JP6020344B2 - レジストパターン形成方法、塗布、現像装置、記憶媒体 - Google Patents

レジストパターン形成方法、塗布、現像装置、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、基板にレジスト塗布を行い、その基板を現像するレジストパターン形成方法、塗布、現像装置及び当該装置に用いられるコンピュータプログラムを格納した記憶媒体に関する。
半導体デバイスやLCD基板等の製造プロセスにおいては、基板例えば半導体ウエハ(以下「ウエハ」という)表面にレジスト膜を形成して露光した後、現像処理を行うことにより、前記レジスト膜のパターンマスクを形成することが行われている。しかし、このパターンマスクにおけるレジストパターンの側壁には荒れが存在しており、それによってパターンの線幅にバラツキが生じている。後の工程でエッチング処理を行うときに、この荒れ具合が大きいと、レジスト膜の下層の膜におけるパターン線幅に悪影響を及ぼすおそれがある。
また、前記露光を行う露光装置では、微細なパターンを形成するために波長が比較的短い極端紫外光(EUV:extreme ultraviolet)を用いることが検討されている。このEUVは、それまで当該露光装置に用いられていたArF(フッ化アルゴン)エキシマレーザーなどに比べて減衰が起こりやすい。そのため、露光エネルギーが低くても高い解像度でレジストパターンを形成する手法が求められている。
特許文献1には、赤外線を放射する加熱ランプを備え、熱板に載置前の露光後のウエハの半面に赤外線を照射し、ウエハの面内に温度分布を形成する加熱装置について記載されている。また、特許文献2にはシリコンであるウエハを加熱するために波長0.85nm〜1μmの範囲の波長の赤外線を照射してPEBを行う加熱装置について記載されている。しかし、これら特許文献1、2は、上記の問題を解決できるものではない。
特開2008−177300号公報 特開2011−165693号公報
本発明はこのような事情においてなされたものであり、その目的は、レジストパターンの側壁の荒れを抑える技術を提供することである。
本発明のレジストパターン形成方法は、
基板に化学増幅型のレジストを塗布する工程と、
次に前記基板のレジスト膜を露光してパターンの潜像を形成する工程と、
露光後のレジスト膜に、第1の加熱源から波長が2.5μm〜5μmの赤外線を選択的に照射する工程と、
続いて露光により生じたレジスト膜中の酸を拡散させるために、前記第1の加熱源とは異なる第2の加熱源により、前記基板を加熱する工程と、
然る後、基板に現像液を供給して前記レジスト膜にパターンを形成する工程と、
を備えたことを特徴とする。
本発明によれば、露光後の化学増幅型のレジスト膜に第1の加熱源から波長が2.5μm〜5μmの赤外線を選択的に照射し、続いて第2の加熱源により加熱する。それによって、後の評価試験で示すように、レジストパターンの側壁の荒れが抑えられる。そして、パターンを解像するために、露光領域に供給する露光エネルギーを低減化させることができる。これは、上記の波長の赤外線により、露光により発生した酸がレジスト膜内を流動したことによると考えられる。
また、本発明によれば、露光前のレジスト膜に第1の加熱源から波長が2.5μm〜5μmの赤外線を選択的に照射しているときに、第2の加熱源により基板を加熱して、レジスト膜を乾燥させる。それによって、後の評価試験で示すように、レジストパターンの側壁の荒れが抑えられる。これは、上記の波長の赤外線により、第2の加熱源に起因するレジスト膜の温度分布のばらつきが抑えられ、レジストの粒子の凝集が防がれたためであると考えられる。
本発明の塗布、現像方法を行う塗布、現像装置の平面図である。 前記塗布、現像装置の概略斜視図である。 前記塗布、現像装置の概略縦断側面図である。 前記塗布、現像装置に設けられる加熱モジュールの縦断側面図である。 前記加熱モジュールの横断平面図である。 第1の実施形態に係るウエハの処理のフロー図である。 レジスト膜の状態を示す模式図である。 レジスト膜の状態を示す模式図である。 レジスト膜の状態を示す模式図である。 レジスト膜の状態を示す模式図である。 レジスト膜の状態を示す模式図である。 レジスト膜の状態を示す模式図である。 赤外線を照射しない場合のレジスト膜の状態を示す模式図である。 赤外線を照射しない場合のレジスト膜の状態を示す模式図である。 加熱モジュールの作用図である。 加熱モジュールの作用図である。 加熱モジュールの作用図である。 第2の実施形態に係るウエハの処理のフロー図である。 赤外線を照射しない場合のレジスト膜の状態を示す模式図である。 赤外線を照射しない場合のレジストパターンの模式図である。 レジスト膜の状態を示す模式図である。 レジストパターンの模式図である。 対照試験により形成されたレジストパターンの模式図である。 評価試験により形成されたレジストパターンの模式図である。 評価試験により形成されたレジストパターンの模式図である。 評価試験により形成されたレジストパターンの模式図である。 評価試験の結果を示すグラフである。 評価試験の結果を示すグラフである。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態に係るレジストパターン形成方法を実行するための、塗布、現像装置1について説明する。図1、図2、図3は、夫々当該塗布、現像装置1の平面図、斜視図、概略縦断側面図である。この塗布、現像装置1は、キャリアブロックD1と、処理ブロックD2と、インターフェイスブロックD3と、を直線状に接続して構成されている。インターフェイスブロックD3にはさらに露光装置D4が接続されている。以降の説明では、ブロックD1〜D3の配列方向(図1中Y方向)を前後方向とする。キャリアブロックD1は、ウエハWを複数枚含むキャリアCを塗布、現像装置1に搬入出する役割を有し、キャリアCの載置台11と、開閉部12と、開閉部12を介してキャリアCからウエハWを搬送するための移載機構13とを備えている。
処理ブロックD2は、ウエハWに液処理を行う第1〜第6の単位ブロックE1〜E6が、下から順に積層されて構成されている。説明の便宜上ウエハWに下層側の反射防止膜を形成する処理を「BCT」、ウエハWにレジスト膜を形成する処理を「COT」、露光後のウエハWにレジストパターンを形成するための処理を「DEV」と夫々表現する場合がある。この例では、図2に示すように下からBCT層、COT層、DEV層が2層ずつ積み上げられている。同じ単位ブロックにおいて互いに並行してウエハWの搬送及び処理が行われる。
ここでは単位ブロックのうち、代表して単位ブロックE5を、図1を参照しながら説明する。キャリアブロックD1からインターフェイスブロックD3へ向かう搬送領域14の左右の一方側には棚ユニットUが設けられている。この棚ユニットUは、例えば上下に2段に積層された加熱モジュールの積層体を、前後方向に6つ配列して構成されている。前記加熱モジュールのうち、PEB(Post Exposure Bake)と呼ばれる露光後、現像前のウエハWに対する加熱処理を行う加熱モジュールを2、現像後のウエハWの加熱処理を行う加熱モジュールを20で示している。加熱モジュール2の構成については後述する。加熱モジュール20は、後述の赤外線ランプ及びフィルタが設けられないことを除いて、加熱モジュール2と略同様に構成される。
前記搬送領域14の左右の他方側には、現像モジュール3が前後方向に2つ配列されて設けられている。各現像モジュール3は、前後方向に配列されたカップ31、31を備えており、カップ31内のチャック32にウエハWが載置される。カップ31、31間を図示しないノズルが移動し、ノズルから各カップ31内のウエハW表面に現像液を供給して、ウエハW表面のレジスト膜の現像が行われる。
前記搬送領域14には、ウエハWの搬送機構である搬送アームF5が設けられている。搬送アームF5は、カップ31と、加熱モジュール2と、後述のタワーT1、T2において単位ブロックE5の高さに設けられる受け渡しモジュールTRSとの間でウエハWを受け渡すことができる。
単位ブロックE6は、単位ブロックE5と同様の構成である。単位ブロックE1、E2は、現像モジュール3の代わりに反射防止膜形成モジュールが設けられること、棚ユニットUの加熱モジュールが全て加熱モジュール20により構成されること、を除いて単位ブロックE5と同様の構成である。反射防止膜形成モジュールについては、ノズルから現像液の代わりに反射防止膜形成用の薬液が供給されることを除いて、現像モジュール3と同様の構成である。
単位ブロックE3、E4においては、現像モジュール3の代わりにレジスト塗布モジュールが設けられる。このレジスト塗布モジュールは、現像液の代わりにノズルから化学増幅型且つポジ型のレジストが供給されることを除いて、現像モジュール3と同様の構成である。また、単位ブロックE3、E4の棚ユニットUの加熱モジュールは、この第1の実施形態においては、全て加熱モジュール20により構成される。このような差異を除いて単位ブロックE3、E4は、単位ブロックE5と同様の構成である。単位ブロックE3、E4の加熱モジュール20は、ウエハWに形成されたレジスト膜に含まれる溶剤を、ウエハWを加熱することにより揮発させて除去し、それによって、当該レジスト膜を乾燥させる露光前の加熱処理(Pre applied Bake :PAB)を行う。また、図3では、単位ブロックE5の搬送アームF5に相当する、各単位ブロックE1〜E4及びE6の搬送アームをF1〜F4及びF6として示している。
処理ブロックD2におけるキャリアブロックD1側には、各単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT1と、タワーT1に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構である受け渡しアーム15とが設けられている。タワーT1は、互いに積層された複数のモジュールにより構成されており、単位ブロックE1〜E6の各高さに設けられるモジュールは、当該単位ブロックE1〜E6の各搬送アームF1〜F6との間でウエハWを受け渡すことができる。これらのモジュールとしては、実際には各単位ブロックの高さ位置に設けられた受け渡しモジュールTRS、ウエハWの温度調整を行う温調モジュール、複数枚のウエハWを一時的に保管するバッファモジュール、及びウエハWの表面を疎水化する疎水化処理モジュールなどが含まれている。説明を簡素化するために、前記疎水化処理モジュール、温調モジュール、前記バッファモジュールについての図示は省略している。
インターフェイスブロックD3は、単位ブロックE1〜E6に跨って上下に伸びるタワーT2、T3、T4を備えており、タワーT2とタワーT3に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構であるインターフェイスアーム16と、タワーT2とタワーT4に対してウエハWの受け渡しを行うための昇降自在な受け渡し機構であるインターフェイスアーム17と、タワーT2と露光装置D4の間でウエハWの受け渡しを行うためのインターフェイスアーム18が設けられている。
タワーT2は、受け渡しモジュールTRS、露光処理前の複数枚のウエハWを格納して滞留させるバッファモジュール、露光処理後の複数枚のウエハWを格納するバッファモジュール、及びウエハWの温度調整を行う温調モジュールなどが互いに積層されて構成されているが、ここでは、バッファモジュール及び温調モジュールの図示は省略する。この塗布、現像装置1においては、ウエハWが載置される場所をモジュールと記載する。なお、タワーT3、T4にも夫々モジュールが設けられているが、ここでは説明を省略する。
例えば露光装置D4は、所定のパターンに沿って開口部が形成されたマスクを介してウエハWのレジスト膜を露光する。
続いて、PEBを行う加熱モジュール2の構成について、図4の縦断側面図及び図5の横断平面図を用いて説明する。図中21は筐体であり、搬送領域14に面するようにウエハWの搬送口22を備えている。図中23は、搬送口22を開閉するシャッタである。図中24は水平な冷却プレートであり、図示しない駆動機構により筐体21内を、搬送口22に対して進退自在に構成される。冷却プレート24には、図示しない冷却水の流路が形成され、加熱処理後に冷却プレート24に載置されたウエハWが冷却される。搬送アームFの昇降動作により、冷却プレート24と前記搬送アームFとの間でウエハWが受け渡される。
筐体21内の奥側には、ウエハWが載置される熱板(加熱プレート)25が設けられている。図中26はヒータであり、熱板25を加熱する。ウエハWは、冷却プレート24から所定の温度に加熱された熱板25に受け渡されて、加熱処理される。この例では、熱板25は第2の加熱源を構成する。図中27は昇降ピンであり、昇降機構28により昇降し、熱板25と、熱板25上に移動した冷却プレート24との間でウエハWを受け渡す。
熱板25の上方には、赤外線の照射部である赤外線ランプ34が、例えば複数設けられている。赤外線ランプ34は、赤外線、即ち波長が0.75μm〜1mmの光をウエハWに照射するように構成されている。図中35は、赤外線ランプ34の側周及び上側を被覆するカバーであり、その内周面は赤外線ランプ34からの赤外線を反射させて、下方に照射する。赤外線ランプ34の下方にはフィルタ36が設けられている。フィルタ36は、例えば板状のガラスと、アンチモンドープ酸化スズからなる膜とを積層して構成され、熱板24に載置されたウエハW全体を覆うように形成されている。そして、赤外線ランプ34からウエハWに向けて照射された赤外線について、その波長が2.5μm〜5μmである赤外線は透過させ、2.5μm〜5μm以外の波長の赤外線については遮断するように、フィルタ36が構成されている。このように2.5μm〜5μmの波長の赤外線を、選択的にウエハWに照射できる構成とする理由については後述する。フィルタ36と赤外線ランプ34とは、第1の加熱源を構成する。
塗布、現像装置1には、コンピュータからなる制御部10が設けられる。制御部10は、不図示のプログラム格納部を有している。このプログラム格納部には、後述の作用で説明する塗布、現像処理が行われるように命令が組まれた例えばソフトウエアからなるプログラムが格納される。このプログラムが制御部10に読み出されることで、制御部10は塗布、現像装置1の各部に制御信号を出力し、各搬送アームの動作、各モジュールにおけるウエハの処理、ウエハへの現像液及びレジストの供給などを制御して、後述のようにウエハWに塗布、現像処理を行うことができる。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスクまたはメモリーカードなどの記憶媒体に収納された状態でプログラム格納部に格納される。
図6は、この塗布、現像装置1及び露光装置D4からなるシステムのウエハWの処理工程の概略を示したフロー図である。この図6及び上記の図1、図3を参照しながら、塗布、現像装置1におけるウエハWの搬送経路について説明する。ウエハWは、キャリアCから移載機構13により、処理ブロックD2におけるタワーT1の受け渡しモジュールTRS0に搬送される。
この受け渡しモジュールTRS0からウエハWは、単位ブロックE1、E2に振り分けられて搬送される。例えばウエハWを単位ブロックE1に受け渡す場合には、タワーT1の受け渡しモジュールTRSのうち、単位ブロックE1に対応する受け渡しモジュールTRS1(搬送アームF1によりウエハWの受け渡しが可能な受け渡しモジュール)に対して、前記TRS0からウエハWが受け渡される。またウエハWを単位ブロックE2に受け渡す場合には、タワーT1の受け渡しモジュールTRSのうち、単位ブロックE2に対応する受け渡しモジュールTRS2に対して、前記TRS0からウエハWが受け渡される。これらのウエハWの受け渡しは、受け渡しアーム15により行われる。
このように振り分けられたウエハWは、TRS1(TRS2)→反射防止膜形成モジュール→加熱モジュール20→TRS1(TRS2)の順に搬送され、続いて受け渡しアーム15により単位ブロックE3に対応する受け渡しモジュールTRS3と、単位ブロックE4に対応する受け渡しモジュールTRS4とに振り分けられる。
このようにTRS3、TRS4に振り分けられたウエハWは、TRS3(TRS4)からレジスト塗布モジュールに搬送されて、前記反射防止膜上にレジストが塗布され、ウエハW表面にレジスト膜が形成される(図6中、ステップS1)。その後、ウエハWは、加熱モジュール20に搬送され、当該加熱モジュール20の熱板25上に載置されて、加熱処理(PAB)が行われた後(ステップS2)、タワーT2の受け渡しモジュールTRSに搬送される。前記受け渡しモジュールTRSに搬送されたウエハWは、インターフェイスアーム16、18により、タワーT3を介して露光装置D4へ搬入され、前記レジスト膜が露光され、レジストパターンの潜像が形成される(ステップS3)。
露光後のウエハWは、インターフェイスアーム16、17によりタワーT2、T4間を搬送されて、単位ブロックE5、E6に対応するタワーT2の受け渡しモジュールTRS5、TRS6に夫々搬送される。然る後、ウエハWは加熱モジュール2に搬送され、赤外線の照射と、加熱処理(PEB)とを受ける(ステップS4)。このステップS4の処理の詳細は後述する。然る後、ウエハWは現像モジュール3に搬送されて現像処理を受け(ステップS5)、レジスト膜にレジストパターンが形成される。その後、加熱モジュール20にて加熱された後、タワーT1の受け渡しモジュールTRSに搬送され、移載機構13を介してキャリアCに戻される。
続いて、ステップS3〜S5においてウエハWの表面が変化する様子を、図7〜図12の模式図を参照しながら説明する。図7は、ステップS3にて、露光されるウエハWを示している。図中41はレジスト膜であり、このレジスト膜41中の現像液に不溶な樹脂を42で示している。図中43は、露光装置D4のマスクであり、マスク43には所定のパターンに沿って開口部44が形成されている。図中、マスク43において光を遮蔽する部分を遮蔽部45として示している。
マスク43の開口部44を透過した光により、レジスト膜41における当該開口部44の下方の露光領域51では、レジスト膜41に含まれる酸発生剤(不図示)から酸47が生じ、酸47により樹脂42が分解される。具体的には、当該樹脂42を現像液に不溶にするための保護基(図7中Rで表示)が樹脂42から外れ、その代りに水酸基を有するように樹脂42が変化し、この水酸基により現像液に可溶となる。このように現像液に可溶になった樹脂を48として図8に示している。このように、レジスト膜41において、パターンの潜像が形成される。
ところで、レジスト膜41において、前記マスク43の遮蔽部45により光が遮蔽される領域を遮光領域(非露光領域)52とする。光は散乱するため、レジスト膜41において、マスク43の開口部44と遮蔽部45との境界の下方には、露光領域51に比べて光の照射量が少ない、即ち、酸47及び現像液に可溶な樹脂48が存在する割合が、遮光領域52に比べて多く、露光領域51に比べて少ない領域(便宜上、中間領域とする)53が形成される。
ここで本実施形態のレジスト膜の変化との比較のために、当該実施形態のように赤外線の照射を行わずに、このように露光領域51、遮光領域52、中間領域53が形成されたウエハWにPEBを行い、現像する場合について説明する。図13は、前記PEBを行った後のウエハWの模式図である。露光領域51では、PEBを行う前に比較的多くの酸47が発生し、それによって樹脂42から樹脂48への変化が起きているため、前記PEB終了後には、樹脂48が存在する割合が高い。しかし、中間領域53では、PEBを行う前に発生する酸47の量は比較的少なく、樹脂42から樹脂48への変化が露光領域51に比べて起こりにくい。従って、PEB終了後において、中間領域53では樹脂42と樹脂48とが混在して存在しやすい。図14は、現像処理後のウエハWであり、この図14に示すように、前記樹脂42、48から、レジストパターン54の側壁に凸部、凹部が夫々形成され、レジストパターン54の側壁の荒れが大きくなる。
第1の実施形態の説明に戻る。ステップS4を行うために露光後のウエハWは、加熱モジュール2に搬入され、冷却プレート24から例えば90℃〜130℃に加熱された熱板25に受け渡されて載置されると同時に、赤外線ランプ34から赤外線が照射され、波長2.5μm〜5μmの赤外線がフィルタ36を透過してレジスト膜41に供給される。図15は、このようにウエハWの加熱及び赤外線の照射を行う加熱モジュール2を示している。
前記波長2.5μm〜5μmの赤外線(IR)により、樹脂42においては、炭素と水素との間に形成された単結合についての伸縮振動が促進される。樹脂48においては、前記炭素と水素との間の単結合の伸縮振動及び水酸基における水素と酸素との結合の伸縮振動が促進される。即ち、樹脂42、48を構成する分子が振動する(図9)。このように分子が振動することにより、露光領域51及び中間領域53における酸47が、レジスト膜41中を流動すると本発明者は考えている。そして、流動した酸47は樹脂42に作用し、この樹脂42が樹脂48に変化する。それによって、露光領域51及び中間領域53においては、樹脂42に対する樹脂48の割合が低下する(図10)。
そして、熱板25により次第にウエハWの温度が上昇し、この熱板25から受ける熱エネルギーによって、酸47はレジスト膜41中を拡散する。即ち、PEBが行われる。それによって、露光領域51及び中間領域53における樹脂42から樹脂48の変化が、さらに進行する。さらにウエハWの温度が上昇すると、酸47は揮発して、レジスト膜41から除去される。所定の時間、熱板25上にウエハWが載置されると、赤外線の照射が停止され、ウエハWは加熱モジュール2から搬出される。図11は、このようにPEBを終え、加熱モジュール2から搬出される時のウエハWを示している。
フィルタ36により上記のようにウエハWに照射する赤外線の波長を選択しているのは、当該赤外線によるレジスト膜41の温度の上昇を抑えながら、樹脂42から樹脂48への変化を起こすためである。即ち、ウエハWに照射される赤外線の波長の範囲が広いほど、その照射される赤外線の中に、レジスト膜41及びウエハWを構成するシリコンが吸収する波長の赤外線が含まれやすくなるので、ウエハWの温度が急速に上昇する。しかし、そのようにウエハWの温度が急速に高くなると、十分に酸47がレジスト膜41中を流動する前に揮発することになるため、前記樹脂48への変化が十分に行われなくなる。それを防ぐために、上記の波長の選択を行っている。
上記の赤外線の照射により酸47を流動させたことにより、PEB終了後には、中間領域53において、樹脂42、48の混在が防がれている。従って、上記のステップS5の現像処理時に、中間領域53はその全体が現像液により溶解されるので、中間領域53からパターン54の側壁の凹凸が形成されることが防がれる。従って、図12に示すように、レジストパターン54の側壁における荒れが抑えられる。
この塗布、現像装置1によれば、上記のように露光済みのレジスト膜に、当該レジスト膜を構成する分子を振動させる波長の赤外線を選択的に照射し、PEBを行うことにより、後述の評価試験で示すようにレジストパターン54の側壁における荒れの程度を抑えることができる。また、上記のように赤外線の照射により、露光領域51の酸47の流動を起こすことにより、露光装置D4における露光によって生じる酸47が少量であっても、PEB後における露光領域51のレジスト膜41の樹脂を現像液に可溶な状態にすることができる。即ち、露光装置D4においてウエハWに供給する光の強度を抑えても、レジストパターン54を解像することができる。既述のように波長が10nm〜15nmであるEUVを用いてウエハWを露光する場合、高い強度の光をウエハWに供給しにくいので、本手法を用いることが有効である。ただし、露光装置D4としては、KrFやArFを光源とするものを用いてもよい。
また、上記の例ではウエハWを熱板25に載置し、温度を上昇させながらウエハWに赤外線を照射することで、スループットの向上を図っている。ただし、図16に示すように、フィルタ36の下方に位置する冷却プレート24に載置されたウエハWに赤外線を照射し、然る後、熱板25にウエハWを載置してPEBを行ってもよい。この場合、熱板25にウエハWを移載した後も、ウエハWに赤外線照射を続けて行ってもよいし、熱板25にウエハWを移載後は、赤外線照射を停止させてもよい。また、この場合、冷却プレート24が、図中鎖線で示すようにモジュール2の手前側の熱板25から外れた位置した状態から、赤外線照射を開始し、図中実線で示すように熱板25上に位置するまでの間、赤外線照射を行う。つまり、移動部である冷却プレート24により、ウエハWを熱板25に搬送中に赤外線照射を行ってもよい。
また図17に示すように、上記加熱モジュール2においてフィルタ36を筐体21内の手前側に移動させる駆動部38を設けてもよい。この場合、例えば熱板25の代わりに、例えばヒータ26を備えていないステージ39を設ける。前記ステージ39に載置されたウエハWについて、ステージ39上に配置したフィルタ36を介して赤外線を照射して、酸を流動させる。その後、図17に示すように、フィルタ36を前記ステージ39上から退避させて、赤外線ランプ34から2.5μm〜5μmよりも広い範囲の波長の赤外線をウエハWに照射し、PEBを行ってもよい。このようにステージ39上から退避し、赤外線ランプ34からウエハWへの光路から外れた位置に位置するフィルタ36と、当該赤外線ランプ34とは、第2の加熱源を構成する。フィルタ36を移動させる代わりに、ステージ39及び赤外線ランプ34を移動させ、酸を流動させた後にPEBが行われるように構成してもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態では、第1の実施形態と同様の塗布、現像装置1が用いられるが、単位ブロックE3、E4の加熱モジュールとして、上記の加熱モジュール2が設けられる。また、例えば単位ブロックE5、E6の加熱モジュールとしては、上記のフィルタ36及び赤外線ランプ34が設けられていない加熱モジュール20により構成される。
図18は、第2の実施形態におけるフロー図である。この図18に示すように、第2の実施形態では、ステップS2が第1の実施形態と異なり、PABを行う際にウエハWに赤外線を照射する。具体的には、前記図15で示したように、ウエハWを加熱された熱板25上に載置し、この熱板25に載置されたウエハWにフィルタ36を介して2.5μm〜5μmの赤外線を照射する。即ち、ウエハWが熱板25に載置されて加熱され、レジスト膜の溶剤の除去が行われている間、赤外線の照射が行われる。また、この例ではステップS4において、赤外線の照射を行わない。
上記のようにPABを行うと同時に、上記の波長の赤外線を照射する理由について説明するために、比較例として、当該赤外線照射を行わずにPABを行う場合におけるレジスト膜41について、その模式図である図19を参照しながら説明する。図19では、上記のレジスト膜41中の樹脂42について、便宜上、図7〜図12とは異なる形状に示している。図19上段では、PABを行う前のレジスト膜41について示しており、レジスト膜41中の樹脂42が集まって構成されるレジストの粒子40で示している。PABを行う前においては、この粒子40は、レジスト膜41中に比較的均一性高く分散している。
図19の中段は、熱板24にウエハWを載置してPABを行っている状態を示している。ウエハWは下方側から熱板24に加熱されることにより、レジスト膜41中においては温度勾配が形成される。そして、PABを行っている間、レジスト膜41には溶剤が残留していることから、前記粒子40の流動性は比較的高いので、粒子40は前記温度勾配に従って、粒子40が流動する。この流動中に複数の粒子40同士が凝集し、図19中下段に示すように粒子40の粒径が大きくなると考えられる。
図20の上段は、目標とする形状のレジストパターン54を示している。このようにレジストパターンは側面視矩形状に形成されることを目標とするが、実際にはウエハW表面を流れる現像液や、現像液の供給後に当該現像液をウエハWから洗い流すために供給される洗浄液により、その上面及び側面は削られることになる。このとき、上記のように粒子40の径が大きいため、図20の下段に示すようにレジストパターン54から削られて脱離する粒子40の径も大きくなる。その結果として、レジストパターン54の側壁の凹凸は大きくなり、荒れが大きくなると考えられる。また、レジストパターン54の上部から脱離する粒子40の径も大きいため、レジストパターン54の高さとPAB終了時のレジスト膜41の膜厚との差分が大きくなると考えられる。
第2の実施形態の説明に戻る。図21上段は、図19上段と同じくPABを行う前のウエハWを示している。上記のように、レジストの粒子40は、レジスト膜41中に均一性高く分散している。そして、図22中段は、図18のフローのステップS2として説明したように、前記ウエハWを熱板25に載置し、PABを行いながら2.5μm〜5.0μmの波長の赤外線を照射している状態を示している。
前記赤外線は、樹脂42に吸収され、第1の実施形態で説明したように当該樹脂42の原子間結合の伸縮振動が促進される。赤外線は、レジスト膜41の表層から深部へと入射し、レジスト膜41全体で樹脂42の振動が起こり、この振動により、レジスト膜41が発熱する。この発熱により、熱板25により形成されるレジスト膜41中の温度勾配が抑えられ、粒子40の流動が抑えられると本発明者は考えている。その結果、図22下段に示すように、PAB終了後も粒子40はレジスト膜41中に均一性高く分散し、凝集が抑えられていると、本発明者は考えている。
従って、図22に示すように、現像液及び洗浄液によりレジストパターン54が削られるときに、削られて脱離する粒子40の径が小さくなる。そのため、レジストパターン54の側壁の凹凸が大きくなることが抑えられる。即ち、前記側壁の荒れが抑えられる。また、PAB終了後のレジスト膜41の膜厚に対して、レジストパターン54の高さが小さくなることが抑えられる。
上記の第1の実施形態と第2の実施形態とを互いに組み合わせてもよい。つまり、ウエハWにPABを行う際に上記の波長の赤外線を照射し、さらに当該ウエハWを露光後、上記の波長の赤外線照射を照射し、PEBを行うようにしてもよい。また、加熱モジュール2においては、上記のようにヒータ26を備えた熱板25によりウエハWを加熱することには限られない。例えばウエハWの裏面に光を照射するLEDを備えるように加熱モジュール2を構成する。このLEDから、ウエハWを構成するシリコンが吸収する波長の光を照射してウエハWを加熱するようにしてもよい。
また、レジストとしては、ポジ型レジストを用いた例について説明したが、ネガ型レジストを用いてもよい。また、第2の実施形態においては、上記のように粒子の凝集を抑えることでパターンの荒れを防ぐため、化学増幅型レジストを用いることには限られない。つまり、酸発生剤を含まないレジストを用いてもよい。また、第1の実施形態においては、モジュールの省スペース化を図るため、赤外線照射を行うモジュールと、PEBとを行うモジュールを共通化して加熱モジュール2として構成しているが、赤外線照射を行うモジュールと、PEBを行うモジュールとを別個に設けてもよい。具体的に、単位ブロックE5、E6の棚ユニットUのモジュールの一つを上記のステージ39、フィルタ36及び赤外線ランプ34を備えた赤外線照射モジュールとして構成し、この赤外線モジュールでウエハWに赤外線を照射した後、前記棚ユニットUの加熱モジュール20に搬送して、当該ウエハWにPEBを行ってもよい。
評価試験
(評価試験1)
上記の第1の実施形態で示した手順に従って、複数枚のウエハWに処理を行った。ウエハWごとに露光装置D4における露光ビームのエネルギー量であるDose量(mJ/cm)を変更して処理を行い、レジストパターン54の線幅であるCD(nm)と、レジストパターン54の側壁の荒れの指標であるLWR:Line Width Roughness(nm)とについて測定した。前記Dose量は1mJ/cm刻みで変更し、Dose量を夫々16.5mJ/cm、17.5mJ/cm、18.5mJ/cm、19.5mJ/cm、20.5mJ/cmとしたものを、評価試験1−1、1−2、1−3、1−4、1−5と記載する。前記LWRは、レジストパターン54の線幅の最大値−最小値であり、上記の図14に示すようにレジストパターン54が形成された場合、図中のL1とL2との差分である。このLWRの値が小さいほどレジストパターン54の側壁の荒れが抑えられており、好ましい。
この評価試験1では、既述の波長の赤外線照射とPEBとを異なるモジュールで行い、赤外線照射時においてはウエハWを冷却プレート上に載置し、35℃に温度調整した。PEBはウエハWを熱板25に載置することにより行い、この熱板25に載置している間にはウエハWへの赤外線の照射は行わなかった。また、対照試験として、赤外線照射を行わない他は、評価試験1−1〜1−5と同様に処理を行い、前記CD及びLWRを測定した。この対照試験では、前記Dose量を21.5mJ/cmに設定した。
下記の表1は、この評価試験1の結果を示している。この表1に示すように評価試験1−1〜1−5では、そのDose量が対照試験のDose量に比べて小さいが、LWR及びCDについて、対照試験と同程度か、あるいは対照試験よりも小さくなっていることが確認された。また、評価試験1−1〜1−5において、Dose量を大きくするほど、CDが小さくなることが確認された。従って、この評価試験1の結果より、第1の実施形態に沿って処理を行うことで、レジストパターン4の荒れが抑えられると共に、所定の線幅のCDを得るために露光装置D4で照射する露光エネルギーを抑えることができることが確認された。
Figure 0006020344
(評価試験2)
続いて、評価試験2−1として上記の第2の実施形態と同様の手順で処理を行った。つまりPABを行う際にウエハWに赤外線を照射し、その後は赤外線の照射を行わずにウエハWにレジストパターン54を形成した。評価試験2−2として、評価試験2−1と同様の手順でPABを行い、レジストパターン54を形成したが、露光後は第1の実施形態と同様にウエハWに赤外線を照射すると共にウエハWを加熱することでPEBを行った。評価試験2−3として、評価試験1と同様に冷却プレート上のウエハWに赤外線を照射し、その後ウエハWを熱板25に載置してPEBを行い、ウエハWにレジストパターン54を形成した。この評価試験2−3では、PABを行う際に赤外線の照射を行っていない。また、この評価試験2−3において、前記赤外線の照射は評価試験2−2よりも長い時間、具体的には3分間行った。評価試験2−1〜2−3で形成されたレジストパターン54の断面を観察し、その高さを測定した。また、対照試験としてレジスト塗布後からPEBを行うまでにウエハWに赤外線を照射せずにレジストパターン54を形成した。この対照試験においても、評価試験2−1〜2−3と同様に、レジストパターン54の断面を観察し、その高さを測定した。
図23〜図26は、対照試験及び評価試験2−1〜2−3のレジストパターン54を示しており、各図とも上側に上方から見たレジストパターン54の模式図を、下側にレジストパターン54の断面の模式図を夫々示している。レジストパターン54の高さH1は、対照試験が60nm、評価試験2−1及び評価試験2−2が80nm、評価試験2−3が50nmであった。評価試験2−1、2−2において、対照試験よりもレジストパターン54の高さが大きいのは、第2の実施形態で説明したようにPAB時に照射した赤外線により、レジスト膜41中における粒子40の偏り及び凝集が防がれたためと考えられる。また、評価試験2−3において対照試験よりもレジストパターンの高さが小さいのは、赤外線照射を長く行ったことで、過剰に酸が流動したものと考えられる。
(評価試験3)
評価試験3として、第1の実施形態に沿って処理を行い、PEBを行うために加熱中のウエハWに赤外線を照射して、レジストパターンを形成した。ウエハWごとに赤外線の照射時間は40秒〜80秒の範囲で変更した。またこの評価試験3において、露光装置D4としてはArFを光源とする装置を用い、レジストに45nmのパターンを形成するように設定した。また、対照試験として露光後に赤外線を照射せずにウエハWに処理を行い、レジストパターンを形成した。PEBを行う際に熱板25にウエハWを載置する時間は、60秒とした。これら評価試験3と対照試験とにおいて、ウエハWの各所におけるレジストパターンのLWRを測定した。また、測定されたLWRについて、その平均を算出した。
下記の表2に評価試験3の結果を示している。赤外線の照射時間が夫々60秒、70秒、80秒であるときに、対照試験に比べてLWRの平均値が小さくなっている。
従って、この評価試験3より、上記の第1の実施形態の手法でLWRを小さくすることができる、即ちレジストパターン54の荒れを抑えることができることが示された。
Figure 0006020344
(評価試験4)
評価試験4として、第2の実施形態に沿って処理を行い、ウエハWにレジストパターン54を形成した。即ち、PABを行うときに2.5μm〜5μmの波長の赤外線をウエハWに照射した。露光後はウエハWに前記赤外線の照射を行っていない。この評価試験4では、ウエハWごとに赤外線の照射時間を50秒〜70秒の範囲で変更した。また、対照試験としてPABを行うときに前記赤外線の照射を行わないことを除いて、評価試験4と同様にウエハWにレジストパターンを形成した。つまり、この対照試験ではレジスト塗布からレジストパターンを形成するまでに、ウエハWに赤外線の照射を行っていない。この対照試験では、ウエハWの加熱時間は60秒とした。これら評価試験4−1〜4−3及び対照試験を行ったウエハWについて、レジストパターンのCDとLWRとを測定した。
下記の表3に評価試験4の結果を示している。赤外線の照射時間が50秒とした場合は、対照試験に対してLWRの平均値が大きいが、照射時間が60秒、70秒とした場合は、対照試験に対してLWRの平均値が小さい。従って、この評価試験4の結果より、上記の第2の実施形態の手法を用いることでLWRを改善させることができることが示された。また、評価試験4においては赤外線の照射時間が長くなるに従って、CDが小さくなることが確認された。
Figure 0006020344
(評価試験5)
評価試験5として、評価試験4と略同様の手順で処理を行った。評価試験4との差異として、第1の実施形態と同様に、PEBを行う際にもウエハWに上記の範囲の波長の赤外線を照射した。このPEB処理時の赤外線の照射時間は60秒に設定した。PABを行う際の赤外線の照射時間については、評価試験4と同様にウエハWごとに変更した。評価試験4と同様に、ウエハWごとにPAB時における赤外線の照射時間を50秒〜70秒の範囲で変更した。
下記の表4に評価試験5の結果を示している。表中には、評価試験4で説明した対照試験の結果も示している。PABにおける赤外線の照射時間が50秒、70秒では前記対照試験に比べて、LWRの平均値が大きいが、照射時間が60秒では対照試験に比べてLWRの平均値が小さい。従って、この評価試験5の結果より、上記の第1及び第2の実施形態の手法を組合わせてもLWRを改善させることができることが示された。また、この評価試験5においてもPABを行う際の赤外線の照射時間が長くなるに従って、CDが小さくなることが確認された。
Figure 0006020344
(評価試験6)
評価試験6として、評価試験1と同様に、冷却プレートに載置した露光後のウエハWに赤外線を照射し、その後ウエハWを熱板25に移載してPEBを行い、レジストパターン54を形成した。ウエハWごとに前記赤外線の照射時間を80秒〜300秒の範囲で変更した。熱板25による加熱時間は60秒とした。評価試験3〜5と同様に、形成されたレジストパターンについて、ウエハWの各所におけるLWRを測定し、その平均値を算出した。また、このレジストパターンのCDを測定した。
下記の表5に評価試験6の結果を示している。表中には、評価試験4で説明した対照試験の結果も示している。赤外線の照射時間が300秒であるときには前記対照試験に対してLWRの平均値が大きいが、照射時間が60秒、180秒であるときは対照試験に対してLWRの平均値が小さい。従って、この評価試験6の結果から、露光後のウエハWについて、適切な時間、赤外線の照射を行うことで、レジストパターン54の荒れを抑えることができることが示された。また、赤外線の照射時間が長くなるにつれて、CDが小さくなっていることから、長い時間赤外線の照射するほど、既述のようにレジスト膜41中における酸の流動が進行するものと考えられる。また、この評価試験6及び評価試験3から、露光後に赤外線を照射する場合、ウエハWの加熱中に照射しても、加熱処理を行う前に照射してもよいことが示された。
Figure 0006020344
(評価試験7)
評価試験7として、評価試験3と同様に露光後のウエハWについて、加熱中に上記の波長の赤外線を照射して、レジストパターン54を形成した。前記赤外線の照射時間については、ウエハWごとに、40秒〜70秒の範囲において10秒刻みで変更した。この評価試験7では、露光装置D4としてKrFを光源とする装置を用い、レジストとしては、EUV露光用に開発されたレジストを用いた。また、この評価試験7では、同じウエハWの異なる箇所に、Dose量を変えて露光処理を行った。形成されたレジストパターン54については、CDとLWRとを測定し、レジストパターン54のCDが目標とする値となるDose量(適正Dose量とする)を調べた。対照試験として、前記赤外線を照射しないことを除いて、評価試験7と同様にウエハWに処理を行って、レジストパターン54を形成した。そして、評価試験7と同じくCD、LWR及び適正Dose量を調べた。
下記の表6は、評価試験7の結果を示しており、この表6では、赤外線の照射時間ごとに適正Dose量と、感度改善率と、LWRの平均値と、LWRの最小値と、を示している。感度改善率は、照射時間Xであるときの適正Dose量をY、前記対照試験の適性Dose量をZとした場合における、(Z−Y)/Y×100である。また、評価試験7の結果は、図27及び図28のグラフにも示している。図27のグラフは、縦軸に測定されたCDを示しており、横軸に露光時のDose量を示している。図28のグラフは、縦軸にLWRの平均値を示しており、横軸に前記Dose量を示している。
Figure 0006020344
表6及び図27,28に示すように、照射時間が50秒、60秒、70秒である場合に感度改善率は高く、また、LWRの平均値及び最小値は、対照試験に比べて小さい。従ってこの評価試験7より、上記の第1の実施形態の手法でLWRを改善することができ、また、露光量に対するレジスト膜の感度を向上させることができることが示された。
W ウエハ
1 塗布、現像装置
2 加熱モジュール
25 熱板
24 冷却プレート
34 赤外線ランプ
36 フィルタ
41 レジスト膜
51 露光領域
52 遮光領域
53 中間領域

Claims (13)

  1. 基板に化学増幅型のレジストを塗布する工程と、
    次に前記基板のレジスト膜を露光してパターンの潜像を形成する工程と、
    露光後のレジスト膜に、第1の加熱源から波長が2.5μm〜5μmの赤外線を選択的に照射する工程と、
    続いて露光により生じたレジスト膜中の酸を拡散させるために、前記第1の加熱源とは異なる第2の加熱源により、前記基板を加熱する工程と、
    然る後、基板に現像液を供給して前記レジスト膜にパターンを形成する工程と、
    を備えたことを特徴とするレジストパターン形成方法。
  2. 前記第2の加熱源は、基板が載置される加熱プレートであることを特徴とする請求項1記載のレジストパターン形成方法。
  3. 前記基板を加熱する工程は、前記第2の加熱源とは異なる前記第1の加熱源により、前記赤外線を前記レジスト膜に照射する工程をさらに備えることを特徴とする請求項2記載のレジストパターン形成方法。
  4. 前記赤外線をレジスト膜に照射する工程は、基板を前記加熱プレートに搬送するために移動する移動部に載置された基板に対して行われることを特徴とする請求項2または3記載のレジストパターン形成方法。
  5. 前記第1の加熱源は、赤外線の照射部と、前記照射部から基板へ向かう赤外線の光路に位置する赤外線のフィルタと、により構成され、
    前記第2の加熱源は、前記赤外線の照射部と、前記光路から外れた位置に移動した前記赤外線のフィルタと、により構成され、
    前記光路に対して前記フィルタを相対的に移動させる工程を含むことを特徴とする請求項1記載のレジストパターン形成方法。
  6. 前記基板にレジストを塗布する工程を行った後、前記パターンの潜像を形成する工程を行う前において、
    前記基板のレジスト膜に、第3の加熱源から波長が2.5μm〜5μmの赤外線を選択的に照射すると共に、前記レジスト膜を乾燥させるために、前記第3の加熱源とは異なる第4の加熱源により、前記赤外線が照射されている基板を加熱する膜乾燥工程が行われることを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載のレジストパターン形成方法。
  7. 前記第の加熱源は、基板が載置される加熱プレートであることを特徴とする請求項6記載のレジストパターン形成方法。
  8. 前記膜乾燥工程は、基板を前記加熱プレートに載置して前記加熱プレートにより加熱しながら前記レジスト膜に前記赤外線を照射する工程を含むことを特徴とする請求項7記載のレジストパターン形成方法。
  9. 前記膜乾燥工程に加えて、前記加熱プレートに搬送するために移動する移動部に載置された基板に対して前記レジスト膜に前記赤外線を照射する工程が行われることを特徴とする請求項7または8記載のレジストパターン形成方法。
  10. 基板に化学増幅型のレジストを塗布してレジスト膜を形成するためのレジスト塗布モジュールと、
    露光されてパターンの潜像が形成された前記レジスト膜に、波長が2.5μm〜5μmの赤外線を選択的に照射する第1の加熱源を備える赤外線照射モジュールと、
    前記第1の加熱源により赤外線が照射された基板を加熱し、露光により生じた酸を拡散させるための第1の加熱源とは異なる第2の加熱源を備えた露光後加熱モジュールと、
    前記露光後加熱モジュールにて加熱された基板に現像液を供給して前記レジスト膜にパターンを形成するための現像モジュールと、
    を備えたことを特徴とする塗布、現像装置。
  11. 前記赤外線照射モジュールと露光後加熱モジュールとは、共通のモジュールであることを特徴とする請求項10記載の塗布、現像装置。
  12. 前記パターンの潜像が形成される前のレジスト膜に、波長が2.5μm〜5μmの赤外線を選択的に照射する第3の加熱源と、露光前の前記レジスト膜を乾燥させるために前記赤外線が照射されている基板を加熱する、前記第3の加熱源とは異なる第4の加熱源と、を備えた露光前加熱モジュールが設けられることを特徴とする請求項10または11に記載の塗布、現像装置。
  13. レジストパターンの形成方法に用いられるプログラムを格納する記憶媒体であって、
    前記プログラムは、請求項1ないし9のいずれか一項の方法を実行するようにステップが組まれていることを特徴とする記憶媒体。
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