JP4788610B2 - 加熱装置、塗布、現像装置、加熱方法及び記憶媒体 - Google Patents

加熱装置、塗布、現像装置、加熱方法及び記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、例えばレジスト膜等の塗布膜の形成された基板を加熱するための加熱装置、加熱方法、前記加熱装置を用いた塗布、現像装置及び前記加熱方法を実施するためのコンピュータプログラムを記憶した記憶媒体に関する。
半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)や、LCD(液晶ディスプレイ)用のガラス基板に対してレジストパターンを形成する装置として、ウエハに対してレジストを塗布し、また露光後のウエハを現像する塗布、現像装置が用いられている。この装置内には、ベーク装置等と呼ばれている加熱装置が組み込まれており、例えばレジスト液を塗布した後のウエハを加熱して、レジスト液中の溶剤を乾燥させたりしている。
特に、例えば化学増幅型のレジスト液では、露光によってレジスト膜内に発生させた酸を、PEB(ポストエクスポージャベーク)と呼ばれる加熱処理にてレジスト膜内に拡散させ、次いでウエハを冷却することにより酸の拡散を停止させて現像液に対するレジスト膜の可溶、不可溶を制御している。このとき、PEB処理とその後の冷却とをウエハ面内で均一に行わないと、現像後のレジストパターンの線幅がウエハ面内で不均一になってしまうおそれがある。
そこで、塗布、現像装置内でウエハを搬送するメインアームと、加熱処理の行われる加熱室との間に冷却機能を備えた専用アームを設け、この専用アームによって加熱室内の熱板にウエハを載置するタイプの加熱装置が採用されている。これにより加熱処理を終えたウエハを専用アームに受け取って均一に冷却することが可能となり、精度の高いレジストパターンを現像することができる。
ところが、このようなタイプの加熱装置は、専用アームと熱板との間でウエハを受け渡す昇降ピンやその昇降機構、受け渡し動作を行うためのクリアランスを必要とするため、加熱装置の高さをコンパクトにすることができず、塗布、現像装置をより多段化してスループット向上を図る際の制約となってしまう。また、専用アームと熱板との間のウエハの受け渡し動作に要する時間も、加熱処理とは直接関係のないオーバーヘッドタイム(作業時間)となりスループットの低下を招いている。
従来の加熱装置のこのうような課題に対して、本発明者らは、加熱室の前に冷却プレートを設け、ワイヤを使ってこの冷却プレートと加熱室との間でウエハを搬送するタイプの加熱装置を開発している。図16は、このような加熱装置100の内部を模式的に示した縦断面図である。加熱装置100内には、側面に開口部101aを有する扁平な筐体状の加熱室101が設置され、この加熱装置100の手前に加熱処理後のウエハWを冷却する冷却プレート105を設けてある。
加熱装置100内に搬入されたウエハWは、図16(a)に示すように外部のウエハ搬送機構によって冷却プレート105上に載置される。この冷却プレート105は、例えば2つの溝部105aを備えており、夫々の溝部105a内には、ウエハWの搬送路と交差する方向に2本のワイヤ104A、104Bが張設されている。そして冷却プレート105を降下させてワイヤ104A、104BにウエハWを受け渡し、ワイヤの支持部に設けられた不図示の移動機構によりこれらのワイヤ104A、104Bをスライドさせて、開口部101aより加熱室101内にウエハWを搬入する。
加熱室101内は、上部側及び下部側に設置された熱板102A、102Bによって予め加熱されている。そして図16(b)に示すように、開口部101a近傍に設けられたガス吐出部103aより加熱されたガスを供給し、反対側に設けられたガス排気部103bよりこれを排気して、加熱室101内に加熱ガスの一方向流を形成することにより、熱板上に直接載置せずにウエハWを加熱する。加熱処理を終えたウエハWはこれまでとは逆の経路で冷却プレート105上に載置され、ここで急冷されレジスト膜の変化を停止させてから加熱装置100より搬出される。
発明者らの開発しているタイプの加熱装置100によれば、ワイヤ104A、104B上に載置したままの状態でウエハWの加熱処理を行うので、従来装置のように加熱室内で専用アームと熱板との間でウエハWを受け渡す必要がなく、昇降ピンやその昇降機構、受け渡し時のクリアランスが不要となって加熱装置100の高さをコンパクトにできる。また、この受け渡し動作を省略したことにより、オーバーヘッドタイムが削減されてスループットの低下を防止することができる。
ところがこの加熱装置100は、予め加熱された加熱室101内にウエハWをスライドさせながら搬入する構成となっているため、ウエハWの先端側と後端側とでは加熱室101内に搬入されるタイミングが例えば1〜3秒程度ずれてしまう。この結果、ウエハW全体を加熱室101内に搬入した時点で、ウエハW表面にはその先端と後端とで例えば3℃程度の温度差を有する初期温度分布を生じてしまうことが分かった。
このような初期温度分布のある状態でPEB処理を行うと、ウエハWの先端側と後端側とでレジスト膜が不均一に加熱されて、例えばウエハWの先端側と後端側とでレジストパターンの線幅が異なってしまうおそれがある。
なお、特許文献1、特許文献2には、実施の形態中で使用する加熱ランプによりウエハを加熱する構成の装置が記載されているが、特許文献1に記載にされている技術は、加熱ランプを用いて基板を加熱することにより加熱室内に生じる結露を防止するためのものであり、また特許文献2に記載されている技術は、加熱ランプを使った基板の加熱効率を向上させるためのものであって、初期温度分布により生じる既述の不具合の解決を目的とする本発明とは課題が異なり、いずれの技術も適用することはできない。
特開平7−183291号公報:第0053段落 特開平10−256170号公報:第0019〜0021段落、
本発明はこのような事情に基づいて行われたものであり、その目的は、加熱室に搬入した際に基板表面に生じる初期温度分布の影響を低減して、基板の面内均一性の高い加熱処理をすることの可能な加熱装置、この加熱装置を備えた塗布、現像装置、加熱方法及びこの加熱方法を記憶した記憶媒体を提供することにある。
本発明に係る加熱装置は、処理容器内に設けられ、基板を熱板により加熱するための加熱室と、
前記処理容器内にて、待機位置に置かれた基板を前記加熱室にその側方から搬入するための搬送手段と、
前記待機位置にて待機する基板の表面に、加熱室に搬入されたときに当該基板の表面に生じる初期温度分布を緩和するための搬入前温度分布を付与する温度分布付与手段と、を備えたことを特徴とする。
なお初期温度分布の緩和とは、このような温度分布により基板表面に生じる温度差を小さくすることである。
ここで前記温度分布付与手段は、前記加熱室内への搬入方向に対して基板の後端側を加熱し、基板の先端側よりも後端側の方が温度の高い搬入前温度分布を付与するように、例えば加熱ランプや、この加熱ランプと待機位置との間に設けられ基板上の配光パターンを規制するための配光パターン規制部材等により搬入前温度分布を付与するように構成するとよい。また、前記基板の搬入方向から見て前記加熱室の手前に、当該基板の待機位置となる載置プレートを更に備え、当該載置プレートに例えば抵抗発熱体等からなる温度分布付与手段を設けるように構成してもよい。
この他、前記温度分布付与手段は、前記加熱室内への搬入方向に対して基板の先端側を冷却することにより、基板の先端側よりも後端側の方が温度の高い搬入前温度分布を付与するように、例えば前記基板の搬入方向から見て前記加熱室の手前に、当該基板の待機位置となる載置プレートを更に備え、前記温度分布付与手段を、当該載置プレートに設けるように構成してもよい。
また前記加熱室から搬出された加熱処理後の基板を冷却するための冷却プレート上に、前記待機位置を設けたり、前記載置プレートに冷却プレートとしての機能を兼ね備えるように構成したりしてもよい。更にまた前記搬送手段を、前記基板の搬送路と交差する方向に張設された、または搬送路に沿って張設された複数本のワイヤにより構成することが好適である。
本発明に係る塗布、現像装置は、基板を収納しキャリアが搬入されるキャリアブロックと、
前記キャリアから取り出された基板の表面に化学増幅型のレジストを塗布する塗布部と、露光後の基板を加熱処理する加熱装置と、加熱処理後の基板を現像する現像処理部と、を含む処理ブロックと、
この処理ブロックと露光装置との間で基板の受け渡しを行うインターフェイス部と、を備えた塗布、現像装置において、
前記加熱装置として、前述の加熱装置を用いたことを特徴とする。
また、本発明に係る加熱方法は、処理容器内に設けられた加熱室にて基板を熱板により加熱する工程と、
前記処理容器内にて、待機位置に置かれた基板を前記加熱室にその側方から搬入する工程と、
前記待機位置にて待機する基板の表面に、加熱室に搬入されたときに当該基板の表面に生じる初期温度分布を緩和するための搬入前温度分布を付与する工程と、を含むことを特徴とする。
ここで前記搬入前温度分布を付与する工程では、前記加熱室内への搬入方向に対して基板の後端側を例えば加熱ランプで加熱することにより、基板の先端側よりも後端側の温度の高い搬入前温度分布を付与するようにしてもよいし、加熱ランプと待機位置との間で、基板上の配光パターンを規制する工程を更に含むことにより同様の搬入前温度分布を付与するように構成してもよい。また、前記基板の搬入方向から見て前記加熱室の手前に、当該基板の待機位置となる載置プレートを更に備え、前記搬入前温度分布は、この載置に設けられた加熱手段により付与されるように構成してもよい。
この他、前記搬入前温度分布を付与する工程では、前記加熱室内への搬入方向に対して基板の先端側を冷却することにより、基板の先端側よりも後端側の温度の高い搬入前温度分布を付与するように、例えば前記基板の搬入方向から見て前記加熱室の手前に、当該基板の待機位置となる載置プレートを更に備え、この載置プレートに設けられた冷却手段により前記搬入前温度分布を付与するように構成してもよい。
また加熱室から搬出された加熱処理後の基板を冷却する工程を更に含み、前記待機位置はこの基板を冷却する工程と同じ位置にて行われるように構成することが好ましい。更にまた前記基板を搬送する工程は、前記基板の搬送路と交差する方向に張設された、または搬送路に沿って張設された複数本のワイヤを用いて行うことが好適である。
本発明に係る記憶媒体は、基板を熱板により加熱する加熱装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、既述の加熱方法を実施するようにステップ群が組まれていることを特徴とする。
本発明によれば、予め搬入前温度分布の付与された状態の基板を加熱室に搬入して基板全体の加熱を開始するので、基板の先端側と後端側とが夫々加熱室内に搬入されるタイミングの違いにより生じる初期温度分布を緩和し、加熱処理の面内均一性を高めることができる。この結果、例えば化学増幅型のレジスト膜のPEB処理を行う加熱装置にこの技術を適用した場合には、均一な線幅のレジストパターンを現像することが可能となり製品の品質や歩留まりの向上に寄与することができる。
以下に本発明に係る加熱装置の実施の形態の一例として、例えば既述のPEBを実行するタイプの加熱装置を図1〜図7を参照しながら説明する。図1は加熱装置1の外観斜視図であり、図2はその内部構造を示した斜視図、図3は縦断面図である。
図1に示すように加熱装置1は、一方側の側壁にウエハWを搬入出するための搬入出口10aを備えた筐体状の処理容器10内に収められており、処理容器10の天井部には、加熱装置1内に搬入されたウエハWに所定の温度分布を付与するための温度分布付与手段としての役割を果たす加熱ランプ2が配設されている。以下、ウエハWの搬入される方向から見て、搬入出口10aの形成されている処理容器10の側面を手前側として説明をする。
加熱装置1の処理容器10の内部は、図3に示すように、基台11を挟んで上部側と下部側の空間に仕切られており、上部側の空間には、図2に示すようにウエハWを加熱処理するための扁平な加熱室3と、加熱処理前のウエハWの待機位置と加熱処理後のウエハWを冷却する手段とを兼ねる冷却プレート4と、これら冷却プレート4と加熱室3との間でウエハWを搬送するための搬送手段5とが設けられている。なお図3中の10cは、搬入出口10aを開閉するためのシャッタである。
初めに冷却プレート4の構成から説明すると、冷却プレート4は例えば12インチのウエハWとほぼ同じ直径を有するほぼ円形板状のアルミニウム等により構成され、後述する溝部以外の領域では、4mm程度の厚さに形成されている。またその裏面側に、例えば温度調節水を流すための図示しない冷却機構を備えており、当該冷却プレート4上に載置されたウエハWを粗冷却できるようになっている。
次に搬送手段5の構成について説明する。搬送手段5は、ウエハWを載置して搬送する複数本のワイヤ51と、これらのワイヤ51を支持するワイヤ支持部52と、ワイヤ支持部52を移動させる移動機構53と、を備えている。複数本例えば2本のワイヤ51(51A、51B)は、ウエハWの搬送方向(図2、図3中Y方向)に対して交差する方向(図2、図3中X方向)に伸び、夫々のワイヤ51の両端部をワイヤ支持部52に固定された状態で張設されている。夫々のワイヤ51は、例えば直径が0.5mm程度、長さがウエハWや冷却プレート4の直径よりも長尺であって、例えばアラミド繊維や炭化ケイ素繊維等の耐熱性を備えた材料により構成されている。
ワイヤ支持部52A、52Bは、夫々のワイヤ51A、51Bを張設するために、冷却プレート4を挟んで対向するように設置されている。これらのワイヤ支持部52は、移動機構53により、冷却プレート4の上方位置と加熱室3内との間でウエハWを搬送できるように構成されている。以下、図1〜図3に示すように、ワイヤ51が冷却プレート4側に位置する位置をホーム位置とする。
移動機構53の構成について簡単に説明すると、夫々のワイヤ支持部52は基部にて例えば共通の基体54に固定されており、この基体54は駆動部56からの動力を受けて、ウエハWの搬送方向に平行に設置された2本のガイドレール55A、55Bに沿って移動するように構成されている。なお58は、後述する加熱室3に設けられたワイヤ51の通り抜ける隙間から、加熱室3内の気流が外部に漏れ出してしまうことを防止するための遮蔽板である。
ウエハWを搬送するワイヤ51には、図4に示すように、ウエハWの載置位置を規制するためのビーズ部材57が設けられている。ビーズ部材57は、ウエハWの周縁の4ヵ所の位置に対応するように例えば各ワイヤ51A、51Bに夫々2個づつ設けられており、ウエハWをビーズ部材57の内側に位置決めすることにより、移動中のウエハWの載置位置がずれないようになっている。なお図4以外の各図面では、便宜上ビーズ部材57の記載は省略してある。
更に前述の冷却プレート4には、図2、図3に示すように、ワイヤ51を潜り込ませるための溝部41が形成されている。溝部41は、ホーム位置にある2本のワイヤ51A、51Bに対応する位置にウエハWの搬送方向と交差するように形成され、各ワイヤ51に設けられたビーズ部材57も潜り込める幅を備えている。
既述の基台11を介して冷却プレート4の下方には、図3に示すように当該冷却プレート4を昇降させるための昇降機構42が設けられている。昇降機構42は例えば複数本の支持ピン43を備えており、これらの支持ピン43は基台11に穿設された孔を介して昇降機構42によって垂直に突没できるように構成されている。
そしてこの昇降機構42の作用により、冷却プレート4はワイヤ51に対して相対的に昇降し、各ワイヤ51が対応する溝部41内に潜り込んだり、溝部41の上方に抜け出したりすることによって、ワイヤ51と冷却プレート4との間でウエハWを受け渡すことができる。なお、図2中の44は、図示しない外部のウエハ搬送機構と冷却プレート4との間でウエハWの受け渡しを行う際に、ウエハ搬送機構の馬蹄形状のアーム内縁に設けられたウエハWの支持爪が、冷却プレート4と干渉せずに冷却プレート4の上方側と下方側とを昇降可能なように設けられた切り欠き部である。
次に加熱室3の構成について説明する。加熱室3は、冷却プレート4に対向する手前側の側面にウエハWを搬入出するための、例えば上下方向に6mm以下の幅を有する開口部31を備え、ウエハWより大きな内部空間を有している。この加熱室3は、図3に示すように例えば厚さが3mm程度のアルミニウム(Al)やステンレス等の伝熱性の材料により形成され、その縦断面がコ字状となっている。図3に示すように、この開口部31の両側の側壁部32には、夫々例えば3mm程度の隙間部33が形成され、この隙間部33には既述のワイヤ支持部52間に張設されたワイヤ51が進入できるようになっている。
加熱室3の上面側及び下面側には、図2、図3に示すように、加熱室3内部を加熱するための、例えば窒化アルミニウム(AlN)や炭化ケイ素(SiC)製の熱板34、35が設けられている。これらの熱板34、35は、例えばウエハWとほぼ同じ大きさの円板状に形成されており、熱坂34、35内には例えば抵抗発熱体よりなる不図示のヒータが埋め込まれている。
また図3に示すように、加熱室3の手前側の基台11上にはガス吐出部12が設けられ、加熱室3の内部の奥側には排気部61が設けられている。ガス吐出部12は、図5に示すように、加熱室3の開口部31に対向する斜面部を備えており、この斜面部には例えば多数の小孔が吐出口12aとして処理容器10の幅方向(図2中X方向)に沿って夫々一定の間隔をおいて設けられている。この吐出口12aの一端から他端までの長さは加熱室3内に載置されるウエハWの直径をカバーするように構成されている。なお図5に示すように、ガス吐出部12の内部にはヒートパイプ14aを介して熱板35と接続された伝熱板14が設けられており、この伝熱板14によりウエハWの加熱温度(加熱時のウエハWの表面温度)と同じ温度に温調したガスを吐出できるようになっている。
またガス吐出部12にはガス供給管13a、バルブV1を介して、例えば処理容器10の外部に設けられたガス供給源13に接続されており、このガス供給源13にはクリーンなパージ用ガス例えば窒素ガス等の不活性ガスが貯留されている。一方、排気部61は、加熱室3の下部側に設けられた熱板35を挟んでガス吐出部12と対向するように設けられ加熱室3内に向かう斜面部を備えている。この斜面部には例えば多数の小孔状の排気口61aが加熱室3の幅方向に列設されており、排気部61の一端から他端までの長さは例えばウエハWの直径をカバーするように構成されている。排気部61はファン62やバルブV2の介設された排気管63を介して例えば工場の排気路に接続されている。排気部61からの排気量は、例えばファン62の回転数やバルブV2の開度を変更することにより調整される。
また図3に示すように、加熱装置1は例えばコンピュータからなる制御部7を備えており、この制御部7は、昇降機構42やガス供給源13、ファン62等の動作を制御する機能を有している。制御部7は、ウエハWの搬送タイミングやパージ用のガスの給断タイミング等を制御するために、処理パラメータ及び処理手順を実行するためのプログラムを格納した不図示の記憶媒体からこれらのプログラムを読み出して各部に実行させる役割を果たす。記憶媒体は、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスク、メモリーカード等の記憶手段により構成されている。
以上に説明した構成を有する加熱装置1においては、背景技術にて説明したように、ウエハWを加熱室3に搬入した際にその表面に初期温度分布を生じてしまう。そこで、本実施の形態に係る加熱装置1では、冷却プレート4上の待機位置にて待機している加熱処理前のウエハWに対して温度分布を付与しておくことによって、加熱室3へ搬入されるタイミングの違いにより生じる初期温度分布を緩和するための温度分布付与手段としての加熱ランプ2が設置されている。以下、加熱ランプ2の構成について説明する。
図1、図3に示すように、加熱装置1の処理容器10天井部には固定台22に固定された状態で、複数の加熱ランプ2が配設されている。各加熱ランプ2は、例えば赤外線を放射可能なランプやLEDによって構成され、冷却プレート4上にて待機するウエハWに対して、処理容器10に穿設された穴部10bを介して熱線を放射可能なように、冷却プレート4と対向した状態で固定台22に固定されている。また加熱ランプ2の放射部2aは、放射された熱線を基板に向けて反射させるために、反射部材として機能する、例えば金メッキによる反射加工の施された筒状の反射ケース21によって覆われている。図3中の24は、穴部10bに嵌め込まれた透過板である。透過板24は、加熱ランプ2より放射される熱線を透過可能な石英ガラス板等により構成され、処理容器10にパーティクルが進入してウエハW上に付着するのを防止する役割を果たす。
次に、処理容器10天井部における加熱ランプ2の配置状態について図6を参照しながら説明する。図6は、処理容器10の天井部における各加熱ランプ2の配置状態を模式的に示す平面図である。図中、破線で示した円は冷却プレート4上に載置されたウエハWの処理容器10天井部への投影面を示し、小さな2重円の内円は加熱ランプ2の放射部2a、外円は反射ケース21を夫々示している。図示の便宜上、固定台22等の記載は省略してある。
図6に示すように、本実施の形態では冷却プレート4上に載置されたウエハWの例えば後端側半分の形状に対応するように、例えば17個の加熱ランプ2が4列に配置されている。各列の加熱ランプ2は、後端側ほど左右の間隔が小さくなるように配置されており、3列目と4列目とでは列同士の間隔も小さくなっている。このような構成により冷却プレート4上で待機している加熱処理前のウエハWに対して加熱ランプ2より熱線を所定時間放射すると、ウエハWの概ね後端側半分の領域に熱線が照射され、また照射されている領域の後端側へ行くほどエネルギー密度の高い熱線が照射されるので、先端側は温度が低く、後端側へ行くほど温度の高い温度分布(以下、搬入前温度分布という)を付与することができる。なお、図3及び後述する図7の加熱ランプ2の表示は、これらの間隔が後端側へ行くほど小さくなっていることを模式的に表現したものであって図6に示した配列を厳密に表現したものではない。
ここでウエハWに付与する搬入前温度分布は、加熱室3内へのウエハW先端部と後端部との搬入タイミングの違いによる吸収熱量の差を打ち消して、初期温度分布が緩和されていることが好ましい。そこで、加熱ランプ2の配置を設計するにあたっては、加熱ランプ2の無い状態で加熱室3への搬入によりウエハWの各部位に吸収される熱量や初期温度分布を実験やシミュレーション等によって予め求めておき、この初期温度分布を緩和し、フラットにするためにウエハWに予め付与すべき熱量を算出して、この算出結果に基づいて加熱ランプ2の配置領域や設置間隔、各加熱ランプ2の出力等を決定するとよい。なお、図6ではウエハWの半分より後端側に相当する領域にのみ加熱ランプ2を配置しているが、上述の設計結果に基づいてウエハWの半分よりも先端側にも例えば出力のより小さな加熱ランプ2を設置する等してもよいことは勿論である。
また図3に示すように、各電力供給部23は電力供給部23に接続されており、この電力供給部23は既述の制御部7からの指示に基づいて各加熱ランプ2への電力の給断タイミングが制御されるように構成されている。以下、上述の加熱ランプ2の作用について説明する。
図7は、加熱室3内への搬入前後のウエハWの位置と加熱装置1の動作との関係を模式的に示した縦断面図である。例えば馬蹄形状を備えた不図示のウエハ搬送機構によって搬送されてきたウエハWは待機位置である冷却プレート4上に受け渡され、この待機位置にて待機する。次いで図7(a)に示すように冷却プレート4を下降させてウエハWをワイヤ51上に載置し、各加熱ランプ2を「ON」として所定時間例えば1秒〜3秒程度熱線を放射し、待機中のウエハWに既述の搬入前温度分布を付与する。このように本実施の形態ではウエハWに付与した熱の損失を抑えるためウエハWを冷却プレート4からワイヤ51に受け渡した後に搬入前温度分布を付与しているが、この動作を冷却プレート4上で行ってもよいことは勿論である。
次いで図7(b)に示すように加熱ランプ2を「OFF」とする共に、ワイヤ51を移動させてウエハWを先端部より加熱室3内に搬入する。このとき、ウエハWには先端側から後端側へ向けて温度の高くなっていく搬入前温度分布が付与されており、この分布は搬入タイミングの違いによるウエハW各部の吸収熱量の差を打ち消すように調整されているので、加熱室3内への搬入が完了した際に、比較的大きな熱量を吸収した先端部と小さな熱量を吸収した後端部との間に生じる温度差を小さくし、緩和することができる。
このとき加熱室3内は上下に設置された熱板34、35により例えば130℃に加熱されている。そして、加熱室3内に搬入されたウエハWはワイヤ51上に載置されたまま、いずれの熱板34、35にも接触しない状態でこれらの熱板34、35間に停止する。ウエハW搬入の完了後、バルブV1を開としてガス吐出部12より加熱室3内に加熱室3内と同じ温度に加熱されたパージ用のガスを供給すると共に、バルブV2を開とし、ファン62を作動させてガスを排気する。これによりウエハWの上下面には図5中、矢印で示す一方向流が形成される。このような熱板34、35からの熱放射やガスからの対流伝熱等により、初期温度分布のフラットな状態でウエハWに塗布された露光後の化学増幅型のレジスト膜が加熱されてPEB処理が開始される。このときウエハWへのPEB処理は、既述のように初期温度分布のフラットな状態で開始されることとなる。そしてウエハWへのパージ用ガスの供給が例えば一定時間行われた後に、パージ用ガスの供給と排気とが停止されて加熱室3内におけるPEB処理を終了する。
そしてPEB処理が終了すると、図7(c)に示すようにウエハWは搬入時とは逆の順序でワイヤ51から冷却プレート4に受け渡され粗熱を取り除かれ、冷却される。冷却後、ウエハWは冷却プレート4より外部の搬送機構に受け渡されて、処理容器10の外に搬出され加熱装置1における処理が終了する。
本実施の形態によれば以下のような効果がある。予め搬入前温度分布の付与された状態のウエハWを加熱室3に搬入してウエハW全体の加熱を開始するので、先端側と後端側とが夫々加熱室3内に搬入されるタイミングの違いにより生じる初期温度分布を緩和し、ウエハWに対する加熱処理の面内均一性を高めることができる。この結果、例えば既述のPEB処理において、均一な線幅のレジストパターンを現像することが可能となり製品の品質や歩留まりの向上に寄与することができる。
また、温度分布付与手段として加熱ランプ2を採用することにより、短時間でウエハWを加熱することができるので、搬入前温度分布を付与するプロセスを加えても、加熱装置1内での全体の処理時間にはさほど影響を与えずに済む。更にまた、先端部よりも後端側のウエハW形状に対応するように複数の加熱ランプ2を配置したり、加熱ランプ2の回りを反射ケース21で覆ったりしているので、ウエハWの他の部分や加熱装置1内の他の機器等の不必要な部分に熱線を放射するロスを抑えて、必要な搬入前温度分布を効率的に付与することができる。
なお、加熱ランプ2を使って所望の搬入前温度分布を得る手法は、図6で説明したように加熱ランプ2同士の配置間隔により調整する場合に限定されない。例えば、加熱ランプ2からウエハWへの配光パターンを規制する配光パターン規制部材を設けてもよい。具体例としては、例えば図8(a)に示すように、ウエハWの後端側から先端側にかけて段々小さくなるような穴部10bの穿設された配光パターン規制部材(本例では処理容器10の天井部に相当する)を、加熱ランプ2と加熱室3内のウエハWとの間に設ける場合等が考えられる。このとき固定台22全体を反射部材で覆い、この中に例えば図8(b)の平面図中に破線で示すように加熱ランプ2を例えば3つだけ配設する構成としてもよい。この場合には、これらの加熱ランプ2全体より放射された熱線の配光パターンを径の異なる穴部10bにより規制して、後端側へ行くほどエネルギー密度の高い熱線を照射することができる。これにより加熱ランプ2の配置間隔を調整する場合に比べてより柔軟な初期温度分布の調整が可能となる。
このほか、図6で説明した構成の加熱ランプ2において、配設された各加熱ランプ2の熱線の出力が、先端側から後端側へかけて大きくなるように夫々出力の異なる加熱ランプ2を配置してもよいし、後端側よりも先端側の熱線の放射時間が小さくなるように各加熱ランプ2の「ON/OFF」のタイミングをずらしてもよい。また、配光パターン規制部材の構成も図8に例示したものに限定されず、例えば放射された熱線の一部を透過するブラインドを透過板24の替わりに設け、このブラインドの透過率を変化させることによって先端側から後端側へかけて熱線の放射量が大きくなるようにしてもよい。また、既述の各手法を2つ以上組み合わせてもよい。
また、温度分布付与手段は、熱線を放射するタイプの加熱ランプ2等に限定されるものではない。例えば、図9(a)に示すようにウエハWの後端側に対応する冷却プレート4内に伝熱ヒータ45を埋め込み、この部分を加熱してウエハWの先端側よりも後端側の方が温度の高い搬入前温度分布を付与するように構成してもよいし、図9(b)に示すように、ウエハWの先端側に対応する冷却プレート4内にペルチェ素子46を埋め込みこの部分を冷却して、ウエハWの先端側よりも後端側の方が温度の高い搬入前温度分布を付与するように構成してもよい。これらの手法によれば加熱装置1の高さをコンパクトにできる利点がある。また、ウエハWの後端側に熱風を吹き付けたり、先端側に冷風を吹き付けたりすることにより、夫々同様の搬入前温度分布を付与する構成としてもよい。
なお、実施の形態中においてはウエハWを搬送する搬送手段をウエハWの搬送路と交差する方向に張設されたワイヤ51A、51Bにより構成しているが、例えばウエハWの搬送路の両端にプーリを設け、これらのプーリを介して複数本のワイヤをウエハWの搬送方向に張設し、これらのワイヤによってウエハWを搬送するように構成してもよい。この場合には、冷却プレート4の溝部はワイヤに沿ってウエハWの搬送方向に設ける。
次に塗布、現像装置に上述した加熱装置1を適用した一例について簡単に説明する。図10は塗布、現像装置に露光装置が接続されたシステムの平面図であり、図11は同システムの斜視図である。図中S1はキャリアブロックであり、ウエハWが例えば13枚密閉収納されたキャリアC1を搬入出するための載置部121を備えたキャリアステーション120と、このキャリアステーション120から見て前方の壁面に設けられる開閉部122と、開閉部122を介してキャリアC1からウエハWを取り出すためのトランスファーアームCとが設けられている。
キャリアブロックS1の奥側には筐体124にて周囲を囲まれる処理ブロックS2が接続されており、処理ブロックS2には手前側から順に加熱・冷却系のユニットを多段化した棚ユニットP1、P2、P3及び液処理ユニットP4、P5と、搬送手段(メインアーム)A1、A2とが交互に設けられている。搬送手段A1、A2はこれら各ユニット間のウエハWの受け渡しを行う役割を果たす。搬送手段A1、A2は、キャリアブロックS1から見て前後方向に配置される棚ユニットP1、P2、P3の一面側と、右側の液処理ユニットP4、P5側の一面側と、左側の一面側をなす背面部とで構成される区画壁により囲まれる空間123内に置かれている。
棚ユニットP1、P2、P3は、液処理ユニットP4、P5にて行われる処理の前処理及び後処理を行うための各種ユニットを複数段積層した構成とされている。積層された各種ユニットにはウエハWを加熱(ベーク)する複数の加熱ユニット(PAB)や、ウエハWを冷却する冷却ユニット等が含まれる。ここで本実施の形態に係る加熱装置1は、棚ユニットP3に組み込まれている。
また液処理ユニットP4、P5は、レジスト液や現像液等の薬液収納部の上に下部反射防止膜塗布ユニット133、レジスト塗布ユニット134、ウエハWに現像液を供給して現像処理する現像ユニット131等を複数段、例えば5段に積層して構成されている。
インターフェイスブロックS3は、処理ブロックS2と露光装置S4との間に前後に設けられる第1の搬送室3A及び第2の搬送室3Bにより構成されており、夫々に昇降自在、鉛直軸回りに回転自在かつ進退自在なウエハ搬送機構131A、131Bを備えている。
第1の搬送室3Aには、棚ユニットP6及びバッファカセットCOが設けられている。棚ユニットP6にはウエハ搬送機構131Aとウエハ搬送機構131Bとの間でウエハWの受け渡しを行うための受け渡しステージ(TRS)及び露光装置に受け渡す前にウエハWの温調を行う冷却プレートを有する高精度温調ユニット等が上下に積層された構成となっている。
続いて、この塗布、現像装置におけるウエハWの流れについて説明する。先ず外部からウエハWの収納されたキャリアC1がキャリアブロックS1に搬入されると、ウエハWは、トランスファーアームC→棚ユニットP1の受け渡しユニット(TRS)→搬送手段A1→下部反射防止膜形成ユニット(BARC)133→搬送手段A1(A2)→加熱ユニット→搬送手段A1(A2)→冷却ユニット→搬送手段A1(A2)→レジスト塗布ユニット(COT)134→搬送手段A1(A2)→加熱ユニット→搬送手段A1(A2)→冷却ユニット→搬送手段A2→棚ユニットP3の受け渡しユニット(TRS)→ウエハ搬送機構131B→棚ユニットP6の受け渡しユニット(TRS)→棚ユニットP6の温調ユニット→ウエハ搬送機構131B→露光装置S4の順に搬送される。
露光処理を受けたウエハWは、ウエハ搬送機構131B→棚ユニットP6の受け渡しステージ(TRS)→ウエハ搬送機構131A→棚ユニットP3の受け渡しユニット(TRS)→棚ユニットP3の加熱装置1(PEB)→搬送手段A2→現像ユニット131→搬送手段A1→棚ユニットP1の受け渡しユニット(TRS)→トランスファーアームCの順で搬送され、キャリアC1に戻されて塗布、現像処理が完了する。
(実験)
図1〜図6にて説明したものとほぼ同様の構成の加熱装置1を用いてウエハWの加熱を行い、搬入前温度分布を付与することによる効果を確認した。加熱装置1に配設した加熱ランプ2は、出力54W(60V)、色温度が3000Kの赤外ランプを使用した。図12は、この赤外ランプの波長の相対強度分布図である。加熱ランプ2の個数及び配置は、図6で説明したものと同様であり、各ランプから冷却プレート4上に載置されたウエハWまでの距離は25mmである。各穴部10bの径は30mmと一定であり、穴部10bには透過板24を嵌め込まなかった。
(実施例)
12インチのウエハWに対して3秒間加熱ランプ2より熱戦を照射して搬入前温度分布を付与し、次いでこのウエハWを130℃の加熱室3内に搬入してパージ用のガスを供給したときのウエハW表面の初期温度分布や温度変化を測定した。
(比較例)
搬入前温度分布を付与せずに同様の実験を行った。
図13(a)は、加熱室3へのウエハW搬入の際に均一な初期温度分布を得るために付与すべき搬入前温度分布をシミュレーションした結果である。図中、加熱室3への搬入方向に対して先端側を上、後端側を下とし、レジスト膜の形成されている上面側の温度分布を等温線により表した。各等温線は基準温度Tに対する相対的な温度差を0.4℃刻みで示した。したがって各等温線で囲まれた領域は図中右側に記載した温度範囲にあることを示している。シミュレーションの結果によれば、初期温度分布を一様にするためには、ウエハWの先端側から後端側へかけて徐々に温度の高くなっていく搬入前温度分布を付与しておくことが好ましいといえる。
図13(b)は、実施例にて加熱ランプ2により搬入前温度分布を付与した結果を示している。17個の加熱ランプ2によるトータルの放射束は918Wであり、12インチのウエハWに対する放射照度は2.6W/cm、3秒間に照射したエネルギーは7.8J/cmであった。ウエハWの方向やその温度分布等の表示については図13(a)と同様である。実施例の結果によれば、実施の形態に示した加熱ランプ2を使用してウエハWの先端側から後端側へかけて温度の高くなっていく搬入前温度分布を付与できていることが分かる。図13(a)のシミュレーション結果と比較してウエハW先端部の低温領域及び後端部の高温領域の面積が広くなっているのは、図6に示すようにウエハWの後端側半分のみの形状に対応させ、先端側から後端側へかけて配置間隔が概ね小さくなっていくように加熱ランプ2を配置した影響によるものと考えられる。
図14、図15は実施例、比較例の実験の結果を示している。図14は実施例、比較例におけるウエハWの初期温度分布であり、図15はこれらのウエハWを加熱室3内で加熱した場合におけるウエハW表面の最大温度差、ウエハWの平均温度の経時変化を示したトレンド図である。
図14(a)は実施例における初期温度分布である。ウエハWの方向の表示については図13(a)と同様であるが、各等温線は実温度を表示している。実施例の結果によれば、図13(b)に示した搬入前温度分布を予め付与したウエハWを加熱室3に搬入することによって、最先端部を除くウエハWの大部分が約1.3℃の温度差に収まっており、フラットな初期温度分布を得ることができた。
一方で予め搬入前温度分布を付与しなかった比較例においては、図14(b)に示すようにウエハWの先端側から後端側へかけて徐々に温度の低くなっていく初期温度分布が得られた。また初期温度分布における温度差も約4.7℃と実施例に比較して大きくなった。これらの結果から、ウエハWに適切な搬入前温度分布を付与しておくことにより、初期温度分布を緩和する効果が得られるといえる。
図15(a)は実施例、比較例における各ウエハW表面の最大温度差の経時変化を示したトレンド図である。実施例を実線、比較例を破線で示してある。実施例においては、加熱室3への搬入が開始される直前の時間「0」においてウエハWは約2.5℃の温度差を有しているが、ウエハW全体の搬入が完了した時点ではこの範囲が約1.3℃まで小さくなり、例えば80秒後にはこの範囲は1℃以下まで小さくなっている。これに対して比較例では、ウエハWを加熱室3内に搬入することにより温度差が約4.7℃まで跳ね上がってから徐々に小さくなってきているが、80秒後においてもこの温度差は1℃以下とならなかった。即ち、実施例においては比較例に対して初期温度分布を約3℃程度緩和することができた。
また図15(b)は、は実施例、比較例における各ウエハW内の平均温度の経時変化を示したトレンド図であるが、例えば80秒後の時点において実施例と比較例との間にはウエハW平均温度の顕著な温度差は見られない。このことから、搬入前温度分布を付与する構成においても、ウエハW全体は従来どおり必要な温度にまで加熱することができるといえる。
実施の形態に係る加熱装置の外観斜視図である。 上記加熱装置の内部構造を示す斜視図である。 上記加熱装置の縦断面図である。 ウエハの搬送手段の構成例を示す斜視図である。 上記加熱装置内の加熱室の作用を示す縦断面図である。 温度分布付与手段である加熱ランプの配置状態を示した平面図である。 上記加熱装置の作用を示す説明図である。 加熱ランプの配設方法における他の実施の形態を示す説明図である。 温度分布付与手段の他の実施の形態を示す説明図である。 本発明に係る加熱装置が適用される塗布、現像装置の平面図である。 上記塗布、現像装置の斜視図である。 実施例にて使用した加熱ランプの波長の相対強度分布を示す分布図である。 搬入前温度分布のシミュレーション結果と実験結果とを示す特性図である。 実施例と比較例とにおけるウエハの初期温度分布を示す特性図である。 実施例と比較例とにおけるウエハ表面の温度差、ウエハ平均温度の経時変化を示すトレンド図である。 従来の加熱装置の作用を示す縦断面図である。
符号の説明
W ウエハ
1 加熱装置
2 加熱ランプ
2a 放射部
3 加熱室
4 冷却プレート
5 搬送手段
7 制御部
10 処理容器
10a 搬入出口
10b 穴部
11 基台
12 ガス吐出部
12a 吐出口
13 ガス供給源
13a ガス供給管
14 伝熱板
14a ヒートパイプ
21 反射ケース
22 固定台
23 電力供給部
24 透過板
31 開口部
32 側壁部
33 隙間部
34、35 熱板
41 溝部
42 昇降機構
43 支持ピン
44 切り欠き部
45 伝熱ヒータ
46 ペルチェ素子
51、51A、51B
ワイヤ
52、52A、52B
ワイヤ支持部
53 移動機構
54 基体
55A、55B
ガイドレール
56 駆動部
57 ビーズ部材
58 遮蔽板
61 排気部
61a 排気口
62 ファン
63 排気管

Claims (22)

  1. 処理容器内に設けられ、基板を熱板により加熱するための加熱室と、
    前記処理容器内にて、待機位置に置かれた基板を前記加熱室にその側方から搬入するための搬送手段と、
    前記待機位置にて待機する基板の表面に、加熱室に搬入されたときに当該基板の表面に生じる初期温度分布を緩和するための搬入前温度分布を付与する温度分布付与手段と、を備えたことを特徴とする加熱装置。
  2. 前記温度分布付与手段は、前記加熱室内への搬入方向に対して基板の後端側を加熱することにより、基板の先端側よりも後端側の方が温度の高い搬入前温度分布を付与することを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  3. 前記温度分布付与手段は、加熱ランプを含むことを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  4. 前記温度分布付与手段は、加熱ランプと待機位置との間に設けられ、基板上の配光パターンを規制するための配光パターン規制部材を更に含むことを特徴とする請求項3に記載の加熱装置。
  5. 前記基板の搬入方向から見て前記加熱室の手前に、当該基板の待機位置となる載置プレートを更に備え、前記温度分布付与手段は、当該載置プレートに設けられていることを特徴とする請求項2に記載の加熱装置。
  6. 前記温度分布付与手段は抵抗発熱体であることを特徴とする請求項5に記載の加熱装置。
  7. 前記温度分布付与手段は、前記加熱室内への搬入方向に対して基板の先端側を冷却することにより、基板の先端側よりも後端側の方が温度の高い搬入前温度分布を付与することを特徴とする請求項1に記載の加熱装置。
  8. 前記基板の搬入方向から見て前記加熱室の手前に、当該基板の待機位置となる載置プレートを更に備え、前記温度分布付与手段は、当該載置プレートに設けられていることを特徴とする請求項7に記載の加熱装置。
  9. 前記加熱室から搬出された加熱処理後の基板を冷却するための冷却プレートを更に備え、前記待機位置はこの冷却プレート上であることを特徴とする請求項1、2、3、4、7のいずれか一つに記載の加熱装置。
  10. 前記載置プレートは、前記加熱室から搬出された加熱処理後の基板を冷却するための冷却プレートとしての機能を兼ね備えることを特徴とする、請求項5、6、8のいずれか一つに記載の加熱装置。
  11. 前記搬送手段は、前記基板の搬送路と交差する方向に張設された、または搬送路に沿って張設された複数本のワイヤであることを特徴とする請求項1ないし10のいずれか一つに記載の加熱装置。
  12. 基板を収納しキャリアが搬入されるキャリアブロックと、
    前記キャリアから取り出された基板の表面に化学増幅型のレジストを塗布する塗布部と、露光後の基板を加熱処理する加熱装置と、加熱処理後の基板を現像する現像処理部と、を含む処理ブロックと、
    この処理ブロックと露光装置との間で基板の受け渡しを行うインターフェイス部と、を備えた塗布、現像装置において、
    前記加熱装置として、請求項1ないし11のいずれか一つに記載の加熱装置を用いたことを特徴とする塗布、現像装置。
  13. 処理容器内に設けられた加熱室にて基板を熱板により加熱する工程と、
    前記処理容器内にて、待機位置に置かれた基板を前記加熱室にその側方から搬入する工程と、
    前記待機位置にて待機する基板の表面に、加熱室に搬入されたときに当該基板の表面に生じる初期温度分布を緩和するための搬入前温度分布を付与する工程と、を含むことを特徴とする加熱方法。
  14. 前記搬入前温度分布を付与する工程では、前記加熱室内への搬入方向に対して基板の後端側を加熱することにより、基板の先端側よりも後端側の温度の高い搬入前温度分布を付与することを特徴とする請求項13に記載の加熱方法。
  15. 基板を加熱ランプで照射することにより、前記搬入前温度分布を付与することを特徴とする請求項14に記載の加熱方法。
  16. 加熱ランプと待機位置との間で、基板上の配光パターンを規制する工程を更に含むことを特徴とする請求項15に記載の加熱方法
  17. 前記基板の搬入方向から見て前記加熱室の手前に、当該基板の待機位置となる載置プレートを更に備え、前記搬入前温度分布は、この載置に設けられた加熱手段により付与されることを特徴とする請求項13に記載の加熱方法。
  18. 前記搬入前温度分布を付与する工程では、前記加熱室内への搬入方向に対して基板の先端側を冷却することにより、基板の先端側よりも後端側の温度の高い搬入前温度分布を付与することを特徴とする請求項13に記載の加熱方法。
  19. 前記基板の搬入方向から見て前記加熱室の手前に、当該基板の待機位置となる載置プレートを更に備え、前記搬入前温度分布は、この載置プレートに設けられた冷却手段により付与されることを特徴とする請求項18に記載の加熱方法。
  20. 前記加熱室から搬出された加熱処理後の基板を冷却する工程を更に含み、前記待機位置はこの基板を冷却する工程の行われる位置と同じ位置であることを特徴とする請求項13ないし19のいずれか一つに記載の加熱方法。
  21. 前記基板を搬送する工程は、前記基板の搬送路と交差する方向に張設された、または搬送路に沿って張設された複数本のワイヤを用いて行うことを特徴とする請求項13ないし20のいずれか一つに記載の加熱方法。
  22. 基板を熱板により加熱する加熱装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項13ないし21の何れか一つに記載された加熱方法を実施するようにステップ群が組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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