコン膜24,34の側壁部分に、シリコン窒化膜よりなる側壁絶縁膜42を形成する(図19(a),(b),(c))。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、周辺回路領域のポリシリコン膜34をパターニングし、周辺トランジスタのゲート電極46を形成する。
この際、本実施形態による半導体装置の製造方法では素子分離絶縁膜12の窪み領域40を大幅に狭くでき(図12参照)、フォトレジスト膜64の窪み62への流れ込みを抑制することができるため(図22参照)、ワード線36の端部におけるフォトレジスト膜64の薄膜化を防止することができる。これにより、ワード線36の端部がエッチングされることを防止することができる。
次いで、メモリセル領域を覆うフォトレジスト膜(図示せず)及びゲート電極46をマスクとして、周辺回路領域に選択的にイオン注入を行い、ゲート電極46の両側の素子領域14b内に、周辺トランジスタのLDD領域又はエクステンション領域となる不純物拡散領域48を形成する。
次いで、全面に例えばCVD法によりシリコン酸化膜を堆積後、このシリコン酸化膜をエッチバックし、ワード線36、フローティングゲート38、ゲート電極46、ポリシリコン膜24,34の側壁部分に、シリコン酸化膜よりなる側壁絶縁膜50を形成する(図20(a),(b),(c))。
次いで、ワード線36、フローティングゲート38、ゲート電極46及び側壁絶縁膜42,50をマスクとしてイオン注入を行い、ワード線36の両側の素子領域14a内及びゲート電極46の両側の素子領域14b内に不純物拡散領域52をそれぞれ形成する。これにより、ワード線36の両側の素子領域14a内に、不純物拡散領域4,52よりなるソース/ドレイン領域54を形成し、ゲート電極46の両側の素子領域14b内に、不純物拡散領域48,52よりなるソース/ドレイン領域5を形成する。
次いで、必要に応じて、サリサイドプロセスにより、各トランジスタのソース/ドレイン領域54上及びゲート電極(ワード線36、ゲート電極46)上に、金属シリサイド膜(図示せず)を形成する。
次いで、不揮発メモリトランジスタ及び周辺トランジスタが形成されたシリコン基板10上に、例えばCVD法により、例えばシリコン窒化膜及びシリコン酸化膜を堆積し、これら絶縁膜の積層膜よりなる層間絶縁膜56を形成する。
次いで、フォトリソグラフィ及びドライエッチングにより、層間絶縁膜56をパターニングし、ソース/ドレイン領域54に達するコンタクトホール58、ワード線36に達するコンタクトホール60等を形成する(図21(a),(b),(c))。
この後、コンタクトホール58,60に埋め込まれたコンタクトプラグ及び上層の多層配線層を形成し、半導体装置を完成する。
このように、本実施形態によれば、フローティングゲートとなるポリシリコン膜をパターニングする際に、外縁がメモリセル領域と周辺回路領域との間の境界領域に位置するようにするので、メモリセル領域内のONO膜とポリシリコン膜とをパターニングしてフローティングゲートを形成する際に、メモリセル領域の縁部の素子分離絶縁膜がエッチングされて溝が形成される領域を大幅に減少することができる。これにより、周辺トランジスタのゲート電極を形成する際に用いるフォトレジスト膜が素子分離絶縁膜の溝内に多量に流れ込むことを防止することができ、メモリセル領域内における薄膜化を防止することができる。そして、それによって、周辺トランジスタのゲート電極を形成する際にワード線の端部がエッチングされることを防止することができる。
[変形実施形態]
本発明は上記実施形態に限らず種々の変形が可能である。
例えば、上記実施形態では、不揮発メモリトランジスタを混載したロジック半導体装置を例にして説明したが、本発明は、スタック構造のゲート電極を有する不揮発メモリトランジスタと単層構造のゲート電極を有する周辺トランジスタとを有する半導体装置において広く適用することができる。
また、上記実施形態では、ワード線36に接続するコンタクトホール60を、フローティングゲート38と同一導電層のポリシリコン膜34が形成されていない領域上に開口したが、図23に示すように、フローティングゲート38と同一導電層のポリシリコン膜34を、コンタクトホール60の形成領域まで延在するようにしてもよい。
上記実施形態では、コンタクトホール58,60を同時に開口する観点から、コンタクトホール60形成領域のポリシリコン膜24を除去することによりコンタクトホール58,60の深さを近づけ、コンタクトホール58,60のエッチングが容易になるようにしている。
一方、図23のようにコンタクトホール60をポリシリコン膜24上に延在するワード線36上に形成する場合、コンタクトホール58,60の深さが大きく異なるため、コンタクトホール58,60のエッチングが困難になることも想定される。しかしながら、図12と図23を比較しても明らかなように、コンタクトホール60をポリシリコン膜24上に延在するワード線36上に形成することにより、コンタクト部分の面積を縮小することができる。また、窪み領域40を更に狭めることができ、フォトレジスト膜64の薄膜化を更に抑制することができる。
コンタクトホール60の形成場所については、コンタクトホール58,60のエッチング条件やフォトレジスト膜64の薄膜化の度合い等に応じて適宜選択することが望ましい。
以上詳述した通り、本発明の特徴をまとめると以下の通りとなる。
(付記1) 半導体基板上に、フローティングゲートとコントロールゲートとを有するスタック構造の第1のゲート電極を有する第1のトランジスタが形成された第1の領域と、前記第1の領域を囲むように配置され、単層構造の第2のゲート電極を有する第2のトランジスタが形成された第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との境界部分に配置された環状の第3の領域とを有する半導体装置の製造方法であって、
前記半導体基板の前記第1の領域上、前記第2の領域上及び前記第3の領域上に、第1の導電膜を形成する工程と、
前記第2の領域上の前記第1の導電膜を除去するとともに、外縁が前記第3の領域内に位置するように前記第1の領域上及び前記第3の領域上の前記第1の導電膜をパターニングする工程と、
前記半導体基板の前記第1の領域上に、前記第1の導電膜を覆う第1の絶縁膜を形成する工程と、
前記半導体基板の前記第1の領域上、前記第2の領域上及び前記第3の領域上に、第2の導電膜を形成する工程と、
前記第2の導電膜をパターニングし、前記第1の領域内に、前記第2の導電膜よりなる前記コントロールゲートを形成するとともに、前記第2の領域を覆い、内縁が前記外縁よりも内側の前記第3の領域内に位置するように前記第2の導電膜を残存させる工程と、
前記第1の領域内の第1の絶縁膜及び前記第1の導電膜をパターニングし、前記第1の導電膜よりなる前記フローティングゲートを形成する工程と、
前記第2の領域の前記第2の導電膜をパターニングし、前記第2の領域に、前記第2の導電膜よりなる前記第2のゲート電極を形成する工程と
を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2) 付記1記載の半導体装置の製造方法において、
前記第2の領域上の前記第1の導電膜を除去するとともに、外縁が前記第3の領域内に位置するように前記第1の領域上及び前記第3の領域上の前記第1の導電膜をパターニングする工程では、前記第1の領域の縁部に沿った環状パターンを有する前記第1の導電膜を形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記3) 付記2記載の半導体装置の製造方法において、
前記コントロールゲートは、前記環状パターンが形成された領域上に達している
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記4) 付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1のトランジスタ上に、第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜に前記コントロールゲートに達するコンタクトホールを形成する工程とを更に有し、
前記コンタクトホールを形成する工程では、前記コントロールゲート下に前記第1の導電膜が形成されていない領域に、前記コンタクトホールを形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記5) 付記1乃至3のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1のトランジスタ上に、第2の絶縁膜を形成する工程と、前記第2の絶縁膜に前記コントロールゲートに達するコンタクトホールを形成する工程とを更に有し、
前記コンタクトホールを形成する工程では、前記コントロールゲート下に前記第1の導電膜が延在している領域に、前記コンタクトホールを形成する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記6) 付記1乃至5のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記第1の導電膜を形成する工程の前に、前記第1の領域及び前記第2の領域内に素子領域を画定する素子分離絶縁膜を形成する工程を更に有する
ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記7) 半導体基板上に、第1の導電膜よりなるフローティングゲートと第2の導電膜よりなるコントロールゲートとを有するスタックゲート構造の第1のゲート電極を有する第1のトランジスタが形成された第1の領域と、前記第1の領域を囲むように配置され、前記第2の導電膜よりなる単層構造の第2のゲート電極を有する第2のトランジスタが形成された第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との境界部分に配置された環状の第3の領域とを有する半導体装置であって、
前記第3の領域に、前記第1の導電膜よりなるパターンが形成されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記8) 付記7記載の半導体装置において、
前記第3の領域に形成された前記パターンは、前記第1の領域を囲う環状のパターンを有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記9) 付記7又は8記載の半導体装置において、
前記第1のトランジスタ上に形成され、前記コントロールゲートに達するコンタクトホールが形成された絶縁膜を更に有し、
前記コンタクトホールよりも前記第3の領域側の前記コントロールゲート下に、前記第1の導電膜が形成された領域を有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記10) 付記7又は8記載の半導体装置において、
前記第1のトランジスタ上に形成され、前記コントロールゲートに達するコンタクトホールが形成された絶縁膜を更に有し、
前記第1の導電膜は、前記コンタクトホールが形成された領域に延在している
ことを特徴とする半導体装置。
(付記11) 半導体基板の第1の領域に形成され、第1の導電膜よりなるフローティングゲートと、第2の導電膜よりなるコントロールゲートとを有するスタックゲート構造の第1のトランジスタと、
前記半導体基板の第2の領域に形成された単層ゲート構造の第2のトランジスタと、
前記半導体基板の第3の領域に形成された素子分離絶縁膜と、
前記素子分離絶縁膜上に形成された前記第1の導電膜と前記第2の導電膜との積層体とを有し、
前記第3の領域は、前記第1の領域と前記第2の領域との間に位置し、
前記積層体に、前記第2の導電膜及び前記第1の導電膜を貫通して前記素子分離絶縁膜に達する開口部が形成されている
ことを特徴とする半導体装置。
(付記12) 付記11記載の半導体装置において、
前記積層体は、前記第1の領域を囲う環状のパターンを有する
ことを特徴とする半導体装置。
(付記13) 付記11又は12記載の半導体装置において、
前記第2のトランジスタは、前記第2の導電膜よりなるゲート電極を有する
ことを特徴とする半導体装置。
本発明の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程図(その1)である。 本発明の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程図(その2)である。 本発明の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程図(その3)である。 本発明の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程図(その4)である。 本発明の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程図(その5)である。 本発明の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程図(その6)である。 本発明の参考例による半導体装置の製造方法を示す工程図(その7)である。 本発明の参考例による半導体装置の製造方法におけるメモリセル領域周辺部でのフォトレジスト膜の薄膜化を説明する図である。 本発明の参考例による半導体装置におけるメモリセル領域内の窪み領域を示す平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の構造を示す平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の構造を示す概略断面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置におけるメモリセル領域内の窪み領域を示す平面図である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その1)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その2)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その3)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その4)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その5)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その6)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その7)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その8)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その9)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法を示す工程図(その10)である。 本発明の一実施形態による半導体装置の製造方法におけるメモリセル領域周辺部でのフォトレジスト膜の形状を示す図である。
符号の説明
10…シリコン基板
12…素子分離絶縁膜
14,14a,14b…素子領域
16…シリコン酸化膜
18…N型ウェル
20,30…P型ウェル
22…トンネルゲート絶縁膜
24,34…ポリシリコン膜
26…ONO膜
32…ゲート絶縁膜
36…ワード線
38…フローティングゲート
40…窪み領域
42,50…側壁絶縁膜
44,48,52…不純物拡散領域
46…ゲート電極
54…ソース/ドレイン領域
56…層間絶縁膜
58,60…コンタクトホール
62…窪み
64…フォトレジスト膜
66…ゲート配線

Claims (3)

  1. 半導体基板上に、フローティングゲートとコントロールゲートとを有するスタック構造の第1のゲート電極を有する第1のトランジスタが形成された第1の領域と、前記第1の領域を囲むように配置され、単層構造の第2のゲート電極を有する第2のトランジスタが形成された第2の領域と、前記第1の領域と前記第2の領域との境界部分に配置された環状の第3の領域とを有する半導体装置の製造方法であって、
    前記半導体基板の前記第1の領域上、前記第2の領域上及び前記第3の領域上に、第1の導電膜を形成する工程と、
    前記第2の領域上の前記第1の導電膜を除去するとともに、外縁が前記第3の領域内に位置するように前記第1の領域上及び前記第3の領域上の前記第1の導電膜をパターニングし、前記第1の領域の縁部に沿った環状パターンを有する前記第1の導電膜を形成する工程と、
    前記半導体基板の前記第1の領域上に、前記第1の導電膜を覆う第1の絶縁膜を形成する工程と、
    前記半導体基板の前記第1の領域上、前記第2の領域上及び前記第3の領域上に、第2の導電膜を形成する工程と、
    前記第2の導電膜をパターニングし、前記第1の領域内に、前記第2の導電膜よりなる前記コントロールゲートを形成するとともに、前記第2の領域を覆い、内縁が前記外縁よりも内側の前記第3の領域内に位置するように前記第2の導電膜を残存させる工程と、
    前記第1の領域内の第1の絶縁膜及び前記第1の導電膜をパターニングし、前記第1の導電膜よりなる前記フローティングゲートを形成する工程と、
    前記第2の領域の前記第2の導電膜をパターニングし、前記第2の領域に、前記第2の導電膜よりなる前記第2のゲート電極を形成する工程と
    を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 請求項記載の半導体装置の製造方法において、
    前記コントロールゲートは、前記環状パターンが形成された領域上に達している
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 請求項1又は2記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第1の導電膜を形成する工程の前に、前記第1の領域及び前記第2の領域内に素子領域を画定する素子分離絶縁膜を形成する工程を更に有する
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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