JP4788074B2 - 電源制御装置及び電源制御方法 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子機器の電源制御に関するものであり、例えば印刷装置等の電子機器の電源制御装置及び電源制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
最近の電子機器はマイクロプロセッサ等の中央処理装置(以下CPUと称する)及びメモリーを内蔵しており、メモリーに記憶されている制御プログラムに基づいてCPUが各種の動作部の動作を制御することにより、特定の機能を実行する電子機器が多く存在する。これらの電子機器としては、PC等の端末装置として動作するもの、LAN上でサーバーとして動作するもの等種々の装置がある。例えば、パーソナルコンピュータに接続されたプリンタ、表示機、スキャナ、又はPOSシステムに接続されるプリンタ、カスタマディスプレイ等は、そのほとんどがCPU及びメモリーを内蔵しており、制御プログラムに基づき所定の動作を実行している。
【0003】
このような電子機器では種々の電源電圧が使用されており、外部電源から交流(AC)又は直流(DC)の電力の供給を受け、内部電源回路により必要な電圧を生成している。図6に、電子機器の例として、プリンタの概観図を示す。図6のプリンタ50からもわかるように、これらの電子機器(プリンタ)には、外部電源に接続するための電源コネクタ51と、電子機器への電力の供給を起動(オン)又は停止(オフ)するための電源ボタン52とを備えている。外部電源をコネクタ51に接続した後電源ボタン52を押下にすることにより、内部電源回路に外部電力が供給され、内部電源回路から必要な電源電圧が出力されることによりプリンタの動作が起動される。プリンタには、動作可能又は不能状態、エラー状態等を表示するコントロールパネル53が設けられている。54は、カバー55を開けるためのレバーであり、カバーオープンレバー54を操作することによりカバー55を開けて、印刷用紙の補給を行い、又は紙ジャム等の場合に紙を取り除く等の対応措置を行う。
【0004】
電源ボタン52により駆動される電源スイッチの種類として、オン又はオフによって接点を切換えるシーソースイッチと、接点の切換えを行わず、押下等の操作中のみ接点を接続するスイッチ(例えば、プッシュスイッチ)とがある。プッシュスイッチを使用する場合、電源がオフ状態のときにスイッチが押下されると電源がオンになり、電源がオンのときに押下されるとオフになるように、現在の状態とスイッチのオン/オフとをファームウェア等により確認して電源のオン又はオフの切換えを制御する。
【0005】
また、パーソナルコンピュータ(PCと称する)、POSシステム等においては、PC又はホスト装置からの電源出力を電源コネクタ51に接続し、PC又はホスト装置の電源が立ち上がるとプリンタ50の電源がオン状態に移行するものもある。このような場合には、シーソースイッチをオンの方に設定しておくか、またはスイッチを無能化して外部電源の入力から直接電源駆動回路を起動する方式が採用されている。最近の電子機器では、電源コントロールの多様化に対応するため、プッシュスイッチを使用して、ファームウェアやソフトウェアで管理するものも多い。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、ファームウェア等で電源管理する場合には、CPUがループ若しくは暴走すると、電源管理ファームウェア又はプログラムが正常に動作しないため、電源スイッチを所定期間押下しても電源をオフにすることができない状況が発生する。かかる場合に、CPUの暴走を停止させるには、強制的なリセット機能又は電源オフ機能を設ける必要がある。
【0007】
また、プリンタ等の電子機器では、紙ジャム等のエラーの発生又はインク切れ等の場合に、エラー等の表示を点灯する。これらの状態は、紙ジャムの原因の除去、インクタンクの交換等により解消するが、これらの原因除去作業終了後にリセットする必要がある。リセットするには、電源のオフ/オン操作を行えば良いが、PC、又はシステムのホスト装置から直接電力の供給されているために電源スイッチが無能化されているタイプでは、エラー等の発生時に強制的に電源をオン/オフにすることができず、エラー原因を解消後にエラー状態を強制リセットすることができない。かかる場合、システム(ホスト装置)の電源を落とすことによりリセットするか、若しくは、強制リセットスイッチを別途設けておき、リセットスイッチによりリセットする必要があった。
【0008】
本発明は、これらの点に鑑みて成されたものであり、電源のオン/オフ及び初期状態へ復帰させるためのリセット機能等の多様な機能を有する電源制御装置を提供することをその目的の一つとする。また、本発明はファームウェアの制御により電源オフ動作を行う電源管理装置において、CPUの暴走等が発生しても確実に電源のオフを行うことのできる電源制御装置を提供することをその目的の1つとする。
【0009】
さらに、本発明は、電源のオン/オフ制御機能を無能化した電源スイッチの場合であっても、リセットスイッチを設けることなく、強制リセット信号の出力を可能にする電源管理装置を提供することをその目的の1つとする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明は、上記課題を達成するために、電源スイッチを所定時間継続押下して電源停止信号を出力した後、所定の時間経過してもファームウェアから電源停止信号が出力されない場合には、強制的に電源停止信号を生成して電源をオフするよう構成して、制御部の故障又はCPUの暴走等に拘わらず電源をオフにすることを可能にした。
【0011】
本発明はさらに、電源オン/オフ機能を無能化したときには、電源制御スイッチをリセットスイッチとして機能するよう構成して、ホスト装置等の電源を落とすことなく強制リセット信号の出力を可能にした。
【0012】
本発明の第1の態様にかかる電源制御装置は、電源停止状態での電源スイッチの押下に基づいて電源回路に外部電力を供給するとともに、電源投入状態での電源停止信号の受信に基づいて前記電源回路への外部電力の供給を停止する電源管理部と、電源スイッチの連続押下時間が所定の第1の時間を超えたときに第1の制御信号を出力する第1の計時手段と、第1の制御信号により起動されて所定の第2の時間を計時する第2の計時手段とを有する電源停止管理部と、第1の制御信号の受信に基づいて、電源停止のための所定の処理を行った後に電源停止信号を電源管理部に出力する電源制御部と、電源スイッチによる電源制御機能を選択的に無能化するとともに、電源制御無能化時においては、電源回路に対して外部電力を常時供給する無能化設定手段と、を備えており、無能化設定手段により電源制御機能が無能化されていないときには、電源停止管理部は、第1の制御信号を出力した後第2の時間が経過するまでに、電源制御部が電源停止信号を出力しないときに、電源制御部に代わり電源停止信号を電源管理部に出力して、強制的に電源を停止させ、無能化設定手段により電源制御機能が無能化されているときには、電源制御部は、第1の制御信号の受信に基づいて所定の各部及び第2の計時手段にリセット信号を出力電源制御部がリセット信号を出力できない場合は第1の制御信号の受信から第2の時間が経過したときに、第2の計時手段は、所定の各部及び電源制御部にリセット信号を出力する、ことを特徴とする。
【0013】
この態様により、制御部が故障等によりオフ信号を出力できない場合には、所定の時間経過後に強制的にオフ信号を出力することにより、電源スイッチにより確実に電源を停止することが可能となる。例えば制御部がCPUで構成されており、CPUが暴走等により正常に動作しない場合には、オフ信号を出力できない場合があり、このような場合でも、強制的に電源を停止可能である。
【0014】
更に本態様により、電源制御機能が有効であるときには通常の電源スイッチとして機能する電源スイッチを、無能化設定手段により電源制御機能が無能化されているときには、リセットスイッチとして用いることが可能となり、新たなスイッチを設けることなく紙ジャム等のエラーを強制リセットする機能を付加することが可能となる。
【0015】
本発明の第の態様にかかる電源制御装置は、電源停止管理部の前記第1の計時手段が、電源制御部が前記能化設定手段により無能化されているときに、第1の制御信号に代えて、所定の各部にリセット信号を出力することを特徴とする。これにより電源制御部を介することなく直接リセット信号を強制出力することが可能となるので、第1の時間以上電源スイッチが押下されたときに電源制御部の状態の如何に拘わらず、リセット信号の出力が可能となる。
【0016】
本発明の第1の態様にかかる電源制御方法は、(a) 電源停止管理部により、電源スイッチの状態を確認する工程と、(b)電源停止時に、電源スイッチが押下されたときに、電源制御ラッチ部がセットされ、該電源制御ラッチ部からの出力を受けたパワートランジスタにより、電源を起動する工程と、(c)電源スイッチが所定の第1の時間以上継続して押下されたことを電源停止管理部の第1の計時手段が検出したときに、該第1の計時手段により、第1の制御信号を出力する工程と、(d)第1の制御信号に基づいて第2の計時手段により、第2の時間の計時を開始する工程と、(e)第1の制御信号の受信に基づいて電源制御部により、電源を停止させるための所定の処理を実行し、該処理の完了後に電源を停止させる電源停止信号を出力する工程と、(f) 第2の計時手段は第2の時間が経過したか否かを確認し、第2の時間が経過しても工程(e)において電源停止信号が出力されていないときには、電源制御ラッチ部に電源停止信号を出力することにより、強制的に電源を停止させる工程と、(g)電源制御部により、電源スイッチによる電源制御機能が無能化されているか否かを確認する工程と、(h)電源スイッチによる電源制御機能が無能化されているときに、無能化設定手段により前記工程()〜(f)の処理を無能化し、第1の制御信号に基づいて電源制御部により、リセット信号を出力する工程と、(i)電源制御部がリセット信号を出力できない場合は第1の制御信号の受信から第2の時間が経過したときに、第2の計時手段により、リセット信号を出力する工程を具備することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、電子機器の例としてプリンタを使用して、図面を参照しつつ、本発明の実施形態を詳細に説明する。図1は、本発明にかかる電源制御装置の第1の実施形態を示す機能ブロック図である。
【0019】
外部電源からの内部電源回路18への電力を供給は、電源管理部12により制御される。電源管理部12は、パワートランジスタ16及び電源制御ラッチ部17により構成される。外部電源からの電力は、パワートランジスタ16を介して内部電源回路18に供給される。パワートランジスタ16は、電源制御ラッチ部17により制御される。電源制御ラッチ部17は、例えば、ラッチ又はフリップフロップのような記憶装置により構成することができる。ラッチがセットされている間パワートランジスタ16のベースに制御信号(例えばロー信号)を供給してパワートランジスタ16をオンにする。
【0020】
電源をオンにする場合、電源スイッチ11を押下することにより、電源制御ラッチ部17に電源信号が出力される。電源制御ラッチ部17は、電源オン信号が出力されると、パワートランジスタ16をオンにして、外部電源から電力を電源回路18に供給する。
【0021】
電源をオフにするには、電源オンの状態のときに電源スイッチ11を所定時間以上継続して押下する。電源オンのときには、電源制御ラッチ部17はセット状態となっているから、電源スイッチ11からさらに電源信号を受信しても直接的には影響されない。
【0022】
一方、電源スイッチ11からの電源信号は、電源停止管理部13の第1の計時手段14にも入力される。第1の計時手段14は、電源信号の連続受信時間を計時することにより、電源スイッチ11が所定時間継続して押下されたか否かを検出する。電源スイッチ11が第1の所定時間を超えて押下された場合には、例えば、電源オフ起動信号のような第1の制御信号が、第2の計時手段15及び電源制御部19に出力される。
【0023】
電源制御部19は電源オフ起動信号を受信すると、電源を停止するのに必要な所定の処理を実行し、処理の完了後に電源制御ラッチ部17に電源停止信号を出力する。電源制御ラッチ部17は、電源停止信号を受信するとパワートランジスタ16をオフして電源回路18への電力の供給を停止する。これにより、電源はオフ状態となる。しかし、電源制御部19を構成するCPUの暴走等が発生すると、電源オフに移行するための所定の処理及び電源停止信号が出力されないため、電源スイッチ11を所定時間押下しても、電源を停止させることができない。
【0024】
かかる事態を防止するため、本発明の第一の実施形態の第1の計時手段14は、第2の計時手段15を有している。第2の計時手段15は、第1の計時手段14から供給される第1の制御信号により計時を開始し、電源制御部19からの電源停止信号を受信することにより計時を停止する。第1の制御信号により計時を開始した第2の計時手段15は、第1の制御信号を受信してから所定の第2の期間が経過するまでに電源制御部19から電源停止信号を受信しない場合には、電源停止信号を電源制御ラッチ部17に出力する。これにより、電源制御部19からのオフ信号の有無に拘わらず、強制的に電源を停止させる。従って、電源制御部19を構成するCPUの暴走等により電源オフのための所定の処理が行われず、電源停止信号が出力されない場合には、第2の計時手段15からの電源停止信号により強制的に電源をオフ状態にすることが可能となる。第1の時間及び第2の時間は自由に設定可能であるが、例えば、第1の時間としては、2秒〜5秒程度、第2の時間としては、7秒〜15秒程度の時間が設定される。
【0025】
次に図2を用いて本発明に係る電源制御装置の他の実施態様を説明する。図2は、本発明に係る他の実施形態20の構成を示す機能ブロック図である。図1と同様の機能を有する部部は、図2でも同一の番号を使用している。実施形態20では、電源スイッチ11の電源オン/オフ機能を無能化し、外部電源をそのまま電源回路18に供給する無能化設定手段21が設けられている。
【0026】
例えばPOSシステム等において、外部電源をホスト装置の電源供給部に接続し、ホスト装置の電源投入に同期してプリンタの電源を自動的に投入するような構成の場合には、電源スイッチ11の誤操作を防止するために電源オン/オフ機能は無能化しておくことが望ましい場合がある。このような場合のために、無能化設定手段21を設けて電源スイッチ11による電源のオン又はオフができないようにしている。無能化設定手段21は、例えば、ディップスイッチのようなメカニカルなスイッチによりパワートランジスタ16を強制的にオン状態にするよう構成すること等が可能である。図2に示す無能化設定手段21の接点1が接地(グランド)に接続されたときに、電源スイッチ11は無能化される。
【0027】
無能化されていない状態では、電源スイッチ11は有効であり、電源スイッチ11が押下されると、電源制御ラッチ部17がセットされる。電源制御ラッチ部17がセットされると、電源制御ラッチ部17の出力からロー信号が出力されて、パワートランジスタ16がオン状態となり、外部電源が電源回路18に接続される。電源スイッチ11が所定時間継続して押下されると、電源停止管理部13が押下時間を計測する。
【0028】
電源停止管理部13は、電源スイッチ11が所定時間押下されたことを確認すると、電源制御部19に第1の制御信号を出力する。これに基づき、電源制御部19により電源を停止するための所定の処理を実行し、処理の完了後に電源停止信号を電源制御ラッチ部17に出力する。これにより電源制御ラッチ部17はリセットされることによりパワートランジスタ16がオフとなり、電源が停止される。電源停止管理部13は、図1の第1の計時手段14により構成することが可能である。
【0029】
無能化設定手段21により接点1が設置されると、電源スイッチ11が無能化される。すなわち、パワートランジスタ16のゲートには常時グランドが供給されて、外部電源が常時内部電源回路18に接続されている。この状態で電源スイッチ11が押下されると、電源制御ラッチ部17がセット状態となる。しかし、電源制御ラッチ部17の出力の有無に拘わらず、無能化設定手段21によりパワートランジスタ16はオン状態となっているので、電源制御ラッチ部17の除隊はパワートランジスタ16に特に影響を与えない。
【0030】
一方、電源スイッチ11からの電源信号は、電源停止管理部13にも出力されている。従って電源スイッチ11が所定時間押下されると、電源制御部19に第1の制御信号を送出する。電源制御部19は、無能化設定手段21により電源制御が無能化されていることをディップスイッチ等により認識しており、無能化されている時には、電源停止管理部13からの第1の制御信号の受信に基づいて動作部25等の各部にリセット信号を出力する。これにより、電源制御が無能化されているときには、電源スイッチ11をリセットスイッチとして使用することが可能となる。尚、第1の計時手段14から出力する第1の制御信号に換えて、電源制御部19及び動作部25に直接リセット信号を出力するように構成してもよい。
【0031】
このような、強制リセット機能が必要とされるのは、エラー原因が消滅してもエラー状態から自動復帰しないエラーのときである。どのような場合に自動復帰しないエラーとするかは、自由に設定可能であるが、例えば、電圧異常、駆動エラー、制御エラー等の重大エラーの他、印字用紙のジャム、インク切れ、印字用紙無し等が自動復帰しないエラーとして設定される。これらの場合には、エラー原因を除去した後、リセット操作によりエラー解除をしなければならない。特に、紙ジャム、インク交換等の場合等に、強制リセット機能の有用性が高い。
【0032】
図3は本発明に係る電源制御装置の第3の実施形態30を示す機能ブロック図である。第3の実施形態30においても図1と同じ機能部分は同一の番号を付している。第3の実施形態30は、無能化設定手段は31a、31bとから構成されており、第2の実施形態にかかる電源管理部33を有している。電源管理部33また、第1の実施形態10と同様の第2の計時手段15を備えている。さらに、電源制御ラッチ部17はオアゲート32を有している。オアゲート32には、電源スイッチ11からの電源信号と、ホスト装置等から電源をONする電源信号が入力される。これにより、電源スイッチ11からのみならず、ホスト装置から電源をオンにすることができる。
【0033】
電源スイッチ11等による電源制御が可能な状態では、無能化設定手段31aの接点1、2はフローティング状態であり、無能化設定手段31bは接点1に接続されている。これは、電源スイッチ11が有効な状態である。すなわち、電源制御ラッチ部17のセット又はラッチクリア状態により、パワートランジスタ16が制御される。
【0034】
電源スイッチ11が押下されると電源信号がオアゲート32に入力されて電源制御ラッチ部17がセット状態となる。電源制御ラッチ部17がセットされると、パワートランジスタ16のゲートにはローが供給されて、パワートランジスタ16がオン状態になり、電源投入状態となる。この状態は、電源制御部19からのオフ信号により電源制御ラッチ部17がラッチクリアされるまで維持される。
【0035】
一方、電源スイッチ11が第1の時間以上継続して押下されると、第1の計時手段14から第1の制御信号が制御部19及び第2の計時手段15に出力される。制御部19は第1の制御信号に基づいて電源オフのための所定の処理を行った後、電源制御ラッチ部17に電源停止信号を出力する。電源停止信号により電源制御ラッチ部17はパワートランジスタ16をオフにして電源回路18への電力の供給を停止する。また、制御部19の暴走等により制御部19からオフ信号が出力されない場合であっても、第1の制御信号の受信後第2の時間が経過すると、第2の計時手段15からオフ信号が出力され、電源が強制的にオフされる。第2の計時手段15は第1の制御信号ではなく、電源信号により第2の時間を計時するように構成してもよい。
【0036】
電源スイッチ11等による電源管理が無能化される場合、無能化設定手段31が切り換えられ、接点1,2がグランドに接続され、同時に、無能化設定手段31bのスイッチが設定1から接点2に切換えられる。これにより、電源制御ラッチ部17の入力が無能化され、パワートランジスタ16は外部電源の供給に従って強制的にオンにされる。すなわち、電源回路は外部電源の電力の供給状態に応じて自動的にオン、又はオフされて、電源スイッチ11からの電源信号又はホスト装置等からのオン信号によっては、電源を投入又は停止を制御できなくなる。
【0037】
一方、電源スイッチ11が第1の時間以上継続して押下されると、第1の計時手段14から第1の制御信号が制御部19に出力され、これにより、電源制御部19は内部のレジスタ及等をリセットするとともに動作部25、第2の計時手段15等にリセット信号が出力する。
【0038】
また電源制御部19がCPUの暴走等によりリセット信号を出力できない場合には、第1の制御信号の受信から第2の時間が経過したときに、第2の計時手段15からリセット信号が出力される。リセット信号は、電源制御部19及び動作部25等に出力され、各部を初期設定状態にリセットする構成を採用してもよい。
【0039】
図4を用いて、電源制御装置の動作を説明する。図4は電源投入の処理手順を示すフローチャートである。電源制御がスタートされると、電源スイッチ11が有効か否か、すなわち無能化設定手段により電源スイッチ11が無能化されていないかどうかが確認される(S101)。電源スイッチ11が有効であれば(S101;Yes)、現在電源がオンであるか否かが確認され(S102)、電源がオンでなければ(S102;No)、電源スイッチ11が押下されたかどうかが確認される(S103)。電源スイッチが押下されると(S103;Yes)、電源をオン状態に変化することを記憶し(S104)、電源をオンにして(S105)工程S101に戻る。
【0040】
電源がオンにされた後は、工程S102から工程S106に移行して電源スイッチ11が押下されたかどうかが確認される。電源スイッチ11が押下されると(S106;Yes)、第1の計時手段が計時を開始する(S107)。次に、第1の時間継続して電源スイッチ11が押下され続けたか否かが確認され(S108)、連続押下されると(S108;Yes)、第1の制御信号を制御部19に出力し(S109)、さらに第2の計時手段が計時を開始する(S110)。次に制御部からオフ信号を受信したかどうかを確認して(S111)、受信していない場合には(S111;No)、第2の時間が経過したかどうかが確認されて、経過していない場合には(S112;No)、工程S111に戻り同じ確認を繰り返す。オフ信号を受信すると(S111;Yes)、電源をオフし(S113)、電源オン状態の記憶をクリアして(S114)、工程S101に戻る。オフ信号を受信せず(S111;No)、第2の時間が経過した場合(S112;Yes)にも同様に電源オフ(S113)し、電源オン状態の記憶をクリアして(S114)、工程S101に戻る。
【0041】
次にリセット信号出力処理手順について説明する。図5は、本発明に係る電源制御装置のリセット信号出力処理手順を示すフローチャートである。無能化設定手段により電源スイッチ11が無能化されている場合(S101;No)、図5のリセット信号出力処理手順Aに移行する。電源スイッチ11が無能化されている場合には、まず、電源スイッチが押下されたかどうかが確認される(S201)。
【0042】
電源スイッチが押下されたことが確認されると(201;Yes)、第1の時間の計時が開始されて(S202)、電源スイッチ11が第1の所定時間継続して押下されたかどうかが確認される(S203)。第1の時間継続して押下されると(S203;Yes)、電源制御部19に第1の制御信号が出力されるとともに(S204)、第2の時間の計測が開始される(S205)。電源制御部19は、第1の制御信号に基づきリセット信号を出力する。従って、次に電源制御部19からのリセット信号の受信を確認し(S206)、受信すると(S206;Yes)図4の工程S101に戻る。
【0043】
リセット信号を受信していない場合(S206;No)、第1の制御信号を出力してから第2の時間が経過したかどうかを確認する(S207)。第2の時間が経過していない場合には(S207;No)、再びリセット信号の受信の確認工程にもどる(S206)。第2の時間が経過している場合には(S207;Yes)、強制的にリセット信号を出力し(S208)、図4の工程S101に戻る。
【0044】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によると、電源スイッチを所定時間継続押下して電源停止信号を出力した後、所定の時間経過してもファームウェアから電源停止信号が出力されない場合には、強制的に電源停止信号を生成して電源をオフするよう構成して、制御部の故障等またはCPUの暴走等に拘わらず電源をオフにすることが可能となった。また、電源オン/オフ機能を無能化したときには、電源制御スイッチをリセットスイッチとして機能するよう構成して、ホスト装置等の電源を落とすことなく強制リセット信号の出力を可能にした。
【0045】
以上説明した本発明の構成により、電源のオン/オフ機能、初期状態へ復帰させるためのリセット機能等、使用状況に応じて多様な機能を発揮できる電源制御装置を提供することが可能となった。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる印刷装置を示す機能ブロック図である。
【図2】本発明に係る他の実施形態20の構成を示す機能ブロック図である。
【図3】本発明に係る電源制御装置の第3の実施形態を示す機能ブロック図である。
【図4】本発明にかかる電原制御装置による電源投入処理理手順を示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る電源制御装置のリセット信号出力処理手順を示すフローチャートである。
【図6】本発明を適用可能な電子機器の例として示す、プリンタの概観図である。
【符号の説明】
10 電源制御装置
11 電源スイッチ
12 電源管理部
13 電源停止管理部
14 第1の計時手段
15 第2の計時手段
16 パワートランジスタ
17 電源制御ラッチ部
18 内部電源回路
19 電源制御部
20 第2の実施形態にかかる電源制御装置
21 無能化設定手段
30 第3の実施形態にかかる電源制御装置
31a、31b 第2の実施形態にかかる無能化設定手段
33 第2の実施形態にかかる電源管理部

Claims (3)

  1. 電源停止状態での電源スイッチの押下に基づいて電源回路に外部電力を供給するとともに、電源投入状態での電源停止信号の受信に基づいて前記電源回路への外部電力の供給を停止する電源管理部と、
    前記電源スイッチの連続押下時間が所定の第1の時間を超えたときに第1の制御信号を出力する第1の計時手段と、前記第1の制御信号により起動されて所定の第2の時間を計時する第2の計時手段とを有する電源停止管理部と、
    前記第1の制御信号の受信に基づいて、電源停止のための所定の処理を行った後に前記電源停止信号を前記電源管理部に出力する電源制御部と、
    前記電源スイッチによる電源制御機能を選択的に無能化するとともに、電源制御無能化時においては、前記電源回路に対して外部電力を常時供給する無能化設定手段と、
    を備えており、
    前記無能化設定手段により前記電源制御機能が無能化されていないときには、前記電源停止管理部は、前記第1の制御信号を出力した後前記第2の時間が経過するまでに、前記電源制御部が前記電源停止信号を出力しないときに、前記電源制御部に代わり前記電源停止信号を前記電源管理部に出力して、強制的に電源を停止させ、
    前記無能化設定手段により前記電源制御機能が無能化されているときには、前記電源制御部は、前記第1の制御信号の受信に基づいて所定の各部及び前記第2の計時手段にリセット信号を出力前記電源制御部が前記リセット信号を出力できない場合は前記第1の制御信号の受信から前記第2の時間が経過したときに、前記第2の計時手段は、所定の各部及び前記電源制御部にリセット信号を出力する、
    ことを特徴とする電源制御装置。
  2. 前記電源停止管理部の前記第1の計時手段は、前記電源制御部が前記無能化設定手段により無能化されているときに、前記第1の制御信号に代えて、所定の各部にリセット信号を出力することを特徴とする請求項1に記載の電源制御装置。
  3. 以下の工程を具備することを特徴とする電源制御方法。
    (a) 電源停止管理部により、電源スイッチの状態を確認する工程と、
    (b) 電源停止時に、前記電源スイッチが押下されたときに、電源制御ラッチ部がセットされ、該電源制御ラッチ部からの出力を受けたパワートランジスタにより、電源を起動する工程と、
    (c) 前記電源スイッチが所定の第1の時間以上継続して押下されたことを前記電源停止管理部の第1の計時手段が検出したときに、該第1の計時手段により、第1の制御信号を出力する工程と、
    (d) 前記第1の制御信号に基づいて第2の計時手段により、第2の時間の計時を開始する工程と、
    (e) 前記第1の制御信号の受信に基づいて電源制御部により、電源を停止させるための所定の処理を実行し、該処理の完了後に電源を停止させる電源停止信号を出力する工程と、
    (f) 前記第2の計時手段は前記第2の時間が経過したか否かを確認し、前記第2の時間が経過しても前記工程(e)において前記電源停止信号が出力されていないときには、前記電源制御ラッチ部に前記電源停止信号を出力することにより、強制的に電源を停止させる工程と、
    (g) 前記電源制御部により、電源スイッチによる電源制御機能が無能化されているか否かを確認する工程と、
    (h) 前記電源スイッチによる電源制御機能が無能化されているときに、無能化設定手段により前記工程()〜(f)の処理を無能化し、前記第1の制御信号に基づいて前記電源制御部により、リセット信号を出力する工程と、
    (i) 前記電源制御部が前記リセット信号を出力できない場合は前記第1の制御信号の受信から前記第2の時間が経過したときに、前記第2の計時手段により、リセット信号を出力する工程
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